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JP2012117392A - スクロール圧縮機 - Google Patents

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JP2012117392A
JP2012117392A JP2010265673A JP2010265673A JP2012117392A JP 2012117392 A JP2012117392 A JP 2012117392A JP 2010265673 A JP2010265673 A JP 2010265673A JP 2010265673 A JP2010265673 A JP 2010265673A JP 2012117392 A JP2012117392 A JP 2012117392A
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Takuma Yamashita
拓馬 山下
Shinichi Takahashi
慎一 高橋
Hisao Iwata
久雄 岩田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

【課題】吐出弁が閉鎖される際の高圧ガスの圧縮室内への逆流に起因して発生する高周波音を低減することができるスクロール圧縮機を提供することを目的とする。
【解決手段】固定スクロール21と旋回スクロール22とを備え、両スクロール21,22間に形成される一対の圧縮室23により圧縮されたガスを、両圧縮室23が合流して形成される中央圧縮室23Aより吐出ポート26A,26Bおよび吐出弁27を介して吐出チャンバ25に吐出するスクロール圧縮機1において、中央圧縮室23Aと吐出チャンバ25間に、吐出弁27により開閉される経路長L1,L2が異なる少なくとも2経路の吐出ポート26A,26Bが設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、吐出弁が閉じる際の高圧ガスの逆流に起因して発生する騒音を低減することができるスクロール圧縮機に関するものである。
スクロール圧縮機は、一対の固定スクロールと旋回スクロールとを備えており、両スクロールを噛み合わせることにより形成される一対の圧縮室を、旋回スクロールの公転旋回運動に伴って外周位置から中心側へと容積を減少させながら移動させ、これによって低圧ガスを高圧ガスに圧縮し、固定スクロールの中心部に設けられている吐出ポートおよび吐出弁を介して吐出チャンバに吐出するように構成されている。
スクロール圧縮機では、上記のように吐出ポートに吐出弁を設け、吐出チャンバ側から圧縮室側への高圧ガスの逆流を阻止するようにしている。しかし、吐出弁を設置することによって、この吐出弁が閉鎖される際に騒音が発生することが知られている。該騒音の1つは、吐出弁が閉じる際に着座面に衝突することによる衝撃音であり、他の1つは、吐出弁が閉じる際に、吐出チャンバ側から高圧ガスの一部が圧縮室内に逆流することによって脈動が発生し、その脈動で圧縮機本体が振動されることによる高周波音である。
吐出弁が閉鎖される際の上記騒音を低減するため、特許文献1には、固定スクロールに設けられている吐出口と吐出チャンバとを連通する吐出ポートを複数個併設し、この複数個の吐出ポートを開閉可能な一体の弾性板体からなる吐出弁をその基端部を吐出カバーに固定して設置したものが示されている。
特開2002−242863号公報
上記特許文献1に示されたものは、複数の吐出ポートが併設された構成とされているものである。しかしながら、これは、複数の吐出ポートの何れかから吐出されたガスが吐出弁に沿って流れる際の流速を高め、当該吐出ポート近傍で吐出弁に負の揚力を与えることにより、吐出弁が閉じる際の着座面への衝突による衝撃音を低減するようにしたものであって、吐出チャンバ側から圧縮室内に高圧ガスが逆流することにより脈動が発生し、その圧力波で圧縮機本体が加振されることによる騒音を低減し得るものではなかった。
