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JP2012220708A - フィルムミラー及び太陽熱発電用反射装置 - Google Patents

フィルムミラー及び太陽熱発電用反射装置 Download PDF

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JP2012220708A JP2011086106A JP2011086106A JP2012220708A JP 2012220708 A JP2012220708 A JP 2012220708A JP 2011086106 A JP2011086106 A JP 2011086106A JP 2011086106 A JP2011086106 A JP 2011086106A JP 2012220708 A JP2012220708 A JP 2012220708A
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Ayumi Yonezaki
有由見 米崎
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Konica Minolta Advanced Layers Inc
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Abstract

【課題】反射率の低減を抑えることのできるフィルムミラー及び太陽熱発電用反射装置を提供する。
【解決手段】太陽光の入射側から順番に、アクリルフィルム基材、接着層、銀反射層が積層されてなるフィルムミラーにおいて、アクリルフィルム基材は、溶液流延法によって形成されたものであることを特徴としている。
【選択図】図1

Description

この発明は、フィルムミラー及び太陽熱発電用反射装置に関する。
従来、太陽熱発電に用いられるミラーがある。このようなミラーとしては、軽量で取り扱いの容易なフィルムミラーが好ましく用いられる。
フィルムミラーは、屋外暴露環境下で長期間に亘り用いられる。従って、フィルムミラーには、長期間の紫外線露光に対する高い耐候性、耐摩擦性が求められる。この条件を満たすため、以前より、銀反射層の上面に接着層を介して樹脂基材を貼り合わせる構成が採られている。樹脂基材には、紫外線による劣化の少ないアクリルフィルムが好適に用いられる(例えば、特許文献1)。
特表2009−520174号公報
フィルムミラーとしては、集光効率の高さが非常に重要であり、従って、高い反射率が求められる。反射率の向上には、銀反射層における反射率の高さとともに、アクリルフィルムの平滑性向上や表面粗さの低減により光の散乱を抑えることが要求される。
フィルムミラーに用いられる樹脂基材としてのアクリルフィルムは、従来、アクリル樹脂を高温で溶融して接着層上に成膜する溶融流延法を用いて形成されてきた。しかしながら、この溶融流延法を用いて形成されたアクリルフィルムは、平滑性が低いという問題がある。そして、この平滑性の低いアクリルフィルムを銀反射層と接着することにより銀反射層への入射光及び反射光を散乱して、フィルムミラーとしての反射率を銀反射層の反射率よりも更に低下させてしまうという課題があった。
この発明の目的は、反射率の低減を抑制することのできるフィルムミラー及び太陽熱発電用反射装置を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、
太陽光の入射側から順番に、アクリルフィルム基材、接着層、銀反射層が積層されてなるフィルムミラーにおいて、
該アクリルフィルム基材は、溶液流延法によって形成されたものである
ことを特徴とするフィルムミラーである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のフィルムミラーにおいて、
前記アクリルフィルム基材には、フィルム重量の0.1%以上0.5%未満の残留溶剤が含有されており、且つ、表面の算術平均粗さが0.01μm以下であることを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のフィルムミラーにおいて、
前記接着層の厚さは、0.05μm以上3μm以下であることを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項1又は2に記載のフィルムミラーにおいて、
前記接着層の厚さは、0.1μm以上1μm以下であることを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載のフィルムミラーにおいて、
前記銀反射層は、樹脂フィルム上に蒸着されて形成されていることを特徴としている。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載のフィルムミラーにおいて、
