JP2013196168A - 非接触icインレットの製造方法と非接触ic付き冊子および非接触icカード - Google Patents
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【課題】耐塩水性に優れた非接触ICインレットを得ることのできる非接触ICインレットの製造方法と非接触IC付き冊子および非接触ICカードを提供する。
【解決手段】アンテナシート10のアンテナ11と電気的に接続されたリードフレーム部13とアンテナシート10に形成されたICモジュール装着孔に嵌合するICチップモールド部14とを有するICモジュール12と、アンテナシート10の両面を外装する外装部材15,16と、外装部材15の表面上に接着されてリードフレーム部13を覆うカバー部材17とを備えた非接触ICインレットを製造するに際して、外装部材15により囲まれたリードフレーム部13の上に樹脂材を塗布して電解質遮断層21を形成した後、外装部材15の表面上にカバー部材17を接着する
【選択図】図1
【解決手段】アンテナシート10のアンテナ11と電気的に接続されたリードフレーム部13とアンテナシート10に形成されたICモジュール装着孔に嵌合するICチップモールド部14とを有するICモジュール12と、アンテナシート10の両面を外装する外装部材15,16と、外装部材15の表面上に接着されてリードフレーム部13を覆うカバー部材17とを備えた非接触ICインレットを製造するに際して、外装部材15により囲まれたリードフレーム部13の上に樹脂材を塗布して電解質遮断層21を形成した後、外装部材15の表面上にカバー部材17を接着する
【選択図】図1
Description
本発明は、パスポート等の冊子や銀行カード等のカードに非接触情報媒体として用いられる非接触ICインレットの製造方法と非接触IC付き冊子および非接触ICカードに関する。
近年、非接触ICカードや非接触タグを用いたシステムが普及する中、例えばパスポート、預貯金通帳等の冊子や銀行カード等のカードに内蔵される情報記憶媒体として、外部機器に対してデータの通信を非接触で行うことのできる非接触ICインレットが利用されてきている。
非接触ICインレットはアンテナシートと、このアンテナシート上に実装されたICモジュールとを有し、柔軟性に優れた2枚の外装部材の間にアンテナシートが挟まれた構造となっている場合が多い。
このような非接触ICインレットを冊子やカードに内蔵される情報記憶媒体として使用する場合、パスポートや銀行カードなどでは10年程度の使用が見込まれるため、非接触ICインレットの信頼性や耐用年数が定められている。
非接触ICインレットはアンテナシートと、このアンテナシート上に実装されたICモジュールとを有し、柔軟性に優れた2枚の外装部材の間にアンテナシートが挟まれた構造となっている場合が多い。
このような非接触ICインレットを冊子やカードに内蔵される情報記憶媒体として使用する場合、パスポートや銀行カードなどでは10年程度の使用が見込まれるため、非接触ICインレットの信頼性や耐用年数が定められている。
非接触ICインレットの信頼性や耐用年数を評価するため、塩水噴霧試験の規格がICAO(international civil aviation organization)で定められており、非接触IC付き冊子や非接触ICカードの情報記憶媒体として非接触ICインレットを使用する場合、耐塩水性が非常に重要な要素となっている。
非接触ICインレットにおける新規材料や工程条件の最適化に伴う信頼性を評価する場合、通常、非特許文献1に記載された塩水試験が実施される。しかし、従来の非接触ICインレットに塩水試験を実施したところ、非接触ICインレットの内部に塩水が浸入し、ICモジュールやアンテナ等の異種金属と電解質である塩水との接触による腐食や断線が発生することが確認されている。また、ICモジュールのリードフレーム部をカバー部材で覆った構造の非接触ICインレット(特許文献1参照)に塩水試験を実施したところ、ICモジュールのリードフレーム部とカバー部材との間の隙間に塩水が入り込み、通気差の影響による腐食や断線が発生するという問題があった。
非接触ICインレットにおける新規材料や工程条件の最適化に伴う信頼性を評価する場合、通常、非特許文献1に記載された塩水試験が実施される。しかし、従来の非接触ICインレットに塩水試験を実施したところ、非接触ICインレットの内部に塩水が浸入し、ICモジュールやアンテナ等の異種金属と電解質である塩水との接触による腐食や断線が発生することが確認されている。また、ICモジュールのリードフレーム部をカバー部材で覆った構造の非接触ICインレット(特許文献1参照)に塩水試験を実施したところ、ICモジュールのリードフレーム部とカバー部材との間の隙間に塩水が入り込み、通気差の影響による腐食や断線が発生するという問題があった。
Durability of Machine Readable Passports Version: 3.2, TF4 Doc: N0232
