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JP2013135661A - 高濃度酸素処理水生成法、及び、高濃度酸素処理水、並びに、生鮮魚介類の鮮度保持処理法 - Google Patents

高濃度酸素処理水生成法、及び、高濃度酸素処理水、並びに、生鮮魚介類の鮮度保持処理法 Download PDF

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JP2013135661A JP2012147477A JP2012147477A JP2013135661A JP 2013135661 A JP2013135661 A JP 2013135661A JP 2012147477 A JP2012147477 A JP 2012147477A JP 2012147477 A JP2012147477 A JP 2012147477A JP 2013135661 A JP2013135661 A JP 2013135661A
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賢一 最上
Hidehiro Kumazawa
英博 熊沢
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Abstract

【課題】生鮮魚介類の色調や鮮度を一定時間良好に保持させること。
【解決手段】1気圧下の処理水に純酸素ガスを供給する純酸素ガス供給工程と、純酸素ガス供給工程において純酸素ガスを供給することで、処理水の溶存酸素量を、全圧1気圧のもとで酸素分圧0.21気圧であるとしたときの空気飽和溶存酸素の処理水への溶解度の3倍以上で、1気圧における純酸素ガスの処理水への溶解度以下の範囲内で増大させて高濃度酸素処理水を生成する高濃度酸素処理水生成工程と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、高濃度酸素処理水を生成する方法、及び、高濃度酸素処理水、並びに、高濃度酸素処理水を利用して生鮮魚介類の鮮度を保持する処理法に関する。
従来、生鮮魚介類の鮮度保持処理法の一形態として、特許文献1に開示されたものがある。すなわち、特許文献1には、塩分濃度が0.5〜1.5重量%の酸素ナノバブル水中の魚介類を、酸素ナノバブル水とともに、または、酸素ナノバブル水から取り出した後、0℃以下に維持するという技術が開示されている。
特開2008−259456
ところが、前記した技術では、生鮮魚介類の色調や鮮度を十分に保持させることができないという不具合があった。
そこで、本発明は、生鮮魚介類の色調や鮮度を一定時間良好に保持させることができる高濃度酸素処理水、及び、その生成法、並びに、生鮮魚介類の鮮度保持処理法を提供することを目的とする。
第1の発明は、高濃度酸素処理水生成法に係るものであって、1気圧下の処理水に純酸素ガスを供給する純酸素ガス供給工程と、純酸素ガス供給工程において純酸素ガスを供給することで、処理水の溶存酸素量を、全圧1気圧のもとで酸素分圧0.21気圧であるとしたときの空気飽和溶存酸素の処理水への溶解度の3倍以上で、1気圧における純酸素ガスの処理水への溶解度以下の範囲内で増大させて高濃度酸素処理水を生成する高濃度酸素処理水生成工程と、を有することを特徴とする。ここで、処理水としては、水道水、海水、かん水を適量だけ付加して塩分濃度2.8%〜4%とした塩水等を使用することができる。純酸素ガスとしては、例えば、95%濃度の酸素ガスを使用することができる。
かかる高濃度酸素処理水生成法では、1気圧下の処理水に純酸素ガスを供給することで、高濃度酸素処理水を生成する。この際、高濃度酸素処理水生成法は、処理水の溶存酸素量を、全圧1気圧のもとで酸素分圧0.21気圧であるとしたときの空気飽和溶存酸素の処理水への溶解度の3倍以上で、1気圧における純酸素ガスの処理水への溶解度以下の範囲内で増大させることで、高濃度酸素処理水を生成するものである。
第2の発明は、高濃度酸素処理水に係るものであって、1気圧下の処理水に純酸素ガスを供給することで、処理水の溶存酸素量を、全圧1気圧のもとで酸素分圧0.21気圧であるとしたときの空気飽和溶存酸素の処理水への溶解度の3倍以上で、1気圧における純酸素ガスの処理水への溶解度以下の範囲内で増大させて生成したことを特徴とする。
かかる高濃度酸素処理水では、少なくとも、全圧1気圧のもとで酸素分圧0.21気圧であるとしたときの空気飽和溶存酸素の処理水への溶解度の3倍以上となした溶存酸素量が保持されている。
第3の発明は、生鮮魚介類の鮮度保持処理法に係るものであり、1気圧下の処理水に純酸素ガスを供給することで、処理水を高濃度酸素処理水となすとともに、高濃度酸素処理水は、処理水の溶存酸素量を、全圧1気圧のもとで酸素分圧0.21気圧であるとしたときの空気飽和溶存酸素の処理水への溶解度の3倍以上で、1気圧における純酸素ガスの処理水への溶解度以下の範囲内で増大させて生成し、高濃度酸素処理水中に生鮮魚介類を一定時間浸漬させて処理することを特徴とする。
かかる生鮮魚介類の鮮度保持処理法では、高濃度酸素(高溶存酸素)処理水中に生鮮魚介類を一定時間(例えば、15分〜60分)浸漬させて処理することで、生鮮魚介類(特に赤身魚肉)の筋肉には、筋肉色素であるミオグロビン(Mb)が酸素(O)と結合して、鮮赤色を呈するオキシミオグロビン(MbO)が生成される。このときミオグロビン(Mb)に(配位)結合している鉄は2価のままである。したがって、前記した高濃度酸素処理水との反応で生鮮魚介類に生成されるオキシミオグロビン(MbO)は安定化機能を有している。
すなわち、高濃度の酸素が溶存する処理水との反応で生鮮魚類の筋肉に生成されるオキシミオグロビン(MbO)は、オキシミオグロビン(MbO)からメトミオグロビン(MetMb)への自動酸化(メト化,褐変,ミオグロビンの結合した鉄が2価から3価に酸化)が抑制されるために、鮮赤色の退化を大幅に抑えることができる。そのため、生鮮魚介類の肉の色調を外観的に新鮮状態に見える鮮赤色に保持させることができる。
この際、高濃度酸素処理水は、1気圧下の処理水に純酸素ガスを供給することで生成しており、高濃度酸素処理水は、処理水の溶存酸素量を、全圧1気圧のもとで空気中の酸素分圧0.21気圧であるとしたときの空気飽和溶存酸素の処理水への溶解度の3倍以上で、1気圧における純酸素ガスの処理水への溶解度以下の範囲内で増大させて生成している。
そのため、高濃度酸素処理水で処理される生鮮魚介類の筋肉に生成されるオキシミオグロビン(MbO)は、長時間(例えば、72時間)にわたって固定されて、生鮮魚介類の肉の色調が鮮赤色に保持される。その結果、オキシミオグロビン(MbO)が酸化されて褐色を呈するメトミオグロビン(MetMb)の生成は遅延される。つまり、外観的に色調が悪く見えるメト化を遅らせるメト化遅延効果が生起される。そして、生鮮魚介類の鮮度指標K値を長時間(例えば、72時間)にわたって20%前後(高鮮度)ないしはそれ以下に保持させることができる。つまり、生鮮魚介類を長時間にわたって高鮮度に維持させることができる。
第3の発明において、高濃度酸素処理水中に一定時間浸漬させて処理した生鮮魚介類を、収容袋中に収容するとともに収容袋内を脱気して密封し、その脱気・密封状態にて冷蔵処理することを特徴とする。
かかる生鮮魚介類の鮮度保持処理法では、高濃度酸素処理水で処理された生鮮魚介類を脱気した収容袋内に密封した状態にて冷蔵(生鮮魚介類が凍らない程度の低温に冷却して保存)処理することで、生鮮魚介類の肉の色調と鮮度をより一層長時間にわたって良好に維持することができる。つまり、生鮮魚介類の商品価値を長時間にわたって良好に確保することができる。
第3の発明において、純酸素ガスは、超微細な気泡を有する気泡群となして処理水と混合していることを特徴とする。ここで、超微細な気泡(以下、ナノバルブとも言う)とは、外径がナノメートル(nm)レベルから数マイクロメートル(μm)レベルまでの気泡のことをいう。
かかる生鮮魚介類の鮮度保持処理法では、ナノバブル化した酸素ガス(酸素ナノバブル)が、生鮮魚介類の肉表面だけでなく、肉内部まで浸透する高浸透性を有するために、前記したように安定化したオキシミオグロビン(MbO)が肉内部でも容易に生成される。そのため、生鮮魚介類の筋肉の鮮赤色保持に有利である。そして、生鮮魚介類の鮮度を良好に維持する(鮮度指標K値を低く保つ)ことができる。
第3の発明において、処理水の温度は、1℃〜5℃の範囲に設定していることを特徴とする。
かかる生鮮魚介類の鮮度保持処理法では、溶解度が大きい1℃〜5℃の低温度範囲に設定した処理水に純酸素ガスを供給することで、短時間に高濃度酸素処理水を得ることができて、生鮮魚介類の鮮度保持処理作業能率を向上させることができる。
本発明は、次の効果を奏する。すなわち、本発明では、高濃度酸素処理水を安価に得ることができる。そして、その高濃度酸素処理水中に生鮮魚介類を一定時間浸漬させて処理することで、生鮮魚介類の発色性を向上させて、その色調や鮮度を一定時間(例えば、72時間)良好に維持させることができる。その結果、生鮮魚介類の美的外観性、つまり、生鮮魚介類の商品価値を一定時間高めることができる。
本発明に係る第1実施形態としての高濃度酸素処理水生成装置の概念的説明図。 制御ブロック図。 本発明に係る第2実施形態としての高濃度酸素処理水生成装置の概念的説明図。 生鮮魚介類鮮度保持処理法の説明図。 蒸留水と空気を混合処理した際の気泡の粒度分布図。 第1実施形態としての気液混合処理部の正面説明図。 図6のI-I線矢視底面図。 図6のII-II線矢視平面図。 第1実施形態としての気液混合処理部の断面正面説明図。 混合流路形成パターン面の説明図。 第1実施形態としての気液混合処理部の混合流路の説明図。 第2実施形態としての気液混合処理部の断面正面説明図。 第3実施形態としての気液混合処理部の断面正面説明図。 第3実施形態としての気液混合処理部の混合流路の説明図。 第4実施形態としての気液混合処理部の断面正面説明図。 第4実施形態としての気液混合処理部の混合流路の説明図。 第5実施形態としての気液混合処理部の断面正面説明図。 第6実施形態としての気液混合処理部の断面正面説明図。 第6実施形態としての気液混合処理部が具備する混合ユニットの断面正面分解説明図。 第6実施形態としての気液混合処理部が具備する混合ユニットの分解斜視説明図。 第1・第2拡散エレメントの側面説明図。 第1・第2集合エレメントの側面説明図。 第7実施形態としての気液混合処理部の断面正面説明図。 第7実施形態としての気液混合処理部が具備する混合ユニットの正面断面分解説明図。 第7実施形態としての気液混合処理部が具備する混合ユニットの分解斜視説明図。 第1・第2拡散エレメントの側面説明図。 集合エレメントの側面説明図。 第8実施形態としての気液混合処理部を具備する本発明に係る第3実施形態としての高濃度酸素処理水生成装置の説明図。 第8実施形態としての気液混合処理部の断面正面説明図。 図29のIII-III線断面図。 第8実施形態としての気液混合処理部が具備する混合ユニットの正面断面分解説明図。 図31のIV-IV線矢視図。 第1・第2エレメントの側面説明図。 拡散・混合流路の説明図。
以下に、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明する。
[第1実施形態としての高濃度酸素処理水生成装置の説明]
図1に示すAは本発明に係る第1実施形態としての高濃度酸素処理水生成装置である。かかる高濃度酸素処理水生成装置Aは、流体を循環させる循環流路Rと、循環流路Rの中途部に設けて処理水Wを収容するタンクTと、タンクTから流出する処理水Wに純酸素ガスを供給すべく循環流路Rの中途部に接続した純酸素ガス供給部Kと、純酸素ガス供給部Kから供給された純酸素ガスと処理水Wの気液混相にせん断力を作用させることで、純酸素ガスを超微細な気泡を有する気泡群となして処理水Wと混合すべく循環流路Rの中途部に設けた気液混合処理部Mとを備えている。処理水Wは、純酸素ガス(例えば、95%濃度の酸素ガス)を溶解させて高濃度酸素処理水となす溶媒であり、処理水Wとしては、水道水、海水、塩水等を使用することができる。塩水はかん水を適量だけ付加して塩分濃度2.8%〜4%としたものであり、例えば、3.5%前後の塩分濃度を有する塩水を適用することができる。
循環流路Rは、処理水Wを収容したタンクTの底部に循環パイプJの基端部を連結し、循環パイプJの先端部をタンクT内の処理水W中に上面から挿入して形成している。循環パイプJの中途部には圧送ポンプPを取り付け、その圧送ポンプPの吸入口近傍(直上流側)に位置する循環パイプJの中途部には純酸素ガスを供給する純酸素ガス供給部Kを連結している。
純酸素ガス供給部Kから処理水W中に供給される純酸素ガスは、圧送ポンプPの吸入側からエジェクタ効果により圧送ポンプP内に吸入されるようにすることができる。この際、純酸素ガスの吸入量は、循環パイプJ中を流れる処理水Wの循環流量の約3%(STP;0℃、1気圧)に設定することができる。また、圧送ポンプPの吐出口近傍(直下流側)に位置する循環パイプJの中途部に純酸素ガス供給部Kを連結して、純酸素ガス供給部Kから循環パイプJ中に純酸素ガスを圧送することで、純酸素ガスの供給量を上記した純酸素ガスの吸入量よりも大きい所定量に設定することができる。
純酸素ガス供給部Kの下流側に位置する循環パイプJの中途部には、流体混合部としての気液混合処理部Mを設けている。気液混合処理部Mは、処理水Wと純酸素ガスの気液混相を蛇行流路中に流動させることで、いくつかの水分子からなるクラスターを形成している処理水Wに高せん断力を作用させて、処理水Wのクラスターの大きさがより小さい改質処理水となすとともに、改質処理水と純酸素ガスとの気液混相に高せん断力を作用させて、溶媒である改質処理水に純酸素ガスを溶解させた高濃度酸素処理水となすようにしている。ここで、気液混合処理部Mは、低圧力損失にて高ガス流速(流量)を実現することができるものであり、短時間で処理水Wを酸素過飽和状態に達せしめることができるものである。
高濃度酸素処理水生成装置Aには、タンクT内に溶媒である処理水Wを随時供給可能とした処理水供給部Sを設けている。循環パイプJの先端部には圧力調整弁Vを取り付けている。循環パイプJには、気液混合処理部Mの下流側に位置させて熱交換器Hを配設しており、熱交換器Hにより気液混合処理部Mで生成された高濃度酸素処理水を所定の低温度(例えば、1℃〜5℃)となして、その下流側に配置した回収部Gにて所定低温度の高濃度酸素処理水を回収するようにしている。また、循環パイプJには熱交換器Hの下流側に位置させて三方切替弁Vaを配設しており、三方切替弁Vaの切換操作により高濃度酸素処理水を循環パイプJを通して循環流路R内で所定回数(例えば、20回)ないしは所定時間(例えば、25分間)だけ循環させることも、また、回収パイプJbを通して回収部Gに送ることも可能となしている。
タンクTには溶存酸素量検出手段Dを設けており、溶存酸素量検出手段DによりタンクT内の処理水Wの溶存酸素量(DO値)を検出するようにしている。また、タンクTには温度検出手段Taを設けており、温度検出手段TaによりタンクT内の処理水Wの温度を検出するようにしている。
高濃度酸素処理水生成装置Aには、図2に示す制御手段Cを設けている。制御手段Cは、パーソナルコンピュータ等の制御機能を有しており、その入力側インターフェースに溶存酸素量検出手段Dと温度検出手段Taを接続する一方、その出力側インターフェースに処理水供給部Sと純酸素ガス供給部Kと圧送ポンプPと熱交換器Hと圧力調整弁Vと三方切替弁Vaを接続している。そして、制御手段Cは、溶存酸素量検出手段Dと温度検出手段Taの検出情報をそれぞれ受信して、その検出情報に基づいて処理水供給部Sと純酸素ガス供給部Kと圧送ポンプPと熱交換器Hと圧力調整弁Vと三方切替弁Vaにそれぞれ制御情報を送信して、これらの作動を適宜制御するようにしている。
次に、本実施形態に係る高濃度酸素処理水生成法について説明する。すなわち、高濃度酸素処理水生成法は、純酸素ガス供給工程と高濃度酸素処理水生成工程とから成る。そして、純酸素ガス供給工程は1気圧下の処理水Wに純酸素ガスを供給する工程であり、本実施形態では、純酸素ガス供給部Kから循環パイプJ中に純酸素ガスを圧送するようにしている。また、高濃度酸素処理水生成工程は、純酸素ガス供給工程において純酸素ガスを供給することで、高濃度酸素処理水を生成する工程である。
