JP2013182471A - プラントオペレーションの負荷評価装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】プラントオペレーションの負荷を定量評価するためのプラントオペレーションの負荷評価装置および負荷評価プログラムを提供する。
【解決手段】プラントオペレーションの負荷評価装置は、プラントからの計測データが入力されるとともにプラントに対して制御指令を与えるプラント制御監視システムから、プラント制御監視システムにおけるアラームに関する履歴を示す履歴データを取得する取得手段と、履歴データに含まれるアラームの発生時刻および復帰時刻に基づいて、プラントにおけるアラーム発生間隔分布およびアラーム対応時間分布を算出する算出手段と、待ち行列理論に基づいて、アラーム発生間隔分布およびアラーム対応時間分布からアラームに対する処置時間分布を求め、アラーム発生間隔分布および処置時間分布からプラントオペレーションの負荷を算出する評価手段とを含む。
【選択図】図5
【解決手段】プラントオペレーションの負荷評価装置は、プラントからの計測データが入力されるとともにプラントに対して制御指令を与えるプラント制御監視システムから、プラント制御監視システムにおけるアラームに関する履歴を示す履歴データを取得する取得手段と、履歴データに含まれるアラームの発生時刻および復帰時刻に基づいて、プラントにおけるアラーム発生間隔分布およびアラーム対応時間分布を算出する算出手段と、待ち行列理論に基づいて、アラーム発生間隔分布およびアラーム対応時間分布からアラームに対する処置時間分布を求め、アラーム発生間隔分布および処置時間分布からプラントオペレーションの負荷を算出する評価手段とを含む。
【選択図】図5
Description
本発明は、オペレータによるプラントオペレーションの負荷を評価するプラントオペレーションの負荷評価装置および負荷評価プログラムに関する。
一般的に、各種のプラントは、プラント制御監視システムによって自動制御される。このようなプラント制御監視システムは、分散型制御システム(DCS:Distributed Control System)やプログラマブルロジックコントローラ(PLC:Programmable Logic Controller)などで構成される。
プラントの運転条件や外乱要因に伴って様々な事象が生じ得るので、多くのプラントにおいては、完全な自動化(オペレータが全くいない状態)が難しく、オペレータがプラント制御監視システムから提供される各種情報を監視しながら、設定値の変更やプロセス変化に対する処置といった必要な操作を行なう。すなわち、プラント制御監視システムは、プラントからの計測データが予め定められた正常範囲を逸脱した場合には、対応するアラームをオペレータへ通知する。
特開2003−058967号公報(特許文献1)は、アラームを発生するための条件の設定方法についての改良を開示する。より具体的には、特許文献1は、警報表示ウィンドウに警報メッセージを表示する分散型制御システムにおいて、警報レベル(重要度のランク)に応じて警報メッセージをフィルタリングして表示する機能を開示する。
上述のようなプラントオペレーションにおいて、オペレータから見れば、不要なアラームの通知は可能な限り低減されることが好ましい。プラント制御の分野ではないが、通信ネットワーク保守の分野では、例えば、特開平04−355543号公報(特許文献2)に開示されるように、通信ネットワークにおける障害の発生や復旧を知らせるアラームシステムにおいて、アラームが復旧した直後、再度障害アラームが発生する同一通信機器の重複アラームを相殺し、不要なアラームを防止する方法が提案されている。
ところで、電話回線の混雑を数学的に解析する目的で「待ち行列理論」が確立された。情報通信分野においては、この待ち行列理論を応用して、ネットワークのトラフィック解析やネットワークシステム設計が行なわれている。たとえば、特表2004−528765号公報(特許文献3)は、M/M/N型の待ち行列理論を用いた、音声・データトラフィックにおける、移動体通信機器用ネットワークの基地局の規模および性能を評価する方法を開示する。より具体的には、特許文献3は、公知であるM/M/N型の待ち行列理論を用いた音声トラフィックの性能の評価に、新たに、データトラフィックを対象としてM/M/N型の同様の待ち行列理論を適用することで、音声・データのトラフィックにおける性能を精度良く評価できることを開示している。
上述したような、プラント制御監視システムを通じて運転されているプラントにおいて、オペレータが対応しなければならないアラームの数が多くなるほど、プラントオペレーションの負荷が高くなるとことは容易に想像できる。しかしながら、そのプラントオペレーションの負荷がどの程度まで高くなるかといった、プラントオペレーションの負荷を定量評価することは困難であった。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであって、その目的は、プラントオペレーションの負荷を定量評価するためのプラントオペレーションの負荷評価装置および負荷評価プログラムを提供することである。
本発明のある局面に従うプラントオペレーションの負荷評価装置は、プラントからの計測データが入力されるとともにプラントに対して制御指令を与えるプラント制御監視システムから、プラント制御監視システムにおけるアラームに関する履歴を示す履歴データを取得する取得手段と、履歴データに含まれるアラームの発生時刻および復帰時刻に基づいて、プラントにおけるアラーム発生間隔分布およびアラーム対応時間分布を算出する算出手段と、アラーム発生間隔分布およびアラーム対応時間分布からアラームに対する処置時間分布を求め、アラーム発生間隔分布および処置時間分布からプラントオペレーションの負荷を算出する評価手段とを含む。
好ましくは、評価手段は、アラーム発生間隔分布のパラメータである平均アラーム発生間隔と処置時間分布のパラメータである平均処置時間とに基づいて、プラントにおけるオペレータによるオペレーションの負荷を示す値を算出する。
好ましくは、アラーム発生間隔分布の算出手段は、履歴データに含まれるアラームのうち、従属関係にある複数のアラームを集約する集約手段を含む。
さらに好ましくは、集約手段は、予め定められた期間内に発生した複数のアラームのうち、同一の計測データに起因して発生したアラーム同士を1つに集約する。
好ましくは、アラーム発生間隔分布の算出手段は、履歴データに含まれるアラームについて、各アラームの発生から後続のアラームの発生までの発生間隔をそれぞれ算出する手段と、算出したそれぞれの発生間隔について、算術平均、対数平均、中央値のうちいずれかの方法によって、アラーム発生間隔分布のパラメータである平均アラーム発生間隔を算出する手段とを含む。
好ましくは、アラーム対応時間分布の算出手段は、履歴データに含まれるアラームのうち、発生してから復帰するまでの期間が予め定められた時間内であるものをアラーム発生対応時間分布の算出対象から除外する手段を含む。
好ましくは、アラーム対応時間分布の算出手段は、履歴データに含まれるアラームについて、各アラームの発生から復帰までの時間をアラーム対応時間としてそれぞれ算出する手段と、算出したそれぞれの対応時間について、区間算術平均、対数平均、中央値のうちいずれかの方法によって、アラーム対応時間分布のパラメータである平均アラーム対応時間を算出する手段とを含む。
本発明の別の局面に従うプラントオペレーションの負荷評価プログラムは、コンピュータに、プラントからの計測データが入力されるとともにプラントに対して制御指令を与えるプラント制御監視システムから、プラント制御監視システムにおけるアラームに関する履歴を示す履歴データを取得するステップと、履歴データに含まれるアラームの発生時刻および復帰時刻に基づいて、プラントにおけるアラーム発生間隔分布およびアラーム対応時間分布を算出するステップと、アラーム発生間隔分布およびアラーム対応時間分布からアラームに対する処置時間分布を求め、アラーム発生間隔分布および処置時間分布からプラントオペレーションの負荷を算出するステップとを実行させる。
本発明によれば、プラントオペレーションの負荷を定量評価できる。
本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中の同一または相当部分については、同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<A.プラントおよびプラント制御監視システムについて>
まず、本実施の形態に従うプラントオペレーションの負荷評価装置が対象とするプラントおよびプラント制御監視システムについて説明する。
まず、本実施の形態に従うプラントオペレーションの負荷評価装置が対象とするプラントおよびプラント制御監視システムについて説明する。
石油化学プラントや化学プラントといった各種のプラントでは、一般に、プラント制御監視システムを通じてオペレータによるオペレーションが行なわれる。プラント制御監視システムは、プラントを自動制御する機能のほか、アラーム機能を搭載している。例えば、プラントから取得された計測値が予め設定された正常範囲を逸脱すると、アラームが鳴って、プラントの異常を知らせる仕組みとなっている。
図1は、本発明の実施の形態においてプラントオペレーションの負荷評価の対象となるプラントの一例を示す模式図である。図1には、ドラム10を含むプラント1の例を示す。このプラント1には、プラント制御監視システムSYSが配置されている。プラント制御監視システムSYSは、プラント1からの計測データが入力されるとともにプラント1に対して制御指令を与える。典型的に、プラント制御監視システムSYSは、制御装置200と、表示操作装置300とを含む。
より具体的には、プラント1には、ドラム10内に存在する物質などの液面レベルを計測するセンサー12と、ドラム10から吐出される物質の流量を計測するセンサー18とが設けられている。これらのセンサー12および18によって計測された計測値(計測データ)は、制御装置200へ入力される。
また、プラント1には、ドラム10から吐出される物質を流す配管にポンプ14および流量制御バルブ16が設けられている。ポンプ14の起動/停止制御および流量制御バルブ16の開度調整は、制御装置200からの制御指令に従って行なわれる。
