JP2013149078A - 記録媒体読取装置およびそれを用いた現金自動取引装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】スキミング装置の取り付けを防止することができる現金自動取引装置を提供する。
【解決手段】挿入される媒体に記録されている情報を読み取る記録媒体読取装置であって、媒体の挿入口と、挿入口に挿入された媒体を搬送する挿入部搬送路と、を有した媒体挿入部と、媒体に記録されている情報を読み取る情報読取部と、媒体挿入部から情報読取部まで媒体を搬送する媒体部搬送路と、を有した媒体部と、媒体挿入部と媒体部との間に設けられ、媒体の搬送方向に対して縦に首を振るように媒体挿入部を回動させる駆動部と、媒体挿入部、および媒体部、および駆動部の動作を制御する媒体制御部と、を備える。
【選択図】 図3
【解決手段】挿入される媒体に記録されている情報を読み取る記録媒体読取装置であって、媒体の挿入口と、挿入口に挿入された媒体を搬送する挿入部搬送路と、を有した媒体挿入部と、媒体に記録されている情報を読み取る情報読取部と、媒体挿入部から情報読取部まで媒体を搬送する媒体部搬送路と、を有した媒体部と、媒体挿入部と媒体部との間に設けられ、媒体の搬送方向に対して縦に首を振るように媒体挿入部を回動させる駆動部と、媒体挿入部、および媒体部、および駆動部の動作を制御する媒体制御部と、を備える。
【選択図】 図3
Description
本発明は、情報が記録された記録媒体の挿入を受付け、挿入された記録媒体から情報を読み取る記録媒体の読取装置およびそれを用いた現金自動取引に関するものであり、特に、記録媒体に記録された記録情報の盗み取り防止に関する。
現金自動取引装置(ATM:Automated Teller Machine)や現金支払機(CD:Cash Dispenser)など現金自動取引装置の利用拡大に伴い、偽装カードによる不正取引の増加が社会問題となっている。特に、現金自動取引装置のキャッシュカード挿入口の形状に似せた、不正にカード情報を読み取る装置(以下、この装置をスキミング装置と呼ぶ)をカード挿入口に取り付け、利用者に気付かれること無くカード情報を盗み取り、偽装カードを作成する手口が数多く報告されている。
このような、スキミング装置によるカード情報の盗み取りを防止する手段として、例えば、特許文献1には、カード挿入口前面にシャッタを設け、スキミング装置が取り付けられた場合には、シャッタとスキミング装置が干渉する構造を利用して、スキミング装置の取り付けを防止する方法が開示されている。
また、他の例として、特許文献2では、下部プレゼンタがガイドに沿って移動してカードを搬送する際に、下部プレゼンタの迫り出した部分の状態の変化によって、利用者はスキミング装置が取り付けられていないことを視認できる一方、下部プレゼンタは挿入されたカードの磁気ストライプと接し、摩擦力によってカードを装置内部へ送り出すため、下部プレゼンタにスキミング装置が取り付けられた場合であってもカード情報が窃取される事を防止している。
スキミング装置の代表的な例は、スキミング装置内に磁気ヘッドを組み込んで、磁気カードの磁気ストライプに記録された情報を読み取るというものである。このようなスキミング装置は、ATMのカード挿入口付近に、利用者が認知しづらい状態で取り付けられ、利用者によってカードが挿入されるのを待つ。そして、ATMにカードが挿入される際、スキミング装置内部の磁気ヘッド上をカードが通過するときに磁気ストライプ上のデータを不正に盗み取る。
近年、スキミング装置は小型化しており、カード搬送方向に10数ミリの場所があれば取り付けられてしまうものもある。また、ATM本体とカード読取装置との隙間にスキミング装置を取り付けられた事例など、ATM内部を加工して装置内部にスキミング装置を取り付ける方法も見られるようになった。
特許文献1に記載された記録媒体受付装置では、シャッタの内側や挿入孔の裏側など、装置内部にスキミング装置が取り付けられた場合は、記録媒体受付装置がスキミング装置を検出できない場合もありうる。また、利用者がカードを挿入しようとする前にシャッタを開ける構成となっているため、利用者の存在を正確に検出するための機構も必要となる。
また、特許文献2に記載された記録媒体受付装置では、下部プレゼンタはガイドに沿って移動するため、その一部が装置前面よりも利用者側に突出して構成する必要があるため、犯罪者に突起物を破壊されるリスクがあり、ATMの稼働率低下を招く恐れがある。