本発明は、上記問題点に鑑み考案されたもので、耐塩水性に優れた非接触ICインレットを得ることのできる非接触ICインレットの製造方法を提供することを目的とする。また、本発明の他の目的は、耐塩水性の向上を図ることのできる非接触IC付き冊子および非接触ICカードを提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、絶縁シート上にアンテナを形成してなるアンテナシートと、前記アンテナと電気的に接続されたリードフレーム部と前記アンテナシートに形成されたICモジュール装着孔に嵌合するICチップモールド部とを有するICモジュールと、該ICモジュールを除いた前記アンテナシートの両面を外装する2つの外装部材と、該2つの外装部材のうち前記ICモジュールのICチップモールド部と反対側の外装部材上に接着されて前記リードフレーム部を覆うカバー部材とを備えた非接触ICインレットを製造する方法であって、前記外装部材により囲まれた前記リードフレーム部の上に樹脂材を塗布して電解質遮断層を形成した後、前記ICチップモールド部と反対側の外装部材上に前記カバー部材を接着することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の非接触ICインレットの製造方法において、前記外装部材により囲まれた前記リードフレーム部の上に樹脂材をスプレイして電解質遮断層を形成した後、前記ICチップモールド部と反対側の外装部材上に前記カバー部材を接着することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1に記載の非接触ICインレットの製造方法において、前記外装部材により囲まれた前記リードフレーム部の上にチップ状の樹脂固形物を配置して電解質遮断層を形成した後、前記ICチップモールド部と反対側の外装部材上に前記カバー部材を接着することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1に記載の非接触ICインレットの製造方法において、前記外装部材により囲まれた前記リードフレーム部の上にチップ状の樹脂固形物を配置して電解質遮断層を形成した後、前記ICチップモールド部と反対側の外装部材上に前記カバー部材を接着することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の非接触ICインレットの製造方法において、前記樹脂材がシリコーン系樹脂、アクリル系樹脂、ABS系樹脂、PET樹脂、フッ素系樹脂、ポリウレタン、ポリアミド、ポリオレフィンのいずれか1種または2種以上の樹脂であることを特徴とする。
請求項5の発明に係る非接触IC付き冊子は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法により製造された非接触ICインレットを備えたことを特徴とする。
請求項6の発明に係る非接触ICカードは、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法により製造された非接触ICインレットを備えたことを特徴とする。
請求項5の発明に係る非接触IC付き冊子は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法により製造された非接触ICインレットを備えたことを特徴とする。
請求項6の発明に係る非接触ICカードは、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法により製造された非接触ICインレットを備えたことを特徴とする。
請求項1〜4の発明によれば、外装部材とカバー部材との間の接着層に電解質成分が浸入してもICモジュールのリードフレーム部に到達することを電解質遮断層によってブロックすることができ、これにより、耐塩水性に優れた非接触ICインレットを得ることができる。
請求項5及び6の発明によれば、耐塩水性の向上を図ることができる。
請求項5及び6の発明によれば、耐塩水性の向上を図ることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、本発明は後述する実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
図1に、本発明により製造された非接触ICインレットの一例を示す。図1に示される非接触ICインレットはアンテナシート10、ICモジュール12、外装部材15,16およびカバー部材17を具備し、アンテナシート10はPET(ポリエチレンテレフタレート)等の樹脂材からなる絶縁シート上にアルミニウム等の導電性金属からなるアンテナ11を設けて形成されている。
ICモジュール12はリードフレーム部13を有し、このリードフレーム部13はアンテナシート10のアンテナ11と電気的に接続されていると共に、アンテナシート10の片面上に溶接又はかしめ等によって固定されている。
