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JP2013011367A - コンデンシングユニットセット、及びこのユニットセットを備えた冷凍装置 - Google Patents

コンデンシングユニットセット、及びこのユニットセットを備えた冷凍装置 Download PDF

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JP2013011367A JP2011142800A JP2011142800A JP2013011367A JP 2013011367 A JP2013011367 A JP 2013011367A JP 2011142800 A JP2011142800 A JP 2011142800A JP 2011142800 A JP2011142800 A JP 2011142800A JP 2013011367 A JP2013011367 A JP 2013011367A
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Masaaki Takegami
雅章 竹上
Satoru Sakae
覚 阪江
Koichi Kita
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Abstract

【課題】冷凍サイクルにおける消費電力を抑えることが可能なコンデンシングユニットセット及びこのユニットセットを備える冷凍装置を提供する。
【解決手段】圧縮機31L,31M,31Rとこれを制御する制御部4とをそれぞれ有する複数のコンデンシングユニット3,3,…を備え、複数のコンデンシングユニット3は、特定のコンデンシングユニットである親ユニット3aと、親ユニット3a以外のコンデンシングユニットである1又は複数の子ユニット3b,3cとからなり、親ユニット3aの制御部4aは、所定の条件に基づいて子ユニット3b,3cを起動させ又は停止させることにより、冷凍サイクル10の運転の際に、当該親ユニット3aの圧縮機31L,31M,31Rのみが駆動する省力制御を実行可能であることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、スーパーマーケットやコンビニエンスストア等に設置されるショーケースや冷蔵庫、冷凍庫等の室内ユニットに接続されるコンデンシングユニットセット、及びこのユニットセットを備えた冷凍装置に関する。
従来、ショーケースや冷蔵庫、冷蔵庫等の室内ユニットに接続され、この室内ユニットと共に冷凍サイクルを形成するコンデンシングユニットとして特許文献1に記載のものが知られている。
このコンデンシングユニットは、図3に示されるように、蒸発器121及び膨張弁122を備えた室内ユニット120に接続されて冷凍サイクル100を形成する。具体的に、コンデンシングユニット110は、圧縮機111と、凝縮器112と、凝縮器112に送風する冷却ファン113と、冷凍サイクル100の低圧側の配管内を流れる冷媒の圧力(冷媒圧力)を計測する圧力センサ114と、制御部115とを備える。制御部115は、圧力センサ114によって計測される冷媒圧力に基づいて圧縮機111と冷却ファン113とをそれぞれ制御することにより、冷凍サイクル100の高圧側の冷媒圧力を調節する。
このように構成されるコンデンシングユニット110は、室内ユニット120と伝送線を介した制御信号のやり取り等を行うことなく、冷凍サイクル100の低圧側の冷媒圧力を自ら検出し、これに基づき高圧側の冷媒圧力を調節することによって室内ユニット120の冷却状態(冷却能力)を制御する。
特開2008−249240号公報
上記の冷凍サイクル100において複数の上記コンデンシングユニット110、110、…を並列に接続すると仮定した場合には、各コンデンシングユニット110における低圧側の冷媒圧力が略同一となるため、低圧側の冷媒圧力の変動に伴って全てのコンデンシングユニット110、110、…(詳しくは、全てのコンデンシングユニット110、110、…の圧縮機111、111、…)が同時に作動し又は停止すると予測される。
このため、前記複数のコンデンシングユニット110、110、…のうちの一部が作動することによって室内ユニット120の冷却能力が十分に確保されるような場合であっても、全てのコンデンシングユニット110、110、…が同時に作動すると予測される。この場合、室内ユニット120において必要な冷却能力が確保できる電力量よりも当該冷凍サイクルにおける消費電力量は大きくなる。
また、前記複数のコンデンシングユニット110、110、…のうちの一部が停止しても室内ユニット120の冷却能力が確保できるような場合であっても、低圧側の冷媒圧力が所定値以下にならなければ全てのコンデンシングユニット110、110、…が作動している状態が維持される。このため、室内ユニット120において必要な冷却能力が確保できる電力量よりも当該冷凍サイクルにおける消費電力量が大きくなる。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑み、冷凍サイクルにおける消費電力を抑えることが可能なコンデンシングユニットセット及びこのユニットセットを備える冷凍装置を提供することを課題とする。
そこで、上記課題を解消すべく、本発明は、蒸発器(23)と膨張弁(27)とを有する室内ユニット(2)が接続されることによって冷凍サイクル(10)を形成するコンデンシングユニットセットであって、圧縮機(31L,31M,31R)と前記圧縮機(31L,31M,31R)を制御する制御部4とをそれぞれ有する複数のコンデンシングユニット3を備える。そして、前記複数のコンデンシングユニット(3)は、特定のコンデンシングユニットである親ユニット(3a)と、前記親ユニット(3a)以外のコンデンシングユニットである1又は複数の子ユニット(3b,3c)とからなり、前記親ユニット(3a)の制御部(4a)は、前記冷凍サイクル(10)の膨張弁(27)前後において所定の冷媒圧力の差を確保可能な条件に基づいて前記子ユニット(3b,3c)の圧縮機(31L,31M,31R)を起動させ又は停止させることにより、前記冷凍サイクル(10)の運転の際に当該親ユニット(3a)の圧縮機(31L,31M,31R)のみが駆動する省力制御を実行可能である。
