JP2013191258A - 撮像装置及びその制御方法、プログラム、並びに記憶媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】通信容量を考慮して大容量のコンテンツを内蔵記録媒体に記録する。
【解決手段】撮像装置は、装置に内蔵された第1の記録媒体と、前記第1の記録媒体より容量の小さい第2の記録媒体が着脱可能な接続手段と、前記接続手段に接続された前記第2の記録媒体が通信機能付きであるか判定する判定手段と、前記第2の記録媒体が通信機能付きである場合に、前記第1の記録媒体に記録するデータを、前記第2の記録媒体の通信機能によって送信可能なデータサイズの単位に分割して記録する記録手段と、前記記録手段により分割して記録されたデータ単位ごとに前記第1の記録媒体から前記第2の記録媒体に転送する制御手段と、を有する。
【選択図】図3A
【解決手段】撮像装置は、装置に内蔵された第1の記録媒体と、前記第1の記録媒体より容量の小さい第2の記録媒体が着脱可能な接続手段と、前記接続手段に接続された前記第2の記録媒体が通信機能付きであるか判定する判定手段と、前記第2の記録媒体が通信機能付きである場合に、前記第1の記録媒体に記録するデータを、前記第2の記録媒体の通信機能によって送信可能なデータサイズの単位に分割して記録する記録手段と、前記記録手段により分割して記録されたデータ単位ごとに前記第1の記録媒体から前記第2の記録媒体に転送する制御手段と、を有する。
【選択図】図3A
Description
本発明は、通信機能付き記録媒体が着脱可能な撮像装置に関する。
近年、汎用フラッシュメモリカードの筐体の中に、不揮発性の半導体メモリチップと無線LANモジュールを内蔵した、無線LAN機能付きメモリカードが知られている。これは、撮像装置側で一般のフラッシュメモリカードと同様に扱われるが、所定の形式の画像ファイルが記録されると、メモリカード側での制御により予め設定された送信先のサーバに、無線LANを通じて自動的に送信することができる。上記無線LAN機能付きメモリカードでは、MPEG形式(.MPG)、Windows(登録商標) Media形式(.WMV)、AVI形式(.AVI)、QuickTime形式(.MOV)などの動画ファイルを送信することができる。
一方、ハイビジョン画質記録のビデオカメラでは記録ビットレートが最高で24Mbpsと高く、一般的な4〜8GBのメモリカードに記録する場合、約30分〜1時間程度しか記録できない。このため、近年のビデオカメラでは、着脱式のメモリカードスロットに加え、32GBのフラッシュメモリや120GBのHDD(ハードディスクドライブ)を内蔵記録媒体として別途装備することで、長時間記録を実現しているものが発売されている。
このようなビデオカメラにおいて、前述の無線LAN機能付きメモリカードを用いて動画コンテンツをサーバに送信する場合、以下の2つの方法がある。1つ目は、ビデオカメラの記録先設定をメモリカードスロットにして、無線LAN機能付きメモリカードに画像ファイルを直接記録し、送信する方法である。2つ目は、前述の内蔵記録媒体に記録されている画像ファイルを、ビデオカメラの記録媒体間ファイルコピー機能を用いて無線LAN機能付きメモリカードにコピーし、このコピーされた画像ファイルを送信する方法である。
しかしながら、無線LAN機能付きメモリカードは容量が2〜4GB程度と小さいため、前述のように、画像ファイルの記録先としてメモリカードスロットを選択した場合、15〜30分程度の短時間の記録しか行えない。また、画像ファイルの記録先として内蔵記録媒体を選択した場合は長時間の連続記録が可能となるが、無線LAN機能付きメモリカードの容量を超えるデータサイズの画像ファイルのコピーはできないため、サーバへの送信もできないこととなる。
同様の課題として、内蔵記録媒体に長時間の記録を行った動画コンテンツを、最終的にDVDに保存したい場合に、この動画コンテンツのデータサイズがDVDの容量を超えてしまい、ダビングができなくなる状況がある。この課題を解決するため、特許文献1には、内蔵記録媒体中に予め仮想ディスクを作成し、この仮想ディスクに記録することが記載されている。
しかしながら、上記特許文献1は、ダビング先のディスクは常に未使用のディスクであることが前提である。よって、ダビング先の記録媒体に既にデータが記録され、空き容量が減少している場合や通信先のサーバの仕様によって送信可能なデータサイズに制限がある場合など、通信独特の事情は考慮されていない。
本発明は、上記課題に鑑みてなされ、その目的は、通信容量を考慮して大容量のコンテンツを内蔵記録媒体に記録することである。
