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JP2012030565A - 液体噴射ヘッドユニット、及び、液体噴射装置 - Google Patents

液体噴射ヘッドユニット、及び、液体噴射装置 Download PDF

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JP2012030565A JP2010174205A JP2010174205A JP2012030565A JP 2012030565 A JP2012030565 A JP 2012030565A JP 2010174205 A JP2010174205 A JP 2010174205A JP 2010174205 A JP2010174205 A JP 2010174205A JP 2012030565 A JP2012030565 A JP 2012030565A
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Kenichi Kitamura
健一 北村
Hiroyuki Hagiwara
寛之 萩原
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Seiko Epson Corp
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Abstract

【課題】ヘッド固定部材に取り付けられる液体噴射ヘッドの数が本来の取り付け可能個数よりも少ない構成においてもヘッド固定部材の剛性を確保でき、ヘッド固定部材の再設計が不要な液体噴射ヘッドユニット、及びこれを備える液体噴射装置を提供する。
【解決手段】ダミーヘッド23は、記録ヘッド18のノズル形成面53に対応する先端面65を有し、当該先端面が記録ヘッドのノズル形成面53と同一面上に揃えられた状態で、サブキャリッジにおけるヘッド列設方向の中央部のヘッド取付部41にヘッド挿通開口28を跨ぐ状態で取り付けられた。
【選択図】図8

Description

本発明は、インクジェット式記録装置などの液体噴射装置に用いられる液体噴射ヘッドユニット、及び、これを備えた液体噴射装置に関し、特に、複数の液体噴射ヘッドを取り付けることが可能な枠体状のヘッド固定部材を有する液体噴射ヘッドユニット、及び、液体噴射装置に関するものである。
液体噴射装置は、液体を液滴として噴射可能な液体噴射ヘッドを備え、この液体噴射ヘッドから各種の液体を噴射する装置である。この液体噴射装置の代表的なものとして、例えば、インクジェット式記録ヘッド(以下、記録ヘッドという)を備え、この記録ヘッドのノズルから液体状のインクをインク滴として噴射させて記録を行うインクジェット式記録装置(プリンター)等の画像記録装置を挙げることができる。また、近年においては、この画像記録装置に限らず、ディスプレイ製造装置などの各種の製造装置にも応用されている。
近年、上記プリンターには、ノズルを複数列設してなるノズル群を有する記録ヘッドをサブキャリッジなどのヘッド固定部材に複数並べて固定したものを1つのヘッドユニットとする構成を採用するマルチヘッド型のものがある(例えば、特許文献1参照)。サブキャリッジは、複数の記録ヘッドが取り付けられる部分が開口した枠体状の平板状の部材であり、軽量化を図るべく合成樹脂で作製されたものが実用化されている。このサブキャリッジに対して各記録ヘッドが位置決めされた状態でネジ留めによって固定される。
特開2008−273109号公報
ところで、上述したように、サブキャリッジは、記録ヘッドが取り付けられる部分が開口した枠体状であるため、剛性を確保することが困難であった。これに加え、マルチヘッド型のプリンターでは、仕様の変更などに応じてサブキャリッジに取り付ける記録ヘッドの数を増減させることがある。例えば、サブキャリッジに本来の取り付け可能な個数よりも少ない数の記録ヘッドを当該サブキャリッジに取り付ける構成の場合、何らの対策も施さないと、記録ヘッドの数を減らした分だけサブキャリッジのヘッド取り付け位置に空間が発生する。このような空間が生じると、その分、サブキャリッジの剛性が低下する。これにより、印刷対象の記録紙が記録ヘッドに接触したり上記空間内に巻き込まれたりすること(所謂紙ジャム)等によってサブキャリッジに外力が作用したときに当該サブキャリッジが変形して、各記録ヘッドの相対位置がずれたり傾いたりする虞があった。このため、従来では、上記の空間が生じないように、仕様変更等の際には、その都度サブキャリッジを再設計する必要が生じていた。
