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JP2012033429A - 操作スイッチ - Google Patents

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JP2012033429A
JP2012033429A JP2010173516A JP2010173516A JP2012033429A JP 2012033429 A JP2012033429 A JP 2012033429A JP 2010173516 A JP2010173516 A JP 2010173516A JP 2010173516 A JP2010173516 A JP 2010173516A JP 2012033429 A JP2012033429 A JP 2012033429A
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Takahiro Sato
隆洋 佐藤
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Abstract

【課題】操作スイッチの配置スペースを小さくすることができる技術の提供。
【解決手段】回路基板上に設けた接点を押圧する操作スイッチ3について、硬質樹脂製のキートップ13と、キートップ13を載置するベースシート12と、ベースシート12の表面に設けられキートップ13とベースシート12とを固着する接着層16と、ベースシート12の裏面に設けられ上記接点を押圧する押し子15と、ベースシート12の裏面に設けられ該キートップ13の傾倒支点となるスペーサ14と、を備え、押圧操作方向に向かうキートップ13の投影領域内の一方端側に接着層16を設け他方端側にスペーサ14を設けた。
【選択図】図4

Description

本発明は、携帯電話機、パーソナル・ハンディホン・システム(PHS) 、パーソナル・ディジタル・アシスタント(PDA) 、ナビゲーションシステム、ノートパソコンなどの情報機器や、小型オーディオプレーヤーなどのAV機器、またはゲーム機器など各種電子機器の操作部に用いられる操作スイッチに関する。
ナビゲーションシステムや携帯型ゲーム機器などの表示装置が組み込まれた電子機器では、視認性の良さ、表示情報量の多さなどから表示装置を大型化する傾向にある。しかしながら電子機器の外側寸法は小型化の傾向にあるため、表示装置の外周枠は狭くなっている。例えば、図1で示すように、車のインストルメント・パネルに装着されるナビゲーションシステム1では、インストルメント・パネルへの取り付けサイズがDIN規格(ドイツ連邦規格)で規定されているため、表示装置2を大きくすると、操作スイッチ3を設ける外周枠が狭くなる。そのため、操作スイッチ3に複数の機能を割り当てて操作スイッチ3の配置数を少なくする工夫がなされている。
このような電子機器に使用される操作スイッチとしては、例えば、特開2001−110277号公報(特許文献1)では、棒状のベースにヒンジを介してつまみ(押圧操作部)が一体形成されるヒンジ型の操作スイッチが開示されている。この構造の操作スイッチでは、つまみを表面側から押圧操作すると、つまみとベースを繋ぐヒンジを支点としてつまみが傾倒し、つまみの裏面側に配置されている接点スイッチを押圧するようになっている。しかしながらこの操作スイッチでは、つまみの周囲にベースやヒンジを設けなければならず、操作スイッチの配置スペースがつまみの外形より大きくしなければならなかった。
これに対して、特開2007−311049号公報(特許文献2)で開示する操作スイッチは、押しボタンと筐体とをU字状のヒンジで繋いでいる。こうした構造とすることで操作面側から見たヒンジの大きさを小さくし、操作スイッチの配置スペースを小さくしている。
特開2001−110277号公報 特開2007−311049号公報
前記特開2007−311049号公報(特許文献2)記載の操作スイッチでは、操作面側から見た操作スイッチの配置スペースを小さくすることができるが、ヒンジの他端をパネルに取付ける必要がある。そのため、その他端が押しボタンの周囲に張り出してしまい、ヒンジの取付けスペース分だけ隣接する押しボタンとの間隔を空けることが要求され、隣接する押しボタンどうしを近接状態で配置することが難しい。
こうした従来技術の存在を背景としてなされたのが本発明である。本発明では、操作スイッチの配置スペースを小さくする技術の提供を目的とする。
