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JP2013121367A - 歯列矯正用ブラケット構成体とその移動方法 - Google Patents

歯列矯正用ブラケット構成体とその移動方法 Download PDF

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JP2013121367A JP2010065918A JP2010065918A JP2013121367A JP 2013121367 A JP2013121367 A JP 2013121367A JP 2010065918 A JP2010065918 A JP 2010065918A JP 2010065918 A JP2010065918 A JP 2010065918A JP 2013121367 A JP2013121367 A JP 2013121367A
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龍三 嘉ノ海
Toshimitsu Oki
敏光 黄木
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Dentsply Sankin KK
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Abstract

【課題】簡素な構成にし、治療効果を向上させるとともに審美性を向上させる機能を付加し、治療期間を短縮しメンテナンスを容易に行えるようにした。
【解決手段】本発明の歯列矯正用ブラケット構成体は、ブラケット本体1と相対移動可能な挟持部材2とでアーチワイヤ6を挟持したものであり、この挟持力は輪状ゴム体3の弾性力による押圧力で保持したものである。この構成において、アーチワイヤ6の角部をブラケット本体1と挟持部材2の溝部5、12に接触させる。輪状ゴム体3の押圧力で、モーメントが発生し、アーチワイヤ6に対し、ブラケット本体1及び挟持部材2を角度方向に相対回転させで接触位置を変える。このようにして接触位置が変わり、主として歯面の角度方向の矯正を行う。
【選択図】図19

Description

本発明は、歯列矯正治療に用いられる歯列矯正用ブラケット構成体とその移動方法に関する。更に詳しくは、審美性を向上させ、かつアーチワイヤとブラケットとの結紮を容易にし、更に治療効果を上げる機能を付加した歯列矯正用ブラケット構成体とその移動方法に関する。
歯列不整に対する矯正治療方法に、ブラケットを使用することは公知でありよく知られている。歯列矯正は、ブラケット等を歯牙に接着させ、このブラケット等に取り付けたアーチワイヤの力学的な弾性力、即ち押圧、引き戻し、捩り等で、復元力を歯に与え、徐々に歯の位置を変えていくことにより行われる。一般的な矯正治療方法では、ブラケット本体の中央部にアーチワイヤを摺動可能に支承する、又は保持(固定)するための溝部を形成し、種々の結紮手段で溝部のアーチワイヤを保持し矯正している。
このようなブラケットの材質は、特に審美性を重視することを考慮し、最近は従来の金属製の他、プラスチック、セラミックス等が用いられるようになっている。又、アーチワイヤの材質は、チタン合金、ステンレス等の錆びない金属が使用されている。このような歯列矯正用のブラケットは、種々改良されたものが提案され知られている。しかし、歯列矯正用のブラケットは、プラスチック製であっても、溝部(スロット)を有していて、この溝部にアーチワイヤを配置して、相互の相対移動を規制した状態にして保持している。アーチワイヤとブラケットとを固定する結紮手段は、例えば、ブラケットの外側に設けられたウィングを介してアーチワイヤを保持するようにしたもの、又、同構成で弾性変形を利用してアーチワイヤを保持するロック部材を用いるもの等がある。更に、結紮手段をブラケット上方から押し付けて、アーチワイヤを保持する構成のもの等も知られている。
従来の公知例を詳述すると、アーチワイヤの保持及び開放操作を容易に行うものとして、弾性板で構成されているもので、L字状に屈曲したロック部材により、一部をウィング下部の係止片に回動自在に係止させ、上部に引っ掛け部を設けアーチワイヤに引っ掛け保持する構成のものが知られている。又、ウィングにガイド溝を設けて、かつウィング外壁を略X字形にし、アーチワイヤをガイド溝に挿入後、リガチャーワイヤ、又はO(オー)リングにより、X字形のガイド溝にアーチワイヤを嵌め込み取り付けるものが知られている。更に、患者さんの痛みを大幅に軽減するために、ブラケットとワイヤーとの間に隙間を有して、ワイヤーとブラケットの摩擦抵抗を減らした、所謂、セルフライゲーションブラケット(ローフリクション)のブラケットも用いられている。
このための合成樹脂製の結紮部材であるが、ブラケットのワイヤ挿入溝に上方から弾性変形させ嵌め込み、着脱自在とする結紮する(固定はしない)もの等も本出願人は提案した(特許文献1参照)。更に、前述したこれら従来の構成のブラケットを改良し、ブラケットの一部をスライド式にし、このスライドするスライド体を押圧してアーチワイヤをブラケット本体に保持する構成の歯列矯正用ブラケットが本出願人が提案し公知となっている(特許文献2参照)。
特開2004−329912号公報 WO 2009/116560 A1
前述したとおり、アーチワイヤを使用して歯列矯正を行う治療は、歯牙に力を加えながら歯牙を移動させていく矯正治療である。アーチワイヤは、リガチャーワイヤ、ゴムリング等の結紮部材により、ウィングを介してブラケットに保持されている。従来の矯正方法は、アーチワイヤがブラケットに必要以上の押圧力で押さえ付けられる結果となっている。又、歯牙に負荷される力を弱めるために、アーチワイヤの押圧力を弱めるようなことも行われている。しかしながら、従来のウィングを介してリガチャーワイヤによる結紮方法や弾性変形を利用したゴムリングによる結紮方法は、ゴムリングの弾性力により直接的に歯牙を押圧する方法であるので、必要以上の押圧力がどうしても歯牙にかかる上、取り付け、取り外しに複雑な作業を要する結果となる。
又、従来の結紮部材は、ブラケットに対し凹凸が多く形状的に出入りのある複雑な形状のものであった。このため、従来のブラケット形状は、ブラケットに食べ滓、歯垢等の異物が残りやすい構造であり、不衛生である。又、審美性にも欠けるものであった。これらブラケットでの歯列矯正例は、ブラケットのウィングを介してアーチワイヤを結紮する手段を伴う例が多い。しかし、結紮部材をブラケット上方からウィングに嵌め込みブラケットの溝のアーチワイヤを結紮する方法は、一種の自己結紮になり、かえってスロットとアーチワイヤとの間に隙間が生じて、ワイヤによる矯正のための押圧力を低下させている。
この方法は、当初の取り付け操作は容易であるものの、矯正治療の過程でアーチワイヤを交換する際に結紮し直さなければならず、又その取り付け取り外しの操作に、矯正医がその作業に煩雑さを要求される等の問題点がある。又、この構成は取り外しの際、結紮部材を離脱させねばならず、この結紮部材は非常に小さいので結紮部材等を脱落させるおそれもある。更に、ウィングの張り出し部等があり、審美性の観点からその審美性を欠如させる等の問題点もある。また最近、これと同じ結紮方式で、結紮部材を繰り返し使用できるタイプのブラケットが出てきたが、ウイングの張り出し、審美性は同様である。
