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JP2013168196A - 光ディスク装置 - Google Patents

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JP2013168196A JP2012029574A JP2012029574A JP2013168196A JP 2013168196 A JP2013168196 A JP 2013168196A JP 2012029574 A JP2012029574 A JP 2012029574A JP 2012029574 A JP2012029574 A JP 2012029574A JP 2013168196 A JP2013168196 A JP 2013168196A
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Akihiro Ashida
明広 蘆田
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Abstract

【課題】多層ディスクにおいて、光スポットの移動方向が変化する場合でも正確なトラッキングエラー信号を生成する光ディスク装置を提供すること。
【解決手段】光ディスク記録面に3ビーム(メインスポット20と2つのサブスポット21,22)を照射し、差動プッシュプル方式によりトラッキングエラー信号を生成する。記録のため光スポットが外周から内周方向へ移動する場合は、2つのサブスポット21,22からの検出信号をそれぞれ内周側受光面の検出信号(E,G)と外周側受光面の検出信号(F,H)とに分け、内周側検出信号の加算信号(E+G)と外周側検出信号の加算信号(F+H)のそれぞれの利得が一定となるようゲイン補正器47,48にて各サブスポットからの検出信号に対しゲイン補正を行う。
【選択図】図4

Description

本発明は、DPP方式のトラッキングエラー信号を使ってトラッキング制御を行いながら情報の記録再生を行う光ディスク装置に関する。
光ディスク装置のトラッキング制御において、3ビーム(3スポット)を用いた差動プッシュプル(DPP:Differential Push pull)方式によるトラッキングエラー(TE)信号が一般に使用されるが、TE信号は、装置周囲の温度変化や半導体レーザの発光熱、ディスクの記録状態などの影響を受け、初期状態から変化してしまう場合がある。特に記録実施中の場合、ディスク面の記録状態の変化(既記録/未記録)によって記録面の反射率が変化することが原因で、TE信号の基準電位に対する上下の振幅バランス(TEバランス)やオフセットが変化することになる。その際、記録実施中(トラッキングサーボがON状態)であるためにTEバランス等の補正を行う契機が得られず、最悪の場合記録失敗を招くことになる。また多層ディスクでは、記録層が変わると記録面上の光スポットの移動方向(内周から外周方向、あるいは外周から内周方向)が逆転するため、各光スポットに対する記録状態の配置が変化する。これより、特にサブスポットからの信号のバランスが変化してTEバランスが悪化しやすくなるという問題がある。
特許文献1では、各ビーム位置での反射率が異なるという要因に対し、差動プッシュプル法で得られるTE信号の正規化技術が開示されている。同文献では、メインビームのプッシュプル信号をそのメインビームの受光量に基づいて正規化し、一方のサブビームのプッシュプル信号をそのサブビームの受光量に基づいて正規化し、他方のサブビームのプッシュプル信号をそのサブビームの受光量に基づいて正規化し、その正規化されたメインビームのプッシュプル信号と上記正規化された両サブビームのプッシュプル信号の和信号との差分をとり、その出力信号をトラッキングエラー信号としてサーボ動作を行う構成としている。
また特許文献2では、多層ディスクにおいてビームの移動方向(案内溝の螺旋方向)が逆転する要因に関し、記録面において集光された第1、第2のサブビームを、集光されたメインビームに対して少なくとも3/2トラック以上隔てた任意の位置に配置した構成としている。
特開2002−230803号公報 特開2006−147120号公報
上記特許文献1によれば、各々のビームが照射する部分の反射率がそれぞれ異なっていても、光軸ずれによる直流オフセットの除去効果を有効にし、かつ安定したトラッキングサーボ動作を行うことができると述べられている。しかし、多層ディスク記録時にスポット移動方向が逆転するとき、すなわち内周から外周へ移動する場合と外周から内周へ移動する場合とではサブビームが照射する部分の反射率が異なるため、そのままでは適用できない。
