JP2013033659A - 固体電解質材料含有体および電池 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明は、M1元素(例えばLi元素)、M2元素(例えばGe元素およびP元素)およびS元素を含有し、CuKα線を用いたX線回折測定における2θ=29.58°±0.50°の位置にピークを有し、上記2θ=29.58°±0.50°のピークの回折強度をIAとし、2θ=27.33°±0.50°のピークの回折強度をIBとした場合に、IB/IAの値が0.50未満である硫化物固体電解質材料と、主鎖に二重結合を有するポリマーである結着材と、を含有することを特徴とする固体電解質材料含有体を提供することにより、上記課題を解決する。
【選択図】図1
Description
まず、本発明の固体電解質材料含有体について説明する。本発明の固体電解質材料含有体は、2つの実施態様に大別することができる。そこで、本発明の固体電解質材料含有体について、第一実施態様および第二実施態様に分けて説明する。
第一実施態様の固体電解質材料含有体は、M1元素、M2元素およびS元素を含有し、上記M1は、Li、Na、K、Mg、Ca、Znからなる群から選択される少なくとも一種であり、上記M2は、P、Sb、Si、Ge、Sn、B、Al、Ga、In、Ti、Zr、V、Nbからなる群から選択される少なくとも一種であり、CuKα線を用いたX線回折測定における2θ=29.58°±0.50°の位置にピークを有し、上記2θ=29.58°±0.50°のピークの回折強度をIAとし、2θ=27.33°±0.50°のピークの回折強度をIBとした場合に、IB/IAの値が0.50未満である硫化物固体電解質材料と、主鎖に二重結合を有するポリマーである結着材と、を含有することを特徴とするものである。
以下、第一実施態様の固体電解質材料含有体について、構成ごとに説明する。
第一実施態様における硫化物固体電解質材料は、M1元素、M2元素およびS元素を含有し、上記M1は、Li、Na、K、Mg、Ca、Znからなる群から選択される少なくとも一種であり、上記M2は、P、Sb、Si、Ge、Sn、B、Al、Ga、In、Ti、Zr、V、Nbからなる群から選択される少なくとも一種であり、CuKα線を用いたX線回折測定における2θ=29.58°±0.50°の位置にピークを有し、上記2θ=29.58°±0.50°のピークの回折強度をIAとし、2θ=27.33°±0.50°のピークの回折強度をIBとした場合に、IB/IAの値が0.50未満である。
次に、第一実施態様における結着材について説明する。第一実施態様における結着材は、主鎖に二重結合を有するポリマーであり、上述した硫化物固体電解質材料を結着するものである。また、このポリマーは、通常、炭素および水素を少なくとも含有し、必要に応じて、炭素に結合する水素の一部または全部がフッ素等のハロゲンで置換されていても良い。このようなポリマーとしては、具体的には、スチレンブタジエンゴム(SBR)、スチレンブタジエンスチレンブロック共重合体(SBS)、スチレンエチレンブチレンスチレンブロック共重合体(SEBS)、ブチルゴム(イソブチレンイソプレンゴム、IIR)、ブタジエンゴム(BR)、イソプレンゴム(IR)等を挙げることができる。
第一実施態様の固体電解質材料含有体は、上述した硫化物固体電解質材料および結着材を含有するものである。固体電解質材料含有体の形状は特に限定されるものではなく、粉末状、層状、ペレット状等を挙げることができる。
次に、第一実施態様における硫化物固体電解質材料の製造方法について説明する。硫化物固体電解質材料の製造方法は、上述した硫化物固体電解質材料を得ることができる方法であれば特に限定されるものではない。ここでは、二つの製造方法について、第一製造方法および第二製造方法として、説明する。
第一製造方法は、M1元素(M1は、Li、Na、K、Mg、Ca、Znからなる群から選択される少なくとも一種である)、M2元素(M2は、P、Sb、Si、Ge、Sn、B、Al、Ga、In、Ti、Zr、V、Nbからなる群から選択される少なくとも一種である)およびS元素を含有する原料組成物を用いて、結晶質のイオン伝導性材料を合成するイオン伝導性材料合成工程と、メカニカルミリングにより、上記イオン伝導性材料の結晶性を低下させる結晶性低下工程と、上記結晶性が低下したイオン伝導性材料を加熱することにより、CuKα線を用いたX線回折測定における2θ=29.58°±0.50°の位置にピークを有し、上記2θ=29.58°±0.50°のピークの回折強度をIAとし、2θ=27.33°±0.50°のピークの回折強度をIBとした場合に、IB/IAの値が0.50未満である硫化物固体電解質材料を得る加熱工程と、を有することを特徴とするものである。
以下、第一製造方法について、工程ごとに説明する。
まず、第一製造方法におけるイオン伝導性材料合成工程について説明する。第一製造方法におけるイオン伝導性材料合成工程は、M1元素、M2元素およびS元素を含有する原料組成物を用いて、結晶質のイオン伝導性材料を合成する工程である。
次に、第一製造方法における結晶性低下工程について説明する。第一製造方法における結晶性低下工程は、メカニカルミリングにより、上記イオン伝導性材料の結晶性を低下させる工程である。第一製造方法においては、結晶質のイオン伝導性材料の結晶性を一度低くすることで、イオン伝導性の高い結晶相A(2θ=29.58°付近のピークを有する結晶相)が析出しやすい環境にすることができる。