前記銀反射層は、樹脂フィルム上に有機銀錯体化合物を含む塗布液が塗布された後に焼成されることにより形成されていることを特徴としている。
請求項7に記載の発明は、
請求項1〜6の何れか一項に記載のフィルムミラーと、
金属支持体とを備え、
前記フィルムミラーは、前記金属支持体上に貼付されている
ことを特徴とする太陽熱発電用反射装置である。
本発明に従うと、フィルムミラー及び太陽熱発電用反射装置において、反射率の低減を抑えることが出来るという効果がある。
本発明の実施形態のフィルムミラー及び太陽熱発電用反射装置の構成を示す図である。 フィルムミラー及び太陽熱発電用反射装置の構成の他の例を示す図である。 実施例の太陽熱発電用反射装置の解像度測定に用いられるパターンを示す図である。
以下、本発明に係る太陽熱発電用フィルムミラーについて、図面を用いて詳細に説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
(1)太陽熱発電用フィルムミラーの構成概要
本発明のフィルムミラー及び太陽熱発電用反射装置の構成を図1、及び、図2に示す。
図1(a)に示す太陽熱発電用のフィルムミラー20は、構成層として少なくともアクリルフィルム基材としてのアクリルフィルム2と、接着層3と、銀反射層5と、を備えている。また、接着層3と銀反射層5との間には、腐食防止層4が備えられており、銀反射層5の光反射側とは反対側には、アンカー層6と、樹脂フィルム7と、粘着層8とが備えられ、更に、最外層には剥離シート9が剥離可能に備えられている。
また、図2(a)に示すフィルムミラー21のように、他の構成層として、銀反射層5の光反射側には、アクリルフィルム2の更に上面の最外層にハードコート層1を備えることとしても良い。
なお、ここでは、フィルムミラー20、21から剥離シート9を剥離したものをフィルムミラー本体としている。フィルムミラー20、21を用いて太陽熱発電用反射装置30、31を製造する際には、剥離シート9を剥離したフィルムミラー本体のみが用いられる。或いは、粘着層8及び剥離シート9を含まないフィルムミラー20、21と金属支持体10とが粘着剤を用いて貼付されることとしてもよい。
(2)銀反射層
銀反射層5は、入射した太陽光を高い反射率で反射する。銀反射層5の形成方法としては、湿式法(めっき法)、及び、乾式法(真空成膜法)の何れの方法も適用することができる。
湿式法(めっき法)は、溶液から金属を析出させて銀膜を形成する方法である。この湿式法の具体例としては、銀鏡反応を挙げることができる。
また、湿式法の一つとして、有機銀錯体化合物を含む溶液をフィルムに塗布し、焼成することにより銀反射層を形成する方法が挙げられる。有機銀錯体化合物を焼成することにより、有機銀錯体化合物を形成する配位子が分解、脱離、気化し、金属銀が析出する。
一方、乾式法(真空成膜法)の具体的な方法としては、例えば、抵抗加熱式真空蒸着法、電子ビーム加熱式真空蒸着法、イオンプレーティング法、イオンビームアシスト真空蒸着法、スパッタ法等が挙げられる。本発明においては、連続的に成膜するロールツーロール方式を適用することが可能な蒸着法が好ましく用いられる。
本発明に係る銀反射層5の厚さは、反射率等の観点から10〜200nmが好ましく、より好ましくは30〜150nmである。
(3)腐食防止層
腐食防止層4は、銀反射層5の銀に対する腐食を防ぐための層であり、腐食防止剤が含有されたフィルム状の樹脂コート層である。ここで、「腐食」とは、銀(金属)がその周囲を取り囲む環境物質によって化学的又は電気化学的に浸食されるか、若しくは、材質的に劣化する現象をいう(JIS Z0103−2004参照)。
この腐食防止層4は、銀反射層5に隣接して設けられることが好ましい。腐食防止層4に含有される腐食防止剤の分子量は、800以下であることが好ましい。このような低分子の腐食防止剤を添加することによって、銀反射層5との界面に腐食防止剤が移動しやすくなり、これにより、腐食防止機能が向上して銀反射層5の劣化が抑制されると考えられる。また、腐食防止剤の含有量は、使用する化合物によって最適量が異なるが、0.01〜1.0g/mの範囲内であることが好ましい。
(腐食防止剤)
腐食防止剤は、銀に対する吸着性基を有することが好ましい。
銀に対する吸着性基を有する腐食防止剤としては、アミン類及びその誘導体、ピロール環を有する化合物、トリアゾール環を有する化合物、ピラゾール環を有する化合物、チアゾール環を有する化合物、イミダゾール環を有する化合物、インダゾール環を有する化合物、銅キレート化合物類、チオ尿素類、メルカプト基を有する化合物、ナフタレン系の少なくとも一種又はこれらの混合物から選ばれることが望ましい。
