JP2013151001A - 耐候性鋼用ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ - Google Patents
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Abstract
【課題】耐候性鋼を溶接するにあたって全姿勢溶接での溶接作業性が良好であり、強度及び靭性に優れた溶接金属が得られる耐候性鋼用ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤを提供する。
【解決手段】ワイヤ全質量に対する質量%で、C:0.01〜0.08%、Si:0.1〜1.0%、Mn:1.0〜3.0%、Cu:0.2〜0.8%、 Cr:0.3〜0.8%、Mg:0.05〜0.8%、TiO2換算値:3〜8%、SiO2換算値:0.1〜1.0%、Al2O3換算値:0.05〜1.2%、Na換算値とK換算値の合計:0.01〜0.4%、F換算値:0.005〜0.2%を含有し、前記Al酸化物は、見掛密度:1.4〜2.5g/cm3、平均粒径:20〜200μmであることを特徴とする耐候性鋼用ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ。
【選択図】なし
【解決手段】ワイヤ全質量に対する質量%で、C:0.01〜0.08%、Si:0.1〜1.0%、Mn:1.0〜3.0%、Cu:0.2〜0.8%、 Cr:0.3〜0.8%、Mg:0.05〜0.8%、TiO2換算値:3〜8%、SiO2換算値:0.1〜1.0%、Al2O3換算値:0.05〜1.2%、Na換算値とK換算値の合計:0.01〜0.4%、F換算値:0.005〜0.2%を含有し、前記Al酸化物は、見掛密度:1.4〜2.5g/cm3、平均粒径:20〜200μmであることを特徴とする耐候性鋼用ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ。
【選択図】なし
Description
本発明は、鋼構造物等に使用される耐候性鋼を溶接するにあたって全姿勢溶接での溶接作業性が良好であり、強度及び靭性に優れた溶接金属を得るうえで好適な耐候性鋼用ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤに関する。
耐候性鋼は、船舶、橋梁、その他鉄骨構造物等に適用されており、係る耐候性鋼を溶接する際には、低炭素鋼と同様に、ルチール系フラックス入りワイヤが広く適用されている。ルチール系フラックス入りワイヤを用いて溶接した際に生成するスラグは、全姿勢溶接を行ううえで、非常に好適な特性を備えているため、立向や上向姿勢で溶融金属が垂れ落ちることなく溶接することができ、溶接作業性に優れている。
近年は、より高能率に溶接するために、高電流で溶接をする傾向にあり、それに対応した普通鋼用のフラックス入りワイヤが例えば、特開2009−61474号公報(特許文献1)及び特開2010−17733号公報(特許文献2)に提案されている。これらの開示技術は、何れも立向上進溶接において高い溶接電流を使用しても溶融金属の垂れ落ちを防止できることを目的としたものである。しかし実際のところは、高電流域での立向上進溶接では溶融メタルの垂れ落ちを十分に防止できないか、あるいは溶融メタルの垂れ落ちを防止できても溶接ビードが凸形状になるため不十分である。
一方、特開2011−156565号公報(特許文献3)に提案の技術では、高電流での立向上進溶接において溶融メタルの垂れ落ちが起こらず、ビード形状もフラットにすることができる。しかし、そのためには金属Alを非常に多く添加する必要があるが、この場合、溶接金属中にAlが多く残留し、溶接金属の靭性を低下させる原因にもなる。さらに、耐候性鋼用溶接用フラックス入りワイヤに適用した場合には、溶接金属の靭性を低下させるCrが必須であり、金属Alの多量添加は、溶接金属の靭性の著しい低下を招くという問題がある。
本発明は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、舶、橋梁、その他鉄骨構造物等に使用される耐候性鋼を溶接するにあたり、全姿勢溶接での溶接作業性が良好で、特に高電流の立向上進溶接において溶融金属が垂れ落ちず、また溶接金属の強度及び靭性が優れた溶接金属が得られる耐候性鋼用ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤを提供することにある。
本発明の要旨は、