なお、このような問題は、インクを噴射する記録ヘッドを搭載したインクジェット式記録装置だけではなく、上記サブキャリッジのような枠体状のヘッド固定部材に対して複数の液体噴射ヘッドを固定する構成を採用する、他の液体噴射ヘッドユニット、及びこれを備える液体噴射装置においても同様に存在する。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ヘッド固定部材に取り付けられる液体噴射ヘッドの数が本来の取り付け可能個数よりも少ない構成においてもヘッド固定部材の剛性を確保でき、ヘッド固定部材の再設計が不要な液体噴射ヘッドユニット、及びこれを備える液体噴射装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の液体噴射ヘッドユニットは、着弾対象に対して液体を噴射するノズルが開設されたノズル形成面を有する液体噴射ヘッドと、
前記液体噴射ヘッドが取り付けられるヘッド取付部を複数有し、当該ヘッド取付部に取り付けられる液体噴射ヘッドが挿通される開口部が形成されたヘッド固定部材と、
前記ヘッド取付部に取り付けられた液体噴射ヘッドを前記着弾対象から保護する保護部材と、
を備え、
前記保護部材は、前記液体噴射ヘッドのノズル形成面に対応する先端面を有し、当該先端面が前記液体噴射ヘッドのノズル形成面と同一面上に揃えられた状態で、前記ヘッド固定部材におけるヘッド列設方向の中央部のヘッド取付部に前記開口部を跨ぐ状態で取り付けられたことを特徴とする。
本発明によれば、ヘッド固定部材に取り付けられる液体噴射ヘッドの数が、本来の取り付け可能個数よりも少ない場合において、ヘッド固定部材におけるヘッド列設方向の中央部のヘッド取付部に保護部材を取り付けることで、当該保護部材がヘッド固定部材の開口部の中央を跨ぐ状態で架け渡された梁として機能し、枠体状のヘッド固定部材が補強される。これにより、ヘッド固定部材に取り付けられる液体噴射ヘッドの数が本来の取り付け可能個数よりも少ない構成においても、ヘッド固定部材の剛性が低下することが防止される。その結果、例えば、液体噴射ヘッドユニットと記録紙等の着弾対象とを相対移動させながら画像等の記録を行う記録動作(印刷動作)において、着弾対象が液体噴射ヘッドに接触すること等によってヘッド固定部材に外力が作用した際の当該ヘッド固定部材の変形が抑制され、各液体噴射ヘッドの相対位置のずれや傾きが防止される。したがって、本来の取り付け可能個数の範囲内においてヘッド固定部材に取り付ける液体噴射ヘッドの個数を仕様変更等により増減する場合であれば、ヘッド固定部材を再設計することなく共通化することができる。
また、ヘッド固定部材に保護部材および各液体噴射ヘッドが取り付けられた状態では、各液体噴射ヘッドのノズル形成面と保護部材の先端面とが同一面上に位置するので、記録動作においてノズル形成面よりも突出した保護部材の部分に記録媒体が接触したり、或いは、先端面がノズル形成面よりも後退して生じた空間部に着弾対象が巻き込まれたりすることが防止される。
さらに、ヘッド固定部材におけるヘッド列設方向の中央部のヘッド取付部に保護部材が取り付けられることにより、保護部材を間に挟んで各液体噴射ヘッドが対称に配置される。これにより、保護部材の重量が液体噴射ヘッドの重量と異なる場合においても、ヘッド固定部材のヘッド列設方向における重量の配分を、当該方向の中央部から両側に対称にすることができる。
上記構成において、前記保護部材は、前記中央部のヘッド取付部に対して着脱可能であることが望ましい。
上記構成によれば、保護部材が、中央部のヘッド取付部に対して着脱可能であるため、例えば、液体噴射ヘッドの交換作業時又は修理作業時に保護部材を一時的に取り外すことで、液体噴射ヘッドの着脱作業が容易となり、メンテナンスの作業性が向上する。また、本来の取り付け可能個数の範囲内においてヘッド固定部材に取り付ける液体噴射ヘッドの個数を仕様変更等により増減する場合に容易に対応することが可能となる。
また、本発明は、着弾対象に対して液体を噴射するノズルが開設されたノズル形成面を有する液体噴射ヘッドと、前記液体噴射ヘッドが取り付けられるヘッド取付部を複数有し、当該ヘッド取付部に取り付けられる液体噴射ヘッドが挿通される開口部が形成されたヘッド固定部材と、前記ヘッド取付部に取り付けられた液体噴射ヘッドを前記着弾対象から保護する保護部材と、を備えた液体噴射ヘッドユニットを搭載し、
当該液体噴射ヘッドユニットと前記着弾対象とをヘッド列設方向に相対移動させつつ前記ノズルから液体を噴射させて前記着弾対象に着弾させる液体噴射装置であって、
