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JP2012228164A - モータ駆動装置、及びそれを用いたヒートポンプ装置 - Google Patents

モータ駆動装置、及びそれを用いたヒートポンプ装置 Download PDF

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JP2012228164A
JP2012228164A JP2012040756A JP2012040756A JP2012228164A JP 2012228164 A JP2012228164 A JP 2012228164A JP 2012040756 A JP2012040756 A JP 2012040756A JP 2012040756 A JP2012040756 A JP 2012040756A JP 2012228164 A JP2012228164 A JP 2012228164A
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Toshiaki Sato
俊彰 佐藤
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Industries Ltd
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Abstract

【課題】DCバスGND電位変動やコモンモード電位変動の影響を受けることなく、起動前のモータの回転数を把握することができるモータ駆動装置を提供する。
【解決手段】モータ駆動装置20では、回転数推定部28が、ファンモータ51の起動前に、巻線間電圧検出部27による検出値からファンモータ51の回転数を推定する。マイクロコンピュータ30が、起動前のファンモータ51の推定回転数が所定回転数未満と判断したとき、駆動電圧がファンモータ51に出力される。また、マイクロコンピュータ30が、起動前のファンモータ51の推定回転数が所定回転数以上と判断したとき、駆動電圧はファンモータ51に出力されない。
【選択図】図1

Description

本発明は、モータ駆動装置に関する。
ヒートポンプ装置の室外機には、室外ファン、及び室外ファンからの送風によって冷媒と空気との間で熱交換を行わせる室外熱交換器が搭載されており、その室外ファンの駆動源として、例えば、ブラシレスDCモータが広く採用されている。
上記のような室外機では、室外ファンがモータの起動前から風等の影響によって既に回転していることがあり、そのような場合は室外熱交換器へ空気が送られているので、あえてモータを駆動させずともよい。それゆえ、起動前におけるモータの回転数を把握することが望まれる。
起動前のモータの回転数を把握する方法としては、例えば特許文献1(特開平7−337080号公報)に開示されている。
上記特許文献1によると、複数相からなるモータの回転により発生する誘起電圧、つまりは端子電圧に基づいて、起動前のファンの回転数が推定されている。
しかしながら、ファンの回転数をモータ端子間電圧から推定する方法は、GND電位変動やコモンモード電位変動の影響を受け易く、電圧の安定した検出が難しい。
本発明の課題は、DCバスGND電位変動やコモンモード電位変動の影響を受けることなく、起動前のモータの回転数を把握することができるモータ駆動装置を提供することにある。
本発明の第1観点に係るモータ駆動装置は、モータへの出力電圧を制御してモータの駆動および停止を行うモータ駆動装置であって、巻線間電圧検出部と、制御部とを備えている。巻線間電圧検出部は、モータの巻線間の電圧を検出する。制御部は、モータの起動前に、巻線間電圧検出部による検出値に基づいてモータへ駆動電圧を出力するか否かを判断する。
このモータ駆動装置では、巻線間電圧検出部はDCバスGNDと接続されないので、DCバスGND電位変動の影響を受けず、また、コモンモード電位変動の影響も受けない。それゆえ、安定した電圧検出が行われる。
本発明の第2観点に係るモータ駆動装置は、第1観点に係るモータ駆動装置であって、回転数推定部をさらに備えている。回転数推定部は、モータの起動前に、巻線間電圧検出部による検出値からモータの回転数を推定する。回転数推定部が推定した起動前のモータの推定回転数が所定回転数未満の場合には駆動電圧がモータに出力され、回転数推定部が推定した起動前のモータの推定回転数が所定回転数以上の場合には駆動電圧がモータに出力されない。
例えば、このモータ駆動装置がヒートポンプ装置の室外熱交換器に送風する室外ファンのモータに適用された場合、起動前のモータが風等の影響により既に回転している状態において、その回転数が所定回転数以上であれば、室外熱交換器には既に十分な空気が送られていることとなるため熱交換器としての機能を十分に得ることができる。それゆえ、モータ駆動装置は、あえてモータを起動させない。逆に、回転数が所定回転数未満であれば、仮にモータが回転しているとしても、室外熱交換器に送られている空気の量は不十分であるとして、モータ駆動装置はモータを起動させる。このように、起動前のモータの回転数に応じてモータの起動実行が制御されるため、モータの起動・運転による消費電力の量を最小限にとどめることができる。
本発明の第3観点に係るモータ駆動装置は、第1観点または第2観点に係るモータ駆動装置であって、巻線間電圧検出部が、モータの巻線間の電圧を分圧して回転数推定部へ出力する。
このモータ駆動装置では、安定した電圧検出が行われる上に、巻線間の電圧を分圧して回転数推定部へ出力するので、回転数推定部側の部品定格を小さくすることができ、その分、小型化、低コスト化を図ることができる。
本発明の第4観点に係るモータ駆動装置は、第3観点に係るモータ駆動装置であって、回転数推定部が、推定回転数が所定値以上のときは第1信号を出力し、推定回転数が所定値未満のときは第1信号とは異なる第2信号を出力する。回転数推定部は、第1信号および第2信号を巻線間電圧検出部に対して電気的に絶縁して制御部へ出力する。
このモータ駆動装置では、安定した電圧検出が行われる上に、第1信号および第2信号が電気的に絶縁されて出力されるので、耐ノイズ性も向上する。
本発明の第5観点に係るモータ駆動装置は、第3観点に係るモータ駆動装置であって、回転数推定部が、推定回転数に応じた出力電圧を、巻線間電圧検出部に対して電気的に絶縁して制御部へ出力する。
このモータ駆動装置では、安定した電圧検出が行われる上に、推定回転数に応じた出力電圧が電気的に絶縁されて出力されるので、耐ノイズ性も向上する。
本発明の第6観点に係るモータ駆動装置は、第5観点に係るモータ駆動装置であって、制御部が、推定回転数が所定回転数以上か否かを判断する判断部を有している。
このモータ駆動装置では、安定した電圧検出が行われる上に、起動前のモータの回転数が起動すべき回転数以上かそれ未満かを確実に判断でき、それに応じてモータの起動実行が制御されるため、モータの起動による消費電力の量を最小限にとどめることができる。
本発明の第7観点に係るモータ駆動装置は、第1観点または第2観点に係るモータ駆動装置であって、巻線間電圧検出部と回転数推定部とが絶縁変圧器で絶縁されている。回転数推定部は、絶縁変圧器の出力電圧からモータの回転数を推定する。
このモータ駆動装置では、安定した電圧検出が行われる上に、絶縁変圧器で絶縁されているので、絶縁性がより向上する。
本発明の第8観点に係るモータ駆動装置は、第7観点に係るモータ駆動装置であって、回転数推定部が、推定回転数が所定値以上のときは第1信号、推定回転数が所定値未満のときは第1信号とは異なる第2信号を制御部へ出力する。
このモータ駆動装置では、安定した電圧検出が行われる上に、絶縁変圧器で絶縁されているので、絶縁性がより向上する。
本発明の第9観点に係るモータ駆動装置は、第7観点に係るモータ駆動装置であって、回転数推定部が、推定回転数に応じた出力電圧を制御部へ出力する。
このモータ駆動装置では、安定した電圧検出が行われる上に、絶縁変圧器で絶縁されているので、絶縁性がより向上する。
本発明の第10観点に係るモータ駆動装置は、第9観点に係るモータ駆動装置であって、制御部が、推定回転数が所定回転数以上か否かを判断する判断部を有している。
このモータ駆動装置では、安定した電圧検出が行われる上に、起動前のモータの回転数が起動すべき回転数以上かそれ未満かを確実に判断でき、それに応じてモータの起動実行が制御されるため、モータの起動による消費電力の量を最小限にとどめることができる。
本発明の第11観点に係るモータ駆動装置は、第1観点または第2観点に係るモータ駆動装置であって、巻線間電圧検出部が、モータの巻線間の電圧を整流して回転数推定部へ出力する。
このモータ駆動装置では、安定した電圧検出が行われる上に、一周期毎に電圧が変動する交流電圧から回転数を求めるよりも、整流後の電圧を検出する方が、信号としては安定する。
本発明の第12観点に係るモータ駆動装置は、第11観点に係るモータ駆動装置であって、回転数推定部が、推定回転数が所定値以上のときは第1信号を出力し、推定回転数が所定値未満のときは第1信号とは異なる第2信号を出力する。回転数推定部は、第1信号および第2信号を巻線間電圧検出部に対して電気的に絶縁して制御部へ出力する。
このモータ駆動装置では、安定した電圧検出が行われる上に、第1信号および第2信号が電気的に絶縁されて出力されるので、耐ノイズ性も向上する。
本発明の第13観点に係るモータ駆動装置は、第11観点に係るモータ駆動装置であって、回転数推定部が、推定回転数に応じた出力電圧を、巻線間電圧検出部に対して電気的に絶縁して制御部へ出力する。
このモータ駆動装置では、安定した電圧検出が行われる上に、推定回転数に応じた出力電圧が電気的に絶縁されて出力されるので、耐ノイズ性も向上する。