(1)鋼製外皮にフラックスを充填してなる耐候性鋼用ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤにおいて、ワイヤ全質量に対する質量%で、C:0.01〜0.08%、Si:0.1〜1.0%、Mn:1.0〜3.0%、Cu:0.2〜0.8%、 Cr:0.3〜0.8%、Mg:0.05〜0.8%、Ti酸化物のTiO2換算値:3〜8%、Si酸化物のSiO2換算値:0.1〜1.0%、Al酸化物のAl2O3換算値:0.05〜1.2%、Na化合物及びK化合物のNa換算値とK換算値の合計:0.01〜0.4%、金属弗化物のF換算値:0.005〜0.2%を含有し、P:0.03%以下、S:0.03%以下で、残部が鋼製外皮のFe、鉄粉、鉄合金粉のFe分及び不可避不純物からなり、前記Al酸化物は、見掛密度:1.4〜2.5g/cm3、平均粒径:20〜200μmであることを特徴とする耐候性鋼用ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ。
(1)鋼製外皮にフラックスを充填してなる耐候性鋼用ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤにおいて、ワイヤ全質量に対する質量%で、C:0.01〜0.08%、Si:0.1〜1.0%、Mn:1.0〜3.0%、Cu:0.2〜0.8%、 Cr:0.3〜0.8%、Mg:0.05〜0.8%、Ti酸化物のTiO2換算値:3〜8%、Si酸化物のSiO2換算値:0.1〜1.0%、Al酸化物のAl2O3換算値:0.05〜1.2%、Na化合物及びK化合物のNa換算値とK換算値の合計:0.01〜0.4%、金属弗化物のF換算値:0.005〜0.2%を含有し、P:0.03%以下、S:0.03%以下で、残部が鋼製外皮のFe、鉄粉、鉄合金粉のFe分及び不可避不純物からなり、前記Al酸化物は、見掛密度:1.4〜2.5g/cm3、平均粒径:20〜200μmであることを特徴とする耐候性鋼用ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ。
(2)ワイヤ全質量に対する質量%で、Ni:0.05〜0.8%を含有することを特徴とする(1)記載の耐候性鋼用ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ。
(3)ワイヤ全質量に対する質量%で、金属Zr及びZr酸化物のZrO2換算値の合計:0.1〜1%、Al:0.05〜0.6%のうち1種又は2種を含有することを特徴とする(1)又は(2)記載の耐候性鋼用ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ。
(4)ワイヤ全質量に対する質量%で、B:0.0005〜0.01%のうち1種又は2種を含有することを特徴とする(1)乃至(3)のうち何れか1記載の耐候性鋼用ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ。
(5)ワイヤ全質量に対する質量%で、Mo:0.05〜0.3%、V:0.02〜0.2%、Nb:0.02〜0.2%の1種又は2種以上を含有することを特徴とする(1)乃至(4)のうち何れか1記載の耐候性鋼用ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ、にある。
本発明の耐候性鋼用ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤによれば、耐候性鋼の全姿勢溶接、特に高電流での立向上進溶接において溶融金属が垂れ落ちず溶接作業性が良好であり、強度及び靱性に優れた溶接金属が安定して得られ、溶接部の品質向上を図ることが可能となる。
本発明者らは、ルチール系の耐候性鋼用ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤについて、全姿勢溶接での溶接作業性、特に高電流での立向上進溶接において溶接作業性が良好で、強度及び靱性に優れた溶接金属が得られるワイヤ成分組成について、種々検討を行った。
その結果、フラックスに添加するAl酸化物原料の見掛密度および平均粒径の適正化を図るとともに、さらにAl酸化物、Ti酸化物及びSi酸化物の添加量を適正化を図ることにより、高電流の立向上進溶接において溶融金属の溶け落ちを抑制し、かつ平滑な溶接ビードを得ることが可能となり、さらに合金成分としてのC、Si、Mnと、脱酸剤としてのMgとを適正量とすることによって、溶接金属の強度および靭性に優れた溶接金属が安定して得られることを見出した。
