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JP2013156119A - 放射線撮像装置およびその製造方法ならびに放射線撮像表示システム - Google Patents

放射線撮像装置およびその製造方法ならびに放射線撮像表示システム Download PDF

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JP2013156119A
JP2013156119A JP2012016222A JP2012016222A JP2013156119A JP 2013156119 A JP2013156119 A JP 2013156119A JP 2012016222 A JP2012016222 A JP 2012016222A JP 2012016222 A JP2012016222 A JP 2012016222A JP 2013156119 A JP2013156119 A JP 2013156119A
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Shinya Ibuki
信哉 伊吹
Masahiro Hamano
正宏 浜野
Takao Shintani
隆夫 新谷
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Abstract

【課題】製造コストを低減した放射線撮像装置を提供する。
【解決手段】放射線撮像装置1は、基板11上に形成された複数の光電変換素子であるフォトダイオード111Aと、フォトダイオード111Aの駆動素子である薄膜トランジスタ111Bと、入射した放射線を光電変換素子の感度域に波長変換する波長変換層20とを有するセンサー基板10を備え、波長変換層20がセンサー基板10内に直接形成され、波長変換層を有する基板を別途貼り合わせる必要がなく、製造工程を削減することで製造コストを低減する。
【選択図】図1

Description

本開示は、光電変換素子を含むセンサー基板を有する放射線撮像装置およびその製造方法、ならびにそのような放射線撮像装置を備えた放射線撮像表示システムに関する。
従来、各画素(撮像画素)に光電変換素子(フォトダイオード)を内蔵する撮像装置として、種々のものが提案されている。そのような光電変換素子を有する撮像装置の一例としては、いわゆる光学式のタッチパネルや、放射線撮像装置(例えば、特許文献1参照)などが挙げられる。
特開2007−332172号公報
ところで、上記した放射線撮像装置では一般に、製造コストをできるだけ抑えることが求められるため、製造コストを低減する手法の提案が望まれる。
本開示はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、製造コストを低減することが可能な放射線撮像装置およびその製造方法、ならびにそのような放射線撮像装置を備えた放射線撮像表示システムを提供することにある。
本開示の放射線撮像装置は、基板上に形成された複数の光電変換素子と、入射した放射線を光電変換素子の感度域に波長変換する波長変換層とを有するセンサー基板を備え、波長変換層がセンサー基板内に直接形成されているものである。
本開示の放射線撮像表示システムは、上記本開示の放射線撮像装置と、この放射線撮像装置により得られた撮像信号に基づく画像表示を行う表示装置とを備えたものである。
本開示の放射線撮像装置の製造方法は、センサー基板を形成する工程を含むようにしたものである。このセンサー基板を形成する工程は、基板上に複数の光電変換素子を形成する工程と、この光電変換素子の上層側に、入射した放射線を光電変換素子の感度域に波長変換する波長変換層を直接形成する工程とを含んでいる。
本開示の放射線撮像装置およびその製造方法ならびに放射線撮像表示システムでは、入射した放射線を光電変換素子の感度域に波長変換する波長変換層が、センサー基板内に直接形成される。これにより、センサー基板上に波長変換部材が別途貼り合せられる場合と比べ、この貼り合せ工程が不要となる分、製造工程が少なくて済む。
本開示の放射線撮像装置およびその製造方法ならびに放射線撮像表示システムによれば、入射した放射線を光電変換素子の感度域に波長変換する波長変換層が、センサー基板内に直接形成されるようにしたので、製造工程を削減することができ、製造コストを低減することが可能となる。
