以下に添付図面を参照して、この発明にかかる宣伝情報提供システム、宣伝情報提供方法および宣伝情報提供プログラムの好適な実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態)
(宣伝情報提供システムのシステム構成)
まず、この発明にかかる実施の形態の宣伝情報提供システムのシステム構成について説明する。図1は、この発明にかかる実施の形態の宣伝情報提供システムのシステム構成を示す説明図である。図1において、この発明にかかる実施の形態の宣伝情報提供システム100は、サーバコンピュータ110と、利用者の端末装置120と、を備えている。
宣伝情報提供システム100において、サーバコンピュータ110と利用者の端末装置120とは、インターネットなどのネットワークを介して、相互に通信可能に接続されている。また、宣伝情報提供システム100において、利用者の端末装置120は、複数設けられている。
サーバコンピュータ110は、たとえば、パーソナルコンピュータなどのコンピュータ装置によって実現することができる。サーバコンピュータ110を実現するコンピュータ装置については、説明を後述する。サーバコンピュータ110は、宣伝情報データベース、利用者情報データベース、制限情報データベースなどの各種のデータベースを備えている。宣伝情報データベース、利用者情報データベースおよび制限情報データベースについては、説明を後述する(図4、図5および図6を参照)。
利用者の端末装置120は、良好な携帯性を備えていることが好ましく、たとえば、スマートフォン、携帯型電話機、PHS(Personal Handy−phone System)などの携帯型通信機器によって実現することができる。利用者の端末装置120を実現する携帯型通信機器については、説明を後述する。利用者の端末装置120どうしは、相互に通信可能に接続されている。
宣伝情報提供システム100において、サーバコンピュータ110には、インターネットなどのネットワークを介して、汎用的なパーソナルコンピュータなどのコンピュータ装置140が相互に通信可能に接続されていてもよい。この汎用的なパーソナルコンピュータなどのコンピュータ装置140は、利用者の端末装置120と同様に、利用者による操作に応じてサーバコンピュータ110との間で通信をおこなうことによって、宣伝情報データベース、利用者情報データベース、制限情報データベースなどの各種のデータベースが記憶する情報の設定(追加、変更、削除など)に利用することができる。
(サーバコンピュータ110のハードウエア構成)
つぎに、この発明にかかる実施の形態の宣伝情報提供システム100におけるサーバコンピュータ110を実現するコンピュータ装置のハードウエア構成について説明する。図2は、この発明にかかる実施の形態の宣伝情報提供システム100におけるサーバコンピュータ110を実現するコンピュータ装置のハードウエア構成を示すブロック図である。
図2において、この発明にかかる実施の形態の宣伝情報提供システム100におけるサーバコンピュータ110を実現するコンピュータ装置は、CPU201と、ROM202と、RAM203と、HDD(ハードディスクドライブ)204と、HD(ハードディスク)205と、ネットワーク通信I/F(インターフェース)206と、を備えている。また、この発明にかかる実施の形態のサーバコンピュータ110を実現するコンピュータ装置が備える各部201〜206は、バス207によってそれぞれ接続されている。
CPU201は、コンピュータ装置全体の制御をつかさどる。ROM202は、ブートプログラムなどの各種プログラムを記憶している。RAM203は、CPU201のワークエリアとして使用される。すなわち、CPU201は、RAM203をワークエリアとして使用しながら、ROM202に記録された各種プログラムを実行することによって、コンピュータ装置の全体の制御をつかさどる。
HDD204は、CPU201の制御にしたがってHD205に対するデータのリード/ライトを制御する。HD205は、HDD204の制御で書き込まれたデータを記憶する。HDD204は、たとえば、上述した利用者の識別情報、宣伝情報、制限情報、利用者情報などの各種の情報を記憶する。利用者の識別情報、宣伝情報、制限情報、利用者情報については説明を後述する。
ネットワーク通信I/F206は、インターネットなどのネットワークに接続され、ネットワークを介して利用者の端末装置120に接続される。また、ネットワーク通信I/F206は、ネットワークとコンピュータ装置の内部とのインターフェースをつかさどり、コンピュータ装置と利用者の端末装置120との間におけるデータの入出力を制御する。
サーバコンピュータ110を実現するコンピュータ装置は、FDD(フレキシブルディスクドライブ)や、FD(フレキシブルディスク)などを備えていてもよい。この場合、FDDは、CPUの制御にしたがってFDに対するデータのリード/ライトを制御する。FDは、FDDの制御で書き込まれたデータを記憶する。
また、サーバコンピュータ110を実現するコンピュータ装置は、着脱可能な記録媒体として、上記のFDに代えてあるいはFDに加えて、CD−ROM(CD−RW)、MO、DVD(Digital Versatile Disc)などの各種の記録媒体を、着脱可能な記録媒体として用いてもよい。この場合、サーバコンピュータ110を実現するコンピュータ装置は、各種の記録媒体に対するデータのリード/ライトを制御するドライブを備える。
図2に示したコンピュータ装置は、さらに、ディスプレイや操作部などを備えることによって、宣伝情報データベース、利用者情報データベース、制限情報データベースなどの各種のデータベースが記憶する情報の設定(追加、変更、削除など)に利用可能な、汎用的なパーソナルコンピュータなどのコンピュータ装置140を実現することができる。
(利用者の端末装置120のハードウエア構成)
つぎに、この発明にかかる実施の形態の利用者の端末装置120を実現するスマートフォンのハードウエア構成について説明する。図3は、この発明にかかる実施の形態の利用者の端末装置120を実現するスマートフォンのハードウエア構成を示すブロック図である。
図3において、この発明にかかる実施の形態の利用者の端末装置120を実現するスマートフォンは、CPU301と、ROM302と、RAM303と、メモリ304と、音声通信I/F305と、ネットワーク通信I/F306と、ディスプレイ307と、操作部308と、マイク309と、スピーカ310と、カメラ311と、無線通信I/F312と、を備えている。また、この発明にかかる実施の形態の利用者の端末装置120を実現するスマートフォンが備える各構成部301〜312は、バス313によってそれぞれ接続されている。
CPU301は、スマートフォン全体の制御をつかさどる。ROM302は、ブートプログラムなどのプログラムを記憶している。RAM303は、CPU301のワークエリアとして使用される。RAM303は、ディスプレイ307に表示させる画像データを書き込むVRAMを含んでいてもよい。メモリ304は、利用者の端末装置120を所有する利用者の識別情報を記憶する。メモリ304は、利用者の識別情報を不揮発に記憶する。すなわち、メモリ304は、スマートフォンの電源をOFFにした状態であっても利用者の識別情報を記憶する。
利用者の端末装置120の識別情報は、利用者の端末装置120を識別可能な情報であって、宣伝情報提供システム100に加入する利用者の端末装置120に固有の情報によって実現される。利用者の端末装置120の識別情報は、たとえば、宣伝情報提供システム100の管理者などによって設定された任意の数字列や任意の文字列によって実現することができる。また、利用者の端末装置120の識別情報は、たとえば、利用者の端末装置120に割り当てられた電子メールアドレスによって実現してもよい。また、利用者の端末装置120の識別情報は、たとえば、利用者の端末装置120の製造番号によって実現してもよい。
音声通信I/F305は、電話回線網に接続されており、別のスマートフォン(携帯型電話機やPHS)などの携帯型通信機器や、固定型電話機との間における音声による通話を実現する。ネットワーク通信I/F306は、インターネットなどのネットワークを介して、当該ネットワークに接続されたコンピュータ装置や別のスマートフォンとの間におけるデータの入出力を制御する。
ディスプレイ307は、カメラ311によって撮影した画像を表示したり、当該画像とともに宣伝情報を表示したりする。また、ディスプレイ307は、スマートフォンを携帯型電話機(あるいはPHS)として利用する場合における設定中のモード(マナーモードやドライブモードなど)や電波の受信状態を示す各種のマーク、アイコンあるいはツールボックスなどを表示し、主にTFT液晶ディスプレイなどの液晶ディスプレイによって実現される。
