JP2012212588A - Solid oxide fuel cell - Google Patents
Solid oxide fuel cell Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012212588A JP2012212588A JP2011078285A JP2011078285A JP2012212588A JP 2012212588 A JP2012212588 A JP 2012212588A JP 2011078285 A JP2011078285 A JP 2011078285A JP 2011078285 A JP2011078285 A JP 2011078285A JP 2012212588 A JP2012212588 A JP 2012212588A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power generation
- solid electrolyte
- electrolyte layer
- cell
- electrode layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
Landscapes
- Fuel Cell (AREA)
Abstract
【課題】 発電セルの発電中に、この発電セルの端部に生じる内部応力を緩和するとともに、この端部に内部応力が生じた場合でも、発電セルの割れを防止することが可能な固体酸化物形燃料電池を提供する。
【解決手段】 セラミックスからなる平板状の固体電解質層2の一方の表面に燃料極層3が形成され、他方の表面に空気極層4が形成された発電セル1を、セパレータ5を介して板厚方向に複数積層した固体酸化物形燃料電池において、固体電解質層2の外周縁部2aが、固体電解質層2を構成する上記セラミックスの熱膨張係数と同等またはそれ以下の熱膨張係数を有する物質13により形成されている。
【選択図】 図1PROBLEM TO BE SOLVED: To reduce internal stress generated at an end portion of a power generation cell during power generation of the power generation cell and to prevent cracking of the power generation cell even when internal stress is generated at the end portion A physical fuel cell is provided.
A power generation cell 1 in which a fuel electrode layer 3 is formed on one surface of a flat solid electrolyte layer 2 made of ceramics and an air electrode layer 4 is formed on the other surface is sandwiched by a separator 5. In the solid oxide fuel cell in which a plurality of layers are stacked in the thickness direction, a substance in which the outer peripheral edge 2a of the solid electrolyte layer 2 has a thermal expansion coefficient equal to or less than that of the ceramics constituting the solid electrolyte layer 2 13.
[Selection] Figure 1
Description
本発明は、固体電解質層の一方の面に形成された燃料極層に燃料ガスを、他方の面に形成された空気極層に空気を供給して発電を行う固体酸化物形燃料電池に関するものである。 The present invention relates to a solid oxide fuel cell that generates power by supplying fuel gas to a fuel electrode layer formed on one surface of a solid electrolyte layer and supplying air to an air electrode layer formed on the other surface. It is.
上記固体酸化物形燃料電池は、例えば、図3に示すように、平板状の固体電解質層2の一方の表面に燃料極層3を、他方の表面に空気極層4を形成した発電セル1を有し、この発電セル1の燃料極層3側に燃料極集電体6および空気極層4側に空気極集電体7をそれぞれ配置して、これら集電体の外側にセパレータ5を板厚方向に配置することにより単セル12をなし、この単セル12を複数積層することにより構成されている。また、この固体酸化物形燃料電池は、発電反応により生成された排ガス、および当該発電反応に消費されずに残った余剰ガスを、燃料極集電体6および空気極集電体7の外周縁部から外方に排出可能なシールレス構造になっている。
In the solid oxide fuel cell, for example, as shown in FIG. 3, a
ここで、固体電解質層2は、高い酸素イオン伝導性を有するランタンガレート系(LaGaO3系)材料が用いられているとともに、約200μmの厚さ寸法に形成されている。
Here, the
また、燃料極層3は、Ni、Co等の金属あるいはNi−YSZ(イットリア安定化ジルコニア)、Ni−SDC(サマリウム添加セリア)、Ni−GDC(ガドニウム添加セリア)、Ni−ScSZ(スカンジア安定化ジルコニア)、Ni−LSGM(ストロンチウム−マグネシウム添加ランタンガレート)、Ni−LSGMC(ストロンチウム−マグネシウム−コバルト添加ランタンガレート)、Co−YSZ等のサーメットで構成されている。
Further, the
そして、空気極層4は、ランタンマンガナイト系(LaMnO3系)材料、ランタンコバルタイト系(LaCoO3系)材料、サマリウムコバルタイト系(SmCoO3系)材料、バリウムコバルタイト系(BaCoO3系)材料で構成されている。
ちなみに、燃料極層3および空気極層4は、それぞれ固体電解質層2の表面に20〜30μmの厚さ寸法で形成されている。
The air electrode layer 4 includes a lanthanum manganite (LaMnO 3 ) material, a lanthanum cobaltite (LaCoO 3 system) material, a samarium cobaltite (SmCoO 3 system) material, and a barium cobaltite (BaCoO 3 system). Consists of materials.
