JP2012128189A - 画像形成装置および定着装置の温度制御方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】非印字モード(色ずれ補正)が開始される際に、定着部のヒータへの電力供給を停止(ヒータOFF)もしくは低減して定着部材の温度を降下させると共に、非印字モード実行途中の所定のタイミング(P1)で、ヒータの電源をONに切り換えて(ヒータON)、定着ローラの温度を上昇させ、当該非印字モードの実行終了時における定着ローラの温度を、画像形成動作の実行に備えて設定された所定の目標温度まで復帰するように制御する。
【選択図】図7
Description
装置に電源が投入されると(t=0)、定着装置のヒータに連続して電力が供給され(グラフ中、「ヒータON」と表記。)、ウォームアップが開始される。定着部温度Tが待機温度170℃に到達すると、この温度を維持するようにヒータへの電源供給を断続的にON/OFFする制御に切り換える(ヒータON&OFF)、そしてプリントジョブを受け付けて印字開始の指示を受け付けると、ヒータに電力を連続的に供給して(ヒータON)、10秒程度で定着可能温度の200℃まで一気に上昇させてから印字処理を開始し、印字が終了すると、ヒータへの電力供給を停止して、待機温度170℃まで定着部温度Tが降下すると、そのまま待機温度を維持すべく断続的なON/OFF制御を行うようになっている。
例えば、特許文献1では、画像形成装置において、定着装置によって画像を記録シートに定着させる記録動作を実行するための記録モードと、記録動作以外の非記録動作を実行するための非記録モードとを含む動作モードを有し、動作モードが記録モードに設定されているとき、定着装置の加熱部を定着可能温度に温度調整し、動作モードが非記録モードに設定されている間(時間α)には、図24(b)に示すように、加熱部の温度調整を停止して電力を供給しない(ヒータOFF)ように構成されている。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、ユーザの利便性を損なうことなく、節電を可及的に達成することができる画像形成装置、および当該画像形成装置における定着装置の温度制御方法を提供することを目的としている。
ここで、前記非画像形成モードの終了後に実行される画像形成モードとして、厚紙に対する画像形成ジョブが控えている場合において、前記所定時間は、当該厚紙に対する画像形成ジョブ実行のため設定された予熱時間であることとしてもよい。
さらに、第1の制御時における定着部材の温度の降下速度をV1、第2の制御時における定着部材の温度の上昇速度をV2、第1の制御の開始時の定着部材の温度をT1、第2の制御における目標温度をT2、実施すべき非画像形成モードの処理時間をα、常温をTrとした場合に、前記所定時間は、(T1*V2+T2*V1−Tr*(V1+V2))/(V1*V2)で求められる時間であるとしてもよい。
また、基準処理時間が誤差の大きさ以下であることにより第1と第2の制御が禁止された場合であって、当該非画像形成モードの処理開始時に定着部材の温度が定着可能温度である場合には、前記制御手段は、当該非画像形成モードの処理開始と共に、定着部材の温度を定着可能温度よりも低い待機温度まで降下させ、少なくとも当該非画像形成モードが終了するまでは、当該待機温度に維持する第3の制御を実行するようにしてもよい。
ここで、前記制御手段は、前記非画像形成モードの処理時間が所定時間以下であっても、当該非画像形成モードの終了後に控えている画像形成モードが普通紙に対する画像形成ジョブの実行である場合には、前記第1と第2の制御を実行するようにしてもよい。
ここで、前記非画像形成モードの処理時間が延長された場合とは、色ずれ補正処理の実行が失敗した後、画像濃度適正化処理と色ずれ補正処理を合わせて実行する場合であることとしてもよい。
ここで、処理時間が不確定な非画像形成モードの処理開始時に定着部材の温度が定着可能温度である場合には、前記制御手段は、当該非画像形成モードの処理開始と共に、定着部材の温度を定着可能温度よりも低い待機温度まで降下させ、少なくとも当該非画像形成モードが終了するまでは、当該待機温度に維持する第3の制御を実行するようにしてもよい。
また、前記非画像形成モードの終了後に画像形成モードの実行が控えている場合とは、画像形成モードのジョブが非画像形成モードの実行開始後に受け付けられて実行の指示待ちの状態であることとしてもよい。
ここで、非画像形成モードの終了後に、画像形成モードとして厚紙に対する画像形成ジョブの実行が控えている場合において、前記決定手段は、前記非画像形成モードの処理時間より、厚紙に対する画像形成ジョブ実行のため設定された予熱時間だけ短い時間に前記非画像形成モードが終了するとみなして、前記切り換えのタイミングを決定することとしてもよい。
また、非画像形成モードの処理時間が延長された場合において、前記決定手段は、改めて、当該延長された処理時間の経過後に所定の目標温度に復帰するように前記切り換えのタイミングを決定することとしてもよい。
(1)プリンタの全体構成
図1は、本実施の形態に係るプリンタ1の全体構成を示す概略図である。
プリンタ1は、公知の電子写真方式により記録シート上に画像を形成するものであり、画像プロセス部10と、中間転写部20と、給紙部30と、定着部40および制御部45を備え、ネットワーク(例えばLAN)を介して外部の端末装置(不図示)から受け付けたプリントジョブに基づき、カラーおよびモノクロのプリントを選択的に実行する。
作像部10Yは、感光体ドラム11と、その周囲に配された帯電器12、露光部13、現像部14、一次転写ローラ15、クリーナ16などを備えている。
帯電器12は、矢印Aで示す方向に回転する感光体ドラム11の周面を帯電させる。