このように、吐出弁が閉鎖される際の高圧ガスの圧縮室内への逆流に起因して発生する騒音については、未だ有効な解決策が見当たらないのが実情である。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、吐出弁が閉鎖される際の高圧ガスの圧縮室内への逆流に起因して発生する高周波音を低減することができるスクロール圧縮機を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明のスクロール圧縮機は以下の手段を採用する。
すなわち、本発明にかかるスクロール圧縮機は、固定スクロールと旋回スクロールとを備え、両スクロール間に形成される一対の圧縮室により圧縮されたガスを、前記両圧縮室が合流して形成される中央圧縮室より吐出ポートおよび吐出弁を介して吐出チャンバに吐出するスクロール圧縮機において、前記中央圧縮室と前記吐出チャンバ間に、前記吐出弁により開閉される経路長が異なる少なくとも2経路の吐出ポートが設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、固定スクロールと旋回スクロールとにより形成される一対の圧縮室が合流して形成される中央圧縮室と吐出チャンバ間に、吐出弁により開閉される経路長が異なる少なくとも2経路の吐出ポートが設けられているため、吐出弁が閉じる際に吐出チャンバ側から中央圧縮室内に逆流する高圧ガスにより発生する脈動が、経路長の異なる少なくとも2経路の吐出ポートを介して、時間差をおいて少なくとも2回に分けて発生されることになる。従って、各々の脈動により中央圧縮室内に伝播される圧力波を略1/2程度に低減することができ、圧縮機本体が高周波域まで加振されないようにして、スクロール圧縮機を低騒音化することができる。
さらに、本発明のスクロール圧縮機は、上記のスクロール圧縮機において、前記少なくとも2経路の吐出ポートの中の第1経路の吐出ポートは、前記固定スクロールの端板に対して鉛直に設けられ、第2経路の吐出ポートは、前記第1経路の吐出ポートに対して斜めに設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、2経路の吐出ポートの中の第1経路の吐出ポートが、固定スクロールの端板に対して鉛直に設けられ、第2経路の吐出ポートが、第1経路の吐出ポートに対して斜めに設けられているため、鉛直に設けられた第1経路の吐出ポートに対し、第2経路の吐出ポートを斜めに設けることによって、2経路の吐出ポート間に確実に経路長差を確保することができる。従って、吐出チャンバ側から中央圧縮室内に逆流する高圧ガスによって中央圧縮室内に伝播される圧力波を略1/2程度に低減し、スクロール圧縮機を低騒音化することができる。
さらに、本発明のスクロール圧縮機は、上記のスクロール圧縮機において、前記第2経路の吐出ポートは、前記中央圧縮室側の開口端が前記第1経路の吐出ポートと合流されており、そこから前記吐出チャンバ側に向って斜めに設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、第2経路の吐出ポートが、中央圧縮室側の開口端が第1経路の吐出ポートと合流されており、そこから吐出チャンバ側に向って斜めに設けられているため、吐出チャンバ側に開口される2経路の吐出ポートの開口端間の距離を小さくしながら、2経路の吐出ポート間に所要の経路長差を確保することができる。従って、吐出弁を徒に大きくすることなく、吐出チャンバ側から中央圧縮室内に逆流する高圧ガスによって中央圧縮室内に伝播される圧力波を低減し、スクロール圧縮機を低騒音化することができる。