Incidentally, the
さらに、燃料極層3の表面に配置された燃料極集電体6は、Ni基合金等の多孔質焼結金属板から構成されている。また、空気極層4の表面に配置された空気極集電体7は、Ag基合金等の多孔質焼結金属板から構成されている。
Furthermore, the fuel electrode
また、燃料極集電体6および空気極集電体7の各々の外側に配置されたセパレータ5は、発電セル1間を電気的に接続するとともに、発電セル1に対して水素リッチな燃料ガス(H2、CO等)および酸化剤ガス(空気)を供給する機能を有するもので、ステンレス等の金属によって形成されている。そして、このセパレータ5の内部には、その外部から導入された上記燃料ガスを燃料極集電体6との対向面のほぼ中央部から吐出させる燃料ガス流路8と、空気極集電体7との対向面のほぼ中央部から空気を吐出させる空気流路9が形成されている。
Further, the
なお、シールレス構造の上記固体酸化物形燃料電池としては、図4に示すように、円筒状の発電セル1を用いる場合がある。この発電セル1は、円筒状の固体電解質層20の内表面に燃料極層30を、外表面に空気極層40が形成され、発電セル1の一方の端部1b側から燃料ガスが供給されるように、ガスマニホールド10上に配設して単セル12をなし、この単セル12を酸素雰囲気下において複数配設することにより構成されている。そして、上記発電反応により生成された排ガス、および上記発電反応に消費されずに残った余剰ガスを、発電セル1の他方の端部1a側から外方に排出可能なシールレス構造になっている。
As the solid oxide fuel cell having a sealless structure, a cylindrical
また、発電セル1の一方の端部1b側に配設されるガスマニホールド10は、発電セル1間を電気的に接続するとともに、発電セル1に対して水素リッチな燃料ガス(H2、CO等)を供給する機能を有するもので、ステンレス等の金属によって形成されている。そして、このガスマニホールド10の内部には、その外部から導入された上記燃料ガスを発電セル1の一方の端部1b側から吐出させる燃料ガス流路11が形成されている。
Further, the
ところで、このような発電セル1は、発電中に割れが発生することがある。割れの原因としては、発電セル1のセラミックス中の欠陥が主要原因と考えられている。そこで、従来、発電セル1の構造体を構成する固体電解質層2,20、燃料極層3,30、あるいは、空気極層4,40を厚くするなどして強度を向上させ、発電セル1の割れを防止してきた。しかし、セラミックスは脆弱であり、機械的衝撃、熱応力、振動などにより、容易に破壊に至ってしまう。
By the way, such a
そこで、発電セル1の割れについて、さらに発明者が精査したところ、セラミックスからなる発電セル1の端部に、別の物質を形成することにより、発電セル1の破損を減少させることが可能であることを見出した。
Then, when the inventor further examined the cracking of the
この発電セル1の上記端部は、大気中に暴露されていて、外部環境との接触部分になっていたり、あるいは、ガスマニホールドの内部に収納されていたりして、発電セル1の境界部となっている。そのため、上記端部においては、発電に寄与されない。これにより、上記端部の電解質、燃料極(アノード)、空気極(カソード)は、発電セル1の実際に発電している発電部分と異なる環境にある。
The end portion of the
ところで、上記固体酸化物形燃料電池の反応は、カソードとアノード間の電解質に掛かる酸素濃度差が起電力の発生源であり、上記発電部分に当該酸素濃度差が印加されている。一方、発電セル1の上記端部においては、大気中に暴露されているか、あるいは、マニホールド内に収容されているため、ある一定の酸素濃度に固定されていると考えられる。これにより、発電セル1の上記発電部と上記端部とに酸素濃度差が生じ、この酸素濃度差が、セラミックスを膨張、あるいは、収縮させて、クラック発生の主原因の一つとなっていることを見出した。
By the way, in the reaction of the solid oxide fuel cell, the oxygen concentration difference applied to the electrolyte between the cathode and the anode is a source of electromotive force, and the oxygen concentration difference is applied to the power generation portion. On the other hand, it is considered that the end of the
また、図3および図4に示すように、シールレス構造の上記固体酸化物形燃料電池の場合、上記余剰ガスが放出される端部において、当該余剰ガスが発電セル1の外周部の空気中の酸素と反応して燃焼し、この燃焼により、セル・スタック温度を、例えば、750℃の作動温度に保持することが可能となる。しかし、発電セル1に供給される燃料ガスのガス流の変化により、上記余剰ガスが放出される上記端部において、燃焼反応が起こることがある。特に、都市ガスやメタンなどの炭化水素ガス燃料を用いる場合には、ガス流が大幅に変化することが判明している。
As shown in FIGS. 3 and 4, in the case of the solid oxide fuel cell having a sealless structure, the surplus gas is in the air at the outer peripheral portion of the
これにより、例えば、発電セル1に燃料が多く供給された場合は、発電セル1の外周部での燃焼部分tは大きくなり、逆に燃料が少なく供給された場合は、燃焼部分tが小さくなるとともに、燃焼部分tが上記余剰ガスが放出される上記端部の外方ではなく、上記端部に近接してしまうことになる。
Thereby, for example, when a large amount of fuel is supplied to the
このように、上記余剰ガスが放出される上記端部において、燃焼反応が起こる場合、発電セル1の上記端部は、燃焼部分tにより発熱し、発電セル1の上記端部以外の上記発電部分とに温度差が生じる。このような温度差および上述した酸素濃度差によって、上記端部に内部応力が生じて、当該端部のセラミックスに傷や凹凸などがある場合には、切欠効果によってそこからクラックが入り、割れ発生の主原因の一つとなっていることを見出した。
Thus, when a combustion reaction occurs at the end where the surplus gas is released, the end of the
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、発電セルの発電中に、この発電セルの端部に生じる内部応力を緩和するとともに、この端部に内部応力が生じた場合でも、発電セルの割れを防止することが可能な固体酸化物形燃料電池を提供することを課題とするものである。 The present invention has been made in view of such circumstances, and during the power generation of the power generation cell, the internal stress generated at the end portion of the power generation cell is alleviated, and even when the internal stress is generated at the end portion, the power generation is performed. It is an object of the present invention to provide a solid oxide fuel cell capable of preventing cell cracking.
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、セラミックスからなる平板状の固体電解質層の一方の表面に燃料極層が形成され、他方の表面に空気極層が形成された発電セルを、セパレータを介して板厚方向に複数積層した固体酸化物形燃料電池において、上記固体電解質層の外周縁部が、当該固体電解質層を構成する上記セラミックスの熱膨張係数と同等またはそれ以下の熱膨張係数を有する物質により形成されていることを特徴とするものである。
In order to solve the above problems, the invention according to
また、請求項2に記載の発明は、セラミックスからなる円筒状の固体電解質層の内表面に燃料極層が形成され、外表面に空気極層が形成された発電セルを複数配設した固体酸化物形燃料電池において、上記発電セルの端部が、上記固体電解質層を構成する上記セラミックスの熱膨張係数と同等またはそれ以下の熱膨張係数を有する物質により形成されていることを特徴とするものである。 According to a second aspect of the present invention, there is provided a solid oxide comprising a plurality of power generation cells in which a fuel electrode layer is formed on an inner surface of a cylindrical solid electrolyte layer made of ceramics and an air electrode layer is formed on an outer surface. In the fuel cell, the end portion of the power generation cell is formed of a material having a thermal expansion coefficient equal to or less than that of the ceramic constituting the solid electrolyte layer. It is.
そして、請求項3に記載の発明は、上記物質の熱膨張係数は、上記セラミックスの熱膨張係数の+5%〜−10%の範囲であることを特徴とするものである。
The invention according to
さらに、請求項4に記載の発明は、上記物質は、ガラスまたはセラミックスであることを特徴とするものである。 Furthermore, the invention described in claim 4 is characterized in that the substance is glass or ceramics.