現像部14は、内部にトナーを含む現像剤が収容され、感光体ドラム11上の静電潜像をトナーで現像し、これにより感光体ドラム11上にYのトナー像が作像される。
なお、現像部14には、残存トナー量を検出するための公知のトナーレベルセンサ(不図示)が設けられており、トナー残量が少なくなると、不図示のトナーボトルからトナーの補給を受けるように構成されている。
また、中間転写部20は、駆動ローラ24と従動ローラ25に張架されて矢印方向に循環走行される中間転写ベルト21を備える。
二次転写ローラ22の位置に搬送された記録シートSが、二次転写ローラ22と中間転写ベルト21の間を通過する際に、中間転写ベルト21の上に形成された各色トナー像が二次転写ローラ22の静電作用により記録シートSに一括して二次転写される。
上記では、カラーモードを実行する場合の動作を説明したが、モノクロ、例えばブラックのプリント(モノクロモード)を実行する場合には、ブラック用の作像部10Kだけが駆動され、上記と同様の動作によりブラックに対する帯電、露光、現像、転写、定着の各工程を経て記録シートSにブラックの画像形成が実行される。
また、作像ユニット10Kの、中間転写ベルト21走行方向の下流側には、例えば、反射型の光電センサ23が配設されており、画像安定化処理の際に、中間転写ベルト21に形成されたトナーパターンを検出する。
環境センサ27は、プリンタ1の機内における温度と湿度を検出し、この検出信号を参照して画像安定化処理の要否が決定される。
制御部45は、ネットワークを介して外部の端末装置から受け付けたプリントジョブのデータに基づき各部を制御して円滑な画像形成動作を実行させると共に、画像安定化処理や、各色の現像器14のトナーレベルセンサ141に基づくトナー補給処理、定着部40における定着ローラ41の温度制御などを実行する。
図2は、制御部45の構成を示すブロック図である。
同図に示すように、制御部45は、CPU451、通信I/F(インターフェース)部452、RAM453、ROM454、およびEEPROM455、非印字モード処理時間記憶部456などからなる。
RAM453は、揮発性メモリであって、CPU451におけるプログラム実行時のワークエリアとなる。
EEPROM455は、記録可能な不揮発性メモリであって、プリント枚数の累積値などを記憶する。
CPU451は、ROM454から必要なプログラムを読み出して、各部を制御して、印字モードもしくは非印字モードを選択に実行させる。
当該印字モードとしては、上述のカラーモード、モノクロモードのほか、厚紙に印字する厚紙印字モードなどが含まれる。
トナー濃度の補正処理は、本実施の形態では、環境センサ27で検出された装置内温度や湿度の、前回のトナー濃度補正処理からの変化が、所定値以上となった場合に実行されるものであって、中間転写ベルト21上に濃度補正用のトナーパッチを形成し、当該トナーパッチに光源から光を照射してその反射光もしくは散乱光を光電センサ23で検出し、検出結果から求められたトナー濃度が、本来あるべき濃度と異なる場合には、帯電器による感光体表面の帯電電位や、レーザ光の出力、現像器の現像バイアス、階調変換曲線(γ曲線)等などを変更して、再現画像が適正な画像濃度となるように制御するものである(以下、この処理を「濃度適正化処理」という。)。
また、CPU451は、定着部40における定着ローラ41の表面温度を検出する温度センサ43の検出信号に基づき、印字モード、非印字モードの実行の状態に応じて、電極供給部50からハロゲンヒータ44に供給する電力を制御して、定着ローラ41が所定の温度になるように制御する。
本実施の形態では、制御部45は、通常は、図24(a)と同様な定着部40における定着ローラ41の温度制御を実行するが、非印字モード実行時においては、節電とユーザの利便性とを両立すべく、次のような温度制御を実行する。
図3は、この場合において制御部45で実行される温度制御の内容を示すフローチャートであって、プリンタ1全体を制御するメインフローチャート(不図示)のサブルーチンとして実行されるものである。
まず、非印字モードの実行が開始されるか否かを判定する(ステップS1)。
本実施の形態では、非印字モードとして、モノクロ濃度適正化処理、カラー濃度適正化処理、色ずれ補正処理、フル安定化処理、装置内温度低減処理などが含まれている(図6(a)のテーブル参照)。
また、フル安定化処理とは、カラー濃度適正化処理と色ずれ補正処理を連続して実行する処理をいう。
それぞれの非印字モードの実行のタイミングは、別途メインフローチャートにおいて決定される。
図4は、当該ヒータ電源OFFの可否判定処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
この判定は、非印字モード処理時間記憶部456(図2)に記憶されている非印字モード処理時間テーブルを参照して行われる。図6(a)は、この非印字モード処理時間テーブルの一例を示すものであり、実行される非印字モードの内容ごとに、処理に必要な時間が予め測定されて記憶されている。
同テーブルにおいて、不確定となっているもの以外は、処理時間が確定しているので(ステップS11:YES)、この場合には、後述するように非印字モード開始時にハロゲンヒータ44への電力供給を遮断し、途中の所定のタイミングで昇温させて非印字モードの処理終了時において定着部温度を、待機温度もしくは定着可能温度に復帰させる制御が可能であるので、「ヒータ電源OFF可」と判定する(ステップS12)。
以上により、ヒータ電源OFF可否判定処理のサブルーチンを終了して、図3のフローチャートにリターンする。
もし、ステップS3で、「ヒータ電源OFF不可」と確認された場合には(ステップS3でNO)、現在設定されている温度を維持するように温調制御する(ステップS9)。