上記目的を達成すべく以下のような構成を提供する。
すなわち、回路基板上に設けた接点を押圧する操作スイッチについて、キートップと、キートップを載置するベースシートと、ベースシートの表面に設けられキートップとベースシートとを固着する接着層と、ベースシートの裏面に設けられ該キートップの傾倒支点となるスペーサと、を備え、押圧操作方向に向かうキートップの投影領域内の一方端側に接着層を設け他方端側にスペーサを設けた層構成でオン/オフ切り換えを可能とすることを特徴とする操作スイッチである。
キートップと、キートップを載置するベースシートと、ベースシートの表面に設けられキートップとベースシートとを固着する接着層と、ベースシートの裏面に設けられ該キートップの傾倒支点となるスペーサと、を備え、回路基板上に設けた接点を押圧する操作スイッチについて、押圧操作方向に向かうキートップの投影領域内の一方端側に接着層を設け他方端側にスペーサを設けた層構成としたため、層状の部材の積層構造でオン/オフ切り換えを可能とする操作スイッチを提供することができる。
そして、押圧操作方向に向かうキートップの投影領域内の一方端側に接着層を設けたため、従来技術で見られるヒンジを不要とすることができる。そして、キートップの周囲に張り出す部分を無くすことができる。こうして操作スイッチの配置スペースをキートップの外形の大きさと略同等に小さくすることができ、さらに隣接するキートップどうしを近接状態で配置することができる。
そして、押圧操作方向に向かうキートップの投影領域内で、前記接着層とスペーサが互いに重ならない位置に該接着層とスペーサとを設けることができる。
押圧操作方向に向かうキートップの投影領域内で、前記接着層とスペーサが互いに重ならない位置に該接着層とスペーサとを設けたため、ベースシートを屈曲点としてキートップを簡単に押圧操作することができる。即ち、キートップと接着層、そしてスペーサを屈曲させることなくキートップを押圧操作することができるため、厚み(高さ)があるキートップや、硬質の接着層、硬質のスペーサであっても押圧操作性に優れる操作スイッチとすることができる。
押圧操作方向に向かうキートップの投影領域内で前記接着層とスペーサの重なる面積が、押圧操作方向に向かうキートップの投影領域内で該接着層を設けない未固着領域の面積よりも小さくなるように該接着層を設ける操作スイッチとすることができる。
押圧操作方向に向かうキートップの投影領域内で前記接着層とスペーサの重る面積が、押圧操作方向に向かうキートップの投影領域内で該接着層を設けない未固着領域の面積よりも小さくなるように該接着層を設けたため、ベースシートに形状保持性の無いような柔らかな樹脂材を用いることもでき、ベースシートの材料選択の幅が広がる。
そして、未固着領域を設けたため、この部分のキートップはベースシートに拘束されない。そのため、キートップを押圧操作した際に、ベースシートに沿って撓むキートップの撓み量を小さくすることができ、押圧操作に伴うキートップの撓み荷重を小さくすることができる。また、小さな押圧荷重でキートップを傾倒させることができ、押圧操作の際に操作者が感じるクリック感をより操作者に伝え易くなることで操作者は良好な操作感を得ることができる。
ベースシートを導光シートとすることができる。ベースシートを導光シートとすれば、キートップを均一に照光することができる。また、ベースシートとは別に導光シートや導光部材を設ける必要が無いため、操作スイッチの小型化や薄型化を実現することができる。
スペーサをゴム状弾性体で形成することができる。スペーサをゴム状弾性体で形成すれば、キートップを押圧操作した際に、スペーサを圧縮変形させることができる。スペーサが圧縮変形すれば、ベースシートやキートップの撓み量を小さくすることができ、圧縮変形しないスペーサに比べて小さい押圧力でキートップを傾倒させることができる。よって押圧操作の際に接点で発生するクリック感を操作者に伝え易くなり、操作者は良好な操作感を得ることが可能となる。
本発明の操作スイッチによれば、操作面側から見たキートップの周囲に張り出す部分を無くすことができる。また、隣接するキートップどうしを近接状態で配置することができる。
