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JP2013010719A - ベンズイミダゾロンおよびオキシインドール誘導体ならびにそれらの医薬用途 - Google Patents

ベンズイミダゾロンおよびオキシインドール誘導体ならびにそれらの医薬用途 Download PDF

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JP2013010719A
JP2013010719A JP2011145078A JP2011145078A JP2013010719A JP 2013010719 A JP2013010719 A JP 2013010719A JP 2011145078 A JP2011145078 A JP 2011145078A JP 2011145078 A JP2011145078 A JP 2011145078A JP 2013010719 A JP2013010719 A JP 2013010719A
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JP2011145078A
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English (en)
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Kazuhiro Mizuno
和弘 水野
Junya Ikeda
淳哉 池田
Takanori Nakamura
高典 中村
Hiromichi Otaka
広道 大▲高▼
Nana Goto
奈々 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Pharma Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Dainippon Pharma Co Ltd
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Abstract

【課題】セロトニン4受容体が関与する各種疾患又は症状(特にアルツハイマー型認知症等の精神神経系疾患)の治療剤又は予防剤を提供すること。
【解決手段】式(1):
Figure 2013010719

[式中、Aは式(A−1)等を、Bは式(B−2)等を、Dは(R12−1)等を表し、Uは炭素原子又は窒素原子を表し、X、YおよびZは、酸素原子、窒素原子、硫黄原子又は炭素原子を表し、Vは酸素原子、又は硫黄原子を表し、Wは、N−R、又はCRを表し、R、R、RおよびRは水素原子、ハロゲン原子、アルキル基等を表し、R10、R10’、R11およびR11’は水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、アルキル基等を表し、R13は水素原子、アルキル基、−COR16および−COOR16等を表し、lは0〜4の整数を表し、r、r’、sおよびs’は、0〜3の整数を表す。] で表される化合物またはその製薬学的に許容される塩を提供する。

【選択図】なし

Description

本発明は、セロトニン4受容体(以下、5−HT受容体と称することもある)に対する作動(アゴニスト)作用、部分作動(パーシャルアゴニスト)作用を有する新規なベンズイミダゾロン誘導体あるいはオキシインドール誘導体及びそれを含有する医薬組成物に関する。
広く臨床で使用されている消化管運動促進薬又は消化管機能改善薬であるメトクロプラミド[4−アミノ−5−クロロ−N−(2−ジエチルアミノエチル)−2−メトキシベンズアミド]の作用メカニズム研究からセロトニン受容体のサブタイプである5−HT受容体が見出された(非特許文献1を参照)。5−HT受容体作用薬は、末梢では消化管運動促進作用を有することが知られており、モサプリド、シサプリド(上市後、販売中止)、テガセロドなどが既に上市されている。一方、中枢において5−HT受容体作用薬はアセチルコリン遊離亢進作用による認知機能改善作用と、αセクレターゼ活性化による可溶性APPα増加に伴う相対的なベータアミロイドタンパク(Aβ)の低下作用を示すことが報告されている(非特許文献2を参照)。5−HT受容体に対する部分作動作用を有するPRX−03140は、ラットを用いた動物実験において、認知機能改善作用およびAβ低下作用を示すことが報告されている(非特許文献1を参照)。更にPRX−03140は、AD患者を対象とした臨床第2相試験において認知機能改善効果を示したことが報告された(非特許文献2参照)。以上のことから、5−HT受容体作動薬は、アルツハイマー型認知症(AD)および神経変性疾患に伴う種々の認知症に対する新規メカニズムの治療薬として期待される。
超高齢化社会の到来を目前に控え、アルツハイマー型認知症(AD)の患者数は急速に増加しており、アルツハイマー型認知症の効果的な治療薬の開発が強く望まれている。
ベンズイミダゾロン骨格を有するウレア誘導体が、消化管運動促進薬又は消化管機能改善薬として有用であることが知られている(特許文献1、特許文献2、特許文献3を参照)。また、オキシインドール骨格を有するウレア誘導体が、消化管機能亢進作用及び制吐作用を有し、消化器系疾患治療剤として有用であることが知られている(特許文献4を参照)。しかしながら、ベンズイミダゾロン又はオキシインドールの窒素原子がオキサジアゾール環などと結合した化合物は報告されていない。
米国特許出願公開第2005148573号 米国特許出願公開第2006276482号 米国特許出願公開第2007117796号 米国特許出願公開第2010173925号
37th SFN Meeting(2007) 発表演題要旨(Poster演題番号745.10/CCC12) International Conference on Alzheimer’s Disease(ICAD)2008 発表演題要旨, 演題番号HT−01−07
本発明が解決しようとする課題は、アルツハイマー型認知症等の治療薬として有用なセロトニン4受容体作動薬を提供することにある。
本発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、芳香環部分がベンズイミダゾロン、ベンズイミダゾール−2−チオンまたはオキシインドールであり、芳香環部分とアミン側鎖をつなぐリンカー部としてオキサジアゾール環をはじめとするアミド結合の生物学的等価構造を有する化合物群が5-HT受容体に対して優れたアゴニスト活性を示し、アルツハイマー型認知症等の治療薬として有用であることを見出し、本発明を完成した。本発明によれば、下記式(1)で表されるベンズイミダゾロン誘導体およびオキシインドール誘導体(以下、「本発明の化合物」と称することもある。)が提供される。
[項1] 式(1):
Figure 2013010719
[式中、
Aは下記の式(A−1)、式(A−2)、式(A−3)、又は式(A−4):
Figure 2013010719
(式中、
lは0〜4の整数を意味し、
mは0〜2の整数を意味し、
nは0〜2の整数を意味し、
oおよびpは、それぞれ独立して、0又は1を意味し、
qは0〜5の整数を意味し、
(A−1)〜(A−4)は、置換可能な位置で、C1−6アルキル基、C2−6アルケニル基、C2−6アルキニル基、ヒドロキシ基、C1−6アルコキシ基、オキソ基、およびハロゲン原子からなる群から選択される1又は複数の置換基で置換されても良い)
を意味し、
Bは下記の式(B−1)、式(B−2)、又は式(B−3):
Figure 2013010719
(式中、
(B−2)および(B−3)は環内の可能な位置に不飽和結合があってもよく、Bが式(B−1)を意味する場合、Dは存在しない)を意味し、
Dは以下の(1)および(2)に含まれる基からなる群から選択される基を意味し、
(1)水素原子、置換されていてもよいC1−6アルキル基、置換されていてもよいC3−6アルケニル基、置換されていてもよいC3−6アルキニル基、置換されていてもよいC3−8単環性、C7−102環性もしくはC7−123環性シクロアルキル基、および置換されていてもよいC5−8単環性もしくはC7−102環性シクロアルケニル基、
ここにおいて、C1−6アルキル基、C3−6アルケニル基、C3−6アルキニル基、C3−8単環性、C7−102環性もしくはC7−123環性シクロアルキル基、およびC5−8単環性もしくはC7−102環性シクロアルケニル基は、それぞれ独立して、置換可能な位置で、C1−4アルキル基、ヒドロキシ基、C1−4アルコキシ基、C1−4ハロアルキル基、C1−4ハロアルコキシ基、シアノ基、オキソ基、アリール基、ヘテロアリール基、アリールオキシ基、C2−6アルカノイル基、フェナシル基、およびハロゲン原子からなる群から選択される1又は複数の置換基で置換されても良い;
(2)−(CH−R12
ここにおいて、uは0〜4の整数を意味し、uが1〜4の整数を意味する場合のアルキレン鎖はC1−6アルキル基、C2−6アルケニル基、C2−6アルキニル基、ヒドロキシ基、C1−6アルコキシ基、オキソ基、およびハロゲン原子からなる群から選択される1又は複数の置換基で置換されてもよく、
12は下記の式(R12−1)、式(R12−2)、式(R12−3)、式(R12−4)、式(R12−5)、式(R12−6)、式(R12−7)、又は式(R12−8)を意味し、
Figure 2013010719
(式中、
13は以下の(1)〜(5)に含まれる基からなる群から選択される基を意味し、
(1)水素原子、およびホルミル基;
(2)置換されていてもよいC1−6アルキル基、置換されていてもよいC3−6アルケニル基、置換されていてもよいC3−6アルキニル基、置換されていてもよいC3−8シクロアルキル基、および置換されていてもよいC5−8シクロアルケニル基、
ここにおいて、C1−6アルキル基、C3−6アルケニル基、C3−6アルキニル基、C3−8シクロアルキル基、およびC5−8シクロアルケニル基は、それぞれ独立して、置換可能な位置で、C1−4アルキル基、ヒドロキシ基、C1−4アルコキシ基、C1−4ハロアルキル基、C1−4ハロアルコキシ基、シアノ基、オキソ基、およびハロゲン原子からなる群から選択される1又は複数の置換基で置換されても良い;
(3)−COR16、−CSR16、−SO16、−CO−COR16、−COOR16、および−CO−COOR16(R16は置換されていてもよいC1−6アルキル基、置換されていてもよいC3−6アルケニル基、置換されていてもよいC3−6アルキニル基、置換されていてもよいC3−8シクロアルキル基、置換されていてもよいC5−8シクロアルケニル基、置換されていてもよいアリール基、置換されていてもよいヘテロアリール基、置換されていてもよい5〜9員の単環性もしくは7〜10員の2環性の非芳香族性の不飽和へテロ環基(結合位置は該へテロ環上の炭素原子である)、又は置換されていてもよい4〜9員の単環性もしくは7〜10員の2環性の飽和へテロ環基(結合位置は該へテロ環上の炭素原子である)を意味し、
ここにおいて、C1−6アルキル基、C3−6アルケニル基、C3−6アルキニル基、C3−8シクロアルキル基、C5−8シクロアルケニル基、5〜9員の単環性もしくは7〜10員の2環性の非芳香族性の不飽和へテロ環基、および4〜9員の単環性もしくは7〜10員の2環性の飽和へテロ環基は、それぞれ独立して、置換可能な位置で、C1−4アルキル基、ヒドロキシ基、C1−4アルコキシ基、C1−4ハロアルキル基、C1−4ハロアルコキシ基、シアノ基、オキソ基、アリール基、ヘテロアリール基、およびハロゲン原子からなる群から選択される1又は複数の置換基で置換されても良く、
アリール基、およびヘテロアリール基は、それぞれ独立して、置換可能な位置で、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、C1−4アルキル基、C1−4アルコキシ基、C1−4ハロアルキル基、C1−4ハロアルコキシ基、シアノ基、ニトロ基、C2−6アルカノイル基、および置換されてもよいアミノ基からなる群から選択される1又は複数の置換基で置換されても良い);
(4)−CONR17−OR18(R17およびR18はそれぞれ独立して、水素原子、C1−6アルキル基、C3−6アルケニル基又はC3−6アルキニル基を意味する);
(5)−CONR1920、−CSNR1920および−SONR1920(R19およびR20は、それぞれ独立して、水素原子又は前記R16における任意の基を意味するか、或いはR19およびR20は、互いに結合して、隣接する窒素原子に加え、1〜2個の窒素原子、1個の酸素原子および1個の硫黄原子からなる群から選択される0〜2個のヘテロ原子を含む飽和もしくは不飽和の4〜8員の単環性含窒素ヘテロ環基(該ヘテロ環基は、置換可能な位置で、C1−4アルキル基、ヒドロキシ基、C1−4アルコキシ基、C1−4ハロアルキル基、C1−4ハロアルコキシ基、シアノ基、オキソ基、ハロゲン原子からなる群から選択される1又は複数の置換基で置換されていてもよい)、
14およびR15は、それぞれ独立して、水素原子、置換されていてもよいC1−6アルキル基、置換されていてもよいC3−6アルケニル基、置換されていてもよいC3−6のアルキニル基、置換されていてもよいC3−8シクロアルキル基、置換されていてもよいC5−8シクロアルケニル基、置換されていてもよいアリール基、置換されていてもよいヘテロアリール基、置換されていてもよい5〜9員の単環性もしくは7〜10員の2環性の非芳香族性の不飽和へテロ環基(当該へテロ環基は環上の炭素原子が隣接する窒素原子と結合している)、置換されていてもよい4〜9員の単環性もしくは7〜10員の2環性の飽和へテロ環基(当該へテロ環基は環上の炭素原子が隣接する窒素原子と結合している)、C2−6アルカノイル基、C1−6アルコキシカルボニル基、カルバモイル基、スルファモイル基、又はC1−6アルキルスルホニル基を意味し、
ここにおいて、C1−6アルキル基、C3−6アルケニル基、C3−6アルキニル基、C3−8シクロアルキル基、C5−8シクロアルケニル基、5〜9員の単環性もしくは7〜10員の2環性の非芳香族性の不飽和へテロ環基、4〜9員の単環性もしくは7〜10員の2環性の飽和へテロ環基、C2−6アルカノイル基、C1−6アルコキシカルボニル基、カルバモイル基、スルファモイル基、およびC1−6アルキルスルホニル基は、それぞれ独立して、置換可能な位置で、C1−4アルキル基、ヒドロキシ基、C1−4アルコキシ基、シアノ基、オキソ基、アリール基、ヘテロアリール基、およびハロゲン原子からなる群から選択される1又は複数の置換基で置換されても良く、
アリール基、およびヘテロアリール基は、それぞれ独立して、置換可能な位置で、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、C1−4アルキル基、C1−4アルコキシ基、シアノ基、ニトロ基、C2−6アルカノイル基、および置換されてもよいアミノ基からなる群から選択される1又は複数の置換基で置換されても良く、
或いはR14およびR15は、互いに結合して、隣接する窒素原子に加え、1〜2個の窒素原子、1個の酸素原子および1個の硫黄原子から選択される0〜2個のヘテロ原子を含む、飽和もしくは不飽和の4〜9員の単環性もしくは7〜10員の2環性の含窒素ヘテロ環基(該ヘテロ環基は、置換可能な位置で、C1−4アルキル基、ヒドロキシ基、C1−4アルコキシ基、C1−4ハロアルキル基、C1−4ハロアルコキシ基、シアノ基、オキソ基、およびハロゲン原子からなる群から選択される1又は複数の置換基で置換されていてもよい)を形成しても良く、
(R12−1)〜(R12−4)は環内の可能な位置に不飽和結合があってもよい)、
前記R、R8’、RおよびR9’は、それぞれ独立して、水素原子、置換されていてもよいC1−6アルキル基、置換されていてもよいC3−6アルケニル基、置換されていてもよいC3−6アルキニル基、置換されていてもよいC3−8シクロアルキル基、置換されていてもよいC5−8シクロアルケニル基、置換されていてもよいアリール基、置換されていてもよいヘテロアリール基、置換されていてもよい5〜9員の単環性もしくは7〜10員の2環性の非芳香族性の不飽和へテロ環基(当該へテロ環基は環上の炭素原子が隣接の窒素原子と結合している)、又は置換されていてもよい4〜9員の単環性もしくは7〜10員の2環性の飽和へテロ環基(当該へテロ環基は環上の炭素原子が隣接の窒素原子と結合している)を意味し、
ここにおいて、C1−6アルキル基、C3−6アルケニル基、C3−6アルキニル基、C3−8シクロアルキル基、C5−8シクロアルケニル基、5〜9員の単環性もしくは7〜10員の2環性の非芳香族性の不飽和へテロ環基、および4〜9員の単環性もしくは7〜10員の2環性の飽和へテロ環基は、それぞれ独立して、置換可能な位置で、C1−4アルキル基、ヒドロキシ基、C1−4アルコキシ基、C1−4ハロアルコキシ基、シアノ基、オキソ基、アリール基、ヘテロアリール基、アリールオキシ基、C2−6アルカノイル基、フェナシル基、およびハロゲン原子からなる群から選択される1又は複数の置換基で置換されても良く、
アリール基、およびヘテロアリール基は、それぞれ独立して、置換可能な位置で、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、C1−4アルキル基、C1−4アルコキシ基、C1−4ハロアルキル基、C1−4ハロアルコキシ基、シアノ基、ニトロ基、C2−6アルカノイル基、および置換されてもよいアミノ基からなる群から選択される1又は複数の置換基で置換されても良く、
或いは、RおよびR、並びにR8’およびR9’は、それぞれ独立して、互いに結合して、隣接する窒素原子に加え、1〜2個の窒素原子、1個の酸素原子および1個の硫黄原子からなる群から選択される0〜2個のヘテロ原子を含む、飽和もしくは不飽和の4〜9員の単環性もしくは7〜10員の2環性の含窒素ヘテロ環基を形成しても良く、
ここにおいて、該含窒素へテロ環基は置換可能な位置で、C1−4アルキル基、ヒドロキシ基、C1−4アルコキシ基、C1−4ハロアルキル基、C1−4ハロアルコキシ基、シアノ基、オキソ基、およびハロゲン原子からなる群から選択される1又は複数の置換基で置換されてもよく、
前記R10、R10’、R11およびR11’は、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、置換されていてもよいC1−6アルキル基、置換されていてもよいC2−6アルケニル基、置換されていてもよいC2−6アルキニル基、置換されていてもよいC1−6アルコキシ基、シアノ基、又はオキソ基を意味し、
ここにおいて、C1−6アルキル基、C2−6アルケニル基、C2−6アルキニル基、およびC1−6アルコキシ基は、それぞれ独立して、置換可能な位置で、C1−4アルキル基、ヒドロキシ基、C1−4アルコキシ基、C1−4ハロアルコキシ基、シアノ基、オキソ基、アリール基、ヘテロアリール基、アリールオキシ基、C2−6アルカノイル基、フェナシル基、およびハロゲン原子からなる群から選択される1又は複数の置換基で置換されても良く、
或いはR10およびR11、並びにR10’およびR11’は、それぞれ独立して、互いに結合して、置換されていてもよい、1個の酸素原子を含んでもよい飽和もしくは不飽和の3〜8員の環を形成し、R10およびR11が結合している環と共に2環あるいはスピロ化合物を形成してもよく、
ここにおいて、該飽和もしくは不飽和の3〜8員の環は、置換可能な位置で、C1−4アルキル基、ヒドロキシ基、C1−4アルコキシ基、C1−4ハロアルキル基、C1−4ハロアルコキシ基、シアノ基、オキソ基、アリール基、ヘテロアリール基、アリールオキシ基、C2−6アルカノイル基、フェナシル基、およびハロゲン原子からなる群から選択される1又は複数の置換基で置換されても良く、
前記rおよびr’は、それぞれ独立して、0〜3の整数を意味し、
前記sおよびs’は、それぞれ独立して、0〜3の整数を意味し、
前記tおよびt’は、それぞれ独立して、1又は2を意味し、
前記vは0〜2の整数を意味し(但しrおよびsは同時に0ではない)、
Vは酸素原子、又は硫黄原子を意味し、
Wは、N−R、又はCRを意味し、
およびRは、それぞれ独立して、水素原子、置換されていてもよいC1−6アルキル基、置換されていてもよいC2−6アルケニル基、置換されていてもよいC2−6アルキニル基、置換されていてもよいC3−8シクロアルキル基、置換されていてもよいC5−8シクロアルケニル基、置換されていてもよいアリール基、置換されていてもよいヘテロアリール基、置換されていてもよい5〜9員の単環性もしくは7〜10員の2環性の非芳香族性の不飽和へテロ環基(Rが窒素原子と結合している場合、当該へテロ環基上の炭素原子が窒素原子と結合している)、又は置換されていてもよい4〜9員の単環性もしくは7〜10員の2環性の飽和へテロ環基(Rが窒素原子と結合している場合、当該へテロ環基上の炭素原子が窒素原子と結合している)を意味し、
ここにおいて、C1−6アルキル基、C2−6アルケニル基、C2−6アルキニル基、C3−8シクロアルキル基、C5−8シクロアルケニル基、5〜9員の単環性もしくは7〜10員の2環性の非芳香族性の不飽和へテロ環基、および4〜9員の単環性もしくは7〜10員の2環性の飽和へテロ環基は、それぞれ独立して、置換可能な位置で、C1−4アルキル基、ヒドロキシ基、C1−4アルコキシ基、C1−4ハロアルキル基、C1−4ハロアルコキシ基、シアノ基、オキソ基、アリール基、ヘテロアリール基、アリールオキシ基、C2−6アルカノイル基、フェナシル基、およびハロゲン原子からなる群から選択される1又は複数の置換基で置換されても良く、
アリール基、およびヘテロアリール基は、それぞれ独立して、置換可能な位置で、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、C1−4アルキル基、C1−4アルコキシ基、C1−4ハロアルキル基、C1−4ハロアルコキシ基、シアノ基、ニトロ基、C2−6アルカノイル基、および置換されてもよいアミノ基からなる群から選択される1又は複数の置換基で置換されても良く、
或いはRとRは互いに結合して1個の酸素原子を含んでもよい3〜6員の飽和環(該飽和環は、置換可能な位置で、C1−4アルキル基、ヒドロキシ基、C1−4アルコキシ基、C1−4ハロアルキル基、C1−4ハロアルコキシ基、シアノ基、オキソ基、およびハロゲン原子からなる群から選択される1又は複数の置換基で置換されていてもよい)を形成してもよく、
Uは炭素原子、又は窒素原子を意味し、
X、YおよびZは、それぞれ独立して、酸素原子、窒素原子、硫黄原子および炭素原子からなる群から選択され、X、Y、Zのうち少なくともひとつは酸素原子、硫黄原子、又は窒素原子のいずれかを意味し、
は、水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、置換されていてもよいC1−6アルキル基、置換されていてもよいC2−6アルケニル基、置換されていてもよいC2−6アルキニル基、置換されていてもよいC3−8シクロアルキル基、置換されていてもよいC5−8シクロアルケニル基、置換されていてもよいC1−6アルコキシ基、置換されていてもよいC1−4ハロアルキル基、置換されていてもよいC1−4ハロアルコキシ基、シアノ基、ニトロ基、置換されていてもよいアリール基、置換されていてもよいヘテロアリール基、または置換されてもよいアミノ基を意味し、
ここにおいて、C1−6アルキル基、C2−6アルケニル基、C2−6アルキニル基、C3−8シクロアルキル基、C5−8シクロアルケニル基、C1−6アルコキシ基、C1−4ハロアルキル基、およびC1−4ハロアルコキシ基は、それぞれ独立して、置換可能な位置で、C1−4アルキル基、ヒドロキシ基、C1−4アルコキシ基、C1−4ハロアルキル基、C1−4ハロアルコキシ基、シアノ基、オキソ基、アリール基、ヘテロアリール基、アリールオキシ基、C2−6アルカノイル基、フェナシル基、およびハロゲン原子からなる群から選択される1又は複数の置換基で置換されても良く、
アリール基、およびヘテロアリール基は、それぞれ独立して、置換可能な位置で、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、C1−4アルキル基、C1−4アルコキシ基、C1−4ハロアルキル基、C1−4ハロアルコキシ基、シアノ基、ニトロ基、C2−6アルカノイル基、および置換されてもよいアミノ基からなる群から選択される1又は複数の置換基で置換されても良く、
或いはRとRは互いに結合して飽和あるいは不飽和の1個の酸素原子を含んでもよい6〜9員の環(該環は、置換可能な位置で、C1−4アルキル基、ヒドロキシ基、C1−4アルコキシ基、C1−4ハロアルキル基、C1−4ハロアルコキシ基、シアノ基、オキソ基、およびハロゲン原子からなる群から選択される1又は複数の置換基で置換されていてもよい)を形成してもよく、
、R、およびRは、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、置換されていてもよいC1−6アルキル基、置換されていてもよいC2−6アルケニル基、置換されていてもよいC2−6アルキニル基、置換されていてもよいC3−8シクロアルキル基、置換されていてもよいC5−8シクロアルケニル基、置換されていてもよいC1−6アルコキシ基、置換されていてもよいC1−4ハロアルキル基、置換されていてもよいC1−4ハロアルコキシ基、シアノ基、ニトロ基、置換されていてもよいアリール基、置換されていてもよいヘテロアリール基、または置換されてもよいアミノ基を意味し、
ここにおいて、C1−6アルキル基、C2−6アルケニル基、C2−6アルキニル基、C3−8シクロアルキル基、C5−8シクロアルケニル基、C1−6アルコキシ基、C1−4ハロアルキル基、およびC1−4ハロアルコキシ基は、それぞれ独立して、置換可能な位置で、C1−4アルキル基、ヒドロキシ基、C1−4アルコキシ基、C1−4ハロアルキル基、C1−4ハロアルコキシ基、シアノ基、オキソ基、アリール基、ヘテロアリール基、アリールオキシ基、C2−6アルカノイル基、フェナシル基、およびハロゲン原子からなる群から選択される1又は複数の置換基で置換されても良く、
アリール基、およびヘテロアリール基は、それぞれ独立して、置換可能な位置で、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、C1−4アルキル基、C1−4アルコキシ基、C1−4ハロアルキル基、C1−4ハロアルコキシ基、シアノ基、ニトロ基、C2−6アルカノイル基、および置換されてもよいアミノ基からなる群から選択される1又は複数の置換基で置換されても良い]
で表される化合物又はその製薬学的に許容される塩。
[項2]
(A−1)〜(A−4)が、置換可能な位置で、C1−6アルキル基、C2−6アルケニル基、C2−6アルキニル基、ヒドロキシ基、C1−6アルコキシ基、およびハロゲン原子からなる群から選択される1又は複数の置換基で置換されても良い、項1に記載の化合物又はその製薬学的に許容される塩。
[項3]
Vが酸素原子である、項1又は項2に記載の化合物又はその製薬学的に許容される塩。
[項4]
WがN−Rであり、Rが水素原子、置換されていてもよいC1−6アルキル基、置換されていてもよいC2−6アルケニル基、置換されていてもよいC2−6アルキニル基、置換されていてもよいC3−8シクロアルキル基、置換されていてもよいC5−8シクロアルケニル基、置換されていてもよいアリール基、置換されていてもよいヘテロアリール基、置換されていてもよい5〜9員の単環性もしくは7〜10員の2環性の非芳香族性の不飽和へテロ環基(当該へテロ環基上の炭素原子が窒素原子と結合している)、又は置換されていてもよい4〜9員の単環性もしくは7〜10員の2環性の飽和へテロ環基(当該へテロ環基上の炭素原子が窒素原子と結合している)である項1〜3のいずれかに記載の化合物又はその製薬学的に許容される塩。
[項5]
,R,およびRが水素原子であり、Rが水素原子、またはハロゲン原子である項1〜4のいずれかに記載の化合物又はその製薬学的に許容される塩。
[項6]
Uが炭素原子である項1〜5のいずれかに記載の化合物又はその製薬学的に許容される塩。
[項7]
Xが窒素原子、Yが酸素原子、Zが窒素原子である項1〜6のいずれかに記載の化合物又はその製薬学的に許容される塩。
[項8]
Aが(A−1)であり、lが0又は1である項1〜7のいずれかに記載の化合物又はその製薬学的に許容される塩。
[項9]
Bが(B−2)であり、sが1であり、rが2である項1〜8のいずれかに記載の化合物又はその製薬学的に許容される塩。
[項10]
Dが水素原子、置換されていてもよいC1−6アルキル基、置換されていてもよいC3−8単環性、C7−102環性もしくはC7−123環性シクロアルキル基である項1〜9のいずれかに記載の化合物又はその製薬学的に許容される塩。
[項11]
Dが−(CH−R12であり、R12が式(R12−3)である項1〜9のいずれかに記載の化合物又はその製薬学的に許容される塩。
[項12]
Dが−(CH−R12であり、R12が式(R12−1)である項1〜9のいずれかに記載の化合物又はその製薬学的に許容される塩。
[項13]
式(11)
Figure 2013010719
で表される項1〜9および項12のいずれかに記載の化合物又はその製薬学的に許容される塩。
[項14]
以下の化合物からなる群から選択される、項1〜7のいずれかに記載の化合物又はその製薬学的に許容される塩:
(01)1−エチル−5−フルオロ−3−{5−[1−(プロパン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン、
(02)3−{5−[1−(ブタン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−1−エチル−5−フルオロ−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン、
(03)1−エチル−5−フルオロ−3−{5−[1−(テトラヒドロフラン−3−イルメチル)ピペリジン−4−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン、
(04)1−エチル−5−フルオロ−3−{5−[1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピペリジン−4−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン、
(05)3−[5−(1−シクロブチルピペリジン−4−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−1−エチル−5−フルオロ−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン、
(06)3−[5−(1−シクロペンチルピペリジン−4−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−1−エチル−5−フルオロ−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン、
(07)5−フルオロ−1−(プロパン−2−イル)−3−{5−[1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピペリジン−4−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン、
(08)1−エチル−5−フルオロ−3−{5−[1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルメチル)アゼチジン−3−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン、
(09)1−エチル−3−{5−[1−(1−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン、
(10)3−[5−(1−tert−ブチルピペリジン−4−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−1−エチル−5−フルオロ−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン、
(11)1−エチル−5−フルオロ−3−{5−[1−(4−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピペリジン−4−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン、
(12)メチル 4−{3−[3−(3−エチル−6−フルオロ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾール−1−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]アゼチジン−1−イル}ピペリジン−1−カルボキシレート、
(13)1−エチル−5−フルオロ−3−{5−[1’−(メチルスルホニル)−1,4’−ビピペリジン−4−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン、
(14)メチル 4−[3−(3−エチル−6−フルオロ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾール−1−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]−1,4’−ビピペリジン−1’−カルボキシレート、
(15)メチル 2−({4−[3−(3−エチル−6−フルオロ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾール−1−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]ピペリジン−1−イル}メチル)モルホリン−4−カルボキシレート、
(16)1−エチル−5−フルオロ−3−{5−[シス−4−(ピロリジン−1−イル)シクロヘキシル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン、
(17)1−エチル−5−フルオロ−3−{5−[シス−4−(3−メトキシアゼチジン−1−イル)シクロヘキシル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン、
(18)1−エチル−3−[5−(シス−4−{エチル[2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル]アミノ}シクロヘキシル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−5−フルオロ−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン、
(19)1−エチル−5−フルオロ−3−(5−{シス−4−[メチル(テトラヒドロフラン−3−イル)アミノ]シクロヘキシル}−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン、
(20)1−エチル−5−フルオロ−3−{5−[シス−3−(3−メトキシアゼチジン−1−イル)シクロブチル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン、
(21)1−エチル−3−{5−3−(エチルアミノ)シクロブチル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−5−フルオロ−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン、
(22)3−{5−[シス−3−(シクロペンチルアミノ)シクロブチル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−1−エチル−5−フルオロ−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン、
(23)1−エチル−5−フルオロ−3−(5−{シス−3−[メチル(テトラヒドロフラン−3−イルメチル)アミノ]シクロブチル}−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン。
[項15]
項1〜14のいずれかに記載の化合物又はその製薬学的に許容される塩を含有する医薬組成物。
[項16]
項1〜14のいずれかに記載の化合物又はその製薬学的に許容される塩を有効成分とするセロトニン4受容体作動薬。
[項17]
項1〜14のいずれかに記載の化合物又はその製薬学的に許容される塩を有効成分とするアルツハイマー型認知症治療薬。
本発明は、セロトニン4受容体に対する作動(アゴニスト)作用、部分作動(パーシャルアゴニスト)作用を有する化合物を提供できるので、セロトニン4受容体が関与する疾患又は症状の治療剤又は予防剤を提供することができる。セロトニン4受容体の関与が示唆されている疾患又は症状としては、以下の(i)〜(v)が挙げられる:
(i)アルツハイマー型認知症、レビー小体認知症、血管性認知症、うつ病、心的外傷後ストレス障害(PTSD)、記憶障害、不安、統合失調症などの精神神経系疾患;
(ii)過敏性腸症候群、弛緩性便秘、常習性便秘、慢性便秘、モルヒネや抗精神病薬等の薬剤誘発による便秘、パーキンソン氏病に伴う便秘、多発性硬化症に伴う便秘、糖尿病に伴う便秘、又は造影剤による便秘もしくは排便障害(内視鏡検査或いはバリウム腸注X線検査時の前処置として)等の消化器系の疾患;
(iii)機能性ディスペプシア、急性・慢性胃炎、逆流性食道炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃神経症、術後の麻痺性イレウス、老人性イレウス、非びまん性胃食道逆流症、NSAID潰瘍、糖尿病性胃不全麻痺、胃切除後症候群、又は偽性腸閉塞等の消化器系の疾患;
