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JP2012239658A - 加熱消毒用袋 - Google Patents

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JP2012239658A
JP2012239658A JP2011112982A JP2011112982A JP2012239658A JP 2012239658 A JP2012239658 A JP 2012239658A JP 2011112982 A JP2011112982 A JP 2011112982A JP 2011112982 A JP2011112982 A JP 2011112982A JP 2012239658 A JP2012239658 A JP 2012239658A
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surface fastener
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Ayuko Uryu
あゆ子 瓜生
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Kuraray Fastening Co Ltd
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Abstract

【課題】消毒後に袋を電子レンジから取り出す際や熱湯を除去する際に火傷を負うことがなく、さらに袋に哺乳用品を出し入れする際に、袋が破損することがなく、さらに携帯性に優れた電子レンジ加熱消毒用袋を提供する。
【解決手段】袋内に被消毒品を出し入れするための開口部を袋上部に有し、該開口部には、開口部を開閉できる雄型成形面ファスナーが袋内面両側に取り付けられている加熱消毒用袋。
【選択図】図1

Description

本発明は、哺乳瓶で代表される乳幼児用品等を収容し、電子レンジを用いて水蒸気消毒する際に用いられる加熱消毒用袋に関するもので、詳しくは、被消毒品、例えば、授乳に使用した哺乳瓶本体、キャップ、乳首、乳首取付具等の哺乳用品を収容し、そして少量の水を添加して、電子レンジで加熱し、水蒸気消毒するのに用いられる加熱消毒用袋およびそれを用いた加熱消毒方法に関する。
従来から、授乳に使用した哺乳用品を電子レンジを用いて水蒸気消毒することは公知であり、そのような消毒に使用される加熱消毒容器も市販されている。しかし、このような加熱消毒容器は価格が高く、しかも、この消毒容器を保管しておくための場所が必要であり、さらに、旅行等に持ち運びするにはあまりにも嵩張るという問題点を有しており、このような問題点を有しないものが求められていた。
このような要求を満足するものとして加熱消毒用袋が公知であり、その具体例として、袋上部に、哺乳用品等の被消毒品を出し入れするための開口部を設け、該開口部には、開口部を完全に密閉できるスライドジッパーを取り付け、かつ袋の上面(電子レンジで加熱する際の上面となるシート)には、消毒の際に生じた過剰の水蒸気を外部に排出することにより袋内圧を適性範囲に保ち、その結果、袋が破裂するのを防止するための水蒸気放出口を設けた袋が公知である(例えば特許文献1および2)。
このような加熱消毒用袋を用いると、授乳に使用した哺乳用品、具体的には、哺乳瓶本体、キャップ、乳首、乳首取付具等を水洗いしたのち、同袋に収容し、さらに少量の水を添加してスライドジッパーを完全に閉じ、家庭用の電子レンジに同袋を入れて所定時間加熱することにより、加熱により水蒸気が発生して袋内に充満して同水蒸気で哺乳用品を消毒できることとなり、さらに発生した過剰な水蒸気が放出口から袋外に排出できることから同袋が過剰な内圧により破裂することを防ぐことができる構造となっている。そして、このような加熱消毒用袋は折りたたむことができることから携帯性に優れ、さらに家庭用電子レンジを用いて短時間で消毒できることから使い勝手がよいと好評である。
特開2002−301141号公報 実用新案登録番号第3042628号公報
