JP2013041171A - 光走査装置、画像読取装置、及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 動吸振器の板部材の反りや変形による光学部材の平面精度の低下を防止する。
【解決手段】 光走査装置1は、レーザー光源19と、レンズ12,13及びミラー17を含み、光源からの光ビームを感光体2に導く光学手段と、レンズまたはミラーに取り付けられ、レンズまたはミラーの固有振動数で共振することによってレンズまたはミラーの振動を抑制する動吸振器90と、を有し、動吸振器は、板部材91と複数の粘弾性体92と重錘93とを備え、板部材は複数の粘弾性体を介してレンズまたはミラーに取り付けられ、重錘は複数の粘弾性体の間に取り付けられる。
【選択図】 図4
【解決手段】 光走査装置1は、レーザー光源19と、レンズ12,13及びミラー17を含み、光源からの光ビームを感光体2に導く光学手段と、レンズまたはミラーに取り付けられ、レンズまたはミラーの固有振動数で共振することによってレンズまたはミラーの振動を抑制する動吸振器90と、を有し、動吸振器は、板部材91と複数の粘弾性体92と重錘93とを備え、板部材は複数の粘弾性体を介してレンズまたはミラーに取り付けられ、重錘は複数の粘弾性体の間に取り付けられる。
【選択図】 図4
Description
本発明は、動吸振器を有する光走査装置、画像読取装置、及び電子写真画像形成装置(以下、画像形成装置という。)に関する。
複写機やレーザービームプリンタなどの画像形成装置は、光走査装置を有する。光走査装置は、レーザー光(光ビーム)を射出するレーザー光源と、レーザー光源からのレーザー光を偏向し走査する光偏向器とを有する。光走査装置は、画像情報に従って変調されたレーザー光をレーザー光源から射出する。レーザー光は、回転する光偏向器によって偏向され走査される。レーザー光は、ミラーにより感光体ドラムへ向けて反射される。反射されたレーザー光は、fθ特性を有するfθレンズ(結像光学素子)によって感光体ドラム上にスポット状に結像される。これによって、感光体ドラム上に画像情報に従って静電潜像が形成される。
このような光走査装置において、ミラーやfθレンズなどの光学部材の振動によって、画像不良を生じるという問題がある。振動は、光偏向器を回転させるモータから光走査装置の光学ハウジングを通して光学部材へ伝わる。また、振動は、画像形成装置の駆動源から光走査装置の光学ハウジングを通して光学部材へ伝わる。光学部材の振動は、光学部材へ伝わる振動の振動数が光学部材の固有振動数と一致若しくは近い場合に、特に顕著に現れる。
近年、プロセス速度を複数持つ画像形成装置が多くなり、光学部材に伝わる振動の振動数が複数存在するようになった。そのため、広い振動数帯域において振動を効果的に防止する防振装置が必要とされている。
広い振動数帯域において、低コストで振動のピークを低減することができる技術として動吸振器がある。動吸振器は、質量、バネ、ダンパによって構成され、振動体に直接取り付けることで、動吸振器が振動体の振動を吸収して、振動体の振動レベルを低減するものである。一般的に、動吸振器は振動体の固有振動数で共振するように設計され、質量が重いほど高い防振効果を発揮することが知られている。
動吸振器は、光走査装置の防振にも用いられている。例えば、回転する光偏向器の回転周波数で共振する片持ち梁からなる動吸振器を光走査装置の光学ハウジングに取り付けることで、光偏向器の回転に伴って発生する光学ハウジングの振動を低減する防振装置が提案されている。片持ち梁の2次振動モードの節に重錘を取り付けることで、光偏向器の回転1次周波数および回転6次周波数の振動を吸収する多自由度動吸振器を実現している(特許文献1)。
しかしながら、特許文献1の動吸振器は、重心が梁の根元から離れた位置にある片持ち梁を有し、物流時の熱や振動により片持ち梁が振動体からはがれやすい。片持ち梁を振動体へしっかり取り付けるためには、片持ち梁の振動体への取り付け面積を大きくしなければならない。このような片持ち梁の振動体である動吸振器をミラーやレンズなどの光学部材に取り付けると、片持ち梁を構成する板部材を幅広い面積で光学部材に取り付けなければならない。板部材を幅広い面積で光学部材へ直接に取り付けた場合は、板部材の反りや変形などに影響されて、光学部材の平面精度が低下してしまうという問題が生じる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、本発明の光走査装置は、光源と、レンズ及びミラーを含み、前記光源からの光ビームを感光体に導く光学手段と、前記レンズまたは前記ミラーに取り付けられ、前記レンズまたは前記ミラーの固有振動数で共振することによって前記レンズまたは前記ミラーの振動を抑制する動吸振器と、を有し、前記動吸振器は、板部材と複数の粘弾性体と重錘とを備え、前記板部材は前記複数の粘弾性体を介して前記レンズまたは前記ミラーに取り付けられ、前記重錘は前記複数の粘弾性体の間に取り付けられる。
本発明によれば、動吸振器の板部材の反りや変形による光学部材の平面精度の低下を防止することができる。
以下、添付図を用いて本発明の実施形態を説明する。
(画像形成装置)
図1は、画像形成装置100の概略図である。本実施形態においては、フルカラーデジタル複写機を例に挙げて画像形成装置100を説明する。画像形成装置100は、画像読取装置8及び画像形成部10を有する。画像形成部10は、複数の画像形成ステーションP(Pa、Pb、Pc、Pd)と、中間転写部60と、シート搬送部7とを有する。
図1は、画像形成装置100の概略図である。本実施形態においては、フルカラーデジタル複写機を例に挙げて画像形成装置100を説明する。画像形成装置100は、画像読取装置8及び画像形成部10を有する。画像形成部10は、複数の画像形成ステーションP(Pa、Pb、Pc、Pd)と、中間転写部60と、シート搬送部7とを有する。