請求項1に記載の発明によれば、平板状の発電セルにおいて、セラミックスからなる固体電解質層の外周縁部が、当該固体電解質層を構成する上記セラミックスの熱膨張係数と同等またはそれ以下の熱膨張係数を有する物質により保護されているため、発電時における上記固体電解質層の外周縁部と、当該外周縁部以外の発電部分との酸素濃度差および温度差により、上記固体電解質層を構成する上記セラミックスが膨張または収縮して、上記外周縁部に内部応力が生じた場合でも、この内部応力を上記物質による補強効果により緩和することができるとともに、上記物質により上記外周縁部の傷や凹凸が平坦化されて、クラックの発生および進展を抑えることができる。これにより、発電セルの割れを防止することができる。 According to the first aspect of the present invention, in the flat power generation cell, the outer peripheral edge portion of the solid electrolyte layer made of ceramics has a heat equivalent to or less than the thermal expansion coefficient of the ceramics constituting the solid electrolyte layer. Since it is protected by a substance having an expansion coefficient, the solid electrolyte layer is constituted by the oxygen concentration difference and the temperature difference between the outer peripheral edge of the solid electrolyte layer and the power generation part other than the outer peripheral edge during power generation. Even when the ceramic expands or contracts and internal stress is generated in the outer peripheral edge, the internal stress can be relieved by the reinforcing effect of the substance, and the outer peripheral edge is damaged or uneven by the substance. Is flattened, and generation and progress of cracks can be suppressed. Thereby, the crack of a power generation cell can be prevented.
請求項2に記載の発明によれば、円筒状の発電セルにおいて、セラミックスからなる固体電解質層の内表面に燃料極層が形成され、外表面に空気極層が形成された発電セルの端部が、上記固体電解質層を構成する上記セラミックスの熱膨張係数と同等またはそれ以下の熱膨張係数を有する物質により保護されているため、発電時における上記発電セルの端部と、当該端部以外の発電部分との酸素濃度差および温度差により、上記固体電解質層を構成する上記セラミックスが膨張または収縮して、上記端部に内部応力が生じた場合でも、この内部応力を上記物質による補強効果により緩和することができるとともに、上記物質により上記端部の傷や凹凸が平坦化されて、クラックの発生および進展を抑えることができる。これにより、上記発電セルの割れを防止することができる。
According to the invention of
(実施形態1)
図1に示すように、本発明の固体酸化物形燃料電池の一実施形態においては、単セル12が、セラミックスからなる平板円形状の固体電解質層2の一方の表面に燃料極層3を形成するとともに、他方の表面に空気極層4を形成した発電セル1と、この発電セル1の燃料極層3側に配置した燃料極集電体6および空気極層4側に配置した空気極集電体7と、これら集電体の外側に配置されたセパレータ5とが板厚方向に積層されることにより概略構成されている。
(Embodiment 1)
As shown in FIG. 1, in one embodiment of the solid oxide fuel cell of the present invention, a
ここで、固体電解質層2は、高い酸素イオン伝導性を有するランタンガレート系(LaGaO3系)材料が用いられているとともに、約200μmの厚さ寸法に形成されている。また、固体電解質層2は、その外周縁部2aが、燃料極層3、空気極層4、燃料極集電体6および空気極集電体7の直径より大きく形成され、外周縁部2aが外方に突出している。この突出した外周縁部2aに、上記ランタンガレート系(LaGaO3系)材料の熱膨張係数と同等またはそれ以下の熱膨張係数を有する物質13が被覆されている。
Here, the
なお、上記ランタンガレート系材料の熱膨張係数と同等またはそれ以下の熱膨張係数を有する物質13とは、ガラス13またはセラミックス13である。また、上記ランタンガレート系材料の熱膨張係数と同等またはそれ以下の熱膨張係数とは、上記ランタンガレート系材料の熱膨張係数の+5%〜−10%の範囲である。
The
そして、固体電解質層2の外周縁部2aを被覆する材料にガラス13を用いる場合、このガラス13は、外周縁部2aにおいて固体のガラス13層として存在していることが望ましい。また、使用するガラス13の融点が発電セル1の作動温度以上のもであるとともに、固体電解質層2自身の強度を持つ骨格構造と略同じ、または、多少小さいガラス13を選定することにより、発電中常に固体として、固体電解質層2の外周縁部2aを保護することが可能となる。
And when using the
さらに、固体電解質層2の外周縁部2aにガラス13を被覆するには、まず、ガラス13の融点が発電セルの作動温度以上のもので、固体電解質層2自身の強度を持つ骨格構造と略同じ、または、多少小さいガラス13を選定し、有機溶媒と混合してペーストを作製する。
Further, in order to coat the outer peripheral edge 2a of the
次に、このペーストを固体電解質層2の外周縁部2aに塗布して、800〜900℃の温度により焼結する。なお、発電セル1を構成する固体電解質層2、燃料極層3、空気極層4の焼結温度は、通常1000℃以上であるため、ガラス13の塗布および焼結は、発電セル1を構成する固体電解質層2、燃料極層3、空気極層4を各々焼結した後に行うことが望ましい。また、作動温度が750℃の上記固体酸化物形燃料電池の場合、使用するガラス13の融点は、少なくとも50℃以上高い800℃のものが必要であり、どのような燃料電池の作動条件下においても、融け出さないことが必要である。
Next, this paste is applied to the outer peripheral edge 2 a of the
また、固体電解質層2の外周縁部2aへの塗布方法としては、ディップコートまたは刷毛塗りによって行うことが可能である。そして、固体電解質層2の外周縁部2aに塗布および焼結後のガラス13層の厚さは、0.1〜100μm程度の幅で調整することが可能である。
In addition, as a method of applying the
さらに、ガラス13の熱膨張係数が、固体電解質層2の上記ランタンガレート系材料の熱膨張係数と全く同じ場合には、100μm程度の厚さのガラス13層を形成することにより、その厚みによる強度が得られ、より高強度化を図ることができる。しかし、室温から上記作動温度である750℃までの温度範囲において、熱膨張係数が全く同じである物質は少なく、ガラス13を薄く塗布することが望まれる。