高濃度酸素処理水生成工程において、処理水Wの溶存酸素量(DO値)は、全圧1気圧のもとで空気中の酸素分圧0.21気圧であるとしたときに、空気飽和溶存酸素の処理水Wへの溶解度の3倍以上としている。そして、1気圧における純酸素ガスの処理水Wへの溶解度以下としている。つまり、これらの範囲内に処理水Wの溶存酸素量(DO値)が収まるように処理水Wの溶存酸素量を増大させて、高濃度酸素処理水を生成する。換言すると、あらかじめ設定した所定の溶存酸素量(DO値)を有する処理水Wを高濃度酸素処理水として生成する。
具体的には、例えば、全圧1気圧のもとで、処理水Wの温度が5℃における空気中の酸素分圧0.21気圧であるとしたときの空気飽和溶存酸素の処理水Wへの溶解度、つまり、溶存酸素量(DO値)を、DO値=12.9g/mと仮定すると、その3倍の値であるDO値=38.7g/m以上に設定して高濃度酸素処理水を生成する。
また、ガス分圧0.1013MPaにおける純酸素の純水への溶解度(g/m)は、下記の表1に示す通りである。これは、化学便覧(日本化学会 編)に記載されていた溶解度を換算したものである。
Figure 2013135661
1気圧における純酸素ガスの処理水Wへの溶解度は、処理水Wが海水や塩水の場合、塩析効果により溶解度は純水の場合よりも少し下がる。そこで、純水を基準にして海水や塩水への純酸素ガスの溶解度を所定の推算式により推算することができる。また、あらかじめ処理水Wの溶解度を実測しておくこともできる。いずれにしても、処理水Wの溶解度以下の範囲内で溶存酸素量(DO値)を所定値まで増大させて高濃度酸素(高溶存酸素)処理水を生成する。
この際、高濃度酸素処理水生成装置Aの溶存酸素量検出手段Dが処理水Wの溶存酸素量(DO値)の所定値を検出した場合には、その検出情報を溶存酸素量検出手段Dから制御手段Cに送信する。制御手段Cは、高濃度酸素(高溶存酸素)処理水が生成されたと判断して、純酸素ガス供給部Kからの純酸素ガス供給を停止させる制御情報を純酸素ガス供給部Kに送信する。そして、制御手段Cは、三方切替弁Vaに切換制御情報を送信して、回収パイプJbを通して回収部Gに高濃度酸素処理水を送る。また、溶存酸素量検出手段Dが処理水Wの溶存酸素量(DO値)の所定値を検出しない場合には、制御手段Cは、高濃度酸素(高溶存酸素)処理水が生成されていないと判断して、三方切替弁Vaに切換制御情報を送信しない。つまり、循環流路Rが保持されて、処理水Wと純酸素ガスとが循環されながら気液混合処理部Mにより混合処理される工程が継続される。この際、制御手段Cは、処理水Wの温度を検出する温度検出手段Taの検出結果に基づいて、処理水Wを所定の低温度(例えば、1℃〜5℃)に保持すべく熱交換器Hを制御している。その結果、高濃度酸素処理水は低温度(例えば、1℃〜5℃)に保持される。
かかる高濃度酸素処理水は、前記のように構成した高濃度酸素処理水生成装置Aにより生成することができるものであり、処理水Wに純酸素ガス煙供給部Kから純酸素ガスを供給して、これら処理水Wと純酸素ガスを、中途部に圧送ポンプPと気液混合処理部Mを設けた循環パイプJとタンクTとで形成される循環流路Rを通して循環させることで生成することができる。
この際、気液混合処理部Mは、純酸素ガスを処理水Wに溶解させて高濃度酸素処理水となすものであるが、溶媒である処理水Wに高せん断力を作用させて、処理水Wのクラスターの大きさがより小さい改質処理水となしている。すなわち、処理水Wを構成している水は、通常、単一の分子で存在しているのではなく、いくつかの水分子からなるクラスターを形成しているところ、気液混合処理部Mで水が処理されると、クラスターの大きさがより小さい改質処理水を得ることができる。クラスターの大きさがより小さい改質処理水は、純酸素ガスを溶解させ易い。しかも、気液混合処理部Mは、純酸素ガスを直径がナノレベル(1μm以下)の超微細な気泡(酸素ナノ気泡)となして、溶媒である処理水Wとの接触面積を大となすため、純酸素ガスの改質処理水への溶解(高濃度酸素処理水生成)速度を高速化する。つまり、純酸素ガスの気泡(バブル)に加わる圧力は気泡の大きさに反比例するため、気泡が超微細(ナノ)になるにしたがって気泡内の圧力は大きくなる。そのため、加圧作用によって純酸素ナノバブル内部の気体である酸素は、処理水W中に効率的に溶解する。
かかる改質処理水に純酸素ガスを溶解させてなる高濃度酸素処理水は、生鮮魚介類の肉片中への浸透力が高い。したがって、高濃度酸素処理水の生鮮魚介類の肉中への浸透(拡散)距離が長く(深く)なり、それだけ生鮮魚介類の肉の抗菌性と保存性の付与も大きくなる。しかも、酸素ナノ気泡の数密度を、例えば、経験により菌数の千倍以上に増加させることで抗菌性を確保することができる。この際、酸素ナノ気泡の数密度の増加は、循環パイプJを通して高濃度酸素処理水を循環流路R内で一定回数ないしは一定時間循環させることで、短時間で達成することができる。
すなわち、気液混合処理部Mにより作成した高濃度酸素処理水は、溶媒である処理水Wの改質処理を伴っているので、生鮮の肉中への高濃度酸素処理水の浸透性が向上し、後述する一定の漬け込み時間だけ漬け込むことで浸透距離が深くなり、それだけ保存性の付与が増大する。そして、かかる高濃度酸素処理水がミオグロビンと反応すると、つまり、高濃度酸素処理水中の酸素(O)と、生鮮魚介類(特に赤身魚肉)の筋肉の色素であるミオグロビン(Mb)とが結合すると、鮮赤色を呈するオキシミオグロビン(MbO)が生成される。このときミオグロビン(Mb)に(配位)結合している鉄は2価のままである。したがって、前記した高濃度酸素処理水との反応で生鮮魚介類に生成されるオキシミオグロビン(MbO)は数十時間(例えば、72時間)安定化(色調と鮮度保持)し、その間、生鮮魚介類の肉のメト化(褐変)が抑制(遅延化)される。また、生鮮魚介類の外表面の色艶が良くなって、美的外観が向上する。そのため、生鮮魚介類の商品価値を高めることができる。
第1実施形態では、前記したように気液混合処理部Mにより処理水Wに純酸素ガスを溶解させて高濃度酸素処理水となすことができるが、循環流路R中にて処理水Wを所定時間ないしは所定回数以上循環を繰り返すことにより、改質度合いを高めることができるようにしている。ここで、改質度合いとは、水分子間の水素結合によっていくつかの水分子が互いに結合して形成しているクラスター(会合体で(H2O)nの状態;n≒4.4)を小さくする、つまり、任意の水分子の周辺にある隣接水分子の数をできるだけ小さくするように改質処理する度合いをいう。
その結果、処理水Wのクラスターを堅実に小さくすることができるとともに、純酸素ガスの溶解濃度を増大させることができる。しかも、気液混合処理部Mによれば、純酸素ガスをナノレベルの超微細気泡となすことができて、超微細化した純酸素ガス気泡(酸素ナノ気泡)が処理水に溶解され易くなる。そのため、高濃度酸素処理水生成速度を高速化することができて、短時間に大量の高濃度酸素処理水を生成することができる。したがって、高濃度酸素処理水生成装置の小型化を実現することができる。また、循環流路R中にて処理水Wと純酸素ガスを所定時間ないしは所定回数以上循環を繰り返すことにより、酸素ナノ気泡の数密度を増加させることができるため、酸素ナノ気泡による抗菌性を確保することができる。
また、前記した第1実施形態としての高濃度酸素処理水生成装置Aは、その基本構造を同じくしているものの、後述する第1〜第5実施形態のいずれかの気液混合処理部Mを異ならせて採用することで、変形例としての高濃度酸素処理水生成装置Aとなすこともできる。すなわち、循環パイプJの中途部に、純酸素ガスを、例えば、50μm〜100μmの酸素マイクロバブルとなす第1の気液混合処理部Mと、純酸素ガスを、例えば、50nm〜900nmの酸素ナノバブルとなす第2の気液混合処理部Mを並列的に配設して、第1の気液混合処理部Mを有する循環流路Rと第2の気液混合処理部Mを有する循環流路Rを形成して構成するとともに、いずれかの一つの循環流路Rに流路を切り替え自在に構成することができる。
このように構成することにより、変形例としての高濃度酸素処理水生成装置Aでは、第1・第2の気液混合処理部Mにより二段階にわたって高濃度酸素処理水を生成することができる。すなわち、前段工程として比較的に高ガス流量を確保することができる第1の気液混合処理部Mに処理水Wと純酸素ガスを通過させることで、酸素マイクロバブルを含有する酸素マイクロ水を生成して、処理水Wが酸素過飽和状態にはやく達するようにする。そして、後段工程として第1の気液混合処理部Mから第2の気液混合処理部Mに流路を切り替えることで、純酸素ガスをナノバブル化することができる第2の気液混合処理部Mに酸素マイクロ水を通過させることで、酸素マイクロバブルを酸素ナノバブルとなして、酸素ナノバブルを含有する酸素ナノ水を生成する。このようにして、前段工程で処理水Wを可及的速やかに酸素過飽和状態となして高濃度酸素処理水を生成する。その後、後段工程において、前段工程で生成した高濃度酸素処理水に酸素ナノバブルを蓄積する。そうすることで、酸素ナノバブルが蓄積された高濃度酸素処理水を短時間に効率良く生成することができる。
また、本実施形態に係る高濃度酸素処理水は、生成効率や生鮮魚介類への浸透性等を考慮しなければ、単に、処理水W中に純酸素ガスを供給することで生成することもできる。例えば、セラミック製のポーラス体を通して処理水W中に純酸素ガスを微細な気泡となして供給する、いわゆるバブリングにより所定の高濃度酸素が溶存する処理水W、つまり、本実施形態に係る高濃度酸素処理水を生成することもできる。
[第2実施形態としての高濃度酸素処理水生成装置の説明]
図3は、本発明に係る第2実施形態としての高濃度酸素処理水生成装置Aの概念図である。かかる高濃度酸素処理水生成装置Aは、図3に示すように、改質処理部としての気液混合処理部Mによりあらかじめ処理水Wを改質処理して改質処理水となし(改質処理工程)、その改質処理水を第1実施形態ないしはその変形例としての高濃度酸素処理水生成装置AのタンクTに供給するようにしている。つまり、処理水Wを単独で改質処理した後に、改質処理水を再度改質処理(二段階に改質処理)するとともに純酸素ガスと気液混合処理して、改質処理水に純酸素ガスを溶解させ易くしている。
処理水供給部Sに第1連通パイプ1を介して改質処理部としての気液混合処理部Mの流入側を接続し、気液混合処理部Mの流出側に第2連通パイプ2の基端部を接続して、第2連通パイプ2の先端部をタンクT内に配置している。つまり、気液混合処理部Mにより改質処理した改質処理水をタンクT内に供給可能としている。
そして、改質処理部としての気液混合処理部Mよりも上流側に位置する第1連通パイプ1の中途部分と、改質処理部としての気液混合処理部Mよりも下流側に位置する第2連通パイプ2の中途部分との間に、第1・第2三方弁3,4を介して戻り管5を介設して、戻り管5を通して改質水を適宜循環可能としている。すなわち、必要に応じて、両第1・第2三方弁3,4を切替操作することで、第2連通パイプ2の中途部に設けた圧送ポンプPにより、改質水を循環的に気液混合処理部Mに送り込んで改質処理を所定回数(例えば、10回)ないしは所定時間(例えば、15分間)だけ繰り返すことにより、改質度合いを高めることができるようにしている。6は第2連通パイプ2の先端部に設けた開閉弁である。なお、第1・第2三方弁3,4と開閉弁6は、制御手段Cの出力側インターフェースに接続して、制御手段Cにより適宜制御されている。
このように構成して、第2実施形態としての高濃度酸素処理水生成装置Aでは、改質処理工程において、あらかじめ溶媒としての処理水Wを、改質処理部としての気液混合処理部Mにより改質処理することにより、任意の水分子の周辺にある隣接水分子の数が小さくかつ微細化された水の粒子が均一化された改質処理水となすようにしている。
次に、前記した第1・第2実施形態に係る高濃度酸素処理水生成装置Aにより生成した高濃度酸素処理水により生鮮魚介類を鮮度保持処理(加工)する方法(生鮮魚介類の鮮度保持処理法)について説明する。
[生鮮魚介類の鮮度保持処理法]
生鮮魚介類の鮮度保持処理法は、図4に示すように、鮮度保持処理を施す生鮮魚介類としての鮮魚11を準備する準備工程(a)と、準備した鮮魚11を高濃度酸素処理水13中に浸漬する生鮮魚介類浸漬工程(b)と、高濃度酸素処理水13中から鮮魚11を取り出す取出工程(c)と、取り出した鮮魚11を容器14内に収容して脱気する脱気工程(d)と、脱気した鮮魚11を容器14中に密封する密封工程(e)と、容器14中に密封した鮮魚11を冷蔵する冷蔵工程(f)とを有する。
生鮮魚介類浸漬工程(b)では、上面が開口した浸漬容器12内に高濃度酸素処理水13を満たし、その中に鮮魚11を浸漬する(漬け込む)。そうすることで、鮮魚11の肉の内部まで深く高濃度酸素処理水13を浸透させることができる。ここで、浸漬時間(漬け込み時間)は、鮮魚11の大きさや種類にもよるが、例えば、15分〜60分、好ましくは、20分〜30分とすることができる。
脱気工程(d)では、高濃度酸素処理水13が肉の内部まで深く浸透している鮮魚11を、容器14内に収容するとともに、容器14内を脱気するものであり、その後、密封工程(e)では容器14を密封状態にする。この際、容器14内には、あらかじめ鮮魚11を収容して、空気を取り除いた後に容器14を真空封印(バキュームシール)する。ここで、容器14としては、プラスティック製の袋(プラスティックバック)を使用することができる。VPは真空ポンプ、15は一端を真空ポンプVPに接続した吸引ホースであり、吸引ホース15の他端を容器14に接続している。
冷蔵工程(f)では、容器14を冷蔵庫16内に一定温度にて一定時間冷蔵する。ここで、冷蔵する一定温度は、生鮮魚介類が凍らない程度の低温に冷却して保存できればよく、望ましくは、0℃〜4℃の間の温度である。冷蔵する時間は鮮魚11の所望の鮮度に応じて72時間〜96時間とすることができる。
上記のように構成した生鮮魚介類の鮮度保持処理法は、生鮮魚介類の鮮魚11の表層に高濃度酸素処理水13を堅実に浸透させることができて、鮮魚11のオキシミオグロビン(MbO)が、長時間(例えば、72時間)にわたって固定されて、鮮魚11の肉の色調が鮮赤色に保持される。その結果、オキシミオグロビン(MbO)が酸化されて褐色を呈するメトミオグロビン(MetMb)の生成が遅延される。そして、鮮魚11の肉の自然の風味(商品価値)を減じることなく、保存性が向上した鮮魚に加工することができる。
また、密封工程(e)で密封処理された生鮮魚介類は、冷蔵工程(f)で冷蔵処理することなく、冷凍工程、つまり、−18℃の普通の冷凍室温度で冷凍処理することにより、その色調や鮮度を1〜2ヶ月は保持させることができる。したがって、生鮮魚介類を長距離輸送ないしは輸出する際には、冷蔵処理することなく冷凍処理することで生鮮魚介類の商品価値の低下を回避することができる。
次に、後述する第1実施形態としての気液混合処理部Mを適用した第1実施形態としての高濃度酸素処理水生成装置Aにより、処理水Wとしての蒸留水と、気体としての空気を、混合処理した際の粒度分布実測例を図5に示す。この際、循環・混合処理は、圧送ポンプPの圧力を1.2MPa、蒸留水の流量を3L/min、空気の流量を0.2L/min、循環流路R内の循環時間を3分間とした。測定器としては英国のナノサイト社製のLM10−HSを使用した。その測定器による測定法はトラッキング法(追尾法)であり、計測者は日本カンタム・デザイン(株)である。図5は混合処理された空気の気泡径(nm)と気泡密度(個/mL)を、かかる測定器により測定した結果を粒度分布で示したものである。かかる測定結果からモード径(最大頻出粒子径)は120nm、メディアン径(50%粒子径)は121nm、気泡数密度は7.12×10個/mLであることが分かった。
モード径120nmの気泡1個の体積
=(π/6)(120×10−9
=9.05×10−22
=9.05×10−16cm
7.12×10個のナノ気泡の体積
=7.12×10×9.05×10−16
=6.44×10−7cm