(iv)上記(ii)及び(iii)に記載の消化器系疾患、強皮症、糖尿病、食道・胆道系疾患における食欲不振、悪心、嘔吐、腹部膨満感、上腹部不快感、腹痛、胸やけ、又は曖気等の消化器系の症状;
(v)尿路閉塞、又は前立腺肥大などによる排尿障害を伴う泌尿器系疾患。
また、本発明の化合物は、優れた5−HT受容体作動性および脳移行性を示すことから、特に上記(i)に記載されたアルツハイマー型認知症等の精神神経系疾患の治療剤又は予防剤として有用である。
以下に、本発明をさらに詳細に説明する。
なお、本明細書において、「置換されていてもよい」もしくは「置換されている」で定義される基における置換基の数は、特に限定がない場合であっても、置換可能であれば特に制限はなく、1または複数である。また、特に指示した場合を除き、各々の基の説明はその基が他の基の一部分または置換基である場合にも該当する。
本明細書における用語を以下に説明する。
「C1−6アルキル基」としては、炭素数1〜6の直鎖状又は分枝鎖状のアルキル基が挙げられ、具体的には、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基等が挙げられる。好ましくはC1−4アルキル基であり、具体的には、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、およびtert−ブチル基が挙げられる。
「C2−6アルケニル基」としては、炭素数2〜6の直鎖状又は分枝鎖状のアルケニル基が挙げられ、1〜2個の二重結合を含むアルケニル基が挙げられる。具体的には、エテニル基、1−プロペニル基、1−メチルビニル基、2−プロペニル基、1−ブテニル基、2−ブテニル基、3−ブテニル基、2−メチル−1−プロペニル基、2−メチル−2−プロペニル基、1−ペンテニル基、2−ペンテニル基、3−ペンテニル基、4−ペンテニル基、2−メチル−1−ブテニル基、2−メチル−2−ブテニル基、2−メチル−3−ブテニル基、1−ヘキセニル基、2−ヘキセニル基、3−ヘキセニル基、4−ヘキセニル基、5−ヘキセニル基、2−メチル−1−ペンテニル基、2−プロピル−2−プロペニル基、1−エチル−2−メチル−2−プロペニル基、1−メチル−3−メチル−3−ブテニル基、4−メチル−4−ペンテニル基、1,3−ブタジエニル基、1,5−ヘキサジエニル基等が挙げられる。好ましくはエテニル基、1−プロペニル基、1−メチルビニル基、2−プロペニル基、1−ブテニル基、2−ブテニル基、3−ブテニル基、2−メチル−1−プロペニル基、および2−メチル−2−プロペニル基が挙げられる。
「C2−6アルキニル基」としては、炭素数2〜6の直鎖状又は分枝鎖状のアルキニル基が挙げられ、1〜2個の三重結合、より好ましくは1個の三重結合を含むアルキニル基が挙げられる。具体的には、エチニル基、1−プロピニル基、2−プロピニル基、1−ブチニル基、1−メチル−2−プロピニル基、3−ブチニル基、2−ブチニル基、1−ペンチニル基、1−エチル−2−プロピニル基、4−ペンチニル基、3−ペンチニル基、2−ペンチニル基、1−メチル−2−ブチニル基、1−ヘキシニル基、2−ヘキシニル基、3−ヘキシニル基、4−ヘキシニル基、5−ヘキシニル基等が挙げられる。好ましくはエチニル基、1−プロピニル基、2−プロピニル基、1−ブチニル基、1−メチル−2−プロピニル基、3−ブチニル基、2−ブチニル基、1−ペンチニル基、1−エチル−2−プロピニル基、4−ペンチニル基、3−ペンチニル基、2−ペンチニル基、および1−メチル−2−ブチニル基が挙げられる。
「C1−6アルコキシ基」としては、炭素数1〜6の直鎖状又は分枝鎖状のアルコキシ基が挙げられ、具体的には、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基、イソブトキシ基、sec−ブトキシ基、tert−ブトキシ基、ペンチルオキシ基、ヘキシルオキシ基等が挙げられる。好ましくは、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基、イソブトキシ基、sec−ブトキシ基、およびtert−ブトキシ基が挙げられる。
「ハロゲン原子」としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子およびヨウ素原子が挙げられる。好ましくはフッ素原子、および塩素原子、さらに好ましくはフッ素原子が挙げられる。
「C3−6アルケニル基」としては、炭素数3〜6の直鎖状又は分枝鎖状のアルケニル基が挙げられ、1〜2個の二重結合を含むアルケニル基が挙げられる。具体的には、1−プロペニル基、1−メチルビニル基、2−プロペニル基、1−ブテニル基、2−ブテニル基、3−ブテニル基、2−メチル−1−プロペニル基、2−メチル−2−プロペニル基、1−ペンテニル基、2−ペンテニル基、3−ペンテニル基、4−ペンテニル基、2−メチル−1−ブテニル基、2−メチル−2−ブテニル基、2−メチル−3−ブテニル基、1−ヘキセニル基、2−ヘキセニル基、3−ヘキセニル基、4−ヘキセニル基、5−ヘキセニル基、2−メチル−1−ペンテニル基、2−プロピル−2−プロペニル基、1−エチル−2−メチル−2−プロペニル基、1−メチル−3−メチル−3−ブテニル基、4−メチル−4−ペンテニル基、1,3−ブタジエニル基、1,5−ヘキサジエニル基等が挙げられる。好ましくは1−プロペニル基、1−メチルビニル基、2−プロペニル基、1−ブテニル基、2−ブテニル基、3−ブテニル基、2−メチル−1−プロペニル基、2−メチル−2−プロペニル基、1−ペンテニル基、2−ペンテニル基、3−ペンテニル基、4−ペンテニル基、2−メチル−1−ブテニル基、2−メチル−2−ブテニル基、および2−メチル−3−ブテニル基が挙げられる。
「C3−6アルキニル基」としては、炭素数2〜6の直鎖状又は分枝鎖状のアルキニル基が挙げられ、1〜2個の三重結合、より好ましくは1個の三重結合を含むアルキニル基が挙げられる。具体的には、1−プロピニル基、2−プロピニル基、1−ブチニル基、1−メチル−2−プロピニル基、3−ブチニル基、2−ブチニル基、1−ペンチニル基、1−エチル−2−プロピニル基、4−ペンチニル基、3−ペンチニル基、2−ペンチニル基、1−メチル−2−ブチニル基、1−ヘキシニル基、2−ヘキシニル基、3−ヘキシニル基、4−ヘキシニル基、5−ヘキシニル基等が挙げられる。好ましくは1−プロピニル基、2−プロピニル基、1−ブチニル基、1−メチル−2−プロピニル基、3−ブチニル基、2−ブチニル基、1−ペンチニル基、1−エチル−2−プロピニル基、4−ペンチニル基、3−ペンチニル基、2−ペンチニル基、および1−メチル−2−ブチニル基が挙げられる。
「C3−8シクロアルキル基」としては、3〜8員のシクロアルキル基が挙げられ、具体的には、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基、シクロオクチル基等が挙げられる。好ましくはシクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、およびシクロヘキシル基が挙げられる。
「C5−8シクロアルケニル基」としては、5〜8員のシクロアルケニル基が挙げられ、具体的には1−シクロペンテニル基、3−シクロペンテニル基、4−シクロペンテニル基、1−シクロヘキセニル基、3−シクロヘキセニル基、4−シクロヘキセニル基、1−シクロヘプテニル基、3−シクロヘプテニル基、4−シクロヘプテニル基、5−シクロヘプテニル基、1−シクロオクテニル基、3−シクロオクテニル基、4−シクロオクテニル基、5−シクロオクテニル基等が挙げられる。好ましくは1−シクロペンテニル基、3−シクロペンテニル基、4−シクロペンテニル基、1−シクロヘキセニル基、3−シクロヘキセニル基、および4−シクロヘキセニル基が挙げられる。
「アリール基」としては、6〜10員の単環性もしくは2環性のアリール基が挙げられ、具体的にはフェニル基、1−ナフチル基、および2−ナフチル基が挙げられる。
「ヘテロアリール基」としては、1〜3個の窒素原子、1個の酸素原子及び1個の硫黄原子から選択される1〜4個のヘテロ原子を含む5〜10員の単環性もしくは2環性のヘテロアリール基が挙げられる。単環性のヘテロアリール基として具体的には、ピロリル基、イミダゾリル基、トリアゾリル基、テトラゾリル基、フリル基、チエニル基、オキサゾリル基、チアゾリル基、ピリジル基、ピリミジニル基、ピラジニル基、ピリダジニル基、トリアジニル基等が挙げられる。好ましくはピロリル基、イミダゾリル基、トリアゾリル基、テトラゾリル基、フリル基、チエニル基、オキサゾリル基、ピリジル基、ピリミジニル基、ピラジニル基、およびピリダジニル基が挙げられる。2環性のヘテロアリール基としては、インドリル基、ベンゾフリル基、ベンゾチエニル基、キノリニル基、ベンゾイソキサゾリル基等が挙げられる。ヘテロアリール基の結合位置は、化学的に安定であれば特に限定は無く、任意の炭素原子上および窒素原子上で結合していてよい。好ましくはインドリル基、およびキノリニル基が挙げられる。
「5〜9員の単環性もしくは7〜10員の2環性の非芳香族性の不飽和へテロ環基」としては、1〜3個の窒素原子、1個の酸素原子及び1個の硫黄原子から選択される1〜4個のヘテロ原子を含む5〜9員の単環性もしくは7〜10員の2環性の非芳香族性の不飽和へテロ環基が挙げられる。単環性の非芳香族性の不飽和へテロ環基としては、1個の二重結合を含む5員または1個もしくは2個の二重結合を含む6もしくは7員の非芳香族性の不飽和へテロ環基が挙げられ、具体的には、ピロリニル基および2,5−ジヒドロフリル基が挙げられる。2環性の非芳香族性の不飽和へテロ環基としては、2環性のヘテロアリール基の1個もしくは複数の二重結合が単結合に置換されることによって得られる7〜10員の非芳香族性の不飽和へテロ環基が挙げられ、具体的には、2,3−ジヒドロベンゾフリル基、および2,3−ジヒドロベンゾチエニル基が挙げられる。
非芳香族性の不飽和へテロ環基の結合位置は、化学的に安定であれば特に限定は無く、任意の炭素原子上および窒素原子上で結合していてよい。
「4〜9員の単環性もしくは7〜10員の2環性の飽和へテロ環基」としては、1〜4個の窒素原子、1個の酸素原子及び1個の硫黄原子から選択される1〜4個のヘテロ原子を含む4〜9員の単環性もしくは7〜10員の2環性の飽和へテロ環基が挙げられる。単環性の飽和へテロ環基としては、具体的には、アゼチジニル基、ピロリジニル基、テトラヒドロフリル基、テトラヒドロチエニル基、ピペラジニル基、ピペリジニル基、モルホリニル基、チオモルホリニル基、テトラヒドロピラニル基、ヘキサヒドロアゼピニル基、1,4−ヘキサヒドロオキサゼピニル基、1,4−ヘキサヒドロジアゼピニル基等が挙げられる。好ましくはアゼチジニル基、ピロリジニル基、テトラヒドロフリル基、ピペラジニル基、ピペリジニル基、モルホリニル基、およびテトラヒドロピラニル基が挙げられる。2環性の飽和へテロ環基としては、7〜10員の飽和へテロ環基が挙げられ、具体的には、キヌクリジニル基が挙げられる。
当該飽和へテロ環基上の任意の炭素原子はオキソ基で置換されていてもよく、オキソ基で置換された飽和へテロ環基として、具体的には、2−オキソピロリジニル基、および2−オキソテトラヒドロフリル基が挙げられる。
飽和へテロ環基の結合位置は、化学的に安定であれば特に限定は無く、任意の炭素原子上および窒素原子上で結合していてよい。
「C1−4アルキル基」としては、炭素数1〜4の直鎖状又は分枝鎖状のアルキル基が挙げられ、具体的には、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基等が挙げられる。好ましくはメチル基、エチル基、プロピル基、およびイソプロピル基が挙げられる。
「C1−4アルコキシ基」としては、炭素数1〜4の直鎖状又は分枝鎖状のアルコキシ基が挙げられ、具体的には、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基、イソブトキシ基、sec−ブトキシ基、tert−ブトキシ基等が挙げられる。好ましくはメトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、およびtert−ブトキシ基が挙げられる。
「C1−4ハロアルコキシ基」としては、炭素数1〜4の同一もしくは異なる1〜5個のハロゲン原子で置換されたハロアルコキシ基が挙げられ、具体的にはフルオロメトキシ基、ジフルオロメトキシ基、トリフルオロメトキシ基、ペンタフルオロエトキシ基、2−フルオロエトキシ基、2,2−ジフルオロエトキシ基等が挙げられる。好ましくはトリフルオロメトキシ基、およびペンタフルオロエトキシ基が挙げられる。
「C1−4ハロアルキル基」としては、炭素数1〜4の同一もしくは異なる1〜5個のハロゲン原子で置換されたハロアルキル基が挙げられ、具体的にはフルオロメチル基、ジフルオロメチル基、トリフルオロメチル基、2−フルオロエチル基、2,2−ジフルオロエチル基、4−フルオロブチル基等が挙げられる。好ましくはフルオロメチル基、ジフルオロメチル基、およびトリフルオロメチル基が挙げられる。
「アリールオキシ基」としては、炭素数6〜10のアリールオキシ基が挙げられ、その具体例としては、フェノキシ基、およびナフトキシ基が挙げられる。
「C2−6アルカノイル基」としては、炭素数2〜6の直鎖状又は分枝鎖状のアルカノイル基が挙げられ、具体的には、アセチル基、プロパノイル基、ブタノイル基、2−メチルプロパノイル基、ペンタノイル基、3−メチルブタノイル基、2−メチルブタノイル基、ヘキサノイル基等が挙げられる。好ましくはアセチル基、プロパノイル基、ブタノイル基、および2−メチルプロパノイル基が挙げられる。
「置換されてもよいアミノ基」としては、例えば、アミノ、モノ−もしくはジ−置換されたアミノ、4員〜7員環の環状アミノが挙げられる。「モノ−もしくはジ−置換されたアミノ」の置換基としては、例えば、「C1−6アルキル」、「C3−7シクロアルキル」、「C3−7シクロアルキルC1−4アルキル」等が挙げられる。
「モノ−置換されたアミノ」の具体例としては、例えば、「モノ−C1−6アルキルアミノ」(例えば、メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、1−メチルエチルアミノ、ブチルアミノ、2-メチルプロピルアミノ、1-メチルプロピルアミノ、1,1−ジメチルエチルアミノ等)、
「C3−7シクロアルキルアミノ」(例えば、シクロプロピルアミノ、シクロブチルアミノ、シクロペンチルアミノ、シクロヘキシルアミノ、シクロヘプチルアミノ等)、
「(C3−7シクロアルキルC1−4アルキル)アミノ」(例えば、シクロプロピルメチルアミノ、シクロブチルメチルアミノ、シクロペンチルメチルアミノ、シクロヘキシルメチルアミノ、シクロヘプチルメチルアミノ等)、
「ジ−置換されたアミノ」の具体例としては、例えば、「ジ−C1−6アルキルアミノ」(例えば、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ジプロピルアミノ、ジ−1−メチルエチルアミノ、ジブチルアミノ、ジ−2-メチルプロピルアミノ、ジ−1-メチルプロピルアミノ、ジ−1,1−ジメチルエチルアミノ等)、
「N−(C1−6アルキル)−N−(C3−7シクロアルキル)アミノ」(例えば、メチルシクロプロピルアミノ、メチルシクロブチルアミノ、メチルシクロペンチルアミノ、メチルシクロヘキシルアミノ、メチルシクロヘプチルアミノ等)、
「4員〜7員の環状アミノ基」としては、例えば、環状アミノ基の窒素原子に加え、環を構成する原子として、窒素原子、酸素原子および硫黄原子から選択される同種または異種のヘテロ原子を1〜3個含んでもよい4員〜7員の単環式環状アミノ基が挙げられる。具体例としては、例えば、アゼチジノ、ピロリジノ、ピペラジノ、ピペリジノ、モルホリノ、チオモルホリノ、アゼパノ、オキソアゼパノ等が挙げられる。好ましくはアミノ、メチルアミノ、エチルアミノ、シクロプロピルアミノ、シクロブチルアミノ、ジメチルアミノ、ジ−1−メチルエチルアミノ、メチルシクロプロピルアミノ、アゼチジノ、ピロリジノ、ピペラジノ、ピペリジノ、およびモルホリノが挙げられ、さらに好ましくはアミノ、メチルアミノ、ジメチルアミノ、アゼチジノ、ピロリジノ、およびピペリジノが挙げられる。
「隣接する窒素原子に加え、1〜2個の窒素原子、1個の酸素原子および1個の硫黄原子からなる群から選択される0〜2個のヘテロ原子を含む飽和もしくは不飽和の4〜9員の単環性もしくは7〜10員の2環性の含窒素ヘテロ環基」としては、具体的に、アゼチジニル基、ピロリジニル基、ピペラジニル基、ピペリジニル基、モルホリニル基、チオモルホリニル基、ヘキサヒドロアゼピニル基、1,4−ヘキサヒドロオキサゼピニル基、1,4−ヘキサヒドロジアゼピニル基、インドリニル基、イソインドリニル基、1,2,3,4−テトラヒドロキノリニル基、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリニル基、1,2,3,4−テトラヒドロキノキサリニル基、3,4−ジヒドロベンゾ−1,4−オキサジニル基、3,4−ジヒドロベンゾ−1,4−チアジニル基、3−アザビシクロ[3.2.0]ヘプタニル基、オクタヒドロイソインドリル基、オクタヒドロインドリル基、デカヒドロキノリニル基、デカヒドロイソキノリニル基、デカヒドロキノキサリニル基、オクタヒドロベンゾ−1,4−オキサジニル基、オクタヒドロベンゾ−1,4−チアジニル基等が挙げられる。好ましくは、アゼチジニル基、ピロリジニル基、ピペラジニル基、ピペリジニル基、モルホリニル基、ヘキサヒドロアゼピニル基、1,4−ヘキサヒドロオキサゼピニル基、インドリニル基、イソインドリニル基、1,2,3,4−テトラヒドロキノリニル基、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリニル基、および3,4−ジヒドロベンゾ−1,4−オキサジニル基が挙げられる。さらに好ましくはピロリジニル基、ピペラジニル基、ピペリジニル基、およびモルホリニル基が挙げられる。
「1個の酸素原子を含んでもよい飽和もしくは不飽和の3〜8員の環」としては、具体的に、シクロプロパン環、シクロブタン環、シクロペンタン環、シクロヘキサン環、シクロヘプタン環、シクロオクタン環、オキセタタン環、テトラヒドロフラン環、テトラヒドロピラン環、オキセパン環、ベンゼン環等が挙げられ、好ましくはシクロプロパン環、シクロブタン環、シクロペンタン環、およびシクロヘキサン環が挙げられる。
「R10およびR11が結合している環と共に形成する2環あるいはスピロ化合物」としては、具体的に、インドリン、イソインドリン、1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン、3−アザビシクロ[3.2.0]ヘプタン、7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン、6−アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン、2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン、3−アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン、8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン、2−アザビシクロ[2.2.2]オクタン、3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン、オクタヒドロイソインドン、オクタヒドロインドリン、デカヒドロキノリン、デカヒドロイソキノリン、オクタヒドロシクロペンタ[b]ピロール、オクタヒドロシクロペンタ[c]ピロール、2−オキサ−7−アザスピロ[3.5]ノナン、2−オキサ−8−アザスピロ[4.5]デカン等が挙げられる。好ましくはインドリン、イソインドリン、1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン、3−アザビシクロ[3.2.0]ヘプタン、7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン、6−アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン、2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン、3−アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン、8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン、2−アザビシクロ[2.2.2]オクタン、および3−アザビシクロ[3.2.1]オクタンが挙げられる。さらに好ましくは7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン、8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン、および3−アザビシクロ[3.2.1]オクタンが挙げられる。
「C3−8単環性、C7−102環性もしくはC7−123環性シクロアルキル基」としては、それぞれ3〜8員の単環性シクロアルキル基、7〜10員の2環性シクロアルキル基、7〜12員の3環性シクロアルキル基が挙げられる。単環性シクロアルキル基としては、具体的に、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基、シクロオクチル基等が挙げられる。好ましくはシクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、およびシクロヘキシル基が挙げられる。2環性シクロアルキル基としては、具体的に、オクタヒドロペンタレニル基、オクタヒドロ−1H−インデニル基、ビシクロ[2.2.1]ヘプチル基、ビシクロ[2.2.2]オクチル基、ビシクロ[4.2.0]オクチル基、デカヒロドナフタレニル基等が挙げられる。好ましくはビシクロ[2.2.1]ヘプチル基、およびビシクロ[2.2.2]オクチル基が挙げられる。3環性シクロアルキル基として具体的には、アダマンチル基が挙げられる。
「C5−8単環性もしくはC7−102環性シクロアルケニル基」としては、それぞれ3〜8員の単環性シクロアルケニル基、7〜10員の2環性シクロアルケニル基が挙げられる。単環性シクロアルケニル基としては、具体的に、1−シクロペンテニル基、3−シクロペンテニル基、4−シクロペンテニル基、1−シクロヘキセニル基、3−シクロヘキセニル基、4−シクロヘキセニル基、1−シクロヘプテニル基、3−シクロヘプテニル基、4−シクロヘプテニル基、5−シクロヘプテニル基、1−シクロオクテニル基、3−シクロオクテニル基、4−シクロオクテニル基、5−シクロオクテニル基等が挙げられる。好ましくは1−シクロペンテニル基、3−シクロペンテニル基、4−シクロペンテニル基、1−シクロヘキセニル基、3−シクロヘキセニル基、および4−シクロヘキセニル基が挙げられる。2環性シクロアルケニル基としては、具体的に、ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エニル基、およびビシクロ[2.2.2]オクト−2−エニル基が挙げられる。
「隣接する窒素原子に加え、1〜2個の窒素原子、1個の酸素原子および1個の硫黄原子からなる群から選択される0〜2個のヘテロ原子を含む飽和もしくは不飽和の4〜8員の単環性含窒素ヘテロ環基」における、飽和単環性含窒素ヘテロ環基としては、具体的に、アゼチジニル基、ピロリジニル基、ピペラジニル基、ピペリジニル基、モルホリニル基、チオモルホリニル基、ヘキサヒドロアゼピニル基、1,4−ヘキサヒドロオキサゼピニル基等が挙げられる。好ましくはアゼチジニル基、ピロリジニル基、ピペラジニル基、ピペリジニル基、およびモルホリニル基が挙げられる。
また、不飽和単環性含窒素ヘテロ環基としては、具体的に、ピロリル基、イミダゾリル基、トリアゾリル基、テトラゾリル基、1,2,3,6−テトラヒドロピリジル基、および2,5−ジヒドロ−1H−ピロリル基が挙げられる。
「C1−6アルコキシカルボニル基」としては、炭素数1〜6の直鎖状又は分枝鎖状のアルコキシ基を有するカルボニル基が挙げられ、具体的には、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、プロポキシカルボニル基、イソプロポキシカルボニル基、ブトキシカルボニル基、イソブトキシカルボニル基、sec−ブトキシカルボニル基、tert−ブトキシカルボニル基、ペンチルオキシカルボニル基、ヘキシルオキシカルボニル基等が挙げられる。好ましくはメトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、プロポキシカルボニル基、イソプロポキシカルボニル基、ブトキシカルボニル基、イソブトキシカルボニル基、sec−ブトキシカルボニル基、およびtert−ブトキシカルボニル基が挙げられる。
「C1−6アルキルスルホニル基」としては、炭素数1〜6の直鎖状又は分枝鎖状のアルキルスルホニル基が挙げられ、具体的には、メチルスルホニル基、エチルスルホニル基、プロピルスルホニル基、イソプロピルスルホニル基、ブチルスルホニル基、イソブチルスルホニル基、sec−ブチルスルホニル基、tert−ブチルスルホニル基、ペンチルスルホニル基、ヘキシルスルホニル基等が挙げられる。好ましくはメチルスルホニル基、エチルスルホニル基、プロピルスルホニル基、イソプロピルスルホニル基、ブチルスルホニル基、イソブチルスルホニル基、sec−ブチルスルホニル基、およびtert−ブチルスルホニル基が挙げられる。
「1個の酸素原子を含んでもよい3〜6員の飽和環」としては、酸素原子を含まない3〜6員のシクロアルカンと、酸素原子を含む3〜6員の環状エーテルが挙げられる。3〜6員のシクロアルカンとしては、具体的に、シクロプロパン環、シクロブタン環、シクロペンタン環、およびシクロヘキサン環が挙げられ、酸素原子を含む3〜6員の環状エーテルとしては、オキシラン環、オキセタン環、テトラヒドロフラン環、およびテトラヒドロピラン環が挙げられる。
「RとRは互いに結合して飽和あるいは不飽和の1個の酸素原子を含んでもよい6〜9員の環」とは、具体的に、下記式(E−1)〜(E−16):
Figure 2013010719
で示される6〜9員の環等が挙げられる。好ましくは式(E−1)、(E−4)、(E−5)、(E−8)、(E−9)、(E−10)、および(E−14)が挙げられる。
「式(1)中の部分構造であって、Uが炭素原子、又は窒素原子を意味し、X、YおよびZは、それぞれ独立して酸素原子、窒素原子、硫黄原子および炭素原子からなる群から選択され、X、Y、Zのうち少なくともひとつは酸素原子、硫黄原子、又は窒素原子のいずれかを意味する5員環へテロアリール」下記式(F):
Figure 2013010719
としては、下記式(F−1)〜(F−16):
Figure 2013010719
のヘテロアリールが挙げられ、ヘテロアリールの結合位置は、化学的に安定であれば特に限定は無く、任意の炭素原子上もしくは窒素原子上で結合していてよい。ただし、ベンズイミダゾロン環等の窒素原子との結合位置は、任意の炭素原子上であり、Aとの結合位置は、ベンズイミダゾロン環等の窒素原子との結合位置を基に、上記式(F)に記載の位置関係の炭素原子又は窒素原子である。好ましくは式(F−4)〜(F−7)、(F−10)〜(F−13)のへテロアリールが挙げられる。さらに好ましくは(F−10)〜(F−13)のへテロアリールが挙げられる。
本発明における各基について説明する。
Aとして好ましくは、式(A−1)、又は式(A−3)が挙げられ、さらに好ましくは式(A−1)が挙げられる。
Bとして好ましくは、式(B−1)、又は式(B−2)が挙げられ、さらに好ましくは式(B−2)が挙げられる。
Dとして好ましくは、水素原子、置換されていてもよいC1−6アルキル基、置換されていてもよいC3−8単環性、C7−102環性もしくはC7−123環性シクロアルキル基、又は−(CH−R12が挙げられる。
12として好ましくは、式(R12−1)、式(R12−3)、又は式(R12−5)が挙げられる。
13として好ましくは、水素原子、置換されていてもよいC1−6アルキル基、置換されていてもよいC3−8シクロアルキル基、−COR16、−SO16、−COOR16、又は−CONR1920が挙げられ、さらに好ましくは、置換されていてもよいC1−6アルキル基、置換されていてもよいC3−8シクロアルキル基、−COR16、−SO16、又は−COOR16が挙げられ、さらに好ましくは−COR16、−SO16、又は−COOR16が挙げられる。
16として好ましくは、置換されていてもよいC1−6アルキル基、置換されていてもよいC3−8シクロアルキル基、又は置換されていてもよいアリール基、又は置換されていてもよいヘテロアリール基が挙げられ、さらに好ましくは、置換されていてもよいC1−6アルキル基、又は置換されていてもよいC3−8シクロアルキル基が挙げられる。
14およびR15として好ましくは、それぞれ独立して、水素原子、置換されていてもよいC1−6アルキル基、置換されていてもよいC3−8シクロアルキル基、置換されていてもよいアリール基、又は置換されていてもよいヘテロアリール基が挙げられ、さらに好ましくは、置換されていてもよいC1−6アルキル基、又は置換されていてもよいC3−8シクロアルキル基が挙げられる。
およびRとして好ましくは、それぞれ独立して、水素原子、置換されていてもよいC1−6アルキル基、置換されていてもよいC2−6アルケニル基、置換されていてもよいC3−8シクロアルキル基、置換されていてもよいC5−8シクロアルケニル基が挙げられ、さらに好ましくは、置換されていてもよいC1−6アルキル基、置換されていてもよいC2−6アルケニル基が挙げられる。
、R、R、およびRとして好ましくは、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、置換されていてもよいC1−6アルキル基、置換されていてもよいC3−8シクロアルキル基、置換されていてもよいC1−6アルコキシ基、置換されていてもよいC1−4ハロアルキル基、置換されていてもよいC1−4ハロアルコキシ基、シアノ基、ニトロ基、置換されていてもよいアリール基、置換されていてもよいヘテロアリール基、又は置換されてもよいアミノ基が挙げられ、さらに好ましくは水素原子、ハロゲン原子、置換されていてもよいC1−6アルキル基、置換されていてもよいC1−6アルコキシ基、置換されていてもよいC1−4ハロアルキル基、又は置換されていてもよいC1−4ハロアルコキシ基が挙げられ、さらに好ましくは水素原子、ハロゲン原子、又は置換されていてもよいC1−6アルキル基が挙げられる。
、R8’、RおよびR9’として好ましくは、それぞれ独立して、水素原子、置換されていてもよいC1−6アルキル基、置換されていてもよいC3−8シクロアルキル基、置換されていてもよいC5−8シクロアルケニル基、置換されていてもよいアリール基、又は置換されていてもよいヘテロアリール基が挙げられ、さらに好ましくは置換されていてもよいC1−6アルキル基、又は置換されていてもよいC3−8シクロアルキル基が挙げられる。
10、R10’、R11およびR11’として好ましくは、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、置換されていてもよいC1−6アルキル基、又は置換されていてもよいC1−6アルコキシ基が挙げられ、さらに好ましくは水素原子、置換されていてもよいC1−6アルキル基、又は置換されていてもよいC1−6アルコキシ基が挙げられる。
lとして好ましくは、0又は1が挙げられる。
mとして好ましくは、0又は1が挙げられる。
nとして好ましくは、0又は1が挙げられる。
oとして好ましくは、0又は1が挙げられる。
qとして好ましくは、1〜3が挙げられる。
rおよびr’として好ましくは、それぞれ独立して、1〜2が挙げられる。
sおよびs’として好ましくは、それぞれ独立して、0又は1が挙げられる。
tおよびt’として好ましくは、それぞれ独立して、1が挙げられる。
uとして好ましくは、0〜2が挙げられ、さらに好ましくは0又は1が挙げられる。
vとして好ましくは、1又は2が挙げられる。
(A−1)〜(A−4)は、それぞれ独立して、置換可能な位置で、好ましくは、C1−6アルキル基、ヒドロキシ基、およびC1−6アルコキシ基からなる群から選択される1又は複数の置換基で置換されても良い。
DがC1−6アルキル基、C3−6アルケニル基、C3−6アルキニル基、C3−8単環性、C7−102環性もしくはC7−123環性シクロアルキル基、又はC5−8単環性もしくはC7−102環性シクロアルケニル基を表す場合のそれぞれの基は、それぞれ独立して、置換可能な位置で、好ましくは、C1−4アルキル基、ヒドロキシ基、C1−4アルコキシ基、C1−4ハロアルキル基、およびアリール基からなる群から選択される1又は複数の置換基で置換されても良い。
Dが−(CH−R12を表し、uが1〜4の整数を意味する場合のアルキレン鎖は、置換可能な位置で、好ましくは、C1−6アルキル基、ヒドロキシ基、およびC1−6アルコキシ基からなる群から選択される1又は複数の置換基で置換されても良い。
13がC1−6アルキル基、C3−6アルケニル基、C3−6アルキニル基、C3−8シクロアルキル基、又はC5−8シクロアルケニル基を表す場合のそれぞれの基は、それぞれ独立して、置換可能な位置で、好ましくは、C1−4アルキル基、ヒドロキシ基、C1−4アルコキシ基、C1−4ハロアルキル基、C1−4ハロアルコキシ基、およびハロゲン原子からなる群から選択される1又は複数の置換基で置換されても良い。
16がC1−6アルキル基、C3−6アルケニル基、C3−6アルキニル基、C3−8シクロアルキル基、C5−8シクロアルケニル基、5〜9員の単環性もしくは7〜10員の2環性の非芳香族性の不飽和へテロ環基、又は4〜9員の単環性もしくは7〜10員の2環性の飽和へテロ環基を表す場合のそれぞれの基は、それぞれ独立して、置換可能な位置で、好ましくは、C1−4アルキル基、ヒドロキシ基、C1−4アルコキシ基、C1−4ハロアルキル基、C1−4ハロアルコキシ基、オキソ基、アリール基、ヘテロアリール基、およびハロゲン原子からなる群から選択される1又は複数の置換基で置換されても良く、さらに好ましくはC1−4アルキル基、ヒドロキシ基、C1−4アルコキシ基、C1−4ハロアルキル基、およびC1−4ハロアルコキシ基からなる群から選択される1又は複数の置換基で置換されても良い。
16がアリール基又はヘテロアリール基を表す場合のそれぞれの基は、それぞれ独立して、置換可能な位置で、好ましくは、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、C1−4アルキル基、C1−4アルコキシ基、C1−4ハロアルキル基、C1−4ハロアルコキシ基、シアノ基、および置換されてもよいアミノ基からなる群から選択される1又は複数の置換基で置換されても良く、さらに好ましくは、ハロゲン原子、C1−4アルキル基、C1−4アルコキシ基、C1−4ハロアルキル基、C1−4ハロアルコキシ基、および置換されてもよいアミノ基からなる群から選択される1又は複数の置換基で置換されても良く、さらに好ましくはハロゲン原子、C1−4アルキル基、C1−4アルコキシ基、および置換されてもよいアミノ基からなる群から選択される1又は複数の置換基で置換されても良い。
19およびR20が、互いに結合して、隣接する窒素原子に加え、1〜2個の窒素原子、1個の酸素原子および1個の硫黄原子からなる群から選択される0〜2個のヘテロ原子を含む飽和もしくは不飽和の4〜8員の単環性含窒素ヘテロ環基をあらわす場合の該基は、置換可能な位置で、好ましくは、C1−4アルキル基、ヒドロキシ基、C1−4アルコキシ基、オキソ基およびハロゲン原子からなる群から選択される1又は複数の置換基で置換されても良い。
14およびR15が、それぞれ独立して、C1−6アルキル基、C3−6アルケニル基、C3−6アルキニル基、C3−8シクロアルキル基、C5−8シクロアルケニル基、5〜9員の単環性もしくは7〜10員の2環性の非芳香族性の不飽和へテロ環基、4〜9員の単環性もしくは7〜10員の2環性の飽和へテロ環基、C2−6アルカノイル基、C1−6アルコキシカルボニル基、又はC1−6アルキルスルホニル基を表す場合のそれぞれの基は、それぞれ独立して、置換可能な位置で、好ましくは、C1−4アルキル基、ヒドロキシ基、C1−4アルコキシ基、オキソ基、アリール基、ヘテロアリール基、およびハロゲン原子からなる群から選択される1又は複数の置換基で置換されても良く、さらに好ましくはC1−4アルキル基、ヒドロキシ基、C1−4アルコキシ基、およびハロゲン原子からなる群から選択される1又は複数の置換基で置換されても良い。
14およびR15が、互いに結合して、隣接する窒素原子に加え、1〜2個の窒素原子、1個の酸素原子および1個の硫黄原子から選択される0〜2個のヘテロ原子を含む、飽和もしくは不飽和の4〜9員の単環性もしくは7〜10員の2環性の含窒素ヘテロ環基をあらわす場合の該基は、置換可能な位置で、好ましくは、C1−4アルキル基、ヒドロキシ基、C1−4アルコキシ基、C1−4ハロアルキル基、C1−4ハロアルコキシ基、オキソ基、およびハロゲン原子からなる群から選択される1又は複数の置換基で置換されても良く、さらに好ましくはC1−4アルキル基、ヒドロキシ基、C1−4アルコキシ基、オキソ基、およびハロゲン原子からなる群から選択される1又は複数の置換基で置換されても良い。