図1に、本発明により製造された非接触ICインレットの一例を示す。図1に示される非接触ICインレットはアンテナシート10、ICモジュール12、外装部材15,16およびカバー部材17を具備し、アンテナシート10はPET(ポリエチレンテレフタレート)等の樹脂材からなる絶縁シート上にアルミニウム等の導電性金属からなるアンテナ11を設けて形成されている。
ICモジュール12はリードフレーム部13を有し、このリードフレーム部13はアンテナシート10のアンテナ11と電気的に接続されていると共に、アンテナシート10の片面上に溶接又はかしめ等によって固定されている。
また、ICモジュール12はICチップモールド部14を有し、このICチップモールド部14はアンテナシート10に形成されたICモジュール装着孔に嵌め込まれていると共に、PET等の樹脂材からなる保護膜18によって被覆されている。
外装部材15,16は多孔質樹脂からなり、アンテナシート10とほぼ同じ大きさでシート状に形成されていると共に、接着剤19によってアンテナシート10の両面に接着されている。そして、外装部材15はリードフレーム部13の外形寸法より一回り大きいサイズで形成された開口孔を有し、外装部材16はICチップモールド部14の外形寸法より一回り大きいサイズで形成された開口孔を有している。
カバー部材17はICモジュール12のリードフレーム部13を覆うものであって、外装部材15,16より大きい厚さでシート状に形成されていると共に、接着剤20によって外装部材15の表面上に接着されている。
外装部材15,16は多孔質樹脂からなり、アンテナシート10とほぼ同じ大きさでシート状に形成されていると共に、接着剤19によってアンテナシート10の両面に接着されている。そして、外装部材15はリードフレーム部13の外形寸法より一回り大きいサイズで形成された開口孔を有し、外装部材16はICチップモールド部14の外形寸法より一回り大きいサイズで形成された開口孔を有している。
カバー部材17はICモジュール12のリードフレーム部13を覆うものであって、外装部材15,16より大きい厚さでシート状に形成されていると共に、接着剤20によって外装部材15の表面上に接着されている。
また、図1に示される非接触ICインレットは塩水等の電解質がICモジュール12のリードフレーム部13に浸入するのを防止する電解質遮断層21を有し、この電解質遮断層21は、例えばシリコーン系樹脂、アクリル系樹脂、ABS系樹脂、PET樹脂、フッ素系樹脂、ポリウレタン、ポリアミド、ポリオレフィンのいずれか1種または2種以上の樹脂材をリードフレーム部13の上に塗布して形成されている。したがって、ICモジュール12のリードフレーム部13を覆うカバー部材17は、電解質遮断層21を形成した後に外装部材15の表面上に接着されている。
このように、ICモジュール12のリードフレーム部13がカバー部材17で覆われた非接触ICインレットを製造するに際して、外装部材15により囲まれたリードフレーム部13の上に樹脂材を塗布して電解質遮断層21を形成した後、外装部材15の表面上に電解質遮断層21を接着することで、外装部材15とカバー部材17との間の接着層に塩水が浸入してもICモジュール12のリードフレーム部13に到達することを電解質遮断層21によってブロックすることができ、これにより、耐塩水性に優れた非接触ICインレットを得ることができる。
なお、上述した本実施形態では、外装部材15により囲まれたリードフレーム部13の上に樹脂材を塗布して電解質遮断層21を形成したが、樹脂材をスプレイして電解質遮断層21を形成しても良いし、あるいはリードフレーム部13の上にチップ状の樹脂固形物を配置して電解質遮断層21を形成しても良い。
なお、上述した本実施形態では、外装部材15により囲まれたリードフレーム部13の上に樹脂材を塗布して電解質遮断層21を形成したが、樹脂材をスプレイして電解質遮断層21を形成しても良いし、あるいはリードフレーム部13の上にチップ状の樹脂固形物を配置して電解質遮断層21を形成しても良い。
評価サンプルとして非接触IC付き冊子を4枚準備し、サンプルAとした。サンプルAは電解質遮断層21が形成される部分にポリウレタンからなるホットメルト材を局所注入した。塗布範囲はICモジュール部裏側(カバー側)のリードフレーム全体を覆うことが可能な10mm×10mmとし、塗布膜厚は乾燥後で100umとした。
評価は塩水噴霧サイクル試験機(スガ試験機株式会社製CYP90A)を用い、塩水濃度を5%とした。16時間の塩水噴霧及び8時間の35℃湿度35%乾燥を繰り返し行い、乾燥工程が終了後に非接触ICカードリーダライタ(株式会社デンソーウエーブ製 PR−450UDM)による通信試験を実施した。このサイクル試験を37サイクル実施した結果、サイクル試験中の腐食による膨れは一切確認されず、通信不良についても4枚中いずれも発生しなかった。