しかしながら、上記の加熱消毒用袋の場合には、加熱消毒後に電子レンジから袋を取り出す際に、袋が傾くと水蒸気放出口から熱湯が漏れ出すことがあり、手足に熱湯がかかり、火傷を負い易いという問題点を有している。また、スライドジッパーを開き、袋を傾けて熱湯を袋から除去する際に、袋の傾け方によっては水蒸気放出口からも熱湯が漏れ出し、それにより火傷を負うという問題点も有している。さらに、袋に哺乳用品を出し入れする際に、水蒸気放出口に乳首や乳首取付具やキャップが引っかかり、袋が損傷するという問題点も有している。
本発明は、上記問題点を解決することを目的とするものであり、すなわち、従来の加熱消毒用袋の長所である、携帯性に優れていることおよび手軽に家庭用電子レンジを用いて消毒できるということを損なうことなく、従来の加熱消毒用袋の問題点である、消毒後に袋を電子レンジから取り出す際や熱湯を除去する際に水蒸気放出口から熱湯が漏れ出し火傷を負い易いこと、および袋に哺乳用品を出し入れする際に、水蒸気放出口に哺乳用品が引っかかり、袋が損なわれ易いことが解消された加熱消毒用袋を提供するものである。
すなわち、本発明は、袋内に被消毒品を出し入れするための開口部を袋上部に有し、該開口部には、開口部を開閉できる開閉具が内面両側に取り付けられている加熱消毒用袋において、該開閉具として、雄型面ファスナーが袋内面両側に係合状態または係合可能な対向状態で取り付けられており、かつ該面ファスナーを構成している各雄型係合素子の周囲には、係合状態でも気体が開口部を通過できるスペースが存在していることを特徴とする加熱消毒用袋である。
そして、好ましくは、このような加熱消毒用袋において、雄型面ファスナーが、プラスチック基板の表面に多数の独立した雄型係合素子が列をなして並んでおり、該雄型係合素子が、プラスチック基板から立ち上がるステムと係合素子列方向と交わる方向にのみステムから突出する係合用突起を有している場合であり、さらに、上記雄型面ファスナーが、2〜20列の雄型係合素子列を有している場合であり、また上記雄型係合素子の高さ(H)が0.3〜3mm、雄型係合素子の列方向幅(W)が0.2〜2mmであり、列方向に隣り合う雄型係合素子同士の間隔(L)がWの0.5〜4倍である場合である。
また、好ましくは、上記加熱消毒用袋が、袋内に被消毒品と少量の水を入れ、電子レンジで加熱する袋である場合であり、そして、上記被消毒品が乳幼児用品である場合であり、さらに、上記乳幼児用品が哺乳用品である場合であり、また加熱消毒用袋には雄型面ファスナーが取り付けられている開口部以外に実質的に気体の出入口を有していない場合である。そして、上記加熱消毒用袋の袋内に被消毒品と少量の水を入れ、電子レンジで加熱する加熱消毒方法である。
本発明の加熱消毒用袋には、袋の開口部に取り付けられている雄型面ファスナーを構成する各雄型係合素子は開口部長さ方向に小間隔で途切れており、その結果、各係合素子間には、該係合素子が係合していても気体を袋外に排出できるスペースが存在しており、このスペースから袋内の過剰水蒸気が袋外に排出されるため、従来の加熱消毒用袋のようにスライドジッパーとは別に水蒸気放出口を設ける必要がなく、したがって袋を電子レンジから取り出す際や袋から熱湯を除去する際に、熱湯が水蒸気放出口から漏れ出して手足が火傷するという問題や、水蒸気放出口に哺乳用品のキャップや乳首や乳首取付具が引っかかり袋が破裂するという問題が生じない。
さらに、本発明の加熱消毒用袋は、折りたたむことができることから携帯性に優れ、したがって旅行先での使用に適しており、さらに袋内に被消毒品を入れ少量の水を添加して電子レンジ加熱するだけで消毒することができることから取り扱い性にも優れている。
本発明の加熱消毒用袋の好適な一例である袋に哺乳瓶本体を収容した状態を示す斜視図。 図1に示す加熱消毒用袋であって、哺乳瓶等を収容していない状態であって、開口部に取り付けた雄型面ファスナーの係合を外した場合の斜視図。 本発明の加熱消毒用袋を構成する、開口部に取り付けられる雄型面ファスナーの一例を拡大し模式的に示した斜視図。 本発明の加熱消毒用袋を構成する、開口部に取り付けられている雄型面ファスナーを製造するのに用いられる溶融成形用ノズルの一例の平面図 本発明の加熱消毒用袋の他の好適な一例であって、哺乳瓶を収容した状態を示した斜視図。
以下、図1〜図5を用いて本発明を詳細に説明する。
