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JP2013064574A - 吸収式冷凍機 - Google Patents

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JP2013064574A
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雅史 日下
Shigehiro Doi
茂裕 土井
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Hitachi Appliances Inc
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Abstract

【課題】溶液タンクを大型化することなく、溶液の逆オーバーフローを防止できる吸収式冷凍機を得る。
【解決手段】吸収式冷凍機は、蒸発器10、吸収器20、凝縮器50及び再生器30,40を備え、前記吸収器において前記再生器から送られた溶液を散布し、この溶液に前記蒸発器で蒸発した冷媒蒸気を吸収させ、この冷媒蒸気を吸収した溶液を前記吸収器内に設けられた溶液タンク23に溜まるように構成されている。また、前記再生器で再生された溶液が前記吸収器に送られる経路に設けられ、前記溶液を貯留するための溶液貯留部80と、前記溶液貯留部に溜められた溶液を前記吸収器に送るための溶液管82と、この溶液管に設けられた弁手段83とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、吸収式冷凍機に関し、特に高温再生器と低温再生器を有し、冷房運転と暖房運転が可能な二重効用の吸収式冷温水機などに好適なものである。
加熱源を備えた高温再生器、低温再生器、凝縮器、蒸発器、吸収器、低温溶液熱交換器、高温溶液熱交換器、溶液ポンプ(吸収液ポンプ)、冷媒ポンプなどを溶液管(吸収液管)と冷媒管とで連結し、高温再生器と低温再生器で加熱した溶液(吸収液)から蒸発分離した冷媒蒸気を凝縮器に送って冷却水管内を流れる冷却水で冷却して凝縮させ、その凝縮した冷媒液を蒸発器に送って蒸発させ、冷媒の蒸発熱により冷却した冷水を冷/温水管を介して冷却負荷に循環供給して行う冷房運転と、高温再生器で加熱した溶液から蒸発分離した冷媒蒸気と、冷媒を蒸発分離した溶液とを、蒸発器と吸収器から成る低温胴に直接送って、主に冷媒の凝縮熱により加熱した温水を冷/温水管を介して加熱負荷に循環供給して行う暖房運転とを、選択実施できるように構成した吸収冷温水機などの吸収式冷凍機は特許文献1(特開2003−343940号公報)などに記載されている。
上記構成の吸収冷温水機においては、一般的な冷却水温度32℃、冷水温度7℃の冷房定格条件では、溶液の濃度は再生器でおよそ60%以上に濃縮され、この濃溶液が吸収器内の伝熱管に散布され、蒸発器からの冷媒蒸気を吸収して冷房運転を行っている。
ここで、前記冷却水温度が低い場合や冷房負荷が小さい場合には吸収能力が過大となるため、溶液の濃度は低くなる。例えば、冷却水温度20℃、冷房負荷が25%程度の場合には、溶液の濃度は約50%に低下する。この溶液の濃度低下は、溶液が冷媒液で希釈されることによって達成され、このためサイクル内の溶液の体積は増加することになる。
また、暖房運転時に60℃の温水を供給する場合、蒸発器と吸収器の圧力は約20kPaと高くなる。このため、溶液の温度を、銅チューブの耐熱温度である80〜90℃にするには、溶液の濃度を45%程度まで下げる必要があり、この場合にも冷媒液による溶液の希釈により、溶液の体積は増加することになる。
従来のものでは、上述したように体積増加した溶液を保持するために、十分大きな溶液タンクを吸収器内下部に設けるようにしている。また、溶液を必要濃度まで希釈するために十分な量の冷媒液を保持しておく必要もあり、このため従来のものでは、冷媒液タンクも蒸発器内下部に設けていた。
前記溶液タンクの大きさが不十分な場合、溶液が蒸発器側に流れ込む逆オーバーフローが起こり、冷媒に溶液が混入することにより、冷媒の飽和蒸気圧が上昇して沸騰温度も上がってしまう。このため、十分な冷却能力が得られなくなる。
前記冷媒液タンクの大きさが不十分な場合には、低負荷・低冷却水温度条件や、暖房時に、冷媒液が枯渇し、冷媒ポンプがキャビテーションを起こして損傷する虞があった。
特開2003−343940号公報
前記冷媒液の枯渇を防ぐために、前記特許文献1のものでは、凝縮器に冷媒液貯留部を設け、冷媒液の枯渇が起こりそうになると、前記冷媒液貯留部に貯留していた冷媒液を蒸発器の冷媒液タンクに流入させるようにし、これにより蒸発器内下部に設けている前記冷媒液タンクを大型化することなく、冷媒液の枯渇を防ぐことができるようにしている。
この特許文献1のものでは、凝縮器の前記冷媒液貯留部にも冷媒液を貯留するため、その冷媒液の分だけ前記溶液タンクを大型化しなければ、前述した溶液の逆オーバーフローの危険性は高まることになる。しかし、前記溶液タンクの大型化は、吸収冷温水機全体の大型化、特に機器の高さに直結するため、輸送や搬入設置において不利になり、コスト面でも高くなってしまう。