そして、次に、非印字モードの処理終了時に定着部温度Tを、目標の温度(待機温度又は定着可能温度)に復帰させるために、ヒータ電源ONを開始するタイミングを取得する処理(ヒータ電源ONのタイミング取得処理)を実行する(ステップS5)。
まず、実行すべき非印字モードの処理時間αを取得する(ステップS21)。この処理時間は、非印字モード処理時間記憶部456(図2)内の非印字モード処理時間テーブル(図6(a))を参照して取得することができる。
この目標温度Taは、基本的には、非印字モード開始時に温調制御されている温度となる。すなわち、非印字モード開始時に待機温度に温調制御されている場合には、その待機温度に設定される。
例外的に、待機状態から非印字モードを開始した後、ヒータ電源ONに切り換えるまでの間にプリントジョブを受け付けたような場合には、目標温度Taは、定着可能温度に設定される。
次に、ヒータ電源ONにした場合の定着ローラ41の昇温速度Vu(単位時間当たりの上昇温度(℃/秒))を取得する(ステップS23)。この昇温速度Vuは予め実験により測定され、その平均的な値がROM454内に格納されている。
ここで、非印字モードの処理に要する時間を一般的にα(秒)とすれば、時間α経過時において目標温度Taになるための一般的な方程式は、
T=Vu(t−α)+Ta ・・・(1)式
として求められる。
同グラフにおいて、横軸は、非印字モードの実行開始からの経過時間tを示し、縦軸は、温度センサ43により検出された定着部温度Tを示す。
また、「ヒータ電源OFF」、「ヒータ電源ON」は、簡略化のため単に「ヒータOFF」、「ヒータON」と表記している。以下、同様なグラフにおいて同じ。
直線L1は、時間αにおいて、待機温度170℃まで温度上昇するための直線(昇温制御直線)を示すものであって、その方程式は、上記(1)式より、T=Vu*(t−α)+170となる。
したがって、交点P1の座標における時刻が、ヒータ電源ONに切り換えるタイミングを示すことになる。
直線L2は、時刻αにおいて、定着可能温度200℃まで温度上昇するための昇温制御直線を示すものであって、その方程式は、上記(1)式より、T=Vu(t−α)+200となる。
図9の例は、プリントジョブを中断して色ずれ補正処理を実行した後に、プリントジョブを再開するような場合の温度制御を示すものであって、色ずれ補正処理開始時の定着部温度T、色ずれ補正処理終了時に復帰すべき目標温度Taは、共に定着可能温度200℃に設定される。
上述のようにヒータ電源OFF後の定着部温度Tの温度降下曲線と、(1)式で示されるヒータ電源ON後の温度上昇直線(L1またはL2)との交点の時刻を、ヒータ電源ONのタイミングとして決定することができる。
すなわち、ヒータ電源をOFFした後の定着部温度Tを所定間隔でサンプリングしていき、T≦Vu(t−α)+Taとなった最初の時点をヒータ電源ONのタイミングとする(ステップS25)。このサンプリングの間隔を小さくすればするほど、正確なヒータ電源ONのタイミングを取得できるのはいうまでもない。
図3のステップS6では、上記ステップS5で取得したヒータ電源ONのタイミングになったか否かを確認し、もし、ヒータ電源ONのタイミングになっていれば(ステップS6でYES)、ヒータ電源ONに切り換えて(ステップS7)、定着ローラ41の温度が目標温度Taに達しているかを監視する(ステップS8)。
なお、ステップS1において非印字モードの実行が開始されているとは判定されていない場合(ステップS1でNO)や、ステップS2でヒータ電源OFFが不可であると判定された場合(ステップS3でNO)には、現在設定されている温度を維持する温調制御を継続し、メインフローチャートにリターンする。
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明の技術的範囲が、上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような様々な変形例を考えることができる。
(1)上記実施の形態では、非印字モードを実行する際には、その処理時間が不確定である場合を除き、必ずヒータ電源をOFFするようにしていたが(図4のヒータ電源ONの可否判定のフローチャート参照)、本実施の形態のようなハロゲンヒータ44の温調制御においては、通常は、ヒータ電源の小刻みなON/OFF制御を繰り返して一定の温度域に維持するように制御しているので、非印字モードの処理時間が所定時間以下の場合には、ほとんど節電効果を奏しない場合がある。
同図では、一例として、印字処理を中断して非印字モードの処理時間を実行する場合について示しており、非印字モード開始時および終了時の定着部温度Tは共に200℃に設定されている。
実際には、温度センサ43で検出された定着ローラ41の表面温度(定着部温度)Tが200℃を超えるとヒータ電源をOFFし、200℃未満になるとヒータ電源をONにするように制御するので、ヒータ電源を小刻みにON/OFF制御することにより、定着部温度Tが200℃を中心にして定着可能な温度域に維持されるように制御しており、温度センサ43などの応答速度の関係からリップルが生じている。
十分に非印字モードの処理時間αが長い場合において、節電すべく非印字モードの開始と同時(時刻t=0)にヒータ電源OFFにすると、直線Ldに沿って定着部温度Tが降下するが、常温Trよりも降下することはない。
プリンタ1は、オフィスなどの空調されている場所で用いられる場合がほとんどあので、上記常温Trの範囲も、通常の空調温度の範囲10℃〜30℃ぐらいに設定される。この常温Trとして、プリンタ1のユーザもしくは管理者が、実際における使用環境や季節を考慮して操作パネル35を受付手段として適当な値を設定するようにしても構わないし、装置本体の外部の気温を検出する温度センサを、装置の筺体外部や、外気の取り入れ口に配して、その検出温度を常温TrとしてRAM453やEEPROM455内に格納するようにしておいてもよい。
