JP2013117039A - 固体高分子型燃料電池セパレータ用ステンレス鋼およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】導電性を有する金属窒化物が分散し、分散している金属窒化物の一部がステンレス鋼表面に露出しており、好適には、C:0.01〜0.1%、Si:0.1〜1.0%、Mn:0.1〜3.0%、Ni:6.0〜20.0%、Cr:17.0〜30.0%、Mo:0.5〜4.0%、V:なし又は0.01〜1.5%、N:0.6〜1.5%を含有し、所望により、Nb:0.05〜1.5%、Ti:0.01〜0.05%、Zr:0.01〜0.1%、Co:0.5〜3.0%、Cu:0.5〜3.0%、W:0.05〜0.5%の1種以上を含有し、残部がFe及び不可避の不純物よりなり、P:0.03%以下、S:0.01%以下、Al:0.01%以下、O:0.02%以下に制限した組成を有する。
【選択図】図4
Description
また、固体高分子電解質膜はスルホン酸基を多数有する高分子からなり、湿潤状態ではセル内は強酸環境になる。そのため、セパレータには導電性とともに高い耐食性が要求される。
加えて、燃料電池自動車に代表される移動体に適用が検討されている固体高分子燃料電池のセパレータには、衝撃に対する耐久性や軽量化が求められる。
この問題を解決するために、従来より種々の提案がなされている。
また、特許文献4では、導電性析出物であるM23C6型炭化物あるいはM2B型硼化物をステンレス鋼板の表面に析出させて接触抵抗を低減する方法が開示されており、特許文献5では、ステンレス鋼の表面に時効熱処理によってσ相を面積率で1%以上析出させて接触抵抗を低減する方法が開示されている。
以下に、本願発明の規定における各条件を説明する。
金属窒化物は、従来、ステンレス鋼の導電性改善に用いられている炭化物よりも導電性が高く、また、炭化物や硼化物よりも微細に分散するため、加工性を損なうことなく導電性を格段に向上させることができる。また、金属窒化物は微細に析出するため耐食性への影響もほとんどない。
本願発明としては金属窒化物の大きさや分散の程度は特に限定されるものではない。また、金属窒化物の種類も導電性を有するものであればよく、特定のものに限定されない。なお、ここで導電性を有するものとして、好適には導電率120×104Ω−1・m−1以上を挙げることができる。
金属窒化物としては、M4N型、M2N型、MN型(但し、Mは金属元素)の構造を挙げることができ、金属元素としては、クロム、モリブデン、バナジウムを挙げることができる。金属窒化物は1種のものであってもよく、また、2種以上が混在しているものであってもよい。また、金属窒化物が複数の金属を構成元素とするものであってもよい。
本願発明では、オーステナイト鋼の組織は特定のものに限定されないが、オーステナイト相で構成されているものが望ましい。オーステナイト相ステンレス鋼は耐食性に優れ、延性が良好で加工性にも優れている。
以下で説明する各成分の含有量はいずれも質量%で示される。なお、下記組成では、厳しい環境下に曝される固体高分子型燃料電池セパレータ用ステンレス鋼として、窒素を0.6〜1.5%添加して強度と耐食性を高め、強力なオーステナイト相安定化元素である窒素の特性を利用して基地をオーステナイト相に保ちつつ、導電性の高い窒化物をステンレス鋼表面に分散・露出させることにより接触抵抗を低減するものである。
Cは、強力なオーステナイト相安定化元素であると同時に固溶強化成分として非常に有効であり、0.01%以上含有させる。しかし、0.1%を超えた含有は、溶鋼の窒素溶解度を減少させるとともに、Cr炭化物の形成によりマトリックス中のCr量を減少させ粒界腐食を著しく促進させるなどの耐食性の劣化を招くので、上限を0.1%とする。
なお、同様の理由で下限を0.03%、上限を0.07%とするのが望ましい。