上記特許文献2では、案内溝の螺旋方向が各記録面で異なる多層ディスクにおいて、いずれの記録面でも良好なサブビームの信号を得ることができると述べられている。しかしながら、サブビームの位置とメインビームの位置との間隔(ビーム間隔)dは、通常の1/2トラックではなく少なくとも3/2トラック以上隔てて配置されるため、トラックピッチTpの異なるディスクを使用する場合に、ビーム位置ずれが拡大するという問題がある。例えば、Tp=0.61μmのDVD−RAMと、Tp=0.74μmのDVD−ROMとを用いる場合のビーム位置ずれ量ΔPを比較してみる。ビーム間隔d=1/2Tpのときには、ΔP=0.06μmであるが、d=3/2Tpのときには、ΔP=0.19μmに拡大し、トラッキングエラー信号の補正が困難になる。
そこで本発明の目的は、多層ディスクにおいて、光スポットの移動方向が変化する場合でも正確なトラッキングエラー信号を生成し、トラックピッチの異なるディスクでもビーム位置ずれの少ない光ディスク装置を提供することである。
本発明の光ディスク装置では、光ディスク記録面に3ビームを照射し差動プッシュプル方式によりトラッキングエラー信号を生成する。メインスポットより先行するサブスポットは外周側に、後行するサブスポットは内周側にそれぞれ1/2トラックずらして配置する。記録のためビームスポットが外周から内周方向へ移動する場合は、2つのサブスポットからの検出信号をそれぞれ内周側受光面の検出信号と外周側受光面の検出信号とに分け、内周側検出信号の加算信号と外周側検出信号の加算信号のそれぞれの利得が一定となるよう各サブスポットからの検出信号に対しゲイン補正を行う。
本発明によれば、多層ディスクにおいて、記録時に光スポットの移動方向が変化する場合でも正確なトラッキングエラー信号を生成し、トラックピッチの異なるディスクでもビーム位置ずれの少ない光ディスク装置を提供できる。
本発明の光ディスク装置の一実施例を示す構成ブロック図。 ディスク記録面上のビームスポットの配置例を示す図。 順方向移動(内周→外周)に対して使用するDPP信号演算回路(演算回路1)を示す図。 逆方向移動(外周→内周)に対して使用するDPP信号演算回路(演算回路2)を示す図。 DPP信号演算回路の第1の従来例(演算回路3)を示す図。 DPP信号演算回路の第2の従来例(演算回路4)を示す図。 演算回路1,2に用いるローパスフィルタ(LPF)の動作を説明する図。
図1は、本発明の光ディスク装置の一実施例を示す構成ブロック図である。
光ディスク装置の構成は、機構系として光ディスク1を回転するスピンドルモータ2、光ディスク1に情報を記録または再生する光ピックアップ3を有する。また信号・サーボ系として、光ピックアップ3からの検出信号をデジタル変換するA/D変換器4、検出したデジタル信号を演算してトラッキングエラー信号(TE信号)やフォーカスエラー信号(FE信号)などのサーボエラー信号を生成するサーボエラー演算部5、サーボ制御系の周波数特性を補償するサーボフィルタ6、光ピックアップ3内の対物レンズ用アクチュエータを駆動するアクチュエータ駆動部7を有する。これ以外に図示していないものとして、光ピックアップ3を光ディスク1の半径方向に移動させるスレッドモータ、光ピックアップ3に対し記録信号を供給し、光ピックアップ3の検出信号から再生信号を生成する記録/再生信号処理部、光ピックアップ3内の半導体レーザを駆動するレーザ駆動部、装置全体の動作を制御する制御部などを備える。
光ディスク1は、単層ディスクだけでなく複数の記録層を有する多層ディスクに対応可能である。光ピックアップ3は、光ビームを出射する半導体レーザと、光ビームを回折しメインビーム(0次回折光)と2つのサブビーム(±1次回折光)に分離する回折格子を有し、対物レンズを介し光ディスク1の記録面に対して3つの光ビーム(光スポット)を照射する。光ビームは光ディスク1の記録面で反射され、対物レンズを介して光ピックアップ3内の光検出器に入射する。光検出器は3つの光ビームを受けるが、それぞれ複数の領域(受光面)に分割されており、各受光面からは光ビームの強度に応じてそれぞれ検出信号が出力される。
サーボエラー演算部5は、光検出器から出力された複数の検出信号を演算して、サーボエラー信号であるトラッキングエラー信号(TE信号)やフォーカスエラー信号(FE信号)を生成する。TE信号は3ビームの差動プッシュプル(DPP)方式により生成するが、各ビームの照射位置(スポット位置)での記録状態(既記録/未記録)の変化を補償するため、検出信号に対して自動利得制御(AGC)機能を設けている。さらに後述するように、スポットの移動方向(内周→外周、または外周→内周)に応じてAGC機能が有効に作動するために、2つのDPP信号の演算式を切り替えるようにしている。