画像読取装置8は、圧板86によってプラテンガラスへ圧接された原稿の画像を読み取り、画像信号を、画像形成装置100の画像処理部(不図示)へ出力する。画像読取装置8の詳細は、後述する。
画像形成部10は、画像読取装置8からの画像情報(画像信号)に従って記録媒体に画像を形成する。画像形成部10は、4つの画像形成ステーションP(Pa、Pb、Pc、Pd)を有する。4つの画像形成ステーションPは、イエロー、マゼンダ、シアン、及びブラックの4色に分解した画像信号に従って、それぞれ感光体ドラム(感光体)2(2a、2b、2c、2d)の上にトナー像を形成する。画像形成ステーションPは、光走査装置1(1a、1b、1c、1d)、感光体ドラム2(2a、2b、2c、2d)、帯電装置3(3a、3b、3c、3d)、現像装置5(5a、5b、5c、5d)及びクリーニング装置4(4a、4b、4c、4d)を有する。
感光体ドラム2の上に形成された各色のトナー像は、一次転写部材6(6a、6b、6c、6d)によって、中間転写ベルト61の上に転写される。各色のトナー像は、中間転写ベルト61の上へ順次に転写され、中間転写ベルト61の上で4色のトナー像が重ね合わされる。中間転写ベルト61は、駆動ローラ62と従動ローラ63によって張架されている。
中間転写ベルト61の上で重ね合わされたトナー像は、二次転写ローラ65及び66によって、シートSの上へ転写される。シートSは、画像形成装置100によって画像が形成される記録媒体であって、例えば、紙、OHPシート、布等である。二次転写ローラ65及び66においてシートSの位置が中間転写ベルト61の上のトナー像の位置と一致するように、シートSは、トナー像とタイミングを合わせて、手差し給紙カセット70、給紙カセット78、又は給紙カセット79から給送される。ベルトクリーニング装置64は、二次転写後に中間転写ベルト61の上に残ったトナーを除去する。
トナー像が転写されたシートSは、定着ローラ74によって加熱及び加圧されて、トナー像がシートSに定着され、フルカラー画像が形成される。フルカラー画像が形成されたシートSは、排出トレイ77の上へ排出される。
(光走査装置)
次に、図2を用いて光走査装置1を説明する。図2は、光走査装置1の概略図である。図2(a)は、光走査装置1の光学ハウジング(光学箱)11の取り付け部を示す図である。図2(b)は、光走査装置1の光学ハウジング11の内部の光学部材を示す図である。図2(c)は、ミラー17の取り付け部を示す図である。図2(d)は、トーリックレンズ12の取り付け部を示す図である。
次に、図2を用いて光走査装置1を説明する。図2は、光走査装置1の概略図である。図2(a)は、光走査装置1の光学ハウジング(光学箱)11の取り付け部を示す図である。図2(b)は、光走査装置1の光学ハウジング11の内部の光学部材を示す図である。図2(c)は、ミラー17の取り付け部を示す図である。図2(d)は、トーリックレンズ12の取り付け部を示す図である。
光走査装置1は、光学ハウジング11を有する。光学ハウジング11は、図2(b)に示すように、レーザー光(光ビーム)を射出する光源ユニット(レーザー光源)19、レーザー光を偏向する光偏向器16、及び複数の光学部材を収納している。複数の光学部材は、シリンドリカルレンズ(第1光学部材)18、トーリックレンズ(第2光学部材)12、13、及びミラー(第2光学部材)17を含む。複数の光学部材は、レンズ及びミラーを含み、光源ユニット19からのレーザー光を感光体ドラム2へ導く光学手段である。
図2(a)において、光学ハウジング11の内部に収納されている光源ユニット19、光偏向器16、及び複数の光学部材は、図示が省略されている。光学ハウジング11は、図2(a)に示すように、ステー31にビス32で固定されている。ステー31の両端部は、対向する側板33に固定されている。光学ハウジング11は、ステー31に固定されるように、板バネ(不図示)によりステー31に対して付勢されていてもよい。
光学ハウジング11の内部の光学部材について説明する。図2(b)において、光源ユニット19は、レーザーホルダー19−1、コリメータレンズ19−2、及び電気基板19−3を有する。光偏向器16は、回転多面鏡16−1及びモータ(駆動源)16−2を有する。
レーザー光源は、レーザーホルダー19−1に圧入されている。レーザー光源から射出されたレーザー光は、コリメータレンズ19−2を通って平行なレーザー光となる。平行なレーザー光は、シリンドリカルレンズ(第1光学部材)18により、感光体ドラム2の回転方向にのみ集光される。シリンドリカルレンズ18により集光されたレーザー光は、感光体ドラム2を走査するようにモータ16−2によって一定の速度で回転している回転多面鏡16−1によって偏向される。回転多面鏡16−1によって偏向されたレーザー光は、ミラー(第2光学部材)17を介して、fθ特性を持つトーリックレンズ(第2光学部材)12及び13によって感光体ドラム2の上に所定のスポット径で結像される。ミラー17、トーリックレンズ12、13は回転多面鏡16−1によって偏向されたレーザー光の走査方向を長手とする。
トーリックレンズ12、13、ミラー17、及びシリンドリカルレンズ18は、板バネや接着剤等を用いて、光学ハウジング11に取り付けられている。図2(c)に示すように、ミラー17は、ミラー17の両端部が板バネ15により光学ハウジング11の内壁の部分に対して付勢されて、光学ハウジング11に固定されている。図2(d)に示すように、トーリックレンズ12は、トーリックレンズ12の両端部が板バネ14により光学ハウジング11の内壁の部分に対して付勢されて、光学ハウジング11に固定されている。トーリックレンズ13も、トーリックレンズ12と同様の方法で光学ハウジング11に固定されている。
