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JP2013067271A - 鞍乗型車両のキャニスタ配置構造 - Google Patents

鞍乗型車両のキャニスタ配置構造 Download PDF

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JP2013067271A
JP2013067271A JP2011207516A JP2011207516A JP2013067271A JP 2013067271 A JP2013067271 A JP 2013067271A JP 2011207516 A JP2011207516 A JP 2011207516A JP 2011207516 A JP2011207516 A JP 2011207516A JP 2013067271 A JP2013067271 A JP 2013067271A
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Gen Takahisa
巖 高久
Masahito Tanaka
雅人 田中
Hiroshi Takenaka
寛 竹中
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

【課題】ダウンフレーム前方の空間にキャニスタが配置される場合であっても、車両側方からの外的要因からキャニスタを簡単な構造で保護できるようにする。
【解決手段】ヘッドパイプ3から下方へ延出するダウンフレーム6L,6Rに、エンジンの前方に配置されて該エンジンを前方から保護するエンジンガード部材22を取付け、該エンジンガード部材22に、エンジンの車幅方向の幅寸法よりも大きい幅寸法を設定し、キャニスタ55を、ダウンフレーム6L,6Rの前方に配置するとともに、前面視で、エンジンガード部材22の車幅方向における両端部の間に配置し、エンジンガード部材22は、その一部がダウンフレーム6L,6Rとキャニスタ55との間で車幅方向に延出するように配置する。
【選択図】図5

Description

本発明は、鞍乗型車両のキャニスタ配置構造に関する。
従来のこの種の技術として、ヘッドパイプから下方へ延出するダウンフレームの前部にキャニスタが取付けられる構造が知られている(特許文献1参照)。
実開昭56−53973号公報
上記従来の構造では、ダウンフレーム前方の空間にキャニスタが配置されることになるが、この場合、キャニスタの後方にはダウンフレームが位置するものの、キャニスタの両側方には、キャニスタを覆うような部材はない。このため、この構造では、特に、車両側方からの外的要因からキャニスタを保護することが求められる。
本発明は係る実情に鑑みてなされたものであり、ヘッドパイプから下方へ延出するダウンフレーム前方の空間にキャニスタが配置される場合であっても、車両側方からの外的要因からキャニスタを簡単な構造で保護できるようにする鞍乗型車両のキャニスタ配置構造の提供を目的とする。
上記課題の解決手段として、本発明は以下の手段を提供する。
請求項1に記載の発明は、ヘッドパイプ(3)と、該ヘッドパイプ(3)から後方へ延出するメインフレーム(4)と、前記ヘッドパイプ(3)から下方へ延出するダウンフレーム(6L,6R)と、を備える車体フレーム(2)と、クランク軸を収容するクランクケース(25)と、該クランクケース(25)の前部に設けられるシリンダ部(26)と、該シリンダ部(26)に設けられるシリンダヘッド(27)と、を備え、前記車体フレーム(2)の前記メインフレーム(4)の下方に配置されるエンジン(12)と、前記エンジン(12)の上方に配置される燃料タンク(10)と、前記燃料タンク(10)の内部で生じた蒸発燃料を、チャージ管(65)を通して吸着するキャニスタ(55)を有し、該キャニスタ(55)で吸着した燃料を、該キャニスタ(55)からパージ管(64)を通して前記エンジン(12)の吸気系に供給する蒸発燃料処理装置と、を備える鞍乗型車両のキャニスタ配置構造において、前記ダウンフレーム(6L,6R)には、前記エンジン(12)の前方に配置されて該エンジン(12)を前方から保護するエンジンガード部材(22)が取付けられ、該エンジンガード部材(22)は、前記エンジン(12)の車幅方向の幅寸法よりも大きい幅寸法を有し、前記キャニスタ(55)は、前記ダウンフレーム(6L,6R)の前方であって、前面視で、前記エンジンガード部材(22)の車幅方向における両端部の間に配置され、前記エンジンガード部材(22)は、その一部が前記ダウンフレーム(6L,6R)と前記キャニスタ(55)との間で車幅方向に延出するように配置される、ことを特徴とする鞍乗型車両のキャニスタ配置構造を提供する。