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JP2013030678A - 太陽電池モジュールおよびその製造方法 - Google Patents

太陽電池モジュールおよびその製造方法 Download PDF

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JP2013030678A
JP2013030678A JP2011167044A JP2011167044A JP2013030678A JP 2013030678 A JP2013030678 A JP 2013030678A JP 2011167044 A JP2011167044 A JP 2011167044A JP 2011167044 A JP2011167044 A JP 2011167044A JP 2013030678 A JP2013030678 A JP 2013030678A
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厚志 福島
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

【課題】コンパクトな太陽電池モジュールを提供する。
【解決手段】太陽電池モジュール10は、受光側に配置された透光性部材16と、透光性部材16と対向するように設けられた裏面部材26と、透光性部材16と裏面部材26との間に設けられている光起電力装置12と、透光性部材16と裏面部材26との間の空間を充填する充填材24と、光起電力装置12で生じた電気エネルギーを外部へ出力する端子を収納する端子ボックス40と、を備える。裏面部材26は、貫通孔26aが設けられており、端子ボックス40は、少なくともその一部が貫通孔26aの内部に位置し、貫通孔26aの内壁と隙間を有するように設けられており、充填材24は、貫通孔の内壁と端子ボックス40との隙間の少なくとも一部を充填している。
【選択図】図2

Description

本発明は、太陽電池モジュールおよびその製造方法に関する。
従来、光エネルギーを電気エネルギーに変換する光電変換装置として、いわゆる太陽電池の開発が各方面で精力的に行われている。太陽電池は、クリーンで無尽蔵なエネルギー源である太陽からの光を直接電気に変換できることから、新しいエネルギー源として期待されている。
太陽電池は、多くの場合モジュール化されており、発生した電気を外部へ出力するための出力端子を備えている。このような出力端子は、通常、太陽光の受光面と反対側の裏面側に突出した状態で設けられていることが多い(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−279789号公報
しかしながら、突出した出力端子を備えた太陽電池モジュールは、仮に太陽電池パネルが薄くてもモジュール全体として厚みが増してしまう。そのため、複数の太陽電池モジュールを積載しようとすると無駄なスペースが多く生じることになる。つまり、運搬時に一度に搭載できる太陽電池モジュールの数が少なくなる。その結果、運搬コストの上昇を招くことになる。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、コンパクトな太陽電池モジュールを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の太陽電池モジュールは、受光側に配置された透光性部材と、透光性部材と対向するように設けられた裏面部材と、透光性部材と裏面部材との間に設けられている光起電力装置と、透光性部材と裏面部材との間の空間を充填する充填材と、光起電力装置で生じた電気エネルギーを外部へ出力する端子を収納する収納部と、を備える。裏面部材は、貫通孔が設けられており、収納部は、少なくともその一部が貫通孔の内部に位置し、該貫通孔の内壁と隙間を有するように設けられており、充填材は、貫通孔の内壁と収納部との隙間の少なくとも一部を充填している。
本発明の別の態様は、太陽電池モジュールの製造方法である。この方法は、一方の面に光起電力装置が設けられた透光性部材を準備する工程と、光起電力装置を覆うように充填材を配置する工程と、貫通孔が設けられている裏面部材と、貫通孔に配置され、光起電力装置で生じた電気エネルギーを外部へ出力する端子を収納する収納部と、を充填材の上に配置する工程と、透光性部材と裏面部材とを圧着し、透光性部材と裏面部材との間を充填材により充填するとともに、貫通孔の内壁と収納部との隙間に入り込んだ充填材により収納部を固定する工程と、を含む。
