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JP2013181610A - 軽軟材用テーパーねじ - Google Patents

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JP2013181610A
JP2013181610A JP2012046268A JP2012046268A JP2013181610A JP 2013181610 A JP2013181610 A JP 2013181610A JP 2012046268 A JP2012046268 A JP 2012046268A JP 2012046268 A JP2012046268 A JP 2012046268A JP 2013181610 A JP2013181610 A JP 2013181610A
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taper
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head
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JP2012046268A
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Yutaka Iimura
豊 飯村
Hei-Soo Baek
ヘス ペク
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Miyazaki Prefecture
Tatsumi Corp
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HIGASHI NIPPON POWER FASTENING KK
Miyazaki Prefecture
Tatsumi Corp
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Abstract

【課題】スギ材やポプラ材等に代表される軽軟材に使用する木ねじにおいて、軽軟材の特性を逆手に利用し、比重差により低下する接合性を向上させる軽軟材用テーパーねじを提供する。
【解決手段】締付用回転工具との係合部となる頭部1と、頭部1の端面から延びる外面の全部(全ねじ)又は一部(半ねじ)に螺旋状のねじ山が設けられた軸部2とで形成し、軸部2の少なくとも一部を頭部1側から先端部4a側に向かって斬次縮径するテーパー形状に形成する。該テーパー形状は胴部(但し、首下丸み部3aと胴部からねじ部に移行する境界部3bを除く)3cの外郭又はねじ部(但し、先端部4aを除く)4bの山の頂5aと谷底5bのいずれかに接する仮想線が先端部4a側に向かって斬次細くなる形状とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、木材又は木質材料に使用される木ねじに関し、特にスギ材やポプラ材等に代表される比較的比重の低い軽軟材の接合に有効なねじに関する。
従来使われている木ねじとしては、日本工業規格による狭義の木ねじのみならず、コーチねじ、コーススレッド、接合金物取付用ねじ等を挙げることができ、並びに木ねじに代用されるタッピンねじ等を挙げることができる(図1)。これらのねじは、締付用回転工具との係合部となる頭部1と全部(全ねじ)又は一部(半ねじ)の外面に螺旋状のねじ山が形成された軸部2とからなり、一般的に軸部2が円柱形状をした平行ねじである。即ち、軸部2のねじ切り加工されたねじ部4の山径Dcと谷径dr及び軸部2のねじ切り加工されていない胴部3の径Duはそれぞれ長さ方向に一定である(図2)。一方、日本工業規格による狭義の木ねじはねじ部4に適当なテーパーを付けるように規定されているが(非特許文献1参照)、先端部を除くねじ部4bはほぼ同径に形成され(非特許文献2参照)、先端部4aのみが漸次縮径する尖鋭な鋭角の円錐形状をなしていることから、前記同様、平行ねじの範囲に属するとされている。
