JP2013160964A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】定着部から分離させた用紙を安定した姿勢で後段の搬送ローラーに搬送する。
【解決手段】画像形成装置では、定着ローラーに用紙が挟持されたと判断すると、用紙分離ファンが作動する(S100)。用紙が定着ローラーから排出されると、用紙ループセンサにより用紙のループ量が検知される(S102,S104)。用紙のループ量が下限値未満である場合、用紙が加熱ローラーに吸着してしまう可能性があるので、エアーの風量が基準ファン風量設定値のエアーの風量よりも強くなるように風量制御する(S106,S118)。用紙のループ量が下限値以上である場合、用紙のループ量が予め設定された上限値以下であるか否かを判断する(S108)。用紙Pのループ量が上限値を超える場合、用紙の搬送時の姿勢が悪くなってしまう可能性があるので、エアーの風量が基準ファン風量設定値のエアーの風量よりも弱くなるように風量制御する(S120)。
【選択図】図4
【解決手段】画像形成装置では、定着ローラーに用紙が挟持されたと判断すると、用紙分離ファンが作動する(S100)。用紙が定着ローラーから排出されると、用紙ループセンサにより用紙のループ量が検知される(S102,S104)。用紙のループ量が下限値未満である場合、用紙が加熱ローラーに吸着してしまう可能性があるので、エアーの風量が基準ファン風量設定値のエアーの風量よりも強くなるように風量制御する(S106,S118)。用紙のループ量が下限値以上である場合、用紙のループ量が予め設定された上限値以下であるか否かを判断する(S108)。用紙Pのループ量が上限値を超える場合、用紙の搬送時の姿勢が悪くなってしまう可能性があるので、エアーの風量が基準ファン風量設定値のエアーの風量よりも弱くなるように風量制御する(S120)。
【選択図】図4
Description
本発明は、定着ローラから排出される用紙にエアを吹き付けることにより用紙を定着ローラから分離(剥離)させる用紙分離機能を備えた画像形成装置に関する。
一般的な電子写真方式の画像形成装置は、用紙にトナー像を転写した後にこのトナー像を用紙に熱融着して定着させるための定着装置を備えている。この定着装置では、中間転写ベルト等を含む画像形成部によってトナー像が転写された用紙を、定着装置の加熱ローラーと加圧ローラーとの間のニップ部(両ローラーの接触部)を通過させ、用紙を両ローラーによって圧接すると共に加熱することでトナー像を用紙に熱融着(定着)させている。
ところで、上述した定着処理においては、用紙に転写された溶融トナーが定着ローラーやベルト等に接触するので、この接触によって用紙上の溶融トナーが定着ローラー等に吸着し、用紙が定着ローラー等に巻き付いてしまう場合がある。特に、坪量の小さい用紙や、表面がコーティング処理されたコート紙等の用紙を用いた場合には、定着ローラー等への巻き付きが発生し易かった。
そのため、この定着ローラーやベルトへの用紙上のトナーの吸着し、用紙が定着ローラーやベルトに巻き付くことを防止するために、定着ローラーから排出される用紙にエアーを吹き付けることで、定着ローラー等への用紙の吸着を防止する用紙分離制御機能を備えた画像形成装置が知られている(例えば特許文献1参照)。この画像形成装置によれば、用紙を定着部材から分離することができるようになる。
しかしながら、上記特許文献1に開示される画像形成装置等では以下のような問題がある。図7(A)および図(B)は、従来における画像形成装置の用紙分離制御時の問題点を示す図である。図7(A)に示すように、送風部900によりエアーを用紙に吹き付けることで、定着ローラー860等から用紙を分離させることはできるが、図7(B)に示すように、エアーによる吹き付けが強すぎると、エアーによって吹き付けられた用紙Pの姿勢が悪くなってしまうという問題がある。このように用紙の姿勢が悪い状態で後段の搬送ローラー240に搬送すると、後段の搬送ローラー240やガイド板980部分において用紙Pの先端折れや用紙のシワ、ジャム等が発生してしまう場合がある。
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、定着部から分離させた用紙を安定した姿勢で後段の搬送ローラーに搬送することが可能な画像形成装置を提供するものである。
本発明は、上記課題を解決するために、用紙に転写されたトナー像を用紙に定着させる定着部と、定着部から排出された用紙に対して所定の風量でエアーを吹き付けることで定着部から用紙を分離させる送風部と、定着部から排出される用紙のループ量を検知する検知部と、検知部による用紙のループ量の検知結果に基づいて送風部から吹き出されるエアーの風量を制御することで用紙の姿勢を調整する制御部とを備えるものである。
本発明によれば、定着部から排出される用紙のループ量を検知し、この検知結果に基づいて送風部から吹き出されるエアーの風量を制御するので、用紙の定着部への巻き付きを防止しつつ、搬送時の用紙の姿勢を整えることができる。これにより、用紙の先端折れやシワ、ジャムの発生を防止することができる。
以下、発明を実施するための最良の形態(以下実施の形態とする)について説明する。
<1.第1の実施の形態>
[画像形成装置の構成例]
本発明に係る画像形成装置100は、定着ローラー86から排出される用紙Pのループ量を用紙ループセンサ40により検知し、この検知結果に基づく用紙Pのループ量が予め設定されている下限値x1未満の場合に用紙Pへのエアーの風量を強くし、検知結果に基づく用紙Pのループ量が上限値x2を超える場合に用紙Pへのエアーの風量を弱くするように用紙分離制御を行うものである。
<1.第1の実施の形態>
[画像形成装置の構成例]
本発明に係る画像形成装置100は、定着ローラー86から排出される用紙Pのループ量を用紙ループセンサ40により検知し、この検知結果に基づく用紙Pのループ量が予め設定されている下限値x1未満の場合に用紙Pへのエアーの風量を強くし、検知結果に基づく用紙Pのループ量が上限値x2を超える場合に用紙Pへのエアーの風量を弱くするように用紙分離制御を行うものである。