他の自己結紮として、ブラケットと結紮部材が一体に構成されているタイプのものが知られている。即ち、スロットの開放面をシャッターで蓋をしてアーチワイヤを保持するタイプのものが知られている。又、半円形の弾性金属板のロック部材で蓋をしてアーチワイヤを保持するタイプのものも知られている。更に、アーチワイヤをラッチに挿入して保持するタイプのものも知られている。これら一体型のものは、結紮と開放の操作は容易であるが、いずれも自己結紮のため構造的にその形状が凹凸になり、審美性、清掃性等に劣る欠点がある。
このように従来のブラケットにおいては、歯列矯正を行う上ではまだ満足すべき構成になっていないのが現状である。従って、このような従来の構成のものが持つ問題点を解決し、患者にとって粘膜への刺激が減り、治療回数が減り、衛生面で優れ、矯正医にとっても結紮操作のしやすいブラケットが求められている。又、容易にワイヤーコントロールのできる優れた矯正治療の技術が発揮できるとともに、審美性を向上させた結紮技術が発揮できるブラケットが求められている。
このような技術背景から本出願人は特許文献2に示すように、ブラケットの一部をスライド可能なスライダー部とし、このスライダー部の進退移動でブラケットをアーチワイヤに相対的に取り付け取り外しを可能とするものを提案した。このブラケットは操作性がよくそれなりの効果のあるものであるが、更に機能向上のなされるブラケットが望まれていた。本発明は、前述のような技術背景のもとに創案されたもので、下記の目的を達成する。
本発明の目的は、結紮手段をアーチワイヤとの間での取り付け取り外しを相対移動式の簡素な構成にして、アーチワイヤを挟持し容易に結紮でき、且つ異なるアーチワイヤへの交換を容易にした、歯列矯正用ブラケット構成体とその移動方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、アーチワイヤの弾性力を利用し従来の歯列矯正の方法に加え、アーチワイヤに対し相対的に歯面の角度位置等を変え矯正を行うことができる、歯列矯正用ブラケット構成体とその移動方法を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、安定的に確実に歯列を保持しメンテナンスを容易に行えるようにして治療期間を短縮するようにした、歯列矯正用ブラケット構成体とその移動方法を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、ブラケットを凹凸の少ない曲面形状とし、審美性の向上した、歯列矯正用ブラケット構成体とその移動方法を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、外面形状を曲面構成の滑らかな形状にしたことで、食物残渣等の付着が少なく清掃性も良好で衛生的にし、更にワイヤーのコントロール操作を簡便にした、歯列矯正用ブラケット構成体とその移動方法を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために、次の手段で達成される。即ち、
本発明1の歯列矯正用ブラケット構成体は、
下部に歯面への接合面(4)を有し、アーチワイヤ(6)を摺動自在又は固定して保持するための歯列矯正を行うブラケットにおいて、
前記アーチワイヤ(6)を保持する平面状の壁面を有するブラケット本体(1、40、50)と、
前記ブラケット本体(1、40、50)に対し相対的に移動が可能で、前記ブラケット本体(1、40、50)の前記壁面に前記アーチワイヤ(6)を挟持して、前記ブラケット本体(1、40、50)とともに前記アーチワイヤ(6)との間で相対的に角度変位を可能とする挟持部材(2、20、21、22、42、51)と 、
前記ブラケット本体(1、40、50)と前記挟持部材(2、20、21、22)とに跨って係合し、前記挟持部材(2、20、21、22)と前記ブラケット本体(1、40、50)を前記アーチワイヤ(6)に常時押圧する押圧部材(3、30、31)と、
前記ブラケット本体(1、40、50)及び前記挟持部材(2、20、21、22)の外側壁に設けられ、前記押圧部材(3)が係合して保持する通し溝(16、17、40a、42a)とからなることを特徴とする。
本発明2の歯列矯正用ブラケット構成体は、本発明1において、
前記挟持部材(2、20、21、22、42、51)は、押圧過程の角度変位に伴い前記アーチワイヤ(6)を嵌め込むための壁面を有する溝(12、20c、42b)が形成されていることを特徴とする。
本発明3の歯列矯正用ブラケット構成体は、本発明1において、
前記挟持部材(2、20、21、22)は、前記ブラケット本体(1)に対し直線方向で相対移動することを特徴とする。
本発明4の歯列矯正用ブラケット構成体は、本発明1において、
前記挟持部材(42、51)は、前記ブラケット本体(40、50)に対し揺動動作で相対移動することを特徴とする。
本発明5の歯列矯正用ブラケット構成体は、本発明1において、
前記押圧部材(3、30、31)は、弾力性を有する輪状ゴム体(3、30)であることを特徴とする。
本発明6の歯列矯正用ブラケット構成体は、本発明1において、
前記押圧部材(3、30、31)は、取付け、取り外し操作用の柄部(3a、31b)又は貫通孔(30b)を有している部材であることを特徴とする。
本発明7の歯列矯正用ブラケット構成体は、本発明1において、
前記挟持部材(60)は、取付け操作用の柄部(61、62、63)を有している部材であることを特徴とする。
本発明8の歯列矯正用ブラケット構成体は、本発明1において、
前記アーチワイヤ(6)は、長手方向を横切る断面形状が多角形の部材であることを特徴とする。
本発明1の歯列矯正用ブラケット構成体の移動方法は、
下部に歯面への接合面(4)を有し、アーチワイヤ(6)を摺動自在又は固定するために保持し歯列矯正を行うブラケットにおいて、
前記ブラケットのブラケット本体(1、40、50)に相対移動可能に挟持部材(2、20、21、22、42、51)が配置され、
前記挟持部材(2、20、21、22、42、5)と前記ブラケット本体(1、40、50)とが相対移動して、前記アーチワイヤ(6)が把持され、
前記ブラケット本体(1、40、50)と前記挟持部材(2、20、21、22、42、51)に跨って、押圧部材(3、30、31)が巻き掛けられ、前記ブラケット本体(1、40、50)と前記挟持部材(2、20、21、22、42、51)を引き合う方向に弾性力が付与され、
前記弾性力の付与により、前記ブラケット本体(1、40、50)及び前記挟持部材(2、20、21、22、42、51)にモーメントが与えられ、
前記アーチワイヤ(6)の角部(6b、6c)が、前記ブラケット本体(1、40、50)の壁面と前記挟持部材(2、20、21、22、42、51)の溝部(12c、20)の壁面に接触され、
