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JP2012037008A - 揺動部密封体 - Google Patents

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JP2012037008A
JP2012037008A JP2010179377A JP2010179377A JP2012037008A JP 2012037008 A JP2012037008 A JP 2012037008A JP 2010179377 A JP2010179377 A JP 2010179377A JP 2010179377 A JP2010179377 A JP 2010179377A JP 2012037008 A JP2012037008 A JP 2012037008A
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JP
Japan
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annular
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JP2010179377A
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Takahiko Sato
孝彦 佐藤
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Nakanishi Metal Works Co Ltd
Original Assignee
Nakanishi Metal Works Co Ltd
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Abstract

【課題】シール性能を高くし、その信頼性を長期にわたって維持することができ、コストを低減することができる揺動部密封体を提供する。
【解決手段】環状の芯金2に弾性体3を被覆してなる密封体1であって、弾性体3の外周側端部を外側部材OPの内周面12に形成された被装着部12Aに取り付けられる装着部4とし、弾性体3における芯金2の内周部から径方向内側に延びる円環部5の内周側端部を膨大させたシール部6とし、円環部5を軸方向に屈曲させるように弾性変形させた状態でシール部6を内側部材IPの外周面11に圧接させ、シール部6を内側部材IPに対して摺動不能に保持するとともに、内側部材IP及び外側部材OPの相対的揺動による装着部4及び芯金2とシール部3との揺動回転方向の角度ずれによって円環部5を弾性変形させ、シール部6が内側部材IPの外周面11に対して摺動しないように構成した。
【選択図】図2

Description

本発明は、揺動回転軸まわりに相対的に揺動する部材間に装着される、前記部材間への異物の侵入を防止するための密封体に関するものである。
回転軸又は揺動回転軸まわりに相対的に回転又は揺動する部材間を密封するために、鋼板等からなる環状の芯金にシールリップを形成する合成ゴム等の弾性体を加硫接着してなる密封体が広く用いられており、このような密封体は、相対的に回転又は揺動する部材の一方(外輪又はハウジング等)に固定されるともに、相対的に回転又は揺動する部材の他方(内輪又は歯車軸等)にシールリップを摺接させている(例えば、特許文献1〜3参照。)。
実公平45−26492号公報 特開平07−77281号公報 特開2000−55132号公報
動力伝達軸等において、駆動系のねじり振動に起因する振動や騒音を低減するために弾性体等からなるダンパーを組み込む構成、又は、入力軸と出力軸とをたわみ継手により連結する構成等においても、使用環境によっては、揺動回転軸まわりに相対的に揺動する部材間への異物の侵入を防止する必要があるため、上述のような環状の芯金に弾性体を加硫接着してなる密封体が使用される。
しかしながら、このような密封体では、シールリップの先端を前記揺動する部材の一方に接触させた状態で摺動させながら密封する構成であることにより、摺動抵抗や磨耗を考慮してリップ反力の大きさを抑える必要があることから、シールリップの締付け力が小さくなるためシール性能を高くすることができない。
その上、前記揺動する部材の一方にシールリップを摺接させていることからリップ先端が磨耗するため、シール性能を長期にわたって維持することができない。