したがって、ナノ気泡の体積分率
=6.44×10−7cm/cm≒10−6(1ppm弱)
このように、第1実施形態としての気液混合処理部Mを適用した第1実施形態としての高濃度酸素処理水生成装置Aにより生成した処理水Wとしてのナノ水中には、モード径120nmのナノ気泡が約7億個/mL存在し、その体積濃度は1ppm弱である。また、ナノ水にはナノ気泡が共存しており、ナノ気泡の表面はマイナスに帯電している。つまり、ナノ気泡の表面は電子で覆われている。したがって、酸素ナノ気泡であっても、気泡表面はマイナスに帯電しており、酸素ナノ気泡が1ppm弱程度の体積濃度であっても菌数がナノ気泡の数より桁違いに少なければ(例えば、10CFU/mL)、濃度酸素処理水は抗酸化環境を提供することになる。つまり、濃度酸素処理水は酸化還元電位(ORP)に影響を与える(ORPを抑制する)。
その結果、濃度酸素処理水は、高DO値を保ちながら、酸化性は減少する(抗酸化性)環境をつくることができて、生鮮魚介類の鮮度保持(保存)に有効となる。この際、濃度酸素処理水の溶存酸素濃度(DO値)が全圧1気圧の空気(21%酸素、酸素分圧0.21気圧)に接触させたときの飽和溶解酸素濃度の3倍以上のとき、生鮮魚介類のオキシミオグロビンが安定化されて、好ましい鮮紅色を長時間維持する(オキシミオグロビンの安定化作用)。しかも、濃度酸素処理水は、制菌・抗菌作用を有して、低酸化性環境を提供する。
次に、気液混合処理部Mの構成を、図面を参照しながら具体的に説明する。
[第1実施形態としての気液混合処理部M]
第1実施形態としての気液混合処理部Mは、図6〜図11に示すように、一方向(本実施形態では左右方向)に伸延する上下一対の横長四角形板状の混合エレメント210,220を重合状態に対面させて、両混合エレメント210,220間にその伸延方向に伸延する混合流路230を形成している。
そして、混合エレメント210の左側端部には流入側接続部211を形成している。流入側接続部211は一端を混合エレメント210の左側端面に開口させるとともに、他端を混合エレメント210の左側端部下面に開口させている。流入側接続部211の一端に形成した流入孔212には循環パイプJの流入側を着脱自在に接続している。流入側接続部211の他端には始端側一時滞留空間240を介して混合流路230の始端部を連通させている。
また、混合エレメント210の右側端部には流出側接続部213を形成している。流出側接続部213は一端を混合エレメント210の右側端面に開口させるとともに、他端を混合エレメント210の右側端部下面に開口させている。流出側接続部213の一端に形成した流出孔214には循環パイプJの流出側を着脱自在に接続している。流出側接続部213の他端には終端側一時滞留空間250を介して混合流路230の終端部を連通させている。
混合流路230は、図10に示すように、混合エレメント210の下面に多数形成した凹部215からなる第1混合流路形成パターン面Paと、混合エレメント220の上面に多数形成した凹部225からなる第2混合流路形成パターン面Pbとを対向させて形成している。各第1・第2混合流路形成パターン面Pa,Pbは、凹部215,225を開口形状が正六角形で隙間のない状態に多数形成することで、いわゆるハニカム状に形成している。しかも、凹部215,225は、同形同大の六角開口形状に形成して、図10に示すような配置で対向させることで、混合流路230に流入孔212から流入した流体を混合流路230の伸延方向に流動させて分流させる複数の分流部と、分流部で分流された流体を混合流路230の伸延方向に流動させて合流させる複数の合流部とが形成されるようにしている。
すなわち、第1混合流路形成パターン面Paは、図10に一点鎖線で示すように、混合エレメント210の凹部215を幅方向に五列かつ左右伸延方向に多数個千鳥状に配置して形成している。また、第2混合流路形成パターン面Pbは、図10に実線で示すように、混合エレメント220の凹部225を幅方向に六列かつ左右伸延方向に多数個千鳥状に配置して形成している。そして、混合エレメント210の凹部215の中心位置に、混合エレメント220の凹部225の角部226が位置する状態で当接している。このような状態で当接させると、相互に位置ずれした混合エレメント210の凹部215と混合エレメント220の凹部225との間で流体(処理水Wと純酸素ガス)を流動させることができる。角部226は3つの凹部225の角部が集まっている位置である。また、混合エレメント220の凹部225の中心位置にも、混合エレメント210の凹部215の角部216が位置する。角部216は3つの凹部215の角部が集まっている位置である。この場合は、混合エレメント210の角部216が上述した分流部や合流部として機能する。
したがって、例えば、混合エレメント210の凹部215側から混合エレメント220の凹部225側に流体が流れる場合を考えると、流体は二つの流路に分流されることになる。つまり、混合エレメント210の凹部215の中央位置に位置された混合エレメント220の角部226は、流体を分流する分流部として機能する。逆に、混合エレメント220側から混合エレメント210側に流体が流れる場合を考えると、二方から流れてきた流体が1つの凹部215に流れ込むことで合流することになる。この場合、混合エレメント220の中央位置に位置された角部226は、合流部として機能する。
混合流路230の始端部と混合エレメント210の左側部に形成した流入側接続部211との間には始端側一時滞留空間240を形成している。始端側一時滞留空間240は、混合エレメント210の左側部下面に形成した凹状の空間形成部241と、混合エレメント220の左側部上面に形成した凹状の空間形成部242とを、上下方向に対面させて形成している。しかも、図10に示すように、両空間形成部241,242とで形成される始端側一時滞留空間240の前後方向の幅W1は、混合流路230の始端部の前後方向の幅W2と略同一幅に形成して、始端側一時滞留空間240の略全幅にわたって混合流路230の始端部と連通させている。
また、混合流路230の終端部と混合エレメント210の他側部に形成した流出側接続部213との間には終端側一時滞留空間250を形成している。終端側一時滞留空間250は、混合エレメント210の右側部下面に形成した凹状の空間形成部251と、混合エレメント220の右側部上面に形成した凹状の空間形成部252とを、上下方向に対面させて形成している。しかも、両空間形成部251,252とで形成される終端側一時滞留空間250の前後方向の幅W3は、混合流路230の終端部の前後方向の幅W4と略同一幅に形成して、終端側一時滞留空間250の略全幅にわたって混合流路230の終端部と連通させている。
260は上側の混合エレメント210の周囲に間隔を開けて多数形成した上側ビス孔、261は下側の混合エレメント220の周囲に間隔を開けて多数形成した下側ビス孔である。各ビス孔260,261は上下方向に軸線を向けて形成して、上下に符合する上・下側ビス孔260,261中にビス262を螺着することで、両混合エレメント210,220を重合状態に簡単かつ堅実に連結することができる。また、ビスを取り外すことで、両混合エレメント210,220の連結を簡単に解除して、凹部215,225等の洗浄作業をすることができる。270は混合エレメント220の上面において多数の凹部225と空間形成部242,252の周囲を囲むように形成したOリング配置溝である。271はOリング配置溝270に配置したOリングである。Oリング271により上・下層の混合エレメント210,220の密閉性を良好に確保することができる。
このように、相互に対向状態に対面配置された両混合エレメント210,220の間には、流入側接続部211と始端側一時滞留空間240と混合流路230と終端側一時滞留空間250と流出側接続部213とが直列状に連通される。そして、図11にも示すように、流入側接続部211の流入孔212から供給された流体は始端側一時滞留空間240内に流入し、始端側一時滞留空間240から幅方向に略均等に混合流路230に流入して、混合流路230内を流動した後、終端側一時滞留空間250を通して流出側接続部213の流出孔214から流出される。この際、混合流路230では流体が分流と合流(分散と混合)を繰り返しながら両混合エレメント210,220の伸延方向に蛇行状態にて流動する。したがって、流体として、例えば、液体と気体を混合流路230に流入させると、気体は気泡径がサブミクロンレベル(ナノレベル)に超微細化かつ均一化されるとともに、液体中に均一分散化される。
[第2実施形態としての気液混合処理部M]
第2実施形態としての気液混合処理部Mは、第1実施形態としての気液混合処理部Mと基本的構造を同じくするが、図12に示すように、上下一対の混合エレメント210,220間に、これら混合エレメント210,220よりも薄肉板状の中間混合エレメント280を一枚介在させて、これらの混合エレメント210,220,280を積層状態となしている点で異なる。
すなわち、中間混合エレメント280は、混合エレメント210の第1混合流路形成パターン面Paと対面する上面に第2混合流路形成パターン面Pbを形成する一方、混合エレメント220の第2混合流路形成パターン面Pbと対面する下面に第1混合流路形成パターン面Paを形成している。ここで、中間混合エレメント280の第1混合流路形成パターン面Paは、凹部215と同形状の凹部281を多数対向状態に配置して形成し、また、中間混合エレメント280の第2混合流路形成パターン面Pbは、凹部225と同形状の凹部282を多数対向状態に配置して形成している。
中間混合エレメント280の左側部には空間形成部243を形成しており、空間形成部243は上下方向(肉厚方向)に貫通するとともに、混合エレメント210,220の空間形成部241,242と整合して、これら空間形成部241〜243により始端側一時滞留空間240を形成している。中間混合エレメント280の右側部には空間形成部253を形成しており、空間形成部253は上下方向(肉厚方向)に貫通するとともに、混合エレメント210,220の空間形成部251,252と整合して、これら空間形成部251〜253により終端側一時滞留空間250を形成している。283はOリング配置溝、284はOリングである。中間混合エレメント280の周縁部にも混合エレメント210,220のビス孔260,261と符合するビス孔(図示せず)を形成して、これらのビス孔中にビス262を貫通状に螺着するようにしている。
このように構成することによって、本実施形態の気液混合処理部Mでは、混合エレメント210と中間混合エレメント280との間、及び、中間混合エレメント280と混合エレメント220との間にそれぞれ混合流路230が形成されて、上下に平行する混合流路230が二流路配置される。そして、流入側接続部211の流入孔212から供給された流体は始端側一時滞留空間240内に流入し、始端側一時滞留空間240から幅方向に略均等に各混合流路230に並列的に流入する。その結果、混合流路230による流体の超微細化かつ均一化が並列的に効率良く行われる。また、中間混合エレメント280を所要複数枚積層することで、所要数の混合流路230を配置することができて、流体の超微細化かつ均一化作業をより一層効率化させることができる。
中間混合エレメント280の一側部である左側部には上下方向(肉厚方向)に貫通する空間形成部243を形成し、空間形成部243を混合エレメント210,220の空間形成部241,242と整合させて始端側一時滞留空間240を形成している。一方、中間混合エレメント280の他側部である右側部には上下方向(肉厚方向)に貫通する空間形成部253を形成し、空間形成部253を混合エレメント210,220の空間形成部251,252と整合させて終端側一時滞留空間250を形成している。そして、中間混合エレメント280のOリング配置溝283内に配置したOリング284は、下層の混合エレメント220のOリング配置溝270内に配置したOリング271と同様に、各エレメント210,280,220の長手方向に沿って並置した始端側一時滞留空間240と多数の凹部215,225,281,282と終端側一時滞留空間250の外周を囲むように配置している。そのため、各エレメント210,280,220間の密閉性を良好に確保することができる。
また、始端側一時滞留空間240と連通する流入側接続部211と、終端側一時滞留空間250と連通する流出側接続部213は、上層の混合エレメント210に形成している。そのため、中間混合エレメント280の取り替えを自在に行うことができる。つまり、中間混合エレメント280と後述する中間混合エレメント290,291との取り替えや、これらの中間混合エレメント280,290,291相互の組み合わせを容易に行うことができる。この際、各エレメント間にはそれぞれOリングを配置しているため、各エレメント間の密閉性を良好に確保することができる。
[第2実施形態としての気液混合処理部の特徴]
静止型流体混合装置である第2実施形態としての気液混合処理部は、循環流路に沿って伸延する一対の板状の混合エレメント間に循環流路に沿って伸延する板状の中間混合エレメントを介在させて積層状態となし、上層の混合エレメントの下面に多数形成した凹部からなる第1混合流路形成パターン面と、中間混合エレメントの上面に多数形成した凹部からなる第2混合流路形成パターン面とを、相互の凹部同士が位置ずれした状態で対向させて混合流路を形成するとともに、中間混合エレメントの下面に多数形成した凹部からなる第2混合流路形成パターン面と、下層の混合エレメントの上面に多数形成した凹部からなる第1混合流路形成パターン面とを相互の凹部同士が位置ずれした状態で対向させて混合流路を形成し、各混合流路の始端部には混合エレメントの一側部に形成した流入孔を連通させる一方、各混合流路の終端部には混合エレメントの他側部に形成した流出孔を連通させて構成し、各混合流路は、前記流入孔から流入した流体を混合流路の伸延方向に流動させて分流させる複数の分流部と、分流部で分流された流体を混合流路の伸延方向に流動させて合流させる複数の合流部とを具備することを特徴としている。
[第3実施形態としての気液混合処理部M]
第3実施形態としての気液混合処理部Mは、第1実施形態としての気液混合処理部Mと基本的構造を同じくするが、図13及び図14に示すように、上下一対の混合エレメント210,220間に、これら混合エレメント210,220よりも薄肉板状の中間混合エレメント290,291を二枚介在させて、これらの混合エレメント210,220,290,291を積層状態となしている点で異なる。
すなわち、中間混合エレメント290は、図14に示すように、その肉厚方向に貫通する多数の貫通孔292を形成しており、貫通孔292は凹部225と平面視同形状の六角柱状空間に形成するとともに多数配置して、平面形状が第2混合流路形成パターン面Pbと整合する第3混合流路形成パターン面Pcを形成している。そうすることで、中間混合エレメント290の上下面には混合エレメント210の第1混合流路形成パターン面Paと対面して混合流路230を形成する第3混合流路形成パターン面Pcを形成している。また、中間混合エレメント291は、その肉厚方向に貫通する多数の貫通孔293を形成しており、貫通孔293は凹部215と平面視同形状の六角柱状空間に形成するとともに多数配置して、平面形状が第1混合流路形成パターン面Paと整合する第4混合流路形成パターン面Pdを形成している。そうすることで、中間混合エレメント291の上下面には混合エレメント220の第2混合流路形成パターン面Pbと対面して混合流路230を形成する第4混合流路形成パターン面Pdを形成している。
中間混合エレメント290,291の左側部にはそれぞれ相互に整合する空間形成部244,245を形成しており、空間形成部244,245は上下方向(肉厚方向)に貫通するとともに、混合エレメント210,220の空間形成部241,242とも整合して、これら空間形成部241,242,244,245により始端側一時滞留空間240を形成している。中間混合エレメント290,291の右側部にはそれぞれ相互に整合する空間形成部254,255を形成しており、空間形成部254,255は上下方向(肉厚方向)に貫通するとともに、混合エレメント210,220の空間形成部251,252とも整合して、これら空間形成部251,252,254,255により終端側一時滞留空間250を形成している。294,295はOリング配置溝、296,297はOリングである。中間混合エレメント290,291の周縁部にも混合エレメント210,220のビス孔260,261と符合するビス孔(図示せず)を形成して、これらのビス孔中にビスを貫通状に螺着するようにしている。