さらには、ATM筐体側に突起物を付加し、スキミング装置が容易に取り付けられないようにする対策方法をとることも可能であるが、上述した特許文献2の場合と同様、犯罪者に突起物を破壊されるリスクがあり、ATMの稼働率低下を招く恐れがある。
本発明は、このようなスキミング装置の取り付け防止にかかわる上記の問題点を解決し、情報の盗み取り防止の実効性を高めることをその目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる記録媒体読取装置は、挿入される媒体に記録されている情報を読み取る記録媒体読取装置であって、前記媒体の挿入口と、前記挿入口に挿入された前記媒体を搬送する挿入部搬送路と、を有した媒体挿入部と、前記媒体に記録されている情報を読み取る情報読取部と、前記媒体挿入部から前記情報読取部まで前記媒体を搬送する媒体部搬送路と、を有した媒体部と、前記媒体挿入部と前記媒体部との間に設けられ、前記媒体の搬送方向に対して縦に首を振るように前記媒体挿入部を回動させる駆動部と、前記媒体挿入部、および前記媒体部、および前記駆動部の動作を制御する媒体制御部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、上記記録媒体読取装置を備えることを特徴とする現金自動取引装置である。
本発明によれば、スキミング装置の取り付けを防止し、情報の盗み取り防止の実効性を高めることができる。
以下に添付図面を参照して、本発明にかかる記録媒体読取装置および現金自動取引装置の実施の形態を詳細に説明する。以下では、本発明にかかる記録媒体読取装置を、銀行システムなどの金融機関に採用されるATM(Automated Teller Machine)のような現金自動取引装置に内蔵される装置に適用した場合について説明しているが、例えば、CD(Cash Dispenser)、両替機等、記録媒体を読み取って種々の処理を実行する装置であれば適用することが可能である。
図1は、本実施形態にかかる現金自動取引装置1の外観を概略的に示す概略図である。図2は、現金自動取引装置1の内部構成を概略的に示すブロック図である。図3は、現金自動取引装置1における要部構成であるカード挿入口周辺およびカード部の構成を概略的に示す説明図であり、図3の(A)部は正面図であり、図3の(B)部は側面図である。
現金自動取引装置1は、利用者の操作によって現金の入出金等の取引を行う現金自動取引装置である。図1に示すように、現金自動取引装置1は、操作案内を表示すると同時に利用者の入力操作を受け付ける表示入力部20と、利用者の口座番号や金融機関などの口座情報が記録された記録媒体であるカードの挿入を受け付けるカード挿入部30と、現金(紙幣)を入出金する紙幣処理部40と、を有している。
また、現金自動取引装置1は、その内部に、各部の動作を制御する制御部10と、上述した表示入力部20および紙幣処理部40と、カード挿入部30に挿入されたカードを取り扱うカード部100と、を有して構成されている。
図2に示すように、カード部100は、カードの裏面に付された磁気ストライプの情報を読み取る情報読み取り部である磁気ヘッド106と、挿入されたカードを磁気ヘッド106まで搬送する搬送ローラ103および104と、搬送ローラ103および104を駆動する搬送モータ105と、上述したカード挿入部30と、搬送モータ105や搬送センサ102、磁気ヘッド106等のカード挿入部30、カード部100の各部を制御し、上位の制御部10と通信するカード制御部101とを有する。
また、カード挿入部30は、カードの位置を検出する搬送センサ102と、カード挿入部30の上端の位置を検出する位置センサ107と、カード挿入部30の下端の位置を検出する位置センサ111と、カード挿入部30の位置をアイドラギヤ110が有する回転軸を中心として回動させる駆動モータ109と、駆動モータ109の回転をカード挿入部30の位置変動に変換する駆動ギヤ108およびアイドラギヤ110と、を含んで構成されている。なお、カード挿入部30は位置センサ107および位置センサ111を有しているが、少なくとも位置センサ107を有していれば、スキミング取り付け有無を確認することができる。スキミング取り付け有無の確認については、図7を用いて後述する。