即ち、本発明を適用した耐候性鋼用ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤは、鋼製外皮にフラックスを充填してなる耐候性鋼用ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤにおいて、ワイヤ全質量に対する質量%で、C:0.01〜0.08%、Si:0.1〜1.0%、Mn:1.0〜3.0%、Cu:0.2〜0.7%、Cr:0.3〜0.9%、Mg:0.05〜0.8%、Ti酸化物のTiO2換算値:3〜8%、Si酸化物のSiO2換算値:0.1〜1.0%、Al酸化物のAl2O3換算値:0.05〜1.2%、Na化合物及びK化合物のNa換算値とK換算値の合計:0.01〜0.4%、金属弗化物のF換算値:0.005〜0.2%を含有し、P:0.03%以下、S:0.03%以下で、残部が鋼製外皮のFe、鉄粉、鉄合金粉のFe分及び不可避不純物からなるものである。
更に本発明を適用した耐候性鋼用ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤは、Al酸化物は、見掛密度:1.4〜2.5g/cm3、平均粒径:20〜200μmであることを特徴とするものである。
なお、本発明は、上述した成分の範囲、並びに数値範囲を満たすものであれば、所期の作用効果を奏するものであり、本発明の範囲内に含まれるものである。しかし、更に望ましくは、以下の成分の範囲を満たすことが望ましい。
即ち、ワイヤ全質量に対する質量%で、Ni:0.05〜0.8%を含有するようにしてもよい。また、ワイヤ全質量に対する質量%で、金属Zr及びZr酸化物のZrO2換算値の合計:0.1〜1%、Al:0.05〜0.6%の1種又は2種を含有するようにしてもよい。また、ワイヤ全質量に対する質量%で、B:0.0005〜0.01%を含有するようにしてもよい。更に、ワイヤ全質量に対する質量%で、Mo:0.05〜0.3%、V:0.02〜0.2%、Nb:0.02〜0.2%の1種又は2種以上を含有するようにしてもよい。
以下、本発明に係る耐候性鋼用ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤの成分と、その組成並びにその含有率、更に他の数値の限定理由とについて説明する。まず、本発明に係る耐候性鋼用ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤの基本的な成分から説明する。なお、各成分の組成は、ワイヤ全質量に対する質量%で表すこととし、その質量%を表すときには単に%と記載して表すこととする。
[C:0.01〜0.08%]
Cは、溶接時にアークの安定化に寄与する効果がある。しかし、Cの含有量が0.01%未満では、この効果が十分に得られない。また、Cの含有量が0.08%超では、Cが溶接金属中に過剰となり、却って靱性が低下する。このため、Cの含有量は、0.01〜0.08%とする。
Cは、溶接時にアークの安定化に寄与する効果がある。しかし、Cの含有量が0.01%未満では、この効果が十分に得られない。また、Cの含有量が0.08%超では、Cが溶接金属中に過剰となり、却って靱性が低下する。このため、Cの含有量は、0.01〜0.08%とする。
なお、Cは、鋼製外皮や、フラックス中の金属粉及び合金粉等から添加される。
[Si:0.1〜1.0%]
Siは、溶接時に一部が溶接スラグとなって溶接ビードの外観や形状を良好にし、溶接作業性の向上に寄与する。しかし、Siの含有量が0.1%未満では、溶接ビードの外観や形状を良好にする効果が十分に得られない。また、Siの含有量が1.0%超では、Siが溶接金属中に過剰となり、靱性が低下する。このため、Siの含有量は、0.1〜1.0%とする。
Siは、溶接時に一部が溶接スラグとなって溶接ビードの外観や形状を良好にし、溶接作業性の向上に寄与する。しかし、Siの含有量が0.1%未満では、溶接ビードの外観や形状を良好にする効果が十分に得られない。また、Siの含有量が1.0%超では、Siが溶接金属中に過剰となり、靱性が低下する。このため、Siの含有量は、0.1〜1.0%とする。
なお、Siは、鋼製外皮や、フラックス中の金属Siの他、Fe−Si、Fe−Si−Mn等の合金形態から添加される。
[Mn:1.0〜3.0%]
Mnは、Siと同様、溶接時に一部が溶接スラグとなって溶接ビードの外観や形状を良好にし、溶接作業性の向上に寄与する。しかし、Mnの含有量が1.0%未満では、これらの効果が十分に得られない。また、Mnの含有量が3.0%超では、Mnが溶接金属中に過剰となり、強度が過剰になって靱性が低下する。このため、Mnの含有量は、1.0〜3.0%とする。
なお、Mnは、鋼製外皮や、フラックス中のFe−Mn、Fe−Si−Mn等の合金形態から添加される。