Siは、有効な脱酸剤として製鋼工程に不可欠であり、Siよりも強力な脱酸剤であるAlを用いると高温強度や延靭性に悪影響を及ぼすAlNの生成を招く可能性があるため、主要な脱酸剤として使用することが望ましく、0.1%以上含有させる。しかし、1.0%を超えて含有すると製造時に疵や割れを生じやすいので、上限を1.0%とする。
なお、同様の理由で下限を0.2%、上限を0.8%とするのが望ましい。
Mnは、脱酸や脱硫剤として作用するとともに、オーステナイト相安定化元素であり溶鋼の窒素溶解度を著しく高めるので0.1%以上含有させる。しかし、3.0%を超えて含有すると耐食性の劣化を招くので、上限を3.0%とする。なお、同様の理由で下限を0.5%、上限を2.5%とするのが望ましい。
Niは、耐食性を得るのに重要な元素でありオーステナイト相安定化元素である。そのため、本発明の固体高分子型燃料電池セパレータ用ステンレス鋼においては、オーステナイト単相を得るために少なくとも6.0%以上必要である。しかし、必要以上の含有は強度を損なわせるとともに原材料コストの増加を招くため、上限を20.0%とする。なお、同様の理由で下限を7.0%、上限を18.0%とするのが望ましい。
Crは、溶鋼の窒素溶解度を著しく高め、マトリックスの耐食性や強度の向上に大きく寄与する。一方で、M4N型、M2N型、MN型などの金属窒化物が析出した場合、接触抵抗は低減するものの前記窒化物の金属元素として鋼中Crが消費されるため、耐食性向上に寄与する鋼中Cr量が低下して耐食性が劣化する場合がある。そのため、本発明の固体高分子型燃料電池セパレータ用ステンレス鋼においては、0.6%以上の窒素量を確保し耐食性を確保するために17.0%以上のCr含有が必要である。しかし、Crはフェライト相安定化元素であるためにオーステナイト相の不安定化を招くため、上限を30.0%とする。なお、同様の理由で下限を18.0%、上限を28.0%とするのが望ましい。
Moは、溶鋼の窒素溶解度を著しく高めるとともに固溶強化成分として非常に有効である。さらに、Crよりも少量で耐食性を向上させる効果があることから、その効果を得るために本発明では0.5%以上含有する。しかし、必要以上の含有は原材料コストの増加を招くとともに、σ相等の脆化相の形成により延靭性が低下し熱間加工性を損なうことから、上限を4.0%とする。なお、同様の理由で下限を1.0%、上限を3.5%とするのが望ましい。
Vは、溶鋼の窒素溶解度を著しく高めるとともに、本発明の固体高分子型燃料電池セパレータ用ステンレス鋼の接触抵抗を低減させるM4N型、M2N型、MN型窒化物中の金属元素として主要な成分であり、望ましくは含有させる。0.01%未満のV量では十分な接触抵抗低減効果が見込めない。しかし、Vはフェライト生成元素であるためにオーステナイト相の不安定化を招くとともに、σ相等の脆化相の形成により延靭性が低下し熱間加工性を損なうことから、上限を1.5%とする。なお、同様の理由で下限を0.1%、上限を1.2%とするのが望ましく、さらに下限を0.5%とするのが一層望ましい。
なお、本発明にはVを含有しないものも含まれる。
Nは、侵入型固溶元素であり極めて高い固溶強化能を有するとともに、オーステナイト相の安定化および耐食性の向上に有効な本発明の基本となる添加成分である。加えて、Nを構成元素とするM4N型、M2N型、MN型窒化物は炭化物よりも優れた導電性を有している。そのため、本発明の固体高分子型燃料電池セパレータ用ステンレス鋼においては、0.6%未満の窒素量ではオーステナイト相が不安定化し、強度の低下や耐食性の劣化を招く上に十分な接触抵抗低減効果が得られるだけの窒化物の析出が見込めない。ただし、1.5%を超えると、窒素ブローホールの生成を抑制するために10気圧以上の高圧環境下に格納された溶解設備が必要となることから製造コストの増大を招くので、上限を1.5%とする。なお、同様の理由で下限を0.7%、上限を1.3%とするのが望ましい。