本発明によれば、所定の条件(冷凍サイクル(10)の膨張弁(27)前後において所定の冷媒圧力の差を確保可能か否か)に基づいて子ユニット(3b,3c)を起動させ又は停止させることにより、室内ユニット(2)の冷却能力を確保しつつ、子ユニット(3b,3c)を駆動しなくても前記冷却能力を確保できるときには親ユニット(3a)のみを駆動させる省力制御を行う。これにより、複数のコンデンシングユニットが全て駆動し又は停止する従来の冷凍サイクルに比べて消費電力を好適に抑制することができる。
具体的には、親ユニット(3a)の制御部(4a)は、親ユニット(3a)の圧縮機(31L,31M,31R)の駆動だけでは膨張弁(27)前後の差圧が確保できていないときは、室内ユニット(2)において必要な冷却能力が確保できていないため、子ユニット(3b,3c)の圧縮機(31L,31M,31R)を起動させて冷凍サイクル(10)の高圧側の冷媒の流量を増やすことによって高圧側の冷媒圧力を高くする。これにより、前記差圧が確保されて室内ユニット(2)の冷却能力が確保される。一方、親ユニット(3a)の制御部(4a)は、膨張弁(27)前後の差圧が確保できているときには室内ユニット(2)の冷却能力が確保されているため、子ユニット(3b,3c)の圧縮機(31L,31M,31R)が駆動中であれば停止させ、又は圧縮機(31L,31M,31R)が停止中であれば起動させない(起動を禁止する)ことにより消費電力を抑える。
本発明に係るコンデンシングユニットセットにおいては、前記親ユニット(3a)の制御部(4a)は、前記冷凍サイクル(10)の運転開始の際に、前記省力制御を行った後に各子ユニット(3b,3c)の圧縮機(31L,31M,31R)を起動させるか否かの判断を行ってもよい。
かかる構成によれば、必要な数のコンデンシングユニット(3)だけを起動することができ、これにより、複数のコンデンシングユニットが一斉に起動する従来の冷凍サイクルに比べて消費電力をより効果的に抑制することができる。
前記コンデンシングユニットセットにおいて、前記親ユニット(3a)は、凝縮器(33)と、前記凝縮器(33)に送風するユニットファン(38)と、外気温を計測する温度検出部(Tout)と、を備える。そして、前記親ユニット(3a)の制御部(4a)は、前記条件に基づく前記子ユニット(3b,3c)の圧縮機(31L,31M,31R)を起動させるか否かの判断において、当該制御部(4a)によって前記ユニットファン(38)に対し前記凝縮器(33)への送風制御が行われていなければ前記子ユニット(3b,3c)の圧縮機(31L,31M,31R)の起動を許可する一方、前記送風制御が行われ且つ前記温度検出部(Tout)により計測される外気温が予め設定された温度よりも低いときに前記子ユニット(3b,3c)の圧縮機(31L,31M,31R)の起動を許可しない制御を行うことが好ましい。
このようなコンデンシングユニットセットを備えた冷凍サイクル(10)では、運転開始時において、親ユニット(3a)以外に、室内ユニット(2)において必要な冷却能力を確保することができる最小の数の子ユニット(3b,3c)だけを作動させることが可能となる。即ち、親ユニット(3a)の制御部(4a)は、当該親ユニット(3a)においてユニットファン(38)の送風制御がなされていなければ、冷凍サイクル(10)の高圧側の冷媒圧力が低く膨張弁(27)前後の差圧が確保されていないと判断して子ユニット(3b,3c)を起動させて高圧側の冷媒圧量を上げる一方、親ユニット(3a)において外気温が低いにも関わらずユニットファン(38)の送風制御が行われていれば、膨張弁(27)前後の圧力差が十分に確保されていると判断して子ユニット(3b,3c)を起動させない。これにより、当該コンデンシングユニットセットを備えた冷凍サイクル(10)では、複数のコンデンシングユニットが一斉に動作し又は停止する従来の冷凍サイクルに比べて消費電力を効果的に抑えることができる。
しかも、上記のようにして子ユニット(3b,3c)の起動の可否を判断することにより、従来の低圧側の冷媒圧力のみに基づいて圧縮機の起動又は停止を判断するコンデンシングユニットのように、低外気のために冷凍サイクル(10)の低圧側の冷媒圧力が低くなっている場合において、室内ユニット(2)の冷却能力が十分に確保されていないにも拘らず前記冷却能力が十分に確保されていることによって低圧側の冷媒圧力が低くなっていると誤って判断されて、必要な数の子ユニット(3b,3c)が起動されない事態が生ずることを防止する。これにより、室内ユニット(2)が冷却能力不足になることを確実に防ぐことができる。
この場合、前記コンデンシングユニットセットにおいて、前記各子ユニット(3b,3c)が、凝縮器(33)と、前記凝縮器(33)に送風するユニットファン(38)と、外気温を計測する温度検出部(Tout)とをそれぞれ備える。そして、前記親ユニット(3a)の制御部(4a)は、前記子ユニット(3b,3c)の圧縮機(31L,31M,31R)が作動しているときの当該圧縮機(31L,31M,31R)を停止させるか否かの判断において、当該親ユニット(3a)のユニットファン(38)及び前記子ユニット(3b,3c)のユニットファン(38)の少なくとも一方が前記送風制御され、前記子ユニット(3b,3c)の温度検出部(Tout)により計測される外気温が前記予め設定された温度よりも低く、且つ、前記冷凍サイクル(10)における冷媒の循環量が前記子ユニット(3b,3c)の圧縮機(31L,31M,31R)を停止させても前記室内ユニット(2)において必要な冷却能力を確保することができる量である、これら3つの条件を全て満たすときに前記子ユニット(3b,3c)の圧縮機(31L,31M,31R)の停止を許可する一方、前記3つの条件のうちの少なくとも1つの条件を満たさないときには前記子ユニット(3b,3c)の圧縮機(31L,31M,31R)の停止を許可しない制御を行うことが好ましい。
このような条件によって子ユニット(3b,3c)の圧縮機(31L,31M,31R)を停止させる(即ち、子ユニット(3b,3c)を停止させる)か否かが判断されることにより、室内ユニット(2)において必要な冷却能力を確保できる最小の数よりも多くの子ユニット(3b,3c)が作動しているときに、前記室内ユニット(2)において必要な冷却能力を確保するのに不要な数の子ユニット(3b,3c)だけを停止させる(換言すると、前記最小の数の子ユニット(3b,3c)の作動を確保して消費電力を抑えつつ室内ユニット(2)における冷却能力不足を防ぐ)ことができる。
