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JP2013140704A - 反射光拡散層及びそれを用いた導光装置 - Google Patents

反射光拡散層及びそれを用いた導光装置 Download PDF

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JP2013140704A JP2011290461A JP2011290461A JP2013140704A JP 2013140704 A JP2013140704 A JP 2013140704A JP 2011290461 A JP2011290461 A JP 2011290461A JP 2011290461 A JP2011290461 A JP 2011290461A JP 2013140704 A JP2013140704 A JP 2013140704A
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Osamu Ogawa
修 小川
Shosuke Koba
祥介 木場
Kyoichi Fujimoto
恭一 藤本
Kozo Hayashi
宏三 林
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GRANDEX CO Ltd
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Toyota Tsusho Corp
GRANDEX CO Ltd
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Abstract

【課題】(1)輝度が大きいこと、及び(2)輝度ムラが少ないこと、の少なくとも一方の効果を奏することができる導光装置及びそれに用いられる反射光拡散層を提供すること。
【解決手段】本発明の反射光拡散層12bは導光板11と反射層12aとの間に配置される。反射光拡散層12bは光透過性のマトリックスとナノ中空シリカ粒子とを含む。ナノ中空シリカ粒子はその一次粒子径が500nm以下であり、壁厚が30nm以下であり、かつ空隙率が40%以上である。ナノ中空シリカ粒子はマトリックスにおいて凝集しており、その二次凝集粒子径が1500nm以下である。また、反射光拡散層12bの層厚は3以上10μm以下である。
【選択図】図2

Description

本発明は、導光板と反射層との間に配置される反射光拡散層及びそれを用いた導光装置に関する。
液晶テレビやLEDを用いた発光装置等、多くの産業分野において導光装置が用いられている(例えば特許文献1)。これらの導光装置においては、発光面での高い輝度と均一な発光が求められており、導光装置を構成する各部材はこれに要求される機能を発揮し、それを向上するとともに、光の減衰を低減する必要がある。
特開2004−6187号公報
しかし、上記従来の導光装置では、いまだ十分な輝度が得られておらず、輝度ムラも大きいという課題があった。本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであり、(1)輝度が大きいこと、及び(2)輝度ムラが少ないこと、の少なくとも一方の効果を奏することができる導光装置及びそれに用いられる反射光拡散層を提供することを解決すべき課題としている。
本発明の第1の局面は、導光板と反射層との間に配置される反射光拡散層であって、光透過性のマトリックスと、該マトリックスに分散されるナノ中空シリカ粒子であって、該ナノ中空シリカ粒子はその一次粒子径が500nm以下であり、壁厚が30nm以下であり、かつ空隙率が40%以上であり、前記マトリックスにおいて凝集しており、その二次凝集粒子径が1500nm以下であるナノ中空シリカ粒子と、を含む反射光拡散層である。
尚、本明細書における「導光板」は板状物に限定されないことは当業者であれば理解される。
本発明の反射光拡散層は、導光板と反射層との間に配置され、これにより、
(1)反射層で反射された光が反射光拡散層中のナノ中空シリカ粒子によって拡散され、光放出面での光放射を均一なものにするという反射光拡散機能と、
(2)導光板の光放射面と反対側の面に漏れ出た光を反射光拡散層中のナノ中空シリカ粒子で反射及び/又は屈折し、光放射面側に戻すことによって光放射面の輝度を高めるという光反射機能と、を発揮する。
以下にその理由を説明する。