本発明の目的は、溶液タンクを大型化することなく、溶液の逆オーバーフローを防止できる吸収式冷凍機を得ることにある。
上記の課題を解決するため、本発明は、蒸発器、吸収器、凝縮器及び再生器を備え、前記吸収器において前記再生器から送られた溶液を散布し、この溶液に前記蒸発器で蒸発した冷媒蒸気を吸収させ、この冷媒蒸気を吸収した溶液を前記吸収器内に設けられた溶液タンクに溜めるように構成した吸収式冷凍機において、前記再生器で再生された溶液が前記吸収器に送られる経路に設けられ、前記溶液を貯留するための溶液貯留部と、前記溶液貯留部に溜められた溶液を前記吸収器に送るための溶液管と、この溶液管に設けられた弁手段とを備えることを特徴とする。
以上説明したように本発明によれば、吸収器内に設けられている溶液タンクの容量を大型化することなく、溶液の逆オーバーフローを防止することのできる吸収式冷凍機が得られる効果がある。
本発明の吸収式冷凍機の実施例1を示すシステム構成図である。 本発明の吸収式冷凍機の実施例2を示すシステム構成図である。 本発明の吸収式冷凍機の実施例3を示すシステム構成図である。 本発明の吸収式冷凍機の実施例4を示すシステム構成図である。 本発明の吸収式冷凍機の実施例5を示すシステム構成図である。 本発明の吸収式冷凍機の実施例6を示すシステム構成図である。
以下、本発明の具体的実施例を図面に基づき説明する。各図において、同一符号を付した部分は同一或いは相当する部分を示している。また、以下説明する実施例は何れも、吸収式冷凍機としての吸収冷温水機に本発明を適用した場合の例を示している。
本発明の吸収式冷凍機の実施例1を、図1に示す吸収式冷凍機としての吸収冷温水機を示すシステム構成図により説明する。
吸収式冷凍機の一つの形態としての吸収冷温水機は、図1に示すように、基本的には、蒸発器10、吸収器20、高温再生器30、低温再生器40、凝縮器50、低温溶液熱交換器61、高温溶液熱交換器62、冷媒ポンプ71、溶液ポンプ72,73などから構成されている。前記蒸発器10内下部には冷媒タンク13が、また前記吸収器20内下部には溶液タンク(吸収液タンク)23が設けられている。
前記溶液タンク23に溜められた稀溶液は、前記溶液ポンプ(稀溶液ポンプ)72により、前記低温溶液熱交換器61、前記高温溶液熱交換器62を経由して前記高温再生器30と前記低温再生器40に並列に送られ(パラレルフロー)、それぞれの再生器30,40で濃縮される。前記高温再生器30で濃縮された濃溶液は、溶液管32を介して前記高温溶液熱交換器62に流入して前記稀溶液と熱交換した後、前記低温再生器40で濃縮され溶液管44を流れる濃溶液と合流した後、前記溶液ポンプ(濃溶液ポンプ)73の吸込側に流入する。この溶液ポンプ73から吐出された濃溶液は、前記低温溶液熱交換器61で稀溶液と熱交換した後、溶液管24を介して前記吸収器20の上部に設けられている溶液散布装置22に送られ、この溶液散布装置22により前記吸収器20内に散布される。
本実施例では、前記高温溶液熱交換器62と前記溶液管44との間に、溶液を貯留するための溶液貯留部80が設けられている。この溶液貯留部80は、その上部が前記高温溶液熱交換器62に溶液管88で接続され、その底部は溶液管82を介して低温再生器40からの前記溶液管44に接続されている。前記溶液管82には流量制御が可能な制御弁(流量調整弁)(弁手段)83が設けられている。また、前記溶液貯留部80の上部と前記溶液管82の前記制御弁83下流側(二次側)とは溶液管(オーバーフロー管)81で接続されている。
Cはマイコンなどにより構成される制御器(制御手段)であり、この制御器Cの記憶部に格納された制御プログラムによって、前記制御弁83はその開度が制御される。即ち、前記制御弁83は、負荷に応じてその開度が制御されることにより、溶液貯留部80への溶液の貯留の制御と、前記溶液ポンプ73への濃溶液の供給が制御されるように構成されている。
なお、本実施例では、作動媒体として、前記冷媒は水、前記溶液(吸収液)は臭化リチウム水溶液が用いられている。
本実施例における冷房運転時のサイクル動作を説明する。
前記蒸発器10内には、伝熱管(冷/温水管)11が設置されており、凝縮器50から冷媒配管52を通って送られてくる冷媒は、前記蒸発器10内下部に配置された冷媒タンク13に一旦保持される。この冷媒は、前記冷媒ポンプ71により冷媒配管14を通って冷媒散布装置12に送られ、ここから前記伝熱管11上に散布されて、該伝熱管11上で蒸発する。このときの蒸発潜熱により、前記伝熱管11内を流れる冷水を冷却して、この冷水は需要側に送水される。
なお、前記冷媒配管14の途中(冷媒ポンプ71の下流側)から冷媒ブロー配管16が分岐されており、この冷媒ブロー配管16は前記吸収器20内下部に設けられている前記溶液タンク23に接続されており、このブロー配管16の途中には開閉弁17が設けられている。この開閉弁17は通常の冷房運転中は閉にされる。