図2は、ディスク記録面上のビームスポットの配置例を示す図である。(a)はスポットが内周→外周方向(以下、順方向と呼ぶ)に移動する場合、(b)はスポットが外周→内周方向(以下、逆方向と呼ぶ)に移動する場合である。符号25はトラック(グルーブ)を示し、符号26はメインビームが照射されてトラック上に形成された記録マークを示す。
ビームスポットは、メインスポット20と2つのサブスポット21,22を有し、メインスポット20は記録対象トラックに追従して記録マーク26を形成する。2つのサブスポット21,22はメインスポット20よりもディスク走行前後方向にずらして配置され、メインスポット20よりも先行する側を前方スポット21、後行する側を後方スポット22と呼ぶことにする。また2つのサブスポットはメインスポットに対し半径方向に1/2トラックだけずらして配置され、前方スポット21は外周側に、後方スポット22は内周側に配置される。このように、サブスポットのずらし量を最小値である1/2トラックとしたので、トラックピッチの異なるディスクでもトラック位置に対するビーム位置ずれを少なくできる。
3つのビームはディスク記録面で反射され、光検出器の分割受光面に入射する。メインスポット20からの反射光は4分割受光面に入射して、メイン検出信号A,B,C,Dを発生させる。前方スポット21からの反射光は2分割受光面に入射して、サブ検出信号E,Fを、また後方スポット22からの反射光は2分割受光面に入射して、サブ検出信号G,Hを発生させる。サーボエラー演算部5では、これらの検出信号A〜D,E〜F,G〜Hを用いて差動プッシュプル(DPP)法により演算し、トラッキングエラー信号(TE信号)を生成する。
ここで、2つのサブスポット21,22位置での記録面の記録状態に注目する。
(a)は、スポット移動方向が順方向(内周→外周方向)となる場合で、DVD−Rのような1回のみ記録できる媒体や、DVD−RW,BD−REのような書き換え可能な媒体の初回記録の場合が相当する。前方スポット21は隣接する2つのトラックのほぼ中央に配置され、これら2つのトラックの記録状態は未記録であるのに対し、後方スポット22では隣接する2つのトラックの記録状態は既記録である。未記録面と既記録面とでは反射率が異なるため、光検出器において前方スポット21から得られる検出信号(E,F)と、後方スポット22から得られる検出信号(G,H)の振幅に差が生じる(バランスがくずれる)ことになる。
(b)は、スポット移動方向が逆方向(外周→内周方向)となる場合で、DVD+/−RDLやBD−RDLなどの多層ディスクの2層目などに記録する場合が相当する。この場合には各サブスポット21,22において、隣接する2つのトラックの記録状態が異なり、内周側(E,G)では未記録、外周側(F,H)では既記録となる。未記録面と既記録面とでは反射率が異なるため、光検出器において各サブスポット21,22の内周側から得られる検出信号(E,G)と外周側から得られる検出信号(F,H)の振幅に差が生じることになる。
本実施例のサーボエラー演算部5では、これらの記録状態の相違に起因する信号振幅の差(バランスのくずれ)を補正しながらトラッキングエラー信号(TE信号)の演算を行うわけであるが、まず、従来の演算における補正方法から説明する。
図5は、DPP信号演算回路の第1の従来例(演算回路3)を示す図である。DPP方式の基本構成は、メインスポット20からの検出信号A,B,C,Dよりメインプッシュプル(MPP)信号を生成し、2つのサブスポット21,22からの検出信号E,F,G,Hよりサブプッシュプル(SPP)信号を生成する。そしてSPP信号に係数Kを乗算してMPP信号から差し引くことで、TE信号であるDPP信号を算出する。ここに係数Kは、MPP信号に対するSPP信号の振幅比を定める係数であり、これを調整することで、対物レンズが中立位置から半径方向にシフトした場合に発生するTE信号のオフセット成分を除去するようにしている。
演算回路3の補正方法では、メインスポット20からの検出信号A〜Dを加算器50で加算し、サブスポット21,22からの検出信号E〜Hを加算器51で加算する。さらに、両者の加算信号を加算して検出信号A〜Hの総和信号とし、ゲイン補正器53に送る。ゲイン補正器53は、総和信号(A+B+・・・+H)を用いてDPP信号に対するゲイン補正(係数Gall)を行い、補正されたDPP信号(DPP3)を生成する。なお、総和信号(A+B+・・・+H)に対してローパスフィルタ(LPF)52にて高周波成分を除去する。この補正(AGC機能)により、3スポット総和信号(A+B+・・・+H)に応じた一定振幅のDPP信号(DPP3)が得られる。