次に、第一製造方法における加熱工程について説明する。第一製造方法における加熱工程は、上記結晶性が低下したイオン伝導性材料を加熱することにより、CuKα線を用いたX線回折測定における2θ=29.58°±0.50°の位置にピークを有し、上記2θ=29.58°±0.50°のピークの回折強度をIAとし、2θ=27.33°±0.50°のピークの回折強度をIBとした場合に、IB/IAの値が0.50未満である硫化物固体電解質材料を得る工程である。
第二製造方法は、M1元素(M1は、Li、Na、K、Mg、Ca、Znからなる群から選択される少なくとも一種である)、M2元素(M2は、P、Sb、Si、Ge、Sn、B、Al、Ga、In、Ti、Zr、V、Nbからなる群から選択される少なくとも一種である)およびS元素を含有する原料組成物を用いて、メカニカルミリングにより、非晶質化したイオン伝導性材料を合成するイオン伝導性材料合成工程と、上記非晶質化したイオン伝導性材料を加熱することにより、CuKα線を用いたX線回折測定における2θ=29.58°±0.50°の位置にピークを有し、上記2θ=29.58°±0.50°のピークの回折強度をIAとし、2θ=27.33°±0.50°のピークの回折強度をIBとした場合に、IB/IAの値が0.50未満である硫化物固体電解質材料を得る加熱工程と、を有することを特徴とするものである。
以下、第二製造方法について、工程ごとに説明する。
まず、第二製造方法におけるイオン伝導性材料合成工程について説明する。第二製造方法におけるイオン伝導性材料合成工程は、M1元素、M2元素およびS元素を含有する原料組成物を用いて、メカニカルミリングにより、非晶質化したイオン伝導性材料を合成する工程である。
第二製造方法における加熱工程は、上記非晶質化したイオン伝導性材料を加熱することにより、CuKα線を用いたX線回折測定における2θ=29.58°±0.50°の位置にピークを有し、上記2θ=29.58°±0.50°のピークの回折強度をIAとし、2θ=27.33°±0.50°のピークの回折強度をIBとした場合に、IB/IAの値が0.50未満である硫化物固体電解質材料を得る工程である。なお、加熱工程については、上述した第一製造方法における加熱工程と同様であるので、ここでの記載は省略する。
次に、本発明の固体電解質材料含有体の第二実施態様について説明する。第二実施態様の固体電解質材料含有体は、M1元素およびS元素から構成される八面体Oと、M2a元素およびS元素から構成される四面体T1と、M2b元素およびS元素から構成される四面体T2とを有し、上記四面体T1および上記八面体Oは稜を共有し、上記四面体T2および上記八面体Oは頂点を共有する結晶構造を主体として含有し、上記M1は、Li、Na、K、Mg、Ca、Znからなる群から選択される少なくとも一種であり、上記M2aおよびM2bは、それぞれ独立に、P、Sb、Si、Ge、Sn、B、Al、Ga、In、Ti、Zr、V、Nbからなる群から選択される少なくとも一種である硫化物固体電解質材料と、主鎖に二重結合を有するポリマーである結着材と、を含有することを特徴とするものである。
第二実施態様における硫化物固体電解質材料は、M1元素およびS元素から構成される八面体Oと、M2a元素およびS元素から構成される四面体T1と、M2b元素およびS元素から構成される四面体T2とを有し、上記四面体T1および上記八面体Oは稜を共有し、上記四面体T2および上記八面体Oは頂点を共有する結晶構造を主体として含有し、上記M1は、Li、Na、K、Mg、Ca、Znからなる群から選択される少なくとも一種であり、上記M2aおよびM2bは、それぞれ独立に、P、Sb、Si、Ge、Sn、B、Al、Ga、In、Ti、Zr、V、Nbからなる群から選択される少なくとも一種である。
第二実施態様における結着材については、上述した第一実施態様と同様であるので、ここでの記載は省略する。
第二実施態様の固体電解質材料含有体は、上述した硫化物固体電解質材料および結着材を含有するものである。第二実施態様の固体電解質材料含有体については、上述した第一実施態様と同様であるので、ここでの記載は省略する。
第二実施態様における硫化物固体電解質材料の製造方法は、上述した硫化物固体電解質材料を得ることができる方法であれば特に限定されるものではないが、上述した第一実施態様に記載した第一製造方法および第二製造方法と同様であるので、ここでの記載は省略する。
また、本発明の固体電解質材料含有体は、以下の実施態様であっても良い。すなわち、本発明の固体電解質材料含有体は、M1元素、M2元素およびS元素を含有し、上記M1は、Li、Na、K、Mg、Ca、Znからなる群から選択される少なくとも一種であり、上記M2は、P、Sb、Si、Ge、Sn、B、Al、Ga、In、Ti、Zr、V、Nbからなる群から選択される少なくとも一種であり、CuKα線を用いたX線回折測定における2θ=29.58°±0.50°の位置にピークを有し、上記2θ=29.58°±0.50°のピークの回折強度をIAとし、2θ=29.78°±0.50°のピークの回折強度をICとした場合に、IC/IAの値が0.20以下である硫化物固体電解質材料と、主鎖に二重結合を有するポリマーである結着材と、を含有することを特徴とするものであっても良い。