[Cu:0.2〜0.7%]
Cuは、溶接金属に耐候性を付与させるために必須の元素である。JIS Z 3320では、使用状況に応じて、塗装して使用するPタイプ、裸のまま、また、さび安定化処理を行って使用するWタイプ、それぞれの耐候性鋼用フラックス入りワイヤが規定されており、前者では、溶着金属中のCuが0.20〜0.50%、後者では、0.30〜0.60%と規定されているので、下限は0.20%とした。上限は、母材希釈等による溶接金属への移行率低下を考慮してJISのWタイプの上限0.6%より高い0.7%とした。
なお、Cuは、ワイヤ表面のCuめっきや、フラックス中の金属Cuの他、Fe−Cu等から添加される。
[Cr:0.3〜0.9%]
CrもCuと同じく、溶接金属に耐候性を付与させるために必須の元素である。Cuと同じく、JIS Z 3320では、PタイプおよびWタイプそれぞれに溶着金属中のCr量が規定されておりその範囲は、前者が0.30〜0.60%、後者が、0.45〜0.75%であるので、下限は0.30%とした。上限は、母材希釈等による、溶接金属への移行率低下を考慮してJISのWタイプの上限0.75%より高い0.9%とした。なお、Crは、フラックス中の金属Crの他、Fe−CrのようなCr合金等から添加される。
[Mg:0.05〜0.8%]
Mgは、強脱酸剤として作用して溶接金属中の酸素を低減し、溶接金属の靱性を高める効果がある。しかし、Mgの含有量が0.05%未満では、この効果が十分に得られない。また、Mgの含有量が0.8%超では、溶接時にアーク中で激しく酸素と反応してスパッタやヒュームの発生量が多くなって溶接作業性が不良となる。このため、Mgの含有量は、0.05〜0.8%とする。
なお、Mgは、フラックス中の金属Mgの他、Al−MgのようなMg合金等から添加される。
[Ti酸化物のTiO2換算値:3〜8%]
Ti酸化物は、溶接時のアーク安定化に寄与するとともに、溶接スラグとなって溶接ビードの形状を良好にし、溶接作業性の向上に寄与する効果がある。特に、立向上進溶接においては、溶接スラグ中にTi酸化物が含まれることによって溶融スラグの粘性や融点を調整し、溶融メタルが垂れるのを防ぐ効果がある。また、一部が微細なTi酸化物として溶接金属中に残留して溶接金属のミクロ組織を微細化し、溶接金属の靱性を向上させる効果もある。しかし、Ti酸化物中におけるスラグ形成剤の主成分としてのTiO2換算値が3%未満では、これらの効果が十分に得られず、アークの不安定化、スパッタの増大による溶接ビードの外観、形状の劣化、さらに溶接金属の靭性が低下する。また、立向上進溶接において溶融メタルが垂れ、溶接の継続が困難になる。一方、TiO2換算値が8%を超えると、アークが安定してスパッタ発生量が少なくなるが、Ti酸化物として溶接金属中に過剰に残存して靱性が低下する。このため、Ti酸化物の含有量は、TiO2換算値で3〜8%とする。
なお、Ti酸化物は、フラックス中のルチール、酸化チタン、チタンスラグ、イルメナイト等から添加される。
[Si酸化物のSiO2換算値:0.1〜1.0%]
Si酸化物は、溶融スラグの粘性や融点を調整してスラグ被包性を向上させる効果がある。しかし、Si酸化物中におけるこれらのスラグ被包性等を向上させる上での主成分としてのSiO2換算値の合計が0.1%未満では、この効果が十分に得られない。また、SiO2換算値が1.0%超では、溶融スラグの塩基度が低下して溶接金属の酸素量が増加して靭性が低下する。このため、Si酸化物の含有量は、SiO2換算値で0.1〜1.0%とする。
なお、Si酸化物は、フラックス中の珪砂、ジルコンサンド等から添加される。
[Al酸化物のAl2O3換算値:0.05〜1.2%]
Al酸化物は、溶接時に溶接スラグにAl酸化物となって溶接スラグの粘性や融点を調整し、特に立向上進溶接における溶融メタルが垂れるのを防ぐ効果がある。Al酸化物中の溶融メタルの垂れを防止する主成分としてのAl2O3換算値が0.05%未満では、この効果が十分に得られない。また、Al2O3換算値が1.2%を超えると、溶接時に溶融プールからAl酸化物が浮上分離できなくなって取り残されスラグ巻き込みとなる。このため、Al酸化物の含有量は、Al2O3換算値で0.05〜1.2%とする。
[Al酸化物の見掛密度:1.4〜2.5g/cm3、Al酸化物の平均粒径:20〜200μm]
また、本発明者らは、Alを含む各種酸化物を種々検討した結果、Al酸化物の見掛密度が1.4g/cm3未満、かつAl酸化物の平均粒径が20μm未満では、立向上進溶接におけるアークが細くなり、溶接ビードが細くなりビードが凸形状になることを見出した。