本発明の反射光拡散層中に含まれているナノ中空シリカ粒子は光透過性のマトリックスに分散されており、1次粒子径は500nm以下と極めて小さく、且つその壁厚が30nm以下と極めて薄くされている。このため、ナノ中空シリカ粒子の粒子径及び壁厚が可視光や赤外線の波長と同程度以下であり、可視光や赤外線に対する透明性が失われ難い。また、このナノ中空シリカ粒子の空隙率は40%以上と高くされていることも相俟って、高い光透過率を有することとなる。このため、反射光拡散層中における光強度の減衰が少ない。
また、ナノ中空シリカ粒子の散乱は粒子外表面のみならず、粒子内表面でも起こる(図5参照)。さらには、中空構造を有することから、中実粒子とは異なり、粒子内部に入る光のエネルギー減衰も少なく、効率よく散乱が起こる(図5及び図6参照)。このため、本発明の反射光拡散層では、透過性を確保しつつ、なおかつ散乱効果をも有することとなる。つまり透過性(粒子内部を通過する分もある)と散乱性(粒子内壁分もある)のバランスが、中実粒子と異なることで、透過性を確保しつつ均一に散乱するという特徴を有することとなるのである。このような特徴は、可視光下で不透明とならないサイズの凝集塊以下では、ナノ中空シリカ粒子の高透過性・高散乱性が相俟って効率的に均一に起こる。
本発明者らの試験結果によれば、本発明の反射光拡散層中におけるナノ中空シリカ粒子は、反射光拡散層中では大きな二次凝集粒子となるため、空気を内包した二次凝集粒子としての特性としても、高透過率と高散乱とを両立させるものと考えられる。また、このような特徴を生かし、二次凝集粒子によって透過及び散乱のバランスを調整することもできる。すなわち、散乱に関しては一粒子からの散乱(粒子内壁分もある)と二次凝集粒子外壁の散乱が重なっているので、この成分を調整するのである。具体的には、ナノ中空シリカ粒子における一次粒子の径、シリカセルの壁厚、空隙率及び二次凝集粒子径を調整することによって、透過及び散乱のバランスを調整することができる。
したがって、本発明の反射光拡散層を導光装置に用いれば、輝度が大きいこと、及び輝度ムラの少ないこと、の少なくとも一方を解決できる導光装置とすることができる。ナノ中空シリカ粒子の二次凝集粒子径は1500nm以下であり、好ましいのは500nm以上1500nm以下、さらに好ましいのは700nm以上1000nm以下である。二次凝集粒子径が500nm未満では光の散乱や反射が起こり難くなる。また、二次凝集粒子径が1500nmを超えると光の透過性が悪くなり、導光板の光放射面での輝度が低下する。
本発明の第2の局面の反射光拡散層では、反射層は光を正反射し、前記反射層に密着するとした。
本発明の反射光拡散層は、ナノ中空シリカ粒子を含有しているために優れた光透過性を有することから、導光板の光放射面と反対側の面に漏れ出る光の割合が多くなるおそれがある。このため、反射層をアルミ板のような正反射材料からなる反射層にしておけば、導光板の光放射面と反対側の面への漏れを極めて小さくすることができ、光放射面での輝度向上の効果が高いものとなる。
また、反射光拡散層が反射層に密着していれば、反射光拡散層と反射層との間に生じた僅かな隙間による影響を考慮しなくてもよいため、光学的特性の予測が容易となり、計算も容易となる。
本発明の第3の局面の反射光拡散層では、層厚が3〜10μmであるとした。本発明者らの試験結果によれば、反射光拡散層の厚さは10μmを超えると光透過率が下がり、輝度の向上効果が小さくなる。一方、3μm未満では光拡散機能が弱まり、輝度ムラが大
きくなる。
本発明の第4の局面の導光装置は反射光拡散層を有し、輝度が大きく、輝度ムラが少ない。
実施形態のサイドライト式導光装置の分解斜視図である。 実施形態のサイドライト式導光装置の模式断面図である。 実施例及び比較例のサイドライト式導光装置の平面図である(○で囲んだ数字は輝度を測定した位置を示す)。 実施例に係る導光装置の模式断面図である。 ナノ中空シリカ粒子による光の散乱及び透過を示す模式図である。 中実粒子による光の散乱及び透過を示す模式図である。
図1は本発明の反射光拡散層をサイドライト式導光装置に適用した実施形態の分解斜視図である。このサイドライト式導光装置は導光装置本体10と、導光装置本体10の側面に設置されるLED光源20とからなる(LED光源20の替りに蛍光管等の光源を配置してもよい)。
