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JP2012118125A - 光走査装置及びその駆動方法。 - Google Patents

光走査装置及びその駆動方法。 Download PDF

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JP2012118125A
JP2012118125A JP2010265425A JP2010265425A JP2012118125A JP 2012118125 A JP2012118125 A JP 2012118125A JP 2010265425 A JP2010265425 A JP 2010265425A JP 2010265425 A JP2010265425 A JP 2010265425A JP 2012118125 A JP2012118125 A JP 2012118125A
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Masaki Sato
正喜 佐藤
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

【課題】主走査方向及び副走査方向の何れにおいても、ミラーの共振周波数をミラーの駆動周波数に追従させることが可能な光走査装置及びその駆動方法を提供すること。
【解決手段】本光走査装置は、光源と、所定の駆動波形で第1の方向又は前記第1の方向と直交する第2の方向に駆動され、前記光源から出射される出射光を第1の面で反射して前記第1の方向又は前記第2の方向に走査する振動ミラーと、前記振動ミラーの前記第1の面の裏面である第2の面側に設けられ、前記第2の面に光を照射し、前記第2の面からの反射光に基づいて前記第1の方向及び前記第2の方向の前記振動ミラーの振れ角を検出する2次元フォトリフレクタと、前記振動ミラーの振れ角に基づいて得られた前記第1の方向の前記振動ミラーの実位相と前記第1の方向の前記駆動波形との位相差、及び前記第2の方向の前記振動ミラーの実位相と前記第2の方向の前記駆動波形との位相差を算出する位相制御器と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、光源から出射される光を所定の方向に走査する光走査装置、及びその駆動方法に関する。
従来より、入力画像データに応じて変調された光をスクリーン上に走査し画像を形成する光走査装置が知られている。このような光走査装置が画像を投影するためには、ミラーを主走査方向と副走査方向に駆動しなければならない。ラスター走査方式の場合、画像解像度によっても異なるが、副走査周波数が60Hz(プログレッシブ走査のフレーム周波数)、主走査周波数が約30KHz(画面解像度がVGAのとき)以上、という懸け離れた走査周波数の違いが生じる。そのため、主走査系と副走査系を個別に設ける形態が一般的であり、例えば、水平走査(主走査)をポリゴンミラーで行い、垂直走査(副走査)をガルバノミラーで行なっていた。
しかしながら、主走査系と副走査系を個別に設けることは、構造の複雑化により大型化やコストアップの要因となる。そこで、近年では微細加工技術が発達したこともあり、持ち運びに容易な小型の情報機器等に向けて、2次元走査一体型のMEMSミラーが模索されている。
ところで、MEMSミラーは一般にミラーの共振周波数を利用して駆動する。しかし、MEMSミラーの個体毎に共振周波数が異なる(ばらつく)ため、従来の光走査装置では、効率よく個々のMEMSミラーを駆動するために、駆動周波数又はミラーの共振周波数の何れかを変更して、双方の周波数を一致させている(例えば、特許文献1、2参照)。
例えば、特許文献1には、主走査方向に関し、ミラー裏側の光の反射を利用してミラー位置(角度)を検出することでミラーの共振周波数を検出し、検出したミラーの共振周波数の近傍に駆動周波数を合わせる技術が開示されている。又、特許文献2には、主走査方向に関し、ミラー表側の光の反射を利用してミラー位置(角度)を検出することでミラーの共振周波数を検出し、検出したミラーの共振周波数の近傍に駆動周波数を合わせる技術が開示されている。