、R8’、RおよびR9’ が、それぞれ独立して、C1−6アルキル基、C3−6アルケニル基、C3−6アルキニル基、C3−8シクロアルキル基、C5−8シクロアルケニル基、5〜9員の単環性もしくは7〜10員の2環性の非芳香族性の不飽和へテロ環基、又は4〜9員の単環性もしくは7〜10員の2環性の飽和へテロ環基を表す場合のそれぞれの基は、それぞれ独立して、置換可能な位置で、好ましくは、C1−4アルキル基、ヒドロキシ基、C1−4アルコキシ基、C1−4ハロアルコキシ基、オキソ基、アリール基、ヘテロアリール基、アリールオキシ基、およびハロゲン原子からなる群から選択される1又は複数の置換基で置換されても良く、さらに好ましくはC1−4アルキル基、ヒドロキシ基、C1−4アルコキシ基、オキソ基、およびハロゲン原子からなる群から選択される1又は複数の置換基で置換されても良い。
およびR、並びにR8’およびR9’は、それぞれ独立して、互いに結合して、隣接する窒素原子に加え、1〜2個の窒素原子、1個の酸素原子および1個の硫黄原子からなる群から選択される0〜2個のヘテロ原子を含む、飽和もしくは不飽和の4〜9員の単環性もしくは7〜10員の2環性の含窒素ヘテロ環基を表す場合のそれぞれの基は、それぞれ独立して、置換可能な位置で、好ましくは、C1−4アルキル基、およびオキソ基からなる群から選択される1又は複数の置換基で置換されても良い。
10、R10’、R11およびR11’が、それぞれ独立して、C1−6アルキル基、C2−6アルケニル基、C2−6アルキニル基、又はC1−6アルコキシ基を表す場合のそれぞれの基は、それぞれ独立して、置換可能な位置で、好ましくは、C1−4アルキル基、ヒドロキシ基、C1−4アルコキシ基、C1−4ハロアルコキシ基、オキソ基、アリール基、ヘテロアリール基、アリールオキシ基、およびハロゲン原子からなる群から選択される1又は複数の置換基で置換されても良く、さらに好ましくは、C1−4アルキル基、ヒドロキシ基、C1−4アルコキシ基、およびハロゲン原子からなる群から選択される1又は複数の置換基で置換されても良い。
10およびR11、並びにR10’およびR11’は、それぞれ独立して、互いに結合して、置換されていてもよい、1個の酸素原子を含んでもよい飽和もしくは不飽和の3〜8員の環を形成し、R10およびR11が結合している環と共に2環あるいはスピロ化合物を表す場合のそれぞれの基は、それぞれ独立して、置換可能な位置で、好ましくは、C1−4アルキル基、ヒドロキシ基、C1−4アルコキシ基、オキソ基、およびハロゲン原子からなる群から選択される1又は複数の置換基で置換されても良い。
がC1−6アルキル基、C2−6アルケニル基、C2−6アルキニル基、C3−8シクロアルキル基、C5−8シクロアルケニル基、アリール基、およびヘテロアリール基を表す場合のそれぞれの基は、それぞれ独立して、置換可能な位置で、好ましくは、C1−4アルキル基、ヒドロキシ基、C1−4アルコキシ基、C1−4ハロアルキル基、C1−4ハロアルコキシ基、およびハロゲン原子からなる群から選択される1又は複数の置換基で置換されても良く、さらに好ましくはC1−4アルキル基、ヒドロキシ基、およびC1−4アルコキシ基からなる群から選択される1又は複数の置換基で置換されても良い。
がC1−6アルキル基、C2−6アルケニル基、C2−6アルキニル基、C3−8シクロアルキル基、C5−8シクロアルケニル基、アリール基、およびヘテロアリール基を表す場合のそれぞれの基は、それぞれ独立して、置換可能な位置で、好ましくは、C1−4アルキル基、ヒドロキシ基、C1−4アルコキシ基、C1−4ハロアルキル基、C1−4ハロアルコキシ基、およびハロゲン原子からなる群から選択される1又は複数の置換基で置換されても良く、さらに好ましくはC1−4アルキル基、ヒドロキシ基、およびC1−4アルコキシ基からなる群から選択される1又は複数の置換基で置換されても良い。
がC1−6アルキル基、C2−6アルケニル基、C2−6アルキニル基、C3−8シクロアルキル基、C5−8シクロアルケニル基、C1−6アルコキシ基、C1−4ハロアルキル基、C1−4ハロアルコキシ基、アリール基、およびヘテロアリール基を表す場合のそれぞれの基は、それぞれ独立して、置換可能な位置で、好ましくは、C1−4アルキル基、ヒドロキシ基、C1−4アルコキシ基、C1−4ハロアルキル基、C1−4ハロアルコキシ基、およびハロゲン原子からなる群から選択される1又は複数の置換基で置換されても良く、さらに好ましくはC1−4アルキル基、ヒドロキシ基、C1−4アルコキシ基およびハロゲン原子からなる群から選択される1又は複数の置換基で置換されても良い。
とRが互いに結合して飽和あるいは不飽和の1個の酸素原子を含んでもよい6〜9員の環を表す場合の該基は、置換可能な位置で、好ましくは、C1−4アルキル基、ヒドロキシ基、C1−4アルコキシ基、オキソ基、およびハロゲン原子からなる群から選択される1又は複数の置換基で置換されても良い。
、RおよびRが、それぞれ独立して、C1−6アルキル基、C2−6アルケニル基、C2−6アルキニル基、C3−8シクロアルキル基、C5−8シクロアルケニル基、C1−6アルコキシ基、C1−4ハロアルキル基、、C1−4ハロアルコキシ基、アリール基、およびヘテロアリール基を表す場合のそれぞれの基は、それぞれ独立して、置換可能な位置で、好ましくは、C1−4アルキル基、ヒドロキシ基、C1−4アルコキシ基、C1−4ハロアルキル基、C1−4ハロアルコキシ基、およびハロゲン原子からなる群から選択される1又は複数の置換基で置換されても良く、さらに好ましくはC1−4アルキル基、ヒドロキシ基、C1−4アルコキシ基、およびハロゲン原子からなる群から選択される1又は複数の置換基で置換されても良い。
以下、本発明の式(1)で表される化合物について、さらに説明する。
式(1)の化合物は、置換基の種類によっては、全ての互変異性体、幾何異性体、立体異性体を含む概念であり、それらの混合物であってもよい。
すなわち、式(1)の化合物において不斉炭素原子がひとつ以上存在する場合には、ジアステレオマーや光学異性体が存在するが、これらジアステレオマーや光学異性体の混合物や単離されたものも本発明に含まれる。
本発明はまた、式(1)の化合物と同一(化合物中の1個以上の原子を天然に通常見られる原子質量又は質量数とは異なる原子質量又は質量数を有する原子によって置き換えたという事実を除いて)である同位体標識した化合物、及びその製薬学的に許容される塩も本発明に含まれる。本発明の化合物に含まれる同位体の例は、水素、炭素、窒素、酸素、リン、フッ素、臭素、及び塩素の同位体、例えばそれぞれH、H、11C、13C、14C、13N、15N、18O、17O、15O、18F、75Br、76Br、77Br、82Br、及び36Clのような同位体を含む。前述の同位体及び/又は他の原子の他の同位体を含有する本発明の化合物、及びその薬学上許容される塩も本発明に含まれる。
本発明のある種の同位体標識化合物、例えば11C、H及び18Fのような放射性同位体が組み込まれた化合物は、例えば薬物及び/又は基質の組織分布アッセイにおいて、特に、セロトニン受容体である5−HT受容体サブタイプを確認し所在を突き止める(localize)ための診断薬として有用である。トリチウム化(すなわちH)、炭素−11(すなわち11C)、及び18Fの同位体は、製造と検出が容易であることから特に好適である。この点において、そのような化合物は、中枢神経系の各領域内における前記受容体の密度、並びに所定濃度の化合物を用いて達成された受容体占有率を査定するのにも有用である。そのような情報はこれらの化合物の用量又は用量範囲を確立するのに役立つであろう。さらに、これらの同位体標識化合物は、この点においてこれまで診断が未確定の疾患の特徴を調べるのにも使用できる。
さらに、ジュウテリウム、すなわちHのような重い同位体による置換は、増大した代謝安定性に起因するある種の治療的利点をもたらすことができる。例えばインビボにおける半減期の延長又は用量要件の低減がもたらされるため、状況によっては好適であり得る。
製薬学的に許容される塩としては、酸付加塩および塩基付加塩が挙げられる。例えば、酸付加塩としては、塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、硫酸水素塩、ヨウ化水素酸塩、硝酸塩、リン酸塩等の無機酸塩、クエン酸塩、シュウ酸塩、酢酸塩、ギ酸塩、プロピオン酸塩、安息香酸塩、トリフルオロ酢酸塩、フマル酸塩、マレイン酸塩、マロン酸塩、コハク酸塩、酒石酸塩、酒石酸水素塩、乳酸塩、リンゴ酸塩、ピルビン酸塩、グルコン酸塩、サッカラート、メタンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、パラトルエンスルホン酸塩、パモエート[1,1’−メチレン−ビス−(2−ヒドロキシ−3−ナフトエート)]との塩等の有機酸塩が挙げられる。塩基付加塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩、アンモニウム塩等の無機塩基塩、トリエチルアンモニウム塩、トリエタノールアンモニウム塩、ピリジニウム塩、ジイソプロピルアンモニウム塩等の有機塩基塩等が挙げられる。また、アルギニン塩、アスパラギン酸塩、グルタミン酸塩などの塩基性アミノ酸塩あるいは酸性アミノ酸塩を挙げることができる。好ましい塩としては、塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、リン酸塩、クエン酸塩、フマル酸塩、マレイン酸塩、マロン酸塩、コハク酸塩、酒石酸塩、乳酸塩、リンゴ酸塩、ピルビン酸塩、メタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩が挙げられる。
また、式(1)で表される化合物及びその薬学上許容される塩は、水和物、又はエタノール和物等の溶媒和物であってもよく、これらの水和物および/又は溶媒和物も本発明の化合物に包含される。
本発明の化合物の製造方法
以下に、本発明における式(1):
Figure 2013010719
で表される化合物の製造法について、例を挙げて説明するが、本発明はもとよりこれに限定されるものではない。
式(1)で表される化合物は公知化合物から公知の合成方法を組み合わせることにより合成することができる。例えば、次の方法により合成できる。
(製造方法1)
式(1)で表される化合物は、例えばDが(CHu−(R12−1)、Vが酸素原子である化合物(1’)の場合、以下の方法により製造することができる。
Figure 2013010719
(式中、r、s、r’、s’、u、A、B、U、W、X、Y、Z、R、R、R、R、R10’、R11’およびR13は前掲と同じものを意味し、Lは脱離基を意味する)
すなわち、式(1’)で表される化合物は、式(1−1)で表される化合物を、塩基等適当な添加剤の存在下に、式(1−2)で表される反応性誘導体と反応させることにより、製造することができる。
−R13が、−COR16(式中、R16は前掲と同じものを意味する)を表す場合、式(1−2)で表される反応性誘導体としては、Lが水酸基を意味する
式(1−3):R16−COOH
(式中、R16は前掲と同じものを意味する)
で表されるカルボン酸化合物、および該カルボン酸化合物のアルキルエステル(特にメチルエステル)、活性エステル、酸無水物又はカルボン酸ハライド(特にカルボン酸クロリド)を挙げることができる。
式(1−3)で表されるカルボン酸化合物を用いる場合には、1,3−ジシクロヘキシルカルボジイミド、塩酸1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド、N,N’−カルボニルジイミダゾール、ベンゾトリアゾール−1−イルオキシトリス(ジメチルアミノ)ホスホニウム・ヘキサフルオロフォスフェート、N,N’−カルボニルジコハク酸イミド、1−エトキシカルボニル−2−エトキシ−1,2−ジヒドロキノリン、ジフェニルホスホリルアジド、プロパンホスホン酸無水物のような縮合剤の存在下に反応させることができる。
縮合剤として1,3−ジシクロヘキシルカルボジイミド又は塩酸1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミドを用いる場合には、N−ヒドロキシコハク酸イミド、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール、3−ヒドロキシ−1,2,3−ベンゾトリアジン−4(3H)−オン、N−ヒドロキシ−5−ノルボルネン−2,3−ジカルボキシイミド等を添加して反応させてもよい。
式(1−3)で表されるカルボン酸化合物の活性エステルの具体例としては、p−ニトロフェニルエステル、ペンタクロロフェニルエステル、ペンタフルオロフェニルエステル、N−ヒドロキシコハク酸イミドエステル、N−ヒドロキシフタルイミドエステル、1−ヒドロキシベンゾトリアゾールエステル、8−ヒドロキシキノリンエステル、2−ヒドロキシフェニルエステルなどが挙げられる。
式(1−3)で表されるカルボン酸化合物の酸無水物としては、対称酸無水物又は混合酸無水物が用いられ、混合酸無水物の具体例としてはクロロ炭酸エチル、クロロ炭酸イソブチルのようなクロロ炭酸アルキルエステルとの混合酸無水物、クロロ炭酸ベンジルのようなクロロ炭酸アラルキルエステルとの混合酸無水物、クロロ炭酸フェニルのようなクロロ炭酸アリールエステルとの混合酸無水物、イソ吉草酸、ピバリン酸のようなアルカン酸との混合酸無水物が挙げられる。
式(1’)において、−R13が−COOR16(式中、R16は前掲と同じものを意味する)を表す場合、式(1−2)で表される反応性誘導体としては、
式(1−4):R16O−CO−L
(式中、L及びR16は前掲と同じものを意味する)
で表される化合物を挙げる事ができる。
式(1−4)においてLが塩素原子である化合物は、市販されているか、或いはR16OHとホスゲン、ジホスゲン、またはトリホスゲンなどのホスゲン等価体とを反応させる事により製造することができる。
式(1’)において、−R13が−SO−R16(式中、R16は前掲と同じものを意味する)を表す場合、式(1−2)で表される反応性誘導体としては、
式(1−5):R16−SO−L
(式中、L及びR16は前掲と同じものを意味する)
で表される化合物を挙げる事ができる。
式(1’)において、−R13が−CONR1920(式中、R19及びR20は前掲と同じものを意味する)を表す場合、式(1−2)で表される反応性誘導体としては、
式(1−6):R1920N−CO−L
(式中、L、R19及びR20は前掲と同じものを意味する)
で表される化合物を挙げる事ができる。
式(1−1)で表される化合物と式(1−2)で表される反応性誘導体との反応は、溶媒中又は無溶媒下で行われる。使用する溶媒は、原料化合物の種類等に従って適宜選択されるべきであるが、例えばベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、シクロペンチルメチルエーテルのようなエーテル類、塩化メチレン、クロロホルムのようなハロゲン化炭化水素類、アセトン、メチルエチルケトンのようなケトン類、酢酸エチル、アセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシドが挙げられ、これらの溶媒はそれぞれ単独で、或いは2種以上で混合して用いられてもよい。
本反応は必要に応じて塩基の存在下に行われる。塩基の具体例としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムのような水酸化アルカリ、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムのような炭酸アルカリ、重炭酸ナトリウム、重炭酸カリウムのような重炭酸アルカリ、或いはトリエチルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、N−メチルモルホリンのような有機塩基が挙げられるが、式(1−1)で表される化合物を塩基として、過剰量用いることもできる。
反応温度は用いる原料化合物の種類等により異なるが、通常約−30℃〜約200℃、好ましくは約−10℃〜約150℃である。
の脱離基としては、例えば塩素、臭素、ヨウ素等のハロゲン原子、メタンスルホニルオキシ基等のアルキルスルホニルオキシ基、ベンゼンスルホニルオキシ、p−トルエンスルホニルオキシ等のアリールスルホニルオキシ基が挙げられるが、ハロゲン原子、特に塩素および臭素、又はメタンスルホニルオキシおよびp−トルエンスルホニルオキシが好ましい
製造方法1に記載の式(1−1)の化合物は、例えば、Bが(B−2)、Dが(CHu−(R12−1)、uが1である化合物(1−1’)の場合は下記の製造方法2に示される方法によって製造することが出来る。
また、Bが(B−2)、Dが(CHu−(R12−1)、uが0である化合物(1−1’’)の場合は製造方法3に示される方法によって製造することが出来る。
(製造方法2)
Figure 2013010719
〔式中、r、s、r’、s’、A、U、W、X、Y、Z、R、R、RおよびRは前掲と同じものを意味し、R10、R11、R10’およびR11’は、それぞれ独立して前掲より選択される置換基を意味し、Lは加水分解もしくは加水素分解により脱離し得る保護基を意味し、Lは−CH−L(Lは脱離基を意味する)又はホルミル基を意味する〕
(製造方法3)
Figure 2013010719
〔式中、r、s、r’、s’、A、U、W、X、Y、Z、R、R、RおよびRは前掲と同じものを意味し、R10、R11、R10’およびR11’は、それぞれ独立して前掲より選択される置換基を意味し、Lは加水分解もしくは加水素分解により脱離し得る保護基を意味し、Lはオキソ基、又は脱離基を意味する〕
以下、上記の製造方法2又は3における工程1〜工程4について説明する。
1)置換反応によるアルキル化工程
製造方法2の製造中間体である式(2−2)の化合物においてLが-CH−L(Lは脱離基を表す)を表す場合、及び製造方法3の製造中間体である式(3−1)の化合物においてLが脱離基を表す場合、工程1及び工程3は置換反応によるアルキル化工程であり、溶媒中又は無溶媒下に行われる。使用する溶媒は、原料化合物の種類等に従って適宜選択されるべきであるが、例えばベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、シクロペンチルメチルエーテル、ジオキサンのようなエーテル類、塩化メチレン、クロロホルムのようなハロゲン化炭化水素類、エタノール、イソプロパノール、エチレングリコールのようなアルコール類、アセトン、メチルエチルケトンのようなケトン類、酢酸エチル、アセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシドが挙げられ、これらの溶媒はそれぞれ単独或いは2種以上混合して用いられてもよい。
本反応は必要に応じて塩基の存在下に行われ、塩基の具体例としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムのような水酸化アルカリ、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムのような炭酸アルカリ、重炭酸ナトリウム、重炭酸カリウムのような重炭酸アルカリ、或いはトリエチルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、N−メチルモルホリンのような有機塩基が挙げられるが、式(2−1)で表される化合物を塩基として、過剰量用いることもできる。
およびLの脱離基としては、例えば塩素、臭素、ヨウ素等のハロゲン原子、メタンスルホニルオキシ基等のアルキルスルホニルオキシ基、ベンゼンスルホニルオキシ、p−トルエンスルホニルオキシ等のアリールスルホニルオキシ基が挙げられるが、ハロゲン原子、特に塩素および臭素、又はメタンスルホニルオキシおよびp−トルエンスルホニルオキシが好ましい。LおよびLが塩素又は臭素であるときは、ヨウ化ナトリウム、ヨウ化カリウムのようなアルカリ金属ヨウ化物を添加すると反応は円滑に進行する。
反応温度は用いる原料化合物の種類等により異なるが、通常約0℃〜約200℃、好ましくは約20℃〜約150℃である。
式(2−2)および式(3−1)の化合物は、市販されているか、或いは公知の方法により製造することができる。すなわち、対応する式(2−2a)や式(3−1a)のアルコール誘導体を常法によって脱離基に変換して式(2−2b)や式(3−1b)で表される化合物を製造することができる。
Figure 2013010719
(式中、r’、s’、R10’ 、R11’及びLは前掲と同じものを意味する)
例えば、式(2−2a)の化合物を四塩化炭素もしくは四臭化炭素及びトリフェニルホスフィンと反応させることにより、Lが塩素原子もしくは臭素原子を表す化合物を製造できる。また、式(2−2a)の化合物を塩基の存在下に塩化ベンゼンスルホニル等の塩化スルホニル化合物と反応させることによりLがアリールスルホニルオキシ基やアルキルスルホニルオキシ基を表す化合物を製造できる。
2)還元的アルキル化工程
製造方法2の製造中間体である式(2−2)の化合物においてLがホルミル基を表す場合、及び製造方法3の製造中間体である式(3−1)の化合物においてLがオキソ基を表す場合、工程1及び工程3は還元的アルキル化工程であり、例えば、以下のような条件下で反応を行う事ができる。すなわち、(I)必要に応じて触媒量の酸の存在下、酸化白金あるいはパラジウム炭素を触媒とした接触還元、(II)必要に応じて触媒量あるいは過剰量の酸の存在下、ピリジン−ボラン、トリエチルアミン−ボランのようなボラン錯体、水素化ホウ素ナトリウム、トリアセトキシヒドロホウ酸ナトリウム又は水素化シアノホウ素ナトリウムを用いた還元、などを挙げる事ができる。使用する溶媒は、前記1)で使用される溶媒が用いられる。使用される酸としてはp−トルエンスルホン酸、塩化水素、チタンテトライソプロポキシドなどが用いられる。反応温度は、通常約0℃〜約100℃、好ましくは約20℃〜約80℃である。
ここで用いられる式(2−2)及び式(3−1)の化合物は、市販されているか、或いは公知の方法により製造することができる。すなわち、対応する式(2−2a)及び式(3−1a)のアルコール誘導体を常法によって酸化して式(2−2c)のホルミル誘導体及び式(3−1c)のオキソ誘導体を製造することができる。例えば、式(2−2a)及び式(3−1a)の化合物をホスゲン、ジメチルスルホキシド及びトリエチルアミンで酸化することができる。
式(2−2c)の化合物は、対応するカルボン酸もしくはそのエステルを常法によって還元することによっても製造することができる。例えば、式(2−2d)の化合物をDIBAH(ジイソブチルアルミニウムヒドリド)で還元することにより製造することができる。
Figure 2013010719
(式中、r’、s’、R10’ 、R11’及びLは前掲と同じものを意味する)
尚上記工程で用いられる式(2−2d)で表される化合物は、市販されているか、或いは公知の方法により製造することができる。
3)脱保護基工程
工程2及び工程4は脱保護基反応工程である。製造方法2及び製造方法3において、Lで用いられる保護基のうち、加水分解により脱離し得る保護基としては、例えば、エトキシカルボニル基、tert−ブトキシカルボニル基、アセチル基、ベンゾイル基、トリフルオロアセチル基、ベンジルオキシカルボニル基、3−もしくは4−クロロベンジルオキシカルボニル基、トリフェニルメチル基、メタンスルホニル基、p−トルエンスルホニル基等が挙げられる。
加水分解による脱保護は常法に従って行うことができ、例えば適当な溶媒中で酸性又は塩基性条件下に水と接触することにより行われる。溶媒としては、例えばメタノール、エタノール、イソプロパノールのようなアルコール類、アセトニトリル、ジオキサン、水又はこれらの混液が用いられる。酸の具体例としては、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、硫酸のような鉱酸、ギ酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、p−トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸のような有機酸が挙げられる。塩基の具体例としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムのような水酸化アルカリ、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムのような炭酸アルカリが挙げられる。反応温度は通常約0℃〜150℃である。
また、Lで用いられる保護基のうち、加水素分解により脱離し得る保護基としては、例えば、ベンジルオキシカルボニル基、3−もしくは4−クロロベンジルオキシカルボニル基、ベンジル基、4−メトキシベンジル基等が挙げられる。
加水素分解による脱保護は常法に従って行うことができ、例えば適当な溶媒中でパラジウム炭素、ラネーニッケル等の触媒の存在下、水素又はギ酸アンモニウムやシクロヘキセン等の水素供与体存在下で反応させることにより行われる。溶媒としては、例えばエタノール、メタノールのようなアルコール類、水、酢酸、ジオキサン、テトラヒドロフラン、酢酸エチル、N,N−ジメチルホルムアミドなどが用いられる。反応温度は通常約0℃〜約80℃であり、常圧又は加圧下に行われる。
製造方法2及び製造方法3に記載の式(2−1)の化合物は、下記の製造方法4〜製造方法6に示される方法によって製造することが出来る。
(製造方法4)
例えば、Xが窒素原子、Zが窒素原子、Yが酸素原子、Uが炭素原子、Aが式(A−1)、Bが式(B−2)、Vが酸素原子を表す式(2−1’)の化合物は、下記の製造方法:
Figure 2013010719
(式中、l、r、s、W、R、R、R、R、R10、R11及びLは前掲と同じものを意味し、Lは脱離基を意味し、Lは水酸基か脱離基を意味する)
で製造する事ができる。
工程1はシアノ化工程である。この工程においてLで示される脱離基としては、例えば、臭素、p−トルエンスルホニル基等を挙げることができる。この反応に用いる塩基としては、例えば、トリメチルアミン、トリエチルアミン、DMAP(4−N,N−ジメチルアミノピリジン)、ピリジン、ブチルリチウム、水素化ナトリウム、リチウムヘキサメチルジシラジドなどから選択される単独、もしくは2種類以上の塩基の組み合わせが用いられる。反応温度は、通常約−80℃〜約100℃、好ましくは約0℃〜約80℃である。使用する溶媒は例えばベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、シクロペンチルメチルエーテル、ジオキサンのようなエーテル類、塩化メチレン、クロロホルムのようなハロゲン化炭化水素類、エタノール、イソプロパノール、エチレングリコールのようなアルコール類、アセトン、メチルエチルケトンのようなケトン類、酢酸エチル、アセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシドが挙げられ、これらの溶媒はそれぞれ単独或いは2種以上混合して用いられる。
工程2は、シアノ基にヒドロキシルアミンを作用させてアミジノオキシム体を得る反応である。本反応は必要に応じて塩基の存在下に行われ、塩基の具体例としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムのような水酸化アルカリ、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムのような炭酸アルカリ、重炭酸ナトリウム、重炭酸カリウムのような重炭酸アルカリ、或いはトリエチルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、N−メチルモルホリンのような有機塩基が挙げられる。使用する溶媒は例えばベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、シクロペンチルメチルエーテル、ジオキサンのようなエーテル類、塩化メチレン、クロロホルムのようなハロゲン化炭化水素類、エタノール、イソプロパノール、エチレングリコールのようなアルコール類、アセトン、メチルエチルケトンのようなケトン類、酢酸エチル、アセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシドおよび水が挙げられ、これらの溶媒はそれぞれ単独或いは2種以上混合して用いられる。反応温度は、通常約0℃〜約150℃、好ましくは20℃〜約80℃である。
工程3は縮合工程(工程3−1)およびそれに続く環化工程(工程3−2)であり、式(4−5)の化合物を、塩基等適当な添加剤の存在下に式(4−6)で表される反応性誘導体と反応させることにより、式(4−7)の化合物を製造することができる。
工程3−1(縮合工程)
反応性誘導体としては、(4−6)で表されるカルボン酸化合物、当該カルボン酸化合物のアルキルエステル(特にメチルエステル)、活性エステル、酸無水物、酸ハライド(特に酸クロリド)を挙げることができる。
(4−6)がカルボン酸化合物(Lが水酸基)の場合は、
1,3−ジシクロヘキシルカルボジイミド、塩酸1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド、N,N’−カルボニルジイミダゾール、ベンゾトリアゾール−1−イルオキシトリス(ジメチルアミノ)ホスホニウム・ヘキサフルオロフォスフェート、N,N’−カルボニルジコハク酸イミド、1−エトキシカルボニル−2−エトキシ−1,2−ジヒドロキノリン、ジフェニルホスホリルアジド、プロパンホスホン酸無水物のような縮合剤の存在下で反応させることができる。縮合剤として1,3−ジシクロヘキシルカルボジイミド又は塩酸1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミドを用いる場合には、N−ヒドロキシコハク酸イミド、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール、3−ヒドロキシ−1,2,3−ベンゾトリアジン−4(3H)−オン、N−ヒドロキシ−5−ノルボルネン−2,3−ジカルボキシイミド等を添加して反応させてもよい。
(4−6)が活性エステルの場合の具体例としては、
p−ニトロフェニルエステル、ペンタクロロフェニルエステル、ペンタフルオロフェニルエステル、N−ヒドロキシコハク酸イミドエステル、N−ヒドロキシフタルイミドエステル、1−ヒドロキシベンゾトリアゾールエステル、8−ヒドロキシキノリンエステル、2−ヒドロキシフェニルエステルなどが挙げられる。
(4−6)が酸無水物の場合の具体例としては、
対称酸無水物又は混合酸無水物が用いられ、混合酸無水物の具体例としてはクロロ炭酸エチル、クロロ炭酸イソブチルのようなクロロ炭酸アルキルエステルとの混合酸無水物、クロロ炭酸ベンジルのようなクロロ炭酸アラルキルエステルとの混合酸無水物、クロロ炭酸フェニルのようなクロロ炭酸アリールエステルとの混合酸無水物、イソ吉草酸、ピバリン酸のようなアルカン酸との混合酸無水物が挙げられる。
本反応は溶媒中又は無溶媒下に行われる。使用する溶媒は、原料化合物の種類等に従って適宜選択されるべきであるが、例えばベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、シクロペンチルメチルエーテルのようなエーテル類、塩化メチレン、クロロホルムのようなハロゲン化炭化水素類、アセトン、メチルエチルケトンのようなケトン類、酢酸エチル、アセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシドが挙げられ、これらの溶媒はそれぞれ単独で、或いは2種以上混合して用いられる。
本反応は必要に応じて塩基の存在下に行われ、塩基の具体例としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムのような水酸化アルカリ、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムのような炭酸アルカリ、重炭酸ナトリウム、重炭酸カリウムのような重炭酸アルカリ、或いはトリエチルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、N−メチルモルホリンのような有機塩基が挙げられるが、式(4−5)の化合物を塩基として、過剰量用いることもできる。
反応温度は用いる原料化合物の種類等により異なるが、通常約−30℃〜約200℃、好ましくは約−10℃〜約150℃である。
の脱離基としては、例えば塩素、臭素、ヨウ素等のハロゲン原子、メタンスルホニルオキシ基等のアルキルスルホニルオキシ基、ベンゼンスルホニルオキシ、p−トルエンスルホニルオキシ等のアリールスルホニルオキシ基が挙げられるが、ハロゲン原子、特に塩素および臭素、又はメタンスルホニルオキシおよびトリフルオロメタンスルホニルオキシ基が好ましい。
本反応は溶媒中又は無溶媒下に行われる。使用する溶媒は、原料化合物の種類等に従って適宜選択されるべきであるが、例えばベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、シクロペンチルメチルエーテルのようなエーテル類、塩化メチレン、クロロホルムのようなハロゲン化炭化水素類、アセトン、メチルエチルケトンのようなケトン類、酢酸エチル、アセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシドが挙げられ、これらの溶媒はそれぞれ単独で、或いは2種以上混合して用いられる。
本反応は必要に応じて塩基の存在下に行われ、塩基の具体例としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムのような水酸化アルカリ、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムのような炭酸アルカリ、重炭酸ナトリウム、重炭酸カリウムのような重炭酸アルカリ、或いはトリエチルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、N−メチルモルホリンのような有機塩基が挙げられるが、式(4−5)の化合物を塩基として、過剰量用いることもできる。
反応温度は用いる原料化合物の種類等により異なるが、通常約0℃〜約200℃、好ましくは約20℃〜約150℃である。
工程3−2(環化工程)
式(4−7)の化合物を文献(例えば、Current Organic Chemistry, (2008), 12(10), 850)記載のように、塩基等の適当な添加剤の存在下もしくは非存在下で反応させる事により、式(4−8)の化合物を製造することができる。
本反応は溶媒中又は無溶媒下に行われる。使用する溶媒は、原料化合物の種類等に従って適宜選択されるべきであるが、例えばベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、シクロペンチルメチルエーテルのようなエーテル類、塩化メチレン、クロロホルムのようなハロゲン化炭化水素類、アセトン、メチルエチルケトンのようなケトン類、酢酸エチル、アセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、酢酸等が挙げられ、これらの溶媒はそれぞれ単独で、或いは2種以上混合して用いられる。
用いる塩基としては、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムのような炭酸アルカリ、重炭酸ナトリウム、重炭酸カリウムのような重炭酸アルカリ、酢酸ナトリウムや酢酸カリウムのような酢酸アルカリ、或いはトリエチルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、N−メチルモルホリン、フッ化テトラブチルアンモニウムのような有機塩基等が用いられる。反応温度は用いる原料化合物の種類等により異なるが、通常約0℃〜約200℃、好ましくは約20℃〜約110℃である。
工程4は脱保護反応を行なう工程である。式(4−8)の化合物を前掲のLの場合と同様の方法にて脱保護を行うことで、式(2−1’)の化合物を製造できる。
(製造方法5)
製造方法4に記載の式(4−1)の化合物は、市販および公知の方法で製造できる。例えば、WがN−Rを表す化合物(4−1’)の場合は、下記の製造方法:
Figure 2013010719
(式中、R、R、R、R、LおよびLは前掲と同じものを意味し、Lはハロゲン原子等の脱離基、Lはメチル、エチル基等のアルキル基を意味し、L10は加水分解、加水素分解、もしくは加チオール分解により脱離し得る保護基を意味する)
で製造する事ができる。
なお、工程1〜6は文献(例えば、Journal of Medicinal Chemistry, 1999, Vol. 42, No. 15, 2870)記載の方法を参考にすることができる。
工程1は置換反応であり、式(5−1)の化合物(好ましくはLはフッ素または塩素原子)を式(5−2)の化合物と、塩基等適当な添加剤の存在下もしくは非存在下で反応させる事により、式(5−3)の化合物を製造することができる。
本反応は溶媒中又は無溶媒下に行われる。使用する溶媒は、原料化合物の種類等に従って適宜選択されるべきであるが、例えばベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、シクロペンチルメチルエーテルのようなエーテル類、塩化メチレン、クロロホルムのようなハロゲン化炭化水素類、アセトン、メチルエチルケトンのようなケトン類、酢酸エチル、アセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等が挙げられ、これらの溶媒はそれぞれ単独で、或いは2種以上混合して用いられる。
用いる塩基としては、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムのような炭酸アルカリ、重炭酸ナトリウム、重炭酸カリウムのような重炭酸アルカリ、酢酸ナトリウムや酢酸カリウムのような酢酸アルカリ、或いはトリエチルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、N−メチルモルホリンのような有機塩基等が用いられる。反応温度は、通常約0℃〜約200℃、好ましくは約20℃〜約150℃である。