さらに、本発明のスクロール圧縮機は、上記のスクロール圧縮機において、前記第2経路の吐出ポートは、前記吐出チャンバ側の開口端が前記第1経路の吐出ポートと合流されており、そこから前記中央圧縮室側に向って斜めに設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、第2経路の吐出ポートが、吐出チャンバ側の開口端が第1経路の吐出ポートと合流されており、そこから中央圧縮室側に向って斜めに設けられているため、中央圧縮室側に開口される2経路の吐出ポートの開口端間の距離を小さくしながら、中央圧縮室に2経路の吐出ポートを開口させ、2経路の吐出ポート間に所要の経路長差を確保することができる。従って、第2経路の吐出ポートを追加するだけの簡易な改良により、吐出チャンバ側から中央圧縮室内に逆流する高圧ガスによって中央圧縮室内に伝播される圧力波を低減し、スクロール圧縮機を低騒音化することができる。
さらに、本発明のスクロール圧縮機は、上記のスクロール圧縮機において、前記少なくとも2経路の吐出ポートの中の第1経路の吐出ポートは、前記固定スクロールの端板に対して鉛直に設けられ、第2経路の吐出ポートは、前記第1経路の吐出ポートと平行に屈曲して設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、2経路の吐出ポートの中の第1経路の吐出ポートが、固定スクロールの端板に対して鉛直に設けられ、第2経路の吐出ポートが、第1経路の吐出ポートと平行に屈曲して設けられているため、鉛直に設けられた第1経路の吐出ポートに対して、第2経路の吐出ポートを屈曲させて設けることにより、2経路の吐出ポート間に確実に経路長差を確保することができる。従って、吐出チャンバ側から中央圧縮室内に逆流する高圧ガスによって中央圧縮室内に伝播される圧力波を略1/2程度に低減し、スクロール圧縮機を低騒音化することができる。
さらに、本発明のスクロール圧縮機は、上述のいずれかのスクロール圧縮機において、前記少なくとも2経路の吐出ポートは、前記吐出チャンバ側から前記中央圧縮室内に逆流される高圧ガスの脈動により該中央圧縮室内に伝播される圧力波が、少なくとも2回に分けて伝播されるように所要の経路長差を持って設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、少なくとも2経路の吐出ポートが、吐出チャンバ側から中央圧縮室内に逆流される高圧ガスの脈動により該中央圧縮室内に伝播される圧力波が、少なくとも2回に分けて伝播されるように所要の経路長差を持って設けられているため、所要の経路長差を持っている2経路の吐出ポートを介して、吐出チャンバ側から中央圧縮室内に逆流する高圧ガスによって中央圧縮室内に伝播される圧力波を確実に2回に分けて伝播させることができる。従って、中央圧縮室内に伝播される圧力波を略1/2程度に低減し、圧縮機本体が高周波域まで加振されないようにして、スクロール圧縮機を低騒音化することができる。
本発明によると、吐出弁が閉じる際に吐出チャンバ側から中央圧縮室内に逆流する高圧ガスにより発生する脈動が、経路長の異なる少なくとも2経路の吐出ポートを介して、時間差をおいて少なくとも2回に分けて発生されることになるため、各々の脈動により中央圧縮室内に伝播される圧力波を略1/2程度に低減することができ、圧縮機本体が高周波域まで加振されないようにして、スクロール圧縮機を低騒音化することができる。
本発明の第1実施形態に係るスクロール圧縮機の一部を省略した縦断面図である。 図1に示すスクロール圧縮機の中央圧縮室内に伝播する圧力波の伝播状態の説明図である。 図1に示すスクロール圧縮機の騒音低減効果の説明図である。 本発明の第2実施形態に係るスクロール圧縮機の要部の縦断面図である。 本発明の第3実施形態に係るスクロール圧縮機の要部の縦断面図である。
以下に、本発明にかかる実施形態について、図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について、図1ないし図3を用いて説明する。
図1には、本発明の第1実施形態に係るスクロール圧縮機の一部を省略した縦断面図が示されている。
スクロール圧縮機1は、外殻を構成する筒状のハウジング2を備えている。このハウジング2は、各々有底の筒状をなすアルミダイカスト製の圧縮機ハウジング3と、モータハウジング4とから構成されており、各々に一体に成形されているフランジ部3A,4A同士を、Oリング6を介してボルト5で締結することにより一体化されている。