しかし、非印字モードの処理時間αが短くなると、直線Luが図の左側に移動することになる。例えば、直線Luが直線Lu1の位置にくる場合を考えると、温度下降時の直線Ldに沿って定着部温度Tが下降して常温Trに達した直後に直線Lu1に沿って200℃まで上昇させるので、直線Luが、直線Lu1やLu2のような場合には、Lsのように定着可能温度に温調制御するためにヒータ電源を小刻みにON/OFF制御する場合の電源ONのトータルの時間と電源OFFのトータルの時間は、それぞれヒータ電源を連続してOFFする時間と、ヒータ電源を連続してONにする時間とほとんど変わらないことになる。
このように節電効果がほとんどない場合にまで、敢えてヒータ電源をOFFにし、途中でヒータ電源ONに切り換えて復帰させるような複雑な制御をする必要がないと解されるし、むしろ、この場合には、それまでの定着可能温度を継続して維持する方が、定着部40内部の特に加圧ローラ42に熱量が蓄積されるので、特に、非印字モードの処理時間後、連続して大量の印字処理を実行するような場合には、定着不良が生じにくく、ユーザの利便性にも資すると言える。
この場合には、図4のヒータ電源OFFの可否判定処理のフローチャートは、図11のようになる。
まず、非印字モード処理時間記憶部456内の非印字モード処理時間テーブル(図6(a))を参照して、実行する非印字モードの処理時間が確定しているか否かを判定する(ステップS11)。
もし、時間(td+tu)が処理時間α未満であれば(すなわち、処理時間αが時間(td+tu)を超える場合)(ステップS11aでYES)、ヒータ電源OFF可と判定し(ステップS12)、時間(td+tu)が処理時間α以上であれば(すなわち、処理時間αが時間(td+tu)以下である場合)(ステップS11aでNO)、節電の効果があまり望めないので、予熱の利便性を優先させて電源OFF不可と判定する(ステップS13)。
(2)なお、上記(1)の変形例のように、時間(td+tu)と処理時間αとの大小関係により、ヒータ電源OFFの可否を決定する以外に、図10から明らかなように、直線Ldと直線Luの交点Qにおける定着部温度Tqが、常温Tr未満か否かを判定することによっても同様な結果を導くことができる。
今、非印字モードの処理開始時の定着部温度TをT1、非印字モードの処理の終了時に復帰すべき定着部温度TをT2とすると、温度降下直線Ld、温度上昇曲線Luは、それぞれ
T=T1−Vd*t
T=Vu(t−α)+T2
α:非印字モードの処理時間、Vd:降温速度、Vu:昇温速度
と表すことができ、この連立方程式の解として、交点Qにおける定着部温度Tqは、
Tq=(T1*Vu+T2*Vd−Vd*Vu*α)/(Vd+Vu)・・(2)式
と求められる。
なお、Tq=Trとして、(2)式をαについて解くと、
α=(T1*Vu+T2*Vd−Tr*(Vd+Vu))/(Vd*Vu)・・(3)式となるので、右辺の式を時間Ttとすると、結局、非印字モードの処理時間αが、所定時間Ttよりも長い場合に「ヒータ電源ON可」、処理時間αが所定時間Tt以下の場合に「ヒータ電源ON不可」と判定されることになる。
図13は、この場合における温度制御の一例を示すものであり、実行する非印字モード処理が色ずれ補正の場合について示されている。
まず、色ずれ補正処理開始と共にヒータ電源OFFにする。定着部温度Tが徐々に降下して、直線L11(T=Vu(t−α)+170)に交わると、ヒータ電源ONに切り換えて温度上昇させるが、色ずれ補正処理終了予定時刻αの手前の時刻α’において、色ずれ補正処理が失敗である旨が確定した場合には、色ずれ補正処理を中断する。
そのため、最初の色ずれ補正処理の失敗が判明した段階で(時刻α’)、当該色ずれ補正処理を直ちに中断してフル安定化処理を実行すると共に、ヒータ電源をOFFにする。
したがって、時刻α’でヒータ電源をOFFした後、定着部温度Tが徐々に降下し、当該直線L12と交わるタイミングでヒータ電源をONに切り換えることにより、フル安定化処理終了時に待機温度170℃に復帰させ、以後のプリントジョブの受け付けに備えることができる。
まず、ステップS31において、色ずれ補正処理の開始の有無について判定し、開始される場合には(ステップS31でYES)、ヒータ電源OFFにし(ステップS32)、
実行すべき色ずれ補正処理の処理時間α、色ずれ補正終了時に到達すべき定着ローラ41の目標温度Ta、ヒータ電源ONにした場合の定着ローラ41の昇温速度Vuを取得する(ステップS33)。
その後、ヒータ電源OFF後の定着ローラの温度Tを所定間隔でサンプリングしていき、T≦Vu(t−α)+Taとなった最初の時点で、ヒータ電源ONにする(ステップS35)。
次に、フラッグF=0であるか否かを判定する(ステップS39)。このフラッグは、
当該色ずれ補正処理の失敗が最初か(F=0)、2回目であるか(F=1)を示すものであって、当該フラグの状態は、例えばRAM453に一時的に格納される。
α’は、最初の色ずれ補正処理が失敗と判定された時刻であり、βはフル安定化処理の実行に要する時間である。
その後、もし、フル安定化処理における色ずれ補正処理において失敗があれば(ステップS36でYES)、直ちに色ずれ補正処理を中断し、ヒータ電源をOFFにして(ステップS37、S38)、フラッグFの状態を判定するが(ステップS39)、この場合にはステップS42において、F=1にセットされているので、ステップS39でNOと判定され、ステップS43に移ってエラーの警告を行う。
そして、フラグF=0にリセットして(ステップS44)、メインフローチャートにリターンする。
