JP2013151988A - リリーフバルブ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】高圧側の第1油路46とアンロード側の第2油路47とをケーシング8内に備え、第1油路46と第2油路47とを開閉可能な弁体71と弁座72、及び、弁体71を弁座72に弾性付勢可能なスプリング73を、ケーシング8内に設けてあるリリーフバルブであって、弁座72を、弁体71に対してスプリング73の付勢方向に沿って近接離間可能に設けると共に、弁座72の弁体71とは反対側の端部に、ケーシング8の外に露出させた操作部72aを設け、操作部72aを弁体71側に押圧することで弁座72を弁体71に対して近接離間させて弁体71のリリーフ圧を変更させる弁座調整機構Zを設けてある。
【選択図】図3
Description
このリリーフバルブにおける弁体のリリーフ圧の変更は、前記スプリングの付勢力を変更できるようにする機構によって実現されている。
具体的には、前記スプリングの一端部は弁体に当接させ、他端部は、スプリングの付勢方向に沿って螺進可能に設けられたネジ部材で受け、そのネジ部材を螺進させることで弁体に対するスプリングの付勢力を変更できるように構成してあった。
このように、弁座の位置をスプリングの付勢方向に沿って替えられるようにすることで、スプリングの付勢力によって弁体のリリーフ圧を変更できることに加えて、弁座の移動によって第1油路の絞り作用も期待することができ、リリーフ圧のコントロールをより高度に行うことが可能となる。
この例のリリーフバルブの場合、横ネジ部材81を螺進させることで、横ネジ部材81は弁座72に対して螺進方向に沿った押圧力を作用させる。その際、横ネジ部材81のテーパー面81aによって螺進力の一部が、弁座72を弁体側に移動させる分力として作用し、弁座72を弁体側に近接させることができる。
また、上述した「考えられる変形例」によれば、リリーフ圧のコントロールをより高度に行うことができるから、機能向上を図ることが可能となるものの、ケーシングに、横ネジ部材を納める横穴を形成しておく必要があると共に、弁座と、横ネジ部材のテーパー面との摺接による磨耗が懸念されるから、磨耗しにくい高価な材料を使用する必要がある。
即ち、形成に手間がかかると共に、部材コストがかかる問題点がある。
また、弁座の前記弁体とは反対側の端部に、前記ケーシングの外に露出させた操作部を設けてあるから、弁体と弁座とがケーシングの中の一連した穴内に納まり、構造を簡単にすることができ、上述した「考えられる変形例」のように、ケーシングに横ネジ部材を納める横穴をわざわざ形成する手間がかからない。
また、操作部と弁座調整機構との当接部分は、ケーシングの外に位置しているから、メンテナンスにも手間がかからず、維持コストの低減を図ることも可能となる。
一例としては、弁座調整機構においては、例えばパワーステアリング等の作動レバーに連動させて操舵角に応じたリリーフ圧の変更を行うような構成を採用する一方、弁体調整機構においては、前記スプリングの付勢力を微調整することで全体的なリリーフ圧の微調整を図る等の複雑なリリーフ圧の制御を実現させることが可能となる。
機体の横軸芯(図示せず)周りにフィーダ6が上下揺動自在に支持され、フィーダ6に刈取部2が支持されている。機体とフィーダ6とに亘って単動型の油圧シリンダ等で構成された昇降機構7が接続されており、昇降機構7を伸長作動させると刈取部2が上昇駆動され、昇降機構7を収縮作動させると刈取部2が下降駆動される。
操作レバー51を前方向(又は後方向)に操作することで、昇降機構7を伸縮作動させることができると共に、操作レバー51を右方向(又は左方向)に操作することで、機体を右旋回(又は左旋回)させることができる。
ミッションケース8には、図2に示すように、静油圧式無段変速装置11や、左右のクローラ走行装置1(図1参照)を個別に駆動切替可能なサイドクラッチ装置Sが設けられている。
前記ミッションケース8内に連通する油圧回路について説明する。
図2に示すように、ミッションケース8には、入力軸17の回転によって駆動されるトロコイド型式のチャージポンプ37及び油圧ポンプ38が取り付けられている。
また、ミッションケース8には、フィルタ39(メッシュの細かい紙フィルタ)が取り付けられており、ミッションケース8の潤滑油が作動油として、内部油路40、フィルタ39及び内部油路41を介してチャージポンプ37及び油圧ポンプ38に供給されている。
エンジンの動力は、静油圧式無段変速装置11(油圧ポンプ14)の入力軸17に伝達されており、静油圧式無段変速装置11(油圧モータ15)の出力軸18から走行系に伝達される。
静油圧式無段変速装置11に対する油圧回路は、チャージポンプ37からの内部油路52が、一対のチェック弁53及び絞り部54を介して油路16に接続されており、内部油路52から分岐した内部油路55にリリーフ弁56が備えられ、内部油路55が静油圧式無段変速装置11内のケース最下部に接続されている。
操作レバー51と切換弁44とは機械的に連係されて、操作レバー51の左右方向の操作で切換弁44が操作されるように構成されている。また、操作レバー51と可変リリーフ弁45も機械的に連係されている。
可変リリーフ弁45は、図3に示すように、ミッションケース8内の高圧側の内部油路46とアンロード側の内部油路47とに亘る縦方向の貫通孔70に、内部油路46と内部油路47とを開閉可能な弁体71と弁座72とを納めて構成してある。弁座72は弁体71の上方に配置されている。