上記課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、 上記課題を解決し、目的を達成するために、本発明の撮像装置は、装置に内蔵された第1の記録媒体と、前記第1の記録媒体より容量の小さい第2の記録媒体が着脱可能な接続手段と、前記接続手段に接続された前記第2の記録媒体が通信機能付きであるか判定する判定手段と、前記第2の記録媒体が通信機能付きである場合に、前記第1の記録媒体に記録するデータを、前記第2の記録媒体の通信機能によって送信可能なデータサイズの単位に分割して記録する記録手段と、前記記録手段により分割して記録されたデータ単位ごとに前記第1の記録媒体から前記第2の記録媒体に転送する制御手段と、を有する。
本発明によれば、通信容量を考慮して大容量のコンテンツを内蔵記録媒体に記録することができる。
以下に、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。尚、以下に説明する実施の形態は、本発明を実現するための一例であり、本発明が適用される装置の構成や各種条件によって適宜修正又は変更されるべきものであり、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。また、後述する各実施形態の一部を適宜組み合わせて構成しても良い。
[実施形態1]以下、本発明の撮像装置を、例えば、動画などのコンテンツを録画するデジタルビデオカメラに適用した実施形態について説明する。なお、撮像装置としては撮像を主機能とするいわゆるデジタルカメラをはじめ、カメラ付きの携帯電話やカメラ付きのタブレット端末などに適用することも可能である。
<装置構成>先ず、図1を参照して、本発明に係る実施形態の撮像装置の構成について説明する。
図1において、撮影レンズ101は被写体を捕捉し、撮像素子103の撮像面上に結像させる。絞り102は撮影レンズ101から入射される被写体像の光量を所定量に制限する。撮像素子103は、撮影レンズ101により結像された被写体を、CMOSイメージセンサ等を構成する光電変換素子により電気信号に変換して、CDS/AGC回路104へ出力する。CDS/AGC回路104は撮像素子103により生成された画像信号をサンプルホールドし、適正な信号レベルにする。デジタル信号処理回路105はCDS/AGC回路104からのアナログ画像信号をデジタル信号に変換し、デジタル信号処理を行う。
フレームメモリ106は、デジタル信号処理回路105からの生データを1フレーム分ずつ蓄積する。画素数変換回路107は後述のMPEG方式で記録するために、フレームメモリ106の画素数を予め設定された画素数に変換する。
画像データバス108は、各ブロック間での画像データの伝送路である。液晶パネル109は再生モードにおいて後述のMPEGコーデック112からの再生画像データ、撮影モードにおいて撮像素子103で撮像された画像を表示し、液晶ドライバ110により駆動される。
ストリームバッファ111は後述のMPEGコーデック112からのMPEG符号化データを、後述する内蔵フラッシュメモリ116またはフラッシュメモリカード118に記録される前に、一時的に蓄積、保持する。そして、ストリームバッファ111はMPEGコーデック112が出力する符号化データのビットレートと、内蔵フラッシュメモリ116またはフラッシュメモリカード118の記録ビットレートの差を吸収する。MPEGコーデック112は画像データバス108からのデジタル信号をMPEG方式により圧縮符号化すると共に、内蔵フラッシュメモリ116またはフラッシュメモリカード118に記録されているMPEG圧縮データを伸長する。
USB端子113は、USBコントローラ114により画像データバス108から画像データを出力する。USBコントローラ114は内蔵フラッシュメモリ116またはフラッシュメモリカード118に記録されたMPEG方式の画像データをUSB端子113から外部に出力する。ATA(AT Attachment)ドラバ115は内蔵フラッシュメモリ116の書き込み/読み出しを制御するインターフェース仕様準拠のドライバである。
内蔵フラッシュメモリ(以下、内蔵メモリ)116は第1の記録媒体として画像データバス108からのMPEG圧縮データを記録する。メモリカードドライバ/スロット117はフラッシュメモリカード(以下、メモリカード)118に対する書き込み/読み出しを制御するドライバおよびメモリカード118を保持するメモリカードスロットを備える。カード検出スイッチ(SW)117aは、メモリカードスロット117に設けられ、メモリカード118の有無を検出する。