なお、この変形例では、色ずれ補正処理の際にその失敗が判明する例について説明したが、他の非印字モードの実行中に失敗が判明して、その非印字モードもしくは代替の印字モードを実行するような場合にも適用可能である。
(4)上記(3)の変形例においても、上記(1)の変形例のように非印字モードの処理時間と所定時間とを比較して、ヒータ電源OFFの可否を判定するステップを実行するようにしても構わない。
まず、ステップS31で色ずれ補正処理が開始されると判定されると(ステップS31でYES)、ヒータ電源OFF可であるか否かを判定する(ステップS201)。具体的には、図11で説明したように、色ずれ補正処理の処理時間が所定時間を超える場合には、ヒータ電源可、色ずれ補正処理の処理時間が所定時間以下の場合には、ヒータ電源OFF不可と判定する。
ステップS201でヒータ電源OFF不可と判定された場合には(ステップS201でNO)、ヒータ電源OFFにせず温調制御を続けてステップS36に進む。
もし、ヒータ電源OFF不可と判定された場合には(ステップS202でNO)、ステップS45で定着部温度Tが目標温度Taとなっているのを確認する。ここでは、具体的に、先にヒータ電源OFF処理して現状の定着部温度TがTa未満の場合にはTaまで温度上昇するまで待ち、先にヒータ電源OFF処理がされておらず、Taに温調されたままの場合には、そのままスルーすることになる。
すなわち、厚紙印字モードの場合には、定着時に奪う熱量が普通紙の場合よりも多いため、厚紙を連続して定着すると定着ローラ41の温度がすぐに低下して定着不良が生じるおそれがある。そこで、予め定着ローラ41を定着可能温度まで加熱して所定時間回転させることにより、加圧ローラ42なども十分加熱して定着部40内に熱量を蓄積する処理(予熱処理)が実行される。
図16(a)、(b)は、一例として、厚紙印字モードの実行を中断して、色ずれ補正処理を実行し、その後、厚紙印字モードを再開する場合における温度制御の様子を示すグラフであり、図16(a)は、色ずれ補正処理の処理時間αが予熱時間γを超える場合(α>γ)における温度制御の様子を示し、図16(b)は、色ずれ補正処理の処理時間αが予熱時間γ以下である場合(α≦γ)における温度制御の様子を示す。
したがって、昇温制御直線L21の方程式は、T=Vu(t−(α−γ))+200となる。
一方、色ずれ補正の処理時間αが予熱時間γ以下である場合(α≦γ)には、ヒータ電源をOFFにしてしまうと、色ずれ補正終了時に予熱が完了していないことになるので、この場合には、図15(b)に示すように色ずれ補正時には、ヒータ電源をOFFすることなく、定着可能温度200℃に維持するように温調制御する。
図17は、本変形例を実行する場合において、制御部45で実行されるヒータ電源OFFの可否判定処理の制御内容を示すフローチャートである。
まず、非印字モード処理時間記憶部456の非印字モード処理時間テーブルを参照して実行する非印字モードの処理時間が確定しているか否かを判定し(ステップS51)、確定していれば(ステップS51でYES)、当該非印字モードの処理後に厚紙印字モードが控えているか否かを判定する(ステップS52)。
非印字モードの処理時間は、非印字モード処理時間記憶部456(図2)から読み出す。予熱時間γは、予め実験などにより求められてROM454などに格納されており、これを読み出すことにより取得できる。
また、ステップS52において、厚紙印字モードが非印字モード処理後に控えていないと判定された場合には(ステップS52でNO)、予熱時間を考慮する必要がないので、「ヒータ電源OFF可」と判定する(ステップS54)。
以上により、ヒータ電源OFFの可否判定処理のサブルーチンを終了して、図3のフローチャートにリターンする。
なお、本例では、実行される非印字モードの一例として、図16(a)と同様に厚紙印字モードを中断して色ずれ補正が実行される場合について開示しているが、これに限定されないことは言うまでもない。
そして、昇温制御時における目標温度Taを200℃に設定し(ステップS63)、次に、ヒータ電源ONにした場合の定着ローラ41の昇温速度Vuを取得する(ステップS64)。
そして、ヒータ電源OFF後の定着部温度Tを所定間隔でサンプリングしていき、T≦Vu(t−(α−γ))+200となった最初の時点をヒータ電源ONのタイミングとする(ステップS66)。
なお、本変形例において、予熱時間γは、厚紙の連続印字枚数に限らず一律としてもよいし、予定されている連続印字枚数に応じて増加するような複数の値が設定されていてもよい。
この際、1ジョブにおける印字枚数が、例えば1、2枚のように少なく、特に予熱が必要でない場合には、上記テーブルの当該印字枚数に対応する予熱時間γを0にしておけばよい。そうすると、図17のステップS53では常にYESとなってヒータ電源OFF可と判定される。また、図18におけるステップS65、S66における各式においてもγ=0とすることにより、普通紙の印字処理の場合と同様にしてヒータ電源ONのタイミングを決定することができる。
しかし、処理時間が確定であるとまで言えなくても、ある一定の誤差(ばらつき)の範囲内で収まるような場合には、その大きさによっては、「ヒータ電源OFF可」と判定してもよいような場合がある。
各作像ユニットにおける現像器内のトナーのトナー残量を検出するためのトナーレベルセンサとして、例えば、複数の透過型の光電センサを垂直方向に配列したり、トナー液面に揺動可能な板状の液面検出板を接触させて、液面の低下に伴う検出板の移動を磁気センサで検出するなど様々な公知の技術があるが、これらのセンサ自体の精度のばらつきや、センサの取付誤差、トナーボトルからの補給能力のばらつきなどに起因して、トナー補給時間を正確に予測することは難しく、一定のばらつきが生じる場合がある。
