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JP2013128085A - プラズマ処理装置及びガス供給部品 - Google Patents

プラズマ処理装置及びガス供給部品 Download PDF

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JP2013128085A
JP2013128085A JP2012063854A JP2012063854A JP2013128085A JP 2013128085 A JP2013128085 A JP 2013128085A JP 2012063854 A JP2012063854 A JP 2012063854A JP 2012063854 A JP2012063854 A JP 2012063854A JP 2013128085 A JP2013128085 A JP 2013128085A
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gas
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JP2012063854A
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Naoki Matsumoto
直樹 松本
Shota Yoshimura
正太 吉村
Hisashi Yoshikawa
弥 吉川
Taizo Okada
泰三 岡田
Jun Yoshikawa
潤 吉川
Naoteru Mihara
直輝 三原
和樹 ▲高▼橋
Kazuki Takahashi
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Tokyo Electron Ltd
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Abstract

【課題】被処理基体に形成する形状の寸法バラツキを低減する。
【解決手段】一側面に係るプラズマ処理装置10は、処理容器12、同軸導波管16、アンテナ14、誘電体窓18、ステージ20、環状板76、第1のガス供給部22、及び第2のガス供給部を備える。アンテナは、プラズマ励起用のマイクロ波を放射する。同軸導波管は、アンテナにマイクロ波を供給する。誘電体窓は、アンテナからマイクロ波を処理容器内に導入。ステージは、被処理基体W用の載置領域を有し、同軸導波管の中心軸線Xが延びる方向において誘電体窓の下方に設けられる。第1のガス供給部が環状板の上方から処理ガスを噴射。第2のガス供給部は、環状板又は、環状板に一体形成の複数のガス噴射孔を含み中心軸線の周囲に配列。複数のガス噴射孔からステージに向かう処理ガスを形成。噴射孔は、中心軸線に平行又は、中心軸線から離れる方向を向く。
【選択図】図1

Description

本発明の種々の側面及び実施形態は、プラズマ処理装置及びガス供給部品に関するものである。
プラズマ処理装置には、下記特許文献1に記載されたものがある。特許文献1に記載されたプラズマ処理装置は、処理容器、ステージ、誘電体窓、マイクロ波導入部、及び、ガス供給部を備えている。
ステージは、処理容器の内部に設けられている。誘電体窓は、ステージと対面配置されている。マイクロ波導入部は、同軸導波管及びスロットアンテナを有している。アンテナは、同軸導波管から受けたマイクロ波を、誘電体窓を介して処理容器内部に導入する。ガス供給部は、ステージ中央の上方に設けられており、ステージ中央に向けてガスを供給する。
特許文献1のプラズマ処理装置では、処理容器内において処理ガスのプラズマが励起され、ステージ上に載置された被処理基体が当該処理ガスのプラズマによって処理される。
特開2010−21243号公報
上述したプラズマ処理装置では、被処理基体の中央の処理速度が、被処理基体のその他の部分における処理速度よりも大きくなり得る。これにより、被処理基体に形成する形状の寸法バラツキが生じ得る。
したがって、本技術分野においては被処理基体に形成する形状の寸法バラツキを低減することが求められている。
本発明の一側面に係るプラズマ処理装置は、処理容器、アンテナ、同軸導波管、誘電体窓、ステージ、環状板、第1のガス供給部、及び第2のガス供給部を備える。アンテナは、プラズマ励起用のマイクロ波を放射する。同軸導波管は、アンテナにマイクロ波を供給する。誘電体窓は、アンテナからのマイクロ波を処理容器内に導入する。ステージは、被処理基体用の載置領域を有する。ステージは、同軸導波管の中心軸線が延びる方向において誘電体窓の下方に設けられている。環状板は、誘電体製であり、その中心孔を前記中心軸線が通過するよう誘電体窓とステージの間に設けられている。第1のガス供給部は、環状板の上方から前記中心軸線に沿って処理ガスを噴射する。第2のガス供給部は、環状板に取り付けられているか、又は、環状板に一体形成されている。第2のガス供給部は、複数のガス噴射孔を含んでいる。複数のガス噴射孔は、前記中心軸線に対して被処理基体の載置領域の外縁よりも内方において当該中心軸線の周囲に配列されている。第2のガス供給部は、複数のガス噴射孔からステージに向かう処理ガスの流れを形成する。複数のガス噴射孔は、中心軸線に平行な方向又は中心軸線から離れる方向に向いている。
このプラズマ処理装置は、載置領域上に搭載された被処理基体を処理ガスのプラズマによって処理する。このプラズマ処理装置では、誘電体製の環状板が誘電体窓とステージの間において前記中心軸線に沿って設けられているので、被処理基体の中央上方におけるプラズマの密度が低減される。
また、第1のガス供給部からは、ステージの中央に向けて処理ガスが供給され、第2のガス供給部からは、ステージの中央よりも外側の領域に処理ガスが供給される。即ち、被処理基体の中央に加えて、被処理基体の中間領域又は外縁領域にも処理ガスが供給される。ここで、被処理基体の中間領域とは、径方向において被処理基体の中央と当該被処理基体の外縁領域の間の領域である。さらに、第2のガス供給部の複数のガス噴射孔からは、処理ガスが鉛直下方又は中心軸線から離れるようステージに向けて噴射される。したがって、第1のガス供給部からの処理ガスと第2のガス供給部の処理ガスとが衝突することによる滞留が抑制される。その結果、被処理基体の全体が比較的均一に処理ガスの流れに晒される。故に、被処理基体に形成する形状の寸法バラツキを低減することが可能となる。
一実施形態においては、環状板は、前記中心軸線が延びる方向において誘電体窓から50mm以上離れていてもよい。この実施形態によれば、環状板が比較的電子温度の低い領域、即ち、拡散領域に配置される。その結果、環状板の損傷が抑制され得る。
一実施形態においては、複数の噴射孔の向きは、中心軸線に対して周方向に傾斜されている。この実施形態では、第2のガス供給部の複数のガス噴射孔から、処理ガスが渦状に供給される。その結果、上述した処理ガスの滞留がより効果的に抑制され得る。
一実施形態においては、第2のガス供給部は、中心軸線を囲むように延在し環状板に接合された誘電体製の環状管を含んでいてもよい。また、一実施形態においては、環状板は上面及び下面を含み、環状管は当該上面に接合されていてもよく、複数の噴射孔は、環状板に形成されていてもよい。この実施形態においては、環状板の上面に環状管が接合されているので、環状板の下面における凹凸が少なくなる。したがって、プラズマから見て陰となる環状板の下面に発生する堆積物の量が低減され得る。
一実施形態においては、プラズマ処理装置は、環状板及び環状管と処理容器との間に介在して当該環状板及び環状管を支持する支持構造を更に備え得る。支持構造は、環状管に接続された一端を有する誘電体製の複数の棒状部を含み得る。複数の棒状部は、中心軸線に対して放射方向に延びていてもよい。一実施形態においては、複数の棒状部は、周方向に等間隔に配列されていてもよい。これら実施形態によれば、プラズマの分布に対する影響を抑えつつ、環状板及び環状管を支持する構造が提供される。
一実施形態においては、複数の棒状部の本数は6本以上であってもよい。6本以上の棒状部を用いることにより、中心軸線に対して周方向におけるプラズマの分布のバラツキを更に低減することが可能である。