メモリカード118はメモリカードドライバ/スロット117によって装置本体に対して着脱可能とされ、第2の記録媒体として画像データバス108からのMPEG圧縮データを記録する。また、メモリカード118として、無線LANモジュール118aを内蔵した無線LAN機能付きメモリカード(以下、通信機能付きメモリカード)を用いることができる。通信機能付きメモリカードはコントローラ及びフラッシュメモリを内蔵し、フラッシュメモリに記録された画像ファイルをコントローラの制御によってサーバなどの外部装置に送信可能である。
操作キー119はユーザが装置本体に対する操作を行うための操作手段である。操作キー119は物理的なボタンなどに限定されず、タッチパネルなどを用いることも可能である。RAM120はCPU121が一時的なデータを保持する揮発性メモリである。CPU121は装置の全体的な動作を統括して制御し、操作キー119による入力操作に応じて各種機能を実行する。EEPROM122は、CPU121の所定の状態および電源オフの間も保持が必要なデータを記憶する不揮発性メモリである。制御データバス123はCPU121からの制御信号や、操作キー119からの入力信号、後述するファイル番号情報の伝送路である。
<機能説明>図2を参照して、本実施形態の撮像装置の外観および機能について説明する。
図2において、装置本体200には、撮影トリガスイッチ201および記録先切替スイッチ202が設けられている。撮影トリガスイッチ201は操作キー119に含まれており、ユーザが動画撮影を開始または終了するために使用される。記録先切替スイッチ202は操作キー119に含まれており、動画撮影時に、ユーザが動画データの記録先を内蔵メモリ116またはメモリカード118に切り替えるために使用される。内蔵メモリ116は装置内部に実装されており、図中には示されていない。なお、記録先切替スイッチ202を“内蔵メモリ”側に設定すると、動画データの記録先が内蔵メモリ116となり、“カードスロット”側に設定するとメモリカード118となる。
<動作説明>図3A及び図3Bを参照して、本実施形態の撮像装置の動作について説明する。なお、この処理は、CPU121が、ROM122や内蔵メモリ116に格納されたプログラムを、RAM120のワークエリアに展開し、実行することで実現される。
図3Aにおいて、電源がオンされると、CPU121は記録先切替スイッチ202の設定を検出し(S301)、内蔵メモリ116に設定されている場合は、S302へ進み、メモリカード118に設定されている場合は、図3BのS327へ進む。
S302では、CPU121は内蔵メモリ116のドライブマウントを行い、動画の記録ドライブとして使用可能となる。
S303では、CPU121は内蔵メモリ116に再生可能な動画ファイルが記録されているか判定する。そして、記録されている場合には既に記録されているクリップ番号の最大番号を取得してNの値としてセットし(S305)、記録されていない場合はNの値=0にセットする(S304)。
S306では、CPU121はNの値を1つインクリメントし、次回の動画撮影のクリップ番号としてセットする。
S307では、CPU121はカード検出スイッチ118aによりメモリカードスロット117にメモリカード118が装着されているか判定する。メモリカード118が装着されている場合は、CPU121は、装着されているメモリカード118が通信機能付きメモリカードであるか判定する(S308)。そして、通信機能付きであると判定された場合は、CPU121はメモリカード118のドライブマウントを行い(S309)、メモリカード118の総容量を取得する(S310)。
なお、本実施形態の撮像装置は、動画撮影中に、動画ファイルが所定の容量になった場合、この動画ファイルを一旦クローズし、新規に別ファイルを作成して、続きの動画データの記録を継続する機能を有する。この機能は「ファイルブレーク」と呼ばれる。上記所定の容量が“FB”というパラメータで設定でき、本実施形態では、FB=0以外の値では、その値の容量でファイルブレークを行い、FB=0である場合は、動画ファイルの容量にかかわらずファイルブレークを行わないように構成されている。
