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JP2013049511A - エレベータの非接触給電システム - Google Patents

エレベータの非接触給電システム Download PDF

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JP2013049511A
JP2013049511A JP2011187966A JP2011187966A JP2013049511A JP 2013049511 A JP2013049511 A JP 2013049511A JP 2011187966 A JP2011187966 A JP 2011187966A JP 2011187966 A JP2011187966 A JP 2011187966A JP 2013049511 A JP2013049511 A JP 2013049511A
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Shotaro Hikita
祥太郎 疋田
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Toshiba Elevator Co Ltd
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Abstract

【課題】昇降路に設置された1つの給電装置から複数の給電対象に対して効率的に非接触給電を行う。
【解決手段】カウンタウエイト12および乗りかご11にバッテリ32,42、受電装置33,43、給電装置34,44を設けておく。カウンタウエイト12を昇降路10の給電装置22の設置位置まで移動させて、建屋電源21から供給される電力を昇降路10の給電装置22からカウンタウエイト12の受電装置33へ非接触で給電してカウンタウエイト12のバッテリ32に蓄える。また、乗りかご11をカウンタウエイト12と対向する位置まで移動させて、カウンタウエイト12のバッテリ42に蓄えられた電力をカウンタウエイト12の給電装置34から乗りかご11の受電装置43へ非接触で給電して乗りかご11のバッテリ42に蓄える。
【選択図】 図1

Description

本発明の実施形態は、エレベータの運転に必要な電力を非接触で給電するエレベータの非接触給電システムに関する。
近年、非接触給電技術への関心が高まり、様々な分野で利用されるようになってきた。非接触給電技術は主に電磁誘導の原理を利用しており、一次側コイルに発生させた交流磁束を二次側コイルに印加させて起電力を発生させることで、電力を非接触で伝送する技術である。
この非接触給電技術を利用したシステムとして、給電線に沿って受電部が移動するレール型(移動型)システムと、空隙を隔ててトランスの一次側と二次側が定位置におかれるチャージ型(固定型)システムがある。
エレベータでは、どちらの方式でも利用可能である。しかし、レール型システムは昇降工程が長くなる場合にレールの長さに比例して給電システムが大型化するデメリットがあるため、チャージ型システムが有効と考えられる。
従来、チャージ型システムを利用したエレベータとして、カウンタウエイト(吊り合い錘)に受電装置を設置しておき、給電時に昇降路内の所定の箇所に設置された給電装置から非接触で給電を行うシステムがある。
特開2001−163533号公報
今後、エレベータにおける非接触給電の利用が進めば、給電対象毎に非接触給電装置が必要となり、システムの煩雑化、コストアップが懸念される。
本発明が解決しようとする課題は、昇降路に設置された1つの給電装置から複数の給電対象に対して効率的に非接触給電を行うことのできるエレベータの非接触給電システムを提供することである。
本実施形態に係るエレベータの非接触給電システムは、カウンタウエイトおよび乗りかごにバッテリを備え、昇降路に設置された給電装置から非接触で給電を行うカウンタウエイト駆動型のエレベータに用いられる非接触給電システムであって、上記カウンタウエイトを上記給電装置の設置位置まで移動させて、上記給電装置から上記カウンタウエイトのバッテリへ非接触で給電する第1の給電制御手段と、上記乗りかごを上記カウンタウエイトと対向する位置まで移動させて、上記カウンタウエイトのバッテリから上記乗りかごのバッテリへ非接触で給電する第2の給電制御手段とを具備する。
図1は第1の実施形態に係るエレベータの非接触給電システムの構成を示す図である。 図2は同実施形態におけるカウンタウエイトに設けられた各装置の構成を示す図である。 図3は同実施形態における非接触給電システムの動作を説明するためのフローチャートである。 図4は第2の実施形態に係るエレベータの非接触給電システムの構成を示す図である。 図5は同実施形態における乗りかごに設けられた各装置の構成を示す図である。