その上さらに、シールリップが摺接する部材表面の真円度及び面粗度によりシール性能が大きく影響されるため、前記部材の加工コストが増大する。
そこで本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、シール性能を高くすることができるとともに、その信頼性を長期にわたって維持することができ、コストを低減することができる揺動部密封体を提供する点にある。
本発明に係る揺動部密封体は、前記課題解決のために、揺動回転軸まわりに相対的に揺動する内側部材及び外側部材間に取り付けられ、これら内側部材及び外側部材間の環状開口を塞ぐ、環状の芯金に弾性体を被覆してなる密封体であって、前記弾性体の外周側端部又は内周側端部を、前記外側部材の内周面又は前記内側部材の外周面に形成された被装着部に取り付けられる装着部とし、前記弾性体における、前記芯金の内周部から径方向内側に延びる円環部の内周側端部又は前記芯金の外周部から径方向外側に延びる円環部の外周側端部を膨大させたシール部とし、前記円環部を軸方向に屈曲させるように弾性変形させた状態で前記シール部を前記内側部材の外周面又は前記外側部材の内周面に圧接させ、前記シール部を前記内側部材又は外側部材に対して摺動不能に保持するとともに、前記内側部材及び外側部材の相対的揺動による前記装着部及び芯金と前記シール部との揺動回転方向の角度ずれによって前記円環部が弾性変形することを特徴とする。
このような構成によれば、弾性体のシール部を内側部材の外周面又は外側部材の内周面に圧接させて内側部材又は外側部材に対して摺動不能に保持することから、シールリップを内側部材に対して摺動させる従来の構成のように締付け力が大きくならないように締付け力を適切な範囲にする調整を行う必要がなく、締付け力を大きくすることができるため、シール性能を高めることができる。
また、このようにシール部を内側部材又は外側部材に対して摺動不能に保持することから、内側部材及び外側部材の相対的揺動による装着部及び芯金とシール部との揺動回転方向の角度ずれが生じることになるが、この角度ずれは円環部の弾性変形により吸収されるため、内側部材及び外側部材に不要な負荷が掛かることがないとともに、密封体が損傷することもない。
その上、シール部が内側部材又は外側部材に対して摺動しないことから、シール部が摺動磨耗しないため、密封体によるシール性能の高い信頼性を長期にわたって確保することができる。
その上さらに、シール部が内側部材又は外側部材に対して摺動しないことから、シール部が摺動不能に密着する内側部材の外周面又は外側部材の内周面の真円度を高くする必要がなく、内側部材の外周面又は外側部材の内周面の面粗度を小さくする必要もないため、コストを低減することができる。
ここで、前記弾性体の自由状態で前記シール部には径方向面が形成されており、前記円環部を軸方向に屈曲させるように弾性変形させた状態では前記径方向面が軸方向面となり、該軸方向面が前記内側部材の外周面又は前記外側部材の内周面に圧接すると好ましい。
このような構成によれば、シール部に形成された径方向面が円環部を屈曲させた使用状態では軸方向面となり、該軸方向面が内側部材の外周面又は前記外側部材の内周面に対して面接触した状態で圧接されることから、シール部が内側部材又は外側部材に対してより安定かつ確実に固定されるため、密封体によるシール性能の信頼性をさらに向上することができる。
以上のように、本発明に係る揺動部密封体によれば、シール部が摺動しないことから締付け力を大きくすることができるためシール性能を高くすることができ、シール部が摺動しないことから磨耗しないためシール性能の高い信頼性を長期にわたって維持することができ、シール部が取り付けられる面の真円度を高くする必要がないとともにシール部が取り付けられる面の面粗度を小さくする必要もないためコストを低減することができるという顕著な効果を奏する。
本発明の実施の形態に係る揺動部密封体を用いたダンパーシャフトを示す部分縦断面図である。 同じく要部を拡大して示す縦断面図である。 本発明の実施の形態に係る揺動部密封体が弾性変形していない自由状態を示す縦断面図である。