S312では、CPU121はS310で取得したメモリカード118の総容量に0.9を乗算した値をFBとして設定する。この処理により、メモリカード118の容量を超えない範囲でファイルブレークがなされる。このため、作成されるファイルはメモリカード118に記録可能なデータサイズとなることが保証される。0.9を乗算する理由は以下の通りである。即ち動画ファイルの分割位置はMPEG形式でのGOP(Group Of Pictures)の境界とする制約があるため、この境界の位置が目標とするファイル容量を超える位置となった場合を想定し、目標容量のマージンを確保するためである。なお、S307にてメモリカード118が装着されていない場合およびS308にて装着されているメモリカード118が通信機能付きでない場合は、S311にてFB=0と設定する。
S313では、ユーザによる録画開始操作待ちとなり、録画開始操作が行われると、CPU121は、撮像された動画データをMPEGコーデック112で符号化したMPEG符号化データの、ストリームバッファ111への蓄積を開始する(S314)。
S315では、“M”の値が1にセットされ、S316では“¥VIDEO¥CLIP(Nの4桁表記)¥(Nの4桁表記)_(Mの3桁表記).MPG”のファイル名で動画ファイルが作成され、S317にて動画ファイルへの動画ストリームの書き込みが開始される。
S318にて録画停止操作が検出されない間は、CPU121はFBの値を判定し(S322)、0の場合はS317に戻り、動画ファイルへの動画ストリームの書き込みが継続される。また、S322にて0以外の値がセットされていた場合は、CPU121は動画ファイルのファイルサイズFSを検出する(S323)。そして、FSがFB以上である場合は、CPU121は動画ファイルをクローズする(S325)。
S326では、CPU121は“M”の値を1つインクリメントした後、S316に戻り、“¥VIDEO¥CLIP(Nの4桁表記)¥(Nの4桁表記)_(Mの3桁表記).MPG”のファイル名で新たに動画ファイルを作成する。そして、S317にて動画ファイルへの動画ストリームの書き込みが開始される。
S318で録画停止操作が検出された場合は、CPU121は撮像された動画データをMPEGコーデック112で符号化したMPEG符号化データの、ストリームバッファ111への蓄積を停止し(S319)、動画ファイルをクローズする(S320)。
S321では、CPU121は、録画の開始から停止までの1クリップで記録された動画ファイルのリストが記述された“¥VIDEO¥CLIP(Nの4桁表記)¥(Nの4桁表記).INF”というファイル名で管理ファイルを作成し、S306へ戻る。
続いて図3Bにおいて、S301にて記録先切替スイッチ202が”カードスロット”に設定されている場合は、CPU121はメモリカード118のドライブマウントを行い、記録ドライブとして使用が可能となる(S327)。
S328では、CPU121はメモリカード118に再生可能な動画ファイルが記録されているか判定する。そして、記録されている場合には既に記録されているクリップ番号の最大値を取得してNの値としてセットし(S329)、記録されていない場合はNの値=0にセットする(S330)。
S331では、CPU121はNの値を1つインクリメントし、次回の動画撮影のクリップ番号としてセットする。
S332では、ユーザによる録画開始操作待ちとなり、録画開始操作が行われると、CPU121は、撮像された動画データをMPEGコーデック112で符号化したMPEG符号化データの、ストリームバッファ111への蓄積を開始する(S333)。
S334では、CPU121は“¥VIDEO¥CLIP(Nの4桁表記)¥(Nの4桁表記)_001.MPG”ファイル名で動画ファイルを作成し、動画ファイルへの動画ストリームの書き込みを開始する(S335)。
S336にて録画停止操作が検出されない間は、動画ファイルへの動画ストリームの書き込みが継続される。S336で録画停止操作が検出された場合は、CPU121は撮像された動画データをMPEGコーデック112で符号化したMPEG符号化データの、ストリームバッファ111への蓄積を停止し(S337)、動画ファイルをクローズする(S338)。そして、録画の開始から停止までの1クリップで記録された動画ファイルのリストが記述された“¥VIDEO¥CLIP(Nの4桁表記)¥(Nの4桁表記).INF”というファイル名の管理ファイルを作成し、S331へ戻る。
ここで、図4及び図5を参照して、2GBの容量を持つ通信機能付きメモリカード118が装着され、記録先切替スイッチ202が”内蔵メモリ”に設定され、動画の記録ビットレートを15Mbpsに設定した場合の動作について説明する。
図5は、以下の動作により内蔵メモリ116に記録される録画コンテンツのファイル構成を例示している。