第1実施形態の操作スイッチを組み込んだ電子機器の斜視図である。 第1実施形態の操作スイッチを示し、分図(A)はその平面図、分図(B)は分図(A)のSA−SA線断面図である。 図2の操作スイッチを電子機器に組み込んだ際の拡大説明図である。 図2の操作スイッチを電子機器に組み込んだ後に押圧操作した際の拡大説明図である。 第2実施形態の操作スイッチを電子機器に組み込んだ際の拡大説明図である。 図5の操作スイッチを電子機器に組み込んだ後に押圧操作した際の拡大説明図である。 変形例の操作スイッチを電子機器に組み込んだ後に押圧操作した際の拡大説明図である。 別の変形例の操作スイッチを示す断面図である。 キートップの変形例を示す図3相当の拡大説明図である。 図9の操作スイッチを電子機器に組み込んだ後に押圧操作した際の拡大説明図である。 さらに別のキートップの変形例を示す図3相当の拡大説明図である。 図11の操作スイッチを電子機器に組み込んだ後に押圧操作した際の拡大説明図である。
本発明について図面を参照してさらに詳しく説明する。なお、各実施形態で共通する構成については同一の符号を付して重複説明を省略し、さらに共通する材質、作用、効果、製造方法などについても重複説明を省略する。
第1実施形態〔図1〜図4〕
第1実施形態の操作スイッチ11を図1〜図4に示す。図1は操作スイッチ11を組み込んだ電子機器1の斜視図であり、図2は操作スイッチ11を示す説明図、図3は操作スイッチ11を電子機器1に組み込んだ際の説明図、図4は操作スイッチ11を電子機器1に組み込んだ後に押圧操作した際の説明図である。
本実施形態の操作スイッチ11は、ベースシート12、キートップ13、スペーサ14、押し子15、そして接着層16を備えている。
ベースシート12は、操作スイッチ11のベース部材である。ベースシート12は、操作スイッチ11を押圧操作した際に撓み変形して、操作スイッチ11の裏面に備える接点スイッチを押圧できる程度に可撓性を有している。また、押圧操作後に指を離せばもとの位置にキートップ13が戻るような弾性を有することが必要である。
ベースシート12の厚さとしては、良好な操作感を得るための柔軟性を有し且つキートップ13の保持性を有する観点から、150μm以下が好ましく、50μm以下がより好ましい。一実施態様として50μm程度に形成することができる。
ベースシート12の材質には、可撓性が要求されることから、例えば、ポリオレフィン系樹脂、ビニル系樹脂、アクリル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリエーテル系樹脂などの樹脂フィルムが挙げられる。また、可撓性を有する銅、アルミ、鉄などの金属をシート状に形成しても良い。
また、キートップ13をバックライトで照光する場合には、透光性の樹脂フィルムを用いることが必要である。ベースシート12には、さらに着色層を設けることもできる。
キートップ13は、操作スイッチ11を押圧操作する部分である。そしてこのキートップ13は、ベースシート12に接着層16を介して固着されているが、キートップ13の裏面全体に接着層16を設けるのではなく、キートップ13の一方端側に部分的に設けており、キートップ13の他方端側はベースシート12に固着しない未固着領域R1となっている。本実施形態では、未固着領域R1と接着層16の大きさが略同等としている。
キートップ13の厚さは、0.2mm〜10mmが好ましく、薄型化が要望される電子機器に用いる場合には0.2mm〜0.6mmがより好ましい。一実施態様として0.4mm程度に形成することができる。
キートップ13の材質には反応硬化性樹脂、熱可塑性樹脂などの硬質樹脂やアルミニウム、鉄などの金属が用いられる。硬質樹脂としては、例えば、ポリカーボネート樹脂、ABS樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、PBT樹脂やこれらのアロイ系樹脂などが挙げられる。また、キートップ13をバックライトで照光させる場合には、透光性を有する樹脂を用いる。キートップ13には、文字、記号、図形などを表す表示部が形成されていても良い。
接着層16の材質としては、ホットメルト型接着剤、UV接着剤、瞬間接着剤、両面テープなどを用いることができる。接着層16をキートップ13の外周にはみ出すことなく接着するには、印刷可能なホットメルト型接着剤が好ましい。
スペーサ14は、ベースシート12とキートップ13を回路基板上で支える部材であり、ベースシート12の裏面に設けている。そしてこのスペーサ14は、キートップ13を押圧操作した際に、キートップ13が傾倒する支点となるように、キートップ13の一部に部分的に設けている。
