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JP2013174784A - カメラモジュール、カメラモジュールの組み付け方法、レンズアレイの製造方法及び金型 - Google Patents

カメラモジュール、カメラモジュールの組み付け方法、レンズアレイの製造方法及び金型 Download PDF

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順 渡部
Takeshi Maruyama
剛 丸山
Shigeru Ouchida
茂 大内田
Junichi Azumi
純一 安住
Sadao Takahashi
禎郎 高橋
Masahiro Fujimoto
真裕 藤本
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Abstract

【課題】十分な組み付け精度を確保することができ、かつ、部品形状が簡単であり、低コストで小型化、かつ測距精度の高い測距カメラモジュールを提供する。
【解決手段】シリコン基板上に複数の撮像素子を平面状に配列して一体化した二次元センサアレイ4と、複数のレンズ部を配列して一体化したレンズアレイ2と、レンズ部から撮像素子までの結像距離を保持するための保持部材3とを備え、レンズアレイ2に形成された複数のレンズ部により得られる複数の画像から視差量を算出し、視差量に基づいて被写体までの距離を算出することのできる測距カメラモジュールにおいて、レンズ部と撮像素子とがそれぞれ1対1で対応するように配置され、レンズアレイのそれぞれのレンズ部の外周にレンズ部と同心円状に段差部7が形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、レンズアレイ等の複眼光学系を用いる測距カメラモジュール、測距カメラモジュールの組み付け方法、および測距カメラモジュール用レンズアレイ製造方法及びその金型に関する。
レンズアレイ等の複眼光学系を用いることで、被写体の画像を入力するためのカメラモジュールの薄型・小型化を図ることができる。特に、上記レンズアレイに形成された複数のレンズから視差のある複数の画像を得ることができるため、前記視差画像から視差量を算出し、視差量に基づいて被写体までの距離を算出することのできる非常に薄型・小型の測距カメラモジュールを実現することができることが既に知られている。
これら複眼光学系を用いたカメラモジュールの構成としては、図7の構成例(断面外略図)に示されるようなシリコン基板101上に複数の撮像部102が平面状に形成配列された二次元センサアレイ103と、複数のレンズが配列一体化したレンズアレイ104と、前記レンズから撮像部までの結像距離を保持するための保持部材105からなり、個々のレンズ104a、104bと撮像部が1対1で対応するように配置されたものが知られている。
しかし、このような複眼光学系を用いたカメラモジュール、特に測距モジュールとして適用した場合には、組み付け時にレンズ104a、104bと撮像素子102との相互間の位置誤差があると、その誤差に起因して演算で算出した視差に誤差が生じ、測定距離の精度が悪化してしまうといった問題が生じる。
図7に示されるような、複数のレンズ及び撮像素子がアレイ化し、一体となって構成された部品を用いた場合には、個々のレンズや撮像素子の間隔(基線長)や回転については、所望の部品公差に加工することで抑えることができる。
しかし、図8に示すように、複数のレンズ104、撮像素子102がアレイ化されたレンズアレイと二次元センサアレイ103そのものが、組み付け時にX方向、Y方向(図8(A))や回転方向(図8(B))でずれると所望の撮像領域での距離画像を得ることができない、両者のX方向での間隔が変わるため、視差誤差が生じて結果として測定距離の精度が悪化するといった問題が生じる(図8は二次元センサアレイとレンズアレイのみについて、それらの位置関係を面内方向から示した図である)。
なお、図8およびその他の図において、X方向は紙面横方向とし、Y方向は紙面縦方向とする。
特許文献1には、複雑でコスト高となる調整機構を用いることなく、簡便に組み立てても距離精度を向上させることができるカメラモジュールを提供する目的で、レンズアレイ、撮像素子、遮光壁の構成からなるカメラモジュールが開示されている。ここでは、遮光壁に、レンズアレイ及び撮像素子を当接するための基準面が設けられおり、前記基準面にレンズアレイ及び撮像素子を当接させることで、お互いに位置決めされる構成が開示されている。
このように、各レンズの光軸と撮像素子との間で高精度な位置決めが求められている。