この種のねじに関する先行特許としては、例えば、軽質の木材と硬質の木材を固定する際、ねじ込み時に必要なトルクを軽減してねじ込み作業性の向上を図るとともに、引き抜き強度を向上させるねじ釘(特許文献1参照)。頭部とこの頭部に連続する首部を有し、この首部に連続する胴部に螺旋状にねじ部が形成されたねじであって、ねじ部の山部は同じ外径に形成され、谷部は先端に近づくにつれて縮径するように形成され、頭部の駆動穴にドライバビットの係合部を係合して回転させたときに、ねじの頭部の根元の部分でのねじり破断を防止できるタッピングねじ(特許文献2参照)。屋根の強度メンバーである垂木を横架材に木ネジによって簡易に固定できると共に、垂木と横架材との締結保持力が従来の固定金具と同等の効果が得られるようにされた垂木固定用木ネジ(特許文献3参照)等が提案されている。
特開2002−89525号公報 実用新案登録第3112359号公報 特開2007−327540号公報
日本工業規格(日本規格協会発行)JIS B 1112(十字穴付き木ねじ:1995年2月1日改正)及びJIS B 1135(すりわり付き木ねじ:1995年2月1日改正) 木質構造設計規準・同解説(日本建築学会発行:2006年12月1日改正)P.279−285「602.6 木ねじ接合」
木ねじは、釘と比較して引き抜き抵抗が大きく、ボルトと比較して初期ガタが小さい接合具であり、近年、電動ドライバーの発達により施工性・解体性が向上したことから、造作用途のみならず構造用途においても使用が増加している。特に、木質構造の主要構造部材における木ねじの使用増加に伴い、高い接合性が必要となっている。
以下、ねじの種類を定義する。
管用テーパーねじ:管、管用部品、流体機器などの接続においてねじ部の耐密性を主目的とするねじ。管用テーパーねじの種類には管用テーパーおねじ、管用テーパーめねじ及び管用平行めねじの3つがあり、管用テーパーおねじと管用テーパーめねじ、または管用テーパーおねじと管用平行めねじの組み合わせにより成り立つ。念のため、管用テーパーねじはテーパー形状を適用する目的及びおねじと共にめねじを必ず必要とする構造が本発明と異なることを先に明示しておく。
ねじ:ねじ山をもった品物の総称。本発明では、ボルトと対照する意味で、ナットを組まないで用いるおねじをもった品物の総称。
木ねじ:木材又は木質材料におねじだけで止めるねじの総称。
狭義の木ねじ:建具や家具の組立・取り付け等に使われてきた比較的小さいねじで、JIS B 1112(十字穴付き木ねじ)及びJIS B 1135(すりわり付き木ねじ)による。頭部側にねじが切られていない胴部を有し、ねじが切られたねじ部は全長の約2/3を占める。先端部は木材にねじ込むのに適した尖った形状をしていると同時にその最先端までねじ山が形成されている。
コーチねじ:一般の木ねじより、比較的大きいねじ。建築・土木・造船現場等で、一般の木ねじでは耐力が足りない場合に使われる。
コーススレッド:建築内外装工事において、ボード類の木下地への取り付け等に使用が急増しているねじで、ねじ山のピッチが粗く形成されたことを特徴とする。木材の切り屑がねじ山に詰まらず排出されるため、一般の木ねじより下穴をあける手間を解消できる。
接合金物取付用ねじ:木造の継手・仕口部で接合部の補強や材の脱落防止のために用いられる金物を取り付けるのに使用されるねじ。各建築金物メーカーが独自に開発・製造・販売している。
タッピンねじ:薄い鋼板や樹脂等にめねじを切ることなく、ねじ自身でねじ立てができるねじの総称。
