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JP2012038250A - 電子機器の温度予想システム及び温度予想方法 - Google Patents

電子機器の温度予想システム及び温度予想方法 Download PDF

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JP2012038250A JP2010180345A JP2010180345A JP2012038250A JP 2012038250 A JP2012038250 A JP 2012038250A JP 2010180345 A JP2010180345 A JP 2010180345A JP 2010180345 A JP2010180345 A JP 2010180345A JP 2012038250 A JP2012038250 A JP 2012038250A
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Abstract

【課題】追加した電子機器の運用開始前に、既存の電子機器の熱問題の認識を可能とする温度予想システム及び温度予想方法を提供すること。
【解決手段】本発明にかかる電子機器の温度予想システムは、ラック9内の電子機器1−1に加えて電子機器1−2が搭載された際における、電子機器1−1の温度を予想する。この温度予想システムは、演算部3と、電子機器1−1の温度を検出する検出部2を備える。演算部3は、電子機器1−1の運用前の第1の温度と、電子機器1−1の運用中の第2の温度と、電子機器1−2がラック9に追加で搭載された際における、電子機器1−1の運用前の第3の温度を算出する。更に演算部3は前記第1乃至前記第3の温度に基づいて、電子機器1−1及び1−2がラック9に搭載された際における、電子機器1−1の運用中の第4の温度を算出する。
【選択図】図1

Description

本発明は電子機器の温度予想システム及び温度予想方法に関する。
近年、サーバ等の電子機器を、19インチラックやキャビネット等に搭載することが増加している。それに伴い、ラック内にある電子機器の管理が、重要な課題になっている。特許文献1や特許文献2はその一例である。特許文献1は、ラック毎に電源及び温度といった環境管理や、セキュリティ管理を行う管理装置に関するものである。特許文献2は、ネットワーク上に接続されている機器の情報収集に関する技術である。
そのような電子機器の管理として、近年重要性を増しているのが、電子機器の熱問題を防ぐことである。その分野に関する技術の1つが、特許文献3に開示されている。この特許文献3では、ラックに搭載する機器の、効率的な冷却技術が開示されている。
特開2002−319082号公報 特開2003−101550号公報 特開2009−266852号公報
ところで、19インチラックやキャビネット等に搭載するサーバ等の電子機器の冷却は、ラックの設置環境および同一ラック内に設置された他の電子機器の影響を受ける。設置当初は問題なく冷却できた場合でも、ラック内へ他の電子機器を追加することにより、既存電子機器の冷却条件が悪化し熱問題が発生する可能性がある。追加した電子機器の正式運用をはじめた後、冷却ができないことが判明すると対策しにくいため、追加機器の運用前に判断が必要となる。
しかしながら、特許文献3に記載されている技術は、あくまで機器を冷却する技術であり、機器の運用に際して、熱問題の発生を予測してくれるものではない。熱問題の発生を解決するためには、別途シミュレーションを行って電子機器の追加時の冷却可否を判断するか、実際に電子機器を追加、運用して問題があるか確認する必要があった。実際に電子機器を追加する場合には、既存の電子機器は実運用を続けているため、冷却できない場合には運用に影響があった。また、シミュレーションを行う場合には、別途手間や費用がかかった。