アミン類及びその誘導体としては、エチルアミン、ラウリルアミン、トリ−n−ブチルアミン、O−トルイジン、ジフェニルアミン、エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、2N−ジメチルエタノールアミン、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール、アセトアミド、アクリルアミド、ベンズアミド、p−エトキシクリソイジン、ジシクロヘキシルアンモニウムナイトライト、ジシクロヘキシルアンモニウムサリシレート、モノエタノールアミンベンゾエート、ジシクロヘキシルアンモニウムベンゾエート、ジイソプロピルアンモニウムベンゾエート、ジイソプロピルアンモニウムナイトライト、シクロヘキシルアミンカーバメイト、ニトロナフタレンアンモニウムナイトライト、シクロヘキシルアミンベンゾエート、ジシクロヘキシルアンモニウムシクロヘキサンカルボキシレート、シクロヘキシルアミンシクロヘキサンカルボキシレート、ジシクロヘキシルアンモニウムアクリレート、シクロヘキシルアミンアクリレート等、あるいはこれらの混合物が挙げられる。
ピロール環を有する物としては、N−ブチル−2,5−ジメチルピロール、N−フェニル−2,5−ジメチルピロール、N−フェニル−3−ホルミル−2,5−ジメチルピロール、N−フェニル−3,4−ジホルミル−2,5−ジメチルピロール等、あるいはこれらの混合物が挙げられる。
トリアゾール環を有する化合物としては、1,2,3−トリアゾール、1,2,4−トリアゾール、3−メルカプト−1,2,4−トリアゾール、3−ヒドロキシ−1,2,4−トリアゾール、3−メチル−1,2,4−トリアゾール、1−メチル−1,2,4−トリアゾール、1−メチル−3−メルカプト−1,2,4−トリアゾール、4−メチル−1,2,3−トリアゾール、ベンゾトリアゾール、トリルトリアゾール、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール、4,5,6,7−テトラハイドロトリアゾール、3−アミノ−1,2,4−トリアゾール、3−アミノ−5−メチル−1,2,4−トリアゾール、カルボキシベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−5′−tert−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−tert−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−4−オクトキシフェニル)ベンゾトリアゾール等、あるいはこれらの混合物が挙げられる。
ピラゾール環を有する化合物としては、ピラゾール、ピラゾリン、ピラゾロン、ピラゾリジン、ピラゾリドン、3,5−ジメチルピラゾール、3−メチル−5−ヒドロキシピラゾール、4−アミノピラゾール等、あるいはこれらの混合物が挙げられる。
チアゾール環を有する化合物としては、チアゾール、チアゾリン、チアゾロン、チアゾリジン、チアゾリドン、イソチアゾール、ベンゾチアゾール、2−N,N−ジエチルチオベンゾチアゾール、P−ジメチルアミノベンザルロダニン、2−メルカプトベンゾチアゾール等、あるいはこれらの混合物が挙げられる。
イミダゾール環を有する化合物としては、イミダゾール、ヒスチジン、2−ヘプタデシルイミダゾール、2−メチルイミダゾール、2−エチル−4−メチルイミダゾール、2−フェニルイミダゾール、2−ウンデシルイミダゾール、1−ベンジル−2−メチルイミダゾール、2−フェニル−4−メチルイミダゾール、1−シアノエチル−2−メチルイミダゾール、1−シアノエチル−2−フェニルイミダゾール、1−シアノエチル−2−エチル−4−メチルイミダゾール、1−シアノエチル−2−ウンデシルイミダゾール、2−フェニル−4−メチル−5−ヒドロキシメチルイミダゾール、2−フェニル−4,5−ジヒドロキシメチルイミダゾール、4−フォルミルイミダゾール、2−メチル−4−フォルミルイミダゾール、2−フェニル−4−フォルミルイミダゾール、4−メチル−5−フォルミルイミダゾール、2−エチル−4−メチル−5−フォルミルイミダゾール、2−フェニル−4−メチル−4−フォルミルイミダゾール、2−メルカプトベンゾイミダゾール等、あるいはこれらの混合物が挙げられる。
インダゾール環を有する化合物としては、4−クロロインダゾール、4−ニトロインダゾール、5−ニトロインダゾール、4−クロロ−5−ニトロインダゾール等、あるいはこれらの混合物が挙げられる。
銅キレート化合物類としては、アセチルアセトン銅、エチレンジアミン銅、フタロシアニン銅、エチレンジアミンテトラアセテート銅、ヒドロキシキノリン銅等、あるいはこれらの混合物が挙げられる。
チオ尿素類としては、チオ尿素、グアニルチオ尿素等、あるいはこれらの混合物が挙げられる。
メルカプト基を有する化合物としては、すでに上記に記載した材料も加えれば、メルカプト酢酸、チオフェノール、1,2−エタンジオール、3−メルカプト−1,2,4−トリアゾール、1−メチル−3−メルカプト−1,2,4−トリアゾール、2−メルカプトベンゾチアゾール、2−メルカプトベンゾイミダゾール、グリコールジメルカプトアセテート、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン等、あるいはこれらの混合物が挙げられる。