しかしながら、従来の木ねじは比較的比重の高い木材を対象としているため、いわゆる軽軟材と称されるスギ材やポプラ材等の比較的比重の低い木材に使用すると、比重差により引き抜き性能やせん断性能が低下することが判明されている。本発明は、軽軟材の特性を逆手に利用して、その接合性を向上することができる軽軟材用テーパーねじを提供することを目的とする。
軽軟材の一例である早生樹オビスギ(宮崎産スギ材)の特性は以下のように示せる。
(1)年輪幅が広い(早材の割合が多い)
(2)軽い(比重が低い)
(3)軟らかい(割れ難い、潰れ易い)
(4)粘り強い(塑性率が大きい)
上記目的を達成するために、本発明者らは、軽軟材に適したねじ形状を考案した。本発明のテーパーねじは、締付用回転工具との係合部となる頭部と、頭部の端面から延びる外面の全部(全ねじ)又は一部(半ねじ)に螺旋状のねじ山が設けられた軸部とからなり、前記軸部の先端部が被削材への食い付きが良好な形状に形成されると共に、軸部の少なくとも一部が頭部側から先端部側に向かって斬次縮径するテーパー形状に形成されることを第1の特徴とし、軸部の少なくとも一部がテーパー比の異なる円錐台を積層した形状に形成されることを第2の特徴とする。また、軸部の少なくとも一部が異径円柱を積層した段差のある形状に形成されることを第3の特徴とした。
テーパー形状は軽軟材の特性を逆手に利用する工夫である。軽軟材の割れ難さを活かして下穴や先導孔を最小化または無くし、細くなったねじ先端部を軽軟材に押し込んで回転操作を行うと、ねじが食い付いた後、先端部側の小径部から頭部側の大径部まで順にねじ込まれていくと共に、より効果的に軽軟材を潰すことができる。これにより、ねじと接触する部分における締め付け力を高める圧密効果を狙った。結果的に軽軟材の変形能力(粘り)を耐力に転換させ、接合性の向上を図ることができる。
本発明によれば、下記の利点がある。
(1)軽軟材におけるねじの接合性(引き抜き性能やせん断性能)を向上させることができる。
(2)下穴や先導孔の穿設工程を省き、施工性向上を図ることができる。
木ねじの従来例を示す。狭義の木ねじ例の(a−1)平面図と(a−2)側面図、コーチねじ例の(b−1)平面図と(b−2)側面図、コーススレッド例の(c−1)平面図と(c−2)側面図、接合金物取付用ねじ例の(d−1)平面図と(d−2)側面図、タッピンねじ例の(e−1)平面図と(e−2)側面図である。 接合金物取付用ねじ(従来例)の詳細と形状因子を示す。(a)は平面図、(b)は側面図である。 テーパーねじの実施形態を表す例を示す。(a)〜(d)は胴部形状例の側面図、(1)〜(6)はねじ部形状例の側面図である。 テーパーねじ(実施例)の詳細と形状因子を示す。(a)は平面図、(b)は側面図である。 同一径ねじ(対照群)の詳細と形状因子を示す。(a)は平面図、(b)は側面図である。 接合金物取付用ねじの宮崎産スギ材における引き抜き試験結果を示すグラフである。(a)では試験体A60(0)とA60(15)を比較する。(b)では試験体B75(0)とB75(15)とB75(30)を比較する。(c)では試験体A60(0)とC60(0)を比較する。参考までに、比較的比重の高いスプルース材における引き抜き試験結果を(d)に示す。 テーパーねじと同一径ねじの宮崎産スギ材における引き抜き試験結果を示すグラフである。
以下、図2乃至図5を参照しながら、ねじの形状因子を定義する。
頭部1:ねじの頭の部分。
凹み1a:回転工具と係合してねじを締め付けるために設けた穴(又は溝)。
軸部2:ねじの頭部1を除いた部分。
胴部3:頭部1とねじ部4との間にある、ねじ切り加工されていない部分。首下丸み部3aと胴部からねじ部に移行する境界部3bは胴部3に含める。全ねじの場合は胴部がないため、首下丸み部3aをねじ部4に含める。
首下丸み部3a:頭部1から軸部2へ移行する部分に付けたすみ肉の部分。
ねじ部4:ねじ切り加工され、螺旋状のねじ山を有する部分。先端部4aはねじ部4に含める。
