JP2013063263A - 寝具用支持枠 - Google Patents
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Abstract
【課題】布団の重量を構造物によって支えることで、布団からの身体の圧迫を大幅に軽減し、寝返りなどの自由度を確保しつつ、血行を改善し健康を促進する健康器具を提供する。
【解決手段】基底部と複数のアーチパイプから形成される器具。アーチパイプは基底部に配列された連結孔とでつながれ、かまぼこ型の空間をつくる。ここにかけ布団をのせて、その重量を支えることができるようにする。このことで使用者は布団の重量から解放され、保温性の保たれた空間で、良質な睡眠を得ることができる。また、布団による圧迫がなくなることで血液循環も良くなり、健康の増進にも役立つ。
【選択図】図1
【解決手段】基底部と複数のアーチパイプから形成される器具。アーチパイプは基底部に配列された連結孔とでつながれ、かまぼこ型の空間をつくる。ここにかけ布団をのせて、その重量を支えることができるようにする。このことで使用者は布団の重量から解放され、保温性の保たれた空間で、良質な睡眠を得ることができる。また、布団による圧迫がなくなることで血液循環も良くなり、健康の増進にも役立つ。
【選択図】図1
Description
本発明は、布団の重量を構造物で支えることで、布団からの身体の圧迫を大幅に軽減し、寝返りや手足の曲げ伸ばしなどの自由度を向上させて、全身の血行を促進・改善し健康を増進する技術に関する。また、保温性に優れた空間をつくることで室内の暖房を抑え、光熱費に対する経済性を高められることから、省エネルギーへの技術にも関わる。
病院等では手術後の衰弱した患者や、疾患の部位により布団を掛けられない患者の保温のために、「離被架」を用いる。この器具は布団の内側に設定して、かけ布団を格子状の金属パイプなどで持ち上げて支える構造をもつものである。また、健康な人であっても、冬季における防寒のための重ね布団による圧迫感は、かなり大きくあると思われる。布団圧による就寝時の寝返りづらさや、圧迫による身体の末端の血行不良に対し、組み立て式の骨組みで布団を支えながら、ヒーターで温度管理を行う器具が提案されている。(特許文献1参照)また、パネル状の部材を連結させる構造をもち、就寝する空間の高さや長さを調節する機能を有する器具なども提案されている。(特許文献2参照)
病院等で用いられる離被架は、かけ布団を持ち上げて支える構造をもつが、かけた布団の幅が足りずに、敷き布団とのすき間が左右にできやすい。このため冷気がかけ布団内に侵入、暖気は外へ流出してしまうため、特別に大きなかけ布団や複数のかけ布団などを用いないと保温機能に問題がある。また、これまでに提案された離被架に類似した器具も、使用者の体格に合わせ調節できるような機能をもつものはあるが、器具の形状が調節後に固定されてしまうものが多いため、器具の大きさや長さの変更が容易にはできにくいという難点がある。加えて、就寝空間への出入り口が固定されてしまった構造物で狭く限定され、日常の就寝、起床といった動作が困難であった。そして、これらの器具は金属や木材でつくられた格子状の構造物が多く、折りたたみが困難であり、重量もあって病院施設内や家庭において収納上の問題があった。さらには、現代社会におけるストレスや様々な疾病に対して、より質の高い睡眠が求められている。
上記した課題は、各請求項記載の発明によって解決される。
請求項1記載の発明は、アーチパイプを用いることによって、保温空間での就寝時の居住性が従来提案された器具に比較して向上する。特に冬季の幾重にも重ねた布団重量をアーチ構造でしっかりと支えることが可能であり、空間そのものが布団圧によって縮められることがほとんどない。安定した就寝空間での寝返りや手足の曲げ伸ばし等の動きは自由であり、布団による圧迫はないので、血液循環を阻害する要素がなくなる。このことで健康増進の効果が期待できる。
