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JP2012111411A - 運搬車両 - Google Patents

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JP2012111411A
JP2012111411A JP2010263561A JP2010263561A JP2012111411A JP 2012111411 A JP2012111411 A JP 2012111411A JP 2010263561 A JP2010263561 A JP 2010263561A JP 2010263561 A JP2010263561 A JP 2010263561A JP 2012111411 A JP2012111411 A JP 2012111411A
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JP2010263561A
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Inventor
Takayuki Sato
隆之 佐藤
Atsushi Kitaguchi
篤 北口
Kazunori Ishihara
和典 石原
Yasuki Kita
泰樹 北
Kenji Ikema
健仁 池間
Tomohiko Yasuda
知彦 安田
Takashi Sasaki
崇 佐々木
Yoshifumi Nabeshima
芳文 鍋島
Hitomi Oshima
仁海 大嶋
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

【課題】 荷物の積載バランスを良くして荷こぼれの発生を防止することができるようにする。
【解決手段】 ベッセル3の積載部4に、砕石100を積込むときの積載バランスを良くするために基準となる目印線21を設ける。この目印線21は、ベッセル3の積載部4のうち各側板4Bの内側面,外側面と底板4Aの表面とにわたって左,右方向に延び積載された砕石100の前,後方向での頂点位置を表示する積荷頂点マーク22と、底板4A、前板4Cおよび庇部5の天板5Aにわたって前,後方向に延び積載状態での左,右方向の中心位置を表示する左,右中心位置マーク23と、底板4Aの後端側を左,右方向に延び砕石100の荷こぼれ防止位置を表示する積込み後端マーク24とを含んでいる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、例えば露天の採掘場、石切り場、鉱山で採掘した砕石物または掘削した土砂を運搬するのに好適に用いられる大型の運搬車両に関する。
一般に、ダンプトラックと呼ばれる大型の運搬車両は、車体のフレーム上に起伏可能となったベッセル(荷台)を備え、このベッセルに運搬対象の荷物(例えば、砕石物または土砂)を多量に積載した状態で、荷物の運搬を行うものである(例えば、特許文献1,2参照)。
特開2001−105956号公報 実開昭61−196137号公報
ところで、上述した従来技術による運搬車両は、砕石または土砂からなる荷物を荷台上に満載し山盛り状態で運ぶことが多い。このため、前記荷物を荷台上に積込む作業時に、荷物の積載バランスが少しでも悪くなると、このときの荷物が運搬途中で荷こぼれを起こす可能性が高くなってしまう。
一方、特許文献2に記載の従来技術では、バケットを用いた積込み作業の目安となる目印を車両の荷台側に設けている。しかし、この場合の目印は、バケットの位置合せに用いるように荷台の外側に設けられている。このため、予め決められた定格量の荷物を荷台に積込んだ状態での積荷バランスが必ずしも十分には考慮されていない。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、荷物の積載バランスを良くして荷こぼれの発生を、より効果的に防止することができるようにした運搬車両を提供することにある。
上述した課題を解決するため本発明は、自走可能な車体と、該車体上に傾転可能に設けられ運搬対象の荷物が積載される荷台と、該荷台の前側に位置して前記車体に設けられ内部に運転室を画成するキャブと、前記車体と荷台との間に伸縮可能に設けられ前記荷物を荷台から排出するときに伸長して該荷台を斜めに傾斜させるホイストシリンダとを備え、前記荷台は、前記荷物を積載するための容器として形成された積載部と、該積載部の前側上部に設けられ前記キャブを上側から覆う庇部とを有し、前記積載部は、当該積載部の底面を形成する底板と、該底板の左,右両側端から上向きに立設された左,右の側板とを含んで構成してなる運搬車両に適用される。