ミラー17、トーリックレンズ12及び13は、両端部が接着剤により光学ハウジング11の内壁に接着されていてもよい。
トーリックレンズ12、13、ミラー17、及びシリンドリカルレンズ18は、光学ハウジング11を通して伝わる振動によって振動する。光学ハウジング11へ伝わる振動の振動源は、光走査装置1の内部のモータ16−2、及び光走査装置1の外部の駆動源、たとえば、画像形成部10の画像形成ステーションP、中間転写部60、及びシート搬送部7の駆動源である。駆動源であるモータの回転により生じる振動や、駆動を伝達するギアの噛み合いによって発生する振動は、側板33及びステー31を通して光走査装置1の光学ハウジング11へ伝わる。
(画像読取装置)
次に、図3を用いて画像読取装置8を説明する。図3(a)は、画像読取装置8の概略図である。図3(b)は、ミラー83−1及び83−2の取り付け部を示す図である。
次に、図3を用いて画像読取装置8を説明する。図3(a)は、画像読取装置8の概略図である。図3(b)は、ミラー83−1及び83−2の取り付け部を示す図である。
画像読取装置8は、原稿を照明する光源(照明手段)40(図1)と、複数の光学部材と、ラインセンサ(イメージセンサ)81とを有する。複数の光学部材は、複数のミラー(第1光学部材)83(83−1、83−2、83−3)と、結像レンズ(第2光学部材)82とを含む。複数の光学部材は、レンズおよびミラーを含み、光源40により照明された原稿からの反射光をラインセンサ81へ導く光学手段である。
光源40は、圧板86によってプラテンガラスへ圧接された原稿を照明する。原稿からの反射光は、ミラー83−3、83−2、83−1を介して結像レンズ82によってラインセンサ(イメージセンサ)81上に結像される。ラインセンサ81は、読み取った画像に従って画像信号を、画像形成装置100の画像処理部(不図示)へ出力する。
ミラー83−1、83−2、及び83−3は、ミラーユニット84に組み込まれている。ミラーユニット84は、駆動源(不図示)により回転させられるプーリー87によってワイヤー85が巻き取られると、矢印Aで示す方向に移動して、原稿の端から端までの画像を読み取る。
画像読取装置8の内部の結像レンズ82及びミラー83は、ビスや板バネや接着剤等を用いて、画像読取装置8の筐体に取り付けられている。図3(b)に示すように、ミラー83−1及び83−2は、両端部がステー89に対して板バネ88により付勢されて、ステー89に固定されている。ステー89は、ミラーユニット84の筐体に取り付けられている。
ミラー83−1及び83−2は、両端部が接着剤によりステー89に接着されていてもよい。
結像レンズ82及びミラー83は、画像読取装置8の筐体を通して伝わる振動や、ミラーユニット84の移動に伴い生じる振動によって振動する。画像読取装置8の筐体へ伝わる振動の振動源は、プーリー87の駆動源、画像形成部10の画像形成ステーションP、中間転写部60、及びシート搬送部7の駆動源である。
(実施例1)
図4は、光走査装置1のミラー17に取り付けられた実施例1の動吸振器(防振装置)90を示す図である。図4(a)は、動吸振器90の断面図である。図4(b)は、動吸振器90の斜視図である。
図4は、光走査装置1のミラー17に取り付けられた実施例1の動吸振器(防振装置)90を示す図である。図4(a)は、動吸振器90の断面図である。図4(b)は、動吸振器90の斜視図である。
動吸振器90は、光学部材(ミラーまたはレンズ)に取り付けられ、光学部材の固有振動数で共振することによって光学部材の振動を抑制する。本実施例において、動吸振器90は、ミラー17の反射面17aの裏面17bに取り付けられている。動吸振器90は、ミラー17の固有振動数で共振する。動吸振器90は、重錘93が設けられた板部材91と、板部材91をミラー17に取り付けるための複数の粘弾性体92(92−1、92−2)とを有する。
複数の粘弾性体92(92−1、92−2)は、板部材91の一方の面91aに取り付けられており、重錘93は、板部材91の他方の面91bに取り付けられている。
複数の粘弾性体92は、第1粘弾性体92−1及び第2粘弾性体92−2を含む。第1粘弾性体92−1及び第2粘弾性体92−2は、ミラー17の長手方向においてミラー17及び板部材91のそれぞれ異なる位置に取り付けられる。重錘93は、ミラー17の長手方向において異なる位置に取り付けられる第1粘弾性体92−1と第2粘弾性体92−2との間で板部材91に取り付けられている。実施例1においては、重錘93は、第1粘弾性体92−1と第2粘弾性体92−2との間に配置されていればよく、重錘93は、必ずしも、第1粘弾性体92−1と第2粘弾性体92−2との間の中央部に配置されている必要はない。
第1粘弾性体92−1及び第2粘弾性体92−2は、板部材91の長手方向の両端部にそれぞれ取り付けられている。実施例1においては、第1粘弾性体92−1及び第2粘弾性体92−2の縁部は、必ずしも、板部材91の縁部と一致している必要はない。図4(a)から分かるように、第1粘弾性体92−1及び第2粘弾性体92−2は、板部材91の縁部から離れて板部材91の中心側に配置されていてもよい。
板部材91は、第1粘弾性体92−1及び第2粘弾性体92−2を介して、ミラー17の反射面17aの裏面17bに取り付けられている。重錘93は、第1粘弾性体92−1と第2粘弾性体92−2の間の位置で、板部材91の他方の面91bに取り付けられている。粘弾性体(第1粘弾性体92−1及び第2粘弾性体92−2)92は、粘性及び弾性を有する物質である。粘弾性体92は、例えば、ゴム部材、プラスチック部材、ゼラチン部材、ゲル部材、タンパク質部材などである。
