JP2012111713A - ウィザノライド成分を組み合わせた抗癌剤 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明は、ウィザノイド化合物のうち、ウィザノンとウィザフェリンAとを有効成分として2:1(重量比)の割合で含む(WiNA-21)抗癌剤を提供する。WiNA-21及びWiNA-201は、正常細胞への細胞毒性がなく、しかも、癌細胞に対する細胞増殖抑制能が強力であるという画期的な効果が奏せられる。
【選択図】なし
Description
本発明者らは、従来からアシュワガンダの葉からエタノール抽出物(i-Extract)を精製して、この成分に強い抗腫瘍活性があることを示すと共に、当該エタノール抽出物(i-Extract)から各種のウィザノライド化合物を単離して、生物活性を検討する中で、成分中に含まれるウィザノン(Withanone)に、腫瘍細胞特異的にがん抑制因子p53を活性化する現象を見出し、生体内での抗腫瘍効果も確認した(特許文献1、2)。当該ウィザノンは、さらに正常細胞の寿命延長、正常細胞の酸化ストレスからの保護作用、紫外線のDNA損傷及び化学毒性からの保護作用なども報告されている(特許文献2)。
一方、同様に上記エタノール抽出物中に見出されたウィザフェリンA(WithaferinA)も腫瘍細胞殺傷能を示すが、生体内での腫瘍抑制能は見出されず、何より正常細胞に対して強い毒性を有しているという大きな欠点がある。ウィザフェリンAに対して、ウィザノンを多く含むピーク21画分と併用することが試みられたことがあるが、正常細胞毒性はかなり減少したものの、完全に毒性を失わせることはできなかった(特許文献1)。
ウィザノンは、正常細胞への毒性がきわめて低いという長所はあるが、生体内での抗腫瘍効果が穏やかなものにとどまり、単独で抗癌剤として用いるためには不十分であった。
したがって、複数のウィザノライド化合物を組み合わせた、正常細胞への毒性はなく、しかも癌細胞に対する細胞増殖抑制効果の高い抗癌剤の開発が望まれていた。
すなわち、in vitroでは、ウィザノン(下記式1)とウィザフェリンA(下記式2)とを重量比で20:1の割合で含んだ組成物の場合において、正常細胞への細胞毒性がなく、しかも、癌細胞に対する細胞増殖抑制能が強力であるという画期的な効果が奏せられることが確認できた。以下、当該組成物を「WiNA-201」という。
<式1>ウィザノン:
<式2>ウィザフェリンA:
これらの知見を得たことで、本発明を完成させた。
〔1〕ウィザノン及びウィザフェリンAを有効成分とし、両成分を2:1(重量比)の割合で含む抗癌剤。
〔2〕注射剤として投与することを特徴とする、前記〔1〕に記載の抗癌剤。
ウィザノン及びウィザフェリンAを有効成分とし、両成分を2:1(重量比)の割合で含む抗癌剤。
アシュワガンダの葉をアルコール(水性アルコール)で抽出、濃縮して得られるアルコール抽出物(i-Extract)を得た後、特許文献1又は2の方法に従って、下記ウィザノン(式1)及びウィザフェリンA(式2)を精製する。粉末状のまま、両者を重量比で2:1又は20:1に配合して投与することもできるが、あらかじめDMSO溶媒にそれぞれ10mg/ml溶解した組成物として用いることが好ましい。本発明の実施例では、WiNA組成物として用いた。
なお、「2:1(重量比)」というとき、四捨五入して2:1となることを意味するから、「2.4〜1.5:1」、すなわち「24:10〜15:10」の場合を包含し、好ましくは22:10〜18:10である。同様に、「20:1(重量比)」という場合も「20.4〜19.5:1」すなわち「204:10〜195:10」の場合を包含し、好ましくは202:10〜198:10である。
<式1>ウィザノン
<式2>ウィザフェリンA