また工程2は、式(5−5)の化合物を、製造方法2および3における2)還元的アルキル化反応と同様の方法で反応することによっても式(5−3)の化合物を製造することができることを意味している。
工程3は金属存在下でニトロ基をアミノ基に還元する工程である。還元反応は、不活性溶媒中、水素雰囲気下にパラジウム−カーボン、水酸化パラジウム、ロジウム−カーボンなどの金属存在下で行うことができる。溶媒としては、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジオキサン、またはシクロペンチルメチルエーテル等のエーテル系溶媒、トルエンまたはベンゼン等の炭化水素系溶媒、メタノール、エタノール等のアルコール系溶媒またはこれらの混合溶媒等が挙げられる。また、還元反応は、通常−10℃から加熱還流温度で、0.5時間から6時間、亜鉛、鉄などの金属存在下に、酸として酢酸などの有機酸を作用させるか、もしくは塩化水素、塩化アンモニウムなどの無機酸を作用させることによっても実施できる。溶媒としては、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル系溶媒、トルエンまたはベンゼン等の炭化水素系溶媒、メタノール、エタノール等のアルコール系溶媒、水またはこれらの混合溶媒等が挙げられる。
工程4は環化反応である。式(5−4)の化合物と、塩基等適当な添加剤の存在下にウレア化剤と反応させることにより、式(4−1’)の化合物を製造することができる。
ウレア化剤としては1,3−ジシクロヘキシルカルボジイミド、N,N’−カルボニルジイミダゾール、N,N’−カルボニルジコハク酸イミド、ホスゲン、ジホスゲン、トリホスゲンおよび、クロロ炭酸エチル、クロロ炭酸エチルのようなクロロ炭酸アルキルエステル等のカルボニル等価体が挙げられる。
使用する溶媒は、原料化合物の種類等に従って適宜選択されるべきであるが、例えばベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、シクロペンチルメチルエーテル、ジオキサンのようなエーテル類、塩化メチレン、クロロホルムのようなハロゲン化炭化水素類、エタノール、イソプロパノール、エチレングリコールのようなアルコール類、アセトン、メチルエチルケトンのようなケトン類、酢酸エチル、アセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシドが挙げられ、これらの溶媒はそれぞれ単独或いは2種以上混合して用いられる。
本反応は必要に応じて塩基の存在下に行われ、塩基の具体例としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムのような水酸化アルカリ、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムのような炭酸アルカリ、重炭酸ナトリウム、重炭酸カリウムのような重炭酸アルカリ、或いはトリエチルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、N−メチルモルホリンのような有機塩基が挙げられる。反応温度は、通常約0℃〜約150℃、好ましくは20℃〜約80℃である。
工程5はアルキル化反応である。式(5−6)の化合物と式(5−7)の化合物を、製造方法2および3における1)アルキル化反応と同様の方法で反応させることにより式(5−8)の化合物を製造することができる。
工程6は脱保護反応である。式(5−8)の化合物を製造方法2および3における3)脱保護反応と同様の方法で反応することにより、式(4−1’)の化合物を製造することができる。
工程7は保護反応である。式(5−9)の化合物のアミノ基を常法によって、tert−ブトキシカルボニル基、アセチル基、ベンゾイル基、トリフルオロアセチル基、ベンジルオキシカルボニル基、2−ニトロベンゼンスルホニル基等によって保護し、式(5−10)の化合物を製造することができる。
工程8はアルキル化反応である。工程5と同様に式(5−10)の化合物と式(5−7)の化合物を、製造方法2および3における1)アルキル化反応と同様の方法で反応することにより式(5−11)の化合物を製造することができる。
工程9は脱保護反応である。式(5−11)の化合物を、製造方法2および3における3)脱保護反応で挙げた条件または、文献(例えば、Synlet, 1999, 1301., Tetrahedron, 2002, 58, 6267.)記載の条件により、例えば、2−ニトロベンゼンスルホニル基を脱保護することにより、式(5−12)の化合物を製造することができる。
工程10は脱保護反応である。本工程は、式(5−12)の化合物のエステル基を加水分解反応で脱保護することにより、カルボン酸化合物(5−13)を製造する工程である。本工程を実施するには、プロテクティブ・グループス・イン・オーガニック・シンセシス(Protective Groups in Organic Synthesis)、グリーン著、ジョン・ワイリー・アンド・サンズ・インコーポレイテッド(John Wiley & Sons Inc.)(1981年)に記載されている方法等が挙げられる。
具体的には、例えば以下のような方法で実施される。Lが例えばメチル基、エチル基等の場合、アルカリ加水分解、または酸加水分解によってカルボン酸へと導くことができる。すなわち、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、または水酸化マグネシウム等のアルカリ金属またはアルカリ土類金属の水酸化物の存在下、水中、または例えばメタノール、エタノール、2−プロパノール、またはブタノール等のアルコール系溶媒、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、または1,4−ジオキサン等のエーテル系溶媒、ベンゼン、トルエン、またはキシレン等の芳香族炭化水素系溶媒、またはこれらの混合溶媒中、通常、室温から加熱還流の温度範囲で、0.5時間から48時間反応させることにより、式(5−13)の化合物を製造することができる。
工程11は環化反応である。本工程は、文献(例えば、Bioorganic & Medicinal Chemistry Letters 18, (2008), 5010−5014)記載の方法等によって、式(5-13)の化合物のカルボキシル基を不活性有機溶媒中、アジド化合物及び塩基を室温ないし溶媒の沸点、好ましくは100℃ 内外で、1時間ないし24時間、好ましくは数時間〜10数時間反応させることにより、Curtius転位反応によりイソシアナート基へと変換し、続くアミノ基との分子内環化反応により、式(4-1’)の化合物を製造する工程である。
アジド化合物として、例えばアジ化ジフェニルホスホリル等のアジ化ジアリールホスホリル、例えばアジ化ナトリウム等のアジ化アルカリ金属、例えばトリメチルシリルアジド等のトリアルキルシリルアジド等が挙げられ、中でもアジ化ジフェニルホスホリル等が好適である。
不活性有機溶媒としては、反応に悪影響を及ぼさないものであれば、特に限定されないが、具体的には例えばトルエン、1,4−ジオキサン、テトラヒドロフラン等が挙げられるが、特にトルエンが好適である。
反応で使用される塩基としては、例えばトリメチルアミン、トリエチルアミン、N,N−ジイソプロピルエチルアミン、N−メチルモルホリン、N−メチルピロリジン、N−メチルピペリジン、N,N−ジメチルアニリン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(DBU)、1,5−アザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン(DBN)等の第3級脂肪族アミン;例えばピリジン、4−ジメチルアミノピリジン、ピコリン、ルチジン、キノリン、イソキノリン等の芳香族アミン;例えば金属カリウム、金属ナトリウム、金属リチウム等のアルカリ金属;例えば水素化ナトリウム、水素化カリウム等のアルカリ金属水素化物;例えばブチルリチウム等のアルカリ金属アルキル化物;例えばカリウム−tert−ブチラート、ナトリウムエチラート、ナトリウムメチラート等のアルカリ金属アルコキシド;例えば水酸化カリウム、水酸化ナトリウム等のアルカリ金属水酸化物;例えば炭酸カリウム等のアルカリ金属炭酸塩等が挙げられる。特にトリエチルアミン、N,N−ジイソプロピルエチルアミン等が好適である。
(製造方法6)
製造方法4に記載の式(4−1)の化合物は、市販および公知の方法で製造できる。例えば、WがCRを表す化合物(4−1’’)の場合は、市販および公知の方法、または下記の製造方法:
Figure 2013010719
(式中、R、R、R、R、R、R、LおよびLは前掲と同じものを意味する)
で製造する事ができる。
工程1は保護反応である。常法によりLを導入することができる。好ましくはLがアセチル基であり、文献(例えば、Journal of Organic Chemistry,2005 ,vol.70,5, 1828 − 1834)記載の方法に従い、式(6−2)の化合物を製造することができる。
工程2はアルキル化反応である。式(6−2)の化合物と式(6−3)の化合物を、製造方法2および3における1)アルキル化反応と同様の方法で反応させることにより式(6−4)の化合物を製造することができる。
工程3は脱保護反応である。式(6−4)の化合物を製造方法2および3における3)脱保護反応と同様の方法で反応させる事により、式(4−1’’)の化合物を製造することができる。
(製造方法7)
また、式(1)で表される化合物は、例えば、Bが式(B−2)、Dが置換されていてもよいC1−6アルキル基、置換されていてもよいC3−6アルケニル基、置換されていてもよいC3−6アルキニル基、置換されていてもよいC3−8単環性、C7−102環性もしくはC7−123環性シクロアルキル基、および置換されていてもよいC5−8単環性もしくはC7−102環性シクロアルケニル基、Vが酸素原子である化合物(1’’)の場合、以下の方法によっても製造することができる。
Figure 2013010719

〔式中、r、s、A、U、W、X、Y、Z、R、R、R、R、R10およびR11は、前掲と同じものを意味し、Lはオキソ基(Dの1級炭素原子上にLがある場合は、その炭素原子とともにホルミル基を形成する)又は脱離基を意味する〕
が脱離基の場合、工程1はアルキル化反応であり、式(2−1)の化合物と式(7-1)の化合物を製造方法2および3における1)アルキル化反応と同様の方法で反応させることにより式(1’’)の化合物を製造することができる。
がオキソ基の場合、工程1は還元的アルキル化反応であり、式(2−1)の化合物と式(7-1)の化合物を製造方法2および3における2)還元的アルキル化反応と同様の方法で反応させることにより式(1’’)の化合物を製造することができる。
(製造方法8)
また、式(1)で表される化合物は、例えば、Bが式(B−2)、Dが式(R12−3)、Vが酸素原子である化合物(1’’’)の場合、以下の方法によっても製造することができる。
Figure 2013010719
〔式中、r、s、r’ 、s’ 、u、A、U、W、X、Y、Z、R、R、R、R、R10、R11、R10’ およびR11’は、前掲と同じものを意味し、Lはオキソ基(式(8−1)の1級炭素原子上にLがある場合は、その炭素原子とともにホルミル基を形成する)又は脱離基を意味する〕
が脱離基の場合、工程1はアルキル化反応であり、式(2−1)の化合物と式(8−1)の化合物を製造方法2および3における1)アルキル化反応と同様の方法で反応させることにより式(1’’’)の化合物を製造することができる。
がオキソ基の場合、工程1は還元的アルキル化反応であり、式(2−1)の化合物と式(8−1)の化合物を製造方法2および3における2)還元的アルキル化反応と同様の方法で反応させることにより式(1’’’)の化合物を製造することができる。
(製造方法9)
また、式(1)で表される化合物は、例えば、Xが窒素原子、Zが窒素原子、Yが酸素原子、Vが酸素原子、Uが炭素原子を表す化合物(1’’’’)の場合、以下の方法によっても製造することができる。
Figure 2013010719
(式中、A、B、D、W、R、R、R、RおよびLは前掲と同じものを意味する)
工程1−1は縮合反応であり、工程1−2はそれに続く環化反応である。製造方法4における工程3−1および3−2と同様の方法によって、式(4−5)の化合物と式(9−1)の化合物を縮合反応させ、環化反応することにより、式(1’’’’)の化合物を製造できる。
(製造方法10)
また、式(1)で表される化合物は、例えば、Xが窒素原子、Zが窒素原子、Yが酸素原子、Vが酸素原子、Uが炭素原子、Aが式(A−3)、Bが式(B−1)を表す化合物式(1’’’’’)の場合、以下の方法によっても製造することができる。
Figure 2013010719
(式中、o、p、q、W、R、R、R、R、R、R、L及びLは前掲と同じものを意味し、L及びL11はそれぞれ独立してオキソ基(1級炭素原子上にLもしくはL11がある場合は、その炭素原子とともにホルミル基を形成する)又は脱離基を意味する)
工程1および工程1’は縮合反応とそれに続く環化反応である。製造方法4における工程3−1および3−2と同様の方法によって、式(4−5)の化合物と式(10−1)もしくは式(10−9)の化合物を反応させることにより、それぞれ式(10−2)および式(10−4)の化合物を製造できる。
11が脱離基の場合、工程2および工程2’はアルキル化反応であり、式(10−2)の化合物と式(10−3)もしくは式(10−8)の化合物を製造方法2および3における1)アルキル化反応と同様の方法で反応させることにより、それぞれ式(1’’’’’)および式(1−2)の化合物を製造することができる。
11がオキソ基の場合、工程2および工程2’は還元的アルキル化反応であり、式(10−2)の化合物と式(10−3)もしくは式(10−8)の化合物を製造方法2および3における2)還元的アルキル化反応と同様の方法で反応させることにより、それぞれ式(1’’’’’)および式(1−2)の化合物を製造することができる。
工程3は脱保護反応である。式(10−4)の化合物を前掲のLの脱保護と同様の方法にて脱保護反応を行うことで、式(10−5)の化合物を製造できる。
が脱離基の場合、工程4および工程5はアルキル化反応である。式(10−5) の化合物と式(10−6) の化合物、もしくは式(1−2)の化合物と式(10−7)の化合物を製造方法2および3における1)アルキル化反応と同様の方法で反応させることにより、それぞれ式(1−2)および式(1’’’’’)の化合物を製造することができる。
がオキソ基の場合、工程4および工程5は還元的アルキル化反応であり、式(10−5) の化合物と式(10−6) の化合物、もしくは式(1−2)の化合物と式(10−7)の化合物を製造方法2および3における2)還元的アルキル化反応と同様の方法で反応させることにより、それぞれ式(1−2)および式(1’’’’’)の化合物を製造することができる。
(製造方法11)
また、式(2−1)で表される化合物は、
Figure 2013010719
(式中、r、s、A、R、R、RおよびRは、前掲と同じものを意味する)
例えば、
式中、X及びYが窒素原子、Zが酸素原子、Uが炭素原子を表す場合、参考例99に示す方法と同様にして製造でき、
式中、Xが酸素原子、Y及びZが窒素原子、Uが炭素原子を表す場合、参考例100に示す方法と同様にして製造でき、
式中、Xが窒素原子、Zが硫黄原子、Y及びUが炭素原子を表す場合、参考例101に示す方法と同様にして製造でき、
式中、Xが酸素原子、Zが窒素原子、Y及びUが炭素原子を表す場合、参考例102に示す方法と同様にして製造でき、
式中、X、Y及びUが窒素原子、Zが炭素原子を表す場合、参考例103に示す方法と同様にして製造でき、
式中、Xが酸素原子、Yが窒素原子、Z及びUが炭素原子を表す場合、参考例104に示す方法と同様にして製造できる。
上記説明の製造法において、反応点以外の何れかの官能基が、説明した反応条件下で反応するか、または説明した方法を実施するのに不適切な場合は、反応点以外を保護し、反応させた後、脱保護することにより目的化合物を得ることができる。保護基としては、例えば前述のプロテクティブ・グループス・イン・オーガニック・シンセシス等に記載されているような通常の保護基を用いることができ、更に具体的には、アミンの保護基としては、例えば、エトキシカルボニル、t−ブトキシカルボニル、アセチル、またはベンジル等を、また水酸基の保護基としては、例えば、トリ低級アルキルシリル、アセチル、またはベンジル等をあげることができる。
保護基の導入反応および脱離反応は、有機合成化学で常用される方法(例えば、上記のプロテクティブ・グループス・イン・オーガニック・シンセシス参照)、あるいはそれらに準じた方法により行うことができる。
また、上記各製造方法における、中間体および目的化合物は、その官能基を適宜変換することによって、本発明に含まれる別の化合物へ変換することもできる。官能基の変換は、通常行われる一般的方法(例えば、コンプリヘンシブ・オーガニック・トランスフォーメーションズ(Comprehensive Organic Transformations)、R.C.ラロック(Larock)著(1989年)等参照)によって行うことができる。
上記各製造法における出発原料および中間体は、公知化合物であるか、公知化合物から公知の方法により合成することができる。
上記各製造法における中間体および目的化合物は、有機合成化学で常用される精製法、例えば中和、濾過、抽出、洗浄、乾燥、濃縮、再結晶、各種クロマトグラフィー等によって単離精製することができる。また、中間体については、特に精製することなく次の反応に用いることも可能である。
また、エナンチオマー、面不斉体、軸不斉体などの光学異性体は前記各製造法の適切な工程で、光学活性カラムを用いた方法、分別結晶化法などの公知の分離工程を実施することで分離することができる。また、出発原料として光学活性体を使用することもできる。
具体的な光学分割法としては、本発明の化合物またはその中間体が塩基性官能基を有する場合には、不活性溶媒中(例えばメタノール、エタノール、2−プロパノール等のアルコール系溶媒、ジエチルエーテル等のエーテル系溶媒、酢酸エチル等のエステル系溶媒、トルエン等の芳香族炭化水素系溶媒、アセトニトリル等およびこれらの混合溶媒)、光学活性な酸(例えば、マンデル酸、N−ベンジルオキシアラニン、乳酸などのモノカルボン酸類、酒石酸、o−ジイソプロピリデン酒石酸、リンゴ酸などのジカルボン酸類、カンファースルホン酸、ブロモカンファースルホン酸などのスルホン酸類)と塩を形成させることもできる。
また、本発明の化合物またはその中間体がカルボキシル基等の酸性置換基を有する場合は、光学活性なアミン(例えばα−フェネチルアミン、キニン、キニジン、シンコニジン、シンコニン、ストリキニーネ等の有機アミン類)と塩を形成させることもできる。
塩を形成させる温度としては、室温から溶媒の沸点の範囲が挙げられる。光学純度を向上させるためには、一旦、溶媒の沸点付近まで温度を上げることが望ましい。析出した塩を濾取するまえに必要に応じて冷却し、収率を向上させることができる。光学活性な酸またはアミンの使用量は、基質に対し約0.5〜約2.0当量の範囲、好ましくは1当量前後の範囲が適当である。必要に応じ結晶を不活性溶媒中(例えばメタノール、エタノール、2−プロパノール等のアルコール系溶媒、ジエチルエーテル等のエーテル系溶媒、酢酸エチル等のエステル系溶媒、トルエン等の芳香族炭化水素系溶媒、アセトニトリル等およびこれらの混合溶媒)で再結晶し、高純度の光学活性な塩を得ることもできる。必要に応じ、得られた塩を通常の方法で酸または塩基と処理しフリー体を得ることもできる。
式(1)の化合物は、構造式中の存在する官能基の種類、原料化合物の選定、反応処理条件により、遊離塩基又は酸付加塩の形で得られるが、常法に従って式(1)の化合物に変換することができる。
本発明の化合物の塩を取得したいとき、本発明の化合物が塩の形で得られる場合には、そのまま精製すればよく、また、遊離の形で得られる場合には、適当な有機溶媒に溶解もしくは懸濁させ、酸または塩基を加えて通常の方法により塩を形成させればよい。
また、本発明の化合物およびその製薬学的に許容される塩は、水あるいは各種溶媒との付加物の形で存在することもあるが、これら付加物も本発明に包含される。さらに、本発明は、本発明の化合物のあらゆる互変異性体、存在するあらゆる立体異性体、あらゆる光学異性体およびあらゆる態様の結晶形のものも包含している。
本発明の化合物またはその製薬学的に許容される塩は、後述のとおり、強力なセロトニン4受容体に対する親和性および、アゴニスト活性を有することから、セロトニン4受容体に対する作動(アゴニスト)作用、部分作動(パーシャルアゴニスト)作用が望まれる、および/又は必要とされる疾患または症状に対する有用な医薬品となることが期待できる。
セロトニン4受容体に対する作動(アゴニスト)作用、部分作動(パーシャルアゴニスト)作用が望まれる、および/又は必要とされる疾患または症状としては、例えば、以下の(i)〜(v)が挙げられる:
(i)アルツハイマー型認知症、レビー小体認知症、血管性認知症、うつ病、心的外傷後ストレス障害(PTSD)、記憶障害、不安、統合失調症などの精神神経系疾患;
(ii)過敏性腸症候群、弛緩性便秘、常習性便秘、慢性便秘、モルヒネや抗精神病薬等の薬剤誘発による便秘、パーキンソン氏病に伴う便秘、多発性硬化症に伴う便秘、糖尿病に伴う便秘、又は造影剤による便秘もしくは排便障害(内視鏡検査或いはバリウム腸注X線検査時の前処置として)等の消化器系の疾患;
(iii)機能性ディスペプシア、急性・慢性胃炎、逆流性食道炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃神経症、術後の麻痺性イレウス、老人性イレウス、非びまん性胃食道逆流症、NSAID潰瘍、糖尿病性胃不全麻痺、胃切除後症候群、又は偽性腸閉塞等の消化器系の疾患;
(iv)上記(ii)及び(iii)に記載の消化器系疾患、強皮症、糖尿病、食道・胆道系疾患における食欲不振、悪心、嘔吐、腹部膨満感、上腹部不快感、腹痛、胸やけ、又は曖気等の消化器系の症状;
(v)尿路閉塞、又は前立腺肥大などによる排尿障害を伴う泌尿器系疾患。
また、本発明の化合物またはその製薬学的に許容される塩は、優れた5−HT受容体作動性および脳移行性を示すことから、特に上記(i)に記載されたアルツハイマー型認知症等の精神神経系疾患の治療薬として有用である。
本発明の化合物またはその製薬学的に許容される塩を医薬として用いるにあたり、経口的または非経口的(例えば、静脈内、皮下、もしくは点滴剤、筋肉内注射、皮下注射、鼻腔内服剤、目薬、坐剤、経皮投与剤(軟膏、クリーム、ローション等))として投与することができる。経口投与のための形体としては、例えば、錠剤、カプセル剤、丸剤、顆粒剤、散剤、液剤、シロップ剤または懸濁剤などが挙げられ、非経口投与のための形体としては、例えば、注射用水性剤もしくは油性剤、軟膏剤、クリーム剤、ローション剤、エアロゾル剤、坐剤、貼付剤などが挙げられる。
これらの製剤は、従来公知の技術を用いて調製され、許容される通常の担体、賦形剤、結合剤、安定剤、滑沢剤、崩壊剤等を含有することができる。また、注射剤形で用いる場合には許容される緩衝剤、溶解補助剤、等張剤等を添加することもできる。また、適宜矯味矯臭剤を用いることもできる。
賦形剤としては、例えば、乳糖、白糖、ぶどう糖、マンニット、ソルビットのような糖誘導体;トウモロコシデンプン、バレイショデンプン、α−デンプン、デキストリン、カルボキシメチルデンプンのような澱粉誘導体;結晶セルロース、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースカルシウム、内部架橋カルボキシメチルセルロースナトリウムのようなセルロース誘導体;アラビアゴム;デキストラン;プルラン;などの有機系賦形剤;および軽質無水珪酸、合成珪酸アルミニウム、メタ珪酸アルミン酸マグネシウムのような珪酸塩誘導体;燐酸カルシウムのような燐酸塩;炭酸カルシウムのような炭酸塩;硫酸カルシウムのような硫酸塩;などの無機系賦形剤を挙げることができる。
滑沢剤としては、例えば、ステアリン酸、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウムのようなステアリン酸金属塩;タルク;コロイドシリカ;ビーガム、ゲイ蝋のようなワックス類;硼酸:アジピン酸;硫酸ナトリウムのような硫酸塩;グリコール;フマル酸;安息香酸ナトリウム;DL−ロイシン;脂肪酸ナトリウム塩;ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸マグネシウムのようなラウリル硫酸塩;無水珪酸、珪酸水和物のような珪酸類;および、上記澱粉誘導体などを挙げることができる。
結合剤としては、例えば、ポリビニルピロリドン、マクロゴールおよび前記賦形剤と同様の化合物を挙げることができる。
崩壊剤としては、例えば、前記賦形剤と同様の化合物およびクロスカルメロースナトリウム、カルボキシメチルスターチナトリウム、架橋ポリビニルピロリドンのような化学修飾されたデンプン・セルロース類を挙げることができる。
安定剤としては、例えば、メチルパラベン、プロピルパラベンのようなパラオキシ安息香酸エステル類;クロロブタノール、ベンジルアルコール、フェニルエチルアルコールのようなアルコール類;塩化ベンザルコニウム;フェノール、クレゾールのようなフェエノール類;チメロサール;デヒドロ酢酸;およびソルビン酸を挙げることができる。
矯味矯臭剤としては、例えば、通常使用される、甘味料、酸味料、香料等を挙げることができる。
経口投与用には、賦形剤を含有する錠剤を、種々の崩壊剤の他に、造粒結合剤と一緒に用いてよい。また、滑沢剤は、しばしば錠剤成形用に極めて有用である。同様の種類の固体組成物を、ゼラチンカプセル中の充填剤として用いてもよい(この結合に好ましい材料には、ラクトースまたは乳糖、高分子量ポリエチレングリコールも含まれる)。
経口投与用に水性懸濁剤および/またはエリキシル剤が望まれる場合、その活性成分は、種々の甘味剤、着香剤、着色剤または染料と一緒に、そして必要に応じて、乳化剤および/または懸濁化剤も、希釈剤と共に組み合わせることができる。該希釈剤としては、水、エタノール、プロピレングリコール、グリセリン、およびそれらの混合物が挙げられる。動物の場合、それらは、動物用飼料または飲料水中に5−5000ppm、好ましくは25−5000ppmの濃度で好都合に含まれる。
非経口投与用(筋肉内、腹腔内、皮下および静脈内使用)には、通常、活性成分の滅菌注射用溶液を製造する。本発明化合物のゴマ油、ラッカセイ油、または水性プロピレングリコール溶液などを用いることができる。それら水溶液は、必要ならば、適切なpHに調整されたり、緩衝されたり、液体希釈剤で等張されてもよい。この水溶液は、静脈内注射用に用いることもできる。また油状溶液は、関節内、筋肉内および皮下注射用に用いることもできる。無菌条件下でのこれら全ての溶液の製造は、当業者に周知の標準的な製剤技術によって行われる。
鼻腔内投与または吸入による投与には、本発明化合物またはその薬学上許容される塩は、患者が絞り出すもしくはポンプで放出するポンプスプレー容器からの溶液もしくは懸濁液の形で、または加圧式容器もしくはネブライザーからのエアゾルスプレー状態として、適当な噴射剤、例えば、ジクロロジフルオロメタン、トリクロロフルオロメタン、ジクロロテトラフルオロエタン、二酸化炭素または他の適当なガスの使用を伴って、供給される。加圧式エアゾルの場合、投与単位は、計量された一定量を供給するバルブを与えることによって決定ができる。加圧式容器またはネブライザーは、活性化合物の溶液または懸濁液を入れることができる。
吸入器または吹入器で用いるためのカプセルおよびカートリッジ(例えば、ゼラチンから製造される)は、本発明化合物およびラクトースまたはデンプンなどの適当な粉末基剤の粉末配合物を含有して製剤化されうる。
また、本発明の化合物またはその薬学上許容される塩は、カカオ脂または他のグリセリドなどの慣用的な坐剤基材を含有する坐剤または停留浣腸剤などの肛門用組成物を用いて製剤化できる。
本発明の化合物またはその製薬学的に許容される塩を投与する場合、その使用量は、症状、年齢、投与方法等によって異なるが、例えば、経口投与の場合には、成人に対して、1日当たり、下限として、0.01 mg(好ましくは1 mg)、上限として、5000 mg(好ましくは500mg)を、1回または数回に分けて、症状に応じて投与することが望ましい。静脈内投与の場合には、成人に対して、1日当たり、下限として、0.01mg(好ましくは0.1mg)、上限として、1000mg(好ましくは30mg)を、1回または数回に分けて、症状に応じて投与することにより効果が期待される。
セロトニン4受容体に対する作動(アゴニスト)作用、部分作動(パーシャルアゴニスト)作用が必要とされる明細書に記載の疾患の処置のために、本発明の化合物又はその製薬学的に許容される塩、あるいは本発明の化合物を含む医薬組成物または製剤は、必要に応じて、他の薬剤と併用して投与してもよい。
特に、本発明の化合物又はその製薬学的に許容される塩、あるいは本発明の化合物を含む医薬組成物または製剤は、下記に示した治療薬のうちの少なくとも1つと併用することにより、前記(i)に記載された各種精神神経系疾患、特にアルツハイマー型認知症に対するさらなる治療効果が期待される。;すなわち、
アセチルコリンエステラーゼ阻害剤(donepezil, galantamine, rivastigmine, SNX-001, NP-61等)、コリンエステラーゼ阻害剤(huperzine A等)、NMDA受容体拮抗薬(memantine, dimebon, neramexane 等)、5-HT6受容体拮抗薬(PF-5212365(SAM-531), SB-742457, LU-AE58054, AVN-322, PF-05212377(SAM-760), AVN101等)、α7nAChR作動薬(TC-5619, EVP-6124, GTS-21等)、α4β2nACh受容体作動薬(AZD-1446, CHANTIX(varenicline)等)、nAChR作動薬(ABT-089等)、AMPA受容体作動薬(CX-717, LY-451395 等)、ヒスタミンH3受容体拮抗薬(ABT-288, SAR-110894, PF-03654746 等)、ムスカリンM1受容体作動薬(MCD-386, GSK-1034702 等)、PDE4阻害剤(etazolate等)、PDE9阻害剤(PF-04447943等)、histone deacetylase阻害剤(EVP-0334等)、σ1受容体作動薬(Anavex-2-73等)、γ-secretase阻害剤(GSI)(BMS-708163, NIC5-15, ELND-006, MK-0752等)、γ-secretase阻害剤(GSM)(E-2212, CHF-5074 等)、Aβヒトモノクローナル抗体(bapineuzumab, solanezumab, PF-4360365(ponezumab), gantenerumab(R-1450), BAN−2401, MABT-5102A, RG-7412, GSK-933776A 等)、Aβワクチン(ACC-001(PF-05236806), AD-02, CAD-106, V-950, UB-311, ACI-24 等)、ヒト免疫グロブリン(GAMMAGARD 等)、Aβ凝集阻害剤(ELND-005(AZD-103), PBT-2, NRM-8499, Exebryl-1)、タウ凝集阻害剤(TRx-0014, LMTX 等)、BACE阻害剤(ACI-91, posiphen, CTS-21166, HPP-854, LY-2886721 等)、tyrosine kinase阻害剤(masitinib 等)、GSK-3β阻害・タウkinase阻害剤(NP-12 等)、RAGE融合タンパク(TTP-4000 等)、ApoA-I, HDL-C上昇(RVX-208 等)、その他各種神経保護作用を示す剤(SK-PC-B70M, T-817MA, davunetide, HF-0220, PF-4494700, PYM-50028, CERE-110, ASP-0777, TAK-065, AAD-2004 等)、各種認知症治療に用いられているその他の薬剤との併用により、さらなる治療効果が期待される。
以下に参考例および実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明するが、本願発明の技術的範囲はこれら実施例等に限定されるものではない。化合物の同定はプロトン核磁気共鳴スペクトル(H−NMR)、LC−MS等により行った。核磁気共鳴スペクトルにはテトラメチルシランを内部標準として用いた。
尚、以下の参考例および実施例において示された化合物名は、必ずしもIUPAC命名法に従うものではない。
実施例および参考例において以下の略語を使用することがある。
THF:テトラヒドロフラン
NaBH(OAc)3:トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム
(Boc)2O:ジ−tert−ブチルジカーボネート
Pd(OH)2:水酸化パラジウム
DMF:N,N-ジメチルホルムアミド
WSCI・HCl:1-(3-ジメチルアミノプロピル)-3-エチルカルボジイミド 塩酸塩
HOBt・H2O:1-ヒドロキシベンゾトリアゾール1水和物
NMP:1-メチル-2-ピロリジノン
CDCl:重クロロホルム
CDOD:重メタノール
DMSO−d6:重ジメチルスルホキシド
Me:メチル
Et:エチル
nPr:ノルマルプロピル
iPr:イソプロピル
cPr:シクロプロピル
nBu:ノルマルブチル
iBu:イソブチル
cBu:シクロブチル
Ph:フェニル
Ac:アセチル
Ms:メシル
Boc:tert-ブトキシカルボニル
Pd-C:パラジウム−炭素
NaBH3(CN):シアノ水素化ほう素ナトリウム
CbzまたはZ:ベンジルオキシカルボニル
s :一重線
d :二重線
t :三重線
q:四重線
m :多重線
br:幅広い
dd:二重の二重線
td:三重線の二重線
J : カップリング定数(coupling constant)
Hz : ヘルツ(Hertz)
N:規定(例として2NHClは2規定塩酸を示す。)
M:モル濃度(mol/L)(例:2Mメチルアミンは2mol/Lメチルアミン溶液を示す。)
min:分
atm:気圧
化合物同定のLC/MS分析条件は以下の通りである。
高速液体クロマト質量分析計;LCMSの測定条件は、以下の通りであり、観察された
質量分析の値[MS(m/z)]をMHで示す。
測定法A:
検出機器: APIシリーズ用Agilent 1100 シリーズ(applied Biosystems社製)
HPLC :API150EX LC/MS system (applied Biosystems社製)
Column: YMC CombiScreen ODS-A(S-5μm, 12nm, 4.6x50mm)
Solvent: A液:0.05%TFA/ H2O, B液:0.035%TFA/ MeOH
Gradient Condition:
0.0-1.0 min A 75% (B 25%)
1.0-4.7 min Linear gradient from A 75% to 1% (B 25% to 99%)
4.7-5.7 min A 1% (B 99%)
5.7-6.1 min Linear gradient from A 1% to 75% (B 99% to 25%)
6.1-7.1 min A 75% (B 25%)
7.1-7.2 min Linear gradient from A 75% to 100% (B 25% to 0%)
Flow rate: 2.4mL/min
UV: 220nm

測定法B:
LC−MS:Waters ACQUITYTM UltraPerformance LC
Column:Waters ACQUITY UPLC BEH Phenyl 1.7μm, 2.1×50 mm
Solvent:A液:0.05%ギ酸/H2O、B液:0.05%ギ酸/CH3CN
Gradient Condition:
0.0分;A/B=90:10
0.0-1.3分;A/B=90:10〜1:99(linear gradient)
1.3-1.5分;A/B=1:99
1.5-2.0分;A/B=90:10
Flow rate:0.75 mL/分
UV:220、254 nm
カラム温度:40℃
本明細書におけるNMRは、JEOL JNM−ALシリーズAL300およびAL400を用いて測定した。
特に断らない限り、原料化合物、反応試薬、および溶媒は市販のものを使用した。
参考例001:
1−(プロパン−2−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オンの製造:
Figure 2013010719
(1)2−ニトロアニリン(6.91g)を1,2−ジクロロエタン(80ml)に溶かし、2−メトキシプロペン(7.13ml)、酢酸(2.86ml)、水素化トリアセトキシホウ素ナトリウム(15.9g)を加え、室温下27時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えた後、クロロホルムで抽出し、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル = 6/1)で精製することで2−ニトロ−N−(プロパン−2−イル)アニリン(7.97g)を黄色結晶として得た。
LC-MS, m/z; 181 (MH+).
(2)上記生成物(7.97g)をメタノール(60ml)に溶かし、10%パラジウム/炭素(50% wet、6g)を加え、水素雰囲気下で4時間撹拌した。反応終了後、セライトろ過し、メタノールで洗浄して、ろ液を減圧濃縮することでN−(プロパン−2−イル)ベンゼン−1,2−ジアミン(5.91g)を濃紫色油状物として得た。
LC-MS, m/z; 151 (MH+).
