JP2012144500A - オレフィンオリゴマー混合物の製造方法 - Google Patents
オレフィンオリゴマー混合物の製造方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】オレフィンオリゴマー混合物から、無駄なく特定粘度のオレフィンオリゴマー混合物を得る方法を提供する。
【解決手段】複数の蒸発器を連結し、最初の蒸発器に原料オレフィンオリゴマー混合物を供給し、最初の蒸発器から最後の蒸発器まで、順次蒸留し、粘度を高めて、留分を取り出し、最後の蒸発器から取り出した留分の少なくとも一部を、最後の蒸発器から取り出した残渣に混合して、前記残渣の粘度を調整する、オレフィンオリゴマー混合物の製造方法。
【選択図】図1
【解決手段】複数の蒸発器を連結し、最初の蒸発器に原料オレフィンオリゴマー混合物を供給し、最初の蒸発器から最後の蒸発器まで、順次蒸留し、粘度を高めて、留分を取り出し、最後の蒸発器から取り出した留分の少なくとも一部を、最後の蒸発器から取り出した残渣に混合して、前記残渣の粘度を調整する、オレフィンオリゴマー混合物の製造方法。
【選択図】図1
Description
本発明は、オレフィンオリゴマー混合物の製造方法、特に、α−オレフィンモノマーを重合させて得られるオレフィンオリゴマー重合物から、粘度基準に蒸発器を用いて分離を行い、最終段の蒸発器から得られたオレフィンオリゴマー混合物の粘度を調整してオレフィンオリゴマー混合物を得る製造方法。
炭素数が6〜20のα−オレフィンを原料として重合したα−オレフィンオリゴマーは、主にエンジンオイル等の合成潤滑油の基材として使用されている。このα−オレフィンオリゴマーの中でも、特に1−デセンのオリゴマー、及び1−オクテンと1−ドデセンを原料とし重合したα−オレフィンオリゴマーは、動粘度が低く、高性能エンジンオイルの原料油として極めて有用であるため、その需要量が増加している。潤滑油の基材として重要な特性は動粘度であり、動粘度により用途が異なるため、動粘度毎に分離する必要がある。
オリゴマー反応生成物は、モノマーであるα−オレフィンを重合させて製造するため、重合度の異なる複数の重合物(例えば、3量体、4量体、5量体等)の混合物として得られる。製品として供給するためには、このオリゴマー反応生成物から特定動粘度のオリゴマー混合物を取り出す(分離)ことが求められている。
尚、特許文献1には、α−オレフィンの3量体を水素添加処理と水蒸気処理により分離する方法が記載されている。
本発明の目的は、オレフィンオリゴマー混合物から、無駄なく特定粘度のオレフィンオリゴマー混合物を得る方法を提供することにある。
本発明によれば、以下のオレフィンオリゴマー混合物の製造方法が提供される。
1.複数の蒸発器を連結し、
最初の蒸発器に原料オレフィンオリゴマー混合物を供給し、
最初の蒸発器から最後の蒸発器まで、順次蒸留し、粘度を高めて、留分を取り出し、
最後の蒸発器から取り出した留分の少なくとも一部を、最後の蒸発器から取り出した残渣に混合して、前記残渣の粘度を調整する、オレフィンオリゴマー混合物の製造方法。
2.最後の蒸発器から取り出した留分の、100℃の動粘度が9.4〜10.5mm2/sであり、最後の蒸発器から取り出した残渣の、100℃の動粘度が22mm2/s以上である1記載の方法。
3.最後の蒸発器から取り出す残渣と留分を混ぜて、動粘度19〜22mm2/sのオレフィンオリゴマー混合物を得る1又は2記載の方法。
4.最後の蒸発器から取り出した留分又は残渣の少なくとも一部を、前段以前の蒸発器の供給原料に混合する、又は前段以前の蒸発器に供給し、前段以前の蒸発器及びその後段の蒸発器で蒸留を順次行い、前記残渣の粘度を調整するオレフィンオリゴマー混合物を得る1〜3のいずれか記載の方法。
1.複数の蒸発器を連結し、
最初の蒸発器に原料オレフィンオリゴマー混合物を供給し、
最初の蒸発器から最後の蒸発器まで、順次蒸留し、粘度を高めて、留分を取り出し、
最後の蒸発器から取り出した留分の少なくとも一部を、最後の蒸発器から取り出した残渣に混合して、前記残渣の粘度を調整する、オレフィンオリゴマー混合物の製造方法。
2.最後の蒸発器から取り出した留分の、100℃の動粘度が9.4〜10.5mm2/sであり、最後の蒸発器から取り出した残渣の、100℃の動粘度が22mm2/s以上である1記載の方法。
3.最後の蒸発器から取り出す残渣と留分を混ぜて、動粘度19〜22mm2/sのオレフィンオリゴマー混合物を得る1又は2記載の方法。