Furthermore, when the thermal expansion coefficient of the
そして、固体電解質層2の外周縁部2aを被覆するガラス13を薄くして、割れ防止を行う場合、固体電解質層2の上記ランタンガレート系材料の熱膨張係数より、1%〜10%程度小さい熱膨張係数を有するガラス13を選定することが可能である。これにより、固体電解質層2の外周縁部2aにおいて、何らかの原因により発生する内部応力をガラス13による補強効果によって緩和し、固体電解質層2の上記ランタンガレート系材料に亀裂が入るのを防止することができる。
When the
なお、固体電解質層2にランタンガレート(LSGM)電解質を利用する場合、LSGMの熱膨張係数は、10.8×10-8(1/K)であるため、これに適合するガラス13材として、旭硝子社製の品番:A4−1がある。このA4−1(旭硝子社製)の熱膨張係数は、10.7×10-8(1/K)で、ガラス13の軟化温度は818℃である。これを平板状の発電セル1の固体電解質層(LSGM電解質層)2の外周縁部2aに数μm塗布して、900℃で10分間焼き付けて作製する。また、上記A4−1(旭硝子社製)のガラス13材の組成としては、SiO2、BaO、CaOが主な物質である。
When a lanthanum gallate (LSGM) electrolyte is used for the
そして、固体電解質層2の外周縁部2aを被覆する物質として、セラミックス13を用いる場合、このセラミックス13は、固体電解質層2の構造体と略同じ材料を用いて、組成を多少変えて熱膨張係数を小さくすることが好ましい。または、立方晶など結晶構造が同じで、別の材料を選定することも可能である。
When
さらに、一般的な8YSZからなる固体電解質層2の場合、その熱膨張係数は、10.5×10-8(1/K)であるため、固体電解質層2の外周縁部2aを被覆するセラミックス13を熱膨張係数10.3×10-8(1/K)の3YSZを選定することが可能である。そして、この3YSZのペーストを固体電解質層2の外周縁部2aに設置して、1500℃程度で焼結することが可能である。この後に、燃料極層3の印刷および焼結を行ってから、空気極層4の印刷および焼結を行う。この場合の3YSZの厚さは、1〜100μm程度である。
Furthermore, in the case of the
また、燃料極層3は、Ni、Co等の金属あるいはNi−YSZ(イットリア安定化ジルコニア)、Ni−SDC(サマリウム添加セリア)、Ni−GDC(ガドニウム添加セリア)、Ni−ScSZ(スカンジア安定化ジルコニア)、Ni−LSGM(ストロンチウム−マグネシウム添加ランタンガレート)、Ni−LSGMC(ストロンチウム−マグネシウム−コバルト添加ランタンガレート)、Co−YSZ等のサーメットで構成されている。
Further, the
そして、空気極層4は、ランタンマンガナイト系(LaMnO3系)材料、ランタンコバルタイト系(LaCoO3系)材料、サマリウムコバルタイト系(SmCoO3系)材料、バリウムコバルタイト系(BaCoO3系)材料で構成されている。
ちなみに、燃料極層3および空気極層4は、それぞれ固体電解質層2の表面に20〜30μmの厚さ寸法で形成されている。
The air electrode layer 4 includes a lanthanum manganite (LaMnO 3 ) material, a lanthanum cobaltite (LaCoO 3 system) material, a samarium cobaltite (SmCoO 3 system) material, and a barium cobaltite (BaCoO 3 system). Consists of materials.
Incidentally, the
さらに、燃料極集電体6は、Ni基合金などの多孔質焼結板によって構成されている。また、空気極集電体7は、Ag基合金などの多孔質焼結板によって構成されている。
Furthermore, the fuel electrode
また、セパレータ5は、ステンレス等の金属によって形成されている。そして、セパレータ5の内部には、その外部から導入された燃料ガスを燃料極集電体6との対向面のほぼ中央部から吐出させる燃料ガス流路8と、空気極集電体7との対向面のほぼ中央部から空気を吐出させる空気流路9が形成されている。
The
そして、発電セル1を挟持しているセパレータ5同士の間は、Niの多孔質焼結板からなる燃料極集電体6、およびAgの多孔質焼結板からなる空気極集電体7から、発電反応により生成された排ガスと、当該発電反応に消費されずに残った余剰ガスとを発電セル1の外周から外方に排出可能なシールレス構造になっている。
Between the
以上の構成からなる単セル12を板厚方向に複数積層した固体酸化物形燃料電池を起動すると、図1に示すように、単セル12を構成するセパレータ5の外部から、炭化水素ガスを改質した水素リッチな燃料ガス(H2、CO等)が燃料ガス流路8に導入され、燃料極集電体6を介して燃料極層3に供給される。また、これと同時に、セパレータ5の外部から酸化剤ガス(空気)が空気流路9に導入され、空気極集電体7を介して空気極層4に供給される。
When a solid oxide fuel cell in which a plurality of
これにより、上記固体酸化物形燃料電池は、発電セル1において発電反応が生じる。そして、この発電反応により、上記固体酸化物形燃料電池は、予め設定された燃料利用率に従って、負荷上昇が開始されるとともに、発電セル1の燃料極層3の外周縁部および空気極層4の外周縁部から、上記発電反応により生成した高温の排ガス、および上記発電反応に消費されずに残った高温の余剰ガスが排出される。
Thereby, in the solid oxide fuel cell, a power generation reaction occurs in the
そして、燃料極層3の外周縁部から排出された上記余剰ガスが、発電セル1外周の空気中の酸素と反応して燃焼され、セル・スタックの温度を、例えば、750℃の作動温度に保持する。この際に、上記余剰ガスが燃焼する燃焼部分tは、固体電解質層2の外周縁部2aの外方に形成される。
Then, the surplus gas discharged from the outer peripheral edge of the
このとき、固体酸化物形燃料電池反応は、燃料極層3と空気極層4間の固体電解質層2に掛かる酸素濃度差が起電力の発生源となり、この酸素濃度差が発電部分に印加される。しかし、固体電解質層2の外周縁部2aは、上記発電部分とは異なる環境にあるため、外周縁部2aと上記発電部分とに酸素濃度差が生じ、この酸素濃度差により固体電解質層2のセラミックスが膨張または収縮して、外周縁部2aに内部応力が生じる。
At this time, in the solid oxide fuel cell reaction, the oxygen concentration difference applied to the
その際に、固体電解質層2の外周縁部2aには、固体電解質層2を構成するセラミックスの熱膨張係数と同等またはそれ以下の熱膨張係数を有するガラス13またはセラミックス13により保護されているため、外周縁部2aに掛かる内部応力を、ガラス13またはセラミックス13による補強効果により緩和することが可能となる。また、外周縁部2aに傷や凹凸が存在していた場合でも、この外周縁部2aに被覆されているガラス13またはセラミックス13により傷や凹凸が平坦化されて、切欠効果の基点をなくすことができ、上記内部応力が発生した場合でも、クラックの発生または進展を抑えることが可能となる。
At that time, the outer peripheral edge 2 a of the
ところで、燃料極層3に供給される上記燃料ガスが炭化水素ガスの場合には、ガス流が安定せずに、燃料極層3に供給される上記燃料ガスのガス流にバラツキを生じることがある。この際、燃料極層3に供給される上記燃料ガスが少なかった場合、上記余剰ガスの燃料により生じる燃焼部分tが小さくなるとともに、その燃焼部分tが固体電解質層2の外周縁部2aに近接する。