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の鞍乗型車両のキャニスタ配置構造において、前記ダウンフレーム(6L,6R)に、ホーン(H)が前方に向くように取付けられ、前記キャニスタ(55)は前面視で、前記ホーン(H)と重ならない位置に配置される、ことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の鞍乗型車両のキャニスタ配置構造において、前記エンジンガード部材(22)は、その一部が前記ホーン(H)よりも上方において車幅方向に延出するように配置され、前記キャニスタ(55)は、前記ホーン(H)よりも上方に位置する前記エンジンガード部材(22)の前記一部よりも上方に配置される、ことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の鞍乗型車両のキャニスタ配置構造において、前記ダウンフレーム(6L,6R)が、前記ヘッドパイプ(3)から下方へ延出する左右一対のフレームで構成され、前記キャニスタ(55)は、前面視で、左右一対の前記ダウンフレーム(6L,6R)の間に配置される、ことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の鞍乗型車両のキャニスタ配置構造において、前記キャニスタ(55)は、少なくとも一部が前記ダウンフレーム(6L,6R)に取付けられる、ことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の鞍乗型車両のキャニスタ配置構造において、前記パージ配管(64)には、逆止弁(66)が設けられ、該逆止弁(66)は、前記燃料タンク(10)によって覆われる、ことを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか1項に記載の鞍乗型車両のキャニスタ配置構造において、前記キャニスタ(55)を取付けるための取付ステー(61A,61B)が、前記エンジンガード部材(22)の一部を挟んで上側と下側とにあり、前記上側の取付ステー(61A)は、前記メインフレーム(4)から下方に突出する下顎部(100)に、前記下側の取付ステー(61B)は、左右一対で構成される前記ダウンフレーム(6L,6R)の間に渡したクロスメンバ(60)に取付けられる、ことを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の鞍乗型車両のキャニスタ配置構造において、前記エンジンガード部材(22)の一部には、該エンジンガード部材(22)を車体側に固定するための車体側取付部(101)が設けられ、該車体側取付部(101)は、前記下側の取付ステー(61B)を挟む位置で、車体側に固定される、ことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、エンジンガード部材の車幅方向における両端部の間にキャニスタが配置されるので、ダウンフレームの前方に形成される空間にキャニスタが配置される場合であっても、エンジンガード部材により、キャニスタを車両側方の外的要因から保護できる。したがって、エンジンの保護を目的とするエンジンガード部材を利用してキャニスタを保護できるため、部材を増加させることなく簡単な構造で、キャニスタを車両側方の外的要因から保護できる。さらに、エンジンガード部材がキャニスタをダウンフレームとの間を通って車幅方向に延出するので、キャニスタを避けるようにエンジンガード部材を屈曲加工する等の必要がなく、キャニスタ配置にかかる製造コストを抑制することもできる。
請求項2に記載の発明によれば、キャニスタによってホーンの発音が遮断されないようにして、ダウンフレームの前方の空間の部品レイアウトを良好にすることができる。
請求項3に記載の発明によれば、エンジンガード部材やキャニスタよってホーンの発音が遮断されないようにして、ダウンフレーム周辺の空間の部品レイアウトを良好にすることができる。
請求項4に記載の発明によれば、ダウンフレームによるキャニスタ後方の保護効果を高めながらキャニスタを車両側方からの外的要因からより保護し易くすることができる。