図3に示すように、カード挿入部30は、アライドギヤ110が有する回転軸によってカード部100と接続され、その回転軸に接続した駆動モータ109による駆動力を受けて、アイドラギヤ110および駆動ギヤ108が回転する。そして、カード挿入部30は、アイドラギヤ110および駆動ギヤ108の回転によって矢印A方向に回転可能(回動可能)な構造となっている。また、カード挿入部30の位置はセンサ107および位置センサ111によって検出することが可能である。なお、カード挿入部30は、その内部にカード3を搬送するための上下の搬送ガイドによって形成された搬送路(挿入部搬送路)を有している。また、カード部100の搬送路(搬送ローラ103から搬送ローラ104までの磁気ヘッド106が磁気ストライプの情報を読み取るためのカード部搬送路)を有している。以下に示すように、カード部搬送路は常に水平位置を保っているが、カード挿入部30がアイドラギヤ110を中心として搬送方向に対して縦に首を振るように回動することにより、少なくともその一部が現金自動取引装置1の筺体内部に入り込むため、挿入部搬送路はカード部搬送路に対してある角度をなすことが可能な構成となっている。なお、本実施の形態では、カード3は水平方向に搬送され、カード挿入部30が縦に首を振るように構成しているが、縦型(垂直方向にカード3を挿入するもの)のような場合には、カード挿入部30もそれにあわせて横に首を振ることとなる。
次に、カード挿入部30にカードが挿入された場合のカード部100の動作について説明する。図4は、カード挿入部30にカード3が挿入された場合のカード部100の動作を示す図であり、図4の(A)部はカード3の挿入時の動作を示す図であり、図4の(B)部はカード3の挿入後の動作を示す図である。
利用者によってカード3が挿入口32から挿入されると、センサ102はカード3がカード挿入部30に挿入されたことを検知する。センサ102の出力を検知したカード制御部101が搬送モータ105を制御することにより、搬送ローラ103および104は回転する。そして、搬送ローラ103および104の回転によってカード3をカード部100内部に搬送し、磁気ヘッド106を通過する際にカード3に記録された磁気情報を読み取る。なお、このときのカード挿入部30は、位置センサ111がダークを検出する位置にある。
そして、入金処理や出金処理等の取引についての所定の処理が終了すると、カード3の排出処理が上位制御部10から指示されるため、カード制御部101は搬送モータ105を制御し、搬送ローラ103および104を排出方向に回転させる。搬送ローラ103および104が排出方向に回転すると、カード3がカード挿入口32から利用者がカード3を抜き取り可能な位置まで搬送され、利用者がカード3を抜き取ることで一連の取引が終了する。利用者によってカード3が抜き取られると、カード制御部101は駆動モータ109を制御し、位置センサ107がダークを検出する元の位置までカード挿入部30を矢印A方向に回転させる(図4(B)部)。
続いて、カード挿入部30にスキミング装置50が取り付けられた場合のカード挿入部30の動作について説明する。図5は、カード挿入部30にスキミング装置50が取り付けられた場合の状態を示す概略図であり、図5の(A)部は、カード3の挿入時の状態を示す図であり、図5の(B)部は、カード3の挿入後にスキミング装置50を検知する状態を示す図である。図5に示す例では、スキミング装置50内には磁気ヘッド51が組み込まれており、利用者がカード3を挿入あるいは抜き取る動作を行った際に磁気ストライプに記録された情報を盗み取るようになっている。
次に、図5(B)の部を用いて、カード挿入部30が、取り付けられたスキミング装置50を検知するための動作について説明する。カード挿入部30は、カード3を用いた処理の実行が終わるまでは定位置状態30Aにある。前述の通り、カード挿入部30は駆動モータ109により回転することができ、位置センサ107がダークを検出する位置まで回転した状態を検出状態30Bとする。
異物がカード挿入部30の接客面に取り付けられていない状態では、カード挿入部30の接客面は駆動モータ109により回転方向に移動し、取引装置1の筐体内部に入り込むことができるので、位置センサ107のダーク検出が可能である。しかし、スキミング装置50がカード挿入口30の接客面に取り付けられると、スキミング装置50が取引装置1の筐体と接触して干渉する。このため、カード挿入部30は、検出状態30Bの位置まで回転することができなくなり、位置センサ107の出力がライトのままとなるため、カード制御部101は、スキミング装置50の取り付けを検知することができる。