請求項1記載の発明は、使用者の左右に置かれる基底部が従来の離被架で不足する布団の幅を補い、保温空間を広げることに役立っている。基底部の素材にも外気を遮断して断熱する機能があるので、保温空間の確保をすることができる。このことで日常使用しているシングルサイズのかけ布団で十分保温性を保てる。
請求項1記載の発明は、アーチ部分の位置および高さの調節を可能とした構造を持つことにある。使用者の体格に合わせた調節機能として、位置の調節は、基底部に複数列状に設けた連結孔を選択、移動することでこれを可能とする。また、高さの調節は、アーチパイプを連結パーツで長くする方法や、ネジ式で伸縮するパイプ器具を両端に利用することで長さを自在に変化させる方法等で、アーチ長を延長して高さへの対応を可能とする。このことで寝返りの際の肩や腰部位の高さの変化への対応、膝を折り曲げた時のアーチパイプとの接触等に、使用者が簡易に微調節できて、最適な就寝空間を個人の体格に合わせて作り出せる。
請求項1記載の発明は、就寝スペースを広く確保するために、本器具の設置時に基底部が傾斜をもつように適度な角度(垂線より約23度の角度)の断面を有することである。基底部が垂直に設置された場合と比較して、就寝する布団面での空間確保が可能となり、アーチパイプから延長するカーブを損ねないことで、重い布団の使用であっても就寝するのに安定した形状の空間(かまぼこ形)を形成できる。
請求項2記載の発明は、長期間の使用中にかけ布団の重量圧によってアーチパイプが倒れ、基底部の連結孔に変形をもたらすことや、布団重量のかかったアーチパイプが連結孔の底部の穴を深くしてしまうような変形に対応したものである。また、カップ状ホルダーの使用で体格に合わせた微調節を行う際に、連結孔の移動、アーチパイプの取り外しなどが簡易に行えるようになり、日常の使用ではアーチパイプの脱着がスムーズに行えるので布団への出入りがしやすくなる。
身体と布団との接触圧を無くすことで、就寝中の血行を良好な状態に保つことができる健康器具。特に冬季にありがちな、たくさんの布団を重ねることで身体が圧迫され、このことによるによる血行不良に有効な効果を有する。また、ほかにも夏期の冷房時、肌に直接に冷風があたることを防ぐことができ、冷房病にも有効である。
自然界をみても圧迫された状態を就寝時の常態としている野生動物は少ない。人体においても布団圧から解放された睡眠のもつ可能性は大きく、質の高い眠りは、疲労の回復や身体的パフォーマンスの向上、血液循環の改善で回復の期待できる疾患(例:冷え性、痛風)に対して有効性が期待できる。
アーチパイプ位置や高さについて簡易な調節機能を有することで、使用者の体格に合わせてカスタマイズが容易であり、寝返りするときのなどに快適性を損ねる器具との接 触を著しく軽減できる。
カップ状ホルダーがアーチパイプの脱着を簡易にしているので、起床や就寝の際に、もっとも頭部に近いアーチパイプを外すことで就寝空間への出入りが行いやすい。
本器具の使用をやめて撤去、収納する際には、基底部一対とアーチパイプを抜き取るだけで解体でき、部品も2種類を基本とするだけなので、容易にまとめられる。また、基底部、アーチパイプおよびカップホルダーともに軽量な部品で構成が可能であるため、収納面でも優れている。
保温性に優れた就寝空間を形成できることから、冬季の室内暖房の使用を抑えることができ省エネルギーに寄与することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態について、実施例に従って説明する。
図1に示すように、本例の健康器具は一対の基底部Aと複数のアーチパイプBが連結されて就寝空間を形成する構造である。連結孔1も両側の基底部Aに複数存在するので、アーチパイプBは使用者の希望によって何本でも連結でき、その位置も快適性を追求しながら選択し設置が可能である。