図1は、本発明の代表的な加熱消毒用袋(1)に哺乳瓶本体(2)を2本収容し、開口部(3)の雄型面ファスナー(4)を閉じた状態を示す斜視図であり、また図2は、哺乳瓶本体を収容する前であって、開口部(3)の雄型面ファスナー(4)の係合を外して開いた場合を示している。そして、この加熱消毒用袋は、加熱する際に上面となるシート(5)、下面となるシート(6)、図2のように袋を立てた場合に底部となるシート(7)、および電子レンジに入れた場合に、開口部が袋本体部より高くなるようにするために開口部の片側を構成するシート(8)から構成され、これらシートが融着一体化されて袋状となっている。
そして、開口部(3)には、開口部を開閉できる開閉具が内面両側に取り付けられており、本発明の加熱消毒用袋においては、該開閉具として、雄型面ファスナー(4)が使用されている。そして、この雄型面ファスナーは袋内面両側に係合状態または係合可能な対向状態で取り付けられており、かつ該面ファスナーを構成している各雄型係合素子は開口部に沿って長さ方向に小間隔をあけて多数が並んで存在していることから、各係合素子間には、係合された状態であっても係合素子間のスペースを通り袋内から袋外に気体(水蒸気)が通過できることとなる。したがって、本発明の加熱消毒用袋では、開口部には開閉具として雄型面ファスナーが取り付けられているが、雄型面ファスナーを閉じた状態でも水蒸気は開閉具を通り、袋外に排出される。
従来の加熱消毒用袋では、開口部にはスライドジッパーが取り付けられており、閉じると完全に開口部を密閉し、スライドジッパーからは気体が実質的に排出されないことから、電子レンジで加熱時に、過剰に生じた水蒸気により袋内の圧力が高まり、袋が破裂することとなる。それを防ぐために、従来の加熱消毒用袋では、水蒸気抜き用の放出口が上面となるシート(5)の中央部付近に設けられている。しかしながら、この水蒸気放出口が原因で、電子レンジから消毒済みの袋を取り出す際に、加えられている水の量や袋のつかみ方によっては、さらには消毒処理後の袋から熱湯を除去する際の袋の傾け方や袋のつかみ方によっては、水蒸気放出口から熱湯が漏れ出し、手や足等に熱湯がかかり火傷を負うこととなる。
一方、本発明の加熱消毒用袋の場合には、開口部に設けた雄型面ファスナーを閉じた状態でも係合素子間から過剰な水蒸気が抜けていくため、開口部の他に水蒸気放出口を設ける必要がなく、したがって加熱消毒後に電子レンジから袋を取り出す際に袋の開口部付近を掴むことにより熱湯にかかることなく袋を取り出すことができ、また袋内に残る熱湯を除去する際に、袋の開口部付近と底部を掴み、開口部を傾けることにより開口部の雄型面ファスナーの係合素子間から熱湯を排出することができる、すなわち所定の部分から熱湯切りできることから、従来の加熱消毒用袋のように、袋のつかむ位置と蒸気放出口の位置が大きく相違することや開口部とは別に水蒸気放出口が存在していることによる火傷の発生を防ぐことができる。
さらに、本発明の加熱消毒用袋の場合には、開口部以外には穴が開けられていないことから、被消毒品、例えば哺乳瓶のキャップや乳首等が穴に引っかかり、袋が破損されるということも生じない。もちろん、本発明の加熱消毒用袋は、折りたたんで持ち運ぶことができ、携帯性の点でも優れ、さらに、家庭用の電子レンジを用いての消毒処理に使用できることから、取り扱い性の点でも優れている。
本発明の加熱消毒用袋を構成する合成樹脂性のシートを形成する合成樹脂としては、透明で、かつ100℃の水蒸気や電子レンジにより出力を所定時間与えられても溶解や溶融しない耐熱性に優れた樹脂が挙げられ、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系の樹脂、ナイロン6やナイロン66等のナイロン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリ乳酸等のポリエステル系樹脂、その他のポリ塩化ビニリデン系の樹脂も挙げられる。さらに、これら樹脂は、共重合体であっても、2種以上の樹脂のブレンド物であってもよく、また、シートは異なる樹脂シートを2枚以上ラミネートしたものであってもよい。さらに、これらシートの袋内側となる面には、熱融着可能な比較的低融点の樹脂、例えばポリオレフィン系の樹脂層が存在しているのが、袋を熱融着により製造する上で好ましい。またシートの厚さとしては40〜100μmが必要な強度を有している点で好ましい。袋の大きさとしては、哺乳瓶を収容できる程度の大きさであればよく、好ましくは2〜4本の哺乳瓶が収容できる程度の大きさが好ましい。