本発明は、このような問題点を解決するために成されたものであり、追加した電子機器の運用開始前に、既存の電子機器の熱問題の認識を可能とする温度予想システム及び温度予想方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様にかかる温度予想システムは、ラック内に第1の電子機器に加えて第2の電子機器が搭載された際における、前記第1の電子機器の温度予想システムである。この温度予想システムは、演算部と、前記第1の電子機器の温度を検出する検出部を備える。当該演算部は、前記ラックに搭載された前記第1の電子機器の運用前の第1の温度と、前記ラックに搭載された前記第1の電子機器の運用中の第2の温度と、前記ラックに前記第2の電子機器が追加で搭載された際における前記第1の電子機器の運用前の第3の温度を算出する。更に当該演算部は前記第1乃至前記第3の温度に基づいて、前記ラックに前記第1及び前記第2の電子機器が搭載された際における、前記第1の電子機器の運用中の第4の温度を算出するものである。
また、本発明の第2の態様にかかる温度予想方法は、ラック内に第1の電子機器に加えて第2の電子機器が搭載された際における、前記第1の電子機器の温度予想方法である。この温度予想方法では、前記ラックに搭載された前記第1の電子機器の運用前の第1の温度と、前記ラックに搭載された前記第1の電子機器の運用中の第2の温度と、前記ラックに前記第2の電子機器が追加で搭載された際における前記第1の電子機器の運用前の第3の温度を算出する。更に、前記第1乃至前記第3の温度に基づいて、前記ラックに前記第1及び前記第2の電子機器が搭載された際における、前記第1の電子機器の運用中の第4の温度を算出するものである。
本発明の第1、第2の態様により、追加した電子機器の運用開始前に、既存の電子機器の熱問題の認識を可能とする温度予想システム及び温度予想方法を提供することができる。
本発明の実施の形態にかかる、最小構成要素を示した図である。 実施の形態にかかる、本発明の温度予想システムを備えた電子機器の図である。 実施の形態にかかる、電子機器を搭載したラックの状態1の図である。 実施の形態にかかる、電子機器を搭載したラックの状態2の図である。 実施の形態にかかる、温度予想のプロセスを示すフローチャートその1である。 実施の形態にかかる、温度予想のプロセスを示すフローチャートその2である。
実施の形態
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の実施の形態における最小構成要素を示した図である。電子機器1−1は、本発明の実施の形態の温度予想システムを搭載する電子機器であり、サーバや制御機器など、任意の電子機器を用いてよい。電子機器1−2は、ラック9に電子機器1−1と共に搭載される任意の電子機器であり、初期段階では搭載されていない。
電子機器1−1に備えられる温度予想システムは、検出部2及び演算部3を備えている。検出部2は、少なくとも電子機器1−1内部の温度を測定できる機能を有する。演算部3は、本電子機器の搭載時と運用時の環境の変化から、別の電子機器が同一ラックに搭載された段階で、別機器の運用開始後の本機器での温度条件を予測する。具体的に言えば、演算部3は、電子機器1−2がラック9に搭載されていない段階で、電子機器1−1の運用前の第1の温度と、電子機器1−1の運用中の第2の温度をまず測定する。次に、電子機器1−2がラック9に追加で搭載された際に、電子機器1−1の運用前の第3の温度を測定する。このとき、電子機器1−2も運用前の状態とされる。演算部3は前記第1乃至前記第3の温度に基づいて、電子機器1−1及び電子機器1−2がラック9に搭載され、電子機器1−1、1−2が運用中の際における、電子機器1−1の第4の温度を算出する。
ここから、電子機器1−2の運用開始前に、電子機器1−1の運用時の温度を予測することが可能になる。それにより、電子機器1−2の運用開始前に、電子機器1−1の熱問題の認識を可能とする温度予想システムを提供することができる。
更に具体的な実施状況に関して、以下で説明する。図2は、ラック9に搭載された本発明の実施の形態における温度予想システムを有する電子機器1−1を上から見た図である。電子機器1−1に備え付けられた温度予想システムは、電子機器1−1の前面に検出部2−1、内部に検出部2−2、後面に検出部2−3、そして演算部3を備える。温度予想システムは更に、検出部2−1〜2−3の情報及び演算部3の処理情報を記憶する記憶装置4及び、演算部3の処理結果に応じた通知を行う通知部5を備える。また演算部3は、電子機器1−1本来の機能を提供するための電源スイッチ6およびネットワーク端子7にも接続されている。ネットワーク端子7は、ネットワークケーブル8で通知部5に接続されている。このネットワークケーブル8は、例えばLAN(Local Area Network)ケーブルといった、通信の用途を満たすケーブルであれば何でも構わない。