一実施形態においては、複数の棒状部のうち少なくとも一つの棒状部は、環状管に接続された導管を構成していてもよく、当該導管は環状管に処理ガスを供給し得る。一実施形態においては、複数の棒状部のうち少なくとも一つの棒状部は、処理容器に接続された他端を有し、中心軸線に対して載置領域よりも外側において屈曲されていてもよい。この実施形態によれば、載置領域よりも外側において棒状部が屈曲されているので、プラズマの分布に対する影響を抑え、且つ、棒状部と環状管との接続部分における応力を緩和することが可能となる。
一実施形態においては、複数の棒状部のうち少なくとも一つの棒状部は、載置領域の外縁と処理容器の内壁との間において自由端を構成する他端を有していてもよい。
一実施形態においては、支持構造は、処理容器内に設けられた誘電体製のリング部を更に含んでいてもよい。リング部は、載置領域の外縁よりも中心軸線に対して外側において当該中心軸線を囲むように設けられ得る。複数の棒状部は更に他端を有していてもよく、複数の棒状部の他端は、リング部に接続されていてもよい。この実施形態によれば、リング部に棒状部の他端を接続することにより、棒状部の強度を高めることができる。
一実施形態においては、支持構造は、中心軸線に対してリング部の外側に設けられた誘電体製の複数の外側棒状部を更に含んでいてもよい。複数の外側棒状部は、リング部に接続された一端を含み、複数の棒状部のうち一部と複数の外側棒状部のうち一部は、環状管に接続する導管を構成しており、複数の外側棒状部のうち他の一部は、屈曲されていてもよい。この実施形態においても、屈曲された外側棒状部により、外側棒状部とリング部との接続部分における応力を緩和することが可能である。
一実施形態においては、環状管は略矩形の断面を有するガス管であってもよい。また、一実施形態においては、環状管の断面の幅であり前記中心軸線に平行な方向及び当該中心軸線に直交する方向のうち一方における該断面の幅は、環状管の断面の幅であり前記中心軸線に平行な方向及び当該中心軸線に直交する方向のうち他方における該断面の幅よりも大きくてもよい。かかる環状管によれば、環状管の製造コストの増加を抑えつつ、環状管内の圧力損失を低減することが可能となる。
本発明の別の側面は、上述したプラズマ処理装置の部品として採用し得るガス供給部品に関するものであり、当該ガス供給部品は、誘電体製の環状板と、環状板に取り付けられ又は当該環状板に一体形成されたガス供給部であり、環状板の中心軸線の周囲に配列された複数のガス噴射孔を含み、当該複数のガス噴射孔は中心軸線に平行に下方に又は中心軸線から離れるよう下方に向いている、該ガス供給部と、を備える。
一実施形態においては、複数の噴射孔は、中心軸線に対して周方向に傾斜されていてもよい。一実施形態においては、ガス供給部は、環状板に接合された誘電体製の環状管であって中心軸線を囲むように延在する該環状管を含んでいてもよい。一実施形態においては、環状板は上面及び下面を含み、環状管は当該上面に接合されており、複数の噴射孔は環状板に形成されていてもよい。
一実施形態においては、ガス供給部品は、環状板及び環状管を支持する支持構造を更に備えていてもよい。支持構造は、環状管に接続された一端を有する誘電体製の複数の棒状部を含み、複数の棒状部は、中心軸線から所定の半径内の領域において該中心軸線に対して放射方向に延びていてもよい。中心軸線から所定の半径内の領域とは、上述した載置領域の上方の領域に一致し得る。複数の棒状部の本数は、6本以上であってもよい。
一実施形態においては、複数の棒状部のうち少なくとも一つの棒状部は、環状管に接続された導管を構成していてもよい。一実施形態においては、複数の棒状部のうち少なくとも一つの棒状部は、前記所定の半径内の領域よりも外側において屈曲されていてもよい。一実施形態においては、前記複数の棒状部のうち少なくとも一つの棒状部は、前記所定の半径内の領域よりも外側に他端を有しており、該少なくとも一つの棒状部の放射方向における長さは、複数の棒状部のうち他の棒状部の放射方向における長さより短くてもよい。即ち、少なくとも一つの棒状部の他端は自由端を構成してもよい。
一実施形態においては、支持構造は、誘電体製のリング部を更に含んでいてもよい。リング部は、前記所定の半径内の領域よりも中心軸線に対して外側において該中心軸線を囲むように設けられており、複数の棒状部は更に他端を有していてもよく、複数の棒状部の他端は、リング部に接続されていてもよい。一実施形態においては、支持構造は、中心軸線に対してリング部の外側に設けられた誘電体製の複数の外側棒状部を更に含んでいてもよい。複数の外側棒状部は、リング部に接続された一端を含み、複数の棒状部のうち一部と複数の外側棒状部のうち一部は、環状管に接続する導管を構成しており、複数の外側棒状部のうち他の一部は、屈曲されていてもよい。
一実施形態においては、環状管は略矩形の断面を有するガス管であってもよい。また、一実施形態においては、環状管の断面の幅であり前記中心軸線に平行な方向及び当該中心軸線に直交する方向のうち一方における該断面の幅は、環状管の断面の幅であり前記中心軸線に平行な方向及び当該中心軸線に直交する方向のうち他方における該断面の幅よりも大きくてもよい。
以上説明したように、本発明の一側面によれば、被処理基体に形成する形状の寸法バラツキを低減することが可能なプラズマ処理装置が提供される。また、本発明の別の側面によれば、一側面のプラズマ処理装置に適したガス供給部品が提供される。
一実施形態に係るプラズマ処理装置を概略的に示す断面図である。 図1に示すスロット板の一例を示す平面図である。 ガス供給部(第1のガス供給部)の構成の一例を詳細に示す拡大断面図である。 図1に示すプラズマ処理装置の破断斜視図である。 ガス供給部品の一例を示す斜視図である。 ガス供給部品の一例を示す断面図である。 一実施形態に係るプラズマ処理装置のガス供給系を概略的に示す図である。 図8は、第2のガス供給部の別の一例を示す断面図である。 図9は、第2のガス供給部の別の一例を示す図である。 別の実施形態に係るプラズマ処理装置の破断斜視図である。 別の実施形態に係るプラズマ処理装置の破断斜視図である。 図11に示すガス供給部品の斜視図である。 別の実施形態に係るガス供給部品を示す斜視図である。 別の実施形態に係るガス供給部品を示す斜視図である。 シミュレーションによって求めた径方向における電子密度分布を示すグラフである。 更なるシミュレーションによって求めた径方向における電子密度分布を示すグラフである。 更なるシミュレーションによって求めた径方向における電子密度分布を示すグラフである。 更なるシミュレーションによって求めた径方向における電子密度分布を示すグラフである。 実験用の生産物を概略的に示す図である。 実験例1において作成したゲートのゲート幅の測定結果を示すグラフである。 実験例2において作成したゲートのゲート幅の測定結果を示すグラフである。 実験例3において作成したゲートのゲート幅の測定結果を示すグラフである。 実験例4において作成したゲートのゲート幅の測定結果を示すグラフである。 比較実験において作成したゲートのゲート幅の測定結果を示すグラフである。 ガス供給部品の別の一例を示す断面図である。 ガス供給部品の更に別の一例を示す断面図である。
以下、図面を参照して本発明の種々の実施形態について詳細に説明する。なお、各図面において同一又は相当の部分に対しては同一の符号を附すこととする。
図1は、一実施形態に係るプラズマ処理装置を概略的に示す断面図である。図1に示すプラズマ処理装置10は、処理容器12、アンテナ14、同軸導波管16、誘電体窓18、ステージ20、及びガス供給部22を備えている。また、プラズマ処理装置10は、一実施形態のガス供給部品24を備えている。
処理容器12は、被処理基体Wにプラズマ処理を行うための処理空間Sを画成している。処理容器12は、側壁12a、底部12b、及び、天部12cを含み得る。側壁12aは、軸線Xが延びる方向(以下、「軸線X方向」という)に延在する略筒形状を有している。底部12bは、側壁12aの下端側に設けられている。底部12bには、排気用の排気孔12hが設けられている。側壁12aの上端部は開口している。側壁12aの上端部開口は、誘電体窓18によって閉じられている。誘電体窓18は、側壁12aの上端部と天部12cとの間に狭持されている。この誘電体窓18と側壁12aの上端部との間には封止部材26が介在していてもよい。封止部材26は、例えばOリングであり、処理容器12の密閉に寄与する。
