JP2012140581A - 2液性ポリウレタン系接着剤、それを用いた積層体、及び太陽電池用バックシート - Google Patents
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Abstract
【解決手段】イソシアネート化合物、好ましくは3官能以上のイソシアネート化合物からなる液(A)とケン化エチレン−酢酸ビニル共重合体、好ましくはビニルアルコール残基単位0.01〜10モル%を含有するケン化エチレン−酢酸ビニル共重合体からなる液(B)とからなる2液性ポリウレタン系接着剤。
【選択図】 なし
Description
実施例、比較例の中で用いた試薬等は、以下の略号を用いて表す。
EVAOH−1;メルセン(登録商標)H6410(酢酸ビニル残基単位含量18重量%、ビニルアルコール残基単位4.4モル%、MFR=16g/10分)、東ソー株式会社製。
EVA−1;ウルトラセン(登録商標)760(酢酸ビニル残基単位含量42重量%、MFR=70g/10分)、東ソー株式会社製。
EVA−2;ウルトラセン(登録商標)720(酢酸ビニル残基単位含量28重量%、MFR=400g/10分)、東ソー株式会社製。
EVA−3;ウルトラセン(登録商標)751(酢酸ビニル残基単位含量28重量%、MFR=5.7g/10分、密度=952kg/m3)、東ソー株式会社製。
イソシアネート化合物溶液(A1);(商品名)コロネートHX(ヘキサメチレンジイソシアネートのイソシヌレート変性体)、日本ポリウレタン工業株式会社製。
イソシアネート化合物溶液(A2);(商品名)コロネートL(トルエンジイソシアネートとトリメチロールプロパンからなるアダクト体の酢酸エチル溶液、イソシアネート含量13.4重量%)、日本ポリウレタン工業株式会社製。
AO−60(ペンタエリスリトールテトラキス(3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート));アデカスタブ(登録商標)AO−60、旭電化工業株式会社製。
PET−1;ポリエチレンテレフタレートフィルム、メリネックス(登録商標)タイプS(厚み:100μm),帝人デュポンフィルム株式会社製。
AL−1;アルミニウム箔A−1N30H18(厚み:100μm)、東洋アルミニウム株式会社製。
ALPET−1;アルミニウム蒸着ポリエチレンテレフタレートフィルム、アタックVM−PET MSAA(厚み:12μm)、株式会社メイワパックス製。
エチレン−酢酸ビニル共重合体としてEVA−3を100重量部、架橋剤として1,1−ジ(tert−ヘキシルパーオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサンを2重量部、架橋助剤としてトリアリルイソシアヌレートを2重量部、シランカップリング剤としてγ−メタクリロプロピルトリメトキシシランを0.5重量部を配合し温度110℃に設定した20mmΦの単軸押出機にて溶融混練しペレットを得た。
<接着強度>
積層体を25mm幅に切り出して、引張試験機((商品名)テンシロンRTE−1210、オリエンテック製)を用いてT型剥離強度を測定し、接着強度とした。
高温高湿器((商品名)ETAC HI FLEX FX4200、楠本化成株式会社製)を用いて、温度85℃、相対湿度85%RHの条件で試験片を500時間放置した。
0.5リットルのセパラブルフラスコに、トルエンを113g、EVAOH−1を20g入れ、撹拌しながら110℃に加温して1時間かけて溶解し、ケン化エチレン−酢酸ビニル共重合体溶液(B1)を得た。
ケン化エチレン−酢酸ビニル共重合体溶液(B1)を100重量部、イソシアネート化合物溶液(A1)を54重量部の代わりに、ケン化エチレン−酢酸ビニル共重合体溶液(B1)を100重量部、イソシアネート化合物溶液(A1)を134重量部とした以外は、実施例1と同様の方法により2液性ポリウレタン系接着剤を調製した。その際、2液性ポリウレタン系接着剤100重量部に対し0.1重量部のAO−60を予めケン化エチレン−酢酸ビニル共重合体溶液(B1)に配合した。
2リットルの撹拌翼付きオートクレーブに、メタノールを1000ml、EVA−1を300g、ナトリウムメトキシドを13.4g入れ、50℃に加温して0.5時間ケン化反応を行った。反応後内容物をろ過し、メタノールで洗浄した後、中和、水洗、真空乾燥してケン化エチレン−酢酸ビニル共重合体(以下、EVAOH−2と記す。)を得た。EVAOH−2は、酢酸ビニル残基単位含量38重量%、ビニルアルコール残基単位2.2モル%、MFR=71g/10分であった。
2リットルの撹拌翼付きオートクレーブに、メタノールを1000ml、EVA−1を300g、ナトリウムメトキシドを13.4g入れ、40℃に加温して0.3時間ケン化反応を行った。反応後内容物をろ過し、メタノールで洗浄した後、中和、水洗、真空乾燥してケン化エチレン−酢酸ビニル共重合体(以下、EVAOH−3と記す。)を得た。得られたEVAOH−3は、酢酸ビニル残基単位含量41.5重量%、ビニルアルコール残基単位0.25モル%、MFR=71g/10分であった。
