JP2012189155A - ボールねじ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】シール4が固定されたシールキャップ5をナット1の取付部12に固定することで、シール4をナット1に取り付ける。取付部12の外周面の周方向で異なる位置に3つの凹部13を形成する。シールキャップ5は、取付部12に外嵌する環状部51と、内向きフランジ部52とからなる。環状部51には、3つの凹部13と同じ位置に、3つの貫通ねじ穴(貫通穴)51aを形成する。シールキャップ5の環状部51をナット1の取付部12に外嵌し、円錐状の凹部13に貫通ねじ穴51aを合わせて小ねじ7を螺合することで、シール4がナット1に取り付けられるとともに、シール4のリップ部41とねじ軸2との周方向での位置合わせがなされる。
【選択図】図1
Description
このようなボールねじのボールは、ねじ軸の回転運動に伴ってねじ溝を転動するため、ねじ軸に付着した塵埃や摩耗粉などの異物がナット内に入り込むと、ナット内に入り込んだ異物によってボールの転がり運動が阻害され、焼付きなどの損傷が生じることがある。そこで、ナット内への異物の侵入等を防ぐために、ナットの軸方向両端にリング状のシールが配置されている。
前記シールキャップは、ナットの取付部の外周面に外嵌する環状部を有し、この環状部に、外周面から径方向に貫通する取付ねじ穴が形成されている。前記シールキャップはナットに対して、前記環状部の取付ねじ穴に止めねじを螺合し、その先端の円錐面を前記取付部のV溝を構成する押圧斜面に押圧することで固定されている。
これにより、シールの固定時に、リップ部の周方向位置(位相)が任意に設定できるため、リップ部の内周縁形状とねじ軸の軸直角断面形状を正確に合わせることが可能になることで、接触シールのシール性の向上が図れると記載されている。
この発明の課題は、ボールねじのナットの軸方向端部に接触シールを取り付ける際に、シールのリップ部とねじ軸との周方向での位置合わせが簡単にできるようにすることである。
(1) 前記ナットの軸方向端部からなる取付部の外周面の周方向で異なる位置となる3カ所以上に、軸方向が前記ナットの径方向に一致する円錐状の凹部を設ける。
(2) 前記取付部に外嵌する環状部と、この環状部の軸方向一端に設けた、前記シールを固定する内向きフランジ部とからなり、前記環状部の前記凹部と同じ位置に貫通穴を有し、前記シールを固定した後に前記取付部に固定されるシールキャップを備え、前記シールキャップの軸方向寸法は、前記シールが軸方向の設定位置に配置される寸法である。
(3) 前記シールは、前記ナットの円錐状の凹部に前記シールキャップの貫通穴を合わせた状態で、リップ部の内周縁形状がねじ軸の軸直角断面形状に対応した配置となるように、前記内向きフランジに固定されている。
(4) 前記シールキャップが前記ナットに対して、前記環状部を前記取付部に外嵌し、前記凹部に合わせた前記貫通穴から挿入された固定ねじで固定されている。
この実施形態のボールねじは、図1に示すように、ナット1と、ねじ軸2と、ボール3と、シール4と、シールキャップ5と、シール4をシールキャップ5に固定する小ねじ6と、シールキャップ5をナット1に固定する小ねじ(固定ねじ)7と、で構成されている。
ナット1の内周面に螺旋溝11が形成され、ねじ軸2の外周面に螺旋溝21が形成されている。ボール3は、ナット1の螺旋溝11とねじ軸2の螺旋溝21で形成される軌道溝の間に配置されている。
シール4は、ねじ軸2の軸直角断面形状と相似の内周縁形状のリップ部41を有し、ねじ軸2に摺接する接触シールである。リップ部41の外周側に円環状の基部42が形成されている。
内向きフランジ部52には、シール4を小ねじ6で固定するための3つの貫通ねじ穴52aが、周方向で3つの貫通ねじ穴51aと同じ位置に形成されている。シールキャップ5の軸方向寸法Lは、シールキャップ5がシール4を固定した後にナット1に固定された状態で、シール4が軸方向の設定位置に取り付けられる寸法になっている。
シール4の基部42には、内向きフランジ52の3つの貫通ねじ穴52aと同じ位置に3つの貫通ねじ穴42aが形成されている。3つの貫通ねじ穴42aは、各貫通ねじ穴42aに小ねじ6でシール4が固定されたシールキャップ5をナット1に外嵌し、円錐状の凹部13に貫通ねじ穴51aを合わせた状態で、リップ部41の内周縁形状がねじ軸2の軸直角断面形状に合致するように配置されている。