仮に、当該トナー補給予測時間αがばらつき量δ以下であれば(α≦γ)、図19(a)に示すように、極端なときにはトナー補給開始直後にトナー補給が完了するような可能性もあり、この場合にヒータ電源をOFFにするとユーザの利便性を害する可能性が高い。
ここでは、印字処理を中断してトナー補給処理を実行する場合について説明している。
まず、ステップS71において、トナー補給処理が開始されるか否かを判定し、開始される場合には(ステップS71でYES)、印字処理を中断して(ステップS72)、現在のトナーレベルセンサの出力値から、現像器内のトナーを満杯にするまでのトナー補給処理時間αを予測する(ステップS73)。そのため、ROM454内に、トナーレベルセンサの出力値と標準的なトナー補給処理時間αの対応関係を示すテーブルや、両者の関係式などが格納されており、これを参照してトナー補給処理時間αの予測値を取得する。
もし、α≦δであれば(ステップS75でNO)、ヒータ電源OFFにすると印字開始が遅れる可能性があるので(図19(a))、そのまま定着可能温度に維持する(ステップS80)。
定着部温度Tが降下して、T≦Vu(t−(α−δ))+200になると(ステップS77でYES)、ヒータ電源ONに切り換え(ステップS78)、定着可能温度になると(ステップS79でYES)、そのまま定着可能温度を維持する(ステップS80)。
なお、ステップS75において、トナー補足処理の予測された処理時間αがばらつき量δ以下の場合に、そのまま定着可能温度を維持するのではなく、図19(a)の波線で示すように一旦、待機温度170℃に低下させた後、当該待機温度170℃を維持するようにしてもよい。
このようにすれば、α≦γである場合でも、ある程度の節電を実現しながらも短時間に印字処理を再開することができる。
(7) 上記実施の形態では、装置内温度低減処理については、処理時間が不確定であるため、「ヒータ電源OFF不可」と判定し、現在設定されている温度を維持するように制御したが(図4のステップS11でNO、ステップS13→図3のステップS3でNO、ステップS9)、印字処理を中断して処理時間が不確定な非印字モードを実行する場合には、そのまま、定着可能温度を維持するのではなく、図21に示すように、図19(a)の場合と同様、一旦、待機温度170℃に降下させた後、当該待機温度170℃を維持するようにしてもよい。そして、処理時間が不確定な非印字モードが終了次第、定着可能温度まで昇温して印字処理を再開する。このようにすれば処理時間が不確定であっても、ある程度の節電を実現しながらも短時間に印字再開することができる。
具体的に、例えば、色ずれ補正処理を実行中にC、M、Yのいずれかのカラーの印字処理用の消耗品に寿命が到来した場合を考える。ここでカラーの消耗品とは、例えば、C,M,Yの各作像部における感光体ドラムや現像器、トナーボトルなどを含む。これらには一定の寿命が定められており、制御部45でそれらの運転時間(具体的には、感光体ドラムの回転数や走行距離、印字枚数などのパラメータ)が制御部45で累積してカウントされてEEPROM455などに保存され、この累積値が所定値に達するとユーザへの警告を発したり、印字処理を禁止したりするように構成される。
図22は、このような場合において制御部45で実行される温度制御を概略的に示すフローチャートである。
もし、ステップS93において、カラー消耗品の寿命が到来したと判定された場合には(ステップS94でYES)、即座にヒータ電源ONにして(ステップS95)、ステップS95、S96を経て、メインフローチャートにリターンする。
(9) 上記変形例(1)においては、実行すべき非印字モードの処理時間が所定時間以下である場合には、一律に、ヒータ電源OFF不可として温調制御を継続するように制御した。この場合には、ヒータ電源OFFにしてもそれほど節電効果は、得られないという趣旨のもとで、温調制御を継続して定着部40に蓄熱して、その後の印字処理、特に大量枚数の連続印字処理に備えた方が、ユーザの利便性に資するとの価値判断に基づく。
図23は、本変形例において、制御部45で実行されるヒータ電源OFFの可否判定処理の内容を示すフローチャートである。
まず、実行する非印字モードの処理時間が確定しているか否かを判定し(ステップS101)、確定しておれば(ステップS101でYES)、当該非印字モードの処理時間が所定時間以下か否かを判定する(ステップS102)。この判定の方法は、変形例(1)のステップS11a(図11)と同様であり、ここでの所定時間は、(td+tu)となる。
しかし、もし、非印字モードの処理時間が所定時間以下であっても(ステップS102でYES)、非印字モード終了後に印字モードが待機(印字処理の指示待ちの状態)していなければ(ステップS103でNO)、定着部40に蓄熱する必要性は低いので、ヒータ電源OFF可を判定する(ステップS105)。温調制御を継続して蓄熱するということは、ヒータ電源をOFFした後ONにして昇温する場合よりも微増ながらも電力を消費するからである。したがって、この場合には、いつ受け付けるか不明なプリントジョブのために蓄熱してユーザの便宜を図るよりも節電の方を重視する。
したがって、本変形例によれば、ヒータ電源OFF不可とするのは、実行する非印字モードの処理時間が不確定の場合(ステップS101でNO)と、非印字モードの終了後に厚紙印字モードの実行が待機している場合(ステップS104でNO)のみとなる。
(11)上記実施の形態では待機温度を170℃に設定しているが、これに限らず、節電性を重視して、もう少し目標温度を低めに設定した省電力モードを設けてもよい(例えば、120℃前後)。この際、待機状態のまま所定時間プリントジョブを受け付けない場合に、自動的に待機状態から省電力モードに切り換えるようにしてもよいし、また、ユーザの操作パネル35からの指定により省電力モードに設定されるようにしてもよい。