(3)上記生成物(5.91g)をテトラヒドロフラン(130ml)に溶かし、N,N’−カルボニルイミダゾール(7.96g)を加え、室温にて終夜撹拌した。反応混合物に酢酸エチル(200ml)を加え、水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水にて洗浄後、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル = 3/2)で精製することで標記化合物(6.26g)を白色結晶として得た。
LC-MS, m/z; 177 (MH+).
参考例001における2−ニトロアニリンの代わりに、対応する原料化合物を用いて、参考例001と同様の方法により、下記表の化合物(参考例002〜004)を製造した。
Figure 2013010719
参考例005:
1−シクロプロピル−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オンの製造:
Figure 2013010719
(1)1−クロロ−2−ニトロベンゼン(9.45g)にシクロプロピルアミン(20ml)を加え、封管中110℃で2日間撹拌した。室温に放冷後、反応混合物に飽和食塩水を加え、酢酸エチルで抽出した。次いで有機層を硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル = 10/1)で精製することでN−シクロプロピル−2−ニトロアニリン(7.84g)を粗生成物として得た。
(2)上記粗生成物(7.84g)を酢酸(150ml)に溶かし、鉄粉(12.29g)を加え、70℃にて3時間撹拌した。室温に放冷後、セライトろ過により、鉄粉を除き、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出後、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル = 6/1)で精製することでN−シクロプロピルベンゼン−1,2−ジアミン(0.76g)を得た。
LC-MS, m/z; 149 (MH+).
(3)上記生成物(0.76g)を用い、参考例001の(3)と同様の方法により、標記化合物(0.43g)を得た。
LC-MS, m/z; 175 (MH+).
参考例006:
4−クロロ−1−(プロパン−2−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オンの製造:
Figure 2013010719
(1)3−クロロ−2−ニトロアニリン(3.45g)を用い、参考例001の(1)と同様の方法により、3−クロロ−N−(プロパン−2−イル)−2−ニトロアニリン(2.6g)を得た。
LC-MS, m/z; 215 (MH+).
(2)上記生成物(2.6g)を用い、参考例005の(2)と同様の方法により、3−クロロ−N−(プロパン−2−イル)ベンゼン−1,2−ジアミン(1.69g)を得た。
LC-MS, m/z; 185 (MH+).
(3)上記生成物(1.69g)を用い、参考例001の(3)と同様の方法により、標記化合物(1.84g)を得た。
LC-MS, m/z; 211 (MH+).
参考例007:
1−エチル−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オンの製造:
Figure 2013010719
(1)1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン(6.71g)、N,N−ジメチルアミノピリジン(0.61g)をTHF(200ml)に溶かし、二炭酸ジ−tert−ブチル(24g)をゆっくりと加えた後、1時間加熱還流した。室温に放冷後、減圧濃縮にてTHFを留去し、得られた残渣を酢酸エチル(150ml)に溶かした。次いで有機層を氷冷した0.5規定塩酸水溶液(50ml)で洗浄後、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、ろ液を減圧濃縮し、ジ−tert−ブチル 2−オキソ−1H−ベンズイミダゾール-1,3(2H)−ジカルボキシレートを得た。得られた粗生成物をアセトニトリル(170ml)に溶かし、1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン(6.7g)、炭酸カリウム(8.29g)を加え、3時間加熱還流した。反応混合物を室温にて放冷後、減圧濃縮にてアセトニトリルを大部分留去した。ついで、室温にて撹拌しながら1規定塩酸水溶液(510ml)を滴下し、1時間撹拌した。析出した固体をろ取し、水、ついでヘキサンで洗浄した。得られた固体を減圧下、50℃にて乾燥することで、tert−ブチル 2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾール−1−カルボキシレート(23.1g)を固体として得た。
LC-MS, m/z; 235 (MH+).
(2)上記生成物(44.13g)をアセトニトリル(630ml)に溶かし、ヨウ化エチル(18.1ml)、炭酸カリウム(33.8g)を加え、80℃にて8時間撹拌した。室温に放冷後、減圧濃縮にてアセトニトリルを留去し、得られた残渣を酢酸エチルに溶かし、飽和食塩水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、ろ液を減圧濃縮することでtert−ブチル 3−エチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾール−1−カルボキシレート(56.6g)を粗生成物として得た。
LC-MS, m/z; 263 (MH+).
(3)上記生成物(56.6g)を塩化メチレン(70ml)に溶かし、トリフルオロ酢酸(70ml)を加え、室温にて1時間撹拌した。反応終了後、減圧濃縮にて塩化メチレンおよびトリフルオロ酢酸を留去し、さらにトルエン(30mlx3)を加え減圧濃縮した。得られた残渣に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチル(1000ml)で抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、ろ液を減圧濃縮することで標記化合物(33.1g)を粗生成物として得た。
LC-MS, m/z; 163 (MH+).
参考例008:
1−プロピル−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オンの製造:
Figure 2013010719
(1)tert−ブチル 2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾール−1−カルボキシレート(参考例007の(1)、2.34g)を原料として、参考例007の(2)におけるヨウ化エチルの代わりに1−ブロモプロパン(1.85g)とヨウ化ナトリウム(0.15g)を用い、同様の方法によりtert−ブチル 2−オキソ−3−プロピル−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾール−1−カルボキシレート(2.39g)を得た。
LC-MS, m/z; 277 (MH+).
(2)上記生成物(2.39g)を用いて、参考例007の(3)と同様の方法により、標記化合物(2.17g)を得た。
LC-MS, m/z; 177 (MH+).
参考例009:
1−シクロブチル−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オンの製造:
Figure 2013010719
(1)tert−ブチル 2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾール−1−カルボキシレート(参考例007の(1)、2.34g)をTHF(50ml)に溶かし、シクロブタノール(2.16g)、トリフェニルホスフィン(3.93g)、アゾジカルボン酸ジエチル(40%トルエン溶液、6.8ml)を加え、室温にて終夜撹拌した。反応液を減圧濃縮後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル = 2/1)で精製することで、tert−ブチル 3−シクロブチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾール−1−カルボキシレート(0.3g)を得た。
LC-MS, m/z; 289 (MH+).
(2)上記生成物(0.3g)を用いて、参考例007の(3)と同様の方法により、標記化合物(0.21g)を得た。
LC-MS, m/z; 189 (MH+).
参考例010:
1−(2−フルオロエチル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オンの製造:
Figure 2013010719
(1)tert−ブチル 2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾール−1−カルボキシレート(参考例007の(1)、2.34g)を原料として、参考例009の(1)におけるシクロブタノールの代わりに2−フルオロエタノール(1.92g)を用い、同様の方法によりtert−ブチル 3−(2−フルオロエチル)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾール−1−カルボキシレート(1.06g)を得た。
LC-MS, m/z; 281 (MH+).
(2)上記生成物(1.06g)を用いて、参考例007の(3)と同様の方法により、標記化合物(0.77g)を得た。
LC-MS, m/z; 181 (MH+).
参考例011:
1−エチル−5−フルオロ−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オンの製造:
Figure 2013010719
(1)1,4−ジフルオロ−2−ニトロベンゼン(63.6g)をTHF(800ml)に溶かし、70%エチルアミン水溶液(51.5g)、炭酸カリウム(111g)を加え、50℃にて5時間撹拌した。反応終了後、ろ過にて不溶物を除き、THFにて洗浄後、ろ液を減圧濃縮することでN−エチル−4−フルオロ−2−ニトロアニリン(75.6g)を黄色固体として得た。
LC-MS, m/z; 185 (MH+).
(2)上記生成物(5.53g)を用いて、参考例001の(2)と同様の方法により、N−エチル−4−フルオロベンゼン−1,2−ジアミン(4.58g)を得た。
LC-MS, m/z; 155 (MH+).
(3)上記生成物(75.6g)を用い、参考例001の(3)と同様の方法により、標記化合物(62.1g)を淡灰色結晶として得た。
1H NMR (CDCl3, δppm); 1.36 (3H, t, J = 7.2 Hz), 3.95 (2H, q, J = 7.3 Hz), 6.78-6.92 (3H, m), 10.37 (1H, s). LC-MS, m/z; 181 (MH+).
参考例011における1,4−ジフルオロ−2−ニトロベンゼンの代わりに、対応する原料化合物を用いて、参考例011と同様の方法により、下記表の化合物(参考例012〜016)を製造した。
Figure 2013010719
参考例017:
1,7−ジメチル−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オンの製造:
Figure 2013010719
(1)2−アミノ−3−メチル安息香酸(4.41g)をメタノール(100ml)に溶かし、氷冷下塩化チオニル(5.3ml)を加えた後、終夜加熱還流した。室温に放冷後、減圧濃縮にてメタノールを留去し、得られた残渣に1規定水酸化ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチル(1000ml)で抽出した。有機層を1規定水酸化ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で洗浄後、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、ろ液を減圧濃縮することで2−アミノ−3−メチル安息香酸メチル (2.01g)を得た。
LC-MS, m/z; 166 (MH+).
(2)上記生成物(4.26g)をピリジン(50ml)に溶かし、氷冷下、2−ニトロベンゼンスルホニルクロリド(6.29g)を加えた後、室温で終夜撹拌した。反応終了後、減圧濃縮にてピリジンを留去し、得られた残渣に1規定塩酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。次いで有機層を硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル = 2/1)で精製することで3−メチル−2−{[(2−ニトロフェニル)スルホニル]アミノ}安息香酸メチル(7.87g)を得た。
LC-MS, m/z; 351 (MH+).
(3)上記生成物(3.92g)をDMF(30ml)に溶かし、ヨウ化メチル(3.18g)、炭酸カリウム(3.1g)を加え、室温にて1時間撹拌した。反応混合物に水(60ml)を加え酢酸エチルで抽出した。次いで有機層を水、飽和食塩水で洗浄した後、硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、ろ液を減圧濃縮することで粗生成物3−メチル−2−{メチル[(2−ニトロフェニル)スルホニル]アミノ}安息香酸メチル(4.12g)を得た。
(4)上記生成物(4.12g)をDMF(30ml)に溶かし、メルカプト酢酸(4.16g)、水酸化リチウム一水和物(3.56g)を加え80℃にて6時間撹拌した。室温に放冷後、水を加え酢酸エチルで抽出した。次いで有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で洗浄した後、硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル = 6/1)で精製することで3−メチル−2−(メチルアミノ)安息香酸メチル(0.95g)を得た。
LC-MS, m/z; 180 (MH+).
(5)上記生成物(0.95g)をエタノール(20ml)に溶かし、1規定水酸化ナトリウム水溶液(20ml)を加え、60℃にて1時間撹拌した。反応終了後、減圧濃縮にてエタノールを留去し、得られた残渣に1規定塩酸水溶液を加え中和し、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、ろ液を減圧濃縮することで3−メチル−2−(メチルアミノ)安息香酸(0.63g)を得た。
LC-MS, m/z; 166 (MH+).
(6)上記生成物(0.63g)をトルエン(15ml)に溶かし、ジフェニルリン酸アジド(0.78ml)、トリエチルアミン(0.55ml)を加え、窒素雰囲気下にて終夜加熱還流した。室温に放冷後、減圧濃縮にてトルエンを留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル = 3/1)で精製することにより、標記化合物(0.52g)を得た。
LC-MS, m/z; 163 (MH+).
参考例018:
6−メトキシ−1−(プロパン−2−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オンの製造:
Figure 2013010719
(1)2−アミノ−4−メトキシ安息香酸メチル(6.11g)を用いて、参考例001の(1)と同様の方法で、4−メトキシ−2−(プロパン−2−イルアミノ)安息香酸メチル(7.33g)を淡黄色油状物として得た。
(2)上記生成物(7.33g)を用いて、参考例017の(5)と同様の方法で、4−メトキシ−2−(プロパン−2−イルアミノ)安息香酸(6.43g)を白色結晶として得た。
LC-MS, m/z; 210 (MH+).
(3)上記生成物(6.43g)を用いて、参考例017の(6)と同様の方法で、標記化合物(6.07g)を得た。
LC-MS, m/z; 207 (MH+).
参考例019:
4−メチル−1−(プロパン−2−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オンの製造:
Figure 2013010719
(1)2−アミノ−6−メチル安息香酸(1.51g)を用いて、参考例001の(1)と同様の方法で、2−メチル−6−(プロパン−2−イルアミノ)安息香酸(0.68g)を得た。
LC-MS, m/z; 194 (MH+).
(2)上記生成物(0.68g)を用いて、参考例017の(6)と同様の方法で、標記化合物(0.55g)を得た。
LC-MS, m/z; 191 (MH+).
参考例020:
4−メトキシ−1−(プロパン−2−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オンの製造:
Figure 2013010719
2−アミノ−6−メトキシ安息香酸(1.67g)を用いて、参考例019と同様の方法で、標記化合物(0.42g)を得た。
LC-MS, m/z; 207 (MH+).
参考例021:
4,5−ジヒドロイミダゾ[1,5,4−de][1,4]ベンゾキサジン−2(1H)−オンの製造:
Figure 2013010719
(1)3−(ベンジルオキシ)ベンゼン−1,2−ジアミン(D. R. Buckle, et al., J. Med. Chem., 1987 (30) 12, 2216-2221)(17.4g)をテトラヒドロフラン(150ml)に溶かし、N,N’−カルボニルイミダゾール(11.4g)を加え、室温にて終夜撹拌した。反応液にN,N’−カルボニルイミダゾール(3.0g)を追加し、3時間加熱還流した後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣に酢酸エチルと水を加え、両相に不溶の固体をろ取後、酢酸エチル層を減圧濃縮し、得られた残渣(粗結晶)を先に得られた固体と合わせて少量の酢酸エチルで洗浄し、目的物をろ取した。母液を減圧濃縮し、得られた残渣(粗結晶)を同様に処理して、4−ベンジルオキシ−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン(合計16.6g)を白色結晶として得た。
1H NMR (DMSO-d6, δppm);5.18 (2H, s), 6.56 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.69 (1H, d, J = 8.4 Hz), 6.83 (1H, t, J = 8.0 Hz), 7.27-7.40 (3H, m), 7.51-7.53 (2H, m), 10.56 (1H, s), 10.78 (1H, s).
(2)上記生成物(6.75g)のテトラヒドロフラン(120ml)溶液に、二炭酸ジ−tert−ブチル(6.43g)および炭酸カリウム(3.88g)を加え、55℃で6時間加熱攪拌した。反応混合物を減圧濃縮し、得られた残渣にクロロホルムと水を加えて分液、有機相を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去し、得られた粗結晶をヘキサンで洗浄後、結晶をろ取し、tert−ブチル 4−ベンジルオキシ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾール−1−カルボキシレート(9.25g)を白色固体として得た。
1H NMR (CDCl3, δppm);1.67 (9H, s), 5.16 (2H, s), 6.79 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.02 (1H, t, J = 8.3 Hz), 7.31-7.45 (6H, m), 8.15 (1H, s).
(3)上記生成物(4.9g)、ベンジルオキシエタノール(2.4g)およびトリフェニルホスフィン(4.1g)をテトラヒドロフラン(70ml)に溶解し、ジエチルアゾジカルボキシレート(2.2mol/lのトルエン溶液として7.2ml)を滴下し、室温にて終夜攪拌した。反応液を酢酸エチルで希釈し、水、飽和食塩水の順で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキサン/酢酸エチル = 3/2)で精製して、tert−ブチル−4−(ベンジルオキシ)−3−(2−ベンジルオキシ)エチル)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾール−1−カルボキシレート(5.3g)を油状物として得た。
LC-MS, m/z;375 ([MH-Boc]+).
(4)上記生成物(4.15g)をエタノール(100ml)に溶解し、5%パラジウム炭素(0.5g)を加え、室温、常圧下で終夜水素添加した。5%パラジウム炭素(0.5g)を追加して、さらに5時間反応を行い原料の消失を確認した。反応混合物を加温し、生成物を溶解させた後、セライトろ過により触媒を除き、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をテトラヒドロフラン(60ml)に溶解し、トリフェニルホスフィン(2.3g)およびジエチルアゾジカルボキシレート(2.2mol/lのトルエン溶液として4.0ml)を加え、室温にて終夜攪拌した。反応液を酢酸エチルで希釈し、水、飽和食塩水の順で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキサン/酢酸エチル = 3/2)で精製して、tert−ブチル 2−オキソ−4,5−ジヒドロイミダゾ[1,5,4−de][1,4]ベンゾキサジン−1(2H)−カルボキシレート(2.7g)を油状物として得た。
1H NMR (CDCl3, δppm);1.67 (9H, s), 3.99 (2H, t, J = 4.8 Hz), 4.37 (2H, t, J= 4.8 Hz), 6.75 (1H, d, J = 8.1 Hz), 6.99 (1H, t, J = 8.3 Hz), 7.24 (1H, d, J = 7.8 Hz).
(5)上記生成物(2.67g)に4規定塩化水素の酢酸エチル溶液(30ml)を加え、室温で2時間攪拌した。反応混合物に酢酸エチルを加えて希釈し、水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水の順で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去し、溶媒を減圧留去した。得られた残渣(粗結晶)をジイソプロピルエーテルで洗浄後、ろ過して、標記化合物(1.05g)を白色綿状結晶として得た。
1H NMR (CDCl3, δppm);4.03 (2H, t, J = 4.8 Hz), 4.41 (2H, t, J= 4.8 Hz), 6.65 (1H, dd, J = 9.3, 0.8 Hz), 6.71 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.94 (1H, t, J = 8.1 Hz), 8.92 (1H, brs). LC-MS, m/z;177 (MH+).
参考例022:
N’−ヒドロキシ−2−オキソ−3−(プロパン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾール−1−カルボキシイミダミドの製造:
Figure 2013010719
(1)1−(プロパン−2−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン(参考例001、880mg)をDMF(10ml)に溶かし、氷冷却下、55%水素化ナトリウム(458mg)を加えた。氷冷下、30分間撹拌した後、臭化シアン(1.06g)のDMF(10ml溶液)を滴下し、室温にて終夜撹拌した。反応終了後、反応混合物に撹拌しながら水(40ml)をゆっくり滴下し、析出した固体をろ取し、水、ついでヘキサンで洗浄した。得られた固体を減圧下、50℃にて乾燥することで、2−オキソ−3−(プロパン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾール−1−カルボニトリル(769mg)を淡褐色固体として得た。
LC-MS, m/z; 202 (MH+).
(2)上記生成物(1.03g)をエタノール(25ml)に溶かし、ヒドロキシルアミン塩酸塩(1.07g)、炭酸カリウム(1.13g)、水(5ml)を加え、17時間加熱還流した。室温に放冷後、エタノールを減圧留去し、水を加えて酢酸エチルにて抽出した。有機層を水、ついで飽和食塩水で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、減圧濃縮することで、標記化合物(1.21g)を油状物として得た。
LC-MS, m/z; 235 (MH+).
参考例022における1−(プロパン−2−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オンの代わりに、対応する原料化合物を用い、参考例022と同様の方法によって、下記表の化合物(参考例023〜042)を製造した。
Figure 2013010719
Figure 2013010719
Figure 2013010719
参考例043
1−エチル−5−フルオロ−3−[5−(ピペリジン−4−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール―2−オン 塩酸塩の製造:
Figure 2013010719
(1)1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−カルボン酸(0.50g)をDMF(4ml)に溶かし、N,N’−カルボニルイミダゾール(0.36g)を加え、室温にて1時間撹拌した。ついで3−エチル−6−フルオロ−N’−ヒドロキシ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾール−1−カルボキシイミダミド(0.57g)を加え、110℃にて20時間撹拌した。反応混合物を室温に放冷し、撹拌しながら水(20ml)をゆっくり滴下した。析出した固体をろ取し、水、ついでヘキサンで洗浄した。得られた固体を減圧下、50℃にて乾燥することで、4−[3−(3−エチル−6−フルオロ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾール−1−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]ピペリジン−1−カルボキシレート(0.52g)を得た。
(2)上記生成物(0.52g)を1,4−ジオキサン(10ml)に溶かし、4規定塩酸/1,4−ジオキサン溶液(10ml)を加え、室温にて終夜撹拌した。反応混合物にヘキサン(20ml)を滴下し、析出した固体をろ取し、ヘキサンで洗浄することで標記化合物(0.44g)を白色固体として得た。
LC-MS, m/z; 332 (MH+).
参考例044
1−エチル−5−フルオロ−3−[5−(ピペリジン−4−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール―2−オン トリフルオロ酢酸塩の製造:
Figure 2013010719
(1)1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−カルボン酸(10.6g)をTHF(100ml)に溶かし、N,N’−カルボニルイミダゾール(8.17g)を加え、60度にて1時間撹拌した。ついで、3−エチル−6−フルオロ−N’−ヒドロキシ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾール−1−カルボキシイミダミド(10.0g)を加え、60℃にて2時間撹拌した。次いで、反応溶液に1規定テトラブチルアンモニウム フルオリド/THF溶液(10ml)を加え、60℃にて終夜撹拌した。反応終了後、減圧濃縮にてTHFを留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル = 1/1)で精製することでtert−ブチル 4−[3−(3−エチル−6−フルオロ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾール−1−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]ピペリジン−1−カルボキシレート(17.0g)を得た。
LC-MS, m/z; 432 (MH+).
(2)上記生成物(17.0g)を塩化メチレン(50ml)に溶かし、トリフルオロ酢酸(25ml)を加え、室温にて30分撹拌した。反応終了後、減圧濃縮にて溶媒を留去したのち、得られた残渣を塩化メチレン(15ml)に溶かし、室温にて撹拌しながら酢酸エチル(75ml)を滴下した。析出した固体をろ取し、酢酸エチルで洗浄後、50℃にて減圧乾燥することで、標記化合物(16.9g)を白色固体として得た。
LC-MS, m/z; 332 (MH+).
参考例043および参考例044における3−エチル−6−フルオロ−N’−ヒドロキシ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾール−1−カルボキシイミダミドの代わりに、対応する原料化合物を用いて、参考例043もしくは参考例044と同様の方法により、下記表の化合物(参考例045〜064)を製造した。(下記表中、HXは塩酸もしくはトリフルオロ酢酸を意味する)
Figure 2013010719
Figure 2013010719
Figure 2013010719
Figure 2013010719
参考例043および参考例044における3−エチル−6−フルオロ−N’−ヒドロキシ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾール−1−カルボキシイミダミドの代わりに、3−エチル−N’−ヒドロキシ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾール−1−カルボキシイミダミド(参考例028)を用い、1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−カルボン酸の代わりに対応するカルボン酸を用いて、参考例043もしくは参考例044と同様の方法により、下記表の化合物(参考例065〜072)を製造した。
Figure 2013010719
Figure 2013010719
参考例043および参考例044における1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−カルボン酸の代わりに対応するカルボン酸を用いて、参考例043もしくは参考例044と同様の方法によって、下記表の化合物(参考例073〜074)を製造した。
Figure 2013010719
Figure 2013010719
参考例075
2−(テトラヒドロフラン−2−イル)エチル 4−メチルベンゼンスルホネートの製造:
Figure 2013010719
(1)リチウム アルミニウムヒドリド(4.20g)を窒素雰囲気下、−40度下にてTHF(100ml)に攪拌し、エチル テトラヒドロフラン−2−アセテート(7.0g)のTHF(63ml)溶液をゆっくり滴下した。滴下終了後、−40℃下にて2.5時間攪拌後、フッ化ナトリウム(18.58g)、水(8.0ml)を加え反応終了し、濾過後、溶媒を減圧濃縮することによって2−(テトラヒドロフラン−2−イル)エタノール(4.40g)を無色油状物として得た。
LC-MS, m/z; 117 (MH+).
(2)上記生成物(4.40g)のジクロロメタン溶液(160ml)にトリエチルアミン(10.6ml)、トリメチルアミン 塩酸塩(0.362g)、パラトルエンスルホン酸クロリド(7.94g)を加え、0℃で攪拌した。反応終了後、混合物に水を加え、クロロホルムで抽出後、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、溶媒を減圧濃縮することで2−(テトラヒドロフラン−2−イル)エチル 4−メチルベンゼンスルホネート(10.19g)を無色油状物として得た。
LC-MS, m/z; 271 (MH+).
参考例076
(テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)メチル 4−メチルベンゼンスルホン酸の製造:
Figure 2013010719
参考例075の(2)における2−(テトラヒドロフラン−2−イル)エタノールの代わりに(テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)メタノールを用いて、参考例075の(2)と同様の方法によって、標記化合物を製造した。
LC-MS, m/z; 271 (MH+).
参考例077
1−tert−ブチルピペリジン−4−カルボン酸の製造:
Figure 2013010719
(1)1−エチル−4−ピペリドン(6.36g)をアセトン(50ml)に溶かし、ヨウ化メチル(8.52g)を加え、室温にて終夜撹拌した。次いで氷冷下で1時間撹拌後、析出した固体をろ取し1−エチル−1−メチル−4−オキソピペリジニウム ヨージド(13.06g)を白色固体として得た。
(2)窒素雰囲気下、tert−ブチルアミン(3.66g)に水(4ml)、炭酸ナトリウム(106mg)を加え、次いでトルエン(25ml)、上記生成物(2.68g)を加え、80℃にて6時間撹拌した。室温に放冷後、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、ろ液を減圧濃縮することで1−tert−ブチルピペリジン−4−オン(1.31g)を黄色油状物として得た。
1H NMR (CDCl3, δppm); 1.14 (9H, s), 2.44 (4H, t, J = 6.1 Hz), 2.85 (4H, t, J = 6.1 Hz).
(3)窒素雰囲気下、上記生成物(466mg)をTHF(12ml)に溶かし、N−フェニルビス(トリフルオロメタンスルフォンイミド)(1.18g)を加え、アセトン−ドライアイスバスにて−78℃に冷却した。次いで1.6規定リチウムヘキサメチルジシラジド/THF溶液(2.1ml)を加え、−78℃にて1時間撹拌した。室温に昇温後、さらに1時間撹拌し、1規定水酸化ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルにて抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、ろ液を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:クロロホルム/メタノール= 95/5)で精製することで1−tert−ブチル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル トリフルオロメタンスルフォネート(1.22g)を黄色固体として得た。
1H NMR (CDCl3, δppm); 1.10 (9H, s), 2.40-2.47 (2H, m), 2.76 (2H, t, J = 5.5 Hz), 3.26 (2H, q, J = 3.2 Hz), 5.74 (1H, m). LC-MS, m/z; 288 (MH+).
(4)一酸化炭素雰囲気下、上記生成物(1.22g)をDMF(10ml)に溶かし、トリフェニルホスフィン(473mg)、トリエチルアミン(843μl)、ベンジルアルコール(935μl)、酢酸パラジウム(135mg)を加え、室温にて終夜撹拌した。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルにて抽出後、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、ろ液を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(カラム;Hi−FlashTM アミノ Column、展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル = 1/1)で精製することで、粗生成物を得た。次いで粗生成物を酢酸エチル(30ml)に溶かし、1規定塩酸水溶液で抽出した。水層を1規定水酸化ナトリウムで中和し、酢酸エチルにて抽出後、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、ろ液を減圧濃縮することでベンジル 1−tert−ブチル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−カルボキシレート(86mg)を得た。
1H NMR (CDCl3, δppm); 1.11 (9H, s), 2.41-2.47 (2H, m), 2.65 (2H, t, J = 5.6 Hz), 3.31 (2H, q, J = 3.1 Hz), 5.19 (2H, s), 6.99 (1H, m), 7.31-7.39 (5H, m). LC-MS, m/z; 274 (MH+).
(5)上記生成物(86mg)をメタノール(10ml)に溶かし、10%パラジウム/炭素(50% wet、60mg)を加え、水素雰囲気下で1時間撹拌した。反応終了後、セライトろ過し、メタノールで洗浄して、ろ液を減圧濃縮することで標記化合物(71mg)を黄色固体として得た。
LC-MS, m/z; 186 (MH+).
参考例078
1−(4−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピペリジン−4−カルボン酸の製造:
Figure 2013010719
(1)テトラヒドロ−4H−ピラン−4−オン(6.01g)をジエチルエーテル(100ml)に溶かし、氷冷下、1.12規定メチルマグネシウムブロミド/THF溶液(70ml)を30分かけて滴下した。室温に昇温後、終夜撹拌し、飽和塩化アンモニウム水を加え、クロロホルムにて抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、ろ液を減圧濃縮することで4−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−オール(6.14g)を得た。
(2)上記生成物(6.14g)を酢酸(30ml)に溶かし、クロロアセトニトリル(6.5ml)を加えた。次いで氷冷下、濃硫酸(30ml)を滴下し、室温に昇温後、終夜撹拌した。氷水(150ml)を加えた後、酢酸エチルにて抽出し、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル = 1/2)で精製することで、2−クロロ−N−(4−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アセトアミド(6.39g)を淡黄色固体として得た。
1H NMR (CDCl3, δppm); 1.46 (3H, s), 1.68-1.79 (2H, m), 2.02-2.11 (2H, m), 3.57-3.67 (2H, m), 3.71-3.79 (2H, m), 4.00 (2H, s), 6.36 (1H, brs).
(3)上記生成物(6.39g)をエタノール(55ml)に溶かし、酢酸(5ml)、チオウレア(2.79g)を加え5時間加熱還流した。室温に放冷後、析出した固体をろ別し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣に酢酸エチル(20ml)を加え、室温にて撹拌後、不溶物をろ取し4−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−アミン 塩酸塩(4.5g)を得た。
1H NMR (DMSO-d6, δppm); 1.35 (3H, s), 1.56-1.66 (2H, m), 1.74-1.85 (2H, m), 3.43-3.54 (2H, m), 3.76 (2H, dt, J = 12.0, 4.5 Hz), 8.33 (3H, brs). LC-MS, m/z; 116 (MH+).
(4)窒素雰囲気下、上記生成物(1.10g)にエタノール(25ml)、水(12.5ml)、炭酸カリウム(1・38g)を加え85℃にて10分間撹拌後、1−エチル−1−メチル−4−オキソピペリジニウム ヨージド(1.34g、参考例077の(1))をエタノール/水(4ml/4ml)に溶かした溶液を加え、5時間加熱還流した。室温に放冷後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、塩化メチレンで抽出し、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (展開溶媒:クロロホルム/メタノール= 9/1)で精製することで1−(4−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピペリジン−4−オン(491mg)を得た。
1H NMR (CDCl3, δppm); 1.00 (3H, s), 1.54-1.64 (2H, m), 1.77-1.87 (2H, m), 2.44 (4H, t, J = 6.1 Hz), 2.82 (4H, t, J = 6.1 Hz), 3.54-3.61 (2H, m), 3.87-3.94 (2H, m). LC-MS, m/z; 198 (MH+).
(5)上記生成物を、参考例077の(3)〜(5)と同様に反応することで、標記化合物を黄色固体として得た。
LC-MS, m/z; 228 (MH+).
参考例079:
1−{5−[1−(アゼチジン−3−イルメチル)アゼチジン−3−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−3−エチル−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン 2トリフルオロ酢酸塩の製造:
Figure 2013010719
(1)1−[5−(アゼチジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−3−エチル−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン トリフルオロ酢酸塩(800mg)を1,2−ジクロロエタン(10ml)に懸濁し、tert−ブチル 3−ホルミルアゼチジン−1−カルボキシレート(556mg)、水素化トリアセトキシホウ素ナトリウム(1.14g)、トリエチルアミン(0.75ml)を加え、室温にて5時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、クロロホルムで抽出後、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (カラム;Hi−FlashTM Amino Column、展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル = 3/2)で精製することでtert−ブチル 3−({3−[3−(3−エチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾール−1−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]アゼチジン−1−イル}メチル)アゼチジン−1−カルボキシレート(880mg)を得た。
LC-MS, m/z; 455 (MH+).
(2)参考例044の(2)におけるtert−ブチル 4−[3−(3−エチル−6−フルオロ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾール−1−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]ピペリジン−1−カルボキシレートの代わりに上記生成物を用い、参考例044の(2)と同様の方法により、標記化合物を得た。
LC-MS, m/z; 355 (MH+).
参考例079における1−[5−(アゼチジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−3−エチル−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン トリフルオロ酢酸塩およびtert−ブチル 3−ホルミルアゼチジン−1−カルボキシレートの代わりに対応する原料を用いて、参考例079と同様の方法により、下記表の化合物(参考例080〜082)を製造した。
Figure 2013010719
Figure 2013010719
参考例083:
1−エチル−5−フルオロ−3−[5−(3−メチルアゼチジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン トリフルオロ酢酸塩の製造:
Figure 2013010719
(1)tert−ブチル 3−[3−(3−エチル−6−フルオロ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾール−1−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]アゼチジン−1−カルボキシレート(161mg)をTHF(2ml)に溶かし、アセトン−ドライアイスバスにて−78℃に冷却した。次いで2規定リチウムジイソプロピルアミド/THF溶液(0.26ml)を滴下し、−78℃にて1時間撹拌した。ヨウ化メチル(85mg)を加え、さらに1時間撹拌した後、飽和塩化アンモニウム水を加え、酢酸エチルにて抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、ろ液を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル = 1/1)で精製することでtert−ブチル 3−[3−(3−エチル−6−フルオロ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾール−1−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]−3−メチルアゼチジン−1−カルボキシレート(106mg)を得た。
LC-MS, m/z; 835 (2M+H+).
(2)参考例044の(2)におけるtert−ブチル 4−[3−(3−エチル−6−フルオロ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾール−1−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]ピペリジン−1−カルボキシレートの代わりに上記生成物を用い、参考例044の(2)と同様の方法により、標記化合物を得た。
LC-MS, m/z; 318 (MH+).
参考例084:
1−エチル−5−フルオロ−3−[5−(3−フルオロアゼチジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン トリフルオロ酢酸塩の製造:
Figure 2013010719
(1)tert−ブチル 3−[3−(3−エチル−6−フルオロ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾール−1−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]アゼチジン−1−カルボキシレート(807mg)をTHF(10ml)に溶かし、アセトン−ドライアイスバスにて−78℃に冷却した。次いで2規定リチウムジイソプロピルアミド/THF溶液(2ml)を滴下し、−78℃にて1時間撹拌した。N−フルオロベンゼンスルホンイミド(1.39g)を加え、さらに1時間撹拌した後、室温にて終夜撹拌した。次いで飽和塩化アンモニウム水を加え、酢酸エチルにて抽出し、有機層を1規定水酸化ナトリウム水溶液、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、ろ液を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル = 1/1)で精製することでtert−ブチル 3−[3−(3−エチル−6−フルオロ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾール−1−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]−3−フルオロアゼチジン−1−カルボキシレート(75mg)を得た。
LC-MS, m/z; 843 (2M+H+).