請求項5に記載の発明によれば、剛性の高い車体フレームの一部にキャニスタを取付けることで、キャニスタを安定した状態で保持できる。
請求項6に記載の発明によれば、逆止弁を燃料タンクによって保護できる。
請求項7に記載の発明によれば、キャニスタの取付ステーを短くし、空間効率良く、キャニスタを取付けることができる。
請求項8に記載の発明によれば、外力により、エンジンガード部材が変形してもキャニスタ周辺の変形を小さくすることができる。
本発明の実施形態に係る構造を備える自動二輪車の右側面図である。 同自動二輪車の左側面図である。 同自動二輪車の要部右側面図である。 同自動二輪車の要部左側面図である。 同自動二輪車の要部前面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。なお、以下の説明に用いる図面において、矢印FRは車両前方を、矢印UPは車両上方を、矢印LHは車両左方をそれぞれ示している。
図1及び図2に示す自動二輪車1の車体フレーム2は、前端を構成するヘッドパイプ3と、ヘッドパイプ3から後斜め下方へ延出するメインフレーム4と、メインフレーム4の後部から後方へ延出する左右一対のシートフレーム5L,5Rと、メインフレーム4の前部から下方へ延出した後、後方へ延出する左右一対のダウンフレーム6L,6Rと、メインフレーム4の後部から後斜め下方へ延出した後、下方へ延出することでダウンフレーム6L,6Rの後部にそれぞれ連結する左右一対のセンタフレーム7L,7Rと、前方から後斜め上方に延出し、センタフレーム7L,7R及びシートフレーム5L,5Rを連結する左右一対のサブフレーム8L,8Rと、を備えている。
シートフレーム5L,5R、センタフレーム7L,7R、及びサブフレーム8L,8Rで囲まれる領域は、側面視で三角形状を呈している。また、ダウンフレーム6L,6Rの上部の間には、これらダウンフレーム6L,6Rを連結するとともに、メインフレーム4の下部と連結するクロスパイプ6Cが設けられている。図3〜5も参照し、メインフレーム4の前側下部には下方に突出する下顎部100が一体に形成され、この下顎部100がクロスパイプ6Cに連結されている。
ヘッドパイプ3には、下部に前輪WFを支持するフロントフォーク9が回転自在に取付けられ、メインフレーム4には、燃料タンク10が取付けられている。センタフレーム7L,7Rの下部には、左右一対のピボットプレート11L,11Rが取付けられ、このピボットプレート11L,11Rには、エンジン12及び変速機13からなるパワーユニット14が支持されるとともに、スイングアーム15が上下スイング自在に支持されている。また、シートフレーム5L,5Rには、シート16及び後部左側方に設けた後部側方ガード部材17が支持されている。
フロントフォーク9は、左右一対のフォーク単体18L,18Rをトップブリッジ19及びこのトップブリッジ19の下方に配置したボトムブリッジ20で連結したものであり、トップブリッジ19には、バーハンドル21が取付けられている。トップブリッジ19及びボトムブリッジ20の前方には、フロントカウル24が支持されている。また、ダウンフレーム6L,6Rの前部には、エンジン12を前方から保護する矩形の枠体であるエンジンガード部材22が配置固定されている。エンジンガード部材22は、エンジン12の車幅方向の幅寸法よりも大きい幅寸法を有する。
エンジン12は、クランク軸を収容するクランクケース25と、クランクケース25の前部に設けられるシリンダ部26と、シリンダ部26に設けられるシリンダヘッド27と、を備え、メインフレーム4の下方に位置している。シリンダ部26の内部には、ピストンが摺動可能に収容されている。シリンダ部26は、そのシリンダ軸線C1の延長線が少なくとも前輪WFと交差する、すなわち前輪WFを指向して略水平となるようにクランクケース25に取付けられている。
燃料タンク10の下方には、収納ボックス33が配置され、収納ボックス33は、メインフレーム4と、エンジン12のシリンダ部26と、の間に位置している。燃料タンク10の後方に位置するシート16は、シートフレーム5L,5Rに沿って前後方向に延在し、シート16の後部両端部の下方には、左右一対のリヤカバー28L,28Rが配置されている。また、シートフレーム5L,5Rの後部には、リヤカバー28L,28Rの間から後斜め下方に延びるリヤフェンダ29が取付けられている。