図1は、本発明に係る画像形成装置100の構成の一例を示している。なお、図面の寸法比率は、説明の都合上拡張されており、実際の比率と異なる場合がある。図1に示すように、画像形成装置100は、タンデム型の画像形成装置と称されるものであり、自動原稿搬送部101と装置本体部102とを備えている。自動原稿搬送部101は、装置本体部102の上部に取り付けられ、搬送台上にセットされた用紙Mを搬送ローラー等により装置本体部102の画像読取部110に送り出す。
装置本体部102は、画像読取部110と画像形成部60と中間転写ベルト8と定着装置80と用紙分離ファン92とを有している。画像読取部110は、原稿台上に載置された原稿を走査露装置の光学系により走査露光し、CCD(Charge Coupled Devices)イメージセンサにより走査した原稿の画像を光電変換して画像情報信号を生成する。画像情報信号は、図示しない画像処理部によりアナログ処理、アナログ/ディジタル(以下A/Dという)変換処理、シューディング補正、画像圧縮処理等行われた後に、画像形成部60に出力される。
画像形成部60は、電子写真方式により画像を形成するものであり、イエロー(Y)色の画像を形成する画像形成ユニット10Yと、マゼンタ(M)色の画像を形成する画像形成ユニット10Mと、シアン(C)色の画像を形成する画像形成ユニット10Cと、黒(K)色の画像を形成する画像形成ユニット10Kとを有している。この例では、それぞれ共通する機能名称、例えば、符号10の後ろに形成する色を示すY,M,C,Kを付して表記する。
画像形成ユニット10Yは、感光体ドラム1Yと、その周囲に配置される帯電部2Y、露光部(光書込み部)3Y、現像部4Yおよびクリーニング部6Yを有している。画像形成ユニット10Mは、感光体ドラム1Mと、その周囲に配置される帯電部2M、露光部3M、現像部4Mおよびクリーニング部6Mを有している。画像形成ユニット10Cは、感光体ドラム1Cと、その周囲に配置される帯電部2C、露光部3C、現像部4Cおよびクリーニング部6Cを有している。画像形成ユニット10Kは、感光体ドラム1Kと、その周囲に配置される帯電部2K、露光部3K、現像部4Kおよびクリーニング部6Kを有している。
画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kにおけるそれぞれの感光体ドラム(像担持体)1Y,1M,1C,1K、帯電部2Y,2M,2C,2K、露光部3Y,3M,3C,3K、現像部4Y,4M,4C,4K、クリーニング部6Y,6M,6C,6Kは、それぞれ共通する内容の構成である。以下、特に、区別が必要な場合を除き、Y,M,C,Kを付さずに表記することとする。
帯電部2は、感光体ドラム1の表面をほぼ一様に帯電する。露光部3は、例えばポリゴンミラー方式のレーザ露光走査装置により構成され、画像情報信号に基づいて感光体ドラム1上をレーザ光により走査して静電潜像を形成する。現像部4は、感光体ドラム1上に形成された静電潜像をトナーにより現像する。これにより、感光体ドラム1上に可視画像であるトナー像が形成される。中間転写ベルト8は、複数のローラーにより張架されると共に走行可能に支持されている。一次転写ローラーが動作すると、中間転写ベルト8が走行し、中間転写ベルト8の画像転写位置に各感光体ドラム1に形成されたトナー像が転写される(一次転写)。
給紙部20は、A3やA4等の各用紙サイズが収容された複数の給紙トレイ20A,20B,20Cを有している。ユーザによって所定の用紙Pが選択されると、各給紙トレイ20A,20B,20Cからピックアップローラーによって選択された用紙Pが取り出され、この取り出された用紙Pが搬送ローラー21,22やループ作成ローラー42等によってレジストローラー30に搬送される。なお、給紙トレイの数は3つに限定されるものではない。また、必要に応じて大容量の用紙Pを収容することが可能な大容量給紙装置を単数または複数設置しても良い。
レジストローラー30は、一対の駆動ローラー32および従動ローラー34を有し、ループ作成ローラー42によって用紙Pの先端が突き当てられることでループを形成して用紙Pの斜行を補正する。また、レジストローラー30は、用紙検知部70の検知結果に基づいて、用紙Pをニップして用紙搬送方向Dに直交する用紙幅方向に揺動させることにより用紙Pの片寄りを補正する(レジスト揺動補正)。
レジスト補正が終了すると、用紙Pは所定のタイミングで二次転写部36に搬送される。二次転写部36では、中間転写ベルト8の画像形成位置に転写されたカラー画像が、給紙部20から搬送されてくる用紙Pの表面に一括転写される(2次転写)。2次転写された用紙Pは、定着装置80に搬送される。
定着装置80は、二次転写部36よりも用紙搬送方向Dの下流側に設けられ、二次転写部36でトナー像が転写された用紙Pに加圧、加熱処理を行うことにより用紙P表面のトナー像を用紙Pに定着させる。定着装置80により定着処理された用紙Pは、定着装置80より用紙搬送方向Dの下流側に設けられた後段搬送ローラー24を介して排紙トレイ25上に排出される。
送風部90は、定着ローラー86の排出口側の周辺部に設置され、用紙ループセンサ40で検知された用紙Pのループ量に応じて送風するエアーの風量を制御して、定着ローラー86から排出される用紙Pと加熱ローラー82との間にエアーを吹き付ける。これにより、用紙Pが加熱ローラー82から剥離され、用紙Pの加熱ローラー82への吸着が防止される。なお、送風部90の詳細については後述する。
また、画像形成装置100は、両面印刷等を行うための用紙反転部27を備えている。両面印刷モードが設定されている場合には、定着装置80により定着処理された用紙Pを用紙反転部27に導いた後に表裏を反転させて再度二次転写部36に搬送(スイッチバック搬送)し、用紙Pの裏面側にカラー画像等を形成する。
[画像形成装置のブロック構成例]
図2は、画像形成装置100の概略構成例およびそのブロック構成例を示している。まず、画像形成装置100のブロック構成を説明する前に、定着装置80および後段搬送ローラー24の構成例について詳細に説明する。
図2は、画像形成装置100の概略構成例およびそのブロック構成例を示している。まず、画像形成装置100のブロック構成を説明する前に、定着装置80および後段搬送ローラー24の構成例について詳細に説明する。