ここで、カード挿入部30が首振り方向に回転する角度(位置センサ107がダークを検知するまでの移動量、すなわち定位置状態30Aから検出状態30Bまでの移動量)をθ0(回転角度)とし、カード挿入部30に取り付けられたスキミング装置50が取引装置1の筐体とぶつかるまでの角度をθ1(接触角度)とする。下側搬送ガイド31より更に下側にスキミング装置50の磁気ヘッド51が取り付けられることはないので、θ1の最大値は下側搬送ガイド31の先端、すなわちカード挿入口32の下端が取引装置1の筐体まで移動する角度となる。
実際には、挿入されたカード3の磁気情報を読み取るためには磁気ストライプと磁気ヘッド51を密着させる必要があるため、磁気ヘッド51の上方には搬送ガイド(50b)のような構造物が必要となる。また、磁気ヘッド51がむき出しでは利用者に不審がられる。したがって、θ1は、上述の最大値より小さい値となる。このため、少なくともカード挿入部30の回転量をθ0=θ1となるように設定すれば、スキミング装置50の取り付けを確実に検知することができる。
次に、利用者が現金自動取引装置1を利用し、取引を行う場合の現金自動取引装置1の動作を、図6および7を用いて説明する。図6は、現金自動取引装置1で行われる取引処理の処理手順を示すフローチャートである。図6に示すように、現金自動取引装置1が取引を開始すると、カード挿入部30は、利用者からカードCの挿入を受け付け、カード制御部101は、カードCの読み取り処理を行う(ステップS1)。
そして、カードCの読み取り処理が正常に終了すると、制御部10は表示入力部20に取引を選択させる画面等を表示させ、利用者に取引を選択させる(ステップS2)。その後、選択した取引が正常に終了すると、カード制御部101は、カード返却処理を行う(ステップS3)。カードCの返却後、カード制御部101は、スキミング取り付け有無確認処理を行う(ステップS4)。カード制御部101は、スキミング装置が取り付けられていると判断した場合は、現金自動取引装置1の稼動を停止しても良いし、表示入力部20に注意喚起を促すガイダンス表示を表示したり、あるいは係員コールや保守員コールするなど後処理を行う。ステップS4の処理が終了すると、図6に示したすべての処理が終了する。
なお、図6に示した処理は、例えば、スキミング装置の装着者が取引を装いつつ、自らの取引処理の最後に現金自動取引装置1にスキミング装置を取り付けている前提で説明しているため、スキミング取り付け有無確認処理を最後に行っているが、図6に示した各処理のどのタイミングで行ってもよい。また、スキミング取り付け有無確認処理は毎取引ごとに行っても良いし、タイマ設定やスケジューリング等により、あらかじめ夜間など犯罪が行われるリスクの高い時間帯を指定して実施するようにすることもできる。続いて、図6に示したスキミング取り付け有無確認の詳細な処理について説明する。
図7は、図6に示したスキミング取り付け有無確認処理の処理手順を示すフローチャートである。カード制御部101は、ステップS3の処理が終了し、利用者がカードを抜き取った後、以下の制御を行う。
図7に示すように、カード制御部101は、位置センサ107がライトであるか否かを判定し(ステップS11)、位置センサ107がライトでない(すなわち、ダークである)と判定した場合(ステップS11;No)、何らかの障害があると判断し、異常情報を上位制御部11に送信し、処理を異常終了させる。
一方、カード制御部101は、位置センサ107がライトであると判定した場合(ステップS11;Yes)、モータ109にCW方向動作量θ0をセットし(ステップS12)、駆動を開始させる(ステップS13)。そして、モータ109の回転駆動により、カード挿入部30が回転する。
カード制御部101は、位置センサ107がライトからダークに出力変化するか否かを判定し(ステップS14)、位置センサ107のダークを検出した場合(ステップS14;Yes)、スキミング装置が取り付けられていないと判断し、スキミング取り付けチェックがOKである旨を不図示のメモリに保存する(ステップS15)。
一方、カード制御部101は、位置センサ107のダークを検出できなかった場合(ステップS14;No)、スキミング装置が取り付けられたと判断し、制御部10に対してスキミング装置が取り付けられている旨の情報を送信し(ステップS20)、図7に示すスキミング取り付け有無確認処理を終了させる。
カード制御部101は、ステップS15において、スキミング取り付けチェックがOKである旨を不図示のメモリに保存すると、続いて、モータ109にCCW方向動作量θ0をセットし(ステップS16)、駆動を開始させる(ステップS17)。そして、カード制御部101は、位置センサ111がライトからダークに出力変化するか否かを判定し(ステップS18)、位置センサ111がライトからダークに出力変化したと判定した場合(ステップS18;Yes)、制御部10にスキミング装置が取り付けられていない旨の情報を送信する(ステップS19)。