先端部4a:ねじ部4の先・端。ねじ込み時、最初に被削材へ食い付く部分。とがり先や切り刃先等様々な形状がある。
山の頂5a:ねじ山の両側のフランクを連結する面。
谷底5b:ねじ溝の両側のフランクを連結する面。
フランク5c:山の頂5aと谷底5bとを連結する面。
ねじの軸線L:胴部3の外郭又はねじ部4の山の頂5aと谷底5bのいずれかに接する仮想立体の中心を通る直線。
胴部径Du:胴部(但し、首下丸み部3aと胴部からねじ部に移行する境界部3bを除く)3cの外郭に接する仮想立体の直径。
山径Dc:ねじ部(但し、先端部4aを除く)4bの山の頂5aに接する仮想立体の直径。
谷径dr:ねじ部(但し、先端部4aを除く)4bの谷底5bに接する仮想立体の直径。
ねじ山の角度α:ねじの軸線Lを含む断面において測った隣り合う二つのフランク5cがなす角度。
ピッチP:ねじの軸線Lを含む断面において、互いに隣り合うねじ山の相対応する2点を軸線Lに平行に測った距離。
ねじ先端の角度β:先端部円錐の軸断面における二つの母線のなす角度。
胴部第1端径Du1:胴部(但し、首下丸み部3aと胴部からねじ部に移行する境界部3bを除く)3cの外郭に接する仮想立体の頭部側端の軸直角断面(第1端面)における直径。
胴部第2端径Du2:胴部(但し、首下丸み部3aと胴部からねじ部に移行する境界部3bを除く)3cの外郭に接する仮想立体の先端部側端の軸直角断面(第2端面)における直径。
ねじ山第1端径Dc1:ねじ部(但し、先端部4aを除く)4bの山の頂5aに接する仮想立体の頭部側端の軸直角断面(第1端面)における直径。
ねじ山第2端径Dc2:ねじ部(但し、先端部4aを除く)4bの山の頂5aに接する仮想立体の先端部側端の軸直角断面(第2端面)における直径。
ねじ谷第1端径dr1:ねじ部(但し、先端部4aを除く)4bの谷底5bに接する仮想立体の頭部側端の軸直角断面(第1端面)における直径。
ねじ谷第2端径dr2:ねじ部(但し、先端部4aを除く)4bの谷底5bに接する仮想立体の先端部側端の軸直角断面(第2端面)における直径。
テーパー比C:円錐又は円錐台において、二つの軸直角断面の直径差とその両断面の間隔との比。
以下、図2乃至図5を参照しながら、本発明の実施形態について詳細に説明する。
本発明に係るテーパーねじとは、胴部(但し、首下丸み部3aと胴部からねじ部に移行する境界部3bを除く)3c又はねじ部(但し、先端部4aを除く)4bあるいは両方の少なくとも一部がテーパー形状をしたおねじを指す。ここで、本発明で言うテーパー形状とは、ねじの軸線Lを含む断面において、胴部3cの外郭又はねじ部4bの山の頂5aと谷底5bのいずれかに接する仮想線が先端部側に向かって漸次細くなる形状と定義する。即ち、テーパーねじの十分条件として、以下の3点を挙げられる。
(1)胴部第1端径Du1>胴部第2端径Du2
(2)ねじ山第1端径Dc1>ねじ山第2端径Dc2
(3)ねじ谷第1端径dr1>ねじ谷第2端径dr2
従って、前記の仮想線を母線とする立体が、一定テーパー比の円錐台形状(例えば、図3の(b)、(2)〜(4))、テーパー比の異なる円錐台を積層した形状(例えば、図3の(c)、(5))、径の異なる円柱を積層した段差のある形状(例えば、図3の(d)、(6))等に形成されたものを含む。
テーパーねじの実施形態は、図3に示すように、(a)〜(d)の胴部形状例と(1)〜(6)のねじ部形状例の組み合わせ等により表すことができる。但し、(a)と(1)の組み合わせは含まない。尚、全ねじの場合は胴部が存在しないため、ねじ部形状例のみで表せるが、(1)を除く。
また、ねじの胴部と先端部形状が引き抜き性能に及ぼす影響について試験を行い検討した。試験用ねじとしては、接合金物取付用ねじの従来例(図2)3種類を用いた。各ねじの仕様詳細は表1に示す。
Figure 2013181610
