JP2013161548A - ワイヤーハーネス及び分岐部保護部材 - Google Patents
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Abstract
【課題】ワイヤーハーネスの分岐部を容易に保護できるようにすることを目的とする。
【解決手段】ワイヤーハーネス10は、複数の電線が分岐部14で分岐するように束ねられることにより構成されたワイヤーハーネス本体部12と、分岐部保護部材20とを備える。分岐部保護部材20は、分岐部14を挟込んだ状態で分岐部14に固定される一対の挟込部22を含む。一対の挟込部22は、不織部材がホットプレスされることにより形成されると共に、それぞれの内面が凹凸形状に形成されている。
【選択図】図1
【解決手段】ワイヤーハーネス10は、複数の電線が分岐部14で分岐するように束ねられることにより構成されたワイヤーハーネス本体部12と、分岐部保護部材20とを備える。分岐部保護部材20は、分岐部14を挟込んだ状態で分岐部14に固定される一対の挟込部22を含む。一対の挟込部22は、不織部材がホットプレスされることにより形成されると共に、それぞれの内面が凹凸形状に形成されている。
【選択図】図1
Description
この発明は、ワイヤーハーネスの分岐部を保護する技術に関する。
一般的に、ワイヤーハーネスは、複数の電線を適宜分岐させつつ結束することにより形成される。ワイヤーハーネスの分岐部が、敷設対象となる箇所に存在する周辺部材と接触するような場合には、その分岐部に厚肉な粘着テープが巻かれることがある。巻付けられた粘着テープは、他の部材が電線に直接接触することを抑制すると共に、分岐形状を一定に保つことで、前記分岐部を保護する。
しかしながら、上記分岐部の保護構造では、ワイヤーハーネスの分岐部の形状に沿って粘着テープを巻付ける必要があるため、その作業性が悪い。
そこで、本発明は、ワイヤーハーネスの分岐部を容易に保護できるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、第1の態様に係るワイヤーハーネスは、複数の電線が分岐部で分岐するように束ねられることにより構成されたワイヤーハーネス本体部と、前記分岐部を挟込んだ状態で前記分岐部に固定される一対の挟込部を含み、前記一対の挟込部は不織部材がホットプレスされることにより形成されている、分岐部保護部材とを備える。
第2の態様は、第1の態様に係るワイヤーハーネスであって、前記一対の挟込部の内面が凹凸形状に形成されている。
第3の態様は、第1又は第2の態様に係るワイヤーハーネスであって、前記一対の挟込部のそれぞれの外面がそれぞれの前記内面よりも硬くなるようにホットプレスされている。
第4の態様は、第1〜第3のいずれか1つの態様に係るワイヤーハーネスであって、前記分岐部保護部材は、前記一対の挟込部を開閉可能に連結するヒンジ部をさらに含む。
第5の態様は、第1〜第4のいずれか1つの態様に係るワイヤーハーネスであって、前記一対の挟込部の内面は、複数の突出部分が間隔をあけて設けられた形状に形成されている。
第6の態様は、第1〜第4のいずれか1つの態様に係るワイヤーハーネスであって、前記一対の挟込部の内面は、前記分岐部から延出する少なくとも一方向への配線部分の延在方向に沿った突条部を有する形状に形成されている。
第7の態様は、第1〜第4のいずれか1つの態様に係るワイヤーハーネスであって、前記一対の挟込部の内面は、前記分岐部から延出する少なくとも一方向への配線部分の延在方向に交差する突条部を有する形状に形成されている。
第8の態様は、第1〜第4のいずれか1つの態様に係るワイヤーハーネスであって、前記一対の挟込部の内面は、波線状の突出部を有する形状に形成されている。
第9の態様は、第1〜第8のいずれか1つの態様に係るワイヤーハーネスであって、前記一対の挟込部は、結束部材によって前記分岐部から延出する配線部分に結束されている。
第10の態様は、第1〜第9のいずれか1つの態様に係るワイヤーハーネスであって、前記一対の挟込部に、前記分岐部から延出する配線部分に沿って延びる固定片が一体形成され、結束部材によって前記固定片が前記配線部分に結束されている。
