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JP2012038567A - ワイヤハーネス - Google Patents

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JP2012038567A JP2010177450A JP2010177450A JP2012038567A JP 2012038567 A JP2012038567 A JP 2012038567A JP 2010177450 A JP2010177450 A JP 2010177450A JP 2010177450 A JP2010177450 A JP 2010177450A JP 2012038567 A JP2012038567 A JP 2012038567A
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Masahiro Hagi
真博 萩
Yoshinori Sugimoto
佳典 杉本
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

【課題】ワイヤハーネスが有する複数の電線を一定の位置関係に配置させるとともに、電線に対する編組線の位置ずれを抑えることができるワイヤハーネスを提供する。
【解決手段】ワイヤハーネス1は、複数のフラットケーブル2各々が、電線保持具3に設けられた溝部36にそれぞれ配置されており、その周囲を編組線4およびネット状外装材5が覆う構造を有する。電線保持具3によって、複数のフラットケーブル2は一定の位置関係に配置することができる。また、電線保持具3にはピン31が突設されており、編組線4およびネット状外装材5はピン31を貫通している。このため、フラットケーブル2に対する編組線4およびネット状外装材5の位置ずれが抑えられる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ワイヤハーネスに関する。
従来、自動車に搭載された電装品に接続されるワイヤハーネスに、ノイズが伝わることを防止するために、ワイヤハーネスを構成する電線の周囲を、編組線が覆う技術が知られている。
たとえば、特許文献1には、複数の電線よりも短くて太い筒状の編組線が、複数の電線の周囲を覆う技術が開示されている。編組線の外側に保形部材が取り付けられることによって、複数の電線は一括りに結束されるため、編組線で覆われた複数の電線は円筒状に保持される。
特開2003−115223号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、編組線で覆われた複数の電線全体を保形部材が結束するため、ワイヤハーネスの設置スペースに応じて複数の電線を、たとえば縦方向に積み上げて積層配置させたり、または横方向に並べて並列配置させたりなど、一定の位置関係に配置することができない。
また、電線に対して編組線は滑りやすく、電線の軸心方向および複数の電線の配列方向に編組線の位置ずれが起こりやすい。このため、電線の周囲を覆う編組線にだぶつきが生じ、電線に発生した熱が効率的に編組線に伝わらないという問題も起こる。
本発明は上記の課題に鑑みなされたものであり、複数の電線を一定の位置関係に配置させるとともに、電線に対する編組線の位置ずれを抑えることができるワイヤハーネスを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、複数の電線と、前記電線各々が嵌め込まれた複数の溝部及び支持体に固定される固定部が形成され、複数の前記電線を一定の位置関係に保持する電線保持具と、を備えるワイヤハーネスであって、前記電線保持具に保持された前記電線の周囲を覆う編み構造の電線保護部材と、前記電線保持具における外縁を形成する面に突設され、前記電線保護部材に突き刺さったピンと、を備えることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載のワイヤハーネスであって、前記ピンは、前記電線保護部材からの抜け止め用のかえしが形成されていることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載のワイヤハーネスであって、前記固定部は、前記電線保持具に対して取り外し可能に設けられていることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