JP2012112079A - ポリエチレンナフタレート繊維及びそれからなる短繊維不織布 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】未延伸ポリエチレンナフタレート繊維であって、複屈折率が0.040〜0.120で、固有粘度が0.35〜0.47dL/gであることを特徴とする未延伸ポリエチレンナフタレート繊維、及びこの未延伸糸を延伸して得られる、複屈折率が0.30〜0.40、180℃乾熱収縮率が−5.0〜5.0%で、固有粘度が0.35〜0.47dL/g、繊度が0.5〜1.7デシテックスであることを特徴とする延伸ポリエチレンナフタレート繊維により上記課題を解決することができる。
【選択図】なし
Description
本発明を構成するポリエチレンナフタレート繊維は実質的にエチレン−2,6−ナフタレート単位よりなるポリエチレンナフタレート繊維であることが必要である。ポリエチレンナフタレート繊維は、好ましくはエチレン−2,6−ナフタレート単位をポリエチレンナフタレート繊維を構成する繰り返し単位あたり90モル%以上含み、10モル%未満の割合で適当な第3成分を含む重合体からなる繊維であっても差し支えない。第3成分としては(a)1分子当たり2個のエステル形成性官能基を有する化合物、例えば、シュウ酸、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、ダイマー酸などの脂肪族ジカルボン酸;シクロプロパンジカルボン酸、シクロブタンジカルボン酸、ヘキサヒドロテレフタル酸などの脂環族ジカルボン酸;フタル酸、イソフタル酸、ナフタレン−2,7−ジカルボン酸、4,4’−ジフェニルジカルボン酸などの芳香族ジカルボン酸;ジフェニルエーテルジカルボン酸、ジフェニルスルホン酸、ジフェノキシエタンジカルボン酸、3,5−ジカルボキシベンゼンスルホン酸ナトリウムなどのその他のジカルボン酸;グリコール酸、p−ヒドロキシ安息香酸、p−ヒドロキシエトキシ安息香酸などのヒドロオキシカルボン酸;1,2−プロピレングリコール、トリメチレングリコール、ジエチレングリコール、テトラメチレングリコール、ネオペンチレングリコール、ヘキサメチレングリコール、p−キシレングリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、p,p’−ビス(ヒドロキシエトキシ)ジフェニルスルホン、1,4−ビス(β−ヒドロキシエトキシ)ベンゼン、2,2−ビス(p−β−ヒドロキシエトキシフェニル)プロパン、ポリアルキレングリコールなどのジヒドロキシ化合物;それらの機能的誘導体、すなわち前記カルボン酸、ヒドロキシカルボン酸、ヒドロキシ化合物又はそれらの低級(ジ)アルキルエステル、低級(ジ)アリールエステル、低級(ビス)アルキルアリールエステル等から誘導される高重合度化合物や、(b)1分子当たり1個のエステル形成性官能基を有する化合物、たとえば、安息香酸、ベンジルオキシ安息香酸、メトキシポリアルキレングリコールなどが挙げられる。さらに(c)3個以上のエステル形成性官能基を有する化合物、たとえば、グリセリン、ペンタエリスリトール、トリメチロールプロパン、トリメシン酸、トリメリット酸なども、重合体が実質的に線状である範囲内で使用可能である。
(1)固有粘度([η])
フェノールとオルトジクロロベンゼンとの混合溶媒(重量比6:4)を溶媒として、35℃で測定した。
(2)ガラス転移温度(Tg)、融点(Tm)
JIS K 7121記載の示査走査熱量測定(DSC)に従って、昇温速度20℃/分の条件で測定した。
(3)単糸繊度
JIS L 1015:2005 8.5.1 A法に記載の方法により測定した。
(4)繊維長
JIS L 1015:2005 8.4.1 C法に記載の方法により測定した。
(5)繊維強度、繊維伸度
JIS L 1015:2005 8.7.1 に記載の方法により測定した。
(6)捲縮数、捲縮率
JIS L 1015:2005 8.12に記載の方法により測定した。
(7)油剤付着率
JIS L 1015:2005 8.22 c)法において、試料量を9g、溶媒であるメタノールをメタノール:アセトン混合液(容量比1:1)に変更した以外は同様の方法により測定した。
(8)180℃乾熱収縮率
JIS L 1015:2005 8.15 b)法に記載の方法により、180℃で測定した。
(9)複屈折率
複屈折(Δn):偏光顕微鏡によって光源にナトリウムランプを用い、試料をα−ブロムナフタリン浸漬下Berekコンペンセーター法でレターデーションを求めて算出した。
(10)目付量(坪量、単位面積当たりの質量)
JIS L1913:1998 6.2に記載の方法により測定した。
(11)引張強度
JIS P8113(紙及び板紙の引張強さ試験方法)に基づいて測定した。但し、試長は50mm、幅は15mmとした。
融点264℃、[η]=0.51dL/gのポリエチレンナフタレート樹脂のペレットを170℃で5時間乾燥して溶融押出機に供給し、孔径0.12mmの丸孔キャピラリーを72孔有する公知のポリエステル用口金を用いて、溶融吐出させた。溶融後の樹脂温度は318℃、吐出量は10g/分であった。これを口金下57mmで紡出糸条を27℃の冷風で冷却した後、紡糸速度1250m/分で捲き取り、未延伸糸条を得た。
次いで、公知の短繊維延伸機に供給するが、延伸や定長熱処理、捲縮付与は行わず、ドラフト1.0倍のまま、ポリエーテルポリエステル油剤(高松油脂(株)製YM−80)のエマルジョンを油剤純分付着率0.5質量%となるように付着し、ロータリーカッターにて繊維長5mmにカットし、目的とする未延伸ポリエチレンナフタレート短繊維を得た。得られた物性を表1に示した。