そして、請求項1の発明が採用する構成の特徴は、前記荷台には、前記荷物を積込むときの積載バランスを良くする上で基準となる目印線を設け、前記目印線は、前記左,右の側板の内側面および/または外側面と前記底板の表面とにわたって左,右方向に延び、前記積載部に荷物を積込んだ状態での当該荷物の前,後方向での頂点位置を表示する積荷頂点マークと、前記底板の後端側に位置して左,右方向に延び、前記荷物の荷こぼれ防止位置を表示する積込み後端マークとを含んで構成したことにある。
また、請求項2の発明によると、前記目印線は、前記左,右の側板の内側面および/または外側面と前記底板の表面とにわたって左,右方向に延び前記積荷頂点マークに合わせて荷物を前記積載部に積載した状態での前,後方向の重心位置を表示する前,後重心位置マークを含んで構成している。
また、請求項3の発明によると、前記目印線は、前記底板、前板および前記庇部にわたって前,後方向に延び前記荷台の左,右方向の中心位置を表示する左,右中心位置マークを含んで構成している。
また、請求項4の発明によると、前記目印線は、前記積込み後端マークに接する矢印として前記底板の後端側に形成され、前記荷物が前記底板の後端側からこぼれるのを防止する荷こぼれ防止マークを含んで構成している。
さらに、請求項5の発明によると、前記目印線は、前記積載部と庇部との境界位置に接する矢印として前記庇部上に形成され、前記荷物が前記庇部の上に積載されるのを防止する庇部積込み防止マークを含んで構成している。
上述の如く、請求項1の発明によれば、積荷頂点マークと積込み後端マークとからなる目印線を荷台の積載部に設けているので、積荷頂点マークと積込み後端マークを基準として、運搬対象の荷物を荷台に積込むことができ、荷台上での荷物の積載バランスを良くして、運搬途中での荷こぼれを効果的に防ぐことができる。前記積荷頂点マークは、左,右の側板の内側面および/または外側面と底板の表面とにわたって左,右方向に延びる目印線により形成することができ、荷台の積載部に積込んだ荷物の前,後方向での頂点位置を表示することができる。積込み後端マークは、底板の後端側に位置して左,右方向に延びる目印線により形成することができ、荷物の荷こぼれ防止位置を表示することができる。これにより、積荷頂点マークと積込み後端マークとを目安にして運搬対象の荷物を荷台の積載部にバランスよく積込むことができる。
請求項2の発明は、積荷頂点マークに合わせて荷物を積載部に積載した状態での前,後方向の重心位置を、積載部の各側板の内側面および/または外側面と底板の表面とにわたって左,右方向に延びる前,後重心位置マークにより表示することができ、前,後方向の重心位置を基準として運搬対象の荷物を積載部にバランス良く積込むことができる。
請求項3の発明は、荷台の左,右方向の中心位置を、積載部の底板、前板および庇部にわたって前,後方向に延びる左,右中心位置マークにより表示することができ、左,右方向の中心位置を基準として運搬対象の荷物を積載部にバランス良く積込むことができる。
請求項4の発明は、底板の後端側から荷物がこぼれるのを防止する荷こぼれ防止マークを、底板の後端側で積込み後端マークに接する矢印として形成できる。この荷こぼれ防止マークにより、荷物の積込み作業を前記積込み後端マークよりも前側となる位置で行うように促すことができ、荷こぼれの発生をより効果的に防ぐことができる。
請求項5の発明では、庇部積込み防止マークにより荷物の積込み作業を荷台の庇部よりも後側の位置で行うように促すことができ、荷物が荷台の庇部の上に積載されるのを防ぐことができる。
本発明の第1の実施の形態によるダンプトラックに対し後方から荷物を積込む状態を示す作業状態図である。 ダンプトラックの側方から荷物を積込む状態を示す他の作業状態図である。 ダンプトラックのベッセルを単体として示す正面図である。 ダンプトラックのベッセルを図3中の矢示IV−IV方向からみた断面図である。 図3のベッセルを斜め後方から拡大してみた斜視図である。 第2の実施の形態によるベッセルを示す正面図である。 図6のベッセルを斜め後方から拡大してみた斜視図である。
以下、本発明の実施の形態による運搬車両を、鉱山で採掘した砕石物を運搬するダンプトラックを例に挙げ、添付図面に従って詳細に説明する。
図1ないし図5は本発明の第1の実施の形態を示している。図中、1は大型の運搬車両であるダンプトラックで、該ダンプトラック1は、図1、図2に示すように頑丈なフレーム構造をなす車体2と、該車体2上に傾転(起伏)可能に搭載された荷台としてのベッセル3とにより大略構成されている。