操作部308は、文字、数値、各種指示などの入力のためのキーを備え、データ入力をおこなう。操作部308は、たとえば、テンキーやカーソルキーなどを備えたキーボードやタッチパネルなどによって実現することができる。キーボードやタッチパネルなどによって実現される操作部308は、当該操作部308に対する入力操作に応じた信号を、CPU301に対して出力する。
操作部308をタッチパネルによって実現する場合、当該タッチパネルは、ディスプレイ307の表示面側に積層される。タッチパネルは、指やペンなどの筆記部材が接触したことを検出した場合に、タッチパネルに対する筆記部材の接触位置に応じた電気信号を出力する。
また、タッチパネルは、タッチパネルに対する筆記部材の接触が解除された場合は、信号の出力を停止する。あるいは、タッチパネルは、タッチパネルに対する筆記部材の接触が解除された場合に、タッチパネルに対する筆記部材の接触がないことを示す信号を出力してもよい。
タッチパネルは、抵抗膜方式、静電容量方式、電磁誘導方式、表面弾性波方式など公知の各種の方式によってタッチパネルに対する筆記部材の接触位置を検出し、検出した接触位置に応じた電気信号を、CPU301に対して出力する。電磁誘導方式を採用する場合、電子ペンなどと称される専用の筆記部材を用いる。
マイク309は、アナログ形式の音声データとして入力された話者の声や環境音などをアナログ/デジタル変換し、デジタル形式の音声データを生成する。スピーカ310は、通話相手側から送信されたデジタル形式の音声データや、宣伝情報に含まれる音声データをデジタル/アナログ変換し、アナログ形式の音声データに基づいてスピーカコーンにおけるコイルに通電するなどして音声を出力する。スピーカ310は、再生指示を受け付けた音声データに基づいて、スピーカコーンにおけるコイルに通電するなどして音声を出力する。
カメラ311は、操作部308の操作によって被写体を撮影し、画像データを生成する。生成された画像データは、RAM303やメモリ304などに記憶される。カメラ311は、図示を省略する映像I/Fを介してディスプレイ307に接続されていてもよい。
この場合の映像I/Fは、具体的には、たとえば、ディスプレイ307あるいはカメラ311との間における所定の処理をおこなうグラフィックコントローラと、即時表示可能な画像情報を一時的に記録するVRAM(Video RAM)などのバッファメモリと、グラフィックコントローラから出力される画像データに基づいてディスプレイ307を制御する制御ICなどによって構成される。
無線通信I/F312は、別のスマートフォンなど、別の利用者の端末装置120との間における無線通信にかかるデータの入出力を制御する。無線通信I/F312は、たとえば、Bluetoothなどのように、数m程度の近距離無線通信規格にしたがった無線通信をおこなう。Bluetooth規格にしたがって無線通信をおこなう場合、指向性がないことから遮蔽物があっても通信することが可能であるが、指向性アンテナを用いるなどして敢えて指向性をもたせてもよい。無線通信I/F312は、たとえば赤外線通信のように、指向性を有する無線通信規格にしたがった無線通信をおこなうものであってもよい。
(宣伝情報データベースの一例)
つぎに、宣伝情報データベースの一例について説明する。図4は、この発明にかかる実施の形態のサーバコンピュータ110が備える宣伝情報データベースの一例を示す説明図である。
図4において、この発明にかかる実施の形態のサーバコンピュータ110が備える宣伝情報データベース400は、利用者の識別情報と宣伝情報とを関連付けて記憶する。利用者の識別情報は、宣伝情報提供システム100に加入している利用者を識別可能な情報であって、たとえば宣伝情報提供システム100の管理者などによって設定された任意の数字列や任意の文字列によって実現することができる。また、利用者の識別情報は、たとえば、利用者の氏名や利用者の生年月日など、利用者に関する情報を複数組み合わせて構成されるものであってもよい。
この実施の形態において、宣伝情報提供システム100に加入している利用者は、宣伝情報を提供する利用者(第1の利用者)、および、宣伝情報の提供を受ける利用者(第2の利用者)の2種類の利用者が存在しうる。宣伝情報提供システム100に加入している利用者は、宣伝情報を提供する場合には第1の利用者となり、宣伝情報の提供を受ける場合には第2の利用者となる。
宣伝情報は、利用者(第1の利用者)が任意に設定することが可能であって、たとえば、任意の数字列や任意の文字列によって実現することができる。具体的には、宣伝情報は、たとえば、「私はペースメーカーを付けています」、「私は妊娠中です」などのような情報によって実現することができる。また、具体的には、宣伝情報は、たとえば、劇団に所属している利用者であれば、「名前は総研太郎です。2010年11月26日、××劇場で公演される×××に、○○役で出演します。」などのように、当該利用者が出演している芝居を案内する情報によって実現することができる。この場合、さらに、「チケット前売り中。¥3,000」などの情報を含んでいてもよい。
宣伝情報は、利用者の端末装置120を実現するスマートフォンが備えるディスプレイ307における当該宣伝情報の表示位置を指定する情報を含んでいてもよい。具体的には、撮影された被写体に人物が含まれる場合は、当該人物に対し、「人物の肩周辺」、「人物の頭上」、「人物の足下」などのように表示位置を指定することができる。
また、宣伝情報は、たとえば、利用者(第1の利用者)がデジタルカメラや携帯型電話機が備えるカメラ機能などを用いて撮影した画像情報によって実現することができる。さらに、宣伝情報は、たとえば、楽曲、利用者の声、環境音(野鳥の声、水の流れる音、雑踏音など)などの音声によって実現してもよい。
宣伝情報は、送信順序が定められた複数の分割された宣伝情報によって構成されていてもよい。宣伝情報は、たとえば、利用者が任意に作成したストーリーの前半部分を示す分割された宣伝情報と、該ストーリーの後半部分を示す分割された宣伝情報と、によって構成することができる。また、宣伝情報は、たとえば、利用者が設定した宣伝情報の概要を示す分割された宣伝情報と、宣伝情報の詳細を示す一または複数の分割された宣伝情報と、によって構成することができる。
宣伝情報データベース400において、宣伝情報は、たとえば、スマートフォンなどの利用者の端末装置120において受け付けた利用者(第1の利用者)による所定の入力操作に応じて、利用者の端末装置120とサーバコンピュータ110との間で通信をおこなうことによって、利用者(第1の利用者)が任意のタイミングで設定(追加、変更、削除など)することができる。
また、宣伝情報データベース400において、宣伝情報は、たとえば、インターネットなどのネットワークに接続されたパーソナルコンピュータなどのコンピュータ装置140において利用者による所定の入力操作を受け付け、当該コンピュータ装置140とサーバコンピュータ110との間で通信をおこなうことによって、利用者(第1の利用者)が任意のタイミングで設定(追加、変更、削除など)することができる。
(利用者情報データベースの一例)
つぎに、利用者情報データベースの一例について説明する。図5は、この発明にかかる実施の形態のサーバコンピュータ110が備える利用者情報データベースの一例を示す説明図である。
図5において、この発明にかかる実施の形態のサーバコンピュータ110が備える利用者情報データベース500は、利用者の端末装置120の利用者(第2の利用者)の識別情報と、利用者(第2の利用者)の識別情報と、利用者(第2の利用者)に関する情報(図5においては、「利用者情報」と示す)とを関連付けて記憶する。利用者に関する情報は、たとえば、利用者(第2の利用者)の性別、利用者(第2の利用者)の年齢、利用者(第2の利用者)の個別事情などを示す情報によって実現することができる。具体的には、利用者に関する情報は、たとえば、「利用者の性別:男性」、「利用者の年齢:20代」、「利用者の年齢:65歳以上」、「利用者の個別事情:妊娠中」、「利用者の個別事情:観光旅行中」、「利用者の個別事情:肩こり」などのように設定することができる。
また、利用者に関する情報は、たとえば、宣伝情報提供システム100の利用履歴を示す情報によって実現することができる。この場合、利用者に関する情報は、具体的には、たとえば、「直近の1ヶ月間に宣伝情報提供システムによる宣伝情報の提供を受けた回数」、「直近の1ヶ月間に宣伝情報提供システムによる宣伝情報の提供を受けた地域」などに基づいて設定することができる。