しかしながら、レンズアレイの外形と撮像素子の外形とを基準として遮光壁の基準面と突き当てているために、レンズアレイ、撮像素子、遮光壁それぞれの外形精度、平坦度、平行度や基準となる外形から各撮像素子やレンズまでの位置精度等の影響を受ける。即ち、それぞれの撮像素子の形状誤差が累積されるため、十分な組み付け精度を確保することが難しいといった問題があった。
また、各構成部品に基準面等が必要となるため、部品形状が複雑化し、コスト増となると同時にカメラモジュール自体も大型化するといった問題があった。
本発明は、複数の撮像素子が平面状に配列された二次元センサアレイと、複数のレンズ部が配列一体化したレンズアレイを用いた測距カメラモジュールにおいて、十分な組み付け精度を確保することができ、かつ、部品形状が簡単であり、低コストで小型化、かつ測距精度の高い測距カメラモジュールを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、基板上に複数の撮像素子を平面状に配列して一体化した二次元センサアレイと、複数のレンズ部を配列して一体化したレンズアレイと、前記レンズ部から撮像素子までの結像距離を保持するための保持部材と、を備えたカメラモジュールにおいて、前記レンズ部と前記撮像素子とがそれぞれ1対1で対応するように配置され、前記レンズアレイのそれぞれのレンズ部の外周にレンズ部と同心円状に段差部が形成されていることを特徴とするカメラモジュールを特徴とする。
本発明によれば、基板上に複数の撮像素子が平面状に形成された二次元センサアレイと、複数のレンズ部が配列一体化したレンズアレイを用意し、前記二次元センサアレイとレンズアレイの組み付けにおいて、1対1で対応する個々のレンズ部と撮像素子を直接アライメントするので、レンズアレイ等の複眼光学系を用いた測距カメラモジュールにおいて、小型、低コストで高精度な測距精度を実現することができる。
本発明の第1実施形態に係わる測距カメラモジュールの構成を示す断面概略図。 第1実施形態における測距カメラモジュールのレンズアレイとの位置を調整する前の状態を示す断面概略図。 図1に示す段差部の変形例を示す図。 第2実施形態におけるレンズアレイの製造方法に関わる金型のキャビティ駒を拡大して示す図。 本発明の第3実施形態に係わる測距カメラモジュールのレンズアレイとの位置を調整する前の状態を示す断面概略図。 二次元センサアレイと保持部材とを予め接合して一体化したことを示す図。 従来の複眼光学系に用いたカメラモジュールの構成を示す断面外略図。 従来の二次元センサアレイとレンズアレイのみについて、それらの位置関係を面内方向から示した図。
以下に、図面を参照して、本発明の実施形態に係わるカメラモジュールの一例としての測距カメラモジュールについて説明する。
本実施形態は、複眼光学系を用いた測距カメラモジュールの構造及び組み付け方法において、以下の特徴を有する。
要するに、シリコン基板上に複数の撮像素子が平面状に形成配列された二次元センサアレイと、複数のレンズ部(レンズ)が配列一体化したレンズアレイと、レンズ部から撮像素子までの結像距離を保持するための保持部材からなり、個々のレンズ部と撮像素子が1対1で対応するように配置された測距カメラモジュールにおいて、レンズアレイの個々レンズ部外周にレンズ部と同心円状に段差部が形成され、段差部の中心座標(レンズ部の光軸に相当する)と撮像素子の中心座標をアライメント用カメラ等で検出し、得られた座標情報に基づいて複数のレンズ部と撮像素子のX方向、Y方向、回転方向を調整し組み付けるようにしたことが特徴になっている。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係わる測距カメラモジュール1の構成を示す断面概略図である。
測距カメラモジュール1は、レンズアレイ2、保持部材3、二次元センサアレイ4から構成され、それぞれの部品が積層接合された構造となっている。レンズアレイ2では、両凸レンズからなるレンズ部5を2個配列し、一体化された構造となり、少なくともレンズ部5の二次元センサアレイ4側のレンズ曲面部6の外周には、レンズ部5と同心円状に形成された段差部7が形成されている。
二次元センサアレイ4は、シリコン基板(基板)8上に複数の撮像素子9が平面状に形成配列され、個々のレンズ部5と撮像素子9が1対1で対応するように配置されている。ここで、上述した複数の撮像素子9が平面状に形成配列され二次元センサアレイ4は、半導体ウエハから所望の個数の撮像素子を切り出すことで、容易に低コストで得ることができる。
また保持部材3は、上記レンズ部5の外周に形成された段差部6及び二次元センサアレイ4の撮像素子9の外周11以上の大きさで形成された開口部10が、個々のレンズ部5、撮像部9にあわせて2箇所形成されている。ここで、レンズアレイ2の材質は、所望の材料特性(線膨張係数、耐熱性等)、光学特性(屈折率、アッベ数、透過率等)から適宜選択されるものであり、ガラス、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂等の材質が選択される。