本発明によれば、コンパクトな太陽電池モジュールおよびその製造方法を提供できる。
本実施の形態に係る太陽電池モジュールを太陽光受光面とは反対側から見た場合の上面図である。 図1に示す太陽電池モジュールのA−A断面図である。 図1に示す光起電力素子のB−B断面図である。 本実施の形態に係る太陽電池モジュールの製造方法の工程を説明するための断面の模式図である。 本実施の形態に係る太陽電池モジュールの製造方法の工程を説明するための断面の模式図である。 本実施の形態に係る太陽電池モジュールの製造方法の工程を説明するための断面の模式図である。 本実施の形態に係る太陽電池モジュールの製造方法の工程を説明するための断面の模式図である。 本実施の形態に係る太陽電池モジュールの製造方法の工程を説明するための断面の模式図である。 本実施の形態の変形例に係る太陽電池モジュールの断面図である。 変形例に係る太陽電池モジュールに用いられる端子ボックスの斜視図である。 本実施の形態の他の変形例に係る太陽電池モジュールの断面図である。 本実施の形態の他の変形例に係る太陽電池モジュールの断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。
以下の各図に示す各層、各部の縮尺や形状は、説明を容易にするために便宜的に設定されており、特に言及がない限り限定的に解釈されるものではない。
(第1の実施の形態)
図1は、本実施の形態に係る太陽電池モジュールを太陽光受光面とは反対側から見た場合の上面図である。図2は、図1に示す太陽電池モジュールのA−A断面図である。なお、図1では、封止部材、充填材および裏面部材は省略してある。
太陽電池モジュール10は、光起電力装置12、封止部材14、透光性部材16、絶縁体20、インターコネクタ22、充填材24および保護材としての裏面部材26を備える。
光起電力装置12は、長方形の平板またはフィルム状のユニットであり、複数の光起電力素子28が整列した状態で配置されている。それぞれの光起電力素子28は、互いに直列または並列に適宜接続されている。
透光性部材16は、光を透過させる材料で構成されており、受光面16aとは反対側の裏面16b上に、光起電力装置12として複数の光起電力素子28が形成されている。
このように、透光性部材16は、受光面16aを真正面から見た場合、光起電力装置12を覆うように配設されている。なお、透光性部材16としては、絶縁性を有するガラス、プラスチックなどを用いることができ、特に太陽光に含まれる波長の光に対する透過率が高い材料が好適である。
次に、光起電力素子28について説明する。図3は、図1に示す光起電力素子のB−B断面図である。光起電力素子28は、第1電極層30、半導体層32、透明導電膜34および第2電極層36を有する。第1電極層30、半導体層32、透明導電膜34および第2電極層36は、周知のレーザパターニングを施されながら透光性部材16上に順次積層される。また、第2電極層36の上には、充填材24、裏面部材26が積層されている。
第1電極層30は、透光性部材16の面上に形成されており、導電性および透光性を有する。本実施の形態に係る第1電極層30としては、透明導電性酸化物(TCO)が用いられ、特に、高い光透過性、低抵抗性を有し、低価格である酸化亜鉛(ZnO)が用いられる。
半導体層32は、第1電極層30側からの入射光により電荷(電子および正孔)を生成する。半導体層32としては、例えば、pin接合またはpn接合を基本構造として有するアモルファス(非晶質)シリコン半導体層や微結晶シリコン半導体層の単層体あるいは積層体を用いることができる。本実施の形態に係る半導体層32は、第1電極層30側からそれぞれアモルファスシリコン半導体、微結晶シリコン半導体が積層されたものとして構成されている。なお、本明細書において、「微結晶」の用語は、完全な結晶状態のみならず、部分的にアモルファス状態を含む状態をも意味するものとする。
透明導電膜34は、半導体層32上に形成されている。透明導電膜34により、半導体層32と第2電極層36が合金化することが防止され、半導体層32と第2電極層36との接続抵抗を減少させることができる。