評価は塩水噴霧サイクル試験機(スガ試験機株式会社製CYP90A)を用い、塩水濃度を5%とした。16時間の塩水噴霧及び8時間の35℃湿度35%乾燥を繰り返し行い、乾燥工程が終了後に非接触ICカードリーダライタ(株式会社デンソーウエーブ製 PR−450UDM)による通信試験を実施した。このサイクル試験を37サイクル実施した結果、サイクル試験中の腐食による膨れは一切確認されず、通信不良についても4枚中いずれも発生しなかった。
さらにモジュール近傍における断面観察を実施したところ、リードフレーム部13とカバー部材17との間の空間部、リードフレーム部13のICモジュール裏側のダイパットとブリッジとの間の空間部、リードフレーム部13とアンテナシート10とのレーザー溶接又はかしめ時に空いた空間部の全てについて、ポリウレタン樹脂からなるホットメルト材が隙間無く充填されていることを観察できた。また、リードフレーム部13とアンテナ11との接合部近傍及びアンテナ11の状態を観察したところ、腐食はまったく確認されなかった。
評価サンプルとして非接触IC付き冊子を4枚準備し、サンプルBとした。サンプルBは電解質遮断層21が形成される部分にスプレイ方式によりシリコーン系コーキング材を噴霧した。塗布範囲はモジュール部裏側(カバー側)のリードフレーム全体を覆うことが可能な10mm×10mmとし、塗布膜厚は乾燥後で100umとした。
評価は塩水噴霧サイクル試験機(スガ試験機株式会社製CYP90A)を用い、塩水濃度を5%とした。16時間の塩水噴霧及び8時間の35℃湿度35%乾燥を繰り返し行い、乾燥工程が終了後に非接触ICカードリーダライタ(株式会社デンソーウエーブ製 PR−450UDM)による通信試験を実施した。このサイクル試験を37サイクル実施した結果、サイクル試験中の腐食による膨れは一切確認されず、通信不良についても4枚中いずれも発生しなかった。
評価は塩水噴霧サイクル試験機(スガ試験機株式会社製CYP90A)を用い、塩水濃度を5%とした。16時間の塩水噴霧及び8時間の35℃湿度35%乾燥を繰り返し行い、乾燥工程が終了後に非接触ICカードリーダライタ(株式会社デンソーウエーブ製 PR−450UDM)による通信試験を実施した。このサイクル試験を37サイクル実施した結果、サイクル試験中の腐食による膨れは一切確認されず、通信不良についても4枚中いずれも発生しなかった。
さらにモジュール近傍における断面観察を実施したところ、リードフレーム部13とカバー部材17との間の空間部、リードフレーム部13のICモジュール裏側のダイパットとブリッジとの間の空間部、リードフレーム部13とアンテナシート10とのレーザー溶接又はかしめ時に空いた空間部の全てについて、シリコーン系コーキング材が隙間無く充填されていることを観察できた。また、リードフレーム部13とアンテナ11との接合部近傍及びアンテナ11の状態を観察したところ腐食はまったく確認されなかった。
評価サンプルとして非接触IC付き冊子を4枚準備し、サンプルCとした。サンプルCは電解質遮断層21が形成される部分にポリウレタンからなるホットメルト材をリードフレーム全体を覆うことが可能な10mm×10mm×100μmに成型したものをモジュール部裏に置き、熱融着を行った。
評価は塩水噴霧サイクル試験機(スガ試験機株式会社製CYP90A)を用い、塩水濃度を5%とした。16時間の塩水噴霧及び8時間の35℃湿度35%乾燥を繰り返し行い、乾燥工程が終了後に非接触ICカードリーダライタ(株式会社デンソーウエーブ製 PR−450UDM)による通信試験を実施した。このサイクル試験を37サイクル実施した結果、サイクル試験中の腐食による膨れは一切確認されず、通信不良についても4枚中いずれも発生しなかった。
評価は塩水噴霧サイクル試験機(スガ試験機株式会社製CYP90A)を用い、塩水濃度を5%とした。16時間の塩水噴霧及び8時間の35℃湿度35%乾燥を繰り返し行い、乾燥工程が終了後に非接触ICカードリーダライタ(株式会社デンソーウエーブ製 PR−450UDM)による通信試験を実施した。このサイクル試験を37サイクル実施した結果、サイクル試験中の腐食による膨れは一切確認されず、通信不良についても4枚中いずれも発生しなかった。
さらにモジュール近傍における断面観察を実施したところ、リードフレーム部13とカバー部材17との間の空間部、リードフレーム部13のICモジュール裏側のダイパットとブリッジとの間の空間部、リードフレーム部13とアンテナシート10とのレーザー溶接又はかしめ時に空いた空間部の全てについて、熱融着されたポリウレタンからなるホットメルト材が隙間無く充填されていることを観察できた。また、モジュール近傍のリードフレームとアンテナの接合部近傍及び金属アンテナの状態を観察したところ腐食はまったく確認されなかった。
[比較例1]
評価サンプルとして非接触IC付き冊子を4枚準備し、サンプルDとした。サンプルDは電解質遮断層21が形成される部分に特別な処理は施さなかった。