本発明の第14観点に係るモータ駆動装置は、第13観点に係るモータ駆動装置であって、制御部が、推定回転数が所定回転数以上か否かを判断する判断部を有している。
このモータ駆動装置では、安定した電圧検出が行われる上に、起動前のモータの回転数が起動すべき回転数以上かそれ未満かを確実に判断でき、それに応じてモータの起動実行が制御されるため、モータの起動による消費電力の量を最小限にとどめることができる。
本発明の第15観点に係るモータ駆動装置は、第1観点から第14観点のいずれか1つに係るモータ駆動装置であって、モータがブラシレスDCファンモータである。
このモータ駆動装置では、ブラシレスDCファンモータの起動前の回転数が、簡単に推定される。
本発明の第16観点に係るモータ駆動装置は、第15観点に係るモータ駆動装置であって、モータが、起動後、ロータ位置センサレス駆動される。
このモータ駆動装置では、起動前のモータ回転数が正しく検出されるため、起動動作を滑らかに行なうことができ、起動後のロータ位置センサレス駆動が正常になされる。
本発明の第17観点に係るモータ駆動装置は、第1観点から第16観点のいずれか1つに係るモータ駆動装置であって、インバータと、ブートストラップ回路と、駆動回路とをさらに備えている。インバータは、上アーム側スイッチング素子と下アーム側スイッチング素子とで形成される。ブートストラップ回路は、上アーム側スイッチング素子の低電位側よりも高い電位を生成する、駆動回路は、ブートストラップ回路から高い電位を取り入れて上アーム側スイッチング素子をオンオフさせる。
例えば、特許文献1のようなモータ端子間電圧を検出してファンの回転数を推定する方法では、端子電圧を検出する回路を介してブートストラップ回路に電流が流れ、回転数が0のときでもモータ端子電圧が発生するため、回転数を正確に検出できない場合がある。
これに対し、このモータ駆動装置では、巻線間電圧検出部がDCバスGNDと接続されていないので、ブートストラップ回路の影響を受けない。
本発明の第18観点に係るヒートポンプ装置は、ファンと、ファンを回転させるファンモータと、ファンモータを駆動する第1観点から第16観点のいずれか1つに係るモータ駆動装置とを備えている。
このヒートポンプ装置では、モータ駆動装置の巻線間電圧検出部がDCバスGNDと接続されないので、DCバスGND電位変動の影響を受けず、安定した電圧検出が行われる。それゆえ、ファンモータの回転数の推定がより正確に行われる。
本発明の第19観点に係るヒートポンプ装置は、第18観点に係るヒートポンプ装置であって、モータ駆動装置が、第1インバータと、第2インバータとをさらに備えている。第1インバータは、直流電源供給部より供給された直流電圧を、ファンモータを駆動するための駆動電圧に変換してファンモータに出力する。第2インバータは、直流電源供給部に対して第1インバータと並列に接続され、ファンモータとは異なる負荷を駆動する。
例えば、ファンモータ駆動用の第1インバータと、圧縮機モータ駆動用の第2インバータとがGND電位を共有している場合、圧縮機モータの駆動用インバータの運転によってGND電位が変動するので、電圧検出への影響が懸念されるが、このヒートポンプ装置では、ファンモータの巻線間電圧から推定されるので、GND電位変動の影響を受けることなく回転数が推定される。
本発明の第1観点に係るモータ駆動装置では、巻線間電圧検出部はDCバスGNDと接続されないので、DCバスGND電位変動の影響を受けず、また、コモンモード電位変動の影響も受けない。それゆえ、安定した電圧検出が行われる。
本発明の第2観点に係るモータ駆動装置では、起動前のモータの回転数に応じてモータの起動実行が制御されるため、モータの起動・運転による消費電力の量を最小限にとどめることができる。
本発明の第3観点に係るモータ駆動装置では、安定した電圧検出が行われる上に、巻線間の電圧を分圧して回転数推定部へ出力するので、回転数推定部側の部品定格を小さくすることができ、その分、小型化、低コスト化を図ることができる。
本発明の第4観点に係るモータ駆動装置では、安定した電圧検出が行われる上に、第1信号および第2信号が電気的に絶縁されて出力されるので、耐ノイズ性も向上する。
本発明の第5観点に係るモータ駆動装置では、安定した電圧検出が行われる上に、推定回転数に応じた出力電圧が電気的に絶縁されて出力されるので、耐ノイズ性も向上する。
本発明の第6観点に係るモータ駆動装置ではモータの起動による消費電力の量を最小限にとどめることができる。
本発明の第7観点から第9観点に係るモータ駆動装置では、安定した電圧検出が行われる上に、絶縁変圧器で絶縁されているので、絶縁性がより向上する。
本発明の第10観点に係るモータ駆動装置では、モータの起動による消費電力の量を最小限にとどめることができる。
本発明の第11観点に係るモータ駆動装置では、安定した電圧検出が行われる上に、一周期毎に電圧が変動する交流電圧から回転数を求めるよりも、整流後の電圧を検出する方が、信号としては安定する。
本発明の第12観点に係るモータ駆動装置では、安定した電圧検出が行われる上に、第1信号および第2信号が電気的に絶縁されて出力されるので、耐ノイズ性も向上する。
本発明の第13観点に係るモータ駆動装置では、安定した電圧検出が行われる上に、推定回転数に応じた出力電圧が電気的に絶縁されて出力されるので、耐ノイズ性も向上する。
本発明の第14観点に係るモータ駆動装置では、モータの起動による消費電力の量を最小限にとどめることができる。
本発明の第15観点に係るモータ駆動装置では、ブラシレスDCファンモータの起動前の回転数が、簡単に推定される。
本発明の第16観点に係るモータ駆動装置では、起動後のモータは、ロータ位置センサレス駆動が正常になされる。
本発明の第17観点に係るモータ駆動装置では、巻線間電圧検出部がDCバスGNDと接続されていないので、ブートストラップ回路の影響を受けない。
本発明の第18観点に係るヒートポンプ装置では、モータ駆動装置が、DCバスGND電位変動の影響を受けず、ファンモータの回転数の推定がより正確に行われる。
本発明の第19観点に係るヒートポンプ装置では、ファンモータの巻線間電圧から推定されるので、GND電位変動の影響を受けることなく回転数が推定される。
本発明の一実施形態に係るモータ駆動装置が採用されるシステムの全体構成と、モータ駆動装置の内部構成とを示すブロック図。 ヒートポンプ装置の室外機の構成図。 巻線間電圧検出部および回転数推定部の回路図。 起動前のファンモータの回転数と巻線間電圧との関係を表す概念図。 一例としてのセンサレス制御回路の構成図。 モータ駆動装置が行う動作を示すフロー図。 モータ駆動装置が行う動作を示すフロー図。 第1変形例に係る巻線間電圧検出部および回転数推定部の回路図。 第2変形例に係る巻線間電圧検出部および回転数推定部の回路図。 第3変形例に係る巻線間電圧検出部および回転数推定部の回路図。 第4変形例に係る巻線間電圧検出部および回転数推定部の回路図。 第5変形例に係る巻線間電圧検出部および回転数推定部の回路図。 第6変形例に係るモータ駆動装置が採用されるシステムの全体の構成と、モータ駆動装置の内部構成とを示すブロック図。 第6変形例に係るファンモータ側の駆動IC内の機能部を表すブロック図。 第6変形例に係る圧縮機モータ側の駆動IC内の機能部を表したブロック図。 第7変形例に係るモータ駆動装置の主要部の回路図。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の具体例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(1)概要
図1は、本発明の一実施形態に係るモータ駆動装置が採用されるシステム100の全体構成と、モータ駆動装置20の内部構成とを示すブロック図である。図1において、ファンモータ51は、ヒートポンプ装置の室外機10(図2参照)に搭載される室外ファン15駆動用のブラシレスDCモータである。モータ駆動装置20も、室外機10内に搭載される。
(1−1)室外機10
図2は、ヒートポンプ装置の室外機10の構成図である。図2において、室外機10は、ヒートポンプ式給湯器の室外機であって、圧縮機11、水熱交換器12、膨張弁13、蒸発器14及び室外ファン15を有している。圧縮機11、水熱交換器12、膨張弁13及び蒸発器14は順次接続され、冷凍サイクルが構成されている。
圧縮機11は、冷凍サイクル内を循環する冷媒を圧縮する。水熱交換器12には、室外機10の外部から供給される水が通る熱交換水路16が設けられており、熱交換水路16中を流れる水と冷媒との間で熱交換が行なわれる。膨張弁13は、電気的に制御される電動弁であって、冷凍サイクル内を循環する冷媒を減圧する。蒸発器14は、冷媒サイクル内の冷媒と空気との間で熱交換を行わせ、冷媒を蒸発させる。室外ファン15は、プロペラファンであって、回転により室外機10外部からの空気を蒸発器14に案内する。
室外機10では、圧縮機11が駆動し冷媒が循環することにより、水熱交換器12が凝縮器として機能し、熱交換水路16中を通る水が加熱される。
(1−2)ファンモータ51
ファンモータ51は、3相のブラシレスDCモータであって、ステータ52と、ロータ53とを備えている。ステータ52は、スター結線されたU相、V相及びW相の駆動コイルLu,Lv,Lwを含む。各駆動コイルLu,Lv,Lwの一方端は、それぞれインバータ25から延びるU相、V相及びW相の各配線の駆動コイル端子TU,TV,TWに接続されている。各駆動コイルLu,Lv,Lwの他方端は、互いに端子TNとして接続されている。これら3相の駆動コイルLu,Lv,Lwは、ロータ53が回転することによりその回転速度とロータ53の位置に応じた誘起電圧を発生させる。
ロータ53は、N極及びS極からなる複数極の永久磁石を含み、ステータ52に対し回転軸を中心として回転する。ロータ53の回転は、この回転軸と同一軸心上にある出力軸(図示せず)を介して室外ファン15に出力される。