しかしながら、特許文献1及び2に開示された技術では、何れも主走査方向の駆動周波数をミラーの共振周波数の近傍に合わせるが、副走査方向については考慮されていない。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、主走査方向及び副走査方向の何れにおいても、ミラーの共振周波数をミラーの駆動周波数に追従させることが可能な光走査装置及びその駆動方法を提供することを課題とする。
本光走査装置は、光源と、所定の駆動波形で第1の方向又は前記第1の方向と直交する第2の方向に駆動され、前記光源から出射される出射光を第1の面で反射して前記第1の方向又は前記第2の方向に走査する振動ミラーと、前記振動ミラーの前記第1の面の裏面である第2の面側に設けられ、前記第2の面に光を照射し、前記第2の面からの反射光に基づいて前記第1の方向及び前記第2の方向の前記振動ミラーの振れ角を検出する2次元フォトリフレクタと、前記振動ミラーの振れ角に基づいて得られた前記第1の方向の前記振動ミラーの実位相と前記第1の方向の前記駆動波形との位相差、及び前記第2の方向の前記振動ミラーの実位相と前記第2の方向の前記駆動波形との位相差を算出する位相制御器と、を有することを要件とする。
本光走査装置の駆動方法は、振動ミラーを所定の駆動波形で第1の方向又は前記第1の方向と直交する第2の方向に駆動し、光源から出射される出射光を前記振動ミラーの第1の面で反射して前記第1の方向又は前記第2の方向に走査する第1ステップと、前記振動ミラーの前記第1の面の裏面である第2の面に光を照射し、前記第2の面からの反射光に基づいて前記第1の方向及び前記第2の方向の前記振動ミラーの振れ角を検出する第2ステップと、前記振動ミラーの振れ角に基づいて得られた前記第1の方向の前記振動ミラーの実位相と前記第1の方向の前記駆動波形との位相差、及び前記第2の方向の前記振動ミラーの実位相と前記第2の方向の前記駆動波形との位相差を算出する第3ステップと、を有することを要件とする。
開示の技術によれば、主走査方向及び副走査方向の何れにおいても、ミラーの共振周波数をミラーの駆動周波数に追従させることが可能な光走査装置及びその駆動方法を提供できる。
本実施の形態に係る光走査装置を例示する図である。 本実施の形態に係る光走査装置を備えたプロジェクタを例示する図である。 本実施の形態に係る光走査部及び2次元フォトリフレクタを例示する図である。 図3の振動ミラー近傍及び2次元フォトリフレクタを例示する平面図である。 図3の振動ミラー近傍及び2次元フォトリフレクタを例示する右側面図である。 2次元フォトリフレクタの動作を説明するための図(その1)である。 2次元フォトリフレクタの動作を説明するための図(その2)である。 振動ミラーを駆動する制御系のブロック線図の例である。 振動ミラーの入出力伝達関数のブロック線図の例である。 図7で示したブロック線図の入出力の周波数伝達特性を例示する図である。 振動ミラーの駆動波形の位相と振動ミラーの振れ角波形の位相との関係を例示する図(その1)である。 振動ミラーの駆動波形の位相と振動ミラーの振れ角波形の位相との関係を例示する図(その2)である。 振動ミラーの駆動波形の位相と振動ミラーの振れ角波形の位相との関係を例示する図(その3)である。
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
図1は、本実施の形態に係る光走査装置を例示する図である。図2は、本実施の形態に係る光走査装置を備えたプロジェクタを例示する図である。図1及び図2を参照するに、光走査装置10は、大略すると、第1光源20aと、第2光源20bと、第3光源20cと、第1レンズ30aと、第2レンズ30bと、第3レンズ30cと、第1ミラー40aと、第2ミラー40bと、第3ミラー40cと、光走査部50と、2次元フォトリフレクタ59と、走査レンズ60とを有する。光走査装置10は、プロジェクタ80に内蔵されており、画像信号に応じて2次元に光を走査し、スクリーン90に投影する。