By the way, when the fuel gas supplied to the
このときに、固体電解質層2の外周縁部2aが発熱して、この外周縁部2aとそれ以外の上記発電部分とに温度差が生じて、固体電解質層2の外周縁部2aに内部応力が発生する。
At this time, the outer peripheral edge portion 2a of the
しかし、固体電解質層2の外周縁部2aに被覆されたガラス13またはセラミックス13が、固体電解質層2の上記ランタンガレート系材料の熱膨張係数と同等またはそれ以下の熱膨張係数を有しているため、ガラス13またはセラミックス13による補強効果により、上記内部応力を緩和することが可能となる。また、外周縁部2aに傷や凹凸が存在していた場合でも、この外周縁部2aに被覆されているガラス13またはセラミックス13により傷や凹凸が平坦化されて、切欠効果の基点をなくすことができ、上記内部応力が発生した場合でも、クラックの発生または進展を抑えることが可能となる。
However, the
そして、上記固体酸化物形燃料電池を、例えば、750℃の作動温度に保持させながら稼動させても、固体電解質層2の外周縁部2aに被覆したガラス13の融点が、上記作動温度より50℃以上高いため、ガラス13が融け出すことがない。また、固体電解質層2の外周縁部2aにセラミックス13を被覆する場合には、固体電解質層2を焼結する前に、セラミックス13を固体電解質層2の外周縁部2aに設置して、1500℃程度の温度により焼結するため、上記作動温度に充分耐えることができる。このようにして、固体電解質層2の外周縁部2aの割れを防止することが可能となる。
Even when the solid oxide fuel cell is operated at, for example, an operating temperature of 750 ° C., the melting point of the
ここで、発電セル1の製造方法について説明する。
まず、固体電解質層2は、酸化ランタン、炭酸ストロンチウム、酸化ガリウム、酸化マグネシウム、酸化コバルトの、各々の試薬級の粉体を用意し、(La0.8Sr0.2)(Ga0.8Mg0.15Co0.05)03−σで示される組成となるように秤量し、ポールミル混合した後に、空気中1350℃に3時間加熱保持し、得られた塊状焼結体をハンマーミルで粗粉砕の後、ポールミルで微粉砕して、平均1.3μmのランタンガレート系電解質原料粉末を製造する。
Here, a method for manufacturing the
First, the
そして、ランタンガレート系電解質原料粉末に、トルエン・エタノール混合溶媒にポリビニルブチラールとフタル酸n−ジオクチルを溶解した有機バインダー溶液を混合してスラリーとし、ドクターブレード法により薄板状に成形し、円形に切り出した後、空気中1450℃に4時間加熱保持して焼結し、厚さ200μm、直径120mmの円板状の自立膜のランタンガレート電解質層2を製造する。
The lanthanum gallate electrolyte raw material powder is mixed with a toluene / ethanol mixed solvent with an organic binder solution in which polyvinyl butyral and n-dioctyl phthalate are dissolved to form a slurry, formed into a thin plate by the doctor blade method, and cut into a circle. After that, the lanthanum
なお、ランタンガレート電解質2の外周縁部2aに、このランタンガレートの熱膨張係数と同等またはそれ以下の熱膨張係数を有するセラミックス13を被覆する場合には、ドクターブレード法により薄板状に成形し、円形に切り出した後、当該セラミックス13を外周縁部2aに配設し、空気中1450℃に4時間加熱保持して焼結する。
When the outer peripheral edge 2a of the
次に、燃料極層3は、市販されている平均粒度1.5μmのガドリウムドープセリア(GDC20)を製造する。そして、このガドリウムドープセリア(GDC20)の粉末と市販の純度99.5%以上で、平均粒度1.0μmの酸化ニッケル(NiO)を重量比で、GDC:NiO=30:70の割合により、ポールミルによって混合する。なお、この混合割合でNiが還元された場合には、GDC:NiOの体積比は、ほぼ65:35になる。
Next, the
そして、NiO:GDCの混合粉に、エチルセルロース、ターピネオール、ジブチルクリコールアセテートの混合物からなる有機バインダーを加えて混合し、燃料極ペーストを製造する。次いで、この燃料極ペーストをスクリーン印刷により、自立膜のランタンガレート電解質上に印刷、塗布し、乾燥後、30μmの厚さとなるようにした。そして、空気中1250℃で3時間加熱保持して燃料極層3を製造する。
Then, an organic binder made of a mixture of ethyl cellulose, terpineol, and dibutyl crycol acetate is added to and mixed with the mixed powder of NiO: GDC to produce a fuel electrode paste. Next, this fuel electrode paste was printed and applied onto the lanthanum gallate electrolyte as a self-supporting film by screen printing, and dried to a thickness of 30 μm. And the
なお、NiOの割合で燃料極層3の構造を記載しているが、これは、発電セル1の製造時の混合割合であり、600〜800℃の還元雰囲気における発電中では、酸化ニッケル(NiO)が還元されて、金属ニッケル(Ni)として存在し、発電反応に寄与される。
In addition, although the structure of the
さらに、空気極層4は、酸化サマリウム、炭酸ストロンチウム、酸化コバルトの、各々の試薬級の粉体を用意し、Sm0.5Sr0.5CoO2.75で示される組成となるように秤量し、ポールミル混合した後に、空気中1000℃に3時間加熱保持し、得られた塊状焼結体をハンマーミルで粗粉砕の後、ポールミルで微粉砕して、平均1.1μmのサマリウムストロンチウムコバルタイト系空気極原料粉末を製造する。 Further, the air electrode layer 4 is prepared by preparing powders of reagent grades of samarium oxide, strontium carbonate, and cobalt oxide, weighing them so as to have a composition represented by Sm 0.5 Sr 0.5 CoO 2.75 , and mixing them with a pole mill. , Held at 1000 ° C. in the air for 3 hours, and coarsely pulverized the resulting sintered body with a hammer mill and then finely pulverized with a pole mill to obtain an average 1.1 μm samarium strontium cobaltite air electrode raw material powder. To manufacture.