また、利用者に関する情報は、たとえば、利用者(第2の利用者)の嗜好を示す情報によって実現することができる。この場合、利用者に関する情報は、具体的には、たとえば、「犬」、「美術品」、「美食」などのように、あらかじめ利用者(第2の利用者)によって入力されたキーワード、利用者の端末装置120を用いておこなわれた検索にかかるキーワードなどに基づいて設定することができる。
また、この場合、利用者に関する情報は、具体的には、たとえば、クレジットカードの利用履歴に基づいて設定することができる。より具体的には、たとえば、衣料品店における決済に際してクレジットカードを用いる頻度が高い利用者(第2の利用者)であれば「衣料品に関心あり」、ペットショップにおける決済に際してクレジットカードを用いる頻度が高い利用者であれば「動物(犬、ねこなど)に関心あり」、飲食店における決済に際してクレジットカードを用いる頻度が高い利用者(第2の利用者)であれば「食に関心あり」などのように設定することができる。
また、利用者に関する情報は、たとえば、利用者(第2の利用者)の居住地区、利用者(第2の利用者)の活動拠点(通学区、勤務地など)、利用者(第2の利用者)の利用頻度が高い地域、利用者(第2の利用者)の関心が高い地域など、特定の地域を示す情報によって実現してもよい。具体的には、利用者に関する情報は、たとえば、「利用者の居住地区:東京都港区」、「利用者の活動拠点:東京都中央区」、「利用者の利用頻度が高い地域:大阪市中央区」、「利用者の関心が高い地域:ドイツ バイエルン州」などのように地域を特定可能な情報によって実現することができる。
利用者情報データベース500において、利用者の端末装置120の識別情報と利用者に関する情報とは、利用者の識別情報に関連付けて記憶されている。利用者の端末装置120の識別情報は、たとえば、利用者の端末装置120に設定された電子メールアドレスによって実現することができる。
(制限情報データベースの一例)
つぎに、制限情報データベースの一例について説明する。図6は、この発明にかかる実施の形態のサーバコンピュータ110が備える制限情報データベースの一例を示す説明図である。
図6において、この発明にかかる実施の形態のサーバコンピュータ110が備える制限情報データベース600は、利用者の識別情報と制限情報とを関連付けて記憶する。制限情報は、利用者(第1の利用者)が任意に設定することが可能であって、宣伝情報データベース400に記憶された宣伝情報の提供を制限する条件を示す。制限情報は、たとえば、宣伝情報の提供が許可される利用者(第2の利用者)を特定可能な情報によって実現することができる。具体的には、制限情報は、たとえば、「男性限定」、「65歳以上に限定」、「妊娠中の利用者のみ」、「旅行者のみ」、「東京都中央区に勤務する利用者に限定」などのように設定することができる。
宣伝情報データベース400、利用者情報データベース500、制限情報データベース600などの各種データベースは、たとえば、サーバコンピュータ110を実現するコンピュータ装置が備えるHD205に設けられている。宣伝情報データベース400、利用者情報データベース500、制限情報データベース600などの各種データベースの一部あるいは全部は、HD205などサーバコンピュータ110を実現するコンピュータ装置が直接備える記憶媒体に限らず、たとえば、サーバコンピュータ110を実現するコンピュータ装置と通信可能に接続された別のコンピュータ装置が備える記憶媒体に設けられていてもよい。
(宣伝情報提供システム100の機能的構成)
つぎに、この発明にかかる実施の形態の宣伝情報提供システム100を構成する各部の機能的構成について説明する。図7は、この発明にかかる実施の形態の宣伝情報提供システム100を構成する各部の機能的構成を示すブロック図である。
図7において、この発明にかかる実施の形態の宣伝情報提供システム100は、サーバコンピュータ110と、利用者の端末装置120と、を備えている。また、この発明にかかる実施の形態の宣伝情報提供システム100は、利用者の識別情報を記憶する記憶媒体710を備えている。記憶媒体710は、利用者の端末装置120を実現するスマートフォンが備えるメモリ304などによって実現することができる。
この発明にかかる実施の形態の宣伝情報提供システム100における利用者の端末装置120は、撮影部720と、画像解析部721と、利用者識別情報取得部722と、要求送信部723と、宣伝情報受信部724と、宣伝情報表示部725と、を備えている。この発明にかかる実施の形態の宣伝情報提供システム100における利用者の端末装置120の各機能を実現する、撮影部720、画像解析部721、利用者識別情報取得部722、要求送信部723、宣伝情報受信部724、宣伝情報表示部725は、利用者の端末装置120を実現するスマートフォンが備える各部によって実現することができる。
撮影部720は、被写体を撮影する。操作部308の操作によって撮影対象を撮影し、画像データを生成し、生成された画像データを所定の記憶媒体に記憶する。所定の記憶媒体は、たとえば、利用者の端末装置120を実現するスマートフォンが備えるメモリ304などによって実現することができる。
画像解析部721は、撮影部720によって撮影され生成された画像データに基づいて、被写体の画像を解析する。画像解析部721は、被写体の画像を解析することにより、たとえば、被写体の画像に含まれる人物や当該人物の画像における位置を特定する。被写体の画像の解析、被写体の画像に含まれる人物や当該人物の画像における位置の特定は、公知の技術を用いて容易に実現可能であるため説明を省略する。
利用者識別情報取得部722は、撮影部720によって撮影がおこなわれた場合に、自装置から所定範囲内に存在する記憶媒体が記憶する利用者の識別情報を取得する。利用者の識別情報を記憶する記憶媒体は、たとえば、スマートフォンなどの利用者の端末装置120に設けられている。
たとえば、Bluetooth規格にしたがって無線通信をおこなう場合、利用者識別情報取得部722は、撮影をおこなった利用者の端末装置120(自装置)から所定範囲内に存在する記憶媒体が記憶するすべての利用者の識別情報を取得することができる。
Bluetooth規格にしたがって無線通信をおこなう場合は、指向性アンテナを用いることにより、被写体の方向に存在する記憶媒体が記憶する利用者の識別情報を取得するように、利用者識別情報取得部722が利用者の識別情報を取得する記憶媒体の位置を制限することができる。Bluetooth規格にしたがって無線通信をおこなうことにより、自装置から所定範囲内に存在するすべての記憶媒体が記憶する利用者の識別情報を取得することが可能な状況にあり、かつ、指向性アンテナを用いない場合、利用者識別情報取得部722は、自装置に対し直近の記憶媒体が記憶する利用者の識別情報を取得するようにしてもよい。
要求送信部723は、利用者識別情報取得部722によって取得された利用者の識別情報を含む宣伝情報取得要求をサーバコンピュータ110に送信する。宣伝情報取得要求は、利用者識別情報取得部722によって取得された利用者の識別情報によって識別される利用者の宣伝情報を、当該利用者の識別情報を取得した利用者の端末装置120に送信するよう要求する情報であって、利用者の識別情報に加えて、宣伝情報取得要求の送信元となる利用者の端末装置120の利用者の識別情報を含む。
あるいは、宣伝情報取得要求は、利用者の識別情報に加えて、宣伝情報取得要求の送信元となる利用者の端末装置120の利用者の識別情報を特定可能な情報を含んでいてもよい。利用者の端末装置120の利用者の識別情報を特定可能な情報は、たとえば、利用者の端末装置120に設定された電子メールアドレスによって実現することができる。
宣伝情報受信部724は、サーバコンピュータ110から送信された宣伝情報を受信する。宣伝情報は、要求送信部723によって送信された宣伝情報取得要求に応じてサーバコンピュータ110から送信される。
宣伝情報表示部725は、宣伝情報受信部724によって受信された宣伝情報を、撮影部720によって撮影された被写体の画像に重ねて表示する。宣伝情報表示部725は、ディスプレイ307において、撮影部720によって撮影された被写体の画像よりも宣伝情報が手前に見えるように、宣伝情報受信部724によって受信された宣伝情報を、撮影部720によって撮影された被写体の画像に重ねて表示する。
宣伝情報表示部725は、宣伝情報の表示に際して、ディスプレイ307における同一位置に被写体の画像と宣伝情報とが重なる場合は、Zバッファ法など周知の陰面消去法により各画像データのZバッファのZ値を参照することで、宣伝情報を優先してVRAMなどに記憶させる。これにより、被写体の画像を背景画像とした状態で、被写体の画像に重ねて宣伝情報を表示することができる。