モータハウジング4の外周には、ボックス形状のインバータ収容部7が一体に設けられている。該インバータ収容部7には、図示省略の電源ユニットから供給される直流電力を三相交流電力に変換し、モータハウジング4内に設けられている電動モータ10に密封端子8を介して印加するインバータ装置(図示省略)が収容可能とされている。なお、インバータ装置は、公知のものでよく、詳細説明は省略する。
モータハウジング4内に設けられる電動モータ10は、ステータ11とロータ12とを備えており、ステータ11は、モータハウジング4の内周面に圧入される等により固定されている。ステータ11とモータハウジング4との間には、円周方向の複数箇所に軸方向に貫通するガス通路(図示省略)が設けられている。このガス通路を介して、モータハウジング4の後端側に設けられている吸入口(図示省略)からモータハウジング4の底面と電動モータ10の端面との間の空間13に吸入された低圧の冷媒ガスが、モータハウジング4の前方側に流通可能とされている。
ロータ12には、回転軸(クランク軸)14が一体に結合されている。この回転軸14の後端部は、モータハウジング4の底面部に設けられている軸受15により回転自在に支持され、その前端部は、軸受部材16に設けられている主軸受17によって回転自在に支持されている。回転軸14の前端部には、回転軸中心から所定寸法だけ偏心されたクランクピン14Aが設けられている。なお、軸受部材16は、モータハウジング4の開口端側にボルト18を介して固定支持されている。
一方、圧縮機ハウジング3内には、スクロール圧縮機構20が設けられている。このスクロール圧縮機構20は、一対の固定スクロール21と旋回スクロール22とを噛み合わせて構成される公知の圧縮機構であり、両スクロール21,22間に形成される一対の圧縮室23が、旋回スクロール22の公転旋回運動により外周位置から中心側へと容積を減少しながら移動されることにより、低圧の冷媒ガスを圧縮するものである。
固定スクロール21は、圧縮機ハウジング3の底面側にボルト24により固定設置されており、その端板背面と圧縮機ハウジング3の底面との間に吐出チャンバ25が形成されている。この吐出チャンバ25には、一対の圧縮室23が中央部で合流されて形成される中央圧縮室23Aから複数の第1吐出ポート26Aおよび第2吐出ポート26Bと吐出弁27を介して高圧ガスが吐出され、該高圧ガスは、吐出チャンバ25から吐出口28に接続されている吐出配管を経て外部へと吐出されるように構成されている。なお、吐出弁27は、基端側がボルトを介して固定スクロール21の端板に固定されている板バネにより構成されたリード弁とされ、第1および第2吐出ポート26A,26Bが略同時に開閉可能とされている。
旋回スクロール22は、その端板背面が上記軸受部材16のスラスト面により支持されている。また、端板背面に設けられているボス部29にニードルベアリング30、ドライブブッシュ31を介して回転軸14のクランクピン14Aが連結され、回転軸14の回転により固定スクロール21に対して公転旋回駆動されるように構成されている。旋回スクロール22は、端板背面と軸受部材16との間に介装されているオルダムリング32を介して自転が阻止されている。なお、ドライブブッシュ31には、旋回スクロール22の公転旋回駆動に伴うアンバランス荷重を相殺するためのバランスウェイト33が一体に設けられている。
上記のスクロール圧縮機1において、固定スクロール21に設けられている複数の第1吐出ポート26Aおよび第2吐出ポート26Bは、吐出弁27が閉鎖される際に吐出チャンバ25側から高圧ガスが中央圧縮室23A内に逆流されることに起因して発生する高周波音を低減するため、以下のように構成されている。
第1吐出ポート26Aは、中央圧縮室23Aと吐出チャンバ25間を連通する少なくとも2経路の吐出ポートの中の第1経路の吐出ポートを構成するものであり、固定スクロール21の端板に対して鉛直方向に設けられている。この第1吐出ポート(第1経路の吐出ポート)26Aの経路長は、L1とされている。