4.最後の蒸発器から取り出した留分又は残渣の少なくとも一部を、前段以前の蒸発器の供給原料に混合する、又は前段以前の蒸発器に供給し、前段以前の蒸発器及びその後段の蒸発器で蒸留を順次行い、前記残渣の粘度を調整するオレフィンオリゴマー混合物を得る1〜3のいずれか記載の方法。
本発明によれば、オレフィンオリゴマー混合物から、無駄なく特定粘度のオレフィンオリゴマー混合物を提供できる。
図4に、原料オレフィンオリゴマー混合物から、蒸発器を用いて、特定粘度のオリゴマー混合物を分離する方法(以下、基準方法という)を示す。
図4において、蒸発器1にオリゴマー混合物(原料オリゴマー混合物)Fを供給する。蒸発器1から留分D1(例えば4mm2/s)を取り出す。蒸発器1の残渣R1を蒸発器3に供給する。蒸発器3から留分D3(例えば6mm2/s)を取り出し製品とする。さらに、蒸発器3の残渣R3を蒸発器5に供給する。蒸発器5から留分D5(例えば8mm2/s)を取り出し製品とする。残渣R5を蒸発器7に供給する。蒸発器7から留分D7(例えば10mm2/s)を取り出し製品とする。しかし、残渣R7は分離終了後の最終残渣であり、残渣R7の動粘度を調整した分離を行わないため、動粘度がばらつき、製品としての価値が低い。このように蒸発器を4つ使用して、粘度の異なる4つのオリゴマー混合物を留分(D1,3,5,7)から、1つのオリゴマー混合物を残渣(R7)から分離できる。
最後の蒸発器7から取り出した残渣R7は、上述したように、原料オリゴマー混合物及び蒸発器1、蒸発器3、蒸発器5、蒸発器7の分離方法によって粘度がばらつき、製品としての価値が低い。
これに対し、本発明は、最後の蒸発器から取り出した留分の一部を、最後の蒸発器から取り出した残渣に混合して、残渣の動粘度を調整して、動粘度のばらつきの小さい製品として用いることのできるオレフィンオリゴマー混合物を製造する。
本発明の方法の一実施形態を、図1を参照して説明する。
蒸発器7に残渣R5を供給するまでは、上記の基準方法と同じである。蒸発器7から低粘度(例えば10mm2/s)の留分D7を取り出すが、その一部を、蒸発器7から取り出した残渣R7に混合して、残渣R7の粘度を所定粘度(Xmm2/s)に調整する。この方法では、原料オリゴマー混合物の種類等により残渣R7の粘度がばらついても、所定粘度のオリゴマー混合物が得られ、動粘度のばらつきの小さい製品として使用できる。このように簡単な方法で、原料オレフィンオリゴマー混合物の全てを有効利用できる。
蒸発器7に残渣R5を供給するまでは、上記の基準方法と同じである。蒸発器7から低粘度(例えば10mm2/s)の留分D7を取り出すが、その一部を、蒸発器7から取り出した残渣R7に混合して、残渣R7の粘度を所定粘度(Xmm2/s)に調整する。この方法では、原料オリゴマー混合物の種類等により残渣R7の粘度がばらついても、所定粘度のオリゴマー混合物が得られ、動粘度のばらつきの小さい製品として使用できる。このように簡単な方法で、原料オレフィンオリゴマー混合物の全てを有効利用できる。
図1では、蒸発器1から蒸発器7までに取り出した留分の、100℃の動粘度は4〜10mm2/sであったが、これに限定されない。通常、蒸発器7から取り出す残渣の動粘度は22〜30mm2/s、留分の動粘度は9.4〜10.5mm2/sであり、例えば、これらを混ぜ合わせて、動粘度19〜22mm2/sのオレフィンオリゴマーが得られる。100℃の動粘度は毛細管式の動粘度計により測定できる(JISK2283)。
また、図1では複数の蒸発器1,3,5,7は直列に連結したが、分岐してもよいし、蒸発器1,3,5,7のいずれかの蒸発器の留分又は残渣の一部を前段の蒸発器に戻してもよい(リサイクル)。前段とは直前の蒸発器でもよいし、さらに前の蒸発器でもよい。戻した後、順次蒸留する。このようなリサイクルを利用した例として以下に実施形態2,3を示す。
実施形態2を、図2を参照して説明する。図2に示すように、留分D7の少なくとも一部を直前の蒸発器5に戻して、残渣R7の粘度を所定粘度(Xmm2/s)に調整する点が、図1に示す方法と異なる。留分D7の少なくとも一部を蒸発器5に戻すことにより、残渣R7の動粘度を下げることができる。
実施形態3を、図3を参照して説明する。図3に示すように、蒸発器7の残渣R7の少なくとも一部を、直前の蒸発器5に供給される残渣R3と混合器M(ミキサー等)を通して戻して、残渣R7の粘度を所定粘度(Xmm2/s)に調整する点が、図1に示す方法と異なる。残渣R7の少なくとも一部を蒸発器5に戻すことにより、残渣R7の動粘度を上げることができる。