画像解析部721による被写体の画像の解析がおこなわれた場合、宣伝情報表示部725は、画像解析部721による解析結果に基づいて、宣伝情報受信部724によって受信された宣伝情報を、撮影部720によって撮影された被写体の画像中の人物における所定の位置に重ねて表示する。この場合、宣伝情報表示部725は、たとえば、被写体の画像中の人物の肩、当該人物の頭上、当該人物の足下などの位置に、宣伝情報受信部724によって受信された宣伝情報を表示する。
サーバコンピュータ110は、宣伝情報データベース400と、利用者情報データベース500と、制限情報データベース600と、要求受信部730と、宣伝情報取得部731と、利用者情報取得部732と、制限情報取得部733と、送信可否判断部734と、宣伝情報送信部735と、を備えている。この発明にかかる実施の形態の宣伝情報提供システム100におけるサーバコンピュータ110の各機能を実現する、宣伝情報データベース400、利用者情報データベース500、制限情報データベース600、要求受信部730、宣伝情報取得部731、利用者情報取得部732、制限情報取得部733、送信可否判断部734、宣伝情報送信部735は、サーバコンピュータ110を実現するコンピュータ装置が備える各部によって実現することができる。
要求受信部730は、利用者の端末装置120から送信された宣伝情報取得要求を受信する。宣伝情報取得部731は、宣伝情報データベース400を参照して、要求受信部730によって受信された宣伝情報取得要求に含まれる利用者の識別情報に関連付けられた宣伝情報を取得する。
利用者情報取得部732は、利用者情報データベース500を参照して、要求受信部730によって受信された宣伝情報取得要求の送信元の利用者の端末装置120の識別情報に関連付けられた利用者に関する情報を取得する。具体的には、利用者情報取得部732は、たとえば、利用者の年齢を示す情報を取得する。利用者情報データベース500において、該当する利用者の端末装置120の識別情報に対して、利用者に関する情報が複数関連付けられている場合、利用者情報取得部732は、該当する利用者の端末装置120の識別情報に対して関連付けられたすべての利用者に関する情報を取得する。
宣伝情報取得要求に、当該宣伝情報取得要求の送信元となる利用者の端末装置120の利用者の識別情報を特定可能な情報(当該宣伝情報取得要求の送信元の利用者の端末装置120に設定された電子メールアドレス)を含める場合は、利用者の端末装置120に設定された電子メールアドレスと利用者の識別情報とを関連付けて記憶するデータベース(図示を省略する)をサーバコンピュータ110に設け、利用者情報取得部732は電子メールアドレスを含む宣伝情報取得要求を受信した場合に当該データベースを参照して該当する利用者の識別情報を特定し、特定された利用者の識別情報に関連付けられた利用者に関する情報を利用者情報データベース500から取得する。
制限情報取得部733は、制限情報データベース600を参照して、要求受信部730によって受信された宣伝情報取得要求に含まれる利用者の識別情報に関連付けられた制限情報を取得する。具体的には、制限情報取得部733は、たとえば、「65歳以上に限定」などの情報を取得する。制限情報データベース600において、該当する利用者の識別情報に複数の制限情報が関連付けられている場合、制限情報取得部733は、該当する利用者の識別情報に関連付けられたすべての制限情報を取得する。
送信可否判断部734は、利用者情報取得部732によって取得された利用者に関する情報および制限情報取得部733によって取得された制限情報に基づいて、宣伝情報取得部731によって取得された宣伝情報の送信の可否を判断する。具体的には、送信可否判断部734は、たとえば、利用者情報取得部732によって「利用者の年齢:65歳以上」という情報が取得され、制限情報取得部733によって「65歳以上に限定」という情報が取得された場合に、宣伝情報取得部731によって取得された宣伝情報の送信が可能である(宣伝情報の送信をおこなう)と判断する。また、具体的には、送信可否判断部734は、たとえば、利用者情報取得部732によって「利用者の年齢:20代」という情報が取得され、制限情報取得部733によって「65歳以上に限定」という情報が取得された場合は、宣伝情報取得部731によって取得された宣伝情報の送信はおこなわないと判断する。
利用者情報データベース500において該当する利用者の端末装置120の識別情報に関連付けられた利用者に関する情報が存在せず、かつ、制限情報データベース600において該当する利用者の識別情報に制限情報が関連付けられている場合、送信可否判断部734は、宣伝情報取得部731によって取得された宣伝情報の送信はおこなわないと判断する。制限情報データベース600において該当する利用者の識別情報に関連付けられた制限情報が存在しない場合、送信可否判断部734は、宣伝情報取得部731によって取得された宣伝情報の送信が可能であると判断する。
宣伝情報送信部735は、要求受信部730によって受信された宣伝情報取得要求の送信元の利用者の端末装置120に対して、宣伝情報取得部731によって取得された宣伝情報を送信する。宣伝情報送信部735は、たとえば、要求受信部730によって受信された宣伝情報取得要求の送信元の利用者の端末装置120に設定された電子メールアドレスを送信先として、宣伝情報取得部731によって取得された宣伝情報を送信する。
宣伝情報取得部731によって取得された宣伝情報が複数存在する場合、宣伝情報送信部735は、取得されたすべての宣伝情報を送信する。あるいは、宣伝情報取得部731によって取得された宣伝情報が複数存在する場合、宣伝情報送信部735は、取得された複数の宣伝情報の中から任意の宣伝情報を選択的に送信してもよい。
また、宣伝情報取得部731によって取得された宣伝情報が複数存在する場合、宣伝情報送信部735は、取得された宣伝情報の中から所定の優先順位にしたがった一の宣伝情報を選択し、選択された一の宣伝情報を送信してもよい。この場合、宣伝情報データベース400においては、同一の利用者の識別情報に関連付けられた複数の宣伝情報のそれぞれに優先順位を設定しておく。この場合、優先順位は、利用者が任意に設定することができる。あるいは、この場合、優先順位は、宣伝情報提供システム100の管理者などが任意に設定するようにしてもよい。
宣伝情報送信部735は、送信可否判断部734による判断結果に基づいて、宣伝情報取得部731によって取得された宣伝情報を送信する。送信可否判断部734によって宣伝情報の送信にかかる判断がおこなわれた場合、宣伝情報送信部735は、送信可否判断部734による判断結果に基づいて、宣伝情報取得部731によって取得された宣伝情報を分割された宣伝情報単位で段階的に送信する。
具体的には、宣伝情報送信部735は、たとえば、宣伝情報取得要求を受信した場合に宣伝情報の概要を示す分割された宣伝情報を送信し、その後、宣伝情報の送信が可能であると判断された場合に宣伝情報の詳細を示す分割された宣伝情報を送信することができる。また、宣伝情報送信部735は、たとえば、宣伝情報の送信はおこなわないと判断された場合に、宣伝情報に代えて、「閲覧制限があるためこの先の情報は表示できません」や「閲覧制限があるため情報を取得できません」などのように、宣伝情報の送信がおこなわれないことを案内する制限通知情報を送信してもよい。
(表示画面例)
つぎに、この発明にかかる実施の形態の宣伝情報提供システム100における利用者の端末装置120の表示画面例について説明する。図8−1、図8−2、図8−3、図8−4、図8−5、図8−6および図8−7は、この発明にかかる実施の形態の宣伝情報提供システム100における利用者の端末装置120の表示画面例を示す説明図である。
図8−1、図8−2、図8−3、図8−4、図8−5、図8−6および図8−7において、この発明にかかる実施の形態の宣伝情報提供システム100における利用者の端末装置120は、サーバコンピュータ110から送信された宣伝情報に基づいた表示画面810、820、830、840、850、860、870を表示する。宣伝情報は、たとえば、表示画面810、820、830に示すように、被写体の画像中の人物における所定の位置に重ねて表示することができる。表示画面810、820、830において、宣伝情報は、被写体の画像中の人物の顔の周辺に、吹き出し状に表示されている。