前記保護部材は、前記液体噴射ヘッドのノズル形成面に対応する先端面を有し、当該先端面が前記液体噴射ヘッドのノズル形成面と同一面上に揃えられた状態で、前記ヘッド固定部材におけるヘッド列設方向の中央部のヘッド取付部に前記開口部を跨ぐ状態で取り付けられたことを特徴とする。
本発明によれば、ヘッド固定部材に取り付けられる液体噴射ヘッドの数が、本来の取り付け可能個数よりも少ない場合において、ヘッド固定部材におけるヘッド列設方向の中央部のヘッド取付部に保護部材を取り付けることで、当該保護部材がヘッド固定部材の開口部の中央を跨ぐ状態で架け渡された梁として機能し、枠体状のヘッド固定部材が補強される。これにより、ヘッド固定部材に取り付けられる液体噴射ヘッドの数が本来の取り付け可能個数よりも少ない構成においても、ヘッド固定部材の剛性が低下することが防止される。その結果、例えば、液体噴射ヘッドユニットと記録紙等の着弾対象とを相対移動させながら画像等の記録を行う記録動作(印刷動作)において、着弾対象が液体噴射ヘッドに接触すること等によってヘッド固定部材に外力が作用した際の当該ヘッド固定部材の変形が抑制され、各液体噴射ヘッドの相対位置のずれや傾きが防止される。したがって、本来の取り付け可能個数の範囲内においてヘッド固定部材に取り付ける液体噴射ヘッドの個数を仕様変更等により増減する場合であれば、ヘッド固定部材を再設計することなく共通化することができる。
また、ヘッド固定部材に保護部材および各液体噴射ヘッドが取り付けられた状態では、各液体噴射ヘッドのノズル形成面と保護部材の先端面とが同一面上に位置するので、記録動作においてノズル形成面よりも突出した保護部材の部分に記録媒体が接触したり、或いは、先端面がノズル形成面よりも後退して生じた空間部に着弾対象が巻き込まれたりすることが防止される。
さらに、ヘッド固定部材におけるヘッド列設方向の中央部のヘッド取付部に保護部材が取り付けられることにより、保護部材を間に挟んで各液体噴射ヘッドが対称に配置される。これにより、保護部材の重量が液体噴射ヘッドの重量と異なる場合においても、ヘッド固定部材のヘッド列設方向における重量の配分を、当該方向の中央部から両側に対称にすることができる。
プリンターの内部構成の一部を示す斜視図である。 プリンターの正面図である。 プリンターの平面図である。 プリンターの右側面図である。 キャリッジの平面図である。 キャリッジの正面図である。 キャリッジの右側面図である。 キャリッジの構成をより簡略化して示した断面図である。 サブキャリッジの下面図であり、(a)は記録ヘッド等が取り付けられていない状態、(b)は記録ヘッド等が取り付けられた状態である。 記録ヘッドの構成を説明する斜視図である。 ダミーヘッドの構成を説明する斜視図である。 第2実施形態におけるサブキャリッジの構成を説明する図であり、(a)は断面図、(b)は下面図である。 ダミーヘッドの変形例を説明する斜視図である。
以下、本発明を実施するための形態を、添付図面を参照して説明する。なお、以下に述べる実施の形態では、本発明の好適な具体例として種々の限定がされているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。また、以下においては、本発明の液体噴射装置として、インクジェット式記録装置(以下、プリンター)を例に挙げて説明する。
図1はプリンター1の内部構成の一部を示す斜視図、図2はプリンター1の正面図、図3はプリンター1の平面図、図4はプリンター1の右側面図である。例示したプリンター1は、記録用紙、布、フィルム等の記録媒体(着弾対象)に向けて、液体の一種であるインクを噴射する。このプリンター1は、フレーム2の内部にキャリッジ3(ヘッドユニット保持部材の一種)を、記録媒体の送り方向に交差する方向である主走査方向に往復移動可能に搭載している。プリンター1の背面側のフレーム2の内壁には、当該フレーム2の長手方向に沿って長尺な上下一対のガイドロッド4a,4bが互いに間隔を空けて平行に取り付けられている。キャリッジ3は、その背面側に設けられた軸受け部7(図7参照。)等にガイドロッド4a,4bが嵌合することで、これらのガイドロッド4a,4bに対して摺動可能に支持されている。