第11の態様は、複数の電線が分岐部で分岐するように束ねられることにより構成されたワイヤーハーネス本体部の前記分岐部に固定される分岐部保護部材であって、前記分岐部を挟込み可能な一対の挟込部を備え、前記一対の挟込部は、不織部材がホットプレスされることにより形成されている。
第1の態様に係るワイヤーハーネスによると、一対の挟込部が分岐部を挟込む構成によって、当該分岐部を保護することができる。また、一対の挟込部が前記分岐部を挟んだ状態に維持すればよいため、分岐部に粘着テープを巻付けていく作業等よりも容易に、ワイヤーハーネスの分岐部を保護できる。
第2の態様によると、一対の挟込部の内面に凹凸形状が形成されているため、分岐部をより確実に一定の分岐形態に維持するように保護することができる。
第3の態様によると、一対の挟込部の内面を分岐部の分岐形態に倣って変形させて、分岐部を一体の分岐形態に維持することができる。また、一対の挟込部のうち比較的硬く形成された外面によって、分岐部を保護することができる。
第4の態様によると、分岐部保護部材を一体化された部品として取扱うことができる。
第5の態様によると、一対の挟込部の内面は、複数の突出部分が間隔をあけて設けられた形状に形成されているため、種々の分岐形態に対応できる。
第6の態様によると、分岐部から延出する少なくとも1つの配線部分の延在方向に沿った突条部を有する形状に形成されているため、前記配線部分を突条部によってより確実に一定位置に維持できる。
第7の態様によると、突条部分を前記配線部分に強く押し当てて一定位置に維持することができる。
第8の態様によると、波線状の突出部をワイヤーハーネス本体部に押し当てて分岐部の分岐形態を一定に維持することができる。
第9の態様によると、一対の挟込部を結束部材によってワイヤーハーネスに固定することができる。
第10の態様によると、挟込部から延出する固定片を配線部分に結束することによって、一対の挟込部を配線部分に固定できる。
第11の態様に係る分岐部保護部材によると、分岐部を一対の挟込部で挟込んだ状態で固定することによって、当該分岐部を保護することができる。一対の挟込部が前記分岐部を挟んだ状態に維持すればよいため、分岐部に粘着テープを巻付けていく作業等よりも容易に、ワイヤーハーネスの分岐部を保護できる。
以下、実施形態に係るワイヤーハーネス及び分岐部保護部材について説明する。図1は実施形態に係るワイヤーハーネス10を示す部分平面図であり、図2は図1のII−II線概略断面図であり、図3は図1のIII−III線概略断面図である。
ワイヤーハーネス10は、ワイヤーハーネス本体部12と、分岐部保護部材20とを備える。
ワイヤーハーネス本体部12は、複数の電線13が分岐部14で分岐するように束ねられることにより構成されている。具体的には、複数の電線13は、配設対象となる車両への配線形態に応じて分岐しつつ結束された構成とされている。結束は、粘着テープ、結束タイ等を用いて行われる。ワイヤーハーネス本体部12の端部には図示省略のコネクタが接続されている。各コネクタが制御ユニット、各種センサ、モータ等の電気機器に接続されることで、車両に搭載された各種電気器がワイヤーハーネス本体部12を介して電気的に接続される。なお、ワイヤーハーネス本体部12に対して、他の光ケーブル等が結束されていてもよい。
このワイヤーハーネス本体部12は、少なくとも1つの分岐部14を有している。図1では、分岐部14から3つの配線部分15a、15b、15cがY字状に分岐している。ここでは、1つの配線部分15aの電線13が2つの配線部分15b、15cに分岐する態様、即ち、1つの配線部分15aが最も太く(電線13の本数も最も多い)、他の2つの配線部分15b、15cがこれよりも細くなっている態様を示している。ここでは、上記分岐部14に分岐部保護部材20を取付ける例で説明するが、ワイヤーハーネス本体部12が他の分岐部を有している場合に、当該分岐部にここで説明する構成と同様構成が適用されてもよいし、適用されなくてもよい。
分岐部保護部材20は、一対の挟込部22を備えている。図4は挟込部22を示す概略斜視図である。