上記実施態様における硫化物固体電解質材料は、M1元素、M2元素およびS元素を含有し、上記M1は、Li、Na、K、Mg、Ca、Znからなる群から選択される少なくとも一種であり、上記M2は、P、Sb、Si、Ge、Sn、B、Al、Ga、In、Ti、Zr、V、Nbからなる群から選択される少なくとも一種であり、CuKα線を用いたX線回折測定における2θ=29.58°±0.50°の位置にピークを有し、上記2θ=29.58°±0.50°のピークの回折強度をIAとし、2θ=29.78°±0.50°のピークの回折強度をICとした場合に、IC/IAの値が0.20以下である。
上記実施態様における結着材については、上述した第一実施態様と同様であるので、ここでの記載は省略する。
上記実施態様の固体電解質材料含有体は、上述した硫化物固体電解質材料および結着材を含有するものである。上記実施態様の固体電解質材料含有体については、上述した第一実施態様と同様であるので、ここでの記載は省略する。
上記実施態様における硫化物固体電解質材料の製造方法は、上述した硫化物固体電解質材料を得ることができる方法であれば特に限定されるものではないが、上述した第一実施態様に記載した第一製造方法および第二製造方法と同様であるので、ここでの記載は省略する。
次に、本発明の電池について説明する。本発明の電池は、正極活物質を含有する正極活物質層と、負極活物質を含有する負極活物質層と、上記正極活物質層および上記負極活物質層の間に形成された電解質層とを含有する電池であって、上記正極活物質層、上記負極活物質層および上記電解質層の少なくとも一つが、上述した固体電解質材料含有体であることを特徴とするものである。
以下、本発明の電池について、構成ごとに説明する。
まず、本発明における電解質層について説明する。本発明における電解質層は、正極活物質層および負極活物質層の間に形成される層である。電解質層は、イオンの伝導を行うことができる層であれば特に限定されるものではないが、固体電解質材料から構成される固体電解質層であることが好ましい。電解液を用いる電池に比べて、安全性の高い電池を得ることができるからである。さらに、本発明においては、固体電解質層が、上述した固体電解質材料含有体であることが好ましい。固体電解質層の厚さは、例えば0.1μm〜1000μmの範囲内、中でも0.1μm〜300μmの範囲内であることが好ましい。また、固体電解質層の形成方法としては、例えば、固体電解質材料を圧縮成形する方法等を挙げることができる。
次に、本発明における正極活物質層について説明する。本発明における正極活物質層は、少なくとも正極活物質を含有する層であり、必要に応じて、固体電解質材料、導電化材および結着材の少なくとも一つを含有していても良い。特に、本発明においては、正極活物質層が、上述した固体電解質材料含有体であることが好ましい。イオン伝導性の高い正極活物質層を得ることができるからである。また、リチウム電池に用いられる正極活物質としては、例えばLiCoO2、LiMnO2、Li2NiMn3O8、LiVO2、LiCrO2、LiFePO4、LiCoPO4、LiNiO2、LiNi1/3Co1/3Mn1/3O2等を挙げることができる。
次に、本発明における負極活物質層について説明する。本発明における負極活物質層は、少なくとも負極活物質を含有する層であり、必要に応じて、固体電解質材料、導電化材および結着材の少なくとも一つを含有していても良い。特に、本発明においては、負極活物質層が、上述した固体電解質材料含有体であることが好ましい。イオン伝導性の高い負極活物質層を得ることができるからである。また、負極活物質としては、例えば金属活物質およびカーボン活物質を挙げることができる。金属活物質としては、例えばIn、Al、SiおよびSn等を挙げることができる。一方、カーボン活物質としては、例えばメソカーボンマイクロビーズ(MCMB)、高配向性グラファイト(HOPG)、ハードカーボン、ソフトカーボン等を挙げることができる。また、負極活物質層が、上述した固体電解質材料含有体である場合、負極活物質の電位が0.3V(vs Li)以上であることが好ましく、0.5V(vs Li)以上であることがより好ましい。負極活物質の電位が低いと、硫化物固体電解質材料の還元が生じる可能性があるからである。なお、負極活物質層に用いられる導電化材および結着材については、上述した正極活物質層における場合と同様である。また、負極活物質層の厚さは、例えば0.1μm〜1000μmの範囲内であることが好ましい。
本発明の電池は、上述した電解質層、正極活物質層および負極活物質層を少なくとも有するものである。さらに通常は、正極活物質層の集電を行う正極集電体、および負極活物質層の集電を行う負極集電体を有する。正極集電体の材料としては、例えばSUS、アルミニウム、ニッケル、鉄、チタンおよびカーボン等を挙げることができ、中でもSUSが好ましい。一方、負極集電体の材料としては、例えばSUS、銅、ニッケルおよびカーボン等を挙げることができ、中でもSUSが好ましい。また、正極集電体および負極集電体の厚さや形状等については、電池の用途等に応じて適宜選択することが好ましい。また、本発明に用いられる電池ケースには、一般的な電池の電池ケースを用いることができる。電池ケースとしては、例えばSUS製電池ケース等を挙げることができる。