以下、図面を参照して実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は第1の実施形態に係るエレベータの非接触給電システムの構成を示す図であり、ここではカウンタウエイト駆動型のエレベータの構成が示されている。
昇降路10内にエレベータの乗りかご11とカウンタウエイト(吊り合い錘)12が設けられており、それぞれに図示せぬガイドレールに昇降動作可能に支持されている。乗りかご11は、かご上にシーブ13を有しており、そのシーブ13に一端が昇降路頂上部に固定されたロープ14が架設されている。ロープ14は、昇降路頂上部に設けられたシーブ15を介してカウンタウエイト12上に設けられたトラクションシーブ16に架設され、その他端部を昇降路頂上部に固定している。これにより、乗りかご11とカウンタウエイト12を2:1ローピンク形式で支持している。
ここで、カウンタウエイト駆動型のエレベータでは、カウンタウエイト12にモータ(巻上機)17が設置されている。このモータ17の駆動によりトラクションシーブ16が回転することで、トラクションシーブ16に巻回されたロープ14を介して乗りかご11とカウンタウエイト12が昇降路内をつるべ式に昇降動作する。
昇降路10には、建屋電源(商用電源)21の電力をエレベータ側に供給するための給電装置22が設けられている。この給電装置22は、昇降路10の特定の位置、具体的には乗りかご11が基準階で停止したときにカウンタウエイト12と対向する位置に設けられている。乗りかご11が基準階に到着すると、給電装置22からカウンタウエイト12に対して非接触で給電が行なわれる。
カウンタウエイト12には、制御装置31、バッテリ32、受電装置33、給電装置34が設けられている。
制御装置21は、カウンタウエイト12の駆動制御の他、非接触給電システムを実現するための機能を備える。なお、この制御装置21の機能構成については、後に図2を用いて説明する。
バッテリ32は、所定の容量を有し、カウンタウエイト12の駆動に必要な電力を蓄える。受電装置33は、乗りかご11が基準階で停止したときに昇降路10に設置された給電装置22と対向し、その給電装置22から給電される電力を受電してバッテリ32に蓄える。給電装置34は、乗りかご11とカウンタウエイト12が中間階で対向したときに、カウンタウエイト12のバッテリ32に蓄えられた電力を乗りかご11に対して非接触で給電する。
乗りかご11には、かご内照明機器11aやドア11bの駆動など、かご内の各機器に関する制御を行うための制御装置41が備えられている。また、この乗りかご11には、カウンタウエイト12と同様にバッテリ42、受電装置43、給電装置44が設けられている。
バッテリ42は、かご内の各機器の駆動に必要な電力を蓄える。受電装置43は、乗りかご11がカウンタウエイト12と対向したときに、カウンタウエイト12の給電装置34と対向し、その給電装置34から給電される電力を受電してバッテリ42に蓄える。給電装置44は、乗りかご11が各階の乗場51に停止したときに、バッテリ42に蓄えられた電力をその停止階の乗場51に対して非接触で給電する。
各階の乗場51には、エレベータの運転状態(かご位置、運転方向など)を表示するためのホールインジケータ52が設置されている。なお、図1では、このホールインジケータ52が1つしか図示されていないが、各階に少なくとも1台ずつ設置されているものとする。
ホールインジケータ52には、表示制御を行うための制御装置53の他に、バッテリ54、受電装置55が設けられている。バッテリ54は、ホールインジケータ52の駆動に必要な電力を蓄える。受電装置55は、乗りかご11が乗場51に停止したときに乗りかご11の給電装置44と対向し、その給電装置44から給電される電力を受電してバッテリ54に蓄える。
また、建物の機械室などに主制御装置61が設置されている。なお、マシンルームレスタイプのエレベータでは、この主制御装置61が昇降路内に設けられる。この主制御装置61は、乗場呼びに対する乗りかご11の運転制御など、エレベータ全体の制御を行うものである。
主制御装置61と乗りかご11とはテールコード62を介して電気的に接続され、乗りかご11とカウンタウエイト12とはテールコード63を介して電気的に接続されている。また、各階の乗場51に設置されたホールインジケータ52は、伝送コード64を介して主制御装置61に電気的に接続されている。これらのコード62〜64には信号線だけが設けられており、電力線は含まれていない。すなわち、本システムにおいて、電力供給は昇降路10に設置された給電装置22からカウンタウエイト12、乗りかご11、ホールインジケータ52の順で非接触にて行われる。