不可避不純物中で、下記するように、P、S、Al、Oの含有量を規制するのが望ましい。
Pは、0.03%を超えて含有すると粒界に偏析したPが熱間加工性と耐食性を著しく劣化させるので、0.03%以下に制限する必要がある。
S:0.01%以下
Sは、0.01%を超えて含有すると熱間加工性が低下するとともに、MnSなどの硫化物の形成により耐食性が著しく損なわれるので、0.01%以下に制限する必要がある。
Al:0.01%以下
Alは、脱酸剤として有効な元素であるが、窒素を多く含有する鋼ではAlを過剰に添加するとAlNが形成され、熱間加工性の劣化や耐食性の著しい低下を招くので、0.01%以下に制限する必要がある。
O:0.02%以下
Oは、含有量が過剰になると鋳塊の清浄度を低下させ、延靭性の低下や耐食性の劣化を招くので、0.02%以下に制限する必要がある。
Nbは、Vと同様に溶鋼の窒素溶解度を高め、M4N型、M2N型、MN型などの金属窒化物を形成して強度の向上に寄与するとともに接触抵抗を低減する効果がある。この効果を得るには0.05%以上の含有が必要となるが、上限値を超える含有を行なうと窒化物が高温で安定となるために熱間加工性の劣化や耐食性の低下を招く。なお、同様の理由で下限を0.06%、上限を1.0%とするのが望ましい。
Tiは、溶鋼の窒素溶解度を高め、M4N型、M2N型、MN型などの金属窒化物を形成して強度の向上に寄与するとともに接触抵抗を低減する効果がある。この効果を得るには0.01%以上の含有が必要となるが、0.05%を超えて含有すると窒化物が溶鋼から晶出するようになり、鋼中の非金属介在物として熱間加工性の劣化や耐食性の低下を招く。なお、同様の理由で下限を0.02%、上限を0.04%とするのが望ましい。
Zrは、Tiと同様に溶鋼の窒素溶解度を高め、M4N型、M2N型、MN型などの金属窒化物を形成して接触抵抗を低減する効果がある。この効果を得るには0.01%以上の含有が必要となるが、0.1%を超えて含有すると窒化物が溶鋼から晶出するようになり、鋼中の非金属介在物として熱間加工性の劣化や耐食性の低下を招く。なお、同様の理由で下限を0.02%、上限を0.08%とするのが望ましい。
上記Nb、Ti、Zrは、所望により1種以上を上記範囲の含有量で含有させることができる。
Coは、Niと同様にオーステナイト相安定化元素であり耐食性に寄与する成分である。0.5%未満では効果が乏しいが、3.0%を越える必要以上の含有は原材料コストの増加を招くため、上限を3.0%とする。
Cuは、オーステナイト相安定化元素でありNiやCoと同様にオーステナイト相の安定化に寄与する。0.5%未満では効果が乏しいが、3.0%を超える含有は熱間加工性を損なうことから、上限を3.0%とする。
Wは、Moと同様に耐食性の向上や固溶強化成分として有効であり、このために0.05%以上の含有が必要であるが、σ相等の脆化相の形成により延靭性が低下し熱間加工性を損なうとともに、溶体化処理時の未固溶Cr炭窒化物を成長させ耐力性を著しく低下させることから、上限を0.5%とする。
上記Co、Cu、Wは、所望により1種以上を上記範囲の含有量で含有させることができる。
上記形態の本発明の固体高分子型燃料電池セパレータ用ステンレス鋼は、多量の窒素を含有することが特徴であるが、通常の大気圧環境における溶解では凝固時に窒素ブローホールが鋼中に発生して、歩留りの悪化や後工程のコスト増大を招く。そのため、本発明の固体高分子型燃料電池セパレータ用ステンレス鋼は少なくとも耐圧能力が0.8MPa以上の加圧式エレクトロスラグ再溶解炉を用いて製造することが望ましい。加圧の可能な各種溶解炉を用いれば本発明の固体高分子型燃料電池セパレータ用ステンレス鋼を製造することは可能であるが、凝固時に晶出するM2N型、MN型などの金属窒化物を鋼中に均一に分散させることを考慮すると、加圧式エレクトロスラグ再溶解炉を利用することが最も有効である。さらに、前記炉内の窒素ガス分圧が0.8MPa未満であると所望の窒素量が得られないことから、窒素ガス分圧を0.8MPa以上に調節することが望ましい。
