JP2012100918A - 送液システム - Google Patents
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Abstract
【課題】シリコンなど加工しやすい基板に形成した空間の容積をアクチュエータの振動で変化させて送液するようなマイクロポンプを採用する送液システムにおいて、使用者等に負担をかけることなく、点滴棒等に通常に設置した状態で液室の入口側が確実に下側を向き、かつ出口側が上側を向く構成を備え、さらに輸液がポンプを通過するまでは遅い速度で送液することで液室内に気泡を発生させない送液システムを提供する。
【解決手段】流路と、流路を兼ねる空間を有するポンプ12と、を備える送液システムにおいて、流路の流路抵抗を変化させる流路抵抗変化手段15を備え、流路抵抗変化手段15は、少なくとも液体が空間を満たす間、流路抵抗変化手段15が未作動の状態よりも流路の流路抵抗が大きくなるように作動する。
【選択図】図1
【解決手段】流路と、流路を兼ねる空間を有するポンプ12と、を備える送液システムにおいて、流路の流路抵抗を変化させる流路抵抗変化手段15を備え、流路抵抗変化手段15は、少なくとも液体が空間を満たす間、流路抵抗変化手段15が未作動の状態よりも流路の流路抵抗が大きくなるように作動する。
【選択図】図1
Description
本発明は、マイクロポンプを使用した送液システムに関する。
従来、点滴装置に用いられるポンプは比較的大型であり、可搬式であっても点滴中に患者が自由に歩き回るなどの活動をするのが難しい、という問題点がある。
そこで、ポンプとして、シリコンなど加工しやすい基板に形成した空間の容積をアクチュエータの振動で変化させて送液するようなマイクロポンプを使用することで、従来の大型ポンプに比べて、患者が点滴中に活動しやすくなる。
このタイプのマイクロポンプは、例えば特許文献1に記載されているように、液体が一旦蓄えられる液室としての圧力室を備え、この圧力室の何れかの側壁を圧電素子などのアクチュエータによって振動させて液室の容積を変化させ、液室の容積が減少する際には液室内の液体が排出され、逆に液室の容積が増大する際に新たに液体が流入することにより送液を行うものである。
なお、液室の容積が減少するときに液室内の輸液が排出される原理を説明すると、液室の容積が減少することで、液室内の液体はポンプの入口及び出口からポンプ外へと向かうが、ポンプに設けたディフューザ構造により順方向流量(入口から出口へ向かう流量)が逆方向流量(出口から入口へ向かう流量)よりも多いことにより液体を出口から吐出している。
そこで、ポンプとして、シリコンなど加工しやすい基板に形成した空間の容積をアクチュエータの振動で変化させて送液するようなマイクロポンプを使用することで、従来の大型ポンプに比べて、患者が点滴中に活動しやすくなる。
このタイプのマイクロポンプは、例えば特許文献1に記載されているように、液体が一旦蓄えられる液室としての圧力室を備え、この圧力室の何れかの側壁を圧電素子などのアクチュエータによって振動させて液室の容積を変化させ、液室の容積が減少する際には液室内の液体が排出され、逆に液室の容積が増大する際に新たに液体が流入することにより送液を行うものである。
なお、液室の容積が減少するときに液室内の輸液が排出される原理を説明すると、液室の容積が減少することで、液室内の液体はポンプの入口及び出口からポンプ外へと向かうが、ポンプに設けたディフューザ構造により順方向流量(入口から出口へ向かう流量)が逆方向流量(出口から入口へ向かう流量)よりも多いことにより液体を出口から吐出している。
ところで、特許文献1に記載されるようなマイクロポンプを実際に点滴装置に適用しようとすると、点滴装置の使用開始時、液体を液室に入れる際に、空気が液室内に残り、液室が完全には液体で満たされないという問題がある。
液室に空気が残ると、液室の容積をアクチュエータによって変化させても、設計通りの送液を行うことが出来ない場合がある。
例えば、特許文献1に示されるようなマイクロポンプを点滴で使用されるような輸液ポンプとして適用した場合を考える。
マイクロポンプの液室の出口側を、輸液の流れの方向が変わらないようにカテーテルに接続し、カテーテルを介して注射針に繋ぎ、また、液室の入口側を、同じく輸液の流れの方向が変わらないようにカテーテルに接続し、カテーテルを介して輸液バッグにつなぐとする。
輸液ポンプの使用開始時、液室は空気で満たされているため、マイクロポンプは送液機能を発揮し得ない。この場合、マイクロポンプを輸液バッグよりも低い位置に配置することで、重力を利用して輸液を液室に送ることは出来る。
液室に空気が残ると、液室の容積をアクチュエータによって変化させても、設計通りの送液を行うことが出来ない場合がある。
例えば、特許文献1に示されるようなマイクロポンプを点滴で使用されるような輸液ポンプとして適用した場合を考える。
マイクロポンプの液室の出口側を、輸液の流れの方向が変わらないようにカテーテルに接続し、カテーテルを介して注射針に繋ぎ、また、液室の入口側を、同じく輸液の流れの方向が変わらないようにカテーテルに接続し、カテーテルを介して輸液バッグにつなぐとする。
輸液ポンプの使用開始時、液室は空気で満たされているため、マイクロポンプは送液機能を発揮し得ない。この場合、マイクロポンプを輸液バッグよりも低い位置に配置することで、重力を利用して輸液を液室に送ることは出来る。
しかしながら、液室の出口を塞ぎながら水位が高まっていき、また上側から輸液が流入すると、輸液よりも空気の方が比重が軽いために上側(入口側)にあがる。従って、空気と輸液が混ざりあうために、空気と輸液を完全に入れ替えることが出来ず、空気(気泡)を残さずに液室を完全に輸液で満たすことは難しい。
そこで、マイクロポンプの入口を下側にし、出口を上側にして、液室の重力方向下側から輸液を流入させることで、液室の出口を塞ぐことなく、比重の重い輸液が空気をポンプの出口方向に押し出すかたちで水位を上げていくため、液体と空気が混ざり合うことなく気泡も生じない。
しかしながら、マイクロポンプを輸液バッグよりも低い位置に配置するとしても、液室の出口が確実に鉛直方向上側に向くようにするには、使用者や看護師等に、そのように持ってもらうようにするか、あるいは、液室の出口が上側を向くように点滴棒に固定する必要があり、どちらの場合も使用者等は液室即ちマイクロポンプの向きに注意を払う必要があるため、その負担は少なくない。
また、液室の下側から輸液を流入させても、流入速度が速すぎると、液室の出口から全ての空気を押し出すことが出来ず、やはり気泡が発生してしまう。
そこで、マイクロポンプの入口を下側にし、出口を上側にして、液室の重力方向下側から輸液を流入させることで、液室の出口を塞ぐことなく、比重の重い輸液が空気をポンプの出口方向に押し出すかたちで水位を上げていくため、液体と空気が混ざり合うことなく気泡も生じない。
しかしながら、マイクロポンプを輸液バッグよりも低い位置に配置するとしても、液室の出口が確実に鉛直方向上側に向くようにするには、使用者や看護師等に、そのように持ってもらうようにするか、あるいは、液室の出口が上側を向くように点滴棒に固定する必要があり、どちらの場合も使用者等は液室即ちマイクロポンプの向きに注意を払う必要があるため、その負担は少なくない。
また、液室の下側から輸液を流入させても、流入速度が速すぎると、液室の出口から全ての空気を押し出すことが出来ず、やはり気泡が発生してしまう。
本発明は、以上の問題点を鑑みて、シリコンなど加工しやすい基板に形成した空間の容積をアクチュエータの振動で変化させて送液するようなマイクロポンプを採用した送液システムにおいて、使用者等に負担をかけることなく、点滴棒等に通常に設置した状態で液室の入口側が確実に下側を向き、かつ出口側が上側を向く構成を備え、さらに輸液がポンプを通過するまでは遅い速度で送液することで液室内に気泡を発生させない送液システムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1の発明は、流路と、該流路を兼ねる空間を有するポンプと、を備える送液システムにおいて、前記流路の流路抵抗を変化させる流路抵抗変化手段を備え、前記流路抵抗変化手段は、少なくとも液体が前記空間を満たす間、当該流路抵抗変化手段が未作動の状態よりも前記流路の流路抵抗が大きくなるように作動している送液システムを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の送液システムにおいて、前記空間内が液体で満たされたことを検知可能な第1の検知手段を備え、前記流路抵抗変化手段は、前記空間内が液体で満たされたことを検知すると、前記流路の流路抵抗を変化させる送液システムを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項2に記載の送液システムにおいて、前記第1の検知手段は、前記ポンプより下流側に設けられた流量センサであり、前記流路抵抗変化手段は、前記流量センサが液体を検知すると、前記流量センサが計測する流量が、設定された流量に近づくように、前記流路の流路抵抗を変化させる送液システムを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の送液システムにおいて、前記空間内が液体で満たされたことを検知可能な第1の検知手段を備え、前記流路抵抗変化手段は、前記空間内が液体で満たされたことを検知すると、前記流路の流路抵抗を変化させる送液システムを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項2に記載の送液システムにおいて、前記第1の検知手段は、前記ポンプより下流側に設けられた流量センサであり、前記流路抵抗変化手段は、前記流量センサが液体を検知すると、前記流量センサが計測する流量が、設定された流量に近づくように、前記流路の流路抵抗を変化させる送液システムを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項1に記載の送液システムにおいて、前記流路抵抗手段の作動時間を計時する計時手段と、を備え、前記流路抵抗変化手段は、前記計時手段により計時された時間が所定時間に達した時に、前記流路の流路抵抗を変化させる送液システムを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項4に記載の送液システムにおいて、前記流路に流量センサを備え、前記流路抵抗変化手段は、前記計時手段により計時される時間が前記所定時間に達した時に、前記流量センサが計測する流量が、設定された流量に近づくように、前記流路の流路抵抗を変化させる送液システムを特徴とする。
また、請求項6の発明は、請求項4又は5に記載の送液システムにおいて、前記所定時間は、所定の時期から液体が前記空間を満たすまでの時間である送液システムを特徴とする。
また、請求項7の発明は、請求項1乃至6の何れか一項に記載の送液システムにおいて、液体を検知する第2の検知手段を前記ポンプの上流側の流路に備え、前記流路抵抗変化手段は、前記第2の検知手段が液体の存在を検知すると、該検知前よりも前記流路の流路抵抗が大きくなるように作動する送液システムを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項4に記載の送液システムにおいて、前記流路に流量センサを備え、前記流路抵抗変化手段は、前記計時手段により計時される時間が前記所定時間に達した時に、前記流量センサが計測する流量が、設定された流量に近づくように、前記流路の流路抵抗を変化させる送液システムを特徴とする。
また、請求項6の発明は、請求項4又は5に記載の送液システムにおいて、前記所定時間は、所定の時期から液体が前記空間を満たすまでの時間である送液システムを特徴とする。
また、請求項7の発明は、請求項1乃至6の何れか一項に記載の送液システムにおいて、液体を検知する第2の検知手段を前記ポンプの上流側の流路に備え、前記流路抵抗変化手段は、前記第2の検知手段が液体の存在を検知すると、該検知前よりも前記流路の流路抵抗が大きくなるように作動する送液システムを特徴とする。
以上のように構成したので、本発明によれば、輸液がポンプを通過するまでは遅い速度で送液することで、使用開始時に液室内に空気が残らず気泡を発生させず、さらに輸液がポンプ(の液室)を通過するまでは遅い速度で送液することで液室内に気泡を発生させない送液システムを提供することが出来る。
以下に、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の送液システム(輸液ポンプシステム)を適用した点滴装置の概要を示す図である。