例えば、処理時間が確定している非印字モードの処理として、他に次のようなものを挙げることができる。
(b)残留トナーを除去するため感光体ドラムをクリーニングする場合におけるクリーニング処理
(c)普通紙の印字処理から厚紙印字処理に切り換える場合や、モノクロモードからカラーモードに切り換える際に、システムスピードを変更(遅くする)する機種にあっては、当該システムスピードの切換処理
(d)モノクロモードからカラーモードに切り換える切換処理(カラー用の現像器におけるトナーを予め撹拌させて帯電させる処理。モノクロモード時に中間転写ベルトをカラー用の感光体ドラムから離間させる機構を有するものであっては、それらの感光体ドラムを中間転写ベルトに近接させる処理など)
(e)プリントジョブにおける画像データを展開して印字処理用のフォーマットに変換する処理(データ量によりその展開時間が予測可能)
なお、給紙カセットから記録シートが抜き出されたような特殊な場合も、非印字モードと一種と捉えることが可能であるが、この場合には、処理時間は不確定と判定される。
(14)本発明に係る現像装置と画像形成装置をタンデム型カラーデジタルプリンタに適用した場合の例を説明したが、本発明の適用範囲は、これに限られず、フォーサイクル方式のカラープリンタや複写機、複写機、ファクシミリ装置、複合機(MFP:Multiple Function Peripheral)等、およそ定着装置を備えた画像形成装置に適用できる。
10 画像プロセス部
20 中間転写部
21 中間転写ベルト
23 光電センサ
30 給紙部
35 操作パネル
40 定着部
41 定着ローラ
42 加圧ローラ
43 温度センサ
44 ハロゲンヒータ
45 制御部
451 CPU
452 通信I/F部
453 RAM
454 ROM
455 EEPROM
456 非印字モード処理時間記憶部
Claims (24)
- 像担持体に形成したトナー像を記録シート上に転写した後、定着装置において、加熱手段によって定着可能温度に加熱された定着部材により熱定着して画像を形成する画像形成モードを実行する第1の実行手段と、
定着装置による熱定着を伴わない非画像形成モードを実行する第2の実行手段と、
画像形成モードと非画像形成モードを選択的に実行するように第1または第2の実行手段に指示する指示手段と、
画像形成モードと非画像形成モードの実行状態に応じて定着装置における加熱手段への電力供給を制御する制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、
前記非画像形成モードの実行が開始される際に、加熱手段への電力供給を停止もしくは低減して定着部材の温度を降下させる第1の制御と、
非画像形成モード実行の途中の所定のタイミングで第1の制御を停止して、定着部材の温度を上昇させ、当該非画像形成モードの終了時点における定着部材の温度を、所定の目標温度まで復帰させる第2の制御と
を実行することを特徴とする画像形成装置。 - 実行すべき非画像形成モードの処理時間を取得する取得手段と、
当該処理時間が所定時間以下である場合には、前記制御手段における第1と第2の制御の実行を禁止する禁止手段と
を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記非画像形成モードの終了後に実行される画像形成モードとして、厚紙に対する画像形成ジョブが控えている場合において、
前記所定時間は、当該厚紙に対する画像形成ジョブ実行のため設定された予熱時間であること
を特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記所定時間は、前記第1の制御により定着部材の温度が常温までに降下するのに要する時間と、第2の制御により定着部材の温度が常温から前記目標温度まで復帰するのに要する時間の和であること
を特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。 - 第1の制御時における定着部材の温度の降下速度をV1、第2の制御時における定着部材の温度の上昇速度をV2、第1の制御の開始時の定着部材の温度をT1、第2の制御における目標温度をT2、実施すべき非画像形成モードの処理時間をα、常温をTrとした場合に、前記所定時間は、
(T1*V2+T2*V1−Tr*(V1+V2))/(V1*V2)
で求められる時間である
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記処理時間は、当該非画像形成モードの実行に対して予測される基準処理時間であって、前記所定時間は、前記基準処理時間に対して生ずる誤差の大きさであることを
特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。 - 基準処理時間が誤差の大きさ以下であることにより第1と第2の制御が禁止された場合であって、
当該非画像形成モードの処理開始時に定着部材の温度が定着可能温度である場合には、
前記制御手段は、当該非画像形成モードの処理開始と共に、定着部材の温度を定着可能温度よりも低い待機温度まで降下させ、少なくとも当該非画像形成モードが終了するまでは、当該待機温度に維持する第3の制御を実行する
ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。 - 前記制御手段は、
前記非画像形成モードの処理時間が所定時間以下であっても、当該非画像形成モードの終了後に画像形成モードの実行が控えていない場合には、前記第1と第2の制御を実行する
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記制御手段は、