表示操作装置300は、操作室内などに配置され、プラントの運転状況やプラントで発生したアラームなどをオペレータへ通知するとともに、オペレータによる操作を受け付ける。制御装置200および表示操作装置300の詳細については、後述する。
上述のようなプラントでは、たとえ生産量や生産速度といった運転条件が一定であっても、外気温度の変化、原料組成の変化、反応器における触媒活性の変化、スケーリングなどの予測不能な外乱によって、プロセスの状態が変化する。そこで、このようなプロセスの状態変化をプラント制御監視システムのアラームによって検知し、オペレータによって、プロセスの状態を適正に戻す処置が取られる。
連続プラントなどでは、何らかのアラームが発生すると、当該発生したアラームに対してオペレータがオペレーション(処置)を行なうイベントドリブン型の運転形態が一般的に採用される。このようなイベントドリブン型の運転形態では、発生するアラームの数が多ければ、それに対するオペレーション(処置)の回数も多くなり、オペレータのプラントオペレーション負荷は高くなるといえる。
<B.概要>
次に、本実施の形態に従うプラントオペレーションの負荷を定量評価する方法について、その概略を説明する。本実施の形態においては、プラント制御監視システムSYSからプラントデータを取得し、「待ち行列理論」を応用して、そのプラントデータに含まれる各アラームの発生時刻および復帰時刻などからプラントオペレーションの負荷を評価する。なお、「復帰」とは、アラーム状態にあった計測値が正常範囲内に戻るような状態を意味する。より具体的には、プラント制御監視システムSYSにおけるアラームに関する履歴を示す履歴データ(後述のアラーム・イベントログファイル150)を取得し、当該履歴データに含まれるアラームの発生時刻および復帰時刻に基づいて、プラント1におけるアラーム発生間隔分布およびアラーム対応時間分布を算出する。
次に、本実施の形態に従うプラントオペレーションの負荷を定量評価する方法について、その概略を説明する。本実施の形態においては、プラント制御監視システムSYSからプラントデータを取得し、「待ち行列理論」を応用して、そのプラントデータに含まれる各アラームの発生時刻および復帰時刻などからプラントオペレーションの負荷を評価する。なお、「復帰」とは、アラーム状態にあった計測値が正常範囲内に戻るような状態を意味する。より具体的には、プラント制御監視システムSYSにおけるアラームに関する履歴を示す履歴データ(後述のアラーム・イベントログファイル150)を取得し、当該履歴データに含まれるアラームの発生時刻および復帰時刻に基づいて、プラント1におけるアラーム発生間隔分布およびアラーム対応時間分布を算出する。
本明細書において、「アラーム発生間隔」とは、各アラームの発生から後続のアラームの発生までの発生間隔を意味し、平均アラーム発生間隔は、複数の「アラーム発生間隔」を後述するような方法によって算出されたアラーム発生間隔の代表値を意味する。また、「アラーム対応時間」とは、各アラームの発生から復帰までに要した時間を意味し、平均アラーム対応時間は、複数の「アラーム対応時間」を後述するような方法によって算出されたアラーム対応時間の代表値を意味する。このアラーム対応時間は、それ以前、あるいはそれとは別に発生したアラームに対する処置をオペレータが行なっている場合には、「待ち時間」を含むことになる。
アラーム発生間隔分布およびアラーム対応時間分布が算出されると、これらを用いて、アラームに対する処置時間分布を算出する。この「処置時間」とは、各アラームに対するオペレータによる処置に必要な正味の時間を意味する。したがって、アラーム発生間隔分布と平均処置時間とを用いて、プラントオペレーションの負荷を定量評価することができる。
より具体的には、待ち行列理論に基づいて、アラーム発生間隔分布のパラメータである平均アラーム発生間隔、アラームに対する処置時間分布のパラメータである平均処置時間から、プラント1におけるオペレータによるプラントオペレーションの負荷を示す指標値を算出する。
「アラーム発生間隔分布」と「アラーム対応時間分布」、あるいはアラームに対する「処置時間分布」は、いずれも指数関数を用いたが、そのいずれかがポアソン分布、あるいはアーラン分布、あるいはそれらに派生する分布の利用も考えられる。一方、アラーム間隔分布の指数分布に代えて、単位時間あたりのアラーム発生分布をポアソン分布とし、アラーム対応時間分布あるいはアラームに対する処置時間分布を指数分布とする組み合わせは、本発明の方法と同意であることは明らかである。
「待ち行列理論」は、例えば、客がサービスを受けるために行列をつくるような確率的に変動するシステムの混雑現象を、数理モデルを用いて解析するための理論である。この待ち行列理論は、情報通信システム、生産システム、交通システムなどの分野において、混雑状況の解析やシステム設計手法として広く用いられている。
本願発明者らは、上述のようなイベントドリブン型で運転されているプラントについても、待ち行列理論を応用することができることを新たに見出した。すなわち、プラントにおける1人のオペレータが対応可能なオペレーションの状態を評価することを対象として、従来の待ち行列理論における客の到着、窓口のサービス、および待ち行列を、それぞれアラームの発生、アラームに対する処置、および処置待ちアラームとみなすことで、M/M/1型の待ち行列理論を用いて、プラントオペレーションの負荷を評価するという新たな手法を発明した。
図2は、本発明の実施の形態においてプラントオペレーションの負荷の定量評価を説明するための概念図である。図2は、横軸をオペレータによる単位時間あたりの処置回数、縦軸を単位時間あたりのアラーム発生回数とした二次元座標を示す。この二次元座標において、アラーム発生回数が多ければ、処置回数も多くなり、左上の領域に向かうほど不安定プラントで、オペレーションの負荷が高いと言える。
本実施の形態においては、まず、プラントデータ(履歴データ)からアラーム発生間隔分布およびアラーム対応時間分布を算出し、これらに基づいてアラームに対する処置時間を算出する。さらに、アラーム発生間隔分布と処置時間分布とからオペレーション限界を求め、それを基準としたプラントオペレーション負荷を求めてもよいし、逆にそこから導かれるオペレータの余裕率を算出してもよい。
図2には、アラーム発生回数の増大に伴って、プラントオペレーションの負荷を定量的に示したオペレーション負荷指標が増加している例を示す。なお、オペレーション負荷指標は、オペレーション限界の値を「1」として規格化された値である。このようなオペレーション処理指標を用いることで、プラントオペレーションの負荷を定量評価できる。
なお、本発明の適用対象となるプラントは、連続プラントに限られるものではなく、基本的には、アラームに対して対応を行なっているイベントドリブン型で運転されているプラントであればいずれのプラントにも適用可能である。
<C.待ち行列理論のプラントオペレーション負荷の定量評価への適用について>
次に、待ち行列理論を用いて、プラントオペレーション負荷を定量評価する場合の数学的な処理について説明する。
次に、待ち行列理論を用いて、プラントオペレーション負荷を定量評価する場合の数学的な処理について説明する。
まず、プラント1において単位時間内に発生するアラームの数がポアソン分布に従うとすると、各アラームの発生から後続の(次の)アラームの発生までのアラーム発生間隔は指数分布となる。すなわち、xを時間間隔とし、λを単位時間あたりの平均アラーム発生回数(ここで、1/λは平均アラーム発生間隔に等しい)とすると、単位時間あたりの平均アラーム発生回数λの確率密度関数f(x)は、次の(1)式で表わすことができる。
(1)式から、度数分布における、i階級の区間[ai,bi](但し、i=1,・・・,N(Nは、時間間隔の階級の数))の割合F(i)は、次の(2)式で表わすことができる。
次に、プラント1において、待ち時間を含まないアラームに対する処置時間も指数分布に従うとすると、tを時間とし、1/μを平均処置時間として、処置時間の確率密度関数g(t)は、次の(3)式で表わすことができる。
従来の待ち行列理論における客の到着間隔(本実施の形態においてはアラーム発生間隔分布に相当する)およびサービス時間(本実施の形態においては処置時間分布に相当する)がいずれも指数関数に従うのであれば、客が到着してサービスが完了するまでの時間、すなわち客の滞在時間は、次の(4)式に示すような指数分布となることが知られている。よって、客の滞在時間に相当する、待ち時間を含むアラーム対応時間についても指数分布に従うことになる。すなわち、待ち時間を含むアラーム対応時間の確率密度関数h(x)は、(4)式で表わすことができる。
上述の(2)式と同様に、度数分布における、i階級の区間[ai,bi](但し、i=1,・・・,N(Nは時間間隔の階級の数))の割合H(i)は、次の(5)式で表わすことができる。
ここで、1人のオペレータがプラント制御監視システムSYSを通じてプラント1を運転しているものとすると、「M/M/1型」の待ち行列システムとなる。そのため、従来の待ち行列理論におけるサービス利用率に相当する発生したアラームに対する処置を行なっている時間の割合、すなわちオペレーション負荷率ρは、次の(6)式で表わすことができる。ここで、オペレーション負荷率ρは、0から1までの値となる。
一方、アラームに対する処置を行なっていない空き時間、すなわちオペレータの余裕率は、1−ρで表せる。
さらに、待ち行列理論におけるサービスを受けている客を含めた待ち行列内の客の数に相当するスタンディングアラーム数の平均Mは、次の(7)式で表わすことができる。ここで、「スタンディングアラーム」とは、オペレータが処置中のアラームを含めた滞留中のアラーム(復帰していないアラーム)を意味する。
1人のオペレータで対応することができなくなる理論的なオペレーション限界は、オペレーション負荷率ρ=1である。そのため、オペレーション負荷率ρをそのままプラントオペレーション負荷評価の定量値としてもよい。
但し、オペレーション負荷率ρ=1の近辺では、アラームの発生頻度や発生内容によってはスタンディングアラームが積み上がり、対応することができなくなる時間帯が生じ得る。そこで、このような事態を考慮して、実用的なオペレーション限界ρ0を基準とする(8)式で表わすようなオペレーション負荷指標ξを考える。このオペレーション負荷指標ξは、プラントオペレーションの負荷を示す指標値の一例である。