また、宣伝情報は、たとえば、表示画面830、840に示すように、被写体の画像中の人物の位置や体勢などにかかわらず、一定の位置に重ねて表示することができる。表示画面830、840において、宣伝情報は、表示画面830、840の下方にテロップ状に表示されている。宣伝情報は、表示画面830、840の下方に表示するものに限らず、表示画面830、840の上方に表示してもよいし、側方に表示してもよい。
また、宣伝情報は、たとえば、表示画面850に示すように、当該表示画面850を装飾する図形(図8−5における符号851を参照)として表示することができる。図形によって示される宣伝情報は、定位置に表示されるもの(図8−5における花や星の図形)であってもよいし、被写体の画像中の人物の位置や体勢などに応じて当該人物の周囲を移動するように表示されるもの(図8−5における蝶の図形)であってもよい。
宣伝情報は、被写体の画像中の人物の周囲に表示されるものに限らず、当該人物に重ねて表示されるものであってもよい。これによって、たとえば、図8−5に示した表示画面850においては、図8−5における蝶(図8−5における符号851を参照)が、被写体の画像中の人物の目の前を横切るような宣伝情報を表示することができる。
また、宣伝情報は、当該宣伝情報の取得を要求した利用者(第2の利用者)、および、当該利用者の端末装置120によって取得された利用者の識別情報に関連付けられた制限情報に応じて、当該宣伝情報の一部のみが表示されるものであってもよい。図8−6においては、複数の分割された宣伝情報によって構成される宣伝情報のうち、電子メールを互いにやり取りする相手を求める分割された宣伝情報(図8−6における符号861を参照)のみが表示された表示画面860が示されている。
複数の分割された宣伝情報によって構成される宣伝情報のうちの一部の分割された宣伝情報のみが表示され、残りの分割された宣伝情報は表示されていない場合、たとえば「閲覧制限があるためこの先の情報は表示できません」などのように、宣伝情報のすべてを表示することができないことを案内するメッセージ(図8−6における符号862を参照)を表示してもよい。このメッセージは、サーバコンピュータ110から、複数の分割された宣伝情報によって構成される宣伝情報のうちの一部の分割された宣伝情報に加えて、制限通知情報を受信した場合に、当該制限通知情報に基づいて表示することができる。
制限通知情報は、宣伝情報が送信されない場合に、当該宣伝情報に代えて、サーバコンピュータ110から送信される。あるいは、制限通知情報は、複数の分割された宣伝情報によって構成される宣伝情報のうち利用者の端末装置120に送信される一部の分割情報以外の分割された宣伝情報(残りの分割された宣伝情報)が送信されない場合に、当該残りの分割された宣伝情報に代えて、サーバコンピュータ110から送信される。
また、宣伝情報は、当該宣伝情報の取得を要求した利用者、および、当該利用者の端末装置120によって取得された利用者の識別情報に関連付けられた制限情報に応じて、利用者の識別情報を取得した利用者の端末装置120の利用者(第2の利用者)が制限情報を満足する場合、複数の分割された宣伝情報によって構成される宣伝情報のすべてが表示されるものであってもよい。図8−7においては、電子メールを互いにやり取りする相手を求める分割された宣伝情報と、実際の電子メールの送信先となる電子メールアドレスを示す分割された宣伝情報(図8−7における符号871を参照)と、が表示された表示画面870が示されている。
(利用者の端末装置120の処理手順)
つぎに、この発明にかかる実施の形態の宣伝情報提供システム100における利用者の端末装置120の処理手順について説明する。図9は、この発明にかかる実施の形態の宣伝情報提供システム100における利用者の端末装置120の処理手順を示すフローチャートである。図9のフローチャートに示した処理は、利用者の端末装置120において、宣伝情報提供システム100の管理者などが提供する所定のアプリケーションが起動されている状態において実行される。
図9のフローチャートにおいて、まず、宣伝情報提供システム100の管理者などが提供する所定のアプリケーションが起動されている状態において、撮影を指示する撮影指示操作があったか否かを判断する(ステップS901)。撮影指示操作がない場合(ステップS901:No)は、撮影指示操作があるまで待機する。
ステップS901において、撮影指示操作があった場合(ステップS901:Yes)は、利用者の識別情報の取得処理を実行する(ステップS902)。ステップS902においては、たとえば、Bluetoothなどの近距離無線通信規格にしたがった無線通信処理を実行する。そして、ステップS902において利用者の識別情報の取得処理を実行した結果、利用者の識別情報を取得したか否かを判断する(ステップS903)。
ステップS903において、利用者の識別情報を取得した場合(ステップS903:Yes)は、ステップS901:Yesにおける撮影指示操作に応じて撮影された画像に対する画像解析処理を開始する(ステップS904)とともに、サーバコンピュータ110に対して、ステップS902において実行した取得処理によって取得された利用者の識別情報にかかる利用者に関する宣伝情報取得要求を送信する(ステップS905)。ステップS904においては、たとえば、ステップS901:Yesにおける撮影指示操作に応じて撮影された画像中の人物を特定する画像解析処理を開始する。
ステップS905においては、ステップS903:Yesにおいて取得された利用者の識別情報と、当該利用者の識別情報を取得した利用者の端末装置120の利用者の識別情報と、を含む宣伝情報取得要求を生成し、生成された宣伝情報取得要求をサーバコンピュータ110に対して送信する。ステップS905においては、利用者の識別情報を取得した利用者の端末装置120の利用者の識別情報に代えて、当該利用者の端末装置120に設定された電子メールアドレスを含む宣伝情報取得要求を生成し、送信してもよい。
つぎに、ステップS905において送信された宣伝情報取得要求に応じて、サーバコンピュータ110から送信された宣伝情報を受信したか否かを判断する(ステップS906)。ステップS906において、サーバコンピュータ110から送信された宣伝情報を受信した場合(ステップS906:Yes)は、ステップS904において開始した画像解析処理が完了したか否かを判断する(ステップS907)。
そして、ステップS904において開始した画像解析処理が完了した場合(ステップS907:Yes)は、利用者の端末装置120を実現するスマートフォンが備えるディスプレイ307に、ステップS906において受信された宣伝情報を表示して(ステップS908)、一連の処理を終了する。
ステップS907において、ステップS904において開始した画像解析処理が完了していない場合(ステップS907:No)は、ステップS906において受信された宣伝情報に基づいて、利用者の端末装置120を実現するスマートフォンが備えるディスプレイ307における当該宣伝情報の、被写体の画像における人物に対する表示位置の指定があるか否かを判断する(ステップS909)。表示位置の指定がある場合(ステップS909:Yes)は、ステップS907へ戻り、画像解析処理が完了したか否かの判断を、当該画像解析処理が完了するまで繰り返す。
ステップS909において、利用者の端末装置120を実現するスマートフォンが備えるディスプレイ307における宣伝情報の、被写体の画像における人物に対する表示位置の指定がない場合(ステップS909:No)は、ステップS908に移行する。そして、利用者の端末装置120を実現するスマートフォンが備えるディスプレイ307に、ステップS906において受信された宣伝情報を表示して(ステップS908)、一連の処理を終了する。
ステップS906において、サーバコンピュータ110から送信された宣伝情報を受信していない場合(ステップS906:No)は、サーバコンピュータ110から送信された制限通知情報を受信したか否かを判断する(ステップS910)。サーバコンピュータ110から送信された制限通知情報を受信した場合(ステップS910:Yes)は、利用者の端末装置120を実現するスマートフォンが備えるディスプレイ307に、ステップS910:Yesにおいて受信された制限通知情報を表示して(ステップS911)、一連の処理を終了する。
ステップS910において、サーバコンピュータ110から送信された制限通知情報を受信していない場合(ステップS910:No)は、ステップS905において宣伝情報取得要求を送信してから所定時間が経過したか否かを判断する(ステップS912)。ステップS912において、ステップS905において宣伝情報取得要求を送信してから所定時間が経過していない場合(ステップS912:No)は、ステップS906へ戻り、サーバコンピュータ110から送信された宣伝情報を受信したか否かの判断を、当該宣伝情報を受信するまで繰り返す。