このように、本実施形態の気液混合処理部Mでは、図14に示すように、混合エレメント210と中間混合エレメント290との間、中間混合エレメント290,291同士の間、中間混合エレメント291と混合エレメント220、及び、中間混合エレメント290,291を通した混合エレメント210,220同士の間にそれぞれ混合流路230が形成される。そして、かかる混合流路230は流体がどのエレメント間を流動するのか不明な不規則蛇行流路となる。その結果、かかる混合流路230を流動する流体は錯流・脈流となって蛇行する。ここで、錯流とは流体が各混合エレメント210,220,290,291の凹部215,225ないしは貫通孔292,293の面を擦りながら流動する流れである。また、脈流は流路断面積が周期的ないしは不定期的に変化する流れである。
したがって、例えば、液体と気体を流体として混合流路230に流入させた際に、錯流・脈流が繰り返し形成されると、流体中に、局所的高圧部分や局所的低圧部分が生じる。このような流体中では、局所的に低圧部分(例えば真空部分などの負圧部分)が生じるときに、いわゆる発泡現象が生じて液体中に気体が生じたり、微小な気泡が膨張(破裂)したり、生じた気体(気泡)が崩壊(消滅)したりするといったいわゆるキャビテーションと称される現象が生ずる。このようなキャビテーションが起こるときに生ずる力によって、気体の微細化が行われ、流体混合(本実施形態では気液混合)が促進される。その結果、流体の超微細化かつ均一化作業をより一層効率化させることができる。
[第3実施形態としての気液混合処理部の特徴]
静止型流体混合装置である第3実施形態としての気液混合処理部は、循環流路に沿って伸延する一対の板状の混合エレメント間に循環流路に沿って伸延する板状の中間混合エレメントを二枚介在させて積層状態となし、上層の混合エレメントの下面に多数形成した凹部からなる第1混合流路形成パターン面と、上層の中間混合エレメントにその肉厚方向に貫通させて多数形成した貫通孔からなる上面の第3混合流路形成パターン面とを、凹部と貫通孔が位置ずれした状態で対向させて混合流路を形成し、かつ、上層の中間混合エレメントの下面の第3混合流路形成パターン面と、下層の中間混合エレメントにその肉厚方向に貫通させて多数形成した貫通孔からなる上面の第4混合流路形成パターン面とを、貫通孔同士が位置ずれした状態で対向させて混合流路を形成し、かつ、下層の中間混合エレメントの下面の第4混合流路形成パターン面と、下層の混合エレメントの上面に多数形成した凹部からなる第2混合流路形成パターン面とを、貫通孔と凹部が位置ずれした状態で対向させて混合流路を形成し、これらの混合流路が並列に伸延しかつ貫通孔を通して相互に連通するようにしていることを特徴としている。
[第4実施形態としての気液混合処理部M]
第4実施形態としての気液混合処理部Mは、第1実施形態としての気液混合処理部Mと基本的構造を同じくするが、図15及び図16に示すように、上下一対の混合エレメント210,220間に、これら混合エレメント210,220よりも薄肉板状の中間混合エレメント290を一枚介在させて、これらの混合エレメント210,220,290を積層状態となしている点で異なる。ここで、混合エレメント220の上面には第2混合流路形成パターン面Pbに代えて第1混合流路形成パターン面Paを形成している。
すなわち、図16に示すように、第1混合流路形成パターン面Paを有する混合エレメント210と、第1混合流路形成パターン面Paを有する混合エレメント220との間に、第3混合流路形成パターン面Pcを上下面に有する中間混合エレメント290を介在させて、第1混合流路形成パターン面Paと第3混合流路形成パターン面Pcとを対面させている。
このように、本実施形態の気液混合処理部Mでは、図16に示すように、混合エレメント210と中間混合エレメント290との間、中間混合エレメント290と混合エレメント220との間、及び、中間混合エレメント290を通した混合エレメント210,220同士の間にそれぞれ混合流路230が形成される。そして、かかる混合流路230は流体がどのエレメント間を流動するのか不明な不規則蛇行流路となる。その結果、かかる混合流路230を流動する流体は錯流・脈流となって蛇行する。そして、流入側接続部211の流入孔212から供給された流体は始端側一時滞留空間240内に流入し、始端側一時滞留空間240から幅方向に略均等に各混合流路230に並列的に流入する。その結果、混合流路230による流体の超微細化かつ均一化が並列的に効率良く行われる。
[第4実施形態としての気液混合処理部の特徴]
静止型流体混合装置である第4実施形態としての気液混合処理部は、循環流路に沿って伸延する一対の板状の混合エレメント間に循環流路に沿って伸延する板状の中間混合エレメントを介在させて積層状態となし、上層の混合エレメントの下面に多数形成した凹部からなる第1混合流路形成パターン面と、中間混合エレメントにその肉厚方向に貫通させて多数形成した貫通孔からなる上面の第3混合流路形成パターン面とを、凹部と貫通孔が位置ずれした状態で対向させて混合流路を形成するとともに、中間混合エレメントの下面の第3混合流路形成パターン面と、下層の混合エレメントの上面に多数形成した凹部からなる第1混合流路形成パターン面とを、貫通孔と凹部が位置ずれした状態で対向させて混合流路を形成し、両混合流路が並列に伸延しかつ貫通孔を通して相互に連通するようにしていることを特徴としている。
[第5実施形態としての気液混合処理部M]
第5実施形態としての気液混合処理部Mは、第3実施形態としての気液混合処理部Mと基本的構造を同じくするが、図17に示すように、上下一対の混合エレメント210,220間に、これら混合エレメント210,220よりも薄肉板状の中間混合エレメント280,290,291を介在させて、これらの混合エレメント210,220,280,290,291を積層状態となしている点で異なる。
すなわち、本実施形態に係る気液混合処理部Mは、第1混合流路形成パターン面Paを有する混合エレメント210と、第3混合流路形成パターン面Pcを有する中間混合エレメント290と、第4混合流路形成パターン面Pdを有する中間混合エレメント291と、上下面に第2混合流路形成パターン面Pbと第1混合流路形成パターン面Paを有する中間混合エレメント280と、第3混合流路形成パターン面Pcを有する中間混合エレメント290と、第4混合流路形成パターン面Pdを有する中間混合エレメント291と、第2混合流路形成パターン面Pbを有する混合エレメント220とを積層して構成している。始端側一時滞留空間240は空間形成部241,244,245,243,244,245,242によりを形成している。終端側一時滞留空間250は空間形成部251,254,255,253,254,255,252によりを形成している。
このように構成することで、第3実施形態としての気液混合処理部Mの混合流路230の形態を並列的に二流路形成することができる。また、必要に応じて、混合エレメント210,220間に介在させる中間混合エレメント280,290,291の数を増加させることにより、多数の流路を並列的に形成することができる。その結果、混合流路230による流体の超微細化かつ均一化が並列的に効率良く行われる。
以上に述べてきた第1実施形態〜第5実施形態における気液混合処理部Mは、始端側一時滞留空間240と終端側一時滞留空間250との間に混合流路30を単数ないしは並列的に複数形成して、各混合流路230に流体を略均等に流入させることができるため、圧力損失を低減させることができる。また、変形例として、上記した第2実施形態〜第5実施形態における中間混合エレメント280,290,291の肉厚と貫通孔292,293の径を、適宜異ならせることもできる。その場合、流体の超微細化かつ均一化効率に変化をもたせることができる。
一対の混合エレメント210,220同士の連結手段としては、本実施形態のビスに限られるものではなく、その変形例も適宜適用することができる。例えば、クランプバンドのようなエレメント挟持体(図示せず)により両混合エレメント210,220を挟持することで混合流路230の周囲を密封することも、また、両混合エレメント210,220を挟持解除することで混合流路230を開放することもできる。また、混合エレメント210と混合エレメント220の一方の長手側縁部同士を観音開き状に枢着して、他方の長手側縁部同士を連結・解除自在に連結することもできる。これら変形例としての連結手段によれば、混合エレメント210,220を重合状態に連結するための連結作業を堅実に行うことができるとともに、混合エレメント210,220を開放状態となすための連結解除作業を簡単に行うことができる。そのため、かかる観音開き構造は混合流路230の洗浄作業を頻繁に行う必要性がある場合には好適である。
[第6実施形態としての気液混合処理部M]
第6実施形態としての気液混合処理部Mは、図18に示すように、一方向(本実施形態では左右方向)に伸延する円筒状に形成したケーシング体111と、ケーシング体111内に同軸的に配列させて収容した複数組(本実施形態では五組)の混合ユニット112と、混合ユニット112に処理対象の流体を導入する導入口115を中央部に有してケーシング体111の左側端面に着脱自在に連結した左側端部壁体113と、混合ユニット112により処理された流体を導出する導出口116を中央部に有してケーシング体111の右側端面に着脱自在に連結した右側端部壁体114とから構成している。ケーシング体111の外周面左右側部には連結フランジ117,118を形成して、連結フランジ117,118に左・右側端部壁体113,114の周縁部をケーシング体111の軸線方向に重合状態に面接させて、連結ボルト119,119により連結している。
気液混合処理部Mは、図18に示すように、ケーシング体111内に五組の混合ユニット112を同軸的にかつ直列的に配列させて収容して、各混合ユニット112の対向面間にOリング126を介設している。この際、ケーシング体111の内周面と各混合ユニット112の外周面とは、隙間のない密着状態となしている。このように構成して、ケーシング体111内に配設した混合ユニット112内を流体(図18において矢印で示す)が上流側である左側の導入口115側から下流側である右側の導出口16に蛇行しながら流動するようにしている。
混合ユニット112は、流体を拡散・混合する拡散・混合流路127と、流体を集合・混合する集合・混合流路128を有しており、拡散・混合流路127の終端部と集合・混合流路128の始端部を連通させて接続している。すなわち、拡散・混合流路127は、図19に示すように、中央部に流体の流入口132を形成した円板状の第1拡散エレメント130に、円板状の第2拡散エレメント140を対向させて配置するとともに、両拡散エレメント130,140の間に中央部側の流入口132から流入した流体を周縁部側に向けて半径方向に流動させて拡散・混合するように形成している。最左側に配置した第1拡散エレメント130の中央部に形成した流入口132は、左側端部壁体113の中央部に形成した導入口115に整合させて連通している。
そして、拡散・混合流路127は、第1・第2拡散エレメント130,140の対向面にそれぞれ同形・同大の多数の凹部135,141を配列して形成して、各拡散エレメント130,140の凹部135,141の開口面を突き合わせ状に面接触させるとともに、相互に連通するように位置を違えて配置している。流体の流入口を中心とする同一円周上に配置した各拡散エレメント130,140の凹部135,141の数は、中心部側から周縁部側に向けて漸次増大させて、流動方向である半径方向に分流数(分散数)を増大させている。
また、集合・混合流路28は、図19に示すように、円板状の第1集合エレメント150に、中央部に流体の流出口を形成した円板状の第2集合エレメント160を対向させて配置するとともに、両集合エレメント150,160の間に周縁部側から流入した流体を中央部側に向けて半径方向に流動させて集合・混合するように形成している。最右側に配置した第2集合エレメント160の中央部に形成した流出口62は、右側端部壁体114の中央部に形成した導出口116に整合させて連通している。
そして、集合・混合流路128は、第1・第2集合エレメント150,160の対向面にそれぞれ流体の流出口162を中心とする同一円周上に同形・同大の多数の凹部151,165を配列して形成するとともに、半径方向には周縁部側から中央部側に向けて凹部151,165の開口面積を漸次縮小させて形成し、かつ、中央部側の凹部151,165の最小開口面積を前記拡散エレメント130,140の凹部135,141の開口面積以上となした複数の凹部151,165を配列して形成し、両集合エレメント150,160の凹部151,165の開口面を突き合わせ状に面接触させるとともに、相互に連通するように円周方向に位置ずれさせて配置している。流体の流出口162を中心とする同一円周上に配置した各集合エレメント150,160の凹部151,165の数は、半径方向の各列において同一(本実施形態では12個)となしている。
しかも、第1・第2集合エレメント150,160では、中心部側にリング状に配置した凹部151,165の第1列と、それよりも円周側にリング状に配置した凹部151,165の第2列と、さらにそれよりも円周側にリング状に配置した凹部151,165の第3列からなる3列の各列に同数個の凹部151,165を配置して形成している。そして、各列の凹部151,165の半径方向の幅は、略同一幅ないしは同一幅に形成するとともに、各列の凹部151,165の円周方向の幅は、第1列の凹部151,165の円周方向の幅を1とすると、第2列の凹部151,165の円周方向の幅は1.5、第3列の凹部151,165の円周方向の幅は2の割合で形成している。
このように構成して、混合ユニット112では、第1・第2拡散エレメント130,140の凹部135,141の数は、中心部側から周縁部側に向けて漸次増大させているため、流体が合流する凹部135,141の数は周縁部側ほど増大するとともに、それに比例して数多く分流(分散)される。そのため、拡散・混合流路127においては流体にせん断力が作用して微細化される回数が流体の流動方向(周縁部側に向かう半径方向)に沿って漸次増大するようにしている。
また、第1・第2集合エレメント150,160では、周縁部側の大きめの開口面積を有する第3列の凹部151,165からスムーズに流入した流体が、漸次縮小された開口面積を有する第2列の凹部151,165さらには第1列の凹部151,165に順次流入して分流(分散)と合流を繰り返しながら中心部側に集合する。そのため、流体に作用するほぼ一様のせん断力により流体の微細化かつ均一化を図ることができるとともに、集合・混合流路128における圧力損失を削減することができる。しかも、各集合エレメント150,160の凹部151,165の数は、半径方向の各列において同一となしているため、流体が合流する凹部151,165の数は各列において同数であり、周縁部から中心部への流れに伴う各列における流体の分割(分散)は無駄なく確実に行われる。そのため、集合・混合流路128においては流体にほぼ一様にせん断力が作用して微細化される回数が流体の流動方向において一定に保たれるが、圧力損失を軽減することができる。
以下に、各混合ユニット112の構成をより具体的に説明する。すなわち、各混合ユニット112は、いずれも同様の構造であり、図20に示すように、対向配置された2枚の板状(略円板形状)の部材、より具体的には円板形状の第1・第2拡散エレメント130,140と、対向配置された2枚の板状(略円板形状)の部材、より具体的には円板形状の第1・第2集合エレメント150,160とを備えている。