in vitroでのウィザノライド化合物の投与実験では、ウィザノン(上記式1)とウィザフェリンA(上記式2)とを重量比で20:1の割合で含んだ組成物の場合において、正常細胞への細胞毒性がなく、しかも、癌細胞に対する細胞増殖抑制能が強力であるという画期的な効果が奏せられる(WiNA-201)。
このように両者が特定の割合で組み合わされた場合には、正常細胞に対する毒性がなく、癌細胞に対しては細胞増殖抑制能が強力である数値範囲が存在することが明らかとなった。
そこで、実際の抗癌剤として、生体内に投与する場合についても最適配合割合を決定することとした。すなわち、in vivoにおける投与量は個体の重さに対する量となり、溶解性、半減期など生体内での挙動がin vitroとは必ずしも一致しないため、投与量を最適化する必要がある。
その際、従来はin vivoデータ採取の際に経口摂取、局所注射のみであったが、実際の抗癌剤投与形態が血流に投与(静脈注射)することが多いことを踏まえ、本実施例ではマウスの血流への注射を試みた。そのため、尾静脈への注射が可能なマウスの体重(kg)に対する最大投与量を検討したところ、マウスの体重(kg)に対し、ウィザノン-1mg、ウィザフェリンA-0.5mgが最大投与量であることがわかった。ウィザノンとウィザフェリンAとを重量比で2:1の割合で含む注射剤を製造し、マウス尾静脈へ注射したところ(「WiNA-21」)、投与し続けても体重の変化がなく、正常細胞、組織への毒性が極めて少ないことが判明した。
そして、この「WiNA-21」をヌードマウスに皮下移植した腫瘍細胞に適用したところ、強い腫瘍細胞増殖抑制効果のみならず、癌細胞の浸潤性抑制効果も確認し、癌細胞の転移抑制作用という優れた抗癌剤機能が実証できた。
本発明の組成物「WiNA-201」「WiNA-21」には、以下の特性がある。
(1)WiNA-201、WiNA-21はがん細胞特異的に毒性がある。正常細胞に対する毒性はない。(図1,図6)
(2)WiNA-21をマウスに静脈注射しても無害である。
WiNA-21の生体への無毒性は、10日間のマウス尾静脈注射により確認した。(図6)
(3)WiNA-201はin vitroで抗腫瘍効果を示す。(図1)
(4)WiNA-21はin vivoで抗腫瘍効果を示す。
WiNA-21の強力な抗癌抑制活性はヌードマウス腫瘍形成アッセイにより確認した。(図7,8)
(5)WiNA-201はがん細胞の浸潤能を弱める。
WiNA-201の癌細胞浸潤能抑制効果は、癌細胞の遊走能抑制効果の観察(図2)、Boydenチャンバーを用いた浸潤アッセイ(図3)、QCMTM細胞浸潤アッセイキットによる定量化(図4)により確認した。
(6)WiNA-201、WiNA-21はがん細胞の抗転移能を有する。
WiNA-21の抗転移能は、腫瘍転移アッセイで確認された。(図9)
また、WiNA-201、WiNA-21が、細胞接着タンパク質のNCAM-140の増加作用を示したことはWiNAが抗転移効果誘導に強く関与することを示すものであり、PSA-NCAMの減少効果も、細胞接着の増加と転移の減少を示す。(図10,11)
(7)WiNA-201はがん細胞の細胞外マトリクスへの付着を弱める。
WiNA-201の、癌細胞の細胞外マトリクス(フィブロネクチン)への接着能抑制効果を細胞接着アッセイにより確認した。(図5)
(8)WiNA-201はがん細胞の細胞接着タンパク質の発現を増加させる。
WiNA-201、WiNA-21は、細胞接着タンパク質のNCAM-140の増加作用を示す。このことはWiNAが抗転移効果誘導に強く関与することを示すものである。
細胞接着タンパク質NCAMと腫瘍退縮の関連性はすでに知られているが、本実施例8においては、WiNA-201、WiNA-21がNACM-140を増加させていることからみて、NACM-140の増加が腫瘍の縮小を引き起こしたことに強く関連していることが示された。(図10A,B、図11)