ステップS912において、ステップS905において宣伝情報取得要求を送信してから、サーバコンピュータ110から送信された宣伝情報を受信しないまま、所定時間が経過した場合(ステップS912:Yes)は、所定のエラー処理をおこなって(ステップS913)、一連の処理を終了する。ステップS913においては、たとえば、利用者の端末装置120を実現するスマートフォンが備えるディスプレイ307に、「通信エラーが発生しました。処理を中断します。」などのエラーメッセージを表示する。
ステップS903において、利用者の識別情報を取得していない場合(ステップS903:No)、ステップS902において利用者の識別情報の取得処理を実行してから所定時間が経過したか否かを判断する(ステップS914)。ステップS914において、ステップS902において利用者の識別情報の取得処理を実行してから所定時間が経過していない場合(ステップS914:No)は、ステップS902へ戻る。
ステップS914において、ステップS902において利用者の識別情報の取得処理を実行してから所定時間が経過した場合(ステップS914:Yes)は、所定のエラー処理をおこなって(ステップS915)、一連の処理を終了する。ステップS915においては、たとえば、ステップS913におけるエラー処理と同様に、利用者の端末装置120を実現するスマートフォンが備えるディスプレイ307に、「通信エラーが発生しました。処理を中断します。」などのエラーメッセージを表示する。
(サーバコンピュータ110の処理手順)
つぎに、この発明にかかる実施の形態の宣伝情報提供システム100におけるサーバコンピュータ110の処理手順について説明する。図10は、この発明にかかる実施の形態の宣伝情報提供システム100におけるサーバコンピュータ110の処理手順を示すフローチャートである。
図10のフローチャートにおいて、まず、上述した図9に示したフローチャートのステップS905において利用者の端末装置120から送信された、宣伝情報取得要求を受信したか否かを判断する(ステップS1001)。ステップS1001において、利用者の端末装置120から送信された宣伝情報取得要求を受信していない場合(ステップS1001:No)は、当該宣伝情報要求情報を受信するまで待機する。
ステップS1001において、利用者の端末装置120から送信された宣伝情報取得要求を受信した場合(ステップS1001:Yes)は、受信された宣伝情報取得要求から、上述した図9に示したフローチャートのステップS903:Yesにおいて取得された利用者の識別情報を取得する(ステップS1002)。
つぎに、宣伝情報データベース400を参照して、ステップS1002において取得された利用者の識別情報に関連付けられた宣伝情報を取得する(ステップS1003)。ステップS1003においては、該当する宣伝情報が複数存在する場合、すべての宣伝情報を取得する。
また、ステップS1003においては、該当する宣伝情報が複数存在する場合、あらかじめ取得順序を定めておくことにより、該当する複数の宣伝情報の中から1つの宣伝情報を選択的に取得するようにしてもよい。具体的には、たとえば、ステップS1002において取得された利用者の識別情報に関連付けられた宣伝情報が「A」、「B」、「C」、「D」、「E」の5つ存在し、各宣伝情報に対しA→B→C→D→E→A→・・・のように巡回する取得順序が設定されている場合、前回Aの宣伝情報が取得された場合には、次回はBの宣伝情報を取得するように構成する。
これによって、利用者の端末装置120を用いて利用者の識別情報の取得をおこなった利用者は、同一の利用者の識別情報を繰り返し取得した場合にも、取得するごとに異なる宣伝情報を閲覧することができる。これにより、宣伝情報取得要求の送信元となる利用者の端末装置120の利用者を飽きさせることなく楽しませることができ、つぎに表示される宣伝情報への期待をもたせることができるので、エンターテインメント性に特化した、高いエンターテインメント性を有するサービスを提供することができる。
ステップS1004においては、制限情報データベース600を参照して、ステップS1002において取得された利用者の識別情報に関連付けられた制限情報があるか否かを判断する(ステップS1004)。ステップS1004において、ステップS1002において取得された利用者の識別情報に関連付けられた制限情報がある場合(ステップS1004:Yes)は、制限情報データベース600を参照して、該当する制限情報を取得する(ステップS1005)。
ステップS1005においては、制限情報データベース600を参照して、ステップS1002において取得された利用者の識別情報に関連付けられた制限情報をすべて取得する。制限情報データベース600において、該当する利用者の識別情報に関連付けられた制限情報が複数存在する場合は、すべての制限情報を取得する。
つぎに、利用者情報データベース500を参照して、ステップS1002において取得された利用者の識別情報に関連付けられた利用者情報を取得する(ステップS1006)。ステップS1006においては、ステップS1002において取得された利用者の識別情報に関連付けられた利用者情報が複数存在する場合は、複数の利用者情報のすべてを取得する。
つぎに、ステップS1005において取得された制限情報と、ステップS1006において取得された利用者情報と、に基づいて、ステップS1001:Yesにおいて受信された宣伝情報取得要求の送信元となる利用者の端末装置120に対して、ステップS1003において取得された宣伝情報を送信することが可能であるか否かを判断する(ステップS1007)。
ステップS1007においては、ステップS1006において取得された利用者情報のうち、ステップS1005において取得された制限情報による制限を満足する利用者情報が存在するか否かを判断する。そして、ステップS1006において取得された利用者情報のうち、ステップS1005において取得された制限情報による制限を満足する利用者情報が存在する場合に、ステップS1003において取得された宣伝情報を送信することが可能であると判断する。
ステップS1007において、ステップS1003において取得された宣伝情報を送信することが可能である場合(ステップS1007:Yes)は、ステップS1001:Yesにおいて受信された宣伝情報取得要求の送信元となる利用者の端末装置120に対して、該当する宣伝情報を送信して(ステップS1008)、一連の処理を終了する。
一方、ステップS1007において、ステップS1003において取得された宣伝情報を送信することが可能ではない場合(ステップS1007:No)は、ステップS1001:Yesにおいて受信された宣伝情報取得要求の送信元となる利用者の端末装置120に対して、上記の制限通知情報を送信して(ステップS1009)、一連の処理を終了する。
ステップS1003において、ステップS1002において取得された利用者の識別情報に関連付けられた制限情報がない場合(ステップS1004:No)は、ステップS1008へ移行して、ステップS1001において受信された宣伝情報取得要求の送信元となる利用者の端末装置120に対して、ステップS1003において取得された宣伝情報を送信して(ステップS1008)、一連の処理を終了する。
上述した実施の形態においては、スマートフォンなどの利用者の端末装置120に設けられた記憶媒体に記憶された利用者の識別情報を、別の利用者の端末装置120によって取得する例について説明したが、利用者の識別情報を記憶する記憶媒体は、利用者の端末装置120に設けられているものに限らない。利用者の識別情報を記憶する記憶媒体は、たとえば、クレジットカードやキャッシュカードなどのカード状の媒体に設けられたICチップが備える記憶媒体によって実現するようにしてもよい。この場合、たとえば、クレジットカードのカード番号やキャッシュカードのカード番号(口座番号)によって利用者の識別情報を実現してもよい。
利用者の識別情報を記憶する記憶媒体を、たとえば、クレジットカードに設けられたICチップが備える記憶媒体によって実現する場合、所定期間におけるクレジットカードの利用履歴に基づいて制限情報を設定するようにしてもよい。所定期間は、前回の締め日の翌日から次回の締め日までの期間であって、たとえば1ヶ月間とすることができる。締め日は、カード会社が加盟店への立替払金額やカード会員への請求金額を確定するための締め切り日であり、たとえば「毎月10日」、「毎月25日」などのように設定されている。