この子ユニット(3b,3c)の圧縮機(31L,31M,31R)の停止を許可するか否かを判断する制御においては、前記親ユニット(3a)の制御部(4a)は、前記冷凍サイクル(10)における冷媒の循環量が前記子ユニット(3b,3c)の圧縮機(31L,31M,31R)を停止させても前記室内ユニット(2)において必要な冷却能力を確保することができる量であるか否かの判断を、作動中の各圧縮機(31L,31M,31R)に供給されている電流の周波数に基づいて判断してもよい。
このように作動している圧縮機(31L,31M,31R)に供給される電流の周波数を用いることによって、子ユニット(3b,3c)の圧縮機(31L,31M,31R)を停止しても冷凍サイクル(10)における冷媒の循環量が足りているか否かの判断を容易に行うことができる。
尚、当該コンデンシングユニットセットにおいて、前記親ユニット(3a)は、前記冷凍サイクル(10)の低圧側の冷媒圧力を計測する圧力検出部(PL)を有し、前記親ユニット(3a)の制御部(4a)は、前記圧力検出部(PL)によって計測された低圧側の冷媒圧力に基づいて当該親ユニット(3a)のユニットファン(38)及び圧縮機(31L,31M,31R)の制御を行う。
このように、親ユニット(3a)は、冷凍サイクル(10)の低圧側の冷媒圧力に基づいて当該親ユニット(3a)のユニットファン(38)及び圧縮機(31L,31M,31R)の制御を行うことが可能であるため、室内ユニット(2)と伝送線等を介した制御信号のやり取り等を行うことなく室内ユニット(2)の冷却能力を制御することができる。
また、上記課題を解消すべく、本発明は、冷凍装置(1)であって、上記いずれかのコンデンシングユニットセットと、蒸発器(23)と膨張弁(27)とを有し、前記コンデンシングユニットセットの各コンデンシングユニット(3a,3b,3c)が接続されてこれら各コンデンシングユニット(3a,3b,3c)と共に冷凍サイクル(10)を形成する室内ユニット(2)と、を備える。
本発明によれば、親ユニット(3a)が条件に応じて各子ユニット(3b,3c)を個別に起動(又は停止)させることにより、複数のコンデンシングユニットが一斉に起動(又は停止)する従来の冷凍サイクルに比べて消費電力を好適に抑制することができる。
以上より、本発明によれば、冷凍サイクルにおける消費電力を抑えることが可能なコンデンシングユニットセット及びこのユニットセットを備える冷凍装置を提供することができる。
本実施形態に係る冷凍装置の概略構成図である。 前記冷凍装置の冷凍サイクル運転時のフローを示す図である。 従来のコンデンシングユニットを備えた冷凍装置の概略構成図である。
以下、本発明の一実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1に示されるように、冷凍装置1は、複数(本実施形態では3台)のコンデンシングユニット(以下、単に「ユニット」とも称する。)3a,3b,3cからなるコンデンシングユニットセットと、このコンデンシングユニットセットの各ユニット3a,3b,3cが接続されてこれら各ユニット3a,3b,3cと共に冷媒回路(冷凍サイクル)10を形成する室内ユニット2と、を備える。当該冷凍装置1における室内ユニット2は、スーパーマーケットやコンビニエンスストア等に設置されるショーケースや冷蔵庫、冷凍庫等である。
尚、図中において、3台のユニット3a,3b,3cは、同一の構成であるものとして、ユニット制御部4b,4cを除いてユニット3b,3c内の各部の記載を省略する。また、以下では、3台のユニット3a,3b,3cを総称して説明する場合に、コンデンシングユニット3と示すものとする。同様に、各ユニット3a,3b,3cのユニット制御部4a,4b,4cを総称して説明する場合に、ユニット制御部4と示すものとする。
各ユニット3a,3b,3cは、それぞれコンデンシングユニット回路(以下、単に「ユニット回路」とも称する。)30と、このユニット回路30を制御可能なユニット制御部(制御部)4a,4b,4cと、を備え、室内ユニット2は、室内ユニット回路20と、室内ユニット制御部21と、を備える。また、冷凍装置1は、液冷媒配管11とガス冷媒配管12とを備え、各ユニット回路30と室内ユニット回路20とを液冷媒配管11及びガス冷媒配管12により接続して、同一の冷媒循環系統からなる冷媒回路(冷凍サイクル)10を構成(形成)する。
液冷媒配管11の一端は、3つに分岐され、分岐された各端部が各ユニット3a,3b,3cのユニット回路30の低圧側(吸入側)の端部に設けられる閉鎖弁13に接続される。この液冷媒配管11の3つに分岐された一端には、それぞれ逆止弁である流入防止弁15がそれぞれ設けられる。一方、液冷媒配管11の他端は、室内ユニット回路20の液側に接続される。
流入防止弁15は、閉鎖弁13から室内ユニット2へ向かう冷媒の流れのみを許容する。この流入防止弁15が設けられることにより、3台のユニット3a,3b,3cのうちの1台又は2台のユニットが停止していても、運転中のユニット(例えば、ユニット3a)から吐出された冷媒がこの停止しているユニット(例えば、ユニット3b,3c)内に逆流することを防ぐことができる。尚、流入防止弁15が配置される場所は、液冷媒配管11の一端(各ユニット3a,3b,3cの外側)に限定されず、各ユニット3a,3b,3c内(例えば、第2液管66の下流側(流出側)の端部等)に設けられてもよい。
また、ガス冷媒配管12の一端は、3つに分岐され、分岐された各端部が各ユニット3a,3b,3cのユニット回路30の高圧側(吐出側)の端部に設けられる閉鎖弁14に接続される。一方、ガス冷媒配管12の他端は、室内ユニット回路20のガス側に接続される。
ユニット回路30は、3台の圧縮機31L,31M,31Rと、熱交換器(凝縮器)33と、レシーバ34と、エコノマイザ回路60と、を備える。
3台の圧縮機31L,31M,31Rは、例えば、全密閉式高圧ドーム型のスクロール圧縮機により構成され、互いに並列に接続される。圧縮機31Lは、インバータの出力周波数を変化させて電動機の回転数を変化させることによって、容量が可変な容量可変圧縮機として構成される。圧縮機31M,31Rは、電動機が常時一定の所定回転数で運転され、容量が固定された(変更不能な)一定速圧縮機として構成される。