また、WiNA-201、WiNA-21には、NCAM-140発現増進剤、阻害剤としての効果が期待できる。
(9)WiNA-201、WiNA-21はがん細胞のメタロプロテアーゼMMP2の発現を減少させる。WiNA-201、WiNA-21は、マトリクスメタロプロテアーゼ(MMP)は、腫瘍に酸素や栄養を供給するための血管新生に関わっているが、とりわけ癌の増殖に最も関わりの深いとされており、阻害剤のターゲットとなっているMMP-2の発現を抑えることが実証された。すなわち、WiNA-201、WiNA-21には、MMP-2発現阻害剤としての効果が期待できる。(図12)
(10)WiNA-201、WiNA-21はがん細胞のシグナル伝達タンパク質ERKを減少させる。すなわち、WiNA-201、WiNA-21には、ERK発現阻害剤としての効果が期待できる。(図13)
本発明は「WiNA-21」を有効成分とする「抗癌剤」に係るものであるが、本発明において「抗癌剤」というとき、ヒト又は哺乳動物に対して経口若しくは非経口で投与した場合に抗癌活性又は抗腫瘍活性を有する医薬組成物であって、癌の予防又は治療若しくは処置のために用いることができる医薬組成物を指す。
本発明の医薬用組成物の投与方法は特に限定されるものではなく、経口、経鼻、非経口、経肺、経皮、経粘膜などが可能であり、種々の剤形とすることができるが、注射剤による投与が特に適している。例えば、経口投与のためには、錠剤、カプセル剤などとすることができ、薬剤的に許容できる種々の担体、例えば、賦形剤、結合剤、崩壊剤、滑沢剤、着香剤、着色剤、甘味剤、矯味剤、溶解補助剤、懸濁化剤、乳化剤、コーティング剤、ビタミンC、抗酸化剤を含むことができるが、これらに限定されない。
本発明の医薬用組成物の投与量は、投与するヒトの年齢、体重、症状によって異なるが、一般的には成人1日用量として1mg〜1000mg、好ましくは100mg〜500mgを使用し、1日あたりの量を数回に分けて投与することもできる。また、他の抗腫瘍剤や治療法と組み合わせて投与することもできる。
本発明の組成物は、食品又は栄養補助食品の形態とすることも、医薬部外品または化粧品の形態とすることもできる。
また、「WiNA-201」の場合は、患者の血液、リンパ球、樹状細胞などを生体外に取り出し、生体外で他の免疫活性剤、サイトカイン類などと共に投与する場合に有効である。
なお、本願明細書において引用した文献中の記載事項は、本願明細書中の記載として組み入れることとする。また、特に断りがない場合は、公知の方法、例えばMolecular Cloning 3rd edition Sambrook Jら、Cold Spring Harbor Laboratory Press,2001年、細胞工学別冊「バイオ実験イラストレイテッド」(秀潤社、2001年)などの記載に従って実施可能であり、市販の試薬やキット等の指示書に従って実施可能である。
2種類のウィザノライドとしてウィザノンとウィザフェリンAを選択し、in vitroにおける両者の最適な組み合わせを検討した。
本発明者らは、以前にウィザノンとウィザフェリンAとの1:1の比率での組み合わせ(WiNA-11)を検討していたが、正常細胞に対する毒性があり、抗癌剤の有効成分としては適さないことをすでに確認していた(図示せず)。
そこで、ヒト骨肉腫細胞(U20S株)及び正常細胞(TIG-1株)の培養液(3×105個/0.2ml)に対し、ウィザノン5.0μg/ml、ウィザフェリンA0.250μg/ml(WiNA-201[20:1])、ウィザノン2.0μg/ml、ウィザフェリンA0.4μg/ml(WiNA-102 [10:2])、ウィザノン5.0μg/ml、ウィザフェリンA0.250μg/ml(WiNA-201[20:1])を添加し、さらに30時間培養後の写真を示す(図1)。コントロールとしては、2μlのDMSOを添加した。