オペレーション負荷指標ξは、0から、1よりも若干大きい値となり、オペレーション負荷指標ξが1を越えると、オペレータがアラームに対応できなくなるリスクを伴うことを意味する。
実用的なオペレーション限界ρ0の値は、各プラントでの固有の状況を考慮して決定してもよい。
本実施の形態においては、プラントにおけるアラームシステムの基準となっている「Engineering Equipment & Materials User's Association, Alarm Systems - A Guide to Design, management and Procurement, EEMUA Publication No.191 (1999)」の記述に従って、オペレーション限界ρ0の値を設定する。
より具体的には、EEMUAのガイドラインには、スタンディングアラーム数の平均(M)が10個以下とすべきことが記載されている。そこで、上述の(7)式に従って、実用的なオペレーション限界ρ0を0.909と決定できる。
すなわち、上述の(8)式は、分母を定数としたプラントオペレーションの負荷を示す指標値を算出する式となり、EEMUAのガイドラインを基準とするオペレーション負荷指標ξは、(9)式で表わすことができる。
以上説明したように、アラーム発生間隔およびアラーム対応時間が指数分布に従うのであれば、待ち行列理論に基づいて、オペレーションの負荷を定量評価できる。
<D.プラント制御監視システムSYS>
次に、図3に示すプラント制御監視システムSYSの構成について説明する。図3は、本発明の実施の形態に従うプラント制御監視システムSYSの構成を示す模式図である。
次に、図3に示すプラント制御監視システムSYSの構成について説明する。図3は、本発明の実施の形態に従うプラント制御監視システムSYSの構成を示す模式図である。
図3を参照して、プラント制御監視システムSYSは、制御装置200と、表示操作装置300とを含む。制御装置200は、プラント1からの計測データを取得するとともに、プラント1に対して制御指令を与える。表示操作装置300は、プラントの運転状況やプラントで発生したアラームなどをオペレータへ通知するとともに、オペレータによる操作を受け付ける。
より具体的には、制御装置200は、プロセッサ202と、主メモリ204と、プロセス入力部206と、プロセス出力部208と、不揮発性メモリ210と、フィールドバスインターフェイス(I/F)220と、ローカルネットワークインターフェイス(I/F)222とを含む。各コンポーネントは、内部バス224を介して互いにデータ通信可能に接続されている。
プロセッサ202は、制御装置200に係る処理を実行する主体であり、不揮発性メモリ210に格納されたプログラムを実行することで、プラント1の制御に係る処理を実現する。プロセッサ202は、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)などの任意の演算装置により構成される。
主メモリ204は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)などの揮発性メモリからなり、プロセッサ202がプログラムを実行する際のワークメモリとして機能する。
プロセス入力部206は、プラント1に配置されたセンサーなどで計測された計測値(計測データ)を取得する。プロセス入力部206は、取得した計測データをプロセッサ202などへ出力する。
プロセス出力部208は、プロセッサ202などからの内部コマンドに従って、プラント1に配置されるアクチュエータなどに対して制御指令を出力する。
不揮発性メモリ210は、プロセッサ202で実行されるプログラムや、プロセッサ202が処理を実行することで生成されるデータを不揮発的に記憶する。典型的には、不揮発性メモリ210は、フラッシュメモリなどからなる。
本実施の形態において、不揮発性メモリ210は、プラント制御プログラム212と、アラーム設定値214、ログデータ216を保持する。プラント制御プログラム212は、プロセッサ202によって実行されることで、プラント1に対する制御および監視に係る処理を実現するための命令群を含む。アラーム設定値214は、プラント1から取得された計測値(プロセス値)の正常範囲を設定するパラメータを含む。すなわち、アラーム設定値214は、プラント1から取得される各計測値に対して、正常範囲を設定するための情報を含む。ログデータ216は、制御装置200によるプラント1に対する制御監視において、予め設定されたイベントが発生したときに、その内容を格納する。典型的には、ログデータ216には、取得された計測値がアラーム設定値214によって設定された正常範囲を超えた場合に、対象の計測値、発生した時刻、復帰した時刻などが追記される。
フィールドバスインターフェイス220は、プラント1に分散配置されたリモートI/O(入出力装置)と通信する。
ローカルネットワークインターフェイス222は、表示操作装置300との間でデータを遣り取りし、プロセッサ202の処理結果を表示操作装置300へ出力するとともに、オペレータが表示操作装置300を通じて入力した情報を受け取る。
一方、表示操作装置300は、プロセッサ302と、主メモリ304と、ディスプレイ306と、入力部308と、音声出力部310と、ハードディスク311と、ローカルネットワークインターフェイス(I/F)312とを含む。各コンポーネントは、内部バス314を介して互いにデータ通信可能に接続されている。
プロセッサ302は、表示操作装置300に係る処理を実行する主体であり、予めインストールされたプログラムを実行することで、オペレータのプラント1に対する監視制御に必要な処理を実現する。プロセッサ302は、CPU、MPU、FPGAなどの任意の演算装置により構成される。
主メモリ304は、DRAMなどの揮発性メモリからなり、プロセッサ302がプログラムを実行する際のワークメモリとして機能する。
ディスプレイ306は、オペレータに対して各種情報を視覚的に通知する装置である。ディスプレイ306は、典型的には、CRT(Cathode Ray Tube)、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイなどからなる。
入力部308は、オペレータからの操作を受け付ける装置である。入力部308は、典型的には、キーボード、マウス、タッチパネルなどからなる。
音声出力部310は、オペレータに対して各種情報を聴覚的に通知する装置である。音声出力部310は、典型的には、スピーカおよびアンプなどからなり、アラームメッセージを音声出力する場合には、音声合成装置などを含む。
ハードディスク311には、アラーム・イベントログファイル150が格納される。このアラーム・イベントログファイル150は、ローカルネットワークシステムインターフェイス312を介して制御装置200内のログデータ216と同期が取られており、その内容がアラーム・イベントログファイル150に書き込まれる。
<E.負荷評価装置>
次に、本実施の形態に従うプラントオペレーションの負荷を定量評価する負荷評価装置100の構成について説明する。本実施の形態に従うプラントオペレーションの負荷評価方法は、基本的には、負荷評価装置100によって実行される。負荷評価装置100としては、各種の情報処理装置を用いることができるが、本実施の形態においては、汎用的なアーキテクチャを有するパーソナルコンピュータを用いて実現する例を説明する。汎用的なパーソナルコンピュータで実現する方法に代えて、その処理の一部または全部を専用のハードウェアを用いて実現してもよいし、プラント制御監視システムSYSの中に本機能を実装してもよい。
次に、本実施の形態に従うプラントオペレーションの負荷を定量評価する負荷評価装置100の構成について説明する。本実施の形態に従うプラントオペレーションの負荷評価方法は、基本的には、負荷評価装置100によって実行される。負荷評価装置100としては、各種の情報処理装置を用いることができるが、本実施の形態においては、汎用的なアーキテクチャを有するパーソナルコンピュータを用いて実現する例を説明する。汎用的なパーソナルコンピュータで実現する方法に代えて、その処理の一部または全部を専用のハードウェアを用いて実現してもよいし、プラント制御監視システムSYSの中に本機能を実装してもよい。
図4は、本発明の実施の形態に従う負荷評価装置100の構成を示す模式図である。図4を参照して、負荷評価装置100は、プロセッサ102と、主メモリ104と、ディスプレイ106と、入力デバイス108と、ハードディスク110と、ネットワークインターフェイス(I/F)116と、データリーダ118とを含む。これらのコンポーネントは、内部バス122を介して互いにデータ通信可能に接続されている。
負荷評価装置100では、演算装置であるプロセッサ102が、ハードディスク110などに予め定め格納された負荷評価プログラム114を主メモリ104などに展開した上で実行することで、後述するようなプラントオペレーションの負荷評価方法を実現する。負荷評価プログラム114は、データリーダ118や図示しない光学読取装置などを介して、任意の記録媒体(カードデバイス120)から読み出して、ハードディスク110へインストールされる。あるいは、負荷評価プログラム114は、ネットワークインターフェイス116を介して、外部のサーバからネットワーク経由でダウンロードされてもよい。
ハードディスク110には、負荷評価プログラム114に加えて、オペレーティングシステム(OS)112もインストールされる。基本的には、負荷評価プログラム114は、プロセッサ102がオペレーションシステムを実行することで提供される環境下で実行される。負荷評価プログラム114は、オペレーションシステム112が提供するモジュールを利用して処理を行なうようにコーディングされてもよい。この場合には、負荷評価プログラム114自体には、オペレーションシステム112が提供するモジュールは含まれないことになる。このような負荷評価プログラム114であっても、本発明の範囲に含まれることは自明である。
ディスプレイ106は、ユーザに対して各種情報を表示する。ディスプレイ106は、典型的には、CRT(Cathode Ray Tube)、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイなどからなる。
入力デバイス108は、ユーザからの操作を受け付ける装置である。入力デバイス108は、典型的には、キーボードやマウスなどからなる。