第2電極層36は、透明導電膜34上に形成される。第2電極層36には、銀(Ag)などの反射性金属が用いられる。一の光起電力素子28の透明導電膜34と第2電極層36は、隣接する他の光起電力素子28の第1電極層30に接触する。これにより、一の光起電力素子28と他の光起電力素子28とが電気的に直列に接続される。
図1や図2に示すインターコネクタ22は、このように直列に接続された複数の光起電力素子28によって生成される電荷を、太陽電池モジュール10の外部に導く。インターコネクタ22は、直列に接続された複数の光起電力素子28のうち両端にある光起電力素子28と導通する導通部22aを有する。インターコネクタ22としては、銅(Cu)などの低抵抗率の材料が好ましい。なお、インターコネクタ22と複数の光起電力素子28との間の所定の領域には絶縁体20が配置され、インターコネクタ22の引き出し配線22bと複数の光起電力素子28とが部分的に絶縁される。
充填材24は、光起電力装置12およびインターコネクタ22を、透光性部材16と裏面部材26との間に封止し、光起電力素子28に加えられる衝撃を緩衝するように配置される。本実施の形態では、充填材24としてエチレン酢酸ビニル(EVA)を用いる。また、本実施の形態では、裏面部材26として廉価な青板ガラス(フロートガラス)を用いている。なお、青板ガラスは、不純物イオンとして、例えば、ナトリウム(Na)などのアルカリ金属を含んでいる。裏面部材26は、太陽電池モジュール10全体の強度を向上するとともに、太陽電池モジュール10の裏面側からの水分や不純物の侵入を防止する。
インターコネクタ22の引き出し配線22bの一方の端部は、充填材24を貫通して端子ボックス40に接続されている。
(太陽電池モジュールの製造方法)
次に、上述の太陽電池を備える太陽電池モジュールの製造方法について説明する。なお、以下では、光起電力素子28を複数備える太陽電池モジュールについて説明するが、光起電力素子28を一つ備える太陽電池モジュールであってもよい。
図4乃至図8は、本実施の形態に係る太陽電池モジュールの製造方法の工程を説明するための断面の模式図である。
はじめに、図4(a)に示すように、4mm厚のガラスからなる透光性部材16上に、スパッタリングにより600nm厚の酸化亜鉛(ZnO)からなる第1電極層30を形成する。そして、透光性部材16の第1電極層30側からYAGレーザを照射して、第1電極層30を短冊状にパターニングする。当該レーザ分離加工には、波長1064nm、エネルギー密度13J/cm、パルス周波数3kHzのNd(ネオジム):YAGレーザを使用する。
次に、図4(b)に示すように、プラズマ処理装置(プラズマCVD)により半導体層32を形成する。半導体層32は、膜厚15nmのp型アモルファスシリコン半導体膜、膜厚200nmのi型アモルファスシリコン半導体膜、膜厚30nmのn型アモルファスシリコン半導体膜、膜厚30nmのp型微結晶シリコン半導体膜、膜厚2000nmのi型微結晶シリコン半導体膜および膜厚30nmのn型微結晶シリコン半導体膜を、第1電極層30上に順次積層したものである。
p型アモルファスシリコン半導体膜は、モノシラン(SiH)、メタン(CH)、水素(H)およびジボラン(B)との混合ガスを原料ガスとして形成される。i型アモルファスシリコン半導体膜は、モノシラン(SiH)と水素(H)との混合ガスを原料ガスとして形成される。n型アモルファスシリコン半導体膜は、モノシラン(SiH)、水素(H)およびホスフィン(PH)との混合ガスを原料ガスとして形成される。
また、p型微結晶シリコン半導体膜は、モノシラン(SiH)、水素(H)およびジボラン(B)との混合ガスを原料ガスとして形成される。i型微結晶シリコン半導体膜は、モノシラン(SiH)と水素(H)との混合ガスを原料ガスとして形成される。n型微結晶シリコン半導体膜は、モノシラン(SiH)、水素(H)およびホスフィン(PH)との混合ガスを原料ガスとして形成される。以下にプラズマ処理装置による各膜の成膜条件の詳細を表1に示す。
Figure 2013030678
なお、n型アモルファスシリコン半導体膜とp型微結晶シリコン半導体膜との間に、中間層として、膜厚30nmの酸化シリコン(SiO)を設けてもよい。こうした中間層は、スパッタリング等により形成される。