ウィザノンとウィザフェリンAの20:1の組み合わせ(WiNA-201)は、がん細胞を殺傷するが、正常細胞には無害である。一方、ウィザノンとウィザフェリンAの10:2の組み合わせ(WiNA-102)およびウィザノンとウィザフェリンAの10:3の組み合わせ(WiNA-103)は正常細胞に対し、毒性をもつ。
以上の結果から、in vitroにおけるウィザノンとウィザフェリンAの最適な配合割合が20:1であると確定した。当該「WiNA-201」は正常細胞への毒性のない高い抗癌活性を有する優れた抗癌剤としての効果が期待されるので、以下の実施例で、「WiNA-201」の抗癌剤としての効果について詳細に検討する。
WiNA-201のヒト神経膠芽腫細胞株の浸潤抑制能を確認するために、「創傷治癒アッセイ」で細胞遊走能を観察した。ヒト神経膠芽腫細胞(YKG1)細胞を6穴の培養皿で培養し、細胞が100%コンフルエントに近付いた時点で細胞層に均一な傷を付けた(20ゲージ注射針)。
i-Extract、ウィザフェリンA、ウィザノン及びWiNA-201をそれぞれ培養液中に2μg/ml、0.25μg/ml、5μg/ml、5μg/ml+0.25μg/mlずつ添加し、8時間後の細胞の動きを位相差顕微鏡で観察した。コントロールとウィザノライド類添加細胞の動きを継時的に写真に収めた。なお、コントロール(比較対照群)としては2μlのDMSOを添加したものを用いている。コントロールでは8時間ほどで周囲の細胞が傷部分に遊走したが培養液にi-Extract、ウィザノンもしくはWiNA-201を処理した細胞では、傷への遊走(=細胞層の修復)が遅れた。このうち、WiNA-201が最も効果的に遊走を遅らせた(図2)。
(3−1)Boydenチャンバーを用いた浸潤アッセイ
WiNA-201によるヒト線維肉腫細胞株HT1080の浸潤能の抑制効果を、Boydenチャンバーを用いた浸潤アッセイ(Corning Inc.,Corning,NY)により検討した。
Boydenチャンバーの仕組みは以下の通りである。培養皿を上層と下層のポリカーボネートのフィルター膜で隔てる。この膜には8μmの穴が開いており、マトリゲル(50μl of 5mg/ml)を加えて37℃で2時間放置、ゲル化させる。1×106個の細胞を100μlの無血清培養液に浮遊させて、ゲル化したマトリゲルの上層に注ぐ。培養皿の下層には、細胞接着基質としてフィブロネクチン(5μg/ml)を含む培養液(600μl)で満たされている。この状態でチャンバーを37℃で24時間放置する。浸潤能を有する細胞はマトリゲルを分解してフィルター膜を通過、上層から下層に移動する。培養終了後、フィルター膜の上層に残っている細胞は綿棒で取り除く。下層に浸潤した細胞は、培養液をメタノール・アセトン(1:1)と交換して固定、クリスタルバイオレットで染色する。染色した細胞は乾燥させて、培養皿から取り外し、顕微鏡下で写真に収める。
WiNA-201によるHT1080細胞株の浸潤能抑制効果は更に、QCMTM細胞浸潤アッセイキット(Milipore社のQCMTM キット)を用い、蛍光測定により定量化した。なお、細胞は6穴培養皿で48時間培養後、実験に使用した。
Boydenチャンバー同様、このキットも培養皿の上層と下層を細胞外マトリクス層で隔てられており、上層に注いだ細胞が浸潤能を持てば、細胞外マトリクスを分解して下層に移動する。細胞外マトリクス層を温めた無血清培養液300μlで15分から30分濡らしておく。その後膜を破ることなく培養液を250μlほど取り除き、細胞(250μl,1×106cells/ml)を加える。下層には10%胎児ウシ血清を含む培養液で満たされている。培養液中に、コントロールのDMSO、ウィザフェリンA、ウィザノン及びWiNA-201をそれぞれ2μl、0.25μg/ml、5μg/ml、5μg/ml+0.25μg/mlずつ添加し、この状態で37℃、24時間培養した後、上層の培養液を取り除く。浸潤チャンバーインサートを取り外し、温めた細胞剥離液(225μl)に漬けて37℃で30分間放置する。遊離させた細胞はその後NP40細胞溶解液で溶解し、核酸染色液(CyQuant GRRダイ,Molecular Probes)で染色した(室温で15分)。染色した細胞の細胞数はプレートリーダー(480/520nmフィルター)で計測した。(図4)