尚、前記スプリング受部75bには、円形中央部に前記スプリング73に内嵌する突起75cが形成してあり、貫通孔70内でのスプリング73の横ずれの防止を図っている。
即ち、雄ネジ部材75の螺進に伴って、雄ネジ部材75の上端のスプリング受部75bが、スプリング73の付勢方向に沿って移動することになる。従って、弁座72の上下位置を規制した状態においては、雄ネジ部材75を螺進させることでスプリング受部75bと弁体71との距離が変化し、スプリング73の弾性復元力も変化する。その結果、弁座72に対する弁体71の当接力を調整することができ、リリーフ圧を微調整することができる。当該実施形態においては、前記雄ネジ部材75は、弁体調整機構Tの機能を果たす。
尚、雄ネジ部材75には、緩み止めのナット75dが螺合され、調整済の位置をロックすることができる。
弁体71を弁座72に内嵌させた状態においては、前記弁部71aとガイド部71bとの間の外周空間が、前記内部流路46に連通する圧力室76となる。
前記弁部71aより下端側部分は、前記スプリング73の上端部に対して内嵌させてあり、スプリング73と弁体71との横方向での相対的な位置ズレの防止を図っている。
前記スプリング73の付勢力は、弁部71aの下面部に作用する。
この大径部72aとその近傍は、ミッションケース8の外に露出させてある。
大径部72aの上面側には、後述するカム体77が当接可能に配置される。このカム体77の回転に伴って、大径部72aにはカム体77から下方(弁体71側)への押圧力が作用し、弁座72ごと下降する。尚、弁座72の下端面には、前記スプリング74からの上向きの弾性付勢力が作用しているから、カム体77の押圧が緩むと、弁座72は、上端側の位置に復帰する。
また、本体部72bの上下中間部には、前記圧力室76を内部流路46に連通させる貫通穴72cが形成してある。
本体部72bの内周部における下端縁部が座部72dとなり、前記弁体71の弁部71aが当接することで、内部流路46と内部流路47との連通状態を遮断できる。また、座部72dと弁部71aとの当接力を上回る油圧が内部流路46に作用したら、弁体71が押しさげられて、作動油は、貫通孔70から内部流路47に流入して内部流路46と内部流路47とを連通させるから、内部流路46の油圧の低減を図る。
内部流路46から内部流路47へ作動油が流通する境界時の油圧が、可変リリーフ弁45のリリーフ圧となる。
当該実施形態においては、大径部72aを弁体71側に押圧することで弁座72を弁体71に対して近接させて弁体71のリリーフ圧を変更させる弁座調整機構Zは、前記カム体77によって構成されている。
尚、弁座調整機構Zによる弁体71のリリーフ圧の調整量は、弁体調整機構Tによる弁体71のリリーフ圧の調整量よりも大きく設定してある。
また、操作レバー51を右端(又は左端)まで揺動操作すると、カム体77は、右回転(又は左回転)で終端位置まで揺動し、弁座72を押圧して下限まで下降させる(図3 (B)参照)。この状態においては、弁体71のリリーフ圧は、上限値に達する。従って、サイドクラッチ装置Sが切作動して、入力軸17からの駆動力がクローラ走行装置1の右の車軸27(又は左の車軸27)に伝達されないようになると共に、ブレーキ機構も作用し、機体は信地旋回する。操作レバー51の揺動操作が小さい場合は、ブレーキ機構が作用しないことに加えて、弁体71のリリーフ圧が上限値より減少するから、サイドクラッチ装置Sのクラッチ機構も切状態に作用して、旋回半径は大きくなる。
また、弁体調整機構Tや弁座調整機構Zを組み合わせた複雑なリリーフ圧調整を叶えることもできる。
即ち、高機能化とローコスト化とを共に叶えることができる。
以下に他の実施の形態を説明する。
〈2〉 弁座調整機構Zは、先の実施形態で説明したカム体77によって構成してあるもの限るものではなく、例えば、油圧シリンダや、他の公知の押圧機構を備えた構成のものであってもよい。
46 内部油路(第1油路に相当)
47 内部油路(第2油路に相当)
71 弁体
72 弁座
72a 大径部(操作部の一例)
73 スプリング
75b スプリング受部
T 弁体調整機構
Z 弁座調整機構
Claims (3)
- 高圧側の第1油路とアンロード側の第2油路とをケーシング内に備え、
前記第1油路と前記第2油路とを開閉可能な弁体と弁座、及び、前記弁体を前記弁座に弾性付勢可能なスプリングを、前記ケーシング内に設けてあるリリーフバルブであって、
前記弁座を、前記弁体に対して前記スプリングの付勢方向に沿って近接離間可能に設けると共に、
前記弁座の前記弁体とは反対側の端部に、前記ケーシングの外に露出させた操作部を設け、
前記操作部を前記弁体側に押圧することで前記弁座を前記弁体に対して近接離間させて前記弁体のリリーフ圧を変更させる弁座調整機構を設けてあるリリーフバルブ。 - 前記スプリングの前記弁体とは反対側を受けるスプリング受部を、前記スプリングの付勢方向に沿って移動させる弁体調整機構を設けてある請求項1に記載のリリーフバルブ。
- 前記弁座調整機構による前記弁体のリリーフ圧の調整量は、前記弁体調整機構による前記弁体のリリーフ圧の調整量よりも大きく設定してある請求項2に記載のリリーフバルブ。
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