載のワイヤハーネスであって、前記溝部の内側の面に嵌め込まれた前記電線を弾性付勢することにより、前記電線を前記溝部の内側の面に押し当てる突起部を備え、前記溝部の側面に前記突起部が設けられていることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載のワイヤハーネスであって、前記溝部の内側の面に嵌め込まれた前記電線を弾性付勢することにより、前記電線を前記溝部の内側の面に押し当てる突起部を備え、前記溝部の底面に前記突起部が設けられていることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項4または5に記載のワイヤハーネスであって、前記溝部の内側の面に前記突起部が退避可能な空間が設けられていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、電線保持具によって、複数の電線を一定の位置関係に保持できるため、ワイヤハーネスの設置スペースに応じて複数の電線を柔軟に配置することができる。また、電線保持具に突設されたピンが電線保護部材に突き刺さることによって、複数の電線に対する電線保護部材の位置ずれを抑えることができる。
請求項2の発明によれば、ピンにはかえしが形成されているため、電線保護部材からピンが抜けることを抑えることができる。
請求項3の発明によれば、固定部は取り外し可能であるため、電線保持具が固定される必要のない場合には取り外しておくことができる。
請求項4の発明によれば、突起部が溝部の側面に設けられており、電線は突起部によって溝部の内側の面に押し当てられる。このため、溝部に密着しない電線であっても、溝部内で保持される。
請求項5の発明によれば、突起部が溝部の底面に設けられており、電線は突起部によって溝部の内側の面に押し当てられる。このため、溝部に密着しない電線であっても、溝部内で保持される。
請求項6の発明によれば、突起部が退避可能な空間が溝部の内側の面に設けられている。このため、溝部に密着して保持される電線が、突起部を有する溝部に嵌め込まれても、突起部の存在に妨げられることなく、突起部が設けられた溝部内に保持される。
本発明の第1の実施形態に係るワイヤハーネス1の主要部の上面図である。 ワイヤハーネス1の主要部の断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る電線保持具3の斜視図である。 電線保持具3の上面図である。 電線保持具3の下面図である。 本発明の第2の実施形態に係るワイヤハーネス1bの主要部の断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る電線保持具3bの斜視図である。 本発明の第3の実施形態に係るワイヤハーネス1cの主要部の断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る電線保持具3cの斜視図である。 本発明の変形例に係る電線保持具3dの斜視図である。
<第1の実施形態>
図1および図2に示すように、ワイヤハーネス1は、複数のフラットケーブル2(本実施形態においては3本)、電線保護部材である編組線4およびネット状外装材5、そして、複数のフラットケーブル2が嵌め込まれる電線保持具3によって、構成されている。
複数のフラットケーブル2は、両端末でコネクタ8に接続されている。このようなワイヤハーネス1端末のコネクタ8と、ワイヤハーネス1が接続される部材に取り付けられた相手側コネクタと、が接続される。
フラットケーブル2は、複数の素線で構成された導体21と、樹脂などの絶縁体で構成された被覆部22と、を備えている。なお、図2に示されるフラットケーブル2は、支持体40の面に沿って平行に配置された3本の導体21が被覆部22で覆われた構造を有する。しかしながら、フラットケーブル2の数および配列形態は、図2に示される例に限られない。
編組線4は、スズメッキされた銅線などの金属細線が撚り合わされた線状の金属束が編まれた構造を有する導体である。編組線4は編み構造を有しているため、伸縮性を有する。なお、編組線4は、本願発明における編み構造の電線保護部材の一例である。
ネット状外装材5は、耐摩耗性に優れた樹脂製の電線保護部材である。ネット状外装材5は編み構造を有しているため、伸縮性を有する。なお、ネット状外装材5は、本願発明における編み構造の電線保護部材の一例である。