図2に示すように、定着装置80は、ヒータが内蔵された加熱ローラー82と、この加熱ローラー82に対向して配置された加圧ローラー84とを有している。加熱ローラー82および加圧ローラー84のそれぞれは、例えば、芯金と、芯金の外周面を覆う弾性層と、弾性層の外周面を覆う離型層とからなる3層構造で構成されている。本例では、加熱ローラー82と加圧ローラー84とを総称して定着ローラー86と呼ぶ。
後段搬送ローラー24は、例えば、後段搬送ローラー24と定着ローラー86との間のシート搬送距離が、画像形成装置100で使用される全ての用紙Pの搬送方向における長さよりも短くなるような位置に配置される。これにより、用紙Pが後段搬送ローラー24に挟持された時点では、用紙Pの後端が定着ローラー86のニップ部から排出されておらず、用紙Pのいずれかの部位が定着ローラー86に挟持されることになる。
定着ローラー86と後段搬送ローラー24との間の搬送経路には、用紙Pを案内搬送するためのガイド板(板金)98が設置されている。ガイド板98は、搬送経路の上下のそれぞれ設けられている。なお、本例では、用紙ループセンサ40を下部側のガイド板98の下方に設置するので、用紙ループセンサ40の直上にガイド板98が重ならないようにガイド板98を配置したり、ガイド板98を加工する。
続けて、画像形成装置100のブロック構成例について説明する。画像形成装置100は、画像形成装置100の全体の動作を制御する制御部50を備えている。制御部50は、例えばCPU(Central Processing Unit)52を有し、図示しないメモリに格納された所定のプログラムを読み出し、読み出したプログラムを実行することで画像形成処理や用紙分離制御等を行う。制御部50には、用紙ループセンサ40と定着駆動モーター88と送風部90と記憶部54と操作表示部56とがそれぞれ接続されている。
操作表示部56は、例えば抵抗膜方式や静電容量方式等からなる位置入力装置と液晶ディスプレイや有機EL等からなる表示装置とが組合されたタッチパネルから構成され、ユーザの入力操作に基づく入力情報を検知して操作信号を制御部50に供給する。例えば、操作表示部56は、用紙Pの紙種や坪量等の画像形成の各種条件を受け付けたり、用紙分離制御時の下限値x1および上限値x2の閾値(図3参照)や、用紙分離ファン92から吹き出す風量を示す基準風量設定値等の入力を受け付ける。
記憶部54は、例えば半導体メモリやHDD(Hard Disk Drive)等から構成されている。記憶部54には、操作表示部56で受け付けられた下限値x1および上限値x2や基準風量設定値、用紙Pのループ量を測定する際に用いられる用紙ループセンサ40と搬送経路(基準位置S)との間の距離x3(図3参照)等が記憶される。
用紙ループセンサ40は、検知部の一例であり、例えば測距センサやアクチュエータ(圧力センサ)等から構成され、定着装置80と後段搬送ローラー24との間の搬送経路の下方(加圧ローラー84)側に設置されている。好ましくは、用紙Pのループ量が最大となるような位置に設置される。用紙ループセンサ40に測距センサが用いられている場合、用紙Pのループ部位と用紙ループセンサ40との間の距離を測定し、この測定により得られた距離情報を制御部50に供給する。また、用紙ループセンサ40にアクチュエータが用いられている場合には、用紙Pがアクチュエータに接触したか否かを示すオン/オフ信号を操作信号として制御部50に供給する。
送風部90は、用紙分離ファン92とダクト94とモーター96とを有している。モーター96は、ステッピングモーター等から構成され、一端が制御部50に接続されると共に他端が用紙分離ファン92に接続されている。モーター96は、制御部50から供給される基準風量設定値に応じた駆動信号に基づいて駆動することで用紙分離ファン92を駆動させる。
用紙分離ファン92は、定着装置80と後段搬送ローラー24との間の搬送経路の上方(加熱ローラー82側)に設置され、モーター96の駆動によって作動して定着ローラー86から排出される用紙Pに向けて所定量風量のエアーを吹き出す。ダクト94は、一端が用紙分離ファン92に取り付けられると共に他端が定着ローラー86の排出口側周辺部まで延在しており、用紙分離ファン92から吹き出されるエアーを定着ローラー86から排出される用紙Pに効率的に案内して送風できるようになっている。
定着駆動モーター88は、例えばステッピングモーター等から構成され、その一端部が加圧ローラー84に接続されている。定着駆動モーター88は、制御部50から供給される駆動信号に基づいて駆動し、定着装置80の加圧ローラー84を回転駆動させる。これにより、図示しない定着ベルト等が従動回転され、用紙Pが加熱、加圧処理されながら搬送される。
[用紙ループ量の上限値および下限値]
図3は、用紙分離ファン92からの風量制御を行う場合に、風量の切り替え判断時の基準となる用紙Pのループ量の下限値x1および上限値x2を説明するための図である。本実施の形態では、定着ローラー86から排出される用紙Pのループ量に応じて用紙分離ファン92から送風するエアーの風量の制御を行う。具体的には、用紙Pのループ量が予め設定された用紙Pのループ量の下限値x1未満である場合に用紙分離ファン92からのエアーの風量を大きくするように風量制御し、用紙Pのループ量が予め設定された用紙Pのループ量の上限値x2超の場合に用紙分離ファン92からのエアーの風量を小さくするように風量制御する。
図3は、用紙分離ファン92からの風量制御を行う場合に、風量の切り替え判断時の基準となる用紙Pのループ量の下限値x1および上限値x2を説明するための図である。本実施の形態では、定着ローラー86から排出される用紙Pのループ量に応じて用紙分離ファン92から送風するエアーの風量の制御を行う。具体的には、用紙Pのループ量が予め設定された用紙Pのループ量の下限値x1未満である場合に用紙分離ファン92からのエアーの風量を大きくするように風量制御し、用紙Pのループ量が予め設定された用紙Pのループ量の上限値x2超の場合に用紙分離ファン92からのエアーの風量を小さくするように風量制御する。