一方、見掛密度の上限については溶接作業性への悪影響は見出せなかったが、2.5g/cm3を超えるAl酸化物原料の製造は非常に難しく、製造コストが高くなる。Al酸化物の平均粒径が200μmを超えると、ワイヤ製造時のワイヤ伸線において断線が発生しやすくなり、また、溶接中のスパッタが多くなる。このため、Al酸化物の見掛密度は、1.4〜2.5g/cm3とし、Al酸化物の平均粒径は20〜200μmとしている。
なお、Al酸化物は、フラックス中のAl酸化物、AlとSiの複合酸化物等から添加される。見掛密度の測定は、JIS Z 2504「金属粉の見掛密度測定方法」に準拠して実施した。平均粒径は、JIS Z 2510「金属粉−乾式ふるい分けによる粒度試験方法」により得られた、各粒度のふるい分級物の質量百分率を、粒度の小さいふるい分級物の質量百分率から積算して同質量百分率が50%になったときの粒度とした。
[Na化合物及びK化合物のNa換算値とK換算値の合計:0.01〜0.4%]
Na化合物及びK化合物は、アーク安定剤やスラグ形成剤として酸化物やフッ化物等で添加される。Na化合物及びK化合物のNa換算値とK換算値の合計が、0.01%未満ではその効果は十分に得られず、0.4%を超えると、溶接中の溶融スラグの粘性が低下して立向上進溶接で、溶融メタルが垂れ落ちる。このため、Na化合物及びK化合物のNa換算値とK換算値の合計は0.01〜0.4%とする。
なお、Na化合物及びK化合物はフラックス中のカリ長石、ソーダ長石、NaF、KF、K2SiF6、AlF3等から添加される。
[金属弗化物のF換算値:0.005〜0.2%]
金属弗化物は、アークの指向性を高めて安定した溶融状態とする効果があるが、金属弗化物のF換算値が0.005%未満では、この効果が十分に得られない。また、金属弗化物のF換算値が0.2%を超えると、アークが不安定になりスパッタが多く発生する。また、立向上進溶接で溶融メタル垂れが発生しやすくなる。このため、金属弗化物のF換算値は0.005〜0.2%とする。
なお、金属弗化物はフラックス中のCaF2、NaF、KF、LiF、MgF2、K2SiF6、AlF3等から添加される。
[P:0.03%以下]
Pは、溶接金属の靱性を低下させ、高温割れ感受性を高めるが、その含有量が0.03%以下であれば、許容できる範囲となる。
[S:0.03%以下]
Sは、Pと同じく溶接金属の靭性を低下させ、高温割れ感受性を高めるため、0.03%以下にする。
[Ni:0.05〜0.8%]
Niは、溶接金属の耐候性を向上させる元素であるが、JIS Z 3320によれば、用途によっては必須元素にはならない。すなわち、JIS Z 3320では、PタイプおよびWタイプそれぞれに溶着金属中のNi量が規定されており、前者ではNiは必須ではなく、後者でNiが必須となっていてその範囲は溶着金属で0.05〜0.70%である。このため、Niの添加量の下限は、Wタイプの溶着金属の下限である0.05%とした。上限は、母材希釈等による、溶接金属への移行率低下を考慮してJISの上限0.70%より高い0.8%とした。
なお、Niは、鋼製外皮やフラックス中の金属Ni、Fe−Ni、Ni−Mg等から添加される。
[金属Zr及びZr酸化物のZrO2換算値の合計:0.1〜1.0%]
金属Zr及びZr酸化物は、溶接時にZr酸化物として溶接スラグとなって溶接スラグの粘性や融点を調整し、特に立向上進溶接における溶融メタルが垂れるのを防ぐ効果がある。しかし、金属Zr及びZr酸化物のZrO2換算値の合計が0.1%未満では、この効果が十分に得られない。また、金属Zr及びZrO2換算値の合計が1.0%を超えると、溶接スラグの剥離性が不良になる。このため、金属Zr及びZr酸化物を含有させる場合、その含有量は、ZrO2換算値の合計で0.1〜1.0%とする。
なお、Zr酸化物は、フラックス中の酸化ジルコニウム、ジルコンサンド等から添加される。
[Al:0.05〜0.6%]
Alは、溶接時にAl酸化物として溶接スラグにとなって溶接スラグの粘性や融点を調整し、特に立向上進溶接における溶融メタルが垂れ落ちるのを防ぐ効果がある。しかし、Alが0.05%未満では、この効果が十分に得られない。また、Alが0.6%を超えると、Al酸化物として過度に溶接金属に残留して溶接金属の靭性が低下する。このため、Alの含有量は、0.05〜0.6%とする。
なお、Alは、鋼製外皮やフラックス中の金属Al、Fe−Al、Al−Mg等から添加される。
[B:0.0005〜0.01%]
Bは、微量の添加により溶接金属のミクロ組織を微細化し、溶接金属の靱性を向上させる効果がある。しかし、Bの含有量が0.0005%未満では、この効果が十分に得られない。また、Bの含有量が0.01%を超えると、溶接金属が過度に硬化して靱性が低下するとともに、溶接金属に高温割れが発生し易くなる。このため、Bの含有量は、0.0005〜0.01%とする。