光走査装置10において、第1光源20a、第2光源20b、及び第3光源20cは、それぞれ、緑(G)、赤(R)、及び青(B)の光を出射する光源である。第1光源20a、第2光源20b、及び第3光源20cとしては、例えば、レーザダイオード等を用いることができる。第1光源20a、第2光源20b、及び第3光源20cは、光源制御手段(図示せず)により、出射パワーや出射タイミング等を制御される。なお、光源制御手段(図示せず)は、光走査装置10の内部に設けてもよいし、外部に設けてもよい。
第1光源20a、第2光源20b、及び第3光源20cから画像信号の内容に応じて出射された各光(発散光)は、それぞれ第1レンズ30a、第2レンズ30b、及び第3レンズ30cで略平行光に変換されて第1ミラー40a、第2ミラー40b、及び第3ミラー40cに入射する。第1レンズ30a、第2レンズ30b、及び第3レンズ30cとしては、例えば、凸状のガラスレンズやプラスティックレンズ等を用いることができる。第1ミラー40a、第2ミラー40b、及び第3ミラー40cとしては、例えば、平面ミラー等を用いることができる。
第1ミラー40a、第2ミラー40b、及び第3ミラー40cに入射した光は、光路を変換されるとともに混合されて光走査部50に入射する。光走査部50は、入射された光を反射して、二次元的に互いに直交する方向に走査する機能を有する。直交する方向の一方を主走査方向、他方を副走査方向と称する。例えば、図2において、スクリーン90の長手方向(X方向)を主走査方向、短手方向(Y方向)を副走査方向とすることができる。光走査部50で所定方向に走査された光は、走査レンズ60で光路を調整されてスクリーン90に投影される。
図3は、本実施の形態に係る光走査部及び2次元フォトリフレクタを例示する図である。図3を参照するに、光走査部50は、略矩形状の外枠部51と、その内側に設けられた略矩形状の内枠部52と、その内側に設けられた略円形状の振動ミラー53とを有し、例えば、単結晶シリコン基板で一体成形されている。2次元フォトリフレクタ59は、主走査方向及び副走査方向における振動ミラー53の振れ角を検出するために、振動ミラー53の裏側(光走査方向と反対側)に設けられている。
内枠部52は、弾性変形可能な1対の支持部54により、外枠部51に回動可能に支持されている。支持部54は、外枠部51に設けられた支持部54aと、支持部54aの略中央部から支持部54aと略直交する方向に延在する支持部54bとを有する。振動ミラー53は、弾性変形可能な1対の支持部55により、内枠部52に回動可能に支持されている。支持部55は、内枠部52に設けられた支持部55aと、支持部55aの略中央部から支持部55aと略直交する方向に延在する支持部55bとを有する。支持部54b及び支持部55bは、捩り梁構造である。
振動ミラー53は、例えば、MEMSミラーである。振動ミラー53は、圧電素子の変形力を駆動力とするアクチュエータにより回動可能に構成されている。つまり、各支持部54aには、各支持部54bを結ぶ軸(第1の支持軸とする)に対して略線対称の位置に2つの圧電素子56が設けられている。又、各支持部55aには、各支持部55bを結ぶ軸(第2の支持軸とする)に対して略線対称の位置に2つの圧電素子57が設けられている。
第1の支持軸と第2の支持軸とは直交しており、圧電素子56を駆動部(図示せず)により駆動すると、振動ミラー53は、第1の支持軸に対して回動する。これにより、振動ミラー53に入射する光は副走査方向に走査される。圧電素子57を駆動部(図示せず)により駆動すると、振動ミラー53は、第2の支持軸に対して回動する。これにより、振動ミラー53に入射する光は主走査方向に走査される。なお、振動ミラー53の表面及び裏面は、例えば、金(Au)やアルミニウム(Al)等の金属薄膜による反射膜が形成されており、入射光線を反射する。振動ミラー53は、所定の共振周波数を有する。