ここで、下限値x1は、用紙Pのループ量がこの閾値以下であると用紙Pが加熱ローラー82に吸着してしまう可能性がある場合の用紙Pのループ量を意味している。具体的には、下限値x1は、定着ローラー86と後段搬送ローラー24との間の搬送経路の所定位置を基準位置Sとした場合に、用紙Pが基準位置Sから距離x1だけループしたときのループ量である。
上限値x2は、用紙Pのループ量がこの閾値超えると用紙Pの姿勢が悪くなり、後段搬送ローラー24への搬送時に用紙先端折れやシワ等が発生してしまうループ量を意味している。具体的には、上限値x2は、用紙Pが基準位置Sから距離x2だけループしたときのループ量である。
制御部50は、用紙分離制御時に、用紙ループセンサ40からこのセンサと用紙ループ部位との間の距離xを取得する。そして、用紙ループセンサ40と基準位置Sとの間の距離x3は設計段階で予め分かっているので、この距離x3から測定により得られた距離xを減算することにより用紙Pのループ量(距離)を算出する。制御部50は、この算出した用紙Pのループ量が下限値x1以下であるか、上限値x2以上であるか否かを判定し、用紙分離ファン92による風量制御を行う。詳細については後述する。
[画像形成装置の動作例]
図4は、第1の実施の形態に係る画像形成装置100の用紙分離制御時の制御部50の動作の一例を示すフローチャートである。本例では、測定した用紙Pのループ量が閾値を満たしているか否かを判断してリアルタイムでエアーの風量制御を行う場合の例について説明する。図4に示すように、ステップS100で制御部50は、例えば印刷ジョブが開始され、定着ローラー86に用紙Pが挟持されたと判断すると、モーター96を駆動させることで用紙分離ファン92を動作させる。用紙分離ファン92からは、予め設定された基準ファン風量設定値に応じた風量のエアーが送風される。
図4は、第1の実施の形態に係る画像形成装置100の用紙分離制御時の制御部50の動作の一例を示すフローチャートである。本例では、測定した用紙Pのループ量が閾値を満たしているか否かを判断してリアルタイムでエアーの風量制御を行う場合の例について説明する。図4に示すように、ステップS100で制御部50は、例えば印刷ジョブが開始され、定着ローラー86に用紙Pが挟持されたと判断すると、モーター96を駆動させることで用紙分離ファン92を動作させる。用紙分離ファン92からは、予め設定された基準ファン風量設定値に応じた風量のエアーが送風される。
また、用紙Pが定着ローラー86に挟持されたか否かは、例えば、印刷ジョブ開始時のタイミング信号や定着ローラー86の用紙搬送方向Dの上流側に設けられた各種センサ(例えばレジストセンサ等)の検知タイミングを基準として、定着ローラー86までの搬送距離および用紙Pの線速等から用紙Pの定着ローラー86への到達時間を予測し、この予測した到達時間によるタイマー制御により定着ローラー86に用紙Pが挟持されたか否かを判断することができる。また、定着ローラー86の搬入口近傍にセンサを設け、このセンサにより用紙Pが検知されたか否かにより定着ローラー86に用紙Pが挟持されたか否かを判断することもできる。なお、用紙分離ファン92を作動させるタイミングは印刷ジョブの開始時でも良い。
ステップS102で制御部50は、用紙Pが定着ローラー86から排出されたか否かを判断する。用紙Pが定着ローラー86から排出されたか否かは、上述したように、例えば定着ローラー86の用紙搬送方向Dの上流側に設けられた各種センサの検知タイミングを基準としてタイマー設定を行うことにより、用紙Pの定着ローラー86からの排出時間を判断できる。なお、ステップS100での定着ローラー86に用紙Pが挟持されたタイミングを定着ローラー86から用紙Pが排出される時間としても良い。制御部50は、用紙Pが定着ローラー86から排出されたと判断した場合にはステップS104に進む。一方、用紙Pが定着ローラー86から排出されていないと判断した場合には、例えばタイマーのカウント等を継続して行い、用紙Pが定着ローラー86を出たか否かを判断する。
ステップS104では、用紙Pが定着ローラー86から排出されると用紙ループセンサ40により用紙Pのループ量の検知が開始される。用紙ループセンサ40に測距センサが用いられている場合、測距センサはこのセンサと用紙Pのループ部位との距離xを測定する。用紙ループセンサ40での検知は、定着装置80と後段搬送ローラー24との間の搬送経路を用紙Pが搬送され間、継続して行われる。そのため、用紙ループセンサ40で用紙Pのループ量が検知されている間、その検知結果に基づく情報が制御部50に供給される。制御部50は、予め設定されている測距センサと搬送経路の基準位置Sとの距離x3から用紙ループセンサ40で検知された距離xを減算することにより、用紙Pのループ量を算出する。なお、この算出処理は、用紙ループセンサ40で行うこともできる。
ステップS106で制御部50は、用紙ループセンサ40により取得した用紙Pのループ量が予め設定された下限値x1以上であるか否かを判断する。制御部50は、記憶部54から下限値データを読み出し、この読み出したデータに基づく下限値x1と用紙ループセンサ40により取得した用紙Pのループ量とを比較する。制御部50は、比較の結果、用紙ループセンサ40により取得した用紙Pのループ量が予め設定された下限値x1以上であると判断した場合にはステップS108に進み、下限値x1未満であると判断した場合にはステップS118に進む。
ステップS118で制御部50は、用紙Pのループ量が下限値x1未満である場合には、用紙Pが加熱ローラー82に吸着してしまう可能性があるので、用紙分離ファン92から吹き出されるエアーの風量が基準ファン風量設定値のエアーの風量よりも強くなるようにモーター96の動作を制御する。このとき、用紙Pの姿勢が悪くならないような風量に設定することが好ましい。この送風制御により、用紙Pの加熱ローラー82への吸着が防止される。用紙分離ファン92の風量を強くしたらステップS106に戻り、風量調整後において搬送される用紙Pのループ量が下限値x1以上となったか否かを再度判断する。
一方、用紙Pのループ量が下限値x1以上である場合、ステップS108で制御部50は、用紙ループセンサ40により取得した用紙Pのループ量が予め設定された上限値x2以下であるか否かを判断する。制御部50は、記憶部54から上限値データを読み出し、この読み出したデータに基づく上限値x2と用紙ループセンサ40により取得した用紙Pのループ量とを比較する。制御部50は、用紙ループセンサ40により取得した用紙Pのループ量が予め設定された上限値x2以下であると判断した場合にステップS110に進み、上限値x2を超えると判断した場合にはステップS120に進む。