一般的に、ミラーやレンズなどの光学部材は、厳しい平面精度を要求される部品である。光学部材の平面精度が低下すると、感光体ドラム上のスポットの変形やドット位置精度の低下により、画質が低下する。従来技術のように、動吸振器の片持ち梁の一端部の広い表面を直接に光学部材に固定した場合、片持ち梁の反りや変形などに影響されて光学部材の平面精度が低下することがある。
これに対して、本実施例によれば、動吸振器90の板部材91を複数の粘弾性体92により光学部材に取り付けているので、物流時の熱や振動により板部材91が光学部材からはがれることを防止することができる。また、板部材91を複数の粘弾性体92により光学部材に安定して取り付けているので、板部材91の光学部材への取り付け面積を、従来の動吸振器の片持ち梁の取り付け面積と比べて小さくすることができる。板部材91の光学部材への取り付け面積を、従来の動吸振器の片持ち梁の取り付け面積と比べて小さくしても、物流時の熱や振動により板部材91が光学部材からはがれることを防止することができる。また、本実施例による板部材91の光学部材への取り付け面積は、従来の動吸振器の片持ち梁の取り付け面積と比べて小さいので、光学部材は、板部材91の反りや変形の影響を受けにくいという効果がある。
次に、図5を用いて動吸振器90の振動抑制原理について説明する。図5は、動吸振器の一般的なモデルを示す図である。
動吸振器21は、振動体22に直接取り付けられている。動吸振器21は、振動体22の固有振動数と同じ固有振動数を有する。動吸振器21は、振動体22の固有振動数で共振することにより、振動体22の振動エネルギーを吸収する。
振動体22は、質量22M及びバネ22Kによって表される。動吸振器21は、質量21M、バネ21K、及びダンパ21Cの3要素によって表される。振動体22は、質量22M及びバネ22Kによって一意的に決まる固有振動数ωで大きく振動する。振動体22の固有振動数ωで共振するような質量21M及びバネ21Kを持つ動吸振器21を、振動体22に直接取り付けることにより、動吸振器21が積極的に振動し、振動体22の振動エネルギーを吸収して、振動体22の振動レベルを低減する。
図4に示す実施例1の動吸振器90において、ミラー17が振動体22に相当する。動吸振器90の3要素については、重錘93が質量21M、弾性を持つ板部材91がバネ21K、粘弾性体92がダンパ21Cに相当する。
ミラー17は、両端部が板バネ15により付勢されて固定された両端固定梁である。ミラー17の固有振動数ω付近の振動数がミラー17に伝わったとき、ミラー17は、大きく振動する。例えば、振動の1次モードにおいては、ミラー17の両端部が振動の節、ミラー17の中央部が振動の腹となり、ミラー17の反射面17aに垂直な方向に大きく振動する。しかし、実施例1において、ミラー17の反射面17aの裏面17bに動吸振器90が取り付けられているので、ミラー17の固有振動数ωにおいて動吸振器90が共振する。動吸振器90の板部材91は、第1の粘弾性体92−1と第2の粘弾性体92−2の位置を節として、ミラー17の振動方向に大きく振動する。板部材91と板部材91に取り付けられた重錘93とが積極的に振動することにより、動吸振器90は、ミラー17の振動エネルギーを吸収する。さらに、第1の粘弾性体92−1及び第2の粘弾性体92−2の減衰効果も加わって、ミラー17の振動レベルが低減される。
次に、図4に示す実施例1の動吸振器90が光学部材の平面精度へ与える影響が小さいことを説明する。
図6は、梁の重心位置と梁の振動の変位を示す図である。図6(a)、図6(b)、及び図6(c)は、板部材41、51、および91の取り付け部を変えた場合の重心位置Gを示す図である。図6(a)は、片持ち梁41を示している。図6(b)は、両端固定梁51を示している。図6(c)は、両端固定梁91に重錘93を取り付けた実施例1の動吸振器90を示している。
図6(a)に示す片持ち梁41は、重心Gが片持ち梁41の根元の粘弾性部材(固定点)42から離れているため、安定性がなく、片持ち梁41が取り付け部材としての粘弾性部材42からはがれやすい。物流時の熱や振動によって片持ち梁41がはがれないようにするためには、広い取り付け面積が必要である。ミラー17への取り付け面積を広くすると、ミラー17は、片持ち梁41の反りや変形の影響を受けやすくなる。
図6(b)の両端固定梁51は、重心Gが2つの粘弾性部材(固定点)52の中央部にあるため、安定性がある。このため、図6(a)に示す片持ち梁41よりもはがれにくい。従って、ミラー(振動体)17への取り付け面積を小さくすることができる。ミラー17への取り付け面積が小さくなると、ミラー17は、両端固定梁51の反りや変形の影響を受けにくくなる。
ここで、図7を用いて、粘弾性体の取り付け面積とミラーの平面精度との関係を説明する。図7は、粘弾性体の長さとミラーの平面精度との関係を示す図である。
図7は、両端部の固定位置の間の距離が157mmである長さ165mmのミラーの中央部付近に、粘弾性体を介してソリ量0.3mmの板金(板部材)を取り付けた場合の粘弾性体の長さとミラーの平面精度との関係を示している。粘弾性体の幅を一定にしたときに、ミラーの長手方向における粘弾性体の長さは、粘弾性体の取り付け面積と比例する。
図7において、Fは、ミラーの長手方向の一端部における平面精度、Cは、ミラーの長手方向の中央部における平面精度、Rは、ミラーの長手方向の他端部における平面精度を表している。図7から、ミラーの長手方向における粘弾性体の長さが長いほど、すなわち、取り付け面積が広いほど、ミラーの平面精度が低下することがわかる。