シート16の後部には同乗者が着座可能であり、シート16の下方には、同乗者が足を載せるための左右一対の後部ステップ30L,30Rが配置されている。後部ステップ30L,30Rは、サブフレーム8L,8Rから後斜め下方に延ばした左右一対のステップフレーム31L,31Rの下端部に取付けられている。また、ステップフレーム31L,31Rの下端部は、ピボットプレート11L,11Rから後方に延びる左右一対のサポートフレーム32L,32Rの後端部に接続され補強されている。
スイングアーム15は、左右一対のアーム部材34L,34Rで構成され、後端部に後輪WRを回転可能に支持している。また、アーム部材34L,34Rの後端部には、左右一対のリヤクッションユニット36L,36Rのそれぞれの下端が取付けられ、これらリヤクッションユニット36L,36Rの上端は、シートフレーム5L,5Rにそれぞれ取付けられている。
図3及び図4に拡大して示すように、エンジン12のシリンダヘッド27には、吸気装置40及び排気装置41が接続されており、吸気系である吸気装置40は、シリンダヘッド27の上面に吸気管42を介して接続した燃料供給装置であるキャブレタ43と、このキャブレタ43にコネクティングチューブ44を介して接続したエアクリーナ45と、から構成されている。吸気管42は側面視で、シリンダヘッド27の上面に接続されて後方へ向けて延びている。なお、キャブレタ43は、燃料噴射装置用のスロットルボディであっても良いことは言うまでもない。
また、排気装置41は、シリンダヘッド27の下面に接続された排気管46と、この排気管46の後端に取付けたマフラ47と、から構成されている。
上記エアクリーナ45は、樹脂材料から形成された筐体であるエアクリーナケース48内にエレメント(不図示)を収容してなるものであって、図1に示すように、シートフレーム5L,5R、センタフレーム7L,7R及びサブフレーム8L,8Rで囲まれる側面視で三角形状の領域に配置されている。エアクリーナ45は、メインフレーム4の後部、シートフレーム5L,5Rの前部等に、図示しないブラケットを介して取付けられている。また、このエアクリーナ45は、左右両側を左右一対のセンタカバー38L,38Rで覆われている。
収納ボックス33の前方に位置するダウンフレーム6L,6Rの前方には、キャニスタ55が配置され、キャニスタ55は、燃料タンク10に連通し、燃料タンク10から導き出された蒸発燃料を吸着剤で吸着し、当該吸着剤に吸着した燃料を、吸気系を構成するキャブレタ43に供給する。
図3、図4、及び図5に示すように、キャニスタ55は、長手方向を車幅方向に向けており、換言すれば、その軸線C2を車幅方向に向けて配置されている。キャニスタ55は、円筒状を呈しており、吸着材を収容した筒状部56と、筒状部56の左端部を覆う左端ガード部57と、筒状部56の右端部を覆う右端ガード部58と、を備えている。
図5に示すように、エンジンガード部材22は矩形の枠体であり、ダウンフレーム6L,6Rの前方で車幅方向に延出する上方延在部22A、ダウンフレーム6L,6Rの前方であって、上方延在部22Aの下方で車幅方向に延出する下方延在部22B、上方延在部22Aと下方延在部22Bの左側端部を上下に結合する左方延在部22C、及び、上方延在部22Aと下方延在部22Bの右側端部を上下に結合する右方延在部22Dで構成されている。キャニスタ55は、ダウンフレーム6L,6Rの前方に配置され、前面視で、エンジンガード部材22の車幅方向における両端部、すなわち、左方延在部22Cと右方延在部22Dとの間に配置されている。
ダウンフレーム6L,6Rの上部間は、クロスパイプ6Cの下方に位置するクロスプレート60によりさらに連結されており、このクロスプレート60には、キャニスタ55を支持するための係合爪部61Bが固着されている。また、メインフレーム4の下顎部100には、同様にキャニスタ55を支持するための係合爪部61Aが固着されている。また、図5に示すように、クロスプレート60には、前方に向けて警告音を発するホーンHがクロスプレート60の後面に固着されたステー102を介して取付けられている。クロスプレート60は、円形のホーンHの外周に沿うように弧状に形成されたホーンHに対する逃げである逃げ凹部600を有している。
ここで、上下一対の係合爪部61A,61Bは、エンジンガード部材22上方延在部22Aを挟んで上下に位置しており、上側の係合爪部61Aは、上述の通り、メインフレーム4の下顎部100から突設され、下側の係合爪部61Bは、クロスプレート60から突設されている。これにより、ホーンHをキャニスタ55に近接するまで上方に配置することができ、ホーンHの音を高位置から発生させることができる。