本開示の一実施の形態に係る放射線撮像装置の構成例を表す断面図である。 図1に示したセンサー基板の構成例を表すブロック図である。 図1に示したセンサー基板の構成例を表す平面図である。 図3中に示したIII−III線に沿った断面構成例を表す図である。 図1に示した放射線撮像装置の製造方法における一工程に表す断面図である。 図5に続く工程を表す断面図である。 図6に続く工程を表す断面図である。 図7に続く工程を表す断面図である。 図8に続く工程を表す断面図である。 比較例に係る放射線撮像装置の構成および作用を表す断面図である。 適用例に係る放射線撮像表示システムの概略構成を表す模式図である。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、説明は以下の順序で行う。

1.実施の形態(波長変換層がセンサー基板内に直接形成された放射線撮像装置の例)
2.適用例(放射線撮像表示システムへの適用例)
3.変形例
<実施の形態>
[放射線撮像装置1の断面構成]
図1は、本開示の一実施の形態に係る放射線撮像装置(放射線撮像装置1)の断面構成例を表すものである。放射線撮像装置1は、α線、β線、γ線、X線に代表される放射線を波長変換して受光し、放射線に基づく画像情報を読み取る(被写体を撮像する)ものである。この放射線撮像装置1は、医療用をはじめ、手荷物検査等のその他の非破壊検査用のX線撮像装置として好適に用いられるものである。
放射線撮像装置1は、センサー基板10内に後述する波長変換層20(波長変換部)が内蔵された(直接形成された)ものである。つまり、波長変換層20は、センサー基板10と同一のモジュールとして一体的に作製されたものである。
センサー基板10は、複数の画素(後述する単位画素P)を有している。このセンサー基板10は、基板11の表面に、複数のフォトダイオード111A(光電変換素子)と、このフォトダイオード111Aの駆動素子としての薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film Transistor)111Bとを含む画素回路が形成されたものである。本実施の形態では、これらのフォトダイオード111Aおよび薄膜トランジスタ111Bは、ガラス等よりなる基板11上に並設されており、それらの一部(ここでは、後述のゲート絶縁膜121,第1層間絶縁膜112A,第2層間絶縁膜112B)が互いに共通の層となっている。
ゲート絶縁膜121は、基板11上に設けられており、例えば酸化シリコン(SiO2)膜、酸窒化シリコン(SiON)膜および窒化シリコン膜(SiN)のうちの1種よりなる単層膜またはそれらのうちの2種以上よりなる積層膜により構成されている。
第1層間絶縁膜112Aは、ゲート絶縁膜121上に設けられており、例えば酸化シリコン膜または窒化シリコン膜等の絶縁膜からなる。この第1層間絶縁膜112Aはまた、後述する薄膜トランジスタ111B上を覆う保護膜(パッシベーション膜)としても機能するようになっている。
(フォトダイオード111A)
フォトダイオード111Aは、入射光の光量(受光量)に応じた電荷量の電荷(光電荷)を発生して内部に蓄積する光電変換素子であり、例えばPIN(Positive Intrinsic Negative Diode)型のフォトダイオードからなる。フォトダイオード111Aでは、その感度域が例えば可視域となっている(受光波長帯域が可視域である)。このフォトダイオード111Aは、例えば、基板11上の選択的な領域に、ゲート絶縁膜121および第1層間絶縁膜112Aを介して配設されている。
具体的には、フォトダイオード111Aは、第1層間絶縁膜112A上に、下部電極124、n型半導体層125N、i型半導体層125I、p型半導体層125Pおよび上部電極126がこの順に積層されてなる。なお、ここでは、基板側(下部側)にn型半導体層125N、上部側にp型半導体層125Pをそれぞれ設けた例を挙げたが、これと逆の構造、すなわち下部側(基板側)をp型半導体層、上部側をn型半導体層とした構造であってもよい。
下部電極124は、光電変換層(n型半導体層125N,i型半導体層125I,p型半導体層125P)から信号電荷を読み出すための電極であり、ここでは薄膜トランジスタ111Bにおける後述するドレイン電極123Dに接続されている。このような下部電極124は、例えば、モリブデン(Mo),アルミニウム(Al),モリブデンが積層された3層構造(Mo/Al/Mo)からなる。