また、第2吐出ポート26Bは、少なくとも2経路の吐出ポートの中の第2経路の吐出ポートを構成するものであり、第1経路の吐出ポートを構成する第1吐出ポート26Aに対して斜めに設けられている。この第2吐出ポート(第2経路の吐出ポート)26Bの経路長は、L2とされている。第2吐出ポート26Bの経路長L2と、上記第1吐出ポート26Aの経路長L1とは、L1<L2とされ、所要の経路長差が確保されるように構成されている。
上記において、所要の経路長差とは、吐出弁27が閉鎖される際に、吐出チャンバ25側から高圧ガスが中央圧縮室23A内に逆流され、それに伴って発生する脈動により中央圧縮室23A内に伝播される圧力波が、図2に示されるように、第1吐出ポート(第1経路の吐出ポート)26Aと第2吐出ポート(第2経路の吐出ポート)26Bとから、時間差をおいて少なくとも複数回(ここでは、2回)に分けて伝播されるだけの経路長差を持って設けられていることを意味する。この経路長差は、解析結果から、少なくとも7.6mm以上とされることが望ましい。
さらに、第2吐出ポート26Bは、中央圧縮室23A側の開口端が第1吐出ポート26Aと合流されており、そこから吐出チャンバ25側に向って斜めに設けられている。これによって、吐出チャンバ25側で開口する第1吐出ポート26Aと第2吐出ポート26Bとの開口端間の距離が可及的に小さくされる構成とされている。
斯くして、本実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
上記のスクロール圧縮機1において、インバータ装置を介して電動モータ10が回転駆動されると、モータハウジング4に設けられている吸入口を介して空間13内に低圧の冷媒ガスが吸入される。この低圧ガスは、ステータ11とモータハウジング4間のガス通路を通り、モータハウジング4の壁面を介してインバータ収容部7内のインバータ装置を冷却した後、電動モータ10と軸受部材16間の空間に流通し、そこから圧縮機ハウジング3内に流通され、スクロール圧縮機構20の一対の圧縮室23へと吸入される。
一対の圧縮室23に吸入された低圧ガスは、旋回スクロール22の公転旋回運動に伴って両圧縮室23が容積を減少しながら中心側へと移動されることにより圧縮される。そして、両圧縮室23が中心部において合流され、その中央圧縮室23Aが固定スクロール21の中心部に設けられている第1吐出ポート26Aおよび第2吐出ポート26Bと連通されることにより、圧縮された高圧ガスが吐出弁27を押し開いて吐出チャンバ25内に吐き出される。この高圧ガスは、吐出口28を経て冷凍サイクル側へと送出され、冷凍サイクル内を循環した後、再び吸入口からスクロール圧縮機1内に吸い込まれることになる。
上記の吐出行程において、中央圧縮室23A側の圧力が吐出チャンバ25の圧力よりも低下すると、吐出弁27が閉鎖される。これによって、第1吐出ポート26Aおよび第2吐出ポート26Bを介して吐出チャンバ25側から中央圧縮室23A側への高圧ガスの逆流が阻止されることになるが、吐出弁27が閉鎖される際に、一部の高圧ガスが中央圧縮室23A内に逆流されることになる。
然るに、本実施形態では、一対の圧縮室23が中央部で合流して形成される中央圧縮室23Aと吐出チャンバ25間に、吐出弁27により開閉される経路長L1,L2が、L1<L2とされている少なくとも2経路の第1吐出ポート26Aおよび第2吐出ポート26Bが設けられている。このため、吐出弁27が閉じる際に吐出チャンバ25側から中央圧縮室23A内に逆流される高圧ガスにより発生する脈動が、経路長L1,L2の異なる少なくとも2経路の第1吐出ポート26Aおよび第2吐出ポート26Bを介して、図2に示されるように、時間差をおいて少なくとも2回に分けて発生されることになる。
その結果、各々の脈動により中央圧縮室23A内に伝播される圧力波を略1/2程度に低減することができ、これによって、図3に示されるように、圧縮機本体が高周波域まで加振されないようにすることができ、スクロール圧縮機1の振動を低減して低騒音化することができる。
