JP2012120064A - 無線信号処理方法および無線通信装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】MIMOにより信号の伝送を行なう無線通信装置であって、複数のアンテナから受信した信号の処理を行なう受信信号処理部と、前記複数のアンテナから送信する信号の処理を行なう送信信号処理部と、装置全体の制御を行なう制御部と、送受信信号処理プログラムおよび送受信信号処理情報を格納するメモリを備え、受信信号処理部は、複数の種類の受信信号処理方式に対応するものであり、制御部は、伝送路を介して対向する無線通信装置の状況および受信信号処理状況に応じて、複数の受信信号処理方式のひとつを対向する無線信号装置から受信した信号の受信処理方式として割り当てる。
【選択図】 図1
Description
一方、MMSEを具備する無線機を使った通信では、例えば列車内での通信のような高速移動環境などにおいて、十分な通信を行うことができない問題があり、演算量が少なく処理負荷および経済性に優れるものの性能的に不十分であった。、
また、基地局の送信電力に対して、無線端末の送信電力が小さいことを勘案すると、無線端末から基地局への通信においては、基地局側で十分な信号強度での受信が難しいという問題があった。さらには端末から送信された上り信号が基地局まで届かないといった問題があった。
MIMOを解く方法には、推定されたチャネル行列を用い、空間分離を先に行ってからビットの対数尤度比(LLR:Log Likelyhood Ratio)を求める最小平均二乗誤差法(MMSE)が知られている。また、最尤判定法(MLD)と呼ばれる空間分離と尤度計算を組み合わせて同時に行う方法が最適解を導くことが既知である。
以下では、FDD(Frequency Division Duplex)のシステムを例に説明しているが、TDDのシステムにおいても、本発明の効果は変わらない。
・装置全体の構成
図1に、本発明の第1の実施例における装置構成を示す。
図1は本発明が実施される装置(100)のブロック図である。図に示されていない送信機から送信された信号は、2つのアンテナ(101、102)に受信される。受信した信号はデプレクサ110により、装置内の受信側に送られる。受信側のRF(Radio Frequency)回路111では、受信信号はダウンコンバートなど必要な処理の後にデジタル信号に変換される。変換されたデジタル信号はCP除去部112で、CP(Cyclic Prefix)が取り除かれる。CPとはOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)信号でマルチパス性能を向上させるために挿入された信号である。デジタル信号は、次にFFT(Fast Fourier Transform)回路113で時間領域から周波数領域に変換され、サブキャリヤ毎の信号に分離される。サブキャリヤ毎の信号に分離された信号は、デマルチプレクサ114によって、パイロット信号などの機能別に分離される。分離されたパイロット信号は、チャネル推定117にて伝搬路が推定され、チャネル行列が生成される。チャネル行列の生成結果を使い、デマルチプレクサ114で、分離されたデータトラヒックのシンボル情報に対しMLD処理115あるいはMMSE処理116を行ない、対数尤度比(LLR)を求める。MLD処理115あるいはMMSE処理116のどちらの処理を選択するかは、後述する本発明のアルゴリズムに基づきDSP(Digital Signal Processor)130から指定される。得られた対数尤度比はメモリーなどの蓄積手段132に蓄積された後、デコーダ118に入力される。デコーダ118は入力される対数尤度比から、TURBO符号などの誤り訂正を解いて尤も確からしい復元信号を出力する。この際に内挿されたCRC(Cyclic Redundancy Check)符号をチェックして、正しく復号されているかをチェックする。正しく復号されていれば、復号された信号はDSP130を解してMAC(Media Access Control)など上位の処理を経た後にインターフェース131を介してネットワークあるいは上位レイヤに渡される。正しく復号できない場合には、DSPに復号失敗であることが報告され、HARQ(Hybrid ARQ(Automatic Report Request)などの上位の再送機能が働く。