図4Aは、図3の振動ミラー近傍及び2次元フォトリフレクタを例示する平面図である。図4Bは、図3の振動ミラー近傍及び2次元フォトリフレクタを例示する右側面図である。図3、図4A、及び図4Bを参照するに、2次元フォトリフレクタ59は、光源59aと、4つの受光センサ59b〜59eとを有し、振動ミラー53の裏側(光走査方向と反対側)に所定の距離をおいて設けられている。なお、Aは、光源59aからの出射光を模式的に示している。
光源59aは、例えば、発光ダイオード等であり、2次元フォトリフレクタ59の中央部に設けられている。受光センサ59b〜59eは、例えば、フォトディテクタ等であり、光源59aの周囲に同心的に等間隔で設けられている。なお、受光センサ59b及び59cは副走査方向に設けられており、受光センサ59d及び59eは主走査方向に設けられている。光源59aは、平面視において、振動ミラー53の中心部近傍に対応する位置に配置されている。4つの受光センサ59b〜59eは、平面視において、振動ミラー53の外縁部近傍に対応する位置に配置されている。
図5A及び図5Bは、2次元フォトリフレクタの動作を説明するための図である。図5Aは、図3の振動ミラー53近傍及び2次元フォトリフレクタ59を正面から見た状態を模式的に示している。なお、Aは光源59aからの出射光を、Bは出射光Aが振動ミラー53の裏面で反射した反射光を模式的に示している。図5Bは、図3の振動ミラー53近傍及び2次元フォトリフレクタ59を上面から見た状態を模式的に示している。なお、59xは、光源59aからの出射光Aが振動ミラー53の裏面で反射して反射光Bが2次元フォトリフレクタ59に到達した際の光スポットを示している。
図5Aに示すように、振動ミラー53が紙面右側が下がるように傾いた状態、振動ミラー53が水平の状態、振動ミラー53が紙面左側が下がるように傾いた状態(振動ミラー53を主走査方向に振った場合)を考える。図5Aの中央に示すように振動ミラー53が水平である場合には、図5Bの中央に示すように出射光Aは振動ミラー53の裏面で反対方向に反射されて光源59a方向に戻るため、受光センサ59dの受光量=受光センサ59eの受光量となり、振動ミラー53が水平状態にあることが判別できる。
図5Aの左側に示すように振動ミラー53が紙面右側が下がるように傾いた場合には、図5Bの左側に示すように出射光Aは振動ミラー53の裏面の傾きに応じて反射するため、受光センサ59dの受光量>受光センサ59eの受光量となり、振動ミラー53が紙面右側が下がるように傾いた状態にあることが判別できる。同様に、図5Aの右側に示すように振動ミラー53が紙面左側が下がるように傾いた場合には、図5Bの右側に示すように出射光Aは振動ミラー53の裏面の傾きに応じて反射するため、受光センサ59dの受光量<受光センサ59eの受光量となり、振動ミラー53が紙面左側が下がるように傾いた状態にあることが判別できる。
図6は、振動ミラーを駆動する制御系のブロック線図の例である。図6では、光走査部50の振動ミラー53の副走査方向の駆動について示しているが、主走査方向につても同様のブロック線図で表すことができる。但し、図6中の、副走査系基準位相クロックを主走査系基準位相クロックに、受光センサ59b及び59cを受光センサ59d及び59eに読み替える必要がある。
図6に示す位相制御ループでは、光走査部50の振動ミラー53の副走査方向の傾き(振れ角)に応じて、2次元フォトリフレクタ59の中央に設けられた光源59aからの出射光が振動ミラー53の裏側で反射して、位相検出部103の受光センサ59b及び59cで受光される。受光センサ59b及び59cで受光された光は電気信号に変換されて位相検出部103の信号処理部104に入力され、信号処理部104は受光センサ59b及び59cの受光比率に基づいて、実位相信号(パルス信号)を生成し出力する。このように、振動ミラー53の副走査方向の振れ角に基づいて副走査方向の振動ミラー53の実位相が得られる。なお、主走査方向についても同様である。