n型半導体層125Nは、例えば非晶質シリコン(アモルファスシリコン:a−Si)により構成され、n+領域を形成するものである。このn型半導体層125Nの厚みは、例えば10nm〜50nm程度である。
i型半導体層125Iは、n型半導体層125Nおよびp型半導体層125Pよりも導電性の低い半導体層、例えばノンドープの真性半導体層であり、例えば非晶質シリコン(a−Si)により構成されている。このi型半導体層125Iの厚みは、例えば400nm〜1000nm程度であるが、厚みが大きい程、光感度を高めることができる。
p型半導体層125Pは、例えば非晶質シリコン(a−Si)により構成され、p+領域を形成するものである。このp型半導体層125Pの厚みは、例えば40nm〜50nm程度である。
上部電極126は、例えば光電変換の際の基準電位(バイアス電位)を前述した光電変換層へ供給するための電極であり、基準電位供給用の電源配線である配線層127に接続されている。この上部電極126は、例えばITO(Indium Tin Oxide)等の透明導電膜により構成されている。
(薄膜トランジスタ111B)
薄膜トランジスタ111Bは、例えば電界効果トランジスタ(FET:Field Effect Transistor)からなる。この薄膜トランジスタ11Bでは、基板11上に、例えばチタン(Ti),Al,Mo,タングステン(W),クロム(Cr)等からなるゲート電極120が形成され、このゲート電極120上に前述したゲート絶縁膜121が形成されている。
また、ゲート絶縁膜121上には半導体層122が形成されており、この半導体層122はチャネル領域を有している。半導体層122は、例えば多結晶シリコン、微結晶シリコンまたは非晶質シリコンにより構成されている。あるいは、酸化インジウムガリウム亜鉛(InGaZnO)または酸化亜鉛(ZnO)等の酸化物半導体により構成されていてもよい。
このような半導体層122上には、読出し用の信号線や各種の配線に接続された、ソース電極123Sおよびドレイン電極123Dが形成されている。具体的には、ここでは、ドレイン電極123Dがフォトダイオード111Aにおける下部電極124に接続され、ソース電極123Sが後述する垂直信号線18(ソース線)に接続されている。これらのソース電極123Sおよびドレイン電極123Dはそれぞれ、例えば、Ti,Al,Mo,W,Cr等により構成されている。
センサー基板10ではまた、このようなフォトダイオード111Aおよび薄膜トランジスタ111Bの上層に、第2層間絶縁膜112B、平坦化膜113、保護膜114および波長変換層20がこの順に設けられている。
第2層間絶縁膜112Bは、薄膜トランジスタ111B上と、フォトダイオード111Aにおける側面および上面(上部電極127上)の端部とを覆うように設けられており、例えば酸化シリコン膜または窒化シリコン膜等の絶縁膜からなる。
平坦化膜113は、フォトダイオード111Aおよび薄膜トランジスタ111Bの上層側に配設されており、例えばポリイミド等の透明樹脂材料からなる。この平坦化膜113の厚みは、フォトダイオード111Aの形成領域を除いた部分(平坦部)において、例えば2.1μm程度以下であることが望ましい。後述する迷光(隣接画素からの入射光)の入射を抑止する作用と、平坦化作用(断線の防止作用)とを両立させるためである。この平坦化膜113にはまた、フォトダイオード111Aの形成領域付近に対応して、開口部H1が形成されている。この開口部H1の側面はテーパ状となっており、この側面はフォトダイオード111Aの上部電極126上に配置されている。
保護膜114は、上部電極126、配線層127および平坦化膜113上の全面に設けられており、例えば酸化シリコン膜または窒化シリコン膜等の絶縁膜からなる。
(波長変換層20)
波長変換層20は、外部から入射した放射線(例えばX線)をフォトダイオード111Aの感度域(可視域)に波長変換するものである。この波長変換層20は、前述したように、センサー基板10内に直接形成されている(センサー基板10と同一のモジュールとして一体的に作製されたものとなっている)。また、特に本実施の形態では、この波長変換層20は、フォトダイオード111Aの形成領域に対応して選択的に形成されている。具体的には、波長変換層20が、平坦化膜113の開口部H1内に埋め込まれている(埋設されている,埋め込み形成されている)。