プラズマ処理装置10は、マイクロ波発生器28、チューナ30、導波管32、及び、モード変換器34を更に備え得る。マイクロ波発生器28は、例えば2.45GHzの周波数のマイクロ波を発生する。マイクロ波発生器28は、チューナ30、導波管32、及びモード変換器34を介して、同軸導波管16の上部に接続されている。同軸導波管16は、その中心軸線である軸線Xに沿って延在している。同軸導波管16は、外側導体16a及び内側導体16bを含んでいる。外側導体16aは、軸線X方向に延びる筒形状を有している。外側導体16aの下端は、導電性の表面を有する冷却ジャケット36の上部に電気的に接続され得る。内側導体16bは、外側導体16aの内側に設けられている。内側導体16bは、軸線Xに沿って延びている。内側導体16bの下端は、アンテナ14のスロット板40に接続している。
一実施形態においては、アンテナ14は、天部12cに形成された開口内に配置されて得る。このアンテナ14は、誘電体板38及びスロット板40を含んでいる。誘電体板38は、略円板形状を有している。誘電体板38は、例えば、石英又はアルミナから構成される。誘電体板38は、スロット板40と冷却ジャケット36の下面の間に狭持されている。アンテナ14は、したがって、誘電体板38、スロット板40、及び、冷却ジャケット36の下面によって構成され得る。
スロット板40は、複数のスロット対が形成された略円板状の金属板である。一実施形態においては、アンテナ14は、ラジアルラインスロットアンテナであり得る。図2は、図1に示すスロット板の一例を示す平面図である。スロット板40には、複数のスロット対40aが形成されている。複数のスロット対40aは、径方向に所定の間隔で設けられており、また、周方向に所定の間隔で配置されている。複数のスロット対40aの各々は、二つのスロット孔40b及び40cを含んでいる。スロット孔40bとスロット孔40cは、互いに交差又は直交する方向に延びている。
図1を再び参照する。このアンテナ14では、マイクロ波発生器28により発生されたマイクロ波は、同軸導波管16を通って、誘電体板38に伝播され、スロット板40のスロット孔から誘電体窓18に与えられる。
誘電体窓18は、略円板形状を有しており、例えば、石英又はアルミナから構成されている。誘電体窓18は、スロット板40の直下に設けられている。誘電体窓18は、アンテナ14から受けたマイクロ波を透過して、当該マイクロ波を処理空間Sに導入する。これにより、誘電体窓18の直下に電界が発生し、処理空間内にプラズマが発生する。このように、プラズマ処理装置10によれば、磁場を加えずにマイクロ波を用いてプラズマを発生させることが可能である。
一実施形態においては、誘電体窓18の下面は、凹部18aを画成し得る。凹部18aは、軸線X周りに環状に設けられており、テーパ形状を有している。この凹部18aは、導入されたマイクロ波による定在波の発生を促進するために設けられており、マイクロ波によるプラズマを効率的に生成することに寄与し得る。
プラズマ処理装置10では、ガス供給部22によって軸線Xに沿って処理ガスが噴射され、当該処理ガスが処理空間内に供給される。図3は、ガス供給部(第1のガス供給部)の構成の一例を詳細に示す拡大断面図である。図1及び図3に示すように、一実施形態においては、ガス供給部22は、導管42及びインジェクタ44を含み得る。導管42は、本体部42a及び端部42bを含んでいる。本体部42aは、端部42bよりも細い管である。本体部42aは、同軸導波管16の内側導体16bの内孔の中に設けられており、軸線Xに沿って延在している。端部42bは、本体部42aの先端に連続しており、略円板形状を有している。導管42には、本体部42a及び端部42bにわたって貫通するガス供給用の内孔が設けられている。誘電体窓18には軸線Xに沿って空間が形成されており、導管42の端部42bは当該空間内に配置されている。誘電体窓18の当該空間は処理空間Sに繋がる孔18hに連続している。
図3に示すように、内側導体16bは、上述したように、スロット板40に接続されている。一実施形態においては、アンテナ14には、軸線Xに沿って設けられた貫通孔が形成されている。当該貫通孔を画成するスロット板40の内側縁部は、内側導体16bの下端と金属製の部材M10とにより、狭持されている。この部材M10は、内側導体16bの下端にねじSc10によって固定されている。また、スロット板40の下面には、導管42の端部42bの上面が接触している。このように、内側導体16b、スロット板40、及び導管42は、電気的に接続されている。
図3に示すように、インジェクタ44は、上述した誘電体窓18の空間内において導管42の端部42bの下に設けられている。インジェクタ44には、軸線X方向に延びる複数の貫通孔が形成されている。インジェクタ44は、ねじSc12によって端部42bに固定されている。このインジェクタ44と端部42bの下面との間には、インジェクタ44の複数の貫通孔の上部開口を囲むように、Oリングといった封止部材M12が設けられている。また、インジェクタ44の下面と誘電体窓18との間には、孔18h及びインジェクタ44の複数の貫通孔の下部開口を囲むように、Oリングといった封止部材M14が設けられている。図3に示すガス供給部22によれば、導管42、インジェクタ44、及び孔18hを介して、軸線Xに沿って処理ガスが噴射される。
図1を再び参照する。ステージ20は、処理容器12内に設けられている。ステージ20は、軸線X方向において、誘電体窓18の下方に設けられている。一実施形態においては、ステージ20は、台20a、及び、静電チャック20bを含んでいる。
台20aは、筒状支持部46に支持されている。筒状支持部46は、絶縁性の材料で構成されており、底部12bから垂直上方に延びている。また、筒状支持部46の外周には、導電性の筒状支持部48が設けられている。筒状支持部48は、筒状支持部46の外周に沿って処理容器12の底部12bから垂直上方に延びている。この筒状支持部48と側壁12aとの間には、環状の排気路50が形成されている。
排気路50の上部には、複数の貫通孔が設けられた環状のバッフル板52が取り付けられている。排気路50は、排気孔12hを提供する排気管54に接続しており、当該排気管54には排気装置56が接続されている。排気装置56は、ターボ分子ポンプなどの真空ポンプを有している。排気装置56により、処理容器12内の処理空間を所望の真空度まで減圧することができる。また、排気装置56を動作させることにより、ステージ20の外周から排気路50を介して処理ガス等のガスを排気することができる。
台20aは、高周波電極を兼ねている。台20aには、マッチングユニット60及び給電棒62を介して、RFバイアス用の高周波電源58が電気的に接続されている。高周波電源58は、被処理基体Wに引き込むイオンのエネルギーを制御するのに適した一定の周波数、例えば、13.65MHzの高周波電力を所定のパワーで出力する。マッチングユニット60は、高周波電源58側のインピーダンスと、主に電極、プラズマ、処理容器12といった負荷側のインピーダンスとの間で整合をとるための整合器を収容している。この整合器の中に自己バイアス生成用のブロッキングコンデンサが含まれている。
台20aの上面には、静電チャック20bが設けられている。一実施形態においては、静電チャック20bの上面は、被処理基体Wを載置するための載置領域を構成している。この静電チャック20bは、被処理基体Wを静電吸着力で保持する。静電チャック20bの径方向外側には、被処理基体Wの周囲を環状に囲むフォーカスリングFが設けられている。静電チャック20bは、電極20d、絶縁膜20e、及び、絶縁膜20fを含んでいる。電極20dは、導電膜によって構成されており、絶縁膜20eと絶縁膜20fの間に設けられている。電極20dには、高圧の直流電源64がスイッチ66及び被覆線68を介して電気的に接続されている。静電チャック20bは、直流電源64から印加される直流電圧により発生するクーロン力によって、その上面に被処理基体Wを吸着保持することができる。
台20aの内部には、周方向に延びる環状の冷媒室20gが設けられている。この冷媒室20gには、チラーユニットから配管70,72を介して所定の温度の冷媒、例えば、冷却水が循環供給される。静電チャック20b上の被処理基体Wの処理温度は、冷媒の温度によって制御され得る。さらに、伝熱ガス供給部からの伝熱ガス、例えば、Heガスがガス供給管74を介して静電チャック20bの上面と被処理基体Wの裏面との間に供給される。