位相制御器100は、システム側の基準位相クロックと信号処理部104の出力する実位相信号とを比較して位相差を算出する。そして、位相制御器100が算出した位相差に基づいて、駆動波形発生器101が駆動波形(例えば、正弦波)を発生し、駆動回路102で増幅して圧電素子56に入力され振動ミラー53を駆動する。ここで、位相制御器100が算出した位相差は、振動ミラー53の実位相と駆動波形発生器101が発生した駆動波形との位相差である。なお、周波数制御器105、駆動回路106、及び共振周波数可変部107については、後述する。
図7は、制御設計に用いられる制御対象モデルの振動ミラーの入出力伝達関数のブロック線図の例である。図7では、入力を駆動トルク、出力を振動ミラーの振れ角とした場合のものである。ブロック110のJmは振動ミラー53のイナーシャを、ブロック111及び112のsはラプラス演算子を、ブロック113のDmは振動ミラー53の粘性抵抗を、ブロック114のKmは光走査部50の捩り梁部分の捩り定数を示している。なお、主走査方向については支持部55bが捩り梁部分であり、副走査方向については支持部54bが捩り梁部分である。
図8は、図7で示したブロック線図の入出力の周波数伝達特性を例示する図であり、光走査部50のゲイン特性及び位相特性を示している。つまり、振動ミラー53の駆動波形の振幅と振動ミラー53の振れ角波形の振幅との関係、及び振動ミラー53の駆動波形の位相と振動ミラー53の振れ角波形の位相との関係を示している。図8に示すように、光走査部50の周波数伝達特性は2次系の特性を示し、共振周波数Cで位相遅れが90degとなる。共振周波数Cより低い周波数領域では位相遅れは90degよりも小さくなり、共振周波数Cより高い周波数領域では位相遅れは90degよりも大きくなる。なお、振動ミラー53の駆動波形とは、圧電素子56又は57を駆動する波形である。
図8に示す特性を利用して振動ミラー53の共振周波数を検出することができる。以下に、振動ミラー53の共振周波数の検出方法について説明する。図9A〜図9Cは振動ミラーの駆動波形の位相と振動ミラーの振れ角波形の位相との関係を例示する図である。図9A〜図9Cにおいて、Dは振動ミラー53の駆動波形を、Eは振動ミラー53の振れ角波形を示している。図9Aは振動ミラー53の駆動波形Dの位相を基準として振動ミラー53の振れ角波形Eの位相に45度の遅れがある場合を例示しており、この場合には図8からわかるように振動ミラー53の駆動波形Dの周波数<振動ミラー53の共振周波数となる。
又、図9Bは振動ミラー53の駆動波形Dの位相を基準として振動ミラー53の振れ角波形Eの位相に90度の遅れがある場合を例示しており、この場合には図8からわかるように振動ミラー53の駆動波形Dの周波数=振動ミラー53の共振周波数となる。更に、図9Cは振動ミラー53の駆動波形Dの位相を基準として振動ミラー53の振れ角波形Eの位相に135度の遅れがある場合を例示しており、この場合には図8からわかるように振動ミラー53の駆動波形Dの周波数>振動ミラー53の共振周波数となる。従って、振動ミラー53の駆動波形Dと振動ミラー53の振れ角波形Eの位相差を検出できれば、振動ミラー53の駆動波形Dの周波数と振動ミラー53の共振周波数との定量的なズレが判別可能である。
なお、振動ミラー53の共振周波数f=ω/(2π)と振動ミラー53のイナーシャJm及び光走査部50の捩り梁部分の捩り定数Kmとの関係は、ω=Km/Jmとなる。ここで、ωは角周波数である。つまり、捩り梁の捩り定数又は振動ミラー53自身のイナーシャの何れか一方を電気的に変化させることにより、振動ミラー53の共振周波数を所望の値に一致させることができる。