ベッセル3は、全長が10〜13メートルに及ぶ寸法に形成されている。ベッセル3は、砕石物のような重い荷物(以下、砕石100という)を多量に積載するため大型の容器として形成された積載部4と、該積載部4の前側上部に一体に設けられ後述のキャブ8を上側から覆う庇部5とを有している。また、積載部4の下面側には、図1に示すように振動吸収用の弾性パッド6が設けられている。この弾性パッド6は、砕石100をベッセル3に積込むときの振動が車体2のフレーム側に伝わるのを緩衝すると共に、路上走行時の振動がベッセル3に伝わるのを緩衝する。
ベッセル3の積載部4は、図4、図5に示すように、長方形状の板材からなり積載部4の底面を形成する底板4Aと、該底板4Aの左,右両側端から上向きに立設された左,右の側板4B,4Bと、底板4Aの前端側から庇部5の位置まで上向きに延び左,右両端側が各側板4Bに接合された前板4Cとを含んで構成されている。庇部5は、図5に示すように天板5Aにより構成されている。
ベッセル3の後側底部には、底板4Aの下面側に位置してブラケット部3Aが設けられ、このブラケット部3Aには、後述の連結ピン7が挿嵌されるピン孔3Bが穿設されている。即ち、図1に示すように、ベッセル3の後側底部は、車体2の後端側に連結ピン7を介して傾転可能に連結されている。これにより、ベッセル3は、車体2の後部側に連結ピン7を用いて回動可能に支持されている。
ここで、ベッセル3の前部側(庇部5側)は、後述のホイストシリンダ12を伸長または縮小させることにより、連結ピン7の位置を支点として上,下方向に回動(昇降)される。ベッセル3は、図1に示す運搬位置から斜め後方に傾斜した排出位置へと回動される。この排出位置において、ベッセル3に積載された多量の砕石100は、後方へと傾いたベッセル3から滑り落ちるように所定の荷降し場に排出される。
8は庇部5の下側に位置して車体2の前部に設けられたキャブである。このキャブ8は、ダンプトラック1のオペレータが乗降する運転室を形成し、その内部には運転席、アクセルペダル、ブレーキペダル、操舵用のハンドル、エンジンスイッチおよび操作レバー(いずれも図示せず)が設けられている。ベッセル3の庇部5は、キャブ8を上側からほぼ完全に覆うことにより、岩石等の飛び石からキャブ8を保護すると共に、ダンプトラック1の転倒時にもキャブ8内のオペレータを保護する機能を有しているものである。
9は車体2の前部側に回転可能に設けられた左,右の前輪(一方のみ図示)を示している。これらの前輪9は、ダンプトラック1のオペレータによってステアリング操作される操舵輪を構成している。前輪9は後述の後輪10と同様に、例えば2〜4メートルに及ぶタイヤ径(外径寸法)をもって形成されている。車体2の前部と前輪9との間には、フロントサスペンション9Aが設けられ、このフロントサスペンション9Aは、車体2の前部側を前輪9に対して懸架し、車体2の振動を緩衝するものである。
10は車体2の後部側に回転可能に設けられた左,右の後輪である。これらの後輪10は、ダンプトラック1の駆動輪を構成し、走行駆動装置(図示せず)により回転駆動される。左,右の後輪10と車体2の後部との間には、図2に示すように一対のリヤサスペンション10Aが設けられている。このリヤサスペンション10Aは、車体2の後部側を左,右の後輪10に対して懸架し、車体2の振動を緩衝するものである。
11は原動機としてのエンジンである。このエンジン11は、大型のディーゼルエンジンにより構成されている。エンジン11は、キャブ8の下側に位置して車体2の前部側に設けられ、油圧源である油圧ポンプ、発電用のオルタネータ(図示せず)を回転駆動するものである。
12は車体2とベッセル3との間に伸縮可能に設けられた左,右一対のホイストシリンダである。このホイストシリンダ12は、図1に示すように多段式の油圧シリンダからなり、常時は縮小した状態でベッセル3を運搬位置に配置する。ホイストシリンダ12が伸長したときには、ベッセル3が連結ピン7を支点として斜め後方に傾斜され、荷物の排出位置に配置される。
次に、13は大型の油圧ショベルで、該油圧ショベル13は、図1、図2に示すように、ダンプトラック1に対する砕石100の積込み作業を行うため、ダンプトラック1よりも全高が大きく形成されている。油圧ショベル13は、装軌式の下部走行体14と、該下部走行体14上に旋回可能に搭載された上部旋回体15と、該上部旋回体15の前部側に俯仰動可能に設けられたブーム16A、アーム16Bおよびバケット16Cからなる作業装置16とにより構成されている。