(2)参考例044の(2)におけるtert−ブチル 4−[3−(3−エチル−6−フルオロ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾール−1−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]ピペリジン−1−カルボキシレートの代わりに上記生成物を用い、参考例044の(2)と同様の方法により、標記化合物を得た。
LC-MS, m/z; 322 (MH+).
参考例079における1−[5−(アゼチジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−3−エチル−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン トリフルオロ酢酸塩の代わりに対応する原料を用い、tert−ブチル 3−ホルミルアゼチジン−1−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル 4−ホルミルピペリジン−1−カルボキシレートを用いて、参考例079と同様の方法により、下記表の化合物(参考例085〜086)を製造した。
Figure 2013010719
Figure 2013010719
参考例087:
1−エチル−3−{5−[1−(ピペリジン−4−イルメチル)ピロリジン−3−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン 2トリフルオロ酢酸塩の製造:
Figure 2013010719
参考例079における1−[5−(アゼチジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−3−エチル−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン トリフルオロ酢酸塩の代わりに1−エチル−3−[5−(ピロリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン 塩酸塩を用い、tert−ブチル 3−ホルミルアゼチジン−1−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル 4−ホルミルピペリジン−1−カルボキシレートを用いて、参考例079と同様の方法により、標記化合物を製造した。
LC-MS, m/z; 397 (MH+).
参考例079における1−[5−(アゼチジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−3−エチル−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン トリフルオロ酢酸塩およびtert−ブチル 3−ホルミルアゼチジン−1−カルボキシレートの代わりに対応する原料を用いて、参考例079の(1)、次いで参考例043の(2)の工程と同様の方法により、下記表の化合物(参考例088〜091)を製造した。
Figure 2013010719
Figure 2013010719
参考例092:
1−エチル−5−フルオロ−3−{5−[1−(モルホリン−2−イルメチル)ピペリジン−4−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン 2塩酸塩の製造:
Figure 2013010719
(1)tert−ブチル 2−(ヒドロキシメチル)モルホリン−4−カルボキシレート(2.33g)とイミダゾール(1.10g)、トリフェニルホスフィン(3.66g)を塩化メチレン(43mL)に溶かし、ヨウ素(3.27g)を少しずつ加え、室温で終夜攪拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残渣にジエチルエーテルを加えて不溶物をろ去した。ろ液を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(カラム;Hi−FlashTM Silica Column、展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル)で精製することにより、tert−ブチル 2−(ヨードメチル)モルホリン−4−カルボキシレート(3.08g)を白色結晶として得た。
LC-MS, m/z; 655 ([2M+H]+).
(2)1−エチル−5−フルオロ−3−[5−(ピペリジン−4−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン トリフルオロ酢酸塩(801mg)をアセトニトリル(10ml)に懸濁し、上記生成物(1.00g)、炭酸カリウム(276mg)、ヨウ化ナトリウム(20mg)を加え、終夜加熱還流した。室温に放冷後、反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出後、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(カラム;Hi−FlashTM Amino Column、展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル = 1/1)で精製することで、tert−ブチル 2−({4−[3−(3−エチル−6−フルオロ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾール−1−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]ピペリジン−1−イル}メチル)モルホリン−4−カルボキシレート(873mg)を無色粘性固体として得た。
(3)上記生成物(873mg)に4規定塩化水素ジオキサン溶液(15ml)を加え、室温にて3時間攪拌した。溶媒を減圧留去することにより標記化合物を白色固体として得た。
LC-MS, m/z; 431 (MH+).
参考例093:
1−エチル−3−[5−(4−オキソシクロヘキシル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オンの製造:
Figure 2013010719
4−オキソシクロヘキサンカルボン酸(2.35g)をTHF(50mL)に溶かし、1,1’−カルボニルジミダゾール(2.68g)を加え、室温にて1時間撹拌した。ついで3−エチル−N’−ヒドロキシ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾール−1−カルボキシイミダミド(3.30g)を加え、50℃で4時間撹拌した。次に、テトラブチルアンモニウムフルオリド(1M THF溶液、15ml)を加えて、50℃で更に終夜攪拌した。反応混合物を室温に放冷した後に水を加えて、塩化メチレンで抽出を行った。有機層を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過後、ろ液を減圧濃縮することで、標記化合物(4.41g)を白色固体として得た。
1H NMR (CDCl3, δppm); 1.39 (3H, t, J = 7.5 Hz), 2.23-2.38 (2H, m), 2.44-2.67 (6H, m), 3.54 (1H, m), 4.01 (2H, q, J = 7.2 Hz), 7.07 (1H, d, J = 7.5 Hz), 7.15-7.28 (2H, m), 7.87 (1H, d, J = 7.8 Hz). LC-MS, m/z; 327 (MH+).
参考例093における3−エチル−N’−ヒドロキシ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾール−1−カルボキシイミダミドの代わりに対応する原料を用いて、参考例093と同様の方法により、下記表の化合物(参考例094〜095)を製造した。
Figure 2013010719
Figure 2013010719
参考例096:
1−エチル−3−[5−(3−オキソシクロブチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オンの製造:
Figure 2013010719
3−オキソシクロブタンカルボン酸(4.11g)をTHF(60mL)に溶かし、1,1’−カルボニルジミダゾール(5.84g)を加え、室温にて1時間撹拌した。ついで3−エチル−N−ヒドロキシ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾール−1−カルボキシイミダミド(6.61g)を加え、50℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に放冷した後に減圧濃縮し、エタノール(147mL)と酢酸ナトリウム(2.71g)を加えて85℃で2時間攪拌した。反応混合物は室温に放冷した後に減圧濃縮し、水を加えてクロロホルムで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過後、ろ液を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(カラム;Hi−FlashTM silica Column、展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル)で精製することにより、標記化合物を白色結晶として得た。
LC-MS, m/z; 299 (MH+).
参考例097:
1−エチル−5−フルオロ−3−[5−(3−オキソシクロブチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オンの製造:
Figure 2013010719
3−オキソシクロブタンカルボン酸(1.21g)をDMF(30mL)に溶かし、1,1’−カルボニルジミダゾール(1.72g)を加え、室温にて1時間撹拌した。ついで3−エチル−6−フルオロ−N’−ヒドロキシ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾール−1−カルボキシイミダミド(2.11g)を加え、50℃で3時間撹拌した。その後、120℃に昇温して更に4時間攪拌した。反応混合物を室温に放冷した後に水を加えて酢酸エチルで抽出した。有機層を水で洗浄して硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過後、ろ液を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(カラム;Hi−FlashTM Silica Column、展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル)で精製することにより、標記化合物(1.75g)を白色結晶として得た。
LC-MS, m/z; 317 (MH+).
参考例098:
3−[5−(シス−4−アミノシクロヘキシル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−1−エチル−5−フルオロ−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン トリフルオロ酢酸塩の製造:
Figure 2013010719
参考例043における1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−カルボン酸の代わりにシス−4−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸を用いて、参考例043の(1)、(2)と同様の方法により、標記化合物を得た。
LC-MS, m/z; 346 (MH+).
参考例099:
1−[5−(ピペリジン−4−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル]−3−(プロパン−2−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン トリフルオロ酢酸塩の製造:
Figure 2013010719
(1)1−(プロパン−2−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン(881mg)をTHF(20ml)に溶かし、氷冷却下、55%水素化ナトリウム(328mg)を加えた。氷冷下、30分撹拌した後、クロロギ酸p−ニトロフェニル(665mg)を加え、室温にて1時間撹拌した。次いでtert−ブチル 4−(ヒドラジンカルボニル)ピペリジン−1−カルボキシレート(1.46g)、トリエチルアミン(1.4ml)をTHF(10ml)に溶かした溶液を加え、室温にて終夜撹拌した。反応混合物に水を加えた後、酢酸エチルで抽出し、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(カラム;Hi−FlashTM Amino Column、展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル = 3/2)で精製することでtert−ブチル 4−[(2−{[2−オキソ−3−(プロパン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾール−1−イル]カルボニル}ヒドラジニル)カルボニル]ピペリジン−1−カルボキシレート(1.28g)を油状物として得た。
LC-MS, m/z; 446 (MH+).
(2)上記生成物(1.19g)を塩化メチレン(25ml)に溶かし、トリフェニルホスフィン(1.05g)、四塩化炭素(0.385ml)、トリエチルアミン(1.5ml)を加え、8時間加熱還流した。室温に放冷した後、反応混合物に水を加え、クロロホルムで抽出し、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル = 3/2)で精製することでtert−ブチル 4−{5−[2−オキソ−3−(プロパン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾール−1−イル]−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル}ピペリジン−1−カルボキシレート(0.819g)を油状物として得た。
LC-MS, m/z; 428 (MH+).
(3)参考例044の(2)におけるtert−ブチル 4−[3−(3−エチル−6−フルオロ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾール−1−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]ピペリジン−1−カルボキシレートの代わりに、上記生成物を用い、参考例044の(2)と同様の方法により、標記化合物を製造した。
LC-MS, m/z; 328 (MH+).
参考例100:
1−[5−(ピペリジン−4−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル]−3−(プロパン−2−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン トリフルオロ酢酸塩の製造:
Figure 2013010719
(1)tert−ブチル 4−[(ヒロドキシルイミノ)メチル]ピペリジン−1−カルボキシレート(2.59g)をDMF(25ml)に溶かし、N−クロロスクシンイミド(1.47g)を加え、室温にて2時間撹拌した後、撹拌しながら水(40ml)をゆっくり滴下した。析出した固体をろ取し、水で洗浄した。得られた固体を減圧下、50℃にて乾燥することで、tert−ブチル 4−[クロロ(ヒロドキシルイミノ)メチル]ピペリジン−1−カルボキシレート(2.31g)を白色結晶として得た。
(2)上記生成物(631mg)と2−オキソ−3−(プロパン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾール−1−カルボニトリル(402mg)をトルエン(20ml)に溶かし、炭酸水素ナトリウム(672mg)を加え、80℃にて5時間撹拌した。室温に放冷した後、反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル = 5/1)で精製することでtert−ブチル 4−{5−[2−オキソ−3−(プロパン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾール−1−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}ピペリジン−1−カルボキシレート(411mg)を白色結晶として得た。
LC-MS, m/z; 428 (MH+).
(3)参考例043の(2)におけるtert−ブチル 4−[3−(3−エチル−6−フルオロ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾール−1−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]ピペリジン−1−カルボキシレートの代わりに、上記生成物を用い、参考例043の(2)と同様の方法により、標記化合物を製造した。
LC-MS, m/z; 328 (MH+).
参考例101:
1−エチル−3−[5−(ピペリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン トリフルオロ酢酸塩の製造:
Figure 2013010719
(1)窒素雰囲気下、1−エチル−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン(811mg)をジオキサン(50ml)に溶かし、トランス−N,N’−ジメチルシクロヘキサン−1,2−ジアミン(142mg)、ヨウ化銅(I)(95mg)、炭酸カリウム(760mg)を加え、90℃にて撹拌した。次いで反応溶液に、2、5−ジブロモチアゾール(1.37g)をジオキサンに溶かした溶液を滴下し、90℃にて終夜撹拌した。室温に放冷後、セライトろ過し、ろ液を減圧濃縮後、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル = 15/1)で精製することで、1−(5−ブロモ−1,3−チアゾール−2−イル)−3−エチル−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン(880mg)を得た。
LC-MS, m/z; 324 (MH+).
(2)上記生成物(324mg)をDME(6ml)に溶かし、tert−ブチル 4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−3,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキシレート(371mg)、テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(116mg)、炭酸ナトリウム(212mg)、水(3ml)を加え、70℃で4時間撹拌した。室温に放冷後、水を加え、酢酸エチルで抽出した後、有機層を、硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル = 4/1)で精製することで、tert−ブチル 4−[2−(3−エチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾール−1−イル)−1,3−チアゾール−5−イル]−3,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキシレート(379mg)を得た。
LC-MS, m/z; 427 (MH+).
(3)上記生成物(312mg)をメタノール(5ml)に溶かし、10%パラジウム/炭素(50% wet、100mg)を加え、水素雰囲気下で終夜撹拌した。反応終了後、セライトろ過し、メタノールで洗浄して、ろ液を減圧濃縮することでtert−ブチル 4−[2−(3−エチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾール−1−イル)−1,3−チアゾール−5−イル]ピペリジン−1−カルボキシレート(317mg)を得た。
LC-MS, m/z; 429 (MH+).
(4)参考例044の(2)におけるtert−ブチル 4−[3−(3−エチル−6−フルオロ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾール−1−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]ピペリジン−1−カルボキシレートの代わりに、上記生成物を用い、参考例044の(2)と同様の方法により、標記化合物を製造した。
LC-MS, m/z; 329 (MH+).
参考例102:
1−エチル−5−フルオロ−3−[4−(ピペリジン−4−イル)−1,3−オキサゾール−2−イル]−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オンの製造:
Figure 2013010719
(1)ベンジル 4−アセチルピペリジン−1−カルボキシレート(2.61g)をメタノール(71mL)に溶かし、氷冷下で臭素(0.52mL)を滴下した。反応液を室温で3時間攪拌した後に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (カラム;Hi−FlashTM Silicagel Column、展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル)で精製することにより、ベンジル 4−(2−ブロモアセチル)ピペリジン−1−カルボキシレート(1.80g)を無色油状物として得た。
LC-MS, m/z; 681 ([2M+H]+).
(2)上記生成物(340mg)をホルムアミド(1.0mL)と混合し、マイクロウェーブを使って130℃で1時間攪拌した。得られた反応混合物をそのままシリカゲルカラムクロマトグラフィー(カラム;Hi−FlashTM silica column、展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル)で精製することにより、ベンジル 4−(1,3−オキサゾール−4−イル)ピペリジン−1−カルボキシレート(132mg)を無色油状物として得た。
LC-MS, m/z; 287 (MH+).
(3)上記生成物(132mg)をTHF(2.1mL)に溶かして−78℃に冷却した。そこにリチウムヘキサメチルジシラジド(1M THF溶液、0.55mL)を滴下し、−78℃で30分間攪拌した。次にヘキサクロロエタン(298mg)を加え、室温で更に12時間攪拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水と飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(カラム;Hi−FlashTM silica column、展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル)で精製することにより、ベンジル 4−(2−クロロ−1,3−オキサゾール−4−イル)ピペリジン−1−カルボキシレート(117mg)を無色油状物として得た。
LC-MS, m/z; 321 (MH+).
(4)1−エチル−5−フルオロ−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン(135mg)をDMF(2.5mL)に溶かし、55%水素化ナトリウム(42mg)を加えて50℃で15分間攪拌した。そこに上記生成物(200mg)のDMF(2.5mL)溶液を加え、90℃で更に3時間攪拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(カラム;Hi−FlashTM silica column、展開溶媒:クロロホルム/メタノール)で精製することにより、ベンジル 4−[2−(3−エチル−6−フルオロ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾール−1−イル)−1,3−オキサゾール−4−イル]ピペリジン−1−カルボキシレート(124mg)を無色油状物として得た。
LC-MS, m/z; 465 (MH+).
(5)上記生成物(124mg)をメタノールに溶かし、10%パラジウム炭素(12mg)を加えて室温、水素雰囲気下で5時間攪拌した。得られた反応混合物をセライトろ過し、ろ液を減圧濃縮することで、標記化合物を製造した。
LC-MS, m/z; 331 (MH+).
参考例103:
1−エチル−3−[1−(ピペリジン−4−イル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル]−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン トリフルオロ酢酸塩の製造:
Figure 2013010719
(1)1−エチル−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン(2.09g)と(ブロモエチニル)(トリプロパン−2−イル)シラン(3.70g)をトルエン(13mL)に溶かし、炭酸カリウム(3.55g)と硫酸銅(II)五水和物(321mg)、1,10−フェナントロリン(464mg)を加えて、窒素下65℃で1日間攪拌した。反応混合物を放冷後、セライトろ過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(カラム;Hi−FlashTM silica column、展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル)で精製することにより、1−エチル−3−[(トリプロパン−2−イルシリル)エチニル]−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン(811mg)を無色油状物として得た。
(2)上記生成物(811mg)をTHF(55mL)に溶かし、テトラブチルアンモニウムフルオリド(1M THF溶液、2.6mL)を加えて室温で2時間攪拌した。反応混合物を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(カラム;Hi−FlashTM silica column、展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル)で精製することにより、1−エチル−3−エチニル−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン(396mg)を無色結晶として得た。
LC-MS, m/z; 187 (MH+).
(3)上記生成物(200mg)とtert−ブチル 4−アジドピペリジン−1−カルボキシレート(267mg)をtert−ブチルアルコール(1.1mL)に溶かし、そこに銅(11mg)と硫酸銅II)五水和物(13mg)の水溶液(1.1mL)を加え、窒素雰囲気下110度で2時間攪拌した。反応混合物を放冷後、水を加えてクロロホルムで抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(カラム;Hi−FlashTM Amino column、展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル)で精製することにより、tert−ブチル 4−[4−(3−エチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾール−1−イル)−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル]ピペリジン−1−カルボキシレート(430mg)を白色固体として得た。
LC-MS, m/z; 413 (MH+).
(4)参考例044の(2)におけるtert−ブチル 4−[3−(3−エチル−6−フルオロ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾール−1−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]ピペリジン−1−カルボキシレートの代わりに、上記生成物を用い、参考例044の(2)と同様の方法により、標記化合物を製造した。
LC-MS, m/z; 313 (MH+).
参考例104:
1−エチル−3−[3−(ピペリジン−4−イル)イソキサゾール−5−イル]−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン トリフルオロ酢酸塩の製造:
Figure 2013010719
(1)1−エチル−3−エチニル−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン(200mg)とtert−ブチル 4−(クロロ(ヒドロキシイミノ)メチル)ピペリジン−1−カルボキシレート(567mg)をトルエン(12mLmL)に溶かし、炭酸水素ナトリウム(588mg)を加えて、室温で5時間攪拌した。反応混合物に水を加えて酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(カラム;Hi−FlashTM silica column、展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル)で精製することにより、tert−ブチル 4−[5−(3−エチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾール−1−イル)イソキサゾール−3−イル]ピペリジン−1−カルボキシレート(419mg)を無色油状物として得た。
(2)参考例044の(2)におけるtert−ブチル 4−[3−(3−エチル−6−フルオロ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾール−1−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]ピペリジン−1−カルボキシレートの代わりに、上記生成物を用い、参考例044の(2)と同様の方法により、標記化合物を製造した。
LC-MS, m/z; 313 (MH+).
参考例105:
スピロ[シクロプロパン−1,3’−インドール]−2’(1’H)−オンの製造:
Figure 2013010719
(1)オキシインドール(6.78g)を無水酢酸(17ml)に溶かし、140℃で6時間撹拌した。室温に放冷後、水(20ml)を滴下し、析出した固体をろ取、水洗した。得られた固体を減圧下、70℃にて乾燥することで、1−アセチルインドリン−2−オン(8.11g)を得た。
LC-MS, m/z; 181 (MH+).
(2)上記生成物(4.81g)をDMF(90ml)に溶かし、1,2−ジブロモエタン(3.1ml)を加え、次いで氷冷却下、55%水素化ナトリウム(2.64g)を加えた。室温に昇温後、7時間撹拌した後、水(180ml)を滴下し、析出した固体をろ取した。得られた固体を水ついでヘキサンで洗浄した後、70℃にて減圧乾燥することにより、1’−アセチルスピロ[シクロプロパン−1,3’−インドール]−2’(1’H)−オン(1.75g)を淡桃色固体として得た。
1H NMR (CDCl3, δppm); 1.57-1.64 (2H, m), 1.82-1.87 (2H, m), 2.71 (3H, s), 6.85 (1H, m), 7.18 (1H, dt, J = 7.5, 1.0 Hz), 7.31 (1H, m), 8.31 (1H, m).
(3)上記生成物(1.75g)をメタノール(35ml)に溶かし、1規定水酸化ナトリウム水溶液(35ml)を加え、60℃にて6時間、次いで室温で15時間撹拌した。次いで1規定塩酸水溶液にて中和後、減圧濃縮にてメタノールを留去した後、クロロホルムで抽出し、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、ろ液を減圧濃縮することで標記化合物(1.41g)を固体として得た。
LC-MS, m/z; 160 (MH+).
参考例106:
3,3−ジメチル−1,3−ジヒドロ−2H−インドール−2−オンの製造:
Figure 2013010719
(1)参考例105の(2)と同様の方法によって、1,2−ジブロモエタンの代わりにヨウ化メチルを用いることにより、1−アセチル−3,3−ジメチルインドリン−2−オンを得た。
LC-MS, m/z; 204 (MH+).
(2)上記生成物を用い、参考例105の(3)と同様の方法によって、標記化合物を得た。
LC-MS, m/z; 162 (MH+).
参考例105と同様の方法により、参考例105におけるオキシインドールの代わりに、対応する原料化合物を用いて、下記表の化合物(参考例107〜110)を製造した。
Figure 2013010719
参考例022における1−(プロパン−2−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オンの代わりに、対応する原料化合物を用い、参考例022と同様の方法によって、下記表の化合物(参考例111〜116)を製造した。
Figure 2013010719
参考例043および参考例044における3−エチル−6−フルオロ−N’−ヒドロキシ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾール−1−カルボキシイミダミドの代わりに、対応する原料化合物を用いて、参考例043もしくは参考例044と同様の方法により、下記表の化合物(参考例117〜122)を製造した。
Figure 2013010719
参考例123:
1−[5−(1,4’−ビピペリジン−4−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−3,3−ジメチル−1,3−ジヒドロ−2H−インドール−2−オン 2塩酸塩の製造:
Figure 2013010719
参考例079における1−[5−(アゼチジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−3−エチル−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン トリフルオロ酢酸塩およびtert−ブチル 3−ホルミルアゼチジン−1−カルボキシレートの代わりに対応する原料3,3−ジメチル−1−[5−(ピペリジン−4−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−1,3−ジヒドロ−2H−インドール−2−オン 塩酸塩とtert−ブチル 4−オキソピペリジン−1−カルボキシレートを用いて、参考例079の(1)と参考例092の(3)と同様の方法により、標記化合物を製造した。
参考例124:
1’−[5−(ピペリジン−4−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル]スピロ[シクロプロパン−1,3’−インドール]−2’(1’H)−オン トリフルオロ酢酸塩の製造:
Figure 2013010719
参考例099における1−(プロパン−2−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オンの代わりにスピロ[シクロプロパン−1,3’−インドール]−2’(1’H)−オンを用い、参考例099と同様の方法で標記化合物を製造した。
LC-MS, m/z; 311 (MH+).
参考例125:
1’−[3−(ピペリジン−4−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]スピロ[シクロプロパン−1,3’−インドール]−2’(1’H)−オン 塩酸塩の製造:
Figure 2013010719
参考例100における2−オキソ−3−(プロパン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾール−1−カルボニトリルの代わりに参考例111の合成途中で得られる2’−オキソスピロ[シクロプロパン−1,3’−インドール]−1’(2’H)−カルボニトリルを用い、参考例100と同様の方法で標記化合物を製造した。
LC-MS, m/z; 311 (MH+).
実施例001:
1−{5−[1−(3−メトキシプロピル)ピペリジン−4−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−3−(プロパン―2−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール―2−オンの製造:
Figure 2013010719
1−[5−(ピペリジン−4−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−3−(プロパン―2−イル)−1,3−ジヒドロ−2 H −ベンズイミダゾール―2−オン トリフルオロ酢酸塩(170mg)をアセトニトリル(5ml)に懸濁し、1−ブロモ−3−メトキシプロパン(74mg)、炭酸セシウム(195mg)を加え、室温にて終夜撹拌した。ついで60度にて4時間撹拌した後、室温に放冷した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出後、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (カラム;Hi−FlashTM Amino Column、展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル = 1/1)で精製することで標記化合物(111mg)を無色油状物として得た。
1H NMR (CDCl3, δppm); 1.58 (6H, d, J = 7.2 Hz), 1.75-1.87 (2H, m), 1.99-2.27 (6H, m), 2.43-2.53 (2H, m), 2.95-3.13 (3H, m), 3.34 (3H, s), 3.44 (2H, t, J = 6.4 Hz), 4.70-4.81 (1H, m), 7.12-7.22 (3H, m), 7.88 (1H, dt, J = 7.4, 1.2 Hz).
LC-MS, m/z; 400 (MH+).
実施例001における1−[5−(ピペリジン−4−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−3−(プロパン―2−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール―2−オン トリフルオロ酢酸塩の代わりに対応する原料を用いて、実施例001と同様の方法により、下記表の化合物(実施例002〜026)を製造した。
Figure 2013010719
1)得られた化合物を塩化メチレンに溶解し、1規定 塩酸/ジエチルエーテル溶液で処理する事により、塩酸塩とした。
Figure 2013010719
1)得られた化合物を塩化メチレンに溶解し、1規定 塩酸/ジエチルエーテル溶液で処理する事により、塩酸塩とした。
Figure 2013010719
Figure 2013010719
Figure 2013010719
Figure 2013010719
Figure 2013010719
実施例027:
1−エチル−5−フルオロ−3−{5−[1−(プロパン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オンの製造:
Figure 2013010719
1−エチル−5−フルオロ−3−[5−(ピペリジン−4−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン トリフルオロ酢酸塩(267mg)をアセトニトリル(20ml)に懸濁し、ヨウ化イソプロピル(122mg)、炭酸カリウム(166mg)を加え、終夜加熱還流した。室温に放冷後、水を加え、酢酸エチルで抽出後、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(カラム;Hi−FlashTM Amino Column、展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル = 1/1)で精製することで標記化合物(113mg)を白色固体として得た。
1H NMR (CDCl3, δppm); 1.08 (6H, d, J = 6.4 Hz), 1.37 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.96-2.11 (2H, m), 2.15-2.24 (2H, m), 2.35 (2H, t, J = 11.1 Hz), 2.75-2.86 (1H, m), 2.94-3.11 (3H, m), 3.99 (2H, q, J = 7.2 Hz), 6.94-6.97 (2H, m), 7.72 (1H, dt, J = 8.8, 1.5 Hz). LC-MS, m/z; 374 (MH+).
実施例027における1−エチル−5−フルオロ−3−[5−(ピペリジン−4−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン トリフルオロ酢酸塩およびヨウ化イソプロピルの代わりに対応する原料を用いて、実施例027と同様の方法により、下記表の化合物(実施例028〜032)を製造した。
Figure 2013010719
1)ハロゲン化アルキル
2)得られた化合物を塩化メチレンに溶解し、1規定 塩酸/ジエチルエーテル溶液で処理する事により、塩酸塩とした。
Figure 2013010719
1)ハロゲン化アルキル
実施例033:
1−エチル−3−{5−[2−(ピペリジン−1−イル)エチル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オンの製造:
Figure 2013010719
3−ピペリジンプロパン酸(121mg)と3−エチル−N’−ヒドロキシ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾール−1−カルボキシイミダミド(154mg)をTHF(1.4ml)に溶かし、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(201mg)と1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(118mg)を加え、50℃にて5時間撹拌した。反応液に水を加え、クロロホルムで抽出後、クロロホルムを減圧留去した。残渣をTHF(2.8ml)に溶かし、テトラブチルアンモニウムフルオリドのTHF溶液(1M、0.07ml)を加えて、50℃で終夜攪拌した。反応混合物を室温に放冷した後に水を加えて、クロロホルムで抽出を行った。有機層を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (展開溶媒:クロロホルム/メタノール)で精製することで標記化合物を得た。
1H NMR (CDCl3, δppm); 1.32-1.51 (5H, m), 1.51-1.71 (4H, m), 2.47 (4H, m), 2.91 (2H, t, J = 7.5 Hz), 3.19 (2H, t, J = 7.6 Hz), 4.01 (2H, q, J = 7.2 Hz), 7.06 (1H, m), 7.14-7.26 (2H, m), 7.88 (1H, m). LC-MS, m/z; 342 (MH+).
実施例033における3−ピペリジンプロパン酸の代わりに対応するカルボン酸を用いて、実施例033と同様の方法により、下記表の化合物(実施例034〜035)を製造した。
Figure 2013010719
実施例036〜059
1−[5−(アゼチジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−3−エチル−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン トリフルオロ酢酸塩(30mg、0.075mmol)をDMF(1ml)に溶かし、対応するアルキルハライド(R−X)(0.15mmol、2当量)、炭酸カリウム(15.6mg、0.113mmol、1.5当量)を加え60℃にて4時間〜12時間撹拌した。反応終了後、室温に放冷し、反応液にクロロホルム(4ml)を加え、有機層を水(2mlx3)で洗浄した。有機層を減圧濃縮後、得られた残渣をGilson HPLCにて精製することで、下記表の化合物(実施例036〜059)を製造した。
Figure 2013010719
Figure 2013010719
Figure 2013010719
Figure 2013010719
Figure 2013010719
実施例060:
1−エチル−3−(5−{1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]アゼチジン−3−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オンの製造:
Figure 2013010719
1−[5−(アゼチジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−3−エチル−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン トリフルオロ酢酸塩(0.125g)をアセトニトリル(2.0ml)に溶解し、1−(2−ブロモエチル)−4−フルオロベンゼン(0.146g)、炭酸カリウム(0.124g)を加え、60℃にて終夜撹拌した。反応混合物にクロロホルムを加え、水、飽和食塩水にて洗浄後、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をGilson HPLCにて精製することで標記化合物(0.066g)を固体として得た。
1H NMR (DMSO-d6, δppm); 1.25 (3H, t, J = 7.1 Hz), 2.58 (2H, t, J = 6.1 Hz), 2.65(2H, t, J = 6.1 Hz), 3.39 (2H, t, J = 7.1 Hz), 3.64 (2H, t, J = 7.7 Hz), 3.94 (2H, q, J = 7.1 Hz), 4.03(1H, m), 7.08 (2H, m), 7.18 (1H, dt, J = 7.8, 1.9 Hz), 7.23-7.27 (3H, m), 7.35 (1H, d, J = 7.1 Hz), 7.72 (1H, d, J = 7.8 Hz). LC-MS, m/z; 408 (MH+).
実施例060における1−(2−ブロモエチル)−4−フルオロベンゼンの代わりに対応するフェネチルブロミドを用いて、実施例060と同様の方法により、下記表の化合物(実施例061〜064)を製造した。
Figure 2013010719
実施例065〜082
1−エチル−3−[5−(ピロリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン トリフルオロ酢酸塩(48mg、0.117mmol)をDMF(1ml)に溶かし、対応するアルキルハライド(R−X)(0.16mmol、1.4当量)、炭酸カリウム(24.3mg、0.175mmol、1.5当量)、ヨウ化ナトリウム(1.8mg、0.01mmol、0.1当量)を加え、室温〜60℃にて4時間〜12時間撹拌した。反応終了後、室温に放冷し、反応液にクロロホルム(4ml)を加え、有機層を水(2mlx3)で洗浄した。有機層を減圧濃縮後、得られた残渣をGilson HPLCにて精製することで、下記表の化合物(実施例065〜082)を製造した。
Figure 2013010719
Figure 2013010719
Figure 2013010719
Figure 2013010719
実施例083:
1−エチル−3−(5−{1−[3−(2−オキソピロリジン−1−イル)プロピル]ピロリジン−3−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オンの製造:
Figure 2013010719
1−エチル−3−[5−(ピロリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン トリフルオロ酢酸塩(66mg)をアセトニトリル(2.0ml)に溶解し、1−(3−ブロモプロピル)ピロリジン−2−オン(44mg)、炭酸カリウム(60.2mg)、ヨウ化ナトリウム(21.8mg)を加え、加熱還流下5時間攪拌した。反応混合物を冷却後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出後、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (カラム;Hi−FlashTM Amino Column、展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル = 1/1)で精製することで標記化合物(13mg)を無色油状物として得た。
1H NMR (CDCl3, δppm); 1.38 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.70-1.84 (3H, m), 2.02 (2H, m), 2.28-2.44 (3H, m), 2.53 (2H, m), 2.75 (2H, m), 2.92 (1H, m), 3.10 (1H, t, J = 8.7 Hz), 3.37 (4H, m), 3.73 (1H, m), 4.00 (2H, q, J = 7.2 Hz), 7.05 (1H, d, J = 7.2 Hz), 7.14-7.26 (2H, m), 7.86 (1H, d, J = 8.4 Hz). LC-MS, m/z; 425 (MH+).
実施例084:
1−エチル−3−(5−{1−[2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル]ピロリジン−3−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オンの製造:
Figure 2013010719
実施例083における1−(3−ブロモプロピル)ピロリジン−2−オンの代わりに4−(2−ブロモエチル)テトラヒドロピランを用いて、実施例083と同様の方法により、標記化合物を製造した。
1H NMR (CDCl3, δppm); 1.22-1.43 (5H, m), 1.43-1.66 (5H, m), 2.38 (2H, m), 2.54 (2H, m), 2.67 (1H, m), 2.76-2.91 (2H, m), 3.14 (1H, t, J = 8.7 Hz), 3.37 (2H, t, J = 11.4 Hz), 3.73 (1H, m), 3.89-4.05 (4H, m), 7.05 (1H, d, J = 7.5 Hz), 7.13-7.26 (2H, m), 7.86 (1H, d, J = 7.7 Hz). LC-MS, m/z; 412 (MH+).