各混合ユニット112の上流側半部を形成する2枚の第1・第2拡散エレメント130,140のうち、導入口115側(上流側)に配置される第1拡散エレメント130は、円板状のエレメント本体131の中央部に、流体の流入口132が貫通状態で形成されている。そして、エレメント本体131の外周縁部には、全周に亘って肉厚の周壁部133が下流側に突出状に形成されて、エレメント本体131と周壁部133とにより、下流側に向けて円形の開口を有する凹み部134が形成され、凹み部134内に円板状の空間が形成されている。
図21に示すように、エレメント本体131の下流側面には、開口形状が正六角形の凹部135が隙間のない状態で複数形成されている。いわゆるハニカム状に多数の凹部135が形成されている。136は、第1拡散エレメント130に第2拡散エレメント140をネジ留めにより固定する際に用いられるネジ用の挿通孔である。
図19〜図21に示すように、2枚の拡散エレメント130,140のうち、導出口116側(下流側)に配置される第2拡散エレメント140は、第1拡散エレメント130よりも小径である。そして、第2拡散エレメント140の直径は、第1拡散エレメント130の凹み部134の直径よりも小径であり、凹み部134に第2拡散エレメント140が対面状態に嵌入されて配置される。
また、第2拡散エレメント140の、第1拡散エレメント130との対向面、すなわち導入口115側に向けられる上流側面(第1拡散エレメント130と対向する面)には、第1拡散エレメント130のエレメント本体131と同様に、開口形状が正六角形の凹部141が隙間のない状態で複数形成されている。なお、146は、第1拡散エレメント130に第2混合エレメント140をネジ留めにより固定する際に用いられるネジ用の挿通孔である。
そして、両拡散エレメント130,140は、図19および図20に示すような配置で組み付けられる。具体的に説明すると、第1拡散エレメント130の凹み部134内に、第2拡散エレメント140を対面状態に配置する。このとき、第1拡散エレメント130の下流側面のハニカム状の多数の凹部135の開口面と、第2拡散エレメント140の上流側面のハニカム状の多数の凹部141の開口面とが対面状態に当接するように、第2拡散エレメント140の向きを定める(図20参照)。この状態で、第1拡散エレメント130の挿通孔136と、第2拡散エレメント140の挿通孔146の位置を整合させてネジ172でネジ止めして組み付ける。
図19に示すように、第2拡散エレメント140の直径は、第1拡散エレメント130の凹み部134の直径よりも小径に形成されている。ただし直径の違いは僅かである。
従って、両拡散エレメント130,140を組み付けると、第1拡散エレメント130の周壁部133の内周面138と第2拡散エレメント140の外周端面143との間に、第2拡散エレメント140の外周端面に沿って全周に亘りリング状の間隙が環状流出路173として形成され、環状流出路173の下流側に位置する終端開口部が拡散・混合流路127の終端部であり、下流側に向けてリング状に開口されている。
そして、第1拡散エレメント130の流入口132に供給された流体は、拡散・混合流路127(図18参照)を通過した後、この拡散・混合流路127の終端部から放出される。環状流出路173の流出幅t1は、全周にわたって略一定間隔(略均等幅)に形成されており、例えば、第2拡散エレメント140の半径の20分の1前後の幅で形成される(図21参照)。
このように、第2拡散エレメント140の外周に全周に亘る環状流出路173の終端開口部を略均等幅に形成すると、全周に亘って流体を略均等に流出させることができるため、終端開口部から流出される流体の圧力にばらつきが発生しにくくなり、混合ユニット112の外周部の位置によって流体の流出量に偏りが生ずるような不具合が防止される。流出量の偏りが防止されれば、流路抵抗が低下し、また局所的に流体の圧力が高圧になる場所が生ずることが防止される。
また、本実施形態では、環状流出路173の大きさ、すなわち間隙の流出幅t1が全周に亘って略均等になっている。これにより、より確実に流路抵抗を低下させることができて、局所的高圧領域の発生、特に環状流出路173近傍における局所的高圧領域の発生を防止できる。
ここで、各拡散エレメント130,140の当接側の面に形成されるハニカム状の多数の凹部135,141の相互関係について説明する。
図21に示すように、両拡散エレメント130,140の凹部135,141は同形・同大に形成して、これらの当接面は、第1拡散エレメント130の凹部135の中心位置に、第2拡散エレメント140の凹部141の角部149が位置する状態で当接している。
このような状態で当接させると、第1拡散エレメント130の凹部135と第2拡散エレメント140の凹部141との間で流体を流動させることができる。また、角部149は3つの凹部141の角部が集まっている位置である。
従って、例えば、第1拡散エレメント130の凹部135側から第2拡散エレメント140の凹部141側に流体が流れる場合を考えると、流体は、2つの流路に分流(分散)されることになる。
つまり、第1拡散エレメント130の凹部135の中央位置に位置された第2拡散エレメント140の角部149は、流体を分流する分流部として機能する。逆に、第2拡散エレメント140側から第1拡散エレメント130側に流体が流れる場合を考えると、2方から流れてきた流体が1つの凹部135に流れ込むことで合流することになる。この場合、第2拡散エレメント140の中央位置に位置された角部149は、合流部として機能する。
また、第2拡散エレメント140の凹部141の中心位置にも、第1拡散エレメント130の凹部135の角部139が位置する。この場合は、第1拡散エレメント130の角部139が上述した分流部や合流部として機能する。
このように、相互に対向状態に対面配置された両拡散エレメント130,140の間には、中央の流入口132から両拡散エレメント130,140(ケーシング体11)の軸線方向に供給された流体が、分流と合流(分散と混合)を繰り返しながら両拡散エレメント130,140の放射線方向(軸線方向と直交する半径方向)に蛇行状態にて流動する拡散・混合流路127(図18参照)が形成されている。
この拡散・混合流路127を流体が流動する過程で、流体に混合処理が施される。そして、拡散・混合流路127を通過した流体は、その後、混合ユニット112の背面側外周部に下流側に向けてリング状に開口した環状流出路173の終端開口部から混合ユニット112の下流側半部に流入される。
各混合ユニット112の下流側半部を形成する2枚の第1・第2集合エレメント150,160のうち、導出口116側(下流側)に配置される第2集合エレメント160は、円板状のエレメント本体161の中央部に、流体の流出口162が貫通状態で形成されている。そして、エレメント本体161の外周縁部には、全周に亘って肉厚の周壁部163が上流側に突出状に形成されて、エレメント本体161と周壁部163とにより、上流側に向けて円形の開口を有する凹み部164が形成され、凹み部164内に円板状の空間が形成されている。
図21に示すように、エレメント本体161の下流側面には、開口形状が変形六角形、つまり、円周方向側に配置された対向辺を他の四辺よりも極端に短く形成して略四角形状(略ひし形状)に形成した凹部165が隙間のない状態で多数形成されている。166は、第1拡散エレメント130に第2集合エレメント160をネジ留めにより固定する際に用いられるネジ用のネジ孔である。
図19、図20および図22に示すように、2枚の集合エレメント150,160のうち、導入口115側(上流側)に配置される第1集合エレメント150は、第2集合エレメント160よりも小径である。そして、第1集合エレメント150の直径は、第2集合エレメント160の凹み部164の直径よりも小径であり、凹み部164に第1集合エレメント150が対面状態に嵌入されて配置される。
また、第1集合エレメント150の、第2集合エレメント160との対向面、すなわち導出口116側に向けられる下流側面には、第2集合エレメント160のエレメント本体161と同様に、開口形状が変形六角形の凹部151が隙間のない状態で複数形成されている。なお、156は、第1拡散エレメント130に第1集合エレメント150をネジ留めにより固定する際に用いられるネジ用の挿通孔である。
そして、両集合エレメント50,60は、図19および図20に示すような配置で組み付けられる。すなわち、第2集合エレメント160の凹み部164内に、第1集合エレメント150を対面状態に配置する。このとき、第2集合エレメント160の上流側面の多数の凹部165の開口面と、第1集合エレメント150の下流側面152の多数の凹部151の開口面とが対面状態で、流出口162を中心とする円周方向に凹部151,165が相互に半分だけ位置ずれして当接するように、第2集合エレメント160の向きを定める(図20参照)。この状態で、第1集合エレメント150の挿通孔156と、第2集合エレメント160のネジ孔166の位置を整合させてネジ172でネジ止めして組み付ける。
図22に示すように、第1集合エレメント150の直径は、第2集合エレメント160の凹み部164の直径よりも小径に形成されている。ただし直径の違いは僅かである。従って、両集合エレメント150,160を組み付けると、第2集合エレメント160の周壁部163の内周面168と第1集合エレメント150の外周端面との間に、第1集合エレメント150の外周端面に沿って全周に亘りリング状の間隙が環状流入路174として形成され、環状流入路174の上流側に位置する始端開口部が集合・混合流路128の始端部であり、上流側に向けてリング状に開口される。
そして、第2集合エレメント160の環状流入路174に供給された流体は、集合・混合流路128(図18参照)を通過した後、この集合・混合流路128の始端部から放出される。環状流入路174の流入幅t2は、全周にわたって略一定間隔(略均等幅)に形成されており、例えば、第2集合エレメント160の半径の20分の1前後の幅で形成される(図20参照)。環状流入路174の流入幅t2は環状流出路173の流出幅t1と同一幅に形成している。
このように、第2集合エレメント160の外周に全周に亘る環状流入路174の始端部を略均等幅に形成すると、全周に亘って流体を略均等に流入させることができるため、始端部から流入される流体の圧力にばらつきが発生しにくくなり、混合ユニット112の外周部の位置によって流体の流入量に偏りが生ずるような不具合が防止される。流入量の偏りが防止されれば、流路抵抗が低下し、また局所的に流体の圧力が高圧になる場所が生ずることが防止される。
そして、本実施形態では、環状流入路174の大きさ、すなわち間隙の流入幅t2が全周に亘って略均等になっている。これにより、より確実に流路抵抗を低下させることができて、局所的高圧領域の発生、特に環状流入路174近傍における局所的高圧領域の発生を防止できる。
しかも、相互に円周方向に凹部151,165の半分だけ位置ずれさせて対向状態に対面配置された両集合エレメント150,160の間には、環状流入路174から両集合エレメント150,160の周縁部に流入した流体が、分流と合流(分散と混合)を繰り返しながら両集合エレメント150,160の中心部に向かって軸線方向と直交する半径方向に蛇行状態にて流動する集合・混合流路128(図18参照)が形成されており、この集合・混合流路128を流体が流動する過程で、流体に混合処理が施される。そして、集合・混合流路128を通過した流体は、その後、混合ユニット112の背面側中心部に開口した流出口162から混合ユニット112の外部に流出される。
ここで、各集合エレメント150,160の当接側の面に形成される多数の凹部151,165の相互関係について説明する。
図20に示すように、両集合エレメント150,160の凹部151,165は同一列上の凹部151,165については同形・同大に形成し、かつ、周縁部側から中心部側に向けて漸次縮小させて形成し、これらの当接面は、第2集合エレメント160の凹部165の中心位置に、第1集合エレメント150の凹部151の角部159が位置する状態で当接している。
このような状態で当接させると、第1集合エレメント150の凹部151と第2集合エレメント160の凹部165との間で流体を流動させることができる。また、角部169は4つの凹部151の角部が集まっている位置である。
従って、例えば、第1集合エレメント150の凹部151側から第2集合エレメント160の凹部165側に流体が流れる場合を考えると、流体は、3つの流路に分流(分散)されることになる。
つまり、第1集合エレメント150の凹部151の中央位置に位置された第2集合エレメント160の角部169は、流体を分流する分流部として機能する。逆に、第2集合エレメント160側から第1集合エレメント150側に流体が流れる場合を考えると、3方から流れてきた流体が1つの凹部151に流れ込むことで合流することになる。この場合、第2集合エレメント160の中央位置に位置された角部169は、合流部として機能する。
また、第2集合エレメント160の凹部165の中心位置にも、第1集合エレメント150の凹部151の角部159が位置する。この場合は、第1集合エレメント150の角部159が上述した分流部や合流部として機能する。
このように、相互に対向状態に対面配置された両集合エレメント150,160の間には、環状流入路174から流入された流体が、分流と合流(分散と混合)を繰り返しながら両集合エレメント150,160の放射線方向(軸線方向と直交する半径方向)に蛇行状態にて流動する拡散・混合流路127(図1参照)が形成されている。
さらには、全周にわたって下流側に向けてリング状に開口する環状流出路173の終端部と、全周にわたって上流側に向けてリング状に開口する環状流入路174の始端部とは、整合状態にて近接・対面して形成されるため、環状流出路173→環状流入路174→集合・混合流路128へと流動する流体の圧力損失を大幅に低下させることができて、シール部であるOリング126からの流体漏れを堅実に回避することができる。
[第6実施形態としての気液混合処理部の特徴]
静止型流体混合装置である第6実施形態としての気液混合処理部は、以下の構成を特徴とする。すなわち、気液混合処理部は、中央部に流体の流入口を形成した円板状の第1拡散エレメントに、円板状の第2拡散エレメントを対向させて配置するとともに、両拡散エレメントの間に中央部側の流入口から流入した流体を周縁部側に向けて半径方向に流動させて拡散・混合する拡散・混合流路を形成し、円板状の第1集合エレメントに、中央部に流体の流出口を形成した円板状の第2集合エレメントを対向させて配置するとともに、両集合エレメントの間に周縁部側から流入した流体を中央部側に向けて半径方向に流動させて集合・混合する集合・混合流路を形成して、拡散・混合流路の終端部と集合・混合流路の始端部を接続した混合ユニットを具備する気液混合処理部であって、拡散・混合流路は、第1・第2拡散エレメントの対向面にそれぞれ同形・同大の多数の凹部を配列して形成して、各拡散エレメントの凹部の開口面を突き合わせ状に面接触させるとともに、相互に連通するように位置を違えて配置し、集合・混合流路は、第1・第2集合エレメントの対向面にそれぞれ流体の流出口を中心とする同一円周上に同形・同大の多数の凹部を配列して形成するとともに、半径方向には周縁部側から中央部側に向けて凹部の開口面積を漸次縮小させて形成し、かつ、中央部側の凹部の最小開口面積を前記拡散エレメントの凹部の開口面積以上となした凹部を複数の列状に配置して、両集合エレメントの凹部の開口面を突き合わせ状に面接触させるとともに、相互に連通するように円周方向に位置ずれさせて配置したことを特徴とする。
かかる気液混合処理部では、周縁部側の大きめの開口面積を有する凹部からスムーズに流入した流体が、漸次縮小された開口面積を有する凹部に流入して分流(分散)と合流を繰り返しながら中心部側に集合する。そのため、流体に作用するほぼ一様なせん断力により流体の微細化かつ均一化を図ることができるとともに、集合・混合流路における圧力損失を削減することができる。
上記した第6実施形態としての気液混合処理部は、以下の構成にも特徴を有する。すなわち、気液混合処理部は、流体の流入口を中心とする同一円周上に配置した各拡散エレメントの凹部の数は、中心部側から周縁部側に向けて漸次増大させる一方、流体の流出口を中心とする同一円周上に配置した各集合エレメントの凹部の数は、半径方向の各列において同一となしたことにも特徴を有する。