図7において、Fは、ミラーの長手方向の一端部における平面精度、Cは、ミラーの長手方向の中央部における平面精度、Rは、ミラーの長手方向の他端部における平面精度を表している。図7から、ミラーの長手方向における粘弾性体の長さが長いほど、すなわち、取り付け面積が広いほど、ミラーの平面精度が低下することがわかる。
実施例1の動吸振器90は、二つの粘弾性部材92によりミラー17に取り付けられている。従って、一つの粘弾性部材92の取り付け面積は、片持ち梁41の一つの粘弾性部材42の取り付け面積よりも小さくすることができる。さらに、板部材91が両端部でミラー17に固定されて安定性があるので、一つの粘弾性部材92の取り付け面積を、片持ち梁41の粘弾性部材42の取り付け面積の半分以下にしても、板部材91の取り付け強度を十分に維持することができる。すなわち、実施例1によれば、粘弾性部材92のミラーへの取り付け面積を小さくすることができる。従って、図7から、実施例1の動吸振器90は、光学部材の平面精度へ与える影響が小さいことがわかる。
次に、重錘93を板部材91に取り付けることにより、板部材91の長さを短くできることを説明する。一般的に、両端固定梁は、片持ち梁に比べて振動しづらい。
数式(1)は、梁の固有振動数ωを表す式である。Lは梁の長さ、bは梁の幅、tは梁の厚み、Eは梁のヤング率、ρは梁の密度を表す。片持ち梁の定数λは1.875、両端固定梁の定数λは3.73であるため、同じ幅b及び同じ厚みtの板部材を用いた片持ち梁と両端固定梁とでは、同じ固有振動数ωを有するようにするために、両端固定梁の長さを片持ち梁の長さの約2倍にする必要がある。
そこで、本実施例の動吸振器90では、板部材91に重錘93を取り付けることにより、板部材91の長さを短くする。数式(1)によると、梁の厚みtと梁の長さLは比例する。動吸振器90の質量を変えることなく、板部材91の厚みをより薄くして、重錘93を取り付けると、板部材91の長さを短くすることができる。板部材91の長さを短くすることにより、動吸振器90の寸法を小さくすることができる。
一般に、動吸振器は、質量が重いほど防振効果が高いことが知られている。板部材の厚さを薄くするために、動吸振器の質量を軽くすると、防振効果が損なわれてしまう。そこで、本実施例によれば、重錘93を板部材91に取り付けることによって、動吸振器90の防振効果を損なうことなく、動吸振器90を小型化することができる。
次に、重錘93を板部材91に取り付けることにより、動吸振器90の防振性能を維持しつつ、動吸振器90をより軽量化することができることを説明する。
図6(d)は、重錘を取り付けていない両端固定梁の質点と梁の振動の変位を示す図である。図6(e)は、本実施例の重錘を取り付けた両端固定梁の質点と梁の振動の変位を示す図である。
図6(d)に示すように、板部材のみの動吸振器は、質量が板部材の長手方向の全域にわたって分散しているので、振動の腹である梁の中央部から離れるほど、梁の振動の変位が小さくなる。このような両端固定梁の振動エネルギーTは、梁の中央部の振動の変位x及び梁全体の質量mを用いて、数式(2)のように表される。
梁の振動エネルギーTの数式(2)における有効質量は、梁全体の質量mの33/70である。質量が梁全体に分散しているために、梁全体の質量mのすべてが振動エネルギーTとして機能しているわけではないことがわかる。
梁の振動エネルギーTの数式(2)における有効質量は、梁全体の質量mの33/70である。質量が梁全体に分散しているために、梁全体の質量mのすべてが振動エネルギーTとして機能しているわけではないことがわかる。
一方、図6(e)に示すように、梁の中央部に重錘93を取り付けた実施例1の動吸振器90は、最大振幅となる梁の中央部に集中質点がある。この梁の振動エネルギーTは、梁の中央部の振動の変位x、重錘の質量M、及び梁全体の質量m´を用いて、数式(3)のように表される。
図6(d)に示す梁と図6(e)に示す梁とで、m=M+m´として、動吸振器全体の質量を同じにした場合、重錘93を取り付けた図6(e)に示す梁ほうが、振動エネルギーが大きい。動吸振器の振動エネルギーが大きいほど、振動体の振動エネルギーを大きく吸収するため、防振性能が高い。そのため、板部材91に重錘93を取り付けることにより、防振性能を維持しつつ、動吸振器90をより軽量化することができる。
図6(d)に示す梁と図6(e)に示す梁とで、m=M+m´として、動吸振器全体の質量を同じにした場合、重錘93を取り付けた図6(e)に示す梁ほうが、振動エネルギーが大きい。動吸振器の振動エネルギーが大きいほど、振動体の振動エネルギーを大きく吸収するため、防振性能が高い。そのため、板部材91に重錘93を取り付けることにより、防振性能を維持しつつ、動吸振器90をより軽量化することができる。
次に、実施例1の一例を具体的に示す。実施例1の一例において、重錘93の質量は約12.5g、取り付け部を除く梁の質量は約6.5gであり、梁の振動エネルギーTの数式(3)における有効質量は、約15.5gである。一方、重錘93がなく、取り付け部を除く梁の質量が約19gである動吸振器では、数式(2)の有効質量は約9gである。両者を比較すると、本実施例のほうが、有効質量が約6.5g大きく、有効質量の差分だけ振動体の振動エネルギーを大きく吸収できる。
図8は、実施例1の動吸振器90により得られた防振効果を示す図である。被防振部材(振動体)であるミラーに、図9に示す条件を有する貼り付け部材を取り付けた。防振装置を施していないミラー単体の振動に対して、3種類の貼り付け部材共に同等の防振効果を発揮できている。そして、実施例1の動吸振器90が最も小型且つ軽量な構成を実現できていることがわかる。
本実施例において、光走査装置1のミラー17を被防振部材として説明した。本実施例による動吸振器90を、光走査装置1内のトーリックレンズ12、13、シリンドリカルレンズ18などのミラー以外の光学部材に取り付けても、同様に光学部材の平面精度への影響を小さくしつつ、光学部材の振動を低減することができる。