そして、サマリウムストロンチウムコバルタイト系空気極原料粉末に、エチルセルロース、ターピネオール、ジブチルクリコールアセテートの混合物からなる有機バインダーを加えて混合し、空気極ペーストを製造する。次いで、この空気極ペーストをスクリーン印刷により、燃料極層3と反対側の面の自立膜のランタンガレート電解質上に印刷、塗布し、乾燥後、20μmの厚さとなるようにする。そして、空気中1100℃で3時間加熱保持して空気極層4を製造する。
Then, an organic binder made of a mixture of ethyl cellulose, terpineol and dibutyl glycol acetate is added to and mixed with the samarium strontium cobaltite air electrode raw material powder to produce an air electrode paste. Next, this air electrode paste is printed and applied onto the lanthanum gallate electrolyte of the free-standing film on the surface opposite to the
さらに、ランタンガレート電解質2の外周縁部2aに、このランタンガレートの熱膨張係数と同等またはそれ以下の熱膨張係数を有するガラス13を被覆する場合には、ランタンガレート電解質層2に空気極層4を印刷および焼結した後に、当該ガラス13を外周縁部2aに塗布して、900℃で10分間焼き付ける。
Further, when the outer peripheral edge 2a of the
このようにして、外周縁部2aにガラス13またはセラミックス13が被覆された固体電解質層2、燃料極層3および空気極層4からなる固体酸化物形燃料電池の発電セル1を製造し、得られた発電セル1の燃料極層3の上に、厚さ0.74mmの多孔質Niからなる燃料極集電体6を積層するとともに、発電セル1の空気極層4の上に、厚さ1.0mmの多孔質Agからなる空気極集電体7を積層し、さらに、燃料極集電体6および空気極集電体7の上に、各々セパレータ5を積層することにより、固体酸化物形燃料電池を製造する。
In this way, the
(実施形態2)
次に、図2に示すように、本発明の固体酸化物形燃料電池の他の実施形態においては、単セル12が、円筒状の固体電解質層20の内表面に燃料極層30を形成するとともに、外表面に空気極層40を形成した発電セル1と、この発電セル1の一方の端部1b側にガスマニホールド10とが配設されることにより概略構成されている。
(Embodiment 2)
Next, as shown in FIG. 2, in another embodiment of the solid oxide fuel cell of the present invention, the
ここで、発電セル1は、他方の端部1a側に、固体電解質層20のセラミックスの熱膨張係数と同等またはそれ以下の熱膨張係数を有する物質13が被覆されている。この物質13は、発電セル1の他方の端部1a側の燃料極層30、固体電解質層20,空気極層40の各々の端部を覆って形成されている。また、固体電解質層20のセラミックスの熱膨張係数と同等またはそれ以下の熱膨張係数を有する物質13とは、ガラス13またはセラミックス13である。そして、固体電解質層20のセラミックスの熱膨張係数と同等またはそれ以下の熱膨張係数とは、固体電解質層20のセラミックスの熱膨張係数の+5%〜−10%の範囲である。
Here, in the
そして、発電セル1の他方の端部1aを被覆する材料にガラス13を用いる場合、このガラス13は、固体のガラス層として存在していることが望ましい。また、使用するガラス13の融点が発電セルの作動温度以上のもであるとともに、固体電解質層20自身の強度を持つ骨格構造と略同じ、または、多少小さいガラス13を選定することにより、発電中常に固体として、発電セル1の他方の端部1aを保護することが可能となる。
And when using the
さらに、発電セル1の他方の端部1aにガラス13を被覆するには、まず、ガラス13の融点が発電セルの作動温度以上で、固体電解質層20自身の強度を持つ骨格構造と略同じ、または、多少小さいガラス13を選定し、有機溶媒と混合してペーストを作製する。
Furthermore, in order to coat the
次に、このペーストを発電セル1の他方の端部1aに塗布して、800〜900℃の温度により焼結する。なお、発電セル1を構成する固体電解質層20、燃料極層30、空気極層40の焼結温度は、通常1000℃以上であるため、ガラス13の塗布および焼結は、発電セル1を構成する固体電解質層20、燃料極層30、空気極層40を各々焼結した後に行うことが望ましい。また、作動温度が750℃の固体酸化物形燃料電池の場合、使用するガラス13の融点は、少なくとも50℃以上高い800℃のものが必要であり、どのような燃料電池の作動条件下においても、融け出さないことが必要である。
Next, this paste is apply | coated to the other edge part 1a of the electric
また、発電セル1の他方の端部1aへの塗布方法としては、ディップコートまたは刷毛塗りによって行うことが可能である。そして、発電セル1の他方の端部1aに塗布および焼結後のガラス13層の厚さは、0.1〜100μm程度の幅で調整することが可能である。
Moreover, as a coating method to the other end 1a of the
さらに、ガラス13の熱膨張係数が、固体電解質層20のセラミックスの熱膨張係数と全く同じ場合には、100μm程度の厚さのガラス13層を形成することにより、その厚みによる強度が発生し、より高強度化が得られる。しかし、室温から上記作動温度である750℃までの温度範囲において、熱膨張係数が全く同じである物質は少なく、ガラス13を薄く塗布することが望まれる。
Furthermore, when the thermal expansion coefficient of the
そして、発電セル1の他方の端部1aを被覆するガラス13を薄くして、割れ防止を行う場合、固体電解質層20のセラミックスの熱膨張係数より、1%〜10%程度小さい熱膨張係数を有するガラス13を選定することが可能である。これにより、発電セル1の他方の端部1aにおいて、何らかの原因により発生する内部応力をガラス13による補強効果によって緩和し、固体電解質層2のセラミックスに亀裂が入るのを防止することができる。
And when thinning the
なお、固体電解質層20に8YSZを用いる場合、8YSZの熱膨張係数は、10.5×10-8(1/K)であるため、これに適合するガラス13材として、旭硝子社製の品部:AKA05がある。このAKA05(旭硝子社製)の熱膨張係数は、10.0×10-8(1/K)である。これを円筒状の8YSZの固体電解質層20からなる発電セル1の他方の端部1aに、このガラス13材を数μm塗布して、900℃で10分間焼き付けて作製する。これにより、発電セル1の割れに対する平坦化が可能となる。
When 8YSZ is used for the
そして、発電セル1の他方の端部1aを被覆する物質13として、セラミックス13を用いる場合、このセラミックス13は、固体電解質層20の構造体と略同じ材料を用いて、組成を多少変えて熱膨張係数を小さくすることが好ましい。または、立方晶など結晶構造が同じで、別の材料を選定することも可能である。
When the ceramic 13 is used as the
さらに、一般的な8YSZからなる固体電解質層20の場合、その熱膨張係数は、10.5×10-8(1/K)であるため、発電セル1の他方の端部1aを被覆するセラミックス13を熱膨張係数10.3×10-8(1/K)の3YSZを選定することが可能である。そして、この3YSZのペーストを発電セル1の他方の端部1aに設置して、1500℃程度で焼結することが可能である。この場合の3YSZの厚さは、1〜100μm程度である。
Further, in the case of a general
また、ガスマニホールド10は、ステンレス等の金属によって形成されている。そして、ガスマニホールド10の内部には、このガスマニホールド10の外部から導入された燃料ガスを、発電セル1の一方の端部1bから発電セル1の内方に吐出させる燃料ガス流路11が形成されている。