点滴装置1は、薬液もしくは輸液を充填した薬液ビン(輸液容器)10と、一方の開口部がチューブ20を介して薬液ビン10と接続された点滴筒11と、生体(患者)2の身体の一部、例えば静脈血管に刺されて薬液を注液する針16に加え、輸液ポンプ13と流量センサ(流量検出部)14とからなり、チューブ21を介して点滴筒の他方の開口と接続され、チューブ23を介して針16と接続されたポンプモジュール12と、ポンプモジュール12と針16を接続するチューブ23に対して設けられ、チューブ23を外側から狭窄・圧縮することでチューブ23の内径を小さくさせて流路を液体が流れないように遮断したり、流体が通過可能な範囲内で流路の流路抵抗を複数段階に高めて薬液の流れを制限したり、この狭窄状態を複数段階に緩めて流路の流路抵抗を小さくさせてチューブ内の薬液を流れやすくする流路抵抗変化手段の一例としての狭窄手段15と、輸液ポンプ13、流量センサ14及び狭窄手段15と電気的に接続されて各モジュールを制御するシステムコントローラ(制御部)SCを備えている。
なお、図1の例では、輸液ポンプ13と流量センサ14を一体化した、ポンプモジュール12として説明しているが、本発明はこれに制限を受けるものではなく、輸液ポンプ13と流量センサ14は、単一のモジュールではなく、別部品としてもよい。また、いずれのチューブも弾性を備えていて柔らかく、病院で点滴の際に用いられる一般的なカテーテルを適用する。
また、流量センサ14は、チューブ22を介して輸液ポンプ13と接続されており、輸液ポンプから吐出される薬液の時間当たり流量を計測できるようになっており、その測定した流量を電気信号としてシステムコントローラSCに供給する。
図1は、本発明の送液システム(輸液ポンプシステム)を適用した点滴装置の概要を示す図である。
点滴装置1は、薬液もしくは輸液を充填した薬液ビン(輸液容器)10と、一方の開口部がチューブ20を介して薬液ビン10と接続された点滴筒11と、生体(患者)2の身体の一部、例えば静脈血管に刺されて薬液を注液する針16に加え、輸液ポンプ13と流量センサ(流量検出部)14とからなり、チューブ21を介して点滴筒の他方の開口と接続され、チューブ23を介して針16と接続されたポンプモジュール12と、ポンプモジュール12と針16を接続するチューブ23に対して設けられ、チューブ23を外側から狭窄・圧縮することでチューブ23の内径を小さくさせて流路を液体が流れないように遮断したり、流体が通過可能な範囲内で流路の流路抵抗を複数段階に高めて薬液の流れを制限したり、この狭窄状態を複数段階に緩めて流路の流路抵抗を小さくさせてチューブ内の薬液を流れやすくする流路抵抗変化手段の一例としての狭窄手段15と、輸液ポンプ13、流量センサ14及び狭窄手段15と電気的に接続されて各モジュールを制御するシステムコントローラ(制御部)SCを備えている。
なお、図1の例では、輸液ポンプ13と流量センサ14を一体化した、ポンプモジュール12として説明しているが、本発明はこれに制限を受けるものではなく、輸液ポンプ13と流量センサ14は、単一のモジュールではなく、別部品としてもよい。また、いずれのチューブも弾性を備えていて柔らかく、病院で点滴の際に用いられる一般的なカテーテルを適用する。
また、流量センサ14は、チューブ22を介して輸液ポンプ13と接続されており、輸液ポンプから吐出される薬液の時間当たり流量を計測できるようになっており、その測定した流量を電気信号としてシステムコントローラSCに供給する。
本実施形態において、薬液ビン10から、チューブ20、点滴筒11、チューブ21、輸液ポンプ13、チューブ22、流量センサ14、チューブ23、針16の順に薬液が流れるように構成されている。そして、チューブ23に、狭窄手段15の狭窄部が取り付けられている。
なお、薬液ビン10とした輸液容器としては、薬液ビンのみならず、例えばビニールパックのような袋状の容器を用いても良い。
輸液ポンプ13は、後に詳述するが、圧電素子を用いたディフューザタイプのマイクロポンプであり、システムコントローラSCから駆動制御信号を受けて圧電素子の駆動周波数や駆動電圧(すなわち駆動幅)を制御され、吐出する薬液の流量を制御される。
マイクロポンプを使用することで、ポンプ自体を小型化することができ、従来の大型ポンプに比べて、患者が点滴中に活動しやすくなるという利点がある。
なお、薬液ビン10とした輸液容器としては、薬液ビンのみならず、例えばビニールパックのような袋状の容器を用いても良い。
輸液ポンプ13は、後に詳述するが、圧電素子を用いたディフューザタイプのマイクロポンプであり、システムコントローラSCから駆動制御信号を受けて圧電素子の駆動周波数や駆動電圧(すなわち駆動幅)を制御され、吐出する薬液の流量を制御される。
マイクロポンプを使用することで、ポンプ自体を小型化することができ、従来の大型ポンプに比べて、患者が点滴中に活動しやすくなるという利点がある。
流路抵抗変化手段としては、どのようなものを用いても良いが、例えば、モータによる可動式のアームでチューブ23を外側から直接圧縮する方法、ネジによる圧縮方法等を使用することができる。これらの駆動には、ステッピングモータ、通常のモータ等を使用することができる。
また、流路抵抗を変化させる方法としてはギヤやローラ等でチューブを押圧したり、捻ったり、曲げたりするようにすればよい。
また、流路抵抗変化手段は、ポンプモジュール12内に一体に設けるようにしても良い。
流路抵抗変化手段の一つとしての、チューブ23を狭窄する狭窄手段15の具体的な構成については後で詳述する。
狭窄手段15は、以下に詳述する制御によって、流路を完全に遮断したり、液体が通過可能な範囲内で複数段階でチューブ23の狭窄の程度を複数段階に強くしたり緩くしたりして、輸液の流路の流路抵抗を複数段階に大きくしたり小さくしたりするものである。
狭窄手段15をチューブ23から取り外し可能とし、且つポンプモジュール12と一体化が可能な構成とすることで、狭窄手段15が必要な患者(点滴中に動くことが予想される患者)には必ず取り付け、また不要な患者(手術中等、患者が動かないことが想定される)の場合には取り付けない等で、運用コストを削減することが可能となる。
また、狭窄手段15は、チューブ23をチューブ23の外側から挟んで狭窄するので、狭窄手段15に輸液が接触しないので、狭窄手段15を何度も再利用することが出来る。
また、流路抵抗を変化させる方法としてはギヤやローラ等でチューブを押圧したり、捻ったり、曲げたりするようにすればよい。
また、流路抵抗変化手段は、ポンプモジュール12内に一体に設けるようにしても良い。
流路抵抗変化手段の一つとしての、チューブ23を狭窄する狭窄手段15の具体的な構成については後で詳述する。
狭窄手段15は、以下に詳述する制御によって、流路を完全に遮断したり、液体が通過可能な範囲内で複数段階でチューブ23の狭窄の程度を複数段階に強くしたり緩くしたりして、輸液の流路の流路抵抗を複数段階に大きくしたり小さくしたりするものである。
狭窄手段15をチューブ23から取り外し可能とし、且つポンプモジュール12と一体化が可能な構成とすることで、狭窄手段15が必要な患者(点滴中に動くことが予想される患者)には必ず取り付け、また不要な患者(手術中等、患者が動かないことが想定される)の場合には取り付けない等で、運用コストを削減することが可能となる。
また、狭窄手段15は、チューブ23をチューブ23の外側から挟んで狭窄するので、狭窄手段15に輸液が接触しないので、狭窄手段15を何度も再利用することが出来る。
図2は本発明で用いられる輸液ポンプ13の動作概念を示す模式図であり、(a)はマイクロポンプの縦断面図、(b)、(c)は上面図である。なお、図2(a)は図(b)、(c)中のA−A断面図に相当する。
液室35の断面形状は、(b)に示すような矩形ではなく、(c)に示すように丸みを帯びた形状であってもよい。
また、図3は輸液ポンプ13の動作時の状態を示す模式図である。
輸液ポンプ13は、エッチングによって溝を形成したSi(シリコン)基板30と、シリコン基板30に陽極接合したガラス基板(板状部材)31から主に構成されている。
シリコン基板30に設けた溝とガラス基板31で形成される空間が液室(ポンプ室)35となるが、ガラス基板31上面の液室35に対応する位置に圧電素子(ピエゾ素子)34を設け、液室35内の液体の進行方向に沿ってシリコン基板30に、断面積が徐々に拡大した流路であるディフューザ36、ディフューザ37がエッチングにより形成されている。
なお、圧電素子34は、その撓み方向の両側の面に電極34a、34bを有し、電極34bを介してガラス基板31上に設けられている。
液室35の断面形状は、(b)に示すような矩形ではなく、(c)に示すように丸みを帯びた形状であってもよい。
また、図3は輸液ポンプ13の動作時の状態を示す模式図である。
輸液ポンプ13は、エッチングによって溝を形成したSi(シリコン)基板30と、シリコン基板30に陽極接合したガラス基板(板状部材)31から主に構成されている。
シリコン基板30に設けた溝とガラス基板31で形成される空間が液室(ポンプ室)35となるが、ガラス基板31上面の液室35に対応する位置に圧電素子(ピエゾ素子)34を設け、液室35内の液体の進行方向に沿ってシリコン基板30に、断面積が徐々に拡大した流路であるディフューザ36、ディフューザ37がエッチングにより形成されている。
なお、圧電素子34は、その撓み方向の両側の面に電極34a、34bを有し、電極34bを介してガラス基板31上に設けられている。
また、それぞれのディフューザと送液可能に接続された貫通孔であり、液室35の入口、出口となるインレット38、アウトレット39が同じくエッチングにより形成されており、インレット38には点滴筒11と送液可能に接続するチューブ21が、アウトレット39には、流量センサ14に送液可能に接続されたチューブ22が接続される。液室35は、チューブ21とチューブ22と送液可能に接続されて輸液ポンプシステム1の流路の一部分となる。
システムコントローラSCから圧電素子34に駆動電圧(電圧パルス)を印加することにより圧電素子34が撓み運動し、ガラス基板31の圧電素子と接する部分がダイヤフラムDPとして動作して、圧力がかかることで、圧力室35が収縮(図3(a))・膨張(図3(b))する。その際に、ディフューザ36、ディフューザ37内に生じる圧力差で流れができる。
なお、圧電素子34に駆動電圧を印加するという場合、システムコントローラSCにより、電極34a、電極34b間に電圧を印加している。電極34aには+電圧が印加され、電極34bはGNDに接続されている。そして、両電極間の電位差が、圧電素子34を駆動する駆動電圧となる。
液室35が収縮・膨張を繰り返すことにより、インレット38からアウトレット39への定常的な流体の流れが発生する。
システムコントローラSCから圧電素子34に駆動電圧(電圧パルス)を印加することにより圧電素子34が撓み運動し、ガラス基板31の圧電素子と接する部分がダイヤフラムDPとして動作して、圧力がかかることで、圧力室35が収縮(図3(a))・膨張(図3(b))する。その際に、ディフューザ36、ディフューザ37内に生じる圧力差で流れができる。
なお、圧電素子34に駆動電圧を印加するという場合、システムコントローラSCにより、電極34a、電極34b間に電圧を印加している。電極34aには+電圧が印加され、電極34bはGNDに接続されている。そして、両電極間の電位差が、圧電素子34を駆動する駆動電圧となる。
液室35が収縮・膨張を繰り返すことにより、インレット38からアウトレット39への定常的な流体の流れが発生する。
より詳細に説明すると、図2(b)に示すように、ディフューザ36、37はそれぞれインレット38から液室35、液室35からアウトレット39に向かって、すなわち図中矢印方向に向かって徐々にその断面積が広くなっている。
圧電素子34に電圧パルスを印加することにより、ダイヤフラム部DPを、振動させることができる。すなわち、圧電素子に電圧パルスを印加することにより、液室35が収縮と、膨張(収縮時の状態からの膨張)を繰り返す。液室35の収縮率(ダイヤフラム部DPのたわみ量)は、圧電素子に印加する電圧のパルス振幅、パルス幅、に応じて決まり、液室35の収縮・膨張の繰り返し数は、電圧パルスの周波数によって決まる。
液室35が膨張(実際には、膨張率1である)すると、インレット38とアウトレット39の両方から薬液が流れ込む。
圧電素子34に電圧パルスを印加することにより、ダイヤフラム部DPを、振動させることができる。すなわち、圧電素子に電圧パルスを印加することにより、液室35が収縮と、膨張(収縮時の状態からの膨張)を繰り返す。液室35の収縮率(ダイヤフラム部DPのたわみ量)は、圧電素子に印加する電圧のパルス振幅、パルス幅、に応じて決まり、液室35の収縮・膨張の繰り返し数は、電圧パルスの周波数によって決まる。
液室35が膨張(実際には、膨張率1である)すると、インレット38とアウトレット39の両方から薬液が流れ込む。
ここで、インレット38とアウトレット39からそれぞれ流れ込む流体は、それぞれディフューザ36、37を通過する。ディフューザ36、37は、前述の通り、いずれも矢印方向に行くに従って、断面積が徐々に広くなっている。そのため、ディフューザ36、37は、矢印方向に流れる流体に対し小さい抵抗を、矢印の逆方向に流れる流体に対し大きい抵抗を及ぼす。