前記吸収器20内には、冷却水が流れる伝熱管(冷却水管)21が設置されており、前記高温再生器30及び前記低温再生器40で加熱濃縮された濃溶液が、前記溶液ポンプ(濃溶液ポンプ)73で昇圧された後、前記溶液管24を介して吸収器20内の上部に設けられている前記溶液散布装置22に送られ、ここから前記伝熱管21上に散布される。一方、蒸発器10で蒸発した冷媒蒸気は、蒸発器10と吸収器20との間に設置されたエリミネータ19を通って吸収器20内に流れ込み、前記伝熱管21上を流下する溶液に吸収される。この時発生する吸収熱は、前記伝熱管21内を流れる冷却水により溶液が冷却されることにより、前記冷却水に吸収される。また、冷媒蒸気を吸収して濃度が薄くなった稀溶液は、溶液タンク23に保持された後、溶液ポンプ(稀溶液ポンプ)72により低温溶液熱交換器61へ送られる。
この稀溶液は、低温溶液熱交換器61で高温再生器30及び低温再生器40からの溶液と熱交換して温度上昇した後、溶液の一部は溶液管43を通って低温再生器40の溶液散布装置42へ送られ、残りは高温溶液熱交換器62で高温再生器30からの溶液と熱交換して温度上昇した後、高温再生器30へ送られる。高温再生器30に送られた溶液は、燃焼器の燃焼ガスや蒸気等の加熱源31により加熱されて沸騰し、分離された冷媒蒸気は、蒸気配管33を通って前記低温再生器40に送られる。
前記蒸気配管33には、該蒸気配管33から分岐して前記蒸発器10に接続される蒸気配管34が設けられており、この蒸気配管34の途中には開閉弁35が設置されている。この開閉弁35は、冷房運転中は閉、暖房運転中は開とされる。
一方、高温再生器30で冷媒蒸気を分離して濃縮された濃溶液は、該高温再生器30から高温溶液熱交換器62に送られて、低温溶液熱交換器61からの溶液と熱交換する。
前記低温再生器40内には伝熱管41が設置されており、この伝熱管41内を前記高温再生器30からの冷媒蒸気が流れる。前記溶液管43から前記溶液散布装置42に送られた稀溶液は、前記低温再生器40内の前記伝熱管41上に散布され、前記伝熱管41内部を流れる前記冷媒蒸気により加熱されて沸騰し、前記稀溶液から分離された冷媒蒸気は前記凝縮器50に送られる。
前記低温再生器40内で冷媒蒸気を分離して濃縮された濃溶液は、前記溶液管44を通って流出し、前記高温再生器30から前記高温溶液熱交換器62を通ってきた濃溶液と合流した後、前記溶液ポンプ73により前記低温溶液熱交換器61へ送られる。この低温溶液熱交換器61で、前記濃溶液は吸収器20からの稀溶液と熱交換した後、溶液管24を通って吸収器20の溶液散布装置22へ送られる。
前記低温再生器40内で溶液を加熱して凝縮した前記伝熱管41内を流れる冷媒(液冷媒)は、凝縮器50に送られる。
凝縮器50内には伝熱管(冷却水管)51が設置されており、この伝熱管51内を、前記吸収器20内に設置されている前記伝熱管21からの冷却水が流れるように構成されている。また、前記低温再生器40からの冷媒蒸気は、前記伝熱管51上で該伝熱管51内を流れる冷却水により冷却されて凝縮し、低温再生器40内の前記伝熱管41内で凝縮した液冷媒と混合した後、冷媒配管52を通って蒸発器10に送られ、前記冷媒タンク13に保持される。
本実施例では、前記溶液タンク23内の液面の高さは液面センサ(液面検出手段)25によって検知されるように構成されており、この液面センサ25の信号を基に、前記制御器Cにより、前記制御弁83の開度が制御されるように構成されている。
次に、本実施例における制御動作を説明する。
吸収式冷凍機においては、運転条件に応じて、サイクル内の溶液濃度や溶液量が変化する。これらの変化に伴う制御動作は次のようになる。
溶液タンク23内の液面の高さを検知する前記液面センサ25により、前記溶液タンク23内の溶液の液面を検知する。この液面センサ25の信号を基に前記制御器Cにより前記制御弁83の開度は制御され、溶液タンク23の液面が上昇するにつれて前記制御弁83の開度が小さくなり、予め定めた高さまで上昇すると開度が0(閉)となる。前記制御弁83の開度が0或いは小さくなると、前記溶液貯留部80に貯留される溶液量が増加し、溶液貯留部80が満杯になると、溶液管(オーバーフロー管)81からも溶液が溶液ポンプ73の吸込側に流れる。このように本実施例によれば、溶液タンク23内の液位に応じて前記制御弁83の開度を制御して前記溶液貯留部80に溶液を溜めるように構成しているので、溶液タンク23内の溶液の液位が上昇して逆オーバーフローするのを防止できる。
また、前記溶液タンク23の液面が低下するにつれて前記制御弁83の開度は大きくなるように制御され、予め定めた高さまで低下すると制御弁83の開度は全開となり、溶液貯留部80に貯留されていた溶液が前記吸収器20に流入するから、前記溶液タンク23の溶液の枯渇や、前記溶液ポンプ72のキャビテーションを防止することができる。
例えば、冷房定格の運転条件においては、溶液が濃縮されてサイクル内を循環する溶液の体積は減少する。このため、溶液タンク23内の溶液の液面高さは低くなるから、前記制御弁83の開度は大きくなり、前記溶液貯留部80には溶液は貯留されない。
一方、定格条件より冷房負荷が小さい場合や冷却水温度が低い場合には、サイクル内を循環する溶液の濃度は薄くなるため、溶液の体積は増加する。従って、前記溶液タンク23内の液面高さは上昇する。溶液タンク23内の液面高さが上昇すると前記液面センサ25からの信号により、前記制御器Cは前記制御弁83の開度を小さくするように制御する。これにより、前記溶液貯留部80には溶液が貯留されるようになる。