このような波長変換層20は、例えば放射線(X線)を可視光に変換するシンチレータ(蛍光体)を用いて構成され、ここでは特に、液体シンチレータを用いて構成されているのが望ましい。このような蛍光体としては、例えば、ヨウ化セシウム(CsI)にタリウム(Tl)を添加したもの(CsI;Tl)、酸化硫黄カドミウム(Gd22S)にテルビウム(Tb)を添加したもの、BaFX(XはCl,Br,I等)等が挙げられる。
なお、詳細は後述するが、液体シンチレータからなる波長変換層20は、例えば、センサー基板10内(例えば開口部H1内)に、インクジェット法等を用いて液体シンチレータが滴下されることにより形成されるようになっている。
[センサー基板10の詳細構成]
図2は、上記のようなセンサー基板10の機能ブロック構成を表したものである。センサー基板10は、基板11上に、撮像領域(撮像部)としての画素部12を有すると共に、この画素部12の周辺領域に、例えば行走査部13、水平選択部14、列走査部15およびシステム制御部16からなる周辺回路(駆動回路)を有している。
(画素部12)
画素部12は、例えば行列状に2次元配置された単位画素P(以下、単に「画素」と記述する場合もある)を有し、単位画素Pは、前述のフォトダイオード111Aおよび薄膜トランジスタ111Bを含んでいる。この単位画素Pには、例えば画素行ごとに画素駆動線17(例えば行選択線およびリセット制御線等:ゲート線)が配線され、画素列ごとに垂直信号線18(ソース線)が配線されている。画素駆動線17は、単位画素Pからの信号読み出しのための駆動信号を伝送するものである。画素駆動線17の一端は、行走査部13の各行に対応した出力端に接続されている。
ここで図3は、センサー基板10(画素部12)における単位画素Pの平面構成例を表したものである。このように単位画素Pでは、薄膜トランジスタ111B(駆動素子)におけるドレイン電極123Dがフォトダイオード111Aにおける下部電極124に接続され、ソース電極123Sが垂直信号線18に接続されている。なお、この図3中に示したII−II線に沿った断面構成例が、図1に示したセンサー基板10の断面構成に対応している。
一方、図4は、図3中に示したIII−III線に沿った、センサー基板10の断面構成例を表したものである。この図4に示した断面構成は、基本的には図1に示した断面構成と同様であるが、基板11上において薄膜トランジスタ111Bの代わりに垂直信号線18が形成されている。具体的には、ゲート絶縁膜121と第1層間絶縁膜112Aとの間の選択的な領域(図1における薄膜トランジスタ111Bの形成領域に対応)に、垂直信号線18が設けられている。
(周辺回路)
図2に示した行走査部13は、シフトレジスタやアドレスデコーダ等によって構成され、画素部12の各画素Pを、例えば行単位で駆動する画素駆動部である。行走査部13によって選択走査された画素行の各画素Pから出力される信号(撮像信号)は、垂直信号線18の各々を通して水平選択部14に供給される。
水平選択部14は、垂直信号線18ごとに設けられたアンプや水平選択スイッチ等によって構成されている。
列走査部15は、シフトレジスタやアドレスデコーダ等によって構成され、水平選択部14の各水平選択スイッチを走査しつつ順番に駆動するものである。この列走査部15による選択走査により、垂直信号線18の各々を通して伝送される各画素の信号が順番に水平信号線19に出力され、この水平信号線19を通して基板11の外部へ伝送されるようになっている。
なお、これらの行走査部13、水平選択部14、列走査部15および水平信号線19からなる回路部分は、基板11上に直に形成されていてもよいし、あるいは外部制御IC(Integrated Circuit)に配設されたものであってもよい。また、それらの回路部分は、ケーブル等により接続された他の基板に形成されていてもよい。
システム制御部16は、基板11の外部から与えられるクロックや、動作モードを指令するデータなどを受け取り、また、放射線撮像装置1の内部情報などのデータを出力するものである。システム制御部16は更に、各種のタイミング信号を生成するタイミングジェネレータを有し、このタイミングジェネレータで生成された各種のタイミング信号を基に、行走査部13、水平選択部14および列走査部15などの周辺回路の駆動制御を行うようになっている。
[撮像装置1の製造方法]
上記のような放射線撮像装置1は、例えば次のようにして製造することができる。図5〜図9は、放射線撮像装置1の製造方法(センサー基板10の製造方法)の一例を、工程順に断面図で表したものである。