なお、非接触給電の方式としては、例えば電磁誘導方式が用いられる。「電磁誘導方式」は、2つの隣接するコイルの一方(給電側コイル)に電流を流したときに発生する磁束を媒介として他方のコイル(受電側コイル)に送電する方式である。この他に、電流を電磁波に変換し、アンテナを介して送電する「電波方式」や、電磁界の共鳴現象を利用した「電磁界共鳴方式」などがあるが、本発明ではこれらの方式に特に限定されるものではない。以下では、電磁誘導方式を例にして説明する。
図2は第1の実施形態におけるカウンタウエイト12に設けられた各装置の構成を示す図である。
カウンタウエイト12に設けられた制御装置31には、本システムを実現するための機能として、第1の給電制御部31aと第2の給電制御部32bと第3の給電制御部32cとが備えられている。
第1の給電制御部31aは、カウンタウエイト12に対する給電制御を行う。具体的には、カウンタウエイト12からバッテリ32の給電要求があったときに、カウンタウエイト12を昇降路10の給電装置22の設置位置まで移動させて、建屋電源21から供給される電力を昇降路10の給電装置22からカウンタウエイト12の受電装置33へ非接触で給電してカウンタウエイト12のバッテリ32に蓄える。
第2の給電制御部31bは、乗りかご11に対する給電制御を行う。具体的には、乗りかご11からバッテリ42の給電要求があったときに、カウンタウエイト12のバッテリ32に蓄えられた電力をカウンタウエイト12の給電装置34から乗りかご11の受電装置43へ非接触で給電して乗りかご11のバッテリ42に蓄える。なお、乗りかご11からカウンタウエイト12への給電要求の指示はテールコード63を介して行われる。
第3の給電制御部31cは、ホールインジケータ52に対する給電制御を行う。具体的には、任意の階の乗場51に設置されたホールインジケータ52からバッテリ54の給電要求があったときに、乗りかご11をその要求先のホールインジケータ52の設置階まで移動させて、乗りかご11のバッテリ42に蓄えられた電力を乗りかご11の給電装置44からホールインジケータ53の受電装置55へ非接触で給電してホールインジケータ52のバッテリ54に蓄える。なお、ホールインジケータ52からカウンタウエイト12への給電要求の指示は、主制御装置61からテールコード62、63を介して行われる。
ここで、カウンタウエイト12に設けられたバッテリ32は、カウンタウエイト12の駆動に必要な電力を蓄えるため、乗りかご11のバッテリ42やホールインジケータ52のバッテリ54に比べて大きな容量を有する。このバッテリ32としては、例えばスーパーキャパシタ(電気2重層キャパシタ)が用いられ、高電圧のエネルギーを素早く蓄えるような性能を持つことで、急速な給電に対応できる。
受電装置33は、受電コイル35、整流回路36、平滑回路37を備え、昇降路10に設置された給電装置22から給電された非接触で電力を受けて、バッテリ32に蓄える構成になっている。また、給電装置34は、送電コイル38、発振回路39を備え、バッテリ32の電力を乗りかご11の受電装置43へ発振する構成になっている。
なお、乗りかご11の受電装置43と給電装置44も同様な構成となっている。また、ホールインジケータ52の受電装置55は、図2に示した回路図から給電装置部分を除いた構成となる。逆に昇降路10に設置された給電装置22、図2に示した回路図から受電装置部分を除いた構成であり、電力の供給はバッテリでなく建屋電源21となる。
このような構成において、本システムでは、ある一定時間毎もしくは各種バッテリの容量が一定値を下回った際に、以下のような方法で給電が行なわれる。
すなわち、まず、カウンタウエイト12に対する給電(巻上機のモータ17の駆動に必要な電力の給電)は、乗りかご11を基準階に移動させ、カウンタウエイト12が給電装置22と対向する位置に停止させることで行う。
給電中は昇降路10に設置された給電装置22内の図示せぬ送電コイルから流される高調波電流を、受電装置10内の受電コイル35にて受け取る。そして、整流回路36と平滑回路20にて整流、平滑化した後、駆動電力としてバッテリ32に蓄える。バッテリ32に蓄えられた電力は、制御装置31内で昇圧され、図示せぬインバータを介してモータ17に供給される。