このように、本実施例では、サイクル内に保持すべき溶液量を、前記溶液貯留部80と前記溶液タンク23の両方で分担するため、溶液タンク23の容量を小さくできる。
本実施例における前記溶液貯留部80の容量と、削減できる前記溶液タンク23の容量を比較する。溶液貯留部80には溶液タンク23より高濃度の溶液を貯留することになる。溶質である臭化リチウムを同量含む溶液の場合、高濃度の溶液(濃溶液)の方が低濃度の溶液(稀溶液)よりも体積が小さくなるため、濃溶液を溜める溶液貯留部80の容量の増加分よりも、稀溶液を溜める溶液タンク23の容量削減分の方が大きくなり、全体として溶液を溜める溶液タンク23と溶液貯留部80を合わせた容量(体積)を小さくできる。
本実施例の吸収式冷凍機は吸収冷温水機となっており、暖房運転も可能な構成となっている。この暖房運転においては、蒸気配管34の開閉弁35と、冷媒ブロー配管16の開閉弁17を開とし、吸収器20内の伝熱管21及び凝縮器50内の伝熱管51には冷却水を流さずに運転を行う。高温再生器30からの冷媒蒸気は、蒸気配管33,34を通って蒸発器10に流れ込み、伝熱管(冷/温水管)11上で凝縮して管内を流れる温水を加熱する。この冷媒蒸気で加熱された前記温水は需要側に供給される。蒸発器10で凝縮した液冷媒は、伝熱管11を流下して、蒸発器10内下部の冷媒タンク13に一旦保持される。
この冷媒タンク13に溜まった液冷媒は、冷媒ポンプ71により冷媒配管14から冷媒ブロー配管16及び開閉弁17を通って、吸収器20内下部の溶液タンク23に送られ、溶液タンク23内の溶液に混合される。溶液タンク23内の溶液は液冷媒が混合されることにより希釈され、濃度が低くなるので、溶液タンク23の液面は上昇する。この液面上昇は前記液面センサ25により検出されてその信号が前記制御器Cに送られる。この制御器Cは、前記液面センサ25で検出された液面ダンク23内の液面高さに応じて前記制御弁83の開度が制御される。
前記溶液タンク23内の溶液は、溶液ポンプ72により、低温溶液熱交換器61を通過後、一部は低温再生器40に、残りは高温溶液熱交換器62を通した後、高温再生器30に送られる。高温再生器30に送られた溶液はガスバーナ(燃焼器)の燃焼ガスや蒸気等の加熱源31により加熱されて沸騰し、分離された冷媒蒸気が前記蒸気配管33及び前記蒸気配管34を通って蒸発器10に送られる。一方、冷媒蒸気を分離して濃縮された濃溶液は、高温溶液熱交換器62に送られ、低温溶液熱交換器61通過後の稀溶液と熱交換した後、前記溶液貯留部80に流入する。
この溶液貯留部80に流入した濃溶液は、前記制御弁83の開度が小さい場合や開度が0(閉)となっている場合、前記溶液貯留部80内に貯留されていく。この溶液貯留部80に溶液が満杯に貯留されると、オーバーフローした溶液は溶液管81から流出して溶液ポンプ73の吸込側に送られる。
一方、前記低温再生器40に送られた溶液は、溶液管43から溶液散布装置42を通って伝熱管41に散布される。しかし、暖房運転時には、伝熱管41内に冷媒蒸気を通水していないため、前記散布装置42から散布された溶液は低温再生器40をそのまま通過して溶液管44を通って流出し、溶液貯留部80から、溶液管81或いは82を通って流出した溶液と合流後、溶液ポンプ73により低温溶液熱交換器61に送られる。
この低温溶液熱交換器61に送られた溶液は、溶液管24から溶液散布装置22を通って吸収器20内に送られ、前記溶液タンク23に貯留される。
このように本実施例では、暖房運転時においても、前記溶液貯留部80に濃溶液が貯留される分、溶液タンク23で保持する溶液量を減少させることができるため、溶液タンク23の容量を小さくできる。
以上説明したように本実施例によれば、吸収器20内に設けられている溶液タンク23の容量を大型化することなく、溶液の枯渇や溶液ポンプ72のキャビテーションを防止することができると共に、溶液の逆オーバーフローも防止でき、更に吸収式冷凍機全体の小型化を図ることもできる。即ち、本実施例では溶液貯留部80を設けているが、濃溶液を溜める前記溶液貯留部80の容量増加分よりも、稀溶液を溜める溶液タンク23の容量削減分の方が大きくなるから、溶液を溜める溶液タンク23と溶液貯留部80を合わせた容量(体積)を全体として小さくできる。従って、溶液タンク23を従来のものより大幅に小さくできるだけでなく、吸収式冷凍機全体の小型化、特に高さの縮小を図ることができるから、小型、低コストの吸収式冷凍機(吸収冷温水機など)を得ることができる。
上記の実施例では、溶液貯留部80に溶液を貯留する手段として、開度を連続的に制御して流量調整が可能な制御弁83を用い、溶液タンク23の液面高さに比例して前記制御弁83の開度を制御する例について説明したが、本実施例では、流量調整が可能な制御弁83を用いているので、PID制御等により前記制御弁83を制御することにより、溶液タンク23の液面を或る高さで一定に保つようにすることも可能となる。