従って、図3(a)の状態では、インレット38に向かって吐出される薬液f1は、ディフューザの断面積が狭くなる方向に流れるため抵抗が大きく、その流量は少ない。
アウトレット39に向かって吐出される薬液f2は、ディフューザの断面積が広くなる方向に流れるため、流量が大きい。
従って、図3(a)の状態では、インレット38に向かって吐出される薬液f1は、ディフューザの断面積が狭くなる方向に流れるため抵抗が大きく、その流量は少ない。
アウトレット39に向かって吐出される薬液f2は、ディフューザの断面積が広くなる方向に流れるため、流量が大きい。
また、図3(b)の状態では、インレットから流れ込む薬液f3は、ディフューザ36の断面積が広くなる方向に流れるため抵抗が小さく、その流量は大きい。逆に、アウトレットから流れ込む薬液f4は、ディフューザ37の断面積が狭くなる方向に流れるため、抵抗が大きく、その流量は小さい。
液室35が1回、収縮・膨張すると、インレット38から液室35へ、正味|f3−f1|の量の流体が流れ込むとともに、圧力室35からアウトレット39へ正味|f2−f4|の流体が流れ出る。従って、インレット38からアウトレット39へ、正味f=|f1−f3|=|f4−f2|の量の流体が流れる。
なお、圧力室35の容積W、収縮率βとすると、関係f=W(1−β)が成り立つ。液室35が収縮・膨張を繰り返すことで、インレット38からアウトレット39への定常的な流体の流れが発生する。液室35の収縮・膨張の繰り返しが回数(周波数)をωとすると、単位時間あたりの体積流量F=ωf=ωW(1−β)の流体がインレット38からアウトレット39へ流れる。
液室35が1回、収縮・膨張すると、インレット38から液室35へ、正味|f3−f1|の量の流体が流れ込むとともに、圧力室35からアウトレット39へ正味|f2−f4|の流体が流れ出る。従って、インレット38からアウトレット39へ、正味f=|f1−f3|=|f4−f2|の量の流体が流れる。
なお、圧力室35の容積W、収縮率βとすると、関係f=W(1−β)が成り立つ。液室35が収縮・膨張を繰り返すことで、インレット38からアウトレット39への定常的な流体の流れが発生する。液室35の収縮・膨張の繰り返しが回数(周波数)をωとすると、単位時間あたりの体積流量F=ωf=ωW(1−β)の流体がインレット38からアウトレット39へ流れる。
体積流量Fは、圧電素子34に印加する電圧パルスのパルス振幅V、パルス幅H(パルス面積VH)、パルス周期T(周波数1/T)の少なくとも1つを調整することにより、制御することができる。
圧電素子34に印加する電圧パルスのパルス幅V(又はパルス面積VH)を大きく(小さく)すれば、圧電素子34の伸縮量が、すなわち、ダイヤフラムDPの撓みが大きく(小さく)なる。従って、パルス振幅V(又はパルス面積VH)を変えることにより、圧力室35の膨張・収縮率(1−β)を調整することが出来る。それにより、流量F=ωW(1−β)を制御することが出来る。また、電圧パルスの周波数を大きく(小さく)すれば、ダイヤフラム部DPの振動数(すなわち液室35の収縮・膨張の単位時間の繰り返し回数ω)が大きく(小さく)なる。従って、電圧パルスの周波数を変えることによって、液室35の収縮・膨張の単位時間の繰り返し回数ωを調整することができる。
ただし、このマイクロポンプの構造に制限を受けるものではない。例えば、ディフューザ36、37が無くとも、インレット38、アウトレット39のいずれか若しくは両方に、送液させたい方向にのみ開放する弁を設けて、圧力室の容積を変化可能として送液能力を持たせたポンプを用いることもできる。
圧電素子34に印加する電圧パルスのパルス幅V(又はパルス面積VH)を大きく(小さく)すれば、圧電素子34の伸縮量が、すなわち、ダイヤフラムDPの撓みが大きく(小さく)なる。従って、パルス振幅V(又はパルス面積VH)を変えることにより、圧力室35の膨張・収縮率(1−β)を調整することが出来る。それにより、流量F=ωW(1−β)を制御することが出来る。また、電圧パルスの周波数を大きく(小さく)すれば、ダイヤフラム部DPの振動数(すなわち液室35の収縮・膨張の単位時間の繰り返し回数ω)が大きく(小さく)なる。従って、電圧パルスの周波数を変えることによって、液室35の収縮・膨張の単位時間の繰り返し回数ωを調整することができる。
ただし、このマイクロポンプの構造に制限を受けるものではない。例えば、ディフューザ36、37が無くとも、インレット38、アウトレット39のいずれか若しくは両方に、送液させたい方向にのみ開放する弁を設けて、圧力室の容積を変化可能として送液能力を持たせたポンプを用いることもできる。
図4(a)、図4(b)は、本発明にかかるポンプモジュール12の構成を示す概略図である。
本発明の実施の形態にかかるポンプモジュール12は、シリコン基板に主に薬液や輸液である液体が出入りする空間である液室35、ディフューザ36、37が形成され、液室35のガラス基板上に設けられた圧電素子と、システムコントローラSCから信号を受け取りこの信号に従って該圧電素子を駆動させるための駆動回路で構成された輸液ポンプ13をプラスチック製のケース70が覆ったものである。この主に薬液や輸液である液体が出入りする空間である液室35は、後に説明する流路75、流路76と接続し、流路を兼ね、流路の一部とみなすことができる。
また、ケース70には、薬液もしくは輸液が入った薬液ビン10からチューブ21を介して薬液もしくは輸液が流入する開口部(第3の開口部)71と、チューブ23を介して針16に薬液もしくは輸液を流出する開口部(第4の開口部)72が設けられている。本実施の形態においては、ケース70は6面の直方体であるとし、開口部71は開口部72が開口している面の真逆の面に開口しているとする。しかし、必ずしも6面である必要はなく、8面でも9面でもよいし、全体的に球形で面としては1面しかなくともよい。
本発明の実施の形態にかかるポンプモジュール12は、シリコン基板に主に薬液や輸液である液体が出入りする空間である液室35、ディフューザ36、37が形成され、液室35のガラス基板上に設けられた圧電素子と、システムコントローラSCから信号を受け取りこの信号に従って該圧電素子を駆動させるための駆動回路で構成された輸液ポンプ13をプラスチック製のケース70が覆ったものである。この主に薬液や輸液である液体が出入りする空間である液室35は、後に説明する流路75、流路76と接続し、流路を兼ね、流路の一部とみなすことができる。
また、ケース70には、薬液もしくは輸液が入った薬液ビン10からチューブ21を介して薬液もしくは輸液が流入する開口部(第3の開口部)71と、チューブ23を介して針16に薬液もしくは輸液を流出する開口部(第4の開口部)72が設けられている。本実施の形態においては、ケース70は6面の直方体であるとし、開口部71は開口部72が開口している面の真逆の面に開口しているとする。しかし、必ずしも6面である必要はなく、8面でも9面でもよいし、全体的に球形で面としては1面しかなくともよい。
なお、ケース70が直方体であるとした図4(a)、図4(b)の場合、入口側の開口部71はケース70の長手方向の一方の壁面78に設けられ、出口側の開口部72は、端面78と対向する壁面79に設けられる。
ただし、開口部72は、必ずしも開口部71が開口している面と真逆の面に開口していなくともよい。
また、液室35には、入口側のディフューザ36を介して液が流入する開口部73(第1の開口部)と、出口側のディフューザ37に向かって液が流出する開口部(第2の開口部)74が形成されている。ディフューザ36の内径は、液室35の開口部73側と流路75側とでは液室35の開口部73側の方が大きくなっている。また、ディフューザ37の内径は、液室35の開口部74側と流路76側とでは液室35の開口部74側の方が小さくなっている。すなわち、マイクロポンプ自体の送液能力は開口部73から開口部74の方向に働く。
ただし、開口部72は、必ずしも開口部71が開口している面と真逆の面に開口していなくともよい。
また、液室35には、入口側のディフューザ36を介して液が流入する開口部73(第1の開口部)と、出口側のディフューザ37に向かって液が流出する開口部(第2の開口部)74が形成されている。ディフューザ36の内径は、液室35の開口部73側と流路75側とでは液室35の開口部73側の方が大きくなっている。また、ディフューザ37の内径は、液室35の開口部74側と流路76側とでは液室35の開口部74側の方が小さくなっている。すなわち、マイクロポンプ自体の送液能力は開口部73から開口部74の方向に働く。
さらに、ポンプモジュール12がチューブ21を介して接続された薬液ビン10を点滴棒に吊るした時のように、薬液ビン10がポンプモジュール12よりも高い位置に保持された状態、すなわち、ケース70を、開口部71が鉛直方向の上向きに開口している状態となるように保持した時に、液室35から液が流出する開口部74も鉛直方向上向きに開口しており、ディフューザ36の方がディフューザ37よりも鉛直方向下側になるように輸液ポンプ13がケース70内に配置されている。すなわち、開口部71への前記液体の導入方向と、開口部74からの液体の吐出方向と、が形成する角度のうち、開口部71及び開口部74に挟まれる角度が0度以上90度未満となるように、輸液ポンプ13がケース70内に配置されている。
図4(a)は、開口部71への液体の導入方向と開口部74からの液体の吐出方向が0度の場合を示している。また、開口部71への前記液体の導入方向と、開口部74からの液体の吐出方向と、が形成する角度のうち、開口部71及び開口部74に挟まれる角度が0度でなくとも、液室35内の気泡が浮力で液室35から出て行く配置であれば同様の効果が得られる。その角度は、0度以上90度未満である。
図4(a)は、開口部71への液体の導入方向と開口部74からの液体の吐出方向が0度の場合を示している。また、開口部71への前記液体の導入方向と、開口部74からの液体の吐出方向と、が形成する角度のうち、開口部71及び開口部74に挟まれる角度が0度でなくとも、液室35内の気泡が浮力で液室35から出て行く配置であれば同様の効果が得られる。その角度は、0度以上90度未満である。
例えば、図4(b)で示すように、開口部71への前記液体の導入方向と、開口部74からの液体の吐出方向と、が形成する角度のうち、開口部71及び開口部74に挟まれる角度α(アルファ)が45度の場合も、液室35内の気泡が浮力で液室35内を上昇し、開口部74を経て液室35から出て行く。
別の視点で効果を考えると、開口部71への前記液体の導入方向と、開口部74からの液体の吐出方向とが形成する角度のうち、開口部71及び開口部74に挟まれる角度が0度以上90度未満であれば、液室35内が空気で満たされている状態で開口部73から液体が導入されたとき、水位は開口部74に向かって上昇する。したがって、液室35内に気泡が生じにくい効果がある。さらに、図4(a)、図4(b)で示したポンプモジュール12は、液室35の送液方向側の開口部74は、液の取込み側の開口部73よりも、ケース70の入口側の開口部71により近い位置に設けられている。本実施例では開口部74の対向する壁面に開口部71が形成されている。このことは、ディフューザ37の方がディフューザ36よりも開口部71に近い位置になるようにマイクロポンプがケース70内に配置されているともいえる。本実施例においては、開口部74は、開口部71に向かって開口している。
別の視点で効果を考えると、開口部71への前記液体の導入方向と、開口部74からの液体の吐出方向とが形成する角度のうち、開口部71及び開口部74に挟まれる角度が0度以上90度未満であれば、液室35内が空気で満たされている状態で開口部73から液体が導入されたとき、水位は開口部74に向かって上昇する。したがって、液室35内に気泡が生じにくい効果がある。さらに、図4(a)、図4(b)で示したポンプモジュール12は、液室35の送液方向側の開口部74は、液の取込み側の開口部73よりも、ケース70の入口側の開口部71により近い位置に設けられている。本実施例では開口部74の対向する壁面に開口部71が形成されている。このことは、ディフューザ37の方がディフューザ36よりも開口部71に近い位置になるようにマイクロポンプがケース70内に配置されているともいえる。本実施例においては、開口部74は、開口部71に向かって開口している。
ケース内においては、鉛直方向上側から、開口部71、開口部74、開口部73、開口部72の順に設けられており、これらはほぼ直線上に形成されている。
よって、入口側の開口部71が上向きに開口した状態で保持された状態のケース70内において、輸液ポンプ13(液室35)は鉛直方向(重力方向)の下側から上側に向けて輸液を送液している。
従って、液体の吐出(送液)方向をポンプモジュール12の鉛直方向の上から下方向とするならば、ケース70内で、輸液ポンプ13(液室35)の送液方向が、ポンプモジュール12の送液方向とは、外見上は上下が逆転した状態で設けられていることになる。