導光装置本体10は導光板11を備えており、導光板11は、図2に示すように、無色透明のアクリル樹脂等からなる導光板本体11aと、導光板本体11aの光放射面と反対側の面(以後「裏側面」という)にドット印刷された光分配層11bとから構成されている。光分配層11bには、ナノ中空シリカ粒子を含ませてもよいし、含ませなくてもよい。光分配層11bにはシリカヒューム等の光散乱微粒子を添加できる。光分配層11bは、後述する光透過性樹脂溶液組成物をスクリーン印刷等によって印刷することにより形成することができる。導光板11の裏側面にはアルミ板からなる反射層12が積層されている。ここで、積層とは、密着されている場合のみならず、単に各層が重ねられて接着していない場合(すなわち層間に僅かな空隙を有する場合)も含む。図2では、光分配層11bはドット印刷されているが、これに限定されるものではなく、目的に応じて好適な印刷パターンを採用でき、塗布、スピンコート等印刷以外の方法で形成してもいいし、導光板本体11aと別体のシートとすることもできる。
導光板11の裏側面には反射部材12が積層されている。反射部材12は反射層12aに厚さ3〜10μmの反射光拡散層12bが積層された構造となっている。この反射光拡散層12bは、反射層12aに、後述する光透過性樹脂溶液組成物をスクリーン印刷等によって印刷することにより形成することができる。
一方、導光板11の光放射面側には第1放出光拡散層13が積層されている。第1放出光拡散層13は、アクリル等の無色透明樹脂からなるフィルム13aの裏側面に、導光板11からの放出光を拡散するための光散乱粒子含有層13bが積層された構造となっている。光散乱粒子含有層13bの厚さは、放出光の明るさを均一にするために必要とされる拡散効果を奏し、かつ必要とされる光透過性を奏するように、適宜調整する。この光散乱粒子含有層13bは、フィルム13aに、後述する光透過性樹脂溶液組成物をスクリーン印刷等によって印刷することにより形成することができる。また、光散乱粒子含有層13bはフィルム13a中に組み込まれてもよいし、分散されてもいてもよく、一体で形成されてもよい。
第1放出光拡散層13を導光板本体11aと別シートとせず、導光板本体11aへ印刷、その他のデポジション法により形成することもできる。
さらに、第1放出光拡散層13の光放射面側には、第1放出光拡散層13からの放出光を屈折作用により正面に集光させ、正面輝度を向上させる機能を果たす集光層14が設けられている。集光層14は無色透明の樹脂からなり、断面が三角形状の構造列が並んだ構造とされている。なお、図1及び図2においては、集光層14が1枚のみとされているが、三角形状の構造列が直交するように複数の集光層を入れることも好ましい。マイクロレンズ構造の集光層を採用することもできる。
また、集光層14の光放射面側には、集光層14からの放出光の明るさを均一にするための第2放出光拡散層15が積層されている。第2放出光拡散層15はアクリル等の無色透明樹脂からなるフィルム15aの光放射面側に放出光を拡散するための光散乱粒子含有層15bが積層された構造となっている。
第1及び第2の放出光拡散層に使用される光拡散粒子として、ナノ中空シリカ粒子を含ませてもよいし、含ませなくてもよい。また、目的や用途に応じて汎用的な光拡散粒子を採用できる。
(光透過性樹脂溶液組成物)
前述した光透過性樹脂溶液組成物は、溶剤に溶解した光透過性のマトリックスにナノ中空シリカ粒子が分散されてなる粘性液である。なお、ナノ中空シリカ粒子だけでは、光拡散性が足りない場合には、光拡散用のメジウムを添加してもよい。この場合の光拡散用のメジウムは、透明なものが好ましい。こうであれば、反射光拡散層12bにおける光の減衰が少なくなるからである。また、印刷に適する粘度やチクソトロピー性を付与するための増粘剤等を加えもよい。
ナノ中空シリカ粒子以外に光拡散粒子を添加する場合の添加量は、導光板内に照射された光の散乱及び透過のバランスを考慮して適宜決定すればよい。ナノ中空シリカ粒子の量や割合を増やせば散乱光及び透過光の双方が増大するため、光拡散層を設けた側の面が明るくなる。一方光拡散粒子が光透過率の低い中実粒子の場合には、散乱光は増大するが透過光は減少するため、光拡散層を設けた側と反対側の面が明るくなる。さらには、ナノ中空シリカ粒子以外の光拡散粒子の成分や一次粒子の径を調整することによっても、透過及び散乱のバランスを調整することができる。
通常推奨されるのは以下の範囲である。
ナノ中空シリカ粒子:
10重量%〜40重量%、好ましくは15重量%〜30重量%、さらに好ましくは20重量%〜25重量%。
ナノ中空シリカ粒子以外の光拡散粒子:
20重量%〜80重量%、好ましくは30重量%〜60重量%、さらに好ましくは40重量%〜50重量%。