その結果、ウィザフェリンA、ウィザノンおよびWiNA-201の全てに於いて浸潤能の抑制が観察されたが、WiNA-201が最も強力な抑制作用を示した。
この実験では、ヒト線維肉腫細胞(HT1080)の細胞外マトリクス構成因子(フィブロネクチン)への接着能へのWiNA-201の抑制効果を検討する。
HT1080株は6穴培養皿で48時間培養後、実験に使用した。96穴培養皿をフィブロネクチンで室温2時間コーティングして、0.5% BSA/PBSで30分間ブロッキングしたものを使用した。細胞数を5×105cells/mlになるように、無血清培養液に浮遊させてから、100μlの細胞を上記セッティングに乗せて、ウィザフェリンA、ウィザノン及びWiNA-201をそれぞれ0.25μg/ml、5μg/ml、5μg/ml+0.25μg/mlずつ37℃で45分間培養した。その後培養液を注意深く取り除き、培養皿をPBSで3回洗浄、底に接着した細胞数を計測した。細胞数の計測には、MTT比色分析アッセイを行った。培養液に、3-(4,5-dimethylthiazol-2-yl)-2,5-diphenyltetrazoliumbromide(MTT)(0.5mg/ml)を添加して4時間放置、その後100・lのDMSOで置換すると結晶化したフォルムアザンが溶解して赤紫色になる。550nmの吸光度をプレートリーダー(Wallac)で計測下結果を図5に示す。
ウィザフェリンA、ウィザノンおよびWiNA-201の全てに於いてフィブロネクチンとの細胞接着が抑制されたが、WiNA-201が最も強力な作用を示した。
マウスの尾静脈への注射を行うため、ウィザノン及びウィザフェリンの尾静脈注射が可能なマウスの体重(kg)に対する最大投与量を検討した結果、マウスの体重(kg)に対し、ウィザノン-1mg、ウィザフェリンA-0.5mgが最大投与量であることがわかった。
WiNA-21(ウィザノン-1mg/kg体重+ウィザフェリンA-0.5mg/kg体重)をヌードマウスに尾静脈に注射した。毎回200μlを、1日間隔で10日間投与した。比較のために、コントロール(PBS)、ウィザフェリンA(0.5mg/kg体重)及びウィザノン(1mg/kg体重)も200μlずつ同様に投与した。マウスの体重は3日おきに計測した。餌の摂食と行動は毎日記録した(図6)。
その結果、ウィザフェリンAを投与したマウスは食欲も減退し体重が減少するという明らかな毒性を示したが、WiNA-21はウィザノンと同様に順調な体重増加が見られ、マウスに毒性を示さなかった。
この実験では、WiNA-21によるヌードマウス皮下移植下でのヒト線維肉腫細胞株(HT1080)の増殖抑制効果を、WiNA-21注射群とコントロール群とで比較検討した。
Balb/cヌードマウス(4週齢雌)を業者から購入(日本クレア)し、動物施設で1週間慣れさせた。ヒト線維肉腫細胞株(HT1080)3×106個を0.2ml培養液に浮遊させ、下腹部の皮下に注射した(一匹当たり二か所)。小さい腫瘍が現れた後(8日後)、腫瘍マウスをランダムに4匹ずつグループに分けた。コントロール群にはリン酸緩衝生理食塩水(PBS)を投与する。試験群にはWiNA-21(ウィザノン-1mg/kg体重+ウィザフェリンA-0.5mg/kg体重)を尾静脈注射で1日おきに5回投与した。腫瘍の増殖と動物の健康は毎日モニターした。