図3を用いて開示するMLD処理は、図1ではMLD処理115に内蔵される。実施形態としては、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field-Programmable Gate Array)によるハード処理でも実施可能であるし、DSPによるソフト処理でも実施可能である。
図4を用いて開示するMMSE処理は、図1ではMMSE処理116に内蔵される。実施形態としては、MLD処理と同様に、ASICやFPGAによるハード処理でも実施可能であるし、DSPによるソフト処理でも実施可能である。
図2は、本発明が実施される装置を、デバイスを意識したチップレベルのブロックで記載したものである。アンテナ(101、102)が受信した信号は、デプレクサ(140)を介して上りと下りの周波数に分離され、RFチップ(141)に入力される。RFチップ内では、図示されていないアンプにより受信信号が増幅され、図示されていないミキサによって周波数変換が行われベースバンド信号の周波数に変換される。さらにAD変換によってデジタル信号に変換される。RFチップに続くベースバンドチップ(142)では復調・復号処理が行われ、送信情報が推定される。DSPチップ(143)は装置全体の管理や上位層の処理を行う。受信側は、I/F(144)を介して、基地局であるならばネットワークに、また、端末であるならばアプリケーションなどの上位層に接続している。受信側は、推定された復号結果のエラーチェックに問題がなかった場合、I/Fを経由して受信情報を上位層あるいはネットワークに送信する。本発明が開示するMLDの処理およびMMSEの処理は、ベースバンドチップ(142)内に実装される。また、本発明のアルゴリズムによるMLDとMMSEを選択するプログラムはDSP(143)に実装される。また、プログラムや処理情報などはメモリー(145)に格納される。
・QR分解−MLD
QR分解−MLDの流れを図3、図5ないし図18を用いて説明する。図3はQR分解−MLDの演算の流れを示す。ここでは説明を判りやすくするため、2×2のMIMOを例にとって説明しているが、本発明はこの範疇に留まるものではなく、N×NのMIMOについても同じ効果を持っている。
図3で、まず複数のシンボルからなる受信信号系列は、各シンボルに分解される。ここでシンボルとは、OFDMの場合には、1OFDMシンボル×1サブキャリヤで構成される送信情報の最小単位である。SISO(Single-Input Single-Output)のケースでは、送信情報は1つのアンテナから送信されるため、1シンボルの送信情報はQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)や16QAMなどのコンスタレーションをもつ1つの符号として表される。2×2MIMO(QPSKの場合)では、2本のアンテナから同時に異なる情報が送信されるため、1シンボルの送信情報は、図5に例が示されるような、S1とS2の2つのコンスタレーションからなる2つの符号である。ここで「コンスタレーション」とは星座を意味する単語である。符号理論では位相空間上(あるいはIQ平面上)の符号配置を意味する。
図5では、アンテナ毎に4つの符号点が示されている。QPSKを用いた場合、1シンボルのビット数は2ビットである。これら4つの符号点は、それぞれが2ビットの情報伝達が可能であり、4つの点でそれぞれ「00」、「01」、「11」、「10」の2ビットの情報を表す。
送信された各符号(信号)は伝搬路(例えば図6に示すチャネル行列で表される伝搬路)を経由し、2つの送信符号(信号)が合成されて受信アンテナに受信される。図6では、伝搬路の応答は原点と点●を結ぶベクトルとして表される。。送信信号は伝搬路による重み付け後に合成されるため、図7に示すような信号点として受信される。送信符号の4点もベクトルとして定義することができ、「重み付け」は送信符号(ベクトル)に伝搬路(ベクトル)を掛けたベクトル積として理解できる。
2×2MIMOにおいて2本のアンテナから送信された符号は、h11×s1というベクトル積から表現される4点と、h12×s2というベクトル積で表現される4点の和で表される。そのため、受信側のアンテナでは、その4点×4点の組み合わせとなる16点の信号点として信号が受信される。図7に受信側の信号点を示す。2つの受信アンテナでは、それぞれが独立した4つの伝搬路を経由した信号が受信されるため、16点の候補をもつコンスタレーションが2種得られる。MIMOにおいては、その方程式を解くことにより、送信信号を推定するといったやり方で、信号の受信処理を行う。