なお、Bは、鋼製外皮やフラックス中のFe−B、Fe−Mn−B等から添加される。
[Mo:0.05〜0.3%]
Moは、溶接金属の強度を高めるために添加する。しかし、Moの含有量が0.05%未満では、この効果が十分に得られない。また、Moの含有量が0.3%を超えると、溶接金属の強度が高くなりすぎて靱性が低下する。このため、Moを含有させる場合、その含有量は、0.05〜0.3%とする。
なお、Moは、フラックス中の金属Mo、Fe−Mo等から添加される。
[V:0.02〜0.2%]
Vも、溶接金属の強度を高めるために添加する。しかし、Vの含有量が0.02%未満では、この効果が十分に得られない。また、Vの含有量が0.2%を超えると、溶接金属の強度が高くなりすぎて靱性が低下する。このため、Vを含有させる場合、その含有量は、0.02〜0.2%とする。
なお、Vは、鋼製外皮やフラックス中の金属V、Fe−V等から添加される。
[Nb:0.02〜0.2%]
Nbもまた、溶接金属の強度を高めるために添加する。しかし、Nbの含有量が0.02%未満では、この効果が十分に得られない。また、Nbの含有量が0.2%を超えると、溶接金属の強度が高くなりすぎて靱性が低下する。このため、Nbを含有させる場合、その含有量は、0.02〜0.2%とする。なお、Nbは、フラックス中の金属Nb、Fe−Nb等から添加される。
ちなみに、上述した各成分のうち、Ni、Al、Bについては、必ずしも上述した成分の範囲に含まなくても、本発明の所期の効果を奏する。従って、Ni、Al、Bが上述した成分の範囲から逸脱するものであっても、本発明例として取り扱うものとする。
なお、本発明に係る耐候性鋼用ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤは、鋼製外皮をパイプ状に成形し、その内部にフラックスを充填した構造である。ワイヤの種類としては、成形した鋼製外皮の合わせ目を溶接して得られる鋼製外皮に継ぎ目の無いワイヤと、鋼製外皮の合わせ目の溶接を行わないままとした鋼製外皮に継ぎ目を有するワイヤとに大別できる。本発明においては、何れの断面構造のワイヤを採用してもよい。但し、鋼製外皮に継ぎ目が無いワイヤは、ワイヤ中の水分量を低減することを目的に500〜1000℃での熱処理が可能であり、また製造後のフラックスの吸湿が無いため、溶接金属の拡散性水素量を低減し、耐低温割れ性の向上を図ることができるので、鋼製外皮に継ぎ目が無いワイヤを用いるのが好ましい。
本発明の耐候性鋼用ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤの残部は、鋼製外皮のFe、成分調整のために添加する鉄粉、Fe−Mn、Fe−Si合金等の鉄合金粉のFe分及び不可避不純物である。また、フラックス充填率は特に制限はしないが、生産性の観点から、ワイヤ全質量に対して8〜20%とするのが好ましい。
次に、本発明を適用した耐候性鋼用ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤの実施例について詳細に説明する。
まず、JIS G 3141に規定されるSPCCを鋼製外皮として使用して、表1に示す各種成分組成のフラックス入りワイヤを試作した。ワイヤ径は1.2mmとした。
なお、表1において、ワイヤの組成が本発明において規定した範囲外である成分については、下線を付すこととした。
表1に示すフラックス入りワイヤを用いて、板厚12mmの鋼板(JIS G 3114 SMA490BW)をT字すみ肉溶接の試験体として、表2に示す溶接作業性評価の溶接条件で水平及び立向上進溶接による溶接作業性評価を行った。
また、JIS Z 3320に準じて、板厚20mmの鋼板(JIS G 3114 SMA490BW)を試験体として、表2に示す溶接条件で溶着金属試験を行った。
水平すみ肉溶接及び立向上進溶接による溶接作業性の評価は、半自動MAG溶接をしたときのアークの安定性、スパッタ発生状態、ヒューム発生状態、生成したスラグの剥離性、ビード形状、ビード外観及び溶融メタルの垂れ状況について調査した。
溶着金属試験は、溶着金属の板厚方向中央部から引張試験および衝撃試験(JIS Z3111に準拠)のためのサンプルを採取して各試験に供した。溶着金属試験での機械的性質の評価は、0℃における吸収エネルギー(vE0)が47J以上、引張強さ(TS)が490MPa以上を合格とした。これらの結果を表3にまとめて示す。
表3において、機械的性質が上述した範囲外であるものについては、下線を付すこととした。