その結果、コントロール群では、湿潤性の巨大な腫瘍を形成するものが多かったが、WiNA-21注射群では腫瘍がほとんど消失したマウスもあり、他のマウスの腫瘍も増大する速度は遅いことが観察された(図7)。なお、図7では、図に示した日に写真を撮影した。
同時に、WiNA-21注射群と比較対照群におけるヌードマウス移植腫瘍をノギスで測定し、皮下の腫瘍の体積をV=(長さ×幅×厚さ)/2として計算した。4匹のマウスの平均値をプロットした(図8)。
以上の結果は、WiNA-21の強力ながん抑制作用を示すものである。
この実験では、WiNA-21によるin vivoでのヒト線維肉腫細胞株(HT1080)の転移抑制効果を、転移アッセイにより検討する。
転移アッセイでは、ヒト線維肉腫細胞株(HT1080)を3×105個、0.2mlの培養液に浮遊させて、尾静脈注射した。8日後、8匹のマウスをランダムに2グループに分ける。上記実施例6と同様に、コントロール群にはリン酸緩衝生理食塩水を投与、試験群にはWiNA-21を1日おきに5回投与した(尾静脈注射)。マウスは5週間後に安楽死させて、肺組織への癌細胞の転移を観察した。(図9)
WiNA-21注射群では、腫瘍の転移は殆ど観察されないか、あるとしてもごく小さなものだった。
(8−1)Westernブロッティングの操作条件
本実施例、及び以下の各実施例で用いる免疫ブロッティング(Westernブロッティング)は以下の条件下で行った。
細胞溶解にはRIPAバッファーを用いた。タンパク質量をBCA法で計測して、20mgのタンパク質をSDS-PAGEで分離し、イモビロン-Pメンブレン(Millipore)にセミドライトランスファー機器で転写した。免疫ブロッティングに用いた抗体は以下の通り。NCAM抗体(AbCys SA)、MMP2抗体(Santa Cruz)、リン酸化ERK抗体、リン酸化p38抗体(Cell Signalling)、およびactin抗体(Chemicon International)。2次抗体として西洋わさびペルオキシダーゼ結合ウサギIgG抗体を用い、発色にはECLキットを用いた(GE Healthcare)。
ヒト神経芽腫細胞株(IMR32株)を、ウィザフェリンA、ウィザノン及びWiNA-201をそれぞれ0.25μg/ml、5μg/ml、5μg/ml+0.25μg/mlの存在下37℃で48時間培養した。ウィザノンとWiNA-201は細胞接着タンパク質のNCAM-140を強力に誘導した。ウィザノンがNCAM-180を誘導したのに対して、 WiNA-201は専らNCAM-140を誘導した。NCAM-120の合成には影響がなかった。(図10A)。
細胞接着タンパク質のNCAM-140の増加はWiNAが抗転移効果誘導に強く関与することを示している。
前記実施例6と同様の操作により、ヌードマウス皮下でHT1080細胞の腫瘍を作らせた。ウィザフェリンA、ウィザノン及びWiNA-21を注射した腫瘍内での18日後のNCAMの発現を上記(8−1)の免疫ブロッティング法により観察した。WiNA-21を注射した腫瘍は、NCAM-140のタンパク質レベルがコントロール群よりも高かった。同様の結果はウィザフェリンAでも得られた。その一方でNCAM-120は、ウィザノンおよびWiNA-21を注射した腫瘍で減少していた。結論として、WiNA-21はin vivoで腫瘍の縮小を引き起こし、細胞接着タンパク質のNCAM-140を増加させる。(図10B)。
細胞接着タンパク質NCAMによる細胞接着と腫瘍退縮の関連性はすでに知られているが、本実施例8においては、WiNA-201、WiNA-21が、NACM-140を増加させたことで腫瘍の縮小を引き起こしたことが示唆される。