かかる気液混合処理部では、各拡散エレメントの凹部の数は、中心部側から周縁部側に向けて漸次増大させているため、流体が合流する凹部の数は周縁部側ほど増大するとともに、それに比例して数多く分流される。そのため、拡散・混合流路においては流体にせん断力が作用して微細化される回数が流体の流動方向に沿って漸次増大する。
各集合エレメントの凹部の数は、半径方向の各列において同一となしているため、流体が合流する凹部の数は各列において同数であり、周縁部から中心部への流れに伴う各列における流体の分割(分散)・混合は無駄なく確実に行われる。そのため、集合・混合流路においては流体にほぼ一様なせん断力が作用して微細化される回数が流体の流動方向において一定に保たれるが、圧力損失を軽減することができる。
[第7実施形態としての気液混合処理部M]
第7実施形態としての気液混合処理部Mは、図23に示すように、一方向(本実施形態では左右方向)に伸延する円筒状に形成したケーシング体311内に、一組ないしは複数組(本実施形態では五組)の混合ユニット312を同心円的に配設している。ケーシング体311の両端部には左・右側壁体313,314を配設して、各側壁体313,314の外側周縁部に左・右接続体315,316の基端部315a,316aを係止するとともに、左・右接続体315,316の先端部315b,316bをケーシング体311の外周面に螺着して、隣接する各混合ユニット312の流出口362と流入口332を連通させた状態にて、両側壁体313,314間にケーシング体311内にて同軸的に配列した混合ユニット312を挟持している。上流側の側壁体313の中央部には導入口317を形成して、導入口317には近接する混合ユニット312の流入口332を整合させて連通させる一方、下流側の側壁体314の中央部には導出口318を形成して、導出口318には近接する混合ユニット12の流出口362を整合させて連通させている。
左・右側壁体313,314は、ケーシング体311の内径よりもやや大径の円板状に形成し、内側半部にケーシング体311への内嵌部313a,314aを形成する一方、外側半部の周縁部に左・右接続体315,316の基端部315a,316aを係止する段付き凹条の係止用凹部313b,314bを形成している。上流側の側壁体313の中央部に形成した導入口317には上流側連通連結体319を連通連結する一方、下流側の側壁体314の中央部に形成した導出口318には下流側連通連結体320を連通連結している。
左・右接続体315,316は相互に左右対称に形成している。すなわち、左・右接続体315,316はリング板状に形成した基端部315a,316aと、基端部315a,316aの外周縁部に連設した円筒状の先端部315b,316bとから一体成形して、先端部315b,316bの内周面に雌ネジ部315c,316cを形成している。ケーシング体311の左右側端部には段付き凹部311a,311bを形成するとともに、段付き凹部311a,311bの外周面に雌ネジ部315c,316cを螺着する雄ネジ部311c,311dを形成している。
混合ユニット312は、中央部に処理対象である流体R(図23において矢印で示す)の流入口332を形成した円板状の第1拡散エレメント330に、円板状の第2拡散エレメント340を対面させて配置して、両拡散エレメント330,340の間に拡散・混合流路360を形成する一方、第2拡散エレメント340の背面側に、中央部に流体Rの流出口362を形成した円板状の集合エレメント350を対面させて配置して、集合エレメント350に集合流路370を形成して構成している。
すなわち、混合ユニット312は、中央部側の流入口332から流入した流体Rを周縁部側に向けて半径方向に流動させて拡散・混合する拡散・混合流路360と、周縁部側から流入した流体Rを中央部側の流出口362に向けて半径方向に流動させて集合させる集合流路370とを備えており、ケーシング体311の内周面に沿わせて拡散・混合流路360の終端部と集合流路370の始端部を連通させている。
集合エレメント350は、図24及び図25に示すように、上流側半部352を下流側半部353よりも小径の円板状に形成して、上流側半部352の外周部に拡散・混合流路360と連通する円形リング状の連通用凹部354を形成し、上流側半部352には周縁部から中央部の流出口362に向けて直状かつ同一幅の流路形成用凹部355を形成して、流路形成用凹部55の開口面を第2拡散エレメント340の背面により閉塞することで、連通用凹部354と連通する集合流路370を形成している。流路形成用凹部355は、上流側半部352に側面視で十字状に配置している。つまり、円周方向に90度の間隔をあけて形成している。その結果、本実施形態では、流路形成用凹部355の開口面が第2拡散エレメント340の背面により閉塞されて形成される集合流路370は、周縁部から中央部の流出口362に向けて直状かつ同一幅の流路が十字状に形成されている。ここで、集合エレメント350の半径方向と直交する流路形成用凹部355の流路幅W5は、流出口362の半径rと下記の関係を有している。
Figure 2013135661
このような関係を保つことにより、集合流路370の流路幅W5を可及的に広く形成するとともに、隣接する集合流路370を流動する流体Rが相互に干渉することなく流出口362に速やかに流入するようにしている。
379はOリングであり、Oリング379はケーシング体11内において、左側壁体313と混合ユニット312との間、混合ユニット312,312同士の間、混合ユニット312と右側壁体314との間にそれぞれ配設してシール部を形成している。
このように構成して、静止型流体混合装置310では、集合流路370を集合エレメント350の周縁部から中央部の流出口362に向けて直状かつ同一幅に形成しているため、拡散・混合流路360を流動した流体Rを、集合流路370を通して流出口362に向けて直状に速やかに流動させることができる。そのため、集合流路370においては流体Rの流線が大きく乱れことがなくなり、流体Rの圧力にばらつきが発生しにくくなる。その結果、流体圧力が均一化されて流路抵抗が低下する。流路抵抗が低下すると圧力損失が低減されて(圧力損失低減効果が得られて)、供給する流体の圧力を高圧にしなくても処理量を増大させることができる。圧力損失が低減されると、低圧で流体混合処理を行なうことができるようになって、シール部材としてのOリング379を配設したシール部における流体漏れ防止を図るためのOリング379の使用が大幅に低減される。その結果、シール部材の交換などの作業が不要、ないしは大幅に削減されるため、静止型流体混合装置自体のメンテナンス作業の簡易化と迅速化を図ることができて、作業効率を向上させることができる。
拡散・混合流路360と連通する円形リング状の連通用凹部354に集合流路370を連通させて形成しているため、拡散・混合流路360から集合流路370への流体Rの流動が円滑になされる。そして、流路形成用凹部355を上流側半部52に十字状に配置して形成することで、集合流路370を集合エレメント350の円周廻りに均等に配置することができ、連通用凹部354から最寄りの集合流路370を通して流出口362に流体Rを流出させることができる。
ケーシング体311の両端部に形成した段付き凹部311a,311bの外周面には雄ネジ部311c,311dを形成し、左・右接続体315,316の先端部315b,316bの内周面には雌ネジ部315c,316cを形成して、雄ネジ部311c,311dに雌ネジ部315c,316cを螺着した左・右接続体315,316は、工具なしに螺脱して取り外すことにより、ケーシング体311内に配設した混合ユニット312の挟持を簡単に解除することができる。そのため、混合ユニット312をケーシング体311から容易に取り出すことができて、混合ユニット312のメンテナンス作業を楽に行うことができる。また、反対の手順を辿ることで気液混合処理部Mを工具なしに簡単に組み立てることができる。
次に、気液混合処理部Mの構成をより具体的に説明する。気液混合処理部Mは、図23に示すように、ケーシング体311内に五組の混合ユニット12を同軸的にかつ直列的に配列させて収容して、各混合ユニット312の周縁部間にOリング379を介設している。この際、ケーシング体311の内周面と各混合ユニット312の外周面とは、隙間のない密着状態となしている。このように構成して、ケーシング体311内に配設した混合ユニット312内を流体Rが上流側である左側の導入口317側から下流側である右側の導出口318に蛇行しながら流動するようにしている。
拡散・混合流路360は、図24〜図26に示すように、第1・第2拡散エレメント330,340の対向面にそれぞれ同形・同大の多数の凹部335,345を配列して形成して、各拡散エレメント330,340の凹部335,345の開口面を突き合わせ状に面接触させるとともに、相互に連通するように位置を違えて配置している。流体Rの流入口332を中心とする同一円周上に配置した各拡散エレメント330,340の凹部335,345の数は、中心部側から周縁部側に向けて漸次増大させて、流動方向である半径方向に分流数(分散数)を増大させている。
また、集合流路370は、図24,図25及び図27に示すように、円板状の第2拡散エレメント340に、中央部に流体Rの流出口362を形成した円板状の集合エレメント350を対向させて配置するとともに、両エレメント340,350の間に周縁部側から流入した流体Rを中央部側に向けて半径方向に流動させて集合させるように形成している。最右側に配置した集合エレメント350の中央部に形成した流出口362は、右側壁体314の中央部に形成した導出口318に整合させて連通している。
このように構成して、混合ユニット312では、第1・第2拡散エレメント330,340の凹部335,345の数は、中心部側から周縁部側に向けて漸次増大させているため、流体Rが合流する凹部335,345の数は周縁部側ほど増大するとともに、それに比例して数多く分流(分散)される。そのため、拡散・混合流路360においては流体Rにせん断力が作用して微細化される回数が流体Rの流動方向(周縁部側に向かう半径方向)に沿って漸次増大するようにしている。
各混合ユニット312は、いずれも同様の構造であり、図24及び図25に示すように、対向配置された2枚の板状(略円板形状)の部材、より具体的には円板形状の第1・第2拡散エレメント330,340と、対向配置された板状(略円板形状)の部材、より具体的には円板形状の集合エレメント350とを備えている。
各混合ユニット312の上流側半部を形成する2枚の第1・第2拡散エレメント330,340のうち、導入口317側(上流側)に配置される第1拡散エレメント330は、円板状のエレメント本体331の中央部に、流体Rの流入口332が貫通状態で形成されている。
図23に示すように、エレメント本体331の下流側面には、開口形状が正六角形の凹部335が隙間のない状態で複数形成されている。いわゆるハニカム状に多数の凹部335が形成されている。334は第1拡散エレメント330のピン挿入用凹部である。336は第1拡散エレメント330の中央部に配設した第1螺着部、337は第1螺着部336を流入口332中の中央に支持する3片の支持片である。
図24〜図26に示すように、2枚の拡散エレメント330,340のうち、導出口318側(下流側)に配置される第2拡散エレメント340は、第1拡散エレメント330よりも小径である。第2拡散エレメント340のエレメント本体341の第1拡散エレメント330との対向面、すなわち導入口317側に向けられる上流側面(第1拡散エレメント330と対向する面)には、第1拡散エレメント330のエレメント本体331と同様に、開口形状が正六角形の凹部345が隙間のない状態で複数形成されている。
342は第2拡散エレメント340の中央部に形成した第2螺着部であり、第2螺着部42と第1拡散エレメント30の第1螺着部336とを符合させて、連結ボルト343により第1拡散エレメント330と第2拡散エレメント340とを対面状態に重合させて連結している。346は第2拡散エレメント340に形成したピン挿通孔、347はピン挿通孔346に挿通した位置決めピンであり、位置決めピン347の先端部を第1拡散エレメント330のピン挿入用凹部334に挿入して第1拡散エレメント330と第2拡散エレメント340を位置決めして対面させている。
そして、両拡散エレメント330,340は、図24および図25に示すような配置で組み付けられる。具体的に説明すると、第1拡散エレメント330と第2拡散エレメント340を対面状態に配置する。このとき、第1拡散エレメント330の下流側面のハニカム状の多数の凹部335の開口面と、第2拡散エレメント340の上流側面のハニカム状の多数の凹部345の開口面とが対面状態に当接するように、第2拡散エレメント340の向きを定める(図3参照)。この状態で、第1拡散エレメント330のピン挿入用凹部334に、第2拡散エレメント340のピン挿通孔346に挿通した位置決めピン347の先端部を挿入して組み付ける。
従って、両拡散エレメント330,340を組み付けると、両拡散エレメント330,340間に形成される拡散・混合流路360の終端部が外周に向けてリング状に開口されている。そして、第1拡散エレメント330の流入口332に供給された流体Rは、拡散・混合流路360(図1参照)を通過した後、この拡散・混合流路360の終端部から放出される。
ここで、位置決めピン347により位置決めされて、各拡散エレメント330,340の当接側の面に形成されるハニカム状の多数の凹部335,345の相互関係について説明する。すなわち、図26に示すように、両拡散エレメント330,340の凹部335,345は同形・同大に形成して、これらの当接面は、第1拡散エレメント330の凹部335の中心位置に、第2拡散エレメント340の凹部345の角部349が位置する状態で当接している。
このような状態で当接させると、第1拡散エレメント330の凹部335と第2拡散エレメント340の凹部345との間で流体Rを流動させることができる。また、角部349は3つの凹部345の角部が集まっている位置である。
従って、例えば、第1拡散エレメント330の凹部335側から第2拡散エレメント340の凹部345側に流体Rが流れる場合を考えると、流体Rは、2つの流路に分流(分散)されることになる。
つまり、第1拡散エレメント330の凹部335の中央位置に位置された第2拡散エレメント340の角部349は、流体Rを分流する分流部として機能する。逆に、第2拡散エレメント340側から第1拡散エレメント330側に流体Rが流れる場合を考えると、2方から流れてきた流体Rが1つの凹部335に流れ込むことで合流することになる。この場合、第2拡散エレメント340の中央位置に位置された角部349は、合流部として機能する。
また、第2拡散エレメント340の凹部345の中心位置にも、第1拡散エレメント330の凹部335の角部339が位置する。この場合は、第1拡散エレメント30の角部339が上述した分流部や合流部として機能する。
このように、相互に対向状態に対面配置された両拡散エレメント330,340の間には、中央の流入口332から両拡散エレメント330,340(ケーシング体11)の軸線方向に供給された流体Rが、分流と合流(分散と混合)を繰り返しながら両拡散エレメント330,340の放射線方向(軸線方向と直交する半径方向)に蛇行状態にて流動する拡散・混合流路360(図1参照)が形成されている。
この拡散・混合流路360を流体Rが流動する過程で、流体Rに混合処理が施される。そして、拡散・混合流路360を通過した流体Rは、その後、連通用凹部354を通して集合エレメント350の集合流路370に流入される。各混合ユニット312の下流側を形成する集合エレメント350には、円板状の中央部に流体Rの流出口362が貫通状態で形成されている。
図23に示すように、左・右側壁体313,314の内周縁部と、第1拡散エレメント330の上流側(左側)の外周縁部と、第1拡散エレメント330と同径状に形成した集合エレメント350の下流側(右側)の外周縁部には、それぞれテーパー面部313c,314c,338,348を形成して、隣接して対向するテーパー面部とケーシング体11の内周面とによりOリング379を配置するためのOリング配置空間378を形成している。