圧縮機31L,31M,31Rは、吸入管61L,61M,61Rから流入した冷媒を圧縮し、当該圧縮した高圧の冷媒を吐出管62L,62M,62Rへ吐出する。各吐出管62L,62M,62Rの各流出端は、吐出合流管62の一端(流入端)に接続される。この吐出合流管62の他端(流出端)は、熱交換器33の一端(ガス側)に接続される。この吐出合流管62は、各吐出管62L,62M,62Rからの冷媒を合流して熱交換器33に供給する。
吐出管62L,62M,62Rは、それぞれ油セパレータ91L,91M,91Rを備える。油セパレータ91L,91M,91Rは、圧縮機31L,31M,31Rから吐出された冷媒から冷凍機油を分離させる。各油セパレータ91L,91M,91Rには、それぞれ油戻し管92L,92M,92Rが接続されている。
油戻し管92L,92M,92Rは、油戻し合流管92の一端(流入端)に合流している。一方、油戻し合流管92の他端(流出端)は、インジェクション管68に接続されている。これによって、各油セパレータ91L,91M,91Rで分離された冷凍機油は、各圧縮機31L,31M,31Rの中間圧の圧縮室に流入する。
熱交換器(凝縮器)33は、例えば、クロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器により構成され、近傍に設けられたファン(ユニットファン)38によって送られる室外空気と熱交換器33内に循環される冷媒との間で熱交換を行う。熱交換器33の他端(液側)は、第1液管65を介してレシーバ34の頂部に接続される。
レシーバ34は、熱交換器33とエコノマイザ回路60の過冷却熱交換器63との間に配置され、熱交換器33において凝縮された高圧冷媒を一時的に貯留する。
エコノマイザ回路60は、液冷媒を過冷却状態にする回路であり、過冷却熱交換器63と、中間インジェクション回路67と、を有する。
過冷却熱交換器63は、例えば、プレート型熱交換器により構成され、第2液管66及び中間インジェクション回路67のインジェクション管68を流れる冷媒同士を熱交換させ、第2液管66を流れる冷媒を過冷却状態にする。第2液管66の流入端は、レシーバ34の底部に接続され、第2液管66の流出端は、閉鎖弁13に接続される。
中間インジェクション回路67は、第2液管66内をレシーバ34から閉鎖弁13に向けて流れる冷媒の一部を分流させて各圧縮機31L,31M,31Rにおける中間圧の圧縮室(中間圧力部)に導入(注入)するインジェクション管68と、インジェクション管68に設けられる過冷却用膨張弁69と、を有する。
インジェクション管68の流入端は、第2液管66における過冷却熱交換器63の下流側の部位に接続され、インジェクション管68の流出端は、各圧縮機31L,31M,31Rに接続される。詳しくは、インジェクション管68の流出端側は、3つの分岐インジェクション管68L,68M,68Rに分岐し、これら3つの分岐インジェクション管68L,68M,68Rは、それぞれ、各圧縮機31L,31M,31Rに接続され、中間圧の圧縮室に連通している。
過冷却用膨張弁69は、例えば、開度が調節可能な電子膨張弁により構成される。尚、本実施形態では、過冷却用膨張弁69の開度を調節して各圧縮機31L,31M,31Rに供給される冷媒(ガス冷媒)量を変更可能にしているが、これに限定されない。例えば、インジェクション管68に、開度が固定された膨張弁と、開閉弁と、この開閉弁の開度を調節する開度調節部とを設け、開度調節部による開閉弁の開度調節によって各圧縮機31L,31M,31R側に供給される冷媒(ガス冷媒)量を変更可能にしてもよい。
また、ユニット回路30は、各種センサを備える。具体的には、吐出管62L,62M,62Rに、それぞれ吐出管62L,62M,62Rの温度を検出する吐出管温度センサTL,TM,TRが設けられ、吸入合流管61に、吸入合流管61の温度を検出する吸入管温度センサTCが設けられる。
また、ファン38の近傍には、外気温度を検出するための外気温センサ(温度検出部)Toutが設けられる。インジェクション管68には、過冷却用膨張弁69の下流側に過冷却熱交換器63に流入する冷媒の温度を検出する第1液温センサT1が設けられ、過冷却熱交換器63の下流側に当該過冷却熱交換器63から流出する冷媒の温度を検出する第2液温センサT2が設けられる。
更に、各吸入管61L,61M,61Rの合流箇所、即ち、吸入合流管61の流出端には、圧縮機31L,31M,31Rに分かれて吸入される低圧冷媒の圧力を検出する低圧圧力センサ(圧力検出部)PLが設けられる。一方、各吐出管62L,62M,62Rの合流箇所、即ち、吐出合流管62の流入端には、圧縮機31L,31M,31Rから吐き出されて合流した高圧冷媒の圧力を検出する高圧圧力センサPHが設けられる。
室内ユニット2の室内ユニット回路20は、室内膨張弁27と、室内熱交換器(蒸発器)23と、室内ファン28と、を備える。
室内膨張弁27は、例えば、開度が調整可能な電子膨張弁により構成されている。室内熱交換器23は、例えば、クロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器により構成され、近傍に設けられた室内ファン28によって送られる室内空気(又はショーケース内等の空気)と室内熱交換器23内に循環される冷媒との間で熱交換を行う。
室内ユニット制御部21は、室内膨張弁27の開度や室内ファン28等の室内ユニット回路の各構成要素を制御する。
ユニット制御部4は、ユニット3の各圧縮機31L,31M,31Rやファン38等の各構成要素の制御を司る部位であり、例えば、CPUと、ROMやRAM等のメモリと、を備えたマイクロコンピュータにより構成される。このユニット制御部4には、各温度センサT1,T2,TC,TL,TM,TR,Tout及び各圧力センサPL,PHの検出値を示す制御信号が入力される。