表1及び表3のワイヤ記号1〜17は本発明例、ワイヤ記号18〜30は比較例である。ちなみに、表1において、ワイヤ成分のうち、Ni、Al、Bについては必ずしも上述した成分の範囲に含まなくても、本発明の所期の効果を奏する。従って、Ni、Al、Bが上述した成分の範囲から逸脱するものであっても、本発明例に含めている。本発明例であるワイヤ記号1〜17は、各成分の組成が本発明において規定した範囲内であるので、溶着金属の引張強さ及び吸収エネルギーの値が良好であるとともに、溶接作業性及び生産性が良好であり極めて満足な結果であった。なお、本発明において規定した範囲より金属Zr及びZr酸化物のZrO2換算値の合計が確認できないものであって、かつAlが本発明において規定した下限より少ないワイヤ記号3、6、13及び16は、立向上進溶接において若干メタル垂れが生じた。また、Bを本発明で規定した範囲内で添加したワイヤ記号3、7、10、15および17では、−20℃の吸収エネルギー(vE−20)も70Jを超え非常に高位であった。
比較例中、ワイヤ記号18は、Al酸化物の平均粒径が本発明において規定した範囲より大きいので、ワイヤ製造時にワイヤ断線が多発した。また、Cが本発明において規定した範囲より少ないので、アークが不安定であった。
ワイヤ記号19は、Cが本発明において規定した範囲より多いので、吸収エネルギーが低値であった。また、金属弗化物のF換算値が本発明において規定した範囲より少ないので、アークが不安定であった。さらに、金属Zr及びZr酸化物のZrO2換算値の合計が本発明において規定した範囲より多いので、溶接ビード上のスラグ剥離性が悪かった。
ワイヤ記号20は、Siが本発明において規定した範囲より少ないので、溶接ビードの外観及び形状が不良であった。また、Bが本発明において規定した範囲より多いので、溶接ビードに高温割れが発生し、溶着金属の吸収エネルギーが低値であった。
ワイヤ記号21は、Siが本発明において規定した範囲より多いので、吸収エネルギーが低値であった。また、Na化合物及びK化合物のNa換算値とK換算値の合計が本発明において規定した範囲より多いので、立向上進溶接においてメタルが垂れ落ちて溶接の継続が困難であった。
ワイヤ記号22は、Mnが本発明において規定した範囲より少ないので、ビード外観および形状が不良であった。また、Al酸化物の見掛密度が本発明において規定した範囲より高いので、製造コストが高くなった。
ワイヤ記号23は、Mnが本発明において規定した範囲より多いので、溶着金属の引張り強さが高く吸収エネルギーが低値であった。また、Al酸化物のAl2O3換算値が本発明において規定した範囲より多いので、スラグ巻き込みが生じた。
ワイヤ記号24は、Si酸化物のSiO2換算値が本発明において規定した範囲より多いので、溶着金属の吸収エネルギーが低値であった。また、Na化合物及びK化合物のNa換算値とK換算値の合計が本発明において規定した範囲より少ないので、アークが不安定であった。
ワイヤ記号25は、Al酸化物のAl2O3換算値が本発明において規定した範囲より少ないので、立向上進溶接において溶融メタルが垂れ落ちて溶接の継続が困難であった。また、Mgが本発明において規定した範囲より少ないので、溶着金属の吸収エネルギーが低値であった。
ワイヤ記号26は、Ti酸化物のTiO2換算値が本発明において規定した範囲より少ないので、アークが不安定でスパッタ発生量が多かった。また、ビード外観及び形状が不良で、立向上進溶接においては溶融メタルが垂れ落ちて溶接の継続が困難であった。さらに、溶着金属の吸収エネルギーが低値であった。
ワイヤ記号27は、金属弗化物のF換算値が本発明において規定した範囲より多いので、アークが不安定でスパッタ発生量が多く、立向上進溶接において溶融メタルが垂れ落ちて溶接の継続が困難であった。また、Bが本発明において規定した範囲より少ないので、溶着金属の−20℃での吸収エネルギーでは高値が得られなかった。
ワイヤ記号28は、Ti酸化物のTiO2換算値が本発明において規定した範囲より多いので、溶着金属の吸収エネルギーが低値であった。また、Al酸化物の見掛密度が本発明において規定した範囲より低いので、立向上進溶接における溶接ビードが凸形状になった。さらに、本発明において規定した範囲より金属Zr及びZr酸化物のZrO2換算値の合計とAlが少ないので、立向上進溶接において溶融メタルが若干垂れ落ちた。
ワイヤ記号29は、Al酸化物の平均粒径が本発明で規定した範囲より小さいので、溶接ビードが凸形状になった。また、Si酸化物のSiO2換算値が本発明で規定した範囲より少ないので、水平すみ肉溶接においてスラグの被包性が悪くビード外観が不良であった。