積層された半導体層32、第1電極層30のパターニング位置から外れた位置に表面側(表面ガラス板16側)からYAGレーザを照射することにより表面ガラス板16の裏面側に形成された半導体層32を分離するように除去し、短冊状にパターニングする。当該レーザ分離加工には、波長532nm(第2高調波)、エネルギー密度0.7J/cm、パルス周波数3kHzのNd(ネオジム):YAGレーザを使用する。
次に、図4(c)に示すように、酸化亜鉛(ZnO)からなる透明導電膜34を半導体層32上にスパッタリングにより形成する。透明導電膜34は、半導体層32がパターニングにより除去された領域や側端部にも成膜される。
そして、図5(a)に示すように、200nm厚の銀(Ag)膜を透明導電膜34上にスパッタリングにより成膜し、第2電極層36を形成する。このとき、第2電極層36は、半導体層32がパターニングにより除去された領域内の透明導電膜34上にも成膜される。
次に、図5(b)に示すように、半導体層32のパターニング位置からずれた部分に、表面側(表面ガラス板16側)からYAGレーザを照射することにより半導体層32、透明導電膜34および第2電極層36を分離し、短冊状にパターニングする。当該レーザ分離加工には、波長532nm、エネルギー密度0.7J/cm、パルス周波数4kHzのNd(ネオジム):YAGレーザを使用する。これにより、複数の光起電力素子28が形成される。
次に、図5(c)に示すように、第1電極層30や半導体層32の側部(最外周)に回り込んだ透明導電膜34と第2電極層36は、表面側から照射されるレーザにより除去される。当該レーザ除去加工には、波長1064nm、エネルギー密度13J/cm、パルス周波数3kHzのNd(ネオジム):YAGレーザを使用する。
以上により、互いに直列接続された複数の光起電力素子28が透光性部材16上に形成される。
次に、図6に示すように、前述の方法で一方の面に光起電力装置12が設けられた透光性部材16を準備する。そして、光起電力装置12上に絶縁体20やインターコネクタ22を配置し、引き出し配線22bの一端を立ち上げた状態とする。
次に、図7に示すように、光起電力装置12を覆う、エチレン酢酸ビニル(EVA)からなるシート状の充填材24を光起電力装置12上に配置する。また、光起電力装置12を囲むように、透光性部材16の裏面16bの外縁部の4辺に封止部材14を配置する。充填材24は、引き出し配線22bの一端が外側へ引き出されるように穴24aが設けられており、その穴24aに引き出し配線22bが通されている。
次に、図8に示すように、貫通孔26aが設けられている裏面部材26と、貫通孔26aに配置され、光起電力装置12で生じた電気エネルギーを外部へ出力する端子を収納する収納部としての端子ボックス40と、を充填材24の上に配置する。その際、引き出し配線22bと端子ボックス40とを接続する。貫通孔26aは、端子ボックス40に応じた形状であり、貫通孔26a内に端子ボックス40が配置された状態で端子ボックス40との間に僅かに隙間46が生じるように大きさが設定されている。
なお、裏面部材26と端子ボックス40との配置の順番はどちらが先でもよい。例えば、充填材24の上に裏面部材26を配置してから、裏面部材26の貫通孔26aに、貫通孔26aと隙間46が生じるように端子ボックス40を配置してもよい。あるいは、充填材24上の所定位置に端子ボックス40を配置してから、裏面部材26を配置してもよい。
そして、この状態で透光性部材16と裏面部材26とを真空雰囲気で圧着しながら加熱することで太陽電池モジュール10が作製される。その際、透光性部材16と裏面部材26との間は、溶融した充填材24が隙間48に入り込むことで密着するとともに、裏面部材26の貫通孔26aの内壁と端子ボックス40との隙間46の一部にも充填材24が入り込むことにより、端子ボックス40が裏面部材26にしっかり固定される。また、隙間46および隙間48には、溶融した充填材24が一体的、連続的に入り込んでいるため、裏面部材26に端子ボックス40がより強固に固定される。
このような製造方法によれば、透光性部材16と裏面部材26とを圧着する際に貫通孔26aに配置された端子ボックス40を同時に固定できるため、製造工程を簡略化できる。