ネットワークインターフェイス116は、外部装置とネットワークを通じてデータを遣り取りする。ネットワークインターフェイス116は、典型的には、イーサネット(登録商標)などからなる。本実施の形態においては、負荷評価装置100は、プラント制御監視システムSYSからプラントデータ(アラーム・イベントログファイル150)を取得する。このプラントデータは、ネットワークインターフェイス116を介して負荷評価装置100へ入力されてもよい。
データリーダ118は、カードデバイス120と着脱可能に構成され、カードデバイス120に格納されたデータを読み出してプロセッサ102などへ出力するとともに、プロセッサ102などから与えられたデータをカードデバイス120へ書き込む。カードデバイス120は、典型的には、SD(Secure Digital)カードや、コンパクトフラッシュ(登録商標)などからなる。プラント制御監視システムSYSからプラントデータ(アラーム・イベントログファイル150)は、このカードデバイス120を介して負荷評価装置100へ入力されてもよい。
<F.制御構造>
次に、負荷評価装置100に実装される制御構造について説明する。
次に、負荷評価装置100に実装される制御構造について説明する。
図5は、本発明の実施の形態に従う負荷評価装置100が提供する制御構造を示すブロック図である。図5に示す各機能ブロックは、典型的には、負荷評価装置100のプロセッサ102がハードディスク110などに格納された負荷評価プログラム114を実行することで実現される。
負荷評価装置100は、その制御構造として、取得部160と、前処理部162と、アラーム発生間隔分布算出部168と、アラーム対応時間分布算出部170と、処置時間分布算出部172と、負荷指標算出部174とを含む。
取得部160は、プラント制御監視システムSYS(表示操作装置300)からアラーム・イベントログファイル150を取得する。アラーム・イベントログファイル150は、プラント制御監視システムSYSにおけるアラームに関する履歴を示す履歴データである。上述したように、アラーム・イベントログファイル150は、ネットワークインターフェイス116を介してネットワーク経由で転送されてもよいし、カードデバイス120などの記録媒体に担持された状態で入力されてもよい。
前処理部162は、取得部160によって取得されたアラーム・イベントログファイル150に対して、アラーム発生間隔分布およびアラーム対応時間分布を算出するための前処理を実行する。より具体的には、前処理部162は、集約部164と、瞬時復帰アラーム排除部166とを含む。
集約部164は、アラーム・イベントログファイル150に含まれるアラームのうち、従属関係にある複数のアラーム(以下「従属アラーム」とも表記する)を集約する。より具体的には、集約部164は、予め定められた期間内に発生した複数のアラームのうち、同一の計測データに起因して発生したアラーム同士を1つに集約する。
瞬時復帰アラーム排除部166は、集約したアラームのうち、発生してから復帰するまでの期間が予め定められた時間内であるものをアラーム対応時間分布の算出対象から除外する。
これらの前処理の詳細については後述する。
アラーム発生間隔分布算出部168は、集約部164がアラーム・イベントログファイル150を前処理した結果から、アラーム発生間隔分布を算出する。また、アラーム対応時間分布算出部170は、集約部164が前処理した結果をさらに瞬時復帰アラーム排除部166で前処理した結果から、アラーム対応時間分布を算出する。これらの算出部は、アラーム・イベントログファイル150に含まれるアラームの発生時刻および/または復帰時刻に基づいて、プラント1におけるアラーム発生間隔分布およびアラーム対応時間分布を算出する。
アラーム発生間隔分布算出部168は、集約部164がアラーム・イベントログファイル150を前処理した結果から、アラーム発生間隔分布を算出する。また、アラーム対応時間分布算出部170は、集約部164が前処理した結果をさらに瞬時復帰アラーム排除部166で前処理した結果から、アラーム対応時間分布を算出する。これらの算出部は、アラーム・イベントログファイル150に含まれるアラームの発生時刻および/または復帰時刻に基づいて、プラント1におけるアラーム発生間隔分布およびアラーム対応時間分布を算出する。
処置時間分布算出部172は、アラーム発生間隔分布およびアラーム対応時間分布に基づいて、アラームに対する処置時間分布を算出する。負荷指標算出部174は、アラーム発生間隔分布と処置時間分布とに基づいて、プラント1におけるオペレータによるオペレーションの負荷を示す値(負荷指標)を算出する。より具体的には、負荷指標算出部174は、アラーム発生間隔分布のパラメータである平均アラーム発生間隔(1/λ)と処置時間分布のパラメータである平均処置時間(1/μ)とを用いて、上述の(6)〜(8)式に従って、オペレーション負荷率ρおよびオペレーション負荷指標ξを算出する。負荷指標算出部174は、これらの算出結果を、負荷指標結果として出力する。
<G.全体処理手順>
次に、負荷評価装置100において実行されるプラントオペレーションの負荷を定量評価するための全体処理手順について説明する。
次に、負荷評価装置100において実行されるプラントオペレーションの負荷を定量評価するための全体処理手順について説明する。
図6は、本発明の実施の形態に従う負荷評価装置100において実行される全体処理手順を示すフローチャートである。図6に示す各ステップは、負荷評価装置100のプロセッサ102によって実行される。
まず、負荷評価装置100のプロセッサ102(取得部160)は、プラント制御監視システムSYSからプラントデータ(アラーム・イベントログファイル150)を取得する(ステップS1)。続いて、プロセッサ102(前処理部162)は、取得されたアラーム・イベントログファイル150に対して、アラーム発生間隔分布およびアラーム対応時間分布を算出するための前処理を実行する(ステップS2)。
プロセッサ102(アラーム発生間隔分布算出部168)は、アラーム・イベントログファイル150を前処理した結果から、アラーム発生間隔分布のパラメータである平均アラーム発生間隔を算出する(ステップS3)。ステップS3の処理と並行して、プロセッサ102(アラーム対応時間分布算出部170)は、アラーム・イベントログファイル150を前処理した結果から、アラーム対応時間分布のパラメータである平均アラーム対応時間を算出する(ステップS4)。なお、ステップS3とステップS4とを直列的に実行してもよく、その場合にはその実行順序はいずれであってもよい。
そして、プロセッサ102(処置時間分布算出部172)は、平均アラーム発生間隔および平均アラーム対応時間に基づいて、アラームに対する処置時間分布のパラメータである平均処置時間を算出する(ステップS5)。さらに、プロセッサ102(負荷指標算出部174)は、平均アラーム発生間隔と平均処置時間とに基づいて、プラント1におけるオペレータによるオペレーションの負荷を示す値(オペレーション負荷指標)を算出する(ステップS6)。
最終的に、プロセッサ102は、オペレーション負荷指標を含む負荷指標結果を出力する(ステップS7)。そして、処理は終了する。
<H.前処理>
次に、上述の前処理(図6に示すステップS2)の詳細について説明する。
次に、上述の前処理(図6に示すステップS2)の詳細について説明する。
(h1:集約処理(従属性の排除処理))
上述したように、待ち行列理論は、独立したランダム事象を前提としているため、対象とするデータの従属性を排除しておく必要がある。以下、実プラントにおけるアラームの従属性およびその従属性を排除する方法について説明する。
上述したように、待ち行列理論は、独立したランダム事象を前提としているため、対象とするデータの従属性を排除しておく必要がある。以下、実プラントにおけるアラームの従属性およびその従属性を排除する方法について説明する。
図7は、本発明の実施の形態に従うプラントオペレーションの負荷評価方法における集約処理を説明するための図である。図7には、ドラムの液面制御(LC)の例を示す。ドラムの液面制御における計測値に対して、上限(以下「Hi」と表記する)、上上限(以下「HH」と表記する)、下限(以下「Lo」と表記する)、下下限(以下「LL」と表記する)の合計4つのアラームが設定されているとする。
外乱等のプロセス変動によって、液面センサーによる計測値が、いずれかのアラーム設定値を上回った時、あるいは下回った時に、アラームが発生し、対応するアラームデータがアラーム・イベントログファイル150へ出力される。
オペレータは、何らかのアラームが発生するとプロセスの状態を確認し、確認操作(典型的には、確認ボタンの押下)によって発生しているアラームを消音し、プロセスを正常な状態に戻すための処置(操作)を行なう。プロセスが正常範囲に戻ると、アラームは復帰(以下「Recover」とも表記する)し、当該復帰を示すデータがアラーム・イベントログファイル150へ出力される。
図7のトレンドグラフのようなプロセス変動(液面変動)が生じた場合、オペレータは、1つの液面変動現象として捉えて処置を行なうが、アラーム・イベントログファイル150においては、互いに従属関係にある4つのアラームが発生および復帰したことが記録される。
そのため、アラームデータ(アラーム・イベントログファイル150)からアラーム発生分布を算出する際には、少なくとも、これらのデータの従属性を排除しておくことが好ましい。
本実施の形態においては、互いに従属関係にある一連のアラームについて、当該一連のアラームを、1番最初に発生したアラームに集約する。より具体的には、予め定められた時間(例えば、2分)の間に発生した同一箇所(計測データ/タグ)の一連のアラームのうち、1番最初のアラームのみを有効なアラームの発生とみなし、他のアラームは無効なアラームの発生であるとみなす。
一方、アラーム対応時間は、イベントドリブン型の運転がされていることを前提として、一連のアラーム発生から正常復帰するまでの時間とする。すなわち、図7に示すように、最初のアラーム(液面制御LCのHiアラーム)が発生してから最後の復帰データ(液面制御LCのLoアラームRecover)が得られるまでの時間とする。
図8は、本発明の実施の形態に従うプラントオペレーションの負荷評価方法における前処理の具体的なデータ処理を説明するための図である。以下、図8を参照して、互い従属して発生するアラームの処理方法を、具体例を参照して詳細に説明する。