上部旋回体15は、旋回フレーム17と、該旋回フレーム17上に設けられエンジン、油圧ポンプ(図示せず)等を内部に収容した建屋カバー18と、該建屋カバー18の前部左側に位置して旋回フレーム17上に設けられ内部に運転室を画成するキャブ19と、建屋カバー18の後側に位置して旋回フレーム17の後端側に搭載されたカウンタウエイト20とを含んで構成されている。
次に、第1の実施の形態で採用したダンプトラック1のベッセル3に設ける目印線21について、図3〜図5を参照して説明する。
ベッセル3に定格量の砕石100を積載した状態において、この砕石100とベッセル3とを合わせた全体の重心Gは、図3、図4に示すように、X−X線、Y−Y線およびZ−Z線の交点として表される。X−X線は、車両の前,後方向で水平に延びる軸線であり、Y−Y線は、車両の左,右方向で水平に延びる他の軸線であり、Z−Z線は、地面に対して垂直な上,下方向に延びる鉛直な軸線である。
また、Z1−Z1線は、Z−Z線に対して予め決められた寸法L分だけ前方へと平行に移動された鉛直な軸線である。ベッセル3に砕石100を積込む場合に、積荷の頂点Tの位置をZ1−Z1線上に配置するのが荷こぼれ防止を図る上で有効となる位置を、実験データ等に基づいて決定したものである。目印線21は、後述の積荷頂点マーク22、左,右中心位置マーク23、積込み後端マーク24、荷こぼれ防止マーク25および天板積込み防止マーク26を含んで構成されている。
22は目印線21の一部をなす積荷頂点マークで、該積荷頂点マーク22は、図5に示すように、ベッセル3の積載部4のうち各側板4Bの内側面,外側面と底板4Aの表面とにわたって塗料を直線状に塗布することにより、左,右方向に延びる点線マークとして形成されている。積荷頂点マーク22の左,右方向両側に延びる延長部位22Aは、側板4Bの内側面に沿って上向きに延びると共に、側板4Bの外側面に沿って下向きに延びて形成されている。
積荷頂点マーク22は、図3に示すように、ベッセル3の積載部4に積込んだ積荷の頂点T、即ち砕石100の車体前,後方向での頂点位置を表示するように、各側板4Bの内側面,外側面と底板4Aの表面とにわたって左,右方向に延びている。即ち、積荷頂点マーク22は、定格量の砕石100をベッセル3上に積載する場合に荷こぼれの発生を防ぐ上で理想形状に近い積荷形状を設計値として求め、このときの積荷形状をベースとした砕石100の頂点Tの位置を前,後方向の頂点位置として表示するものである。
ベッセル3上に砕石100を積込む作業を行うオペレータは、積荷頂点マーク22を目安として、例えばZ1 −Z1 線の上方位置から砕石100を落下させるように積載作業を行うことにより、図5に示す積荷形状(荷こぼれの発生を防ぐ上で理想形状に近い積荷形状)を実現することができる。
23は目印線21の一部をなす左,右中心位置マークで、該左,右中心位置マーク23は、図5に示すように、積載部4の底板4A、前板4Cおよび庇部5の天板5Aにわたって塗料を直線状に塗布することにより、前,後方向に延びる点線マークとして形成されている。左,右中心位置マーク23は、ベッセル3の左,右方向の中心となる位置を表示するものである。
即ち、左,右中心位置マーク23は、積荷の頂点Tを通るZ1 −Z1 線に対して前,後方向で直交する直線状の点線マークからなり、底板4Aの表面側を前,後方向に延びる底板マーク部23Aと、該底板マーク部23Aに連続して前板4Cの表面側を直線状に延びた前板マーク部23Bと、該前板マーク部23Bに連続して天板5Aの表面側を前,後方向に直線状に延びた天板マーク部23Cとにより構成されている。
24は目印線21の一部をなす積込み後端マークで、該積込み後端マーク24は、図5に示すように、ベッセル3の積載部4のうち底板4Aの後端側と各側板4Bの内側面,外側面とにわたって塗料を塗布することにより、左,右方向に延びる点線マークとして形成されている。積込み後端マーク24は、ベッセル3上に積載される砕石100の荷こぼれ防止位置を、前,後方向の積込み後端位置として表示するものである。
即ち、積込み後端マーク24は、底板4Aの後端よりも予め決められた寸法分だけ前側に位置して左,右方向に延びる直線状の点線マークからなり、底板4Aの後端からの荷こぼれ防止を図る上で最も有効な位置に塗料を塗布することにより形成されている。積込み後端マーク24の左,右方向両側に延びる延長部位24Aは、側板4Bの内側面に沿って上向きに延びると共に、側板4Bの外側面に沿って下向きに延びて形成されている。