特に、図4(a)に示した例の場合、図4に示すように、ケース70の入口側の開口部(第3の開口部)71は、液室35の出口側の開口部(第2の開口部)74の吐出方向の延長線上の下流側の壁面に設けられている。
換言すると、液室35の出口側の開口部74は、ケース70の入口側の開口部71側に向けて開口しており、また液室35の入口側の開口部73は、ケース70の出口側の開口部72側に向けて開口している。
すなわち、液室35の入口は、ケース70の出口側に設けられ、液室35の出口は、ケース70の入口側に設けられている。つまり、輸液ポンプ13の入口側の開口部73はケース70の出口側の壁面79に近く、輸液ポンプ13の出口側の開口部74は、入口側の壁面78に近い。
よって、入口側の開口部71が上向きに開口した状態で保持された状態のケース70内において、輸液ポンプ13(液室35)は鉛直方向(重力方向)の下側から上側に向けて輸液を送液している。
従って、液体の吐出(送液)方向をポンプモジュール12の鉛直方向の上から下方向とするならば、ケース70内で、輸液ポンプ13(液室35)の送液方向が、ポンプモジュール12の送液方向とは、外見上は上下が逆転した状態で設けられていることになる。
特に、図4(a)に示した例の場合、図4に示すように、ケース70の入口側の開口部(第3の開口部)71は、液室35の出口側の開口部(第2の開口部)74の吐出方向の延長線上の下流側の壁面に設けられている。
換言すると、液室35の出口側の開口部74は、ケース70の入口側の開口部71側に向けて開口しており、また液室35の入口側の開口部73は、ケース70の出口側の開口部72側に向けて開口している。
すなわち、液室35の入口は、ケース70の出口側に設けられ、液室35の出口は、ケース70の入口側に設けられている。つまり、輸液ポンプ13の入口側の開口部73はケース70の出口側の壁面79に近く、輸液ポンプ13の出口側の開口部74は、入口側の壁面78に近い。
図4(a)、図4(b)とも、このような液室35の開口部と、ケース70の開口部との位置関係に加え、ケース70内において、ケース70の開口部71は、流路75を介して液室35の開口部73(ディフューザ36)に送液され、開口部72は、図1のチューブ22に代えて、流路76と流量センサ14とを介して液室35の開口部74(ディフューザ37)から送液される。つまり、流路75は、開口部71とディフューザ36を接続する流路である。また、流路76は、図1のチューブ22に代えて、開口部72とディフューザ37を接続する流路である。
上記したように、ケース70内で輸液ポンプ13が送液方向で上下が逆転して設けられおり、輸液ポンプ13に接続されたチューブ21、22の送液方向とは逆転している。
従って、ケース70では、開口部71と液室35の開口部73とを接続する流路75は、開口部73の下側から回り込むように開口部73に接続され、開口部74と開口部72を接続する流路76は、開口部74から、液室35を迂回するように開口部72に繋がる。
本実施例において、流路75、76は管形状の部材を用いるが、これに限ることなく、流体を所望の方向に導く周知の構成を用いることができる。また、ディフューザ36、37が無くとも、インレット38、アウトレット39のいずれか若しくは両方に、送液させたい方向にのみ開放する弁を設けて、液室35の容積を変化可能として送液能力を持たせたポンプを用いることもできる。
上記したように、ケース70内で輸液ポンプ13が送液方向で上下が逆転して設けられおり、輸液ポンプ13に接続されたチューブ21、22の送液方向とは逆転している。
従って、ケース70では、開口部71と液室35の開口部73とを接続する流路75は、開口部73の下側から回り込むように開口部73に接続され、開口部74と開口部72を接続する流路76は、開口部74から、液室35を迂回するように開口部72に繋がる。
本実施例において、流路75、76は管形状の部材を用いるが、これに限ることなく、流体を所望の方向に導く周知の構成を用いることができる。また、ディフューザ36、37が無くとも、インレット38、アウトレット39のいずれか若しくは両方に、送液させたい方向にのみ開放する弁を設けて、液室35の容積を変化可能として送液能力を持たせたポンプを用いることもできる。
かかるポンプモジュール12を図1の構成の点滴装置に適用した場合、薬液ビン10を点滴棒に吊るすなどして、薬液ビン10を針16よりも高い位置に保持して、ケース70の開口71を、チューブ21を介して輸液ビン10と接続してポンプモジュール12を略鉛直方向に垂下すれば、輸液ビン10からの輸液は、開口部71から輸液ポンプ13内に進入して流路75を通過して、液室35の下側から流入する。
従って、背景技術において説明したように、液室35の下側から輸液を供給することで、液室内の空気を上側を向いた開口74から押し出しつつ気泡が生じないよう液室35を輸液で満たすことが出来る。
従って、背景技術において説明したように、液室35の下側から輸液を供給することで、液室内の空気を上側を向いた開口74から押し出しつつ気泡が生じないよう液室35を輸液で満たすことが出来る。
看護師等は、液室35の出口側開口部の向きを考慮することなく、ポンプモジュール12の開口71に接続したチューブ21を輸液ビン10に接続して、略鉛直方向に垂下しさえすればよいため、負担を著しく軽減することが出来る。
なお、本発明の輸液ポンプは、図4に示すような構成を備えたことにより、逆向きに、すなわち開口部72を輸液ビン10側、開口部71を針側に接続するようにすれば、開口部72が流路76によって輸液ポンプ13の送液方向の開口部37に接続されているので、薬液ビン10が輸液ポンプ13よりも高い位置に保持されたとき、輸液ポンプ13の作用によって、開口部72から流入する輸液の流れを制御しながら開口部72から開口部71の方向に送液することも出来る。
ケース70の開口部71及び開口部72は、互いに最も遠い壁面、すなわち対向する(反対側の)壁面に形成されている。
こうすることで、開口部71、72に繋いだチューブが直線的に延びるので見た目も良い。
なお、本発明の輸液ポンプは、図4に示すような構成を備えたことにより、逆向きに、すなわち開口部72を輸液ビン10側、開口部71を針側に接続するようにすれば、開口部72が流路76によって輸液ポンプ13の送液方向の開口部37に接続されているので、薬液ビン10が輸液ポンプ13よりも高い位置に保持されたとき、輸液ポンプ13の作用によって、開口部72から流入する輸液の流れを制御しながら開口部72から開口部71の方向に送液することも出来る。
ケース70の開口部71及び開口部72は、互いに最も遠い壁面、すなわち対向する(反対側の)壁面に形成されている。
こうすることで、開口部71、72に繋いだチューブが直線的に延びるので見た目も良い。
図5は、本発明のポンプシステムにおける制御部の構成を示す図であり、(a)はハードウェア構成図、(b)は制御部において実行される制御プログラムを示す図である。
(a)に示すように、システムコントローラSCは、制御部としてのCPU40と、制御用プログラム、予め定められた設定値としての薬液の理想的な時間当たり流量(以下、設定流量という)のデータを格納したROM41(Read Only Memory)と、制御用プログラムをROM41から読み出して実行のために展開し、また流量センサ14から取得される検出値としての流量データ(以下、測定流量という)や演算データを一時的に格納する作業領域としてのRAM(Random Access Memory)42と、を備えている。
また、システムに異常事態があった場合、看護師等に報知するための信号を発する無線通信手段43、異常事態発生時にLED等を発光させてその旨を報知する報知手段44を有している。
なお、設定流量は、ROM41に格納するのではなく、図示しない入力手段により、薬剤や患者の状態に合わせて適宜入力し、RAM42に格納するようにしても良い。
上記したように、システムコントローラSCは、流量センサ14、狭窄手段15、ポンプ13と電気的に接続されている。
(a)に示すように、システムコントローラSCは、制御部としてのCPU40と、制御用プログラム、予め定められた設定値としての薬液の理想的な時間当たり流量(以下、設定流量という)のデータを格納したROM41(Read Only Memory)と、制御用プログラムをROM41から読み出して実行のために展開し、また流量センサ14から取得される検出値としての流量データ(以下、測定流量という)や演算データを一時的に格納する作業領域としてのRAM(Random Access Memory)42と、を備えている。
また、システムに異常事態があった場合、看護師等に報知するための信号を発する無線通信手段43、異常事態発生時にLED等を発光させてその旨を報知する報知手段44を有している。
なお、設定流量は、ROM41に格納するのではなく、図示しない入力手段により、薬剤や患者の状態に合わせて適宜入力し、RAM42に格納するようにしても良い。
上記したように、システムコントローラSCは、流量センサ14、狭窄手段15、ポンプ13と電気的に接続されている。
CPU40は、流量センサ14から測定流量データを受け取り、それを設定流量と比較して、設定流量よりも多ければ、図2、図3で説明した輸液ポンプ13の圧電素子34に印加する電圧パルスのパルス振幅、パルス幅、パルス周期を変化させて流量を調整する。
また、(b)に示すように、CPU40は、輸液ポンプ13を制御して吐出する流量を変化させたり、駆動を停止させたりする制御を行うポンプ制御部51、設定流量と測定流量とを比較する比較演算部52、測定流量を積算して注入した薬液の総量を演算する流量積算部53、狭窄手段15を制御して開放・狭窄させる狭窄手段制御部54、報知手段44と無線通信(W/L)手段43を制御して狭窄手段15による遮断が行われた時に、あるいは後述する診断動作で正常に遮断が行われなかった時に報知を看護師等や外部装置に報知を行う報知制御部55と、点滴装置1の何れかの部分で異常事態が生じた時に各処理部による処理に割り込んでポンプ13を停止させ、狭窄手段15を動作させる割り込み制御部61を実行する。
また、(b)に示すように、CPU40は、輸液ポンプ13を制御して吐出する流量を変化させたり、駆動を停止させたりする制御を行うポンプ制御部51、設定流量と測定流量とを比較する比較演算部52、測定流量を積算して注入した薬液の総量を演算する流量積算部53、狭窄手段15を制御して開放・狭窄させる狭窄手段制御部54、報知手段44と無線通信(W/L)手段43を制御して狭窄手段15による遮断が行われた時に、あるいは後述する診断動作で正常に遮断が行われなかった時に報知を看護師等や外部装置に報知を行う報知制御部55と、点滴装置1の何れかの部分で異常事態が生じた時に各処理部による処理に割り込んでポンプ13を停止させ、狭窄手段15を動作させる割り込み制御部61を実行する。
次に、本発明の輸液ポンプシステムにおける流量制御について説明する。
スタート後、輸液総量と予め設定した単位時間あたりの輸液レート(流量)を読み込む。続いて、システムコントローラに備えた図示しない操作部による輸液開始の指示に応じてポンプの駆動を開始する。
基本的な動作としては、システムコントローラSCは流量センサ14からの出力信号を測定流量として読み込み、比較演算部52によって予め設定された流量(設定流量)との比較を行い、ポンプ制御部51により、測定流量が設定流量と等しくなるように、輸液ポンプの動作を、圧電素子に印加するパルス振幅、パルス幅、パルス周期の少なくとも1つを調整して制御する。
また同時に、流量積算部54は流量を積算することで、生体に注入した輸液量を算出する。ここで、流量とは単位時間あたりにチューブ内を移動する輸液の体積もしくは質量である。
また、ポンプ制御部51は、予め設定した注入する輸液の総量と、流量の積算値との比較で、あらかじめ設定した総量に達しない場合は、ポンプを動作させ続けて輸液動作を継続するが、総量に達した場合は、ポンプを停止させ、輸液動作を終了する。
スタート後、輸液総量と予め設定した単位時間あたりの輸液レート(流量)を読み込む。続いて、システムコントローラに備えた図示しない操作部による輸液開始の指示に応じてポンプの駆動を開始する。
基本的な動作としては、システムコントローラSCは流量センサ14からの出力信号を測定流量として読み込み、比較演算部52によって予め設定された流量(設定流量)との比較を行い、ポンプ制御部51により、測定流量が設定流量と等しくなるように、輸液ポンプの動作を、圧電素子に印加するパルス振幅、パルス幅、パルス周期の少なくとも1つを調整して制御する。
また同時に、流量積算部54は流量を積算することで、生体に注入した輸液量を算出する。ここで、流量とは単位時間あたりにチューブ内を移動する輸液の体積もしくは質量である。
また、ポンプ制御部51は、予め設定した注入する輸液の総量と、流量の積算値との比較で、あらかじめ設定した総量に達しない場合は、ポンプを動作させ続けて輸液動作を継続するが、総量に達した場合は、ポンプを停止させ、輸液動作を終了する。