また、本実施例において、動吸振器90を、梁の振動方向に垂直であるミラー反射面の裏面に取り付けた。しかし、ミラー反射面及び裏面以外の長手方向に延在する2つの側面のうちのどちらかに、動吸振器90を取り付けても、同様に光学部材の平面精度への影響を小さくしつつ、光学部材の振動を低減することができる。
(実施例2)
図10は、光走査装置1のミラー17に取り付けられた実施例2の動吸振器(防振装置)190を示す図である。動吸振器190は、ミラー17の反射面17aの裏面17bに取り付けられている。図10(a)は、動吸振器190の断面図である。図10(b)は、動吸振器190の斜視図である。
図10は、光走査装置1のミラー17に取り付けられた実施例2の動吸振器(防振装置)190を示す図である。動吸振器190は、ミラー17の反射面17aの裏面17bに取り付けられている。図10(a)は、動吸振器190の断面図である。図10(b)は、動吸振器190の斜視図である。
動吸振器190は、第1動吸振器190a及び第2動吸振器190bが直列につながった2段直列型である。第2動吸振器190bは、第1動吸振器190aの上に取り付けられている。
第1動吸振器190aは、実施例1の動吸振器90と同様に、重錘193、板部材191、及び粘弾性体192の3要素を有する。重錘193が設けられた板部材191は、第1粘弾性体192−1及び第2粘弾性体192−2により、ミラー17の反射面17aと反対の裏面17bに取り付けられている。
動吸振器190は、重錘193に取り付けらたもう一つの板部材194を有する。板部材194は、弾性を有する。板部材194は、板部材191が取り付けられている重錘193の面の反対の面に取り付けられている。板部材194は、板部材194の長手方向の中央部又はその近傍で重錘193に取り付けられている。第2動吸振器190bは、第1動吸振器190aの上に取り付けられた板部材194によって構成されている。第1動吸振器190a及び第2動吸振器190bは、ミラー(被防振部材)17の振動エネルギーを吸収するので、より高い防振効果を得ることができる。
2つの動吸振器を直列につなぐ場合に、第1動吸振器が図6(a)に示すような片持ち梁であるとすると、第2動吸振器を片持ち梁の先端部に取り付けることになる。この場合、直列につながれた動吸振器の重心位置が梁の根元からさらに離れるため、安定性がさらに低下する。また、第1動吸振器が図6(b)に示すような重錘を有さない両端固定梁であるとすると、第1動吸振器の長手方向の長さを長くする必要がある。そのために、第1動吸振器の上に取り付けられる第2動吸振器の長手方向の長さも長くする必要がある。第2動吸振器として長尺な板部材を取り付けるためには、長尺な板部材の厚み方向に長尺な板部材が振動できるだけの空間を確保するためにスペーサー(間隔保持部材)が必要となる。実施例2の動吸振器190において、板部材191に取り付けられた重錘193がスペーサーの役割も果たしているため、第1動吸振器190a及び第2動吸振器190bを2個直列につなぎやすい形状となっている。
(実施例3)
図11は、光走査装置1のミラー17に取り付けられた実施例3の動吸振器(防振装置)290を示す図である。
図11は、光走査装置1のミラー17に取り付けられた実施例3の動吸振器(防振装置)290を示す図である。
実施例1と同様に、動吸振器290は、ミラー17の反射面17aと反対の裏面17bに取り付けられている。動吸振器290は、ミラー17の固有振動数で共振する。動吸振器290は、重錘293が設けられた板部材291と、板部材291をミラー17に取り付けるための複数の粘弾性体292(292−1、292−2)とを有する。複数の粘弾性体292は、第1粘弾性体292−1及び第2粘弾性体292−2を含み、重錘293は、第1粘弾性体292−1と第2粘弾性体292−2との間で板部材291に取り付けられている。
実施例1と異なる点は、第1粘弾性体292−1の縁部292−1aが板部材291の一方の縁部291aと一致して配置され、第2粘弾性体292−2の縁部292−2aが板部材291の他方の縁部291bと一致して配置されていることである。これによって、第1粘弾性体292−1と第2粘弾性体292−2との間の距離を長くすることができる。第1粘弾性体292−1と第2粘弾性体292−2との間の距離は、両端固定梁の長さに相当する。従って、第1粘弾性体292−1及び第2粘弾性体292−2の縁部292−1a及び292−2aを板部材291の両縁部291a及び291bとそれぞれ一致させることにより、ミラー17の固有振動数で共振する長さがより短い動吸振器290を提供できる。
(実施例4)
図12は、光走査装置1のミラー17に取り付けられた実施例4の動吸振器(防振装置)390を示す図である。
図12は、光走査装置1のミラー17に取り付けられた実施例4の動吸振器(防振装置)390を示す図である。
実施例1と同様に、動吸振器390は、ミラー17の反射面17aと反対の裏面17bに取り付けられている。動吸振器390は、ミラー17の固有振動数で共振する。動吸振器390は、重錘393が設けられた板部材391と、板部材391をミラー17に取り付けるための複数の粘弾性体392(392−1、392−2)とを有する。複数の粘弾性体392は、第1粘弾性体392−1及び第2粘弾性体392−2を含み、重錘393は、第1粘弾性体392−1と第2粘弾性体392−2との間で板部材391に取り付けられている。
実施例1と異なる点は、重錘393が、板部材391の長手方向において第1粘弾性体392−1と第2粘弾性体392−2との間の中央部に取り付けられていることである。第1粘弾性体392−1の内側縁部392−1aと重錘393の重心393aとの間の長手方向の距離Dは、第2粘弾性体392−2の内側縁部392−2aと重錘393の重心393aとの間の長手方向の距離Dと同じである。