フレーム2の背面側であって主走査方向の一端側(図3における右端部)には、キャリッジ3を移動させる駆動源としてのキャリッジモーター8が配設されている。このキャリッジモーター8の駆動軸は、フレーム2の背面側から内面側に突出しており、その先端部分には、駆動プーリー(図示せず)が接続されている。この駆動プーリーは、キャリッジモーター8の駆動により回転される。また、この駆動プーリーに対して主走査方向における反対側(図3における左端部)の位置には、遊転プーリー(図示せず)が設けられている。これらのプーリーには、タイミングベルト9が架け渡されている。このタイミングベルト9には、キャリッジ3が接続されている。そして、キャリッジモーター8が駆動されると、駆動プーリーの回転に伴ってタイミングベルト9が回動し、キャリッジ3がガイドロッド4a,4bに沿って主走査方向に移動する。
フレーム2の背面の内壁には、リニアスケール10(エンコーダーフィルム)が、主走査方向に沿ってガイドロッド4a,4bと平行に張設されている。リニアスケール10は、透明な樹脂製フィルムによって作製された帯状(バンド状)部材であり、例えば、透明なベースフィルムの表面に帯幅方向を横断する不透明なストライプが複数印刷されたものである。各ストライプは、同じ幅とされ、帯長手方向に一定ピッチで形成されている。また、キャリッジ3の背面側には、このリニアスケール10のストライプを光学的に読み取るリニアエンコーダーが設けられている(図示せず。)。リニアエンコーダーは、例えば、互いに対向配置された一対の発光素子と受光素子とによって構成され、リニアスケール10の透明部分での受光状態とストライプ部分での受光状態の差異に応じてエンコーダーパルスを出力するようになっている。即ち、リニアエンコーダーは位置情報出力手段の一種であり、キャリッジ3の走査位置に応じたエンコーダーパルスを、主走査方向における位置情報として出力する。これにより、プリンターの制御部(図示せず)はこのリニアエンコーダーからのエンコーダーパルスに基づいてキャリッジ3の走査位置を認識しながら、ヘッドユニット17による記録媒体に対する記録動作を制御することができる。そして、プリンター1は、主走査方向の一端側のホームポジションから反対側の端部(フルポジション)へ向けてキャリッジ3が移動する往動時と、フルポジションからホームポジション側にキャリッジ3が戻る復動時との双方向で記録紙上に文字や画像等を記録する所謂双方向記録処理が可能に構成されている。
図3に示すように、キャリッジ3には、ヘッドユニット17の各記録ヘッド18に各色のインクを供給するインク供給チューブ14と、駆動信号等の信号を供給する信号ケーブル15が接続されている。その他、プリンター1には、何れも図示しないが、インクを貯留したインクカートリッジ(液体供給源)が着脱可能に取り付けられるカートリッジ装着部、記録紙を搬送する搬送部、ホームポジションで待機状態の記録ヘッド18のノズル形成面53(図10参照)をキャッピングするキャッピング部、当該キャッピング部によってノズル形成面53がキャッピング(封止)された状態で、ノズル形成面に負圧を付与する吸引ポンプ等が設けられている。この吸引ポンプは、後述するダミーヘッド23の吸引ノズルからミストを吸引する吸引手段としても機能する。吸引ポンプの下流側には排液タンクが設けられており、吸引ポンプによって吸引されたインク等が当該排液タンクに排出されるように構成されている。
図5はキャリッジ3の平面(上面)図、図6はキャリッジ3の正面図、図7はキャリッジ3の右側面図である。また、図8はキャリッジ3の模式的な断面図である。なお、図5は、キャリッジカバー13が外された状態を図示している。キャリッジ3は、後述するヘッドユニット17(本発明における液体噴射ヘッドユニットの一種。)を内部に搭載するキャリッジ本体12と、このキャリッジ本体12の上部開口を塞ぐキャリッジカバー13とから成り、上下に分割可能な中空箱体状の部材である。キャリッジ本体12は、略矩形状の底板部12aと、当該底板部12aの四方の外周縁からそれぞれ上方に起立した側壁部12bとから成り、これらの底板部12a及び側壁部12bに囲まれた空間内にヘッドユニット17を収容する。底板部12aには、収容されたヘッドユニット17の各記録ヘッド18のノズル形成面53を露出させる底部開口19が開設されている。そして、ヘッドユニット17をキャリッジ本体12内に収容した状態では、底板部12aの底部開口19から各記録ヘッド18のノズル形成面53が、キャリッジ本体12の底部よりも下方(記録動作時における記録媒体側)に突出する。
キャリッジ本体12とヘッドユニット17との間には、当該キャリッジ本体12に収容されたヘッドユニット17の姿勢を調整する偏心カム21(図8参照)が設けられている。そして、キャリッジ本体12には、これらの偏心カム21を回転させる調整レバー20が複数設けられている。これらの調整レバー20の操作により、偏心カム21が回転してその回転中心から外周面までのカム径が増減し、このカム径の増減によって、キャリッジ本体12に収容されたヘッドユニット17のキャリッジ本体12に対する位置や傾きなどの姿勢を調整することができるように構成されている。