前記押圧部材(3、30、31)の押圧により、前記アーチワイヤ(6)の角部(6b、6c)に対し前記ブラケット本体(1、40、50)と前記挟持部材(2、20、21、22、42、51)の接触位置が前記モーメントの発生により相対的に移動され、
前記接触位置のずれにより、前記ブラケット本体(1、40、50)及び前記挟持部材(2、20、21、22、42、51)の姿勢が角度方向で変えられることを特徴とする。
本発明2の歯列矯正用ブラケット構成体の移動方法は、本発明1の歯列矯正用ブラケット構成体の移動方法において、
前記アーチワイヤ(6)は、断面形状が矩形であり、前記溝部(12、20c)の断面形状が矩形であることを特徴とする。
本発明の歯列矯正用ブラケット構成体とその移動方法は、上部と下部でアーチワイヤを保持できる挟持部材を配置し、この挟持部材とブラケット本体とでアーチワイヤを挟持し、押圧部材で押圧保持するようにしたので、安定し確実な保持を維持し、同一サイズのアーチワイヤで歯牙が移動する移動距離を大きく取れるので、矯正で使用するアーチワイヤの種類を少なくすることが可能になるので、治療期間を短縮し、患者の通院回数を減らすことになり、利用者の負担を減じることができた。又、食べ滓等の残渣が残留しにくい衛生的な構成のものとなった。
又、既存の自己結紮部材一体型のブラケットは、結紮部がシャッター式や弾性を利用した蓋、そして結紮部材をセパレートにした装着式もあるが、これらは自己結紮するための構造がそのデザインに応じて必要になり、表面に凹凸形状を形成する必要がある。これに比し、本発明の歯列矯正用ブラケット構成体は、簡素な構成の押圧部材の押圧でブラケットが相対動作でアーチワイヤに対し角度方向に位置を変えることができる自己結紮の構成である。
このような構造にすることにより、挟持部分も含め外観形状に凹凸が少なく一体感が得られ、全体が段差のない滑らかな曲面状に構成された。このことから、審美性の向上した歯列矯正用ブラケット構成体とすることができた。又、ブラケットをアーチワイヤとの間で角度方向の相対変位を可能とする構成にしたので、アーチワイヤへの取り付け取り外しの操作数が減った上、操作も容易に行えるようになった。
更に、必要に応じて挟持部材を、引き抜き、取り外し、及び挿入して他の構造の挟持部材と交換が可能なブラケット構成ともなっている。これにより矯正の操作効率を高めるとともに、治療回数も減るので、歯列矯正用ブラケット構成体のメンテナンスも容易になった。又、 ブラケットを凹凸の少ない曲面形状としたので、審美性の向上が図られ、食物残渣等の付着が少なく清掃性も良好で衛生的なものとなった。
更に、本発明の歯列矯正用ブラケット構成体とその揺動方法は、ブラケット本体と挟持部材の材質をそれぞれの目的に合った異なる素材に設定できるので、強度面を確保しつつ同時に対合歯の磨耗を防ぐことなどが可能となった。このようなことから本発明の歯列矯正用ブラケット構成体とその揺動方法は、審美性、治療の速度、操作性、患者のリスクと苦痛の軽減など臨床上有効な効果を得ることができるものとなった。
図1は、本発明の実施例1であるブラケットの平面図である。 図2は、図1のブラケットの正面図で、矯正の初期状態を示すものである。 図3は、図1のブラケットの正面図で、矯正の最終状態を示すものである。 図4は、図1のブラケットの側面図である。 図5は、図1のブラケットの外観図である。 図6は、実施例1のブラケットにおいて、スライダー部材が引き出された形態を示すブラケットの平面図である。 図7は、図6のブラケットの正面図である。 図8は、実施例1のブラケット本体の平面図である。 図9は、図8に示したブラケット本体の正面図である。 図10は、図8に示したブラケット本体の側面図である。
図11は、図9のブラケット本体をX−X線で切断した断面図である。 図12は、実施例1のブラケット本体単体の外観図である。 図13は、実施例1のスライダー部材の平面図である。 図14は、図13のスライダー部材の正面図である。 図15は、図13のスライダー部材の側面図である。 図16は、実施例1のスライダー部材単体の外観図である。 図17は、輪状ゴム体の平面図である。 図18は、操作工具の正面図である。 図19は、実施例1のブラケットにおいて、ブラケットがアーチワイヤを挟持した状態を示すもので、矯正治療初期の矯正状態を示す正面図である。 図20は、図19の部分拡大図で、ブラケットとアーチワイヤとの取り付け構成を示す説明図である。
図21は、図19に示した矯正状態から進んだ矯正過程を示す正面図である。 図22は、図20に示した矯正状態から進んで矯正最終状態を示す正面図である。 図23は、図19と同様の状態を示したものであり、アーチワイヤに対するブラケットの取り付け位置を変えた初期状態を示す正面図である。 図24は、実施例2のブラケットにおいて、ブラケットがアーチワイヤを挟持した状態を示すもので、矯正治療初期の矯正状態を示す正面図である。 図25は、図24に示した矯正状態から進んだ矯正過程を示す正面図である。 図26は、図24に示した矯正状態から進んで矯正最終状態を示す正面図である。 図27は、図24と同様に、アーチワイヤとブラケットとの相互の取付位置を変えたときの初期状態を示す正面図である。 図28は、実施例3のブラケットにおいて、ブラケットがアーチワイヤに挟持された初期状態を示す正面図である。 図29は、図28に示した矯正状態から進んで矯正最終状態を示す正面図である。 図30は、図28に示したブラケットの変形例を示す正面図である。
図31は、図29に示したブラケットの変形例を示す正面図である。 図32は、実施例4の輪状ゴム体であり、貫通孔を設けた輪状ゴム体の平面図である。 図33は、実施例4の輪状ゴム体であり、フックを設けた輪状ゴム体の平面図である。 図34は、実施例5のブラケットであり、ブラケット本体と揺動部材でアーチワイヤを挟持した構成の正面図で、矯正初期状態を示すものである。 図35は、図34に示したブラケットの正面図であり、矯正最終状態を示す正面図である。 図36は、実施例6のブラケットにおいて、ブラケット本体と揺動部材でアーチワイヤを挟持した構成の正面図で、矯正初期状態を示す正面図である。 図37は、図36に示したブラケットにおいて、その正面図であり、矯正最終状態を示すものである。 図38は、実施例7のブラケットのスライダー部材において、直状フックを設けたスライダー部材の平面図である。 図39は、実施例7のブラケットのスライダー部材において、折り曲げフックを設けたスライダー部材の平面図である。 図40は、実施例7のブラケットのスライダー部材において、フック付きの原型体をなすスライダー部材の平面図である。 図41は、輪状ゴム体でブラケットとアーチワイヤを結紮した構成例を示す歯列矯正用ブラケット構成体の正面図である。