続いて、乗りかご11内の各種機器に対する給電は、乗りかご11とカウンタウエイト12を位置合わせした状態で行う。位置合わせの方法は、乗りかご11とカウンタウエイト12が対向する位置を予め記録しておくことで実現できる。すなわち、通常、エレベータでは、モータ17に図示せぬパルスエンコーダを設置しておき、このパルスエンコーダからモータ17の回転に同期して出力されるパルス信号をカウントしてかご位置を検出している。そこで、乗りかご11とカウンタウエイト12との対向位置に対応したパルスカウント値を調べておき、給電時にそのパルスカウント値に基づいて乗りかご11を移動させる。
パルスカウントによる位置合わせが難しい場合には、カウンタウエイト12の給電装置34と乗りかご11の受電装置43の横に位置センサを設置する。この位置センサとしては、反射型の光電センサを用いて、対面するカウンタウエイト12もしくは乗りかご11の方向に向けて投光する。位置センサより投光される光が、カウンタウエイト12もしくは乗りかご11で遮断されることで位置検出を行う。
位置合わせを行った後は、カウンタウエイト12のバッテリ32から放電される直流電流を発振回路39にて高調波スイッチングすることで、送電コイル38に高調波電流を流す。すると、乗りかご11の受電装置43に電磁誘導の原理によって高調波の電圧が発生する。その後は上記同様に整流回路と平滑回路にて整流、平滑化され、バッテリ42に電力が蓄えられる。このバッテリ42に蓄えられた電力は、乗りかご11内の各機器へ供給される。
各階の乗場51に設置されたホ一ルインジケータ16に対する給電は、給電が必要なホールインジケータ52の設置階へ乗りかご11を移動させ、乗りかご11の給電装置44とホールインジケータ52の受電装置55とを対向させることで行う。その後の給電方法については、上述したカウンタウエイト12と乗りかご11間の給電方法と同様である。
次に、第1の実施形態の動作について説明する。
図3は第1の実施形態における非接触給電システムの動作を説明するためのフローチャートである。なお、このフローチャートで示される処理は、カウンタウエイト12に設けられた制御装置31によって実行される。また、図中のC/Wはカウンタウエイト、H/Iはホールインジケータのことを示す。
まず、制御装置31は、カウンタウエイト12に設けられたバッテリ32の給電要求信号があるか否かを確認する(ステップA11)。なお、この給電要求信号は、タイマーによってある一定時間経過したとき、あるいは、バッテリ32の電力値がある閾値を下回った場合にセットされる。他のバッテリ42,54についても同様である。
カウンタウエイト12のバッテリ32の給電要求信号があれば(ステップA11のYES)、制御装置31は、モータ17を駆動して乗りかご11を基準階へ移動させ、カウンタウエイト12を昇降路10に設置された給電装置22に対向させて給電を行う(ステップA12)。バッテリ32の電力が一定量に達すると給電が完了し、バッテリ32の給電要求信号がクリアされる。
また、カウンタウエイト12のバッテリ32の給電要求信号がない場合には(ステップA11のNO)、制御装置31は、乗りかご11のバッテリ42の給電要求信号があるか否かを確認する(ステップA13)。なお、このバッテリ42の給電要求信号は、乗りかご11からテールコード63を介してカウンタウエイト12に送られてくる。
乗りかご11のバッテリ42の給電要求信号があれば(ステップA13のYES)、制御装置31は、乗りかご11への給電に必要な電力がカウンタウエイト12のバッテリ32にあるか否かを確認する(ステップA14)。
カウンタウエイト12のバッテリ32に一定量以上の電力があり、乗りかご11に給電しても運転に支障がない場合には(ステップA14のYES)、制御装置31は、モータ17を駆動して、乗りかご11とカウンタウエイト12の位置合わせを行った後、乗りかご11に対する給電を開始する(ステップA15)。この場合、カウンタウエイト12のバッテリ32に蓄えられた電力が給電装置34から乗りかご11の受電装置43に送られて、バッテリ42に蓄えられる。バッテリ42の電力が一定量に達すると給電が完了し、バッテリ42の給電要求信号がクリアされる。
一方、カウンタウエイト12のバッテリ32に一定量以上の電力がなく、乗りかご11に給電すると運転に支障がある場合には(ステップA14のNO)、制御装置31は、カウンタウエイト12のバッテリ32の給電要求信号をセットする(ステップA18)。これにより、ステップA11に戻って、乗りかご11が基準階まで移動してカウンタウエイト12のバッテリ32に対する給電がなされる(ステップA11→A12)。カウンタウエイト12のバッテリ32に一定量以上の電力が補充されると、乗りかご11とカウンタウエイト12の位置合わせにより、乗りかご11のバッテリ42に対する給電が開始されることになる(ステップA13→A14→A15)。