試験材は宮崎産スギ材(長さ1000mm×幅125mm×厚さ125mm、気乾比重の平均値0.417)とした。試験用ねじをインパクトドライバーで試験材の繊維方向に対し垂直に打ち込んだ。加力は、試験体を固定した後、ねじの頭部に治具を引っ掛け、変位速度1mm/minの一方向単調加力とした。この時、クロスヘッドの移動量を測定し、ねじの引き抜き変位とした。最大荷重に達した後、8割以下まで低下した時点で試験を終了した。試験体はねじ込み条件を制御した6種類とし、試験体数は種類別に各10体とした。
引き抜き試験結果は、X軸を引き抜き変位、Y軸を引き抜き耐力とするグラフに各種類別10体の平均としてプロットした(図6)。胴部の影響はねじAとBの胴部ねじ込み深さ条件を制御した試験体で比較し、先端部形状の影響はねじAとCの先端部形状以外の条件を同一に制御した試験体で比較した。ここで、試験体記号のアルファベットはねじ種類、数字はねじ部ねじ込み深さ、括弧の中の数字は胴部ねじ込み深さを意味する。
ねじ部と共に胴部をねじ込んだA60(15)は、ねじ部のみをねじ込んだA60(0)と比較して、引き抜き耐力が向上した。同様にB75(15)とB75(30)も、B75(0)と比較して、引き抜き耐力が向上した。これらには有意差が認められ、スギ材において胴部の存在が引き抜き耐力に寄与することが明らかになった。比較的比重の高いスプルース材における引き抜き試験結果とは対照的である。一方、B75(15)とB75(30)では、引き抜き耐力にほとんど差がないため、胴部のねじ込み深さが増加しても一定以上の耐力寄与は期待できないと判断される。
先端部形状が異なるA60(0)とC60(0)の引き抜き耐力を比較した結果、有意な差は認められなかった。切り刃先とスプーンカットの形状違いは引き抜き耐力にそれほど影響しないことがわかった。
図4に示すテーパーねじの実施例は、偏平円盤状の頭部1と一部の外面にねじ山がある軸部2とからなっている。頭部1の上面にはドライバー等の回転工具が係合される凹み1aが形成されており、先端部4aを被削材に押し込んだ後、回転操作を行ってねじ込むようにされている。凹み1aの形状は六角穴であるが、四角穴、十字穴、すりわり等が形成されても良い、もしくは凹み1aが無く、偏平四角状や偏平六角状等に形成された頭部1に回転工具のキャップを直接かぶせて締め付けるものでも良く、本実施例に限定するものではない。軸部2は円柱状の胴部3と胴部3の一端から延びるねじ部4とからなり、ねじ部4は山の頂5aと谷底5bに接する仮想立体が両方とも先端部4a側に向かって漸次縮径するテーパー形状に形成されている。即ち、図3の(a)のような胴部と(4)のようなねじ部の組み合わせによる形態である。先端部4aの形状は、最先端までねじ山が設けられた円錐に割れ目が入ったスプーンカットである。被削材への食い付きが良好な形状であれば、とがり先や切り刃先等で代替されて良い。
テーパーねじの引き抜き性能について試験を行い検討した。試験用ねじとしては、テーパー比Cが異なるテーパーねじ実施例(図4)4種類とその対照群となる同一径ねじ(図5)5種類を用いた。各ねじの仕様詳細は表2に示す。
Figure 2013181610
試験材は宮崎産スギ材(長さ200mm×幅125mm×厚さ125mm、気乾比重の平均値0.396)とした。試験用ねじをエアードライバーで試験材の繊維方向に対し垂直にねじ込んだ。加力は、試験体を固定した後、ねじの頭部に治具を引っ掛け、変位速度0.5mm/minの一方向単調加力とした。この時、クロスヘッドの移動量を測定し、ねじの引き抜き変位とした。最大荷重に達した後、8割以下まで低下した時点で試験を終了した。試験体数は種類別に各3体とした。