ユニット制御部4は、メモリに予め格納されている制御プログラムを実行することにより、冷媒回路10にユニット3が1台しか設けられていないときには、低圧圧力センサPLにより検出(計測)された冷媒圧力に基づいて当該ユニット制御部4を備えたユニット3の各圧縮機31L,31M,31Rやファン38等を制御することにより室内ユニット2の冷却能力を調節する。一方、ユニット制御部4は、冷媒回路10に複数台のユニット3,3,…が設けられているときには、当該ユニット制御部4を備えたユニット3を親ユニット又は子ユニットとして動作させる。ここで親ユニットとは、室内ユニット2の冷却能力を調節するために、他のユニット等からの指示がなくても自己のユニット制御部4が低圧圧力センサPLにより検出された冷媒圧力に基づいて当該ユニット(親ユニット)の各圧縮機31L,31M,31Rやファン38等を制御すると共に他のユニット(子ユニット)のユニット制御部4に制御の指示を行うユニットである。また、子ユニットとは、親ユニットからの指示に基づいて当該子ユニットのユニット制御部4が当該子ユニットの各圧縮機31L,31M,31Rやファン38等を制御するユニットである。
本実施形態では、3台のユニット3a,3b,3cのうち、ユニット3aが親ユニットとして動作し、ユニット3b,3cが子ユニットとして動作する。そして、親ユニット3aのユニット制御部4aと各子ユニット3b,3cのユニット制御部4b,4cとの間は、制御信号等をやり取りできるように有線又は無線によってそれぞれ伝送接続されている。
親ユニット3aのユニット制御部4aは、以下のようにして、冷凍装置1の冷凍サイクル運転を行う。
親ユニット3aのユニット制御部4aは、当該親ユニット3aに設けられた、圧縮機31L,31M,31R、ファン38の駆動制御、及び各種弁69等の切り換えや開度調節を行うと共に、各子ユニット3b,3cのユニット制御部4b,4cを介して各子ユニット3b,3cに設けられた、圧縮機31L,31M,31R、ファン38の駆動制御、及び各種弁69等の切り換えや開度調節をそれぞれ行う。これにより、親ユニット3aのユニット制御部4aは、各ユニット3a,3b,3cの運転を制御して室内ユニット2の冷却能力を調節する。
具体的に、親ユニット3aのユニット制御部4aは、冷媒回路10の冷凍サイクル運転の運転開始の際に、まず、親ユニット3aのみが駆動する省力制御を行う。
詳しくは、親ユニット3aのユニット制御部4aは、親ユニット3aに設けられた3台の圧縮機31L,31M,31Rのうちの少なくとも1台を起動する。また、親ユニット3aのユニット制御部4aは、過冷却用膨張弁69の開度を適宜調整する。これにより、冷媒回路10において図中の矢印方向に冷媒が循環する。
各圧縮機31L,31M,31Rによって圧縮された高圧の冷媒は、各吐出管62L,62M,62Rを介して吐出合流管62に流入することによって合流し、この吐出合流管62から熱交換器33に流入する。
各吐出管62L,62M,62Rに備えられた油セパレータ91L,91M,91Rは、各吐出管62L,62M,62Rを流れる高圧の冷媒から冷凍機油を分離して貯留する。当該貯留された冷凍機油は、各油戻し管92L,92M,92R及び油戻し合流管92を介して、インジェクション管68に流入する。
熱交換器33は、流入した高圧冷媒を室外空気へ放熱させて凝縮させる。即ち、熱交換器33は、凝縮器として働く。当該凝縮された冷媒は、第1液管65、レシーバ34、及び第2液管66を順に流れる。第2液管66に流入した冷媒は、インジェクション管68と液冷媒配管11に分流される。
インジェクション管68に流入した冷媒は、過冷却用膨張弁69において減圧されることによって温度を下げられた後、過冷却熱交換器63を通過する。過冷却熱交換器63では、第2液管66を流れる冷媒とインジェクション管68を流れる冷媒とが熱交換し、これにより、第2液管66を流れる冷媒が過冷却される一方、インジェクション管68を流れる冷媒が蒸発する。そして、第2液管66において過冷却された液冷媒が液冷媒配管11に流入し、インジェクション管68において蒸発したガス冷媒が各圧縮機31L,31M,31Rに向かう。
液冷媒配管11に流入した冷媒は、室内ユニット回路20へ供給される。このとき、子ユニット3b,3cが停止中であるため、各子ユニット3b,3cのユニット回路30から液冷媒配管11に冷媒が吐出されていないが、流入防止弁15によって親ユニット3aのユニット回路30から吐出された冷媒が液冷媒配管11を介して各子ユニット3b,3cのユニット回路30内に逆流することが防がれている。
室内ユニット回路20に流入した冷媒は、室内膨張弁27で減圧された後、室内熱交換器23に流入する。
室内熱交換器23に流入した低圧冷媒は、室内空気から吸熱して蒸発する。これによって、室内ユニット(例えば、ショーケースや冷蔵庫等)2内が冷却される。当該蒸発した冷媒は、ガス冷媒配管12を介して各ユニット回路30に分流される。
各ユニット回路30に流入した冷媒は、当該ユニット回路30を備えたユニット3aが駆動していれば、吸入合流管61に流入した後、各吸入管61L,61M,61Rに分流される。そして、各吸入管61L,61M,61Rに流入した冷媒は、各圧縮機31L,31M,31Rに供給され、各圧縮機31L,31M,31Rにおいて圧縮された後再び吐出される。尚、子ユニット3b,3cは、この時点で駆動していないので、冷媒は、子ユニット3b,3cの各吸入管61L,61M,61Rを流れない。
一方、インジェクション管68に流入したガス冷媒は、油戻し合流管92に流入した冷凍機油と共に、各分岐インジェクション管68L,68M,68Rを介して各圧縮機31L,31M,31Rの圧縮機構における中間圧の圧縮室へ導入される。尚、当該ガス冷媒のインジェクション量は、過冷却用膨張弁69の開度によって調整される。
冷凍装置1の冷凍サイクル運転時には、このような冷媒の循環が繰り返される。
このようにして、親ユニット3aのみが駆動する省力制御が行われた後、親ユニット3aのユニット制御部4aは、子ユニット3b,3cを起動するか否かの判断(子機起動判断)を行う。この子機起動判断は、親ユニット3aが起動してから所定時間経過後(室内ユニット2の室内膨張弁27の追従が完了後:本実施形態では、例えば、親ユニット3aの起動が完了してから90秒過後)に行われる。
具体的には、親ユニット3aの起動が完了すると、親ユニット3aのユニット制御部4aは、当該親ユニット3aの起動完了を確認した後(ステップS1;YES)、所定の条件を満たすか否かによって子ユニット3b,3cを起動するか否かの判断を行う(ステップS2)。この条件とは、冷媒回路10の室内膨張弁27の前後において、所定の冷媒圧力の差を確保するための条件である。このような条件に基づいて子ユニット3b,3cを起動させるか否かが判断されることにより、室内ユニット2における冷却能力が確実に確保される。即ち、親ユニット3aのユニット制御部4aは、室内膨張弁27前後の差圧が確保できていないときには、子ユニット3b,3cの圧縮機31L,31M,31Rを起動させて冷媒回路10の高圧側の冷媒の流量を増やすことによって高圧側の冷媒圧力を高くして前記差圧を確保し、これにより、室内ユニット2の冷却能力を確保する。一方、親ユニット3aのユニット制御部4aは、室内膨張弁27前後の差圧が確保できているときには、室内ユニット2の冷却能力が確保されているため、消費電力を抑えるために子ユニット3b,3cの圧縮機を起動させない。