以下、本発明の実施の形態を実施例に代えて、図面を参照しながら説明する。本発明の歯列矯正用ブラケット構成体(以下、「ブラケット」ともいう。)とその移動方法は、ブラケットの構造を改良したものであり、特にアーチワイヤを保持する挟持部材を改良して、歯列矯正のための治療を行うとき、歯医者の判断に幅を持たせる構造にしたものである。その結果、通院による治療回数が減少し、かつ患者の痛みを減らしやすい構成となったものである。これにより矯正のための治療期間を短縮し、通院回数も減らすことも可能となるものである。又、ブラケットの表面を滑らかにすることで、審美性を向上させる構成のものとなっている。なお、本発明の実施例では、本実施例の説明上、アーチワイヤが歯牙を矯正すべき姿勢、位置、角度等の状態に、歯医者又は製造メーカーにより、予め設定され保持されていることが前提である。
図1は、本発明の実施例1であるブラケットの平面図であり、矯正の最終状態を示すものである。図2は、ブラケットの正面図であり、矯正を開始したときの矯正の初期状態を示す正面図である。図3は、ブラケットの正面図であり、矯正が終了した状態を示す例である。図4は、ブラケットの側面図、図5は、ブラケットの外観図である。図6は、スライダー部材2が移動して、開放した状態を示すブラケットの平面図、図7は、図6の正面図である。実施例1に示すものは、挟持部材をブラケット本体1に対し直線移動可能なスライダー部材2とした場合の例である。
図8〜図17は、歯列矯正用ブラケット構成体を構成する各単体部品を示す図である。図8はブラケット本体1の平面図、図9はブラケット本体1の正面図、図10はブラケット本体1の側面図である。図11は図9のX−X線の断面図、図12はブラケット本体1の外観図である。図13はスライダー部材2の平面図、図14はスライダー部材2の正面図、図15はスライダー部材2の側面図、図16はスライダー部材2の外観図である。図17は、輪状ゴム体3の平面図である。
これらの図に示すように、本実施例の歯列矯正用ブラケット構成体(ブラケット)は、ブラケット本体1とスライダー部材2で構成されている。ブラケットで矯正治療に使用するとき、ブラケット本体1とスライダー部材2に輪状ゴム体(別名:O(オー)リング)3を掛け渡して、この両者を閉じる方向に弾力で押圧する。このブラケットには、ウィングに当たる箇所に輪状ゴム体3を装着するための通し溝16(図11参照)、17(図13参照)が形成されている。この通し溝16、17は、ブラケット本体1の通し溝16及びスライダー部材2の通し溝17から構成され、この両側の通し溝16、17の形状はアンダーカット形状に形成されている。即ち、この通し溝16、17の断面形状は、輪状ゴム体3を取り付けたとき安定するように凹部に形成されている。
輪状ゴム体3をこの通し溝16、17に位置させて移動しないように装着し、ブラケット本体1及びスライダー部材2を互いに引き合う方向にバネ力が発生するようにバイアスをかけている。輪状ゴム体3を通し溝16、17に取り付けたとき、この輪状ゴム体3がアーチワイヤ6に接触しない位置に通し溝16、17は形成されている(図2及び3参照)。又、ブラケット本体1及びスライダー部2の表面は、図に示すように凹凸が少なく滑らかな丸みを有した曲線形状としている。このためブラケットに食べ滓等が付着する確率が少ない。
ブラケット本体1は、下面が歯牙へ接着するための接合面4となっていて、接着材を介して歯面に接着される。この接合面4には、接着材を充填するための溝(凹部)が形成されていて、ここに矯正用接着材が塗布される。ブラケット本体1の歯面への接着は、通常歯面を清浄化した後、エッチング液を塗布しボンディング接着材を塗布して、歯面にこの接合面4を圧接して行う。この接着によりブラケット本体1は、歯面から矯正期間中は容易に剥がれることはない。又、ブラケット本体1の中央部に、アーチワイヤ6を保持するための凹状の溝部、即ちスロット5が形成されている。
このようなブラケット本体1の構造は、規定された構造、形状である必要はなく、治療テクニック等の関係からいろいろと選択できるように、種々の形態のものが提案されているので、これらのものもこの実施例のものと同様に使用できる。又、ブラケット本体1の構造は、取り付ける歯牙の部位によって、例えば前歯用、犬歯用、小臼歯用、大臼歯用等の種類に応じて使用してもよい。又、トルクやアンギュレーション等が相違していて、又矯正する歯の向き等によっても形状が異なるので、これに合わせた種々のブラケット本体1の構造のものであってもよい。
前述したように、ブラケット本体1とアーチワイヤ6とは直線方向に相対移動できる(図1の矢印方向)。このためにブラケット本体1の中央部に、アーチワイヤ6を嵌め込むための断面形状が矩形のスロット5が形成されている。ブラケット本体1の材質は、合成樹脂、セラミックス、金属等から選択される1種を用いる。例えば、この材質が金属であれば、ステンレス鋼、ニッケルクロム合金、チタン合金等である。他にサファイヤ等の透明なものを使用してもよい。又、これらの材質を組み合わせ複合的に構成したものを用いてもよい。例えば、審美性を要求される前歯には、樹脂、セラミック等の透明性のあるものを、犬歯や小臼歯、奥歯には金属性のブラケットとしてもよい。
このブラケット本体1は、結紮し易く、変形や破損し難く、かつ接着性のよい性質のものが求められている。このブラケット本体1には、スライダー部材2が搭載されている。スライダー部材2は、ブラケット本体1のスロット5の壁面に対向する状態で取り付けられ、アーチワイヤ6を結紮するためにスロット5の幅を広げ、又は狭くする方向に直線的に進退可能である。即ち、このスライダー部材2は、ブラケット本体1に対し案内部を介して相対的に移動可能に設けられている。本実施例になる歯列矯正用ブラケット構成体は、前述したように主としてブラケット本体1とスライダー部材2により構成されている。
ブラケット本体1には、平行に設けられた一対の凹面である案内部7が形成されている(図10、11参照)。スライダー部材2は、この案内部7に嵌り込み案内され、ブラケット本体1に対し、直線方向に進退移動可能にスライドされる。一方、スライダー部材2の先端の両側には、一対のアーム部8が外方に張り出す状態に配置されていて、このアーム部8の先端には滑動部9が形成されている。 又、アーム部8は、スライダー部材2の本体から片持ち梁状に支持されているので、その先端の滑動部9は弾性変形可能な構成になっている。一対の滑動部9は、ブラケット本体1の案内部7を両側から挟んで挟持し、上下方向を規制し案内される。
滑動部9が案内部7により案内され差し込まれている状態のときは、アーム部8は弾性変形して外方に拡げられている(図11の想像線参照)。又、案内部7の端部には段差10が形成されていて、この段差10は案内部7の案内部分より低く凹み状態になっている(図11参照)。なお、スライダー部材2の材質は、ブラケット本体1と同一のものでも異なった材質であってもよい。本実施例の場合の材質は、ブラケット本体1はジルコニア又はステンレス鋼とし、スライダー部材2はPC(ポリカーボネート)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、ポリアミド、又はこれらのガラス繊維強化樹脂を用いる。