次に本発明の実施の形態を添付図面に基づき詳細に説明するが、本発明は、添付図面に示された形態に限定されず特許請求の範囲に記載の要件を満たす実施形態の全てを含むものである。また、以下において、揺動回転軸の軸芯方向を「軸方向」といい、回転半径方向を「径方向」という。なお、図1〜図3において、これら図面の見やすさを考慮して揺動部密封体1における切断部端面の向う側に見える外形線の一部を省略し、一部を切断部端面図として示している。
図1に示す本発明の実施の形態に係る揺動部密封体1を用いたダンパーシャフト7は、揺動回転軸Aまわりに回転する同軸の入力軸8と出力軸9とを、ダンパー部10を介して連結したものであり、例えば自動車又は産業機械等で使用される等速ボールジョイントの駆動入力軸として使用することにより、ダンパー部10によるねじり振動のエネルギーを熱エネルギー等に変換して制振する効果によって、動力伝達系の振動及び騒音を低減することができる。
図1及び図2に示すように、本発明の実施の形態に係る揺動部密封体1は、揺動回転軸Aまわりに相対的に揺動する入力軸8の内側部材IP及び出力軸9の外側部材OP間に取り付けられ、これら内側部材IP及び外側部材OP間の環状開口Bを塞ぐ、鋼板等からなる環状の金属製芯金2に合成ゴム等の弾性体3を加硫接着により被覆してなるものであり、入力軸8と出力軸9との相対的な揺動回転角度は例えば±5°程度である。
ここで、弾性体3として使用するゴム材料としては、耐油性の良好なゴム素材として、ニトリルゴム(NBR)、水素化ニトリルゴム(HNBR)、アクリルゴム(ACM)、エチレン・アクリルゴム(AEM)、フッ素ゴム(FKM、FPM)、シリコーンゴム(VQM)等のゴムから、1種、あるいは2種以上のゴムを適当にブレンドして使用することができる。
また、ゴム材料の練り加工性、加硫成形性、金属板との接着性を考慮した場合、他種のゴム、例えば、液状NBR、エチレンプロピレンゴム(EPDM)、天然ゴム(NR)、イソプレンゴム(IR)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、ブタジエンゴム(BR)等とブレンドして使用することも好ましい使用態様である。
図2に示すように、密封体1の弾性体3の外周側端部の装着部4を、外側部材OPの内周面12に形成された被装着部である周溝12Aに嵌着することにより、密封体1が外側部材OP及び内側部材IPに対して位置決め固定されるとともに、密封体1の外径部からの異物の浸入を防止することができる。
また、図3に示すように、密封体1が弾性変形していない自由状態では、密封体1の弾性体3における芯金2の内周部から径方向内側に円環部5が延びており、該円環部5の内周側端部を例えば軸方向に膨大させたシール部6としており、該シール部6には径方向面6Aが形成される。
そして、図3に示す密封体1の自由状態から図2に示すように密封体1が内側部材IP及び外側部材OP間の環状開口Bを塞ぐように装着された状態では、弾性体3の円環部5が軸方向に屈曲するように弾性変形しているため、図3に示すシール部6の径方向面6Aは図2では軸方向面6Bとなっている。
したがって、軸方向面6Bが内側部材IPの外周面11に対して面接触した状態で圧接し、軸方向面6Bと外周面11とは摺動しないように保持されるため、密封体1の内径部からの異物の浸入を防止することができる。
なお、シール部6の形状は、図2及び図3に示すような揺動回転軸A(図1参照。)を含む平面で切断した断面形状が略矩形であるものに限定されるものではなく、前記断面形状が略円形若しくは楕円形又は多角形状等であってもよい。
図1及び図2に示す揺動部密封体1の使用状態において、上述のとおりシール部6の軸方向面6Bと内側部材IPの外周面11とは摺動不能に保持されることから、シールリップを内側部材11に対して摺動させる従来の構成のように締付け力が大きくならないように締付け力を適切な範囲にする調整を行う必要がなく、締付け力を大きくすることができるため、シール性能を高めることができる。
また、このようにシール部6が内側部材IPに対して摺動不能に保持されることから、内側部材IP及び外側部材OPの相対的揺動による装着部4及び芯金2とシール部6との揺動回転方向の角度ずれが生じることになるが、この角度ずれは比較的薄肉に形成された円環部5の主にねじれ変形である弾性変形により吸収されるため、内側部材IP及び外側部材OPに不要な負荷が掛かることがないとともに、密封体1が損傷することもない。
さらに、シール部6が内側部材IPに対して摺動しないことから、シール部6が摺動磨耗しないため、密封体1によるシール性能の高い信頼性を長期にわたって確保することができる。