25は底板4Aの後端側に設けられた荷こぼれ防止マークで、該荷こぼれ防止マーク25は、底板4Aの後端側に塗料を塗布して形成されたV字状の矢印線からなり、左,右中心位置マーク23と積込み後端マーク24との交差位置に矢印の先端が接する形状に形成されている。荷こぼれ防止マーク25は、砕石100の積込み作業を行う作業者に対して矢印が示す方向により、底板4Aの表面のうち積込み後端マーク24よりも前側となる位置で積込み作業を行うことを促し、底板4Aの後端側での荷こぼれ防止を図るものである。
26は庇部5の天板5Aに設けられた庇部積込み防止マークとしての天板積込み防止マークで、該天板積込み防止マーク26は、庇部5の天板5A上に塗料を塗布することにより形成され、左,右中心位置マーク23の前板マーク部23Bと天板マーク部23Cとの境界位置からV字状に拡開する矢印線により構成されている。天板積込み防止マーク26は、積載部4の前板4Cと庇部5の天板5Aとの境界位置に接する矢印として天板5A上に形成されている。天板積込み防止マーク26は、庇部5の天板5A上に砕石100が落下または積載されるのを防止するため、砕石100の積込み作業を天板5Aよりも後側となる積載部4の位置で行うように、矢印の方向で促すものである。
本実施の形態によるダンプトラック1は、上述の如き構成を有するもので、次に、その作動について説明する。
鉱山等の砕石場では、例えば大型の油圧ショベル13を用いて運搬対象の砕石100をダンプトラック1のベッセル3上に積載する。積載作業が完了した後には、キャブ8内に乗込んだオペレータがダンプトラック1を運転操作することにより、ベッセル3に満載するように積載した砕石100を荷降し場に向けて運搬する。
この場合、ベッセル3に対する砕石100の積載量は、ダンプトラック1のキャブ8に設けられた重量モニタ(図示せず)により確認することができるため、積載量が定格量よりも過小になったり、過大になったりするのを防ぐことはできる。しかし、積載部4内に積込んだ砕石100の積載バランスについては、後述の如く目視による確認作業に委ねられているのが実情であり、積込み作業者の技量、熟練に大きく依存している。
即ち、砕石場における積載作業は、図1に示すように、油圧ショベル13のオペレータが作業装置16を作動させることにより、ダンプトラック1の後方側からベッセル3の積載部4に対して砕石100の積込み作業を行う場合がある。また、図2に示すように、ダンプトラック1の側方側からベッセル3の積載部4内に向けて砕石100を積込む場合もある。
ところで、図1に示すように、ベッセル3の後方側から積込み作業を行う場合に、油圧ショベル13のオペレータは、高所に位置するキャブ19内からベッセル3の積載部4を注視しつつ、作業装置16のブーム16A、アーム16Bおよびバケット16Cを動かして砕石100の積込み作業を行う。このとき、油圧ショベル13のオペレータは、ベッセル3の積載部4を後方から斜め下向きに視るため、積載部4内における砕石100の積載バランスを左,右方向で確認することはできる。しかし、前,後方向の積載バランスを目視で確認することが難しくなり、場合によっては荷こぼれの発生原因となる。
また、図2に示すように、ベッセル3の側方から積込み作業を行う場合に、油圧ショベル13のオペレータは、ベッセル3の積載部4を側方から斜め下向きに視るため、積載部4内における砕石100の積載バランスを前,後方向で確認することはできる。しかし、車両左,右方向での積載部4における積載バランスを目視で確認することが難しくなり、場合によっては荷こぼれの発生原因となる。
そこで、第1の実施の形態では、ベッセル3の積載部4に、砕石100を積込むときの積載バランスを良くする上で基準となる目印線21を設ける構成としている。この目印線21は、ベッセル3の積載部4のうち各側板4Bの内側面,外側面と底板4Aの表面とにわたって左,右方向に延び砕石100を積載した状態での積荷の頂点T(前,後方向の頂心位置)を表示する積荷頂点マーク22と、底板4A、前板4Cおよび庇部5の天板5Aにわたって前,後方向に延び砕石100を積載した状態での左,右方向の中心位置を表示する左,右中心位置マーク23と、底板4Aの後端側を左,右方向に延び砕石100の荷こぼれ防止位置を表示する積込み後端マーク24とを含む構成としている。
これにより、油圧ショベル13のオペレータは、高所に位置するキャブ19内からベッセル3の積載部4を注視しつつ、作業装置16のブーム16A、アーム16Bおよびバケット16Cを動かして砕石100の積込み作業を行うときに、ベッセル3の積載部4に設けた目印線21を基準としながらバケット16Cを用いて砕石100を積込むことができるため、積載部4内での砕石100の積載バランスを良くすることができ、砕石100を運搬する途中で荷こぼれが発生するのを抑えることができる。