一方、保持部材3については、外光の影響や隣り合うレンズ部5からの光線のクロストークの影響でフレア等の問題が生じることを避けるため、光を透過しない部材で構成されていることが好ましい。例えば、SUS等の金属、着色樹脂、セラミック、シリコン等が選択されることが好ましい。
また、透明部材であってもブラスト処理や塗装等を施し、光が透過しないように処理をしておけば、使用可能である。この場合には、レンズアレイ2と保持部材3を一体化して同時形成することもできる。
一方、レンズアレイ2と保持部材3の線膨張係数が大きく異なると、使用環境温度によってレンズアレイ2に歪が生じる、レンズアレイ2と保持部材3が剥離する、前記構成部材にクラックが発生するといった問題が生じる場合がある。このため、レンズアレイ2に合わせて線膨張係数が近いものを選択することが好ましい。
図2は、本実施形態における測距カメラモジュール1のレンズアレイ2との位置を調整する前の状態を示す断面概略図である。ここで、図2の右側には、レンズアレイ2及び二次元センサアレイ4それぞれを保持部材3との接合面側から(それぞれ図2中の矢印(C)及び(D)の方向から)見た図を示している。
本実施形態では、レンズアレイ2のレンズ部5の外周に同心円状に形成された段差部7のエッジを図示しないアライメントカメラで認識させ、その中心(A)、(A‘)の座標を抽出する。一方、二次元センサアレイ4の撮像素子9外周11についても同様に認識させ、その中心(B)、(B’)の座標を抽出する。次いで、中心(A)、(A‘)の座標、中心(B)、(B’)の(X、Y)座標が一致するように、レンズアレイ2と二次元センサアレイ4とのX方向、Y方向、回転方向の位置を調節し、その後、レンズアレイ2、保持部材3、二次元センサアレイ4を積層接合するように組み付ける。
本実施形態によれば、レンズ部5の中心と段差部7の中心は、同一部品であるため両者の位置精度は、数ミクロンレベルで一致しているおり、レンズ部5の中心と段差構造部7の中心位置座標はほぼ同一とみなすことができる。
従って、レンズアレイ2のレンズ部5の外周に同心円状に形成された段差部7と二次元センサアレイ4に形成されている撮像素子9の中心を直接アライメントすることができ、二次元センサアレイ4と、レンズアレイ2のX方向、Y方向、回転方向のずれを高精度に位置合わせすることができ、測距精度の高い測距カメラモジュール1を提供することができる。
また、位置合わせするための基準面等の必要がなく、各部品の構造が非常に簡素であり、同時にコスト低減、小型化を実現することができる。
なお、図2の右側に図示されるレンズアレイ2を保持部材3との接合面側から見た図にあるレンズ部5と同心円状の破線は、(E)部拡大図に示すレンズアレイ2のレンズ部5の曲面部6と平坦部12の境界13を示している。本実施形態においては、レンズ部5の曲面部6と平坦部12の境界13から、レンズ部5の中心を抽出しても良い。但し、境界13がエッジ形状となると、レンズアレイ2を加工(成形)する際に応力が集中し、レンズ部5に歪が発生するため好ましくない。
一般的には、境界13の角にRを設けて応力の集中を緩和させる必要がある。その場合には、境界13は明確な輪郭が形成されず、その位置をアライメントとして正確なレンズ部5の中心を抽出することはできない。本実施形態で説明したように、境界13から離れた位置に段差部7を形成し、段差部7のエッジをアライメントすることで、上述したレンズ部5に歪が発生することを防ぎかつ、段差部7のエッジ部を検出することで精度良くレンズ部5の中心座標を抽出することができる。
なお、ここで本実施形態における測距カメラモジュール1で正確な位置関係が求められるのは、レンズアレイ2と二次元センサアレイ4である。保持部材3については、前述した、レンズアレイ2と二次元センサアレイ4の位置決めほど精度を求められるものではない。保持部材3は、レンズ部5を透過する光線が、センサに到達する途中で保持部材3の内部壁面にけられない大きさ以上の開口部10を有し、組み付け時に位置されていれば良い。
このように、レンズアレイに形成された段差部と二次元センサアレイに形成された撮像部の中心を直接アライメントすることで、複数の撮像部が平面状に形成配列された2次元センサアレイと、複数のレンズが配列して一体化したレンズアレイのX方向、Y方向、回転方向のずれを高精度に位置合わせすることができ、測距精度の高い測距カメラモジュールを提供することができる。また、位置合わせするための基準面等の必要がなく、各部品の構造が非常に簡素であり、同時にコスト低減、小型化を実現することができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係わるレンズアレイ2の製造方法について説明する。切削等で個々に作製するとコスト高になるため、射出成形やプレス成形のようにレンズアレイ2の反転形状が加工された金型の転写面を転写する方法で作製される。図4に、本実施形態におけるレンズアレイ2の製造方法に関わる金型のキャビティ駒14を拡大して示す。