そして、本発明の加熱消毒用袋には、開口部内側に雄型面ファスナーが取り付けられている。通常の面ファスナーは、フック形状やキノコ形状の雄型係合素子を有する雄型面ファスナーとループ形状や起毛繊維を有する雌型係合素子を有する雌型面ファスナーのペアーからなり、雄型係合素子と雌型係合素子を係合させることにより雄型面ファスナーと雌型面ファスナーは一体化される構造を有している。本発明では、このうち、雄型面ファスナーのみを用いるものであり、雄型係合素子同士を係合させて開口部を閉鎖するものである。雌型面ファスナーを用いる場合には、その部分に水が残り、さらに係合素子繊維の切断片が哺乳瓶等に入ることがあり、清潔感が損なわれ易い。
また面ファスナーには、基体が織物である織面ファスナーと基体がプラスチック基板である成形面ファスナーがあるが、特に本発明の加熱消毒用袋では、開口部に取り付ける雄型面ファスナーとしては、キノコ形状の雄型係合素子を有する成形面ファスナーが、袋開口部に熱融着により容易に取り付けることが可能であること、さらに電子レンジ加熱後の熱湯切りを行い易いこと、さらに電子レンジ加熱時の水蒸気を係合素子の隙間から逃がし易いこと等から好ましい。
なお、本発明でいうキノコ型係合素子とは、茎(ステム)の頂部の回り360°にキノコ状の笠が拡がっている場合のみならず、茎から一方向または2方向に突起が突出しており、ある方向から係合素子を見た場合にはキノコ状に見えるが、他の方向から見た場合にはキノコ状に見えない場合も含んでいる。したがって、本発明でいうキノコ型係合素子には、鏃型の係合素子も含まれる。
本発明を構成する雄型面ファスナーの特に好ましい雄型成形キノコ型面ファスナーの一例を図3に示す。図3に示すキノコ型成形雄型面ファスナーは、プラスチック基板の表面に多数の独立したキノコ型の係合素子が列をなして並んでおり(図3では係合素子がP方向に列をなしている)、該雄型係合素子が、プラスチック基板から立ち上がるステム(S)と係合素子列方向と交わる方向にのみステムから突出する係合用突起(M)を有している。
そして、図3に示すように、各雄型係合素子は、開口部に沿って長さ方向(図3に示すP方向)に小間隔(図3に示すL)をあけて多数が並んで存在しているのが好ましく、係合された状態であっても係合素子間の小間隔を通り袋内から袋外に気体(水蒸気)が通過できることとなる。
このようなキノコ型係合素子の高さ(H)としては0.3〜3mmの範囲が、また雄型係合素子の列方向幅(W)が0.2〜2mmであり、列方向に隣り合う雄型係合素子同士の間隔(L)がWの0.5〜4倍であるのが、加熱の際に発生する水蒸気を袋内に充分に溜めつつ袋が破裂しない程度に係合素子間から排出することができることから好ましい。また、キノコ型係合素子が列をなして並んでいる場合に(図3ではP方向に列をなして並んでいる)、同列は複数列存在している(図3では2列が表示されている)のが開口部からの突沸熱湯の噴出しを防止する上で、さらに火傷を高度に防ぐことができる点で好ましく、より好ましくは、同列が2〜20列、さらに好ましくは3〜16列存在しており、各係合素子列には、2〜30本/cmの係合素子が存在している場合である。列間の間隔としては、もう一方の雄型係合素子が列間に侵入でき、かつ侵入した後はキノコ状係合素子の笠同士が容易にひっかかり充分な係合力が生じる程度、すなわち係合素子の列方向に対して直角方向の笠部の広がり幅とほぼ同一がそれよりわずかに狭い程度が好ましい。
キノコ型係合素子が、図3に示すように、基板から直立するステム(S)がP方向に列をなして並んでおり、同ステムの先端部にステムから両サイド(ステム列を横切る方向:Q方向)に突き出た突起を有している場合には、熱湯切りのし易さや水蒸気通過能の点で、さらに雄型面ファスナーを加熱消毒用袋を構成するシート(5)や(8)に融着一体化する際に、係合素子が熱及び圧力により倒れることが少ないことから好ましい。
図3に示すような雄型成形面ファスナーは、図4に示すような押し出しノズル(10)から溶融した熱可塑性樹脂を押し出して、基板表面に係合素子用列条が複数本存在しているテープ状物を得て(図4のノズルを用いた場合には4本の列条)、得られたテープ状物の該列条に同列条を横切る方向に該列条の先端から根元に至る切れ目を小間隔で入れたのち、テープ状物をその長さ方向に2〜4倍延伸し、切れ目間隔を広げることにより該列条を独立した複数のキノコ型係合素子からなる列とすることができる。なお、図4の押し出しノズルにおいて、11が基板部、12が係合素子用列条を形成することとなる。