より具体的に説明すると、押圧操作方向に向かうキートップ13の投影領域内の一方端側に前記接着層16を設けているのに対し、このキートップ13の投影領域内の他方端側であって、ベースシート12の裏面にスペーサ14を設けている。図2(B)で説明すれば、接着層16は図面下側に、スペーサ14は図面上側に設けている。
こうして、押圧操作方向に向かうキートップ13の投影領域内で、前記接着層16とスペーサ14が互いに重ならない位置に該接着層16とスペーサ14とが設けられており、押圧操作方向に向かうキートップの投影領域内の一方端側に接着層16を設け他方端側にスペーサ14を設けた層構成でオン/オフ切り換えを可能としている。
スペーサ14は、押圧操作の際に押し子15が正確に接点を押圧できるように、ベースシート12と回路基板との隙間を調整する役割も果たしている。そして、キートップ13と回路基板とを水平状態に保つため、スペーサ14は立方体や直方体に形成されていることが好ましい。図3では、スペーサ14を回路基板4に対して図外の接着層で固着している。
スペーサ14の材質は、キートップ13の材質と同様の硬質樹脂を用いることができる。硬質樹脂を用いれば、ベースシート12と回路基板との隙間高さを正確に設定することができる。
押し子15は、回路基板上の接点(図示せず)を押圧する部材であり、ベースシート12の裏面から突出するように設けられている。
押し子15の材質には、活性エネルギー線硬化型の液状硬化型樹脂、合成ゴム、熱可塑性エラストマーなどを用いることができる。活性エネルギー線としては、可視光線、紫外線、X線、電子線などが挙げられるが、安価な装置で硬化工程も簡単な紫外線を用いる紫外線硬化型樹脂が好適である。この紫外線硬化型樹脂としては、例えば、ポリエステル(メタ)アクリレート、ウレタン(メタ)アクリレート、シリコーン(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレートなどのアクリレート系樹脂などが挙げられる。合成ゴムとしては、シリコーンゴム、エチレンプロピレンゴムなどが挙げられる。熱可塑性エラストマーとしては、スチレン系エラストマー、オレフィン系エラストマー、ポリエステル系エラストマーなどが挙げられる。
図4で示すように、このような構成の操作スイッチ11を矢示方向へ押圧すると、ベースシート12がスペーサ14の端部で回路基板4側に屈曲して、キートップ13が傾倒し、回路基板4上の接点5を押圧する。この際、屈曲するのはベースシート12であり、キートップ13や接着層16は屈曲しないか、屈曲してもその程度は小さいため、押圧操作荷重が低い。
操作スイッチ11の製造方法の一例を説明する。
ベースシート12の表面には接着層16を介してキートップ13を固着する。また、ベースシート12の裏面にはスペーサ14と押し子15を固着する。
スペーサ14と押し子15を固着する際に、スペーサ14と押し子15となる材料に紫外線硬化型樹脂を用いれば、スペーサ14と押し子15の両者を成形と同時にベースシート12に固着することができる。
操作スイッチ11によれば、ベースシート12の裏面に固着されたスペーサ14にキートップ13の傾倒支点を有するため、従来技術で設けられているヒンジを不要とすることができ、操作スイッチ11を操作面側から見た場合に、キートップ13の周囲に張り出す部分を無くすことができる。よって操作スイッチ11の配置スペースをキートップ13の外形の大きさと略同等に小さくすることができ、さらに隣接するキートップ13どうしを近接状態で配置することができる。
キートップ13とスペーサ14の間の領域全体がキートップ13をベースシート12に固着しない未固着領域R1となっているため、キートップ13を押圧操作すると、キートップ13や接着層16を撓ませることなしに、接点スイッチをオンすることができる。よって小さな押圧荷重でキートップ13を傾倒させることができ、押圧操作の際に接点5で発生するクリック感を操作者に伝え易くなり、操作者は良好な操作感を得ることができる。
第2実施形態〔図5,図6〕
第2実施形態の操作スイッチ21を図5,図6に示す。図5は操作スイッチ21を電子機器1に組み込んだ際の説明図であり、図6は操作スイッチ21を電子機器1に組み込んだ後に押圧操作した際の説明図である。
操作スイッチ21は、キートップ13とスペーサ14の間にも延在する接着層26が設けられている。即ち、接着層26はキートップ13とスペーサ14の間の領域へ延在し、この領域の半分近くにまで達している。言い換えると、キートップ13とスペーサ14の間の領域の半分よりやや大きな部分が、キートップ13をベースシート12に固着しない未固着領域R2となっている。