The
そして、発電セル1の他方の端部1a側は、発電反応により生成された排ガスと、当該発電反応に消費されずに残った余剰ガスとを発電セル1外に排出可能なシールレス構造になっている。
The other end 1a side of the
以上の構成からなる単セル12を酸素雰囲気下において複数配設した固体酸化物形燃料電池を起動すると、図2に示すように、単セル12を構成するガスマニホールド10の外部から、炭化水素ガスを改質した水素リッチな燃料ガス(H2、CO等)が燃料ガス流路11に導入され、発電セル1の一方の端部1b側から燃料極層30に供給される。また、これと同時に、空気雰囲気下に置かれた単セル12は、酸化剤ガス(空気)がが空気極層40に直接供給される。
When a solid oxide fuel cell in which a plurality of
これにより、上記固体酸化物形燃料電池は、上記実施形態1と同様に、発電セル1において発電反応が生じる。そして、この発電反応により、上記固体酸化物形燃料電池は、予め設定された燃料利用率に従って、負荷上昇が開始され、発電セル1の他方の端部1aから、上記発電反応により生成した高温の排ガス、および上記発電反応に消費されずに残った高温の余剰ガスが排出される。
As a result, the solid oxide fuel cell causes a power generation reaction in the
そして、燃料極層30の他端部から排出された上記余剰ガスが、発電セル1外周の空気中の酸素と反応して燃焼され、セル・スタックの温度を、例えば、750℃の作動温度に保持する。この際に、上記余剰ガスが燃焼する燃焼部分tは、発電セル1の他方の端部1aの外方に形成される。
Then, the surplus gas discharged from the other end of the
このとき、固体酸化物形燃料電池反応は、燃料極層30と空気極層40間の固体電解質層20に掛かる酸素濃度差が起電力の発生源となり、この酸素濃度差が発電部分に印加される。しかし、発電セル1の他方の端部1aは、上記発電部分とは異なる環境にあるため、他方の端部1aと上記発電部分とに酸素濃度差が生じ、この酸素濃度差により固体電解質層20のセラミックスが膨張または収縮して、他方の端部1aに内部応力が生じる。
At this time, in the solid oxide fuel cell reaction, the oxygen concentration difference applied to the
その際に、発電セル1の他方の端部1aには、固体電解質層20を構成するセラミックスの熱膨張係数と同等またはそれ以下の熱膨張係数を有するガラス13またはセラミックス13により保護されているため、他方の端部1aに生じる内部応力を、ガラス13またはセラミックス13による補強効果により緩和することが可能となる。また、他方の端部1aに傷や凹凸が存在していた場合でも、この端部1aを保護しているガラス13またはセラミックス13により傷や凹凸が平坦化されて、切欠効果の基点をなくすことができ、上記応力が発生した場合でも、クラックの発生または進展を抑えることが可能となる。
At that time, the other end 1a of the
ところで。燃料極層30に供給される上記燃料ガスが炭化水素ガスの場合には、上記実施形態1と同様に、ガス流が安定せずに、燃料極層30に供給される上記燃料ガスのガス流にバラツキを生じることがある。この際、燃料極層30に供給される上記燃料ガスが少なかった場合、上記余剰ガスの燃料により生じる燃焼部分tが小さくなるとともに、その燃焼部分tが発電セル1の他方の端部1aに近接する。
by the way. When the fuel gas supplied to the
このときに、発電セル1の他方の端部1aが発熱して、この端部1aとそれ以外の上記発電部分とに温度差が生じて、発電セル1の他方の端部1aに内部応力が発生する。
At this time, the other end 1a of the
しかし、発電セル1の他方の端部1aを被覆するガラス13またはセラミックス13が、固体電解質層20のセラミックスの熱膨張係数と同等またはそれ以下の熱膨張係数を有しているため、ガラス13またはセラミックス13による補強効果により、上記内部応力を緩和することが可能となる。また、他方の端部1aに傷や凹凸が存在していた場合でも、この端部1aを保護しているガラス13またはセラミックス13により傷や凹凸が平坦化されて、切欠効果の基点をなくすことができ、上記内部応力が発生した場合でも、クラックの発生または進展を抑えることが可能となる。
However, since the
そして、上記固体酸化物形燃料電池を、例えば、750℃の作動温度に保持させながら稼動させても、発電セル1の他方の端部1aに被覆されているガラス13の融点が、上記作動温度より50℃以上高いため、ガラス13が融け出すことがない。また、発電セル1の他方の端部1aにセラミックス13を被覆する場合には、固体電解質層20を焼結する前に、セラミックス13を発電セル1の他方の端部1aに設置して、1500℃程度の温度により焼結するため、上記作動温度に充分耐えることができる。このようにして、固体電解質層20の外周縁部2aの割れを防止することが可能となる。
Even if the solid oxide fuel cell is operated at, for example, an operating temperature of 750 ° C., the melting point of the
上述の実施の形態による固体酸化物形燃料電池によれば、実施形態1において、セラミックスからなる固体電解質層2の外周縁部2aが、当該固体電解質層2を構成する上記セラミックスの熱膨張係数と同等またはそれ以下の熱膨張係数を有するガラス13またはセラミックス13により保護されているため、発電時における固体電解質層2の外周縁部2aと、当該外周縁部2a以外の発電部分との酸素濃度差および温度差により、固体電解質層2を構成する上記セラミックスが膨張または収縮して、外周縁部2aに内部応力が生じた場合でも、この内部応力を外周縁部2aに被覆されたガラス13またはセラミックス13による補強強化により緩和することができるとともに、外周縁部2aに被覆されたガラス13またはセラミックス13により外周縁部2aの傷や凹凸が平坦化されて、クラックの発生および進展を抑えることができる。これにより、発電セルの割れを防止することができる。
According to the solid oxide fuel cell according to the above-described embodiment, in
また、実施形態2において、セラミックスからなる固体電解質層20の内表面に燃料極層30が形成され、外表面に空気極層40が形成された発電セル1の他方の端部1aが、固体電解質層20を構成する上記セラミックスの熱膨張係数と同等またはそれ以下の熱膨張係数を有するガラス13またはセラミックス13により被覆されているため、発電時における発電セル1の他方の端部1aと、当該端部1a以外の発電部分との酸素濃度差および温度差により、固体電解質層20を構成する上記セラミックスが膨張または収縮して、他方の端部1aに内部応力が生じた場合でも、この内部応力を他方の端部を被覆しているガラス13またはセラミックス13による補強効果により緩和することができるとともに、他方の端部1aを被覆しているガラス13またはセラミックス13により他方の端部1aの傷や凹凸が平坦化されて、クラックの発生および進展を抑えることができる。これにより、発電セル1の割れを防止することができる。
In the second embodiment, the other end 1a of the
なお、上記実施形態1において、平板状の固体電解質層2に、平板円形状の固体電解質層2を用いる場合のみ説明したが、これに限定されるものでなく、例えば、平板角形状の固体電解質層2を用いても対応可能である。
In the first embodiment, only the case where the flat
セラミックスからなる発電セルを備えた固体酸化物形燃料電池に利用することができる。 It can be used for a solid oxide fuel cell provided with a power generation cell made of ceramics.