図2において、電子機器1−1は、ラック9に搭載された状態をとっている。ラック9は前面にラックドア90、後面にラックドア91を有している。また電子機器1−1には冷却機能がついており、例えば、図示を省略したファン等を用いて、前面には10−1の方向に、後面には10−2の方向に向かう空気の流れが生じている。ただし、ラック9に別途冷却機能がついているとしても差し支えない。
また、温度予想システムの検出部2−1〜2−3において、検出部2−2は電子機器1−1内に設けられ、少なくとも電子機器1−1内の温度を検出できる。すなわち、検出部2−2は本発明でいう第1の検出部の機能を担う。また検出部2−1及び2−3は電子機器1−1の前面及び後面に設けられ、電子機器1−1の前後における温度測定の他、前面のラックドア90及び後面のラックドア91の開閉等を監視できる機能を、少なくとも有している。つまり、検出部2−1、2−3は、例えば一般的な距離センサと、温度センサを備えている。この距離センサの検出情報に基づいて、ラックドア90(91)の開閉を検出する。すなわち、検出部2−1、2−3は、本発明でいう第1の検出部だけでなく、第2の検出部の機能も担う。検出部2−1、2−2、2−3の検出情報は、演算部3に出力される。演算部3は、検出部2−1〜2−3からの情報及び記憶装置4に記憶された情報に基づいて処理を行う。また、演算部3は、電子機器1−1の運用時間を測定することも可能である。記憶装置4は、検出部2−1〜2−3の検出情報を記憶する。演算部3はネットワーク端子7および検出部2−1〜2−3に接続されている。
演算部3は、以下のように、ネットワークから得た情報を用いる。例えば、ネットワークに未知の電子機器が追加されたことを、ネットワーク端子7経由で演算部3が認識したとする。演算部3がネットワーク上における未知の電子機器の追加を認識した場合、演算部3は検出部2−1及び2−3から、ラックドアの開閉状況を検知し、ラック9内に電子機器が追加されたか否かを判定する。ラックドアが開いていると演算部3が判定した場合、演算部3はラック内に電子機器が追加されたと判定し、検出部2−1〜2−3で温度を測定する。演算部3は、ラック9内に電子機器が追加された際に検出部2−1〜2−3が測定した温度情報と、以前に記憶された電子機器1−1の搭載時の温度及び運用時の温度情報から、新たな電子機器が追加された状態で電子機器1−1を運用させた場合における、電子機器1−1の温度を予測する。演算部3は、予測された温度が、予め設定された電子機器1−1の許容温度(動作温度)を超えるか否かを判定し、通知部5を制御する。予測温度が許容温度を超えるようならば、通知部5は管理者に対してその旨を通知する。通知部5は、ここではネットワークを管理するホストコンピュータとする。この処理過程については以降でも述べる。
以下、電子機器1−1の温度予測のプロセスに関して、具体的に説明する。状況として、最初は図3のように、ラック9に本発明を有する電子機器1−1を搭載し、運用する段階を考える。この状態を、ラックの状態1とする。またこの際、ラック9内にはその他の電子機器11−1及び11−2が搭載されて運用されているとする。その状況において電子機器1−1を運用した後、図4のように電子機器1−2が追加されるとした場合を考える。この状態を、ラックの状態2とする。この際のステップについては、図5及び図6のフローチャートで具体的に説明する。
最初に図3の通り、電子機器1−1をラック9に搭載する段階を考える。まず、電子機器1−1をラック9に搭載し、電源スイッチ6を押下し電源を入れる(図5のS1)。すると演算部3は検出部2−1〜2−3より電子機器1−1の温度情報を取得し、この情報を記憶装置4にデータ1として記憶させる(S2)。つまり、電子機器1−1がラック9に搭載され、未だラックドア90あるいは91が開放された状態で、かつ運用前の電子機器1−1の温度を検出する。ここで、電子機器が運用前とは、例えば電子機器をサーバとして機能させていない状態のことをいう。このとき、電子機器1−1の搭載時は設定作業等で、少なくともラックドア90もしくは91は開放されているが、運用を開始すると、ラックドアは両方とも閉じられた状態で電子機器1−1は長時間動作を続けると考えられる。従って、演算部3は運用時間および検出部2−1、2−3が検出するラックドアの開閉情報を元に、電子機器1−1が実運用状態に入ったかどうかを判定する(S3)。例えば、電子機器1−1の電源がついたままで30分以上が経過し、かつラックドア90及び91が両方とも閉められた状態が30分以上続いた場合に、電子機器1−1が実運用状態に入ったと見なしてもよい。あるいは、電源がついたままで40分以上が経過し、かつラックドアが両方とも閉められたままで40分以上が経過した場合を、実運用状態の定義としてもよい。要するに、電子機器1−1の電源が入り、ラックドアが全て閉められた状態から、十分な時間が経過したと見なせるならば十分である。