本発明の電池は、一次電池であっても良く、二次電池であっても良いが、中でも二次電池であることが好ましい。繰り返し充放電でき、例えば車載用電池として有用だからである。本発明の電池の形状としては、例えば、コイン型、ラミネート型、円筒型および角型等を挙げることができる。また、本発明の電池の製造方法は、上述した電池を得ることができる方法であれば特に限定されるものではなく、一般的な電池の製造方法と同様の方法を用いることができる。例えば、本発明の電池が全固体電池である場合、その製造方法の一例としては、正極活物質層を構成する材料、固体電解質層を構成する材料、および負極活物質層を構成する材料を順次プレスすることにより、発電要素を作製し、この発電要素を電池ケースの内部に収納し、電池ケースをかしめる方法等を挙げることができる。
(硫化物固体電解質材料の合成)
出発原料として、硫化リチウム(Li2S)と、五硫化二リン(P2S5)と、硫化ゲルマニウム(GeS2)とを用いた。これらの粉末をアルゴン雰囲気下のグローブボックス内で、Li2Sを0.39019g、P2S5を0.377515g、GeS2を0.232295gの割合で混合し、原料組成物を得た。次に、原料組成物1gを、ジルコニアボール(10mmφ、10個)とともに、ジルコニア製のポット(45ml)に入れ、ポットを完全に密閉した(アルゴン雰囲気)。このポットを遊星型ボールミル機(フリッチュ製P7)に取り付け、台盤回転数370rpmで、40時間メカニカルミリングを行った。これにより、Li3.33Ge0.33P0.67S4の組成を有する、非晶質化したイオン伝導性材料を得た。なお、上記組成は、Li(4−x)Ge(1−x)PxS4におけるx=0.67の組成に該当するものである。
得られた硫化物固体電解質材料235mgと、スチレンブタジエンゴム(SBR、JSR社製)11.75mgとを、脱水ヘプタン1200mlに添加し、スターラーで24時間撹拌し、スラリーを得た。得られたスラリーを120℃で1時間乾燥し、硫化物固体電解質材料およびSBRの混合物を得た。混合物におけるSBRの割合は9.1体積%であった。
焼成条件として、6時間かけて室温から700℃まで昇温し、700℃を8時間維持し、その後室温まで徐冷したこと以外は、実施例1と同様にして、結晶質の硫化物固体電解質材料を得た。また、得られた硫化物固体電解質材料を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、混合物を得た。
(X線回折測定)
実施例1および比較例1で合成した硫化物固体電解質材料を用いて、X線回折(XRD)測定を行った。XRD測定は、粉末試料に対して、不活性雰囲気下、CuKα線使用の条件で行った。その結果を図7に示す。図7に示されるように、実施例1では、単相の硫化物固体電解質材料が得られた。ピークの位置は、2θ=17.38°、20.18°、20.44°、23.56°、23.96°、24.93°、26.96°、29.07°、29.58°、31.71°、32.66°、33.39°であった。すなわち、これらのピークが、Liイオン伝導性の高い結晶相Aのピークであると考えられる。なお、上述したピークの位置は、±0.50°(中でも±0.30°)の範囲内で前後していても良い。また、2θ=29.58°付近のピークの回折強度をIAとし、2θ=27.33°付近のピークの強度をIBとする。実施例1におけるIB/IAの値は0.002であり、比較例1におけるIB/IAの値は1.60であった。
実施例1および比較例1で合成した硫化物固体電解質材料、ならびに、実施例1および比較例1で得られた混合物を用いて、抵抗率測定を行った。まず、マコール製の支持筒(1cm2)の中にサンプル200mgを入れ、SKD製の電極でサンプルを挟み、4.3ton/cm2の圧力で圧粉し、6Ncmで拘束しながら、インピーダンス測定を行った。その後、サンプル(ペレット)の厚さおよび抵抗から、単位長さ当たりの抵抗率を算出した。その結果を図8(a)、(b)に示す。図8(a)、(b)に示されるように、比較例1では、SBR添加による抵抗率の増加が、2099.96Ωcmと大きかったのに対して、実施例1では、388.22Ωcmと1/5以下であることが確認できた。
(イオン伝導性材料の合成)
出発原料として、硫化リチウム(Li2S)と、五硫化二リン(P2S5)と、硫化ゲルマニウム(GeS2)とを用いた。これらの粉末をアルゴン雰囲気下のグローブボックス内で、Li2Sを0.7769g、P2S5を0.8673g、GeS2を0.3558gの割合で混合し、原料組成物を得た。次に、原料組成物をペレット状に成型し、得られたペレットを、カーボンコートした石英管に入れ真空封入した。真空封入した石英管の圧力は、約30Paであった。次に、石英管を焼成炉に設置し、6時間かけて室温から700℃まで昇温し、700℃を8時間維持し、その後室温まで徐冷した。これにより、Li3.25Ge0.25P0.75S4の組成を有する結晶質のイオン伝導性材料を得た。なお、上記組成は、Li(4−x)Ge(1−x)PxS4におけるx=0.75の組成に該当するものである。