(2)モータ駆動装置20の構成
モータ駆動装置20は、図1に示すように、商用電源91、整流部21及び平滑コンデンサ22により構成された直流電源供給部と、電圧検出部23と、電流検出部24と、インバータ25と、ゲート駆動回路26と、巻線間電圧検出部27と、回転数推定部28と、センサレス制御回路29と、マイクロコンピュータ30とを備えている。これらは、例えば1枚のプリント基板上に実装される。
(2−1)整流部21
整流部21は、4つのダイオードD1a,D1b,D2a,D2bによってブリッジ状に構成されている。具体的には、ダイオードD1aとD1b、D2aとD2bは、それぞれ互いに直列に接続されている。ダイオードD1a,D2aの各カソード端子は、共に平滑コンデンサ22のプラス側端子に接続されており、整流部21の正側出力端子として機能する。ダイオードD1b,D2bの各アノード端子は、共に平滑コンデンサ22のマイナス側端子に接続されており、整流部21の負側出力端子として機能する。
ダイオードD1a及びダイオードD1bの接続点は、商用電源91の一方の極に接続されている。ダイオードD2a及びダイオードD2bの接続点は、商用電源91の他方の極に接続されている。整流部21は、商用電源91から出力される交流電圧を整流して直流電源を生成し、これを平滑コンデンサ22へ供給する。
(2−2)平滑コンデンサ22
平滑コンデンサ22は、一端が整流部21の正側出力端子に接続され、他端が整流部21の負側出力端子に接続されている。平滑コンデンサ22は、整流部21によって整流された電圧を平滑する。以下、説明の便宜上、平滑コンデンサ22による平滑後の電圧を“平滑後電圧Vfl”という。
平滑後電圧Vflは、平滑コンデンサ22の出力側に接続されるインバータ25へ印加される。言い換えれば、商用電源91、整流部21、及び平滑コンデンサ22は、インバータ25に対する直流電源供給部を構成している。
なお、コンデンサの種類としては、電解コンデンサやセラミックコンデンサ、タンタルコンデンサ等が挙げられるが、本実施形態においては、平滑コンデンサ22として電解コンデンサが採用される。
(2−3)電圧検出部23
電圧検出部23は、平滑コンデンサ22の出力側に接続されており、平滑コンデンサ22の両端電圧、即ち平滑後電圧Vflの値を検出するためのものである。電圧検出部23は、例えば、互いに直列に接続された2つの抵抗が平滑コンデンサ22に並列接続され、平滑後電圧Vflが分圧されるように構成される。それら2つの抵抗同士の接続点の電圧値は、センサレス制御回路29に入力される。
(2−4)電流検出部24
電流検出部24は、平滑コンデンサ22及びインバータ25の間であって、かつ平滑コンデンサ22の負側出力端子側に接続されている。電流検出部24は、ファンモータ51の起動後、ファンモータ51に流れるモータ電流Imを検出する。
電流検出部24は、例えば、シャント抵抗及び該抵抗の両端の電圧を増幅させるオペアンプを用いた増幅回路で構成されてもよい。電流検出部24によって検出されたモータ電流は、センサレス制御回路29に入力される。
(2−5)インバータ25
インバータ25は、平滑コンデンサ22の出力側に接続される。図1において、インバータ25は、複数の絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(以下、単にトランジスタという)Q3a,Q3b,Q4a,Q4b,Q5a,Q5b及び複数の還流用ダイオードD3a,D3b,D4a,D4b,D5a,D5bを含む。
トランジスタQ3aとQ3b、Q4aとQ4b、Q5aとQ5bは、それぞれ互いに直列に接続されており、各ダイオードD3a〜D5bは、各トランジスタQ3a〜Q5bに、トランジスタのコレクタ端子とダイオードのカソード端子が、また、トランジスタのエミッタ端子とダイオードのアノード端子が接続されるよう、並列接続されている。
インバータ25は、平滑コンデンサ22からの平滑後電圧Vflが印加され、かつゲート駆動回路26により指示されたタイミングで各トランジスタQ3a〜Q5bがオン及びオフを行うことによって、ファンモータ51を駆動する駆動電圧SU,SV,SWを生成する。この駆動電圧SU,SV,SWは、各トランジスタQ3aとQ3b、Q4aとQ4b、Q5aとQ5bの各接続点NU,NV,NWからファンモータ51に出力される。
インバータ25は、起動前のファンモータ51の回転数がどのような回転数であるのかを示す回転数推定部28からの信号に応じて、ファンモータ51を起動したり起動を見合わせたりする。
具体的には、回転数推定部28から取得した起動に関する信号が、起動前のファンモータ51の回転数が所定回転数未満であることを示す場合、インバータ25は、駆動電圧SU,SV,SWをファンモータ51に出力する。これにより、ファンモータ51は起動し出す。
しかし、その信号が、起動前のファンモータ51の回転数が所定回転数以上の場合、インバータ25は、駆動電圧SU,SV,SWをファンモータ51に出力しない。これにより、ファンモータ51は起動をしないままの状態を保つ。
これは、起動前の時点で、室外ファン15が風等の影響を受けており既にファンモータ51が十分な回転数で回転しているのであれば、室外ファン15の回転によって蒸発器14には十分な空気が送られていることが想定される。このような場合には、ヒートポンプ装置の蒸発器14としての機能が損なわれないため、インバータ25は、あえてファンモータ51に駆動信号SU,SV,SWを出力せずとも良い。
他方、起動前のファンモータ51の回転数が十分でない(起動前のファンモータ51が回転していない場合を含む)のであれば、蒸発器14には十分な空気が送られていないことになる。この場合、蒸発器14として十分機能できない恐れがあるため、インバータ25は、ファンモータ51に駆動信号SU,SV,SWを出力してファンモータ51を起動させる。
(2−6)ゲート駆動回路26
ゲート駆動回路26は、センサレス制御回路29からの起動指令Vpwmに基づき、インバータ25の各トランジスタQ3a〜Q5bのオン及びオフの状態を変化させる。具体的には、ゲート駆動回路26は、センサレス制御回路29によって決定されたデューティを有する駆動電圧SU,SV,SWがインバータ25からファンモータ51に出力されるように、各トランジスタQ3a〜Q5bのゲートに印加するゲート制御電圧Gu,Gx,Gv,Gy,Gw,Gzを生成する。生成されたゲート制御電圧Gu,Gx,Gv,Gy,Gw,Gzは、それぞれのトランジスタQ3a〜Q5bのゲート端子に印加される。
(2−7)巻線間電圧検出部27
巻線間電圧検出部27は、2つの入力端子がファンモータ51のU相の駆動コイル端子TUおよびV相の駆動コイル端子TVに接続されており、出力が回転数推定部28に接続されている。巻線間電圧検出部27は、インバータ25よりも後段側に位置し、起動前においてファンモータ51が回転している際に、ファンモータ51から発生する誘起電圧Vuv(図3参照)を検出する。
このような巻線間電圧検出部27の構成の一例を、図面を用いて説明する。図3は、巻線間電圧検出部27及び回転数推定部28の回路図である。図3において、ファンモータ51のV相の駆動コイル端子TVからの入力線には、第1抵抗R1及び第2抵抗R2が直列に接続されている。
第1抵抗R1及び第2抵抗R2それぞれの抵抗値をr1、r2としたとき、第1抵抗R1及び第2抵抗R2それぞれの両端には、[r1・Vuv/(r1+r2)]、[r2・Vuv/(r1+r2)]の電圧が発生しており、両者のうちのいずれか一方の電圧が回転数推定部28に入力される。
(2−8)回転数推定部28
回転数推定部28は、巻線間電圧検出部27の出力端子及びマイクロコンピュータ30の入力端子に接続される。回転数推定部28は、巻線間電圧検出部27の検出結果に基づいて、起動前のファンモータ51の回転数を推定する回路である。
ファンモータ51の起動前の状態では、インバータが動作しておらず、風等の影響により回転しているファンモータ51には、誘起電圧が発生するので、巻線間電圧検出部27の検出電圧は、ファンモータ51の回転数を直接的に表す値となる。
図4は、起動前のファンモータの回転数と巻線間電圧(例えば、実効値、平均値、ピーク値)との関係を表す概念図である。図4において、巻線間電圧は回転数にほぼ比例し、起動前のファンモータ51の回転数が大きい程、巻線間電圧も大きくなる。回転数推定部28は、巻線間電圧の大きさと起動前のファンモータ51の回転数との関係を予め把握しておくことによって、巻線間電圧の大きさから起動前のファンモータ51の回転数を推定することが可能となる。
図3に示すように、回転数推定部28は、ツェナダイオードZD1と、フォトカプラ280と、第3抵抗R3とを含んでいる。フォトカプラ280は、第1端子T1、第2端子T2、第3端子T3及び第4端子T4を有している。
回転数推定部28では、巻線間電圧検出部27の第1抵抗R1と第2抵抗R2との接続点C1が、ツェナダイオードZD1を介してフォトカプラ280の第1端子T1に繋がっている。具体的には、ツェナダイオードZD1のカソードが接続点C1に接続され、アノードが第1端子T1に接続されている。また、第2抵抗R2の低電位側とU相の駆動コイル端子TUからの入力線がフォトカプラ280の第2端子T2と繋がっている。
第3端子T3は制御用電源Vc側に接続されており、第4端子T4は第3抵抗R3を介してGND側に接続されている。また、第3抵抗R3の高電位側がマイクロコンピュータ30の入力端子P1に繋がっている。
フォトカプラ280は、フォトトランジスタ281と発光ダイオード282を内蔵している。フォトトランジスタ281のコレクタと第3端子T3とが通じ、フォトトランジスタ281のエミッタと第4端子T4とが通じている。
また、発光ダイオード282のアノードは第1端子T1と通じ、発光ダイオード282のカソードは第2端子T2と通じている。