装置の電源がオンされると、S301で記録先切替スイッチ202の設定が”内蔵メモリ”であると判定されるので、S302で内蔵メモリ116がドライブマウントされ、記録可能となる。
S303では再生可能な動画ファイルが記録されていないので、S304にてクリップ番号がN=0に設定され、S306にてNが1つインクリメントされてN=1となる。
S307ではメモリカードスロット117にメモリカード118が装着され、S308では通信機能付きであると判定される。さらにS309でメモリカード118がドライブマウントされ、S310でメモリカードの容量が2GBであることが検出される。
S312では、ファイル分割サイズFB=2x0.9=1.8GBに設定される。
S313でユーザが録画開始操作を行うと、S314で撮像された動画データをMPEGコーデック112で符号化したMPEG符号化データの、ストリームバッファ111への蓄積が開始される。
S315では“M”の値が1にセットされる。
S316では、ルートディレクトリ501におけるVIDEO502の直下のCLIP0001のクリップ503内に“¥VIDEO¥CLIP0001¥0001_001.MPG”のファイル名で動画ファイル504が作成される。
S317では動画ファイルへの動画ストリームの書き込みが開始され、動画の撮影を継続中に、S323にて検出された動画ファイルの容量FSの値がFBである1.9GBを超えていないか判定される(S324)。本実施形態では、動画の記録ビットレートが15Mbpsに設定されているので、録画開始から18分08秒後に動画ファイルの容量FSが1.9GBに達する。すると、S316で作成された動画ファイル504がクローズされ(S325)、S326でM=2となる。
その後S316に戻り、“¥VIDEO¥CLIP0001¥0001_002.MPG”のファイル名で新規に動画ファイル505が作成され、この動画ファイルへの動画ストリームの書き込みが開始される。なお、“¥VIDEO¥CLIP0001¥0001_001.MPG”のファイル504をクローズしてから“¥VIDEO¥CLIP0001¥0001_002.MPG”のファイル505への動画ストリームの書き込みを再開するまでの間も動画データがバッファに蓄積されるのでデータが欠落することはない。
同様にして、“¥VIDEO¥CLIP0001¥0001_002.MPG”のファイル505の容量FSが1.9GBに達すると、S316で作成された動画ファイル505がクローズされ(S325)、S326でM=3となる。
その後S316に戻り、”¥VIDEO¥CLIP0001¥0001_003.MPG”のファイル名で新規に動画ファイル506が作成され、この動画ファイルへの動画ストリームの書き込みが開始される。そして、ユーザが録画停止操作を行うと、S319でMPEGコーデック112が動作を停止し、動画データのストリームバッファ111への蓄積が停止される。その後、S316で作成された動画ファイル506がクローズされ(S320)、S321で“¥VIDEO¥CLIP0001¥0001.INF”のファイル名で管理ファイル507が作成される。
図4は管理ファイルの内容を例示している。“CLIP0001”という1つのクリップは“¥VIDEO¥CLIP0001¥0001_001.MPG”、“¥VIDEO¥CLIP0001¥0001_002.MPG”、および“¥VIDEO¥CLIP0001¥0001_003.MPG”の3つのファイルによって構成される。この管理ファイルにより、再生モードにおけるインデックス画面にて、1クリップあたり1つのサムネイルで表示可能となり、ユーザはクリップを構成するファイルが分割されていることを意識することなく、このクリップの再生操作を行うことができる。
しかる後にS306に戻り、NがインクリメントされてN=2となり、再びS307〜S317を繰り返し実行して、“¥VIDEO¥CLIP0002¥0002_001.MPG”のファイル名でファイル508への動画ストリームの書き込みが開始される。
その後、動画の撮影を継続中に、S322〜S324にて動画ファイルの容量FSがFBに達すると、S325でファイル508がクローズされ、S326でM=2となる。その後S316に戻り、“¥VIDEO¥CLIP0002¥0002_002.MPG”のファイル名で新規に動画ファイル509が作成され、この動画ファイルへの動画ストリームの書き込みが開始される。
また、ユーザが録画停止操作を行うと、S319〜S321にて、動画データの蓄積を停止し、動画ファイル509がクローズされ、“¥VIDEO¥CLIP0002¥0002.INF”のファイル名で管理ファイル510が作成される。