歯列矯正用ブラケット構成体は、これと対向する上歯、又は下歯(対合歯)と接触する場合が多いので、対合歯の摩滅を防ぐことやブラケット自体の摩耗を抑えるための対処が必要である。そのため、上顎と下顎とは、ともに咬合側の位置にあり、対合歯と接触しやすいスライダー部材2の硬度を調整することが臨床面で有効である。例として、下顎前歯の歯列矯正用ブラケットは、上顎前歯に当たることが多い。このため最近、素材の審美性を前面に出して多く使われているセラミックス製のブラケットは、審美性はよいものの硬度が高く、一方では対合歯を磨耗させる不具合が指摘されている。
本実施例のスライダー部材2は、歯牙の咬合側に位置し、図1にも示すように、ブラケットとしてその表面積が約半分を占めるため、ほとんどのケースで対合歯がスライダー部材2に当たる。スライダー部2の材質に対合歯を傷めない軟素材を用い、強度が要求されるブラケット本体1を別素材を用いると有効である。このようにブラケット本体1とスライダー部2の素材を変えられることは、それぞれ求められる素材の材質、物性が異なることに応じて、患者の歯の状態に応じ最適な条件に合わせ個別に対応できることになる。
前述のように、滑動部9が、ブラケット本体1のスロット5の長手方向の直角方向にスライドして押し込まれると、終端で滑動部9はこの段差10に嵌り込み、アーム部8は弾性変形が解除されて滑動部9が係止される(図11参照)。段差10は、図ではフラット形状としているが、滑動部9が嵌り込み可能なノッチ式の穴の形態であってもよい。この状態で、スライダー部2がスロット5に挿入されたアーチワイヤー6を自己結紮する。
次に、スライダー部材2をブラケット本体1から引き出す構成について説明する。スライダー部材2は、強制的に外力を加えて滑動部9を、この段差10から引き離さないかぎり、このブラケット本体1から離脱することはない。図1は、ブラケット本体1にスライダー部材2が押し込まれ、輪状ゴム体3の収縮力による押圧により、アーチワイヤ6に結紮している状態を示している。図6は、同構成でスライダー部材2が引き出され、アーチワイヤ6が開放されている状態を示している。
いずれも輪状ゴム体3は取り付けられた状態であるが、輪状ゴム体3は押圧状態を維持しつつ伸びているので、スライダー部材2を移動させることで容易にアーチワイヤ6をブラケットから取り外すことはできる。スライダー部材2のみをブラケット本体1から引き離すことは、事前に輪状ゴム体3をスライダー部材2側の通し溝17から取り外しておくことで容易である。輪状ゴム体3を取り外すためには、図17に示す輪状ゴム体3の柄部3aが外方にはみ出ているので、この柄部3aを把持し強制的に引っ張ることにより輪状ゴム体3をブラケット本体1及びスライダー部材2から取り外すことができる。
スライダー部材2のブラケット本体1側の中央部には、凹部状に欠けたスライダー溝部11が形成されている。このスライダー溝部11は、スライダー部材2をブラケット本体1から引き出すための切り欠きである。スライダー溝部11の形状は、引き出し方向の直角方向が長い長手溝になっている。スライダー部材2には図に示すように、アーチワイヤ6を挟持して保持可能にするための通し溝12が設けられていて、この通し溝12を挟んで、スライダー部材2の下部はアーム部8と滑動部9を構成し、上部はアーチワイヤー6を挟み込むフランジ13を構成している。
スライダー溝部11は、このフランジ13の中央部分に設けられ、上方が開放されている。即ち、このスライダー部材2は、スライダー溝11を除く上部のフランジ13と下部の案内部8で、アーチワイヤ6を両側から挟み込むことになる。通し溝12の高さ12a(図14参照)は、取り付けられるアーチワイヤ6の対角線長さ6a(図20参照)に合わせている。更に、フランジ13は、その先端部に、約45度(スライダー部材2の移動方向から見て。)の傾斜面13aの角面取りがなされている。次に、スライダー部材2を、ブラケット本体1から強制的に引き出す方法について説明する。スライダー部材2をブラケット本体1から引き出すための引き出し工具、即ちスロットオープナー14が準備されている(図18参照)。
このスロットオープナー14の端部は、長方形の凸部15を構成していて、この凸部15の形状をスライダー溝部11に挿入可能にその形状に合わせている。この凸部15の長手方向の長さは、アーチワイヤ6のサイズに関係なく着脱できるように、スロット5の長手方向開放面の長さ分だけ開くように設定されている。スライダー部材2をブラケット本体1から引き出す場合は、先ずスロットオープナー14の凸部15をスライダー溝部11にはめ込む(図1参照)。これは矯正医が手操作で行う。次に、このスロットオープナー14を90度回転させる(図6の想像線参照)。
このスロットオープナー14の回転に伴なって、凸部15の長手部分が引き出し方向に90度向きを変え、凸部15の長手部分の長さ相当分、スライダー部材2は強制的にブラケット1から押し広げられ引き出される。このときアーム部8が弾性変形し、滑動部9が段差10から案内部7に乗り上げる(図11参照)が、スライダー部材2はブラケット本体1に保持された状態を摩擦力でその位置を維持する。この状態で、アーチワイヤ6は開放状態となり、アーチワイヤ6の取り外しは容易となる。交換するアーチワイヤ6を挿入した後、スライダー部材2をアーチワイヤ6側に押し付けて寄せれば、滑動部9が再び段差10に嵌まり込み再び結紮状態が実現できる。
スロットオープナー14の凸部15は、長方体形状を成しており、この長手方向の長さは所定長さに設定されている。このために、スロットオープナー14を使用することで常に一定幅だけ、スライダー溝部11が広げられ、広げすぎによるスライダー部材2の脱落を防げる。この方法は、探針のような器具で結紮部位のシャッター、留め具等に引っ掛け引っ張って開くより安全で、歯牙への衝撃も少なく、又セパレートタイプのように切断して結紮部材を取り外すタイプにみられる飛散もない。ただし、このスロットオープナー14を使用する場合は、ブラケットに輪状ゴム体3の押圧力が加わっているので、スロットオープナー14を外しても開放状態を維持するため輪状ゴム体3をスライダー部材2の通し溝17から外しておく処置は必要である。
このように、スライダー部材2を直線状にスライドさせるだけで、アーチワイヤ6の取り付け、取り外しを容易に行うことができ、しかもスライダー部材2はブラケット本体1に保持されたままであり、脱落を防止し、スライダー部材2はブラケット本体1から脱落するおそれがない。又、スライダー部材2の別仕様への交換、更にスライダー部材2が破損した場合は、ブラケット本体1を歯牙から取り外さなくとも、輪状ゴム体3を取り外した後に破損したスライダー部材2のみをプライヤー等で引き抜いて、新しいスライダー部材2をブラケット本体1に挿入し交換すればよい。このように、歯列矯正用ブラケットの管理を安定的に行える。従って、本歯列矯正用ブラケット構成体は、メンテナンスの容易な構成となっている。
前述したように、このスライダー部材2とブラケット本体1とを引き合う方向へ押圧するために、輪状ゴム体3がスライダー部材2とブラケット本体1とに跨って掛け渡されている。図1ないし7に示すように、スライダー部材2とブラケット本体1とに設けられた通し溝16、17に係合させ、外側を囲繞する状態で輪状ゴム体3を取り付けている。このために輪状ゴム体3で継続的な収縮力、即ちゴムの持つ収縮する弾性力で、アーチワイヤ6をスライダー部材2とブラケット本体1とで、挟むようにして保持するものである。このことにより、アーチワイヤ6に対しブラケットの姿勢を相対的な角度位置を変えることで、歯列を矯正する。