一実施形態においては、プラズマ処理装置10は、温度制御機構として、ヒータHT、HS、HCS、及び、HESを更に備え得る。ヒータHTは、天部12c内に設けられており、アンテナ14を囲むように、環状に延在している。また、ヒータHSは、側壁12a内に設けられており、環状に延在している。ヒータHSは、例えば、処理空間Sの高さ方向(即ち、軸線X方向)の中間に対応する位置に設けられ得る。ヒータHCSは、台20a内に設けられている。ヒータHCSは、台20a内において、上述した載置領域の中央部分の下方、即ち軸線Xに交差する領域に設けられている。また、ヒータHESは、台20a内に設けられており、ヒータHESを囲むように環状に延在している。ヒータHESは、上述した載置領域の外縁部分の下方に設けられている。
以下、図1と共に、図4、図5、及び図6を参照して、ガス供給部品24にて詳細に説明する。ここで、図4は、図1に示すプラズマ処理装置の破断斜視図である。また、図5は、ガス供給部品の一例を示す斜視図であり、図6は、ガス供給部品の一例を示す断面図である。
ガス供給部品24は、環状板76を含んでいる。環状板76は、誘電体製の環状の板であり、例えば、石英、アルミナ等のセラミックから構成される。環状板76は、その中心孔を軸線Xが通過するように(例えば、軸線Xと同軸に)、誘電体窓18とステージ20の間に設けられる。
環状板76は、被処理基体Wの中央、即ち、軸線Xに交差する部分の上方におけるプラズマの密度を低減させるために設けられている。これにより、環状板76は、プラズマ処理により被処理基体Wに形成される形状の寸法バラツキを低減させることに寄与する。また、環状板76の中心孔は、ガス供給部22からのガスをステージ20に向けて通過させるために設けられている。環状板76の外径は、例えば、被処理基体Wの外径の0.5倍〜1.5倍である。被処理基体Wの外径が300mmである場合には、環状板76の外径は150mm〜450mmであり得る。また、環状板76の中心孔の直径は、例えば、40mm〜100mmである。
一実施形態においては、環状板76は、誘電体窓18から軸線X方向に50mm以上離れて配置され得る。誘電体窓18から50mm以上離れた領域は、プラズマの拡散領域である。したがって、かかる領域に配置されることにより、誘電体製の環状板76のプラズマによる損傷が抑制され得る。
また、ガス供給部品24は、ガス供給部(第2のガス供給部)78を提供している。一実施形態においては、ガス供給部78は、環状管78aを含んでいる。環状管78aは、石英、アルミナ等のセラミックスといった誘電体から構成されており、軸線Xの周囲に環状に延在している。また、ガス供給部78は、複数のガス噴射孔78bを提供している。複数のガス噴射孔78bは、環状管78aによって画成される処理ガスの経路に接続しており、当該経路に供給された処理ガスを噴射する。これら噴射孔78bの孔径(即ち、直径)は、例えば、0.5mmである。
複数のガス噴射孔78bは、軸線Xの周囲において環状に配列されており、例えば、等間隔に配列されている。複数のガス噴射孔78bは、軸線Xに対して、ステージ20の載置領域、即ち静電チャック20bの外縁よりも内方に設けられている。また、図6に示すように、一実施形態では、複数のガス噴射孔78bは、軸線Xと平行に下方に向いている。したがって、複数のガス噴射孔78bは、環状管78aからの処理ガスを被処理基体Wの中間領域に向けて噴射する。なお、被処理基体Wの中間領域とは、被処理基体Wの中央領域、即ち、軸線Xに交差する被処理基体Wの領域と被処理基体Wの外縁を含む外縁領域との間の環状の領域である。
かかるガス供給部78によれば、ガス供給部22からの処理ガスの流れとガス供給部78からの処理ガスの流れが衝突することによる滞留が抑制され、これら処理ガスは、ステージ20の外周に設けられた排気路50から排気される。このように、被処理基体Wは、比較的均一に処理ガスに晒されることになる。したがって、被処理基体Wの特定の領域に反応生成物が集中して堆積することが抑制され、その結果、被処理基体Wに形成する形状の寸法バラツキを低減させることが可能となる。
図4〜図6に示す実施形態では、環状管78aは、U字状の断面を有しており、環状板76の上面に接合されており、環状管78aと環状板76の上面との間に、処理ガス用の経路が画成されている。また、この実施形態では、複数のガス噴射孔78bは、環状管78aの下方において環状板76に形成されている。即ち、ガス供給部78は、環状板76に一体形成されている。この実施形態によれば、環状板76の下面は、実質的に平坦な面となる。その結果、環状板76の下面における処理ガス等の滞留が抑制され、当該下面に堆積物が発生することが抑制される。なお、環状管78aは、環状板76の下面に取り付けられていてもよい。この場合には、複数のガス噴射孔78bは、環状管78aの底面に形成され得る。
一実施形態においては、ガス供給部品24は、環状板76及び環状管78aを支持する支持構造を含み得る。一実施形態においては、この支持構造は、複数の棒状部80を含んでいる。図4及び図5に示す形態では、棒状部80の本数は3本である。なお、棒状部80の本数は、本実施形態に限定されるものではない。
複数の棒状部80は、石英、アルミナ等のセラミックといった誘電体から構成される。一実施形態においては、複数の棒状部80の一端は、環状管78aに接合されている。これら棒状部80は、軸線Xに対して放射方向に延在して、処理容器12によって支持されている。これら棒状部80は、実質的に等間隔に設けられ得る。
一実施形態においては、複数の棒状部80のうち棒状部80aは、環状管78aに接続する導管を構成している。棒状部80aの他端からは、処理ガスが供給され、当該処理ガスは環状管78aに供給される。また、複数の棒状部80のうち他の棒状部80bは、処理ガスを供給せず、環状板76及び環状管78aの支持に寄与し得る。一例では、棒状部80の直径は8mmであり、棒状部80aの内孔の直径は5mmである。なお、複数の棒状部80のうち棒状部80aの本数は、本実施形態の本数に限定されるものではなく、複数の棒状部80に一本よりも多い棒状部80aが含まれていてもよい。
以下、図7を参照する。図7は、一実施形態に係るプラズマ処理装置のガス供給系を概略的に示す図である。図7に示すように、プラズマ処理装置10は、一実施形態においては、共通ガス供給系82、及び、添加ガス供給系84を含み得る。共通ガス供給系82は、複数の流量制御バルブ82a〜82xを有している。共通ガス供給系82の流量制御バルブ82a〜82xは、共通ガスラインGL10に接続されており、当該共通ガスラインGL10は、フロースプリッタFSに接続されている。フロースプリッタFSは、共通ガスラインGL10からのガスを、ガスラインGL12とガスラインGL14に分岐させる。また、フロースプリッタFSは、ガスラインGL12に供給するガスの流量とガスラインGL14に供給するガスの流量との比を制御する。これらガスラインGL12及びGL14のうちガスラインGL12は、ガス供給部22にガスを供給する。ガスラインGL12は、例えば、導管42に接続され得る。また、ガスラインGL14は、ガス供給部78にガスを供給する。例えば、ガスラインGL14は、棒状部80aの他端に接続され得る。
添加ガス供給系84は、複数の流量制御バルブ84a〜84xを有している。流量制御バルブ84a〜84xは、ガスラインGL16に接続されており、当該ガスラインGL16は、ガスラインGL14に接続されている。したがって、添加ガス供給系84からのガスは、ガス供給部78に供給される。
流量制御バルブ82a〜82xは、複数のガス種のガス源にそれぞれ接続され得る。また、流量制御バルブ84a〜84xも、複数のガス種のガス源にそれぞれ接続され得る。ガス源から供給されるガスは、プラズマエッチング処理、プラズマCVD処理に応じた処理ガスである。例えばPoly−Si等のシリコン系の膜をエッチングするときには、ガス源からのガスは、Arガス、HBrガス(又はClガス)、Oガスであり得る。SiO等の酸化膜をエッチングするときは、ガス源からのガスは、Arガス、CHF系ガス、CF系ガス、Oガスであり得る。また、SiN等の窒化膜をエッチングするときは、ガス源からのガスは、Arガス、CF系ガス、CHF系ガス、Oガスであり得る。
CHF系ガスとしては、CH(CHCHF、CH(CHCHF、CH(CHCHF、CHCH、CHF、CHF及びCHなどを挙げることができる。また、CF系ガスとしては、C(CF、C(C、C、C、及びCなどを挙げることができる。