両端固定梁である板部材391の1次振動モードの腹は、第1粘弾性体392−1と第2粘弾性体392−2との間の中央部にある。振動の変位が最も大きい振動の腹に重錘393が取り付けられているので、重錘393は、最も効率よく作用する。
(実施例5)
実施例5においては、実施例1乃至実施例4の動吸振器と同じ動吸振器を、図3に示す画像読取装置8に配置されたミラー83−1、83−2、83−3、又は結像レンズ82などの光学部材に取り付ける。光走査装置1の光学部材と同様に画像読取装置8の光学部材も厳しい平面精度を必要とする。画像読取装置8の光学部材に実施例1乃至実施例4の動吸振器を取り付けることにより、実施例1乃至実施例4と同様に、板部材の反りや変形が光学部材の平面精度へ与える影響を小さくしつつ、光学部材の振動を低減することができる。
実施例5においては、実施例1乃至実施例4の動吸振器と同じ動吸振器を、図3に示す画像読取装置8に配置されたミラー83−1、83−2、83−3、又は結像レンズ82などの光学部材に取り付ける。光走査装置1の光学部材と同様に画像読取装置8の光学部材も厳しい平面精度を必要とする。画像読取装置8の光学部材に実施例1乃至実施例4の動吸振器を取り付けることにより、実施例1乃至実施例4と同様に、板部材の反りや変形が光学部材の平面精度へ与える影響を小さくしつつ、光学部材の振動を低減することができる。
(実施例6)
実施例6においては、実施例1乃至実施例4の光走査装置または実施例5の画像読取装置を画像形成装置に設ける。小型且つ軽量な防振装置を有する小型且つ軽量な光走査装置または画像読取装置を画像形成装置に設けることにより、画像形成装置を小型化且つ軽量化しつつ光学部材の平面精度の低下や振動による画質の低下を防ぐことができる。
実施例6においては、実施例1乃至実施例4の光走査装置または実施例5の画像読取装置を画像形成装置に設ける。小型且つ軽量な防振装置を有する小型且つ軽量な光走査装置または画像読取装置を画像形成装置に設けることにより、画像形成装置を小型化且つ軽量化しつつ光学部材の平面精度の低下や振動による画質の低下を防ぐことができる。
以上の実施例1乃至実施例6において、動吸振器は、少なくとも二つの粘弾性体により光学部材に取り付けられているので、重錘が少なくとも二つの粘弾性体の間に配置された安定性のある形状の動吸振器を提供できる。それによって、従来の片持ち梁形状の動吸振器と比べて、光学部材への動吸振器の取り付け面積を小さくしても、物流時の熱や振動で動吸振器が光学部材からはがれにくい。また、取り付け面積を小さくすることができるので、動吸振器の板部材の反りや変形が光学部材の平面精度へ与える影響を小さくすることができる。
以上の実施例1乃至実施例6において、動吸振器の板部材に重錘が設けられているので、動吸振器は、より短い板部材を用いて光学部材の固有振動数で共振する。また、重錘を取り付けて、動吸振器の質量を重錘に集中させているので、板部材の厚みをより薄くし、板部材の長さをより短くできる。よって、より軽量な動吸振器を提供できる。
また、重錘を使用することにより、両端固定梁の振動の腹である板部材の中央部に動吸振器の質量が集中するので、動吸振器の質量をより効果的に振動エネルギーの吸収のためにしようすることができる。よって、防振性能を維持しつつ、より軽量な動吸振器とすることができる。
本実施例において、板部材と別体の重錘が板部材に取り付けられているが、本発明は、これに限定されるものではない。重錘は、板部材と一体であってもよい。また、2段直列型の動吸振器において、重錘は、第1板部材及び第2板部材と一体であってもよい。また、本実施例において、重錘は、六面体であるが、本発明は、これに限定されるものではない。重錘は、板部材に取り付けられ、又は板部材と一体に形成されることができれば、例えば、円盤形、円柱形、円錐形、多面体などの他の形状であってもよい。
1 光走査装置
2 感光体ドラム(感光体)
8 画像読取装置
12 トーリックレンズ(第2光学部材)
13 トーリックレンズ(第2光学部材)
16 光偏向器
17 ミラー(第2光学部材)
18 シリンドリカルレンズ(第1光学部材)
19 光源ユニット(レーザー光源)
82 結像レンズ(第2光学部材)
83 ミラー(第1光学部材)
90、190、290、390 動吸振器
92、192、292、392 粘弾性体
91、191、291、391 板部材
93、193、293、393 重錘
100 画像形成装置
2 感光体ドラム(感光体)
8 画像読取装置
12 トーリックレンズ(第2光学部材)
13 トーリックレンズ(第2光学部材)
16 光偏向器
17 ミラー(第2光学部材)
18 シリンドリカルレンズ(第1光学部材)
19 光源ユニット(レーザー光源)
82 結像レンズ(第2光学部材)
83 ミラー(第1光学部材)
90、190、290、390 動吸振器
92、192、292、392 粘弾性体
91、191、291、391 板部材
93、193、293、393 重錘
100 画像形成装置
Claims (16)
- 光走査装置であって、
光源と、
レンズ及びミラーを含み、前記光源からの光ビームを感光体に導く光学手段と、
前記レンズまたは前記ミラーに取り付けられ、前記レンズまたは前記ミラーの固有振動数で共振することによって前記レンズまたは前記ミラーの振動を抑制する動吸振器と、を有し、
前記動吸振器は、板部材と複数の粘弾性体と重錘とを備え、前記板部材は前記複数の粘弾性体を介して前記レンズまたは前記ミラーに取り付けられ、前記重錘は前記複数の粘弾性体の間に取り付けられることを特徴とする光走査装置。 - 前記複数の粘弾性体は、前記板部材の一方の面に取り付けられており、前記重錘は、前記板部材の他方の面に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