使用するアーチワイヤ6は、移動しようとする歯の位置に合致するように、予めアーチ状に曲げ加工されたものであり、ステンレス鋼製、コバルトクロム合金製、チタンニッケル合金製等で造られたものであるが、本発明の実施例では断面が非円形のものに限定される。非円形のものとしては、例えば正方形型(スクエア)、長方形型(レクタンギュラー)がある。この他に角部が小さくR面取りされているもの、多角形状、楕円状のものでもよい。本発明の特徴は、アーチワイヤ6の角部を用いて、輪状ゴム体3の押圧力を利用する矯正法である。このアーチワイヤ6は、低溶解性、耐腐食性が求められ、確実な弾性力を有し審美性にも優れたものを用いる。
次に、このスライダー部材2とスライダ本体1との間でアーチワイヤ6を挟持し、歯列を矯正するための構造とその矯正方法について説明する。本発明の歯列矯正用ブラケット構成体は、アーチワイヤ6に対し、相対的にブラケットの全体を、角度方向の位置に徐々に変えることのできる構成に特徴がある。使用するアーチワイヤ6は、前述したように、断面形状が正方形型又は長方形型のものがその対象である。本実施例のアーチワイヤ6は、その断面形状が長方形型のものを使用しており、取り付け時には図19に示した状態になる。図19には、断面形状が円形の輪状ゴム体3を用いた例を示している。図20は、図19の部分拡大図である。図19、20は、矯正すべき歯面に接着されたブラケットがアーチワイヤ6に対し、傾き角αで傾斜した取り付け状態を示している。
矯正を開始した初期状態は、図19及び20に示すように、ブラケット本体1のスロット5の平坦面と、断面形状が長方形状のアーチワイヤ6の側面、即ち面と面とが合致せず、相対角度がずれた状態の取付けになっている。言い換えると、ブラケット本体1の平坦面とアーチワイヤ6の角と、スライダー部材2の通し溝12の平坦面とアーチワイヤ6の角とが接している。図20は、その挟持状態の部分を示す部分拡大図である。図20示した場合のスライダー部材2の通し溝12の長さ(高さ)12aは、アーチワイヤ6が傾斜状態でも嵌り込める形状の余裕のある長さとしている。即ち、通し溝12の長さ12aは、アーチワイヤ6の長辺の寸法(断面において)6dよりも長く、最小でもアーチワイヤ6の対角寸法6aになっている。アーチワイヤ6は、この通し溝12内で相対的に角度位置の変更が可能な溝寸法となっている。
通し溝12の上端部は、通し溝12を覆うようなフランジ13となっていて、その先端の角は面取りがなされていて、傾斜面13aを有している。矯正すべき歯に取り付けるブラケットに対し、取り付け初期のアーチワイヤ6は、ブラケットに対し相対的に回転角度方向に角度位置がずれている。即ち、ブラケットの通し溝12の壁面とスロット5の平坦面に、アーチワイヤ6の2つの角部6b、6cが接触している。正確には、本実施例の場合は、アーチワイヤ6の歯面側の角部6bがブラケット本体1のスロット5の壁面に接触し、アーチワイヤ6の上面側の角部6cがスライダー部材2の通し溝12の壁面に接触している。輪状ゴム体3の弾性力による押圧により、スライダー部材2がブラケット本体1上を移動し、アーチワイヤ6の角部6b、6cにブラケット本体1が押されることで、ブラケットに反発力Fが発生する。
アーチワイヤ6の取り付け断面形状の位置は変わらないので、反発力Fが生じたことで、スライダー部材2の通し溝12がアーチワイヤ6の形状に沿うように、矢印で示す(図20)角度方向に回転トルクが発生する。即ち、図20に示すように、アーチワイヤ6を中心に角部6b、6cがそれぞれ接している距離Sに応じ、ブラケットが角度方向に回転する回転力が生じるのである。この回転力は、ブラケットの取り付けられた歯面の姿勢を変える方向に力(矯正力)が作用することになる。
このようにして、アーチワイヤ6の角度位置を変えない状態で、ブラケットは、図19、図21、及び図22のように矯正期間とともに徐々にトルク移動し時計周りに角度を変え、結果的に図19に示した矯正すべき初期状態の傾き角αが、矯正が進行することにより図22で示すように角度αが角度0となり、歯面の角度位置を矯正することになる。図22の場合は、アーチワイヤ6が断面形状に合うブラケットの溝に嵌め込まれた最終の段階の状態を示している。
又、図23に示すように、アーチワイヤ6の角部の溝部に対する接触位置が前述と逆にして傾き角αで取り付けた場合、即ちスライダー部材2側の角部6fが歯面側に位置し、ブラケット本体1側の角部6eが歯面の上方側に位置した場合には、ブラケットはアーチワイヤ6に対し反時計周り(図示上)に角度を変える回転力が生じることになる。図23は、アーチワイヤ6に対するブラケットの取り付け位置を変えた例で初期状態を示している。この場合は、輪状ゴム体3の押圧力により、アーチワイヤ6の上面側の角部6eがスロット5の壁面に接触し、アーチワイヤ6の歯面側の角部6fがスライダー部材2の通し溝12に接触する。
この構成であると、ブラケットは矢印で示すように、図19の場合の逆の反時計方向に角度位置を変えることになる。矯正すべき歯面の角度方向が異なっても、最終的には、ブラケットを図22に示す角度位置にして歯面の矯正を行うことができる。ブラケットをこのような構成にして歯面に取り付けることにより、次のような回転(揺動)方法でアーチワイヤ6の弾性力を利用した本来の歯位置の移動矯正に加え、同時に角度方向にも力を加え、複合した形態で歯を矯正することができる。これは、矯正力を更にサイズの大きなアーチワイヤ6の範囲まで作用させることができる。
矯正方法は、矯正すべき歯面にブラケットを接着させた後、取り付けるべきアーチワイヤ6の角部をブラケット本体1の溝部に接触させるように取り付ける。次に、ブラケット本体1に相対移動可能に設けられたスライダー部材2の溝部をアーチワイヤ6の角部に接触させて挟持するようにする。これでブラケット本体1とスライダー部材2は、アーチワイヤ6を挟持することになる。この挟持形態は前述のとおりである。
次に、ブラケット本体1とスライダー部材2に跨って輪状ゴム体3を巻き掛け、ブラケット本体1とスライダー部材2を引き合う方向にアーチワイヤ6の角部に押圧させるようにする。このようにすることで、輪状ゴム体3の押圧でアーチワイヤ6の角部に対し、ブラケット本体1とスライダー部材2の接触位置を治療期間中に徐々に相対的に揺動方向に移動させる。これによる接触位置のずれが歯面の姿勢を揺動方向に変えて、歯列の矯正を行う。この矯正方法は、説明した順序に限定されるものではない。又、この矯正方法は、後述する他の実施例においても同様に適用されるものである。
図24〜図27は、スライダー部材の溝部の形状を変えた他の実施例である。スライダー部材20の通し溝20cの上面(歯面から見て)を傾斜面20aとした場合である。即ち、この傾斜面20aを、通し溝20cの側面(溝壁)から90度以上の鈍角にしたものである。輪状ゴム体3の押圧力が加わったとき、アーチワイヤ6の角部6bのブラケット本体1との接触位置は、前述の実施例と変わらないが、アーチワイヤ6の角部6cのスライダー部材20との接触位置は、スライダー部材20の通し溝20cの側面と、傾斜面20aとが交差した線状の角位置20bになる。