図7に示すように、プラズマ処理装置10は、コントローラCntを更に備え得る。コントローラCntは、プラズマ処理装置10の各種要素を制御するための制御信号を出力する。コントローラCntは、流量制御バルブ82a〜82x及び流量制御バルブ84a〜84xのそれぞれからのガスの流量を制御することができる。また、コントローラCntは、フロースプリッタFSにおけるガスの分岐比率を制御することができる。さらに、コントローラCntは、マイクロ波発生器28のマイクロ波の発生、ヒータHT、HS、HCS、及びHESそれぞれの温度、排気装置56の動作等を制御することができる。
かかるプラズマ処理装置10によれば、ガス供給部22のガス流量とガス供給部78のガス流量の比を制御することができる。したがって、被処理基体Wの径方向における各部の処理速度の制御性が向上される。また、添加ガス供給系84からの添加ガスを用いることにより、被処理基体Wの中周領域及び外縁領域の処理速度の制御性が高められる。さらに、ヒータHCSの温度とヒータHESの温度を独立して制御することができるので、被処理基体Wの径方向における各部の処理速度の制御性が更に向上される。
以下、種々の別の実施形態について説明する。図8は、第2のガス供給部の別の一例を示す断面図である。図8に示すように、複数のガス噴射孔78bは、下方に向かうにつれて軸線Xから離れるように向けられていてもよい。図8に示す複数のガス噴射孔78bからは、処理ガスが下方外側に向けて噴射される。図8に示すガス噴射孔78bによれば、ガス供給部22からのガスとのガス供給部78からのガスとの衝突がより効果的に抑制される。
次に、図9を参照する。図9は、第2のガス供給部の別の一例を示す図である。図9においては、部分(a)に、軸線X方向に見た第2のガス供給部の拡大平面図が示されており、部分(b)には、A−A線に沿った断面図が示されている。図9において、参照符号Vは、ガス孔の向きを示す矢印を指している。図9に示す例では、複数のガス噴射孔78bは、下方且つ周方向に傾斜する方向に向けられている。
より詳細に説明するために、一つのガス噴射孔78bに着目する。図9の部分(a)に示すように、ガス噴射孔78bは、軸線Xと当該ガス噴射孔78bの中心を含む面に対して90度より小さい角度αで交差する面(A−A断面)に沿って形成されている。また、図9の部分(b)に示すように、断面A−Aにおいては、ガス噴射孔78bの向きは、軸線Xに平行な軸線X1に対して90度より小さい角度βを有するように、下方に向けられている。このように形成された複数のガス噴射孔78bからのガスは、下方且つ軸線Xから離れる方向に向かう渦状の流れを形成する。図9に示す実施形態によれば、上述した処理ガスの滞留がより効果的に抑制され得る。
次に、図10を参照する。図10は、別の実施形態に係るプラズマ処理装置の破断斜視図である。図10に示すプラズマ処理装置102は、ガス供給部品24に代わるガス供給部品242を備えている点で、プラズマ処理装置10と異なっている。ガス供給部品242では、複数の棒状部80は、軸線Xに対して所定の半径内の領域よりも外側において下方に屈曲されている。換言すると、複数の棒状部80は、軸線Xに対してステージ20の載置領域の外縁、即ち静電チャック20bの外縁よりも外側において、下方に折り曲げられている。このガス供給部品242によれば、環状板76の軸線X方向の位置を誘電体窓18に近付けることができる。その結果、径方向においてより均一なプラズマの分布が得られる。また、複数の棒状部80の各々と環状管78aとの接続部分における応力を緩和することができる。これにより、ガス供給部品242の安全率が向上される。
次に、図11及び図12を参照する。図11は別の実施形態に係るプラズマ処理装置の破断斜視図であり、図12は図11に示すガス供給部品の斜視図である。図11に示すプラズマ処理装置104は、ガス供給部品24に代わるガス供給部品244を備えている点で、プラズマ処理装置10と異なっている。
ガス供給部品244は、軸線Xに対して放射方向に延びる複数の棒状部80、リング部86、及び、複数の外側棒状部88を含んでいる。複数の棒状部80、リング部86、及び、複数の外側棒状部88は何れも、石英、アルミナ等のセラミックといった誘電体から構成されている。
リング部86は、軸線Xから所定の半径内の領域よりも外側において軸線Xを囲むように環状に延在している。換言すると、リング部86は、軸線Xに対してステージ20の載置領域の外縁、即ち静電チャック20bの外縁よりも外側において、環状に延在している。複数の棒状部80の一端は、環状管78aに接続されており、複数の棒状部80の他端は、リング部86に接続されている。図11及び図12に示す実施形態では、複数の棒状部80の本数は8本である。
複数の外側棒状部88は、軸線Xに対してリング部86よりも外側に設けられている。これら外側棒状部88の一端は、リング部86に接続されている。また、複数の外側棒状部88の他端は、処理容器12によって支持されている。本実施形態では、複数の外側棒状部88の本数は3本である。複数の外側棒状部88のうち外側棒状部88aは、放射方向において棒状部80aと連続している。外側棒状部88aと棒状部80aは、環状管78aに処理ガスを供給する導管を構成している。複数の外側棒状部88のうち他の外側棒状部88bは、軸線Xに交差する面内において屈曲されている。
このガス供給部品244によれば、ガス供給部品24よりも多い本数の棒状部80を用いることにより、上方に棒状部80が存在する領域と存在しない領域でのプラズマの密度の差異が低減される。即ち、軸線Xに対して周方向において、より均一なプラズマの分布が得られる。また、棒状部80と環状管78aの接続部の応力が緩和される。さらに、外側棒状部88bが折り曲げられていることにより、外側棒状部88bとリング部86の接続部における応力が緩和さる。したがって、ガス供給部品244は、より高められた安全率を有する。なお、棒状部80の本数及び外側棒状部88の本数は、本実施形態に限定されるものではなく、本実施形態の本数よりも多くても少なくてもよい。また、全ての外側棒状部88が折り曲げておらず、軸線Xに対して放射方向に延びていてもよい。また、棒状部80a及び外側棒状部88aの本数は本実施形態の本数に限定されるものではく、複数の棒状部80及び複数の外側棒状部88aに1本より多い棒状部80a及び1本より多い外側棒状部88aが、それぞれ含まれていてもよい。
次に図13を参照する。図13は、別の実施形態に係るガス供給部品を示す斜視図である。図13に示すガス供給部品246では、複数の棒状部80が、リング部86の上方で下方に折り曲げられて、当該リング部86に接続している。このガス供給部品246によれば、環状板76の軸線X方向の位置を誘電体窓18に近付けることができる。また、複数の棒状部80の各々と環状管78aとの接続部分における応力を更に緩和することができる。これにより、ガス供給部品246の安全率が向上される。なお、本実施形態では、棒状部80の本数は8本であり、外側棒状部88の本数が3本であるが、棒状部80の本数及び外側棒状部88の本数は、本実施形態に限定されるものではなく、本実施形態の本数よりも多くても少なくてもよい。また、全ての外側棒状部88が折り曲げておらず、軸線Xに対して放射方向に延在していてもよい。また、棒状部80a及び外側棒状部88aの本数は本実施形態の本数に限定されるものではく、複数の棒状部80及び複数の外側棒状部88aに、1本より多い棒状部80a及び1本より多い外側棒状部88aがそれぞれ含まれていてもよい。
次に図14を参照する。図14は、別の実施形態に係るガス供給部品を示す斜視図である。図14に示すガス供給部品248では、複数の棒状部80のうち棒状部80a及び棒状部80bの他端が処理容器12によって支持される。棒状部80bは、所定の半径内の領域よりも外側において屈曲されている。棒状部80bは、例えば、軸線Xに交差する面内において屈曲されている。また、ガス供給部品248は、複数の棒状部80bの一部として一以上の棒状部80cを含んでいる。
図14に示すように、一以上の棒状部80cは、他の棒状部80の間に設けられ得る。棒状部80cの一端は、環状管78aに接続されている。棒状部80cは、軸線Xに対して放射方向に延びており、その他端は、所定の半径内の領域よりも外側において自由端を構成している。換言すると、棒状部80cの他端は、軸線Xに対してステージ20の載置領域の外縁、即ち静電チャック20bの外縁と処理容器12の側壁12a(内壁)との間において自由端を構成している。
ガス供給部品248によれば、棒状部80bが屈曲されているので、当該棒状部80bと環状管78aの接続部における応力が緩和される。また、棒状部80cにより棒状部80の本数を増やすことができるので、軸線Xに対して周方向において、より均一なプラズマの分布が得られる。