- 前記複数の粘弾性体は、第1粘弾性体および第2粘弾性体を含み、
前記重錘は、前記板部材の長手方向における前記第1粘弾性体と前記第2粘弾性体との間で前記板部材に取り付けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の光走査装置。 - 前記第1粘弾性体および前記第2粘弾性体は、前記板部材の前記長手方向の両端部にそれぞれ取り付けられていることを特徴とする請求項3に記載の光走査装置。
- 前記重錘は、前記板部材の前記長手方向における前記第1粘弾性体と前記第2粘弾性体との間の中央部に取り付けられていることを特徴とする請求項3又は4に記載の光走査装置。
- 前記重錘に取り付けられたもう一つの板部材を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の光走査装置。
- 前記もう一つの板部材は、前記板部材が取り付けられている前記重錘の面の反対の面に取り付けられており、
前記もう一つの板部材は、前記もう一つの板部材の長手方向の中央部で前記重錘に取り付けられていることを特徴とする請求項6に記載の光走査装置。 - 画像形成装置であって、
感光体を有する画像形成部と、
前記感光体にレーザー光を走査する請求項1乃至7のいずれか一項に記載の光走査装置と、
を有することを特徴とする画像形成装置。 - 画像読取装置であって、
原稿を照明する照明手段と、
レンズ及びミラーを含み、前記照明手段により照明された原稿からの反射光をイメージセンサに導く光学手段と、
前記レンズまたは前記ミラーに取り付けられ、前記レンズまたは前記ミラーの固有振動数で共振することによって前記レンズまたは前記ミラーの振動を抑制する動吸振器と、を有し、
前記動吸振器は、板部材と複数の粘弾性体と重錘とを備え、前記板部材は前記複数の粘弾性体を介して前記レンズまたは前記ミラーに取り付けられ、前記重錘は前記複数の粘弾性体の間に取り付けられることを特徴とする画像読取装置。 - 前記複数の粘弾性体は、前記板部材の一方の面に取り付けられており、前記重錘は、前記板部材の他方の面に取り付けられていることを特徴とする請求項9に記載の画像読取装置。
- 前記複数の粘弾性体は、第1粘弾性体および第2粘弾性体を含み、
前記重錘は、前記板部材の長手方向における前記第1粘弾性体と前記第2粘弾性体との間で前記板部材に取り付けられていることを特徴とする請求項9又は10に記載の画像読取装置。 - 前記第1粘弾性体および前記第2粘弾性体は、前記板部材の前記長手方向の両端部にそれぞれ取り付けられていることを特徴とする請求項11に記載の画像読取装置。
- 前記重錘は、前記板部材の前記長手方向における前記第1粘弾性体と前記第2粘弾性体との間の中央部に取り付けられていることを特徴とする請求項11又は12に記載の画像読取装置。
- 前記重錘に取り付けられたもう一つの板部材を有することを特徴とする請求項9乃至13のいずれか一項に記載の画像読取装置。
- 前記もう一つの板部材は、前記板部材が取り付けられている前記重錘の面の反対の面に取り付けられており、
前記もう一つの板部材は、前記もう一つの板部材の長手方向の中央部で前記重錘に取り付けられていることを特徴とする請求項14に記載の画像読取装置。 - 画像形成装置であって、
原稿の画像を読み取る請求項9乃至15のいずれか一項に記載の画像読取装置と、
前記画像読取装置からの画像情報に従って記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
を有することを特徴とする画像形成装置。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2011178856A JP2013041171A (ja) | 2011-08-18 | 2011-08-18 | 光走査装置、画像読取装置、及び画像形成装置 |
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|---|---|
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Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016224257A (ja) * | 2015-05-29 | 2016-12-28 | キヤノン株式会社 | 光走査装置及び画像形成装置 |
| JP2018010150A (ja) * | 2016-07-13 | 2018-01-18 | キヤノン株式会社 | 光走査装置 |
| CN109186747A (zh) * | 2018-08-01 | 2019-01-11 | 歌尔股份有限公司 | 测试系统及测试方法 |
-
2011
- 2011-08-18 JP JP2011178856A patent/JP2013041171A/ja not_active Withdrawn
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| CN109186747A (zh) * | 2018-08-01 | 2019-01-11 | 歌尔股份有限公司 | 测试系统及测试方法 |
| CN109186747B (zh) * | 2018-08-01 | 2020-12-01 | 歌尔光学科技有限公司 | 测试系统及测试方法 |
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