となる。ここでxは受信信号であり、sは送信信号である。hは伝搬路を表すチャネル、nは雑音電力を意味する。受信機は2つのアンテナで受信しているため、2元のベクトルの形で表現される。送信機も2つのアンテナで送信するため、2元のベクトルで表現される。伝搬路であるhは2アンテナから2アンテナへの4経路からなり、2×2の行列の形で表現される。ノイズは、受信機の熱雑音が主たる要因であるため、受信機の2アンテナそれぞれに加える形のベクトルで表現される。推定受信点を生成するためには、上記の伝搬路hを推定する必要がある。そのため、送信機は適当なシンボルに既知の情報であるパイロット信号を埋め込んで信号を送信している。受信側では、パイロット信号を検出して伝搬路を推定する。パイロットがない時間や周波数についてもパイロット信号があるシンボルで行った伝搬路推定の結果を補間演算して伝搬路推定することができる。その結果、式1でHで表すチャネル行列を推定することができる。
図3のステップ302では、チャネル行列をQR分解し上三角化を行う。QR分解後の式は、
となる。式2を左側から第1項と呼ぶとすると、第1項のベクトルYは変換された受信信号を表す。変換式は第2項であり、受信信号のベクトルXに対して変換行列Gをかけることで得られる。ここで、Gは上三角化を実現する変換演算子であり、唯一とは限らず、様々な演算子が考えられる。例えばGivens回転行列も上三角化を実現する変換演算子の1つとして知られている。第4項は、演算子Gにより、GHがRに変換されていることを表す。ここでRの特長は、第2式の左側の要素r21が0となっている点である。これの形式から上三角化と呼ばれる。
図3のステップ303に移る。式2は上下2つの式からなる方程式と解釈できる。まず、下側の第2式は下記のように表される。
この第2式は上三角化により、s1に関する項目が抹消されている。従ってコンスタレーションは図9の●に示すように4点に集約される。s2の候補R2を仮定すると(QPSKの場合、R2は図5に示すs2の「00」「01」「11」「10」のいずれか)、メトリックは
図3のステップ304に移る。式2で全部分行列に関する処理が完了したかをチェックする。ここまでの処理では、式5に関する処理は終了したが、第1式である
図3のステップ305に移る。ステップ303で計算された全ての候補に関するメトリックを、式6の値が小さい順(尤度の高い順)にランキングをつける。ランキング1位は最も式6のメトリックが小さいものとなる。ランキングで、上位K位までの候補を残し、その他の候補はあり得ないものとして、候補から外す。
y2はs2の影響しか受けないため4点だけに縮退している。この縮退した状態で、s2の候補点を予め決められた数に絞る。絞る方法としては、メトリックを基準とする。メトリックは推定受信点と実際の受信点との距離に関係し、距離が遠いほどメトリックの値が大きくなることを利用する。すなわちメトリックが小さい上位K位までの候補を残す。
チャネル行列とレプリカ(図5に示すs2の候補点R2)から得られた推定受信点(黒丸:4点)と実際の受信点(白丸:1点)が描かれている。実際の受信点は雑音や干渉の影響を受けているため、図8のコンスタレーションからずれている。この受信点はノイズの影響を受けるが、ノイズがガウス分布に従うとするならば、実際の受信点に距離が最も近い推定受信点の尤度が最も高くなると考えられ、メトリックは小さい値となる。図9では最も距離が近い(11)の点が尤もらしく、メトリックが一番小さい値となる。逆に(00)(10)(01)はメトリックが大きく、恐らくあり得ない点と判断できる。よって例えばK=1とするならば、(11)を選択し、(00)(10)(01)は候補から外す。選択後、式7に関する処理ができるようにMを更新する。
図3のステップ303(2回目)に戻る。式2の上下2つの式のうち、今回は、上側の第1式(式7)に関する処理を行う。式7ではs1およびs2からの寄与がy1に影響する。s1およびs2の候補をR1、R2と仮定すると、尤度は