本実施例によれば、前記制御弁83により、高温再生器30から溶液ポンプ73に送る溶液量を連続的に制御できるから、吸収器20への溶液散布量に急激な変動が起こらず、溶液タンク23の液面のハンチングが起きにくいという効果も得られる。また、前記制御弁83を用いてその開度を制御し、溶液貯留部80から溶液がオーバーフローしないように制御すれば、溶液貯留部80の上部に設けている前記溶液管(オーバーフロー管)81をなくすことも可能となる。
なお、上記実施例においては、前記溶液貯留部80に溶液を溜め、また前記溶液ポンプ73側へ供給する前記溶液貯留部80内の溶液の供給量を制御するために、前記溶液管82には弁手段として、流量制御が可能な前記制御弁83を用いた例で説明したが、前記弁手段は必ずしも流量制御が可能な制御弁とする必要はなく、通常の開閉弁(例えば電磁弁)とすることも可能である。即ち、前記制御弁83に代えて開閉弁を使用した場合には、前記液面センサ25により前記溶液タンク23内の液面が予め定めた高さまで上昇したことを検知すると、前記制御器Cにより前記開閉弁を閉じ、前記液面が予め定めた高さまで低下すると前記開閉弁を開くように制御器Cで制御するようにすれば良い。
このように、前記制御弁83に代えて開閉弁を使用した場合でも、溶液貯留部80に溶液を溜めることができるので、溶液タンク23の液位が上昇して逆オーバーフローするのを防止でき、溶液タンク23の液位が低下した場合には前記溶液貯留部80に溜めた溶液を吸収器20に供給できるから、溶液タンク23での溶液の枯渇や溶液ポンプ72でのキャビテーションを防止することができる。
但し、前記弁手段として開閉弁を用いた場合には、溶液貯留部80に溶液が溜まり始めてから該溶液貯留部80の上部に設けた溶液管81から溶液がオーバーフローして流出するまでの間、高温再生器30側から溶液ポンプ73に送られる溶液量が0になってしまう。このため、吸収器20に戻される溶液量は前記低温再生器40側からの溶液量だけとなり、溶液タンク23の液位は低下し易くなる。前記液位が低下すると、前記弁手段83としての開閉弁が制御器Cにより開に制御されるので、前記溶液タンク23の液位は急激に上昇し易くなり、ハンチングを起こし易くなる課題はある。
更に、上記の実施例では、溶液タンク23の液位を検知するための液面検知手段として液面センサ25を用いているが、この液面センサ25に代えて液面スイッチを用いても良い。即ち、前記液面スイッチを所定の高さに設置し、液面スイッチのON−OFFにより、前記溶液管82に設けた弁手段83を制御するようにしても良い。前記液面スイッチを一つだけ設ける場合には、前記弁手段83は開閉弁で良い。前記液面スイッチを複数設けて溶液タンク23の液位を段階的に検出するようにした場合は、前記弁手段83は液位に応じて流量制御のできる制御弁とすることが好ましい。
前記弁手段83として開閉弁を用いたり、前記液面検出手段として液面スイッチを使用するようにすれば、図1に示す実施例とほぼ同様の効果が得られると共に、安価に製作できる効果がある。
本発明の吸収式冷凍機の実施例2を図2に示すシステム構成図で説明する。
図2の実施例でも、図1に示した実施例1と同様に、高温溶液熱交換器62と溶液管44との間に溶液貯留部80が設けられている。また、前記溶液貯留部80は、その上部が前記高温溶液熱交換器62に溶液管88で接続され、その底部は弁手段83を備える溶液管82を介して前記溶液管44に接続されている。更に、前記溶液貯留部80の上部と前記溶液管82の前記弁手段83下流側(二次側)とは溶液管(オーバーフロー管)81で接続されている。
本実施例2では、前記弁手段83は開閉弁としている。更に、前記溶液貯留部80の高さの異なる位置に、開閉弁(弁手段)85を介在させた溶液管84と、開閉弁(弁手段)87を介在させた溶液管86のそれぞれの一端側を接続している。前記溶液管84,86の他端側は、前記溶液管81と同様に、前記溶液管82に設けた開閉弁(弁手段)83の二次側に接続されている。
本実施例における制御動作を説明する。液面センサ25で検出された溶液タンク23の液面が低い場合、前記液面センサ25からの信号が制御器Cに送られ、前記開閉弁83,85,87は全て開に制御される。これにより溶液貯留部80に貯留された溶液を全て吸収器20側に供給することができる。前記溶液タンク23の液面が上昇していくと、前記液面センサ25からの信号により前記制御器Cは、前記溶液タンク23の液面の上昇に応じて、段階的に、まず開閉弁83を閉とする。前記溶液タンク23の液面が更に上昇すると、次に開閉弁85も閉に制御し、それより高い液面まで更に上昇すると、開閉弁87も閉とするような制御を行うことで、前記溶液貯留部80に段階的に溶液を溜めることができる。
本実施例によれば、上記実施例1とほぼ同様の効果を得ることができる。なお、本実施例では、前記溶液貯留部80の出口側の溶液管82,84,86に設ける弁手段を開閉弁83,85,87としているため、これらの開閉弁を順次閉止して前記前記溶液貯留部80に溶液が溜めている間は、吸収器20へ戻る溶液量が減少することになる。しかし、本実施例では、前記開閉弁83,85,87を順次閉止させていくので、吸収器20へ戻る溶液量が減少する時間も短くすることができる。従って、吸収器20での溶液散布量の急変動を低減することができる効果も得られる。