例えば、ファンモータ51が自然風によって回転するとき、ファンモータ51のU相の駆動コイル端子TUとV相の駆動コイル端子TVとの間には、誘導起電圧Vuvが発生する。このときの接続点C1の電圧がツェナダイオードZD1のツェナ電圧を上回っているとき、発光ダイオード282が発光してフォトトランジスタ281が導通し、マイクロコンピュータ30の入力端子P1に第1信号としてのHigh信号が入力される。
逆に、接続点C1の電圧がツェナダイオードZD1のツェナ電圧を下回っているとき、発光ダイオード282は発光しないので、フォトトランジスタ281は導通せず、マイクロコンピュータ30の入力端子P1の電位は0である。この状態は、第1信号との区別可能な程度に電位が低い第2信号(ここではLow信号)が入力されていることと同じ状態である。
したがって、接続点C1の電圧がツェナダイオードZD1のツェナ電圧を上回るときのファンモータ51の回転数を所定回転数とするように、第1抵抗R1及び第2抵抗R2の抵抗値もしくはツェナダイオードZD1のツェナ電圧を選定することによって、マイクロコンピュータ30の入力端子P1に第1信号が入力されているときは、ファンモータ51の回転数が所定回転数以上になっていると推定できる。逆に、マイクロコンピュータ30の入力端子P1に第2信号(Low信号)が入力されているときは、ファンモータ51の回転数が所定回転数未満であると推定できる。
尚、図4に示すような、巻線間電圧の大きさと起動前のファンモータ51の回転数との関係は、ファンモータ51の特性や平滑コンデンサ22の容量等に基づき、机上計算やシミュレーション、実験等によって予め導かれている。
また、Vuvはその瞬間値が時間の経過と共に変化する交流電圧であるため、入力端子P1に入力される第1信号は、パルス状の信号となる。
(2−9)センサレス制御回路29
センサレス制御回路29は、巻線間電圧検出部27、電圧検出部23、電流検出部24、ゲート駆動回路26及びマイクロコンピュータ30と接続されている。センサレス制御回路29は、マイクロコンピュータ30から送られてきた回転数指令Vfgを含む運転指令に基づいて、ファンモータ51をロータ位置センサレス方式にて駆動させる回路である。
ロータ位置センサレス方式とは、ファンモータ51の特性を示す各種パラメータ、ファンモータ51起動後の巻線間電圧検出部27の検出結果、電圧検出部23の結果、電流検出部24の結果、及びファンモータ51の制御に関する所定の数式モデル等を用いて、ロータ位置及び回転数の推定、回転数に対するPI制御、モータ電流に対するPI制御等を行う方式である。ファンモータ51の特性を示す各種パラメータとしては、使用されるファンモータ51の巻線抵抗、インダクタンス成分、誘起電圧、極数などが挙げられる。
図5は、一例としてのセンサレス制御回路の構成図である。図5において、センサレス制御回路29は、主として、モータモデル演算部29a、ロータ位置推定部29b、運転回転数推定部29c、LPF29d、回転数制御部29e及び電流制御部29fによって構成されている。
モータモデル演算部29aは、ファンモータ51の特性を示す各種パラメータをモータモデルとして用いて、モータ51への指令電圧、推定したロータ位置、推定した回転数から、モータ電流の理想値を演算する。
ロータ位置推定部29bは、この理想値と、電流検出部24によって実際に検出されたモータ電流Imとの間で減算処理された結果を入力として、現時点でのロータ位置を推定する。
運転回転数推定部29cは、推定されたロータ位置を用いて、現時点でのファンモータ51の回転数を推定する。各推定部29b,29cにおける推定結果は、モータ電流の理想値と実際のモータ電流Imとの差分を“0”にするべく補正処理が行われ、モータモデルの補正がなされる。LPF29dは、推定された回転数からノイズ成分及び高調波成分を除去する。LPF29dから出力されたファンモータ51の回転数は、波形成形部29gによって所望の回転数信号FGとなり、マイクロコンピュータ30に出力される。
また、LPF29dから出力されたファンモータ51の回転数は、マイクロコンピュータ30から送られてきた運転指令に含まれる回転数指令Vfgとの間で減算処理が行われる。回転数制御部29eは、減算処理の結果が入力されると、回転数に対してPI制御を行う。電流制御部29fは、回転数制御部29eによる制御結果であるd軸トルク電流指令Id*と、例えばq軸電流指令Iqが“0”となるような指令“Iq*=0”と、巻線間電圧検出部27により検出された電圧とに基づいて電流制御を行い、これらの指令に基づいた電流となるような指令電圧Vpwmを生成する。このような電流制御部29fの制御により、駆動電圧SU,SV,SWのデューティを含む指令電圧Vpwmが生成され、ゲート駆動回路26に入力される。また、指令電圧Vpwmはモータモデル演算部29aに入力され、モータモデルの更なる補正がなされる。
このような構成を有するセンサレス制御回路29は、マイクロコンピュータ30及びゲート駆動回路26等によってインバータ25の制御が行われているときのみ、ロータ位置の推定を行うと言うことができる。インバータ25の制御が行われているときとは、ファンモータ51が起動指令によって起動し、駆動中であることに相当する。
言い換えれば、センサレス制御回路29は、ファンモータ51の起動前においては、ファンモータ51の回転数を推定することができない。何故ならば、上述したように、ロータ位置センサレス方式では、推定したロータ位置を回転数の推定に利用するため、起動前のファンモータ51においてはロータ位置を推定することができないからである。
(2−10)マイクロコンピュータ30
マイクロコンピュータ30は、回転数推定部28、及びセンサレス制御回路29と接続されている。また、マイクロコンピュータ30は、室外機10の各機器を統括して制御する室外機側制御部とも接続されており、室外機10を各機器における異常の有無に応じて、ファンモータ51の駆動を制御する。それゆえ、マイクロコンピュータ30は、判断部30aとして機能する。
なお、このマイクロコンピュータ30には、インバータ25とは別の電源が、ファンモータ51の駆動状態に関係なく常に供給される。
判断部30aは、回転数推定部28によって推定された起動前のファンモータ51の回転数と所定回転数とを比較し、起動前のファンモータ51の回転数が所定回転数以上か否かを判断する。
起動前のファンモータ51の回転数が所定回転数以上であれば、既に風等の影響によりファンモータ51が十分な回転数で回転しており、あえてファンモータ51を起動させずとも蒸発器14には十分な空気が送られており十分な熱交換ができることから、判断部30aは、ファンモータ51を起動させないままにすると判断する。この場合、マイクロコンピュータ30からセンサレス制御回路29へはファンモータ51の起動指令が送られないため、インバータ25の各トランジスタQ3a〜Q5bは、オフの状態を保ったままとなる。
逆に、起動前のファンモータ51の回転数が所定回転数未満であれば、現時点においては蒸発器14には十分な空気が送られていないこととなるため、判断部30aは、ファンモータ51を起動させると判断する。この場合には、マイクロコンピュータ30からセンサレス制御回路29へは、ファンモータ51の起動指令が送られ、インバータ25の各トランジスタQ3a〜Q5bは異なるタイミングでオン及びオフし出す。
なお、上述した所定回転数は、ファンモータ51、室外ファン15及び蒸発器14の特性等に基づいて、机上計算やシミュレーション、実験等によって予め適宜な値に設定されているとする。
(3)動作
図6及び図7は、モータ駆動装置20が行う動作を示すフロー図である。以下、モータ駆動装置20の動作について、図6及び図7を用いて説明する。
ステップS1〜S3:室外ファン15の運転開始指令を室外機10の室外機側制御部から取得したとき(ステップS1のYes)、巻線間電圧検出部27は、ファンモータ51の巻線間の電圧を検出し(ステップS2)、回転数推定部28は起動前の現時点でのファンモータ51の回転数を推定する(ステップS3)。
ステップS4,S5:判断部30aは、ステップS3にて推定された起動前のファンモータ51の回転数を所定回転数と比較する(ステップS4)。起動前のファンモータ51の回転数が所定回転数以上であれば(ステップS4のYes)、判断部30aは、現時点においてはファンモータ51を起動させないと判断する(ステップS5)。この場合、インバータ25からは、駆動電圧SU,SV,SWがファンモータ51に出力されない。
ステップS6:ステップS2の動作から所定時間が経過する毎に、ステップS2以降の動作が繰り返される。つまり、ステップS5においてファンモータ51を起動させないと判断された場合には、ファンモータ51の巻線間の電圧の検出動作がリトライされる。
ステップS7:ステップS4において、起動前の現時点でのファンモータ51の回転数が所定回転数未満であれば(ステップS4のNo)、判断部30aは、ファンモータ51を起動させると判断する。この場合、インバータ25からは、駆動電圧SU,SV,SWがファンモータ51に出力され、ファンモータ51は起動し出す。
ステップS8:ステップS7にて起動したファンモータ51は、センサレス制御回路29により、ロータ位置センサレス駆動される。
ステップS9,S10:ファンモータ51の駆動中に、室外機10に含まれる機器にて異常が発生した旨を室外機側制御部から取得した場合には(ステップS9のYes)、インバータ25による駆動電圧SU,SV,SWのファンモータ51への出力が停止され、ファンモータ51は駆動を停止する(ステップS10)。
ステップS11:ファンモータ51の駆動中に、室外機10に含まれる機器にて異常が発生した旨を室外機側制御部から取得しないまま、室外ファン15の駆動停止指示を取得した場合(ステップS9のNo)、インバータ25による駆動電圧SU,SV,SWのファンモータ51への出力が停止され、ファンモータ51は駆動を停止する。