具体的には、たとえば締め日が「毎月10日」である場合、所定期間は、毎月11日〜翌月の10日までの期間とされる。所定期間におけるクレジットカードの利用履歴は、たとえば、1ヶ月ごとに締め日がある場合、前回の締め日の翌日から次回の締め日までの1ヶ月間における累積のカード決済の利用金額とすることができる。
たとえば、1ヶ月間における累積のカード決済による利用金額を制限情報とする場合、サーバコンピュータ110は、当該利用金額が所定金額よりも多い利用者の端末装置120から宣伝情報取得要求を受信した場合に、当該利用者の端末装置120に対して該当する宣伝情報を送信するようにすることができる。逆に、サーバコンピュータ110は、1ヶ月間における累積のカード決済による利用金額が所定金額よりも多い利用者の識別情報の宣伝情報にかかる宣伝情報取得要求を受信した場合に、当該宣伝情報取得要求の送信元となる利用者の端末装置120に対して該当する宣伝情報を送信するようにしてもよい。
所定期間におけるクレジットカードの利用履歴に基づいて制限情報を設定するようにした場合、サーバコンピュータ110は、たとえば、クレジットカードのカード番号と、当該クレジットカードを用いておこなわれたカード決済に関する情報を関連付けて記憶するデータベース(図示を省略する)を参照して宣伝情報の送信の可否を判断することができる。このデータベースは、カード決済に関する情報として、たとえば、カードの利用日時、カード決済をおこなった店舗、所定期間における累積の利用金額などを記憶する。
また、所定期間におけるクレジットカードの利用履歴に基づいて制限情報を設定するようにした場合にサーバコンピュータ110が参照するデータベースは、たとえば、クレジットカードの有効期限、クレジットカードの所有者(利用者)の氏名、住所(請求書の送付先)、電話番号、メールアドレス、性別など、クレジットカードの所有者(利用者)あるいはクレジットカードに関する各種の情報を記憶していてもよい。当該データベースは、サーバコンピュータ110を実現するコンピュータ装置が備えるHD205などに設けることができる。また、当該データベースは、サーバコンピュータ110を実現するコンピュータ装置が直接備える記憶媒体に限らず、たとえば、サーバコンピュータ110を実現するコンピュータ装置と通信可能に接続された別のコンピュータ装置(クレジットカード会社が別途管理するコンピュータ装置など)が備える記憶媒体に設けられていてもよい。
また、宣伝情報は、上述した実施の形態において説明したものに限らない。たとえば、鉄道やバスなどの交通機関を利用時の乗車区間を示す情報によって宣伝情報を実現することができる。具体的には、たとえば、「鉄道○×線の路線上であって、A駅からB駅間」などのように、通勤や通学などで利用する頻度が高い範囲を特定可能な情報によって宣伝情報を実現することができる。
このような構成とすることにより、宣伝情報を享受する利用者は、鉄道の座席に着席している乗客を撮影することによって、当該乗客が降車する可能性の高い駅を知ることができる。なお、このような宣伝情報提供システム100を構成する場合、宣伝情報を享受している間は、通常の撮影機能すなわち撮影した画像を保存することができる機能を無効とするようにしてもよい。これによって、無闇に写真撮影がおこなわれ、当該写真が不正に使用されることを防止することができる。
また、制限情報は、上述した実施の形態において説明したものに限らない。たとえば、宣伝情報の提供が許可される位置や範囲を特定可能な情報によって制限情報を実現することができる。具体的には、たとえば、上記のように乗車区間を示す情報を宣伝情報として設定可能な宣伝情報適用システム100においては、「鉄道○×線の路線上であって、A駅からB駅間」などのように、制限情報を設定することができる。
この場合、宣伝情報は、宣伝情報を享受する利用者の端末装置120が、制限情報によって特定される範囲内に存在する場合に、当該利用者の端末装置120に送信される。宣伝情報を享受する利用者の端末装置120の現在位置は、たとえば、利用者の端末装置120を実現するスマートフォンが備えるGPS機能によって特定することができる。これにより、宣伝情報を提供する利用者(当該利用者の端末装置120)が「鉄道○×線の路線上であって、A駅からB駅間」にいる場合に限って、宣伝情報を享受する利用者に対して降車予定駅を案内することができる。
また、制限情報は、たとえば、宣伝情報の提供が許可される時間帯を特定可能な情報によって実現してもよい。具体的には、たとえば、通勤や通学時間帯を特定可能な情報によって制限情報を実現することができる。この場合、宣伝情報は、制限情報によって特定される時間帯にのみ提供される。あるいは、この場合、宣伝情報が、制限情報によって特定される時間帯以外の時間帯に提供されるようにしてもよい。
また、宣伝情報は、上述した実施の形態において説明したように、個人を宣伝する情報に限らない。たとえば、宣伝情報提供システム100の利用者(第1の利用者)と企業とが契約することにより、当該企業に関する情報を当該利用者(第1の利用者)と宣伝情報とすることができる。
また、上述した実施の形態においては、人物によって宣伝情報を提供する利用者(第1の利用者)を実現する例について説明したが、この実施の形態において、宣伝情報を提供する利用者(第1の利用者)は人物に限らない。具体的には、宣伝情報を提供する利用者(第1の利用者)は、たとえば、車・バイク・自転車などの車両、犬・猫などの動物など、人物以外の物体によって実現されるものであってもよい。宣伝情報を提供する利用者(第1の利用者)は、人物、車両、動物などのように、定位置に存在する物体ではなく、移動可能な移動体によって実現されることが好ましい。
たとえば、宣伝情報を提供する利用者(第1の利用者)を車両によって実現する場合、当該車両を製造したメーカー、年式、出力、改造内容やその他の特徴など、当該車両に関する各種の情報によって宣伝情報を実現することができる。これにより、車両に対して、エンジン内部やショックアブソーバーなど外観では気づきにくい箇所に改造を施した場合にも、当該改造内容に関する詳細な情報を提供することができる。
また、たとえば、宣伝情報を提供する利用者(第1の利用者)をクラッシックカーに分類される車両によって実現する場合、当該車両の特徴を書面を用いて説明するためには、クラッシックカーに対する予備知識を充当することも考慮すると多くの書面が必要になることが想定される。これに対し、この発明にかかる実施の形態の宣伝情報提供システム100を利用することにより、多量の情報を容易に提供することができる。
また、たとえば、宣伝情報を提供する利用者(第1の利用者)をバイクや自転車などの車両によって実現する場合も同様であり、この発明にかかる実施の形態の宣伝情報提供システム100を利用することにより、狭い宣伝スペースであっても多量の情報を容易に提供することができる。具体的には、たとえば、宣伝情報を提供する利用者(第1の利用者)が、販売価格が数十万円〜百数十万円の自転車である場合、当該自転車の価格や該価格に相当する価値があることを示す特徴などに関する宣伝情報を容易に提供することができる。
また、たとえば、宣伝情報を提供する利用者(第1の利用者)を犬・猫などの動物によって実現する場合、当該動物の種類、年齢、出身地/原産地などの情報によって宣伝情報を実現することができる。そして、これらの宣伝情報を、利用者に関する情報に基づいて、たとえば、「動物(犬、ねこなど)に関心あり」という利用者(第2の利用者)に限って提供するようにしてもよい。これによって、動物の愛好家である利用者(第2の利用者)は、当該愛好家が見かけた動物に関心を持った任意のタイミングで、当該動物の宣伝情報の提供を受けることができる。
また、たとえば、希少性の高い犬の飼い主が宣伝情報を提供する利用者(第1の利用者)である場合、当該犬の希少性がいかに高いか(珍しい犬であるか)を示す情報によって宣伝情報を実現することにより、当該利用者(第1の利用者)が飼育する犬の希少性を、当該犬に対して関心を持った利用者(第2の利用者)に対して提供することができる。これにより、宣伝情報の提供元に対して関心をもった利用者(第2の利用者)に対して、当該利用者(第2の利用者)が所望する宣伝情報を的確に提供することができ、提供される宣伝情報の有用性を高めることができる。
宣伝情報を提供する利用者(第1の利用者)を人物以外の物体によって実現する場合、利用者の端末装置120は、スマートフォン、携帯型電話機、PHSなどの通話型の携帯型通信機器に代えて、通話型の携帯型通信機器よりも小型の携帯型通信機器によって実現することが好ましい。通話型の携帯型通信機器よりも小型の携帯型通信機器は、利用者の識別情報を記憶する記憶媒体および宣伝情報の提供を受ける利用者(第2の利用者)の端末装置120との間で通信可能な通信機能を備えていればよい。