本実施形態において、レンズアレイ2を作製するための金型は、図4に示すように、レンズ部5の外形に相当する部分が入れ子になり、入れ子がキャビティ駒14に圧入された構造となっている。このとき、図4(A)、(B)で示すように、前記入れ子14がキャビティ駒15の平坦部12(図2(E)参照)に対して突出(『でっぱる』)高さもしくは陥没(『へこむ』)深さで設計し、圧入することで、レンズ部5の外周に段差部7を、特別な加工を施すことなく容易に形成することができる。
図3は、図1に示す段差部の変形例を示す図である。
本実施形態では、レンズ部5の外周に形成される構造は図1に示すような段差部7の形状に限定されることなく、例えば、図3(B)に示すように、直角三角形状に陥没した段差形状、図3(C)、(D)に示すように、凹部16、凸部17となる段差形状としても良い。
また、段差部7a、7b、16、17はアライメント用カメラでエッジを検出できればよく、図3(C)に示すような矩形形状ではなく、テーパ形状としても良い。この場合は、加工時の離型性が向上するといったメリットがある。
ここで、レンズアレイ2を製造するための金型のキャビティ駒14の製造方法について説明する。
自由曲面加工機を用いれば、複雑形状の機械加工が可能であり、図4に示すように、レンズアレイ2を転写するためのキャビティ駒14の加工において、バイト18をX方向、Y方向に送り、レンズ部5及び平坦部12(図2(E)参照)の転写面を同時加工することができる。
この場合、加工工数が減り、段取りが少なくなるといった効果がある。但し、レンズ部5の転写面19の精度を得るために、送りピッチを短くする必要があり、一度に加工する時間が非常に長くなるといった問題が生じ、その場合は、バイト18の磨耗の影響でレンズ部5の転写面19の形状において精度の悪化が生じる。
一方、図3に示すように、レンズ部5を転写させる部分だけを入れ子構造とした場合は工数が増えるが、レンズ部5の入れ子15が回転対象形状であるため、図3(B)に示すように、ワーク(入れ子15)を回転して加工することができる。
即ち、超精密旋盤を用いて高速(短時間)に精度良く加工が可能となり、上述したバイト18による磨耗の影響を避けることができる。
図3に示すように、レンズ部5の転写面19を入れ子構造として金型を形成することは、容易に段差部7を形成できるだけでなく、転写面19の形状精度を確保する上でも有効な構成である。
このように、レンズ部外形に段差形状を容易かつ低コストに形成することができる。また、入れ子形状とすることで、転写駒の形状精度を出すことが容易、すなわち、転写品であるレンズ部の形状精度を高いレンズアレイを得ることができる。
<第3実施形態>
図5は、本発明の第3実施形態に係わる測距カメラモジュール1のレンズアレイ2との位置を調整する前の状態を示す断面概略図である。本実施形態では、レンズアレイ2と保持部材3は予め接合して一体化されており、一体化されたレンズアレイ2、保持部材3と、二次元センサアレイ4の位置調整をするようになっている。
なお、図5の右側には、レンズアレイ2と保持部材3の一体化品と2次元センサアレイ4の接合面側から(それぞれ図2中の小矢印(C)及び(D)の方向から)見た図を示している。
本実施形態における保持部材3の開口部10は、少なくともレンズアレイ2のレンズ部5の外周に形成された同心円状の段差部7のエッジ外形より大きく形成され、保持部材3の開口部10側から段差部7が認識できるように予め一体化されている。
本実施形態においては、1眼で上下に視野レンズがつき同軸観察が可能なカメラ(図示しない)をレンズアレイ2と保持部材3の一体化品と二次元センサアレイ4の接合面に挿入する。
第1実施形態にあっては、レンズアレイ2、二次元センサアレイ4のレンズ部5及び撮像素子9の外周11を別々に検出してその中心座標を抽出するように構成した。
これに対して、本実施形態では、1つのカメラで同時に両者を認識し、その中心座標の位置ずれ量を算出することができる。即ち設備や組み付け工程の簡素化し、そのタクトを短くすることができる。
また、図6に示すように、二次元センサアレイ2と保持部材3とを予め接合して一体化し、レンズアレイ2と一体化された二次元センサアレイ2、保持部材3の位置調整をするようにしても良い。この場合、1眼で上下に視野レンズがつき同軸観察が可能なカメラをレンズアレイ2と、保持部材3と2次元センサアレイ4の接合面に挿入することで、前述と同様の効果が得られる。