通し溝20cの上部に傾斜面20aを有していることにより、アーチワイヤ6が溝壁に干渉することなく相対回転可能としている。同時に、結紮ワイヤやOリング(モジュール)を用いなくても、アーチワイヤ6をスロット5の底に接触させて位置させることができる。この実施例の場合も、図24、図25、及び図26に示すしたブラケット本体1は、アーチワイヤ6に対し矢印のように時計周りにブラケット本体1側に反発力が発生して回転し、徐々に歯面の矯正を行う。図24に示す初期状態で傾き角αであったものが、図25に示すように矯正過程を経て、徐々に歯面は傾き最終的に図26に示すように傾き角が0になり、スロット5の底面にアーチワイヤー6が位置して、歯面の矯正が行われる。
図27は、アーチワイヤ6に対するブラケット本体1の取り付け位置を前述と逆の傾き位置にした場合の例である。図23に示したものと同様に、この場合は、輪状ゴム体3による押圧力で、アーチワイヤ6の上部側の角部6eがブラケット本体1のスロット5の側壁に接触し、アーチワイヤ6の歯面側の角部6fがスライダー部材2側の通し溝20cに接触する状態となる。この取付けであると、前述と同様に、アーチワイヤ6に対し矢印で示すように、ブラケットは徐々に反時計周りに回転して、初期状態の傾き角αが0となるように角度位置を変える。結果的に、図26に示したものと同様の角度位置になり、歯面の矯正を行う。
次に、図28〜図31に従って実施例3を説明する。 この実施例もスライダー部材21の溝形状を変えた変形例である。図28に示した実施例は、スライダー部材21の矩形溝形状をブラケット本体1のスロット5の壁面に対し、上面側が小寸法になるように傾斜(角度α)させた形状の溝構成としている。図28に示した状態は矯正の初期状態であり、スライダー部材21のフランジの端部21aがアーチワイヤ6の上面に接触し、アーチワイヤ6の歯面側の角部6fがスライダー部材21の溝の下面に接触している。図28に示したように、初期状態でのアーチワイヤ6への取り付けに対しては、ブラケット本体1側のスロット5側壁にアーチワイヤ6の側面を密着させて取り付けている。
スライダー部材21に輪状ゴム体3の押圧力が加わると、スライダー部材21の端部21aがアーチワイヤ6の上面に沿って、又、アーチワイヤ6の角部6fはスライダー部材21の溝の下面を徐々に相対移動し、結果的にブラケットはアーチワイヤ6に対し矢印で示すように時計回りの角度方向に回転し、傾き角αが徐々に変わりそれに伴い角度位置が変わり、最終的に図29に示すように、アーチワイヤ6はスライダー部材21の溝に嵌まり込む状態となり歯面が矯正される。ブラケット本体1に更に矯正される角度(トルク)を付与するときに使われる。
図30は、図28と同様に溝形状を変えた変形例の構成であるが、スライダー部材22の矩形溝形状をブラケット本体1のスロット5の壁面に対し、歯面側が小寸法になるように傾斜させた構成としている。初期状態は図30に示すように、アーチワイヤ6の一面がスロット5の壁面に接触し、アーチワイヤ6の角部6cがスライダー部材22のフランジの壁面に接触し、スライダー部材22の溝下部22aがアーチワイヤ6の歯面側の面に接触している。
この場合のブラケットは、アーチワイヤ6に対し反時計回りの角度方向に回転し、傾き角αが徐々に変わりそれに伴い角度位置が変わり、最終的に図31に示すように、アーチワイヤ6はスライダー部材22の溝に嵌まり込む状態となり歯面が矯正される。この実施例の場合は、いずれもアーチワイヤ6のスライダー部材側の角部とスライダー部材21、22の溝面とを相互に干渉させ、輪状ゴム体3の押圧により、ブラケット位置を角度方向に変える構成としたものである。
次に、輪状ゴム体の他の実施例について説明する。 図32は、輪状ゴム体30の柄部30aにを貫通孔30bを設けた例で、輪状ゴム体30をブラケットから取り外す場合に有効とさせたものである。即ち、操作道具を柄部30aの貫通孔30bに挿入し、操作道具を手で引っ張れば、この輪状ゴム体30を容易に取り外すことができる。図33に示すものは、フック31a付きの輪状ゴム体31である。このフック31aの根本の小径部に、矯正用エラスチックチェーンを引っ掛けることができ、従来のブラケットのフックの役目をするものである。又、ブラケットからこの輪状ゴム体31を取り出すときは、柄部31bを器具で把持して引き出せば容易に外すことができる。図32の実施例のものでは、柄部30aの30b孔を円形孔としているが、他の形状の貫通孔であってもよく、又フックの形状も他の形状であってもよいことはいうまでもない。
次に、挟持部材を揺動可能な構成の揺動部材とした場合の実施例を説明する。図34は、ブラケット本体40に設けられた支軸41を中心に揺動自在に揺動部材42を取り付けた初期状態の構成の説明図である。揺動部材42には、前述と同様にアーチワイヤ6を挿入するための溝が設けられている。この溝形状は、実施例1の図19の場合に準じている。又、ブラケット本体40及び揺動部材42の外壁には、各々通し溝40a、42aが設けられている。上方の通し溝40a、42aは、輪状ゴム体3の取り付け溝である。この揺動部材42とブラケット本体40とに跨って、この輪状ゴム体3が巻き掛けられ、アーチワイヤ6を挟持し両部材を押圧している。
又、下方の通し溝には、結紮部材43が取り付けられ、アーチワイヤ6をブラケットが締め付けられるようになっている。図34は初期の取付け状態を示し、矯正位置に対し傾き角αで設置されている。図34に示すように、アーチワイヤ6の歯面側の角部6bがブラケット本体40側の溝壁に、又、アーチワイヤ6の上面側の角部6cが揺動部材42の通し溝42bの溝壁に接触している。この状態でブラケットに輪状ゴム体3による押圧を加えると、揺動部材42は支軸41を中心にブラケット本体40側に押圧され、アーチワイヤ6に対しブラケットは図19の場合と同様に、矢印で示すように時計周りに回転し角度位置を変える。最終矯正時には、図35に示すようにアーチワイヤ6はブラケット本体40と揺動部材42の双方の溝に嵌まり込む状態になり、歯の矯正が行われる。
図36は、挟持部材を揺動可能な構成の揺動部材とした場合の他の実施例を示す説明図で初期状態を示す。基本形状は実施例5と同様な構成としている。この例はブラケット本体50と揺動部材51を一体化した構成である。揺動部材51は、ブラケット本体50に対しくびれ孔部52を中心に弾性変形し相対的に揺動する。アーチワイヤ6に取り付けるときは、揺動部材51をブラケット本体50より離れる方向に開いて挿入する。
図36は挿入した状態を示し、前述同様に外周に取り付けられた輪状ゴム体3の押圧する。揺動部材51でアーチワイヤ6を挟持してブラケット本体50側に押圧すると、前述したものと同様にブラケットを矢印で示す方向に回転させ角度位置を変え、アーチワイヤ6をブラケット本体50及び揺動部材51の溝に嵌まり込ませる。ブラケットは角度位置を変え、傾き角αであった歯面の姿勢を最終的に図37に示すような状態にして歯の矯正を行う。