ヘッドユニット17は、複数の記録ヘッド18等をユニット化したものであり、これらの記録ヘッド18が取り付けられるサブキャリッジ26(本発明におけるヘッド固定部材の一種)と、流路部材24と、を備えている。サブキャリッジ26は、記録ヘッド18が固定される板状のベース部26aと、このベース部26aの四方の外周縁からそれぞれ上方に起立した起立壁部26bと、から上面が開口した中空箱体状に形成されている。これらのベース部26aと四方の起立壁部26bとから囲まれた空間が、記録ヘッド18の少なくとも一部(主にサブタンク37)を収容する収容部35(図8参照)として機能する。本実施形態のサブキャリッジ26は、金属、例えばアルミニウムにより作製されており、キャリッジ本体12やキャリッジカバー13と比較して剛性が高められている。なお、サブキャリッジ26の材料としては、金属には限られず、合成樹脂を採用することも可能である。
図8に示すように、サブキャリッジ26の起立壁部26bには、側方に向けてフランジ部30が突設されている。フランジ部30には、キャリッジ本体12の底板部12aのヘッドユニット17の取り付け位置に開設された図示しない取り付けネジ穴に対応して、挿通穴31がそれぞれ開設されている。そして、キャリッジ本体12の底板部12aの各取り付けネジ穴に、それぞれ対応する挿通穴31の位置を合わせた状態で、ヘッドユニット固定ネジ22を、挿通穴31を通じて取り付けネジ穴に止着する(螺着する)ことで、キャリッジ本体12内部にヘッドユニット17が収容・固定される。なお、上述したように、ヘッドユニット17をキャリッジ本体12に対して本固定する前の段階で、上記の調整レバー20の操作により、キャリッジ本体12に対するヘッドユニット17の位置や傾きなどの姿勢が調整される。
サブキャリッジ26の上部に取り付けられる流路部材24は、上下方向が薄い箱体状の部材であり、例えば、合成樹脂により作製される。流路部材24は、サブキャリッジ26の四方の起立壁部26bによって形成される上部開口を跨ぐように、各起立壁部26bの上端面に流路止着ネジ45によってネジ留めされる。この流路部材24の内部には、各記録ヘッド18のサブタンク37(後述)の流路接続部38にそれぞれ対応した各色のインク分配流路(図示せず)が区画形成されている。各インク分配流路には、インクカートリッジ側からインク供給チューブ14を通じて送られてきた各色のインクがそれぞれ導入される。流路部材24の下面において、各記録ヘッド18のサブタンク37の流路接続部38に対応する位置には、下方に向けて延出した接続流路40が設けられている。この接続流路40は、それぞれ対応する色のインク分配流路に連通する導出路(図示せず)が内部に形成された中空筒状の部材である。この接続流路40は、各記録ヘッド18のサブタンク37の流路接続部38にそれぞれ挿入されて液密状態で連結されるように構成されている。そして、流路部材24内部のインク分配流路を通ったインクは、接続流路40と流路接続部38を介して各記録ヘッド18のサブタンク37に供給される。
図9は、サブキャリッジ26の下面側(各記録ヘッド18のノズル形成面53側であり、記録動作時における記録媒体に対向する側の面)の簡略図であり、(a)は記録ヘッド18およびダミーヘッド23(後述)が取り付けられていない状態、(b)は各記録ヘッド18およびダミーヘッド23が取り付けられた状態を示している。サブキャリッジ26におけるベース部26aの略中央部分には、複数の記録ヘッド18を挿通可能な、各記録ヘッド18に共通のヘッド挿通開口28(本発明における開口部に相当)が開設されている。本実施形態におけるヘッド挿通開口28は、平面視矩形状の貫通穴である。このヘッド挿通開口28が形成されていることにより、ベース部26aは、四方の辺部から成る額縁状の枠体となっている。また、本実施形態におけるサブキャリッジ26のベース部26aの下面には、合計5つのヘッド取付部41a〜41eが、主走査方向に対応する方向に並べて設けられている。即ち、本実施形態におけるサブキャリッジ26は、5つの記録ヘッド18が取り付けられるように設計されている。ヘッド取付部41は、記録ヘッド18又はダミーヘッド23が固定される領域(取り付け位置)である。各ヘッド取付部41には、止着穴29がそれぞれ設けられている。この止着穴29は、内周にネジが切られた雌ネジ部であり、後述する止着ネジ27が螺合されるように構成されている。止着穴29は、1つのヘッド取付部41に対して、ヘッド挿通開口28を間に挟んでノズル列方向に対応する方向(ヘッド列設方向に直交する方向)の両側の辺部に、それぞれヘッド列設方向に並べて2つずつ、合計4箇所設けられている。これらの止着穴29は、後述する記録ヘッド18のヘッドネジ穴42又はダミーヘッド23のダミーヘッドネジ穴43に対応する位置に開設されている。