より詳しくは、親ユニット3aのユニット制御部4aは、以下のように判断することにより、室内膨張弁27前後の冷媒圧力の差圧を確保するような制御を行う。
親ユニット3aのユニット制御部4aは、親ユニット3aでファン38の発停運転が行われ且つ親ユニット3aの外気温センサToutにより計測される外気温が予め設定された温度(例えば、−5℃)よりも低いときには(ステップS2;YES)、子ユニット3b,3cの圧縮機31L,31M,31Rの起動を許可しない(ステップS4)。即ち、親ユニット3aのユニット制御部4aは、省力制御を維持する。
このように冷凍サイクル運転中において省力制御が維持されているときには、親ユニット3aのユニット制御部4aは、常に又は定期的に子機起動判断を行い、親ユニット3aのファン38の発停運転の条件が外れたときに子ユニット3b,3cの圧縮機31L,31M,31Rの起動を許可する。
一方、親ユニット3aにおいてファン38の送風制御(いわゆる発停運転)が行われていなければ(ステップS2;NO)、子ユニット3b,3cの圧縮機31L,31M,31Rの起動を許可する(ステップS3)。
このユニット3では、冷媒回路10の高圧側の冷媒圧力が十分に高くなったときにユニット制御部4がファン38を駆動して凝縮器33における冷媒の凝縮を促進して高圧側の冷媒圧力を下げる。だから、ファン38が所定時間停止したままであることは、前記高圧側の冷媒圧力が確保できていないと見なすことができる。そのため、発停運転してないということは、冷媒回路10における室内膨張弁27前後の差圧が確保されていないと見なすことができる。このため、子ユニット3b,3cの圧縮機31L,31M,31Rを起動させて冷媒回路10の高圧側の冷媒の流量を増やすことによって前記差圧を確保することとした。
起動許可は、子ユニット3b,3cのユニット制御部4b,4cに伝送され、この許可を受けた子ユニット3b,3cのユニット制御部4b,4cは、当該子ユニット3b,3cに設けられた3台の圧縮機31L,31M,31Rのうちの少なくとも1台を起動する。
尚、親ユニット3aのユニット制御部4aは、当該親ユニット3aの起動完了を確認したときに起動が完了(圧縮機31L,31M,31Rが起動してから所定時間経過)していなければ(ステップS1;NO)、所定の時間間隔をおいて再度確認する。また、前記送風制御は、親ユニット3aの低圧圧力センサPLによって検出(計測)された冷媒回路10の低圧側の冷媒圧力に基づいて行われている。また、前記起動の許可は、2台の子ユニット3b,3cにそれぞれ伝送されてもよく、1台の子ユニット3b又は3cのみに伝送されてもよい。1台の子ユニット3b又は3cのみに起動の許可が伝送される場合には、起動の許可が伝送された子ユニット3b又は3cの起動が完了しても親ユニット3aにおいてファン38の発停運転が行われていなければ、親ユニット3aのユニット制御部4aは、さらに、残り(停止状態)の子ユニット3c又は3bのユニット制御部4c又は4bに前記起動の許可を伝送する。
親ユニット3aと子ユニット3b,3cとの両方が運転している状態になると(例えば、省力制御が終了すると)、親ユニット3aのユニット制御部4aは、子ユニット3b,3cを停止させるか否かの判断(子機停止判断)を行う。即ち、親ユニット3aのユニット制御部4aは、室内ユニット2において必要な冷却能力を確保できる最小の数よりも多くの子ユニット3b,3cが駆動しているか否かの判断を始める。
具体的には、親ユニット3aのユニット制御部4aは、親ユニット3aと子ユニット3b,3cとの両方が運転している状態であることを確認する(ステップS5;YES)。そして、親ユニット3aのユニット制御部4aは、1台の子ユニット3b又は3cのみが運転中の場合には、この運転中の子ユニット3b又は3cを判断の対象とし、2台の子ユニット3b,3cが運転中の場合には、判断の対象とする子ユニット(判断対象ユニット)3b又は3cを決定する(ステップS6)。尚、親ユニット3aのユニット制御部4aが親ユニット3aだけでなく子ユニット3b,3cも運転中か否かの確認を行ったときに親ユニット3aのみが運転中であった場合には(ステップS5;NO)、子機起動判断に戻る。
親ユニット3aのユニット制御部4aは、判断対象ユニット(例えば3b)に対する子機停止判断を行う(ステップS7)。詳しくは、親ユニット3aのユニット制御部4aは、親ユニット3aのファン38及び判断対象ユニット3bのファン38の少なくとも一方が発停運転中であり(第1条件)、判断対象ユニット3bの外気温センサToutにより検出(計測)される外気温が前記設定された温度(例えば、−5℃)よりも低く(第2条件)、且つ、冷媒回路(冷凍サイクル)10における冷媒の循環量が判断対象ユニット3bの圧縮機31L,31M,31Rを停止させても室内ユニット2において必要な冷却能力を確保することができる量である(第3条件)、これら3つの条件を全て満たすときに(ステップS7;YES)、判断対象ユニット3bの圧縮機31L,31M,31Rの停止を許可する(ステップS8)。この許可は、判断対象ユニット3bのユニット制御部4bに伝送され、この停止の許可を受けた子ユニット(判断対象ユニット)3bのユニット制御部4bは、当該子ユニット3bに設けられた圧縮機31L,31M,31Rを停止する。
尚、本実施形態において、第3条件を満たすか否かの判断は、駆動(作動)中の各圧縮機31L,31M,31Rに供給されている電流の周波数に基づいて判断される。室内ユニット2において必要な冷却能力を確保することができる周波数の合計が、例えば、200Hzであるとする。この場合、各ユニット3a,3b,3cの駆動中の圧縮機31L,31M,31Rに供給されている電流の周波数の合計から判断対象ユニット3bの駆動中の圧縮機31L,31M,31Rに供給されている周波数を差し引いたときに、当該差し引いた後の値が上記の200Hzを超えていれば、判断対象ユニット3bの駆動中の圧縮機31L,31M,31Rを停止する。一方、前記差し引いた後の値が上記の200Hzを超えていなければ、室内ユニット2において必要な冷却能力が十分に確保できていないとみなし、判断対象ユニット3bの圧縮機31L,31M,31Rの駆動が維持される。