上述のように、本実施の形態に係る太陽電池モジュール10は、図2に示すように、受光側に配置された透光性部材16と、透光性部材16と対向するように設けられた裏面部材26と、透光性部材16と裏面部材26との間に設けられている光起電力装置12と、透光性部材16と裏面部材26との間の空間を充填する充填材24と、光起電力装置12で生じた電気エネルギーを外部へ出力する端子を収納する端子ボックス40と、を備える。裏面部材26は、貫通孔26aが設けられており、端子ボックス40は、少なくともその一部が貫通孔26aの内部に位置し、貫通孔26aの内壁と隙間を有するように設けられている。充填材24は、貫通孔26aの内壁と端子ボックス40との隙間の少なくとも一部を充填している。
したがって、太陽電池モジュール10は、端子ボックス40の少なくとも一部が貫通孔26aの内部に位置するため、裏面部材26の表面26b(図2参照)から突出する端子ボックス40の高さを抑制できる。そのため、複数の太陽電池モジュール10を重ねた場合のスペースの利用効率を高められる。
なお、本実施の形態に係る端子ボックス40は、裏面部材26の表面26bから突出しないように貫通孔26aの内部に配置されている。つまり、端子ボックス40は、貫通孔26aに完全に埋め込まれている。これにより、複数の太陽電池モジュール10を重ねた場合のスペースの利用効率を更に高められる。また、複数の太陽電池モジュール10を安定して積み重ねることが可能となり、作業性や運搬性が向上する。
なお、図2に示すように、端子ボックス40の周囲の隙間のうち、充填材24が入り込んでいない領域46aに、ブチルゴム49を充填するとよい。これにより、貫通孔26aから太陽電池モジュール10内部への水分の侵入を抑制できる。なお、ブチルゴム49は、貫通孔26aを覆うように、領域46aから裏面部材26の表面26bまではみ出していてもよい。また、端子ボックス40が貫通孔26aに配置された状態で、端子ボックス40の上面40aが裏面部材26の表面26bよりも貫通孔46aの内部に位置する場合、前述の領域46aに加えて端子ボックス40の上面40aをブチルゴム49で覆ってもよい。その際、端子ボックス40の上面40aを覆ったブチルゴム49が裏面部材26の表面26bと同じ高さとなるように調整することで、太陽電池モジュール10の裏面部材26側が平坦となり、太陽電池モジュール10の積載性が向上する。
また、本実施の形態に係る貫通孔26aは、裏面部材26のほぼ中央部に設けられている。これにより、裏面部材26や太陽電池モジュール10の強度が不均一になりにくい。また、透光性部材16と裏面部材26とを圧着する際に溶融した充填材24が、貫通孔26aと端子ボックス40との隙間に均一に入り込みやすくなる。
図9は、本実施の形態の変形例に係る太陽電池モジュールの断面図である。図9に示す太陽電池モジュール50は、前述の太陽電池モジュール10と比較して、裏面部材に形成されている貫通孔の形状、および、端子ボックスの形状が異なる。図10は、変形例に係る太陽電池モジュールに用いられる端子ボックスの斜視図である。
図10に示すように、端子ボックス42は、底部にフランジ部42aを有する。そこで、図9に示す裏面部材44においては、端子ボックス42のフランジ部42aに対応して段差のある貫通孔44aが形成されている。そして、貫通孔44aは、貫通孔44a内に端子ボックス42が配置された状態で端子ボックス42との間に僅かに隙間が生じるように大きさが設定されている。
したがって、図9に示すように、貫通孔44aに端子ボックス42を埋め込むことで、充填材24で固定されるとともに、端子ボックス42のフランジ部42aが貫通孔44aの段差で係止されるため、端子ボックス42は太陽電池モジュール50により強固に固定されることになる。なお、端子ボックス42は、前述のフランジ部42aを薄くシート状にすることで、貫通孔44aに段差を設けることなく確実に太陽電池モジュール50に固定される。これにより、裏面部材44に貫通孔44aを形成する際の工程が容易となり、加工コストの低減が図られる。
なお、図9に示すように、端子ボックス42の周囲の隙間のうち、充填材24が入り込んでいない領域46aに、ブチルゴム49を充填するとよい。これにより、貫通孔44aから太陽電池モジュール10内部への水分の侵入を抑制できる。なお、ブチルゴム49は、貫通孔44aを覆うように、領域46aから裏面部材26の表面26bまではみ出していてもよい。