雄型面ファスナーを形成する樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−ビニルアルコール共重合体等で代表されるポリオレフィン類、ナイロン6やナイロン66等のナイロン類、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリ乳酸等のポリエステル類等の延伸可能熱可塑性樹脂が挙げられるが、特に好ましくは袋開口部内面に融着により取り付けることが容易であることから、袋内面と面ファスナーがともにポリオレフィン系の樹脂で構成されている場合であり、なかでも雄型面ファスナーが、ポリエチレンとポリプロピレンとのブレンド物であって、その混合重量比が5:95〜95:5の範囲であるポリオレフィン系ブレンド樹脂である場合であり、この場合には、様々なポリオレフィン系樹脂からなる袋内面に対して、熱融着により容易かつ強固に雄型面ファスナーを取り付けることができる。
袋開口部内面に雄型面ファスナーを取り付ける方法としては、接着剤により取り付ける方法やヒートシールにより取り付ける方法等が代表例として挙げられるが、ヒートシールにより取り付ける方法がもっとも簡単で、生産性が高いことから好ましい。
雄型面ファスナーは、袋開口部の一端から他端までの全てを閉塞できるように取り付けるのが好ましい。その際、図3に示すP方向が開口部端部に平行となるように取り付けるのが、係合し易さ、熱湯切りのし易さ等の点で好ましい。そして、袋開口部内面両側に雄型面ファスナーを取り付ける場合には、一方の面に取り付けた雄型係合素子の列がもう一方の面に取り付けた雄型係合素子の列の間にくるように、取り付ける位置を上下方向にずらすのが好ましい。
図5は、本発明の加熱消毒用袋の他の好適な一例であり、哺乳瓶を2本収容した場合の斜視図である。この袋の場合には、袋は、側面となる2枚のシート(15および16)と底面となるシート(17)からなり、側面となる2枚のシートの上部が開口部(3)となっており、この開口部に雄型面ファスナー(4)が取り付けられている。この場合においても、シートを構成する素材等に関しては図1の袋の場合と同様である。
本発明において、加熱消毒用袋の具体的形状として、図1と図5のもの2種類を例示して示したが、本発明はこれら2種類の形状の袋に限定されるものではなく、袋内に哺乳瓶等を収容して電子レンジ内に入れた場合に、開口部が袋内に入れた水が沸騰して面ファスナーの隙間から噴出しない位置に開口部が保つことができる形状であるならば、本発明に使用できる。
本発明の袋においては、開口部以外に実質的に水蒸気が放出される口がなく、しかも開口部は袋の上縁部に設けられており、しかも雄型係合素子が複数列存在していることから、電子レンジ内で加熱消毒中に沸騰水が突沸しても、開口部から沸騰水が漏れ出ることが少ない。なお、本発明の加熱消毒袋において、開口部は袋の一辺の端から端までの全辺を占めている必要はなく、哺乳用品の出し入れが可能であるならば、辺の一部であってもよい。
本発明の袋に哺乳用品、具体的には、哺乳瓶やキャップや乳首や乳首取付具を収容し、そして少量の水(具体的には50〜150ccの水)を添加し、あるいは予め少量の水を添加した袋に哺乳用品を収容し、そして開口部の雄型面ファスナーを閉じて、開口部が上となるように家庭用電子レンジのターンテーブル中央部に置き、1〜8分加熱する。そして、加熱終了後、袋の上部開口部付近をつまんで電子レンジから取り出す。なお、袋をつまみやすくするために、開口部付近につまみ部を設けてもよい。
そして、取り出した袋を傾けて残存熱湯を面ファスナーの隙間から除去する。本発明の袋の場合には、熱湯切りするために袋を傾けた際に、開口部が面ファスナーにより閉じられていることから、袋内の被消毒品が袋内から開口部から転げ落ちることがない。そして、袋内の被消毒品の温度が下がってから袋内から被消毒品を取り出すことにより消毒は完了する。本発明の加熱消毒用袋は、一回毎の使い捨て以外に繰り返し使用も可能である。