まず、図5に示したように、例えばガラスよりなる基板11上に、薄膜トランジスタ111Bを、公知の薄膜プロセスにより形成する。続いて、この薄膜トランジスタ111B上に、前述した材料からなる第1層間絶縁膜112Aを、例えばCVD(Chemical Vapor Deposition:化学気相成長)法およびフォトリソグラフィ法を用いて形成する。そののち、薄膜トランジスタ111Bにおけるドレイン電極123Dと電気的に接続するようにして、前述した材料からなる下部電極124を、例えばスパッタ法およびフォトリソグラフィ法を用いて形成する。
次いで、図6に示したように、第1層間絶縁膜112A上の全面に、前述した材料からなるn型半導体層125N、i型半導体層125Iおよびp型半導体層125Pをこの順に、例えばCVD法により成膜する。そののち、p型半導体層125P上のフォトダイオード111Aの形成予定領域に、前述した材料からなる上部電極126を、例えばスパッタ法およびフォトリソグラフィ法を用いて形成する。
続いて、図7に示したように、形成したn型半導体層125N、i型半導体層125Iおよびp型半導体層125Pの積層構造を、例えばドライエッチング法を用いて、所定の形状にパターニングする。これにより、基板11上にフォトダイオード111Aが形成される。
次いで、図8に示したように、前述した材料からなる第2層間絶縁膜112Bを、例えばCVD法およびフォトリソグラフィ法を用いて、薄膜トランジスタ111B上と、フォトダイオード111Aにおける側面および上面(上部電極127上)の端部とを覆うように形成する。そののち、この第2層間絶縁膜112B上(フォトダイオード111Aおよび薄膜トランジスタ111Bの上層側)の全面に、前述した材料からなる平坦化膜113を、例えばCVD法を用いて成膜する。そして、例えばフォトリソグラフィ法を用いてエッチング(ドライエッチング等)を行うことにより、この平坦化膜113におけるフォトダイオード111Aの形成領域に対応して開口部H1を形成する。
続いて、図9に示したように、平坦化膜113における開口部H1内(上部電極126上)に、例えばAl,Cu等からなる配線層127を、例えばスパッタ法およびフォトリソグラフィ法を用いて形成する。次いで、平坦化膜113、上部電極126および配線層127上の全面に、前述した材料からなる保護膜114を、例えばCVD法を用いて成膜する。
そののち、フォトダイオード111Aの上層側(ここでは、保護膜114上における開口部H1内)に、前述した材料(シンチレータ)からなる波長変換層20を直接形成する。つまり、ここでは波長変換層20を、フォトダイオード111Aの形成領域に対応して選択的に形成する(開口部H1内に埋め込み形成する)。この際、例えば図9中に示したように、インクジェット法等を用いて開口部H1内に液体シンチレータを滴下することにより、液体シンチレータからなる波長変換層20を形成することが望ましい。以上により、図1に示したセンサー基板10(放射線撮像装置1)が完成する。
[撮像装置1の作用・効果]
(1.撮像動作)
この放射線撮像装置1では、例えば図示しない放射線源(例えばX線源)から照射され、被写体(検出体)を透過した放射線が入射すると、この入射した放射線が波長変換後に光電変換され、被写体の画像が電気信号(撮像信号)として得られる。詳細には、放射線撮像装置1に入射した放射線は、まず、センサー基板10内の波長変換層20において、フォトダイオード111Aの感度域(ここでは可視域)の波長に変換される(波長変換層20において可視光を発光する)。
次いで、センサー基板10では、フォトダイオード111Aの一端(例えば、上部電極126)に、配線127を介して所定の基準電位(バイアス電位)が印加されると、上部電極126の側から入射した光が、その受光量に応じた電荷量の信号電荷に変換される(光電変換がなされる)。この光電変換によって発生した信号電荷は、フォトダイオード111Aの他端(例えば、下部電極124)側から光電流として取り出される。
詳細には、フォトダイオード111Aにおける光電変換によって発生した電荷は光電流として読み出され、薄膜トランジスタ111Bから撮像信号として出力される。このようにして出力された撮像信号は、行走査部13から画素駆動線17を介して伝送される行走査信号に従って、垂直信号線18に出力される(読み出される)。垂直信号線18に出力された撮像信号は、垂直信号線18を通じて画素列ごとに、水平選択部14へ出力される。そして、列走査部15による選択走査により、垂直信号線18の各々を通して伝送される各画素の撮像信号が順番に水平信号線19に出力され、この水平信号線19を通して基板11の外部へ伝送される(出力データDoutが外部へ出力される)。以上のようにして、放射線撮像装置1において放射線を用いた撮像画像が得られる。