ステップS120で制御部50は、用紙Pのループ量が上限値x2を超える場合には、エアーの吹き付けにより用紙Pの搬送時の姿勢が悪くなってしまう可能性があるので、用紙分離ファン92から送風されるエアーの風量が基準ファン風量設定値のエアーの風量よりも弱くなるようにモーター96の動作を制御する。この送風制御により、用紙Pの正常な姿勢が維持される。用紙分離ファン92の風量を強くしたらステップS106に戻り、風量調整後において搬送される用紙Pのループ量が下限値x1以上であるか否かを判断する。
ステップS110で制御部50は、用紙Pが定着装置80を通過完了したか否かを判断する。用紙Pが定着装置80を通過完了したか否かは、上述したように、例えばタイマー設定を用いることで判断できる。制御部50は、用紙Pが定着装置80を通過完了したと判断した場合にはステップS112に進む。一方、用紙Pが定着装置80を通過完了していないと判断した場合にはステップS106に戻り、風量調整後の用紙Pのループ量が下限値x1以上となったか否かを判断する。
用紙Pが定着ローラー86から排出されると、ステップS112では用紙ループセンサ40による用紙Pのループ量の検知が停止される。
ステップS114で制御部50は、印刷ジョブ(コピー)が終了したか否かを判断する。制御部50は、印刷ジョブが終了したと判断した場合にはステップS116に進み、ステップS116で制御部50はモーター96の駆動を停止させることで用紙分離ファン92をオフにする。一方、印刷ジョブが終了していないと判断した場合にはステップS102に戻り、上述した用紙分離制御を実行する。本例の用紙分離制御では、このような一連の動作が繰り返し実行される。
以上説明したように、第1の実施の形態によれば、定着ローラー86から排出される用紙Pのループ量を用紙ループセンサ40により検知し、この検知により得られたループ量が、予め設定された下限値x1未満の場合にエアーの風量を強くし、上限値x2超の場合にエアーの風量を弱くする。これにより、用紙Pの定着ローラー86への吸着を防止しつつ、搬送時の用紙Pの姿勢を整えることができ、後段搬送ローラー24への搬送時の用紙Pの先端折れやシワ、ジャムの発生を防止することができる。
<2.第2の実施の形態>
第2の実施の形態では、各用紙および複数枚の用紙Pのループ量の平均値を算出し、この平均値に応じて用紙分離ファン92から吹き出されるエアーの風量を制御する点において、上記第1の実施の形態と相違している。なお、その他の画像形成装置の構成および機能は上記第1の実施の形態と同様であるため、共通の構成要素には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
第2の実施の形態では、各用紙および複数枚の用紙Pのループ量の平均値を算出し、この平均値に応じて用紙分離ファン92から吹き出されるエアーの風量を制御する点において、上記第1の実施の形態と相違している。なお、その他の画像形成装置の構成および機能は上記第1の実施の形態と同様であるため、共通の構成要素には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
[画像形成装置の動作例]
図5は、第2の実施の形態に係る画像形成装置100の用紙分離制御時の制御部50の動作の一例を示すフローチャートである。なお、上記第1の実施の形態の図の動作と共通する動作については説明を簡略化する。また、記憶部54には、現在画像形成中の用紙P以前に画像形成が行われた少なくとも1枚以上の用紙Pのループ量の平均値(複数の測定点での平均値)が記憶されているものとする。
図5は、第2の実施の形態に係る画像形成装置100の用紙分離制御時の制御部50の動作の一例を示すフローチャートである。なお、上記第1の実施の形態の図の動作と共通する動作については説明を簡略化する。また、記憶部54には、現在画像形成中の用紙P以前に画像形成が行われた少なくとも1枚以上の用紙Pのループ量の平均値(複数の測定点での平均値)が記憶されているものとする。
図5に示すように、ステップS200で制御部50は、例えば印刷ジョブが開始され、定着ローラー86に用紙Pが挟持されたと判断すると、モーター96を駆動させることで用紙分離ファン92を動作させる。
ステップS202で制御部50は、用紙Pが定着ローラー86から排出されたか否かを判断する。制御部50は、用紙Pが定着ローラー86から排出されたと判断した場合にはステップS204に進む。一方、用紙Pが定着ローラー86から排出されていないと判断した場合には、例えばタイマーのカウント等を継続して行い、用紙Pが定着ローラー86を出たか否かの判断を再度行う。
用紙Pが定着ローラー86から排出されると、ステップS204で用紙Pのループ量の検知が用紙ループセンサ40により開始される。ステップS206で制御部50は、用紙ループセンサ40で検知された用紙Pのループ量を取得する。
ステップS208で制御部50は、用紙Pが定着装置80を通過完了したか否かを判断する。制御部50は、用紙Pが定着装置80を通過完了したと判断した場合にはステップS210に進み、ステップS210で用紙ループセンサ40による用紙Pのループ量の検知が停止される。一方、用紙Pが定着装置80を通過完了していないと判断した場合にはステップS206に戻り、用紙ループセンサ40で検知された用紙Pのループ量を継続して取得する。
ステップS212で制御部50は、用紙Pのループ量の検知が終了すると、用紙Pのループ量の平均値を算出する。具体的には、制御部50は、定着装置80から排出された用紙Pの用紙搬送方向Dにおける複数の測定点で測定された用紙Pのループ量を用紙ループセンサ40から取得し、各測定点で測定されたループ量の平均値を算出する。そして、現在の用紙P以前に画像形成処理された用紙Pのループ量の平均値(以下、前用紙平均値という)を記憶部54から読み出し、この前用紙平均値に最新の用紙Pの平均値を加算して乗算することにより複数枚の用紙Pのループ量の全体平均値を算出する。