(4)特徴
(4−1)
モータ駆動装置20では、回転数推定部28が、ファンモータ51の起動前に、巻線間電圧検出部27による検出値からファンモータ51の回転数を推定する。マイクロコンピュータ30が、起動前のファンモータ51の推定回転数が所定回転数未満と判断したとき、駆動電圧がファンモータ51に出力される。また、マイクロコンピュータ30が、起動前のファンモータ51の推定回転数が所定回転数以上と判断したとき、駆動電圧はファンモータ51に出力されない。
このモータ駆動装置では、巻線間電圧検出部はDCバスGNDと接続されないので、DCバスGND電位変動の影響を受けず、また、コモンモード電位変動の影響も受けない。それゆえ、安定した電圧検出が行われる。
(4−2)
また、起動前のファンモータ51の回転数に応じてファンモータ51の起動実行が制御されるため、ファンモータ51の起動・運転による消費電力の量を最小限にとどめることができる。
(4−3)
また、巻線間電圧検出部27は、ファンモータ51の巻線間の電圧を分圧して回転数推定部28へ出力するので、回転数推定部28側の部品定格を小さくすることができ、その分、小型化、低コスト化を図ることができる。
(4−4)
また、回転数推定部28が、推定回転数が所定値以上のときは第1信号を出力し、推定回転数が所定値未満のときは第2信号を出力する。回転数推定部28は、第1信号および第2信号を巻線間電圧検出部27に対して電気的に絶縁してマイクロコンピュータ30へ出力するので、耐ノイズ性も向上する。
(4−5)
モータ駆動装置20では、ファンモータ51が、ブラシレスDCファンモータであり、その起動前の回転数が簡単に推定される。
(4−6)
モータ駆動装置20では、起動後のファンモータ51は、ロータ位置センサレス駆動が正常になされる。
(4−7)
ヒートポンプ装置では、モータ駆動装置20の巻線間電圧検出部27がDCバスGNDと接続されないので、DCバスGND電位変動の影響を受けず、安定した電圧検出が行われる。それゆえ、ファンモータ51の回転数の推定がより正確に行われる。
(5)変形例
上記実施形態では、マイクロコンピュータ30の入力端子P1に第1信号が入力されているとき、ファンモータ51の回転数が所定回転数以上になっていると推定しているが、ファンモータ51の回転数を推定する手段は、それに限定されるものではない。以下、ファンモータ51の回転数を推定する他の手段を第1−第5変形例として説明する。
(5−1)第1変形例
図8は、第1変形例に係る巻線間電圧検出部27及び回転数推定部28の回路図である。図8において、フォトカプラ280は、第1端子T1、第2端子T2、第3端子T3及び第4端子T4を有している。
ファンモータ51のV相の駆動コイル端子TVからの入力線には、第1抵抗R1及び第2抵抗R2が直列に接続されている。また、第1抵抗R1と第2抵抗R2との接続点C1が、第1端子T1に繋がっている。また、第2抵抗R2の低電位側とU相の駆動コイル端子TUからの入力線がフォトカプラ280の第2端子T2と繋がっている。
第3端子T3は制御用電源Vc側に接続されており、第4端子T4は第3抵抗R3を介してGND側に接続されている。また、第3抵抗R3の高電位側がマイクロコンピュータ30の入力端子P1に繋がっている。
フォトカプラ280は、フォトトランジスタ281と発光ダイオード282を内蔵している。フォトトランジスタ281のコレクタと第3端子T3とが通じ、フォトトランジスタ281のエミッタと第4端子T4とが通じている。
発光ダイオード282のアノードは第1端子T1と通じ、発光ダイオード282のカソードは第2端子T2と通じている。
例えば、ファンモータ51が自然風によって回転するとき、ファンモータ51のU相の駆動コイル端子TUとV相の駆動コイル端子TVとの間には、誘導起電圧Vuvが発生する。このときの接続点C1の電圧に応じて発光ダイオード282は発光するので、フォトトランジスタ281が導通する。
ファンモータ51の回転数が大きいほど誘導起電圧Vuvが大きく、その分、接続点C1の電圧が大きくなる。接続点C1の電圧が大きくなると、発光ダイオード282に流れる電流が増大し、フォトトランジスタ281に流れる電流も増大する。その結果、マイクロコンピュータ30の入力端子P1の電位が高くなる。
ここでVuvはその瞬間値が時間の経過と共に変化する交流電圧であるため、予め、マイクロコンピュータ30の入力端子P1の電位のピーク値あるいは平均値などとファンモータ51の回転数との相関をマイクロコンピュータ30又は判断部30aに記憶させておくことによって、ファンモータ51の回転数の推定が可能となる。あるいは、変動するP1の電位の変動周期を測定することによって、回転数を推定することができる。
なお、回転数推定部28は、推定回転数に応じた出力電圧を、巻線間電圧検出部27に対して電気的に絶縁してマイクロコンピュータ30へ出力するので、耐ノイズ性が高い。
(5−2)第2変形例
図9は、第2変形例に係る巻線間電圧検出部27及び回転数推定部28の回路図である。図9において、絶縁変圧器270は、第1端子T21、第2端子T22、第3端子T23及び第4端子T24を有している。
ファンモータ51のV相の駆動コイル端子TVからの入力線は、絶縁変圧器270の第1端子T21に接続されている。また、ファンモータ51のU相の駆動コイル端子TUからの入力線が、絶縁変圧器270の第2端子T22に接続されている。
絶縁変圧器270の第3端子T23には、ツェナダイオードZD19、ダイオードD20、及び抵抗Rが直列に接続されている。具体的には、第3端子T23にツェナダイオードZD19のカソードが接続され、ツェナダイオードZD19のアノードにダイオードD20のアノードが接続され、ダイオードD20のカソードに抵抗Rが接続されている。
ダイオードD20のカソードと抵抗Rとの接続点C2は、マイクロコンピュータ30の入力端子P1に繋がっている。また、絶縁変圧器270の第4端子T24と第2抵抗R2の低電位側とがGND側に接続されている。
例えば、ファンモータ51が自然風によって回転するとき、ファンモータ51のU相の駆動コイル端子TUとV相の駆動コイル端子TVとの間には、誘導起電圧Vuvが発生する。この誘導起電力Vuvは絶縁変圧器270の第1端子T21と第2端子T22との間に一次電圧として印加され、絶縁変圧器270の第3端子T23と第4端子T24との間に変成比に応じた2次電圧が出力される。このときのツェナダイオードZD19の両端にかかる電圧がツェナ電圧を上回っているとき、抵抗Rに電流がながれ、マイクロコンピュータ30の入力端子P1に第1信号としてのHigh信号が入力される。
逆に、ツェナダイオードZD19の両端にかかる電圧がツェナ電圧を下回っているとき、抵抗Rに電流がながれず、マイクロコンピュータ30の入力端子P1の電位は0である。この状態は、第1信号との区別可能な程度に電位が低い第2信号が入力されていることと同じ状態である。
したがって、ツェナダイオードZD19の両端にかかる電圧がツェナ電圧を上回るときのファンモータ51の回転数を所定回転数とすることによって、マイクロコンピュータ30の入力端子P1に第1信号が入力されているときは、ファンモータ51の回転数を所定回転数以上になっていると推定できる。逆に、マイクロコンピュータ30の入力端子P1に第2信号が入力されているときは、ファンモータ51の回転数を所定回転数未満であると推定できる。
なお、第2変形例では、巻線間電圧検出部27と回転数推定部28とが絶縁変圧器270で絶縁されているので、絶縁性が高い。また、Vuvはその瞬間値が時間の経過と共に変化する交流電圧であるため、入力端子P1に入力される第1信号は、パルス状の信号となる。
(5−3)第3変形例
図10は、第3変形例に係る巻線間電圧検出部27及び回転数推定部28の回路図である。図10において、絶縁変圧器270は、第1端子T21、第2端子T22、第3端子T23及び第4端子T24を有している。
ファンモータ51のV相の駆動コイル端子TVからの入力線は、絶縁変圧器270の第1端子T21に接続されている。また、ファンモータ51のU相の駆動コイル端子TUからの入力線が、絶縁変圧器270の第2端子T22に接続されている。
絶縁変圧器270の第3端子T23には、ダイオードD20、第1抵抗R21及び第2抵抗R22が直列に接続されている。具体的には、第3端子T23にダイオードD20のアノードが接続され、ダイオードD20のカソードに第1抵抗R21が接続され、第1抵抗R21に第2抵抗R22が直列に接続されている。
第1抵抗R21と第2抵抗R22との接続点C3は、マイクロコンピュータ30の入力端子P1に繋がっている。また、絶縁変圧器270の第4端子T24と第2抵抗R22の低電位側とがGND側に接続されている。
例えば、ファンモータ51が自然風によって回転するとき、ファンモータ51のU相の駆動コイル端子TUとV相の駆動コイル端子TVとの間には、誘導起電圧Vuvが発生する。この誘導起電力Vuvは絶縁変圧器270の第1端子T21と第2端子T22との間に一次電圧として印加され、絶縁変圧器270の第3端子T23と第4端子T24との間に変成比に応じた2次電圧が出力される。
ファンモータ51の回転数が大きいほど誘導起電圧Vuvが大きく、その分、接続点C3の電圧が大きくなる。その結果、マイクロコンピュータ30の入力端子P1の電位が高くなる。
ここでVuvはその瞬間値が時間の経過と共に変化する交流電圧であるため、予め、マイクロコンピュータ30の入力端子P1の電位のピーク値あるいは平均値などとファンモータ51の回転数との相関をマイクロコンピュータ30又は判断部30aに記憶させておくことによって、ファンモータ51の回転数の推定が可能となる。あるいは、変動するP1の電位の変動周期を測定することによって、回転数を推定することができる。
なお、第3変形例では、巻線間電圧検出部27と回転数推定部28とが絶縁変圧器270で絶縁されているので、絶縁性が高い。