ナフタレン系としては、チオナリド等が挙げられる。
(4)アクリルフィルム
アクリルフィルム2のフィルム材料としては、フレキシブル性、軽量化、及び、耐候性の点で、特に、少なくとも2種以上のアクリル系モノマーを共重合したアクリル系共重合体が好適である。
好適なアクリル系共重合体としては、具体的には、例えば、メチルアクリレート、エチルアクリレート、プロピルアクリレート、ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、プロピルメタクリレート、ブチルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート等のアルキル(メタ)アクリレートのような側鎖中に官能性基を有しないモノマー(以下、非官能性モノマーという)から選ばれる1種または2種以上のモノマーを主成分とし、これに2−ヒドロキシエチルメタクリレート、グリシジルメタクリレート、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸等のモノマーから選ばれる1種または2種以上のモノマーの側鎖中にOHやCOOHなどの官能性基を有するモノマー(以下、官能性モノマーという)の1種または2種以上を組み合せて、溶液重合法、懸濁重合法、乳化重合法、塊状重合法等の重合法により共重合させることにより得られる重量平均分子量が4万ないし100万、好ましくは10万ないし40万のアクリル系共重合体が挙げられる。中でも、エチルアクリレート、メチルアクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート等の比較的ガラス転移点温度Tgの低いポリマーを与える非官能性モノマーを50〜90質量%、メチルメタクリレート、イソブチルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリレート等の比較的ガラス転移点温度Tgの高いポリマーを与える非官能性モノマーを10〜50質量%、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、アクリル酸、イタコン酸等の官能性モノマーを0〜10質量%含有するようなアクリル系重合体が最も好適である。
アクリルフィルム2の厚さは、10〜125μmが好ましい。アクリルフィルム2が10μmより薄いと、引っ張り強度、引き裂き強度が弱くなる傾向にあり、125μmよりも厚いと、波長1600nm〜2500nmの範囲の光(赤外線)に対する平均反射率が80%を下回る。
アクリルフィルム2の表面には、ハードコート層1との密着性を向上させるために、コロナ放電処理、プラズマ処理等が施されていてもよい。
また、アクリルフィルム2は、ベンゾトリアゾール系、ベンゾフェノン系、トリアジン系、シアノアクリレート系、ポリマー型の紫外線吸収剤のうちいずれかを含むことが好ましい。
このアクリルフィルム2としては、溶液流延法(キャスティング法)を用いて製造したものを用いる。溶液流延法とは、上述のフィルム材料を溶媒に溶解させた溶液をドラムや平滑ベルト上に流し込み、溶媒を蒸発させてフィルムを成型するフィルムの製造方法である。溶媒としては、アクリル樹脂又は樹脂組成物が溶解するいずれの溶媒をも用いることができる。例えば、メチレンクロライド、クロロホルムなどのハロゲン化炭化水素類、エタノール、イソプロパノールなどのアルコール類、アセトン、メチルエチルケトンなどのケトン類、酢酸エチル、酢酸n−ブチルなどのエステル類、トルエン、キシレンなどの芳香族類、テトラヒドロフランなどのエーテル類などが挙げられる。また、これらの溶媒を複数種混合して用いても良い。これらの中では、テトラヒドロフラン、メチレンクロライド、メチルエチルケトン、酢酸エチル、エタノール、トルエンが特に好ましく用いられる。
この溶液流延法を用いて製造したアクリルフィルムを用いることで、従来用いられていた溶融流延法によるアクリルフィルムと比較して、厚み精度、及び、平滑性を高めることが出来る。
なお、この溶液流延法を用いたアクリルフィルム2には、フィルム重量に対して数%(例えば、1〜3%)の溶剤が残留している。
(5)接着層
接着層3は、樹脂からなり、腐食防止層4と、紫外線吸収剤が含有されたアクリルフィルム2とを密着するものである。従って、接着層3には、腐食防止層4と紫外線吸収剤含有アクリルフィルム2とを密着する密着性、及び、銀反射層5が本来有する高い反射性能を引き出すための平滑性、透明性が要求される。