また、乗りかご11のバッテリ42の給電要求信号がない場合には(ステップA13のNO)、制御装置31は、各階の乗場51に設置されたホールインジケータ52のバッテリ54の給電要求信号があるか否かを確認する(ステップA13)。なお、このバッテリ54の給電要求信号は、主制御装置61からテールコード62,63を介してカウンタウエイト12に送られてくる。
ホールインジケータ52のバッテリ54の給電要求信号があれば(ステップA17のYES)、制御装置31は、ホールインジケータ52への給電に必要な電力が乗りかご11のバッテリ42にあるか否かを確認する(ステップA18)。なお、カウンタウエイト12の制御装置31は、乗りかご11のバッテリ42に関する情報を乗りかご11の制御装置41からテールコード63を介して取得している。
乗りかご11のバッテリ42に一定量以上の電力があり、ホールインジケータ52に給電してもかご内機器の駆動に支障がない場合には(ステップA18のYES)、制御装置31は、モータ17を駆動して、乗りかご11を給電要求先のホールインジケータ52が設置された階へ移動させて、そのホールインジケータ52に対する給電を開始する(ステップA19)。この場合、乗りかご11のバッテリ42に蓄えられた電力が給電装置44からホールインジケータ52の受電装置55に送られて、バッテリ54に蓄えられる。バッテリ54の電力が一定量に達すると給電が完了し、バッテリ54の給電要求信号がクリアされる。
一方、乗りかご11のバッテリ42に一定量以上の電力がなく、ホールインジケータ52に給電するとかご内機器の駆動に支障がある場合には(ステップA18のNO)、制御装置31は、乗りかご11のバッテリ42の給電要求信号をセットする(ステップA20)。これにより、ステップA13に戻って、乗りかご11とカウンタウエイト12の位置合わせにより、乗りかご11のバッテリ42に対する給電がなされる(ステップA13→A14→A15)。乗りかご11のバッテリ42に一定量以上の電力が補充されると、乗りかご11がホールインジケータ52の設置階まで移動して、ホールインジケータ52のバッテリ54に対する給電が開始されることになる(ステップA17→A18→A19)。
また、上記ステップA17において、ホールインジケータ52のバッテリ54の給電要求信号もない場合には、全てのバッテリ32,42,54の給電が十分であるため、上記ステップA11に戻って待機状態となる。
このように、カウンタウエイト12のバッテリ32に対して昇降路10に設置された給電装置22から非接触給電を行い、そのカウンタウエイト12のバッテリ32から乗りかご11のバッテリ42、さらに、乗りかご11のバッテリ42からホールインジケータ52のバッテリ54へ非接触給電を行う。これにより、昇降路10に1つの給電装置22を設置しておくだけで、エレベータの各箇所に給電でき、コードレス化を目的としたエレベータの非接触給電システムを実現できる。
また、カウンタウエイト12のバッテリ32あるいは乗りかご11のバッテリ42の電力を外部に給電する際には、バッテリ32あるいはバッテリ42の電力を確認してから給電を行うことで、不用意にバッテリ電力を外部に給電してしまうことを防ぐことができる。
なお、上記第1の実施形態では、各制御装置31,41,61間の信号の授受をテールコードなどの伝送コードを用いて行う構成としたが、無線通信により信号の授受を行う構成にしてもよい。この場合、昇降路10に電力系のコードだけでなく、信号系のコードの配線もなくなるため、よりシンプルな構成となる。
また、カウンタウエイト12の制御装置31に本システムの非接触給電に関する機能を持たせたが、エレベータのメインコントローラである主制御装置61に同様の機能を持たせるようにしても良い。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。
上記第1の実施形態では、昇降路の給電装置22からカウンタウエイト12のバッテリ32へ非接触給電した後、カウンタウエイト12のバッテリ32から乗りかご11のバッテリ42へ非接触給電するシステムについて説明したが、乗りかご11のバッテリ42の容量が大きければ、この関係は逆でも構わない。
図4は第2の実施形態に係るエレベータの非接触給電システムの構成を示す図である。なお、上記第1の実施形態における図1の構成と同じ部分には同一符号を付して、その詳しい説明は省略するものとする。
すなわち、第2の実施形態では、昇降路の給電装置22から乗りかご11のバッテリ42へ非接触給電した後、乗りかご11のバッテリ42からカウンタウエイト12のバッテリ32へ非接触給電する構成になっている。さらに、各階の乗場51に設置されたホールインジケータ52のバッテリ54に対しては、カウンタウエイト12のバッテリ32へ非接触給電する構成になっている。また、非接触給電に関する機能は、乗りかご11の制御装置41に備えられる。