(5−4)第4変形例
図11は、第4変形例に係る巻線間電圧検出部27及び回転数推定部28の回路図である。図11において、整流回路268は、4つのダイオードD41a,D41b,D42a,D42bによってブリッジ状に構成されている。ダイオードD41aとダイオードD41bとが直列に接続され、ダイオードD42aとダイオードD42bとが直列に接続されている。ダイオードD41a及びダイオードD42aの各カソード端子は、共に平滑コンデンサ269のプラス側端子に接続されており、整流回路268の正側出力端子として機能する。ダイオードD41b及びダイオードD42bの各アノード端子は、共に平滑コンデンサ269のマイナス側端子に接続されており、整流回路268の負側出力端子として機能する。
ファンモータ51のV相の駆動コイル端子TVからの入力線が、ダイオードD41a及びダイオードD41bの接続点に接続されている。また、U相の駆動コイル端子TUからの入力線がダイオードD42a及びダイオードD42bの接続点に接続されている。整流回路268は、ファンモータ51の巻線間電圧を整流して平滑コンデンサ269へ供給する。
また、直列に接続された第1抵抗R31及び第2抵抗R32が、平滑コンデンサ269の両端に並列に接続されている。さらに、第2抵抗R32の両端にフォトカプラ280が並列に接続されている。具体的には、フォトカプラ280は、第1端子T1、第2端子T2、第3端子T3及び第4端子T4を有しており、第1抵抗R31と第2抵抗R32との接続点C4が、ツェナダイオードZD1を介してフォトカプラ280の第1端子T1に繋がっている。具体的には、ツェナダイオードZD1のカソードが接続点C4に接続され、アノードが第1端子T1に接続されている。また、第2抵抗R32の低電位側とフォトカプラ280の第2端子T2と繋がっている。
第3端子T3は制御用電源Vc側に接続されており、第4端子T4は第3抵抗R33を介してGND側に接続されている。また、第3抵抗R33の高電位側がマイクロコンピュータ30の入力端子P1に繋がっている。
フォトカプラ280は、フォトトランジスタ281と発光ダイオード282を内蔵している。フォトトランジスタ281のコレクタと第3端子T3とが通じ、フォトトランジスタ281のエミッタと第4端子T4とが通じている。
発光ダイオード282のアノードは第1端子T1と通じ、発光ダイオード282のカソードは第2端子T2と通じている。
例えば、ファンモータ51が自然風によって回転するとき、ファンモータ51のU相の駆動コイル端子TUとV相の駆動コイル端子TVとの間には、誘導起電圧Vuvが発生する。このときの接続点C4の電圧がツェナダイオードZD1のツェナ電圧を上回っているとき、発光ダイオード282が発光してフォトトランジスタ281が導通し、マイクロコンピュータ30の入力端子P1に第1信号としてのHigh信号が入力される。
逆に、接続点C1の電圧がツェナダイオードZD1のツェナ電圧を下回っているとき、発光ダイオード282は発光しないので、フォトトランジスタ281は導通せず、マイクロコンピュータ30の入力端子P1の電位は0である。この状態は、第1信号との区別可能な程度に電位が低い第2信号が入力されていることと同じ状態である。
したがって、接続点C4の電圧がツェナダイオードZD1のツェナ電圧を上回るときのファンモータ51の回転数を所定回転数とすることによって、マイクロコンピュータ30の入力端子P1に第1信号が入力されているときは、ファンモータ51の回転数を所定回転数以上になっていると推定できる。逆に、マイクロコンピュータ30の入力端子P1に第2信号が入力されているときは、ファンモータ51の回転数を所定回転数未満であると推定できる。
なお、巻線間電圧検出部27は、ファンモータ51の巻線間の電圧を整流して回転数推定部28へ出力するので、一周期毎に電圧が変動する交流電圧から回転数を求めるよりも信号としては安定する。それゆえ、簡単な検出ロジックで安定した電圧検出が行われる上に、耐ノイズ性も高い。
(5−5)第5変形例
図12は、第5変形例に係る巻線間電圧検出部27及び回転数推定部28の回路図である。図12において、整流回路268、平滑コンデンサ269、第1抵抗R31、第2抵抗R32、ファンモータ51のV相の駆動コイル端子TVからの入力線、及びU相の駆動コイル端子TUからの入力線の接続形態は、第4変形例と同様であるので、説明を省略する。
図12において、第2抵抗R32の両端にフォトカプラ280が並列に接続されている。具体的には、フォトカプラ280は、第1端子T1、第2端子T2、第3端子T3及び第4端子T4を有しており、第1抵抗R31と第2抵抗R32との接続点C4が、フォトカプラ280の第1端子T1に繋がっている。また、第2抵抗R32の低電位側とフォトカプラ280の第2端子T2と繋がっている。
第3端子T3は制御用電源Vc側に接続されており、第4端子T4は第3抵抗R33を介してGND側に接続されている。また、第3抵抗R33の高電位側がマイクロコンピュータ30の入力端子P1に繋がっている。
フォトカプラ280は、フォトトランジスタ281と発光ダイオード282を内蔵している。フォトトランジスタ281のコレクタと第3端子T3とが通じ、フォトトランジスタ281のエミッタと第4端子T4とが通じている。
発光ダイオード282のアノードは第1端子T1と通じ、発光ダイオード282のカソードは第2端子T2と通じている。
例えば、ファンモータ51が自然風によって回転するとき、ファンモータ51のU相の駆動コイル端子TUとV相の駆動コイル端子TVとの間には、誘導起電圧Vuvが発生する。このときの接続点C4の電圧に応じて発光ダイオード282は発光するので、フォトトランジスタ281が導通する。
ファンモータ51の回転数が大きいほど誘導起電圧Vuvが大きく、その分、接続点C4の電圧が大きくなる。接続点C4の電圧が大きくなると、発光ダイオード282に流れる電流が増大し、フォトトランジスタ281に流れる電流も増大する。その結果、マイクロコンピュータ30の入力端子P1の電位が高くなる。
予め、マイクロコンピュータ30の入力端子P1の電位とファンモータ51の回転数との相関をマイクロコンピュータ30又は判断部30aに記憶させておくことによって、ファンモータ51の回転数の推定が可能となる。
なお、巻線間電圧検出部27が、ファンモータ51の巻線間の電圧を整流して回転数推定部28へ出力するので、一周期毎に電圧が変動する交流電圧から回転数を求めるよりも信号としては安定する。それゆえ、簡単なロジックで安定した電圧検出が行われる上に、耐ノイズ性も高い。
(5−6)第6変形例
上記実施形態では、モータ駆動装置20が、ファンモータ51のみを駆動する場合について説明した。しかし、上述したモータ駆動装置は、ファンモータ51が圧縮機モータ61と並列に接続された構成において、ファンモータ51及び圧縮機モータ61を駆動する場合にも適用することができる。
図13は、第6変形例に係るモータ駆動装置が採用されるシステム200の全体の構成と、モータ駆動装置の内部構成とを示すブロック図である。なお、図13では、構成を簡単にするため、整流部131及び各インバータ125,133の内部の詳細な構成は省略しているが、整流部131及び各インバータ125,133の内部の構成は、図1と同様である。
モータ駆動装置120は、ファンモータ51側の構成として、平滑コンデンサ122、電流検出部124、インバータ125、ファンモータ側の駆動用IC126、及び巻線間電圧検出部127を備えている。
モータ駆動装置120は、圧縮機モータ61側の構成として、第2インバータ133及び駆動用IC136を備えている。また、モータ駆動装置120は、圧縮機11及び室外ファン15に共通する構成として、商用電源91に接続された整流部131と、第2平滑コンデンサ132とを有する。
図14Aは、第6変形例に係るファンモータ側の駆動IC内の機能部を表すブロック図である。図14Aにおいて、駆動用IC126は、ゲート駆動回路126a、回転数推定部126b、及びセンサレス制御回路126cを有する。
また、図14Bは、第6変形例に係る圧縮機モータ側の駆動IC内の機能部を表したブロック図である。図14Bにおいて、圧縮機モータ61側の駆動用IC136は、ゲート駆動回路136a、及びセンサレス制御回路136cを有する。
平滑コンデンサ122、電流検出部124、ファン用インバータ125、ゲート駆動回路126a、回転数推定部126b、センサレス制御回路126c及び巻線間電圧検出部127は、上述した実施形態に係る平滑コンデンサ22、電流検出部24、インバータ25、ゲート駆動回路26、回転数推定部28、センサレス制御回路29及び巻線間電圧検出部27、と同様である。
つまり、平滑コンデンサ122は、整流部131から供給された直流電源を平滑し、電流検出部124は、起動後のファンモータ51のモータ電流Imを検出する。ファン用インバータ125は、ファンモータ51を駆動するための駆動電圧SU1,SV1,SW1を生成してファンモータ51に出力する。ゲート駆動回路126aは、ファン用インバータ125にゲート制御電圧を出力する。回転数推定部126bは、巻線間電圧検出部127の検出結果に基づいて、起動前のファンモータ51の回転数を推定する。センサレス制御回路126cは、起動後のファンモータ51をロータ位置センサレス方式にて駆動制御する。
整流部131は、商用電源91と接続されており、商用電源91からの交流の電圧を整流する。第2平滑コンデンサ132は、第1平滑コンデンサ122及びインバータ125に対し並列に接続されており、整流部131から供給される直流電源を平滑する。第2平滑コンデンサ132によって平滑された電圧は、第2インバータ133に供給されると共に、ファン側である平滑コンデンサ122側にも供給される。なお、第2平滑コンデンサ132の容量は、一般的に平滑コンデンサ122の容量よりも大きいが、その容量の大小関係に関わらず、本方式は有用である。第2インバータ133は、圧縮機モータ61を駆動するための駆動電圧SU2,SV2,SW2を生成し、圧縮機モータ61に出力する。ゲート駆動回路136aは、第2インバータ133にゲート制御電圧を出力する。センサレス制御回路136cは、圧縮機モータ61をロータ位置センサレス方式にて駆動制御する。