接着層3に使用される樹脂は、上記の密着性、耐熱性、及び平滑性の条件を満足するものであれば特に制限はなく、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、メラミン系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリアミド系樹脂、塩化ビニル系樹脂、塩化ビニル酢酸ビニル共重合体系樹脂等の単独またはこれらの混合樹脂が使用できる。耐候性の点から、ポリエステル系樹脂とメラミン系樹脂の混合樹脂が特に好ましく、更に、イソシアネート等の硬化剤を混合した熱硬化型樹脂がより好ましい。
接着層3の厚さは、0.05〜3μmが好ましく、より好ましくは0.1〜1μmである。接着層3の厚さが0.05μmより薄いと、密着性が低下して接着層を形成した効果が減少すると共に、アクリルフィルム2の表面に存在する凹凸を覆い隠し切れなくなって平滑性が向上し難くなる。一方、接着層3の厚さが3μmより厚いと、密着性の向上が望めず、却って塗りムラの発生により平滑性が向上し難くなったり、接着層3の硬化が不充分となったりする場合がある。
接着層3の形成方法としては、グラビアコート法、リバースコート法、ダイコート法等、従来公知のコーティング方法が使用できる。
(6)樹脂フィルム
樹脂フィルム7としては、従来公知の種々の樹脂フィルムを用いることができる。例えば、セルロースエステル系フィルム、ポリエステル系フィルム、ポリカーボネート系フィルム、ポリアリレート系フィルム、ポリスルホン(ポリエーテルスルホンも含む)系フィルム、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステルフィルム、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、セロファン、セルロースジアセテートフィルム、セルローストリアセテートフィルム、セルロースアセテートプロピオネートフィルム、セルロースアセテートブチレートフィルム、ポリ塩化ビニリデンフィルム、ポリビニルアルコールフィルム、エチレンビニルアルコールフィルム、シンジオタクティックポリスチレン系フィルム、ポリカーボネートフィルム、ノルボルネン系樹脂フィルム、ポリメチルペンテンフィルム、ポリエーテルケトンフィルム、ポリエーテルケトンイミドフィルム、ポリアミドフィルム、フッ素樹脂フィルム、ナイロンフィルム、ポリメチルメタクリレートフィルム、アクリルフィルム等を挙げることができる。
なかでも、ポリカーボネート系フィルム、ポリエステル系フィルム、ノルボルネン系樹脂フィルム、及びセルロースエステル系フィルムが好ましく、特に、ポリエステル系フィルム、セルロースエステル系フィルムを用いることが好ましい。
また、この樹脂フィルム7は、溶融流延製膜で製造されたフィルムであっても、溶液流延製膜で製造されたフィルムであってもよい。
この樹脂フィルム7の厚さは、樹脂の種類に応じて適切な厚さにすることが好ましい。例えば、一般的には、10〜300μmの範囲内である。好ましくは20〜200μm、さらに好ましくは30〜100μmである。
(7)アンカー層
銀反射層5と樹脂フィルム7とを接着するアンカー層6には、銀反射層5と樹脂フィルム7とを密着させる密着性、銀反射層5を真空蒸着法等で形成する場合の際の熱に耐え得る耐熱性、及び、銀反射層5が本来有する高い反射性能を引き出すための平滑性が必要とされる。
アンカー層6の材料としては、これらの条件を満たすものであれば特に制限はないが、樹脂からなることが好ましく、例えば、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、メラミン系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリアミド系樹脂、塩化ビニル系樹脂、塩化ビニル酢酸ビニル共重合体系樹脂等の単独またはこれらの混合樹脂を用いることができる。特に、耐候性の点からポリエステル系樹脂とメラミン系樹脂の混合樹脂が好ましく、さらにイソシアネート等の硬化剤を混合した熱硬化型樹脂であればより好ましい。
アンカー層6の厚さは、密着性、平滑性、銀反射層5の反射率等の観点から、0.01〜3μmが好ましく、より好ましくは0.1〜1μmである。
このアンカー層6の形成方法としては、グラビアコート法、リバースコート法、ダイコート法等、従来公知のコーティング方法が使用できる。
(8)粘着層
粘着層8は、後述する太陽熱発電用反射装置(30、31)を造る際に、銀反射層5を備えるフィルムミラー本体を金属支持体10に貼り付けるための層であり、樹脂フィルム7の裏側(アンカー層6とは反対側の面)に設けられる。
この粘着層8の材料としては、特に制限されないが、例えば、ドライラミネート剤、ウエットラミネート剤、粘着剤、ヒートシール剤、ホットメルト剤などを使用することができる。また、ポリエステル系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、アクリル系樹脂、ニトリルゴムなどを用いてもよい。
粘着層8の具体的な材料としては、例えば、綜研化学社製「SKダインシリーズ」、東洋インキ社製「Oribain BPWシリーズ、BPSシリーズ」、荒川化学社製「アルコン」「スーパーエステル」「ハイペール」等の粘着剤を好適に用いることができる。