図2ないし図5を用いて、電線保持具3について説明する。本実施形態に係る電線保持具3は樹脂などで構成されており、電線保持具3には、複数の溝部36が、支持体40の面に沿って所定の間隔をおいて平行に並べられている。複数のフラットケーブル2は、溝部36に嵌め込まれることによって、電線保持具3に保持される。なお、図2ないし図4に示される例では、電線保持具3は、3つの溝部36が設けられているが、溝部36は、保持すべきフラットケーブル2の数に応じた数だけ設けられる。
溝部36の上方には溝部36における入口部35が設けられている。入口部35は、フラットケーブル2を溝部36へ嵌め込む際の導入路として機能する。複数のフラットケーブル2の配列方向(以下、単に「配列方向」と称する場合がある。)における入口部35の寸法は、溝部36に嵌め込まれたフラットケーブル2の幅(配列方向における長さ)よりも短くなっている。このため、フラットケーブル2が電線保持具3に嵌め込まれる際には、入口部35においてフラットケーブル2は幅方向に折り曲げられながら、溝部36に嵌め込まれることとなる。溝部36に嵌め込まれたフラットケーブル2は、溝部36に密着した状態で保持される。そのため、一旦フラットケーブル2が溝部36に嵌め込まれると、入口部35側へとフラットケーブル2は容易に外れることはない。
電線保持具3において、隣り合う2つの溝部36の間には、それらを区分する壁を形成する隔壁部37が設けられている。隔壁部37の先端部分の面371(以下、単に「上面371」と称する場合がある。)に、ピン31が突設されている。ピン31は、電線保持具3に保持されるフラットケーブル2の軸心方向(以下、単に「軸心方向」と称する場合がある。)に沿って、一定の間隔をおいて2つ設けられている。
電線保持具3の配列方向における両端には、側壁部38が設けられている。そして、側壁部38における外側の側面381(以下、単に「側面381」と称する場合がある。)においても、ピン31が突設されている。側面381に設けられたピン31についても、軸心方向に沿って、一定の間隔をおいて2つのピンが設けられている。つまり、図2に示す電線保持具3には、合計して8つのピン31が設けられている。このように、電線保持具3における外縁を形成する面にピン31が突設されている。
ピン31の先端部分には、かえし315が設けられている。かえし315は、ピン31の軸部318から根元側へ斜めに広がるように張り出した部分である(図1参照)。
図3または図5に示すように、電線保持具3の下面には、固定部の一例である固定用突起33が設けられている。固定用突起33が存在することによって、車体などのワイヤハーネス1が配設される支持体40に、電線保持具3は直接嵌め合わせることが可能である。この固定用突起33は、電線保持具3に対して取り外し可能に設けられている。したがって、電線保持具3を支持体40に固定する必要がない場合は、固定用突起33は電線保持具3から取り外しておくことができる。
本実施形態に係るワイヤハーネス1について説明する。
電線保持具3に設けられた複数の溝部36に、複数のフラットケーブル2が、それぞれ嵌め込まれる。このため、電線保持具3に設けられた溝部36の配置に従って、フラットケーブル2は、それぞれ一定の位置関係に配置される。さらに、複数のフラットケーブル2を一定の位置関係に保持する電線保持具3およびその前後に渡るフラットケーブル2の一部の周囲を、編組線4が一括して覆っている。そして、編組線4の周囲を、ネット状外装材5が覆っている。
編組線4およびネット状外装材5はそれぞれ編み構造を有しているため、電線保持具3に設けられたピン31は、編みの隙間に突き刺さる。ピン31は、編組線4およびネット状外装材5の両方を貫通する程の長さを有している。ピン31が貫通することによって、フラットケーブル2に対して、軸心方向または配列方向に、編組線4およびネット状外装材5の位置ずれを抑えることができる。なお、電線保護部材である編組線4およびネット状外装材5の両方をピン31が必ずしも貫通していなくてもよい。ピン31は編組線4のみを貫通して、ネット状外装材5には突き刺さっているだけの状態であっても構わない。
これらのピン31の先端には、かえし315が設けられている。このため、編組線4およびネット状外装材5は、かえし315における返り面317に引っかかることとなる。
つまり、ピン31にかえし315が形成されることによって、編組線4およびネット状外装材5からピン31が抜けることを防ぐことができる。
また、ピン31における軸部318の根元からかえし315までの長さが、自然状態における編組線4およびネット状外装材5各々の厚みの合計よりも若干短く設定されることにより、編組線4およびネット状外装材5を、フラットケーブル2に密着させることができる。