本発明の吸収式冷凍機の実施例3を図3に示すシステム構成図で説明する。
図3に示す実施例3も、図1に示した実施例1と同様に、高温溶液熱交換器62と溶液管44との間に溶液貯留部80が設けられ、この溶液貯留部80の底部は弁手段83を備える溶液管82を介して前記溶液管44に接続されている。また、前記溶液貯留部80の上部が前記高温溶液熱交換器62に溶液管88で接続されている点でも同様である。
しかし、本実施例3においては、実施例1に示す、溶液貯留部80の上部と溶液管82を接続する溶液管81は備えられておらず、代わりに、前記溶液管88の途中の部分から分岐して前記溶液管44に接続させた溶液管90を備えているものである。この溶液管90は前記溶液管88の途中から分岐されているため、この分岐部で、溶液管88を流れる溶液は二方向に分岐され、一方は前記溶液貯留部80に流れ、他方は前記溶液管44側に流れて溶液管44を流れる溶液と合流後、溶液ポンプ73により溶液管24及び溶液散布装置22を介して吸収器20へ散布される。
従って、本実施例によれば、溶液貯留部80に溶液を溜めている間も、溶液管88から溶液管90を介して溶液管44へ溶液の一部がバイパスされるので、高温再生器30からの吸収器20への戻り溶液量が無くなることを防止でき、吸収器20内下部に設けた溶液タンク23内の液面の変動をより小さく抑えてハンチングも低減できる。
また、前記溶液貯留部80が満杯になると、前記高温溶液熱交換器62を出た溶液は溶液管88から溶液管90を介して溶液管44へ全量バイパスされるようになる。従って、本実施例3では実施例1や実施例2に示すような溶液管81を設けなくて良い。
本実施例において、前記溶液管82に設けている弁手段83については、実施例1と同様に流量制御が可能な制御弁でも良いが、開閉弁としても、吸収器20での溶液散布量の急変動を低減することができる。従って、開閉弁を使用することでコスト低減効果も図れる。
なお、上記実施例3において、前記溶液管90の途中にも弁手段(開閉弁或いは流量制御可能な制御弁)を設けるようにしても良い。この弁手段を設けた場合、前記溶液貯留部80に保有する溶液量をより精密に制御できる。
以上述べた実施例1〜3では、前記溶液貯留部80を、高温溶液熱交換器62と溶液管44との間に設けているが、前記溶液貯留部80を、高温再生器30と高温溶液熱交換器62の間の溶液管32の途中に設けるようにしても良い。また、高温溶液熱交換器62からの溶液と低温再生器40からの溶液との合流後で前記溶液ポンプ73の入口部までの溶液管の経路に、前記溶液貯留部80を設けるようにすることもできる。
本発明の吸収式冷凍機の実施例4を図4に示すシステム構成図で説明する。
上記実施例1〜3では、前記溶液ポンプ73の上流側に前記溶液貯留部80を設けるようにしたが、本実施例4では、溶液ポンプ73の下流側の溶液管24の経路に、前記溶液貯留部を設けるようにしたものである。
即ち、図4に示すように、溶液ポンプ73から吐出された溶液が低温溶液熱交換器61を通過して吸収器20に至る配管経路である溶液管24の途中から、開閉弁89を有する溶液管91を分岐させて溶液貯留部92の上部に接続し、前記溶液貯留部92の底部は、開閉弁93を有する溶液管94を介して、前記溶液ポンプ73の吸込側である溶液管44に接続するようにしたものである。
本実施例の制御動作を説明する。通常時は、前記開閉弁89,93は閉じられており、溶液ポンプ73からの溶液は低温溶液熱交換器61を通過後、溶液管24を介して全量が吸収器20に供給される。
液面センサ25で検出された溶液タンク23内の液面が高くなると、前記液面センサ25からの信号が制御器Cに送られ、前記開閉弁89は開かれ、前記開閉弁93は閉じたままに制御される。これにより、前記溶液管24を流れる溶液の一部が前記溶液貯留部92に溜められる。この結果、吸収器20内下部に設けた溶液タンク23の液面が次第に低下するから、溶液タンク23内の溶液が蒸発器10側に流れ込む逆オーバーフローが起こるのを防止することができる。なお、前記溶液タンク23内の液面が適正な高さになると、前記開閉弁89は閉じられる。
一方、前記溶液タンク23内の液面が所定の高さまで低下すると、前記液面センサ25からの信号が制御器Cに送られ、前記開閉弁93は開に制御される。これにより溶液貯留部92内に貯留されている溶液は溶液管94を介して前記溶液ポンプ73の吸込側の溶液管44に送られ、再生器30,40側の溶液と合流後、前記溶液ポンプ73及び溶液管24を介して吸収器20に供給される。これにより、溶液タンク23内の液面が上昇し適正な高さになると前記開閉弁93は閉じられる。
本実施例においても、前述した実施例1と同様の効果を得ることができる。
なお、図4に示した実施例では、低温溶液熱交換器61と吸収器20の間に溶液貯留部92を設けるようにしたが、溶液ポンプ73から低温溶液熱交換器61までの溶液経路の途中に前記溶液貯留部92を設けるようにしても良い。また、前記開閉弁89及び93に代えて流量制御が可能な制御弁を使用すれば、溶液タンク23内の液面のハンチングを起こし難くできるという効果も得られる。
本発明の吸収式冷凍機の実施例5を図5に示すシステム構成図で説明する。