以下、上述したプラズマ処理装置のシミュレーション結果について説明する。図15は、シミュレーションによって求めた径方向における電子密度分布を示すグラフである。図15のグラフ(a)〜(c)は、実施形態のプラズマ処理装置に関する条件をシミュレーションにより変更して求めた電子密度の径方向分布を示している。これら電子密度の径方向分布は、ステージ20の上面、即ち、静電チャック20bの上面の5mm上において求めたものである。図15のグラフ(a)〜(c)において横軸は、軸線Xからの径方向の距離dを示しており、縦軸は、電子密度Ne[m−3]を示している。なお、図15のグラフ(a)〜(c)において、実線で示す特性は、二つの棒状部80の周方向中間の下方における特性を示しており、点線で示す特性は、一つの棒状部80の下方における特性を示している。
図15のグラフ(a)〜(c)に示す特性は、処理ガスとしてアルゴン(Ar)を用い、処理容器12内部での圧力を20mTorr(2.666Pa)に設定し、ステージ20の上面と誘電体窓18の下面との間のギャップを245mmに設定したシミュレーションにより求めた。図15のグラフ(a)に示す特性を得たときのシミュレーションにおいては、ガス供給部品として図4及び図5に示すガス供給部品を用いた。また、図15のグラフ(b)及び(c)に示す特性を得たときのシミュレーションにおいては、ガス供給部品として図10に示すガス供給部品のように棒状部80を屈曲させることにより、環状板76の軸線X方向の位置を調整した。図15のグラフ(a)〜(c)に関するシミュレーションにおけるその他の条件は以下の通りである。
<図15のグラフ(a)に関するシミュレーションにおけるパラメータ>
環状板76の直径:200mm
環状板76の中心孔の直径:60mm
ステージ20の上面から環状板76の下面までの距離:90mm
<図15のグラフ(b)に関するシミュレーションにおけるパラメータ>
環状板76の直径:200mm
環状板76の中心孔の直径:60mm
ステージ20の上面から環状板76の下面までの距離:120mm
<図15のグラフ(c)に関するシミュレーションにおけるパラメータ>
環状板76の直径:200mm
環状板76の中心孔の直径:60mm
ステージ20の上面から環状板76の下面までの距離:150mm
図15のグラフ(a)〜(c)に示す特性を参照すれば明らかなように、環状板76を用いることによりステージ20の中央上方のプラズマの密度が低減されることが、本シミュレーションにより確認された。また、図15のグラフ(a)〜(c)に示す特性を参照すれば明らかなように、ステージ20から環状板76までの距離が大きくなるほど、即ち、環状板76の位置が誘電体窓18に近いほど、径方向により均一なプラズマの分布が得られることが本シミュレーションにより確認された。
次に、図16を参照する。図16は、更なるシミュレーションによって求めた径方向における電子密度分布を示すグラフである。図16に示すグラフは、実施形態のプラズマ処理装置に関する条件をシミュレーションにより変更して求めた電子密度の径方向分布を示している。図16のグラフに示す特性は、図15のグラフ(a)の特性を得たときと同様のシミュレーションにおいて、以下に示す点について条件を変更して得たものである。
<図16のグラフに関するシミュレーションにおけるパラメータ>
環状板76の直径:150mm
環状板76の中心孔の直径:60mm
ステージ20の上面から環状板76の下面までの距離:90mm
図15のグラフ(a)及び図16のグラフに示す特性を比較すれば明らかなように、150mmの直径を有する環状板76と200mmの直径を有する環状板76では、両者の電子密度の絶対値に差はあるが、両者の径方向のプラズマの分布がもつ傾向には大きな差異がないことが、本シミュレーションにより確認された。
次に、図17を参照する。図17のグラフ(a)〜(c)は、更なるシミュレーションによって求めた径方向における電子密度分布を示すグラフである。図17に示すグラフ(a)〜(c)は、実施形態のプラズマ処理装置に関する条件をシミュレーションにより変更して求めた電子密度の径方向分布を示している。図17のグラフ(a)〜(c)の特性は、図15のグラフ(a)の特性を得たときと同様のシミュレーションにおいて、棒状部80bを放射方向に直線状に延ばした図14に示すガス供給部品を用いることにより得た。さらに、図17のグラフ(a)〜(c)の特性は、図15のグラフ(a)の特性を得たときのシミュレーションの条件から以下に示す点について条件を変更して得た。
<図17のグラフ(a)に関するシミュレーションにおけるパラメータ>
環状板76の直径:200mm
環状板76の中心孔の直径:60mm
ステージ20の上面から環状板76の下面までの距離:90mm
<図17のグラフ(b)に関するシミュレーションにおけるパラメータ>
環状板76の直径:200mm
環状板76の中心孔の直径:100mm
ステージ20の上面から環状板76の下面までの距離:90mm
<図17のグラフ(c)に関するシミュレーションにおけるパラメータ>
環状板76の直径:250mm
環状板76の中心孔の直径:140mm
ステージ20の上面から環状板76の下面までの距離:90mm
図17のグラフ(a)〜(c)に示す特性を比較すれば明らかなように、環状板76の中心孔の直径が大きくなると、ステージ20の中央上方におけるプラズマの遮蔽効果が薄れることが、本シミュレーションにより確認された。また、環状板76の中心孔の直径が100mm以下であれば、ステージ20の中央上方におけるプラズマの遮蔽効果が得られることが確認された。なお、ガス供給部22からのガスを通過させるためには、中心孔の直径は一定の大きさ(例えば、40mm)以上であり得る。
次に図18を参照する。図18は、更なるシミュレーションによって求めた径方向における電子密度分布を示すグラフである。図18に示すグラフ(a)及び(b)は、実施形態のプラズマ処理装置に関する条件をシミュレーションにより変更して求めた電子密度の径方向分布を示している。図18のグラフ(a)の特性は、図15のグラフ(a)の特性を得たときと同様のシミュレーションにおいて、図12に示すガス供給部品を用いて得た。また、図18のグラフ(b)の特性は、図15のグラフ(a)の特性を得たときと同様のシミュレーションにおいて、図13に示すガス供給部品を用いて得た。さらに、図18のグラフ(a)及び(b)に示す特性は、図15のグラフ(a)の特性を得たときのシミュレーションの条件から以下に示す点について条件を変更して得た。
<図18のグラフ(a)に関するシミュレーションにおけるパラメータ>
環状板76の直径:200mm
環状板76の中心孔の直径:60mm
ステージ20の上面から環状板76の下面までの距離:90mm
<図18のグラフ(b)に関するシミュレーションにおけるパラメータ>
環状板76の直径:200mm
環状板76の中心孔の直径:60mm
ステージ20の上面から環状板76の下面までの距離:120mm
図15のグラフ(a)、図17のグラフ(a)、図18のグラフ(a)及び(b)の特性を参照すれば明らかなように、棒状部80の本数が多くなるほど、二つの棒状部80の周方向中間の下方におけるプラズマの分布と、一つの棒状部80の下方におけるプラズマの分布との差異が小さくなることが本シミュレーションにより確認された。また、棒状部80の本数が6本以上であると、より周方向に均一なプラズマの分布が得られることが確認された。さらに、図15のグラフ(a)に示す特性の傾向と図18のグラフ(a)に示す特性の傾向とを比較すれば明らかなように、リング部86がプラズマの分布に与える影響は軽微なものであることが確認された。
以下、図19を参照して、実施形態のプラズマ処理装置を用いて行った実験例1〜4について説明する。また、比較実験についても説明する。図19は、実験用の生産物を概略的に示す図である。図19に示す生産物P19は、フィン型FETの複数のゲートをエッチングにより作成することにより得られるものである。生産物P10は、Si製の基板P12の一主面に、エッチング停止層として機能するSiO製の層P14を有している。また、層P14上には、略直方体形状のフィンP16が設けられている。フィンP16は、後にソース領域、ドレイン領域、及びチャンネル領域となる部分である。生産物P10は、フィンP14のチャンネル領域を覆うようにPoly−Si製の複数のゲートP18を有している。複数のゲートP18の上面には、SiN製の層P20がそれぞれ設けられている。層P20は、ゲートP18をエッチングにより形成する際にエッチングマスクとして用いられるものである。