そして、本発明の加熱消毒用袋には、消毒に用いる水の量や使用上の注意事項等を表示できるように、袋を構成するシート表面は印刷可能な材料でできていてもよいし、また使用後の加熱消毒袋を開口部を下にして吊り下げて、水切りや乾燥させることが可能なように開口部と反対側の縁部に穴や鉤部材を取り付けてもよい。
本発明の加熱消毒用袋は、哺乳用品の消毒以外にも、定期的に消毒するのが好ましい乳幼児用グッズ、例えば乳幼児用マグカップ、乳幼児向けスプーンやホーク、乳幼児用食器、乳幼児用歯ブラシ、乳幼児用玩具、乳幼児用衣類等、おしぼりや布きん等の濡れ布帛にも使用できる。そして、加熱消毒用袋の大きさとしては、電子レンジで使用できる範囲内で、消毒する対象物の大きさによって変えることができる。
以下、実施例により本発明を説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
実施例1
図4に示すようなノズル(但し、図4に示す係合素子用列条の本数は4本)から、ポリエチレンとポリプロピレンを20:80の重量比でブレンドした樹脂混合物を溶融押し出ししてテープ状物を得た。得られたテープ状物の係合素子用列条にテープ長さ方向に75°の角度で該列条の頭部から付け根部に至る切れ目を0.3mm間隔で入れ、そしてテープ条物を長さ方向に3倍延伸して、キノコ型係合素子を有する雄型成形面ファスナーを得た。
得られた雄型成形面ファスナーは、係合素子高さ(H)が0.6mm、ステム太さが0.12mmで、係合素子密度65本/cm、雄型係合素子の列方向幅(W)が0.3mmであり、列方向に隣り合う雄型係合素子同士の間隔(L)が0.6mm、1列に存在する係合素子本数は約11本/cmであり、基板部の厚さは0.1mmであった。各係合素子は、係合素子列を横切る方向にのみ、ステム先端部から両サイドに突出する係合用の突起を有していた。
この雄型成形面ファスナーを、表側がナイロン6で裏側がポリエチレンである厚さ80μmのラミネートシートの裏面側に、シートの端部に沿って該面ファスナーの基板とラミネートシートの裏面を熱融着させることにより取り付けた。そして、この面ファスナー付のラミネートシートから、雄型成形面ファスナーを取り付けた端部を一辺とする24cm×25cmのシート(1)と同じく雄型成形面ファスナーを取り付けた端部を一辺とする6.5cm×25cmのシート(2)を切り出し(いずれも25cmの辺に沿って雄型面ファスナーが取り付けられている)、さらに、上記ラミネートシートから25cm×26cmのシート(3)と25cm×8.5cmのシート(4)を切り取り((3)と(4)に関しては雄型成形面ファスナーは取り付けられていない)、シート(1)と(2)の面ファスナーを取り付けた端部が開口部となるように図1における5と8のシート、シート(3)を図1のシート6、シート(4)を図1の底面シート7となるように、かつポリプロピレン面が袋内面となるように熱融着させて、開口部に雄型面ファスナーを取り付けた加熱消毒用袋を作製した。なお、シート(1)の係合素子列がシート(2)の係合素子列の間に入るように、シート(1)とシート(2)を列間距離の半分だけずらして熱融着させた。
得られた加熱消毒用袋に水90ccを入れ、そして水洗いした哺乳瓶を2本並べてビンの口が袋の開口部側となるように入れ、哺乳瓶の間にキャップと乳首を入れ、そして図1に示すように開口部の雄型面ファスナーを閉じて開口部が上となるように家庭用電子レンジ内に置き、3分間加熱した。加熱により、袋内には水蒸気が充満していることが電子レンジの外から確認できた。
終了後、電子レンジを開けて袋の状態を見たところ、開口部の面ファスナーの隙間から水蒸気が出ており、袋内には万遍なく水蒸気が充満して消毒できたことが伺われた。電子レンジ内から、開口部をつまんで袋を取り出し、開口部が下となるように袋を傾けて、面ファスナーの隙間から熱湯を除去したのち、袋内から哺乳瓶等を取り出した。
この使用した袋に再度水と哺乳瓶を入れて電子レンジで加熱消毒して、そして電子レンジから取り出し湯切りしたのち哺乳瓶を取り出す操作を30回繰り返したところ、袋は変形等の問題を生じることなく、さらに、熱湯による火傷の心配等も全くなく、極めて安全であり、さらに哺乳瓶やキャップ、乳首の出し入れにより袋が破損することも全くなかったし、面ファスナーの係合力が低下することもなかった。
実施例2