キャニスタ55の筒状部56には、弾性部材(ラバー部材)からなる筒状のケース62が嵌め入れられ、このケース62には、キャニスタ55の径方向の外側に突出する係合片63,63が径方向に対向して一対形成されている。キャニスタ55は、係合片63,63に係合爪部61A,61Bが挿入されることで、クロスプレート60を介してダウンフレーム6L,6Rに支持されている。
キャニスタ55はダウンフレーム6L,6Rに支持された状態で、前面視で、ホーンHよりも上方に位置し、このホーンHと重ならない位置に配置されている。ここで、エンジンガード部材22の一部である上方延在部22Aは、ホーンHよりも上方において車幅方向に延出し、かつ、図3又は図4に示すように、ダウンフレーム6L,6Rとキャニスタ55との間で車幅方向に延出している。
また、図5に示すように、キャニスタ55は、エンジンガード部材22の上方延在部22Aよりも上方に位置している。さらに、キャニスタ55は前面視で、左右一対のダウンフレーム6L,6Rの間に位置している。ここで、エンジンガード部材22の上方延在部22Aの中央部には、車幅方向に横長に延在する車体側取付部であるブラケット101が下方に突出するように一体に固着されている。このブラケット101は、逃げ凹部600の外周に沿う形状を有するとともに、その左右に取付孔101A,101Aを有し、これら取付孔101A,101Aを介してクロスプレート60に締結固定されることで、エンジンガード部材22がクロスプレート60にブラケット101を介して固定されている。
取付孔101A,101Aは、係合爪部61Bを挟む位置に形成されており、ブラケット101は、係合爪部61Bを挟む位置で、車体側に固定されている。また、係合爪部61Bは、その車幅方向左右をブラケット101に挟まれている。また、係合爪部61Bは、クロスプレート60の逃げ凹部600の頂部に位置する。この場合、ホーンHの発音スペースを確保した上で、係合爪部61Bを効率良く設けることができる。またさらに、エンジンガード部材22の下方延在部22Bには左右の下側ブラケット104,104が設けられ、これら下側ブラケット104,104はそれぞれダウンフレーム6L,6Rの下部に取付けられている。
以下では、キャニスタ55の配管について説明する。図3に示すように、キャニスタ55は、その右端ガード部58にパージ管64及びチャージ管65が接続され、パージ管64によりキャブレタ43に接続され、チャージ管65により燃料タンク10に接続されている。
パージ管64は、キャニスタ55から後方に引き出され、メインフレーム4の側方から、このメインフレーム4に沿って後方に延ばされており、その後、下方に湾曲されてメインフレーム4の下方を通され、キャブレタ43に接続されている。パージ管64は、経路途中に配された逆止弁66を通してキャブレタ43に接続されている。
逆止弁66は、パージ管64の管内の圧力に応じて、キャブレタ43側へ向かう蒸発燃料の流れを許容すべく開放する一方弁である。逆止弁66は、キャニスタ55よりもやや上方に配置されており、メインフレーム4と燃料タンク10との間に形成される車幅方向の空間に配置されている。燃料タンク10は、図示省略するが、縦断面で下方に開放するU字状を呈しており、U字状の開放部分にメインフレーム4を収納するように設置され、これにより、メインフレーム4と燃料タンク10との間には空間が形成されている。
一方、チャージ管65は、キャニスタ55から後斜め上方に引き出され、メインフレーム4の側方に至り、その後、メインフレーム4に沿って後方に延ばされるとともに、上方に湾曲されて燃料タンク10の内部に挿入される。チャージ管65は、燃料タンク10の内部において上方に配された気液分離部67に接続され、気液分離部67は、例えばシール部材を備えて液体の燃料がチャージ管65に供給されないように構成されている。
また、図4に示すように、キャニスタ55の左端ガード部57には、大気に連通する新気導入管68と、燃料や水滴を外部に排出するドレイン管69と、が接続されている。新気導入管68は、キャニスタ55から後斜め上方に引き出され、その後端は、メインフレーム4と燃料タンク10との間の空間に配置されて開放している。これにより、キャニスタ55内に塵埃等が導入されるのを防ぐことができる。また、ドレイン管69は、キャニスタ55から、ダウンフレーム6L及びエンジンガード部材22の左方延在部22Cに沿って、これらの間で下方に引き出され、エンジンガード部材22の下方まで延ばされて、その下端を下方に向けて開放している。