光拡散粒子を添加せず、全てナノ中空シリカ粒子としてもよい。ナノ中空シリカ粒子の粒子径が光の波長よりも小さい場合においても反射光拡散層の中では凝集して大きな二次粒子を形成するため、空気を内包した凝集粒子としての特性では高透過と高散乱を両立させることができるからである。
光透過性のマトリックスとしては、光を透過する材料であれば特に限定はない。例えば、透明樹脂や無機ガラス等が用いられる。透明樹脂としては、例えばポリカーボネート樹脂、ABS(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体)樹脂、メタクリル樹脂、メタクリル酸メチル−スチレン共重合体樹脂、ポリスチレン樹脂、アクリロニトリル−スチレン共重合体(AS)樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂等のポリオレフィン樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ポリイミド樹脂などが挙げられる。
なお、本明細書において、光とは可視光の他、赤外線や紫外線をも含む。
光透過性樹脂溶液組成物に分散させるナノ中空シリカ粒子は、1次粒子径が500nm以下であり、壁厚が30nm以下であり、空隙率が40%以上である。好ましくは1次粒子径が10nm以上450nm以下であり、壁厚が5nm以上30nm以下であり、空隙率が40%以上90%以下である。
このような中空ナノ粒子は、例えば、特開2005−263550号公報に記載の方法によって製造することができる。すなわち、炭酸カルシウムを調製する第1工程、炭酸カルシウムにシリカをコーティングする第2工程、及び炭酸カルシウムを溶解させる第3工程により、シリカの殻からなる中空粒子を製造する方法において、
(1)第1工程において、透過型電子顕微鏡法による一次粒子径が20〜200nmの炭酸カルシウムを水系にて調製し、静的光拡散法による粒子径が20〜700nmになるように熟成させた後、脱水して含水ケーキの状態とし、
(2)第2工程において、(1)の含水ケーキをアルコール中に分散させ、アンモニア水、水、シリコンアルコキシドを、シリコンアルコキシド/アルコールの体積比を0.002〜0.1、アンモニア水に含有されるNH3を、シリコンアルコキシド1モルに対して、4〜15モル、水をシリコンアルコキシド1モルに対して、25〜200モルとなるように添加することにより、シリカでコーティングされた炭酸カルシウムを調製した後、アルコール及び水による洗浄を行い、再び含水ケーキとし、
(3)第3工程において、(2)の含水ケーキを水に分散させ、酸を添加して、液の酸濃度を0.1〜3モル/Lとすることにより炭酸カルシウムを溶解させることにより、緻密なシリカ殻からなる高分散の中空状粒子である。
この方法によれば、透過型電子顕微鏡法による一次粒子径が30〜500nm、静的光拡散法による粒子径が30〜800nm、壁厚5〜30nm、水銀圧入法により測定される細孔分布において2〜20nmの細孔が検出されない高分散シリカナノ中空粒子を製造することができる。また、上記第1工程において調製される炭酸カルシウムの結晶はカルサイトであり六方晶系であるが、合成条件を制御することにより、あたかも立方晶系であるかのような形状、即ち「立方体状」に成長させることができる。ここで、「立方体状」とは、立方体に限らず面で囲まれた立方体に似た形状も含む意味である。
発明者らは、この方法に順じ、適宜薬剤濃度や撹拌方法や温度やアルカリの種類等を調整することにより、以下に示す様々な1次粒子径、壁厚、及び空隙率のナノ中空シリカ粒子を製造できることを確認している。
また、ナノ中空シリカ粒子は、透明性マトリックスに分散し易くするために、表面処理剤で疎水性処理がなされていてもよい。
次に、実施形態のサイドライト式導光装置の作用・効果について述べる。