(2.センサー基板10における作用)
ここで、図1および図10を参照して、本実施の形態の放射線撮像装置1(センサー基板10)における作用について、比較例と比較しつつ詳細に説明する。
(比較例)
図10は、比較例に係る放射線撮像装置(放射線撮像装置100)の断面構成を表したものである。この比較例の放射線撮像装置100は、図1に示した本実施の形態の放射線撮像装置1とは異なり、センサー基板101および波長変換部材102とが個別に設けられている。具体的には、この放射線撮像装置100では、センサー基板101上にシンチレータを用いた波長変換部材102(シンチレータプレート)が貼り合せられており、これらのセンサー基板101および波長変換部材102が別々のモジュールとして作製されたものとなっている。なお、センサー基板101では、センサー基板10における平坦化膜113に対応する第1平坦化膜113Aと、保護膜114上の全面に設けられた第2平坦化膜113Bとの2層の平坦化膜が設けられている。
この放射線撮像装置100では、上記したように、センサー基板101上に波長変換部材102が別途貼り合せられている。このため、これらの貼り合せ工程の分、製造工程が増加し、製造コストが増大してしまう。また、この貼り合せを行うため、保護膜114上にも平坦化膜(第2平坦化膜113B)を設ける必要が生じ、この点でも製造コストが増大する。
更に、図10中に示したように、波長変換部材102から出射した可視光L101は、第2平坦化膜113Bを介してフォトダイオード111Aへと入射するため、この第2平坦化膜113Bの厚みの分、可視光L101が減衰してしまう。このような可視光L101の減衰は、フォトダイオード111Aから得られる撮像信号におけるS/N比の低下を招き、撮像画像の画質劣化につながる。
加えて、隣接画素等からの迷光L102が、第2平坦化膜113Bおよび第1平坦化膜113Aを介して、フォトダイオード111Aへと入射してしまう。その結果、このフォトダイオード111Aから得られる撮像信号におけるノイズ成分(迷光L102に起因したノイズ成分)が増大する。つまり、この点でも撮像画像の画質劣化が生じてしまう。
(本実施の形態)
これに対して本実施の形態の放射線撮像装置1では、図1に示したように、波長変換層20が、センサー基板10内に直接形成される(センサー基板10内に内蔵されている)。これにより、上記比較例のように、センサー基板101上に波長変換部材102が別途貼り合せられる場合と比べ、この貼り合せ工程が不要となる分、製造工程が少なくて済む。
また、比較例とは異なり第2平坦化膜113Bが不要となるため、その点でも製造コストが低減する。更に、この第2平坦化膜113Bの厚みの分、波長変換層20からフォトダイオード111Aへの入射光(可視光)の減衰が抑えられることから、上記比較例と比べ、撮像信号におけるS/N比が向上し、撮像画像の画質が向上する。
更に、この波長変換層20は、フォトダイオード111Aの形成領域に対応して選択的に形成されている(平坦化膜113の開口部H1内に埋め込み形成されている)。これにより、上記比較例とは異なり、隣接画素等からの迷光がフォトダイオード111Aへと入射してしまうのが防止される。その結果、このフォトダイオード111Aから得られる撮像信号におけるノイズ成分(迷光に起因したノイズ成分)が低減し、この点でも撮像画像の画質が向上する。
以上のように本実施の形態では、入射した放射線をフォトダイオード111Aの感度域に波長変換する波長変換層20が、センサー基板10内に直接形成されるようにしたので、製造工程を削減することができ、製造コストを低減することが可能となる。
また、例えば、平坦化膜113における開口部H1(コンタクトホール)のテーパ位置およびテーパ角を最適化することにより、フォトダイオード111Aに到達する可視光の光量を増加させ、S/N比を向上させることも可能となる。
<適用例>
続いて、上記実施の形態に係る放射線撮像装置の放射線撮像表示システムへの適用例について説明する。