実施例1で製造した雄型成形面ファスナー付シートから23cm×19cmのシートを2枚切り取り(23cmの辺が雄型面ファスナーを取り付けた辺である)、さらに23cm×16cmのシートを底用として切り出し、図5に示すように、この3枚のシートから熱融着により袋状に作製した。開口部には雄型面ファスナーが取り付けられている。
この袋に、実施例1と同様に哺乳瓶2本を並べて寝かせ、キャップと乳首を間に入れ、水80ccを加えて、雄型成形面ファスナーを閉じて、電子レンジにて加熱消毒処理を実施例1と同様に繰り返し30回行った。その結果、実施例1の場合と同様に、何ら、安全上の問題がなく、水蒸気消毒を行うことができ、かつ袋そのものも熱変形や哺乳瓶やキャップ、乳首の出し入れにより袋が損なわれることもなかった。
比較例1
上記実施例1において、開口部の雄型面ファスナーを市販されている密閉式のスライド式ジッパーに置き換え、さらに、上面となるシート(1)に水蒸気放出口用の長さ10mmの切れ目16本を放射状に入れた。
この袋を用いて実施例1と同様に、水90ccと哺乳瓶2本、キャップと乳首を入れ、電子レンジを用いて加熱消毒し、その操作を30回繰り返した。
その結果、袋の掴み方によっては、水蒸気抜きの切れ目から熱湯が流れ出し、手に熱湯がかからないように、細心の注意を払うことが必要であった。また、繰り返すうちに、キャップ等が切れ目に当たり、切れ目の裂けが生じた。
比較例2
実施例1において、シート(1)およびシート(2)に取り付ける雄型成形面ファスナーを通常の織面ファスナーに代え、シート(1)にはフック状係合素子を有する織面ファスナー(クラレファスニング株式会社製マジックテープ(登録商標)A8693Y-71)、シート(2)にはループ上係合素子を有する織面ファスナー(クラレファスニング株式会社製マジックテープ(登録商標)B2790Y-00)を取り付ける以外は実施例1と同様に、消毒用袋を作製し、実施例1と同様に、哺乳瓶の消毒作業を30回繰り返した。
その結果、加熱消毒することに何ら問題はなかったが、湯切りをした後も、袋内から湯が滴り落ち、清潔感の点で実施例1のものより劣った、さらに、繰り返すうちに、面ファスナーがシート表面から剥がれ、回を重ねるごとに剥がれ箇所が広がり、商品としての価値がなくなった。
1:加熱消毒用袋
2:哺乳瓶
3:開口部
4:雄型面ファスナー
5:上面シート
6:下面シート
7:底面シート
8:開口部を上に向けるためのシート
10:押し出し用ノズル
11:基盤形成用スリット
12:係合素子形成用スリット
15:側面シート
16:もう一方の側面シート
17:底面シート

Claims (8)

  1. 袋内に被消毒品を出し入れするための開口部を袋上部に有し、該開口部には、開口部を開閉できる開閉具が内面両側に取り付けられている加熱消毒用袋において、該開閉具として、雄型面ファスナーが袋内面両側に係合状態または係合可能な対向状態で取り付けられており、かつ該面ファスナーを構成している各雄型係合素子の周囲には、係合状態でも気体が開口部を通過できるスペースが存在していることを特徴とする加熱消毒用袋。
  2. 雄型面ファスナーが、プラスチック基板の表面に多数の独立した雄型係合素子が列をなして並んでおり、該雄型係合素子が、プラスチック基板から立ち上がるステムと係合素子列方向と交わる方向にのみステムから突出する係合用突起を有している請求項1に記載の加熱消毒用袋。
  3. 雄型面ファスナーが、2〜20列の雄型係合素子列を有している請求項2に記載の加熱消毒用袋。
  4. 雄型係合素子の高さ(H)が0.3〜3mm、雄型係合素子の列方向幅(W)が0.2〜2mmであり、列方向に隣り合う雄型係合素子同士の間隔(L)がWの0.5〜4倍である請求項2または3に記載の加熱消毒用袋。
  5. 加熱消毒用袋が、袋内に被消毒品と少量の水を入れ、電子レンジで加熱する袋である請求項1〜4のいずれか1項に記載の加熱消毒用袋。
  6. 被消毒品が乳幼児用品である請求項1〜5のいずれか1項に記載の加熱消毒用袋。
  7. 乳幼児用品が哺乳用品である請求項6に記載の加熱消毒用袋。
  8. 請求項1〜7の加熱消毒用袋の袋内に被消毒品と少量の水を入れ、電子レンジで加熱する加熱消毒方法。
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