2リットルの撹拌翼付きオートクレーブに、メタノールを1000ml、エチレン−酢酸ビニル共重合体EVA−2を300g、ナトリウムメトキシドを13.4g入れ、50℃に加温して0.5時間ケン化反応を行った。反応後内容物をろ過し、メタノールで洗浄した後、中和、水洗、真空乾燥してケン化エチレン−酢酸ビニル共重合体(以下、EVAOH−4と記す。)を得た。得られたEVAOH−4は、酢酸ビニル残基単位含量25重量%、ビニルアルコール残基単位1.4モル%、MFR=390g/10分であった。
0.5リットルのセパラブルフラスコに、トルエンを113g、EVA−3を20g入れ、撹拌しながら110℃に加温して1時間かけて溶解し、エチレン−酢酸ビニル共重合体溶液を得た。
ケン化エチレン−酢酸ビニル共重合体溶液(B1)を100重量部、イソシアネート化合物溶液(A1)を54重量部の代わりに、ケン化エチレン−酢酸ビニル共重合体溶液(B1)を100重量部とした以外は、実施例1と同様の方法により積層体とし評価を行った。評価結果を表1に示す。初期の接着強度が劣るものであった。
ケン化エチレン−酢酸ビニル共重合体溶液(B1)を100重量部、イソシアネート化合物溶液(A1)を54重量部の代わりに、イソシアネート化合物溶液(A2)を100重とした以外は、実施例1と同様の方法により積層体とし評価を行った。評価結果を表1に示す。初期の接着強度が劣るものであった。
実施例3で得られた積層体を太陽電池用バックシートとして用いた。下から、ガラス基板(北陸板硝子製)/封止膜/シリコンウェハー/封止膜/実施例3の積層体の順に重ねて、遠赤外加熱炉(テーピ熱学株式会社製)を用い、温度100℃で5分間仮接着した後、温度150℃に設定したオーブン中で20分間熱接着し、太陽電池相当の積層体を作製した。得られた太陽電池相当の積層体は各層の接着性が良いものであった。
ケン化エチレン−酢酸ビニル共重合体溶液(B1)を100重量部、イソシアネート化合物溶液(A1)を54重量部の代わりに、ケン化エチレン−酢酸ビニル共重合体溶液(B3)を100重量部、イソシアネート化合物溶液(A1)を0.09重量部とした以外は、実施例1と同様の方法により積層体とし評価を行った。評価結果を表1に示す。
ケン化エチレン−酢酸ビニル共重合体溶液(B1)を100重量部、イソシアネート化合物溶液(A1)を54重量部の代わりに、ケン化エチレン−酢酸ビニル共重合体溶液(B4)を100重量部、イソシアネート化合物溶液(A2)を0.2重量部の比率で配合し、2液性ポリウレタン系接着剤を調製し、基材PET−1の代わりに、基材AL−1とPET−1を貼り合わせた積層体とした以外は、実施例1と同様の方法により評価を行った。評価結果を表1に示す。
ケン化エチレン−酢酸ビニル共重合体溶液(B3)を100重量部、イソシアネート化合物溶液(A2)4.0重量部の比率で配合し、2液性ポリウレタン系接着剤を調製した。
Claims (10)
- イソシアネート化合物からなる液(A)とケン化エチレン−酢酸ビニル共重合体からなる液(B)とからなることを特徴とする2液性ポリウレタン系接着剤。
- 液(A)が、3官能以上のイソシアネート化合物を含む液であることを特徴とする請求項1に記載の2液性ポリウレタン系接着剤。
- 液(A)が、芳香族イソシアネート化合物からなる液であることを特徴とする請求項1又は2に記載の2液性ポリウレタン系接着剤。
- 液(B)が、ビニルアルコール残基単位0.01〜10モル%を含有するケン化エチレン−酢酸ビニル共重合体からなる液であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の2液性ポリウレタン系接着剤。
- 液(B)が、酢酸ビニル残基単位15〜80重量%を含有するケン化エチレン−酢酸ビニル共重合体からなる液であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の2液性ポリウレタン系接着剤。
- 液(B)100重量部に対し、液(A)を0.01〜150重量部の割合で配合し用いることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の2液性ポリウレタン系接着剤。
- ラミネート用の接着剤であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の2液性ポリウレタン系接着剤。
- ポリエステルフィルム用の接着剤であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の2液性ポリウレタン系接着剤。
- 請求項1〜請求項8のいずれかの項に記載の2液性ポリウレタン系接着剤により基材を接着することを特徴とする積層体。
- 請求項9に記載の積層体よりなることを特徴とする太陽電池用バックシート。
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