一方、カード制御部101は、位置センサ111がライトからダークに出力変化していないと判定した場合(ステップS18;No)、制御部10にスキミング装置が取り付けられている旨の情報を送信する(ステップS19)。
以上のように、本実施形態の現金自動取引装置1では、スキミング装置の取り付けを防止することができ、また、カード挿入部30の接客面側には突起物のない形状のため、犯罪者に突起物を破壊されるリスクを回避できるため、装置の稼働率を維持することができる。続いて、カード挿入部30が下向きに回転してスキミング装置の取り付け有無を検知する場合について説明する。
図8は、カード挿入部30が下向きに回転してスキミング装置の取り付け有無を検知する様子を示す図である。図8に示すように、カード挿入部30は駆動モータ109の回転により、図5に示した場合とは逆に、定位置より下側にθ0の角度だけ回転方向に移動することができ、θ0だけ回転した状態でセンサ107はダークを検出できるように構成されている。図5に示した場合と同様、カード挿入部30は、カード3を用いた処理の実行が終わるまでは定位置状態30Aにあり、位置センサ111がダークを検出する位置まで回転した状態を検出状態30Bとする。この場合、カード挿入部30の下側搬送ガイド31より更に上側にスキミング装置の磁気ヘッド51が取り付けられることはないので、現金自動取引装置1の筐体とスキミング装置50とがぶつかるまでのθ1の最大値は、カード挿入部30の下側搬送ガイド31の上面先端、すなわちカード挿入口32の下端が取引装置1の筐体まで移動する角度となる。
実際には、スキミング装置には挿入されたカード3の磁気情報を読み取るための磁気ヘッド51が下側搬送ガイド31と同一平面上より下側に取り付けられており、また磁気ヘッド51の上下方向の寸法は「0」にはならないので、スキミング装置50は下側搬送ガイド31より下側に厚みを持った構造となる。したがって、θ1は上述の最大値より小さい値となる。このため、カード挿入部30の回転量をθ0=θ1となるように設定すれば、スキミング装置50が取り付けられた場合は必ずスキミング装置50と取引装置1の筐体が干渉する状態となり、センサ107のダークを検出できなくなるため、スキミング装置の取り付けを確実に検知することができる。
本実施例では、スキミング装置の取り付け検知だけでなく、取り付けられたスキミング装置の除去をも行える現金自動取引装置の例を説明する。図9および図10は、実施例2における現金自動取引装置1を示す構成図の例である。図1に示した現金自動取引装置1のうち、既に説明した図1に示された同一の符号を付された構成と、同一の機能を有する部分については、説明を省略する。
図9は、スキミング装置500が現金自動取引装置1の筐体面に直接取り付けられた場合を示す概略図である。図9に示すように、実施例2の場合におけるカード挿入部300は、実施例1の場合におけるカード挿入部30と同様の構成を備えているが、後述するように、初期ポジションが、水平面に対してやや上方に傾斜した状態となっている。また、実施例2では、スキミング装置500として、実施例1の場合とは異なり、装置の枠が現金自動取引装置1に直接取り付けられている。このような場合を前提として取り付けられたスキミング装置500の除去方法について、図10を用いて説明する。
図10に示すように、まず、カード挿入部300は、カード制御部101の制御により、スキミング装置取り付け有無検知動作を行って定位置に戻った後(図7に示したステップS18後)、位置センサ111がダークを検出している状態を維持しつつ、駆動モータ109をCW方向に数度(図中θ2:傾斜角度)だけ回転させた位置に保持され、この位置が初期ポジションとなる(図10(A))。これに伴い、カード挿入口32もθ2だけ回転した位置に移動し、スキミング装置もこのθ2だけ傾いた状態でカード挿入できるような位置でカード挿入口の位置を合わせた状態で取り付けられる。
そして、本状態で利用者によってカード3が現金自動取引装置1に挿入される。しかし、カード挿入角度が通常の水平面よりθ2だけ傾いているため、カード挿入時の操作性が良くないので搬送速度が一定とはならず、スキミング装置500に取り付けられた磁気ヘッド51でのカードの磁気ストライプの読み取り速度が一定とはなりにくい。したがって、利用者がカード3を挿入した時に、スキミング装置500に磁気情報を盗み取られる可能性は限りなく小さくなる。