粘着層8の厚さは、粘着効果、乾燥速度等の観点から、通常1〜50μm程度の範囲であることが好ましい。
フィルムミラーに粘着層8を設ける方法としては、特に制限されないが、例えば、ロール式で連続的に行うラミネート方法が経済性及び生産性の点から好ましい。又は、剥離シート9に積層して形成された粘着層8を、剥離シート9とともにフィルムミラー20、フィルムミラー21の裏面側(樹脂フィルム7の側)に貼り合わせるように設けてもよい。
(9)剥離シート
剥離シート9は、所定量(例えば、20〜50重量%)の微粒子を含有してなる樹脂フィルムであり、75μm以上125μm以下の厚みを有するフィルム層である。より好ましくは、剥離シート9は、100μm以上125μm以下の厚みを有する。
この剥離シート9を構成する樹脂フィルムには、従来公知の種々のフィルム材料(シート材料)として、例えば、アクリルフィルムまたはシート、ポリカーボネートフィルムまたはシート、ポリアリレートフィルムまたはシート、ポリエチレンナフタレートフィルムまたはシート、ポリエチレンテレフタレートフィルムまたはシート、フッ素樹脂等のプラスチックフィルムまたはシート、等を用いることができる。剥離シート9に用いることができる具体的な材料としては、例えば、三井化学東セロ社製「セパレータSP−PET」、王子タック社製フィルムタック、リンテック社製剥離フィルム等を挙げることができる。
(10)ハードコート層
ハードコート層1は、フィルムミラーの表面における損傷を防止するために、フィルムミラーの最外層に設けられる。
このハードコート層1を形成する材料としては、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、メラミン系樹脂、エポキシ系樹脂、有機シリケート化合物、シリコーン系樹脂等を用いることができる。特に、硬度と耐久性の点では、シリコーン系樹脂やアクリル系樹脂を用いることが好ましい。また、硬化性、可撓性および生産性の点では、活性エネルギー線硬化型のアクリル系樹脂、または熱硬化型のアクリル系樹脂を用いることが好ましい。
ここで、活性エネルギー線硬化型のアクリル系樹脂または熱硬化型のアクリル系樹脂とは、重合硬化成分として多官能アクリレート、アクリルオリゴマーあるいは反応性希釈剤を含む組成物である。その他に必要に応じて光開始剤、光増感剤、熱重合開始剤あるいは改質剤等を含有しているものを用いてもよい。
アクリルオリゴマーとは、アクリル系樹脂骨格に反応性のアクリル基が結合されたものを始めとして、ポリエステルアクリレート、ウレタンアクリレート、エポキシアクリレート、ポリエーテルアクリレート等であり、また、メラミンやイソシアヌール酸等の剛直な骨格にアクリル基を結合したもの等も用いられ得る。
また、反応性希釈剤とは、塗工剤の媒体として塗工工程での溶剤の機能を担うと共に、それ自体が一官能性あるいは多官能性のアクリルオリゴマーと反応する基を有し、塗膜の共重合成分となるものである。
なお、市販されている多官能アクリル系硬化塗料としては、三菱レイヨン株式会社;(商品名“ダイヤビーム(登録商標)”シリーズ等)、長瀬産業株式会社;(商品名“デナコール(登録商標)”シリーズ等)、新中村株式会社;(商品名“NKエステル”シリーズ等)、DIC株式会社;(商品名“UNIDIC(登録商標)”シリーズ等)、東亞合成化学工業株式会社;(商品名“アロニックス(登録商標)”シリーズ等)、日本油脂株式会社;(商品名“ブレンマー(登録商標)”シリーズ等)、日本化薬株式会社;(商品名“KAYARAD(登録商標)”シリーズ等)、共栄社化学株式会社;(商品名“ライトエステル”シリーズ、“ライトアクリレート”シリーズ等)等の製品を利用することができ、アクリル系樹脂のハードコート層1を形成できる。
ハードコート層1中には、本発明の効果が損なわれない範囲で、さらに各種の添加剤を必要に応じて配合することができる。例えば、上記した腐食防止層4に用いた腐食防止剤やアクリルフィルム2に用いた紫外線吸収剤の他に、酸化防止剤、光安定剤、界面活性剤、レベリング剤および帯電防止剤等を用いることができる。
(11)太陽熱発電用反射装置
太陽熱発電用反射装置30は、図1(b)に示すように、フィルムミラー20の剥離シート9を剥離して露出させた粘着層8を金属支持体10に貼り付けることで製造することができる。同様に、太陽熱発電用反射装置31は、図2(b)に示すように、フィルムミラー21の剥離シート9を剥離して露出させた粘着層8を金属支持体10に貼り付けて製造することができる。
太陽熱発電用反射装置の一形態としては、例えば、樋状(半円筒状)の形状のものが挙げられる。この半円筒形状の内側を反射面側とし、内部に流体を有する筒状部材が半円筒の軸位置に設けられて、筒状部材に太陽光を集光させて流体を加熱する。そして、この加熱された流体の熱エネルギーを電気エネルギーに変換することで発電を行う。