なお、加圧式エレクトロスラグ再溶解炉は、所定の加圧雰囲気でエレクトロスラグ再溶解を行えるものであればよく、その構造は特定のものに限定されない。
上記形態での本発明の固体高分子型燃料電池セパレータ用ステンレス鋼は、CrやV等と窒素を多量に含有しているため、M2N型、MN型などの金属窒化物が凝固の時点から晶出して鋼中に存在する。本発明では特に指定しないが、時効処理によってM4N型、M2N型などの金属窒化物の析出量を増加させて、さらに接触抵抗を低減することも可能である。また、焼鈍処理によってステンレス鋼中の歪みを緩和して、以降の熱間加工あるいは冷間加工を容易にすることも可能である。その際、800℃未満の焼鈍あるいは時効温度ではσ相等の脆化相が析出して熱間加工性を損なうため、800℃〜1000℃の温度範囲における焼鈍あるいは時効温度で実施することが望ましい。なお、1000℃以上の焼鈍あるいは時効温度ではM4N型、M2N型窒化物の析出量が少なく、あらかじめ鋼中に存在していたMN型窒化物が固溶してしまうため接触抵抗低減に十分な効果が得られない。
先ず、質量%で、C:0.01〜0.1%、Si:0.1〜1.0%、Mn:0.1〜3.0%、Ni:6.0〜20.0%、Cr:17.0〜30.0%、Mo:0.5〜4.0%、N:0.6〜1.5%を含有し、所望により、質量%で、V:0.01〜1.5%、を含有し、さらに所望により質量%で、Nb:0.05〜1.5%、Ti:0.01〜0.05%、Zr:0.01〜0.1%の1種又は2種以上を含有し、さらに、所望により質量%で、Co:0.5〜3.0%、Cu:0.5〜3.0%、W:0.05〜0.5%の1種又は2種以上を含有し、残部がFeおよび不可避の不純物よりなり、不可避不純物中でP:0.03%以下、S:0.01%以下、Al:0.01%以下、O:0.02%以下に制限した組成を目標成分として得られるように成分調整をしたESR用電極10を用意しておく。
操業に際し、エレクトロスラグ再溶解炉1内には、適宜組成のスラグ11を装入する。前記ESR電極10は、その先端部がスラグ11中に浸漬するように位置させる。さらに、ガス導入部2より炉内に窒素を導入して炉内を、窒素分圧が0.8MPa以上の加圧雰囲気とする。
エレクトロスラグ再溶解によって得られた鋳塊は、所望により焼鈍を行うことができる。該焼鈍では、ステンレス鋼中の歪みを緩和して、以降の熱間加工あるいは冷間加工を容易にする。焼鈍の温度は前記したように、800℃〜1000℃の温度範囲で行うのが望ましい。
最終的に得られるESR鋳塊が表1の成分組成(残部がFe及びその他の不純物)になるように、原料を配合し真空誘導溶解炉で溶解して合金鋼を作製した。次いで、得られた合金鋼からESR電極を作製し、耐圧容器を備えた加圧式エレクトロスラグ再溶解炉にて、窒素分圧が0.8MPa以上となるように再溶解して、本発明の実施例となるESR鋳塊を得た。この鋳塊を熱間鍛造で25mm厚の板材とし、1200℃×4時間の加熱後、水冷する溶体化処理を実施した。
表3にその結果を示す。表3に示したように、本発明の実施例No.2は、比較例No.18が孔食腐食する電位を大きく上回る電位においても全く孔食が発生せず、比較例No.17及びNo.18よりも優れた耐食性を有していた。
表4に接触抵抗測定結果を示す。表4に示したように、本発明の実施例は比較例よりも1/2〜1/3倍の接触抵抗となり、従来鋼やNiメッキを施したアルミニウム表面よりも表面の導電性に優れることが確認された。