ただし、システムコントローラSCが、流量センサ14から信号を全く得られなかったり、測定流量が本来あり得ないような異常に高い値を示す場合、輸液ポンプシステムを構成する要素(チューブ11、21、22、23、点滴筒11、輸液ポンプ13、流量センサ14、薬液ビン10)に外的障害が生じた可能性が高い(針抜け、血管外注入、あるいは衝撃や急激な温度変化、薬液ビンの設置位置に著しい変化が発生した場合等)。この場合、もはやマイクロポンプ12を制御して設定流量に戻すことは不可能である。
その場合、割り込み制御部61から割り込みが入り、実行中のプログラムの状況によらず、狭窄手段15によりチューブを遮断した上で、強制的にポンプ動作停止の処理を行う。上記のような異常が発生した場合、直ちに流路の遮断を実行することができ、重篤な事態を未然に回避することが出来る。
なお、計測流量が異常な値でこそないものの、設定流量以上の値となった場合、ポンプに対する通常の閉ループ制御により、ポンプの駆動条件を、流量を低減する方向に制御を行う。これで、流量センサでの検出値が低減し、再び設定流量(あるいは一定の誤差以内)に到達した場合には、これは閉ループ制御内の通常動作である。
その場合、割り込み制御部61から割り込みが入り、実行中のプログラムの状況によらず、狭窄手段15によりチューブを遮断した上で、強制的にポンプ動作停止の処理を行う。上記のような異常が発生した場合、直ちに流路の遮断を実行することができ、重篤な事態を未然に回避することが出来る。
なお、計測流量が異常な値でこそないものの、設定流量以上の値となった場合、ポンプに対する通常の閉ループ制御により、ポンプの駆動条件を、流量を低減する方向に制御を行う。これで、流量センサでの検出値が低減し、再び設定流量(あるいは一定の誤差以内)に到達した場合には、これは閉ループ制御内の通常動作である。
一方、ポンプの駆動条件を変更しても、設定流量に制御できない場合、薬液ビン10の高さ位置が想定された使用位置より大きく変化したことにより発生した、ポンプにより制御可能な範囲を超えた、輸液の自重による輸液の流れが原因である考えられる。
この場合、本実施例では、ポンプ制御部51は輸液ポンプ13の駆動を停止して一定時間をおいた後で(ポンプ駆動による慣性的に流れる流量の影響を除去するため)、流量センサ14による測定流量を自重の影響による輸液の流量として検出する。
狭窄手段制御部54は、自重の影響による輸液の流量を低減し、少なくとも、ポンプ駆動時の測定流量が設定流量となる程度に経路が狭まるよう、チューブ23を狭窄するように狭窄手段15を制御する。
こうすることで、輸液の自重の影響を極力除去してポンプによる制御が可能な流量まで落とすことが出来る。
この場合、あらかじめチューブの狭窄量と流量との関係をテーブルとしてROM41に格納し、比較することで、正確に自重の影響による輸液の流量を調整出来る。
自重の影響による輸液の流量を検出したのちは、再びポンプの駆動を再開し、チューブの狭窄とポンプ制御の両方を同時に行うことで、短時間で正常な流量に制御することが出来る。
この場合、本実施例では、ポンプ制御部51は輸液ポンプ13の駆動を停止して一定時間をおいた後で(ポンプ駆動による慣性的に流れる流量の影響を除去するため)、流量センサ14による測定流量を自重の影響による輸液の流量として検出する。
狭窄手段制御部54は、自重の影響による輸液の流量を低減し、少なくとも、ポンプ駆動時の測定流量が設定流量となる程度に経路が狭まるよう、チューブ23を狭窄するように狭窄手段15を制御する。
こうすることで、輸液の自重の影響を極力除去してポンプによる制御が可能な流量まで落とすことが出来る。
この場合、あらかじめチューブの狭窄量と流量との関係をテーブルとしてROM41に格納し、比較することで、正確に自重の影響による輸液の流量を調整出来る。
自重の影響による輸液の流量を検出したのちは、再びポンプの駆動を再開し、チューブの狭窄とポンプ制御の両方を同時に行うことで、短時間で正常な流量に制御することが出来る。
図6は、本発明の輸液ポンプシステムの第1の制御形態を示すフローチャートである。
一定時間毎にセンサ流量(測定流量)と予め設定された閾値を比較し、これを超えた時点で異常と検出することが出来る。
また、流量センサの状態が正常であれば、流量が0の場合、システムコントローラには、2.5Vの信号が出力されるが、それを下回ったり、あるいは0Vとなる場合には、センサにトラブルが発生していると判断出来る。
以下は、センサの出力信号や測定流量に問題がない場合のフローである。
輸液ポンプシステムの動作が開始されると、CPU40は、予め設定された点滴の総量と、理想的な時間当たり流量をROM41から読み出す(ステップS101)。
次いで、CPU40は、輸液ポンプ13を動作させる命令を発行する(ステップS102)。
CPU40は、流量センサ14から入力される信号から得られる流量を常に監視している。また、CPU40は、流量センサ14の値を監視し、さらに、流量センサ14の値から輸液ポンプを流れた薬液の総量を積算し、ステップS101で読み出した総量に到達したと判断されれば(ステップS104でYes)、点滴は終了であるので、ポンプの動作を停止する(ステップS105)。
総量に到達するまでは(ステップS104でNo)、一定期間毎に、流量センサの値に基づく流量を、ステップS101で取得した設定流量と比較する(ステップS106)。
測定流量が、設定流量よりも多い場合(ステップS107でYes)は、CPU40は、輸液ポンプ13を制御して、輸液ポンプの周波数等や駆動電圧を変更して流量を加減・調整(ステップS108)する。
この制御により、測定流量が設定流量に対して閾値以内の差に納まれば(ステップS109でYes)、閉ループ制御内の変動として、ステップS103に戻る。
一定時間毎にセンサ流量(測定流量)と予め設定された閾値を比較し、これを超えた時点で異常と検出することが出来る。
また、流量センサの状態が正常であれば、流量が0の場合、システムコントローラには、2.5Vの信号が出力されるが、それを下回ったり、あるいは0Vとなる場合には、センサにトラブルが発生していると判断出来る。
以下は、センサの出力信号や測定流量に問題がない場合のフローである。
輸液ポンプシステムの動作が開始されると、CPU40は、予め設定された点滴の総量と、理想的な時間当たり流量をROM41から読み出す(ステップS101)。
次いで、CPU40は、輸液ポンプ13を動作させる命令を発行する(ステップS102)。
CPU40は、流量センサ14から入力される信号から得られる流量を常に監視している。また、CPU40は、流量センサ14の値を監視し、さらに、流量センサ14の値から輸液ポンプを流れた薬液の総量を積算し、ステップS101で読み出した総量に到達したと判断されれば(ステップS104でYes)、点滴は終了であるので、ポンプの動作を停止する(ステップS105)。
総量に到達するまでは(ステップS104でNo)、一定期間毎に、流量センサの値に基づく流量を、ステップS101で取得した設定流量と比較する(ステップS106)。
測定流量が、設定流量よりも多い場合(ステップS107でYes)は、CPU40は、輸液ポンプ13を制御して、輸液ポンプの周波数等や駆動電圧を変更して流量を加減・調整(ステップS108)する。
この制御により、測定流量が設定流量に対して閾値以内の差に納まれば(ステップS109でYes)、閉ループ制御内の変動として、ステップS103に戻る。
しかしながら、異常値にまではならないまでも、変動量がある程度よりも大きくなると、ポンプ制御のみでは調整をすることが出来ないことがある。このような変動は、ポンプのみの問題ではなく、薬液ビンの高さ位置が想定された以上に変わることによって現れる、輸液の自重の影響が原因であると考える。
本発明では、ポンプ制御により、測定流量が設定流量にならない場合には、(ステップS109でNo)、以下のように自重による輸液の流れの調整を行う。
まず、CPU40は、輸液ポンプ13を一旦停止させる(ステップS110)。
このとき、流量センサ14はまだ動作しているので、CPU40は、流量センサの信号から、ポンプの動作の影響を受けない自重の影響のみによる輸液の流量を得ることが出来る。
次いで、CPU40は、輸液ポンプ13の動作を再開させるとともに、狭窄手段15には、チューブ23を流れる薬液の自重の影響による輸液の流量を低減し、少なくとも、ポンプ駆動時の測定流量が設定流量となる程度にチューブを狭窄させる(ステップ111)。
本発明では、ポンプ制御により、測定流量が設定流量にならない場合には、(ステップS109でNo)、以下のように自重による輸液の流れの調整を行う。
まず、CPU40は、輸液ポンプ13を一旦停止させる(ステップS110)。
このとき、流量センサ14はまだ動作しているので、CPU40は、流量センサの信号から、ポンプの動作の影響を受けない自重の影響のみによる輸液の流量を得ることが出来る。
次いで、CPU40は、輸液ポンプ13の動作を再開させるとともに、狭窄手段15には、チューブ23を流れる薬液の自重の影響による輸液の流量を低減し、少なくとも、ポンプ駆動時の測定流量が設定流量となる程度にチューブを狭窄させる(ステップ111)。
この後、点滴を続けた後で、測定流量が設定流量よりも少なくなった場合(ステップS112でYes)、薬液ビン10の位置が元に戻り、輸液の自重の影響による輸液の流れが解消していると考えられるので、CPU40は、開閉制御信号によって狭窄手段15を制御して、狭窄を解除させ(ステップS113)、ステップS103に戻って通常の動作を続ける。
設定流量よりも少なくならなければ(ステップ112でNo)、そのままステップS103に戻り通常の動作を続ける。
狭窄手段15が無い場合、流量センサの値が設定流量とは異なるもの、異常ではないような場合でも、ポンプの吐出量制御による流量制御の範囲を超えた場合には、ポンプを止めるしかない。しかしながら、狭窄手段15を設けたことにより、ポンプの吐出量制御だけでなく、経路の最後で流量を絞ることが出来るので、システムとしての制御の幅、自由度を広げることが出来る。
そこで、以下に示す第2の制御例のように、ポンプ制御のみによる流量制御が可能かどうかの判断は、流量の増加率を基準とするとすることで、即座に制御を行って制御不能の時間を短縮することが出来る。
設定流量よりも少なくならなければ(ステップ112でNo)、そのままステップS103に戻り通常の動作を続ける。
狭窄手段15が無い場合、流量センサの値が設定流量とは異なるもの、異常ではないような場合でも、ポンプの吐出量制御による流量制御の範囲を超えた場合には、ポンプを止めるしかない。しかしながら、狭窄手段15を設けたことにより、ポンプの吐出量制御だけでなく、経路の最後で流量を絞ることが出来るので、システムとしての制御の幅、自由度を広げることが出来る。
そこで、以下に示す第2の制御例のように、ポンプ制御のみによる流量制御が可能かどうかの判断は、流量の増加率を基準とするとすることで、即座に制御を行って制御不能の時間を短縮することが出来る。
図7は、本発明の輸液ポンプシステムの第2の制御形態を示すフローチャートである。
図7に示す第2の制御例では、対策を行うタイミングが、第1の制御例とは異なっている。
CPU40は、流量信号(測定流量)を監視し、流量を積算することに加え、流量の増加率も演算している(ステップS103’)。流量は、通常多少の変動はするものであるが、その変動量は所定の幅に収まる。
本実施例では、このような流量の増加率を演算し、急激な変動が観測されると、ポンプを停止し、第1の制御例と同様の、自重の影響による輸液の流れへの対策を行う。流量が跳ね上がった時(閾値を超えて変化したとき)に自重の影響による輸液の流れが発生したと考えることが出来るので、その時点から制御を開始することで、制御までの時間を短くすることが出来る。
ところで、上述したように、システムコントローラSCが、流量センサ14から信号を全く得られなかったり、測定流量が本来あり得ないような異常に高い値を示す場合、輸液ポンプシステムを構成する要素に外的障害が生じた可能性が高い。
その時、CPU40(割り込み制御部61)は、制御例1、2における各制御に対して割り込みをかける。この場合、どの部分のプログラムを実行中でも輸液を停止する処理を行なう。停止処理としては、輸液ポンプ13の駆動を停止してポンプ自体の輸液を停止し、狭窄手段15に流路を遮断する動作を指示する。
さらに、CPU40は、報知手段44を点滅あるいは発声させたり、無線通信手段43により看護師等が所持する端末装置(外部装置)に通知する。
図7に示す第2の制御例では、対策を行うタイミングが、第1の制御例とは異なっている。
CPU40は、流量信号(測定流量)を監視し、流量を積算することに加え、流量の増加率も演算している(ステップS103’)。流量は、通常多少の変動はするものであるが、その変動量は所定の幅に収まる。