で表される。但し、R2の候補は、ステップ305において絞られている点に注意が必要である。R2が(11)だけに絞られているとすると、R2は1つの候補だけとなるので、(R1, R2)の組合せは4通りだけであり、計算量が1/4に削減される。
図10に、チャネル行列とレプリカ(図14に示すs2の候補点R2)から得られた推定受信点を示す。(R1, R2)の候補は16点あり、白丸と黒丸で示されているが、先にR2は(11)に絞られているため、黒丸で示す4点が(R1, R2)の候補となる。
図3のステップ304に移る。式2で全部分行列に関する処理が完了したかをチェックする。ここまでの処理では、式5および式7に関する処理を終了し、全部分行列の処理が完了しているため、ステップ306に移る。
図3のステップ306に移る。ここでは、得られたメトリックから対数尤度比(LLR)を算出する。図5の例では、2ビットの情報を送信可能なQPSKシンボルを、2つのアンテナそれぞれから同時に送信するため、合計4ビットの情報を1度に送ることが可能である。その各ビットについて対数尤度比を、以下の手順で求める。すなわち、4ビットの各ビットに注目し、送信側が0を送ったと仮定した場合の確率P0を計算する。また、送信側が1を送ったと仮定した場合の確率P1を計算する。そして、それら確率の比をとり、更に対数をとったもの、log(P0/P1)を計算する。
ここで、各ビットに注目する とは、送信情報(s1、s2)をビット情報に分割し、((b0、b1)、(b2、b3))のように4ビットとして表したとすると、その内の1ビットに注目することを意味する、例えばb0のビットだけに注目すると、他のビット(b1、b2、b3)の組合せ8通り全てについて考え、P0およびP1の確率計算を行う。ただし、8通り全てについて確率を計算することは大変であるため、計算量を削減するために、MAX log MAP近似がよく知られている。これは、本来は上記の8通り全てを考えるべきところを、メトリックが最小となるビットの組合せだけを選択して、そのビット組合せによる確率でP0あるいはP1を近似する方法である。
図11は、2×2MIMOのQPSK送信のコンスタレーションの一例を示す図である。
図12は、2×2MIMOのQPSK受信信号の一例を示す図である。
図13は、2×2MIMOのQR分解後の受信信号の一例を示す図である。
図14は、推定受信点と実際の受信点の一例を示す図である。
図15は、s1が0xの場合のコンスタレーション例を示す図である。
図16は、s1が0xの場合の受信信号の一例を示す図である。
図17は、s1が1xの場合のコンスタレーション例を示す図である。
図18は、s1が1xの場合の受信信号の一例を示す図である。
図3のステップ307に移る。ここでは、全シンボルに関する処理が完了したかをチェックする。全てのシンボルに関する処理が終わっていない場合はステップ308に移り、対象とするシンボルを更新し、ステップ301に戻る。また、全てのシンボルに関する処理が終わった場合は、ステップ306でメモリーなどに蓄積した対数尤度比を次の処理をおこなうブロックであるデコーダ116に渡し処理を終了する。
・MMSE
次に、MMSEの流れを図4を用いて説明する。
図4で、まず複数のシンボルからなる受信信号系列は、各シンボルに分解される。ここでの処理は、ステップ301での説明と同じである。
2×2MIMO(QPSKの場合)では、2本のアンテナから同時に異なる情報が送信されるため、1シンボルの情報は図5に例が示されるような、S1とS2の2つのコンスタレーションからなる2つの符号である。
送信された各符号(信号)は伝搬路(例えば図6)を経由し、2つの送信符号(信号)が合成されて受信アンテナに受信される。図6では、伝搬路の応答は、原点と点●を結ぶベクトルで表される。受信信号は伝搬路による重み付け後に合成されるため、図7に示すような信号点として受信される。2の受信アンテナは、それぞれが独立した4つの伝搬路を経由した信号を受信する。そのため、16点の候補をもつコンスタレーションが2種得られ、その方程式を解くことにより、送信信号を推定するといったやり方で受信を行う。
MMSEでは、方程式を解くために、受信信号xにMMSEの重みを掛けて元の符号点を推定する。
図4のステップ403に移る。s1について、式12により、