図1〜図4に示すように、各一対の挟込部22は、分岐部14及び当該分岐部14から延出する配線部分15a、15b、15cを挟込み可能な形状に形成されている。ここでは、各挟込部22は、平面視において、方形状部22aの一端部に、扇状部22bの頂点側に相当する部分が一体的に連結された形状に形成されている。そして、一対の挟込部22で分岐部14を挟込んだ状態では、一対の方形状部22aの間で配線部分15aが挟込まれ、一対の方形状部22a及び扇状部22bとの間に分岐部14の分岐中心が挟込まれる。また、一対の扇状部22bの間に配線部分15b、15cが挟込まれる。この扇状部22bでは、各配線部分15b、15cは扇状部22bの両側の半径に相当する縁部に沿って延在して、V字状に分岐する。これにより、分岐部14が一対の挟込部22により挟込まれ、その保護が図られている。
また、各挟込部22には、分岐部14から延出する配線部分15b、15cに沿って延びる固定片22cが一体形成されている。ここでは、後述するように、扇状部22bの弧状部分から配線部分15b、15cが外方に延出するので、扇状部22bの弧状部分から外方に延出するようにして2つの固定片22cが延出している。ここでは、固定片22cは、細長方形状に形成されており、その幅寸法は、配線部分15b、15cの直径よりも小さい。
上記一対の挟込部22は、不織部材がホットプレスされることにより形成されている。ここで、不織部材としては、加熱工程を経ることにより硬くなることが可能なものを用いることができる。このような不織部材として、基本繊維と、これと絡み合う接着樹脂(バインダとも呼ばれる)とを含むものを用いることができる。接着樹脂は、基本繊維の融点よりも低い融点(例えば、110℃〜115℃)を有する樹脂である。不織部材を基本繊維の融点よりも低くかつ接着樹脂の融点よりも高い加工温度に加熱すると、接着樹脂が溶融して基本繊維間に染込む。その後、不織部材が接着樹脂の融点よりも低い温度になると、基本繊維同士を結合した状態で接着樹脂が固化する。これより、不織部材が加熱前の状態よりも硬くなり、加熱時の成形形状に維持される。
ただし、基本繊維は、接着樹脂の融点で繊維状態を保ち得る繊維であればよく、樹脂繊維の他、各種繊維を用いることができる。また、接着樹脂としては、基本繊維の融点よりも低い融点を持つ熱可塑性樹脂繊維を用いることができる。接着樹脂は、粒状であっても繊維状であってもよい。また、芯繊維の外周に接着樹脂層を形成してバインダ繊維を構成し、これを基本繊維と絡み合わせるようにしてもよい。この場合の芯繊維としては、上記基本繊維と同材料のものを用いることができる。
基本繊維と接着樹脂の組み合わせとしては、基本繊維をPET(ポリエチレンテレフタレート)の樹脂繊維とし、接着樹脂をPETとPEI(ポリエチレンイソフタレート)の共重合樹脂とした例が挙げられる。この場合、基本繊維の融点はおよそ250℃であり、接着樹脂の融点は110℃〜150℃である。このため、不織部材を110℃〜250℃の温度に加熱すると、接着樹脂が溶融し、溶融せずに繊維状を保つ基本繊維間に染込む。そして、不織部材が接着樹脂の融点よりも低い温度になると、基本繊維同士を結合した状態で接着樹脂が固化し、上記成形形状の維持を行う。
また、ホットプレスとは、不織部材に対する加熱処理及び不織部材を型に押付けて所定形状に形成する処理を施すことをいう。加熱処理と所定形状への形成処理とは、同時に行われてもよいし、或は、連続的に別々に行われてもよい。この実施形態に係る挟込部22を製造するのに適したホットプレス加工の例については後に説明する。
上記一対の挟込部22のうち、分岐部14を挟込んだ状態で対向する内面は、凹凸形状を有する凹凸面23に形成されている。ここでは、複数の突出部分23aが間隔をあけて設けられた形状に成されている。より具体的には、突出部分23aは、突出方向に沿った縦断面がサインカーブを描く形状に形成されており、また、複数の突出部分23aは、縦横に等間隔で並ぶように形成されている。もっとも、突出部分は、円柱状或は多角柱状、錐形状、半球状等、その他の突起形状であってもよい。また、複数の突出部分は、不規則に間隔をあけて散在する態様等、その他の態様で設けられていてもよい。また、各突出部分の高さは揃っていてもよいし、不揃いであってもよい。
ここで、図5を参照して上記挟込部22の製造例について説明しておく。
上記挟込部22は、ホットプレス用成形型50を用いてホットプレスされる。ホットプレス用成形型50は、下型52と、上型60とを備える。
下型52は、熱伝導性に優れた金属等により形成された厚板状部材であり、その一主面(上面)に下型面53が形成されている。下型面53は、概略的には、上方に開口する凹形状に形成されている。下型面53の底面は、挟込部22の外面に対応する形状に形成され、下型面53の内周面は、挟込部22の外周囲の面に対応する形状に形成されている。下型面53の深さは例えば15mmとするとよい。