上記実施例1〜4では、前記溶液貯留部80,92が、再生器30,40からの溶液を吸収器20に供給する溶液管の途中に設けた例について説明したが、本実施例5では、前記溶液貯留部80,92に代えて溶液貯留部45を低温再生器40内下部に設けるようにしたものである。
前記溶液貯留部45の底部には、弁手段(流量制御が可能な制御弁或いは開閉弁)46を有する溶液管44が接続されている。また、前記溶液貯留部45の上部と、前記溶液管44の前記弁手段46下流側(二次側)とを接続する溶液管(オーバーフロー管)47も設けられている。前記弁手段46を閉じることで前記溶液貯留部45に溶液を貯留でき、また前記溶液貯留部45に一定量の溶液が貯留されると溶液がオーバーフローし、前記溶液管47を介して前記溶液管44に流出するように構成されている。
他の構成は図1の実施例と同様である。また、実施例1と同様に、溶液タンク23内の液面高さを液面センサ25により検出し、制御器Cにより前記弁手段46の開度或いは開閉を制御することにより、吸収器20に流入する溶液の量を調節するようにしている。
本実施例のように構成しても、上記実施例1とほぼ同様の効果を得ることができる。また、本実施例によれば、今まで利用していなかった低温再生器40の下部スペースを利用するため、図1の実施例1のように、新たなスペースを確保して溶液貯留部80を設ける必要が無いという効果も得られる。
なお、本実施例5では、低温再生器40内に溶液貯留部45を設けるようにしたが、前記低温再生器40の外部に前記溶液貯留部45を設け、この溶液貯留部45を、図1に示す実施例1の溶液貯留部80と同様に、前記溶液管44の経路の途中に設けるようにすることもできる。
また、図2に示す実施例2と同様に、溶液貯留部45の高さの異なる位置に弁手段を有する溶液管を複数設けるようにしても良い。更に、低温再生器40内に前記溶液貯留部45を設ける場合には、前記低温再生器40内下部に長手方向の仕切りを設けることにより前記溶液貯留部45を形成するようにしても良い。
前記溶液貯留部45を前記低温再生器40の外部に設ける場合には、図3に示す実施例3の溶液貯留部80と同様に、前記溶液管44からバイパスするように前記溶液貯留部45を設けるように構成しても良い。
本発明の吸収式冷凍機の実施例6を図6に示すシステム構成図で説明する。
本実施例は、図6に示すように、図1に示す実施例1と図5に示す実施例5を組み合わせたものである。即ち、低温再生器40内下部には、図5に示す実施例と同様に、溶液貯留部45を設けると共に、高温再生器30からの溶液戻りラインにも、図1に示す実施例と同様に、溶液貯留部80を設けるようにしたものである。他の構成については、図1や図5に示す実施例と同様である。
なお、本実施例の場合、溶液タンク23内の液面を液面センサ25で検出して、制御器Cにより、弁手段46及び83を制御するが、前記液面センサ25からの高さ信号は少なくとも2段階に分けて、前記液面が1段階目の高さになれば前記弁手段83と46のうちのどちらか一方を閉じ、前記液面が2段階目の高さになれば前記弁手段83と46のうちの他方も閉じるように制御する。前記液面が2段階目の高さになって他方の弁手段も閉じる場合には、既に閉じられている前記一方側の弁手段が設けられている側の溶液貯留部からは溶液がオーバーフローして一定量の溶液が溶液ポンプ73側に流れている状態で行うように制御する。これにより、溶液ポンプ73のキャビテーションや、溶液タンク23の液面低下によるハンチングを防ぐことができる。
本実施例によれば、溶液貯留部が2か所、即ち溶液貯留部45及び80が設けられているため、吸収器20内に設けられている溶液タンク23の容量を大幅に低減することができる。
なお、上述した実施例1〜6では、溶液貯留部45,80,92に溶液を貯留或いは放出するための弁手段46,83,89,93の制御を、溶液タンク23内の液面を液面センサ25で直接検出することにより行うことで説明したが、溶液タンク23の液面を直接検出する代わりに、冷媒タンク13内の冷媒液面(冷媒量)を検出し、この検出された冷媒液面に基づいて前記弁手段46,83,89,93を制御することも可能である。即ち、溶液に多量の冷媒が吸収された状態では、冷媒タンク13の冷媒液面が低下する。反対に溶液の濃度は低下して溶液量は増大するから、溶液タンク23内の液面は上昇する。従って、冷媒タンク13の液面が下がるほど、前記溶液貯留部45,80,92に溶液が貯留されるように、前記弁手段46,83,89,93を適宜制御するようにすれば、前記溶液タンク23内の液面が上昇して逆オーバーフローするのを防止することができる。
また、本発明は上述した実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨から逸脱しない範囲で種々の変形や応用が可能である。
例えば、上記実施例ではパラレルフロー方式の二重効用吸収冷温水機に本発明を適用した例について説明したが、冷水及び温水を製造する吸収冷温水機には限られず、冷水のみの製造を行う吸収冷凍機にも同様に適用可能である。また、一重効用への応用、及びシリーズフローやリバースフローへの応用も同様に可能である。