例えば、図1に示すように、ベッセル3の後方側から積込み作業を行う場合、油圧ショベル13のオペレータは、ベッセル3の積載部4に設けた積荷頂点マーク22と左,右中心位置マーク23とを視ることにより、図3〜図5に示すZ1 −Z1 線(即ち、2つのマーク22,23が交差する点の位置)の上方から砕石100を落下させるように積載作業を行うことができ、荷こぼれの発生を防ぐ上で理想形状に近い積荷形状を実現することができる。そして、積載部4内における砕石100の積載バランスを前,後方向と左,右方向とで確認することができ、積荷頂点マーク22と左,右中心位置マーク23とを基準として運搬対象の砕石100を積載部4に積込むことができる。
この場合、積荷頂点マーク22は、ベッセル3上に定格量の砕石100を積載した状態での前,後方向の頂点位置を、Z1 −Z1 線に交差して積載部4の底板4A上を左,右方向に延びる目印線として表示することができ、油圧ショベル13のオペレータは、砕石100の頂点Tの位置を基準として積込み作業を行うことができる。また、積荷頂点マーク22の延長部位22Aは、側板4Bの内側面に沿って上向きに延びると共に、側板4Bの外側面に沿って下向きに延びて形成されている。このため、底板4A上の積荷頂点マーク22が砕石100により被い隠されたときにも、延長部位22Aを視ることにより頂点Tの位置を確認することができる。
また、左,右中心位置マーク23は、積載部4の底板4A、前板4Cおよび庇部5の天板5Aにわたって前,後方向に延びる目印線であり、このうちの底板マーク部23Aが砕石100により被い隠されたときにも、前板マーク部23Bと天板マーク部23Cとを視ることにより、砕石100の頂点Tの位置を容易に確認することができる。
一方、図2に示すように、ベッセル3の側方から積込み作業を行う場合でも、油圧ショベル13のオペレータは、ベッセル3の積載部4に設けた積荷頂点マーク22と左,右中心位置マーク23とを視ることにより、積載部4内における砕石100の積載バランスを前,後方向と左,右方向とで確認することができ、これらの積荷頂点マーク22と左,右中心位置マーク23とを基準として運搬対象の砕石100を積載部4に積込むことができる。
この場合、左,右中心位置マーク23は、ベッセル3上に運搬対象の砕石100を積載した状態での左,右方向の中心位置を、積載部4の底板4A、前板4Cおよび庇部5の天板5Aにわたって前,後方向に延びる目印線として表示することができ、油圧ショベル13のオペレータは、砕石100の頂点Tの位置を基準として積込み作業を行うことができる。また、ベッセル3の側方から積込み作業を行う場合には、側板4Bの外側面に形成された積荷頂点マーク22の延長部位22Aを視ることにより、積載部4に積込んだ砕石100の頂点Tの位置を容易に確認することができる。
また、底板4Aの後端側を左,右方向に延びる目印線である積込み後端マーク24により、運搬対象の砕石100が底板4Aの後端側から落下するのを防ぐための荷こぼれ防止位置を表示することができる。このため、油圧ショベル13のオペレータは、積込み後端マーク24を目安にして砕石100を積載部4に積込むことにより、底板4Aの後端側からの荷こぼれを防ぐことができる。さらに、砕石100の積込み作業を行うオペレータは、荷こぼれ防止マーク25が示す矢印の方向により、底板4Aの表面のうち積込み後端マーク24よりも前側となる位置で積込み作業を行うことを視認することができ、これによっても、底板4Aの後端側での荷こぼれ防止を図ることができる。
また、庇部5の天板5AにはV字状の矢印からなる天板積込み防止マーク26が設けられている。油圧ショベル13のオペレータは、天板積込み防止マーク26が示す矢印の方向に沿って砕石100を積載部4に積込むことにより、庇部5の天板5A上に砕石100が落下または積載されるのを防止することができ、天板積込み防止マーク26は、砕石100の積込み作業を天板5Aよりも後側となる積載部4の位置で行うようにオペレータに促すことができる。
従って、第1の実施の形態によれば、砕石100をベッセル3の積載部4に積込むときの基準となる目印線21を、積荷頂点マーク22、左,右中心位置マーク23、積込み後端マーク24、荷こぼれ防止マーク25および天板積込み防止マーク26により構成することができ、これらのマーク22〜26を目安にして運搬対象の砕石100を積載部4にバランスよく積込むことができる。これにより、ベッセル3の積載部4における荷物の積載バランスを良くして荷こぼれの発生を防止することができる。