上型60は、熱伝導性に優れた金属等により形成された厚板状部材であり、その一主面(下面)のうち上記下型面53の開口に対応する領域に、凹凸面63が形成されている。凹凸面63は、上記凹凸面23に対応する形状に形成されている。凹凸面23の凹みの深さ(凹凸面23の凸部分の頂点と凹部分の底との寸法差)は、上記下型面53の深さと同じ、例えば、15mmにするとよい。
そして、この凹凸面63が下型面53の開口を閉塞するように配置されることにより、凹凸面63と下型面53との間で、挟込部22を形成可能なスペースが形成される。なお、下型52及び上型60には、ヒーター等の加熱機構66が設けられている。
上記挟込部22を形成するにあたっては、まず、製造後の挟込部22の厚みよりも大きい厚みのシート状の不織部材を準備し、これを下型面53内に配設可能な形状に切断して、所定形状の不織部材70を準備する。不織部材70は、下型面53よりも大きくてもよい。
そして、この不織部材70を下型面53内に配設した後、上型60を下型面53に向けて移動させて、下型面53の開口に上型60の凹凸面63を配設する。この状態で、ホットプレス用成形型50内で不織部材70をホットプレスする。即ち、下型面53と凹凸面63との間で不織部材70を加圧した状態で、当該不織部材70を加熱する。
そして、この後、不織部材が冷却されると、不織部材の表面が下型面53及び凹凸面63の形状に応じた形状で硬化する。すなわち、下型面53の底部(外面)は平坦な形状に加工され、凹凸面63(内面)はその凹凸形状に対応する凹凸面23に加工される。
なお、各挟込部22の内面(分岐部14を挟込んだ状態で内側の面)は、それぞれの外面(分岐部14を挟込んだ状態で外側の面)よりも硬くなるようにホットプレスされていることが好ましい。挟込部22の内面と外面との硬さ調整は、例えば、下型52及び上型60の加熱温度或は加熱時間の少なくとも1つを調整することにより行うことができる。すなわち、下型52の加熱温度を、上型60の加熱温度よりも高くすれば、挟込部22の外面側で接着樹脂がよく溶融し、挟込部22の外面を硬くすることができる。また、下型52の加熱機構66による加熱時間を、上型60の加熱機構66による加熱時間よりも長くすれば、挟込部22の外面側で接着樹脂がよく溶融し、挟込部22の外面を硬くすることができる。
上記一対の挟込部22は、分岐部14を挟込んだ状態で当該分岐部14に固定される。ここでは、次のようにして一対の挟込部が分岐部14に固定されている。
まず、一対の挟込部22が分岐部14を挟込んだ状態で、一対の方形状部22aが配線部分15aを挟込んでいる。そこで、一対の方形状部22aの外周に粘着テープ40が巻回される。この際、方形状部22aを配線部分15aの外周に沿って変形させるように、粘着テープ40をきつく巻付けることが好ましい(図3参照)。これにより、一対の挟込部22の方形状部22aが配線部分15aに対して結束される。
また、一対の扇状部22bのそれぞれから延出する各固定片22cが配線部分15b、15cを挟込んだ状態で当該配線部分15b、15cに沿って配設されている。そこで、配線部分15b、15cのそれぞれを挟込む一対の固定片22cに粘着テープ40が巻回される。これにより、一対の固定片22cのそれぞれが、配線部分15b、15cに結束される。
上記により、一対の挟込部22が分岐部14を挟込んだ状態で当該分岐部14に固定される。なお、一対の挟込部22を配線部分15a、15b、15cに結束するための結束部材は、上記粘着テープ40に限られない。その他、結束部材として、結束タイ等を用いてもよい。また、一対の挟込部22の端縁部同士が、超音波溶着或は加熱溶着等によって溶着されることによって、一対の挟込部22が分岐部14に固定されてもよい。