換言すれば、押圧操作方向に向かうキートップ13の投影領域内で前記接着層16とスペーサ14の重なる面積が、押圧操作方向に向かうキートップ13の投影領域内で該接着層16を設けない未固着領域R2の面積よりも小さくなるように該接着層16を設けている。
こうした操作スイッチ21を押圧操作すると、図6で示すように、ベースシート12がスペーサ14の端部で回路基板4側に屈曲し、キートップ13と接着層16もベースシート12に沿って屈曲して一部が傾倒し、回路基板4上の接点5を押圧する。
操作スイッチ21によれば、押圧操作方向に向かうキートップ13の投影領域内で前記接着層26とスペーサ14が互いに重なり合う面積が、押圧操作方向に向かうキートップ13の投影領域内で該接着層26を設けない未固着領域の面積よりもやや小さくなるように該接着層を設けているので、キートップ13を押圧操作した際に、ベースシート12に沿って撓むキートップ13の撓み量を小さくすことができ、押圧操作に伴うキートップ13の撓み荷重を小さくすことができる。よって小さな押圧荷重でキートップ13を傾倒させることができ、押圧操作の際に接点5で発生するクリック感を操作者に伝え易くなり、操作者は良好な操作感を得ることができる。
変形例1〔図7〕
図7に示す操作スイッチ31は、スペーサ34をゴム状弾性体で形成している。図7は操作スイッチ31を電子機器1に組み込んだ後に押圧操作した際の説明図である。
操作スイッチ31では、矢示方向へ押圧すると、スペーサ34が圧縮変形し、キートップ13とベースシート12が揃って傾倒し、回路基板4上の接点5を押圧する。
スペーサ34を形成するゴム状弾性体の材質としては、例えば、シリコーンゴム、天然ゴム、エチレンプロピレンゴム、ブタジエンゴム、イソプレンゴム、クロロプレンゴム、ウレタンゴムなどの熱硬化ゴムを用いることができ、また熱可塑性エラストマーでは、スチレン系熱可塑性エラストマー、オレフィン系熱可塑性エラストマー、エステル系熱可塑性エラストマー、ウレタン系熱可塑性エラストマー、アミド系熱可塑性エラストマー、ブタジエン系熱可塑性エラストマー、エチレン−酢酸ビニル系熱可塑性エラストマー、フッ素ゴム系熱可塑性エラストマー、イソプレン系熱可塑性エラストマー、塩素化ポリエチレン系熱可塑性エラストマーなどを用いることができる。さらにこれらのゴム状弾性体で耐久性を考慮するとスチレン系熱可塑性エラストマー、エステル系熱可塑性エラストマーが好ましく、また温度依存性が少ない点を考慮するとシリコーンゴムが好ましい。また、これらを発泡させて発泡体を用いることもできる。
操作スイッチ31によれば、スペーサ34をゴム状弾性体で形成するため、キートップ13を押圧操作した際に、スペーサ34が圧縮変形することで、ベースシート12やキートップ13の撓み量を小さくすることができ、圧縮変形しないスペーサに比べて小さい押圧力でキートップ13を傾倒させることができる。よって押圧操作の際に接点5で発生するクリック感を操作者に伝え易くなり、操作者は良好な操作感を得ることが可能となる。
このような操作スイッチ31は、例えば、ベースシート12として厚さ0.1mmのポリカーボネート樹脂を用い、スペーサ34をJIS K 6253 デュロメータタイプA硬度計で測定した場合60度のシリコーンゴムで形成し、ベースシート12とスペーサ34を両面テープで固着して実現することができる。
変形例2〔図8〕
図8で示す操作スイッチ31aは、スペーサ34と押し子35をゴム状弾性体で形成し、これら両者をゴム膜37で一体にしている。
操作スイッチ31aでは、ゴム膜37によってスペーサ34と押し子35のベースシート12に対する固着力を高めることができる。また、部品点数を少なくすることができ、生産性を高めることができる。
なお、押し子15,35は、接点5として利用される皿バネを押圧するために必要であるが、皿バネの種類によっては、この押し子15,35に相当する突起が皿バネの頂部に設けられている場合がある。こうした接点5を利用する場合には押し子15,35は不要であるため、押し子15,35の無い操作スイッチ11,21,31,31aとすることも可能である。
変形例3