しかも、例えば図3、図4に示すように、積載部4に積込んだ砕石100の積荷形状を頂点Tから下向きに傾斜するバランスのよい積荷形状とすることができ、運搬途中での荷こぼれの発生を抑えることができる。そして、積載バランスを向上させることにより、ベッセル3、車体2のフレームおよび車輪(前輪9と後輪10)に偏荷重が作用することがなくなり、耐久性、寿命を延ばすことができる。
なお、第1の実施の形態で採用した目印線21は、積荷頂点マーク22、左,右中心位置マーク23、積込み後端マーク24、荷こぼれ防止マーク25および天板積込み防止マーク26の全てにより構成する必要はない。例えば、これらのマーク22〜26のうち少なくとも積荷頂点マーク22と積込み後端マーク24とを含めた2つ、またはこれらのマーク22,24を含めた3つ以上のマークを組合わせて用いてもよいものである。
次に、図6および図7は本発明の第2の実施の形態を示し、第2の実施の形態では、前述した第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
然るに、本実施の形態の特徴は、ベッセル3の積載部4に、砕石100を積込む上で基準となる目印線31を、積荷頂点マーク22、左,右中心位置マーク23、積込み後端マーク24、荷こぼれ防止マーク25および天板積込み防止マーク26に加えて、前,後重心位置マーク32により構成したことにある。ここで、積荷頂点マーク22、左,右中心位置マーク23、積込み後端マーク24、荷こぼれ防止マーク25および天板積込み防止マーク26は、第1の実施の形態で述べたものと同様な構成でよい。
しかし、前,後重心位置マーク32は、積荷頂点マーク22に合わせてベッセル3上に定格量の砕石100を積載した状態での前,後方向の重心位置を表示するものである。即ち、前,後重心位置マーク32は、定格量の砕石100を積載した状態でベッセル3と砕石100とを合わせた全体の重心Gを通るZ−Z線に対して左,右方向で直交する直線状の点線マークからなり、底板4Aの表面に塗料を塗布することにより形成されている。
前,後重心位置マーク32は、ベッセル3の積載部4のうち各側板4Bの内側面,外側面と底板4Aの表面とにわたって塗料を直線状に塗布することにより、左,右方向に延びる点線マークとして形成されている。前,後重心位置マーク32の左,右方向両側に延びる延長部位32Aは、側板4Bの内側面に沿って上向きに延びると共に、側板4Bの外側面に沿って下向きに延びて形成されている。
かくして、このように構成される第2の実施の形態によれば、砕石100を積込む上での目印線31を、積荷頂点マーク22、左,右中心位置マーク23、積込み後端マーク24、荷こぼれ防止マーク25、天板積込み防止マーク26および前,後重心位置マーク32により構成することができ、前記第1の実施の形態と同様な効果を得ることができる。
特に、第2の実施の形態では、各側板4Bの内側面,外側面と底板4Aの表面とにわたって左,右方向に延びた前,後重心位置マーク32により、積載部4に定格量の砕石100を積載した状態でベッセル3と砕石100とを合わせた全体の重心Gを、車体前,後方向での重心位置として表示することができ、この前,後重心位置マーク32、積荷頂点マーク22および左,右中心位置マーク23を目安にして砕石100を積載部4にバランスよく積込むことができる。
これにより、例えば図6、図7に示すように、積載部4に積込んだ砕石100の積荷形状を、頂点Tから下向きに傾斜するバランスのよい積荷形状とすることができ、運搬途中での荷こぼれの発生を抑えることができる。特に、前,後重心位置マーク32を追加して設けることにより、仮に積荷の頂点Tが積荷頂点マーク22の位置からずれた場合にも、前,後重心位置マーク32よりも前側の位置に頂点Tがあることを確認することにより、砕石100の積載バランスを前,後方向で許容できる範囲内に収めることができ、全体としての積載バランスを向上することができる。これにより、ベッセル3、車体2のフレームおよび車輪(前輪9と後輪10)に偏荷重が作用することがなくなり、耐久性、寿命を延ばすことができる。
なお、第2の実施の形態で採用した目印線31についても、積荷頂点マーク22、左,右中心位置マーク23、積込み後端マーク24、荷こぼれ防止マーク25、天板積込み防止マーク26および前,後重心位置マーク32の全てにより構成する必要はない。即ち、前,後重心位置マーク32に対して2つのマーク(積荷頂点マーク22、積込み後端マーク24)、または3つ以上のマークを組合わせて用いてもよいものである。
また、前記第2の実施の形態では、前,後重心位置マーク32の左,右方向両側に延びる延長部位32Aを、各側板4Bの内側面と外側面との両方に形成する場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば各側板4Bの内側面と外側面のうちいずれか一方に前,後重心位置マークの延長部を形成し、他方には形成しない構成としてもよい。