[第7実施形態としての気液混合処理部の特徴]
静止型流体混合装置である第7実施形態としての気液混合処理部は、以下の構成を特徴とする。すなわち、気液混合処理部は、中央部側の流入口から流入した流体を周縁部側に向けて半径方向に流動させて拡散・混合する拡散・混合流路と、周縁部側から流入した流体を中央部側の流出口に向けて半径方向に流動させて集合させる集合流路とを有する混合ユニットを、ケーシング体内に同心円的に配設するとともに、ケーシング体の内周面に沿わせて拡散・混合流路の終端部と集合流路の始端部を連通させた静止型流体混合装置であって、混合ユニットは、中央部に流体の流入口を形成した円板状の第1拡散エレメントに、円板状の第2拡散エレメントを対面させて配置して、両拡散エレメントの間に拡散・混合流路を形成する一方、第2拡散エレメントの背面側に、中央部に流体の流出口を形成した円板状の集合エレメントを対面させて配置して、集合エレメントに集合流路を形成して構成し、集合流路は、周縁部から中央部の流出口に向けて直状かつ同一幅に形成したことを特徴とする。
かかる気液混合処理部では、集合流路を集合エレメントの周縁部から中央部の流出口に向けて直状かつ同一幅に形成しているため、拡散・混合流路を流動した流体を、集合流路を通して流出口に向けて直状に速やかに流動させることができる。そのため、集合流路においては流体の流線が大きく乱れことがなくなり、流体の圧力にばらつきが発生しにくくなる。その結果、流体圧力が均一化されて流路抵抗が低下する。流路抵抗が低下すると圧力損失が低減されて(圧力損失低減効果が得られて)、供給する流体の圧力を高圧にしなくても処理量を増大させることができる。圧力損失が低減されると、低圧で流体混合処理を行なうことができるようになって、シール部における流体漏れ防止を図るためのガスケット等のシール部材の使用が大幅に低減される。その結果、シール部材の交換などの作業が不要、ないしは大幅に削減されるため、静止型流体混合装置自体のメンテナンス作業の簡易化と迅速化を図ることができて、作業効率を向上させることができる。
上記した第7実施形態としての気液混合処理部は、以下の構成にも特徴を有する。すなわち、集合エレメントは、上流側半部を下流側半部よりも小径の円板状に形成して、上流側半部の外周部に拡散・混合流路と連通する円形リング状の連通用凹部を形成し、上流側半部には周縁部から中央部の流出口に向けて直状かつ同一幅の流路形成用凹部を形成して、流路形成用凹部の開口面を第2拡散エレメントの背面により閉塞することで、連通用凹部と連通する集合流路を形成したことを特徴とする。
かかる気液混合処理部では、拡散・混合流路と連通する円形リング状の連通用凹部に集合流路を連通させて形成しているため、拡散・混合流路から集合流路への流体の流動が円滑になされる。
上記した第7実施形態としての気液混合処理部は、以下の構成にも特徴を有する。すなわち、流路形成用凹部は、上流側半部に十字状に配置して形成したことを特徴とする。
かかる気液混合処理部では、流路形成用凹部を上流側半部に十字状に配置して形成することで、集合流路を集合エレメントの円周廻りに均等に配置することができ、連通用凹部から最寄りの集合流路を通して流出口に流体を流出させることができる。
上記した第7実施形態としての気液混合処理部は、以下の構成にも特徴を有する。すなわち、円筒状のケーシング体内に一つないしは複数の混合ユニットを同心円的に配設し、ケーシング体の両端部には側壁体を配設して、各側壁体の外側壁に接続体の基端部を係止するとともに、接続体の先端部をケーシング体の外周面に螺着して、隣接する各混合ユニットの流出口と流入口を連通させた状態にて両側壁体間にケーシング体を介して混合ユニットを挟持し、上流側の側壁体の中央部に形成した導入口には、近接する混合ユニットの流入口を連通させる一方、下流側の側壁体の中央部に形成した導出口には、近接する混合ユニットの流出口を連通させたことを特徴とする。
かかる気液混合処理部では、ケーシング体の外周面に螺着した接続体を工具なしに螺脱して取り外すことにより、ケーシング体内に配設した混合ユニットの挟持を簡単に解除することができる。そのため、混合ユニットをケーシング体から容易に取り出すことができて、混合ユニットのメンテナンス作業を楽に行うことができる。また、反対の手順を辿ることで静止型流体混合装置を工具なしに簡単に組み立てることができる。
上記した第7実施形態としての気液混合処理部は、以下の構成にも特徴を有する。すなわち、流体としての液体と液体、液体と気体、ないしは粉体と液体の混合体を、上流側の側壁体の中央部に形成した導入口から導入させて、混合ユニットの拡散・混合流路と集合流路を通して流動させた後に、下流側の側壁体の中央部に形成した導出口から導出させるようにしたことを特徴とする。
かかる気液混合処理部では、液体と液体、液体と気体、ないしは粉体と液体の混合体を、流体として上流側の側壁体の導入口から導入させて、混合ユニットの拡散・混合流路と集合流路を通して流動させた後に、下流側の側壁体の導出口から導出させることで、超微細化かつ均一化して混合することができる。
[第3実施形態としての高濃度酸素処理水生成装置の説明]
図28に示すAは本発明に係る第3実施形態としての高濃度酸素処理水生成装置である。かかる高濃度酸素処理水生成装置Aは、第8実施形態としての静止型流体混合装置である気液混合処理部Mを具備して構成している。すなわち、高濃度酸素処理水生成装置Aは、上面を開口させた容器491内に液体としての処理水Wを収容し、処理水W中に気液混合処理部Mを配置して、気液混合処理部Mの一側端開口部に連結体450を介して吐出側パイプ492の先端部を連通連結している。吐出側パイプ492は圧送ポンプPの吐出口Ptに基端部を接続している。圧送ポンプPの吸入口Pkには吸入側パイプ493の先端部を連通連結し、吸入側パイプ493の基端部を処理水W中に配置している。
そして、圧送ポンプPの吐出口Ptに近接する吐出側パイプ492の部分には気体供給パイプ494を介して気体供給部495を接続している。気体供給部495は、本実施形態では気体として純酸素ガス(例えば、95%濃度の酸素ガス)を供給可能な純酸素ガス供給部となしている。そして、気体供給部495から吐出側パイプ492中に純酸素ガスを圧送することで、純酸素ガスの供給量を所定量に設定している。496は気体供給パイプ494の中途部に設けた気体供給量調整弁である。なお、気体供給部495は圧送ポンプPの吸入口Pkに近接する吸入側パイプ493の部分に接続して、気体供給部495から処理水W中に供給される純酸素ガスが、圧送ポンプPの吸入側からエジェクタ効果により圧送ポンプP内に吸入されるようにするすることもできる。
気液混合処理部Mは、処理水Wと純酸素ガスの気液混相を蛇行流路中に流動させることで、いくつかの水分子からなるクラスターを形成している処理水Wに高せん断力を作用させて、処理水Wのクラスターの大きさがより小さい改質処理水となすとともに、改質処理水と純酸素ガスとの気液混相に高せん断力を作用させて、溶媒である改質処理水に純酸素ガスを溶解させた高濃度酸素処理水となすようにしている。ここで、気液混合処理部Mは、低圧力損失にて高ガス流速(流量)を実現することができるものであり、短時間で処理水Wを酸素過飽和状態に達せしめることができるものである。
吸入側パイプ493の中途部には熱交換器Hを配設して、熱交換器Hにより気液混合処理部Mで生成された高濃度酸素処理水を所定の低温度(例えば、1℃〜5℃)となすようにしている。容器491には回収パイプ497を介して回収部Gを接続して、回収部Gから所定低温度の高濃度酸素処理水を回収するようにしている。
このように構成して、高濃度酸素処理水生成装置Aでは、圧送ポンプPを作動させることにより、吸入側パイプ493を通して処理水Wを吸入するとともに、吐出側パイプ492を通して処理水Wと純酸素ガスを気液混合処理部Mの支持ケース本体411内に圧送する。支持ケース本体411内に圧送された処理水Wと純酸素ガスは、各導出口412から支持ボス部413を通して混合ユニット420の中央部に形成した流入口432に流入されて、拡散・混合流路480を通して周縁部側に向けて半径方向に流動されることで、純酸素ガスが超微細化かつ均一化されて処理水Wと混合された後に、混合ユニット420の周縁部の流出口464から外方へ流出される。つまり、容器491内に流出される。このようにして、吸入側パイプ493と圧送ポンプPと吐出側パイプ492と気液混合処理部Mと容器491で形成される循環流路を通して処理水Wを一定時間だけ循環させることにより、容器491内に収容している処理水Wを気液混合処理部Mにより高濃度酸素処理水となすことができる。
[第8実施形態としての気液混合処理部M]
図29に示すMは、本実施形態に係る気液混合処理部であり、気液混合処理部Mは、図29〜図34に示すように、混合処理対象である複数の異なる流体Rを圧送する圧送ポンプPの吐出口Pt(これらは図35参照)に連通連結可能とした中空のユニット支持ケース410と、ユニット支持ケース410に連通連結した混合ユニット420とを具備している。混合ユニット420は、中央部に形成した流体Rの流入口432を介してユニット支持ケース410に連通連結した板状の第1エレメント430に、板状の第2エレメント440を対面させて配置している。両エレメント430,440の間には、流入口432から流入した流体Rを周縁部側に向けて半径方向に流動させて拡散・混合する拡散・混合流路480を形成し、拡散・混合流路480の終端部である両エレメント430,440の周縁部に混合流体を外方へ流出させる流出口464を形成している。
ユニット支持ケース410は、直状に伸延させて円筒状に形成した支持ケース本体411の周面に複数の導出口412を形成し、導出口412の周囲に短軸長の円筒状に形成した支持ボス部413を突設して、導出口412と流入口432を連通させた状態にて支持ボス部413に混合ユニット420を取り付けている。
導出口412は、円筒状のユニット支持ケース410の周壁に軸線方向と円周方向に間隔をあけて複数(本実施形態では軸線方向に5個、円周方向に4個)形成しており、各導出口412は4個の導出孔412aを同一円周上に配置して形成している。そして、各導出口412の周囲には支持ボス部413を支持ケース本体411の外周面から外方(支持ケース本体411の半径方向)へ突設している。
支持ボス部413の中心部(軸芯部)に位置する支持ケース本体411の部分には取付部としての雌ネジ部414を設けて、雌ネジ部414に取付具としてのボルト等の雄ネジ部415を螺着可能としている。混合ユニット420の第1エレメント430と第2エレメント440の各中央部には、雄ネジ部415を挿通するための第1挿通孔433と第2挿通孔443を軸線方向に貫通させて形成している。
支持ボス部413の端面413aにはその周縁に沿わせて凹条溝416を形成し、凹条溝416内には弾性素材からなる封止体(ガスケット)としてのOリング417を収容している。そして、支持ボス部413の端面413aにOリング417を介して混合ユニット420の第2エレメント440を面接触させ、第2エレメント440に第1エレメント430を重合状態に対面させて、第1挿通孔433と第2挿通孔443を符合させ、両第1・第2挿通孔433,443に雄ネジ部415を挿通して、雌ネジ部414に雄ネジ部415の先端部を螺着することにより、支持ボス部413に混合ユニット420を組み付けて取り付けている。
支持ケース本体411は、一側端開口部に連結体450を着脱自在に連通連結するとともに、他側端開口部に閉塞体460を着脱自在に連結して、他側端開口部を閉塞している。連結体450と閉塞体460との間には、支持ケース本体411の外周を囲繞して保護する保護体470を介設している。
支持ケース本体411は、一側端部(本実施形態では図1において上端部)の外周面に一側端雄ネジ部418を形成するとともに、他側端部(本実施形態では図29において下端部)の外周面に他側端雄ネジ部419を形成している。
連結体450は円筒状に形成して、一側端部に連結片451を形成するとともに、他側端部の内周面に段付き凹部452を形成して、段付き凹部452の内周面に連結体雌ネジ部453を形成している。連結片451は、圧送ポンプPの吐出口Ptに直接着脱自在に連通連結することも、また、圧送ポンプPの吐出口Ptに基端部を連結した吐出側パイプ492(図35参照)の先端部を着脱自在に連通連結することもできるように形成している。
閉塞体460は、円筒状の周壁461と周壁461の他側端縁部に閉塞状に端壁462を連設したキャップ状に形成し、周壁461の内周面に閉塞体雌ネジ部463を形成している。
そして、一側端雄ネジ部418には連結体450の連結体雌ネジ部453を着脱自在に螺着して連結している。また、他側端雄ネジ部419にはキャップ状に形成した閉塞体460の閉塞体雌ネジ部63を着脱自在に螺着して連結している。
保護体470は、図29及び図30に示すように、円形リング板状の一対の一側壁体471及び他側壁体472と、両側壁体471,472の周縁部間に介設した網体473とから構成している。
両側壁体471,472は線対称に形成して、支持ケース本体411の軸線方向で対向させて配置している。各側壁体471,472は、それぞれ外部側壁片474,475と内部側壁片476,477とを重合させて形成している。外部側壁片474,475は、内径が支持ケース本体411の外径と略同形でかつ一定の半径幅を有する円形リング板状に形成した外部側壁本片474a,475aと、外部側壁本片474a,475aの内周縁部と外周縁部とから相互に対向方向に伸延させて形成した内・外周フランジ片474b,474c,475b,475cとから構成している。内部側壁片476,477は、円形リング状に形成した内部側壁本片476a,477aと、内部側壁本片476a,477aの外周縁部から相互に対向方向に伸延させて形成した外周フランジ片476c,477cとから構成している。
外部側壁本片474aの内周フランジ片474bは、連結体450の他側端面と支持ケース本体411の一側端部に設けた4個の支持ボス部413の外周面との間で挟持している。外部側壁本片475aの内周フランジ片475bは、閉塞体460の一側端面と支持ケース本体411の他側端部に設けた4個の支持ボス部413の外周面との間で挟持している。
網体473は支持ケース本体411の外周にその外周面から一定幅離隔させるとともに、その外周面に沿わせて伸延する円筒状に形成している。そして、網体473の両端縁部は、外部側壁片474,475の外周フランジ片474b,475bの内周面と、内部側壁片476,477の外周フランジ片476c,477cの外周面との間で挟持している。
このように構成した保護体470は、支持ケース本体411から連結体450ないしは閉塞体460を取り外すことにより、支持ケース本体411から取り外すことができる。
本実施形態に係る気液混合処理部Mは、上記のように構成しているものであり、かかる気液混合処理部Mによれば、下記のような作用効果が生起される。すなわち、混合処理対象である複数の異なる流体を圧送する圧送ポンプPの吐出口Ptにユニット支持ケース410を連通連結して、圧送ポンプPの吐出口Ptから複数の異なる流体Rを吐出させると、複数の異なる流体Rはユニット支持ケース410を通して混合ユニット420内に圧送される。そして、混合ユニット420は対向させて配置した第1・第2エレメント430,440の間に拡散・混合流路480を形成しており、拡散・混合流路480は流入口432から流入した流体Rを周縁部側に向けて半径方向に流動させて拡散・混合し、その結果、混合流体が生成される。また、生成された混合流体は拡散・混合流路の終端部である両エレメント430,440の周縁部に形成した流出口464から外方へ流出される。この際、複数の異なる流体は拡散・混合流路480を通過した後に流出口464から外方へ流出されるため、圧力損失を低減させることができる。そのため、気液混合処理部Mに流体を加圧して供給する圧送ポンプPの電力消費量の低減を図ることができるとともに、混合処理済み流体の流出量の増大化(効率化)を図ることができることができる。