ステップS214で制御部50は、算出した用紙Pのループ量の全体平均値が予め設定された下限値x1以上であるか否かを判断する。制御部50は、算出した用紙Pのループ量の全体平均値が予め設定された下限値x1以上であると判断した場合にはステップS216に進み、下限値x1未満であると判断した場合にはステップS224に進む。
ステップS224で制御部50は、用紙Pのループ量の全体平均値が下限値x1未満である場合には、用紙Pが加熱ローラー82に吸着してしまう可能性があるので、用紙分離ファン92から吹き出されるエアーの風量が予め設定されている基準ファン風量設定値のエアーの風量よりも強くなるようにファン風量設定値を設定する。
ステップS226で制御部50は、ファン風量設定値を変更したら、記憶部54に記憶されている用紙Pのループ量の平均値をクリアする。用紙Pのループ量の平均値をクリアしたらステップS218に進む。
一方、用紙Pのループ量の全体平均値が下限値x1以上である場合、ステップS216で制御部50は、算出した用紙Pのループ量の全体平均値が予め設定された上限値x2以下であるか否かを判断する。制御部50は、算出した用紙Pのループ量の全体平均値が予め設定された上限値x2以下であると判断した場合にはステップS218に進み、上限値x2を超えると判断した場合にはステップS228に進む。
ステップS228で制御部50は、用紙Pのループ量の平均値が上限値x2を超える場合には、用紙Pの姿勢が悪くなる可能性があるので、用紙分離ファン92から吹き出されるエアーの風量が予め設定されている基準ファン風量設定値の風量よりも弱くなるようにファン風量設定値を設定する。
ステップS230で制御部50は、ファン風量設定値を変更したら、記憶部54に記憶されている用紙Pのループ量の平均値をクリアする。平均値をクリアしたらステップS218に進む。
ステップS218で制御部50は、記憶部54に記憶する用紙分離ファン92のファン風量設定値をステップS224またはステップS228で設定したファン風量設定値に変更する。この変更したファン風量設定値は、次に搬送される用紙Pの用紙分離制御時に反映される。一方、用紙Pのループ量の全体平均値が下限値x1以上であってかつ上限値x2以下である場合には、ループ量が正常の範囲内なので、初期設定時の基準ファン風量設定値が以降もそのまま用いられる。用紙分離ファン92のファン風量設定値の変更が完了したらステップS220に進む。
ステップS220で制御部50は、印刷ジョブ(コピー)が終了したか否かを判断する。制御部50は、印刷ジョブが終了したと判断した場合にはステップS222に進み、ステップS222で制御部50はモーター96の駆動を停止させることで用紙分離ファン92をオフにする。
一方、印刷ジョブが終了していないと判断した場合にはステップ202に戻り、変更したファン風量設定値に基づいて上述した用紙分離制御を実行する。本例の用紙分離制御では、このような一連の動作が繰り返し実行される。なお、一枚の用紙Pの複数の測定点での平均値のみを用いて風量制御を行うこともできる。また、用紙一枚毎の所定位置でのループ量を取得し、取得したこれら複数枚の用紙Pのループ量から複数枚の用紙Pの平均値を算出し、算出したこの平均値のみを用いて風量制御を行うこともできる。
以上説明したように、第2の実施の形態によれば、用紙Pの複数の測定点のループ量の平均値、および複数枚の用紙Pの平均値を用いて、用紙Pのループ量が下限値x1以上であるか、上限値x2以下であるかを判断するので、より正確かつ高精度にループ量の異常を判断できる。また、上記第1の実施の形態と同様に、上記用紙分離制御を行うことで、用紙Pの定着ローラー86への吸着を防止しつつ、搬送時の用紙Pの姿勢を整えることができ、後段搬送ローラー24への搬送時の用紙Pの先端折れやシワ、ジャムの発生を防止することができる。
<3.第3の実施の形態>
第3の実施の形態では、用紙Pの紙種や坪量に応じて用紙Pの目標とする目標ループ量に変更する点において上記第1の実施の形態と相違している。なお、その他の画像形成装置の構成および機能は上記第1の実施の形態と同様であるため、共通の構成要素には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
第3の実施の形態では、用紙Pの紙種や坪量に応じて用紙Pの目標とする目標ループ量に変更する点において上記第1の実施の形態と相違している。なお、その他の画像形成装置の構成および機能は上記第1の実施の形態と同様であるため、共通の構成要素には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
[テーブルの構成例]
図6は、用紙Pの坪量および種類に応じて用紙Pの目標ループ量(基準ループ量に対する割合)を設定するためのテーブルTBの一例を示している。テーブルTBの列方向の項目は用紙Pの坪量であり、行方向の項目は用紙Pの紙種であり、用紙Pの坪量と用紙Pの紙種とが交わるマス目に用紙Pの目標ループ量(基準ループ量に対する割合)が対応付けられている。本例において基準ループ量とは、例えば、初期段階で設定されている用紙Pのループ量であって、この例では上記第1の実施の形態の下限値x1、上限値x2が基準ループ量に相当している。テーブルTBは、記憶部54に記憶され、操作表示部56によってユーザが用紙Pの坪量や紙種、目標ループ量を任意に設定できるようになっている。なお、テーブルTBは、用紙Pの坪量のみで構成することもできるし、用紙Pの紙種のみで構成することもできる。
図6は、用紙Pの坪量および種類に応じて用紙Pの目標ループ量(基準ループ量に対する割合)を設定するためのテーブルTBの一例を示している。テーブルTBの列方向の項目は用紙Pの坪量であり、行方向の項目は用紙Pの紙種であり、用紙Pの坪量と用紙Pの紙種とが交わるマス目に用紙Pの目標ループ量(基準ループ量に対する割合)が対応付けられている。本例において基準ループ量とは、例えば、初期段階で設定されている用紙Pのループ量であって、この例では上記第1の実施の形態の下限値x1、上限値x2が基準ループ量に相当している。テーブルTBは、記憶部54に記憶され、操作表示部56によってユーザが用紙Pの坪量や紙種、目標ループ量を任意に設定できるようになっている。なお、テーブルTBは、用紙Pの坪量のみで構成することもできるし、用紙Pの紙種のみで構成することもできる。