実施例084における1−エチル−3−[5−(ピロリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン トリフルオロ酢酸塩の代わりに対応する原料を用いて、実施例084と同様の方法により、下記表の化合物(実施例085〜088)を製造した。
Figure 2013010719
実施例089〜097
1−エチル−3−[5−(ピペリジン−4−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン トリフルオロ酢酸塩(50mg、0.117mmol)をDMF(1ml)に溶かし、対応するアルキルハライド(R−X)(0.16mmol、1.4当量)、炭酸カリウム(24.3mg、0.175mmol、1.5当量)、ヨウ化ナトリウム(1.8mg、0.01mmol、0.1当量)を加え、室温〜60℃にて4時間〜12時間撹拌した。反応終了後、室温に放冷し、反応液にクロロホルム(4ml)を加え、有機層を水(2mlx3)で洗浄した。有機層を減圧濃縮後、得られた残渣をGilson HPLCにて精製することで、下記表の化合物(実施例089〜097)を製造した。
Figure 2013010719
Figure 2013010719
Figure 2013010719
実施例098
1−エチル−3−{5−[1−(プロパン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オンの製造:
Figure 2013010719
参考例001(1)における2−ニトロアニリンの代わりに1−エチル−3−[5−(ピペリジン−4−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン トリフルオロ酢酸塩(103mg)を用い、参考例001と同様の方法により、標記化合物(30mg)を得た。
1H NMR (CDCl3, δppm); 1.05 (6H, d, J = 6.6 Hz), 1.36 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.91-2.10 (2H, m), 2.10-2.23 (2H, m), 2.30 (2H, m), 2.75 (1H, m), 2.88-3.11 (3H, m), 3.98 (2H, q, J = 7.2 Hz), 7.03 (1H, d, J = 7.7 Hz), 7.09-7.25 (2H, m), 7.87 (1H, d, J = 7.5 Hz). LC-MS, m/z; 356 (MH+).
実施例099
1−エチル−3−{5−[1−(プロパン−2−イル)ピロリジン−3−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オンの製造:
Figure 2013010719
参考例001(1)における2−ニトロアニリンの代わりに1−エチル−3−[5−(ピロリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン トリフルオロ酢酸塩(100mg)を用い、参考例001と同様の方法により、標記化合物(51mg)を得た。
1H NMR (CDCl3, δppm); 1.14 (6H, dd, J = 6.2, 1.7 Hz), 1.38 (3H, t, J = 7.2 Hz), 2.26-2.54 (3H, m), 2.70 (1H, dd, J = 15.6, 8.6 Hz), 2.83-2.97 (2H, m), 3.29 (1H, t, J = 8.8 Hz), 3.70-3.81 (1H, m), 4.00 (2H, q, J = 7.2 Hz), 7.04-7.07 (1H, m), 7.14-7.26 (2H, m), 7.86 (1H, m). LC-MS, m/z; 342 (MH+).
実施例100
1−エチル−5−フルオロ−3−{5−[1−(テトラヒドロフラン−3−イルメチル)ピペリジン−4−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オンの製造:
Figure 2013010719
1−エチル−5−フルオロ−3−[5−(ピペリジン−4−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン トリフルオロ酢酸塩(0.100g)をジクロロメタン(3.0ml)に溶解し、テトラヒドロフラン−3−カルボアルデヒド(50%水溶液)(64μl)、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.143g)を加え、室温にて終夜撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、クロロホルムで抽出後、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(カラム;Hi−FlashTM Amino Column、展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル = 1/1)で精製することで標記化合物(0.118g)を無色油状物として得た。
1H NMR (CDCl3, δppm); 1.37 (3H, t, J = 7.2 Hz), 2.00-2.10 (2H, m), 2.13-2.17 (4H, m),2.34-2.38 (1H, m) 2.45 (1H, br), 2.90-3.15 (3H, m), 3.60-3.92 (7H, m), 6.91-6.97 (2H, m), 7.13-7.25 (2H, m), 7.71 (1H, d, J = 8.6 Hz). LC-MS, m/z; 416(MH+).
実施例100におけるテトラヒドロフラン−3−カルボアルデヒドの代わりに対応するアルデヒド又はケトンを用いて、実施例100と同様の方法により、下記表の化合物(実施例101〜114)を製造した。
Figure 2013010719
Figure 2013010719
Figure 2013010719
Figure 2013010719
実施例115
1−エチル−5−フルオロ−3−{5−[1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピペリジン−4−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−チオン 塩酸塩の製造:
Figure 2013010719
窒素雰囲気下、1−エチル−5−フルオロ−3−{5−[1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピペリジン−4−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン(52mg)をトルエン(10ml)に溶かし、ローソン試薬(30mg)を加え、4日間加熱還流した。室温に放冷後、反応液を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(カラム;Hi−FlashTM アミノ Column、展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル = 1/1)で精製することで、粗生成物を得た。これを塩化メチレン(1ml)に溶かし、1規定塩酸/ジエチルエーテル溶液(1ml)を滴下し、析出した固体をろ取し標記化合物(15mg)を得た。
LC-MS, m/z; 432 (MH+).
実施例116
3−{5−[1−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)ピペリジン−4−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−1−エチル−5−フルオロ−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オンの製造:
Figure 2013010719
1−エチル−5−フルオロ−3−[5−(ピペリジン−4−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン トリフルオロ酢酸塩(147mg)を1,2−ジクロロエタン(5ml)に懸濁し、トリエチルアミン(141μl)、4,4−ジフルオロシクロヘキサノン(135mg)、水素化トリアセトキシホウ素ナトリウム(212mg)、チタンテトライソプロポキシド(375mg)を加え、60℃にて終夜撹拌した。室温に放冷後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、塩化メチレンで抽出後、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(カラム;Hi−FlashTM アミノ Column、展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル = 1/1)で精製することで標記化合物(87mg)を白色固体として得た。
1H NMR (CDCl3, δppm); 1.37 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.60-1.91 (6H, m), 1.94-2.23 (6H, m), 2.29-2.52 (3H, m), 2.95-3.11 (3H, m), 3.98 (2H, q, J = 7.2 Hz), 6.93-6.98 (2H, m), 7.71 (1H, d, J = 8.8 Hz). LC-MS, m/z; 450 (MH+).
実施例116における4,4−ジフルオロシクロヘキサノンの代わりに対応するケトンを用いて、実施例116と同様の方法により、下記表の化合物(実施例117〜119)を製造した。
Figure 2013010719
実施例100における1−エチル−5−フルオロ−3−[5−(ピペリジン−4−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン トリフルオロ酢酸塩の代わりに1−エチル−3−[5−(ピペリジン−4−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン トリフルオロ酢酸塩を用い、テトラヒドロフラン−3−カルボアルデヒドの代わりに対応するアルデヒド又はケトンを用いて、実施例100と同様の方法により、下記表の化合物(実施例121〜127)を製造した。
Figure 2013010719
Figure 2013010719
実施例128
1−[5−(1−シクロヘキシルピロリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−3−エチル−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オンの製造:
Figure 2013010719
実施例100における1−エチル−5−フルオロ−3−[5−(ピペリジン−4−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン トリフルオロ酢酸塩の代わりに1−エチル−3−[5−(ピロリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン トリフルオロ酢酸塩を用い、テトラヒドロフラン−3−カルボアルデヒドの代わりにシクロヘキサノンを用いて、実施例100と同様の方法により、標記化合物を製造した。
1H NMR (CDCl3, δppm); 1.14-1.32 (5H, m), 1.38 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.61 (1H, m), 1.73-1.82 (2H, m), 1.90-2.00 (2H, m), 2.14 (1H, m), 2.24-2.48 (2H, m), 2.70 (1H, m), 2.84-2.99 (2H, m), 3.31 (1H, t, J = 8.8 Hz), 3.74 (1H, m), 4.00 (2H, q, J = 7.2 Hz), 7.06 (1H, m), 7.15-7.26 (2H, m), 7.87 (1H, m). LC-MS, m/z; 382 (MH+).
実施例100における1−エチル−5−フルオロ−3−[5−(ピペリジン−4−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン トリフルオロ酢酸塩の代わりに対応する原料を用い、テトラヒドロフラン−3−カルボアルデヒドの代わりにテトラヒドロ−4H−ピラン−4−オンを用いて、実施例100と同様の方法により、下記表の化合物(実施例129〜130)を製造した。
Figure 2013010719
実施例100における1−エチル−5−フルオロ−3−[5−(ピペリジン−4−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン トリフルオロ酢酸塩の代わりに対応する原料を用い、テトラヒドロフラン−3−カルボアルデヒドの代わりにテトラヒドロピラン−4-カルボアルデヒドを用いて、実施例100と同様の方法により、下記表の化合物(実施例132〜133)を製造した。
Figure 2013010719
実施例134
1−エチル−3−(5−{1−[(4−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル]ピペリジン−4−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オンの製造:
Figure 2013010719
1−エチル−3−[5−(ピペリジン−4−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン トリフルオロ酢酸塩(256mg)をエタノール(1ml)に懸濁し、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.5ml)、1,6−ジオキサスピロ[2.5]オクタン(898mg)を加え、80℃にて1日撹拌した。室温に放冷後、反応液を減圧濃縮を行い、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(カラム;Hi−FlashTM Amino Column、展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル = 1/3)で精製することで標記化合物(222mg)を得た。
1H NMR (CDCl3, δppm); 1.38 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.44-1.51 (2H, m), 1.56-1.66 (3H, m), 2.00-2.18 (4H, m), 2.38 (2H, s), 2.54 (2H, dt, J = 11.4, 2.8 Hz), 2.94-3.12 (3H, m), 3.73-3.85 (4H, m), 4.00 (2H, q, J = 7.2 Hz), 7.06 (1H, d, J = 7.7 Hz), 7.15-7.24 (2H, m), 7.88 (1H, m). LC-MS, m/z; 428 (MH+).
実施例135
tert−ブチル 2−{4−[3−(3−エチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾール−1−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]ピペリジン−1−イル}−2−メチルプロパノエイトの製造:
Figure 2013010719
1−エチル−3−[5−(ピペリジン−4−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン トリフルオロ酢酸塩(855mg)をアセトニトリル(5ml)に懸濁し、2−ブロモイソ酪酸tert−ブチル(580mg)、炭酸カリウム(553mg)、ヨウ化ナトリウム(50mg)を加え、12時間加熱還流した。室温に放冷後、反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出後、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(カラム;Hi−FlashTM Amino Column、展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル = 1/1)で精製することで、標記化合物(641mg)を得た。
1H NMR (CDCl3, δppm); 1.30 (6H, s), 1.38 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.47 (9H, s), 1.92-2.07 (2H, m), 2.11-2.21 (2H, m), 2.35-2.46 (2H, m), 2.98-3.17 (3H, m), 4.00 (2H, q, J = 7.3 Hz), 7.05 (1H, d, J = 7.3 Hz), 7.13-7.24 (2H, m), 7.89 (1H, m). LC-MS, m/z; 456 (MH+).
実施例136
2−{4−[3−(3−エチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾール−1−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]ピペリジン−1−イル}−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩の製造:
Figure 2013010719
tert−ブチル 2−{4−[3−(3−エチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾール−1−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]ピペリジン−1−イル}−2−メチルプロパノエイト(630mg)をメタノール(10ml)に溶かし、4規定塩酸/ジオキサン溶液(12ml)を加え、60℃で5時間撹拌した。室温に放冷後、反応液を減圧濃縮することにより、標記化合物(524mg)を得た。
1H NMR (CD3OD, δppm); 1.36 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.68 (6H, s), 2.23-2.65 (4H, m), 3.35-3.75 (5H, m), 4.02 (2H, q, J = 7.2 Hz), 7.20 (1H, m), 7.25-7.33 (2H, m), 7.88 (1H, d, J = 7.9 Hz). LC-MS, m/z; 400 (MH+).
実施例137
1−エチル−3−{5−[1−(1−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン 塩酸塩の製造:
Figure 2013010719
2−{4−[3−(3−エチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾール−1−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]ピペリジン−1−イル}−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩(507mg)をTHF(12ml)に溶かし、トリエチルアミン(174μl)加えた後、氷冷下、クロロギ酸イソブチル(159μl)を加え1時間撹拌した。不溶物をろ別し、さらに不溶物をTHFで洗浄した後、氷冷下で、水素化ホウ素ナトリウム(48mg)を水(1.5ml)に溶かした溶液をろ液に滴下した。反応終了後、水を加え、酢酸エチルで抽出した後、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (カラム;Hi−FlashTM Amino Column、展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル = 1/1)で精製することで粗生成物を得た。得られた粗生成物を塩化メチレン(2ml)に溶かし、1規定塩酸/ジエチルエーテル溶液(2ml)を滴下し、析出した固体をろ取し標記化合物(398mg)を白色固体として得た。
1H NMR (DMSO-d6, δppm); 1.23-1.33 (10H, m), 2.25-2.40 (4H, m), 3.11-3.27 (2H, m), 3.48-3.68 (5H, m), 3.90-4.01 (2H, m), 7.19 (1H, dt, J = 7.7, 1.2 Hz), 7.27 (1H, dt, J = 7.7, 1.2 Hz), 7.38 (1H, d, J = 7.9 Hz), 7.74 (1H, dd, J = 7.8, 0.8 Hz). LC-MS, m/z; 386 (MH+)
実施例138:
1−エチル−5−フルオロ−3−(5−{1−[2−(テトラヒドロフラン−2−イル)エチル]ピペリジン−4−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オンの製造:
Figure 2013010719
実施例083における1−エチル−3−[5−(ピロリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン トリフルオロ酢酸塩の代わりに1−エチル−5−フルオロ−3−[5−(ピペリジン−4−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン トリフルオロ酢酸塩を用い、1−(3−ブロモプロピル)ピロリジン−2−オンの代わりに2−(テトラヒドロフラン−2−イル)エチル 4−メチルベンゼンスルホネート(参考例075)を用いて、実施例083と同様の方法により、標記化合物を製造した。
1H NMR (CDCl3, δppm); 1.37 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.46-1.20 (12H, m), 2.40-2.58 (2H, m), 2.92-3.12 (3H, m) 3.73 (1H, m), 3.83-3.88 (2H, m), 3.95-4.02 (2H, m), 6.94-6.96 (2H, m), 7.71 (1H, d, J = 8.8 Hz). LC-MS, m/z; 430 (MH+).
実施例139:
1−エチル−3−{5−[1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イルメチル)ピペリジン−4−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オンの製造:
Figure 2013010719
実施例083における1−エチル−3−[5−(ピロリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン トリフルオロ酢酸塩の代わりに1−エチル−3−[5−(ピペリジン−4−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン トリフルオロ酢酸塩を用い、1−(3−ブロモプロピル)ピロリジン−2−オンの代わりに(テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)メチル 4−メチルベンゼンスルホネート(参考例076)を用いて、実施例083と同様の方法により、標記化合物を製造した。
1H NMR (CDCl3, δppm); 1.38 (3H, t, J = 7.3 Hz), 1.80-2.20 (14H, m), 2.80-3.20 (4H, m), 3.41 (1H, br) 3.83 (1H, m), 3.95-4.03 (2H, m), 7.05 (1H, d, J = 7.1 Hz), 7.17 (1H, t, J = 7.8Hz), 7.22 (1H, d, J = 7.6 Hz), 7.89 (1H, d, J = 8.0 Hz). LC-MS, m/z; 412 (MH+).
実施例140:
trans−1−エチル−5−フルオロ−3−{5−[1−(2−ヒドロキシシクロペンチル)ピペリジン−4−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オンの製造:
Figure 2013010719
1−エチル−5−フルオロ−3−[5−(ピペリジン−4−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン トリフルオロ酢酸塩(223mg)をエタノール(4ml)に懸濁し、シクロペンテンオキシド(400mg)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(258μl)を加え、80℃にて2日間撹拌した。室温に放冷後、反応液を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(カラム;Hi−FlashTM アミノ Column、展開溶媒:酢酸エチル/メタノール = 98/2)で精製することで、標記化合物(163mg)を得た。
1H NMR (CDCl3, δppm); 1.37 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.44-1.78 (4H, m), 1.82-2.12 (5H, m), 2.15-2.39 (4H, m), 2.58 (1H, m), 3.00-3.14 (2H, m), 3.21 (1H, m), 3.98 (2H, q, J = 7.2 Hz), 4.14 (1H, dd, J = 12.9, 5.6 Hz), 6.94-6.97 (2H, m), 7.71 (1H, m). LC-MS, m/z; 416 (MH+).
実施例141:
3−[5−(1−tert−ブチルピペリジン−4−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−1−エチル−5−フルオロ−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン 塩酸塩の製造:
Figure 2013010719
1−tert−ブチルピペリジン−4−カルボン酸(71mg、参考例077)をDMF(2ml)に溶かし、N,N’−カルボニルイミダゾール(92mg)、N,N−ジメチル−4−アミノピリジン(4mg)を加え、80℃にて2時間撹拌した。ついで、3−エチル−6−フルオロ−N’−ヒドロキシ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾール−1−カルボキシイミダミド(71mg)を加え、80℃にて1時間撹拌した。次いで、反応溶液に1規定テトラブチルアンモニウムフルオリド/THF溶液(0.5ml)を加え、80℃にて終夜撹拌した。室温に放冷後、反応溶液に水を滴下し、析出した固体をろ取、水洗後、減圧乾燥することで、粗生成物(32mg)を得た。次いで、粗生成物を酢酸エチル(2ml)に溶かし、1規定塩酸/ジエチルエーテル溶液(0.2ml)を滴下し、析出した塩酸塩(30mg)をろ取した。これをエタノール(4.5ml)に90℃にて溶かした後、室温に放冷した。析出した固体をろ取し標記化合物(21mg)を白色固体として得た。
1H NMR (CD3OD, δppm); 1.34 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.47 (9H, s), 2.15-2.30 (2H, m), 2.52-2.61 (2H, m), 3.16-3.26 (2H, m), 3.47-3.55 (1H, m), 3.76-3.84 (2H, m), 4.01 (2H, q, J = 7.2 Hz), 7.05 (1H, ddd, J = 10.4, 7.9, 1.8 Hz), 7.26 (1H, dd, J = 8.8, 4.4 Hz), 7.71 (1H, m). LC-MS, m/z; 388 (MH+).
実施例142:
1−エチル−5−フルオロ−3−{5−[1−(4−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピペリジン−4−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オンの製造:
Figure 2013010719
実施例141における1−tert−ブチルピペリジン−4−カルボン酸の代わりに1−(4−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピペリジン−4−カルボン酸(参考例078)を用いて、実施例141と同様に反応することで、標記化合物を得た。
1H NMR (CDCl3, δppm); 0.94-1.05 (2H, m), 1.36 (3H, t, J = 7.3 Hz), 1.49-2.39 (11H, m), 2.99 (3H, br), 3.49-3.57 (2H, m), 3.83-3.92 (2H, m), 3.97 (2H, q, J = 7.2 Hz), 6.93-6.97 (2H, m), 7.70 (1H, m). LC-MS, m/z; 430 (MH+).
実施例143〜144
1−{5−[1−(アゼチジン−3−イルメチル)アゼチジン−3−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−3−エチル−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン 2トリフルオロ酢酸塩(233mg、0.4mmol)を塩化メチレン(4ml)に溶かし、トリエチルアミン(224μl、1.6mmol)を加えた。この溶液に対応するクロロ炭酸アルキル(1.3当量、0.52mmol)を加え室温で終夜撹拌した。ついで、水を加え、クロロホルムにて抽出後、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(カラム;Hi−FlashTM Amino Column、展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル = 1/1〜3/1およびクロロホルム/メタノール=9/1)で精製することで、下記表の化合物(実施例143〜144)を製造した。
Figure 2013010719
Figure 2013010719
実施例145〜146
実施例143における1−{5−[1−(アゼチジン−3−イルメチル)アゼチジン−3−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−3−エチル−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン 2トリフルオロ酢酸塩の代わりに対応する原料を用い、実施例143と同様の方法により、下記表の化合物(実施例145〜146)を製造した。
Figure 2013010719
Figure 2013010719
実施例147〜150
実施例143における1−{5−[1−(アゼチジン−3−イルメチル)アゼチジン−3−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−3−エチル−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン 2トリフルオロ酢酸塩の代わりに1−エチル−3−{5−[1−(ピペリジン−4−イルメチル)アゼチジン−3−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン 2トリフルオロ酢酸塩を用い、実施例143と同様の方法により、下記表の化合物(実施例147〜150)を製造した。
Figure 2013010719
Figure 2013010719
実施例151〜152
実施例143における1−{5−[1−(アゼチジン−3−イルメチル)アゼチジン−3−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−3−エチル−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン 2トリフルオロ酢酸塩の代わりに対応する原料を用い、実施例143と同様の方法により、下記表の化合物(実施例151〜152)を製造した。
Figure 2013010719
Figure 2013010719
実施例153:
1−エチル−3−(5−{1−[(1−エチルピペリジン−4−イル)メチル]アゼチジン−3−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オンの製造:
Figure 2013010719
1−エチル−3−{5−[1−(ピペリジン−4−イルメチル)アゼチジン−3−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン 2トリフルオロ酢酸塩(350mg)をTHF(10ml)に懸濁し、アセトアルデヒド(100μl)、水素化トリアセトキシホウ素ナトリウム(399mg)を加え、室温にて2時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、クロロホルム/メタノール(9/1)で抽出後、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (カラム;Hi−FlashTM Amino Column、展開溶媒:酢酸エチル/メタノール = 9/1)で精製することで標記化合物(234mg)を黄色油状物として得た。
1H NMR (CDCl3, δppm); 1.08 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.21-1.42 (6H, m), 1.68-1.94 (4H, m), 2.33-2.45 (4H, m), 2.94 (2H, d, J = 11.7 Hz), 3.48 (2H, t, J = 7.5 Hz), 3.79 (2H, t, J = 7.8 Hz), 3.97-4.07 (3H, m), 7.06 (1H, m), 7.15-7.27 (2H, m), 7.87 (1H, m). LC-MS, m/z; 411 (MH+).
実施例154:
1−エチル−3−[5−(1−{[1−(メチルスルホニル)ピペリジン−4−イル]メチル}ピロリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オンの製造:
Figure 2013010719
実施例143における1−{5−[1−(アゼチジン−3−イルメチル)アゼチジン−3−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−3−エチル−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン 2トリフルオロ酢酸塩の代わりに1−エチル−3−{5−[1−(ピペリジン−4−イルメチル)ピロリジン−3−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン 2トリフルオロ酢酸塩を用い、クロロ炭酸アルキルの代わりにメタンスルホニルクロリドを用いて、実施例143と同様の方法により標記化合物を製造した。
1H NMR (DMSO-d6, δppm); 1.13 (2H, q, J = 12.0 Hz), 1.25 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.58 (1H, m), 1.81 (2H, t, J = 12.0 Hz), 2.16 (1H, m), 2.28-2.39 (3H, m), 2.58 (1H, m), 2.64-2.72 (3H, m), 2.82 (3H, m), 2.91 (2H, m), 3.51 (2H, d, J = 12.4 Hz), 3.80 (1H, m), 3.93 (2H, q, J = 7.2 Hz), 7.17 (1H, dt, J = 7.8, 1.3 Hz), 7.25 (1H, dt, J = 7.8, 1.3 Hz), 7.35 (1H, d, J = 8.0 Hz), 7.71 (1H, d, J = 7.3 Hz). LC-MS, m/z; 475 (MH+).
実施例155〜156
実施例143における1−{5−[1−(アゼチジン−3−イルメチル)アゼチジン−3−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−3−エチル−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン 2トリフルオロ酢酸塩の代わりに1−エチル−5−フルオロ−3−(5−{1−[(2R)ピロリジン−2−イルメチル]ピペリジン−4−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン 2塩酸塩を用い、対応する酸クロリド又は酸無水物を作用させることで、実施例143と同様の方法により、下記表の化合物(実施例155〜156)を製造した。
Figure 2013010719
Figure 2013010719
実施例157:
メチル (3S)−3−({4−[3−(6−クロロ−3−エチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾール−1−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]ピペリジン−1−イル}メチル)ピロリジン−1−カルボキシレートの製造:
Figure 2013010719
実施例143における1−{5−[1−(アゼチジン−3−イルメチル)アゼチジン−3−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−3−エチル−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン 2トリフルオロ酢酸塩の代わりに5−クロロ−1−エチル−3−(5−{1−[(3R)−ピロリジン−3−イルメチル]ピペリジン−4−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン 2塩酸塩を用い、実施例143と同様の方法により標記化合物を製造した。
1H NMR (CDCl3, δppm); 1.37 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.65 (1H, m), 1.95-2.24 (7H, m), 2.29-2.49 (3H, m), 2.90-3.15 (4H, m), 3.28-3.64 (3H, m), 3.70 (3H, d, J = 2.6 Hz), 3.98 (2H, q, J = 7.2 Hz), 6.97 (1H, d, J = 8.3 Hz), 7.21 (1H, dd, J = 8.3, 2.0 Hz), 7.92 (1H, d, J = 1.8 Hz). LC-MS, m/z; 489 (MH+).
実施例158〜160
実施例143における1−{5−[1−(アゼチジン−3−イルメチル)アゼチジン−3−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−3−エチル−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン 2トリフルオロ酢酸塩の代わりに3−[5−(1,4’−ビピペリジン−4−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−1−エチル−5−フルオロ−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン 2塩酸塩を用い、対応する酸クロリドを作用させることで、実施例143と同様の方法により、下記表の化合物(実施例158〜160)を製造した。
Figure 2013010719
Figure 2013010719
実施例161〜163
実施例143における1−{5−[1−(アゼチジン−3−イルメチル)アゼチジン−3−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−3−エチル−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン 2トリフルオロ酢酸塩の代わりに1−エチル−5−フルオロ−3−{5−[1−(ピペリジン−4−イルメチル)ピペリジン―4−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン 2塩酸塩を用い、対応する酸クロリドを作用させることで、実施例143と同様の方法により、下記表の化合物(実施例161〜163)を製造した。
Figure 2013010719
Figure 2013010719
実施例164:
メチル 2−({4−[3−(3−エチル−6−フルオロ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾール−1−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]ピペリジン−1−イル}メチル)モルホリン−4−カルボキシレートの製造:
Figure 2013010719
実施例143における1−{5−[1−(アゼチジン−3−イルメチル)アゼチジン−3−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−3−エチル−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン 2トリフルオロ酢酸塩の代わりに1−エチル−5−フルオロ−3−{5−[1−(モルホリン−2−イルメチル)ピペリジン−4−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン 2塩酸塩を用い、実施例143と同様の方法により標記化合物を製造した。
1H NMR (CDCl3, δppm); 1.37 (3H, t, J = 7.2 Hz), 2.07-2.41 (7H, m), 2.51-2.77 (2H, m), 2.95-3.12 (4H, m), 3.46-3.67 (2H, m), 3.73 (3H, s), 3.86-4.06 (5H, m), 6.92-6.99 (2H, m), 7.71 (1H, d, J = 8.8 Hz). LC-MS, m/z; 489 (MH+).
実施例165:
1−エチル−3−{5−[シス−4−(ピロリジン−1−イル)シクロヘキシル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オンの製造:
実施例166:
1−エチル−3−{5−[トランス−4−(ピロリジン−1−イル)シクロヘキシル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オンの製造:
Figure 2013010719
1−エチル−3−[5−(4−オキソシクロヘキシル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン(0.41g)、ピロリジン(103μl)をジクロロメタン(15ml)に溶解し、室温で10分間攪拌した。次いで、酢酸(90μl)を加えて更に30分攪拌した後、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.40g)を加えて、室温で終夜攪拌した。反応液に1規定水酸化カリウム水溶液を加えて分液し、有機相を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(カラム;Hi−FlashTM Amino Column、展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル)で精製することにより、標記化合物のシス体を無色油状物として、トランス体を淡黄色固体として得た。
(実施例165:シス体)
1H NMR (CDCl3, δppm); 1.38 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.72-1.93 (10H, m), 2.19 (1H, m), 2.34 (2H, m), 2.50-2.60 (4H, m), 3.21 (1H, m), 4.00 (2H, q, J = 7.5 Hz), 7.05 (1H, d, J = 7.5 Hz), 7.13-7.26 (2H, m), 7.86 (1H, d, J = 7.5 Hz). LC-MS, m/z; 382 (MH+).
(実施例166:トランス体)
1H NMR (CDCl3, δppm); 1.38 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.68-1.86 (8H, m), 2.04-2.32 (5H, m), 2.55-2.70 (4H, m), 3.03 (1H, m), 4.00 (2H, q, J = 7.5 Hz), 7.05 (1H, d, J = 8.1 Hz), 7.13-7.26 (2H, m), 7.88 (1H, d, J = 7.2 Hz). LC-MS, m/z; 382 (MH+).
実施例167〜172
実施例165における1−エチル−3−[5−(4−オキソシクロヘキシル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オンおよびピロリジンの代わりに対応する原料を用いて、実施例165と同様の方法により、下記表の化合物(実施例167〜172)を製造した。
Figure 2013010719
Figure 2013010719
Figure 2013010719
実施例173:
1−エチル−5−フルオロ−3−[5−(シス−4−{[2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル]アミノ}シクロヘキシル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オンの製造:
Figure 2013010719
実施例165における1−エチル−3−[5−(4−オキソシクロヘキシル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オンの代わりに1−エチル−5−フルオロ−3−[5−(4−オキソシクロへキシル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オンを用い、ピロリジンの代わりに2−(テトラヒドロ−2H-ピラン−4−イル)エタミンを用いて、実施例165と同様の方法により、標記化合物を製造した。
1H NMR (CDCl3, δppm); 1.24-1.64 (13H, m), 1.73-1.96 (4H, m), 2.22-2.34 (2H, m), 2.63 (2H, t, J = 7.4 Hz), 2.73 (1H, m), 3.22 (1H, m), 3.37 (2H, td, J = 11.7, 1.5 Hz), 3.90-4.03 (4H, m), 6.93-6.98 (2H, m), 7.70 (1H, m). LC-MS, m/z; 458 (MH+).
実施例174:
1−エチル−3−[5−(シス−4−{エチル[2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル]アミノ}シクロヘキシル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−5−フルオロ−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オンの製造:
Figure 2013010719
実施例153における1−エチル−3−{5−[1−(ピペリジン−4−イルメチル)アゼチジン−3−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン 2トリフルオロ酢酸塩の代わりに1−エチル−5−フルオロ−3−[5−(シス−4−{[2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル]アミノ}シクロヘキシル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オンを用いて、実施例153と同様の方法により、標記化合物を製造した。
1H NMR (CDCl3, δppm); 1.02 (3H, t, J = 7.1 Hz), 1.19-1.91 (16H, m), 2.35-2.71 (7H, m), 3.28-3.39 (3H, m), 3.91 (2H, dd, J = 11.2, 3.9 Hz), 3.99 (2H, q, J = 7.2 Hz), 6.94-6.98 (2H, m), 7.73 (1H, m). LC-MS, m/z; 486 (MH+).
実施例175:
1−エチル−5−フルオロ−3−{5−[シス−4−(テトラヒドロフラン−3−イルアミノ)シクロヘキシル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オンの製造:
Figure 2013010719
実施例100における1−エチル−5−フルオロ−3−[5−(ピペリジン−4−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン トリフルオロ酢酸塩の代わりに3−[5−(シス−4−アミノシクロヘキシル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−1−エチル−5−フルオロ−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン トリフルオロ酢酸塩を用い、テトラヒドロフラン−3−カルボアルデヒドの代わりに3−オキソテトラヒドロフランを用いて、実施例100と同様の方法により、標記化合物を製造した。
LC-MS, m/z; 416 (MH+).
実施例176:
1−エチル−5−フルオロ−3−(5−{シス−4−[メチル(テトラヒドロフラン−3−イル)アミノ]シクロヘキシル}−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オンの製造:
Figure 2013010719
実施例153における1−エチル−3−{5−[1−(ピペリジン−4−イルメチル)アゼチジン−3−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン 2トリフルオロ酢酸塩の代わりに1−エチル−5−フルオロ−3−{5−[シス−4−(テトラヒドロフラン−3−イルアミノ)シクロヘキシル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オンを用い、アセトアルデヒドの代わりに37%ホルムアルデヒド水溶液を用いて、実施例153と同様の方法により、標記化合物を製造した。
1H NMR (CDCl3, δppm); 1.38 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.61-1.92 (7H, m), 2.02 (1H, m), 2.19 (3H, s), 2.40-2.49 (2H, m), 2.56 (1H, m), 3.34-3.47 (2H, m), 3.59 (1H, t, J = 7.8 Hz), 3.73-3.89 (2H, m), 3.91-4.03 (3H, m), 6.94-6.99 (2H, m), 7.73 (1H, m). LC-MS, m/z; 430 (MH+).
実施例177〜183
実施例165における1−エチル−3−[5−(4−オキソシクロヘキシル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オンおよびピロリジンの代わりに対応する原料を用いて、実施例165と同様の方法により、下記表の化合物(実施例177〜183)を製造した。
Figure 2013010719
Figure 2013010719
Figure 2013010719
実施例184〜185
実施例100における1−エチル−5−フルオロ−3−[5−(ピペリジン−4−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン トリフルオロ酢酸塩の代わりに1−エチル−5−フルオロ−3−{5−[シス−3−(メチルアミノ)シクロブチル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン(実施例181)もしくは1−エチル−3−{5−3−(エチルアミノ)シクロブチル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−5−フルオロ−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン(実施例182)を用いて、実施例100と同様の方法により、下記表の化合物(実施例184〜185)を製造した。
Figure 2013010719
Figure 2013010719
実施例186〜187
実施例100における1−エチル−5−フルオロ−3−[5−(ピペリジン−4−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン トリフルオロ酢酸塩の代わりに3−{5−[シス−3−(シクロペンチルアミノ)シクロブチル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−1−エチル−5−フルオロ−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン(実施例183)を用い、テトラヒドロフラン−3−カルボアルデヒドの代わりにホルムアルデヒド水溶液またはアセトアルデヒドを用いて、実施例100と同様の方法により、下記表の化合物(実施例186〜187)を製造した。
Figure 2013010719
Figure 2013010719
実施例188〜189
実施例060における1−[5−(アゼチジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−3−エチル−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン トリフルオロ酢酸塩の代わりに対応する原料を用い、1−(2−ブロモエチル)−4−フルオロベンゼンの代わりにフェネチルブロミドを用いて、実施例060と同様の反応によって、下記表の化合物(実施例188〜189)を製造した。
Figure 2013010719
Figure 2013010719
1)HXは、塩酸またはトリフルオロ酢酸を意味する。
実施例190〜193
実施例001における1−[5−(ピペリジン−4−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−3−(プロパン―2−イル)−1,3−ジヒドロ−2 H −ベンズイミダゾール―2−オン トリフルオロ酢酸塩の代わりに対応する原料を用いて、実施例001と同様の方法で、下記表の化合物(実施例190〜193)を製造した。
Figure 2013010719
Figure 2013010719
実施例194〜196
実施例027における1−エチル−5−フルオロ−3−[5−(ピペリジン−4−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン トリフルオロ酢酸塩およびヨウ化イソプロピルの代わりに対応する原料およびハロゲン化アルキルを用いて、実施例027と同様の方法により、下記表の化合物(実施例194〜196)を製造した。
Figure 2013010719
1)HXは、塩化水素かトリフルオロ酢酸を意味する。
Figure 2013010719
1)得られた化合物を塩化メチレンに溶解し、1規定塩酸/ジエチルエーテル溶液で処理する事により、塩酸塩とした。
実施例197〜200
実施例100における1−エチル−5−フルオロ−3−[5−(ピペリジン−4−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン トリフルオロ酢酸塩およびテトラヒドロフラン−3−カルボアルデヒドの代わりに対応する原料とアルデヒド又はケトンを用いて、実施例100と同様の方法により、下記表の化合物(実施例197〜200)を製造した。
Figure 2013010719
1)HXは、塩化水素またはトリフルオロ酢酸を意味する。
Figure 2013010719
実施例201:
1’−{5−[1−(2−フェニルエチル)ピペリジン−4−イル]−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル}スピロ[シクロプロパン−1,3’−インドール]−2’(1’H)−オンの製造:
Figure 2013010719
実施例027における1−エチル−5−フルオロ−3−[5−(ピペリジン−4−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン トリフルオロ酢酸塩およびヨウ化イソプロピルの代わりに、1’−[5−(ピペリジン−4−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル]スピロ[シクロプロパン−1,3’−インドール]−2’(1’H)−オン トリフルオロ酢酸塩およびフェネチルブロミドを用いて、実施例027と同様の方法により、標記化合物を製造した。
1H NMR (CDCl3, δppm); 1.65-1.70 (2H, m), 1.89-1.94 (2H, m), 1.99-2.13 (2H, m), 2.15-2.33 (4H, m), 2.61-2.70 (2H, m), 2.80-2.89 (2H, m), 2.97-3.12 (3H, m), 6.90 (1H, m), 7.16-7.39 (7H, m), 7.98 (1H, m). LC-MS, m/z; 415 (MH+).