判断部130aaは、推定された起動前のファンモータ51の回転数が所定回転数以上か否かを判断する。推定された起動前のファンモータ51の回転数が所定回転数以上の場合、判断部130aaは、ファンモータ51を起動させないと判断する。推定された起動前のファンモータ51の回転数が所定回転数未満の場合、判断部130aaは、ファンモータ51を起動させると判断する。判断部130aaがファンモータ51を起動させると判断したときは、インバータ125が駆動電圧SU1,SV1,SW1をファンモータ51に出力し、ファンモータ51は起動し出す。
また、判断部130aaがファンモータ51を起動させないと判断した場合には、インバータ125は、駆動電圧SU1,SV1,SW1をファンモータ51に出力しないため、ファンモータ51は起動せず、風等の影響を受けて回転している状態を保つこととなる。
これにより、起動前のファンモータ51が風等の影響により既に回転している状態において、その回転数が所定回転数以上であれば、室外機10内の蒸発器14には既に十分な空気が送られていることとなるため、モータ駆動装置120は、あえてファンモータ51を起動させない。
逆に、回転数が所定回転数未満であれば、仮にファンモータ51が回転しているとしても、室外機10内の蒸発器14に送られている空気の量は不十分であるとして、モータ駆動装置120は、ファンモータ51を起動させる。
このように、起動前のファンモータ51の回転数に応じて、ファンモータ51の起動実行の制御がなされるため、ファンモータ51の起動による消費電力の量を最小限にとどめることができる。
なお、上述した所定回転数は、ファンモータ51、室外ファン15及び蒸発器14の特性等に基づいて、机上計算やシミュレーション、実験等によって予め適宜な値に設定されているとする。
また、マイクロコンピュータ130は、図13に示すように、圧縮機用モータ制御系130bとして、運転制御部130baとして機能する。運転制御部130baは、圧縮機モータ61の駆動の開始及び停止を制御する。
このヒートポンプ装置では、ファンモータ駆動用のインバータ125と、圧縮機モータ駆動用の第2インバータ133とがGND電位を共有しており、一般的にインバータ125より大きな出力を要する第2インバータ133によるGND電位の変動や圧縮機モータのコモンモード電位変動が発生するが、ファンモータ51の回転数は、ファンモータ51の巻線間電圧から推定されるので、GND電位変動の影響を受けることなく回転数が推定される。
更に、上記実施形態において、回転数の推定はいずれもモータの起動前にのみ行なうので、起動後は巻線間電圧検出部27や回転数推定部28の回路の接続を切り離すようにすれば、より消費電力の少ないモータ駆動装置とすることができる。
(5−7)第7変形例
図15は、第7変形例に係るモータ駆動装置の主要部の回路図である。図15において、インバータとして、上記実施形態と同様のインバータ25が採用されている。また、ゲート駆動回路として、上記実施形態と同様のゲート駆動回路26が採用されている。なお、インバータ25及びゲート駆動回路26以外の部品で、上記実施形態と同機能の部品には上記実施形態と同様の名称および符号をつけて、説明を省略する。
(5−7−1)インバータ25
インバータ25は、ファンモータ51のU相に接続される出力線81、V相に接続される出力線82、及びW相に接続される出力線83を含む。
インバータ25の上アームは、トランジスタQ3a、トランジスタQ4a及びトランジスタQ5aによって構成され、トランジスタQ3aのエミッタは出力線81に、トランジスタQ4aのエミッタは出力線82、トランジスタQ5aのエミッタは出力線83に接続されている。
インバータ25の下アームは、トランジスタQ3b、トランジスタQ4b及びトランジスタQ5bによって構成され、トランジスタQ3bのコレクタは出力線81に、トランジスタQ4bのコレクタは出力線82、トランジスタQ5bのコレクタは出力線83に接続されている。
トランジスタQ3a,Q4a,Q5aの各コレクタには、ファンモータ51に電圧を供給するためにモータ用電源Vfl(上記実施形態の「平滑後電圧Vf1」)の正極が接続されている。また、トランジスタQ3b,Q4b,Q5bの各エミッタには、ファンモータ51に電圧を供給するためにモータ用電源Vfl(上記実施形態の「平滑後電圧Vf1」)の負極が接続されている。出力線81は、トランジスタQ3aのエミッタとトランジスタQ3bのコレクタとの接続点を通っているので、トランジスタQ3aがオンしたとき、モータ用電源Vflと出力線81とが導通し、ファンモータ51のU相に出力電流が流れる。
同様に、出力線82は、トランジスタQ4aのエミッタとトランジスタQ4bのコレクタとの接続点を通っているので、トランジスタQ4aがオンしたとき、モータ用電源Vflと出力線82とが導通し、ファンモータ51のV相に出力電流が流れる。
同様に、出力線83は、トランジスタQ5aのエミッタとトランジスタQ5bのコレクタとの接続点を通っているので、トランジスタQ5aがオンしたとき、モータ用電源Vflと出力線83とが導通し、ファンモータ51のW相に出力電流が流れる。
(5−7−2)ゲート駆動回路26
ゲート駆動回路26は、内部に、上アーム側のトランジスタQ3a,Q4a,Q5aを駆動する上アーム側駆動回路26aと、下アーム側のトランジスタQ3b,Q4b,Q5bを駆動する下アーム側駆動回路26bとを有し、外部にはVcc、Vdd、Hin、Lin、Vss、Vbo、Ho、Vs、LoおよびCOMの10個の端子を有している。
センサレス制御回路29は、3つのゲート駆動回路26を介してインバータ25を制御しており、第1ゲート駆動回路261がトランジスタQ3aおよびトランジスタQ3bを動作させ、第2ゲート駆動回路262がトランジスタQ4aおよびトランジスタQ4bを動作させ、第3ゲート駆動回路263がトランジスタQ5aおよびトランジスタQ5bを動作させる。以後、第1ゲート駆動回路261、第2ゲート駆動回路262および第3ゲート駆動回路263に共通の内容が説明されるときは、ゲート駆動回路26という表現が使用される。
ゲート駆動回路26では、トランジスタを駆動する駆動用電源Vbの正極が端子Vccに接続され、ロジック用電源Vcの正極が端子Vddに接続されている。センサレス制御回路29からの信号線は端子Hin、端子Linに接続され、駆動用電源Vbおよびロジック用電源Vcの負極は端子Vssに接続されるとともに、モータ用電源Vfl(上記実施形態の「平滑後電圧Vf1」)の負極と接続されている。
また、ブートストラップ回路6のコンデンサの高電位側の極から分岐したラインは端子Vboと接続され、トランジスタQ3a,Q4a,Q5aの各エミッタが端子Vsに接続され、トランジスタQ3b,Q4b,Q5bの各エミッタが端子COMに接続されている。さらに、トランジスタQ3a,Q4a,Q5aのゲートは端子Hoに接続され、トランジスタQ3b,Q4b,Q5bのゲートは端子Loに接続されている。
トランジスタQ3a,Q4a,Q5a,Q3b,Q4b,Q5bのオン/オフは、ゲート駆動回路26が端子Hoおよび端子Loを介してゲート電位を制御することによって行われる。ゲート駆動回路26の動作は、センサレス制御回路29から端子Hinおよび端子Linに入力されるデューティ比制御信号に基づいて制御される。
(5−7−3)ブートストラップ回路6
ゲート駆動回路26は、上アーム側のトランジスタQ3a,Q4a,Q5aに適切にゲート電位を入力するために、端子Vccに接続された駆動用電源Vbの正極と、トランジスタQ3a,Q4a,Q5aの各エミッタとの間に、ブートストラップ回路6が設けられている。第1ゲート駆動回路261に対応する第1ブートストラップ回路61はコンデンサ611、抵抗612及びダイオード613で構成されている。第2ゲート駆動回路262に対応する第2ブートストラップ回路62はコンデンサ621、抵抗622及びダイオード623で構成されている。第3ゲート駆動回路263に対応する第3ブートストラップ回路63はコンデンサ631、抵抗632及びダイオード633で構成されている。以後、第1ブートストラップ回路61、第2ブートストラップ回路62及び第3ブートストラップ回路63に共通の内容が説明されるときは、ブートストラップ回路6という表現が使用される。
図15に示すように、コンデンサ611,621,631の一端は、上アーム側のトランジスタQ3a,Q4a,Q5aのエミッタと下アーム側のトランジスタQ3b,Q4b,Q5bのコレクタとの接続点に繋がっている。コンデンサ611,621,631の他端は、抵抗612,622,632とダイオード613,623,633を介して駆動用電源Vbの正極と繋がっている。
抵抗612,622,632はコンデンサ611,621,631の充電電流を制限するために設けられ、ダイオード613,623,633は抵抗612,622,632を介してコンデンサ611,621,631が放電されないよう、その順方向を駆動電源Vbの正極側からコンデンサ611,621,631側へと向けている。
ゲート駆動回路26内部の上アーム側駆動回路26aは、トランジスタQ3a,Q4a,Q5aのオンオフを制御するため、コンデンサ611,612,613から高電位を取り入れる。なお、ゲート駆動回路26内部の下アーム側駆動回路26bは、トランジスタQ3b,Q4b,Q5bのオンオフを制御するが、トランジスタQ3b,Q4b,Q5bのエミッタ側が接地されているので、端子Vccに接続された駆動電源Vbの正極の電位だけで制御することができる。