ここで、図6に戻り、周波数制御器105、駆動回路106、及び共振周波数可変部107について説明する。周波数制御器105は、目標位相差と位相制御器100が算出した位相差とを比較して周波数制御信号を生成する。周波数制御器105が生成した周波数制御信号は、駆動回路106で増幅され、振動ミラー53の共振周波数を可変する機能を有する共振周波数可変部107を駆動する。つまり、周波数制御器105は、位相制御器100が算出した位相差に基づいて共振周波数可変部107を制御し、振動ミラー53の共振周波数を振動ミラー53の駆動波形の周波数に追従させる。
共振周波数可変部107は、例えば、支持部54a及び支持部55aの圧電素子56及び57の設けられていない部分に絶縁層を介して設けられた発熱素子である。発熱素子としては、例えば、白金(Pt)薄膜ヒータ等を用いることができる。白金(Pt)薄膜ヒータ等は、例えば、スパッタ法等により形成することができる。周波数制御器105が生成した周波数制御信号に基づいて共振周波数可変部107を駆動することにより、発熱素子に電流が流れて発熱する。共振周波数可変部107は、支持部54b及び支持部55bの近傍に設けられているため、支持部54b及び支持部55bは共振周波数可変部107の輻射熱により加熱され、捩り定数が変化する。その結果、振動ミラー53の共振周波数が変化する。
図6において、振動ミラー53の駆動波形と振動ミラー53の振れ角波形の位相差は、位相制御器100で検出できるので、目標位相差を90degとし、共振周波数可変部107を駆動して、位相制御器100が発生した位相差信号が目標位相差である90degになるように制御することにより、振動ミラー53の共振周波数を振動ミラー53の駆動波形の周波数に追従させることができる。
なお、図6に示す位相制御器100や周波数制御器105は光走査装置10に内蔵されており、例えば、CPU、ROM、メインメモリなどを含んで構成されている。位相制御器100や周波数制御器105の各種機能は、ROM等に記録された制御プログラムがメインメモリに読み出されてCPUにより実行されることによって実現される。ただし、位相制御器100や周波数制御器105の一部又は全部は、ハードウェアのみにより実現されてもよい。又、位相制御器100や周波数制御器105は、物理的に複数の装置により構成されてもよい。
このように、本願では、振動ミラー53の駆動波形と振動ミラー53の振れ角波形の位相差を、位相制御動作が目標追従状態にある中で、位相制御器100から直接検出できるため、実現が容易である。
なお、本実施の形態では圧電駆動型の振動ミラーを用いたが、圧電駆動型の振動ミラーに代えて電磁駆動型の振動ミラーを用い、電磁駆動型の振動ミラー側に設けられた駆動用コイルへ駆動電流以外にコイル過熱用の高周波電流を重畳することによりコイルを加熱し、この熱を捩り梁に伝えることで捩り梁の捩り定数を変化させてもよい。又、圧電駆動型の振動ミラーに代えて静電駆動型の振動ミラーを用い、静電駆動型の振動ミラーを支える捩り梁の近傍に、捩り梁とは別に発熱素子を設け、この発熱素子の輻射熱で捩り梁を加熱することにより、捩り梁の捩り定数を変化させてもよい。
以上説明したように、2次元光走査に用いる光走査装置において、2次元走査一体型の振動ミラーを共振周波数で駆動する場合、スクリーン投影用の光を反射する振動ミラー表側とは別に、振動ミラー裏側の空間に2次元フォトリフレクタを設ける。そして、2次元フォトリフレクタの光源の光を振動ミラー裏面で反射し、2次元フォトリフレクタの複数の受光センサで振動ミラーの振れ角(主走査及び副走査)の位相検出を行なうことにより、駆動周波数から見た共振点方向の判別が可能になる。
又、振動ミラーの駆動制御系において、振動ミラーの遥動運動の位相制御に加えて周波数制御を実行することで、位相検出結果を用いて振動ミラーの共振周波数を所望の駆動周波数(固定)に追従させることができる。これにより、振動ミラーの共振周波数の個体バラツキを抑えることが可能となり、量産時の低コスト化を実現できる。
以上、好ましい実施の形態について詳説したが、上述した実施の形態に制限されることはなく、特許請求の範囲に記載された範囲を逸脱することなく、上述した実施の形態に種々の変形及び置換を加えることができる。
10 光走査装置
20a 第1光源
20b 第2光源
