JP2012194391A - 光沢付与装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ニップ部においてトナーTを担持した記録材Pを無端状ベルト104に接触させた状態でその記録材Pを下流側に搬送し、ヒートシンク105による冷却後に無端状ベルト104から剥離させることでその記録材Pに光沢を付与する光沢付与装置100であって、ヒートシンク105の温度を検出するヒートシンク用サーミスタ106と、ヒートシンク105による冷却後の無端状ベルト104の温度を検出するサーモパイル108とを備え、ヒートシンク用サーミスタ106とサーモパイル108との検出結果に基づいて、無端状ベルト104とヒートシンク105との間の接触状態の良否判断を行い、その良否判断結果により記録材Pの搬送可否を決定するようにした。
【選択図】 図3
Description
そこで、電子写真方式の画像形成装置においても、銀塩写真のような高光沢を得るために、印刷出力前に記録材画像に光沢を付与する光沢付与装置が知られている。
そして、このようなベルト式の光沢付与装置では、通常、ニップ部を通過した記録材を無端状ベルトに接触させた状態で搬送しながら冷却手段により冷却して記録材を剥離するようにしている。
また、特許文献2には、画像形成装置外部に別ユニットとして設けられたベルト式の光沢付与装置において、光沢性を向上させるために、定着ニップ部の温度において記録材の熱可塑性樹脂の粘度をカラートナーの粘度よりも小さくし、かつ記録材の熱可塑性樹脂の弾性を、カラートナーの弾性よりも小さくするようにすることが提案されている。
そして、記録材上のトナーと無端状ベルトとの間の密着状態を保ったまま冷却手段により冷却して剥離することで、表面が平滑な無端状ベルトの状態をトナー表面に転写することができ、トナー表面が平滑化されて凹凸がなくなり出力後の記録材画像において光が正反射して光沢度が高くなる。
この点、特許文献1及び2には、この問題を解決するための手段については記載されていない。
上記第1の温度検出手段と上記第2の温度検出手段との検出結果に基づいて、上記無端状ベルトと上記冷却手段との間の接触状態の良否判断を行い、その良否判断結果により上記記録材の搬送可否を決定するようにしたものである。
また、この光沢付与装置において、上記第1の温度検出手段により検出した温度が所定の温度以上となった場合は、上記冷却手段が異常であると判断して、異常であることを通知し、この通知は、上記所定の温度差以上となった場合に行う通知とは異なる通知にするとよい。
また、上記の各光沢付与装置において、上記第1の温度検出手段が、上記冷却手段のうち上記無端状ベルトとの接触部分近傍の温度を検出するようにするとよい。
また、この発明の画像形成装置は、上記いずれかの光沢付与装置を備えた画像形成装置である。
図1は、この発明の実施形態である光沢付与装置100と画像形成装置200との外観図である。
図2に示すように、画像形成装置200の制御部210は、CPU211、ROM212、RAM213、エンジン部インタフェース(I/F)214、通信I/F215及びハードディスク装置(HDD)216を備え、これらがシステムバス217により接続されている。
ROM212は、CPU211が実行するプログラムを格納している読み出し専用の記憶手段である。
RAM213は、CPU211が実行するプログラムを展開し、各種処理を行う際の作業領域として使用する読み書き可能な記憶手段である。
通信I/F215は、画像形成装置200が、光沢付与装置100とネットワーク又はUSBケーブルなどを介して通信を行うためのインタフェースである。
なお、通信I/F215は、ネットワークの規格や使用する通信プロトコル等に応じて適切なものを用意する。また、複数の規格に対応させて複数の通信I/F215を設けることも当然可能である。
HDD216は、制御プログラムや各種データを記憶する大容量記憶手段である。
図3に示すように、この光沢付与装置100は、加熱ローラ101、ベルト用サーミスタ102、加圧ローラ103、無端状ベルト104、ヒートシンク105、ヒートシンク用サーミスタ106、冷却ファン107、サーモパイル108、ステアリングローラ109、剥離ローラ110、排出ローラ111、入口ガイド板112及び出口ガイド板113を備えている。なお、図3において、Pは記録材を、Tはトナーをそれぞれ指している。
なお、ハロゲンヒータ101aへの通電のON又はOFF(以下単に「ハロゲンヒータ101aのON又はOFF」という)の切り替え制御は、CPU211が行うものとし、記録材Pの搬送前にはCPU211がハロゲンヒータ101aをONにして、加熱ローラ101ならびに加熱ローラ101と接触する無端状ベルト104を所定の温度にまで加熱するものとする。
ベルト用サーミスタ102は、加熱ローラ101と接触する位置の近傍で無端状ベルト104の表面温度を検知するためものである。
無端状ベルト104は、加熱ローラ101、ステアリングローラ109及び剥離ローラ110に張り回された無端状のベルトであって、記録材P搬送時にはニップ部において溶融したトナーをベルト表面に密着させて記録材Pを下流側に搬送するための搬送手段である。