HT1080細胞培養液を用いて、前記(8−2)と同様の培養を行った。HT1080細胞培養液においてはWiNA-201によるNCAM-140の増加が最も強く観察された。一方で発達中の神経細胞によく見られる長鎖のポリシアル酸(PSA)をもったPSA-NCAMは減少していた。(図10C)。
ここで、PSA-NCAMの減少は、細胞接着の増加と転移の減少を示すものである。
本実施例では、免疫染色法を用いて、WiNA-201の腫瘍細胞内でのNCAMの発現誘導を観察する。具体的には以下の条件下で行った。
HT1080細胞株を12穴の培養皿に沈めたカバースリップ上で培養して接着させる。その際の培養条件は、上記実施例1と同様であり、培養液中にはウィザフェリンA、ウィザノン及びWiNA-201をそれぞれ0.25μg/ml、5μg/ml、5μg/ml+0.25μg/mlずつ添加されている。
48時間培養後、リン酸緩衝生理食塩水(PBS)で洗浄、冷やしたメタノール・アセトン(1:1)で5分から10分間固定する。固定した細胞をPBSで洗浄後、0.2%のTriton X-100/PBSで10分間漬けて、細胞膜に穴を空ける。2%ウシ血清アルブミン/PBSでブロッキングして、NCAM抗体(Santa Cruz Biotechnology)あるいはPSA NCAM抗体(Cell signaling)で反応させる。二次抗体として、Alexa488結合ヤギ抗ウサギIgG抗体を用いる(Molecular probes)。0.2% Triton X-100/PBSで2、3回洗浄後、マウンティング液で封入する。観察にはCarl Zeissの蛍光顕微鏡を用いた。
WiNA-201を培養液に添加した細胞および比較対照群のNCAMおよびPSA-NCAMの発現を免疫染色で検討した。WiNA-201投与によってNCAMが上昇したのに対して、PSA-NCAMは減少した。(図11)
本実施例では、ヒト神経芽腫細胞株(IMR32株)及びヒト線維肉腫細胞株(HT1080)を用いて、血管新生を促進する因子として知られているマトリクスメタロプロテアーゼMMPのうち、腫瘍の増殖に最も関わりの深いとされるMMP-2発現に対するWiNA-201の抑制効果を、前記実施例(8−1)に記載したウエスタンブロッティング法により検討した。
YKG1およびHT1080細胞株を培養し(培養条件は実施例1と同様。)、培養液中にウィザフェリンA、ウィザノンあるいはWiNA-201を添加して、48時間培養後のMMP2タンパク質の発現を検討した。WiNA-201を添加したYKG1およびHT1080細胞株のいずれにおいてもMMP2タンパク質の優位な減少が観察された。(図12A,B)
一方、実施例6と同様の操作でヌードマウス皮下で増殖させたHT1080細胞株においては、WiNA-21の投与により、in vitroにおけるWiNA-201を添加した場合と同様、MMP2の減少を顕著に引き起こした(図12C)。
ERKは、非常に多くのシグナル伝達経路に係わっているシグナル伝達分子であり、細胞の分化や増殖などを制御していると考えら、癌細胞のシグナル伝達にも関わっていることが知られている。本実施例では、YKG1株およびHT1080細胞株を用いて、ERK発現に対するWiNA-201の抑制効果を、実施例10と同様に行った。
その結果、YKG1およびHT1080細胞株の培養液中にWiNA-201を添加すると、ERKタンパク質の減少が観察された。しかしながら同様の実験をウィザフェリンAあるいはウィザノンで行ってもERKの発現には変化がなかった(図13A,B)。同様の結果は、WiNA-21を投与したヌードマウス皮下のHT1080由来腫瘍でも観察された(図13C)。
Claims (2)
- ウィザノン及びウィザフェリンAを有効成分とし、両成分を2:1(重量比)の割合で含む抗癌剤。
- 注射剤として投与することを特徴とする、前記〔1〕に記載の抗癌剤。
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