つまり、本実施形態では、少なくとも2経路の第1および第2吐出ポート26A,26Bが、吐出チャンバ25側から中央圧縮室23A内に逆流する高圧ガスにより中央圧縮室23A内に伝播される圧力波が少なくとも2回に分けて伝播されるように経路長差を持って設けられているため、第1および第2吐出ポート26A,26Bを介して、吐出チャンバ25側から中央圧縮室23A内に逆流する高圧ガスによって中央圧縮室23A内に伝播される圧力波を確実に2回に分けて伝播させることができる。従って、中央圧縮室23A内に伝播される圧力波を略1/2程度に低減し、圧縮機本体が高周波域まで加振されないようにして、スクロール圧縮機1を低騒音化することができる。
また、2経路の吐出ポートの中の第1吐出ポート26Aが、固定スクロール21の端板に対して鉛直に設けられ、第2吐出ポート26Bが、第1吐出ポート26Aに対して斜めに設けられているため、鉛直に設けられている第1吐出ポート26Aの経路長L1よりも斜めに設けられている第2吐出ポート26Bの経路長L2を長くし、2経路の第1および第2吐出ポート26A,26B間に確実に経路長差を確保することができる。従って、吐出チャンバ25側から中央圧縮室23A内に逆流する高圧ガスによって中央圧縮室23A内に伝播される圧力波を略1/2程度に低減し、スクロール圧縮機1を低騒音化することができる。
さらに、本実施形態によれば、第2吐出ポート26Bの中央圧縮室23A側の開口端が第1吐出ポート26Aと合流されており、第2吐出ポート26Bは、そこから吐出チャンバ25側に向って斜めに設けられている。このため、吐出チャンバ25側に開口される2経路の第1および第2吐出ポート26A,26Bの開口端間の距離を可及的に小さくしながら、第1および第2吐出ポート26A,26B間に所要の経路長差を確保することができる。これにより、吐出弁27を徒に大きくすることなく、吐出チャンバ25側から中央圧縮室23A内に逆流する高圧ガスによって中央圧縮室23A内に伝播される圧力波を低減し、スクロール圧縮機1を低騒音化することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について、図4を用いて説明する。
本実施形態は、上記した第1実施形態に対して、2経路の吐出ポートの中の第2吐出ポート26Cの構成が異なっている。その他の点については、第1実施形態と同様であるので説明は省略する。
本実施形態では、少なくとも2経路の吐出ポートの中の第1吐出ポート26Aが、上記の如く固定スクロール21の端板に対して鉛直方向に設けられ、その経路長がL1とされているのに対し、第2吐出ポート26Cが、第1吐出ポート26Aと略平行に屈曲して設けられた構成とされている。
上記のように、2経路の吐出ポートの中の第1吐出ポート26Aを固定スクロール21の端板に対して鉛直に設け、第2吐出ポート26Cを第1吐出ポート26Aと略平行に屈曲して設けることによって、鉛直に設けられている第1吐出ポート26Aの経路長L1よりも第2吐出ポート26Cの経路長L2を長くし、2経路の第1および第2吐出ポート26A,26C間に確実に経路長差を確保することができる。このため、吐出チャンバ25側から中央圧縮室23A内に逆流する高圧ガスによって中央圧縮室23A内に伝播される圧力波を略1/2程度に低減し、スクロール圧縮機1を低騒音化することができる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態について、図5を用いて説明する。
本実施形態は、上記した第1実施形態に対して、2経路の吐出ポートの中の第2吐出ポート26Dの構成が異なっている。その他の点については、第1実施形態と同様であるので説明は省略する。
本実施形態では、少なくとも2経路の吐出ポートの中の第1吐出ポート26Aが、上記の如く固定スクロール21の端板に対して鉛直方向に設けられ、その経路長がL1とされている。この第1吐出ポート26Aに対して、斜めに設けられている第2吐出ポート26Dの中央圧縮室23A側の開口端が第1吐出ポート26Aと合流されており、該第2吐出ポート26Dは、そこから吐出チャンバ25側に向って斜めに設けられ、経路長L2が第1吐出ポート26Aの経路長L1よりも長くされた構成とされている。