上記のように一対の挟込部22が分岐部14を挟込んだ状態では、それぞれの内面の凹凸面23が分岐部14及びそこから延出する配線部分15a、15b、15cの外周面に押付けられている。一対の挟込部22は、ホットプレスされたとしても、ある程度は柔らかいので、突出部分23aのうち分岐部14、配線部分15a、15b、15cに押付けられるものは高さが低くなるように変形する。そして、突出部分23aのうち分岐部14、配線部分15a、15b、15cの周りを取囲むものは、ある程度の高さを維持した状態で対向する凹凸面23に押し当てられる。このようにして、一対の挟込部22の凹凸面23に分岐部14、配線部分15a、15b、15cに応じた凹みが形成されると共にその周りが突出部分23aで囲まれるので、一対の挟込部22の間で分岐部14及び配線部分15a、15b、15cが一定の形態に維持される。
以上のように構成されたワイヤーハーネス10によると、一対の挟込部22で分岐部14を挟込んだ状態で一対の挟込部22を分岐部14に固定することで、当該分岐部14を保護することができる。この際、保護部材である挟込部22は、粘着テープ40よりも容易に厚くすることができ、また、ホットプレスの際の加熱温度を高くしたり、加熱時間を長くすることで、容易に硬くすることができる。このため、例えば、車両パネルのエッジと強干渉するような場合でも、分岐部14をより確実に保護することができる。
また、一対の挟込部22が分岐部14を挟込んだ状態を維持するようにすればよいため、分岐部14に粘着テープを巻付けていく作業等よりも容易に当該分岐部14を保護することができる。
例えば、一対の挟込部22の方形状部22aが配線部分15aを挟込んだ状態で、粘着テープ40等の結束部材を用いて結束することで、挟込部22の固定を容易に行える。
また、例えば、一対の固定片22cが配線部分15b又は15cを挟込んだ状態で、粘着テープ40等の結束部材を用いて結束することでも、挟込部22の固定を容易に行える。
また、一対の挟込部22の内面に凹凸面23が形成されているため、その突出部分23aによって分岐部14の分岐形態をより確実に維持することができ、これにより、分岐部14を一定の分岐形態に維持するように保護することができる。
特に、一対の挟込部22の内面は、複数の突出部分23aが間隔をあけて設けられた形状に形成されているため、配線部分15a、15b、15cの延出方向、太さ等が変ったとしても、突出部分23aを分岐部14、配線部分15a、15b、15cの外周に配設してその分岐形態を維持することができ、種々の分岐形態への汎用性に優れる。
また、一対の挟込部22の外面が内面よりも硬く形成されているため、挟込部22の内面を分岐部14の分岐形態に倣って容易に変形させて分岐部14をより確実に一定の形態に維持しつつ、比較的硬く形成された挟込部22の外面によって分岐部14をより確実に保護することができる。
なお、上記実施形態では、一対の挟込部22が別体として形成された例で説明したが、図6及び図7に示す変形例のように、一対の挟込部22に対応する一対の挟込部122がヒンジ部123によって開閉可能に連結されていてもよい。
なお、挟込部122は、その一側部が直線状に形成されている点を除いて、上記挟込部22と同様構成とされている。ヒンジ部123は、一対の挟込部122の前記直線状の側部間に設けられている。ヒンジ部123は、他の部分よりも十分に薄く形成されており、容易に曲げ変形できるようになっている。ヒンジ部123は、例えば、ホットプレスする際に、十分に薄くなるようにすることで形成される。この際、ヒンジ部123を形成する部分では、元の不織部材自体の厚みを小さくしておくことが好ましい。そして、一対の挟込部122が、ヒンジ部123を介して180度開いた状態又は内面を突合わせるように閉じた状態に開閉されるようになる。この変形例に係る一対の挟込部122についても、上記実施形態と同様にして、分岐部14に固定される。この変形例では、一対の挟込部122を一体化された一部品として取扱うことができるため、その部品管理及び取付け作業が容易となる。
また、一対の挟込部の内面に形成される凹凸面の形状は上記例に限られない。
図8に示す変形例のように、一対の挟込部22に対応する一対の挟込部222の内面は、分岐部14から延出する少なくとも一方向への配線部分(ここでは、全ての配線部分15a、15b、15c)への延在方向に沿った突条部223aを有する形状に形成されていてもよい。
この変形例によると、一対の挟込部222が分岐部14を挟込んだ状態で、いずれかの突条部223aがその長手方向ほぼ全体に亘って配線部分15a、15b、15cに当接してその側方への位置ずれを抑制する。これにより、配線部分15a、15b、15cをより確実に一定位置に維持することができる。