20c 第3光源
30a 第1レンズ
30b 第2レンズ
30c 第3レンズ
40a 第1ミラー
40b 第2ミラー
40c 第3ミラー
50 光走査部
51 外枠部
52 内枠部
53 振動ミラー
54、54a、54b、55、55a、55b 支持部
56、57 圧電素子
59 2次元フォトリフレクタ
59a 光源
59b、59c、59d、59e 受光センサ
59x 光スポット
60 走査レンズ
80 プロジェクタ
90 スクリーン
100 位相制御器
101 駆動波形発生器
102 駆動回路
103 位相検出部
104 信号処理部
105 周波数制御器
106 駆動回路
107 共振周波数可変部
A 出射光
B 反射光
C 共振周波数
D 駆動波形
E 振動ミラーの振れ角波形
特開2009−009093号公報 特開2009−198988号公報

Claims (7)

  1. 光源と、
    所定の駆動波形で第1の方向又は前記第1の方向と直交する第2の方向に駆動され、前記光源から出射される出射光を第1の面で反射して前記第1の方向又は前記第2の方向に走査する振動ミラーと、
    前記振動ミラーの前記第1の面の裏面である第2の面側に設けられ、前記第2の面に光を照射し、前記第2の面からの反射光に基づいて前記第1の方向及び前記第2の方向の前記振動ミラーの振れ角を検出する2次元フォトリフレクタと、
    前記振動ミラーの振れ角に基づいて得られた前記第1の方向の前記振動ミラーの実位相と前記第1の方向の前記駆動波形との位相差、及び前記第2の方向の前記振動ミラーの実位相と前記第2の方向の前記駆動波形との位相差を算出する位相制御器と、を有する光走査装置。
  2. 前記振動ミラーの共振周波数を可変する共振周波数可変部と、
    前記第1の方向及び前記第2の方向において、前記位相差に基づいて前記共振周波数可変部を制御し、前記共振周波数を前記駆動波形の周波数に追従させる周波数制御器と、を更に有する請求項1記載の光走査装置。
  3. 前記共振周波数可変部は発熱素子であり、
    前記周波数制御器は、前記発熱素子に電流を流して発熱させて前記共振周波数を可変する請求項2記載の光走査装置。
  4. 前記2次元フォトリフレクタは、
    前記第2の面に光を照射する照射光源と、
    前記照射光源の周囲に同心的に等間隔で設けられた4つの受光センサと、を有し、
    前記4つの受光センサのうち、前記照射光源に対して点対称に配置された2つの受光センサは、前記第1の方向の前記振動ミラーの振れ角を検出し、
    前記4つの受光センサのうち、前記照射光源に対して点対称に配置された他の2つの受光センサは、前記第2の方向の前記振動ミラーの振れ角を検出する請求項1乃至3の何れか一項記載の光走査装置。
  5. 振動ミラーを所定の駆動波形で第1の方向又は前記第1の方向と直交する第2の方向に駆動し、光源から出射される出射光を前記振動ミラーの第1の面で反射して前記第1の方向又は前記第2の方向に走査する第1ステップと、
    前記振動ミラーの前記第1の面の裏面である第2の面に光を照射し、前記第2の面からの反射光に基づいて前記第1の方向及び前記第2の方向の前記振動ミラーの振れ角を検出する第2ステップと、
    前記振動ミラーの振れ角に基づいて得られた前記第1の方向の前記振動ミラーの実位相と前記第1の方向の前記駆動波形との位相差、及び前記第2の方向の前記振動ミラーの実位相と前記第2の方向の前記駆動波形との位相差を算出する第3ステップと、を有する光走査装置の駆動方法。
  6. 前記第1の方向及び前記第2の方向において、前記位相差に基づいて前記振動ミラーの共振周波数を前記駆動波形の周波数に追従させる第4ステップを更に有する請求項5記載の光走査装置の駆動方法。
  7. 前記第4ステップでは、発熱素子に電流を流して発熱させて前記共振周波数を可変する請求項6記載の光走査装置の駆動方法。
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