図8を参照して、アラーム・イベントログファイル150は、対象とするプロセスアラームとその復帰データの他、オペレータが行った操作や、制御装置200の制御モード変更などのログを含む。アラーム・イベントログファイル150は、シーケンシャルファイルとしてハードディスク311内に格納される。アラーム・イベントログファイル150の各レコードは、アラーム発生や復帰といったアラーム・イベントの種別を示すコードと、時刻と、タグと、アラームの種類を含むメッセージ文とを含む。説明を簡単化するため、図8に示すアラーム・イベントログファイル150では、アラーム発生およびその復帰データのみを図示している。
負荷評価装置100は、アラーム・イベントログファイル150に含まれるアラーム発生およびその復帰データを、1レコードずつ読み込み、読み込まれたデータがアラーム発生またはその復帰データであれば、マスターテーブル152にその内容が順次登録される。マスターテーブル152は、アラーム毎に、その発生時刻と復帰時刻との組み合わせを格納する。より具体的には、マスターテーブル152の各レコードは、アラーム発生時刻と、復帰時刻と、タグと、アラームの種類とを含む。復帰時刻は、タグおよびアラームの種類をキーとして、マスターテーブル152の後ろから前に向けて検索し、すなわち時刻の新しいものから古い方向に向けて検索することで、対応するアラームのデータに書き込まれる。このようにして、各アラームについて発生時刻と復帰時刻とが対応したマスターテーブル152が生成される。
次に、マスターテーブル152に含まれる各アラームのうち、互いに従属関係にある一連のアラームが集約される。図8に示すマスターテーブル152を参照すると、0:00:27に液面制御LCのHiアラームが発生し、0:00:30に液面制御LCのHHアラームが発生している。両者の発生間隔は3秒で、予め定められた時間(例えば、2分)未満であるため、従属関係にあるアラームと判断し、当該アラームの発生を最初のHiアラームに集約する。同様に、0:02:29に液面制御LCのLoアラームが発生し、0:02:31に液面制御LCのLLアラームが発生している。これらの発生間隔も予め定められた時間(例えば、2分)未満であるため、当該アラームの発生を最初のLoアラームに集約する。
これに対して、0:08:16に発生した液面制御LCのHiアラームは、その前に発生している液面制御LCのアラームとの間の発生間隔が5分45秒であり、予め定められた時間(例えば、2分)を上回っているため、独立したアラームとみなす。
このような手順によって、アラーム発生間隔データ156が生成される。
図9は、本発明の実施の形態に従うプラントオペレーションの負荷評価方法における集約処理の効果を説明するための図である。より具体的には、図9には、実プラントから取得されたアラーム発生間隔の度数分布と、実プラントから取得されたアラーム発生間隔から算出された平均アラーム発生間隔に基づいて、上述の(2)式に従って描いた指数分布曲線とを示す。図9(A)には、上述の従属性を排除する処理(集約処理)を行なっていない場合の結果を示し、図9(B)には、上述の従属性を排除する処理(集約処理)を行なった場合の結果を示す。
図9は、本発明の実施の形態に従うプラントオペレーションの負荷評価方法における集約処理の効果を説明するための図である。より具体的には、図9には、実プラントから取得されたアラーム発生間隔の度数分布と、実プラントから取得されたアラーム発生間隔から算出された平均アラーム発生間隔に基づいて、上述の(2)式に従って描いた指数分布曲線とを示す。図9(A)には、上述の従属性を排除する処理(集約処理)を行なっていない場合の結果を示し、図9(B)には、上述の従属性を排除する処理(集約処理)を行なった場合の結果を示す。
図9(A)と図9(B)とを比較すると明らかなように、同一箇所(計測データ/タグ)の従属するアラームを除く処理(集約処理)を行なうことで、アラームの発生間隔をランダム事象とみなすことができ、これによってアラーム発生間隔を指数分布でより正確に近似できる。
(h2:瞬時復帰アラーム排除処理)
次に、アラーム対応時間分布をより正確に算出するために実行される、瞬時復帰アラーム排除処理について説明する。アラーム対応時間分布を算出する際には、上述したような互いに従属して発生するアラームを排除する処理に加えて、ノイズとなる瞬時復帰アラームを排除する必要がある。「瞬時復帰アラーム」とは、アラームが発生した後、短時間の間に正常状態に復帰するもので、アラームが発生してから復帰するまでの時間内にオペレータが処置を完了したとはみなせないアラームである。
次に、アラーム対応時間分布をより正確に算出するために実行される、瞬時復帰アラーム排除処理について説明する。アラーム対応時間分布を算出する際には、上述したような互いに従属して発生するアラームを排除する処理に加えて、ノイズとなる瞬時復帰アラームを排除する必要がある。「瞬時復帰アラーム」とは、アラームが発生した後、短時間の間に正常状態に復帰するもので、アラームが発生してから復帰するまでの時間内にオペレータが処置を完了したとはみなせないアラームである。
図10は、本発明の実施の形態に従うプラントオペレーションの負荷評価方法における瞬時復帰アラーム排除処理を説明するための図である。図10には、ドラムの温度制御(TC)の例を示す。ドラムの温度制御における計測値の変化率(以下「Vel」と表記する)のアラームが設定されているとする。以下、図10を参照して、変化率アラームで生じる瞬時復帰アラームの様子、およびそれを排除する方法について説明する。
外乱等のプロセスの変動によって、温度の変化率がアラームの設定値を上回った時にアラームが発生し、正常状態に戻ると当該アラームは復帰する。変化率アラームは、プロセスの変化を素早く検知する目的に使われることが多く、アラーム発生からアラーム復帰までの時間と実際にオペレータが処置を行なう時間とは一致しない場合が多い。
このような事象はアラーム対応時間分布の算出においてノイズとなるため、瞬時復帰アラームを排除することが好ましい。
なお、瞬時復帰アラームとしては、上述のような変化率アラームの他、センサーのノイズやバッチ操作の影響などで生じる、実際には操作を伴わない上限/下限アラームなども含まれ得る。
本実施の形態においては、アラーム対応時間が予め定められた時間(例えば、15秒)未満であるアラーム対応時間のレコードを排除する。再度図8を参照して、処理テーブル154の2番目のレコードである温度制御TCは、アラーム発生時刻が0:00:42であり、アラーム復帰時刻が0:00:45であるため、アラーム対応時間は3秒となる。このアラーム対応時間は、予め定められた時間(例えば、15秒)未満であるため、アラーム対応時間分布を算出する際にスキップされる。すなわち、アラーム対応時間データ158において、温度制御TCのレコードが無効化される。
図11は、本発明の実施の形態に従うプラントオペレーションの負荷評価方法における瞬時復帰アラーム排除処理の効果を説明するための図である。より具体的には、図11には、実プラントから取得されたアラーム対応時間の度数分布と、実プラントから取得されたアラーム対応時間から算出された平均アラーム対応時間に基づいて、上述の(5)式に従って描いた指数分布曲線とを示す。図11(A)には、上述の瞬時復帰アラーム排除処理を行なっていない場合の結果を示し、図11(B)には、上述の瞬時復帰アラーム排除処理を行なった場合の結果を示す。
図11(A)と図11(B)とを比較すると明らかなように、同一箇所(計測データ/タグ)の従属するアラームを除く処理(集約処理)を行なった上で、さらに瞬時復帰アラームを除く処理を行なうことで、アラーム対応時間をランダム事象とみなすことができ、これによってアラーム対応時間を指数分布でより正確に近似できる。
(h3:処理手順)
次に、上述した平均アラーム発生間隔および平均アラーム対応時間を算出するための前処理(図6に示すステップS2)に係る処理手順について説明する。
次に、上述した平均アラーム発生間隔および平均アラーム対応時間を算出するための前処理(図6に示すステップS2)に係る処理手順について説明する。
図12は、図6に示す前処理(ステップS2)のより詳細な手順を示すフローチャートである。図12を参照して、負荷評価装置100のプロセッサ102(前処理部162)は、アラーム・イベントログファイル150からマスターテーブル152を生成する(ステップS21)。続いて、プロセッサ102(集約部164)は、マスターテーブル152を集約しつつ処理テーブル154を生成する(ステップS22)。そして、プロセッサ102(瞬時復帰アラーム排除部166)は、処理テーブル154からアラーム発生間隔データ156を生成し、瞬時復帰アラームを排除しつつアラーム対応時間データ156を生成する(ステップS23)。そして、処理はリターンする。
以下、ステップS21,S22,S23のより詳細な処理手順について説明する。図13は、図12のマスターテーブル152の生成処理(ステップS21)のより詳細な手順を示すフローチャートである。図14は、図12の処理テーブル154の生成処理(ステップS22)のより詳細な手順を示すフローチャートである。図15は、図12のアラーム発生間隔データ156とアラーム対応時間データ158との生成処理(ステップS23)のより詳細な手順を示すフローチャートである。
まず、図13を参照して、マスターテーブル152の生成処理について説明する。負荷評価装置100のプロセッサ102(前処理部162)は、アラーム・イベントログファイル150から最初の1レコードを読み込む(ステップS211)。プロセッサ102(前処理部162)は、読み込んだレコードの種類を判断する(ステップS212)。すなわち、読み込んだレコードが「アラームデータ」(アラーム発生)、「復帰データ」(アラーム復帰)、「その他」のいずれであるかが判断される。
読み込んだレコードが「アラームデータ」である場合(ステップS212において「アラームデータ」)、プロセッサ102(前処理部162)は、当該レコードから、発生時刻、タグ、種別の情報を抽出して、マスターテーブル152へ書き込む(ステップS213)。そして、処理はステップS215へ進む。