特に、突条部223aの幅寸法を、配線部分15a、15b、15cにおける各電線間の隙間に入り込む程度の寸法とすることによって、突条部223aが配線部分15a、15b、15cに食込み易くなり、配線部分15a、15b、15cをより確実に一定位置に維持することができる。
また、図9に示す変形例のように、一対の挟込部22に対応する一対の挟込部322の内面は、分岐部14から延出する少なくとも一方向への配線部分(ここでは、全ての配線部分15a、15b、15c)への延在方向に交差する突条部323aを有する形状に形成されていてもよい。ここでは、突条部323aは、1つの配線部分15aに対して直交する方向に延在している。
この変形例によると、一対の挟込部322が分岐部14を挟込んだ状態で、ほぼ全ての突条部323aがその長手方向中間部で配線部分15a、15b、15cに強く当接し、その側方への位置ずれを抑制する。これにより、配線部分15a、15b、15cをより確実に一定位置に維持することができる。
また、図10に示す変形例のように、一対の挟込部22に対応する一対の挟込部422の内面は、波線状の突出部分423aを有する形状に形成されていてもよい。ここでは、波剪除の突出部分423aは、配線部分(ここでは、全ての配線部分15a、15b、15c)への延在方向に交差するように形成されている。
この変形例によると、波線状の突出部分423aを配線部分15a、15b、15cに押し当てて分岐部14の分岐形態を一定に維持することができる。特に、この変形例では、突出部分423aは波線状を描いているため、その延在方向に沿って配線部分15a、15b、15cが突出部分423aに引っ掛かり易く、配線部分15a、15b、15cが位置ずれし難い。
特に、突出部分423aが配線部分15a、15b、15cに対して交差する方向に延在するように形成することで、種々の径及び延出方向の配線部分15a、15b、15cに対して、波線状の突出部分423aがより確実に引っ掛かる。このため、分岐部14の分岐態様に対する汎用性に優れる。
なお、挟込部の内面は凹凸面に形成されていなくてもよい。この場合でも、一対の挟込部22の内面を柔らかく(特に、外面よりも柔らかく)形成しておき、一対の挟込部で分岐部を挟込む際に、当該分岐部の形態に応じて一対の挟込部の内面を変形させることで、当該分岐部を一定の形態に維持しつつ保護することができる。
また、上記実施形態及び変形例では、分岐部14は3つに分岐する例で説明したが、4つ以上に分岐していてもよい。
また、挟込部22の平面形状は上記例に限られず、三角形状、四角形状、放射形状、星形等、各種形状を採用できる。
なお、上記実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組合わせることができる。
以上のようにこの発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
10 ワイヤーハーネス
12 ワイヤーハーネス本体部
13 電線
14 分岐部
15a、15b、15c 配線部分
20 分岐部保護部材
22、122、222、322、422 挟込部
22c 固定片
23 凹凸面
23a、423a 突出部分
223a、323a 突条部
40 粘着テープ
70 不織部材
123 ヒンジ部
12 ワイヤーハーネス本体部
13 電線
14 分岐部
15a、15b、15c 配線部分
20 分岐部保護部材
22、122、222、322、422 挟込部
22c 固定片
23 凹凸面
23a、423a 突出部分
223a、323a 突条部
40 粘着テープ
70 不織部材
123 ヒンジ部
Claims (11)
- 複数の電線が分岐部で分岐するように束ねられることにより構成されたワイヤーハーネス本体部と、
前記分岐部を挟込んだ状態で前記分岐部に固定される一対の挟込部を含み、前記一対の挟込部は不織部材がホットプレスされることにより形成されている、分岐部保護部材と、
を備えるワイヤーハーネス。 - 請求項1記載のワイヤーハーネスであって、
前記一対の挟込部の内面が凹凸形状に形成されている、ワイヤーハーネス。 - 請求項1又は2記載のワイヤーハーネスであって、
前記一対の挟込部のそれぞれの外面がそれぞれの前記内面よりも硬くなるようにホットプレスされている、ワイヤーハーネス。 - 請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載のワイヤーハーネスであって、