以下においては、最大5つの記録ヘッド18を取り付けることが可能に設計されたサブキャリッジ26に対して、第1の記録ヘッド18a、第2の記録ヘッド18b、第3の記録ヘッド18c、および、第4の記録ヘッド18dの合計4つの記録ヘッド18が取り付けられる場合について説明する。各記録ヘッド18は、後述するサブタンク37をヘッド挿通開口28の下方(ベース部26aの下面側)から挿通させて収容部35内に収容し、各記録ヘッド18のノズル形成面53がベース部26aの下面よりも下方(記録動作時における記録媒体側)に突出した状態で、記録動作時における主走査方向(ノズル列方向に交差(望ましくは直交)する方向)に横並びでベース部26aにそれぞれ固定される。このように、本来の取り付け可能個数よりも少ない個数の記録ヘッド18をサブキャリッジ26に取り付ける構成では、差分だけのヘッド取付部41が空くことになる。この構成で何らの対策を施さないと、当該ヘッド取付部41に対応する部分に空間が生じる。このような空間が生じると、その分、サブキャリッジ26の剛性が、全てのヘッド取付部41に記録ヘッド18を取り付ける構成と比較して低下する。
このような問題に鑑み、本発明に係るヘッドユニット17では、サブキャリッジ26における中央部の第3ヘッド取付部41c以外の各ヘッド取付部41(41a,41b,41d,41e)に、ヘッド挿通開口28を跨ぐ状態でそれぞれ記録ヘッド18を取り付けると共に、中央部の第3ヘッド取付部41cに、ヘッド挿通開口28を跨ぐ状態でダミーヘッド23を取り付けることで、サブキャリッジ26の剛性低下が抑制されている。即ち、このダミーヘッド23を、サブキャリッジ26を補強する補強部材として機能させている。このダミーヘッド23の詳細については後述する。
図10は、記録ヘッド18(液体噴射ヘッドの一種)の構成を説明する斜視図である。なお、基本的な構造等は各記録ヘッド18で共通であるため、サブキャリッジ26に取り付けられる5つの記録ヘッド18のうちの1つを代表として示している。
記録ヘッド18は、ノズル51に連通する圧力室を含むインク流路を形成する流路ユニットや、圧力室内のインクに圧力変動を生じさせる圧電振動子或いは発熱素子などの圧力発生手段(何れも図示せず)をヘッドケース52に備えている。この記録ヘッド18は、プリンター1の制御部側からの駆動信号を圧力発生手段に印加して圧力発生手段を駆動することにより、ノズル51からインクを噴射して記録紙等の記録媒体に着弾させる記録動作を行うように構成されている。各記録ヘッド18のノズル形成面53には、インクを噴射するノズル51が複数列設されてノズル列56(ノズル群の一種)が構成され、このノズル列56がノズル列に直交する方向に2列並べて形成されている。1つのノズル列56は、例えば360dpiのピッチで開設された360個のノズル開口から成る。各ノズル列56に対応するインク流路や圧力発生手段等はそれぞれ個別に設けられており、後述するように、同一記録ヘッド18の2つのノズル列56にそれぞれ異なるインクが割り当てられる場合もある。
ヘッドケース52は、ノズル列方向に直交する方向(記録動作時における主走査方向)に短く、ノズル列方向に長尺な中空箱体状部材である。このヘッドケース52の先端側(記録動作時において記録媒体と対向する側)には、ノズル形成面53を露出させた状態で流路ユニットが固定されている。また、ヘッドケース52の内部に形成された収容空部内には圧力発生手段などを収容し、先端面とは反対側の基端面側(上面側)には、流路ユニット側にインクを供給するサブタンク37が装着されている。また、ヘッドケース52の上面側におけるノズル列方向の両側には、側方に向けて突出したフランジ部52aがそれぞれ形成されている。各フランジ部52aには、サブキャリッジ26のヘッド取付部41に設けられた止着穴29に対応して、2つのヘッドネジ穴42がノズル列に直交する方向に並んだ状態でそれぞれ開設されている。即ち、各フランジ部52aには、ヘッドネジ穴42がそれぞれ2つずつ開設されており、1つの記録ヘッド18には両側合わせて4つのヘッドネジ穴42が設けられている。各ヘッドネジ穴42同士の間隔は、ヘッド取付部41の各止着穴29の間隔に合わせられている。ヘッドネジ穴42の内径は、止着穴29の内径よりも少し大きく設定されており、後述する止着ネジ27が挿通可能に構成されている。