本実施例では、このような流量の増加率を演算し、急激な変動が観測されると、ポンプを停止し、第1の制御例と同様の、自重の影響による輸液の流れへの対策を行う。流量が跳ね上がった時(閾値を超えて変化したとき)に自重の影響による輸液の流れが発生したと考えることが出来るので、その時点から制御を開始することで、制御までの時間を短くすることが出来る。
ところで、上述したように、システムコントローラSCが、流量センサ14から信号を全く得られなかったり、測定流量が本来あり得ないような異常に高い値を示す場合、輸液ポンプシステムを構成する要素に外的障害が生じた可能性が高い。
その時、CPU40(割り込み制御部61)は、制御例1、2における各制御に対して割り込みをかける。この場合、どの部分のプログラムを実行中でも輸液を停止する処理を行なう。停止処理としては、輸液ポンプ13の駆動を停止してポンプ自体の輸液を停止し、狭窄手段15に流路を遮断する動作を指示する。
さらに、CPU40は、報知手段44を点滅あるいは発声させたり、無線通信手段43により看護師等が所持する端末装置(外部装置)に通知する。
図8は、異常事態発生時の割り込み制御を示すフローチャートである。
流量センサからの正常な流量信号が受信できる場合(ステップS121でYes)は、流量センサにはトラブルはないと判断し、さらに流量が正常な範囲に(ステップS123でYes)は、ポンプにも問題がないと考えられるため、図6、図7のメインルーチンに戻る。
流量信号が正常に受信できない場合、例えば、流量信号自体受信出来ない場合や、信号が一定の電圧を下回る場合(ステップS121でNo)はセンサにトラブルがあると判断し(ステップS122)、又は流量信号自体を正常に受信出来てもその流量が閾値以下、つまり極端に少なかったり、ゼロであったりした時、あるいはポンプ制御や、狭窄手段による調整の可能範囲を超えた大量の流量が観測されるような場合には、ポンプにトラブルがあると判断する(ステップS124)。
また、チューブの閉塞、針抜け、血管外注入といった構成部品に対する衝撃や温度など外的要因も考えられる。
これらの場合、割り込み制御部61は、狭窄手段にチューブを遮断させ(ステップS125)、さらに輸液ポンプ13の動作も停止させる(ステップS126)。
流量センサからの正常な流量信号が受信できる場合(ステップS121でYes)は、流量センサにはトラブルはないと判断し、さらに流量が正常な範囲に(ステップS123でYes)は、ポンプにも問題がないと考えられるため、図6、図7のメインルーチンに戻る。
流量信号が正常に受信できない場合、例えば、流量信号自体受信出来ない場合や、信号が一定の電圧を下回る場合(ステップS121でNo)はセンサにトラブルがあると判断し(ステップS122)、又は流量信号自体を正常に受信出来てもその流量が閾値以下、つまり極端に少なかったり、ゼロであったりした時、あるいはポンプ制御や、狭窄手段による調整の可能範囲を超えた大量の流量が観測されるような場合には、ポンプにトラブルがあると判断する(ステップS124)。
また、チューブの閉塞、針抜け、血管外注入といった構成部品に対する衝撃や温度など外的要因も考えられる。
これらの場合、割り込み制御部61は、狭窄手段にチューブを遮断させ(ステップS125)、さらに輸液ポンプ13の動作も停止させる(ステップS126)。
このように、最も患者との接続部分に近い部品の吐出側に狭窄手段15を設けることで、万一、構成部品が破壊されても、患者の血管に直接接続されているチューブ(図1ではチューブ23)を遮断して外気に暴露されることを防ぐことが出来る。
なお、システムコントローラSCは、ステップS125で狭窄手段にチューブを遮断させた場合は、図示しないスピーカーで音声を発生したり、無線通信手段43を介して看護師に通知する。
さらに、狭窄手段は、遮断をさせた場合には、その旨をシステムコントローラに通知するようにすることで、確実にシステムの異常を看護師や患者に通知することが出来る。
なお、システムコントローラSCは、ステップS125で狭窄手段にチューブを遮断させた場合は、図示しないスピーカーで音声を発生したり、無線通信手段43を介して看護師に通知する。
さらに、狭窄手段は、遮断をさせた場合には、その旨をシステムコントローラに通知するようにすることで、確実にシステムの異常を看護師や患者に通知することが出来る。
そこで、本発明では、狭窄手段15が、システムの動作・不動作を検知し、不動作を検知した時には自律的に動作して経路を遮断するようにした。
システムコントローラSCは、その動作中には、動作していることを示す信号(動作信号)を狭窄手段15に入力している。この信号が入力されている期間は、狭窄手段15による遮断動作は行わない。
システムがトラブル等で停止した場合(最悪電源が遮断された場合)この信号を含めて全てのシステムから出力される信号がLOWになると想定される。このとき、狭窄手段は、LOW信号を検出することで、遮断動作を行う。
さらに望ましくは、緊急時にシステムが停止した場合は、システムからの給電が期待出来ないことから、狭窄手段自体にバッテリを内蔵し、このバッテリは最低でも遮断動作を行うに十分な容量を持つことが望ましい。
正常時には、システムからの正常を示す信号により、常時充電状態を維持し、緊急時には、充電した電力による遮断動作を行うのが望ましい。これにより、システムが遮断時等、流路の遮断を行うことが可能になる。
また、確実に狭窄手段を動作させるために、遮断状態を通常とし、システムの動作開始時にシステムコントローラからの指示により開放するようにしても良い。
システムコントローラSCは、その動作中には、動作していることを示す信号(動作信号)を狭窄手段15に入力している。この信号が入力されている期間は、狭窄手段15による遮断動作は行わない。
システムがトラブル等で停止した場合(最悪電源が遮断された場合)この信号を含めて全てのシステムから出力される信号がLOWになると想定される。このとき、狭窄手段は、LOW信号を検出することで、遮断動作を行う。
さらに望ましくは、緊急時にシステムが停止した場合は、システムからの給電が期待出来ないことから、狭窄手段自体にバッテリを内蔵し、このバッテリは最低でも遮断動作を行うに十分な容量を持つことが望ましい。
正常時には、システムからの正常を示す信号により、常時充電状態を維持し、緊急時には、充電した電力による遮断動作を行うのが望ましい。これにより、システムが遮断時等、流路の遮断を行うことが可能になる。
また、確実に狭窄手段を動作させるために、遮断状態を通常とし、システムの動作開始時にシステムコントローラからの指示により開放するようにしても良い。
図9は、システムコントローラ不動作時の狭窄手段の動作を示すフローチャートである。
狭窄手段15は、動作信号受信を受信出来なくなると(ステップS131)、何らかのシステムトラブルが生じたと判断し(ステップS132)、チューブを遮断する。
また、システムコントローラSCは、動作(点滴)開始時、輸液ポンプ13を稼働させる前に、狭窄手段15の遮断・開放をする診断動作を行う。このとき、狭窄手段15から遮断を行った旨の信号が出力されない場合は、異常があるとして、報知手段44を点滅あるいは発声させたり、無線通信手段43により看護師等が所持する端末装置(外部装置)に通知することで、異常事態のある点滴装置の使用を未然に防ぐことができ、より安全に点滴を実施することが可能である。
狭窄手段15は、動作信号受信を受信出来なくなると(ステップS131)、何らかのシステムトラブルが生じたと判断し(ステップS132)、チューブを遮断する。
また、システムコントローラSCは、動作(点滴)開始時、輸液ポンプ13を稼働させる前に、狭窄手段15の遮断・開放をする診断動作を行う。このとき、狭窄手段15から遮断を行った旨の信号が出力されない場合は、異常があるとして、報知手段44を点滅あるいは発声させたり、無線通信手段43により看護師等が所持する端末装置(外部装置)に通知することで、異常事態のある点滴装置の使用を未然に防ぐことができ、より安全に点滴を実施することが可能である。
次に、かかる構成を備えた点滴装置において、輸液ポンプ13の液室35(図4)に輸液を低速で導入して、点滴装置の使用開始時(ポンプへの初期通液時)に液室35における気泡の発生を防止するための制御を説明する。
上記に説明したように、本発明の実施の形態にかかる点滴装置は、チューブ23を狭窄するための狭窄手段15を有している。
なお、図1の例では狭窄手段15は、チューブ23を狭窄するように設けてあるが、是に制限されることはなく、薬液ビン付近のチューブ20や、輸液ポンプ21に直接繋がるチューブ21に設けるようにしても良い。
薬液ビン10から針16までは、複数のチューブと種々の装置を連通して一つの系となっている。従って、経路のどの部分を狭窄しても同じ効果が得られる。
上記に説明したように、本発明の実施の形態にかかる点滴装置は、チューブ23を狭窄するための狭窄手段15を有している。
なお、図1の例では狭窄手段15は、チューブ23を狭窄するように設けてあるが、是に制限されることはなく、薬液ビン付近のチューブ20や、輸液ポンプ21に直接繋がるチューブ21に設けるようにしても良い。
薬液ビン10から針16までは、複数のチューブと種々の装置を連通して一つの系となっている。従って、経路のどの部分を狭窄しても同じ効果が得られる。
本発明では、液室35が空気で満たされている状態から液体で満たされている状態に移行させる際、つまり、液体が液室35を満たす間、この狭窄手段15によってチューブを狭窄することにより、薬液ビン10から針16までの経路を流れる輸液の流量を制限して、液室35に輸液の自重による流下速度よりも低速で輸液を進入させる。
上記したように、本発明の実施の形態にかかる点滴装置は、ポンプモジュール12内に(図1参照)または輸液ポンプ13と一体に(図4)、輸液ポンプ13から吐出される輸液の流量を測定する流量センサ14を備えている。ここで流量センサ14は、輸液ポンプ13よりも下流側のチューブ上であれば、ポンプモジュール12内でなくともよい。輸液ポンプ13よりも下流側に配置された流量センサ14が輸液の流量を計測したということを、液室35が輸液で満たされたとみなす。
狭窄手段15は、チューブ23への取付け時はチューブ23である流路を完全に遮断する。システムコントローラSCを経由した運転開始指示により、この狭窄状態が緩み、薬液ビン10からチューブ20に輸液(もしくは薬液)が流入する。
この流入時、狭窄手段15によりチューブ23を狭窄して輸液の各チューブ内を流れる速度が輸液の自重による流下速度よりも遅くなるようなチューブ23の流路抵抗とする。その後、輸液が液室35を満して輸液ポンプ13を通過し、液室35よりも針16側に設けた流量センサ14による輸液の通過に対する反応の出力が検知された時点で狭窄手段15の狭窄の程度を変化させる。流量センサが検出した流量がシステムコントローラSCに設定された流量よりも大きい場合は、輸液ポンプ13の駆動により流量が設定流量になるまで狭窄を強めて流路抵抗を高める。逆に、流量センサが検出した流量がシステムコントローラSCに設定された流量よりも小さい場合は、輸液ポンプ13の駆動により流量が設定流量にすることが可能になるまで狭窄を緩めて、流路抵抗を小さくする。ここで、流量とは単位時間あたりにチューブ内を移動する輸液の体積もしくは質量である。
ところで、輸液が液室35を満たしたことの検知は、流量センサ14を用いるのではなく、ポンプモジュール12内のチューブ22、ポンプモジュール12に接続されたチューブ23に光検知器(光センサ)を設け、これにより液室35下流のチューブ内の輸液の有無を検知することによって行ってもよい。
上記したように、本発明の実施の形態にかかる点滴装置は、ポンプモジュール12内に(図1参照)または輸液ポンプ13と一体に(図4)、輸液ポンプ13から吐出される輸液の流量を測定する流量センサ14を備えている。ここで流量センサ14は、輸液ポンプ13よりも下流側のチューブ上であれば、ポンプモジュール12内でなくともよい。輸液ポンプ13よりも下流側に配置された流量センサ14が輸液の流量を計測したということを、液室35が輸液で満たされたとみなす。
狭窄手段15は、チューブ23への取付け時はチューブ23である流路を完全に遮断する。システムコントローラSCを経由した運転開始指示により、この狭窄状態が緩み、薬液ビン10からチューブ20に輸液(もしくは薬液)が流入する。
この流入時、狭窄手段15によりチューブ23を狭窄して輸液の各チューブ内を流れる速度が輸液の自重による流下速度よりも遅くなるようなチューブ23の流路抵抗とする。その後、輸液が液室35を満して輸液ポンプ13を通過し、液室35よりも針16側に設けた流量センサ14による輸液の通過に対する反応の出力が検知された時点で狭窄手段15の狭窄の程度を変化させる。流量センサが検出した流量がシステムコントローラSCに設定された流量よりも大きい場合は、輸液ポンプ13の駆動により流量が設定流量になるまで狭窄を強めて流路抵抗を高める。逆に、流量センサが検出した流量がシステムコントローラSCに設定された流量よりも小さい場合は、輸液ポンプ13の駆動により流量が設定流量にすることが可能になるまで狭窄を緩めて、流路抵抗を小さくする。ここで、流量とは単位時間あたりにチューブ内を移動する輸液の体積もしくは質量である。