カード3がカード挿入部300経由でカード部100に保留された状態で、現金自動取引装置1が紙幣処理などの取引処理を行っている間に、カード挿入部300は、カード制御部101の制御により、θ2だけCCW方向に回転され、定位置(水平位置)に移動する(図10の(B))。そして、現金自動取引装置1による所定の取引処理が終了した後、利用者が表示入力部20を操作してカード3の返却が実行される。このとき、カード挿入部300は水平位置に戻って搬送ガイド31も同様に水平状態となるため、カード挿入部30の挿入部搬送路とカード部100の搬送路とは略一直線となる。したがって、カード3の排出先には、スキミング装置500の磁気ヘッド51等構造物が必ず存在し、排出されたカード3の先端はスキミング装置500に衝突することになる。
通常、スキミング装置500は犯罪者が容易に回収することができるように両面テープ等簡易な方法で現金自動取引装置1の筐体表面に貼り付けられているため、上述したようなカード3の搬送力でスキミング装置500を除去することができる。また、スキミング装置500を除去できなくても、利用者がカード3を引き抜くことができないので、カード引き抜き時の磁気情報盗み取りを防止でき、また、カード3が返却されないことで現金自動取引装置1に異常が発生していることを利用者に警告して知らしめることができるため、カード情報の盗み取りを防止することができる。さらに、これと同時に次の利用者が当該装置で取引を行うことができないため、カード情報の盗み取りが連続することを防止することができる。
また、スキミング装置300が取り付けられるリスクの高い夜間のみ、上述のカード挿入部300をθ2だけ回転した位置で保持して現金自動取引装置1を稼動させる条件の設定を可能とし、θ2だけ回転した状態で装置取引(カード排出処理)が規定値以上エラー無く運用できた場合、かつ昼間(係員が駐在している時間帯)であれば、カード制御部101が、カード挿入部300を定位置に戻す処理を行うことにより、カード3の挿入の操作性を損なわずにカードスキミング犯罪防止を防止することが可能な装置を提供することができる。
1・・・現金自動取引装置
3・・・磁気カード
20・・・表示入力部
30、300・・・カード挿入部
31・・・下側搬送ガイド31
32・・・カード挿入口
40・・・紙幣処理部
50、500・・・スキミング装置
50a・・・スキミング装置の上側搬送ガイド
51・・・スキミング装置の磁気ヘッド
100・・・カード部
101・・・カード制御部
102・・・カード搬送センサ
103・・・搬送ローラ
104・・・搬送ローラ
105・・・搬送モータ
106・・・磁気ヘッド
107・・・回転位置検知センサ
108・・・駆動ギヤ
109・・・駆動モータ
110・・・アイドラギヤ
111・・・定位置検知センサ。
3・・・磁気カード
20・・・表示入力部
30、300・・・カード挿入部
31・・・下側搬送ガイド31
32・・・カード挿入口
40・・・紙幣処理部
50、500・・・スキミング装置
50a・・・スキミング装置の上側搬送ガイド
51・・・スキミング装置の磁気ヘッド
100・・・カード部
101・・・カード制御部
102・・・カード搬送センサ
103・・・搬送ローラ
104・・・搬送ローラ
105・・・搬送モータ
106・・・磁気ヘッド
107・・・回転位置検知センサ
108・・・駆動ギヤ
109・・・駆動モータ
110・・・アイドラギヤ
111・・・定位置検知センサ。
Claims (8)
- 挿入される媒体に記録されている情報を読み取る記録媒体読取装置であって、
前記媒体の挿入口と、前記挿入口に挿入された前記媒体を搬送する挿入部搬送路と、を有した媒体挿入部と、
前記媒体に記録されている情報を読み取る情報読取部と、前記媒体挿入部から前記情報読取部まで前記媒体を搬送する媒体部搬送路と、を有した媒体部と、
前記媒体挿入部と前記媒体部との間に設けられ、前記媒体の搬送方向に対して縦に首を振るように前記媒体挿入部を回動させる駆動部と、
前記媒体挿入部、および前記媒体部、および前記駆動部の動作を制御する媒体制御部と、
を備えることを特徴とする記録媒体読取装置。 - 首振り方向に回動した前記媒体挿入部を検知する位置センサをさらに備え、
前記媒体制御部は、前記駆動部に対して前記媒体挿入部を前記位置センサが検知するまでの範囲で前記媒体挿入部を回動させる、