上記サブタンク37は、流路部材24からのインクを記録ヘッド18の圧力室側に導入する部材である。サブタンク37は、内部の圧力変動に応じてバルブを開閉し、圧力室側へのインクの導入を制御する自己封止機能を有している。このサブタンク37の後端面(上面)におけるノズル列方向の両端部に、上記流路部材24の接続流路40が接続される流路接続部38が設けられている。この流路接続部38には図示しないリング状のパッキンが嵌め込まれており、このパッキンにより接続流路40との液密性が確保される。また、サブタンク37の内部には、圧力発生手段に駆動信号を供給する駆動基板が2枚設けられており(図示せず)、各駆動基板に電気的に接続された2枚のフレキシブルケーブル55(本発明における配線部材の一種)がサブタンク37の後端面側にそれぞれ引き出されている。このフレキシブルケーブル55は、上記の信号ケーブル15と接続されて、当該信号ケーブル15を通じてプリンター1の制御部から送られてくる駆動信号等を、駆動基板を介して圧力発生手段側に供給する。
図11は、ダミーヘッド23の構成を説明する斜視図である。上記ダミーヘッド23は、例えば、合成樹脂から一体に作製されている。このダミーヘッド23は、本来、サブキャリッジ26におけるヘッド列設方向の端部に配置された記録ヘッド18に対して、同方向における外側に隣接させた状態でサブキャリッジ26に取り付けられ、これにより記録動作時における記録紙等から記録ヘッド18を保護する保護部材である。このため、サブキャリッジ26のヘッド列設方向両側の辺部には、ダミーヘッド23が取り付けられるダミーヘッド取付部44がそれぞれ設けられている。本実施形態において、このダミーヘッド23は、ダミーヘッド取付部44には取り付けられることなく、サブキャリッジ26の補強部材として用いられる。本実施形態におけるダミーヘッド23は、記録ヘッド18の形状に倣った形状に作製されている。即ち、ダミーヘッド23の各寸法(ノズル列方向に対応する方向の奥行き、主走査方向に対応する方向の幅、先端面65(記録動作時における記録媒体に対向する側の面)から後端面(先端面65とは反対側の上面)までの高さ)が、記録ヘッド18の対応する各寸法と同程度に揃えられている。なお、ダミーヘッド取付部44に取り付けられるダミーヘッドは、以下で説明するダミーヘッドフランジ部57よりも後端側(上面側)の部分が無い形状となっている。
また、ダミーヘッド23は、記録ヘッド18と同様に、ノズル列方向に対応する方向の両側にフランジ部(ダミーヘッドフランジ部)57がそれぞれ形成されている。ダミーヘッドフランジ部57の幅方向の寸法、ダミーヘッド本体58からの突出長さ、及び厚さは、上記フランジ部52aの対応する各寸法に揃えられている。また、ダミーヘッドフランジ部57の上面(サブキャリッジ26のベース部26aに当接する側の面)から先端面65までの垂直距離は、記録ヘッド18のフランジ部52aの上面からノズル形成面53までの垂直距離に揃えられている。両側のダミーヘッドフランジ部57には、サブキャリッジ26のベース部26aに設けられた止着穴29に対応して、ダミーヘッドネジ穴43が2つずつそれぞれ開設されている。即ち、各ダミーヘッドフランジ部57には、それぞれダミーヘッドネジ穴43が2つずつ開設されている。即ち、ダミーヘッド23には、両側合わせて4つのダミーヘッドネジ穴43が設けられている。各ダミーヘッドネジ穴43の内径は、記録ヘッド18のヘッドネジ穴42の内径に揃えられており、止着ネジ27が挿通可能に構成されている。また、各ダミーヘッドネジ穴43同士の間隔も、記録ヘッド18のヘッドネジ穴42の間隔と同一となっている。このように構成されたダミーヘッド23は、サブキャリッジ26のヘッド取付部41に取り付けることが可能である。換言すると、記録ヘッド18のヘッド取付部41に対する取り付け構造(固定するためのネジ穴等の構造)と、ダミーヘッド23のヘッド取付部41に対する取り付け構造とは共通化されている。そして、サブキャリッジ26に取り付けた状態では、ダミーヘッド23の先端面65が、同じサブキャリッジ26に取り付けられた記録ヘッド18のノズル形成面53に対して同一面上に位置するように構成されている。なお、サブキャリッジ26に取り付けられたダミーヘッド23の先端面65と記録ヘッド18のノズル形成面53との位置関係に関し、同一面上に揃うようにダミーヘッド23が設計されていれば足り、厳密な同一面上には限られず、製造上或いは構造上の誤差は許容される。また、ダミーヘッド23の材料に関し、合成樹脂には限られず、サブキャリッジ26を補強することが可能な剛性を有するものであれば、金属等の他の材料を採用することができる。