ベースシート12を「導光シート」とすることができる。ベースシート12を「導光シート」として使用するには、その材質が可視光領域に波長の吸収領域がなく高透明性の樹脂フィルムが良く、例えば、ポリカーボネート樹脂、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂が好ましい。さらにベースシート12の裏面に拡散部を設けることができる。拡散部は、高屈折率の充填材、光反射率の高い充填材などが添加された樹脂塗膜でなり、光の反射方向を変えて光の進路を変更するものである。拡散部を設けることで、ベースシート12中の光をキートップ13側に導くことができ、キートップ13を照光することができる。拡散部の厚みは、5μm〜30μmとすることができる。
ベースシート12とスペーサ14,34の間には、透明樹脂層を形成することが好ましい。透明樹脂層は、ベースシート12の屈折率より低い方が好ましく、透明樹脂層の屈折率がベースシート12の屈折率よりも低ければ、その界面でベースシート12内を伝わる光を全反射することができる。そして、その屈折率差は0.06以上あると効率良く全反射することができるため、照光輝度の低下を少なくすることができる。
この透明樹脂層の材質にはベースシート12に対して非浸食性で、透明性が高く平滑性を維持し易い樹脂液が用いられ、無溶剤型の架橋または硬化型の樹脂または、無溶剤型の紫外線硬化型やEB硬化型などの活性エネルギー線硬化型インキを用いることが好ましい。また、水系やアルコール系など非浸食性の溶剤を含む2液硬化型インキ、熱硬化型インキも用いることができる。こうした樹脂インキには、紫外線硬化型ウレタンアクリレート系インキや、熱硬化型のウレタン系インキが挙げられる。透明樹脂層を架橋又は硬化型のインキで形成することで、ベースシート12に比べて積層する遮光印刷層やその他の印刷層によって浸食され難い層とすることができる。
このような透明樹脂層の厚みは、5μm〜200μmとすることが好ましい。5μmより薄いと拡散部を確実に覆うことができない虞があり、拡散部へ側面から入射する光が減少して拡散効率が低下してしまい、200μmより厚くても平滑面を形成する効果に変わりはないし、操作スイッチの厚みが厚くなってしまう不都合があるからである。より好ましくは、5μm〜30μmである。
ベースシート12を「導光シート」とする場合の具体例として、ベースシート12として厚さ0.1mmのポリカーボネート樹脂を用い、透明樹脂層に厚さ20μmの紫外線硬化型ウレタンアクリレート系インキ層を形成し、拡散部として白色のインクをドット形状に塗布して形成することが例示できる。
変形例4
スペーサ14,34を導光部材とすることが可能である。
光を効率良く導光させるには、導光部材に所定の厚みがあることが必要となる。しかしながら、ベースシート12はキートップ13の押圧操作で変形することが要求されるため、柔軟性が必要で厚くすることが難しい。これに対しスペーサ14,34は、押し子15,35と接点5を加えた分の厚みがあるため、効率良く光を導光することができる。
さらに、操作スイッチ31aのようにスペーサ34と押し子35との間を繋ぐゴム膜37が形成されている場合には、ゴム膜37も導光部とすることができる。ゴム膜37をベースシート12と同様の大きさにすれば、ベースシート12の全面に光を伝え易くすることができ、キートップ13の全面を照光することができる。なお、ゴム膜37は0.2mm以下の厚みで形成することができるため、キートップ13を押圧操作する際に操作感を損ねることが無い。
変形例5
ベースシート12に1つのキートップ13を固着する例で説明してきたが、キートップ13の外周に張り出す部分が無いことから、2つ以上のキートップ13を固着した操作スイッチを簡単に得ることができる。
複数のキートップ13を備える操作スイッチによれば、デザイン性に優れた電子機器を提供することができる。また、キートップ13を個別に取り扱う必要が無く、電子機器への取り付けを簡単にすることができる。
キートップ13の形状を変えた例として、図9、図10には、フランジ付きのキートップ13aを採用した場合を示す。また、図11、図12には、厚さが均一でないキートップ13bを採用した場合を示す。こうしたキートップ13a,13bを用いることも可能である。
なお、各実施形態、変形例で示した構成は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、他の実施形態、変形例に適用可能であり、各実施形態、変形例で示した例に限定されない。
以下の実施例に基づいて本発明を説明する。
1.試料の製造
試料1