さらにまた、シール部6が内側部材IPに対して摺動しないことから、シール部6が摺動不能に密着する内側部材IPの外周面11の真円度を高くする必要がなく、内側部材IPの外周面11の面粗度を小さくするように仕上げる必要もないため、コストを低減することができる。
以上のとおり、本発明の揺動部密封体1は、簡素かつコンパクトな構成であるとともに信頼性の高いものであるが、シール部6が内側部材IPの外周面11に対して摺動不能に保持されており内側部材IPと一体となって揺動するため、内側部材IPと外側部材OPとの相対的な揺動角度範囲には制限がある。
この内側部材IPと外側部材OPとの相対的な揺動角度範囲は、ダンパーシャフト7に用いた上述の例では±5°程度であるが、±20°程度までの要求仕様には対応可能であり、このような揺動角度範囲の要求仕様、内側部材IP及び外側部材OPの大きさ並びに揺動部密封体1の寿命等の要求仕様に応じて、例えばFEM(Finite Element Method)解析等のシミュレーションにより、円環部5の肉厚並びにシール部6の形状及び大きさ等を決定することができる。
以上の説明においては、揺動部密封体1の構成として、その弾性体3に、外側部材OP側に装着部4を形成して内側部材IP側にシール部6を形成する場合を示したが、内側部材IP側に装着部を形成して外側部材OP側にシール部を形成してもよい。
すなわち、このような場合は、環状の芯金に弾性体を被覆してなる密封体1において、前記弾性体の内周側端部を内側部材IPの外周面11に形成された被装着部に取り付けられる装着部とし、前記弾性体における前記芯金の外周部から径方向外側に延びる円環部の外周側端部を膨大させたシール部とし、前記円環部を軸方向に屈曲させるように弾性変形させた状態で前記シール部を外側部材OPの内周面12に圧接させ、前記シール部を外側部材OPに対して摺動不能に保持するとともに、内側部材IP及び外側部材OPの相対的揺動による前記装着部及び芯金と前記シール部との揺動回転方向の角度ずれによって前記円環部が弾性変形するようにすればよい。
また、以上の説明においては、揺動部密封体1をダンパーシャフト7に用いた場合を示したが、本発明の揺動部密封体は、フライホイールダンパやたわみ継手等の揺動回転軸まわりに相対的に揺動する内側部材及び外側部材間においても好適に使用することができる。
A 揺動回転軸
B 環状開口
IP 内側部材
OP 外側部材
1 密封体
2 芯金
3 弾性体
4 装着部
5 円環部
6 シール部
6A 径方向面
6B 軸方向面
7 ダンパーシャフト
8 入力軸
9 出力軸
10 ダンパー部
11 内側部材の外周面
12 外側部材の内周面
12A 周溝(被装着部)

Claims (2)

  1. 揺動回転軸まわりに相対的に揺動する内側部材及び外側部材間に取り付けられ、これら内側部材及び外側部材間の環状開口を塞ぐ、環状の芯金に弾性体を被覆してなる密封体であって、
    前記弾性体の外周側端部又は内周側端部を、前記外側部材の内周面又は前記内側部材の外周面に形成された被装着部に取り付けられる装着部とし、
    前記弾性体における、前記芯金の内周部から径方向内側に延びる円環部の内周側端部又は前記芯金の外周部から径方向外側に延びる円環部の外周側端部を膨大させたシール部とし、
    前記円環部を軸方向に屈曲させるように弾性変形させた状態で前記シール部を前記内側部材の外周面又は前記外側部材の内周面に圧接させ、前記シール部を前記内側部材又は外側部材に対して摺動不能に保持するとともに、前記内側部材及び外側部材の相対的揺動による前記装着部及び芯金と前記シール部との揺動回転方向の角度ずれによって前記円環部が弾性変形することを特徴とする揺動部密封体。
  2. 前記弾性体の自由状態で前記シール部には径方向面が形成されており、前記円環部を軸方向に屈曲させるように弾性変形させた状態では前記径方向面が軸方向面となり、該軸方向面が前記内側部材の外周面又は前記外側部材の内周面に圧接する請求項1記載の揺動部密封体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014128134A (ja) * 2012-12-27 2014-07-07 Nakanishi Metal Works Co Ltd グロメット
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