例えば、用紙Pの坪量が「0〜100g/m2」であって、用紙Pの種類が「普通紙」である場合には、初期設定時の基準ループ量の「100%」のループ量が目標ループ量とされる。そのため、この場合には、初期設定時の下限値x1および上限値x2がそのまま目標ループ量とされる。
また、用紙Pの坪量が「100〜200g/m2」であって、用紙Pの種類が「普通紙」である場合には、初期設定時の基準ループ量の「80%」のループ量が目標ループ量とされる。そのため、この場合には、初期設定時の基準ループ量としての下限値x1および上限値x2の「80%」の値が目標ループ量として設定される。
このように、本例では、用紙Pの種類が「普通紙」、「カラー紙」、「上質紙」の何れかの場合であって、用紙Pの坪量が大きくなればなるほど、基準ループ量に対して20%ずつ小さく設定された目標ループ量(下限値x1,上限値x2)に基準ループ量が変更される。これは、用紙Pの坪量が大きくなるほど、用紙Pのコシが強くなると共に重量も大きくなるので、下限値x1を小さく設定しても用紙Pが定着ローラー86に吸着する可能性が小さくなるからである。また、上限値Th1を小さく設定したのは、用紙Pの坪量が大きくなるほど用紙のコシも強くなるので、用紙Pの坪量が小さい場合と比べて用紙Pのループ量が小さくなるからである。
これに対し、用紙Pの種類が「コート紙」の場合には、用紙Pの坪量に関係なく、用紙Pの目標ループ量は基準ループ量の「100%」とされる。そのため、この場合には、上記第1の実施の形態で使用した基準ループ量としての下限値x1および上限値x2の値が変更されることなく目標ループ量としてそのまま利用される。これは、用紙Pが「コート紙」の場合には、用紙表面にクリアトナーが定着処理されているので、定着装置80での加熱、加圧処理によりコート紙表面が加熱ローラー82に吸着してしまう可能性が高いからである。
[画像形成装置の動作例]
画像形成装置100の制御部50は、例えばユーザによって操作表示部56の操作画面で用紙Pの紙種および坪量の用紙条件が選択されると、図6に示したテーブルTBを参照して入力された用紙条件に対応した目標ループ量(基準ループ量に対する割合)を取得する。
画像形成装置100の制御部50は、例えばユーザによって操作表示部56の操作画面で用紙Pの紙種および坪量の用紙条件が選択されると、図6に示したテーブルTBを参照して入力された用紙条件に対応した目標ループ量(基準ループ量に対する割合)を取得する。
制御部50は、目標ループ量を取得したら、予め設定されている下限値x1および上限値x2のそれぞれの値を、テーブルTBから取得した目標ループ量に変更する。例えば、用紙Pの種類が「上質紙」であって、かつ、用紙Pの坪量が「200〜300g/m2」の場合には、基準ループ量としての下限値x1および上限値x2の「60%」の値を新たな目標ループ量として設定する。これにより、下限値x1(図4のステップS106),上限値x2(ステップS108)は用紙Pの坪量および紙種に応じた目標ループ量に変更され、この変更後の下限値x1,上限値x2に基づいて図4に示したステップS100〜S120に示した用紙分離制御が行われる。
[第3の実施の形態の変形例]
上述した例では、テーブルTBを用いて、用紙Pの紙種や坪量に応じて目標ループ量(下限値x1および上限値x2)を変更したが、用紙Pの紙種や坪量に応じて送風部90から送風されるエアーの風量を変更しても良い。この場合、図6に示したテーブルTBの用紙Pの坪量と用紙Pの紙種とが交わるマス目は、用紙分離ファン92から送風されるエアーの目標風量(基準ファン風量設定値に対する割合)となる。例えば、図4のステップS118,S120の風量調整制御において、用紙の坪量や紙種に応じてファン風量設定値が変更される。
上述した例では、テーブルTBを用いて、用紙Pの紙種や坪量に応じて目標ループ量(下限値x1および上限値x2)を変更したが、用紙Pの紙種や坪量に応じて送風部90から送風されるエアーの風量を変更しても良い。この場合、図6に示したテーブルTBの用紙Pの坪量と用紙Pの紙種とが交わるマス目は、用紙分離ファン92から送風されるエアーの目標風量(基準ファン風量設定値に対する割合)となる。例えば、図4のステップS118,S120の風量調整制御において、用紙の坪量や紙種に応じてファン風量設定値が変更される。
具体的には、用紙Pの坪量が「0〜100g/m2」であって、用紙Pの種類が「普通紙」である場合には、基準風量としての基準ファン風量設定値の「100%」の風量が目標風量のファン風量設定値として設定される。そのため、この場合には、ファン風量設定値の変更はされない。
また、用紙Pの坪量が「100〜200g/m2」であって、用紙Pの種類が「普通紙」である場合には、基準風量としての基準ファン風量設定値の「80%」の風量が目標風量のファン風量設定値として設定される。そのため、この場合には、用紙Pの坪量が「0〜100g/m2」と比べて、送風されるエアーの風量が弱められることになる。
このように、本例では、用紙Pの種類が「普通紙」、「カラー紙」、「上質紙」の何れかの場合であって、用紙Pの坪量が大きくなればなるほど、基準風量に対して20%ずつ小さくなるように設定されたファン風量設定値が目標風量として設定される。これは、用紙Pの坪量が大きくなるほど、用紙のコシが強くなると共に重量も大きくなるので、風量を小さく設定しても用紙Pが定着ローラー86に吸着する可能性が小さくなるからである。そのため、エアーの風量を弱くできるので、用紙Pの搬送時の姿勢も安定させることができる。
これに対し、用紙Pの種類が「コート紙」の場合には、用紙Pの坪量に関係なく、基準風量としての基準ファン風量設定値の「100%」とした風量が目標風量のファン風量設定値として設定される。そのため、この場合には、初期設定時のファン風量設定値がそのまま利用される。これは、用紙Pがコート紙の場合には、用紙表面にクリアトナーが定着処理されているので、定着装置80での加熱、加圧処理によりコート紙表面が加熱ローラー82に吸着してしまう可能性があるからである。