このように、第2吐出ポート26Dの吐出チャンバ25側の開口端を第1吐出ポート26Aと合流させ、第2吐出ポート26Dをそこから中央圧縮室23A側に向って斜めに設けた構成とすることにより、中央圧縮室23A側に開口される2経路の第1および第2吐出ポート26A,26Dの開口端間の距離を小さくしながら、中央圧縮室23に2経路の第1および第2吐出ポート26A,26Dを開口させ、2経路の第1および第2吐出ポート26A,26D間に所要の経路長差を確保することができる。従って、第2吐出ポート26Dを追加するだけの簡易な改良により、吐出チャンバ25側から中央圧縮室23A内に逆流する高圧ガスによって中央圧縮室23A内に伝播される圧力波を低減し、スクロール圧縮機1を低騒音化することができる。
なお、本発明は、上記実施形態にかかる発明に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、適宜変形が可能である。例えば、上記実施形態では、吐出ポートを少なくとも2経路、すなわち第1吐出ポート26Aと、第2吐出ポート26B,26Cまたは26Dとの2経路設けた例について説明したが、3経路以上設けてもよいことはもちろんである。
また、上記実施形態では、電動モータ10によって駆動される電動のスクロール圧縮機1について説明したが、駆動源を内蔵しておらず、外部エンジン等の駆動源によりクラッチを介して駆動されるように構成された開放型のスクロール圧縮機にも同様に適用できることは云うまでもない。
1 スクロール圧縮機
20 スクロール圧縮機構
21 固定スクロール
22 旋回スクロール
23 一対の圧縮室
23A 中央圧縮室
25 吐出チャンバ
26A 第1吐出ポート(第1経路の吐出ポート)
26B,26C,26D 第2吐出ポート(第2経路の吐出ポート)
27 吐出弁
L1 第1吐出ポートの経路長
L2 第2吐出ポートの経路長

Claims (6)

  1. 固定スクロールと旋回スクロールとを備え、両スクロール間に形成される一対の圧縮室により圧縮されたガスを、前記両圧縮室が合流して形成される中央圧縮室より吐出ポートおよび吐出弁を介して吐出チャンバに吐出するスクロール圧縮機において、
    前記中央圧縮室と前記吐出チャンバ間に、前記吐出弁により開閉される経路長が異なる少なくとも2経路の吐出ポートが設けられていることを特徴とするスクロール圧縮機。
  2. 前記少なくとも2経路の吐出ポートの中の第1経路の吐出ポートは、前記固定スクロールの端板に対して鉛直に設けられ、第2経路の吐出ポートは、前記第1経路の吐出ポートに対して斜めに設けられていることを特徴とする請求項1に記載のスクロール圧縮機。
  3. 前記第2経路の吐出ポートは、前記中央圧縮室側の開口端が前記第1経路の吐出ポートと合流されており、そこから前記吐出チャンバ側に向って斜めに設けられていることを特徴とする請求項2に記載のスクロール圧縮機。
  4. 前記第2経路の吐出ポートは、前記吐出チャンバ側の開口端が前記第1経路の吐出ポートと合流されており、そこから前記中央圧縮室側に向って斜めに設けられていることを特徴とする請求項2に記載のスクロール圧縮機。
  5. 前記少なくとも2経路の吐出ポートの中の第1経路の吐出ポートは、前記固定スクロールの端板に対して鉛直に設けられ、第2経路の吐出ポートは、前記第1経路の吐出ポートと平行に屈曲して設けられていることを特徴とする請求項1に記載のスクロール圧縮機。
  6. 前記少なくとも2経路の吐出ポートは、前記吐出チャンバ側から前記中央圧縮室内に逆流される高圧ガスの脈動により該中央圧縮室内に伝播される圧力波が、少なくとも2回に分けて伝播されるように経路長差を持って設けられていることを特徴とする請求項1ないし5に記載のスクロール圧縮機。
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