前記非画像形成モードの処理時間が所定時間以下であっても、当該非画像形成モードの終了後に控えている画像形成モードが普通紙に対する画像形成ジョブの実行である場合には、前記第1と第2の制御を実行する
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記非画像形成モードの処理時間が延長された場合において、
前記禁止手段は、改めて、当該延長された時間が所定時間以下であるか否かを判定して、前記制御手段における第1と第2の制御の実行の禁止の要否を決定する
ことを特徴とする請求項2から9のいずれかに記載の画像形成装置。 - 前記非画像形成モードの処理時間が延長された場合とは、
色ずれ補正処理の実行が失敗した後、画像濃度適正化処理と色ずれ補正処理を合わせて実行する場合である
ことを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。 - 実行すべき非画像形成モードの処理時間が不確定である場合に、前記制御手段における前記第1と第2の制御の実行を禁止する禁止手段を備えている
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 処理時間が不確定な非画像形成モードの処理開始時に定着部材の温度が定着可能温度である場合には、
前記制御手段は、当該非画像形成モードの処理開始と共に、定着部材の温度を定着可能温度よりも低い待機温度まで降下させ、少なくとも当該非画像形成モードが終了するまでは、当該待機温度に維持する第3の制御を実行する
ことを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。 - 前記非画像形成モードの終了後に画像形成モードの実行が控えている場合において、
前記第2の制御において定着部材が復帰されるべき目標温度は、定着可能温度であり、
前記非画像形成モードの終了後に画像形成モードの実行が控えていない場合には、
前記第2の制御において定着部材が復帰されるべき目標温度は、定着可能温度よりも低い待機温度であること
を特徴とする請求項1〜13に記載の画像形成装置。 - 前記非画像形成モードの終了後に画像形成モードの実行が控えている場合とは、画像形成モードを中断して非画像形成モードを実行し、非画像形成モードの実行終了後に中断した画像形成モードを再開する場合であること
を特徴とする請求項14に記載の画像形成装置。 - 前記非画像形成モードの終了後に画像形成モードの実行が控えている場合とは、
画像形成モードのジョブが非画像形成モードの実行開始後に受け付けられて実行の指示待ちの状態である
ことを特徴とする請求項14に記載の画像形成装置。 - 前記制御手段は、
実行すべき非画像形成モードの処理時間、現在の定着部材の温度、第2の制御における目標温度、および第2の制御における定着部材の昇温速度に基づき、第1の制御から第2の制御に切り換えるタイミングを決定する決定手段を備える
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 非画像形成モードの終了後に、画像形成モードとして厚紙に対する画像形成ジョブの実行が控えている場合において、
前記決定手段は、前記非画像形成モードの処理時間より、厚紙に対する画像形成ジョブ実行のため設定された予熱時間だけ短い時間に前記非画像形成モードが終了するとみなして、前記切り換えのタイミングを決定すること
を特徴とする請求項17に記載の画像形成装置。 - 実行すべき非画像形成モードの処理時間について、予測される基準処理時間に対して一定の誤差が見込まれるときには、
前記決定手段は、前記基準処理時間から当該誤差を控除した最短時間を非画像形成モードの処理時間とみなして前記切り換えのタイミングを決定する
ことを特徴とする請求項17に記載の画像形成装置。 - 非画像形成モードの処理時間が延長された場合において、
前記決定手段は、改めて、当該延長された処理時間の経過後に所定の目標温度に復帰するように前記切り換えのタイミングを決定する
ことを特徴とする請求項17に記載の画像形成装置。 - 前記決定手段は、
第1の制御時において、非画像形成モードの処理時間が所期の時間よりも短くなった場合、即時に第1の制御を停止して定着部材の温度を前記目標温度まで上昇させるように制御する
ことを特徴とする請求項17に記載の画像形成装置。 - 像担持体に形成したトナー像を記録シート上に転写した後、定着装置において、加熱手段によって定着可能温度に加熱された定着部材により熱定着して画像を形成する画像形成モードと、定着装置による熱定着を伴わない非画像形成モードとが、選択的に実行される画像形成装置における定着装置の温度制御方法であって、
前記非画像形成モードの実行が開始される際に、加熱手段への電力供給を停止もしくは低減して定着部材の温度を降下させる温度降下ステップと、
非画像形成モード実行の途中の所定のタイミングで、定着部材の温度を上昇させて、当該非画像形成モードの終了時点における定着部材の温度を、所定の目標温度まで復帰させる温度復帰ステップと
を含むことを特徴とする定着装置の温度制御方法。 - 実行すべき非画像形成モードの処理時間を取得する取得ステップと、
当該処理時間が所定時間以下である場合には、前記温度降下ステップと温度復帰ステップの実行を禁止する禁止ステップと
をさらに含むことを特徴とする請求項22に記載の定着装置の温度制御方法。 - 実行すべき非画像形成モードの処理時間が不確定である場合に、前記温度降下ステップと温度復帰ステップの実行を禁止する禁止ステップをさらに含むことを特徴とする請求項22に記載の定着装置の温度制御方法。
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