また、例えば、供給される電源周波数に比例する各圧縮機31L,31M,31Rの電動機の回転数等を用いて判断してもよい。
一方、子機停止判断において、親ユニット3aのユニット制御部4aは、前記3つの条件(第1〜第3条件)のうちの少なくとも1つの条件を満していないときには(ステップS7;NO)、判断対象ユニット3bの圧縮機31L,31M,31Rの停止を許可しない、即ち、判断対象ユニット3bの圧縮機31L,31M,31Rの駆動が維持される。
このように判断対象ユニット3bの停止が許可されず、親ユニット3aと子ユニット(判断対象ユニット)3bとの両方が運転している状態が維持されると、親ユニット3aのユニット制御部4aは、常に又は定期的に子機停止判断を行い、前記第1〜第3条件の全てが満たされたときに、判断対象ユニット3bの圧縮機31L,31M,31Rの停止を許可する。
以上の冷凍装置1によれば、親ユニット3aが条件に応じて各子ユニット3b,3cを個別に起動(又は停止)させることにより、複数のコンデンシングユニットが一斉に起動(又は停止)する従来の冷凍サイクルに比べて消費電力を好適に抑制することができる。即ち、冷凍サイクル運転中に、親ユニット3aの圧縮機31L,31M,31Rのみが駆動(即ち、親ユニット3aのみが駆動)している時間があるため、複数のコンデンシングユニットが全て駆動し又は停止する従来の冷凍サイクルに比べて消費電力を好適に抑制することができる。
また、本実施形態にかかる冷凍装置1によれば、冷凍サイクル運転の開始の際に、最初に省力制御が行われた後、各子ユニット3b,3cの起動が判断されるため、必要な数のユニット3だけを起動することができ、これにより、複数のコンデンシングユニットが一斉に起動する従来の冷凍サイクルに比べて消費電力をより効果的に抑制することができる。
また、本実施形態にかかる冷凍装置1によれば、冷凍サイクル運転の開始の際に、親ユニット3aの起動が完了した後に子機起動判断(ステップS2参照)が行われるため、親ユニット3a以外に、室内ユニット2において必要な冷却能力を確保することができる最小の数の子ユニット3b,3cだけを作動させることが可能となる。即ち、親ユニット3aのユニット制御部4aは、当該親ユニット3aにおいてファン38の発停運転中でなければ、冷媒回路10の高圧側の冷媒圧力が低く室内膨張弁27前後の差圧が確保されていないと判断して子ユニット3b,3cを起動させて高圧側の冷媒圧量を上げる一方、親ユニット3aにおいて外気温が低いにも関わらずファン38の発停運転中であれば、室内膨張弁27前後の圧力差が十分に確保されていると判断して子ユニット3b,3cを起動させない。これにより、冷凍装置1では、室内ユニット2における冷却能力を確保しつつ、複数のユニットが一斉に動作し又は停止する従来の冷凍サイクルに比べて消費電力を効果的に抑えることができる。
しかも、親ユニット3aのユニット制御部4aが上記のようにして子ユニット3b,3cの起動の可否を判断することにより、従来の低圧側の冷媒圧力のみに基づいて圧縮機の起動又は停止を判断するユニットのように、低外気のために冷媒回路10の低圧側の冷媒圧力が低くなっている場合において、室内ユニット2の冷却能力が十分に確保されていないにも拘らず前記冷却能力が十分に確保されていることによって低圧側の冷媒圧力が低くなっていると誤って判断されて、必要な数の子ユニット3b,3cが起動されない事態が生ずることを防止する。これにより、室内ユニット2が冷却能力不足になることを確実に防ぐことができる。
また、親ユニット3aと子ユニット3b,3cとの両方の運転中に、親ユニット3aのユニット制御部4aが子機停止判断(ステップS7参照)を行うことにより、室内ユニット2において必要な冷却能力を確保できる最小の数よりも多くの子ユニット3b,3cが駆動(作動)しているときに、室内ユニット2において必要な冷却能力を確保するのに不要な数の子ユニット3b,3cだけを停止させる(換言すると、前記最小の数の子ユニット3b,3cの作動を確保して消費電量を抑えつつ室内ユニット2における冷却能力不足を防ぐ)ことができる。
また、本実施形態にかかる冷凍装置1によれば、子機停止判断の第3条件を満たしているか否かの判断を、作動中の各圧縮機31L,31M,31Rに供給されている電流の周波数に基づいて行うことにより、判断を容易に行うことができる。
また、上記冷凍装置1によれば、親ユニット3aのユニット制御部4aが低圧圧力センサPLによって計測された低圧側の冷媒圧力に基づいて当該親ユニット3aのファン38及び各圧縮機31L,31M,31Rの制御を行うことが可能であるため、室内ユニット2と伝送線等を介した制御信号のやり取り等を行うことなく室内ユニット2の冷却能力を制御することができる。
尚、本発明のコンデンシングユニットセット、及びこのユニットセットを備えた冷凍装置は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
上記の実施形態においては、親ユニット3aのユニット制御部4aは、冷凍サイクル運転の開始の際に、先ず、省力制御を行うが、このような制御に限定されない。例えば、親ユニット3aのユニット制御部4aは、冷凍サイクル運転の開始の際に、全てのユニット3a,3b,3cを一斉に起動させた後に、子ユニット3b,3cを停止させて省力制御に移行してもよい。即ち、親ユニット3aのユニット制御部4aは、冷凍サイクル運転の途中において、親ユニット3aのみが駆動する省力制御を行ってもよい。具体的には、親ユニット3aのユニット制御部4aは、全てのユニット3a,3b,3cを一斉に起動させた後、上記実施形態の子機停止判断(ステップS7参照)を行って子ユニット3b,3cを停止させることにより親ユニット3aのみが駆動する省力制御に移行する。このようにしても、室内ユニット2における冷却能力を確保しつつ、不要な子ユニット3b,3cを停止させることにより消費電力を抑えることができる。