以上のように、本発明は窒素を多量に含有することにより、冷間加工が可能な延性を確保しつつ室温強度及び耐食性に優れ、且つ窒化物が表面に分散・露出することにより接触抵抗が低減される特性を有する。
2 ガス導入部
10 ESR電極
13 ESR鋳塊
Claims (11)
- 導電性を有する金属窒化物が当該ステンレス鋼中に分散し、分散している前記金属窒化物の一部が当該ステンレス鋼表面に露出していることを特徴とする固体高分子型燃料電池セパレータ用ステンレス鋼。
- 前記金属窒化物がM4N型、M2N型、MN型窒化物(但し、Mは金属元素)のうちの1種以上であることを特徴とする請求項1記載の固体高分子型燃料電池セパレータ用ステンレス鋼。
- 前記窒化物中の金属元素がクロム、モリブデン、バナジウムの1種以上を含んでいることを特徴とする請求項1または2に記載の固体高分子型燃料電池セパレータ用ステンレス鋼。
- ステンレス鋼基地がオーステナイト相であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の固体高分子型燃料電池セパレータ用ステンレス鋼。
- 質量%で、C:0.01〜0.1%、Si:0.1〜1.0%、Mn:0.1〜3.0%、Ni:6.0〜20.0%、Cr:17.0〜30.0%、Mo:0.5〜4.0%、N:0.6〜1.5%を含有し、残部がFeおよび不可避の不純物よりなり、不可避不純物中でP:0.03%以下、S:0.01%以下、Al:0.01%以下、O:0.02%以下に制限した組成を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の固体高分子型燃料電池セパレータ用ステンレス鋼。
- 質量%で、C:0.01〜0.1%、Si:0.1〜1.0%、Mn:0.1〜3.0%、Ni:6.0〜20.0%、Cr:17.0〜30.0%、Mo:0.5〜4.0%、V:0.01〜1.5%、N:0.6〜1.5%を含有し、残部がFeおよび不可避の不純物よりなり、不可避不純物中でP:0.03%以下、S:0.01%以下、Al:0.01%以下、O:0.02%以下に制限した組成を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の固体高分子型燃料電池セパレータ用ステンレス鋼。
- 前記組成にさらに、質量%で、Nb:0.05〜1.5%、Ti:0.01〜0.05%、Zr:0.01〜0.1%の1種又は2種以上を含有することを特徴とする請求項5または6に記載の固体高分子型燃料電池セパレータ用ステンレス鋼。
- 前記組成にさらに、質量%で、Co:0.5〜3.0%、Cu:0.5〜3.0%、W:0.05〜0.5%の1種又は2種以上を含有することを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載の固体高分子型燃料電池セパレータ用ステンレス鋼。
- 請求項5〜8のいずれかに記載の組成を目標組成とするエレクトロスラグ再溶解電極と、加圧式エレクトロスラグ再溶解炉とを使用し、前記炉内の窒素ガス分圧を0.8MPa以上にしてエレクトロスラグ再溶解により前記目標組成の鋳塊を得ることを特徴とする固体高分子型燃料電池セパレータ用ステンレス鋼の製造方法。
- 前記エレクトロスラグ再溶解により得られた鋳塊に、800〜1000℃での焼鈍および時効処理の一方または両方を行うことを特徴とする請求項9記載の固体高分子型燃料電池セパレータ用ステンレス鋼の製造方法。
- 表面を酸処理してJIS B 0633−2001に規定する中心線平均粗さで0.5〜2.5μmの粗面とすることを特徴とする請求項9または10に記載の固体高分子型燃料電池セパレータ用ステンレス鋼の製造方法。
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