電子機器1−1が、未だ実運用状態になっていないと演算部3が判定した場合には、演算部3はステップS3の処理に戻る。演算部3が、電子機器1−1が実運用状態に入ったと判定した場合には、検出部2−1〜2−3より取得した温度の情報を、記憶装置4に実運用時データとして記憶させる(S4)。つまり、電子機器1−1がラック9に搭載され、ラックドア90及び91が閉鎖された状態で、電子機器1−1が運用中の場合の、電子機器1−1の温度を検出する。ここで、電子機器が実運用中とは、例えば電子機器をサーバとして機能させている状態のことをいう。この際の実運用時のデータを、以降ではデータ2と記す。なお、データ1とデータ2の温度を取得するそれぞれの状況においては、電子機器1−1が搭載直後もしくは実運用段階にあることと、ラックドアの開閉状況以外に、相違点はないものとする。(他の電子機器の搭載や、ラック周辺の温度環境又は空気の流れを阻害する物の存在といった、相違点はないとしている。)
次に、図4のように、ラック9に電子機器1−2が追加される段階を考える。電子機器1−2の搭載時には電子機器1−1の搭載時と同じように、ラックドア90、91の少なくともどちらかを開放して作業を行うと考えられる。また、ラック9に搭載する電子機器1−2は、電子機器1−1が接続されるネットワークと同一のネットワークに接続されると考えられる。従って、演算部3は随時、ネットワーク端子7経由でネットワークに未知の電子機器の追加がないかを監視する。ネットワークに未知の電子機器(ここでは電子機器1−2)が追加された場合は、演算部3は検出部2−1、2−3より得られるラックドア90、91の開閉状況から、ラック9内への電子機器1−2の追加を判定する(図6のS5)。追加がないと判定された場合には、演算部3はネットワークを監視する処理ステップS5に戻り、随時、ラック内に電子機器の追加がないか確認する。
ステップS5において、ラック9内に電子機器1−2が追加されたと判定すると、演算部3は検出部2−1〜2−3の情報を取得し、電子機器1−2の搭載時データとして記録する(S6)。この情報を、以降ではデータ3として記す。つまり、電子機器1−2がラック9内に追加で搭載され、未だラックドア90あるいは91が開放された状態で、かつ電子機器1−1、1−2が実運用前の状態の当該電子機器1−1の温度を検出する。演算部3はデータ1とデータ3の差分及び、データ1とデータ2の差分から、電子機器1−2が搭載された状態で電子機器1−1が実運用された場合の温度が、データ1での温度よりもどの程度上昇するかを予測する(S7)。ここでは、特に電子機器1−1の内部温度(検出部2−2が測定する温度)について予測するものとする。なお、データ1とデータ3の温度情報を取得するそれぞれの状況においては、電子機器1−2やそれに付属するケーブル類をラック9に搭載すること以外に、相違点はないものとする。
データ1、データ2及びデータ3から、電子機器1−1及び電子機器1−2が実運用状態にある場合の電子機器1−1の温度の予測について、ここで述べる。まず、データ1では、電子機器1−1の搭載時の温度を測定している。データ2では、データ1と同一の条件で、電子機器1−1を実運用した時の温度を測定している。ここから、データ1とデータ2の温度の差分は、「電子機器1−1の搭載時と実運用時のドアの開閉状況によって生ずる、空気の流れの相違」及び「電子機器1−1の、搭載時と実運用時における、消費電力(発熱量)の相違」によって、生ずると推測できる。ただし、搭載段階での電子機器の消費電力(発熱量)と、実運用時の消費電力(発熱量)には、さほど差がないと判断することができる。(この詳細については後述。)このため、データ1とデータ2との温度の差分は、「電子機器1−1の搭載時とその実運用時のドアの開閉状況によって生ずる、空気の流れの相違」のみによって発生するとみて差し支えない。なお、一般には、ラックドアを閉めることにより、ラック内の空気の流れは悪くなる。