また、連続相としての流体である液体と、分散相として流体である気体を混合流体となす場合には、圧送ポンプPの吸入口Pk(図7参照)から生成された混合流体を吸入させて、再度、混合ユニット420の拡散・混合流路480中を流動させる循環流動を所要回数行うことで、分散相の気体を微細(マイクロレベルないしはナノレベル)な液滴となすことができる。
導出口412の周囲に突設した支持ボス部413に混合ユニット420を取り付けているため、圧送ポンプPによりユニット支持ケース410内に圧送された複数の異なる流体を、導出口412→流入口432→拡散・混合流路480→流出口464を通して外方へ流出させることができて、圧力損失の低減化を堅実に図ることができる。この際、拡散・混合流路480内で流体が拡散されながら混合されるため、分散相としての気体は微細かつ均一な液滴となる。
ユニット支持ケース410に多数の混合ユニット420を取り付けることができるため、各混合ユニット420により同時に混合流体を生成することができる。そのため、混合処理済み流体の流出量の増大化(効率化)を堅実に図ることができることができる。
ユニット支持ケース410の雌ネジ部414に雄ネジ部415を介して混合ユニット420を取り付けているいため、メンテナンス作業時には取付具を介して取付部から混合ユニットを簡単に取り外すことができて、メンテナンス作業性を良好に確保することができる。
支持ボス部413の端面に形成した凹条溝416内にOリング417を収容して、Oリング417を介して支持ボス部413に混合ユニット420を取り付けているため、簡単の構造で支持ボス部413と混合ユニット420との封止性を良好に確保することができる。そのため、圧力損失を低減させることができるとともに、堅実に混合流体を生成することができて、混合流体の生成効率を向上させることができる。
[混合ユニット420の構成のより具体的な説明]
次に、混合ユニット420の構成をより具体的に説明する。すなわち、混合ユニット420は、中央部に処理対象である流体R(図34において矢印で示す)の流入口432を形成した円板状の第1エレメント430に、円板状の第2エレメント440を対面させて配置して、両エレメント430,440の間に中央部側の流入口432から流入した流体Rを周縁部側に向けて半径方向に流動させて拡散・混合する拡散・混合流路480を形成して構成している。
拡散・混合流路480は、図34に示すように、第1・第2エレメント430,440の対向面にそれぞれ同形・同大の多数の凹部435,445を配列して形成している。各エレメント430,440の凹部435,445の開口面は突き合わせ状に面接触させるとともに、相互に連通するように位置を違えて配置している。流体Rの流入口432を中心とする同一円周上に配置した各エレメント430,440の凹部435,445の数は、中心部側から周縁部側に向けて漸次増大させて、流動方向である半径方向に分流数(分散数)を増大させている。両エレメント430,440の間に周縁部側に流出口464を形成している。
このように構成して、混合ユニット420では、第1・第2エレメント430,440の凹部435,445の数は、中心部側から周縁部側に向けて漸次増大させているため、流体Rが合流する凹部435,445の数は周縁部側ほど増大するとともに、それに比例して数多く分流(分散)される。そのため、拡散・混合流路480においては流体Rにせん断力が作用して微細化される回数が流体Rの流動方向(周縁部側に向かう半径方向)に沿って漸次増大するようにしている。
各混合ユニット420は、いずれも同様の構造であり、図31及び図33に示すように、対向配置された2枚の板状(略円板形状)の部材、より具体的には円板形状の第1・第2エレメント430,440を備えている。
各混合ユニット420を形成する2枚の第1・第2エレメント430,440のうち、導出口412側に配置される第1エレメント430は、円板状のエレメント本体431の中央部に、流体Rの流入口432が貫通状態で形成されている。
図33に示すように、エレメント本体431の下流側面には、開口形状が正六角形の凹部435が隙間のない状態で複数形成されている。いわゆるハニカム状に多数の凹部435が形成されている。434は第1エレメント430のピン挿入用凹部である。436は第1エレメント430の中央部に配設した第1挿通部であり、第1挿通部436に第1挿通孔433を形成している。437は第1挿通部436を流入口432中の中央に支持する3片の支持片である。
図30〜図32に示すように、第2エレメント440は、第1エレメント430とほぼ同径に形成している。第2エレメント440のエレメント本体441の第1エレメント430との対向面には、第1エレメント430のエレメント本体431と同様に、開口形状が正六角形の凹部445が隙間のない状態で複数形成されている。446は第2エレメント440に形成したピン挿通孔、447はピン挿通孔446に挿通した位置決めピンであり、位置決めピン447の先端部を第1エレメント430のピン挿入用凹部434に挿入して第1エレメント430と第2エレメント440を位置決めして対面させている。
そして、両エレメント430,440は、図34に示すような配置で組み付けられる。具体的に説明すると、第1エレメント430と第2エレメント440を対面状態に配置する。このとき、第1エレメント430の下流側面のハニカム状の多数の凹部435の開口面と、第2エレメント440の上流側面のハニカム状の多数の凹部445の開口面とが対面状態に当接するように、第2エレメント440の向きを定める(図31参照)。この状態で、第1エレメント430のピン挿入用凹部434に、第2エレメント440のピン挿通孔446に挿通した位置決めピン447の先端部を挿入して組み付ける。
従って、両エレメント430,440を組み付けると、両エレメント430,440間に形成される拡散・混合流路480の終端部が外周に向けてリング状に開口されている。そして、第1エレメント430の流入口432に供給された流体Rは、拡散・混合流路480(図34参照)を通過した後、この拡散・混合流路480の終端部から放出される。
ここで、位置決めピン447により位置決めされて、各エレメント430,440の当接側の面に形成されるハニカム状の多数の凹部435,445の相互関係について説明する。すなわち、図32に示すように、両エレメント430,440の凹部435,445は同形・同大に形成して、これらの当接面は、第1エレメント430の凹部435の中心位置に、第2エレメント440の凹部445の角部449が位置する状態で当接している。
このような状態で第1エレメント430と第2エレメント440を当接させると、第1エレメント430の凹部435と第2エレメント440の凹部445との間で流体Rを流動させることができる。また、角部449は3つの凹部445の角部が集まっている位置である。
したがって、例えば、第1エレメント430の凹部435側から第2エレメント440の凹部445側に流体Rが流れる場合を考えると、流体Rは、2つの流路に分流(分散)されることになる。
つまり、第1エレメント430の凹部435の中央位置に位置された第2エレメント440の角部449は、流体Rを分流する分流部として機能する。逆に、第2エレメント440側から第1エレメント430側に流体Rが流れる場合を考えると、2方から流れてきた流体Rが1つの凹部435に流れ込むことで合流することになる。この場合、第2エレメント440の中央位置に位置された角部449は、合流部として機能する。
また、第2エレメント440の凹部445の中心位置にも、第1エレメント430の凹部435の角部439が位置する。この場合は、第1エレメント430の角部439が上述した分流部や合流部として機能する。
このように、相互に対向状態に対面配置された両エレメント430,440の間には、中央の流入口432から両エレメント430,440の軸線方向に供給された流体Rが、分流と合流(分散と混合)を繰り返しながら両エレメント430,440の放射線方向(軸線方向と直交する半径方向)に蛇行状態にて流動する拡散・混合流路480(図34参照)が形成されている。この拡散・混合流路480を流体Rが流動する過程で、流体Rに混合処理が施される。
[流体混合システム]
流体混合システムは、流体Rとしての液体と液体、液体と気体、ないしは粉体と液体の混合体を、他側端開口部が閉塞された支持ケース本体411内にその一側端開口部から圧送するように構成している。そして、混合体は、各導出口412から支持ボス部413を通して混合ユニット420の中央部に形成した流入口432に流入されて、拡散・混合流路480を通して周縁部側に向けて半径方向に流動された後に、混合ユニット420の周縁部の流出口464から外方へ流出されるようにしている。
このように構成して、流体Rとしての液体と液体、液体と気体、ないしは粉体と液体の混合体を、複数の混合ユニット420の拡散・混合流路480を通して流動・通過させるとともに、流出口464から外方へ流出させることにより、超微細化(ナノレベルから数μmレベルまで)かつ均一化して混合することができる。なお、ナノレベルとは、1μm未満のレベルをいう。サブマイクロレベルとは、0.1μm〜1μmのレベルをいう。
[第8実施形態としての気液混合処理部の特徴]
静止型流体混合装置である第8実施形態としての気液混合処理部は、以下の構成を特徴とする。すなわち、気液混合処理部は、混合処理対象である複数の異なる流体を圧送する圧送ポンプの吐出口に連通連結可能とした中空のユニット支持ケースと、ユニット支持ケースに連通連結した混合ユニットとを具備し、混合ユニットは、中央部に形成した流体の流入口を介してユニット支持ケースに連通連結した板状の第1エレメントに、板状の第2エレメントを対面させて配置して、両エレメントの間に流入口から流入した流体を周縁部側に向けて半径方向に流動させて拡散・混合する拡散・混合流路を形成し、拡散・混合流路の終端部である両エレメントの周縁部に混合流体を外方へ流出させる流出口を形成したことを特徴とする。
かかる気液混合処理部では、混合処理対象である複数の異なる流体を圧送する圧送ポンプの吐出口にユニット支持ケースを連通連結して、圧送ポンプの吐出口から複数の異なる流体を吐出させると、複数の異なる流体はユニット支持ケースを通して混合ユニット内に圧送される。そして、混合ユニットは対向させて配置したエレメントの間に拡散・混合流路を形成しており、拡散・混合流路は流入口から流入した流体を周縁部側に向けて半径方向に流動させて拡散・混合し、その結果、混合流体が生成される。また、生成された混合流体は拡散・混合流路の終端部である両エレメントの周縁部に形成した流出口から外方へ流出される。この際、複数の異なる流体は拡散・混合流路を通過した後に流出口から外方へ流出されるため、圧力損失を低減させることができる。そのため、気液混合処理部に流体を加圧して供給する加圧ポンプの電力消費量の低減を図ることができるとともに、混合処理済み流体の流出量の増大化(効率化)を図ることができることができる。
また、連続相としての流体である液体と、分散相として流体である液体を混合流体となす場合には、圧送ポンプの吸入口から生成された混合流体を吸入させて、再度、混合ユニットの拡散・混合流路中を流動させる循環流動を所要回数行うことで、分散相の液体を微細(マイクロレベルないしはナノレベル)な液滴となすことができる。
上記した第8実施形態としての気液混合処理部は、以下の構成にも特徴とする。すなわち、前記ユニット支持ケースには導出口を形成し、導出口の周囲には支持ボス部を突設して、導出口と前記流入口を連通させた状態にて支持ボス部に前記混合ユニットを取り付けたことを特徴とする。
かかる気液混合処理部では、導出口の周囲に突設した支持ボス部に混合ユニットを取り付けているため、圧送ポンプによりユニット支持ケース内に圧送された複数の異なる流体を、導出口→流入口→拡散・混合流路→流出口を通して外方へ流出させることができて、圧力損失の低減化を堅実に図ることができる。この際、拡散・混合流路内で流体が拡散されながら混合されるため、分散相としての液体は微細かつ均一な液滴となる。
上記した第8実施形態としての気液混合処理部は、以下の構成にも特徴とする。すなわち、前記ユニット支持ケースは筒状に形成して、ユニット支持ケースの周壁には軸線方向と円周方向に間隔をあけて多数の導出口を形成するとともに、各導出口の周囲に支持ボス部を突設して、各支持ボス部に導出口と前記流入口を連通させた状態にて前記混合ユニットを取り付けたことを特徴とする。
かかる気液混合処理部では、ユニット支持ケースに多数の混合ユニットを取り付けることができるため、各混合ユニットにより同時に混合流体を生成することができる。そのため、混合処理済み流体の流出量の増大化(効率化)を堅実に図ることができることができる。
上記した第8実施形態としての気液混合処理部は、以下の構成にも特徴とする。すなわち、前記支持ボス部内には前記ユニット支持ケースに連設した取付部を配置し、取付部に取付具を介して前記混合ユニットを取り付けたことを特徴とする。
かかる気液混合処理部では、ユニット支持ケースの取付部に取付具を介して混合ユニットを取り付けているいため、メンテナンス作業時には取付具を介して取付部から混合ユニットを簡単に取り外すことができて、メンテナンス作業性を良好に確保することができる。
上記した第8実施形態としての気液混合処理部は、以下の構成にも特徴とする。すなわち、前記支持ボス部の端面にはその周縁に沿わせて凹条溝を形成し、凹条溝内には封止体を収容して、封止体を介して支持ボス部に前記混合ユニットを取り付けたことを特徴とする。
かかる気液混合処理部では、支持ボス部の端面に形成した凹条溝内に封止体を収容して、封止体を介して支持ボス部に混合ユニットを取り付けているため、簡単の構造で支持ボス部と混合ユニットとの封止性を良好に確保することができる。そのため、圧力損失を低減させることができるとともに、堅実に混合流体を生成することができて、混合流体の生成効率を向上させることができる。
A 高濃度酸素処理水生成装置
J 循環パイプ
K 純酸素ガス供給部
M 気液混合処理部
P 圧送ポンプ
R 循環流路
S 処理水供給部
T タンク
V 圧力調整弁
W 処理水

Claims (6)

  1. 1気圧下の処理水に純酸素ガスを供給する純酸素ガス供給工程と、
    純酸素ガス供給工程において純酸素ガスを供給することで、処理水の溶存酸素量を、全圧1気圧のもとで酸素分圧0.21気圧であるとしたときの空気飽和溶存酸素の処理水への溶解度の3倍以上で、1気圧における純酸素ガスの処理水への溶解度以下の範囲内で増大させて高濃度酸素処理水を生成する高濃度酸素処理水生成工程と、
    を有することを特徴とする高濃度酸素処理水生成法。
  2. 1気圧下の処理水に純酸素ガスを供給することで、処理水の溶存酸素量を、全圧1気圧のもとで酸素分圧0.21気圧であるとしたときの空気飽和溶存酸素の処理水への溶解度の3倍以上で、1気圧における純酸素ガスの処理水への溶解度以下の範囲内で増大させて生成したことを特徴とする高濃度酸素処理水。
  3. 1気圧下の処理水に純酸素ガスを供給することで、処理水を高濃度酸素処理水となすとともに、
    高濃度酸素処理水は、処理水の溶存酸素量を、全圧1気圧のもとで酸素分圧0.21気圧であるとしたときの空気飽和溶存酸素の処理水への溶解度の3倍以上で、1気圧における純酸素ガスの処理水への溶解度以下の範囲内で増大させて生成し、
    高濃度酸素処理水中に生鮮魚介類を一定時間浸漬させて処理することを特徴とする生鮮魚介類の鮮度保持処理法。
  4. 高濃度酸素処理水中に一定時間浸漬させて処理した生鮮魚介類を、収容袋中に収容するとともに収容袋内を脱気して密封し、その脱気・密封状態にて冷蔵処理することを特徴とする請求項3記載の生鮮魚介類の鮮度保持処理法。
  5. 純酸素ガスは、超微細な気泡を有する気泡群となして処理水と混合していることを特徴とする請求項3又は4記載の生鮮魚介類の鮮度保持処理法。
  6. 処理水の温度は、1℃〜5℃の範囲に設定していることを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項記載の生鮮魚介類の鮮度保持処理法。
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