次に、得られたイオン伝導性材料を、振動ミルを用いて粉砕した。振動ミルにはシーエムティー科学社製TI−100を使用した。具体的には、10mLのポットに、上記方法で得られたイオン伝導性材料約2gと、アルミナ製振動子(φ36.3mm、高さ48.9mm)とを入れ、回転数1440rpmで30分間処理を行った。その後、結晶性が低下したイオン伝導性材料をペレット状に成型し、得られたペレットを、カーボンコートした石英管に入れ真空封入した。真空封入した石英管の圧力は、約30Paであった。次に、石英管を焼成炉に設置し、6時間かけて室温から550℃まで昇温し、550℃を8時間維持し、その後室温まで徐冷した。これにより、Li3.25Ge0.25P0.75S4の組成を有する結晶質の硫化物固体電解質材料を得た。
原料組成物として、Li2Sを0.7790g、P2S5を0.7986g、GeS2を0.4224gの割合で混合したものを用いたこと以外は、製造例1と同様にして結晶質のイオン伝導性材料を得た。得られたイオン伝導性材料は、Li3.3Ge0.3P0.7S4の組成を有し、この組成はLi(4−x)Ge(1−x)PxS4におけるx=0.7の組成に該当するものである。さらに、このイオン伝導性材料を用いて、製造例1と同様にして、Li3.3Ge0.3P0.7S4の組成を有する結晶質の硫化物固体電解質材料を得た。
原料組成物として、Li2Sを0.7811g、P2S5を0.7329g、GeS2を0.4860gの割合で混合したものを用いたこと以外は、製造例1と同様にして結晶質のイオン伝導性材料を得た。得られたイオン伝導性材料は、Li3.35Ge0.35P0.65S4の組成を有し、この組成はLi(4−x)Ge(1−x)PxS4におけるx=0.65の組成に該当するものである。さらに、このイオン伝導性材料を用いて、製造例1と同様にして、Li3.35Ge0.35P0.65S4の組成を有する結晶質の硫化物固体電解質材料を得た。
原料組成物として、Li2Sを0.7831g、P2S5を0.6685g、GeS2を0.5484gの割合で混合したものを用いたこと以外は、製造例1と同様にして結晶質のイオン伝導性材料を得た。得られたイオン伝導性材料は、Li3.4Ge0.4P0.6S4の組成を有し、この組成はLi(4−x)Ge(1−x)PxS4におけるx=0.6の組成に該当するものである。さらに、このイオン伝導性材料を用いて、製造例1と同様にして、Li3.4Ge0.4P0.6S4の組成を有する結晶質の硫化物固体電解質材料を得た。
製造例1〜4で得られた結晶質のイオン伝導性材料を、それぞれ比較用サンプルとした。
(X線回折測定)
製造例3で得られた硫化物固体電解質材料を用いて、X線回折(XRD)測定を行った。その結果を図9に示す。図9(a)は、CuKα線により測定したXRDパターンであり、図9(b)は、放射光(波長1.2Å)により測定したXRDパターンである。図9(a)、(b)に示されるように、製造例3では、単相の硫化物固体電解質材料が得られた。CuKα線により測定した場合、ピークの位置は、2θ=17.38°、20.18°、20.44°、23.56°、23.96°、24.93°、26.96°、29.07°、29.58°、31.71°、32.66°、33.39°であった。一方、放射光(波長1.2Å)により測定した場合、ピークの位置は、2θ=9.63°、10.94°、11.21°、13.52°、15.69°、15.88°、18.29°、18.61°、19.35°、20.92°、22.94°、24.48°、24.56°であった。すなわち、これらのピークが、Liイオン伝導性の高い結晶相Aのピークであると考えられる。なお、上述したピークの位置は、±0.50°(中でも±0.30°)の範囲内で前後していても良い。
製造例3で得られた硫化物固体電解質材料の結晶構造をX線構造解析により同定した。XRDで得られた回折図形を基に直接法で晶系・結晶群を決定し、その後、実空間法により結晶構造を同定した。その結果、上述した図5のような結晶構造を有することが確認された。すなわち、四面体T1(GeS4四面体およびPS4四面体)と、八面体O(LiS6八面体)とは稜を共有し、四面体T2(PS4四面体)と、八面体O(LiS6八面体)とは頂点を共有している結晶構造であった。この結晶構造が高Li伝導に寄与すると考えられる。
製造例1〜4で得られた硫化物固体電解質材料、および比較製造例1〜4で得られた比較用サンプルを用いて、25℃でのLiイオン伝導度を測定した。まず、アルゴン雰囲気のグローブボックス内で、試料を適量秤量し、ポリエチレンテレフタラート管(PET管、内径10mm、外径30mm、高さ20mm)に入れ、上下から、炭素工具鋼S45Cアンビルからなる粉末成型治具で挟んだ。次に、一軸プレス機(理研精機社製P−6)を用いて、表示圧力6MPa(成型圧力約110MPa)でプレスし、直径10mm、任意の厚さのペレットを成型した。次に、ペレットの両面に、金粉末(ニラコ社製、樹状、粒径約10μm)を13mg〜15mgずつ乗せて、均一にペレット表面上に分散させ、表示圧力30MPa(成型圧力約560MPa)で成型した。その後、得られたペレットを、アルゴン雰囲気を維持できる密閉式電気化学セルに入れた。
製造例1〜3で得られた結晶質のイオン伝導性材料を、それぞれ参考用サンプルとした。