データ1とデータ3に関しても、同様のことが言える。データ1は、電子機器1−1の搭載時の温度を測定している。データ3では、データ1と同一の条件で、電子機器1−2を搭載した時の、電子機器1−1の温度を測定している。つまり、このデータ1とデータ3の温度の差分は、電子機器1−2が搭載されたことによって起こる、空気の流れの阻害や熱の発生等によるものとみなせる。
いま、データ1における状況と、電子機器1−1及び電子機器1−2が実運用状態にある場合の状況においては、相違点として、「搭載時と実運用時のドアの開閉状況によって生ずる、空気の流れの相違」と、「電子機器1−2が搭載されたことによる温度変化の相違」が言える。つまり、前述した、「データ1とデータ2との状況の相違点」と、「データ1とデータ3との状況の相違点」とを考慮したものになっている。
従って、「データ1とデータ2の温度の差分」及び、「データ1とデータ3の温度の差分」に基づく計算によって、予測する温度が求められる。この予測は、「データ1とデータ2の温度の差分」と「データ1とデータ3の温度の差分」との相関関係を導出する、簡単な実験やシミュレーションによって得られたデータ等を基にして、演算部3によって行われる。なおこのデータ等は、記憶装置4に予め保存されている。このようにして予測された結果、求められた温度が電子機器1−1の許容温度(動作温度)を超えると判定された場合には、演算部3はネットワーク端子7及びネットワークケーブル8を通じ、通知部5を制御する。通知部5はその制御に応じ、アラームなどの手段で、ネットワーク管理者に対して警告を出す(S8)。これにより、電子機器1−2の本格運用前に、電子機器1−2を別ラックに移設する等の対策を行うよう促す。
予測の結果求められた温度が、電子機器1−1の許容温度を超えないと判定された場合には、演算部3は搭載時のデータ3を、新たな搭載時のデータ1と設定し直す(S9)。その上で、この状態で電子機器1−1の実運用を行い、検出部2−1〜2−3で得られたデータを、新たな実運用時のデータ2と設定する(S10)。以降、演算部3は図6のステップS5から処理をやり直し、新たな電子機器がラック9に搭載された場合に、同様の予測を行う。以上が、本実施の形態における処理フローの流れになる。
まとめると、電子機器1−2が搭載されていない状態での電子機器1−1の搭載時と実運用時の温度の変化を、演算部3はまず求める。次に、電子機器1−1の搭載時の温度と、追加した電子機器1−2の搭載時での電子機器1−1の温度の差分を求めた上で、演算部3は追加後の実運用時の温度を予測する。実運用時の温度が許容温度を超過した場合、演算部3は熱問題を発生しないよう、通知部5を通じて警告を出す。
本発明による効果として、第一に、電子機器の熱問題の危険性が、追加した電子機器の運用開始前に確認可能であるため、実運用中に冷却できずに電子機器が止まることが無くなることがいえる。つまり、実運用への影響がなく、冷却対策をすることが可能である。第二に、本発明を用いた場合、熱問題の危険性を事前に確認する際、事前に大掛かりなシミュレーションを行うことが不要になる。そのため、本温度予想システムが電子機器に搭載可能な場合には、電子機器をラック内に搭載する工程に際して、工数の削減が可能であり、時間や費用を節約できることがいえる。
また、検出部2−1及び検出部2−3が測定する温度のデータは、ここでは次のような効果を奏する。いま、電子機器1−1の内部温度を検出部2−2で測定したとする。その際に、検出部2−1や2−3で測定した温度と比較することで、電子機器1−1の熱問題の原因が何かを、推測することが可能となるという効果である。
これには、以下の理由があげられる。まず、温度測定に関して、検出部2−1は電子機器1−1の吸気口側の温度を測定し、検出部2−3は電子機器1−1の排気口側の温度を測定する役割を果たしている。ここから、例えば検出部2−1〜2−3の温度を測定した際、検出部2−1で測定した温度が異常に高くなるようであれば、電子機器1−1の吸気口側の空気の流れ(10−1)に関して問題があることが推測される。問題の例として、電子機器1−1の周辺部に物があって空気の流れを妨げているか、ラックドア90に異常があって開口率が悪くなっているか、または電子機器1−1の冷却機能に異常があって空気の流れ(10−1)が生じていない、もしくは悪くなっているといった状態が考えられる。また、検出部2−2で測定した電子機器1−1の内部温度が高いにも関わらず、検出部2−3で測定した温度が対応して高くなっていないようなら、電子機器1−1内で、熱を排出するメカニズムがうまく作動していないことが考えられる。検出部2−3の温度が異常に高い場合も同様に、電子機器1−1の周辺部に物があるか、ラックドア91に異常があって開口率が悪くなっているか、電子機器1−1の冷却機能に異常があるような状態が考えられる。