このような生産物P10のゲートP18は、Poly−Si半導体層を層P14及びフィンP16上に形成し、次いで、当該Poly−Si半導体層上に層P20をパターニングし、層P20をマスクとして用いて当該Poly−Si半導体層をエッチングすることにより、形成することができる。
なお、実験例1〜4及び比較実験では、ゲートP18の高さ、ゲートP18の幅、及び、隣接するゲートP18間のギャップの設定値をそれぞれ、200nm、30nm、30nmとし、被処理基体Wの直径は、300mmとした。
実験例1及び3においては、図1、図4及び図6に示す構成を有するプラズマ処理装置を用いて、生産物P10のゲートP18を作成した。また、実験例2では、図10及び図6に示す構成のプラズマ処理装置を用いて、生産物P10のゲートP18を作成した。また、実験例4では、図1、図4、及び図9に示す構成を有するプラズマ処理装置を用いて、生産物P10のゲートP18を作成した。なお、実験例4における角度αは60度、角度βは47.7度であった。また、比較実験では、図1のプラズマ処理装置のガス供給部品に代えて周辺ガス供給部を有するプラズマ処理装置を用いて生産物P10のゲートP18を作成した。なお、周辺ガス供給部は、ステージ20から軸線X方向に高さ90mmの位置において、軸線Xを中心とする直径400mmの環状の導管を設け、当該導管の内側壁面に軸線Xを向く複数のガス噴射孔を形成したものである。実験例1〜4及び比較実験のその他の条件を以下に示す。
<実験例1の条件>
ステージの上面から環状板76の下面までの距離:90mm
環状板76の直径:200mm
環状板76の中心孔の直径:60mm
処理容器内の圧力:100mTorr(13.33Pa)
マイクロ波発生器に対する供給電力:2500W
ステージの台20aに対する供給電力:180W
処理ガスの流量
Ar: 1000sccm
HBr: 800sccm
: 16sccm
流量比(ガス供給部22の流量:ガス供給部78の流量) 43:57
ヒータHTの温度: 80℃
ヒータHSの温度: 80℃
ヒータHCSの温度: 60℃
ヒータHESの温度: 45℃
台20aに供給した冷媒の温度: 25℃
処理時間:100秒
<実験例2の条件>
ステージの上面から環状板76の下面までの距離:150mm
環状板76の直径:200mm
環状板76の中心孔の直径:60mm
処理容器内の圧力:100mTorr(13.33Pa)
マイクロ波発生器に対する供給電力:2500W
ステージの台20aに対する供給電力:150W
処理ガスの流量
Ar: 900sccm
HBr: 720sccm
: 14sccm
流量比(ガス供給部22の流量:ガス供給部78の流量) 25:75
ヒータHTの温度: 80℃
ヒータHSの温度: 80℃
ヒータHCSの温度: 55℃
ヒータHESの温度: 50℃
台20aに供給した冷媒の温度: 20℃
処理時間:120秒
<実験例3の条件>
ステージの上面から環状板76の下面までの距離:90mm
環状板76の直径:150mm
環状板76の中心孔の直径:60mm
処理容器内の圧力:100mTorr(13.33Pa)
マイクロ波発生器に対する供給電力:2500W
ステージの台20aに対する供給電力:180W
処理ガスの流量
Ar: 1000sccm
HBr: 800sccm
: 16sccm
流量比(ガス供給部22の流量:ガス供給部78の流量) 43:57
ヒータHTの温度: 80℃
ヒータHSの温度: 80℃
ヒータHCSの温度: 30℃
ヒータHESの温度: 45℃
台20aに供給した冷媒の温度: 25℃
処理時間:100秒
<実験例4の条件>
ステージの上面から環状板76の下面までの距離:90mm
環状板76の直径:200mm
環状板76の中心孔の直径:60mm
処理容器内の圧力:100mTorr(13.33Pa)
マイクロ波発生器に対する供給電力:2500W
ステージの台20aに対する供給電力:180W
処理ガスの流量
Ar: 1000sccm
HBr: 800sccm
: 16sccm
流量比(ガス供給部22の流量:ガス供給部78の流量) 43:57
ヒータHTの温度: 80℃
ヒータHSの温度: 80℃
ヒータHCSの温度: 60℃
ヒータHESの温度: 45℃
台20aに供給した冷媒の温度: 25℃
処理時間:100秒
<比較実験の条件>
処理容器内の圧力:100mTorr(13.33Pa)
マイクロ波発生器に対する供給電力:2500W
ステージの台20aに対する供給電力:180W
処理ガスの流量
Ar: 1000sccm
HBr: 800sccm
: 16sccm
流量比(ガス供給部22の流量:ガス供給部78の流量) 25:75
ヒータHTの温度: 80℃
ヒータHSの温度: 80℃
ヒータHCSの温度: 80℃
ヒータHESの温度: 65℃
台20aに供給した冷媒の温度: 25℃
処理時間:100秒
図20〜23はそれぞれ、実験例1〜4において作成したゲートのゲート幅の測定結果を示すグラフである。図24は、比較実験において作成したゲートのゲート幅の測定結果を示すグラフである。図20〜図24に示すゲート幅は、各実験において作成した生産物P10のSEM画像を得て、当該SEM画像から、ゲート幅を読み取ったものである。図20〜図24の横軸はゲート幅を示しており、縦軸は層P14との境界からのゲートP18の高さ方向の位置を示している。また、図20〜24において、おいて、凡例「中央」「中間」「外縁」は、被処理基体の中央領域、中間領域、及び外縁領域におけるゲート幅を示している。なお、図20〜図24の各プロットは、各領域において一つのフィンに対応して設けられている四つのゲートのゲート幅の平均値を示している。
図20〜図23と図24を比較すると、実験例1〜4の中央領域のゲート幅、中間領域のゲート幅、外縁領域のゲート幅は、同じ高さ方向位置では、比較的近い値を有している。一方、図24を参照すると、比較実験の中央領域のゲート幅、中間領域のゲート幅、外縁領域のゲート幅は、同じ高さ方向位置においても、比較的大きな差異を互いに有している。したがって、実施形態のプラズマ処理装置の実験例によれば、被処理基体の径方向の位置によるゲート幅のバラツキが、比較実験のゲート幅のバラツキより、大きく低減されることが確認された。
また、実験例1及び2で作成した生産物P10のTEM画像を得て、当該SEM画像から、中央領域、中間領域、及び外縁領域のそれぞれにおいて、ゲート幅を読み取った。そして、中央領域、中間領域、及び外縁領域の各領域において、一つのフィンに対応して設けられている四つのゲートのゲート幅の平均値を、層P14との境界、層P20との境界、及び層P14との境界と層P20との境界の中間のそれぞれについて算出した。実験例1では、算出した平均値の最大と最小の差が2.3nmであった。また、実験例2では、算出した平均値の最大と最小の差が2.1nmであった。この結果、実施形態のプラズマ処理装置の実験例によれば、ゲートの形状バラツキを小さくすることができることが確認された。
以上、種々の実施形態について説明してきたが、上述した実施形態に限定されることなく種々の変形態様を構成可能である。例えば、上述した第2のガス供給部のガス噴射孔の向き、棒状部、リング部、及び外側棒状部の構成は、任意に組み合わせて用いることが可能である。また、処理ガスは、エッチング用のガスに限定されず、プラズマCVD(化学気相成長)用の処理ガスであってもよい。
また、図6、図8、及び図9に示した環状管78aは、略正方形の断面形状を有しているが、環状管78aの断面形状は他の形状であってもよい。図25及び図26は、ガス供給部品の別の一例を示す断面図である。図25に示す環状管78aは、軸線Xに直交する方向、即ち軸線Xに対して放射方向における当該環状管78aの断面の幅が、軸線Xに平行な方向における当該環状管78aの断面の幅よりも大きい略矩形の断面形状の環状管として構成されている。導管を構成する棒状部80aから環状管78aに供給されたガスの圧力は、環状管78a内を流れる間に降下し得る。しかしながら、軸線Xに対して放射方向に環状管78aの断面の幅を大きくすることにより、環状管78aの製造コスト、ひいてはガス供給部品24の製造コストの増加を抑えつつ、環状管78a内での圧力損失を低減することが可能となる。その結果、図25に示す環状管78aによれば、複数のガス噴射孔78bから噴射されるガスの量のバラツキを低減することが可能となる。