ワイヤ記号30は、Mgが本発明で規定した範囲より多いので、スパッタ及びヒュームの発生量が多かった。また、Alが本発明で規定した範囲より高いので、溶着金属の吸収エネルギーが低値であった。
次に、本発明の効果を実施例2により具体的に説明する。実施例2においては、実施例1と異なる条件についてのみ説明する。実施例2では、下記の表4、5に示す各種成分組成のフラックス入りワイヤを試作した。
表4、5に示すフラックス入りワイヤを用いて、実施例1と同じ条件での水平及び立向上進溶接による溶接作業性評価と、溶着金属試験とを行った。
溶着金属試験での機械的性質の評価は、溶着金属の0℃の吸収エネルギー(vE0)が47J以上、引張強さ(TS)が570MPa以上を合格とした。これらの結果を表6にまとめて示す。
なお、表4、5において、ワイヤの組成が本発明において規定した範囲外である成分については、下線を付すこととした。また、表6において、機械的性質が上述した範囲外であるものについては、下線を付すこととした。
表4〜表6のワイヤ記号31〜35は本発明例、ワイヤ記号36〜41は比較例である。ちなみに、表4〜6において、ワイヤ成分のうち、Al、B、Mo、Nb、Vについては必ずしも上述した成分の範囲に含まなくても、本発明の所期の効果を奏する。従って、Al、B、Mo、Nb、Vが上述した成分の範囲から逸脱するものであっても、本発明例に含めている。本発明例であるワイヤ記号31〜35は、各成分の組成が本発明において規定した範囲内であるので、良好な溶接作業性を示し、溶着金属の引張強さ、吸収エネルギーも良好な値が得られるなど極めて満足な結果であった。
ワイヤ記号36、38およびワイヤ記号40は、Mo、Nb及びVが本発明において規定した範囲より多いので、引張強さが高く吸収エネルギーが低値であった。
ワイヤ記号37、39及びワイヤ記号41は、Mo、Nb及びVが本発明において規定した範囲より少ないので、引張強さが低値であった。
Claims (5)
- 鋼製外皮にフラックスを充填してなる耐候性鋼用ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤにおいて、
ワイヤ全質量に対する質量%で、
C:0.01〜0.08%、
Si:0.1〜1.0%、
Mn:1.0〜3.0%、
Cu:0.2〜0.7%、
Cr:0.3〜0.9%、
Mg:0.05〜0.8%、
Ti酸化物のTiO2換算値:3〜8%、
Si酸化物のSiO2換算値:0.1〜1.0%、
Al酸化物のAl2O3換算値:0.05〜1.2%、
Na化合物及びK化合物のNa換算値とK換算値の合計:0.01〜0.4%、
金属弗化物のF換算値:0.005〜0.2%を含有し、
P:0.03%以下、
S:0.03%以下で、
残部が鋼製外皮のFe、鉄粉、鉄合金粉のFe分及び不可避不純物からなり、
前記Al酸化物は、見掛密度:1.4〜2.5g/cm3、平均粒径:20〜200μmであることを特徴とする耐候性鋼用ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ。 - ワイヤ全質量に対する質量%で、Ni:0.05〜0.8%を含有することを特徴とする請求項1に記載の耐候性鋼用ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ。
- ワイヤ全質量に対する質量%で、金属Zr及びZr酸化物のZrO2換算値の合計:0.1〜1%、Al:0.05〜0.6%の1種又は2種を含有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の耐候性鋼用ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ。
- ワイヤ全質量に対する質量%で、B:0.0005〜0.01%を含有することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の耐候性鋼用ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ。
- ワイヤ全質量に対する質量%で、Mo:0.05〜0.3%、V:0.02〜0.2%、Nb:0.02〜0.2%の1種又は2種以上を含有することを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の耐候性鋼用ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ。
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