以上に説明したように、この自動二輪車1は、ヘッドパイプ3から下方へ延出するダウンフレーム6L,6Rに、エンジン12の前方に配置されてエンジン12を前方から保護するエンジンガード部材22が取付けられ、このエンジンガード部材22が、エンジン12の車幅方向の幅寸法よりも大きい幅寸法を有し、キャニスタ55が、ダウンフレーム6L,6Rの前方に配置され、前面視で、エンジンガード部材22の車幅方向における両端部の間、すなわち、左方延在部22Cと右方延在部22Dとの間に配置される構造を有している。
この構造では、エンジンガード部材22の車幅方向における両端部の間にキャニスタ55が配置されるので、ダウンフレーム6L,6Rの前方に形成される空間にキャニスタが配置される場合であっても、エンジンガード部材22により、キャニスタ55を車両側方の外的要因から保護できる。したがって、エンジン12の保護を目的とするエンジンガード部材22を利用してキャニスタ55を保護できるため、部材を増加させることなく簡単な構造で、キャニスタ55を車両側方の外的要因から保護できる。さらに、エンジンガード部材22がキャニスタ55をダウンフレーム6L,6Rとの間を通って車幅方向に延出するので、キャニスタ55を避けるようにエンジンガード部材22を屈曲加工する等の必要がなく、キャニスタ配置にかかる製造コストを抑制することもできる。
また、この自動二輪車1は、ダウンフレーム6L,6Rに、ホーンHが前方に向くように取付けられ、キャニスタ55は前面視で、ホーンHと重ならない位置に配置される構造を有する。この構造では、キャニスタ55によってホーンHの発音が遮断されないようにして、ダウンフレーム6L,6Rの前方の空間の部品レイアウトを良好にすることができる。
また、この自動二輪車1は、エンジンガード部材22の一部である上方延在部22Aが、ホーンHよりも上方において車幅方向に延出するように、エンジンガード部材22が配置され、キャニスタ55が、ホーンHよりも上方に位置する上方延在部22Aよりも上方に配置される構造を有する。この構造では、エンジンガード部材22やキャニスタ55よってホーンHの発音が遮断されないようにして、ダウンフレーム6L,6R周辺の空間の部品レイアウトを良好にすることができる。
また、この自動二輪車1は、キャニスタ55がさらに、前面視で、左右一対のダウンフレーム6L,6Rの間に配置される構造を有する。この構造では、ダウンフレーム6L,6Rによるキャニスタ55後方の保護効果を高めながらキャニスタ55を車両側方からの外的要因からより保護し易くすることができる。
また、この自動二輪車1では、キャニスタ55が、ダウンフレーム6L,6Rに取付けられるが、この場合、剛性の高い車体フレームの一部にキャニスタ55を取付けることで、キャニスタ55を安定した状態で保持できる。また、パージ管64には、逆止弁66が設けられ、逆止弁66は、燃料タンク10によって覆われる。これによれば、逆止弁66を燃料タンク10によって保護できる。
また、この自動二輪車では、キャニスタ55を取付けるための取付ステーである係合爪部61A,61Bが、ダウンフレーム6L,6Rとキャニスタ55との間で車幅方向に延出するエンジンガード部材22の一部を挟んで上下にあり、上側に位置する係合爪部61Aがメインフレーム4から下方に突出する下顎部100に、下側に位置する係合爪部61Bがダウンフレーム6L,6Rの間に渡したクロスプレート60に取付けられている。これによれば、キャニスタ55の取付ステー(61A,61B)を短くし、空間効率良く、キャニスタ55を取付けることができる。
さらに、この自動二輪車1では、ダウンフレーム6L,6Rとキャニスタ55との間で車幅方向に延出するエンジンガード部材22の一部である上方延在部22Aに、エンジンガード部材22を車体側に固定するための車体側取付部であるブラケット101が設けられ、ブラケット101が、下側の係合爪部61Bを挟む位置で、車体側に固定される。これによれば、外力により、エンジンガード部材22が変形してもキャニスタ55周辺の変形を小さくすることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
1 自動二輪車(鞍乗型車両)
2 車体フレーム
3 ヘッドパイプ
4 メインフレーム
6L,6R ダウンフレーム
10 燃料タンク
12 エンジン
22 エンジンガード部材
25 クランクケース
26 シリンダ部
27 シリンダヘッド
55 キャニスタ
60 クロスプレート(クロスメンバ)
61A,61B 係合爪部(取付ステー)
64 パージ管
65 チャージ管
66 逆止弁
H ホーン

Claims (8)