図5は第2の実施形態における乗りかご11に設けられた各装置の構成を示す図である。
乗りかご11に設けられた制御装置41には、本システムを実現するための機能として、第1の給電制御部41aと第2の給電制御部42bと第3の給電制御部42cとが備えられている。
第1の給電制御部41aは、乗りかご11に対する給電制御を行う。具体的には、乗りかご11からバッテリ42の給電要求があったときに、乗りかご11を昇降路10の給電装置22の設置位置まで移動させて、建屋電源21から供給される電力を昇降路10の給電装置から乗りかご11の受電装置43へ非接触で給電して乗りかご11のバッテリ42に蓄える。
第2の給電制御部41bは、カウンタウエイト12に対する給電制御を行う。具体的には、カウンタウエイト12からバッテリ32の給電要求があったときに、乗りかご11のバッテリ42に蓄えられた電力を乗りかご11の給電装置44からカウンタウエイト12の受電装置33へ非接触で給電してカウンタウエイト12のバッテリ32に蓄える。なお、カウンタウエイト12から乗りかご11への給電要求の指示はテールコード63を介して行われる。
第3の給電制御部41cは、ホールインジケータ52に対する給電制御を行う。具体的には、任意の階の乗場51に設置されたホールインジケータ52からバッテリ54の給電要求があったときに、カウンタウエイト12をその要求先のホールインジケータ52の設置階に移動させて、カウンタウエイト12のバッテリ32に蓄えられた電力をカウンタウエイト12の給電装置34からホールインジケータ52の受電装置55へ非接触で給電してホールインジケータ52のバッテリ54に蓄える。なお、ホールインジケータ52から乗りかご11への給電要求の指示は、主制御装置61からテールコード62、63を介して行われる。
ここで、乗りかご11に設けられたバッテリ42は、かご内の機器の電力だけでなく、他の機器の電力を含めて蓄えておく必要があるため、ある程度大きな容量を有するものとする。このバッテリ42としては、例えばスーパーキャパシタ(電気2重層キャパシタ)が用いられ、高電圧のエネルギーを素早く蓄えるような性能を持つことで、急速な給電に対応できる。
受電装置43は、受電コイル45、整流回路46、平滑回路47を備え、昇降路10に設置された給電装置22から給電された非接触で電力を受けて、バッテリ42に蓄える構成になっている。また、給電装置44は、送電コイル48、発振回路49を備え、バッテリ42の電力をカウンタウエイト12の受電装置33へ発振する構成になっている。
このような構成において、乗りかご11に設けられた制御装置31の制御の下で、昇降路の給電装置22から乗りかご11のバッテリ42へ非接触給電が行われた後、乗りかご11のバッテリ42からカウンタウエイト12のバッテリ32へ、さらに、カウンタウエイト12のバッテリ32から各階の乗場51に設置されたホールインジケータ52のバッテリ54へ非接触給電が行なわれる。
また、乗りかご11のバッテリ42およびカウンタウエイト12のバッテリ32の電力を外部に給電する際には、バッテリ42,32の電力を確認してから給電を行うものとする。
すなわち、図4の構成において、乗りかご11のバッテリ42からカウンタウエイト12のバッテリ32へ給電する場合に、バッテリ42の電力を確認し、一定量以上の電力がある場合に乗りかご11をカウンタウエイト12と対向する位置まで移動させて、乗りかご11のバッテリ42に蓄えられた電力を乗りかご11の給電装置44からカウンタウエイト11の受電装置33へ非接触で給電する。
一方、乗りかご11のバッテリ42に一定量以上の電力がない場合には、乗りかご11を給電装置22の設置位置まで移動させて、乗りかご11のバッテリ42に一定量以上の電力を補充した後に、乗りかご11をカウンタウエイト12と対向する位置まで移動させて、乗りかご11のバッテリ42に蓄えられた電力を乗りかご11の給電装置44からカウンタウエイト11の受電装置33へ非接触で給電する。
カウンタウエイト12からホールインジケータ52へ給電する場合も同様である。すなわち、カウンタウエイト12のバッテリ32の電力を確認し、一定量以上の電力がある場合にカウンタウエイト12をホールインジケータ52の設置階に移動させて、カウンタウエイト12のバッテリ32に蓄えられた電力をカウンタウエイト12の給電装置34からホールインジケータ52の受電装置55へ非接触で給電する。