このサイドライト式導光装置では、LED光源20によって導光体11の側面から照射された光が導光板本体11aの中を境界面で反射しながら進行するとともに、光分配層11b中の光散乱粒子によって散乱し、その一部が裏面側に進行する。こうして裏面側に抜けた光は、反射部材12の反射光拡散層12bに入る。ここで、反射光拡散層12bにはナノ中空シリカ粒子が含有されているため、(1)反射層で反射された光を拡散し、光放射面での発光を均一なものにするという反射光拡散機能と、(2)導光板の光放射面と反対側の面に漏れ出た光を反射及び/又は屈折し、光放射面側に戻すことによって光放射面の輝度を高めるという光反射機能と、を発揮することとなる。しかも、ナノ中空シリカ粒子の一次粒子径が500nm以下であり、壁厚が30nm以下であり、かつ空隙率が40%以上であるため、高い光透過率を有し、反射光拡散層12bにおける光強度の減衰が少ない。また、ナノ中空シリカ粒子の散乱は粒子外表面のみならず、粒子内表面でも起こる。さらには、中空構造を有することから、中実粒子とは異なり、粒子内部に入る光のエネルギー減衰も少なく、効率よく散乱が起こる。このため、本発明の反射光拡散層では、透過性を確保しつつ、なおかつ散乱効果をも有することとなる。つまり透過性(粒子内部を通過する分もある)と散乱性(粒子内壁分もある)のバランスが、中実粒子と異なることで、透過性を確保しつつ均一に散乱するという特徴を有することとなるのである。このような特徴は、可視光下で不透明とならないサイズの凝集塊で以下では、ナノ中空シリカ粒子の高透過性・高散乱性が相俟って効率的に均一に起こる。
また、反射光拡散層12bの高い光透過性によって裏側面に透過した光は、反射層12aによって反射され、反射光拡散層12bに戻され、再び散乱され、輝度ムラの少ない光となって導光板11側に照射される。このため、裏側に散逸する光のロスも少なくなる。
したがって、反射光拡散層12bによって、輝度が大きく、輝度ムラの少ない光を導光板11側に反射することができる。
上記のようにして反射光拡散層12bと反射層12aとからなる反射部材12によって導光板11側に戻された光は、導光板11内を反射し、光放射面側に抜け出た光が第1放出光拡散層13によって拡散し、輝度ムラが改善されて集光層14に入る。この集光層14では、放出光を屈折作用により正面に集光させ、正面輝度を向上させる機能を果たす。そして、第2放出光拡散層15によって拡散し、輝度ムラが改善されて正面側に輝度が高く、輝度ムラの少ない光が放射される。
(実施例1)
・反射部材の作製
反射層の基材として東レ製白色PETフィルム ルミラーE60Vを用い、ナノ中空シリカ(GRANDEX製NanoBalloon XP200-Methyl(一次粒子径200nm/二次粒子径1000nm、壁厚10nm、Methyl基修飾品)を20重量%添加したアクリレート樹脂(溶媒としてメチルエチルケトンに溶解した分散)からなるコーティング剤を所定の膜厚(実施例1-1では7μm、実施例1-2では14μm)になるよう均一にコーティングをしたものを実施例1の反射部材とした。
・導光板の作製
A5版/5mm厚のアクリル板に拡散層としてミノグループ製SR931白色メジウムインキを用い、スクリーン印刷にて導光パターンを印刷した。これを光源用導光板とした。
・導光装置の組み立て
図4に示すように、導光板31の短辺側の側面にLED光源40を置き、導光板31の導光パターン印刷面31b側に上記反射部材12を密着させ、さらに導光板の光放出側面に拡散シート33として麗光製ルイルライトを密着させた。
(実施例2)
実施例2では、反射層の基材として東洋アルミ製アルミ反射シートを用い、GRANDEX製NanoBalloon XP200-Methyl(ナノ中空シリカ、一次粒子径200nm/二次粒子径1000m、壁厚10nm、Methyl基修飾品)を20重量%添加したアクリレート樹脂(溶媒としてメチルエチルケトンに溶解した分散)を所定の膜厚(実施例2-1では7μm、実施例2-2では14μm)になるよう均一にコーティングをしたものを反射部材とした。その他については実施例1と同様であり、説明を省略する。
(比較例1)
比較例1では、反射層の基材として東レ製白色PETフィルム ルミラーE60Vをコーティングなしにそのまま用いた。その他については実施例1と同様であり、説明を省略する。
(比較例2)
比較例2では、反射層の基材として東洋アルミ製アルミ反射シートをコーティングなしにそのまま用いた。その他については実施例2と同様であり、説明を省略する。
<評 価>
実施例1-1、実施例1-2、実施例2-1、実施例2-2、比較例1及び比較例2の導光装置について、LED光源を点灯させた場合の放射面の輝度を場所ごとに測定した。輝度測定ポイントは図3に示すとおり等間隔に2列8か所とした。輝度の測定にはコニカミノルタセンシンク゛株式会社CA-1500Wを用いた。その結果を、反射層の基材が白色PETフィルムの場合(すなわち、実施例1-1、実施例1-2及び比較例1の場合)を表2に、アルミ反射シートの場合(すなわち、実施例2-1、実施例2-2及び比較例2の場合)を表3にそれぞれ示す。