具体的には、通話型の携帯型通信機器よりも小型の携帯型通信機器は、上記のクレジットカードやキャッシュカードなどのカード状の媒体に設けられた非接触型のICチップによって実現することができる。このように、通話型の携帯型通信機器よりも小型の携帯型通信機器を非接触型のICチップによって実現することにより、宣伝情報を提供する利用者(第1の利用者)が犬・猫などの動物である場合は、当該動物の首輪に設けることができる。
以上説明したように、この発明にかかる実施の形態の宣伝情報提供システム100は、利用者の識別情報を記憶する記憶媒体710と、当該記憶媒体710が記憶する利用者の識別情報を読み取り可能な利用者の端末装置120と、当該利用者の端末装置120が接続可能なサーバコンピュータ110と、を備えている。そして、この発明にかかる実施の形態の宣伝情報提供システム100は、利用者の端末装置120において、被写体を撮影がおこなわれた場合に、自装置(撮影をおこなった利用者の端末装置120)から所定範囲内に存在する記憶媒体710が記憶する利用者の識別情報を取得し、取得された利用者の識別情報を含む宣伝情報取得要求をサーバコンピュータ110に送信する。
また、この発明にかかる実施の形態の宣伝情報提供システム100は、利用者の識別情報と利用者が任意に設定した宣伝情報とを関連付けて記憶する宣伝情報データベース400を備えるサーバコンピュータ110において、利用者の端末装置120から送信された宣伝情報取得要求を受信した場合は、受信された宣伝情報取得要求に含まれる利用者の識別情報に関連付けられた宣伝情報を宣伝情報データベース400から取得し、取得された宣伝情報を受信された宣伝情報取得要求の送信元の利用者の端末装置120に対して送信する。
そして、この発明にかかる実施の形態の宣伝情報提供システム100は、利用者の端末装置120において、サーバコンピュータ110から送信された宣伝情報を受信すると、受信された宣伝情報を、撮影部720によって撮影された被写体の画像に重ねて表示するようにしたことを特徴としている。
この発明にかかる実施の形態の宣伝情報提供システム100によれば、宣伝情報を提供する利用者が任意に設定した宣伝情報を、当該宣伝情報を享受する利用者に当該利用者の任意のタイミングで提供することができる。これにより、宣伝情報提供システム100の利用者に対して、高いエンターテインメント性を備えたサービスを提供することができる。
また、この発明にかかる実施の形態の宣伝情報提供システム100によれば、宣伝情報を提供する利用者は任意の情報を宣伝情報として提供することができ、宣伝情報を享受する利用者は当該利用者が選択した利用者にかかる宣伝情報を当該利用者の任意のタイミングで取得することができる。これにより、宣伝情報を提供する利用者および宣伝情報を享受する利用者の双方にとって、利用に際しての自由度が高く、利用者の様々な要望や状況に柔軟に対応できる、高いエンターテインメント性を備えたサービスを提供することができる。
また、この発明にかかる実施の形態の宣伝情報提供システム100は、利用者の端末装置120の利用者の識別情報と利用者に関する情報とを関連付けて記憶する利用者情報データベース500と、利用者の識別情報と利用者が任意に設定した制限情報とを関連付けて記憶する制限情報データベース600と、を備えたサーバコンピュータ110において、受信された宣伝情報取得要求の送信元の利用者の端末装置120の利用者の識別情報に関連付けられた利用者に関する情報を利用者情報データベース500から取得し、受信された宣伝情報取得要求に含まれる利用者の識別情報に関連付けられた制限情報を制限情報データベース600から取得し、取得された利用者に関する情報および制限情報に基づいて宣伝情報の送信の可否を判断する。そして、当該判断結果に基づいて、該当する利用者の端末装置120に対して該当する宣伝情報を送信することを特徴としている。
この発明にかかる実施の形態の宣伝情報提供システム100によれば、宣伝情報を提供する利用者は、当該利用者が提供した宣伝情報を享受する利用者を制限することができる。また、この発明にかかる実施の形態の宣伝情報提供システム100によれば、宣伝情報を享受する利用者は、当該利用者にかかる利用者情報を用いて制限情報による制限内の宣伝情報を享受することにより、当該利用者に関連性が高い情報を優先的に享受することができる。
また、この発明にかかる実施の形態の宣伝情報提供システム100は、宣伝情報の送信の可否の判断結果に基づいて、送信順序が定められた複数の分割された宣伝情報によって構成された宣伝情報を、分割された宣伝情報単位で段階的に送信することを特徴としている。
この発明にかかる実施の形態の宣伝情報提供システム100によれば、宣伝情報を享受する利用者に応じて提供する宣伝情報を制限することができる。これによって、宣伝情報を提供する利用者は、宣伝情報を享受する利用者に応じて、提供する宣伝情報の内容を容易に調整することができる。
また、この発明にかかる実施の形態の宣伝情報提供システム100は、利用者の端末装置120において、撮影された被写体の画像を解析し、当該解析結果に基づいて、サーバコンピュータ110から受信された宣伝情報を、被写体の画像中の人物における所定の位置に重ねて表示することを特徴としている。
この発明にかかる実施の形態の宣伝情報提供システム100によれば、利用者の端末装置120において、宣伝情報を提供する利用者が所望する位置に宣伝情報を表示することができる。これによって、宣伝情報を提供する利用者の意図を効果的に反映することができ、宣伝情報の報知効果を高めることができる。
また、この発明にかかる実施の形態の宣伝情報提供システム100は、記憶媒体710が、携帯型通信機器に設けられていることを特徴としている。具体的には、たとえば、この発明にかかる実施の形態の宣伝情報提供システム100においては、記憶媒体710が、スマートフォン、携帯型電話機、PHSなどの携帯型通信機器に設けられていることを特徴としている。
この発明にかかる実施の形態の宣伝情報提供システム100によれば、スマートフォン、携帯型電話機、PHSなどの可搬性に優れた携帯型通信機器に設けられた記憶媒体710に利用者の識別情報を記憶することにより、宣伝情報提供システム100の普及および利用の促進を図ることができる。これによって、宣伝情報を提供する利用者は宣伝情報を広く配信することができ、宣伝情報を享受する利用者は多数の宣伝情報を享受することができるので、高いエンターテインメント性を備えたサービスを提供することができる。
また、この発明にかかる実施の形態の宣伝情報提供システム100は、記憶媒体710が、カード状の媒体に設けられていることを特徴としてもよい。この発明にかかる実施の形態の宣伝情報提供システム100によれば、可搬性に優れたカード状の媒体に設けられた記憶媒体710に利用者の識別情報を記憶することにより、宣伝情報提供システム100の普及および利用の促進を図ることができる。これによって、宣伝情報を提供する利用者は宣伝情報を広く配信することができ、宣伝情報を享受する利用者は多数の宣伝情報を享受することができるので、高いエンターテインメント性を備えたサービスを提供することができる。
また、この発明にかかる実施の形態の宣伝情報提供システム100によれば、たとえば、クレジットカードやキャッシュカードなどのカード状の媒体の発行元が、各カードが発行された利用者に対して宣伝情報提供システム100の利用を許可する運用とすることにより、クレジットカードやキャッシュカードなどのカード状の媒体の発行元における利用者の囲い込みを図ることができる。
また、この発明にかかる実施の形態の宣伝情報提供システム100は、利用者の端末装置120が、スマートフォン、携帯型電話機、PHSなどの携帯型通信機器によって実現されることを特徴としている。この発明にかかる実施の形態の宣伝情報提供システム100によれば、スマートフォン、携帯型電話機、PHSなどの可搬性に優れた携帯型通信機器によって利用者の端末装置120を実現することにより、宣伝情報提供システム100の普及および利用の促進を図ることができる。これによって、宣伝情報を提供する利用者は宣伝情報を広く配信することができ、宣伝情報を享受する利用者は多数の宣伝情報を享受することができるので、高いエンターテインメント性を備えたサービスを提供することができる。
なお、この実施の形態で説明した宣伝情報提供方法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。