ところで、輸液が液室35を満たしたことの検知は、流量センサ14を用いるのではなく、ポンプモジュール12内のチューブ22、ポンプモジュール12に接続されたチューブ23に光検知器(光センサ)を設け、これにより液室35下流のチューブ内の輸液の有無を検知することによって行ってもよい。
図10は、本発明の実施形態に適用可能な光検知器を説明する図である。
光センサ100は、光源となるLEDなどの発光部101と、チューブを透過した光を受光してその光量を検出する受光部と、から構成される。
発光部101、受光部102は、システムコントローラSC(図1)から給電されている。
チューブ内を輸液が通過しなければ、光検知器によって検出される光量は変化しないが、チューブ内が輸液を通過する際には、輸液が透明であったとしても空気と輸液との屈折率の差異から受光部102の検出値に変化が生じる。この変化を捉えることで、チューブにおける光検知器の設置位置を輸液が通過したことを検出することが出来る。
光検出器100は、システムコントローラSCに接続されており、輸液が通過したことを示す信号をシステムコントローラSCを送信して、狭窄手段15を制御させる。
信号を受けたシステムコントローラSC(制御部40)は、狭窄手段15を制御させる。
さらに、液室35における気泡の発生を防止するために、送液開始時は輸液速度を遅くし、輸液が液室35を満たしたことを検知してから輸液速度を早くするのではなく、輸液ポンプの入口(第4に示す第3の開口部71)よりも上流側のチューブ21に光センサを設けて通過する輸液の有無を検出することで、送液開始から輸液が液室35の入口付近まで到達するまでは輸液速度を早くし、到達を検知した以降は、輸液速度を遅くするようにしてもよい。
ところで、光センサ100を液室35の下流側及び上流側のどちらかではなく、両方に設けることが出来る。
このようにすることで、輸液が輸液ポンプの入口(図4に示す第3の開口部)付近に到達したことを検知できるため、それまでは、狭窄手段15によるチューブの狭窄量(押圧量)を小さくして輸液速度を上げ看護師等の作業効率を向上できる。
光センサ100は、光源となるLEDなどの発光部101と、チューブを透過した光を受光してその光量を検出する受光部と、から構成される。
発光部101、受光部102は、システムコントローラSC(図1)から給電されている。
チューブ内を輸液が通過しなければ、光検知器によって検出される光量は変化しないが、チューブ内が輸液を通過する際には、輸液が透明であったとしても空気と輸液との屈折率の差異から受光部102の検出値に変化が生じる。この変化を捉えることで、チューブにおける光検知器の設置位置を輸液が通過したことを検出することが出来る。
光検出器100は、システムコントローラSCに接続されており、輸液が通過したことを示す信号をシステムコントローラSCを送信して、狭窄手段15を制御させる。
信号を受けたシステムコントローラSC(制御部40)は、狭窄手段15を制御させる。
さらに、液室35における気泡の発生を防止するために、送液開始時は輸液速度を遅くし、輸液が液室35を満たしたことを検知してから輸液速度を早くするのではなく、輸液ポンプの入口(第4に示す第3の開口部71)よりも上流側のチューブ21に光センサを設けて通過する輸液の有無を検出することで、送液開始から輸液が液室35の入口付近まで到達するまでは輸液速度を早くし、到達を検知した以降は、輸液速度を遅くするようにしてもよい。
ところで、光センサ100を液室35の下流側及び上流側のどちらかではなく、両方に設けることが出来る。
このようにすることで、輸液が輸液ポンプの入口(図4に示す第3の開口部)付近に到達したことを検知できるため、それまでは、狭窄手段15によるチューブの狭窄量(押圧量)を小さくして輸液速度を上げ看護師等の作業効率を向上できる。
図11は、光センサを輸液ポンプ13の下流側及び下流側に設けた輸液装置を示す図である。
図11に示す例では、第1の光センサ100−1を点滴筒11と輸液ポンプとの間(上流側)のチューブ21、第2の光センサ100−2を針16とポンプモジュール12の間(下流側)のチューブ23に設けている。
光センサをポンプモジュール12の上流側・下流側に設けることで、輸液ポンプ13の入口付近に到達した時点から、輸液が輸液ポンプ13の液室35を満たしポンプを通過するまでの時間だけ輸液の速度を遅くすることにより、看護師等の作業効率を一層向上でき、より好ましい。
輸液速度を落とす時間をより短くして効率的に点滴作業を行うには、光センサを出来るだけ輸液ポンプ13に近い場所に設けることは望ましいため、図11に点線で示すように、ポンプモジュール12の内部に設けるようにしても良い。
図11に示す例では、第1の光センサ100−1を点滴筒11と輸液ポンプとの間(上流側)のチューブ21、第2の光センサ100−2を針16とポンプモジュール12の間(下流側)のチューブ23に設けている。
光センサをポンプモジュール12の上流側・下流側に設けることで、輸液ポンプ13の入口付近に到達した時点から、輸液が輸液ポンプ13の液室35を満たしポンプを通過するまでの時間だけ輸液の速度を遅くすることにより、看護師等の作業効率を一層向上でき、より好ましい。
輸液速度を落とす時間をより短くして効率的に点滴作業を行うには、光センサを出来るだけ輸液ポンプ13に近い場所に設けることは望ましいため、図11に点線で示すように、ポンプモジュール12の内部に設けるようにしても良い。
図12は、光センサを用いた輸液装置の流量制御を説明するフローチャートである。
点滴装置1の使用の開始直後の初期通液の際、図5(b)に示す狭窄手段制御部54により狭窄手段15によるチューブ23の遮断を解除すると輸液はチューブ20内を移動し始める。
この時点では、まだ、輸液ポンプ13に気泡が発生することはないため、看護師等の作業効率性を考え、狭窄手段15をやや大きめに開放して、輸液のチューブ内移動を高速にしてもよい。
図11に示す第1の光センサ100−1が、輸液を検出すると、(ステップS202でYes)、輸液が輸液ポンプの入口付近まで到達しているので、狭窄手段制御部54は、狭窄手段15を制御してチューブを狭窄し、液室35に気泡が生じない程度まで単位時間あたりの流量を低下させる(ステップ203)。
続いて、第2の光センサ100−2が輸液を検出すると、輸液はすでに液室35を満たして輸液ポンプの外に出ているので(ステップS204)、狭窄手段制御部54は狭窄手段15を制御してチューブへの狭窄を解除し、輸液速度を元に戻し(ステップS206)、初期通液は完了となる(ステップS207)。
チューブへの狭窄が解除されると、輸液の流量は初期と同じとなり、残りのチューブへの薬液充填時間を短くすることが出来る。
点滴装置1の使用の開始直後の初期通液の際、図5(b)に示す狭窄手段制御部54により狭窄手段15によるチューブ23の遮断を解除すると輸液はチューブ20内を移動し始める。
この時点では、まだ、輸液ポンプ13に気泡が発生することはないため、看護師等の作業効率性を考え、狭窄手段15をやや大きめに開放して、輸液のチューブ内移動を高速にしてもよい。
図11に示す第1の光センサ100−1が、輸液を検出すると、(ステップS202でYes)、輸液が輸液ポンプの入口付近まで到達しているので、狭窄手段制御部54は、狭窄手段15を制御してチューブを狭窄し、液室35に気泡が生じない程度まで単位時間あたりの流量を低下させる(ステップ203)。
続いて、第2の光センサ100−2が輸液を検出すると、輸液はすでに液室35を満たして輸液ポンプの外に出ているので(ステップS204)、狭窄手段制御部54は狭窄手段15を制御してチューブへの狭窄を解除し、輸液速度を元に戻し(ステップS206)、初期通液は完了となる(ステップS207)。
チューブへの狭窄が解除されると、輸液の流量は初期と同じとなり、残りのチューブへの薬液充填時間を短くすることが出来る。
また、輸液が輸液ポンプ13の入口付近に到達した時点から、輸液ポンプ13の液室35を満たしポンプを通過するまでの時間だけ輸液の速度を遅くするための別の構成例として、送液の開始から、輸液が輸液ポンプ13の入口付近に到達までの時間、さらに、そこから輸液ポンプ13の液室35を満たすまでの時間を予め見込んだ上で、これらの見込み時間の間だけ、チューブを押圧・狭窄して輸液の速度を遅くするようにしてもよい。
そのための構成として、システムコントローラSCに、カウント部(計時装置)200を設けて、送液開始からの経過時間を計時する。
なお、正確に計時を行うには、送液の開始をカウンタ200に伝えて、送液開始と同時にカウントを行う必要がある。
そこで、狭窄手段15は、非通電状態でチューブを遮断した状態としておき、点滴装置が動作開始すると狭窄手段15に通電して、輸液の移動を確保するのに必要なだけ遮断を開放して送液を開始するようにすれば、制御部40は狭窄手段の動作開始を認識できるため、そのタイミングからカウントを開始するようにすればよい。
そのための構成として、システムコントローラSCに、カウント部(計時装置)200を設けて、送液開始からの経過時間を計時する。
なお、正確に計時を行うには、送液の開始をカウンタ200に伝えて、送液開始と同時にカウントを行う必要がある。
そこで、狭窄手段15は、非通電状態でチューブを遮断した状態としておき、点滴装置が動作開始すると狭窄手段15に通電して、輸液の移動を確保するのに必要なだけ遮断を開放して送液を開始するようにすれば、制御部40は狭窄手段の動作開始を認識できるため、そのタイミングからカウントを開始するようにすればよい。
図13は、本発明のシステムコントローラSCに含まれるカウント部の機能ブロック図である。
カウント部200は、送液開始からの経過時間カウントを開始するカウンタ201と、図5に示すROM41又はRAM42に予め格納した、所定の基準となるカウント値(基準カウント値A、B)を含むLUT(Lookup Table)と、カウンタ201によるカウント数を、基準カウント値と比較する比較器202と、カウンタ201のカウント値をリセットするカウンタリセット回路203と、を備えている。
なお、基準カウント値Aは、送液開始から輸液が輸液ポンプ13の入口付近に到達するまでの見込み時間(第1の所定時間)、基準カウント値Bは、その後、輸液が輸液ポンプの液室35を満たすまでの見込み時間(第2の所定時間)である。これは予め輸液の特徴(粘性など)を考慮して算出し、LUTに格納しておく。
カウント部200は、送液開始からの経過時間カウントを開始するカウンタ201と、図5に示すROM41又はRAM42に予め格納した、所定の基準となるカウント値(基準カウント値A、B)を含むLUT(Lookup Table)と、カウンタ201によるカウント数を、基準カウント値と比較する比較器202と、カウンタ201のカウント値をリセットするカウンタリセット回路203と、を備えている。
なお、基準カウント値Aは、送液開始から輸液が輸液ポンプ13の入口付近に到達するまでの見込み時間(第1の所定時間)、基準カウント値Bは、その後、輸液が輸液ポンプの液室35を満たすまでの見込み時間(第2の所定時間)である。これは予め輸液の特徴(粘性など)を考慮して算出し、LUTに格納しておく。
図14は、システムコントローラSCに含まれるカウント部200による制御の流れを示したフローチャートである。
図13、14に基づいて、本実施形態にかかる輸液流量の制御を説明する。
点滴装置1の使用の開始直後の初期通液の際、図5(b)に示す狭窄手段制御部54により狭窄手段15によるチューブ23の遮断を解除すると輸液はチューブ20内を移動し始める。システムコントローラ40に含まれるCPU40は、計数スタート信号をカウンタ101に送信する。
その信号が受信された時点よりカウンタ201による計数が開始される(ステップS301)。
計数結果は、計数毎に比較器202に出力され、LUTに格納された基準カウント値Aと比較される(ステップS302)。
計数結果が基準カウント値Aに一致するまでの間は、輸液は、ポンプモジュール12にまで到達していないと判断する(ステップS302でNo)。
この時点では、まだ、輸液ポンプ13に気泡が発生することはないため、看護師等の作業効率性を考え、狭窄手段15をやや大きめに開放して、輸液のチューブ内移動を高速にしてもよい。
図13、14に基づいて、本実施形態にかかる輸液流量の制御を説明する。
点滴装置1の使用の開始直後の初期通液の際、図5(b)に示す狭窄手段制御部54により狭窄手段15によるチューブ23の遮断を解除すると輸液はチューブ20内を移動し始める。システムコントローラ40に含まれるCPU40は、計数スタート信号をカウンタ101に送信する。
その信号が受信された時点よりカウンタ201による計数が開始される(ステップS301)。
計数結果は、計数毎に比較器202に出力され、LUTに格納された基準カウント値Aと比較される(ステップS302)。