また、上記実施形態の冷凍装置1において、親ユニットは、ユニット3aに限定されず、ユニット3bやユニット3cであってもよく、また、冷凍装置において、ユニットの数は、2台又は4台以上でもよい。即ち、冷凍装置1において、複数(上記実施形態のように3台に限定されず、3台や4台以上でもよい)のユニット3,3,…が設けられている場合に、これらのうちのいずれか1台のユニット3を親ユニットとして動作させ、残りの全てのユニット3,3,…を子ユニットとして動作させればよい。この場合、各ユニット3,3,…は、上記実施形態同様に、冷媒回路10において全て並列に接続される。
また、上記実施形態の冷凍装置1では、室内ユニット2が1台であるが、複数台の室内ユニット2,2,…が設けられてもよい。この場合、複数の室内ユニット2,2,…の冷却能力が足りなければ、ユニット3の数を4台以上に増やせばよい。
また、上記実施形態の冷凍装置1においてエコノマイザ回路60が省略されてもよい。
1 冷凍装置
2 室内ユニット
3 コンデンシングユニット
3a 親ユニット
3b,3c 子ユニット
4,4a,4b,4c ユニット制御部
10 冷媒回路(冷凍サイクル)
23 室内熱交換器(蒸発器)
27 室内膨張弁(膨張弁)
30 ユニット回路
31L,31M,31R 圧縮機
33 熱交換器(凝縮器)
38 ファン(ユニットファン)
out 外気温センサ(温度検出部)
PL 低圧圧力センサ(圧力検出部)

Claims (7)

  1. 蒸発器(23)と膨張弁(27)とを有する室内ユニット(2)が接続されることによって冷凍サイクル(10)を形成するコンデンシングユニットセットであって、
    圧縮機(31L,31M,31R)と前記圧縮機(31L,31M,31R)を制御する制御部4とをそれぞれ有する複数のコンデンシングユニット3を備え、
    前記複数のコンデンシングユニット(3)は、特定のコンデンシングユニットである親ユニット(3a)と、前記親ユニット(3a)以外のコンデンシングユニットである1又は複数の子ユニット(3b,3c)とからなり、
    前記親ユニット(3a)の制御部(4a)は、前記冷凍サイクル(10)の膨張弁(27)前後において所定の冷媒圧力の差を確保可能な条件に基づいて前記子ユニット(3b,3c)の圧縮機(31L,31M,31R)を起動させ又は停止させることにより、前記冷凍サイクル(10)の運転の際に当該親ユニット(3a)の圧縮機(31L,31M,31R)のみが駆動する省力制御を実行可能なコンデンシングユニットセット。
  2. 前記親ユニット(3a)の制御部(4a)は、前記冷凍サイクル(10)の運転開始の際に、前記省力制御を行った後に各子ユニット(3b,3c)の圧縮機(31L,31M,31R)を起動させるか否かの判断を行う請求項1に記載のコンデンシングユニットセット。
  3. 前記親ユニット(3a)は、凝縮器(33)と、前記凝縮器(33)に送風するユニットファン(38)と、外気温を計測する温度検出部(Tout)と、を備え、
    前記親ユニット(3a)の制御部(4a)は、前記条件に基づく前記子ユニット(3b,3c)の圧縮機(31L,31M,31R)を起動させるか否かの判断において、当該制御部(4a)によって前記ユニットファン(38)に対し前記凝縮器(33)への送風制御が行われていなければ前記子ユニット(3b,3c)の圧縮機(31L,31M,31R)の起動を許可する一方、前記送風制御が行われ且つ前記温度検出部(Tout)により計測される外気温が予め設定された温度よりも低いときに前記子ユニット(3b,3c)の圧縮機(31L,31M,31R)の起動を許可しない制御を行う請求項1又は2に記載のコンデンシングユニットセット。
  4. 前記各子ユニット(3b,3c)は、凝縮器(33)と、前記凝縮器(33)に送風するユニットファン(38)と、外気温を計測する温度検出部(Tout)とをそれぞれ備え、
    前記親ユニット(3a)の制御部(4a)は、前記子ユニット(3b,3c)の圧縮機(31L,31M,31R)が作動しているときの当該圧縮機(31L,31M,31R)を停止させるか否かの判断において、当該親ユニット(3a)のユニットファン(38)及び前記子ユニット(3b,3c)のユニットファン(38)の少なくとも一方が前記送風制御され、前記子ユニット(3b,3c)の温度検出部(Tout)により計測される外気温が前記予め設定された温度よりも低く、且つ、前記冷凍サイクル(10)における冷媒の循環量が前記子ユニット(3b,3c)の圧縮機(31L,31M,31R)を停止させても前記室内ユニット(2)において必要な冷却能力を確保することができる量である、これら3つの条件を全て満たすときに前記子ユニット(3b,3c)の圧縮機(31L,31M,31R)の停止を許可する一方、前記3つの条件のうちの少なくとも1つの条件を満たさないときには前記子ユニット(3b,3c)の圧縮機(31L,31M,31R)の停止を許可しない制御を行う請求項1乃至3のいずれか1項に記載のコンデンシングユニットセット。
  5. 前記親ユニット(3a)の制御部(4a)は、前記冷凍サイクル(10)における冷媒の循環量が前記子ユニット(3b,3c)の圧縮機(31L,31M,31R)を停止させても前記室内ユニット(2)において必要な冷却能力を確保することができる量であるか否かの判断を、作動中の各圧縮機(31L,31M,31R)に供給されている電流の周波数に基づいて判断する請求項4に記載のコンデンシングユニットセット。
  6. 前記親ユニット(3a)は、前記冷凍サイクル(10)の低圧側の冷媒圧力を計測する圧力検出部(PL)を有し、
    前記親ユニット(3a)の制御部(4a)は、前記圧力検出部(PL)によって計測された低圧側の冷媒圧力に基づいて当該親ユニット(3a)のユニットファン(38)及び圧縮機(31L,31M,31R)の制御を行う請求項3に記載のコンデンシングユニットセット。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のコンデンシングユニットセットと、
    蒸発器(23)と膨張弁(27)とを有し、前記コンデンシングユニットセットの各コンデンシングユニット(3a,3b,3c)が接続されてこれら各コンデンシングユニット(3a,3b,3c)と共に冷凍サイクル(10)を形成する室内ユニット(2)と、を備える冷凍装置。
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