図11は、適用例に係る放射線撮像表示システム(放射線撮像表示システム5)の概略構成例を模式的に表したものである。この放射線撮像表示システム5は、上記実施の形態に係る画素部12等を有する放射線撮像装置1と、画像処理部52と、表示装置4とを備えており、放射線を用いた撮像表示システム(放射線撮像表示システム)として構成されている。
画像処理部52は、放射線撮像装置1から出力される出力データDout(撮像信号)に対して所定の画像処理を施すことにより、画像データD1を生成するものである。表示装置4は、画像処理部52において生成された画像データD1に基づく画像表示を、所定のモニタ画面40上で行うものである。
このような構成からなる放射線撮像表示システム5では、放射線撮像装置1が、光源(ここではX線源等の放射線源51)から被写体50に向けて照射された照射光(ここでは放射線)に基づき、被写体50の画像データDoutを取得し、画像処理部52へ出力する。画像処理部52は、入力された画像データDoutに対して上記した所定の画像処理を施し、その画像処理後の画像データ(表示データ)D1を表示装置4へ出力する。表示装置4は、入力された画像データD1に基づいて、モニタ画面40上に画像情報(撮像画像)を表示する。
このように、本適用例の放射線撮像表示システム5では、放射線撮像装置1において被写体50の画像を電気信号として取得可能であるため、取得した電気信号を表示装置4へ伝送することによって画像表示を行うことができる。すなわち、従来のような放射線写真フィルムを用いることなく、被写体50の画像を観察することが可能となり、また、動画撮影および動画表示にも対応することが可能となる。
<変形例>
以上、実施の形態および適用例を挙げて本開示の技術を説明したが、本技術はこれらの実施の形態等に限定されず、種々の変形が可能である。
例えば、上記実施の形態等では、フォトダイオード111Aや薄膜トランジスタ111Bにおける半導体層が、主に非晶質半導体(非晶質シリコン等)により構成されている場合を例に挙げて説明したが、これには限られない。すなわち、上記した半導体層が、例えば、多結晶半導体(多結晶シリコン等)や微結晶半導体(微結晶シリコン等)により構成されているようにしてもよい。
また、上記実施の形態等では、波長変換層20がフォトダイオード111Aの形成領域に対応して選択的に形成されている(平坦化膜113の開口部H1内に埋め込み形成されている)場合を例に挙げて説明したが、この場合には限られない。すなわち、例えば、波長変換層20がセンサー基板10内で全面に直接形成されていてもよい。
なお、本技術は以下のような構成を取ることも可能である。
(1)
基板上に形成された複数の光電変換素子と、入射した放射線を前記光電変換素子の感度域に波長変換する波長変換層とを有するセンサー基板を備え、
前記波長変換層が、前記センサー基板内に直接形成されている
放射線撮像装置。
(2)
前記波長変換層が、前記光電変換素子の形成領域に対応して選択的に形成されている
上記(1)に記載の放射線撮像装置。
(3)
前記センサー基板は、前記光電変換素子の上層側に配設されると共に前記光電変換素子の形成領域に対応して開口部が形成された平坦化膜を有し、
前記波長変換層が、前記平坦化膜の前記開口部内に埋め込まれている
上記(2)に記載の放射線撮像装置。
(4)
前記波長変換層が、液体シンチレータを用いて構成されている
上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の放射線撮像装置。
(5)
前記波長変換層は、前記センサー基板内に前記液体シンチレータが滴下されることにより形成されたものである
上記(4)に記載の放射線撮像装置。
(6)
前記光電変換素子が、PIN型のフォトダイオードからなる
上記(1)ないし(5)のいずれかに記載の放射線撮像装置。
(7)
前記放射線がX線である
上記(1)ないし(6)のいずれかに記載の放射線撮像装置。
(8)
放射線撮像装置と、この放射線撮像装置により得られた撮像信号に基づく画像表示を行う表示装置とを備え、
前記放射線撮像装置は、
基板上に形成された複数の光電変換素子と、入射した放射線を前記光電変換素子の感度域に波長変換する波長変換層とを有するセンサー基板を備え、
前記波長変換層が、前記センサー基板内に直接形成されている
放射線撮像表示システム。
(9)
センサー基板を形成する工程を含み、
前記センサー基板を形成する工程は、
基板上に複数の光電変換素子を形成する工程と、