なお、本実施形態では、保持部材3の開口部10は、少なくとも二次元センサアレイ2に形成された撮像素子9の外周11より大きく形成され、保持部材3の開口部10側から撮像素子の外周11の外形が認識できるように予め一体化されている。
このように、測距カメラモジュールに適用されるレンズアレイの製造方法において、レンズアレイの反転形状が加工された金型を転写することで製造され、金型はレンズアレイのレンズ部を入れ子構造とし、入れ子と金型の段差部とを用いて、レンズアレイのそれぞれのレンズ部の外周にレンズ部と同心円状に段差部を形成することで、複数の撮像素子が平面状に形成配列された2次元センサアレイと、複数のレンズ部が配列して一体化したレンズアレイのX方向、Y方向、回転方向のずれを高精度に位置合わせすることができ、測距精度の高い測距カメラモジュールを提供することができる。また、位置合わせするための基準面等の必要がなく、各部品の構造が非常に簡素であり、同時にコスト低減、小型化を実現することができる。
このように、測距カメラモジュールに適用されるレンズアレイを製造するための金型において、レンズアレイの反転形状となる、レンズアレイのレンズ部を入れ子構造とし、レンズアレイのそれぞれのレンズ部の外周に形成されるレンズ部と同心円状の段差部を有することで、レンズ部外形に段差形状を容易かつ低コストに形成することができる。また、入れ子形状とすることで、転写駒の形状精度を出すことが容易、すなわち、転写品であるレンズ部の形状精度を高いレンズアレイを得ることができる。
<他の実施形態>
第1乃至第3実施形態では、レンズ部5が2個配列されたレンズアレイ2について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、レンズ部5が2個以上形成される場合についても適用することができる。
1 測距カメラモジュール、2 レンズアレイ、3 保持部材、4 二次元センサアレイ、5 レンズ部、6 曲面部、7 段差部、8 シリコン基板、9 撮像部、10 開口部、11 撮像部の外周、12 平坦部、13 曲面部と平坦部の境界、14 キャビティ駒、15 入れ子、16 凹部、17 凸部、18 バイト、19 転写面
特開2009−164654号公報

Claims (7)

  1. 基板上に複数の撮像素子を平面状に配列して一体化した二次元センサアレイと、
    複数のレンズ部を配列して一体化したレンズアレイと、
    前記レンズ部から撮像素子までの結像距離を保持するための保持部材と、を備えたカメラモジュールにおいて、
    前記レンズ部と前記撮像素子とがそれぞれ1対1で対応するように配置され、前記レンズアレイのそれぞれのレンズ部の外周にレンズ部と同心円状に段差部が形成されていることを特徴とするカメラモジュール。
  2. 前記段差部は、突起または陥没した直角三角形状、凹形状または凸形状からなることを特徴とする請求項1記載のカメラモジュール。
  3. 請求項1または2記載のカメラモジュールの組み付け方法において、
    前記レンズアレイのそれぞれのレンズ部の外周にレンズ部と同心円状に形成された段差部の外形と、複数の撮像素子が平面状に配列一体化された二次元センサアレイの撮像素子の外形とを認識し、それぞれの中心座標を抽出し、得られた中心座標情報に基づいて、レンズアレイと二次元センサアレイのX方向、Y方向、回転方向の位置が合うように調整して組み付けることを特徴とするカメラモジュールの組み付け方法。
  4. 請求項1または2記載のカメラモジュールに適用されるレンズアレイの製造方法において、
    前記レンズアレイの反転形状が加工された金型を転写することで製造され、
    前記金型は、前記レンズアレイのレンズ部を入れ子構造とし、前記入れ子と金型の段差部とを用いて、前記レンズアレイのそれぞれのレンズ部の外周にレンズ部と同心円状に段差部を形成することを特徴とするレンズアレイの製造方法。
  5. 前記段差部は、突起または陥没した直角三角形状、凹形状または凸形状からなることを特徴とする請求項4記載のレンズアレイの製造方法。
  6. 請求項1または2記載のカメラモジュールに適用されるレンズアレイを製造するための金型において、
    前記レンズアレイの反転形状となる、前記レンズアレイのレンズ部を入れ子構造とし、前記レンズアレイのそれぞれのレンズ部の外周に形成されるレンズ部と同心円状の段差部を有することを特徴とする金型。
  7. 前記段差部は、突起または陥没した直角三角形状、凹形状または凸形状からなることを特徴とする請求項6記載の金型。
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