以上のように、本実施の形態では、フラットケーブル2は電線保持具3に嵌め込まれてから編組線4およびネット状外装材5で覆われる。このため、電線保持具3に設けられた溝部36の配置に従って、複数のフラットケーブル2を、それぞれ一定の位置関係に配置することができる。すなわち、ワイヤハーネス1を設置するために許容されるスペースに応じて、柔軟に複数のフラットケーブル2を配置させることが可能となる。また、電線保持具3に嵌め込まれた複数のフラットケーブル2間には隔壁部37が設けられている。隔壁部37は、空気よりも熱伝導性に優れた樹脂などで構成されているため、フラットケーブル2で生じる熱は、効率的に電線保持具3から放熱される。したがって、ワイヤハーネス1の放熱性は向上することとなる。
また、電線保持具3にはピン31が突設されており、電線保持具3の周囲を覆う編組線4およびネット状外装材5に、ピン31が貫通している。このため、フラットケーブル2に対する編組線4およびネット状外装材5の軸心方向および配列方向における位置ずれが抑えられる。このように位置ずれが抑えられるため、編組線4およびネット状外装材5はだぶつくことなくフラットケーブル2を覆っている。したがって、フラットケーブル2に生じた熱は、編組線4およびネット状外装材5に確実に伝わるため、ワイヤハーネス1の放熱性が向上する。
また、ピン31にはかえし315が設けられているため、編組線4およびネット状外装材5が、ピン31から抜けることを抑えることができる。さらに、かえし315に設けられた返り面317の位置によっては、編組線4およびネット状外装材5は、フラットケーブル2に密着する。つまり、編組線4とフラットケーブル2とが接近するため、ワイヤハーネス1の静電容量が大きくなる。ワイヤハーネス1の静電容量が大きくなることによって、ノイズ発生時において、ノイズによるフラットケーブル2の電圧変化は抑えられる。つまり、ワイヤハーネス1のシールド性能が向上する。
また、編組線4およびネット状外装材5がフラットケーブル2に密着することによって編組線4およびネット状外装材5とフラットケーブル2との間に形成される空間(隙間)は抑えることができる。したがって、フラットケーブル2に生じた熱は、編組線4およびネット状外装材5により確実に伝わるため、ワイヤハーネス1の放熱性がより向上する。
<第2の実施形態>
次に、図6〜7を参照しつつ、本発明の第2の実施形態に係るワイヤハーネス1bについて説明する。図1〜2に示されたワイヤハーネス1と比較して、ワイヤハーネス1bは電線保持具3bの構成が異なる。図6〜7において、図1〜5に示される構成要素と同じ構成要素は、同じ参照符号が付されている。以下、電線保持具3bにおける電線保持具3と異なる点についてのみ説明する。
図6〜7に示されるように、電線保持具3bにおける隔壁部37の側面および側壁部38の内側の側面は、溝部36の内側の側面を構成しており、溝部36の一方の側面に凹部32bが設けられている。そして、突起部39bが、凹部32bの上面から溝部36内に向けて斜め下方に延び出ることで、所定の厚みをもって形成されている。つまり、突起部39bは隔壁部37または側壁部38と一体に形成されている。
第1の実施形態において用いられたフラットケーブル2よりも幅の小さいフラットケーブル2bが、本実施の形態における溝部36に嵌め込まれると、樹脂などで構成された隔壁部37または側壁部38と一体に形成された突起部39bは、フラットケーブル2bにおける外側の側面に当接しながら下方に押し込められる。押し込められた突起部39bは元の位置に戻ろうとするため、フラットケーブル2bは突起部39bによって弾性的に付勢される。つまり、フラットケーブル2bは、溝部36の側面のうち凹部32bが設けられていない他方の側面に押し当てられる。溝部36における入口部35においては、溝部36を構成する内側の側面が配列方向にせり出しているため、入口部35の配列方向における寸法は、フラットケーブル2が密着して保持される溝部36の配列方向における寸法よりも小さい。したがって、他方の側面に押し当てられたフラットケーブル2bが溝部36の上方に外れようとしても、入口部35側方の側面がせりだした部分に妨げられるため、フラットケーブル2bが溝部36の上方に外れることはない。すなわち、フラットケーブル2bは、突起部39bによって溝部36の側面に押し当てられた状態で溝部36内に保持される。