原料組成物として、Li2Sを0.7747g、P2S5を0.9370g、GeS2を0.2883gの割合で混合したものを用いたこと以外は、製造例1と同様にして結晶質のイオン伝導性材料を得た。得られたイオン伝導性材料は、Li3.2Ge0.2P0.8S4の組成を有し、この組成はLi(4−x)Ge(1−x)PxS4におけるx=0.8の組成に該当するものである。このイオン伝導性材料を参考用サンプルとした。
参考例1〜4で得られた参考用サンプルを用いて、X線回折測定と、Liイオン伝導度の測定とを行った。その結果を、それぞれ図16および図17に示す。図16に示されるように、xの値が増加すると、2θ=29.58°付近のピークの回折強度が小さくなり、2θ=27.33°付近および29.78°付近のピークの回折強度が大きくなることがわかる。これは、xの値の増加とともに、Liイオン伝導性の低い結晶相Bの割合が相対的に高くなることを示している。特に参考例4においては、2θ=29.58°付近のピークを有する結晶相Aが完全に消失し、結晶相Bのピークしか確認されない。そこで、図17を見てみると、参考例4のLiイオン伝導度は、参考例1〜3のLiイオン伝導度に比べて格段に低くなっている。そのため、参考例1〜3の参考用サンプルが有する結晶相Aは、結晶相BよりもLiイオン伝導性が顕著に高いことが示唆される。このことからも、結晶相Aを多く含有する本発明の硫化物固体電解質材料は、高いLiイオン伝導性を有することが確認できた。
出発原料として、硫化リチウム(Li2S)と、五硫化二リン(P2S5)と、硫化ゲルマニウム(GeS2)とを用いた。これらの粉末をアルゴン雰囲気下のグローブボックス内で、Li2Sを0.3934g、P2S5を0.2719g、GeS2を0.3346gの割合で混合し、原料組成物を得た。次に、原料組成物1gを、ジルコニアボール(10mmφ、10個)とともに、ジルコニア製のポット(45ml)に入れ、ポットを完全に密閉した(アルゴン雰囲気)。このポットを遊星型ボールミル機(フリッチュ製P7)に取り付け、台盤回転数370rpmで、60時間メカニカルミリングを行った。これにより、Li3.5Ge0.5P0.5S4の組成を有する、非晶質化したイオン伝導性材料を得た。なお、上記組成は、Li(4−x)Ge(1−x)PxS4におけるx=0.5の組成に該当するものである。
製造例5で得られた、非晶質化したイオン伝導性材料を、比較用サンプルとした。
焼成条件として、6時間かけて室温から300℃まで昇温し、300℃を8時間維持し、その後室温まで徐冷したこと以外は、製造例5と同様にして比較用サンプルを得た。
焼成条件として、6時間かけて室温から700℃まで昇温し、700℃を8時間維持し、その後室温まで徐冷したこと以外は、製造例5と同様にして比較用サンプルを得た。
原料組成物として、Li2Sを0.3905g、P2S5を0.3666g、GeS2を0.2429gの割合で混合したものを用いたこと以外は、製造例5と同様にして非晶質化したイオン伝導性材料を得た。得られたイオン伝導性材料は、Li3.35Ge0.35P0.65S4の組成を有し、この組成はLi(4−x)Ge(1−x)PxS4におけるx=0.65の組成に該当するものである。さらに、このイオン伝導性材料を用いて、製造例5と同様にして、Li3.35Ge0.35P0.65S4の組成を有する結晶質の硫化物固体電解質材料を得た。
製造例6で得られた、非晶質化したイオン伝導性材料を、比較用サンプルとした。
原料組成物として、Li2Sを0.3895g、P2S5を0.3997g、GeS2を0.2108gの割合で混合したものを用いたこと以外は、製造例5と同様にして非晶質化したイオン伝導性材料を得た。得られたイオン伝導性材料は、Li3.3Ge0.3P0.7S4の組成を有し、この組成はLi(4−x)Ge(1−x)PxS4におけるx=0.7の組成に該当するものである。さらに、このイオン伝導性材料を用いて、製造例5と同様にして、Li3.3Ge0.3P0.7S4の組成を有する結晶質の硫化物固体電解質材料を得た。
製造例7で得られた、非晶質化したイオン伝導性材料を、比較用サンプルとした。
(X線回折測定)
製造例5〜7で得られた硫化物固体電解質材料、および、比較製造例5−1、5−2、5−3、6、7で得られた比較用サンプルを用いて、X線回折測定(CuKα線使用)を行った。その結果を図18〜図21に示す。まず、図18〜図20に示されるように、比較製造例5−1、6、7で得られた比較用サンプルは、わずかにLi2Sのピークが検出されるものの、ほぼ完全に非晶質化していることが確認された。一方、製造例5〜7で得られた硫化物固体電解質材料は、いずれも、上述した製造例3と同様のピークを有し、単相の硫化物固体電解質材料であることが確認された。
製造例5〜7で得られた硫化物固体電解質材料、および、比較製造例5−1、6、7で得られた比較用サンプルを用いて、Liイオン伝導度の測定を行った。測定方法は上記と同様である。その結果を表2に示す。表2に示されるように、製造例5〜7は、それぞれ高いLiイオン伝導度を有していた。
比較製造例5−1、6で得られた比較用サンプルに対して、ラマン分光測定を行った。ラマン分光測定には、東京インスツルメンツ製Nanofinder SOLAR T IIを使用した。その結果を図22に示す。図22に示されるように、製造例5−1、6で得られた比較用サンプルは、P2S5のピークは検出されず、PS4 3−の振動が、420cm−1付近に検出された。このことから、ボールミルにより、原料のP2S5は全てLi2Sと反応し、化学的に安定なPS4 3−に変換されていることが確認された。また、P2S5がPS4 3−に変換されていたため、製造例5、6では、焼成後にP2S5が溶融した痕跡は見られなかった。