以上説明した本発明の各実施例によれば、吸収器内に設けられている溶液タンクの容量を大型化することなく、溶液の逆オーバーフローを防止することのできる吸収式冷凍機を得ることができる。即ち、溶液貯留部を設けることにより、前記溶液タンクを従来のものより小さくして吸収式冷凍機の特に高さの縮小を図ることができ、更に吸収式冷凍機全体の小型化も図れるから、小型、低コストの吸収式冷凍機(例えば吸収冷温水機)を得ることができる。
10…蒸発器、
11…伝熱管(冷/温水管)、
12…冷媒散布装置、
13…冷媒タンク、
14、16、52…冷媒管、
17、35…開閉弁、
19…エリミネータ、
20…吸収器、
21、51…伝熱管(冷却水管)、
22、42…溶液散布装置、
23…溶液タンク、
24、32、43、44、82、84、86、88、90、91、94…溶液管、
47、81…溶液管(オーバーフロー管)、
25…液面センサ(液面検知手段)、
30…高温再生器、31…加熱源(ガスバーナ)、
33、34…蒸気配管、
40…低温再生器、
41…伝熱管、
45、80、92…溶液貯留部、
46、83、85、87、89、93…弁手段(開閉弁または制御弁)、
50…凝縮器、
61…低温溶液熱交換器、62…高温溶液熱交換器、
71…冷媒ポンプ、
72、73…溶液ポンプ(72:稀溶液ポンプ、73:濃溶液ポンプ)、
C…制御器(制御手段)。

Claims (11)

  1. 蒸発器、吸収器、凝縮器及び再生器を備え、前記吸収器において前記再生器から送られた溶液を散布し、この溶液に前記蒸発器で蒸発した冷媒蒸気を吸収させ、この冷媒蒸気を吸収した溶液を前記吸収器内に設けられた溶液タンクに溜めるように構成した吸収式冷凍機において、
    前記再生器で再生された溶液が前記吸収器に送られる経路に設けられ、前記溶液を貯留するための溶液貯留部と、前記溶液貯留部に溜められた溶液を前記吸収器に送るための溶液管と、この溶液管に設けられた弁手段と、
    を備えることを特徴とする吸収式冷凍機。
  2. 請求項1に記載の吸収式冷凍機において、前記溶液貯留部は、前記再生器から前記吸収器への溶液の経路をバイパスするように設けられていることを特徴とする吸収式冷凍機。
  3. 請求項1または2に記載の吸収式冷凍機において、前記溶液貯留部に溜められた溶液を前記吸収器に送るための前記溶液管は、前記溶液貯留部の底部に接続されていることを特徴とする吸収式冷凍機。
  4. 請求項3に記載の吸収式冷凍機において、前記吸収器内の溶液タンクの溶液量を検知するための液面検知手段と、前記液面検知手段からの信号を基に前記弁手段を制御する制御手段とを備えることを特徴とする吸収式冷凍機。
  5. 請求項4に記載の吸収式冷凍機において、前記溶液管に設けられた弁手段は流量を調節可能な制御弁であり、前記液面検知手段からの溶液タンク内の液面高さに基づいて前記弁手段を制御することで、前記溶液貯留部に溜められた溶液の前記吸収器へ送る量を制御することを特徴とする吸収式冷凍機。
  6. 請求項4または5に記載の吸収式冷凍機において、前記液面検知手段は前記吸収器内に設けられた液面センサであることを特徴とする吸収式冷凍機。
  7. 請求項3に記載の吸収式冷凍機において、前記蒸発器内の冷媒タンクの冷媒量を検知し、この検知された冷媒量に基づいて、前記弁手段を制御する制御手段を備えることを特徴とする吸収式冷凍機。
  8. 請求項1に記載の吸収式冷凍機において、前記再生器は高温再生器と低温再生器から構成され、前記吸収器からの稀溶液を、低温溶液熱交換器を経て分岐させ、その一方を前記低温再生器へ、他方は高温溶液熱交換器を経て前記高温再生器に送る構成にすると共に、前記高温再生器からの濃溶液と前記低温再生器からの濃溶液を合流後、この濃溶液を前記吸収器に送るための溶液ポンプを備えることを特徴とする吸収式冷凍機。
  9. 請求項8に記載の吸収式冷凍機において、前記高温溶液熱交換器の下流側の濃溶液の経路に前記溶液貯留部が設けられ、この溶液貯留部に溜められた溶液を前記吸収器に送るための前記溶液管の一方は溶液貯留部の底部に接続され、他方は前記低温再生器からの濃溶液が流れる溶液管に接続されていることを特徴とする吸収式冷凍機。
  10. 請求項9に記載の吸収式冷凍機において、前記溶液貯留部の上部と、溶液貯留部の底部に接続されている前記溶液管の弁手段よりも下流側とを接続する溶液管(オーバーフロー管)を設けていることを特徴とする吸収式冷凍機。
  11. 請求項8に記載の吸収式冷凍機において、前記溶液貯留部は前記低温再生器の下部に形成され、この溶液貯留部に溜められた溶液を前記吸収器に送るための前記溶液管は、前記溶液貯留部の底部に接続され、且つ前記溶液管に設けられた弁手段は流量を調節可能な制御弁で構成し、更に前記吸収器内の溶液タンクの溶液量を検知するための液面検知手段と、前記液面検知手段からの信号を基に前記弁手段を制御する制御手段とを備えていることを特徴とする吸収式冷凍機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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