また、第1の実施形態で用いられたフラットケーブル2が、突起部39bが設けられている本実施の形態にかかる溝部36に嵌め込まれた場合、溝部36内に向けて斜め下方に突出していた突起部39bは、フラットケーブル2によって凹部32b内に押し込まれる。このように、突起部39bは凹部32b内に退避するため、溝部36に設けられた突起部39bに妨げられることなく、フラットケーブル2は溝部36に密着した状態で保持される。
以上のように、第2の実施形態では、溝部36の一方の側面に凹部32bが設けられ、凹部32bにおいて突起部39bが設けられている。このため、フラットケーブル2よりも幅の小さいフラットケーブル2bが溝部36に嵌め込まれると、突起部39bによってフラットケーブル2bは弾性的に付勢されて、他方の側面に押し当てられる。つまり、溝部36よりも幅の小さいフラットケーブル2bであっても、溝部36内で保持することが可能である。また、第1の実施形態において溝部36に密着して保持されたフラットケーブル2が溝部36に嵌め込まれると、フラットケーブル2が突起部39bを凹部32b内に押し込んで、突起部39bを凹部32b内に退避させる。したがって、溝部36内に向けて突出している突起部39bに妨げられることなく、フラットケーブル2は溝部36内に密着した状態で保持される。このように、電線保持具3bを用いることによって、フラットケーブル2、または溝部36に密着することのない、フラットケーブル2よりも幅の小さいフラットケーブル2bを、一定の位置関係に配置させて保持することが可能である。
<第3の実施形態>
次に、図8〜9を参照しつつ、本発明の第3の実施形態に係るワイヤハーネス1cについて説明する。図2に示されたワイヤハーネス1、図6に示されたワイヤハーネス1bと比較して、ワイヤハーネス1cは電線保持具3cの構成が異なる。図8〜9において、図1〜7に示される構成要素と同じ構成要素には、同じ参照符号が付されている。以下、電線保持具3cにおける電線保持具3と異なる点についてのみ説明する。
図8〜9に示されるように、電線保持具3cにおける底部50cの内側の底面は、溝部36の内側の底面を構成しており、溝部36の内側の底面には凹部32cが設けられている。そして、突起部39cが、凹部32cの側面から溝部36内に向けて斜め上方に延び出ることで、所定の厚みをもって形成されている。つまり、突起部39cは底部50cと一体に形成されている。
溝部36に、たとえばフラットケーブル2よりも厚みの小さいフラットケーブル2cが嵌め込まれると、樹脂などで構成された底部50cと一体に形成された突起部39cは、フラットケーブル2cにおける外側の底面に当接しながら下方に押し込められる。押し込められた突起部39cは元の位置に戻ろうとするため、フラットケーブル2cは突起部39cによって弾性的に付勢される。つまり、フラットケーブル2cは、溝部36の上方に押し上げられる。上述のように、溝部36の入口部35の側方で、溝部36を構成する内側の側面は配列方向にせり出している。したがって、上方に押し上げられたフラットケーブル2cは、溝部36内側における側面のせり出した部分に当接した状態で保持される。このように、フラットケーブル2cは、突起部39cによって押し上げられた状態で溝部36において保持されることとなる。
また、第1の実施形態で用いられたフラットケーブル2が、突起部39cが設けられている本実施の形態にかかる溝部36に嵌め込まれた場合、溝部36内に向けて斜め上方に突出していた突起部39cは、フラットケーブル2によって凹部32c内に押し込まれる。このように、突起部39cは凹部32c内に退避するため、溝部36に設けられた突起部39cに妨げられることなく、フラットケーブル2は、溝部36に密着した状態で保持される。
以上のように、第3の実施形態では、溝部36の底面50cに凹部32cが設けられ、凹部32cにおいて突起部39cが設けられている。このため、フラットケーブル2よりも厚みの小さいフラットケーブル2cが溝部36に嵌め込まれると、突起部39cによってフラットケーブル2cは弾性的に付勢されて、溝部36の入口部35側方における側面のせりだした部分に当接する。つまり、溝部36よりも厚みの小さいフラットケーブル2cであっても、溝部36内で保持することが可能である。また、第1の実施形態において溝部36に密着して保持されたフラットケーブル2が溝部36に嵌め込まれると、フラットケーブル2が突起部39cを凹部32c内に押し込んで、突起部39cを凹部32c内に退避させる。したがって、溝部36内に向けて突出している突起部39cに妨げられることなく、フラットケーブル2は溝部36内に密着した状態で保持される。このように、電線保持具3cを用いることによって、フラットケーブル2、または溝部36に密着することのない、フラットケーブル2よりも厚みの小さいフラットケーブル2cを、一定の位置関係に配置させて保持することが可能である。