前記分岐部保護部材は、前記一対の挟込部を開閉可能に連結するヒンジ部をさらに含む、ワイヤーハーネス。 - 請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載のワイヤーハーネスであって、
前記一対の挟込部の内面は、複数の突出部分が間隔をあけて設けられた形状に形成されている、ワイヤーハーネス。 - 請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載のワイヤーハーネスであって、
前記一対の挟込部の内面は、前記分岐部から延出する少なくとも一方向への配線部分の延在方向に沿った突条部を有する形状に形成されている、ワイヤーハーネス。 - 請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載のワイヤーハーネスであって、
前記一対の挟込部の内面は、前記分岐部から延出する少なくとも一方向への配線部分の延在方向に交差する突条部を有する形状に形成されている、ワイヤーハーネス。 - 請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載のワイヤーハーネスであって、
前記一対の挟込部の内面は、波線状の突出部を有する形状に形成されている、ワイヤーハーネス。 - 請求項1〜請求項8のいずれか1つに記載のワイヤーハーネスであって、
前記一対の挟込部は、結束部材によって前記分岐部から延出する配線部分に結束されている、ワイヤーハーネス。 - 請求項1〜請求項9のいずれか1つに記載のワイヤーハーネスであって、
前記一対の挟込部に、前記分岐部から延出する配線部分に沿って延びる固定片が一体形成され、結束部材によって前記固定片が前記配線部分に結束されている、ワイヤーハーネス。 - 複数の電線が分岐部で分岐するように束ねられることにより構成されたワイヤーハーネス本体部の前記分岐部に固定される分岐部保護部材であって、
前記分岐部を挟込み可能な一対の挟込部を備え、前記一対の挟込部は、不織部材がホットプレスされることにより形成されている、分岐部保護部材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2012020451A JP2013161548A (ja) | 2012-02-02 | 2012-02-02 | ワイヤーハーネス及び分岐部保護部材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2012020451A JP2013161548A (ja) | 2012-02-02 | 2012-02-02 | ワイヤーハーネス及び分岐部保護部材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2013161548A true JP2013161548A (ja) | 2013-08-19 |
Family
ID=49173665
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2012020451A Pending JP2013161548A (ja) | 2012-02-02 | 2012-02-02 | ワイヤーハーネス及び分岐部保護部材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2013161548A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106098247A (zh) * | 2016-06-20 | 2016-11-09 | 安徽上缆防火科技股份有限公司 | 一种低压分支电缆生产方法 |
| CN114914864A (zh) * | 2018-05-25 | 2022-08-16 | 株式会社自动网络技术研究所 | 配线部件的固定构造 |
-
2012
- 2012-02-02 JP JP2012020451A patent/JP2013161548A/ja active Pending
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