基底部Aは高さ約30cm、幅約10cm、使用者の身長と同程度の長さを有する直方体に近い形状であり、かつ、一対のそれぞれが使用者側に傾く構造を持つ。基底部の高さの設定は、単にアーチパイプを支える目的だけでなく、シングルサイズの布団幅であっても就寝空間を確保し、従来の離被架に起こりがちであった敷き布団とのすき間が左右にできやすいという問題の解消を目的とする。基底部の幅の設定に関しては、冬季における冷気の断熱性によって使用する素材は異なる可能性を有する。基本的には素材には木材や硬質ウレタン、硬質ポリフォームスチレンなど、軽量でありながらも変形に強く、また保温性にも優れたものを用いる。基底部Aがこのような高さ・幅・長さ、そして保温性を兼ね備えることで、かけ布団内に両サイドから侵入する冷気を遮断でき、また就寝空間を広く確保することを可能としている。
基底部Aは使用者の身長に合わせてS・M・L等の長さ別のサイズを設けるか、図9の例で示すジョイント構造を用いて延長可能な機能を有する。ジョイント構造のものであれば、この基底部Aを分割して使用することで足元のみの空間確保をしたり、腹部や胸部の空間確保により部分的に布団の重量を軽減することも可能である。
アーチパイプBは安全性と使用者が接触した際に冷たくないよう配慮する。プラスチック性や、金属でも樹脂コーティングした軽金属のものがよく、直径1m程度の円の円周に近いカーブをアーチは有することで就寝空間に適した空間を形成している。
アーチパイプBは使用者の体格に合わせることのできるよう、長さにバリエーションを用意する。また、アーチの長さの延長が簡易に微調節できるよう、連結パーツCを付属物として有する。図4における連結パーツCは本体に約3cmの凸部2と、約5cmの胴部の内側に凹部3をもちアーチパイプBと連結する。図3におけるB−aは膝曲げが快適に行えるようアーチパイプBを延長した例。図5はアーチパイプの長さを変化させられるように、両端にネジ式で伸縮調節が可能なパイプを利用した例。
本器具を組み立てする際は、カップ状ホルダーD(アーチパイプ経より1mm大きい内径、連結孔1の径より1mm小さい外径)を基底部Aの連結孔1に入れてからアーチパイプBを挿入する。材質には基底部Aより硬質なプラスチック製など適切である。連結孔1の変形保護のためにこのカップ状ホルダーDは用いる。図7の1−aは連結孔1の上部が横方向の力で広がってしまった例、1−bは連結孔1の底部が布団の重量で深く穿孔してしまった変形例を示す。
カップ状ホルダーDを介することでアーチパイプBの脱着がスムーズとなり、図8に示すように、就寝や起床時には使用者の頭部の近くのアーチパイプBを一つまたは複数本、外すことで簡便に体を寝具に滑り込ませ就寝、起床する動作が可能となる。
夏期の冷房使用時、夏がけ布団一枚を本器具にのせておくだけで、冷気が直接肌にあたることを防ぐことができるので、冷房が苦手な使用者も快適に就寝することができる。
1 連結孔 (1−a 、1−b 連結孔変形例)
2 連結パーツCの凸部
3 連結パーツCの凹部
2 連結パーツCの凸部
3 連結パーツCの凹部
Claims (2)
- 使用者の左右に並行して一対が設置され、使用者の身長と同程度の長さを有し、使用者側に傾くように底面の断面が傾斜をもち、上部面には横一列に複数の連結孔の配列される、就寝空間の保温性を保持することのできる材質の基底部と、柔軟性と剛性を兼ね備えた、使用者の体格に合わせ長さが調節可能なアーチ状のパイプ複数本とが、基底部の連結孔で組み立て構成されることで、サイズ変更が可能な、かまぼこ型の就寝空間を形成する寝具用支持枠。
- 請求項1記載の寝具用支持枠にあって、基底部の連結孔とアーチパイプとの間に布団の重量圧による基底部の変形保護のため、また連結・解除を簡易に行うためのカップ状ホルダーを用いた寝具用支持枠。
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|---|---|---|---|---|
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| JP2019217223A (ja) * | 2018-06-15 | 2019-12-26 | 竜太郎 郷田 | 寝具改良装置 |
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2012
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