なお、ヒートシンク105には、図示しないファンが例えば上部に設けられており、空気を吹き付けてヒートシンク105を直接冷却するとともに、ヒートシンク105に多数設けられたフィン(ひれ)の間に溜まる空気の流れをよくして放熱効果を高めるようにしている。
なお、このヒートシンク用サーミスタ106としては、接触部分近傍の温度を検出できれば、接触タイプ又は非接触タイプいずれの温度検出手段を用いてもよく、例えばサーモパイルを用いても構わない。
なお、冷却ファン107は、図中2セット設けられているが、これに限られる訳ではなく、1セットでもよいし3セット以上設けて冷却効果を高めても構わない。
なお、このサーモパイル108としては、非接触状態で温度検出できるものであればよく、例えば非接触型のサーミスタを用いても構わない。
剥離ローラ110は、無端状ベルト104から記録材Pを剥離させるためのローラである。排出ローラ111は、光沢が付与された記録材Pを外部の図示しない排出トレイに排出させるためのローラである。
その状態で記録材Pを下流側に搬送して無端状ベルト104の内周面に配置されたヒートシンク105と冷却ファン107により記録材Pを上下から冷却して、トナーTのガラス転移点温度以下に冷却しトナー像を固化させる。
その後、記録材Pを剥離ローラ110で曲率剥離して、排出ローラ111で外部に排出する。
このため、記録材P上のトナー像が出力後には、光を正反射するようになり写真のような高い光沢度を得ることができる。
これは、トナーTが十分に溶融しないと記録材Pが無端状ベルト104に密着しなくなるからであり、また一度溶融したトナーTが十分に冷却されずに固化しない状態でそのまま搬送されると、剥離時に記録材P上のトナーTが自身の粘度や弾性力により乱れてしまい平滑化されなくなるからである。
このため、ヒートシンク105は、150℃の無端状ベルト104を50℃まで下げることを考慮して条件が予め設定されており、ヒートシンク105に設置されたヒートシンク用サーミスタ106の検出温度が40℃になるようにしている。
無端状ベルト104の片寄りに関しては、ステアリングローラ109を傾けることで反対側に寄りを戻すことは可能であるが、部品の磨耗状態やローラに被膜するゴムのへたりなどにより使っているうちに無端状ベルト104に波打ちが発生しやすくなる。
例えば、ヒートシンク105に接触していた部分の無端状ベルト104の温度は50℃となっていても、波打ちなどによりヒートシンク105から浮いた部分は80℃になってしまい光沢度にも差がでてしまうことが考えられる。
このことから、光沢ムラの発生を防ぐためには、部分的に浮いたような箇所がない状態で記録材Pを搬送する必要があり、無端状ベルト104とヒートシンク105との間の接触状態が非常に重要となる。従って、この接触状態が良好か否かを予め知ることができれば、光沢ムラを未然に防止することができる。
そこで、以下この点に関連して、図4を参照しながら、CPU211が、無端状ベルト104とヒートシンク105との間の接触状態が正常か否かを判断するための処理について説明する。
画像形成装置200と光沢付与装置100それぞれの電源投入がなされて、CPU211が通信I/F215を介して光沢付与装置100と通信可能な状態になると、立ち上げ動作として以下の処理を順に行う。
そして、加熱ローラ101に接触している無端状ベルト104の表面温度をベルト用サーミスタ102から取得し(S12)、ベルト用サーミスタ102から取得した温度が所定の目標温度に達したかどうか判断する(S13)。
なお、ステップS11乃至S13の処理を行っている間は、CPU211は記録材Pの搬送を開始しない。
次に、ベルト用サーミスタ102から取得した温度が所定の目標温度に達すると(S13のYes方向)、CPU211は、ヒートシンク105の温度をヒートシンク用サーミスタ106から取得し(S14)、ヒートシンク105による冷却後の無端状ベルト104の温度をサーモパイル108から取得する(S15)。
6)、所定の温度差以上でない場合(S16のNo方向)、CPU211は、再度ステップS14乃至16の処理を繰り返す。
このようにすることで、CPU211は、ヒートシンク105の温度と冷却後の無端状ベルト104の温度とをリアルタイムでモニタすることができるので、搬送方向に沿って無端状ベルト104がヒートシンク105に接触している部分と接触していない部分があって測定タイミングによって無端状ベルト104の温度が低温になったり高温になったりしても、接触していない部分で起こる大きな温度差を検出することができ、接触不良を検出することができる。
なお、ステップS17において行う通知に、記録材Pの搬送を中断した旨又は記録材Pの搬送を行わないようにした旨を含めるようにしてもよい。
また、画像形成装置200に、ネットワーク等を介してパーソナルコンピュータ(PC)等の外部機器が通信可能に接続されている場合、その外部機器に上述した通知を行って、PCに表示させてもよい。
これにより、少なくとも、ベルト全周に渡って、温度差が大きい箇所を検出することができ、この所定時間ループを繰り返すことによって、より確実に接触不良があるか否か確認することができる。