これに対して、読み込んだレコードが「復帰データ」である場合(ステップS212において「復帰データ」)、プロセッサ102(前処理部162)は、当該レコードに含まれるタグおよびアラームの種類をキーとして、マスターテーブル152の後ろから前に向けて検索してマスターテーブル152の対応するアラームを特定するとともに、当該特定したアラームに対応付けて、当該レコードの復帰時刻をマスターテーブル152へ書き込む(ステップS214)。そして、処理はステップS215へ進む。
なお、読み込んだレコードが「アラームデータ」および「復帰データ」のいずれでもない場合(ステップS212において「その他」)には、何も処理されることなく、ステップS215へ進む。
ステップS215において、プロセッサ102(前処理部162)は、読み込んだレコードがアラーム・イベントログファイル150の最後のレコードであるか否かを判断する(ステップS215)。読み込んだレコードがアラーム・イベントログファイル150の最後のレコードではない場合(ステップS215においてNOの場合)には、プロセッサ102(前処理部162)は、アラーム・イベントログファイル150から次の1レコードを読み込む(ステップS216)。そして、ステップS212以下の処理が繰り返される。
一方、読み込んだレコードがアラーム・イベントログファイル150の最後のレコードである場合(ステップS215においてYESの場合)には、処理はリターンする。
以上の処理によって、アラーム・イベントログファイル150からマスターテーブル152が生成される。
次に、図14を参照して、処理テーブル154の生成処理について説明する。負荷評価装置100のプロセッサ102(集約部164)は、マスターテーブル152から最初の1レコードを読み込む(ステップS221)。プロセッサ102(集約部164)は、読み込んだレコードからタグを抽出するとともに、マスターテーブル152の当該レコードから予め定められた時間(例えば、2分)までの間で、当該抽出したタグと同一のタグを有するレコード(アラーム)を検索する(ステップS222)。そして、プロセッサ102(集約部164)は、予め定められた時間までの間に抽出したタグと同一のタグを有するレコード(アラーム)が存在するか否かを判断する(ステップS223)。
予め定められた時間までの間に抽出したタグと同一のタグを有するレコード(アラーム)が存在する場合(ステップS223においてYESの場合)には、プロセッサ102(集約部164)は、同一のタグを有する複数のレコードのうち、より復帰時刻の遅い方を処理テーブル154の対応する復帰時刻の位置へ上書きする(ステップS224)。すなわち、プロセッサ102(集約部164)は、当該レコード(アラーム)が従属アラームであると判断し、処理テーブル154の対応する復帰時刻のみを更新する。更新される復帰時刻としては、前レコードの復帰時刻と現レコードの復帰時刻とを比較して、その時刻がより後であるものが書き込まれる。
一方、予め定められた時間までの間に抽出したタグと同一のタグを有するレコード(アラーム)が存在しない場合(ステップS223においてNOの場合)には、プロセッサ102(集約部164)は、当該レコード(アラーム)に対応する新たなレコードを処理テーブル154に追加する(ステップS225)。すなわち、プロセッサ102(集約部164)は、同一のタグを有するアラームが存在しなければ、独立な新たなアラームと判断し、その内容を処理テーブル154へ書き込む。
ステップS224またはS225の実行後、プロセッサ102(集約部164)は、対象レコードについて、アラーム発生間隔およびアラーム対応時間を算出し、それぞれの値を処理テーブル154へ書き込む(ステップS226)。すなわち、前アラームの発生時刻との差であるアラーム発生間隔、復帰時刻と発生時刻との差であるアラーム対応時間が書き込まれる。
続いて、プロセッサ102(集約部164)は、読み込んだレコードがマスターテーブル152の最後のレコードであるか否かを判断する(ステップS227)。読み込んだレコードがマスターテーブル152の最後のレコードではない場合(ステップS227においてNOの場合)には、プロセッサ102(前処理部162)は、マスターテーブル152から次の1レコードを読み込む(ステップS228)。そして、ステップS222以下の処理が繰り返される。
一方、読み込んだレコードがマスターテーブル152の最後のレコードである場合(ステップS227においてYESの場合)には、処理はリターンする。
以上の処理によって、マスターテーブル152から処理テーブル154が生成される。
最後に、図15を参照して、アラーム発生間隔データ156およびアラーム対応時間データ158の生成処理について説明する。基本的には、処理テーブル154から、タグおよびアラーム発生間隔のデータを抜き出すことで、アラーム発生間隔データを生成することができる。一方、アラーム対応時間データ158を算出する際には、アラーム対応時間が予め定められた時間(例えば、15秒)未満であるアラーム対応時間のレコードを排除する。
最後に、図15を参照して、アラーム発生間隔データ156およびアラーム対応時間データ158の生成処理について説明する。基本的には、処理テーブル154から、タグおよびアラーム発生間隔のデータを抜き出すことで、アラーム発生間隔データを生成することができる。一方、アラーム対応時間データ158を算出する際には、アラーム対応時間が予め定められた時間(例えば、15秒)未満であるアラーム対応時間のレコードを排除する。
負荷評価装置100のプロセッサ102(前処理部162)は、処理テーブル154から最初の1レコードを読み込む(ステップS231)。プロセッサ102(前処理部162)は、読み込んだレコードからアラーム発生間隔とタグを抽出してアラーム発生間隔データ156として出力する(ステップS232)。
続いて、プロセッサ102(前処理部162)は、処理テーブル154において読み込んだレコードのアラーム対応時間が予め定められた時間(例えば、15秒)未満であるか否かを判断する(ステップS233)。
アラーム対応時間が予め定められた時間未満ではない場合(ステップS233においてNOの場合)には、プロセッサ102(前処理部162)は、アラーム対応時間とタグを抽出してアラーム対応時間データ158として出力する(ステップS234)。
これに対して、アラーム対応時間が予め定められた時間未満である場合(ステップS233においてYESの場合)には、ステップS234の処理がスキップされる。
続いて、プロセッサ102(前処理部162)は、読み込んだレコードが処理テーブル154の最後のレコードであるか否かを判断する(ステップS235)。読み込んだレコードが処理テーブル154の最後のレコードではない場合(ステップS235においてNOの場合)には、プロセッサ102(前処理部162)は、処理テーブル154から次の1レコードを読み込む(ステップS236)。そして、ステップS232以下の処理が繰り返される。
一方、読み込んだレコードが処理テーブル154の最後のレコードである場合(ステップS235においてYESの場合)には、処理はリターンする。
以上の処理によって、処理テーブル154からアラーム発生間隔データ156およびアラーム対応時間データ158が生成される。
<I.算出処理>
次に、図6のステップS4に示す、平均アラーム発生間隔および平均アラーム対応時間の算出処理の詳細について説明する。
次に、図6のステップS4に示す、平均アラーム発生間隔および平均アラーム対応時間の算出処理の詳細について説明する。
(i1:アラーム発生間隔および平均アラーム発生間隔)
次に、アラーム発生間隔および平均アラーム発生間隔の算出処理について説明する。上述の図8および図15などを参照して説明したように、図8に示すような処理テーブル154からアラーム発生間隔データ156が生成される。このアラーム発生間隔データ156は、各アラームについて、直前のアラームが発生したタイミングからの経過時間を格納する。すなわち、負荷評価装置100は、履歴データ(アラーム・イベントログファイル150)に含まれるアラームについて、各アラームの発生から後続のアラームの発生までの発生間隔(アラーム発生間隔)をそれぞれ算出する。そして、負荷評価装置100は、典型的には、それぞれのアラーム発生間隔から以下のいずれかの方法を使って平均アラーム発生間隔を算出する。
次に、アラーム発生間隔および平均アラーム発生間隔の算出処理について説明する。上述の図8および図15などを参照して説明したように、図8に示すような処理テーブル154からアラーム発生間隔データ156が生成される。このアラーム発生間隔データ156は、各アラームについて、直前のアラームが発生したタイミングからの経過時間を格納する。すなわち、負荷評価装置100は、履歴データ(アラーム・イベントログファイル150)に含まれるアラームについて、各アラームの発生から後続のアラームの発生までの発生間隔(アラーム発生間隔)をそれぞれ算出する。そして、負荷評価装置100は、典型的には、それぞれのアラーム発生間隔から以下のいずれかの方法を使って平均アラーム発生間隔を算出する。
(1)アラーム発生間隔の算術平均
それぞれのアラーム発生間隔をxi(但し、i=1,・・・,Na(Naは従属アラーム集約処理後のアラーム総数))とすると、アラーム発生間隔の算術平均は、次の(10)式に従って算出できる。
それぞれのアラーム発生間隔をxi(但し、i=1,・・・,Na(Naは従属アラーム集約処理後のアラーム総数))とすると、アラーム発生間隔の算術平均は、次の(10)式に従って算出できる。
なお、上述の図9に示すアラーム発生間隔分布については、算術平均を使って算出している。
この算術平均によって算出された平均アラーム発生間隔は、単位時間あたりに発生したアラーム総数の逆数に相当する。そのため、例えば1日あたりに発生したアラームの総数をカウントし、1日を当該総数で割った時間の値を平均アラーム発生間隔としてもよい。
(2)アラーム発生間隔の対数平均
アラーム発生間隔分布が指数分布から多少ずれると、アラーム発生間隔に偏りを生じる。この場合には、上述のような単純な算術平均による方法では、アラーム発生間隔が大きいデータの影響を受け易くなる。このような場合は、アラーム発生間隔の対数平均を使って、平均アラーム発生間隔を算出してもよい。具体的には、次の(11)式に示すように、データの対数を取って平均値を求めた上で、指数関数を使って元に戻すことで、平均アラーム発生間隔を算出できる。