ことを特徴とする請求項1に記載の記録媒体読取装置。 - 前記媒体制御部は、前記媒体が挿入された場合に前記位置センサが前記媒体挿入部を検知したか否かを判定し、前記位置センサが前記媒体挿入部を検知しないと判定した場合、前記挿入口に異物が取り付けられていると判定する、
ことを特徴とする請求項2に記載の記録媒体読取装置。 - 前記位置センサは、前記媒体挿入部が首振りする往路方向の端と、前記往路方向とは逆の復路方向の端とに設けられ、
前記媒体制御部は、前記往路方向の端に設けられた前記位置センサが前記媒体挿入部を検知し、かつ前記復路方向の端に設けられた前記位置センサが前記媒体挿入部を検知した場合に、前記挿入口に異物が取り付けられていないと判定する、
ことを特徴とする請求項3に記載の記録媒体読取装置。 - 前記媒体制御部は、往路方向の端に設けられた前記位置センサが前記媒体挿入部を検知しない場合、または前記復路方向の端に設けられた前記位置センサが前記媒体挿入部を検知しない場合に、前記記録媒体読取装置が異常である旨を上位装置に送信する、
ことを特徴とする請求項4に記載の記録媒体読取装置。 - 前記媒体制御部は、前記媒体の挿入時に前記媒体搬送路が、前記媒体部搬送路に対して所定の角度をなすように傾斜して保持されるように、前記駆動部を制御する、
ことを特徴とする請求項1〜5に記載の記録媒体読取装置。 - 前記媒体制御部は、前記媒体の排出時に前記媒体搬送路と前記媒体部搬送路とが略一直線に保持されるように、前記駆動部を制御し、前記媒体の搬送力によって前記挿入口付近に取り付けられた異物を除去させる、
ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の記録媒体読取装置。 - 請求項1〜7のいずれか1項に記載された記録媒体読取装置を備えることを特徴とする現金自動取引装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2012008992A JP2013149078A (ja) | 2012-01-19 | 2012-01-19 | 記録媒体読取装置およびそれを用いた現金自動取引装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2012008992A JP2013149078A (ja) | 2012-01-19 | 2012-01-19 | 記録媒体読取装置およびそれを用いた現金自動取引装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2013149078A true JP2013149078A (ja) | 2013-08-01 |
Family
ID=49046526
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2012008992A Pending JP2013149078A (ja) | 2012-01-19 | 2012-01-19 | 記録媒体読取装置およびそれを用いた現金自動取引装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2013149078A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104408833A (zh) * | 2014-11-27 | 2015-03-11 | 广州御银自动柜员机科技有限公司 | 一种柜员机进卡机构 |
| JP2015060236A (ja) * | 2013-09-17 | 2015-03-30 | Necプラットフォームズ株式会社 | 記録媒体アクセス装置及びスキミング防止方法 |
-
2012
- 2012-01-19 JP JP2012008992A patent/JP2013149078A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015060236A (ja) * | 2013-09-17 | 2015-03-30 | Necプラットフォームズ株式会社 | 記録媒体アクセス装置及びスキミング防止方法 |
| CN104408833A (zh) * | 2014-11-27 | 2015-03-11 | 广州御银自动柜员机科技有限公司 | 一种柜员机进卡机构 |
| CN104408833B (zh) * | 2014-11-27 | 2017-05-17 | 广州御银自动柜员机科技有限公司 | 一种柜员机进卡机构 |
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