ここで、各ビットに注目する とは、送信情報(s1、s2)をビット情報に分割し、((b0、b1)、(b2、b3))のように4ビットとして表したとすると、その内の1ビットに注目することを意味する、例えばb0のビットだけに注目すると、他のビット(b1、b2、b3)の組合せ8通り全てについて考え、P0およびP1の確率計算を行う。ただし、8通り全てについて確率を計算することは大変であるため、計算量を削減するために、MAX log MAP近似がよく知られている。これは、本来は上記の8通り全てを考えるべきところを、メトリックが最小となるビットの組合せだけを選択して、そのビット組合せによる確率でP0あるいはP1を近似する方法である。
図4のステップ404に移る。ここでは、全シンボルに関する処理が完了したかをチェックする。全てのシンボルに関する処理が終わっていない場合はステップ405に移り、対象とするシンボルを更新し、ステップ401に戻る。また、全てのシンボルに関する処理が終わった場合は、ステップ403でメモリーなどに蓄積した対数尤度比を次の処理をおこなうブロックでなるデコーダ116に渡し処理を終了する。
・MLDとMMSEの選択
本発明の特徴は、MLD(あるいはQR分解−MLD)と、MMSEの2つの受信機を1つの装置内に持ち、MLDの装置規模は抑えた形にすること、さらには、制御手段により、受信したパケットの受信方法を、MLDを使うか、あるいはMMSEを使うかを選択する仕組みを持つことである。
MLDとMMSEの2つの受信機を選択する仕組みについて図20を用いて説明する。
装置が無線基地局装置であり、複数の端末装置とつながっている場合を例に挙げて説明する。
端末装置が無線基地局装置に情報を送信しようとする場合、端末装置は無線基地局装置に向かって、バンドワイズリクエスト(帯域要求)を送信する。無線基地局装置には、スケジューラが搭載されており、帯域要求を送信した端末装置に対し、その端末装置使用を許可する周波数リソースの割当てを行なう。無線基地局装置は下り回線を使い、該当する端末装置に対し、使用を許可する周波数リソースの割当て情報(MAP)を送信する(ステップ1)。MAPには、端末装置が使用する周波数リソースの位置やサイズ、MCS(符号化方法 Modulation Code Scheme)などの情報が含まれている。端末装置は、下り回線で通知されるこの割当て情報に従って動作する。また無線基地局装置は、複数の端末装置との過去の通信状態を把握している。通信状態には、端末装置が送信する電力情報も含まれる。端末装置は、最大送信電力が決まっており、現在の送信電力と、最大送信電力との差がパワーヘッドルームとして定期的に無線基地局装置に報告されている。
端末装置1〜8は、その順にパワーヘッドルームが小さい。すなわち、端末装置1は送信電力が一番大きく、劣悪な環境に配置している。無線基地局装置では、この報告されているパワーヘッドルームを参考に、端末装置の状態を把握している。第1の実施例として、無線基地局装置は、次に受信することが予約されている端末装置のパワーヘッドルームを小さいものから大きい順に並べる(図21 ステップ2参照)。一般に、伝搬路の状況が悪い端末装置では、送信電力を高く出す必要がある。その結果パワーヘッドルームが小さい値となる。よって、上記の並び換えによって、伝搬路の状態が悪い端末装置が先に、伝搬路の状態が良好な端末装置が後となるように順位付けが可能となる。
次に、図19、図22を用いて第2の実施例について説明する。
図19は、第2の実施例における装置の構成を説明する図である。
図22は、第2の実施例におけるMLDとMMSE(SICあり、なし)の選択処理を説明するフローチャートである。
次に、1回目の受信で、受信が成功しなかったコードワードについて(ステップ10)、そのコードワードと同一リソース(時間×周波数において)が割り当てられ、送信電力の小さい(あるいは推定SINRが大きい)コードワードから順に信号間干渉を除去する(ステップ11)。
信号間干渉が除去されて品質が向上したコードワードは、再度MMSEとデコード処理が行われる。干渉が除去されるため、2回目の信号処理(ステップ12)では受信に成功する確率は非常に高くなる。
101、102...アンテナ
110...デプレクサ
111...RF受信機
112...CP除去
113...FFT
114...デマルチプレクサ
115...MLD
116...MMSE
117...チャネル推定
118...デコーダ
120...RF送信機
121...CP付加