前記光電変換素子の上層側に、入射した放射線を前記光電変換素子の感度域に波長変換する波長変換層を直接形成する工程と
を含む放射線撮像装置の製造方法。
(10)
前記光電変換素子の上層側に液体シンチレータを滴下することにより、前記波長変換層を形成する
上記(9)に記載の放射線撮像装置の製造方法。
(11)
インクジェット法を用いて前記液体シンチレータを滴下する
上記(10)に記載の放射線撮像装置の製造方法。
1…放射線撮像装置、10…センサー基板、11…基板、111A…フォトダイオード(光電変換素子)、111B…薄膜トランジスタ、112A…第1層間絶縁膜、112B…第2層間絶縁膜、113…平坦化膜、114…保護膜、12…画素部、17…画素駆動線、18…垂直信号線、20…波長変換層、4…表示装置、5…放射線撮像表示システム、50…被写体、51…放射線源、H1…開口部、P…単位画素。

Claims (11)

  1. 基板上に形成された複数の光電変換素子と、入射した放射線を前記光電変換素子の感度域に波長変換する波長変換層とを有するセンサー基板を備え、
    前記波長変換層が、前記センサー基板内に直接形成されている
    放射線撮像装置。
  2. 前記波長変換層が、前記光電変換素子の形成領域に対応して選択的に形成されている
    請求項1に記載の放射線撮像装置。
  3. 前記センサー基板は、前記光電変換素子の上層側に配設されると共に前記光電変換素子の形成領域に対応して開口部が形成された平坦化膜を有し、
    前記波長変換層が、前記平坦化膜の前記開口部内に埋め込まれている
    請求項2に記載の放射線撮像装置。
  4. 前記波長変換層が、液体シンチレータを用いて構成されている
    請求項1に記載の放射線撮像装置。
  5. 前記波長変換層は、前記センサー基板内に前記液体シンチレータが滴下されることにより形成されたものである
    請求項4に記載の放射線撮像装置。
  6. 前記光電変換素子が、PIN型のフォトダイオードからなる
    請求項1に記載の放射線撮像装置。
  7. 前記放射線がX線である
    請求項1に記載の放射線撮像装置。
  8. 放射線撮像装置と、この放射線撮像装置により得られた撮像信号に基づく画像表示を行う表示装置とを備え、
    前記放射線撮像装置は、
    基板上に形成された複数の光電変換素子と、入射した放射線を前記光電変換素子の感度域に波長変換する波長変換層とを有するセンサー基板を備え、
    前記波長変換層が、前記センサー基板内に直接形成されている
    放射線撮像表示システム。
  9. センサー基板を形成する工程を含み、
    前記センサー基板を形成する工程は、
    基板上に複数の光電変換素子を形成する工程と、
    前記光電変換素子の上層側に、入射した放射線を前記光電変換素子の感度域に波長変換する波長変換層を直接形成する工程と
    を含む放射線撮像装置の製造方法。
  10. 前記光電変換素子の上層側に液体シンチレータを滴下することにより、前記波長変換層を形成する
    請求項9に記載の放射線撮像装置の製造方法。
  11. インクジェット法を用いて前記液体シンチレータを滴下する
    請求項10に記載の放射線撮像装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2016002563A1 (ja) * 2014-06-30 2016-01-07 シャープ株式会社 撮像パネル及びx線撮像装置
US9985061B2 (en) 2014-03-20 2018-05-29 Sharp Kabushiki Kaisha Light detection device with integrated photodiode and thin film transistor
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US11594569B2 (en) * 2019-12-06 2023-02-28 Lg Display Co., Ltd. Thin film transistor array substrate for digital X-ray detector device and digital X-ray detector device including the same

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