図3Bのメモリカードへの録画の場合は、図3AのS302〜S306、S313〜S314、S316〜S321と同様である。
<通信機能付きメモリカードの構成>ここで、通信機能付きメモリカードの詳細について説明しておく。図6は、通信機能付きメモリカードの構成の一例を示す。
図6において、入出力端子601はメモリカードスロット117の入出力端子を介して装置とメモリカード118の間でデータの授受を行う。コントローラ602は、後述のNANDフラッシュメモリ603、無線LAN送受信部604を制御する。603はデータの保存場所であるNANDフラッシュメモリ、604は無線LANによりデータの送受信を行う無線LAN送受信部、605は無線LAN送受信部604に接続される送受信アンテナである。これら各要素が、汎用のフラッシュメモリカードと同一の筐体に収められている。なお、本実施形態のメモリカード118は、FAT32形式でフォーマットされている。
<メモリカードの動作説明>図7を参照して、通信機能付きメモリカードの動作について説明する。
なお、この処理は、コントローラ602が、不図示のROMに格納されたプログラムを、RAMのワークエリアに展開し、実行することで実現される。
図7において、装置に装着されると動作を開始し、S701では、コントローラ602は、ファイル情報が格納されているFATファイルエントリエリアに書き込みがあったか監視する。
S702では、コントローラ602は、所定のフォルダに、新たなファイルエントリの書き込み(ファイルサイズ=0)があったか判定する。書き込みがあった場合、コントローラ602は、登録されたファイルエントリのファイル名の拡張子が、無線LAN送受信部604によって送信可能なファイル形式を示す拡張子名であるか判定する(S703)。そして、送信可能なファイル形式の拡張子名でなければ、S702に戻り、ファイルエントリの監視を継続し、送信可能なファイル形式の拡張子名である場合は、S704に進む。
S703では、コントローラ602は、登録されたファイルエントリのファイルが書き込み終了(ファイルサイズが更新され、ファイルサイズに0以外の数値が記録される)となるまで待機する。そして、ファイルの書き込みが終了すると、無線LAN送受信部604によりファイルの送信が実行される(S705)。
<ファイル送信機能>図8及び図9を参照して、本実施形態の撮像装置により動画ファイルを送信する動作について説明する。
図8において、801は動画を送信するために内蔵メモリ116からメモリカード118へ動画ファイルをコピーする際のUI画面であり、802、803は、図5に示す2つのクリップに対応するサムネイルである。804はユーザが動画ファイルの送信開始を指示するコピー開始ボタンである。
図9は、本実施形態の撮像装置におけるコピーモードの動作を示すフローチャートである。なお、この処理は、CPU121が、ROM122や内蔵メモリ116に格納されたプログラムを、RAM120のワークエリアに展開し、実行することで実現される。
図9において、処理が開始されると、S901では、CPU121は、メモリカードスロット117に装着されているメモリカードが通信機能付きか判定する。そして、通信機能付きであった場合、図8に示す画面801で、ユーザによるコピー開始操作の待機状態となる(S902)。
ここで図8に示す画面801において、ユーザがサムネイル802を選択し、コピー開始ボタン804を操作したとする。すると、S903で、CPU121は、図5に示す”¥VIDEO¥CLIP0001¥0001.INF”のファイル名の管理ファイル507を読み込み、クリップ0001を構成するMPGファイルの数およびファイル名を取得する。
その後S904にて、CPU121は選択されたファイルの転送を開始し、“¥VIDEO¥CLIP0001¥0001_001.MPG”をメモリカード118へコピーする。ファイルの転送が終了すると、メモリカード側では、図7の動作を実行し、“¥VIDEO¥CLIP0001¥0001_001.MPG”のファイルを、無線LAN送受信部604によりファイルサーバへ送信する。
S905にて、CPU121は、送信済みと判定すると、送信済みの“¥VIDEO¥CLIP0001¥0001_001.MPG”のファイルをメモリカード118から削除する(S906)。