つまり、検出部2−2における温度と検出部2−1、2−3の計測した温度を合わせて考慮することで、電子機器1−1の熱問題が、ラック9内の電子機器の過搭載によって起こっているのか、それとも別の原因で発生しているのかを、判断することが可能となる。前者であれば、検出部2−2の温度に応じて、検出部2−1、2−3の温度が上昇する挙動を示すが、後者であれば、検出部2−1、2−3の温度上昇は、必ずしも検出部2−2の温度上昇と対応していない。その原因となる具体例は、先ほど述べたような、ラックドアの異常や空気の流れを妨げる余計な物の存在、また電子機器1−1そのものの問題点といったことがあげられる。このような理由から、検出部2−1、2−3が測定する温度データが、熱問題の推測に役立つと考えられる。
同様に、各検出部の温度の変化をみることで、前記のような熱問題の検出だけでなく、電子機器やラックドア等に異常な要素がない場合における、温度上昇の原因を推測することも可能である。例えば、電子機器1−1の実運用段階では、電子機器1−1を搭載する段階と比較して、ラックドアの開閉条件が異なり、ラックの中の空気の流れが悪くなる。そのため、特に電子機器1−1内の温度及び外側の排出口の温度、つまり検出部2−2、2−3の測定する温度が、上昇することが考えられる。電子機器1−1からの排熱によって熱を帯びた空気は、電子機器周辺からラック9の外に排出される。実運用状態においてその排出までにかかる時間は、搭載する段階と比較して、長くなると考えられるからである。この温度変化をみることで、ラックドアが全て閉められた状態にあることを、推測することができる。この温度変化が起こって所定の時間が経った状態を、電子機器が実運用されている状態とみなしてもよい。
また、ラック9内に電子機器1−1を搭載するときに、理想環境で電子機器1−1の導入作業を行う場合と比較して、「電子機器11−1及び電子機器11−2による発熱及び電子機器1−1の上下における空気の流れの阻害」と、「電子機器1―1の後を通るケーブル等による空気の流れの阻害」といった要因が働くことで、温度が上昇すると見込まれる。このとき、前者と後者では、検出部2−1〜2−3が測定する温度上昇の状況が異なることと考えられるため、前者と後者を判別することが可能となる。この判別は、電子機器1−2をラック9内に搭載するときにも、同様に実行可能である。前述の温度上昇に関する要因について、関連するデータ等を予め記憶装置4に入力することにより、どの要因が原因で温度上昇が起こっているかを推測することが可能になる。こうした温度上昇の原因の推測を行うことで、より正確な温度予測を行うことが可能となる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、電子機器1−1の開発段階において、本発明の上記実施の形態と同様に、理想的な環境での搭載時及び実運用時の温度状況を測定する。その後、電子機器1−1を搭載する際に温度状況を測定し、そのデータと前述の理想的な環境での温度状況との比較を行うことで、電子機器1−1の実運用時に熱問題を予測することも可能である。
また、ネットワーク経由等にてラックのPDU(Power Distribution Unit)等を監視することにより、ラック内の電子機器の消費電力を演算部3が認識することができる。それにより、演算部3が、温度の推測をより正確に行うようにすることも可能である。
これは、具体的に言えば次のようになる。温度の予測方法における記述で、電子機器における搭載段階での消費電力と、実運用時の消費電力には、さほど差がないという旨を記した。もう少し具体的に言えば、一般の電子機器において、例えばラックへの搭載時にOS(Operating System)をインストールする際の消費電力と、実運用時の消費電力は、さほど違いがないとみなせる。なので、例えば電子機器1−1がOSをインストールしている搭載時の場合と、実運用時に入った場合の温度の差というのは、ラックドアの開閉(空気の流れ)の条件だけが異なる結果とほぼ見なせる。消費電力の違いによる熱発生からの温度の上昇は、さほど考慮にいれる必要はない。