  1. ヘッドパイプ(3)と、該ヘッドパイプ(3)から後方へ延出するメインフレーム(4)と、前記ヘッドパイプ(3)から下方へ延出するダウンフレーム(6L,6R)と、を備える車体フレーム(2)と、
    クランク軸を収容するクランクケース(25)と、該クランクケース(25)の前部に設けられるシリンダ部(26)と、該シリンダ部(26)に設けられるシリンダヘッド(27)と、を備え、前記車体フレーム(2)の前記メインフレーム(4)の下方に配置されるエンジン(12)と、
    前記エンジン(12)の上方に配置される燃料タンク(10)と、
    前記燃料タンク(10)の内部で生じた蒸発燃料を、チャージ管(65)を通して吸着するキャニスタ(55)を有し、該キャニスタ(55)で吸着した燃料を、該キャニスタ(55)からパージ管(64)を通して前記エンジン(12)の吸気系に供給する蒸発燃料処理装置と、を備える鞍乗型車両のキャニスタ配置構造において、
    前記ダウンフレーム(6L,6R)には、前記エンジン(12)の前方に配置されて該エンジン(12)を前方から保護するエンジンガード部材(22)が取付けられ、
    該エンジンガード部材(22)は、前記エンジン(12)の車幅方向の幅寸法よりも大きい幅寸法を有し、
    前記キャニスタ(55)は、前記ダウンフレーム(6L,6R)の前方であって、前面視で、前記エンジンガード部材(22)の車幅方向における両端部の間に配置され、
    前記エンジンガード部材(22)は、その一部が前記ダウンフレーム(6L,6R)と前記キャニスタ(55)との間で車幅方向に延出するように配置される、
    ことを特徴とする鞍乗型車両のキャニスタ配置構造。
  2. 前記ダウンフレーム(6L,6R)に、ホーン(H)が前方に向くように取付けられ、
    前記キャニスタ(55)は前面視で、前記ホーン(H)と重ならない位置に配置される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両のキャニスタ配置構造。
  3. 前記エンジンガード部材(22)は、その一部が前記ホーン(H)よりも上方において車幅方向に延出するように配置され、
    前記キャニスタ(55)は、前記ホーン(H)よりも上方に位置する前記エンジンガード部材(22)の前記一部よりも上方に配置される、
    ことを特徴とする請求項2に記載の鞍乗型車両のキャニスタ配置構造。
  4. 前記ダウンフレーム(6L,6R)が、前記ヘッドパイプ(3)から下方へ延出する左右一対のフレームで構成され、
    前記キャニスタ(55)は、前面視で、左右一対の前記ダウンフレーム(6L,6R)の間に配置される、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の鞍乗型車両のキャニスタ配置構造。
  5. 前記キャニスタ(55)は、少なくとも一部が前記ダウンフレーム(6L,6R)に取付けられる、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の鞍乗型車両のキャニスタ配置構造。
  6. 前記パージ配管(64)には、逆止弁(66)が設けられ、
    該逆止弁(66)は、前記燃料タンク(10)によって覆われる、
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の鞍乗型車両のキャニスタ配置構造。
  7. 前記キャニスタ(55)を取付けるための取付ステー(61A,61B)が、前記エンジンガード部材(22)の一部を挟んで上側と下側とにあり、
    前記上側の取付ステー(61A)は、前記メインフレーム(4)から下方に突出する下顎部(100)に、前記下側の取付ステー(61B)は、左右一対で構成される前記ダウンフレーム(6L,6R)の間に渡したクロスメンバ(60)に取付けられる、
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の鞍乗型車両のキャニスタ配置構造。
  8. 前記エンジンガード部材(22)の一部には、該エンジンガード部材(22)を車体側に固定するための車体側取付部(101)が設けられ、
    該車体側取付部(101)は、前記下側の取付ステー(61B)を挟む位置で、車体側に固定される、
    ことを特徴とする請求項7に記載の鞍乗型車両のキャニスタ配置構造。
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