図11は、本実施の形態の他の変形例に係る太陽電池モジュールの断面図である。図11に示す太陽電池モジュール60は、前述の太陽電池モジュール10と比較して、隙間46の全部に充填材24が入り込んでいる点が大きく異なる。特に図11に示す太陽電池モジュール60は、充填材24の端部の位置24aが裏面部材26の表面26bと同じ位置になるように構成されている。また、ブチルゴム49は、貫通孔26aを覆うように設けられている。
図12は、本実施の形態の他の変形例に係る太陽電池モジュールの断面図である。図12に示す太陽電池モジュール70は、前述の太陽電池モジュール10と比較して、隙間46の全部に充填材24が入り込んでいるとともに、充填材24の一部が裏面部材26の表面26bまではみ出している点が大きく異なる。また、ブチルゴム49は、貫通孔26aを覆うように設けられている。
以上、本発明を上述の実施の形態を参照して説明したが、本発明は上述の実施の形態に限定されるものではなく、実施の形態の構成を適宜組み合わせたものや置換したものについても本発明に含まれるものである。また、当業者の知識に基づいて実施の形態における組合せや処理の順番を適宜組み替えることや各種の設計変更等の変形を実施の形態に対して加えることも可能であり、そのような変形が加えられた実施の形態も本発明の範囲に含まれうる。
上述の実施の形態に係る封止部材14や充填材24としては、ブチルゴムやエチレン酢酸ビニル(EVA)の他、シリコーンなどのコーキングに用いる材料、ポリビニルブチラール(PVB)といった充填樹脂材料、エチレンエチルアクリレートコポリマー(EEA)等のエチレン系樹脂、ウレタン、アクリル、エポキシ樹脂などを用いてもよい。
上述の各実施の形態に係る第1電極層30としては、酸化亜鉛(ZnO)の他、酸化スズ(SnO)、酸化インジウム(In)、酸化チタン(TiO)、スズ酸亜鉛(ZnSnO)などの金属酸化物より選択された一種類あるいは複数種類の積層体により構成されていてもよい。なお、これらの金属酸化物には、フッ素(F)、スズ(Sn)、アルミニウム(Al)、ガリウム(Ga)、ニオブ(Nb)などがドープされていてもよい。
10 太陽電池モジュール、 12 光起電力装置、 16 透光性部材、 16a 受光面、 16b 裏面、 24 充填材、 26 裏面部材、 26a 貫通孔、 40,42a フランジ部、 44 裏面部材、 44a 貫通孔。

Claims (5)

  1. 受光側に配置された透光性部材と、
    前記透光性部材と対向するように設けられた裏面部材と、
    前記透光性部材と前記裏面部材との間に設けられている光起電力装置と、
    前記透光性部材と前記裏面部材との間の空間を充填する充填材と、
    前記光起電力装置で生じた電気エネルギーを外部へ出力する端子を収納する収納部と、を備え、
    前記裏面部材は、貫通孔が設けられており、
    前記収納部は、少なくともその一部が前記貫通孔の内部に位置し、該貫通孔の内壁と隙間を有するように設けられており、
    前記充填材は、前記貫通孔の内壁と前記収納部との隙間の少なくとも一部を充填していることを特徴とする太陽電池モジュール。
  2. 前記収納部は、前記裏面部材の表面から突出しないように前記貫通孔の内部に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池モジュール。
  3. 前記収納部が配置されている貫通孔を覆うようにブチルゴムが設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の太陽電池モジュール。
  4. 前記貫通孔は、前記裏面部材の中央部に設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の太陽電池モジュール。
  5. 一方の面に光起電力装置が設けられた透光性部材を準備する工程と、
    前記光起電力装置を覆うように充填材を配置する工程と、
    貫通孔が設けられている裏面部材と、前記貫通孔に配置され、前記光起電力装置で生じた電気エネルギーを外部へ出力する端子を収納する収納部と、を前記充填材の上に配置する工程と、
    前記透光性部材と前記裏面部材とを圧着し、前記透光性部材と前記裏面部材との間を前記充填材により充填するとともに、前記貫通孔の内壁と前記収納部との隙間に入り込んだ該充填材により該収納部を固定する工程と、
    を含むことを特徴とする太陽電池モジュールの製造方法。
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