なお、図26に示すように、軸線Xに平行な方向における環状管78aの断面の幅が、軸線Xに直交する方向における環状管78aの断面の幅よりも大きくなっていてもよい。また、図25及び図26に示した例においても、複数のガス噴射孔78bは、図8又は図9に示した向きをもつように構成されていてもよい。
10…プラズマ処理装置、12…処理容器、12a…側壁、12b…底部、12c…天部、12h…排気孔、14…アンテナ、16…同軸導波管、18…誘電体窓、20…ステージ、22…ガス供給部(第1のガス供給部)、22a…導管、22b…インジェクタ、24…ガス供給部品、26…封止部材、28…マイクロ波発生器、30…チューナ、32…導波管、34…モード変換器、36…冷却ジャケット、38…誘電体板、40…スロット板、42…導管、44…インジェクタ、76…環状板、78…ガス供給部(第2のガス供給部)、78a…環状管、78b…噴射孔、80…棒状部、82…共通ガス供給系、84…添加ガス供給系、86…リング部、88…外側棒状部。

Claims (25)

  1. 処理容器と、
    プラズマ励起用のマイクロ波を放射するアンテナと、
    前記アンテナにマイクロ波を供給する同軸導波管と、
    前記アンテナからのマイクロ波を前記処理容器内に導入する誘電体窓と、
    被処理基体用の載置領域を有し、前記同軸導波管の中心軸線が延びる方向において前記誘電体窓の下方に設けられたステージと、
    誘電体製の環状板であって、その中心孔を前記中心軸線が通過するよう前記誘電体窓と前記ステージの間に設けられた該環状板と、
    前記環状板の上方から前記中心軸線に沿って処理ガスを噴射する第1のガス供給部と、
    前記環状板に取り付けられ又は該環状板に一体形成された第2のガス供給部であり、前記中心軸線に対して前記載置領域の外縁よりも内方において該中心軸線の周囲に配列された複数のガス噴射孔から前記ステージに向かう処理ガスの流れを形成し、該複数のガス噴射孔は前記中心軸線に平行な方向又は前記中心軸線から離れる方向に向いている、該第2のガス供給部と、
    を備えるプラズマ処理装置。
  2. 前記環状板は、前記中心軸線が延びる方向において前記誘電体窓から50mm以上離れている、請求項1に記載のプラズマ処理装置。
  3. 前記複数の噴射孔の向きは、前記中心軸線に対して周方向に傾斜されている、請求項1又は2に記載のプラズマ処理装置。
  4. 前記第2のガス供給部は、前記環状板に接合された誘電体製の環状管であって前記中心軸線を囲むように延在する該環状管を含む、請求項1〜3の何れか一項に記載のプラズマ処理装置。
  5. 前記環状板は上面及び下面を含み、
    前記環状管は前記上面に接合されており、
    前記複数の噴射孔は、前記環状板に形成されている、
    請求項4に記載のプラズマ処理装置。
  6. 前記環状板及び前記環状管と前記処理容器との間に介在して該環状板及び該環状管を支持する支持構造を更に備え、
    前記支持構造は、前記環状管に接続された一端を有する誘電体製の複数の棒状部を含み、
    前記複数の棒状部は、前記中心軸線に対して放射方向に延びている、
    請求項4又は5に記載のプラズマ処理装置。
  7. 前記複数の棒状部の本数は、6本以上である、請求項6に記載のプラズマ処理装置。
  8. 前記複数の棒状部のうち少なくとも一つの棒状部は、前記環状管に接続された導管を構成し、該導管は前記環状管に処理ガスを供給する、請求項6又は7に記載のプラズマ処理装置。
  9. 前記複数の棒状部のうち少なくとも一つの棒状部は、前記中心軸線に対して前記載置領域よりも外側において屈曲されている、請求項6〜8の何れか一項に記載のプラズマ処理装置。
  10. 前記複数の棒状部のうち少なくとも一つの棒状部は、前記載置領域の外縁と前記処理容器の内壁との間において自由端を構成する他端を有する、請求項6〜9の何れか一項に記載のプラズマ処理装置。
  11. 前記支持構造は、前記処理容器内に設けられた誘電体製のリング部を更に含み、
    前記リング部は、前記載置領域の外縁よりも前記中心軸線に対して外側において該中心軸線を囲むように設けられており、
    前記複数の棒状部は更に他端を有し、
    前記複数の棒状部の前記他端は、前記リング部に接続されている、
    請求項6又は7に記載のプラズマ処理装置。
  12. 前記支持構造は、前記中心軸線に対して前記リング部の外側に設けられた誘電体製の複数の外側棒状部を更に含み、
    前記複数の外側棒状部は、前記リング部に接続された一端を含み、
    前記複数の棒状部のうち一部と前記複数の外側棒状部のうち一部は、前記環状管に接続する導管を構成しており、
    前記複数の外側棒状部のうち他の一部は、屈曲されている、
    請求項11に記載のプラズマ処理装置。
  13. 前記環状管の断面の幅であり前記中心軸線に平行な方向及び該中心軸線に直交する方向のうち一方における該断面の幅は、前記環状管の断面の幅であり前記中心軸線に平行な方向及び該中心軸線に直交する方向のうち他方における該断面の幅よりも大きい、請求項4〜12の何れか一項に記載のプラズマ処理装置。
  14. 誘電体製の環状板と、
    前記環状板に取り付けられ又は該環状板に一体形成されたガス供給部であり、前記環状板の中心軸線の周囲に配列された複数のガス噴射孔を含み、該複数のガス噴射孔は前記中心軸線に平行に下方に又は前記中心軸線から離れるよう下方に向いている、該ガス供給部と、
    を備えるガス供給部品。
  15. 前記複数の噴射孔は、前記中心軸線に対して周方向に傾斜されている、請求項14に記載のガス供給部品。
  16. 前記ガス供給部は、前記環状板に接合された誘電体製の環状管であって前記中心軸線を囲むように延在する該環状管を含む、請求項14又は15に記載のガス供給部品。
  17. 前記環状板は上面及び下面を含み、
    前記環状管は前記上面に接合されており、
    前記複数の噴射孔は前記環状板に形成されている、
    請求項16に記載のガス供給部品。
  18. 前記環状板及び前記環状管を支持する支持構造を更に備え、
    前記支持構造は、前記環状管に接続された一端を有する誘電体製の複数の棒状部を含み、
    前記複数の棒状部は、前記中心軸線から所定の半径内の領域において該中心軸線に対して放射方向に延びている、
    請求項16又は17に記載のガス供給部品。
  19. 前記複数の棒状部の本数は、6本以上である、請求項18に記載のガス供給部品。
  20. 前記複数の棒状部のうち少なくとも一つの棒状部は、前記環状管に接続された導管を構成する、請求項18又は19に記載のガス供給部品。
  21. 前記複数の棒状部のうち少なくとも一つの棒状部は、前記所定の半径内の領域よりも外側において屈曲されている、請求項18〜20の何れか一項に記載のガス供給部品。
  22. 前記複数の棒状部のうち少なくとも一つの棒状部は、前記所定の半径内の領域よりも外側に他端を有しており、該少なくとも一つの棒状部の前記放射方向における長さは、前記複数の棒状部のうち他の棒状部の前記放射方向における長さより短い、請求項18〜21の何れか一項に記載のガス供給部品。
  23. 前記支持構造は、誘電体製のリング部を更に含み、
    前記リング部は、前記所定の半径内の領域よりも前記中心軸線に対して外側において該中心軸線を囲むように設けられており、
    前記複数の棒状部は更に他端を有し、
    前記複数の棒状部の前記他端は、前記リング部に接続されている、
    請求項18又は19に記載のガス供給部品。
  24. 前記支持構造は、前記中心軸線に対して前記リング部の外側に設けられた誘電体製の複数の外側棒状部を更に含み、
    前記複数の外側棒状部は、前記リング部に接続された一端を含み、
    前記複数の棒状部のうち一部と前記複数の外側棒状部のうち一部は、前記環状管に接続する導管を構成しており、
    前記複数の外側棒状部のうち他の一部は、屈曲されている、
    請求項23に記載のガス供給部品。
  25. 前記環状管の断面の幅であり前記中心軸線に平行な方向及び該中心軸線に直交する方向のうち一方における該断面の幅は、前記環状管の断面の幅であり前記中心軸線に平行な方向及び該中心軸線に直交する方向のうち他方における該断面の幅よりも大きい、請求項16〜24の何れか一項に記載のガス供給部品。
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