S907では、CPU121は、クリップの最後の“¥VIDEO¥CLIP0001¥0001_003.MPG”のファイルの送信が終了したか判定する。この時点では未送信であるのでS904に戻り、同様にして“¥VIDEO¥CLIP0001¥0001_002.MPG”のファイルが送信される(S905〜S907)。同様にして“¥VIDEO¥CLIP0001¥0001_003.MPG”のファイルが送信され、S907にてクリップの最後の“¥VIDEO¥CLIP0001¥0001_003.MPG”のファイルが送信されると、処理を終了する。なお、S901にて、装着されているメモリカードが通信機能付きでない場合は、S903〜S907の処理から、S905での送信終了待ち、S906での送信済みファイルの削除を省いた、S908〜S911の処理を行う。
以上のように、本実施形態によれば、通信機能付きメモリカードの総容量から算出されるデータサイズで、動画ファイルを分割して記録するため、長時間の記録を行った動画コンテンツであっても、分割されたデータ単位で確実に無線LANにより送信できる。
なお、本実施形態では、ファイルブレークを行うデータ単位であるFBの値を、通信機能付きメモリカードの総容量から算出する構成としているが、通信機能付きメモリカードの未記録領域の容量から算出する構成としてもよい。これにより、通信機能付きメモリカードに、既に別のファイルが記録されているために、空き容量が少なくなっている場合でも、動画コンテンツを送信することができる。
また、通信機能付きメモリカードの未記録領域が所定量より少ない場合は、FBの値を、通信機能付きメモリカードの総容量から算出する構成としてもよい。これにより、既に別のファイルが記録されているために、空き容量が極端に少なくなっていても、記録済みのファイルを削除することによって、動画コンテンツを送信できる可能性を残すことができる。
さらに、FBの値を、無線LAN送受信部604がファイルの送信先であるサーバ側において一度の送信で扱えるファイルサイズ仕様から算出する構成としてもよい。例えば、動画コンテンツを所謂動画共有サービスなどを提供するサーバ上に送信する場合がある。この場合、サーバ側の仕様によってアップロードできるファイルサイズが制限されている場合がある。そこで、予め通信機能付きメモリカードに保存されている送信先情報を取得し、そのうちの送信可能サイズよりも小さなFBの値を決定することもできる。
また、FBの値を、通信機能付きメモリカードの総容量、未記録領域の容量、およびファイルサーバ側において一度の送信で扱えるファイルサイズ仕様のうち、最も小さい容量から算出する構成としてもよい。これにより、前述のいかなる条件でも確実に動画コンテンツを送信することが可能となる。
さらに、FBの値を、無線LAN送受信部604がファイルを送信する際の最小データ単位である、送信パケットのサイズから算出される構成としてもよい。これにより、より多くの条件で、動画コンテンツの送信を可能とすることができる。
また、1クリップを構成する全ての動画ファイルが送信された後、通信機能付きメモリカードに分割記録された動画ファイルを結合する構成を追加してもよい。これにより、動画コンテンツの送信後は1クリップを1つのファイルとして扱えるようになるため、PCの動画編集ソフトなどを用いて改めて動画コンテンツの編集を行う際、ユーザの使い勝手が向上する。
[他の実施形態]本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)をネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムコードを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
Claims (9)
- 装置に内蔵された第1の記録媒体と、
前記第1の記録媒体より容量の小さい第2の記録媒体が着脱可能な接続手段と、
前記接続手段に接続された前記第2の記録媒体が通信機能付きであるか判定する判定手段と、
前記第2の記録媒体が通信機能付きである場合に、前記第1の記録媒体に記録するデータを、前記第2の記録媒体の通信機能によって送信可能なデータサイズの単位に分割して記録する記録手段と、