1 発電セル
2、20 固体電解質層
3、30 燃料極層
4、40 空気極層
5 セパレータ
6 燃料極集電体
7 空気極集電体
8 燃料ガス流路
9 空気流路
10 ガスマニホールド
11 燃料ガス流路
12 単セル
13 ガラス、セラミックス(物質)
t 燃焼部分
DESCRIPTION OF
t Combustion part
Claims (4)
上記固体電解質層の外周縁部が、当該固体電解質層を構成する上記セラミックスの熱膨張係数と同等またはそれ以下の熱膨張係数を有する物質により形成されていることを特徴とする固体酸化物形燃料電池。 Solid oxide in which a fuel electrode layer is formed on one surface of a flat solid electrolyte layer made of ceramics, and a plurality of power generation cells with an air electrode layer formed on the other surface are stacked in the thickness direction via a separator In fuel cell,
A solid oxide fuel characterized in that an outer peripheral edge portion of the solid electrolyte layer is formed of a material having a thermal expansion coefficient equal to or less than that of the ceramic constituting the solid electrolyte layer battery.
上記発電セルの端部が、上記固体電解質層を構成する上記セラミックスの熱膨張係数と同等またはそれ以下の熱膨張係数を有する物質により形成されていることを特徴とする固体酸化物形燃料電池。 In a solid oxide fuel cell in which a fuel electrode layer is formed on the inner surface of a cylindrical solid electrolyte layer made of ceramics and a plurality of power generation cells in which an air electrode layer is formed on the outer surface are arranged,
The solid oxide fuel cell, wherein an end portion of the power generation cell is formed of a material having a thermal expansion coefficient equal to or less than a thermal expansion coefficient of the ceramic constituting the solid electrolyte layer.
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2011078285A JP2012212588A (en) | 2011-03-31 | 2011-03-31 | Solid oxide fuel cell |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2011078285A JP2012212588A (en) | 2011-03-31 | 2011-03-31 | Solid oxide fuel cell |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2012212588A true JP2012212588A (en) | 2012-11-01 |
Family
ID=47266396
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2011078285A Withdrawn JP2012212588A (en) | 2011-03-31 | 2011-03-31 | Solid oxide fuel cell |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2012212588A (en) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN117117271A (en) * | 2023-08-25 | 2023-11-24 | 潮州三环(集团)股份有限公司 | Solid oxide cell |
-
2011
- 2011-03-31 JP JP2011078285A patent/JP2012212588A/en not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN117117271A (en) * | 2023-08-25 | 2023-11-24 | 潮州三环(集团)股份有限公司 | Solid oxide cell |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| Wang et al. | A study of multilayer tape casting method for anode-supported planar type solid oxide fuel cells (SOFCs) | |
| CA2844311C (en) | Composite anode for a solid oxide fuel cell with improved mechanical integrity and increased efficiency | |
| CN115621488A (en) | Metal-supported electrochemical element, solid oxide fuel cell, and method for manufacturing metal-supported electrochemical element | |
| TWI620376B (en) | Portable flame power generation device, metal supported solid oxide fuel cell and manufacturing method thereof | |
| JP2002175814A (en) | Manufacturing method of fuel electrode for solid electrolyte type fuel cell, the solid electrolyte type fuel cell and its manufacturing method | |
| JP6338342B2 (en) | Solid oxide fuel cell half-cell and solid oxide fuel cell | |
| JP2015088284A (en) | Solid oxide fuel cell | |
| EP3343682B1 (en) | Flat plate-shaped solid oxide fuel cell and cell module comprising same | |
| US20140287348A1 (en) | Method for manufacturing a unit cell of a solid oxide fuel cell | |
| JP3434883B2 (en) | Method for manufacturing fuel cell | |
| TWI763804B (en) | Substrate with electrode layer for metal-supported electrochemical element, electrochemical element, electrochemical module, solid oxide fuel cell and manufacturing method | |
| US20210242482A1 (en) | Setter plates and manufacturing methods for ceramic-anode solid oxide fuel cells | |
| JP2010061829A (en) | Operation method of solid oxide fuel cell | |
| JP2006059611A (en) | Ceria-based solid oxide fuel cell and method for producing the same | |
| JP2009009738A (en) | Solid electrolyte fuel cell and its manufacturing method | |
| EP3211703B1 (en) | Fuel cell | |
| JP2012212588A (en) | Solid oxide fuel cell | |
| JP5107509B2 (en) | Method for producing solid oxide fuel cell | |
| JP2006059610A (en) | Solid oxide fuel cell and manufacturing method thereof | |
| JP2007200664A (en) | Method for producing solid oxide fuel cell | |
| JP2012142241A (en) | Method for manufacturing single cell for solid oxide fuel cell | |
| JP3638489B2 (en) | Solid oxide fuel cell | |
| JP2011129264A (en) | Manufacturing method of fuel cell | |
| JP5030747B2 (en) | Method for producing solid oxide fuel cell and firing jig used in the method | |
| JP2017188437A (en) | Electrochemical cell |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20140603 |