実施例1−1により得た未延伸糸条を束ねてトウとし、98℃温水中で2.11倍、更に98℃温水中で1.1倍に2段延伸し、セットローラー(スーパーヒート蒸気加熱ローラー)によりトウ温度110℃に定長熱処理(ドラフト1.00倍)し、ポリエーテルポリエステル系油剤(高松油脂(株)製YM−80)のエマルジョンを油剤純分付着率0.5質量%となるように付着し、ロータリーカッターにて繊維長5mmにカットし、目的とする延伸ポリエチレンナフタレート短繊維を得た。得られた物性を表1に示した。
実施例1−1の未延伸短繊維と実施例1−2の延伸短繊維を40:60の質量比率でミキサーにて攪拌した後、手漉き抄紙を行い、ロータリー乾燥機で140℃×2分間乾燥し、目付け20g/m2の抄上げ紙を得た。抄上げ紙を金属/ペーパーロール系カレンダー加工機で、金属ロール表面温度200℃、線圧120kg/cmの条件下で圧着し、厚さ0.028mmの不織布を得た。抄上げ紙裂断長及びカレンダー後の裂断長を表2に示した。
融点264℃、[η]=0.51dL/gのポリエチレンナフタレート樹脂のペレットを170℃で5時間乾燥して溶融押出機に供給し、孔径0.28mmの丸孔キャピラリーを1305孔有する公知のポリエステル用口金を用いて、溶融吐出させた。溶融後の樹脂温度は310℃、吐出量は290g/分であった。これを口金下21mmで紡出糸条を27℃の冷風で冷却した後、紡糸速度1000m/分で捲き取り、未延伸糸条を得た。
次いで、公知の短繊維延伸機に供給するが、延伸や定長熱処理、捲縮付与は行わず、ドラフト1.0倍のまま、ポリエーテルポリエステル油剤(高松油脂(株)製YM−80)のエマルジョンを油剤純分付着率0.5質量%となるように付着し、ロータリーカッターにて繊維長5mmにカットし、目的とする未延伸ポリエチレンナフタレート短繊維を得た。得られた物性を表1に示した。
比較例1−1により得た未延伸糸条を束ねてトウとし、98℃温水中で2.11倍、更に98℃温水中で1.1倍に2段延伸し、セットローラー(スーパーヒート蒸気加熱ローラー)によりトウ温度110℃に定長熱処理(ドラフト1.00倍)し、ポリエーテルポリエステル系油剤(高松油脂(株)製YM−80)のエマルジョンを油剤純分付着率0.5質量%となるように付着し、ロータリーカッターにて繊維長5mmにカットし、目的とする延伸ポリエチレンナフタレート短繊維を得た。得られた物性を表1に示した。
比較例1−1の未延伸短繊維と比較例1−2の延伸短繊維を40:60の質量比率でミキサーにて攪拌した後、手漉き抄紙を行い、ロータリー乾燥機で140℃×2分間乾燥し、目付け50g/m2の抄上げ紙を得た。抄上げ紙を金属/ペーパーロール系カレンダー加工機で、金属ロール表面温度200℃、線圧120kg/cmの条件下で圧着し、厚さ0.028mmの不織布を得た。カレンダー後の引張強度を表2に示した。
Claims (7)
- 未延伸ポリエチレンナフタレート繊維であって、単繊維の繊度が0.5〜1.2デシテックスであることを特徴とする未延伸ポリエチレンナフタレート繊維。
- 複屈折率が0.040〜0.120であることを特徴とする請求項1に記載の未延伸ポリエチレンナフタレート繊維。
- 繊維長が2〜200mmであることを特徴とする請求項1〜2のいずれかに記載の未延伸ポリエチレンナフタレート繊維。
- 延伸ポリエチレンナフタレート繊維であって、単繊維の繊度が0.2〜0.7デシテックスであることを特徴とする延伸ポリエチレンナフタレート繊維。
- 複屈折率が0.20〜0.30、 繊維長が2〜200mmであることを特徴とする請求項4記載の延伸ポリエチレンナフタレート繊維。
- 請求項1〜3のいずれかに記載の未延伸ポリエチレンナフタレート繊維を延伸して得られる請求項4〜5のいずれかに記載の延伸ポリエチレンナフタレート繊維。
- 請求項1〜3のいずれかに記載の未延伸ポリエチレンナフタレート繊維10〜70質量%と請求項4〜5のいずれかに記載の延伸ポリエチレンナフタレート繊維90〜30質量%を混合して熱圧着させることを特徴とするポリエチレンナフタレート繊維不織布。
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Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014133959A (ja) * | 2013-01-10 | 2014-07-24 | Japan Vilene Co Ltd | プリント用不織布及びプリント不織布 |
| WO2018139651A1 (ja) * | 2017-01-30 | 2018-08-02 | 帝人フロンティア株式会社 | 無捲縮短繊維の製造方法、及び得られた無捲縮短繊維を含む湿式不織布 |
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| JP2000118163A (ja) * | 1998-10-19 | 2000-04-25 | Toray Ind Inc | 感熱孔版印刷原紙用不織布 |
| JP2006207085A (ja) * | 2005-01-31 | 2006-08-10 | Teijin Techno Products Ltd | 不織布 |
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| JP2010100963A (ja) * | 2008-10-23 | 2010-05-06 | Teijin Fibers Ltd | ポリエチレンナフタレート繊維の製造方法 |
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2010
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