以上説明したように、第3の実施の形態によれば、用紙Pの紙種や坪量に応じて目標ループ量を変更したり、エアーの風量を変更するので、より正確かつ高精度に用紙分離制御を行うことができ、用紙Pの姿勢を確実に整えて後段搬送ローラー24に搬送することができる。これにより、用紙Pの先端折れやシワ、ジャム等の発生を確実に防止することができる。
なお、本発明の技術範囲は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
40 用紙ループセンサ(検知部)
50 制御部
54 記憶部
80 定着装置(定着部)
82 加熱ローラー
86 定着ローラー
90 送風部
92 用紙分離ファン
94 ダクト
96 モーター
100 画像形成装置
50 制御部
54 記憶部
80 定着装置(定着部)
82 加熱ローラー
86 定着ローラー
90 送風部
92 用紙分離ファン
94 ダクト
96 モーター
100 画像形成装置
Claims (6)
- 用紙に転写されたトナー像を前記用紙に定着させる定着部と、
前記定着部から排出された前記用紙に対して所定の風量でエアーを吹き付けることで前記定着部から前記用紙を分離させる送風部と、
前記定着部から排出される前記用紙のループ量を検知する検知部と、
前記検知部による前記用紙のループ量の検知結果に基づいて前記送風部から吹き出される前記エアーの風量を制御することで前記用紙の姿勢を調整する制御部と
を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記検知部は、前記用紙の複数の測定点でのループ量を検知し、
前記制御部は、前記検知部により測定された前記用紙の複数の測定点でのループ量の平均値を算出し、当該算出した平均値に基づいて前記用紙以降に搬送される用紙に対して前記送風部から吹き出されるエアーの風量を制御する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記用紙以前に搬送された少なくとも1枚以上の用紙のループ量の平均値を記憶する記憶部を備え、
前記制御部は、前記検知部により検知された現在の前記用紙のループ量の平均値と、前記記憶部から読み出した前記用紙以前の用紙のループ量の前記平均値とから複数枚の用紙におけるループ量の平均値を算出し、当該算出した平均値に基づいて前記送風部から送風されるエアーの風量の制御を行う
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記検知部は、前記用紙が前記定着部から排出されてから前記定着部の用紙搬送方向の下流側に設けられた搬送ローラーに到達するまでの間に、前記用紙のループ量を検知する
ことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載の画像形成装置。 - 前記用紙の紙種および坪量の何れか1以上の用紙条件と、前記用紙の目標ループ量とが対応付けられたテーブルが記憶される記憶部を備え、
前記制御部は、選択された前記用紙条件に基づいて前記テーブルを参照して予め設定された前記用紙の基準ループ量を前記目標ループ量に変更する
ことを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載の画像形成装置。 - 前記用紙の紙種および坪量の何れか1以上の用紙条件と、前記用紙の目標とする目標風量とが対応付けられたテーブルが記憶される記憶部を備え、
前記制御部は、選択された前記用紙条件に基づいて前記テーブルを参照して予め設定された前記用紙の基準風量を前記目標風量に変更する
ことを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2012023653A JP2013160964A (ja) | 2012-02-07 | 2012-02-07 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP2012023653A JP2013160964A (ja) | 2012-02-07 | 2012-02-07 | 画像形成装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2013160964A true JP2013160964A (ja) | 2013-08-19 |
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ID=49173234
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2012023653A Pending JP2013160964A (ja) | 2012-02-07 | 2012-02-07 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2013160964A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015072368A (ja) * | 2013-10-03 | 2015-04-16 | コニカミノルタ株式会社 | 定着装置及び画像形成装置 |
| WO2019059166A1 (ja) | 2017-09-22 | 2019-03-28 | 富士フイルム株式会社 | 搬送装置、搬送方法 |
| JP2020098302A (ja) * | 2018-12-19 | 2020-06-25 | コニカミノルタ株式会社 | 定着装置、画像形成装置および制御方法 |
-
2012
- 2012-02-07 JP JP2012023653A patent/JP2013160964A/ja active Pending
Cited By (5)
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| JP7180361B2 (ja) | 2018-12-19 | 2022-11-30 | コニカミノルタ株式会社 | 定着装置、画像形成装置および制御方法 |
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