ただし、搭載時といっても、必ずしも実運用時と消費電力の違いがない訳ではなく、電子機器の行う処理に応じて消費電力に有意な違いが出る場合も、当然ありうる。そのため、ネットワーク経由でラックのPDU等を監視することにより、搭載時において、消費電力が実運用時の消費電力とほぼ変わらない時点を認識することができる。そして、その時点での搭載時の電子機器1−1の温度を前記のデータ1とし、実運用時での電子機器1−1の温度を前記のデータ2とし、両者を比較する。これにより、データ1とデータ2における電子機器1−1の消費電力の条件をほぼ同じとすることで、データ1とデータ2の状況の相違点として、「搭載時と実運用時のドアの開閉状況によって生じる、空気の流れの相違」のみを問題とすることができる。ここから、ラックのPDU等を監視しない状況に比べて、より正確な温度予測が可能になる。
また、検出部2−1及び検出部2−3の温度データは、検出部2−2で測定した電子機器1−1の内部温度が許容温度を超えた際に、熱問題の推測として用いると以前に書いたが、内部温度が許容温度を超えない段階でも、温度データを用いた推測を行うとしてもよい。つまり、電子機器1−1の内部温度もしくは内部温度の上昇幅に比して、検出部2−1もしくは2−3の温度もしくは温度上昇の幅が、異常に高いか低い場合に、通知部5を通して、ネットワーク管理者に対し警告を発生する、温度予想システムにしても構わない。
更に、実施例ではネットワークを監視してラック内の電子機器の追加を判定していたが、ネットワークからの監視で判定できない場合にはスイッチ等の手動の動作にて、管理者が電子機器の追加を明示的に演算部3に対して指示することも可能である。また、実施の形態においては、演算部3はネットワーク経由で未知の電子機器の追加を検知した後、検出部2−1、2−3由来のラックドア90、91の開閉状況の情報から、ラック9内への電子機器1−2の追加を判定していた。ただしこの電子機器の検知プロセスは必ずしもこの通りに限る必要はなく、ラックドア90、91の開閉状況の変化を検出部2−1、2−3で判定した後、ネットワーク経由で電子機器の追加を検知してもよい。あるいは、ネットワーク経由による電子機器の追加の確認と、検出部によるラックドアの開閉状況の検知をほぼ同時に行ってもよい。いずれにせよ、新規の電子機器の追加を演算部3が判定できるような、温度予想システムの構成であれば十分である。
本実施の形態では、演算部3で予測した温度が電子機器1−1の許容温度を超えていた場合、ネットワークを通じて、ホストコンピュータである通知部5で警告を行っていた。ただし、別途電子機器1−1に備えられる、アラームなどの機器を設け、それを通知部として、通知を行ってもよい。要するに、予測される温度が許容温度を超えた場合に、何がしかの手段でその旨を通知できる通知部であれば差し支えない。
また、本発明の実施の形態では、温度予測を行った際に、その温度が許容温度より高い場合に警告を通知するとしたが、実運用に際して計測した温度が許容温度より高い場合でも、警告を通知する機能をつけてもよい。つまり、図6のステップS5やステップS10において検出部2−1〜2−3が計測した温度が、電子機器1−1の許容温度を超える場合には、演算部3はネットワーク端子7やネットワークケーブル8を通して、通知部5から警告を通知するようにしてもよい。更に、予測された温度が許容温度を超えるか否かに関わらず、通知部5に予測された温度を通知するようにしても構わない。つまり、熱問題の認識を可能とするような、温度予想システムの構造であればそれで構わない。
また、本実施の形態では電子機器1−1のみの温度を測定し、電子機器1−2もしくは電子機器11−1、11−2の温度は測定しなかったが、これを測定する実施形態をとってもよい。例えば、電子機器1−1に備え付けられた温度予想システムの機器(検出部2−1〜2−3、演算部3、記憶装置4)を、電子機器1−2に備え、電子機器1−2の他に新しい電子機器がラック9内に追加された場合に、電子機器1−2に関して、実施の形態で述べたような処理を行うようにしてもよい。電子機器11−1もしくは11−2に備え付けてもいいし、あるいは全ての電子機器に備え付けてもいい。これにより、複数の電子機器に関して温度の予測ができるようになる。