また、太陽熱発電用反射装置の他の一形態としては、平板状の太陽熱発電用反射装置を複数個所に設置し、それぞれの反射装置で反射された太陽光を一枚の反射鏡(中央反射鏡)に集光させて、更に、反射鏡により反射されて得られた熱エネルギーを発電部で電気エネルギーに変換することで発電する形態が挙げられる。
(12)金属支持体
金属支持体10としては、鋼板、銅板、アルミニウム板、アルミニウムめっき鋼板、アルミニウム系合金めっき鋼板、銅めっき鋼板、錫めっき鋼板、クロムめっき鋼板、ステンレス鋼板など熱伝導率の高い金属材料、また樹脂と金属板とを組み合わせた鋼板を用いることができる。
本発明においては、特に耐食性の良好なめっき鋼板、ステンレス鋼板、アルミニウム板などを用いることが好ましい。さらに好ましくは、樹脂と金属板とを組み合わせた鋼板を用いることが好ましい。
以上のように、本発明に係るフィルムミラー20、21によれば、アクリルフィルム2として溶液流延法により作成されたものを用いているので、太陽光に対して良好な正反射率を有するフィルムミラーを製造することができる。
特に、接着層3の厚さを0.05μm〜3μm、より好ましくは、0.1μm〜1μmの間に設定することでアクリルフィルム2と銀反射層5との密着性及び平滑性を向上させることができ、太陽光に対して良好な正反射率を有するフィルムミラーを製造することができる。
また、反射率の高い銀を反射層として用いるとともに、蒸着法や有機銀錯体化合物を焼成する方法を用いることで、銀反射層を容易且つ安定的に形成することができる。
また、上述のようにして製造されたフィルムミラー20、21を金属支持体10と貼り合わせて太陽熱発電用反射装置30、31を製造することで、正反射率の高い、即ち、集光効率の良い太陽熱発電用反射装置を得ることができる。
以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、表面粗さを示す値としては、算術平均粗さRaを用いる。
[太陽熱発電用反射装置の作製]
[試料1の作成]
太陽熱発電用ミラーの樹脂フィルムとして、2軸延伸ポリエステルフィルム(ポリエチレンテレフタレートフィルム、厚さ100μm)を用いた。上記ポリエチレンテレフタレートフィルムの片面に、ポリエステル系樹脂としてエスペル9940A(日立化成工業株式会社製)、メラミン樹脂、ジイソシアネート架橋剤としてトリレンジイソシアネート(TDI)、ヘキサメチレンジイソシアネート(HMDI)(三井化学ファイン株式会社製)を質量比で20:1:1:2に混合した樹脂を、グラビアコート法によりコーティングして、厚さ0.1μmのアンカー層を形成し、更に、銀反射層として真空蒸着法により厚さ80nmの銀反射層を形成した。
この銀反射層上に、エスペル9940Aとトリレンジイソシアネートとを樹脂固形分比率(質量比)で10:2に混合した樹脂中に、腐食防止剤としてTinuvin234(チバ・ジャパン社製)を樹脂固形分に対して10質量%となる量を添加し、グラビアコート法によりコーティングして、厚さ0.1μmの腐食防止層を形成した。
続いて、接着層としてビニロール92T(アクリル樹脂接着剤;昭和高分子社製)を厚さ0.1μmの厚さでコートし、接着層の上に溶液流延法により製膜した表面粗さRa=0.1μm、膜厚50μmのアクリル樹脂フィルムを積層させ、太陽熱発電用フィルムミラーを作製した。
さらに、樹脂フィルムのアンカー層とは反対側の面に、SE−6010(アクリル樹脂接着剤;昭和高分子社製)を厚さ1μmの厚さでコートした粘着層を形成し、厚さ0.1mmで、縦4cm×横5cmのアルミ板(住友軽金属社製)上にこの粘着層を介してフィルムミラーを貼り付け、太陽熱発電用反射装置である試料1を作製した。
[試料2の作製]
試料1の作製において、接着層の厚さを0.5μmの厚さでコートするほかは同様に太陽熱発電用反射装置である試料2を作製した。
[試料3の作製]
試料1の作製において、接着層の厚さを1μmの厚さでコートするほかは同様に太陽熱発電用反射装置である試料3を作製した。
[試料4の作製]
試料1の作製において、表面粗さRa=0.05μmのアクリル樹脂フィルムを厚さ0.03μmの厚さでコートした接着層の上に積層するほかは同様に太陽熱発電用反射装置である試料4を作製した。
[試料5の作製]
試料4の作製において、接着層の厚さを0.5μmの厚さでコートするほかは同様に太陽熱発電用反射装置である試料5を作製した。
[試料6の作製]
試料4の作製において、接着層の厚さを5μmの厚さでコートするほかは同様に太陽熱発電用反射装置である試料6を作製した。
[試料7の作製]
試料4の作製において、表面粗さRa=0.008μmのアクリル樹脂フィルムを接着層の上に積層するほかは同様に太陽熱発電用反射装置である試料7を作製した。
[試料8の作製]
試料7の作製において、接着層の厚さを0.5μmの厚さでコートするほかは同様に太陽熱発電用反射装置である試料8を作製した。
[試料9の作製]