アラーム発生間隔分布が指数分布から多少ずれると、アラーム発生間隔に偏りを生じる。この場合には、上述のような単純な算術平均による方法では、アラーム発生間隔が大きいデータの影響を受け易くなる。このような場合は、アラーム発生間隔の対数平均を使って、平均アラーム発生間隔を算出してもよい。具体的には、次の(11)式に示すように、データの対数を取って平均値を求めた上で、指数関数を使って元に戻すことで、平均アラーム発生間隔を算出できる。
(3)アラーム発生間隔の中央値
上述の(2)対数平均を使った場合と同様の効果を期待できる方法として、アラーム発生間隔の中央値を平均アラーム発生間隔として採用してもよい。中央値を求める関数をmedianとすると、平均アラーム発生間隔は、次の(12)式に従って算出できる。
上述の(2)対数平均を使った場合と同様の効果を期待できる方法として、アラーム発生間隔の中央値を平均アラーム発生間隔として採用してもよい。中央値を求める関数をmedianとすると、平均アラーム発生間隔は、次の(12)式に従って算出できる。
このように(3)中央値を使って平均アラーム発生間隔を算出することで、平均アラーム発生間隔に係る処理量を低減できる。
以上のように、負荷評価装置100は、算出したそれぞれのアラーム発生間隔について、算術平均、対数平均、中央値のうちいずれかの方法によって、平均アラーム発生間隔を算出する。
(i2:アラーム対応時間および平均アラーム対応時間)
上述の平均アラーム発生間隔の算出処理と同様に、平均アラーム対応時間についても、以下のいずれかの方法を使って算出する。
上述の平均アラーム発生間隔の算出処理と同様に、平均アラーム対応時間についても、以下のいずれかの方法を使って算出する。
まず、負荷評価装置100は、履歴データ(アラーム・イベントログファイル150)に含まれるアラームについて、各アラームの発生から復帰までの対応時間(アラーム対応時間)をそれぞれ算出する。より具体的には、図8および図15などを参照して説明したように、図8に示すような処理テーブル154からアラーム対応時間データ158が生成される。このアラーム対応時間データ158は、各アラームについて、発生から復帰までに要した時間を格納する。
(1)アラーム対応時間の区間算術平均
それぞれのアラーム対応時間をti(但し、i=1,・・・,Nb(Nbは従属アラーム集約処理後かつ瞬時復帰アラーム処理後のアラーム総数))とし、区間時間(ここでは、アラーム対応時間が0から25分未満であるもの)のデータの集合をt’j(但し、j=1,・・・,Nb’(Nb’は従属アラーム集約処理後かつ瞬時復帰アラーム排除処理後のアラームのうち、25分未満であるアラーム個数))とすると、アラーム対応時間の区間算術平均は、次の(13)式に従って算出できる。
それぞれのアラーム対応時間をti(但し、i=1,・・・,Nb(Nbは従属アラーム集約処理後かつ瞬時復帰アラーム処理後のアラーム総数))とし、区間時間(ここでは、アラーム対応時間が0から25分未満であるもの)のデータの集合をt’j(但し、j=1,・・・,Nb’(Nb’は従属アラーム集約処理後かつ瞬時復帰アラーム排除処理後のアラームのうち、25分未満であるアラーム個数))とすると、アラーム対応時間の区間算術平均は、次の(13)式に従って算出できる。
なお、上述の図11に示すアラーム対応時間分布については、区間算術平均を使って算出している。
(2)アラーム対応時間の対数平均
上述のアラーム発生間隔分布についての説明と同様に、アラーム対応時間分布が指数分布から多少ずれると、アラーム対応時間に偏りを生じる。この場合には、上述のような単純な区間算術平均では、アラーム対応時間が大きいデータの影響を受け易くなる。このような場合は、アラーム対応時間の対数平均を使って、平均アラーム対応時間を算出してもよい。具体的には、次の(14)式のように、データの対数を取って平均値を求め、指数関数を使って元に戻すことで、平均アラーム対応時間を算出できる。この方法によれば、上述の(1)区間算術平均を使った場合のように区間幅を考慮する必要がない。
上述のアラーム発生間隔分布についての説明と同様に、アラーム対応時間分布が指数分布から多少ずれると、アラーム対応時間に偏りを生じる。この場合には、上述のような単純な区間算術平均では、アラーム対応時間が大きいデータの影響を受け易くなる。このような場合は、アラーム対応時間の対数平均を使って、平均アラーム対応時間を算出してもよい。具体的には、次の(14)式のように、データの対数を取って平均値を求め、指数関数を使って元に戻すことで、平均アラーム対応時間を算出できる。この方法によれば、上述の(1)区間算術平均を使った場合のように区間幅を考慮する必要がない。
(3)アラーム対応時間の中央値
上述の(2)対数平均を使った場合と同様の効果を期待できる方法として、アラーム対応時間の中央値を平均アラーム対応時間として採用してもよい。中央値を求める関数をmedianとすると、平均アラーム対応時間は、次の(15)式に従って算出できる。
上述の(2)対数平均を使った場合と同様の効果を期待できる方法として、アラーム対応時間の中央値を平均アラーム対応時間として採用してもよい。中央値を求める関数をmedianとすると、平均アラーム対応時間は、次の(15)式に従って算出できる。
このように(3)中央値を使って平均アラーム対応時間を算出することで、平均アラーム対応時間に係る処理量を低減できる。
以上のように、負荷評価装置100は、算出したそれぞれのアラーム対応時間について、区間算術平均、対数平均、中央値のうちいずれかの方法によって、平均アラーム対応時間を算出する。
(i3:算出例)
上述のようなそれぞれの方法を使って算出した平均アラーム発生間隔および平均アラーム対応時間の一例を示す。
上述のようなそれぞれの方法を使って算出した平均アラーム発生間隔および平均アラーム対応時間の一例を示す。
図16は、本発明の実施の形態に従うプラントオペレーションの負荷評価方法における平均アラーム発生間隔および平均アラーム対応時間の算出例を示す図である。図16(A)には、算術平均、対数平均、中央値をそれぞれ用いて算出した平均アラーム発生間隔の例を示し、図16(B)には、区間算術平均、対数平均、中央値をそれぞれ用いて算出した平均アラーム対応時間の例を示す。
(i4:補正処理)
上述のいずれかの方法によって平均アラーム発生間隔および平均アラーム対応時間を算出した場合に、その算出された指数分布曲線がプラントデータから取得された頻度分布に対してずれているようなときには、補正パラメータα,βを用いて、次の(16)式および(17)式に従って、その指数分布曲線を補正できるようにしてもよい。
上述のいずれかの方法によって平均アラーム発生間隔および平均アラーム対応時間を算出した場合に、その算出された指数分布曲線がプラントデータから取得された頻度分布に対してずれているようなときには、補正パラメータα,βを用いて、次の(16)式および(17)式に従って、その指数分布曲線を補正できるようにしてもよい。
ここで、λ’は、上述した平均アラーム発生間隔のいずれかの算出方法で算出した平均アラーム発生間隔を示し、(μ−λ)’は、上述した平均アラーム対応時間のいずれかの算出方法で算出した平均アラーム対応時間を示すものとする。補正パラメータα,βは、頻度分布に適合するように設定するための調整パラメータを示す。平均アラーム発生間隔および平均アラーム対応時間の各々が対応する頻度分布と一致している場合には、それぞれ1に設定されるが、一致していない場合には、補正に適した値に設定される。一例として、補正パラメータαについては、0.5<α<2.0の範囲で設定され、補正パラメータβについては、0.5<α<2.0の範囲で設定される。
<J.評価処理>
次に、図6のステップS5およびS6に示す評価処理の詳細について説明する。
次に、図6のステップS5およびS6に示す評価処理の詳細について説明する。
上述したような手順に従って、各アラームの発生および復帰に係るデータから、平均アラーム発生間隔(1/λ)および平均アラーム対応時間(1/(μ−λ))が算出される。これらの平均値から平均処置時間(1/μ)を算出できる。さらに、上述の(6)式および(9)式に従って、対象とするプラントのオペレーション負荷率ρ、およびオペレーション負荷指標ξが算出される。
実プラントから得られたプラントデータのアラームおよびその復帰データを用いて、本実施の形態に従う負荷評価方法を適用した例を以下に示す。
図17は、本発明の実施の形態に従うプラントオペレーションの負荷評価方法を用いて算出されたアラーム発生間隔分布の一例を示す図である。図18は、本発明の実施の形態に従うプラントオペレーションの負荷評価方法を用いて算出されたアラーム対応時間分布の一例を示す図である。
また、図17および図18において評価の対象とした4つのプラント(PlantA、PlantB、PlantC、PlantD)について、平均アラーム発生間隔、平均アラーム対応時間、待ち時間を除く平均処置時間、各プラントのオペレーション負荷率、および、オペレーション負荷指標をそれぞれ算出結果を次に示す。
いずれのプラントも現実には1人のオペレータで運転されており、オペレーション負荷率およびオペレーション負荷指標が相対的に低い値を示しているところなどから、上述の結果から妥当な評価ができているといえる。
<K.応用例>
上述したように、本実施の形態に従うプラントオペレーションの負荷評価方法によれば、各プラントにおけるプラントオペレーションの負荷を定量評価することができる。さらに、このような定量評価の結果を用いて、プラントオペレーションの統合可否などを評価することもできる。例えば、複数のプラントの各々に専属のオペレータを配置して運転しているような状況において、いずれか一方のオペレータのみで複数のプラントを運転できるか否かといった評価についても行なうことができる。
上述したように、本実施の形態に従うプラントオペレーションの負荷評価方法によれば、各プラントにおけるプラントオペレーションの負荷を定量評価することができる。さらに、このような定量評価の結果を用いて、プラントオペレーションの統合可否などを評価することもできる。例えば、複数のプラントの各々に専属のオペレータを配置して運転しているような状況において、いずれか一方のオペレータのみで複数のプラントを運転できるか否かといった評価についても行なうことができる。
以下では、本実施の形態に係る応用例として、上述のPlantAとPlantBとを統合した場合、およびPlantCとPlantDとを統合した場合におけるプラントオペレーションの負荷をそれぞれ予想する処理について説明する。