一方、カウンタウエイト12のバッテリ32に一定量以上の電力がない場合には、カウンタウエイト12を乗りかご11と対向する位置まで移動させて、カウンタウエイト12のバッテリ32に一定量以上の電力を補充した後に、カウンタウエイト12をホールインジケータ52の設置階に移動させて、カウンタウエイト12のバッテリ32に蓄えられた電力をカウンタウエイト12の給電装置34からホールインジケータ52の受電装置55へ非接触で給電する。
このように、昇降路の給電装置22から乗りかご11のバッテリ42へ非接触給電を行った後、その乗りかご11のバッテリ42からカウンタウエイト12のバッテリ32へ、さらに、カウンタウエイト12のバッテリ32から各階の乗場51に設置されたホールインジケータ52のバッテリ54へ非接触給電を行う構成であっても、上記第1の実施形態と同様に、昇降路10に1つの給電装置22を設置しておくだけで、エレベータの各箇所に給電でき、コードレス化を目的としたエレベータの非接触給電システムを実現できる。
また、乗りかご11のバッテリ42あるいはカウンタウエイト12のバッテリ32の電力を外部に給電する際には、バッテリ42あるいはバッテリ32の電力を確認してから給電を行うことで、不用意にバッテリ電力を外部に給電してしまうことを防ぐことができる。
なお、上記第2の実施形態では、各制御装置31,41,61間の信号の授受をテールコードなどの伝送コードを用いて行う構成としたが、無線通信により信号の授受を行う構成にしてもよい。この場合、昇降路10に電力系のコードだけでなく、信号系のコードの配線もなくなるため、よりシンプルな構成となる。
また、乗りかご11の制御装置41に本システムの非接触給電に関する機能を持たせたが、エレベータのメインコントローラである主制御装置61に同様の機能を持たせることでも良い。
以上述べた少なくとも1つの実施形態によれば、昇降路に設置された1つの給電装置から複数の給電対象に対して効率的に非接触給電を行うことのできるエレベータの非接触給電システムを提供することができる。
なお、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…昇降路、11…乗りかご、11a…かご内照明機器、11b…ドア、12…カウンタウエイト、13…シーブ、14…ロープ、15…シーブ、16…トラクションシーブ、17…モータ、21…建屋電源、22…給電装置、31…制御装置、31a…第1の給電制御部、31b…第2の給電制御部、31c…第3の給電制御部、32…バッテリ、33…受電装置、34…給電装置、35…受電コイル、36…整流回路、37…平滑回路、38…送電コイル、39…発振回路、41…制御装置、41a…第1の給電制御部、41b…第2の給電制御部、41c…第3の給電制御部、42…バッテリ、43…受電装置、44…給電装置、45…受電コイル、46…整流回路、47…平滑回路、48…送電コイル、51…乗場、52…ホールインジケータ、53…制御装置、54…バッテリ、55…受電装置、61…主制御装置、62…テールコード、63…テールコード。

Claims (12)

  1. カウンタウエイトおよび乗りかごにバッテリ、受電装置、給電装置を設けておき、昇降路に設置された給電装置から非接触で給電を行うカウンタウエイト駆動型のエレベータに用いられる非接触給電システムであって、
    上記カウンタウエイトを上記昇降路の給電装置の設置位置まで移動させて、建屋電源から供給される電力を上記昇降路の給電装置から上記カウンタウエイトの受電装置へ非接触で給電して上記カウンタウエイトのバッテリに蓄える第1の給電制御手段と、
    上記乗りかごを上記カウンタウエイトと対向する位置まで移動させて、上記カウンタウエイトのバッテリに蓄えられた電力を上記カウンタウエイトの給電装置から上記乗りかごの受電装置へ非接触で給電して上記乗りかごのバッテリに蓄える第2の給電制御手段と
    を具備したことを特徴とするエレベータの非接触給電システム。
  2. 上記第2の給電制御手段は、
    上記カウンタウエイトのバッテリの電力を確認し、一定量以上の電力がある場合に上記乗りかごを上記カウンタウエイトと対向する位置まで移動させて、上記カウンタウエイトのバッテリに蓄えられた電力を上記カウンタウエイトの給電装置から上記乗りかごの受電装置へ非接触で給電することを特徴とする請求項1記載のエレベータの非接触給電システム。
  3. 上記第2の給電制御手段は、
    上記カウンタウエイトのバッテリに一定量以上の電力がない場合には、上記第1の給電制御手段によって上記カウンタウエイトのバッテリに一定量以上の電力を補充した後に、上記乗りかごを上記カウンタウエイトと対向する位置まで移動させて、上記カウンタウエイトのバッテリに蓄えられた電力を上記カウンタウエイトの給電装置から上記乗りかごの受電装置へ非接触で給電することを特徴とする請求項2記載のエレベータの非接触給電システム。