以上の演算式を次式(3)に示す。
MPP=(A+D)−(B+C),
SPP=(E−F)+(G−H),
DPP3=Gall*(MPP−K*SPP) (3)
図6は、DPP信号演算回路の第2の従来例(演算回路4)を示す図である。
演算回路4の補正方法では、メインスポット20からの検出信号A〜Dを加算器60で加算し、LPF62を介してゲイン補正器64に送る。ゲイン補正器64はメインスポット加算信号(A+B+C+D)を用いて、DPP演算前のMPP信号に対してゲイン補正(係数Gmain)を行う。一方、サブスポット21,22からの検出信号E〜Hを加算器61で加算し、LPF63を介してゲイン補正器65に送る。ゲイン補正器65はサブスポット加算信号(E+F+G+H)を用いて、DPP演算前のSPP信号に対してゲイン補正(係数Gsub)を行う。その後、補正されたMPP信号と補正されたSPP信号を用いて、補正されたDPP信号(DPP4)を生成する。この補正(AGC機能)により、メインスポット加算信号(A+B+C+D)とサブスポット加算信号(E+F+G+H)に応じた一定振幅のDPP信号(DPP4)が得られる。
以上の演算式を次式(4)に示す。
MPP=(A+D)−(B+C),
SPP=(E−F)+(G−H),
DPP4=Gmain*MPP−K*Gsub*SPP (4)
図5,6に示した従来の演算回路3,4では、装置周囲の温度変化や半導体レーザの発光熱などの影響に対しては効果が期待できるが、図2で示したディスクの記録状態の変化に対しては対応できない。
図2(a)のようにスポットが順方向に移動する場合、前方スポット21と後方スポット22で反射光量が異なる結果、これらから得られるサブビームの検出信号(E,F)と(G,H)にレベル差が発生する。このため、差分信号(E−F)と(G−H)でそれぞれ発生するオフセットにも違いが生じ、MPP信号からSPP信号を差分演算してDPP信号を算出する段階で、MPP信号とSPP信号のオフセットがキャンセルされずに一部が残留することになる。すなわち、図5におけるゲイン補正器53や図6におけるゲイン補正器64,65を使用しても、差分信号(E−F)と(G−H)でそれぞれ発生するオフセットの違いは解消できないからである。この残留オフセットはメインスポットをトラック中心からずらす要因となり、トラッキングサーボが不安定になる。
また、図2(b)のようにスポットが逆方向に移動する場合、各サブスポット21,22の内周側と外周側で反射光量が異なる結果、これらから得られる検出信号(E,G)と(F,H)にレベル差が発生する。この場合には、差分信号(E−F)と(G−H)自身に不要なオフセットが加わることになり、MPP信号からSPP信号を減算してDPP信号を算出する段階で、SPP信号のオフセットがキャンセルされずに残留することになる。すなわち、図5におけるゲイン補正器53や図6におけるゲイン補正器64,65を使用しても、差分信号(E−F)と(G−H)自身に加わった不要なオフセットは解消できないからである。この場合に残留するオフセットは(a)の順方向の場合よりも大きく、トラッキングサーボはより不安定になることが予想される。
次にこれらの課題を解決する本実施例の演算回路を説明する。本実施例では、スポットの移動方向に応じて2つの演算回路を切り替えて使用する構成としている。順方向移動に対して使用する回路を演算回路1、逆方向移動に対して使用する回路を演算回路2とし、その構成について説明する。
図3は、順方向移動(内周→外周)に対して使用するDPP信号演算回路(演算回路1)を示す図である。
演算回路1の補正方法では、2つのサブスポット21,22からの検出信号に対し各サブスポットごとに個別にゲイン補正を行う。すなわち、前方スポット21からの検出信号E,Fを加算器31で加算し、LPF34を介してゲイン補正器37に送る。ゲイン補正器37は前方スポット加算信号(E+F)を用いて、差分信号(E−F)に対してゲイン補正(係数Gef)を行う。一方、後方スポット22からの検出信号G,Hを加算器32で加算し、LPF35を介してゲイン補正器38に送る。ゲイン補正器38は後方スポット加算信号(G+H)を用いて、差分信号(G−H)に対してゲイン補正(係数Ggh)を行う。なお、メインスポット20からの検出信号A〜Dについては、従来例(図6)と同様で、加算器30で加算し、LPF33を介してゲイン補正器36に送る。ゲイン補正器36はメインスポット加算信号(A+B+C+D)を用いて、MPP信号に対してゲイン補正(係数Gmain)を行う。その後、補正された差分信号(E−F)と差分信号(G−H)を加算して補正されたSPP信号とし、補正されたMPP信号と演算することで、補正されたDPP信号(DPP1)を生成する。この補正(AGC機能)により、メインスポット加算信号(A+B+C+D)と前方スポット加算信号(E+F)と後方スポット加算信号(G+H)のそれぞれの利得を一定とした場合のDPP信号(DPP1)が得られる。