上記表2から、反射層の基材が白色PETの場合において、ナノ中空シリカの入った反射光拡散層を7μm形成させた実施例1-1では、ナノ中空シリカの入った反射光拡散層を形成させなかった比較例1に比べて、平均値で輝度が約5.6%向上することが分かった。
また、上記表3から、反射層の基材がアルミ反射シートの場合において、ナノ中空シリカの入った反射光拡散層を7μmの厚さで形成させた実施例2-1では、ナノ中空シリカの入った反射光拡散層を形成させなかった比較例2に比べて、平均値で輝度が約10%向上することが分かった。これに対し、ナノ中空シリカの入った反射光拡散層を14μmの厚さで形成させた場合には、約4.6%の向上となった。
以上の結果は、次のように解釈することができる。すなわち、反射層の基材が白色PETの場合、反射層が乱反射を利用する構造であるため、その上にナノ中空シリカの入った反射光拡散層を形成させても、乱反射ポイントが増加することによる輝度向上である為、膜厚の影響は少ない。
これに対して、反射層の基材がアルミ反射シートの場合、反射層が正反射を利用するため、アルミ反射シート自身の正反射に対し、さらにナノ中空シリカの入った反射光拡散層による乱反射が付与され、正反射及び乱反射のハイブリッドの為に、乱反射層たるナノ中空シリカのコーティング層にある程度の光透過性が要求される。この場合、コーティング膜厚が厚くなると光透過性が落ちる為、7μm厚の方が14μm厚よりも輝度向上効果が大きいと考えられる。
以上を勘案すると、反射シートの構造として正反射構造であるアルミ反射シートに光透過性にナノ中空シリカの入った反射光拡散層を7μmの厚さで塗布することが最も好ましいことが分かった。
上記実施例では、LED用のパネルについて説明したが、同様に光拡散を必要とする用途全てに適用できる。具体的には、導光板(液晶TV用、広告用、看板用、照明用、自動車のメーターパネル用など)やLED透過光による自動車の計器類や家電製品の表示板に用いたり、液晶TV用拡散板や、液晶TV用反射シートや、蛍光灯/ハロゲンランプのレンズ及びその表面コーティングや、LED電球/LED照明や、各種照明・看板機器や、自動車や自転車などのヘッドライト・テールランプに用いることができる。これらの使用には、光透過材料の表面にスクリーン印刷等の方法によってコーティングして用いるほか、バルク材として使用することもできる。
また、上記実施例ではLEDが光源であったが、これは光源をLEDに限るものではなく、冷陰極管などの蛍光灯タイプの光源でも適用が可能である。
この発明は上記発明の実施の態様及び実施例の説明に何ら限定されるものではない。特許請求の範囲を逸脱せず、当業者が容易に想到できる範囲で種々の変形態様もこの発明に含まれる。
上記の実施例では反射光拡散層にナノ中空シリカを配合する例を説明してきた。反射光拡散層以外の要素は周知、汎用されている部材、材料を利用できることは言うまでもない。なお、光分配層、第1の放出光拡散層及び第2の放出光拡散層の少なくとも1つへこの発明で規定するようにナノ中空シリカを配合することができる。
放出光拡散層や集光層の枚数や重ねる順番については、上記に限るものではなく、集光層にプリズムレンズとマイクロレンズとを併せて使用したり、放出光拡散層、マイクロレンズ及びプリズムレンズを複数枚組み合わせたり、光放出面から各層を置く順番を変える等、自由な組み合わせが許される。
11…導光板
11a…導光板本体
11b…光分配層
12…反射部材
12a…反射層
12b…反射光拡散層

Claims (4)

  1. 導光板と反射層との間に配置される反射光拡散層であって、
    光透過性のマトリックスと、
    該マトリックスに分散されるナノ中空シリカ粒子であって、該ナノ中空シリカ粒子はその一次粒子径が500nm以下であり、前記マトリックスにおいて凝集しており、その二次凝集粒子径が1500nm以下であるナノ中空シリカ粒子と、を含む反射光拡散層。
  2. 前記反射層は光を正反射し、前記反射層に密着する、請求項1に記載の反射光拡散層。
  3. 層厚が3以上10μm以下である、請求項2に記載の反射光拡散層。
  4. 請求項1乃至3のいずれかの反射光拡散層を有する導光装置。
JP2011290461A 2011-12-30 2011-12-30 反射光拡散層及びそれを用いた導光装置 Pending JP2013140704A (ja)

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