これにより、シール4が固定されたシールキャップ5がナット1に固定され、シール4のリップ部41の内周縁形状とねじ軸2の軸直角断面形状が合致した状態となる。すなわち、シール4のリップ部41とねじ軸2が周方向で位置合わせされた状態になる。
なお、この実施形態では、取付部12の外周面の軸方向で同じ位置に、3つの円錐状の凹部13が形成されているが、周方向で異なる位置となっていれば取付部12の外周面の軸方向で異なる位置に形成されていてもよい。また、3つ以上設ける円錐状の凹部の周方向での配置は等間隔であってもよいし、異なる間隔であってもよい。
また、この実施形態では、ナット1の軸方向各端部に一枚のシール4を取り付けているが、この発明のシールキャップを用いたシールの取付構造は、ナットの軸方向各端部に複数枚のシールを取り付ける場合にも適用できる。
このように、複数枚のシールを取り付ける場合は、良好な防塵性および密封性を得るために、各シールを、周方向で軸直角断面形状が合う所定角度分だけずらした最適な位置に取り付ける必要がある。
11 ナットの螺旋溝
12 取付部
13 円錐状の凹部
2 ねじ軸
21 ねじ軸の螺旋溝
3 ボール
4 シール
4A シール
4B シール
41 リップ部
42 基部
42a 貫通ねじ穴
42b 貫通ねじ穴
42c 貫通ねじ穴
5 シールキャップ
51 環状部
51a 貫通ねじ穴(貫通穴)
52 内向きフランジ部
52a 貫通ねじ穴
6 小ねじ
7 小ねじ(固定ねじ)
Claims (1)
- 内周面に螺旋溝が形成されたナットと、外周面に螺旋溝が形成されたねじ軸と、ナットの螺旋溝とねじ軸の螺旋溝で形成される軌道溝の間に配置されたボールと、ナットの軸方向両端部に配置されたリング状のシールを備えたボールねじであって、
前記シールは、ねじ軸の軸直角断面形状と相似の内周縁形状のリップ部を有し、ねじ軸に摺接する接触シールであり、
前記ナットの軸方向端部からなる取付部の外周面の周方向で異なる位置となる3カ所以上に、軸方向が前記ナットの径方向に一致する円錐状の凹部を設け、
前記取付部に外嵌する環状部と、この環状部の軸方向一端に設けた、前記シールを固定する内向きフランジ部とからなり、前記環状部の前記凹部と同じ位置に貫通穴を有し、前記シールを固定した後に前記取付部に固定されるシールキャップを備え、
前記シールキャップの軸方向寸法は、前記シールが軸方向の設定位置に配置される寸法であり、
前記シールは、前記ナットの円錐状の凹部に前記シールキャップの貫通穴を合わせた状態で、リップ部の内周縁形状がねじ軸の軸直角断面形状に対応した配置となるように、前記内向きフランジに固定され、
前記シールキャップが前記ナットに対して、前記環状部を前記取付部に外嵌し、前記凹部に合わせた前記貫通穴から挿入された固定ねじで固定されていることを特徴とするボールねじ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2011053747A JP2012189155A (ja) | 2011-03-11 | 2011-03-11 | ボールねじ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2011053747A JP2012189155A (ja) | 2011-03-11 | 2011-03-11 | ボールねじ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2012189155A true JP2012189155A (ja) | 2012-10-04 |
Family
ID=47082558
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2011053747A Pending JP2012189155A (ja) | 2011-03-11 | 2011-03-11 | ボールねじ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2012189155A (ja) |
Citations (6)
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-
2011
- 2011-03-11 JP JP2011053747A patent/JP2012189155A/ja active Pending
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