下アーム側駆動回路26bにより下アーム側のトランジスタQ3b,Q4b,Q5bをオンすることによって、駆動電源Vb(正極)−ダイオード613,623,633−抵抗612,622,632−コンデンサ611,621,631−下アーム側トランジスタQ3b,Q4b,Q5b−駆動電源Vb(負極)の経路で電流が流れる。このとき、コンデンサ611,621,631が充電されるので、上アーム側駆動用電源として用いることが可能となる。
また、ゲート駆動回路26(Vbo−Vs間)を併せたブートストラップ回路6により、駆動電源VbとVsが所定のインピーダンス(抵抗値)で接続されている、と言うこともできる。ゲート駆動回路26、ブートストラップ回路6は、通常、各相で同じ回路・素子を用いるため、各相の上記インピーダンス(抵抗値)はほぼ同じ値となる。
(5−7−4)モータ駆動装置20の動作
センサレス制御回路29の制御により、ある相に対応する一方のアームのトランジスタがオンしているとき、他方のアームのトランジスタはオフしている。例えば、U相に対応する上アーム側のトランジスタQ3aと下アーム側のトランジスタQ3bが同時にオンすることはなく、トランジスタQ3aがオンしているときトランジスタQ3bはオフしている。図15において、例えば、V相に対応するトランジスタQ3aがオンしトランジスタQ4bがオンすることによって、モータ用電源Vflの正極から、トランジスタQ3aのコレクタ、トランジスタQ3aのエミッタ、出力線81、ファンモータ51、出力線82、トランジスタQ4bのコレクタ、トランジスタQ4bのエミッタ、およびモータ用電源Vflの負極、という順で電流が流れる。
モータ駆動装置20では、回転数推定部28(図1参照)が、ファンモータ51の起動前に、巻線間電圧検出部27による検出値からファンモータ51の回転数を推定する。マイクロコンピュータ30(図1参照)が、起動前のファンモータ51の推定回転数が所定回転数未満と判断したとき、駆動電圧がファンモータ51に出力される。また、マイクロコンピュータ30が、起動前のファンモータ51の推定回転数が所定回転数以上と判断したとき、駆動電圧はファンモータ51に出力されない。
(5−7−5)特徴
例えば、特許文献1のようなモータ端子電圧を検出してファンの回転数を推定する方法では、端子電圧を検出する回路を介してブートストラップ回路6に電流が流れてしまうので、回転数が0のときでもモータ端子には駆動電源Vbをブートストラップ回路6と端子電圧検出回路で分圧しただけの直流電圧が発生する。そのため、回転数を正確に検出できない恐れがある。
これに対し、第7変形例に係るモータ駆動装置20では、巻線間電圧検出部27がDCバスGNDと接続されておらず、巻線端子間電圧すなわち端子電圧の差に基づいて検出を行うため、ブートストラップ回路6の影響をほとんど受けずに回転数を検出することが可能となる。特に、上記変形例のなかでも絶縁変圧器を用いる場合には、巻線端子間電圧の直流成分を除去することができるため、ブートストラップ回路6の影響を全く受けない。
以上のように本発明によれば、起動前のロータ位置が推定されないモータであっても、インバータへの過電圧や過電流、脱調などの異常を発生させずに起動することができるので、起動後にロータ位置センサレス制御で駆動されるモータに有用である。
外力の影響を比較的受けにくいモータにおいては、起動前の回転状態検出回路等を設けなくても、安全に安定した再起動を行なうことができる範囲が広がるため、特に有用である。それゆえ、安定した電圧検出が行われる。
15 室外ファン
20 モータ駆動装置
22 平滑コンデンサ
25 インバータ
27 巻線間電圧検出部
28 回転数推定部
29 センサレス制御回路
30 マイクロコンピュータ(制御部)
30a 判断部
51 ファンモータ
91 商用電源
125 第1インバータ
133 第2インバータ
61,62,63 ブートストラップ回路
261,262,263 ゲート駆動回路
Q3a,Q4a,Q5a トランジスタ(上アーム側スイッチング素子)
Q3b,Q4b,Q5b トランジスタ(下アーム側スイッチング素子)
特開平7−337080号公報

Claims (19)

  1. モータ(51)への出力電圧を制御して前記モータ(51)の駆動および停止を行うモータ駆動装置であって、
    モータ(51)の巻線間の電圧を検出する巻線間電圧検出部(27)と、
    前記モータ(51)の起動前に、前記巻線間電圧検出部(27)による検出値に基づいて前記モータ(51)へ駆動電圧を出力するか否かを判断する制御部(30)と、
    を備える、
    モータ駆動装置(20)。
  2. 前記モータ(51)の起動前に、前記巻線間電圧検出部(27)による検出値から前記モータ(51)の回転数を推定する回転数推定部(28)をさらに備え、
    回転数推定部(28)が推定した起動前の前記モータ(51)の推定回転数が所定回転数未満の場合には駆動電圧が前記モータ(51)に出力され、
    回転数推定部(28)が推定した起動前の前記モータ(51)の推定回転数が所定回転数以上の場合には駆動電圧が前記モータ(51)に出力されない、
    請求項1に記載のモータ駆動装置(20)。
  3. 前記巻線間電圧検出部(27)は、前記モータ(51)の巻線間の電圧を分圧して前記回転数推定部(28)へ出力する、
    請求項2に記載のモータ駆動装置(20)。
  4. 前記回転数推定部(28)は、前記推定回転数が所定値以上のときは第1信号を、前記推定回転数が前記所定値未満のときは前記第1信号とは異なる第2信号を、前記巻線間電圧検出部(27)に対して電気的に絶縁して前記制御部(30)へ出力する、
    請求項3に記載のモータ駆動装置(20)。
  5. 前記回転数推定部(28)は、前記推定回転数に応じた出力電圧を、前記巻線間電圧検出部(27)に対して電気的に絶縁して前記制御部(30)へ出力する、
    請求項3に記載のモータ駆動装置(20)。
  6. 前記制御部(30)は、前記推定回転数が所定回転数以上か否かを判断する判断部(30a)を有する、
    請求項5に記載のモータ駆動装置(20)。
  7. 前記巻線間電圧検出部(27)と前記回転数推定部(28)とは絶縁変圧器で絶縁されており、
    前記回転数推定部(28)は、前記絶縁変圧器の出力電圧から前記モータ(51)の回転数を推定する、
    請求項2に記載のモータ駆動装置(20)。
  8. 前記回転数推定部(28)は、前記推定回転数が所定値以上のときは第1信号を、前記推定回転数が前記所定値未満のときは前記第1信号とは異なる第2信号を前記制御部(30)へ出力する、
    請求項7に記載のモータ駆動装置(20)。
  9. 前記回転数推定部(28)は、前記推定回転数に応じた出力電圧を前記制御部(30)へ出力する、
    請求項7に記載のモータ駆動装置(20)。
  10. 前記制御部(30)は、前記推定回転数が所定回転数以上か否かを判断する判断部(30a)を有する、
    請求項9に記載のモータ駆動装置(20)。
  11. 前記巻線間電圧検出部(27)は、前記モータ(51)の巻線間の電圧を整流して前記回転数推定部(28)へ出力する、
    請求項2に記載のモータ駆動装置(20)。
  12. 前記回転数推定部(28)は、前記推定回転数が所定値以上のときは第1信号を、前記推定回転数が前記所定値未満のときは前記第1信号とは異なる第2信号を、前記巻線間電圧検出部(27)に対して電気的に絶縁して前記制御部(30)へ出力する、
    請求項11に記載のモータ駆動装置(20)。
  13. 前記回転数推定部(28)は、前記推定回転数に応じた出力電圧を、前記巻線間電圧検出部(27)に対して電気的に絶縁して前記制御部(30)へ出力する、
    請求項11に記載のモータ駆動装置(20)。
  14. 前記制御部(30)は、前記推定回転数が所定回転数以上か否かを判断する判断部(30a)を有する、
    請求項13に記載のモータ駆動装置(20)。
  15. 前記モータ(51)は、ブラシレスDCファンモータである、
    請求項1から請求項14のいずれか1項に記載のモータ駆動装置(20)。
  16. 前記モータ(51)は、起動後、ロータ位置センサレス駆動される、
    請求項15に記載のモータ駆動装置(20)。
  17. 上アーム側スイッチング素子(Q3a,Q4a,Q5a)と下アーム側スイッチング素子(Q3b,Q4b,Q5b)とで形成されたインバータ(25)と、
    前記上アーム側スイッチング素子(Q3a,Q4a,Q5a)の低電位側よりも高い電位を生成するブートストラップ回路(61,62,63)と、
    前記ブートストラップ回路(61,62,63)から前記高い電位を取り入れて前記上アーム側スイッチング素子(Q3a,Q4a,Q5a)をオンオフさせる駆動回路(261,262,263)と、
    をさらに備える、
    請求項1から請求項16のいずれか1項に記載のモータ駆動装置(20)。
  18. ファン(15)と、
    前記ファン(15)を回転させるファンモータ(51)と、
    前記ファンモータ(51)を駆動する請求項1から請求項16のいずれか1項に記載のモータ駆動装置(20)と、
    を備えるヒートポンプ装置。
  19. 前記モータ駆動装置(20)が、
    直流電源供給部より供給される直流電圧を、前記ファンモータ(51)を駆動するための駆動電圧に変換して前記ファンモータ(51)に出力する第1インバータ(125)と、
    前記直流電源供給部に対して第1インバータ(125)と並列に接続され、前記ファンモータ(51)とは異なる負荷を駆動する第2インバータ(133)と、
    をさらに備える、
    請求項18に記載のヒートポンプ装置。
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