このように、温度ムラがあるという基準で接触不良を検知しようとするとその制御が難しくなる。一方で、この実施形態においては、ヒートシンク105と冷却後の無端状ベルト104の温度差が大きな温度差になるか否かを単にリアルタイムでモニタするだけでよく、処理負荷の低い単純な制御で接触不良を検知することができる。
通常このような光沢付与装置100は業務用印刷に使用されることも多く、一回の印刷で数千枚レベルの印刷を行なうことも少なくない。従って、出力後の記録材Pに光沢ムラが発生して記録材Pが無駄になってしまうといった事態を防止することができる。
このことにより、光沢ムラの発生を未然防止できることに加えて、ユーザは、図示しない操作パネルを介して、無端状ベルト104とヒートシンク105が接触不良であることを知ることができる。
以上で実施形態の説明を終了するが、この発明において、光沢付与装置100の具体的な構成やCPU211が行う処理の内容が、上述した実施形態の内容に限られないことはもちろんである。
例えば、変形例として光沢付与装置100を図5に示す水冷式のものにすることができる。図5は、水冷式の光沢付与装置100′の構成の詳細を示した図である。この図において、図3と同じ構成のものについては、同じ符号を付しており、図3と異なる点は、冷却手段としてのヒートシンク105が、水冷式ヒートシンク114になった点である。以下、この異なる点を中心に説明する。
また、画像形成装置200のCPU211又は光沢付与装置100のCPU何れかに関わらず、ステップS18において行う接触不良の表示は、操作パネル以外にランプの点灯やブザーの報知など公知の手法により外部に通知しても構わない。
また、光沢付与装置100は、必ずしも画像形成装置200の外部に別ユニットとして設ける必要はなく、画像形成装置200の内部に設けてもよいことはもちろんである。
また、以上説明してきた実施形態及び変形例の構成は、相互に矛盾しない限り任意に組み合わせて実施することができる。
従って、この発明を適用することにより、光沢ムラによる紙の無駄を抑制することが可能な光沢付与装置を提供することができる。
103:加圧ローラ 104:無端状ベルト 105:ヒートシンク
106:ヒートシンク用サーミスタ 107:冷却ファン
108:サーモパイル 109:ステアリングローラ 110:剥離ローラ
111:排出ローラ 112:入口ガイド板 113:出口ガイド板
114:水冷式ヒートシンク 115:ポンプ 116:ラジエータ
200:画像形成装置 210:制御部 211:CPU 212:ROM
213:RAM 214:エンジン部I/F 215:通信I/F
216:HDD 217:システムバス 220:エンジン部
Claims (6)
- 加熱部材を含む複数の部材に張架された無端状ベルトと、該無端状ベルトを挟んで前記加熱部材との間でニップ部を形成する加圧部材と、前記ニップ部よりも下流側に前記無端状ベルトと接触するように配置され、前記無端状ベルトを冷却する冷却手段とを備え、前記ニップ部においてトナーを担持した記録材を前記無端状ベルトに接触させた状態で該記録材を下流側に搬送し、前記冷却手段による冷却後に前記無端状ベルトから剥離させることで該記録材に光沢を付与する光沢付与装置であって、
前記冷却手段の温度を検出する第1の温度検出手段と、
前記冷却手段による冷却後の前記無端状ベルトの温度を検出する第2の温度検出手段とを備え、
前記第1の温度検出手段と前記第2の温度検出手段との検出結果に基づいて、前記無端状ベルトと前記冷却手段との間の接触状態の良否判断を行い、該良否判断結果により前記記録材の搬送可否を決定することを特徴とする光沢付与装置。 - 請求項1記載の光沢付与装置において、
前記第1の温度検出手段により検出した温度と、前記第2の温度検出手段により検出した温度との温度差が所定の温度差以上となった場合は、前記無端状ベルトと前記冷却手段とが接触不良であると判断して、異常であることを通知することを特徴とする光沢付与装置。 - 請求項2に記載の光沢付与装置において、
前記第1の温度検出手段により検出した温度が所定の温度以上となった場合は、前記冷却手段が異常であると判断して、異常であることを通知し、この通知は、前記所定の温度差以上となった場合に行う通知とは異なる通知であることを特徴とする光沢付与装置。 - 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の光沢付与装置において、
前記冷却手段が、前記無端状ベルトの内周面と接触するように配置され、
前記第2の温度検出手段が、前記無端状ベルトの内周面の温度を検出することを特徴とする光沢付与装置。 - 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の光沢付与装置において、
前記第1の温度検出手段が、前記冷却手段のうち前記無端状ベルトとの接触部分近傍の温度を検出することを特徴とする光沢付与装置。 - 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の光沢付与装置を備えた画像形成装置。
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