引き抜き試験結果は、X軸をねじ平均径、Y軸を単位長さ当たりの引き抜き耐力とするグラフにプロットした(図7)。ここで、ねじ平均径とは、先端部を除くねじ部のねじ込まれた範囲における山径の平均値を意味し、単位長さ当たりの引き抜き耐力とは、先端部を除くねじ部長さの1/10を単位長さとする引き抜き耐力の換算値を意味する。そしてプロットしたテーパーねじと同一径ねじのデータから求めた最小二乗回帰直線を同じグラフに重ねて表示した。引き抜き耐力を比較するに当たり、先端部を除くねじ部の山の頂に接する仮想立体、即ち、円錐台形状(テーパーねじ)と円柱形状(同一径ねじ)の木材へ接触する面積が同じになることを条件とした。言い換えると、テーパーねじと、それの平均径と同径の同一径ねじを比較することになる。テーパーねじの各種類別3体の平均値座標と同一径ねじの線形回帰関数による算出値座標を比較した結果、テーパーねじの方で約15〜18%の引き抜き耐力向上効果が見られた。
テーパーねじのせん断性能についてEurocode5に示された計算式を基に検討した。せん断耐力は各破壊モードに対して与えられているが、便宜上簡略化すると次式のように表せる。
Figure 2013181610
即ち、せん断を受ける木ねじ接合は引き抜き抵抗による荷重増加が期待できる接合として位置づけられ、右辺第一項のヨーロッパ型降伏理論に加えて、右辺第二項にロープ効果の影響を考慮している。接合具の曲げや回転が生じる破壊モードではロープ効果が生じ、そのロープ効果によるせん断耐力の加算上限値はμ・Fy,kの100%まで認められている。従って、テーパーねじの方は引き抜き耐力の向上と伴い、自然とせん断耐力の向上効果も得られる。
尚、本発明は、木材のみならず断熱材や樹脂などの軽軟質材に広く適用できる。又、上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された要旨を逸脱することがなければ、種々の設計変更が可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
1 頭部
1a 凹み
2 軸部
3 胴部
3a 首下丸み部
3b 胴部からねじ部に移行する境界部
3c 首下丸み部3aと胴部からねじ部に移行する境界部3bを除く胴部
4 ねじ部
4a 先端部
4b 先端部4aを除くねじ部
5a 山の頂
5b 谷底
5c フランク
L ねじの軸線
Du 胴部径
Dc 山径
dr 谷径
α ねじ山の角度
P ピッチ
β ねじ先端の角度
6 胴部(但し、首下丸み部3aと胴部からねじ部に移行する境界部3bを除く)3cの外郭に接する仮想立体の模式図
7 ねじ部(但し、先端部4aを除く)4bの山の頂に接する仮想立体の模式図
8 ねじ部(但し、先端部4aを除く)4bの谷底に接する仮想立体の模式図
Du1 胴部第1端径
Du2 胴部第2端径
Dc1 ねじ山第1端径
Dc2 ねじ山第2端径
dr1 ねじ谷第1端径
dr2 ねじ谷第2端径
C テーパー比

Claims (3)

  1. 締付用回転工具との係合部となる頭部と、頭部の端面から延びる外面の全部(全ねじ)又は一部(半ねじ)に螺旋状のねじ山が形成された軸部とからなり、前記軸部の先端部が被削材への食い付きが良好な形状に形成されると共に、軸部の少なくとも一部が頭部側から先端部側に向かって斬次縮径するテーパー形状に形成され、下記(1)、(2)、(3)の少なくとも1つを満たすことを特徴とする軽軟材用テーパーねじ。
    テーパーねじの十分条件;(1)胴部第1端径 Du1>胴部第2端径 Du2
    (2)ねじ山第1端径Dc1>ねじ山第2端径Dc2
    (3)ねじ谷第1端径dr1>ねじ谷第2端径dr2
  2. 軸部の少なくとも一部がテーパー比の異なる円錐台を積層した形状に形成されることを特徴とする請求項1記載の軽軟材用テーパーねじ。
  3. 軸部の少なくとも一部が異径円柱を積層した段差のある形状に形成されることを特徴とする請求項1または請求項2記載の軽軟材用テーパーねじ。
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