以上の演算式を次式(1)に示す。
MPP=Gmain*{(A+D)−(B+C)},
SPP=Gef*(E−F)+Ggh*(G−H),
DPP1=MPP−K*SPP1 (1)
演算式(1)を演算式(4)と比較すると、係数GsubをGefとGghに分け、合計3個の補正係数で補正している。
演算回路1によれば、図2(a)のようにスポットが順方向に移動する場合の補正が可能となる。この場合、前方スポットの検出信号(E,F)と後方スポットの検出信号(G,H)にレベル差が発生するが、それぞれ係数GefとGghを用いて差分信号(E−F)と(G−H)のゲイン補正を施すことで、SPP信号を正規化し、DPP信号にはオフセットが残留しないようになる。
図4は、逆方向移動(外周→内周)に対して使用するDPP信号演算回路(演算回路2)を示す図である。
演算回路2の補正方法では、2つのサブスポット21,22からの検出信号を内周側検出信号と外周側検出信号とに分け、それぞれについて個別にゲイン補正を行う。すなわち、前方スポット21の内周側検出信号Eと後方スポット22の内周側検出信号Gを加算器41で加算し、LPF44を介してゲイン補正器47に送る。ゲイン補正器47は内周側加算信号(E+G)を用いて、内周側加算信号(E+G)に対してゲイン補正(係数Geg)を行う。一方、前方スポット21の外周側検出信号Fと後方スポット22の外周側検出信号Hを加算器42で加算し、LPF45を介してゲイン補正器48に送る。ゲイン補正器48は外周側加算信号(F+H)を用いて、外周側加算信号(F+H)に対してゲイン補正(係数Gfh)を行う。なお、メインスポット20からの検出信号A〜Dについては、従来例(図6)と同様で、加算器40で加算し、LPF43を介してゲイン補正器46に送る。ゲイン補正器46はメインスポット加算信号(A+B+C+D)を用いて、MPP信号に対してゲイン補正(係数Gmain)を行う。その後、補正された加算信号(E+G)から加算信号(F+H)を減算して補正されたSPP信号とし、補正されたMPP信号と演算することで、補正されたDPP信号(DPP2)を生成する。この補正(AGC機能)により、メインスポット加算信号(A+B+C+D)、サブスポットの内周側加算信号(E+G)、サブスポットの外周側加算信号(F+H)のそれぞれの利得を一定とした場合のDPP信号(DPP2)が得られる。
以上の演算式を次式(2)に示す。
MPP=Gmain*{(A+D)−(B+C)},
SPP=Geg*(E+G)−Gfh*(F+H),
DPP2=MPP−K*SPP (2)
演算式(2)を演算式(1)と比較すると、SPP演算式内のFとGの演算順序が入れ替わっている。
演算回路2によれば、図2(b)のようにスポットが逆方向に移動する場合の補正が可能となる。この場合、サブスポットの内周側検出信号(E,G)と外周側検出信号(F,H)にレベル差が発生するが、それぞれ係数GegとGfhを用いて加算信号(E+G)と(F+H)のゲイン補正を施すことで、SPP信号を正規化し、DPP信号にはオフセットが残留しないようになる。
演算回路1と演算回路2の切り替えは、スポットの移動方向に応じて行う。サーボエラー演算部5は上記2つの演算回路1,2を所有し、光ディスクに対する記録方向(内周→外周、または外周→内周)に応じて2つの演算回路を切り替えて使用する。
なお、図3、図4の演算回路1,2で生成されるDPP信号(DPP1,DPP2)について、DPPの信号が基準電位に対して上下対称となるように図示しないTEバランス回路で振幅バランスを補正するものとする。
図7は、演算回路1,2に用いるローパスフィルタ(LPF)の動作を説明する図である。(a)は各LPFに入力する光検出器からの検出信号で、(b)はLPF処理後の検出信号を模式的に示す。入力する検出信号にはトラッククロスやレンズシフトによるAC振幅成分と、反射光量に比例したDC振幅成分とが含まれる。このうちゲイン補正(AGC)に利用するのはディスク記録状態や温度変化等による反射光量の変化を示すDC成分であり、ディスク偏心より生じるレンズシフトなどのAC成分には応答しないように(すなわちDPP方式の基本機能を損なわないように)応答速度を制限する。そのため、LPFはディスク回転数以上の周波数成分を十分に減衰させる特性とする。