図38〜図40は、スライダー部材の変形例で、このスライダー部材60の操作を容易にするために保持部61を設けた構成の単体図である。この保持部61はプライヤーや手指で掴み、ブラケット本体1への取り付けを容易にできるものである。この保持部61は取り付け後に切断する。取り外しは専用工具(図18)でスライダー部材を開いてからプライヤーで簡単に引き抜ける。図38に示すものは、保持部61の形状が直線状のものであり、図39は、保持部62を折り曲げ構造にしてフック62として利用したものである。
図40は、フック63付きのスライダー部材60であって、成形後のスライダー部材の原形を示すものである。フック63付きとして使用する場合は、位置63aで切断する。又、フック63を必要としない場合は、位置63bで切断し、実施例1に示すスライダー部材2とする。以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明はこの実施の形態に限定されないことはいうまでもない。例えば、前述した実施例のブラケットは、従来と同様に輪状ゴム体を用いてブラケットとアーチワイヤを固定する等の方法でも使用しても良いことはいうまでもない。
輪状ゴム体3は、ブラケット本体と挟持部材のみに跨って巻きかけ押圧部材として説明したが、図41に示すようにアーチワイヤとブラケットを固定する結紮部材として利用できるものであることはいうまでもない。又、図示していないが、輪状ゴム体3は貫通孔又はフックを利用し、顎間ゴムあるいはバネ体と結合して使用することも可能である。更に、本発明のブラケット構成体は、歯の前面のみならず、歯の裏側に装着して矯正するいわゆるリンガルブラケットにも適用できることはいうまでもない。
1…ブラケット本体
2、20、21、22…スライダー部材
3、30、31…輪状ゴム体
4…接合面
5…スロット
6…アーチワイヤ
6b、6c、6e、6f…角部
11…スライダー溝部
12、20c、42b…通し溝
13…フランジ
16、17…通し溝
42、51…揺動部材

Claims (10)

  1. 下部に歯面への接合面(4)を有し、アーチワイヤ(6)を摺動自在又は固定して保持するための歯列矯正を行うブラケットにおいて、
    前記アーチワイヤ(6)を保持する平面状の壁面を有するブラケット本体(1、40、50)と、
    前記ブラケット本体(1、40、50)に対し相対的に移動が可能で、前記ブラケット本体(1、40、50)の前記壁面に前記アーチワイヤ(6)を挟持して、前記ブラケット本体(1、40、50)とともに前記アーチワイヤ(6)との間で相対的に角度変位を可能とする挟持部材(2、20、21、22、42、51)と 、
    前記ブラケット本体(1、40、50)と前記挟持部材(2、20、21、22)とに跨って係合し、前記挟持部材(2、20、21、22)と前記ブラケット本体(1、40、50)を前記アーチワイヤ(6)に常時押圧する押圧部材(3、30、31)と、
    前記ブラケット本体(1、40、50)及び前記挟持部材(2、20、21、22)の外側壁に設けられ、前記押圧部材(3、30、31)が係合して保持する通し溝(16、17、40a、42a)と
    からなることを特徴とする歯列矯正用ブラケット構成体。
  2. 請求項1に記載の歯列矯正用ブラケット構成体において、
    前記挟持部材(2、20、21、22、42、51)は、押圧過程の角度変位に伴い前記アーチワイヤ(6)を嵌め込むための壁面を有する溝(12、20c、42b)が形成されていることを特徴とする歯列矯正用ブラケット構成体。
  3. 請求項1に記載の歯列矯正用ブラケット構成体において、
    前記挟持部材(2、20、21、22)は、前記ブラケット本体(1)に対し直線方向で相対移動することを特徴とする歯列矯正用ブラケット構成体。
  4. 請求項1に記載の歯列矯正用ブラケット構成体において、
    前記挟持部材(42、51)は、前記ブラケット本体(40、50)に対し揺動動作で相対移動することを特徴とする歯列矯正用ブラケット構成体。
  5. 請求項1に記載の歯列矯正用ブラケット構成体において、
    前記押圧部材(3、30、31)は、弾力性を有する輪状ゴム体(3、30)であることを特徴とする歯列矯正用ブラケット構成体。
  6. 請求項1に記載の歯列矯正用ブラケット構成体において、
    前記押圧部材(3、30、31)は、取付け、取り外し操作用の柄部(3a、31b)又は貫通孔(30b)を有している部材であることを特徴とする歯列矯正用ブラケット構成体。
  7. 請求項1に記載の歯列矯正用ブラケット構成体において、
    前記挟持部材(60)は、取付け操作用の柄部(61、62、63)を有している部材であることを特徴とする歯列矯正用ブラケット構成体。
  8. 請求項1に記載の歯列矯正用ブラケット構成体において、
    前記アーチワイヤ(6)は、長手方向を横切る断面形状が多角形の部材であることを特徴とする歯列矯正用ブラケット構成体。
  9. 下部に歯面への接合面(4)を有し、アーチワイヤ(6)を摺動自在又は固定するために保持し歯列矯正を行うブラケットにおいて、
    前記ブラケットのブラケット本体(1、40、50)に相対移動可能に挟持部材(2、20、21、22、42、51)が配置され、
    前記挟持部材(2、20、21、22、42、5)と前記ブラケット本体(1、40、50)とが相対移動して、前記アーチワイヤ(6)が把持され、
    前記ブラケット本体(1、40、50)と前記挟持部材(2、20、21、22、42、51)に跨って、押圧部材(3、30、31)が巻き掛けられ、前記ブラケット本体(1、40、50)と前記挟持部材(2、20、21、22、42、51)を引き合う方向に弾性力が付与され、
    前記弾性力の付与により、前記ブラケット本体(1、40、50)及び前記挟持部材(2、20、21、22、42、51)にモーメントが与えられ、
    前記アーチワイヤ(6)の角部(6b、6c)が、前記ブラケット本体(1、40、50)の壁面と前記挟持部材(2、20、21、22、42、51)の溝部(12c、20)の壁面に接触され、
    前記押圧部材(3、30、31)の押圧により、前記アーチワイヤ(6)の角部(6b、6c)に対し前記ブラケット本体(1、40、50)と前記挟持部材(2、20、21、22、42、51)の接触位置が前記モーメントの発生により相対的に移動され、
    前記接触位置のずれにより、前記ブラケット本体(1、40、50)及び前記挟持部材(2、20、21、22、42、51)の姿勢が角度方向で変えられる
    ことを特徴とする歯列矯正用ブラケット構成体の移動方法。
  10. 請求項9に歯列矯正用ブラケット構成体の移動方法において、
    前記アーチワイヤ(6)は、断面形状が矩形であり、前記溝部(12、20c)の断面形状が矩形である
    ことを特徴とする歯列矯正用ブラケット構成体の移動方法。
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