前記記録手段により分割して記録されたデータ単位ごとに前記第1の記録媒体から前記第2の記録媒体に転送する制御手段と、を有することを特徴とする撮像装置。 - 前記通信機能によって送信可能なデータサイズは、前記第2の記録媒体によるデータの送信先で制限されるサイズ、前記第2の記録媒体の総容量のうち、空き容量から算出されるサイズ、および前記第2の記録媒体の総容量から算出されるサイズのうち、最も小さいサイズに設定されることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記第2の記録媒体の空き容量が所定量より少ない場合、前記通信機能によって送信可能なデータサイズを前記第2の記録媒体の総容量から算出されるサイズとすることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記第1の記録媒体に分割して記録されたデータが前記第2の記録媒体の通信機能によって送信済みとなった場合、当該第1の記録媒体に分割して記録されたデータが結合されることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記制御手段は、前記第2の記録媒体が通信機能付きであっても、当該通信機能がオフの場合には前記記録手段によるデータの分割を行わないように制御することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 動画を撮影する撮影手段をさらに有し、
前記記録手段は、前記動画の撮影中に、動画ファイルが前記データ単位に対応する所定の容量になった場合、当該動画ファイルへの動画データの書き込みを停止し、新規に別ファイルを作成して、続きの動画の記録を継続することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の撮像装置。 - 装置に内蔵された第1の記録媒体と、前記第1の記録媒体より容量の小さい第2の記録媒体が着脱可能な接続手段と、を有する撮像装置の制御方法であって、
前記接続手段に接続された前記第2の記録媒体が通信機能付きであるか判定する判定工程と、
前記第2の記録媒体が通信機能付きである場合に、前記第1の記録媒体に記録するデータを、前記第2の記録媒体の通信機能によって送信可能なデータサイズの単位に分割して記録する記録工程と、
前記記録工程により分割して記録されたデータ単位ごとに前記第1の記録媒体から前記第2の記録媒体に転送する制御工程と、を有することを特徴とする制御方法。 - コンピュータを、請求項1ないし6のいずれか1項に記載された撮像装置の各手段として機能させるプログラム。
- コンピュータを、請求項1ないし6のいずれか1項に記載された撮像装置の各手段として機能させるプログラムを格納した記憶媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2012057874A JP2013191258A (ja) | 2012-03-14 | 2012-03-14 | 撮像装置及びその制御方法、プログラム、並びに記憶媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2012057874A JP2013191258A (ja) | 2012-03-14 | 2012-03-14 | 撮像装置及びその制御方法、プログラム、並びに記憶媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2013191258A true JP2013191258A (ja) | 2013-09-26 |
Family
ID=49391343
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2012057874A Pending JP2013191258A (ja) | 2012-03-14 | 2012-03-14 | 撮像装置及びその制御方法、プログラム、並びに記憶媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2013191258A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2021099641A (ja) * | 2019-12-20 | 2021-07-01 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 着脱式通信機器、及び、情報記憶システム |
-
2012
- 2012-03-14 JP JP2012057874A patent/JP2013191258A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2021099641A (ja) * | 2019-12-20 | 2021-07-01 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 着脱式通信機器、及び、情報記憶システム |
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