出発原料として、硫化リチウム(Li2S)と、五硫化二リン(P2S5)と、三硫化二リン(P2S3)と、硫化ゲルマニウム(GeS2)とを用いた。これらの粉末をアルゴン雰囲気下のグローブボックス内で、Li2Sを0.88053g、P2S5を0.567952g、P2S3を0.20204g、GeS2を0.3494gの割合で混合し、原料組成物を得た。次に、原料組成物2gを、ジルコニアボール(10mmφ、10個)とともに、ジルコニア製のポット(45ml)に入れ、ポットを完全に密閉した(アルゴン雰囲気)。このポットを遊星型ボールミル機(フリッチュ製P7)に取り付け、台盤回転数370rpmで、40時間メカニカルミリングを行った。これにより、Li3.75Ge0.25P(III)0.25P(V)0.5S4の組成を有する、非晶質化したイオン伝導性材料を得た。
出発原料として、硫化リチウム(Li2S)と、五硫化二リン(P2S5)と、硫化アルミニウム(Al2S3)と、硫化ゲルマニウム(GeS2)とを用いた。これらの粉末をアルゴン雰囲気下のグローブボックス内で、Li2Sを0.88504g、P2S5を0.570864g、Al2S3を0.192826g、GeS2を0.351267gの割合で混合し、原料組成物を得た。この原料組成物を用いたこと以外は、製造例8と同様にして結晶質の硫化物固体電解質材料を得た。得られた硫化物固体電解質材料の組成は、Li3.75Ge0.25Al0.25P0.5S4である。
出発原料として、硫化リチウム(Li2S)と、五硫化二リン(P2S5)と、硫化ジルコニウム(ZrS2)と、硫化ゲルマニウム(GeS2)とを用いた。これらの粉末をアルゴン雰囲気下のグローブボックス内で、Li2Sを0.769424g、P2S5を0.5751g、ZrS2を0.327191g、GeS2を0.371649gの割合で混合し、原料組成物を得た。この原料組成物を用いたこと以外は、製造例8と同様にして結晶質の硫化物固体電解質材料を得た。得られた硫化物固体電解質材料の組成は、Li3.5Ge0.25Zr0.25P0.5S4である。
出発原料として、硫化リチウム(Li2S)と、硫化亜鉛(ZnS)と、五硫化二リン(P2S5)と、硫化ゲルマニウム(GeS2)とを用いた。これらの粉末をアルゴン雰囲気下のグローブボックス内で、Li2Sを0.687245g、ZnSを0.146712g、P2S5を0.522737g、GeS2を0.643307gの割合で混合し、原料組成物を得た。この原料組成物を用いたこと以外は、製造例8と同様にして結晶質の硫化物固体電解質材料を得た。得られた硫化物固体電解質材料の組成は、Li3.18Zn0.16Ge0.5P0.5S4である。
出発原料として、硫化リチウム(Li2S)と、五硫化二リン(P2S5)と、硫化ニオブ(NbS2)と、硫化ゲルマニウム(GeS2)とを用いた。これらの粉末をアルゴン雰囲気下のグローブボックス内で、Li2Sを0.76787g、P2S5を0.53066g、NbS2を0.374919g、GeS2を0.326533gの割合で混合し、原料組成物を得た。この原料組成物を用いたこと以外は、製造例8と同様にして結晶質の硫化物固体電解質材料を得た。得られた硫化物固体電解質材料の組成は、Li3.5Ge0.25Nb0.25P0.5S4である。
出発原料として、硫化リチウム(Li2S)と、五硫化二リン(P2S5)と、硫化珪素(SiS2)と、硫化ゲルマニウム(GeS2)とを用いた。これらの粉末をアルゴン雰囲気下のグローブボックス内で、Li2Sを0.81323g、P2S5を0.76333g、SiS2を0.170524g、GeS2を0.252913gの割合で混合し、原料組成物を得た。この原料組成物を用いたこと、および、熱処理の最高温度を550℃から650℃に変更したこと以外は、製造例8と同様にして結晶質の硫化物固体電解質材料を得た。得られた硫化物固体電解質材料の組成は、Li3.55Ge0.175Si0.175P0.65S4である。
(X線回折測定)
製造例8〜13で得られた硫化物固体電解質材料を用いて、X線回折測定(CuKα線使用)を行った。その結果を図23、図24に示す。また、2θ=29.58°付近のピークの回折強度をIAとし、2θ=27.33°付近のピークの強度をIBとし、IB/IAの値を求めた。その結果を表3に示す。
製造例5に記載の組成Li3.5Ge0.5P0.5S4(Li21Ge3P3S24)について、GeをSiに置換した場合、本発明における所定の結晶構造が存在し得るか否かを第一原理計算により推定した。Li金属、Ge金属、Si金属、P結晶、S結晶の生成熱をゼロ基準として、結晶中のGeをSiに置換した場合の生成エンタルピーを計算した。
例えば、Li21Ge3P3S24の場合、生成エンタルピーは以下の式で示すことができる。
生成エンタルピー=21Etot(Li金属)+3Etot(Ge金属)+3Etot(P結晶)+24Etot(S結晶)−Etot(Li21Ge3P3S24結晶)
なお、Etotは、第一原理計算から求められる結晶の電子状態のトータルエネルギーにおける各原子1個分のエネルギーである。