厚さ0.1mmのウレタンフィルムをベースシート12とし、このベースシート12の操作面側に厚み0.55mmのポリカーボネート樹脂でなるキートップ13を両面テープで固着した。また、ベースシート12の裏面側にポリカーボネート樹脂でなるスペーサ14を両面テープで固着した。さらにベースシート12の裏面側に0.4mmの高さの押し子15を紫外線硬化型樹脂にて形成し、試料1の操作スイッチ11を得た。
接点5としては高さ0.3mmの皿バネを使用し、スペーサ14の厚みは固定用の両面テープを含め0.7mmとした。キートップ13とスペーサ14の間の領域の全てが未固着領域Rであり、未固着領域Rの表示を100%とした。
試料2
試料1と同様に製造し、キートップ13とスペーサ14の間の領域へ接着層16が延在する試料2の操作スイッチ21を得た。未固着領域Rはキートップ13とスペーサ14の間の領域の75%である。
試料3
試料1と同様に製造し、キートップ13とスペーサ14の間の領域へ接着層16が延在する試料2の操作スイッチ21を得た。未固着領域Rはキートップ13とスペーサ14の間の領域の50%である。
試料4
試料1と同様に製造し、キートップ13とスペーサ14の間の領域へ接着層16が延在する試料2の操作スイッチ21を得た。未固着領域Rはキートップ13とスペーサ14の間の領域の25%である。
試料5
試料1と同様に製造し、キートップ13とスペーサ14の間の領域へ接着層16が延在する試料2の操作スイッチ21を得た。未固着領域Rはキートップ13とスペーサ14の間の領域の0%、即ち全面固着である。
2.試験方法
各試料の評価試験は、「ピーク荷重」と「クリック率」に基づいて行った。試料1〜試料5の変位量と荷重を荷重測定器で測定し、測定結果からピーク荷重、クリック率を求めた。ピーク荷重とクリック率を詳細に説明すれば次のとおりである。横軸に操作スイッチを押圧した際のストローク(長さ)をとり、縦軸には同様に操作スイッチに加わる荷重をとってグラフに表した場合、このグラフにおいて荷重が最大になる山の頂点がピーク荷重となり、荷重が最小になる山の最下点がメーク荷重となる。そして、クリック率は下記式で求めることができる。
クリック率[%] = (ピーク荷重 − メーク荷重)/ ピーク荷重 × 100
その結果を表1に示す。
3.試験結果
試料1〜試料3は未固着領域Rが50%〜100%であることから、クリック率が20%以上と高く、良好な操作感を得ることができた。試料4、試料5はクリック率が10%未満であり、良好な操作感を得ることができなかった。
この結果から、良好な操作感を得るためには、未固着領域Rをキートップ13とスペーサ14の間の領域の25%より少なくすると好ましくなく、50%以上とすることが好ましいことがわかる。
Figure 2012033429
1 ナビゲーションシステム(電子機器)
2 表示装置
3 操作スイッチ
4 回路基板
5 接点
11,21,31,31a 操作スイッチ
12 ベースシート
13,13a,13b キートップ
14,34 スペーサ
15,35 押し子
16,26 接着層
37 ゴム膜
R,R1,R2 未固着領域

Claims (5)

  1. 回路基板上に設けた接点を押圧する操作スイッチにおいて、
    キートップと、
    キートップを載置するベースシートと、
    ベースシートの表面に設けられキートップとベースシートとを固着する接着層と、
    ベースシートの裏面に設けられ該キートップの傾倒支点となるスペーサと、
    を備え、
    押圧操作方向に向かうキートップの投影領域内の一方端側に接着層を設け他方端側にスペーサを設けた層構成でオン/オフ切り換えを可能とすることを特徴とする操作スイッチ。
  2. 押圧操作方向に向かうキートップの投影領域内で、前記接着層とスペーサが互いに重ならない位置に該接着層とスペーサとを設ける請求項1記載の操作スイッチ。
  3. 押圧操作方向に向かうキートップの投影領域内で前記接着層とスペーサの重なる面積が、押圧操作方向に向かうキートップの投影領域内で該接着層を設けない未固着領域の面積よりも小さくなるように該接着層を設ける請求項1記載の操作スイッチ。
  4. ベースシートが導光シートである請求項1〜請求項3何れか1項記載の操作スイッチ。
  5. スペーサがゴム状弾性体でなる請求項1〜請求項4何れか1項記載の操作スイッチ。
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