122...IFFT
123...空間信号処理
124...コーダ
126...パイロット生成
130...DSP
131...上位あるいはネットワークとのインターフェース
132...メモリ
140...デプレクサ
141...RFチップ
142...ベースバンドチップ
143...DSP
144...上位あるいはネットワークとのインターフェース
145...メモリ
Claims (8)
- 複数のアンテナを有し、MIMOにより信号の伝送を行なう無線通信装置であって、
前記複数のアンテナから受信した信号の処理を行なう受信信号処理部と、前記複数のアンテナから送信する信号の処理を行なう送信信号処理部と、装置全体の制御を行なう制御部と、送受信信号処理プログラムおよび送受信信号処理情報を格納するメモリを備え、
前記受信信号処理部は、複数の種類の受信信号処理方式に対応するものであり
前記制御部は、伝送路を介して対向する無線通信装置の状況および前記受信信号処理部の処理状況に応じて、前記複数の受信信号処理方式のうちの一つを前記対向する無線信号装置から受信した信号の受信処理方式として割り当てることを特徴とする無線通信装置。 - 請求項1記載の無線通信装置であって、
前記複数の受信信号処理方式として、最尤判定法(MLD)と、最小平均二乗誤差法(MMSE)に対応しているものであり、
また、前記対向する無線通信装置が複数であり、
前記制御部は、該複数の無線通信装置から送信されてきた伝搬路状態のレポート情報および前記受信信号処理部の処理状況の情報に基いて、前記複数の対向する無線通信装置それぞれに対し、MLDまたはMMSEを受信信号処理方式として割り当てることを特徴とする無線通信装置。 - 請求項1の無線通信装置であって、
前記複数の受信信号処理方式として、最尤判定法(MLD)、最小平均二乗誤差法(MMSE)、干渉除去機能を備えた最小平均二乗誤差法(MMSE−SIC)に対応しているものであり、
前記制御部は、該複数の無線通信装置から送信されてきた伝搬路状態のレポート情報とMIMO伝送の種別と前記受信信号処理部の処理状況の情報とに基いて、前記複数の対向する無線通信装置それぞれに対し、MLDまたはMMSEまたはMMSE−SICを受信信号処理方式として割り当てることを特徴とする無線通信装置。 - 請求項3記載の無線通信装置であって、複数のコードワードが含まれるMIMO送信信号を分離する際には、対向する無線通信装置に対しMMSE−SICを受信信号処理方式として割り当てることを特徴とする無線通信装置。
- 複数のアンテナを有し、MIMOにより信号の伝送を行なう無線通信装置における無線信号処理方法であって、
伝送路を介して対向する無線通信装置の状況および受信信号処理状況に応じて、複数の受信信号処理方式のうちの一つを前記対向する無線信号装置から受信した信号の受信処理方式として割り当てることを特徴とする無線信号処理方法。 - 請求項5記載の無線信号処理方法であって、
前記複数の受信信号処理方式として、最尤判定法(MLD)と、最小平均二乗誤差法(MMSE)に対応しているものであり、
また、前記対向する無線通信装置が複数であり、
複数の無線通信装置から送信されてきた伝搬路状態のレポート情報および前記受信信号処理部の処理状況の情報に基いて、前記複数の対向する無線通信装置それぞれに対し、MLDまたはMMSEを受信信号処理方式として割り当てることを特徴とする無線信号処理方法。 - 請求項5の無線信号処理方法であって、
前記複数の受信信号処理方式として、最尤判定法(MLD)、最小平均二乗誤差法(MMSE)、干渉除去機能を備えた最小平均二乗誤差法(MMSE−SIC)に対応しているものであり、
複数の無線通信装置から送信されてきた伝搬路状態のレポート情報とMIMO伝送の種別と前記受信信号処理部の処理状況の情報とに基いて、前記複数の対向する無線通信装置それぞれに対し、MLDまたはMMSEまたはMMSE−SICを受信信号処理方式として割り当てることを特徴とする無線信号処理方法。 - 請求項7記載の無線信号処理方法であって、複数のコードワードが含まれるMIMO送信信号を分離する際には、対向する無線通信装置に対しMMSE−SICを受信信号処理方式として割り当てることを特徴とする無線信号処理方法。
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