そのように、同一ラック内にある複数の電子機器に温度予想システムを備え付ける場合、演算部3は、温度予想システムを備える電子機器全てに備え付けてもよい。あるいは、検出部2−1〜2−3は全ての電子機器に同様に備えられるが、演算部3は1個のみ設け、任意の電子機器もしくはラック9内に備えるような形態をとってもよい。その場合、演算部3は同一ラック内にある複数の電子機器の温度を用いて温度予測が行えるため、より正確な電子機器の温度の予測を行うことが可能になる。要するに、複数の電子機器の温度測定が可能な検出部を備え、その検出部から集めた温度情報を基に温度の予測を行う温度予想システムであれば十分である。
1 電子機器
2 検出部
3 演算部
4 記憶装置
5 通知部
6 電源スイッチ
7 ネットワーク端子
8 ネットワークケーブル
9 ラック
10 空気の流れの向き
11 電子機器
90、91 ラックドア

Claims (6)

  1. ラック内に第1の電子機器に加えて第2の電子機器が搭載された際における、前記第1の電子機器の温度予想システムであって、
    前記第1の電子機器の温度を検出する第1の検出部と、
    前記ラックに搭載された前記第1の電子機器の運用前の第1の温度と、前記ラックに搭載された前記第1の電子機器の運用中の第2の温度と、前記ラックに前記第2の電子機器が追加で搭載された際における前記第1の電子機器の運用前の第3の温度と、を算出し、前記第1乃至前記第3の温度に基づいて、前記ラックに前記第1及び前記第2の電子機器が搭載された際における前記第1の電子機器の運用中の第4の温度を算出する演算部と、
    を備える電子機器の温度予想システム。
  2. 前記演算部は、前記第1の温度と前記第2の温度との差分と、前記第1の温度と前記第3の温度との差分と、に基づいて、前記第4の温度を算出する、
    請求項1に記載の電子機器の温度予想システム。
  3. 通知部をさらに備え、
    前記演算部は、前記第4の温度が予め設定されている許容温度以下か否かを判定し、
    前記通知部は、前記判定結果に応じた通知を行う、
    請求項1又は2に記載の電子機器の温度予想システム。
  4. 前記ラックは開閉扉を有しており、
    前記開閉扉の開閉を検出する第2の検出部をさらに備え、
    前記演算部は、前記第2の検出部から入力される前記開閉扉の開閉状況に基づいて、前記第2の電子機器が前記ラックに搭載されたか否かを判定する、
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電子機器の温度予想システム。
  5. 前記第1及び前記第2の電子機器は、ネットワークに接続可能であり、
    前記演算部は、前記第2の電子機器が前記ネットワークに接続されたか否かを判定し、この判定結果に基づいて、前記第2の電子機器が前記ラックに搭載されたか否かを判定する、
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電子機器の温度予想システム。
  6. ラック内に第1の電子機器に加えて第2の電子機器が搭載された際における、前記第1の電子機器の温度予想方法であって、
    前記ラックに搭載された前記第1の電子機器の運用前の第1の温度と、前記ラックに搭載された前記第1の電子機器の運用中の第2の温度と、前記ラックに前記第2の電子機器が追加で搭載された際における前記第1の電子機器の運用前の第3の温度と、を算出し、
    前記第1乃至前記第3の温度に基づいて、前記ラックに前記第1及び前記第2の電子機器が搭載された際における前記第1の電子機器の運用中の第4の温度を算出する電子機器の温度予想方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015185059A (ja) * 2014-03-26 2015-10-22 日本電気株式会社 温度制御装置、温度制御方法、及び温度制御プログラム
JP2018022525A (ja) * 2013-09-04 2018-02-08 パンドウィット・コーポレーション 熱容量管理

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