第一原理計算は、以下の手順で行う。まず、関連する結晶の格子定数、空間群、原子座標の実験値を基に計算モデルを構築する。次に、一般的な第一原理計算ソフト(CASTEP、VASP等)にて構造最適化計算ツールにより内部エネルギーが極小になるように格子定数、原子位置を最適化する。これと同時に結晶の電子状態のトータルエネルギーが算出される。得られた各結晶の電子状態のトータルエネルギーを基に、上記計算式にて生成エンタルピーを算出する。また、第一原理計算の手法として、電子波動関数の記述には平面波基底を、交換相互作用には一般化勾配近似(GGA−PBE)を、内殻電子の取り扱いにはPAW法を用いる。計算条件については、結晶ごとに最適化する。
製造例5に記載の組成Li3.5Ge0.5P0.5S4(Li21Ge3P3S24)について、Geを、それぞれSn、Pb、Zr、Al、Bに置換した場合、本発明における所定の結晶構造が存在し得るか否かを第一原理計算により推定した。なお、計算例5、6は、Liを添加した場合の結果である。
第一原理計算の結果を表4に示す。
2 … 結着材
10 … 固体電解質材料含有体
11 … 正極活物質層
12 … 負極活物質層
13 … 電解質層
14 … 正極集電体
15 … 負極集電体
16 … 電池ケース
20 … 電池
Claims (11)
- M1元素、M2元素およびS元素を含有し、前記M1は、Li、Na、K、Mg、Ca、Znからなる群から選択される少なくとも一種であり、前記M2は、P、Sb、Si、Ge、Sn、B、Al、Ga、In、Ti、Zr、V、Nbからなる群から選択される少なくとも一種であり、CuKα線を用いたX線回折測定における2θ=29.58°±0.50°の位置にピークを有し、前記2θ=29.58°±0.50°のピークの回折強度をIAとし、2θ=27.33°±0.50°のピークの回折強度をIBとした場合に、IB/IAの値が0.50未満である硫化物固体電解質材料と、
主鎖に二重結合を有するポリマーである結着材と、を含有することを特徴とする固体電解質材料含有体。 - 前記IB/IAの値が、0.25以下であることを特徴とする請求項1に記載の固体電解質材料含有体。
- 前記硫化物固体電解質材料は、CuKα線を用いたX線回折測定において、2θ=17.38°、20.18°、20.44°、23.56°、23.96°、24.93°、26.96°、29.07°、29.58°、31.71°、32.66°、33.39°の位置(なお、これらの位置は、±0.50°の範囲で前後していても良い)にピークを有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の固体電解質材料含有体。
- 前記M1がLiであり、前記M2がGeおよびPであることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかの請求項に記載の固体電解質材料含有体。
- 前記硫化物固体電解質材料は、Li(4−x)Ge(1−x)PxS4(xは、0<x<1を満たす)の組成を有することを特徴とする請求項4に記載の固体電解質材料含有体。
- 前記xが、0.5≦x≦0.8を満たすことを特徴とする請求項5に記載の固体電解質材料含有体。
- M1元素およびS元素から構成される八面体Oと、M2a元素およびS元素から構成される四面体T1と、M2b元素およびS元素から構成される四面体T2とを有し、前記四面体T1および前記八面体Oは稜を共有し、前記四面体T2および前記八面体Oは頂点を共有する結晶構造を主体として含有し、前記M1は、Li、Na、K、Mg、Ca、Znからなる群から選択される少なくとも一種であり、前記M2aおよびM2bは、それぞれ独立に、P、Sb、Si、Ge、Sn、B、Al、Ga、In、Ti、Zr、V、Nbからなる群から選択される少なくとも一種である硫化物固体電解質材料と、
主鎖に二重結合を有するポリマーである結着材と、を含有することを特徴とする固体電解質材料含有体。 - 前記八面体Oは、前記M1がLiであるLiS6八面体であり、前記四面体T1は、前記M2aがGeおよびPである、GeS4四面体およびPS4四面体であり、前記四面体T2は、前記M2bがPであるPS4四面体であることを特徴とする請求項7に記載の固体電解質材料含有体。
- 前記硫化物固体電解質材料は、CuKα線を用いたX線回折測定における2θ=29.58°±0.50°の位置にピークを有し、前記2θ=29.58°±0.50°のピークの回折強度をIAとし、2θ=27.33°±0.50°のピークの回折強度をIBとした場合に、IB/IAの値が0.50未満であることを特徴とする請求項7または請求項8に記載の固体電解質材料含有体。
- 前記結着材が、スチレンブタジエンゴム(SBR)であることを特徴とする請求項1から請求項9までのいずれかの請求項に記載の固体電解質材料含有体。
- 正極活物質を含有する正極活物質層と、負極活物質を含有する負極活物質層と、前記正極活物質層および前記負極活物質層の間に形成された電解質層とを含有する電池であって、
前記正極活物質層、前記負極活物質層および前記電解質層の少なくとも一つが、請求項1から請求項10までのいずれかの請求項に記載の固体電解質材料含有体であることを特徴とする電池。
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