上述の各プラントについての結果を利用して、PlantAおよびPlantBを1人のオペレータで運転した場合、およびPlantCおよびPlantDを1人のオペレータで運転した場合の予測結果を次に示す。
PlantAとPlantBとを統合した場合に生じる平均アラーム発生間隔は、PlantAおよびPlantBのそれぞれの平均アラーム発生間隔(1/λ)から、上述の表のように、205.7秒と算出できる。同様に、PlantCとPlantDとを統合した場合に生じる平均アラーム発生間隔は、367.3秒と算出できる。
一方、平均処置時間(1/μ)は、表1から概ね180秒(3分)から240秒(4分)の間と見積もることができるので、ここでは一例として180秒とする。これによって、平均アラーム対応時間(1/(μ−λ))を算出することができ、具体的には、1440.0秒および352.9秒とそれぞれ算出される。
さらに、これらの数値に基づいて、オペレーション負荷率(ρ)、オペレーション負荷指標(ξ)、および平均スタンディングアラーム数(M)をそれぞれ算出することができる。具体的には、PlantAとPlantBとを統合した場合には、オペレーション負荷指標が0.963となり、オペレーション限界に接近する。これに対して、PlantCとPlantDとを統合した場合には、オペレーション負荷指標が0.539となり、オペレーション限界に対してはまだ余裕がある。この例では、PlantCとPlantDとを統合しても、PlantBよりもプラントオペレーションの負荷は低い。
なお、比較として、平均処置時間(1/μ)を一律240秒として見積もると、PlantAとPlantBとを統合した場合は、オペレーション限界を超えてしまい、1人のオペレータでは対応することができない。したがって、プラント制御監視システムのオペレーション統合による効果は得られないという結果が得られる。
<L.本実施の形態による利点>
本実施の形態によれば、プラント制御監視システムからプラントデータを取得し、待ち行列理論を応用して、そのプラントデータに含まれる各アラームの発生時刻および復帰時刻からプラントオペレーションの負荷を定量評価できる。このような定量評価されたプラントオペレーションの負荷を利用することで、プラントの運転に必要なオペレータ数の最適化を行なうことができる。さらに、複数のプラントを共通のオペレータが運転を行なうように統合した場合におけるプラントオペレーションの負荷を推定することができる。
本実施の形態によれば、プラント制御監視システムからプラントデータを取得し、待ち行列理論を応用して、そのプラントデータに含まれる各アラームの発生時刻および復帰時刻からプラントオペレーションの負荷を定量評価できる。このような定量評価されたプラントオペレーションの負荷を利用することで、プラントの運転に必要なオペレータ数の最適化を行なうことができる。さらに、複数のプラントを共通のオペレータが運転を行なうように統合した場合におけるプラントオペレーションの負荷を推定することができる。
このようなプラントオペレーション負荷の定量評価方法を導入することで、プラントの運転に係る人員配置を設計することができる。
10 ドラム、12,18 センサー、14 ポンプ、16 流量制御バルブ、100 負荷評価装置、102,202,302 プロセッサ、104,204,304 主メモリ、106,306 ディスプレイ、108 入力デバイス、110,311 ハードディスク、112 オペレーションシステム、114 負荷評価プログラム、116 ネットワークインターフェイス、118 データリーダ、120 カードデバイス、122,224,314 内部バス、150 アラーム・イベントログファイル、152 マスターテーブル、154 処理テーブル、156 アラーム発生間隔データ、158 アラーム対応時間データ、160 取得部、162 前処理部、164 集約部、166 瞬時復帰アラーム排除部、168 アラーム発生間隔分布算出部、170 アラーム対応時間分布算出部、172 処置時間分布算出部、174 負荷指標算出部、200 制御装置、206 プロセス入力部、208 プロセス出力部、210 不揮発性メモリ、212 プラント制御プログラム、214 アラーム設定値、216 ログデータ、220 フィールドバスインターフェイス、222,312 ローカルネットワークインターフェイス、300 表示操作装置、308 入力部、310 音声出力部、SYS プラント制御監視システム。
Claims (8)
- プラントからの計測データが入力されるとともに前記プラントに対して制御指令を与えるプラント制御監視システムから、前記プラント制御監視システムにおけるアラームに関する履歴を示す履歴データを取得する取得手段と、
前記履歴データに含まれるアラームの発生時刻および復帰時刻に基づいて、前記プラントにおけるアラーム発生間隔分布およびアラーム対応時間分布を算出する算出手段と、
前記アラーム発生間隔分布および前記アラーム対応時間分布からアラームに対する処置時間分布を求め、前記アラーム発生間隔分布および前記処置時間分布からプラントオペレーションの負荷を算出する評価手段とを備える、プラントオペレーションの負荷評価装置。 - 前記評価手段は、前記アラーム発生間隔分布のパラメータである平均アラーム発生間隔と前記処置時間分布のパラメータである平均処置時間とに基づいて、前記プラントにおけるオペレータによるオペレーションの負荷を示す値を算出する、請求項1に記載のプラントオペレーションの負荷評価装置。
- 前記アラーム発生間隔分布の算出手段は、前記履歴データに含まれるアラームのうち、従属関係にある複数のアラームを集約する集約手段を含む、請求項1または2に記載のプラントオペレーションの負荷評価装置。
- 前記集約手段は、予め定められた期間内に発生した複数のアラームのうち、同一の計測データに起因して発生したアラーム同士を1つに集約する、請求項3に記載のプラントオペレーションの負荷評価装置。
- 前記アラーム発生間隔分布の算出手段は、
前記履歴データに含まれるアラームについて、各アラームの発生から後続のアラームの発生までの発生間隔をそれぞれ算出する手段と、
算出したそれぞれの発生間隔について、算術平均、対数平均、中央値のうちいずれかの方法によって、前記アラーム発生間隔分布のパラメータである平均アラーム発生間隔を算出する手段とを含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載のプラントオペレーションの負荷評価装置。 - 前記アラーム対応時間分布の算出手段は、前記履歴データに含まれるアラームのうち、発生してから復帰するまでの期間が予め定められた時間内であるものを前記アラーム発生対応時間分布の算出対象から除外する手段を含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載のプラントオペレーションの負荷評価装置。
- 前記アラーム対応時間分布の算出手段は、
前記履歴データに含まれるアラームについて、各アラームの発生から復帰までの時間をアラーム対応時間としてそれぞれ算出する手段と、
算出したそれぞれの対応時間について、区間算術平均、対数平均、中央値のうちいずれかの方法によって、前記アラーム対応時間分布のパラメータである平均アラーム対応時間を算出する手段とを含む、請求項1〜6のいずれか1項に記載のプラントオペレーションの負荷評価装置。 - プラントオペレーションの負荷評価プログラムであって、コンピュータに、
プラントからの計測データが入力されるとともに前記プラントに対して制御指令を与えるプラント制御監視システムから、前記プラント制御監視システムにおけるアラームに関する履歴を示す履歴データを取得するステップと、
前記履歴データに含まれるアラームの発生時刻および復帰時刻に基づいて、前記プラントにおけるアラーム発生間隔分布およびアラーム対応時間分布を算出するステップと、
前記アラーム発生間隔分布および前記アラーム対応時間分布からアラームに対する処置時間分布を求め、前記アラーム発生間隔分布および前記処置時間分布からプラントオペレーションの負荷を算出するステップとを実行させる、プラントオペレーションの負荷評価プログラム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2012046619A JP2013182471A (ja) | 2012-03-02 | 2012-03-02 | プラントオペレーションの負荷評価装置 |
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Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016130954A (ja) * | 2015-01-14 | 2016-07-21 | 株式会社神戸製鋼所 | 操業オペレータの作業負荷を評価するシステム |
| JP2018010388A (ja) * | 2016-07-12 | 2018-01-18 | 三菱電機株式会社 | 広域監視制御システム |
| WO2021233864A1 (fr) * | 2020-05-19 | 2021-11-25 | Thales | Procédé et système d'ordonnancement automatique d'alarmes |
-
2012
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Cited By (4)
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|---|---|---|---|---|
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| WO2021233864A1 (fr) * | 2020-05-19 | 2021-11-25 | Thales | Procédé et système d'ordonnancement automatique d'alarmes |
| FR3110794A1 (fr) * | 2020-05-19 | 2021-11-26 | Thales | Procédé et système d'ordonnancement automatique d'alarmes |
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