試料7の作製において、接着層の厚さを5μmの厚さでコートするほかは同様に太陽熱発電用反射装置である試料9を作製した。
[試料10の作製]
試料2の作製において、溶融流延法により製膜した表面粗さRa=0.3μmのアクリル樹脂フィルムを厚さ0.5μmでコートした接着層の上に積層するほかは同様に太陽熱発電用反射装置である試料10を作製した。
[太陽熱発電用反射装置の評価]
上記のように作製した試料1〜9(実施例1〜9)及び試料10(比較例)に係る太陽熱発電用反射装置について、下記の方法に従って、評価した。
[アクリルフィルム中の残留溶剤]
アクリルフィルム中に残留している溶剤の分量を下記の数式(1)に基づいて測定した。
残留溶剤量[重量%]={(M−N)/N}×100 … (1)
ここで、Mは製膜時におけるアクリルフィルムの重量であり、この重量Mのアクリルフィルムを110℃で3時間乾燥させた後の重量がNである。
[正反射率の測定]
日立製作所社製の分光光度計「U−4100」に、積分球反射付属装置を取り付けたものを用いて、反射面の法線に対して、入射光の入射角を5°となるように調整し、反射角5°の正反射率を測定した。評価は、400nmから700nmまでの平均反射率として測定した。
5:正反射率の平均値が、93%以上である
4:正反射率の平均値が、90%以上93%未満である
3:正反射率の平均値が、87%以上90%未満である
2:正反射率の平均値が、84%以上87%未満である
1:正反射率の平均値が、81%以上84%未満である
[解像度の評価]
作製した太陽熱発電用反射装置に、図3に示す市松模様パターンを映し、反射像の解像度を目視により5(最も解像度が良い)から1(最も解像度が悪い)の5段階で評価した。
各項目についての評価結果を表1に示す。
Figure 2012220708
表1に示した評価結果から示されているように、アクリルフィルムの表面粗さが小さくなって平滑性が増すほど正反射率、及び、解像度が向上することが分かる。即ち、表面粗さの改善が困難な溶融流延法により作製されたアクリルフィルムを用いた太陽熱発電用反射装置と比較して、溶液流延法により作製されたアクリルフィルムを用いることで、太陽熱発電用反射装置における正反射率、及び、解像度を向上させることが出来る。
また、アクリルフィルムの表面粗さに係わらず、接着層の厚さが0.5μmの場合には、0.03μmの場合、及び、5μmの場合と比較して、正反射率、及び、解像度が向上することが示されている。即ち、接着層の厚さは、厚過ぎても薄過ぎてもよくないということが示されている。これらは、密着性の最適性、薄過ぎるとアクリルフィルム及び銀反射層の表面の凹凸をカバーしきれないという問題、及び、厚過ぎると塗装ムラが生じやすくなるという問題を表している。従って、接着層の厚みは、0.5μmを中心に、0.03μm以上5μm以下、より好ましくは、0.1μm以上1μm以下であることが好ましいといえる。
1 ハードコート層
2 アクリルフィルム
3 接着層
4 腐食防止層
5 銀反射層
6 アンカー層
7 樹脂フィルム
8 粘着層
9 剥離シート
10 金属支持体
20、21 フィルムミラー
30、31 太陽熱発電用反射装置

Claims (7)

  1. 太陽光の入射側から順番に、アクリルフィルム基材、接着層、銀反射層が積層されてなるフィルムミラーにおいて、
    該アクリルフィルム基材は、溶液流延法によって形成されたものである
    ことを特徴とするフィルムミラー。
  2. 前記アクリルフィルム基材には、フィルム重量の0.1%以上0.5%未満の残留溶剤が含有されており、且つ、表面の算術平均粗さが0.01μm以下である
    ことを特徴とする請求項1に記載のフィルムミラー。
  3. 前記接着層の厚さは、0.05μm以上3μm以下である
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のフィルムミラー。
  4. 前記接着層の厚さは、0.1μm以上1μm以下である
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のフィルムミラー。
  5. 前記銀反射層は、樹脂フィルム上に蒸着されて形成されている
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載のフィルムミラー。
  6. 前記銀反射層は、樹脂フィルム上に有機銀錯体化合物を含む塗布液が塗布された後に焼成されることにより形成されている
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載のフィルムミラー。
  7. 請求項1〜6の何れか一項に記載のフィルムミラーと、
    金属支持体とを備え、
    前記フィルムミラーは、前記金属支持体上に貼付されている
    ことを特徴とする太陽熱発電用反射装置。
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