また、前記第1の実施の形態では、積荷頂点マーク22の左,右方向両側に延びる延長部位22Aを、各側板4Bの内側面と外側面との両方に形成する場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば各側板4Bの内側面と外側面のうちいずれか一方に積荷頂点位置マークの延長部を形成し、他方には形成しない構成としてもよい。
一方、前記第1の実施の形態では、目印線21を構成する積荷頂点マーク22、左,右中心位置マーク23、積込み後端マーク24、荷こぼれ防止マーク25および天板積込み防止マーク26を、それぞれ点線により表示する場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば実線、一点差線または二点鎖線を用いてマーク22〜26を表示する構成としてもよい。
また、これらのマーク22〜26は、互い異なる色彩、色調で表示することにより、砕石100を積込む作業者がマーク22〜26を識別し易くできるようにしてもよい。そして、この点は第2の実施の形態で採用した前,後重心位置マーク32についても同様な変更が可能である。
さらに、前記各実施の形態にあっては、運搬車両として後輪駆動式のダンプトラック1を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えば前輪駆動式または前,後輪を共に駆動する4輪駆動式のダンプトラックに適用してもよく、ダンプトラック以外の運搬車両に適用してもよいものである。
1 ダンプトラック(運搬車両)
2 車体
3 ベッセル(荷台)
4 積載部
4A 底板
4B 側板
4C 前板
5 庇部
6 弾性パッド
7 連結ピン
8 キャブ
9 前輪
10 後輪
11 エンジン
12 ホイストシリンダ
13 油圧ショベル
21,31 目印線
22 積荷頂点マーク
23 左,右中心位置マーク
24 積込み後端マーク
25 荷こぼれ防止マーク
26 天板積込み防止マーク(庇部積込み防止マーク)
32 前,後重心位置マーク
100 砕石(運搬対象の荷物)
G 重心
T 頂点

Claims (5)

  1. 自走可能な車体と、該車体上に傾転可能に設けられ運搬対象の荷物が積載される荷台と、該荷台の前側に位置して前記車体に設けられ内部に運転室を画成するキャブと、前記車体と荷台との間に伸縮可能に設けられ前記荷物を荷台から排出するときに伸長して該荷台を斜めに傾斜させるホイストシリンダとを備え、
    前記荷台は、前記荷物を積載するための容器として形成された積載部と、該積載部の前側上部に設けられ前記キャブを上側から覆う庇部とを有し、前記積載部は、当該積載部の底面を形成する底板と、該底板の左,右両側端から上向きに立設された左,右の側板とを含んで構成してなる運搬車両において、
    前記荷台には、前記荷物を積込むときの積載バランスを良くする上で基準となる目印線を設け、
    前記目印線は、
    前記左,右の側板の内側面および/または外側面と前記底板の表面とにわたって左,右方向に延び、前記積載部に荷物を積込んだ状態での当該荷物の前,後方向での頂点位置を表示する積荷頂点マークと、
    前記底板の後端側に位置して左,右方向に延び、前記荷物の荷こぼれ防止位置を表示する積込み後端マークとを含んで構成したことを特徴とする運搬車両。
  2. 前記目印線は、前記左,右の側板の内側面および/または外側面と前記底板の表面とにわたって左,右方向に延び前記積荷頂点マークに合わせて前記積載部に荷物を積載した状態での前,後方向の重心位置を表示する前,後重心位置マークを含んで構成してなる請求項1に記載の運搬車両。
  3. 前記目印線は、前記底板、前板および前記庇部にわたって前,後方向に延び前記荷台の左,右方向の中心位置を表示する左,右中心位置マークを含んで構成してなる請求項1または2に記載の運搬車両。
  4. 前記目印線は、前記積込み後端マークに接する矢印として前記底板の後端側に形成され、前記荷物が前記底板の後端側からこぼれるのを防止する荷こぼれ防止マークを含んで構成してなる請求項1,2または3に記載の運搬車両。
  5. 前記目印線は、前記積載部と庇部との境界位置に接する矢印として前記庇部上に形成され、前記荷物が前記庇部の上に積載されるのを防止する庇部積込み防止マークを含んで構成してなる請求項1,2,3または4に記載の運搬車両。
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