本実施例によれば、多層ディスクにおいて光スポットの移動方向が変化する場合にも、正確なトラッキングエラー信号を生成できる。また、トラックピッチの異なるディスクでもビーム位置ずれが少ないので、各種規格の光ディスクに広く適用できる。
1:光ディスク、
2:スピンドルモータ、
3:光ピックアップ、
4:A/D変換器、
5:サーボエラー演算部、
6:サーボフィルタ、
7:アクチュエータ駆動部、
20:メインスポット、
21:サブスポット(前方スポット)、
22:サブスポット(後方スポット)
25:トラック、
26:記録マーク、
30,31,32,40,41,42:加算器、
33,34,35,43,44,45:LPF、
36,37,38,46,47,48:ゲイン補正器。

Claims (3)

  1. 光ビームを光ディスクに照射して情報の記録再生を行うとともに、差動プッシュプル方式に基づくトラッキングエラー信号を使ってトラッキング制御を行う光ディスク装置において、
    半導体レーザで発生した光ビームを1つのメインビームと2つのサブビームに分離して対物レンズを介して光ディスクの記録面に照射し、該光ディスクから反射された3つの光ビームを分割された複数の受光面を有する光検出器で検出する光ピックアップと、
    前記光検出器の各受光面からの検出信号を演算してトラッキングエラー信号を生成する演算回路を有するサーボエラー演算部とを備え、
    前記光ディスク記録面に照射する前記2つのサブビームのスポット(以下、サブスポット)は前記メインビームのスポット(以下、メインスポット)よりもディスク走行前後方向にずらして配置され、前記サブスポットのうち先行側に配置された前方スポットは前記メインスポットよりも外周側に1/2トラックだけずらし、後行側に配置された後方スポットは前記メインスポットよりも内周側に1/2トラックだけずらして配置されており、
    前記演算回路は前記メインスポットからのプッシュプル信号と前記サブスポットからのプッシュプル信号を差分演算して差動プッシュプル信号を求めるものであって、前記差分演算において、前記2つのサブスポットからの検出信号をそれぞれ内周側受光面の検出信号(以下、サブスポット内周側信号)と外周側受光面の検出信号(以下、サブスポット外周側信号)とに分け、該サブスポット内周側信号の加算信号と該サブスポット外周側信号の加算信号のそれぞれの利得が一定となるよう前記サブスポット内周側信号と前記サブスポット外周側信号に対しゲイン補正を行うゲイン補正器を有することを特徴とする光ディスク装置。
  2. 請求項1に記載の光ディスク装置において、
    前記演算回路を適用してトラッキングエラー信号を生成するのは、前記光ディスクに情報を記録するときの前記光ビームのスポットが外周から内周方向へ移動する場合とし、
    前記サーボエラー演算部は、さらに前記光ビームのスポットが内周から外周方向へ移動する場合に適用する演算回路を備え、
    該演算回路はその差分演算において、前記2つのサブスポットからの検出信号を前記前方スポットからの検出信号と前記後方スポットからの検出信号とに分け、該前方スポット検出信号の加算信号と該後方スポット検出信号の加算信号のそれぞれの利得が一定となるよう前記2つのサブスポットの検出信号に対しゲイン補正を行うゲイン補正器を有することを特徴とする光ディスク装置。
  3. 請求項1または2に記載の光ディスク装置において、
    前記ゲイン補正に用いる前記検出信号の加算信号に対し、前記光ディスクの回転数以上の周波数成分を減衰させるローパスフィルタを設けたことを特徴とする光ディスク装置。
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KR20180121361A (ko) 2017-04-28 2018-11-07 가부시키가이샤 아드반테스트 전자 부품 시험 장치용 캐리어

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20180121361A (ko) 2017-04-28 2018-11-07 가부시키가이샤 아드반테스트 전자 부품 시험 장치용 캐리어

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