評価は塩水噴霧サイクル試験機(スガ試験機株式会社製CYP90A)を用い、塩水濃度を5%とした。16時間の塩水噴霧及び8時間の35℃湿度35%乾燥を繰り返し行い、乾燥工程が終了後に非接触ICカードリーダライタによる通信試験(株式会社デンソーウエーブ製 PR−450UDM)を実施した。このサイクル試験を37サイクル実施した結果、サイクル試験中の腐食による膨れは7、7、7、8サイクル目で発生し、通信不良はそれぞれ12、12、30、33サイクルで発生した。その結果、33サイクル目が終了した時点で4枚中4枚がNGとなった。
さらにモジュール近傍における断面観察を実施したところ隙間が存在した。また、モジュール近傍のリードフレームとアンテナの接合部近傍及び金属アンテナの状態を観察したところ腐食が確認された。
上述した実施例1〜3と比較例1の結果を表1に示す。
評価サンプルとして非接触IC付き冊子を4枚準備し、サンプルDとした。サンプルDは電解質遮断層21が形成される部分に特別な処理は施さなかった。
評価は塩水噴霧サイクル試験機(スガ試験機株式会社製CYP90A)を用い、塩水濃度を5%とした。16時間の塩水噴霧及び8時間の35℃湿度35%乾燥を繰り返し行い、乾燥工程が終了後に非接触ICカードリーダライタによる通信試験(株式会社デンソーウエーブ製 PR−450UDM)を実施した。このサイクル試験を37サイクル実施した結果、サイクル試験中の腐食による膨れは7、7、7、8サイクル目で発生し、通信不良はそれぞれ12、12、30、33サイクルで発生した。その結果、33サイクル目が終了した時点で4枚中4枚がNGとなった。
さらにモジュール近傍における断面観察を実施したところ隙間が存在した。また、モジュール近傍のリードフレームとアンテナの接合部近傍及び金属アンテナの状態を観察したところ腐食が確認された。
上述した実施例1〜3と比較例1の結果を表1に示す。
実施例1〜3で行ったモジュール裏側のリードフレームにある隙間を埋めたサンプルについて通信NGは全く発生しないだけでなく、アンテナ部の腐食も発生しなかった。
耐塩水性能を上げる為、モジュール裏側のリードフレーム部の隙間を埋めることで耐塩水性能が向上することを見出し、さらに全面に塗布するのではなく、一部分のみ塗布することで低コスト化にもなった。この為、より耐塩水性能が高い非接触IC付き冊子及び非接触ICカードをより低コストで製造することが可能となり、ひいてはより信頼性の高い非接触IC付き冊子及び非接触ICカードを製造することが可能となる。
10…アンテナシート
11…アンテナ
12…ICモジュール
13…リードフレーム部
14…ICチップモールド部
15,16…外装部材
17…カバー部材
18…保護膜
19,20…接着剤
21…電解質遮断層
11…アンテナ
12…ICモジュール
13…リードフレーム部
14…ICチップモールド部
15,16…外装部材
17…カバー部材
18…保護膜
19,20…接着剤
21…電解質遮断層
Claims (6)
- 絶縁シート上にアンテナを形成してなるアンテナシートと、前記アンテナと電気的に接続されたリードフレーム部と前記アンテナシートに形成されたICモジュール装着孔に嵌合するICチップモールド部とを有するICモジュールと、該ICモジュールを除いた前記アンテナシートの両面を外装する2つの外装部材と、該2つの外装部材のうち前記ICモジュールのICチップモールド部と反対側の外装部材上に接着されて前記リードフレーム部を覆うカバー部材とを備えた非接触ICインレットを製造する方法であって、
前記外装部材により囲まれた前記リードフレーム部の上に樹脂材を塗布して電解質遮断層を形成した後、前記ICチップモールド部と反対側の外装部材上に前記カバー部材を接着することを特徴とする非接触ICインレットの製造方法。 - 前記外装部材により囲まれた前記リードフレーム部の上に樹脂材をスプレイして電解質遮断層を形成した後、前記ICチップモールド部と反対側の外装部材上に前記カバー部材を接着することを特徴とする請求項1に記載の非接触ICインレットの製造方法。
- 前記外装部材により囲まれた前記リードフレーム部の上にチップ状の樹脂固形物を配置して電解質遮断層を形成した後、前記ICチップモールド部と反対側の外装部材上に前記カバー部材を接着することを特徴とする請求項1に記載の非接触ICインレットの製造方法。
- 前記樹脂材がシリコーン系樹脂、アクリル系樹脂、ABS系樹脂、PET樹脂、フッ素系樹脂、ポリウレタン、ポリアミド、ポリオレフィンのいずれか1種または2種以上の樹脂であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の非接触ICインレットの製造方法。
- 請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法により製造された非接触ICインレットを備えたことを特徴とする非接触IC付き冊子。
- 請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法により製造された非接触ICインレットを備えたことを特徴とする非接触ICカード。
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