  4. 各階の乗場に設置されたホールインジケータにバッテリ、受電装置を設けておき、
    上記乗りかごを上記ホールインジケータの設置階に移動させて、上記乗りかごのバッテリに蓄えられた電力を上記乗りかごの給電装置から上記ホールインジケータの受電装置へ非接触で給電して上記ホールインジケータのバッテリに蓄える第3の給電制御手段をさらに具備したことを特徴とする請求項1記載のエレベータの非接触給電システム。
  5. 上記第3の給電制御手段は、
    上記乗りかごのバッテリの電力を確認し、一定量以上の電力がある場合に上記乗りかごを上記ホールインジケータの設置階に移動させて、上記乗りかごのバッテリに蓄えられた電力を上記乗りかごの給電装置から上記ホールインジケータの受電装置へ非接触で給電することを特徴とする請求項4記載のエレベータの非接触給電システム。
  6. 上記第3の給電制御手段は、
    上記乗りかごのバッテリに一定量以上の電力がない場合には、上記第2の給電制御手段によって上記乗りかごのバッテリに一定量以上の電力を補充した後に、上記乗りかごを上記ホールインジケータの設置階に移動させて、上記乗りかごのバッテリに蓄えられた電力を上記乗りかごの給電装置から上記ホールインジケータの受電装置へ非接触で給電することを特徴とする請求項5記載のエレベータの非接触給電システム。
  7. カウンタウエイトおよび乗りかごにバッテリ、受電装置、給電装置を設けておき、昇降路に設置された給電装置から非接触で給電を行うカウンタウエイト駆動型のエレベータに用いられる非接触給電システムであって、
    上記乗りかごを上記昇降路の給電装置の設置位置まで移動させて、建屋電源から供給される電力を上記昇降路の給電装置から上記乗りかごの受電装置へ非接触で給電して上記乗りかごのバッテリに蓄える第1の給電制御手段と、
    上記乗りかごを上記カウンタウエイトと対向する位置まで移動させて、上記乗りかごのバッテリに蓄えられた電力を上記乗りかごの給電装置から上記カウンタウエイトの受電装置へ非接触で給電して上記カウンタウエイトのバッテリに蓄える第2の給電制御手段と
    を具備したことを特徴とするエレベータの非接触給電システム。
  8. 上記第2の給電制御手段は、
    上記乗りかごのバッテリの電力を確認し、一定量以上の電力がある場合に上記カウンタウエイトを上記乗りかごと対向する位置まで移動させて、上記乗りかごのバッテリに蓄えられた電力を上記乗りかごの給電装置から上記カウンタウエイトの受電装置へ非接触で給電することを特徴とする請求項7記載のエレベータの非接触給電システム。
  9. 上記第2の給電制御手段は、
    上記乗りかごのバッテリに一定量以上の電力がない場合には、上記第1の給電制御手段によって上記乗りかごのバッテリに一定量以上の電力を補充した後に、上記乗りかごを上記カウンタウエイトと対向する位置まで移動させて、上記乗りかごのバッテリに蓄えられた電力を上記乗りかごの給電装置から上記カウンタウエイトの受電装置へ非接触で給電することを特徴とする請求項8記載のエレベータの非接触給電システム。
  10. 各階の乗場に設置されたホールインジケータにバッテリ、受電装置を設けておき、
    上記カウンタウエイトを上記ホールインジケータの設置階に移動させて、上記カウンタウエイトのバッテリに蓄えられた電力を上記カウンタウエイトの給電装置から上記ホールインジケータの受電装置へ非接触で給電して上記ホールインジケータのバッテリに蓄える第3の給電制御手段をさらに具備したことを特徴とする請求項7記載のエレベータの非接触給電システム。
  11. 上記第3の給電制御手段は、
    上記カウンタウエイトのバッテリの電力を確認し、一定量以上の電力がある場合に上記カウンタウエイトを上記ホールインジケータの設置階に移動させて、上記カウンタウエイトのバッテリに蓄えられた電力を上記カウンタウエイトの給電装置から上記ホールインジケータの受電装置へ非接触で給電することを特徴とする請求項10記載のエレベータの非接触給電システム。
  12. 上記第3の給電制御手段は、
    上記カウンタウエイトのバッテリに一定量以上の電力がない場合には、上記第2の給電制御手段によって上記カウンタウエイトのバッテリに一定量以上の電力を補充した後に、上記カウンタウエイトを上記ホールインジケータの設置階に移動させて、上記カウンタウエイトのバッテリに蓄えられた電力を上記カウンタウエイトの給電装置から上記ホールインジケータの受電装置へ非接触で給電することを特徴とする請求項11記載のエレベータの非接触給電システム。
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