実施例202:
1’−{3−[1−(3−メトキシプロピル)ピペリジン−4−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル}スピロ[シクロプロパン−1,3’−インドール]−2’(1’H)−オン 塩酸塩の製造:
Figure 2013010719
実施例027における1−エチル−5−フルオロ−3−[5−(ピペリジン−4−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン トリフルオロ酢酸塩およびヨウ化イソプロピルの代わりに、1’−[3−(ピペリジン−4−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]スピロ[シクロプロパン−1,3’−インドール]−2’(1’H)−オン 塩酸塩および3−メトキシプロピルブロミドを用いて、実施例027と同様の方法により、標記化合物を製造した。
1H NMR (CDCl3, δppm); 1.68-1.74 (2H, m), 1.94-2.01 (2H, m), 2.15-2.30 (2H, m), 2.35-2.44 (2H, m), 2.66-3.19 (7H, m), 3.33-3.36 (3H, d), 3.44-3.55 (4H, m), 6.92 (1H, t, J = 8.4 Hz), 7.25 (1H, m), 7.39 (1H, t, J = 7.9 Hz), 8.09 (1H, t, J = 8.3 Hz). LC-MS, m/z; 383 (MH+).
実施例203:
4−[3−(3,3−ジメチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]−N,N−ジメチル−1,4’−ビピペリジン−1’−カルボキサミドの製造:
Figure 2013010719
実施例143における1−{5−[1−(アゼチジン−3−イルメチル)アゼチジン−3−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−3−エチル−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン 2トリフルオロ酢酸塩の代わりに1−[5−(1,4’−ビピペリジン−4−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−3,3−ジメチル−1,3−ジヒドロ−2H−インドール−2−オン 2塩酸塩を用い、ジメチルカルバモイルクロライドを作用させることで、実施例143と同様の方法により、標記化合物を製造した。
LC-MS, m/z; 467 (MH+).
薬理試験
以下に、本発明の代表的化合物についての薬理試験方法およびその結果を示すが、本発明はこれらの試験例に限定されるものではない。
試験例1:セロトニン4(5−HT)受容体結合試験
5−HT受容体結合試験および受容体膜標品の調製は、Grossmanらの方法[British J. Pharmacol.,(1993)109, 618参照]に準拠して行った。
Slc−Hartley系モルモット(体重300〜400g)を断頭後、速やかに脳を取り出し、線条体を分離し、使用時まで-80℃にて冷凍保存した。得られた組織に15倍量のヘペス(Hepes)緩衝液(50mM、pH7.4、4℃)を加え、テフロン(登録商標)ホモジナイザーでホモジナイズし、48,000xg(4℃)で15分間遠心分離した。得られた沈渣に、ヘペス緩衝液を組織の湿重量30mgに対し1mlの割合で加えて懸濁し、受容体膜標品とした。
アッセイチューブには、0.1nMの[H]−GR113808{化学名:[1−[2−(メチルスルホニルアミノ)エチル]−4−ピペリジニル]メチル 1−メチルインドール−3−カルボキシレ−ト}、受容体膜標品および試験化合物又は30μMセロトニンを含むヘペス緩衝液(50mM、pH7.4、4℃)1mlを入れ、37℃で30分間インキュベーションを行った。反応の停止は、0.1%ポリエチレンイミンに1時間浸しておいたワットマンGF/Bフィルター上にブランデル セル ハーベスターを用いて急速濾過を行い、氷冷した50mM Tris−HCl(pH7.7)4mlで3回洗浄することにより行った。放射活性は、濾過後のフィルターに液体シンチレーター(エコシンチ)を加えた後、液体シンチレーションカウンターで測定した。
H]−GR113808の全結合量から非特異的結合を引いた特異的結合に対する試験化合物の阻害率から50%阻害濃度(IC50)を求めた。
セロトニン4(5−HT)受容体結合試験の結果を表64に示す。
Figure 2013010719
試験例2:セロトニン4(5−HT)受容体アゴニスト活性測定試験
cAMP測定試験は、Cisbio HTRF(登録商標)cAMP Hirange kit を使用し、付属のマニュアルに従って行った。
ヒト5−HT4b受容体発現CHO細胞を培地1(DMEM/1% NEAA,1% penicillin/streptomycin(P/S),0.2mg/mL GENETICIN(G418),10% FBS)にて、37℃・5% CO条件下で培養した。培地2(DMEM/10000 cut FBS, G−418, P/S, NEAA)に置換1−2時間後に細胞をEDTA入りトリプシン処理にて回収した。回収した細胞をAssay Buffer1(100mM Hanks/HEPES buffer(pH7.4))で懸濁し、384wellプレート上で被験化合物と混合して、31℃、15分間インキュベートした。cAMP−cryptate液およびcAMP−d2液を添加して、室温で1時間インキュベートした。En Vision にて時間分解蛍光(励起波長:330 nm、蛍光波長:620/665 nm)を測定した。
得られたデータより、化合物の固有活性(IA;%)および固有活性の50%の作用を示す濃度 EC50(nM)を算出した。
セロトニン4(5−HT)受容体アゴニスト活性測定試験の結果を表65に示す。
Figure 2013010719
本発明の化合物は、セロトニン4受容体が関与する疾患又は症状の治療剤又は予防剤として有用である。セロトニン4受容体の関与が示唆されている疾患又は症状としては、以下の(i)〜(v)が挙げられる:
(i)アルツハイマー型認知症、レビー小体認知症、血管性認知症、うつ病、心的外傷後ストレス障害(PTSD)、記憶障害、不安、統合失調症などの精神神経系疾患;
(ii)過敏性腸症候群、弛緩性便秘、常習性便秘、慢性便秘、モルヒネや抗精神病薬等の薬剤誘発による便秘、パーキンソン氏病に伴う便秘、多発性硬化症に伴う便秘、糖尿病に伴う便秘、又は造影剤による便秘もしくは排便障害(内視鏡検査或いはバリウム腸注X線検査時の前処置として)等の消化器系の疾患;
(iii)機能性ディスペプシア、急性・慢性胃炎、逆流性食道炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃神経症、術後の麻痺性イレウス、老人性イレウス、非びまん性胃食道逆流症、NSAID潰瘍、糖尿病性胃不全麻痺、胃切除後症候群、又は偽性腸閉塞等の消化器系の疾患;
(iv)上記(ii)及び(iii)に記載の消化器系疾患、強皮症、糖尿病、食道・胆道系疾患における食欲不振、悪心、嘔吐、腹部膨満感、上腹部不快感、腹痛、胸やけ、又は曖気等の消化器系の症状;
(v)尿路閉塞、又は前立腺肥大などによる排尿障害を伴う泌尿器系疾患。
また、本発明の化合物は、優れた5−HT受容体作動性および脳移行性を示すことから、特に上記(i)に記載されたアルツハイマー型認知症等の精神神経系疾患の治療剤又は予防剤として有用である。

Claims (16)

  1. 式(1):
    Figure 2013010719
    [式中、
    Aは下記の式(A−1)、式(A−2)、式(A−3)、又は式(A−4):
    Figure 2013010719
    (式中、
    lは0〜4の整数を意味し、
    mは0〜2の整数を意味し、
    nは0〜2の整数を意味し、
    oおよびpは、それぞれ独立して、0又は1を意味し、
    qは0〜5の整数を意味し、
    (A−1)〜(A−4)は、置換可能な位置で、C1−6アルキル基、C2−6アルケニル基、C2−6アルキニル基、ヒドロキシ基、C1−6アルコキシ基、オキソ基、およびハロゲン原子からなる群から選択される1又は複数の置換基で置換されても良い)
    を意味し、
    Bは下記の式(B−1)、式(B−2)、又は式(B−3):
    Figure 2013010719
    (式中、
    (B−2)および(B−3)は環内の可能な位置に不飽和結合があってもよく、Bが式(B−1)を意味する場合、Dは存在しない)を意味し、
    Dは以下の(1)および(2)に含まれる基からなる群から選択される基を意味し、
    (1)水素原子、置換されていてもよいC1−6アルキル基、置換されていてもよいC3−6アルケニル基、置換されていてもよいC3−6アルキニル基、置換されていてもよいC3−8単環性、C7−102環性もしくはC7−123環性シクロアルキル基、および置換されていてもよいC5−8単環性もしくはC7−102環性シクロアルケニル基、
    ここにおいて、C1−6アルキル基、C3−6アルケニル基、C3−6アルキニル基、C3−8単環性、C7−102環性もしくはC7−123環性シクロアルキル基、およびC5−8単環性もしくはC7−102環性シクロアルケニル基は、それぞれ独立して、置換可能な位置で、C1−4アルキル基、ヒドロキシ基、C1−4アルコキシ基、C1−4ハロアルキル基、C1−4ハロアルコキシ基、シアノ基、オキソ基、アリール基、ヘテロアリール基、アリールオキシ基、C2−6アルカノイル基、フェナシル基、およびハロゲン原子からなる群から選択される1又は複数の置換基で置換されても良い;
    (2)−(CH−R12
    ここにおいて、uは0〜4の整数を意味し、uが1〜4の整数を意味する場合のアルキレン鎖はC1−6アルキル基、C2−6アルケニル基、C2−6アルキニル基、ヒドロキシ基、C1−6アルコキシ基、オキソ基、およびハロゲン原子からなる群から選択される1又は複数の置換基で置換されてもよく、
    12は下記の式(R12−1)、式(R12−2)、式(R12−3)、式(R12−4)、式(R12−5)、式(R12−6)、式(R12−7)、又は式(R12−8)を意味し、
    Figure 2013010719
    (式中、
    13は以下の(1)〜(5)に含まれる基からなる群から選択される基を意味し、
    (1)水素原子、およびホルミル基;
    (2)置換されていてもよいC1−6アルキル基、置換されていてもよいC3−6アルケニル基、置換されていてもよいC3−6アルキニル基、置換されていてもよいC3−8シクロアルキル基、および置換されていてもよいC5−8シクロアルケニル基、
    ここにおいて、C1−6アルキル基、C3−6アルケニル基、C3−6アルキニル基、C3−8シクロアルキル基、およびC5−8シクロアルケニル基は、それぞれ独立して、置換可能な位置で、C1−4アルキル基、ヒドロキシ基、C1−4アルコキシ基、C1−4ハロアルキル基、C1−4ハロアルコキシ基、シアノ基、オキソ基、およびハロゲン原子からなる群から選択される1又は複数の置換基で置換されても良い;
    (3)−COR16、−CSR16、−SO16、−CO−COR16、−COOR16、および−CO−COOR16(R16は置換されていてもよいC1−6アルキル基、置換されていてもよいC3−6アルケニル基、置換されていてもよいC3−6アルキニル基、置換されていてもよいC3−8シクロアルキル基、置換されていてもよいC5−8シクロアルケニル基、置換されていてもよいアリール基、置換されていてもよいヘテロアリール基、置換されていてもよい5〜9員の単環性もしくは7〜10員の2環性の非芳香族性の不飽和へテロ環基(結合位置は該へテロ環上の炭素原子である)、又は置換されていてもよい4〜9員の単環性もしくは7〜10員の2環性の飽和へテロ環基(結合位置は該へテロ環上の炭素原子である)を意味し、
    ここにおいて、C1−6アルキル基、C3−6アルケニル基、C3−6アルキニル基、C3−8シクロアルキル基、C5−8シクロアルケニル基、5〜9員の単環性もしくは7〜10員の2環性の非芳香族性の不飽和へテロ環基、および4〜9員の単環性もしくは7〜10員の2環性の飽和へテロ環基は、それぞれ独立して、置換可能な位置で、C1−4アルキル基、ヒドロキシ基、C1−4アルコキシ基、C1−4ハロアルキル基、C1−4ハロアルコキシ基、シアノ基、オキソ基、アリール基、ヘテロアリール基、およびハロゲン原子からなる群から選択される1又は複数の置換基で置換されても良く、
    アリール基、およびヘテロアリール基は、それぞれ独立して、置換可能な位置で、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、C1−4アルキル基、C1−4アルコキシ基、C1−4ハロアルキル基、C1−4ハロアルコキシ基、シアノ基、ニトロ基、C2−6アルカノイル基、および置換されてもよいアミノ基からなる群から選択される1又は複数の置換基で置換されても良い);
    (4)−CONR17−OR18(R17およびR18はそれぞれ独立して、水素原子、C1−6アルキル基、C3−6アルケニル基又はC3−6アルキニル基を意味する);
    (5)−CONR1920、−CSNR1920および−SONR1920(R19およびR20は、それぞれ独立して、水素原子又は前記R16における任意の基を意味するか、或いはR19およびR20は、互いに結合して、隣接する窒素原子に加え、1〜2個の窒素原子、1個の酸素原子および1個の硫黄原子からなる群から選択される0〜2個のヘテロ原子を含む飽和もしくは不飽和の4〜8員の単環性含窒素ヘテロ環基(該ヘテロ環基は、置換可能な位置で、C1−4アルキル基、ヒドロキシ基、C1−4アルコキシ基、C1−4ハロアルキル基、C1−4ハロアルコキシ基、シアノ基、オキソ基、ハロゲン原子からなる群から選択される1又は複数の置換基で置換されていてもよい)、
    14およびR15は、それぞれ独立して、水素原子、置換されていてもよいC1−6アルキル基、置換されていてもよいC3−6アルケニル基、置換されていてもよいC3−6のアルキニル基、置換されていてもよいC3−8シクロアルキル基、置換されていてもよいC5−8シクロアルケニル基、置換されていてもよいアリール基、置換されていてもよいヘテロアリール基、置換されていてもよい5〜9員の単環性もしくは7〜10員の2環性の非芳香族性の不飽和へテロ環基(当該へテロ環基は環上の炭素原子が隣接する窒素原子と結合している)、置換されていてもよい4〜9員の単環性もしくは7〜10員の2環性の飽和へテロ環基(当該へテロ環基は環上の炭素原子が隣接する窒素原子と結合している)、C2−6アルカノイル基、C1−6アルコキシカルボニル基、カルバモイル基、スルファモイル基、又はC1−6アルキルスルホニル基を意味し、
    ここにおいて、C1−6アルキル基、C3−6アルケニル基、C3−6アルキニル基、C3−8シクロアルキル基、C5−8シクロアルケニル基、5〜9員の単環性もしくは7〜10員の2環性の非芳香族性の不飽和へテロ環基、4〜9員の単環性もしくは7〜10員の2環性の飽和へテロ環基、C2−6アルカノイル基、C1−6アルコキシカルボニル基、カルバモイル基、スルファモイル基、およびC1−6アルキルスルホニル基は、それぞれ独立して、置換可能な位置で、C1−4アルキル基、ヒドロキシ基、C1−4アルコキシ基、シアノ基、オキソ基、アリール基、ヘテロアリール基、およびハロゲン原子からなる群から選択される1又は複数の置換基で置換されても良く、
    アリール基、およびヘテロアリール基は、それぞれ独立して、置換可能な位置で、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、C1−4アルキル基、C1−4アルコキシ基、シアノ基、ニトロ基、C2−6アルカノイル基、および置換されてもよいアミノ基からなる群から選択される1又は複数の置換基で置換されても良く、
    或いはR14およびR15は、互いに結合して、隣接する窒素原子に加え、1〜2個の窒素原子、1個の酸素原子および1個の硫黄原子から選択される0〜2個のヘテロ原子を含む、飽和もしくは不飽和の4〜9員の単環性もしくは7〜10員の2環性の含窒素ヘテロ環基(該ヘテロ環基は、置換可能な位置で、C1−4アルキル基、ヒドロキシ基、C1−4アルコキシ基、C1−4ハロアルキル基、C1−4ハロアルコキシ基、シアノ基、オキソ基、およびハロゲン原子からなる群から選択される1又は複数の置換基で置換されていてもよい)を形成しても良く、
    (R12−1)〜(R12−4)は環内の可能な位置に不飽和結合があってもよい)、
    前記R、R8’、RおよびR9’は、それぞれ独立して、水素原子、置換されていてもよいC1−6アルキル基、置換されていてもよいC3−6アルケニル基、置換されていてもよいC3−6アルキニル基、置換されていてもよいC3−8シクロアルキル基、置換されていてもよいC5−8シクロアルケニル基、置換されていてもよいアリール基、置換されていてもよいヘテロアリール基、置換されていてもよい5〜9員の単環性もしくは7〜10員の2環性の非芳香族性の不飽和へテロ環基(当該へテロ環基は環上の炭素原子が隣接の窒素原子と結合している)、又は置換されていてもよい4〜9員の単環性もしくは7〜10員の2環性の飽和へテロ環基(当該へテロ環基は環上の炭素原子が隣接の窒素原子と結合している)を意味し、
    ここにおいて、C1−6アルキル基、C3−6アルケニル基、C3−6アルキニル基、C3−8シクロアルキル基、C5−8シクロアルケニル基、5〜9員の単環性もしくは7〜10員の2環性の非芳香族性の不飽和へテロ環基、および4〜9員の単環性もしくは7〜10員の2環性の飽和へテロ環基は、それぞれ独立して、置換可能な位置で、C1−4アルキル基、ヒドロキシ基、C1−4アルコキシ基、C1−4ハロアルコキシ基、シアノ基、オキソ基、アリール基、ヘテロアリール基、アリールオキシ基、C2−6アルカノイル基、フェナシル基、およびハロゲン原子からなる群から選択される1又は複数の置換基で置換されても良く、
    アリール基、およびヘテロアリール基は、それぞれ独立して、置換可能な位置で、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、C1−4アルキル基、C1−4アルコキシ基、C1−4ハロアルキル基、C1−4ハロアルコキシ基、シアノ基、ニトロ基、C2−6アルカノイル基、および置換されてもよいアミノ基からなる群から選択される1又は複数の置換基で置換されても良く、
    或いは、RおよびR、並びにR8’およびR9’は、それぞれ独立して、互いに結合して、隣接する窒素原子に加え、1〜2個の窒素原子、1個の酸素原子および1個の硫黄原子からなる群から選択される0〜2個のヘテロ原子を含む、飽和もしくは不飽和の4〜9員の単環性もしくは7〜10員の2環性の含窒素ヘテロ環基を形成しても良く、
    ここにおいて、該含窒素へテロ環基は置換可能な位置で、C1−4アルキル基、ヒドロキシ基、C1−4アルコキシ基、C1−4ハロアルキル基、C1−4ハロアルコキシ基、シアノ基、オキソ基、およびハロゲン原子からなる群から選択される1又は複数の置換基で置換されてもよく、
    前記R10、R10’、R11およびR11’は、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、置換されていてもよいC1−6アルキル基、置換されていてもよいC2−6アルケニル基、置換されていてもよいC2−6アルキニル基、置換されていてもよいC1−6アルコキシ基、シアノ基、又はオキソ基を意味し、
    ここにおいて、C1−6アルキル基、C2−6アルケニル基、C2−6アルキニル基、およびC1−6アルコキシ基は、それぞれ独立して、置換可能な位置で、C1−4アルキル基、ヒドロキシ基、C1−4アルコキシ基、C1−4ハロアルコキシ基、シアノ基、オキソ基、アリール基、ヘテロアリール基、アリールオキシ基、C2−6アルカノイル基、フェナシル基、およびハロゲン原子からなる群から選択される1又は複数の置換基で置換されても良く、
    或いはR10およびR11、並びにR10’およびR11’は、それぞれ独立して、互いに結合して、置換されていてもよい、1個の酸素原子を含んでもよい飽和もしくは不飽和の3〜8員の環を形成し、R10およびR11が結合している環と共に2環あるいはスピロ化合物を形成してもよく、
    ここにおいて、該飽和もしくは不飽和の3〜8員の環は、置換可能な位置で、C1−4アルキル基、ヒドロキシ基、C1−4アルコキシ基、C1−4ハロアルキル基、C1−4ハロアルコキシ基、シアノ基、オキソ基、アリール基、ヘテロアリール基、アリールオキシ基、C2−6アルカノイル基、フェナシル基、およびハロゲン原子からなる群から選択される1又は複数の置換基で置換されても良く、
    前記rおよびr’は、それぞれ独立して、0〜3の整数を意味し、
    前記sおよびs’は、それぞれ独立して、0〜3の整数を意味し、
    前記tおよびt’は、それぞれ独立して、1又は2を意味し、
    前記vは0〜2の整数を意味し(但しrおよびsは同時に0ではない)、
    Vは酸素原子、又は硫黄原子を意味し、
    Wは、N−R、又はCRを意味し、
    およびRは、それぞれ独立して、水素原子、置換されていてもよいC1−6アルキル基、置換されていてもよいC2−6アルケニル基、置換されていてもよいC2−6アルキニル基、置換されていてもよいC3−8シクロアルキル基、置換されていてもよいC5−8シクロアルケニル基、置換されていてもよいアリール基、置換されていてもよいヘテロアリール基、置換されていてもよい5〜9員の単環性もしくは7〜10員の2環性の非芳香族性の不飽和へテロ環基(Rが窒素原子と結合している場合、当該へテロ環基上の炭素原子が窒素原子と結合している)、又は置換されていてもよい4〜9員の単環性もしくは7〜10員の2環性の飽和へテロ環基(Rが窒素原子と結合している場合、当該へテロ環基上の炭素原子が窒素原子と結合している)を意味し、
    ここにおいて、C1−6アルキル基、C2−6アルケニル基、C2−6アルキニル基、C3−8シクロアルキル基、C5−8シクロアルケニル基、5〜9員の単環性もしくは7〜10員の2環性の非芳香族性の不飽和へテロ環基、および4〜9員の単環性もしくは7〜10員の2環性の飽和へテロ環基は、それぞれ独立して、置換可能な位置で、C1−4アルキル基、ヒドロキシ基、C1−4アルコキシ基、C1−4ハロアルキル基、C1−4ハロアルコキシ基、シアノ基、オキソ基、アリール基、ヘテロアリール基、アリールオキシ基、C2−6アルカノイル基、フェナシル基、およびハロゲン原子からなる群から選択される1又は複数の置換基で置換されても良く、
    アリール基、およびヘテロアリール基は、それぞれ独立して、置換可能な位置で、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、C1−4アルキル基、C1−4アルコキシ基、C1−4ハロアルキル基、C1−4ハロアルコキシ基、シアノ基、ニトロ基、C2−6アルカノイル基、および置換されてもよいアミノ基からなる群から選択される1又は複数の置換基で置換されても良く、
    或いはRとRは互いに結合して1個の酸素原子を含んでもよい3〜6員の飽和環(該飽和環は、置換可能な位置で、C1−4アルキル基、ヒドロキシ基、C1−4アルコキシ基、C1−4ハロアルキル基、C1−4ハロアルコキシ基、シアノ基、オキソ基、およびハロゲン原子からなる群から選択される1又は複数の置換基で置換されていてもよい)を形成してもよく、
    Uは炭素原子、又は窒素原子を意味し、
    X、YおよびZは、それぞれ独立して、酸素原子、窒素原子、硫黄原子および炭素原子からなる群から選択され、X、Y、Zのうち少なくともひとつは酸素原子、硫黄原子、又は窒素原子のいずれかを意味し、
    は、水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、置換されていてもよいC1−6アルキル基、置換されていてもよいC2−6アルケニル基、置換されていてもよいC2−6アルキニル基、置換されていてもよいC3−8シクロアルキル基、置換されていてもよいC5−8シクロアルケニル基、置換されていてもよいC1−6アルコキシ基、置換されていてもよいC1−4ハロアルキル基、置換されていてもよいC1−4ハロアルコキシ基、シアノ基、ニトロ基、置換されていてもよいアリール基、置換されていてもよいヘテロアリール基、または置換されてもよいアミノ基を意味し、
    ここにおいて、C1−6アルキル基、C2−6アルケニル基、C2−6アルキニル基、C3−8シクロアルキル基、C5−8シクロアルケニル基、C1−6アルコキシ基、C1−4ハロアルキル基、およびC1−4ハロアルコキシ基は、それぞれ独立して、置換可能な位置で、C1−4アルキル基、ヒドロキシ基、C1−4アルコキシ基、C1−4ハロアルキル基、C1−4ハロアルコキシ基、シアノ基、オキソ基、アリール基、ヘテロアリール基、アリールオキシ基、C2−6アルカノイル基、フェナシル基、およびハロゲン原子からなる群から選択される1又は複数の置換基で置換されても良く、
    アリール基、およびヘテロアリール基は、それぞれ独立して、置換可能な位置で、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、C1−4アルキル基、C1−4アルコキシ基、C1−4ハロアルキル基、C1−4ハロアルコキシ基、シアノ基、ニトロ基、C2−6アルカノイル基、および置換されてもよいアミノ基からなる群から選択される1又は複数の置換基で置換されても良く、
    或いはRとRは互いに結合して飽和あるいは不飽和の1個の酸素原子を含んでもよい6〜9員の環(該環は、置換可能な位置で、C1−4アルキル基、ヒドロキシ基、C1−4アルコキシ基、C1−4ハロアルキル基、C1−4ハロアルコキシ基、シアノ基、オキソ基、およびハロゲン原子からなる群から選択される1又は複数の置換基で置換されていてもよい)を形成してもよく、
    、R、およびRは、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、置換されていてもよいC1−6アルキル基、置換されていてもよいC2−6アルケニル基、置換されていてもよいC2−6アルキニル基、置換されていてもよいC3−8シクロアルキル基、置換されていてもよいC5−8シクロアルケニル基、置換されていてもよいC1−6アルコキシ基、置換されていてもよいC1−4ハロアルキル基、置換されていてもよいC1−4ハロアルコキシ基、シアノ基、ニトロ基、置換されていてもよいアリール基、置換されていてもよいヘテロアリール基、または置換されてもよいアミノ基を意味し、
    ここにおいて、C1−6アルキル基、C2−6アルケニル基、C2−6アルキニル基、C3−8シクロアルキル基、C5−8シクロアルケニル基、C1−6アルコキシ基、C1−4ハロアルキル基、およびC1−4ハロアルコキシ基は、それぞれ独立して、置換可能な位置で、C1−4アルキル基、ヒドロキシ基、C1−4アルコキシ基、C1−4ハロアルキル基、C1−4ハロアルコキシ基、シアノ基、オキソ基、アリール基、ヘテロアリール基、アリールオキシ基、C2−6アルカノイル基、フェナシル基、およびハロゲン原子からなる群から選択される1又は複数の置換基で置換されても良く、
    アリール基、およびヘテロアリール基は、それぞれ独立して、置換可能な位置で、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、C1−4アルキル基、C1−4アルコキシ基、C1−4ハロアルキル基、C1−4ハロアルコキシ基、シアノ基、ニトロ基、C2−6アルカノイル基、および置換されてもよいアミノ基からなる群から選択される1又は複数の置換基で置換されても良い]
    で表される化合物又はその製薬学的に許容される塩。
  2. (A−1)〜(A−4)が、置換可能な位置で、C1−6アルキル基、C2−6アルケニル基、C2−6アルキニル基、ヒドロキシ基、C1−6アルコキシ基、およびハロゲン原子からなる群から選択される1又は複数の置換基で置換されても良い、請求項1に記載の化合物又はその製薬学的に許容される塩。
  3. Vが酸素原子である、請求項1又は請求項2に記載の化合物又はその製薬学的に許容される塩。
  4. WがN−Rであり、Rが水素原子、置換されていてもよいC1−6アルキル基、置換されていてもよいC2−6アルケニル基、置換されていてもよいC2−6アルキニル基、置換されていてもよいC3−8シクロアルキル基、置換されていてもよいC5−8シクロアルケニル基、置換されていてもよいアリール基、置換されていてもよいヘテロアリール基、置換されていてもよい5〜9員の単環性もしくは7〜10員の2環性の非芳香族性の不飽和へテロ環基(当該へテロ環基上の炭素原子が窒素原子と結合している)、又は置換されていてもよい4〜9員の単環性もしくは7〜10員の2環性の飽和へテロ環基(当該へテロ環基上の炭素原子が窒素原子と結合している)である請求項1〜3のいずれかに記載の化合物又はその製薬学的に許容される塩。
  5. ,R,およびRが水素原子であり、Rが水素原子、またはハロゲン原子である請求項1〜4のいずれかに記載の化合物又はその製薬学的に許容される塩。
  6. Uが炭素原子である請求項1〜5のいずれかに記載の化合物又はその製薬学的に許容される塩。
  7. Xが窒素原子、Yが酸素原子、Zが窒素原子である請求項1〜6のいずれかに記載の化合物又はその製薬学的に許容される塩。
  8. Aが(A−1)であり、lが0又は1である請求項1〜7のいずれかに記載の化合物又はその製薬学的に許容される塩。
  9. Bが(B−2)であり、sが1であり、rが2である請求項1〜8のいずれかに記載の化合物又はその製薬学的に許容される塩。
  10. Dが水素原子、置換されていてもよいC1−6アルキル基、置換されていてもよいC3−8単環性、C7−102環性もしくはC7−123環性シクロアルキル基である請求項1〜9のいずれかに記載の化合物又はその製薬学的に許容される塩。
  11. Dが−(CH−R12であり、R12が式(R12−3)である請求項1〜9のいずれかに記載の化合物又はその製薬学的に許容される塩。
  12. Dが−(CH−R12であり、R12が式(R12−1)である請求項1〜9のいずれかに記載の化合物又はその製薬学的に許容される塩。
  13. 以下の化合物からなる群から選択される、請求項1〜7のいずれかに記載の化合物又はその製薬学的に許容される塩:
    (01)1−エチル−5−フルオロ−3−{5−[1−(プロパン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン、
    (02)3−{5−[1−(ブタン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−1−エチル−5−フルオロ−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン、
    (03)1−エチル−5−フルオロ−3−{5−[1−(テトラヒドロフラン−3−イルメチル)ピペリジン−4−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン、
    (04)1−エチル−5−フルオロ−3−{5−[1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピペリジン−4−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン、
    (05)3−[5−(1−シクロブチルピペリジン−4−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−1−エチル−5−フルオロ−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン、
    (06)3−[5−(1−シクロペンチルピペリジン−4−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−1−エチル−5−フルオロ−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン、
    (07)5−フルオロ−1−(プロパン−2−イル)−3−{5−[1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピペリジン−4−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン、
    (08)1−エチル−5−フルオロ−3−{5−[1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルメチル)アゼチジン−3−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン、
    (09)1−エチル−3−{5−[1−(1−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン、
    (10)3−[5−(1−tert−ブチルピペリジン−4−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−1−エチル−5−フルオロ−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン、
    (11)1−エチル−5−フルオロ−3−{5−[1−(4−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピペリジン−4−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン、
    (12)メチル 4−{3−[3−(3−エチル−6−フルオロ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾール−1−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]アゼチジン−1−イル}ピペリジン−1−カルボキシレート、
    (13)1−エチル−5−フルオロ−3−{5−[1’−(メチルスルホニル)−1,4’−ビピペリジン−4−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン、
    (14)メチル 4−[3−(3−エチル−6−フルオロ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾール−1−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]−1,4’−ビピペリジン−1’−カルボキシレート、
    (15)メチル 2−({4−[3−(3−エチル−6−フルオロ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾール−1−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]ピペリジン−1−イル}メチル)モルホリン−4−カルボキシレート、
    (16)1−エチル−5−フルオロ−3−{5−[シス−4−(ピロリジン−1−イル)シクロヘキシル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン、
    (17)1−エチル−5−フルオロ−3−{5−[シス−4−(3−メトキシアゼチジン−1−イル)シクロヘキシル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン、
    (18)1−エチル−3−[5−(シス−4−{エチル[2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル]アミノ}シクロヘキシル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−5−フルオロ−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン、
    (19)1−エチル−5−フルオロ−3−(5−{シス−4−[メチル(テトラヒドロフラン−3−イル)アミノ]シクロヘキシル}−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン、
    (20)1−エチル−5−フルオロ−3−{5−[シス−3−(3−メトキシアゼチジン−1−イル)シクロブチル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン、
    (21)1−エチル−3−{5−3−(エチルアミノ)シクロブチル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−5−フルオロ−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン、
    (22)3−{5−[シス−3−(シクロペンチルアミノ)シクロブチル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−1−エチル−5−フルオロ−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン、
    (23)1−エチル−5−フルオロ−3−(5−{シス−3−[メチル(テトラヒドロフラン−3−イルメチル)アミノ]シクロブチル}−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン。
  14. 請求項1〜13のいずれかに記載の化合物又はその製薬学的に許容される塩を含有する医薬組成物。
  15. 請求項1〜13のいずれかに記載の化合物又はその製薬学的に許容される塩を有効成分とするセロトニン4受容体作動薬。
  16. 請求項1〜13のいずれかに記載の化合物又はその製薬学的に許容される塩を有効成分とするアルツハイマー型認知症治療薬。
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