計数結果が基準カウント値Aに一致するまでの間は、輸液は、ポンプモジュール12にまで到達していないと判断する(ステップS302でNo)。
この時点では、まだ、輸液ポンプ13に気泡が発生することはないため、看護師等の作業効率性を考え、狭窄手段15をやや大きめに開放して、輸液のチューブ内移動を高速にしてもよい。
計数結果が基準カウントAに一致すると(ステップS302でYes)、輸液はポンプモジュール12(輸液ポンプ13)付近まで到達していると考えられるため、カウンタリセット回路103によりカウンタ101の計数をリセットした上で(ステップS303)、計数結果が基準カウントAに一致した旨を制御部40(図5)に通知して(基準カウント値一致信号)、狭窄手段15によりチューブ23を狭窄させ輸液の流量を低下させる。
ポンプ付近で輸液の速度を落とすことで、輸液は液室35にゆっくり進入するため気泡の発生を防ぐことが出来る。
カウンタ201は、再び計数を開始する(ステップS305)。
基準カウント値Bに到達すると(ステップS306でYes)、モジュール12(輸液ポンプの液室35)への輸液充填は完了していると考えられるため、その旨をCPU40(図5)に通知して(基準カウント値一致信号)、狭窄手段15により今度は、チューブの流路抵抗を変化させる。流量センサ14が検出した流量がシステムコントローラSCに設定された流量よりも大きい場合は、輸液ポンプ13の駆動により流量が設定流量になるまで狭窄を強めて流路抵抗を高める。逆に、流量センサ14が検出した流量がシステムコントローラSCに設定された流量よりも小さい場合は、輸液ポンプ13の駆動により流量が設定流量にすることが可能になるまで狭窄を緩めて、流路抵抗を小さくする。
狭窄手段15が開放されると、輸液の流量は初期と同じとなり、残りのチューブへの薬液充填時間を短くすることが出来る。
なお、輸液が輸液ポンプに近づいてから液室を満たすまでの時間ではなく、送液開始から液室を満たすまでの時間に流量を少なくする場合には、基準カウント値は1つとなり、処理は簡略化される。また、送液から液室を満たすまでは、狭窄手段15によって輸液の速度を遅く制限する。
ポンプ付近で輸液の速度を落とすことで、輸液は液室35にゆっくり進入するため気泡の発生を防ぐことが出来る。
カウンタ201は、再び計数を開始する(ステップS305)。
基準カウント値Bに到達すると(ステップS306でYes)、モジュール12(輸液ポンプの液室35)への輸液充填は完了していると考えられるため、その旨をCPU40(図5)に通知して(基準カウント値一致信号)、狭窄手段15により今度は、チューブの流路抵抗を変化させる。流量センサ14が検出した流量がシステムコントローラSCに設定された流量よりも大きい場合は、輸液ポンプ13の駆動により流量が設定流量になるまで狭窄を強めて流路抵抗を高める。逆に、流量センサ14が検出した流量がシステムコントローラSCに設定された流量よりも小さい場合は、輸液ポンプ13の駆動により流量が設定流量にすることが可能になるまで狭窄を緩めて、流路抵抗を小さくする。
狭窄手段15が開放されると、輸液の流量は初期と同じとなり、残りのチューブへの薬液充填時間を短くすることが出来る。
なお、輸液が輸液ポンプに近づいてから液室を満たすまでの時間ではなく、送液開始から液室を満たすまでの時間に流量を少なくする場合には、基準カウント値は1つとなり、処理は簡略化される。また、送液から液室を満たすまでは、狭窄手段15によって輸液の速度を遅く制限する。
図15は、流路抵抗変化手段の一例としてのチューブ23を狭窄する手段の具体的な例を示す図である。
流路抵抗手段としての狭窄手段15は、ステッピングモータ71と、ステッピングモータ81の回転軸81aに取り付けられた回転ギア82と、第一の回転ギア82の回転力を受けて回転する第二の回転ギア83aと、第二の回転ギア83aの回転中心軸でステッピングモータ81とは逆方向に取り付けられた雄ネジ83bと、ステッピングモータ81の電圧を切り換えてステッピングモータ81の回転方向を変更させるICチップ等の電圧制御部80とを備えている。
この電圧制御部80には、システムコントローラSCから動作信号及び解除信号が送られて来る。また、狭窄手段15には、断面が凹溝のガイドレール85が形成されており、ガイドレール85の凹溝に沿って移動自在にクランパ84が取り付けられている。
クランパ84には、上記雄ネジ83bに螺合する雌ネジ84aが形成されている。これにより、ステッピングモータ81を駆動して、雄ネジ83bを回転させることにより、雄ネジ83bは、クランパの雌ネジ84aに対し、その回転方向に応じて軸線方向に変位し、その結果として、クランパ84がガイドレール85に案内されて摺動変位されることになる。
流路抵抗手段としての狭窄手段15は、ステッピングモータ71と、ステッピングモータ81の回転軸81aに取り付けられた回転ギア82と、第一の回転ギア82の回転力を受けて回転する第二の回転ギア83aと、第二の回転ギア83aの回転中心軸でステッピングモータ81とは逆方向に取り付けられた雄ネジ83bと、ステッピングモータ81の電圧を切り換えてステッピングモータ81の回転方向を変更させるICチップ等の電圧制御部80とを備えている。
この電圧制御部80には、システムコントローラSCから動作信号及び解除信号が送られて来る。また、狭窄手段15には、断面が凹溝のガイドレール85が形成されており、ガイドレール85の凹溝に沿って移動自在にクランパ84が取り付けられている。
クランパ84には、上記雄ネジ83bに螺合する雌ネジ84aが形成されている。これにより、ステッピングモータ81を駆動して、雄ネジ83bを回転させることにより、雄ネジ83bは、クランパの雌ネジ84aに対し、その回転方向に応じて軸線方向に変位し、その結果として、クランパ84がガイドレール85に案内されて摺動変位されることになる。
また、狭窄手段15には、クランパ84よりもステッピングモータ81側に、クランパ84による押圧を検知する第一の押圧センサ87aが設けられている。そして、クランパ84が、ステッピングモータ81側に摺動変位して、押圧センサ87aを押圧すると、押圧センサ87aは、クランパ84によって押圧されたことを検知する。
押圧センサ87aの出力信号は電圧制御部80に送信され、電圧制御部80がステッピングモータ81に供給する電圧パルスを停止することで、ステッピングモータ81の駆動が停止される。
更に、狭窄手段15には、チューブ23を挿入するための挿入孔が設けられている。挿入孔に対するクランパ84の反対側には、第二の押圧センサ87bが設けられている。そして、クランパ84が摺動変位して、挿入孔に挿入されているチューブ23を押圧すると、チューブ23の直径が歪んで下流側チューブ内を狭窄すると共に、チューブ23が第二の押圧センサ87b側に変位する。これにより、第二の押圧センサ87bは、チューブ23によって押圧されたことを検知する。
押圧センサ87aの出力信号は電圧制御部80に送信され、電圧制御部80がステッピングモータ81に供給する電圧パルスを停止することで、ステッピングモータ81の駆動が停止される。
更に、狭窄手段15には、チューブ23を挿入するための挿入孔が設けられている。挿入孔に対するクランパ84の反対側には、第二の押圧センサ87bが設けられている。そして、クランパ84が摺動変位して、挿入孔に挿入されているチューブ23を押圧すると、チューブ23の直径が歪んで下流側チューブ内を狭窄すると共に、チューブ23が第二の押圧センサ87b側に変位する。これにより、第二の押圧センサ87bは、チューブ23によって押圧されたことを検知する。
また、狭窄手段15における挿入孔の外周には、円筒状で弾力性のある検出子88が設けられている。検出子88の内周半径は、チューブ23の外周半径よりも若干小さく形成されている。これにより、チューブ23が挿入孔に挿入されると、チューブ23は検出子88を若干押し広げ、検出子88が元の形状に戻る力によって把持されることになる。更に、検出子88の外周側面には、第三の押圧センサ89が設けられている。そして、上述のごとく、チューブ23の挿入によって若干押し広げられた検出子88によって、第三の押圧センサ89が押圧されたことを検知する。
第三の押圧センサ89の出力信号は電圧制御部80に送信され、仮に電圧制御部80でシステムコントローラSCからの動作信号を受信できなくなった場合には、電圧制御部80がステッピングモータ81に電圧パルスを供給し始めて、クランパ84がチューブ23を押すように摺動変位を開始する。また、第三の押圧センサ89の出力信号が電圧制御部80に送信されなければ、チューブ23が狭窄手段15に挿入されていないため、仮に電圧制御部80でシステムコントローラSCからの動作信号を受信できなくなった場合であっても、電圧制御部80はステッピングモータ81に電圧パルスを供給しない。なお、電圧制御部80で上述の解除信号を受信した場合には、クランパ84がチューブ23の狭窄を解除する方向に摺動変位するように、電圧制御部80はステッピングモータ81への電圧パルスを供給する。
第三の押圧センサ89の出力信号は電圧制御部80に送信され、仮に電圧制御部80でシステムコントローラSCからの動作信号を受信できなくなった場合には、電圧制御部80がステッピングモータ81に電圧パルスを供給し始めて、クランパ84がチューブ23を押すように摺動変位を開始する。また、第三の押圧センサ89の出力信号が電圧制御部80に送信されなければ、チューブ23が狭窄手段15に挿入されていないため、仮に電圧制御部80でシステムコントローラSCからの動作信号を受信できなくなった場合であっても、電圧制御部80はステッピングモータ81に電圧パルスを供給しない。なお、電圧制御部80で上述の解除信号を受信した場合には、クランパ84がチューブ23の狭窄を解除する方向に摺動変位するように、電圧制御部80はステッピングモータ81への電圧パルスを供給する。
1 点滴装置、2 生体、10 薬液ビン、11 点滴筒、12 ポンプモジュール、13 輸液ポンプ、14 流量センサ、15 狭窄手段、16 針、20 チューブ、21 チューブ、22 チューブ、23 チューブ、30 シリコン基板、31 ガラス基板、34 圧電素子、35 ポンプ室、36 ディフューザ、37 ディフューザ、38 インレット、39 アウトレット、40 CPU、41 ROM、42 RAM、51 ポンプ制御部、52 比較演算部、53 流量積算部、54 狭窄手段制御部、61 割り込み制御部、70 電圧制御部、71 ステッピングモータ、71a 回転軸、72 回転ギア、73a 回転ギア、73b 雄ネジ、74 クランパ、74a 雌ネジ、75 ガイドレール、77a 押圧センサ、77b 押圧センサ、78 検出子、79 押圧センサ、100 光検知器、101 発光部、102 受光部、200 カウント部、201 カウンタ、202 比較器、203 カウンタリセット回路
Claims (7)
- 流路と、該流路を兼ねる空間を有するポンプと、を備える送液システムにおいて、
前記流路の流路抵抗を変化させる流路抵抗変化手段を備え、
前記流路抵抗変化手段は、少なくとも液体が前記空間を満たす間、当該流路抵抗変化手段が未作動の状態よりも前記流路の流路抵抗が大きくなるように作動していることを特徴とする送液システム。 - 請求項1に記載の送液システムにおいて、
前記空間内が液体で満たされたことを検知可能な第1の検知手段を備え、
前記流路抵抗変化手段は、前記空間内が液体で満たされたことを検知すると、前記流路の流路抵抗を変化させることを特徴とする送液システム。 - 請求項2に記載の送液システムにおいて、
前記第1の検知手段は、前記ポンプより下流側に設けられた流量センサであり、
前記流路抵抗変化手段は、前記流量センサが液体を検知すると、前記流量センサが計測する流量が、設定された流量に近づくように、前記流路の流路抵抗を変化させることを特徴とする送液システム。 - 請求項1に記載の送液システムにおいて、
前記流路抵抗手段の作動時間を計時する計時手段と、を備え、
前記流路抵抗変化手段は、前記計時手段により計時された時間が所定時間に達した時に、前記流路の流路抵抗を変化させることを特徴とする送液システム。 - 請求項4に記載の送液システムにおいて、
前記流路に流量センサを備え、
前記流路抵抗変化手段は、前記計時手段により計時される時間が前記所定時間に達した時に、前記流量センサが計測する流量が、設定された流量に近づくように、前記流路の流路抵抗を変化させることを特徴とする送液システム。 - 請求項4又は5に記載の送液システムにおいて、
前記所定時間は、所定の時期から液体が前記空間を満たすまでの時間であることを特徴とする送液システム。 - 請求項1乃至6の何れか一項に記載の送液システムにおいて、
液体を検知する第2の検知手段を前記ポンプの上流側の流路に備え、
前記流路抵抗変化手段は、前記第2の検知手段が液体の存在を検知すると、該検知前よりも前記流路の流路抵抗が大きくなるように作動することを特徴とする送液システム。
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