実施形態2,3のように、蒸発器の留分又は残渣の一部を前段の蒸発器に戻すと、得られる留分の組成分布を狭くする(留分に含まれる特定の成分の量を他の成分の量より相対的に多くする)ことができる。
尚、実施形態2では留分D7を直接蒸発器5に戻したが、実施形態3のように残渣R3と混合して蒸発器5に供給してもよい。また、実施形態3では留分D7を残渣R3と混合して蒸発器5に供給したが、実施形態2のように直接蒸発器5に戻してもよい。
このように、実施形態2又は3では、実施形態1の方法にリサイクルを組み合わせて実施することで、所定動粘度(Xmm2/s)のばらつきの小さい残渣R7の製品を得ることができる。
蒸発器1に供給される原料オリゴマー混合物は、複数のオリゴマーを含む混合物であればどのような混合物でもよいが、α−オレフィンの重合反応により得られた、2量体も含むオリゴマー反応生成物でもよいし、このオリゴマー反応生成物から蒸留等の方法により2量体を除去して得られるオリゴマー混合物でもよい。
本発明の方法は、出発原料として炭素数が6〜20のオレフィンのオリゴマー化によって得られた反応生成物が適している。オリゴマー化に用いるオレフィンは、炭素数が6〜20のオレフィンであればα−オレフィンでも内部オレフィンでもよいが、α−オレフィンが好ましく、炭素数8〜12のα−オレフィン、特に炭素数10のα−オレフィン(1−デセン)が好ましい。
本発明の方法は、合成潤滑油の原料油の製造に用いることができる。
1,3,5,7 蒸発器
F 原料オリゴマー混合物
D1,D3,D5,D7 留分
R1,R3,R5,R7 残渣
M 混合器
F 原料オリゴマー混合物
D1,D3,D5,D7 留分
R1,R3,R5,R7 残渣
M 混合器
Claims (4)
- 複数の蒸発器を連結し、
最初の蒸発器に原料オレフィンオリゴマー混合物を供給し、
最初の蒸発器から最後の蒸発器まで、順次蒸留し、粘度を高めて、留分を取り出し、
最後の蒸発器から取り出した留分の少なくとも一部を、最後の蒸発器から取り出した残渣に混合して、前記残渣の粘度を調整する、オレフィンオリゴマー混合物の製造方法。 - 最後の蒸発器から取り出した留分の、100℃の動粘度が9.4〜10.5mm2/sであり、最後の蒸発器から取り出した残渣の、100℃の動粘度が22mm2/s以上である請求項1記載の方法。
- 最後の蒸発器から取り出す残渣と留分を混ぜて、動粘度19〜22mm2/sのオレフィンオリゴマー混合物を得る請求項1又は2記載の方法。
- 最後の蒸発器から取り出した留分又は残渣の少なくとも一部を、前段以前の蒸発器の供給原料に混合する、又は前段以前の蒸発器に供給し、前段以前の蒸発器及びその後段の蒸発器で蒸留を順次行い、前記残渣の粘度を調整するオレフィンオリゴマー混合物を得る請求項1〜3のいずれか記載の方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2011005503A JP2012144500A (ja) | 2011-01-14 | 2011-01-14 | オレフィンオリゴマー混合物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2011005503A JP2012144500A (ja) | 2011-01-14 | 2011-01-14 | オレフィンオリゴマー混合物の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2012144500A true JP2012144500A (ja) | 2012-08-02 |
Family
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2011005503A Pending JP2012144500A (ja) | 2011-01-14 | 2011-01-14 | オレフィンオリゴマー混合物の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2012144500A (ja) |
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2011
- 2011-01-14 JP JP2011005503A patent/JP2012144500A/ja active Pending
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