<変形例>
なお、本願発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態においては、電線保持具3は複数のフラットケーブル2を支持体40の面に沿って平行に並べて配置するものであったが、このような形態には限られない。図10は、フラットケーブル2を積層配置させる電線保持具3dである。電線保持具3dの周囲にはピン31が突設されており、下面には固定用突起33が設けられている。また、溝部36および溝部36における入口部35が、それぞれ積層されて設けられている。このように、ワイヤハーネス1の設置スペースに応じて、電線保持具3は適宜使い分けることができる。また、電線保持具3dにおける溝部36の内側の面に突起部39bまたは突起部39cが設けられていても構わない。
また、上記実施形態においては、溝部36に対して突起部39b、または突起部39cが1つずつ備えられた構造であったがこのような形態には限られない。溝部36において、突起部39bまたは突起部39cが複数備えられていても構わない。このとき、突起部39bは、溝部36を構成する両側面に設けられることとなる。これによって、フラットケーブル2bまたはフラットケーブル2cを弾性的に付勢する力が強まることとなり、フラットケーブル2bまたはフラットケーブル2cは溝部36内でより強く保持される。また、突起部39bおよび突起部39cの両方が1つの溝部36内に設けられていても構わない。これによって、弾性的に付勢する力が強まるとともに、溝部36において保持できるフラットケーブル2の種類はより多岐にわたらせることができる。
また、上記実施形態においては、編組線4およびネット状外装材5がフラットケーブル2および電線保持具3の周囲を覆っていたが、このような形態には限られない。編組線4およびネット状外装材5のいずれか一方のみが、フラットケーブル2および電線保持具3の周囲を覆う形態であっても構わない。
また、上記実施形態においては、フラットケーブル2が用いられたが、使用される電線については、他の形態であっても構わない。
1 ワイヤハーネス
2 フラットケーブル
3 電線保持具
4 編組線
5 ネット状外装材
31 ピン
33 固定用突起
36 溝部
37 隔壁部
38 側壁部
40 支持体

Claims (6)

  1. 複数の電線と、
    前記電線各々が嵌め込まれた複数の溝部及び支持体に固定される固定部が形成され、複数の前記電線を一定の位置関係に保持する電線保持具と、を備えるワイヤハーネスであって、
    前記電線保持具に保持された前記電線の周囲を覆う編み構造の電線保護部材と、
    前記電線保持具における外縁を形成する面に突設され、前記電線保護部材に突き刺さったピンと、
    を備えることを特徴とするワイヤハーネス。
  2. 請求項1に記載のワイヤハーネスであって、
    前記ピンは、前記電線保護部材からの抜け止め用のかえしが形成されていることを特徴とするワイヤハーネス。
  3. 請求項1または2に記載のワイヤハーネスであって、
    前記固定部は、前記電線保持具に対して取り外し可能に設けられていることを特徴とするワイヤハーネス。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載のワイヤハーネスであって、
    前記溝部の内側の面に嵌め込まれた前記電線を弾性付勢することにより、前記電線を前記溝部の内側の面に押し当てる突起部を備え、
    前記溝部における内側の側面に前記突起部が設けられていることを特徴とするワイヤハーネス。
  5. 請求項1ないし3のいずれかに記載のワイヤハーネスであって、
    前記溝部の内側の面に嵌め込まれた前記電線を弾性付勢することにより、前記電線を前記溝部の内側の面に押し当てる突起部を備え、
    前記溝部における内側の底面に前記突起部が設けられていることを特徴とするワイヤハーネス。
  6. 請求項4または5に記載のワイヤハーネスであって、
    前記溝部の内側の面に前記突起部が退避可能な空間が設けられていることを特徴とするワイヤハーネス。
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