また、本実施形態におけるダミーヘッド23の先端面65には、ノズル列方向に対応する方向に沿って複数の吸引ノズル66が開設されている。吸引ノズル66の直径は、記録ヘッド18のノズル51の直径よりも大きく設定されている。この吸引ノズル66は、記録動作中において記録ヘッド18のノズル51から噴射されたインクが記録紙等の着弾対象に着弾することなく雰囲気中に漂っている状態のミストを吸引するように構成されている。ダミーヘッド23の内部には、各吸引ノズル66に連通する吸引流路67が、ダミーヘッドの高さ方向に沿ってそれぞれ形成されている。各吸引流路67は、ダミーヘッド23の後端面側で排液チューブ68の一端部に接続されている。この排液チューブ68の他端部は、上述した吸引ポンプに接続される。そして、この吸引ポンプの作動により、排液チューブ68を介して各吸引流路67が負圧化され、これにより、雰囲気中に漂っているインクミストが吸引ノズル66から吸引されるようになっている。吸引ノズル66から吸引されたインクミストは、吸引流路67および排液チューブ68を通って排液タンクに排出される。なお、本実施形態では、ダミーヘッド23にミスト吸引機能を付与した構成を例示したが、当該ミスト吸引機能をダミーヘッド23に設けなくてもよい。また、ダミーヘッド23の形状については、例示したものには限られない。少なくとも、サブキャリッジ26のヘッド取付部41に、他の記録ヘッド18に干渉することなく取り付けることが可能であって、サブキャリッジ26に取り付けた状態で、先端面が記録ヘッド18のノズル形成面53に対して同一面上に位置するものであれば、任意の形状を採用することができる。
次に、上記のヘッドユニット17の製造工程(組み立て工程)について説明する。
まず、サブキャリッジ26のヘッド列設方向中央部の第3ヘッド取付部41cにダミーヘッド23が取り付けられる(ダミーヘッド取り付け工程)。即ち、ダミーヘッド23の後端側を、サブキャリッジ26のベース部26aの下面側からヘッド挿通開口28を通じて収容部35内に収容し、ダミーヘッドフランジ部57の上面をベース部26aの枠体部分(ノズル列方向に対応する方向の両側の辺部)に当接させる。そして、各ダミーヘッドネジ穴43を、第3ヘッド取付部41cの各止着穴29にそれぞれ合わせた状態で、止着ネジ27を、ダミーヘッドネジ穴43を通じて止着穴29に螺合させることでダミーヘッド23が第3ヘッド取付部41cに固定される。このように、サブキャリッジ26の中央部にダミーヘッド23が最初に取り付けられることによって、このダミーヘッド23がヘッド挿通開口28を跨ぐ状態で架け渡された梁として機能し、枠体状のサブキャリッジ26が補強される。これにより、残りの各記録ヘッド18をサブキャリッジ26に対してそれぞれネジ留めする際の回転モーメントによりサブキャリッジ26が変形することが抑制される。
第3ヘッド取付部41cにダミーヘッド23が取り付けられたならば、同様な手順で、各記録ヘッド18a〜18dが、それぞれ対応するヘッド取付部41に対して位置決めされた状態で固定される(ヘッド取り付け工程)。サブキャリッジ26にダミーヘッド23および各記録ヘッド18が取り付けられた状態では、上述したように、各記録ヘッド18のノズル形成面53とダミーヘッド23の先端面65とが同一面上に位置する。即ち、ダミーヘッド23の先端面65が、各記録ヘッド18のノズル形成面53に対し、記録動作時における記録媒体側に著しく突出したり、逆に著しく後退したりすることが無いように構成されている。なお、サブキャリッジ26に固定された各記録ヘッド18およびダミーヘッド23は、止着ネジ27の締結を解除することにより、サブキャリッジ26から取り外すことができる。即ち、各記録ヘッド18およびダミーヘッド23は、サブキャリッジ26に対して着脱可能に取り付けられている。
サブキャリッジ26にダミーヘッド23及び各記録ヘッド18が取り付けられたならば、次に、流路部材24がサブキャリッジ26に固定される(流路取り付け工程)。上述したように、流路部材24は、流路止着ネジ45によってサブキャリッジ26に対して固定される。この際、流路部材24の接続流路40が各記録ヘッド18のサブタンク37の流路接続部38にそれぞれ挿入されて液密状態で連結される。なお、流路部材24は、各記録ヘッド18がサブキャリッジ26に取り付けられる前の段階で、サブキャリッジ26に固定されるようにしても良い。
以上の工程を経てヘッドユニット17が完成する。このヘッドユニット17は、上述したように、キャリッジ本体12の底板部12aの底部開口19から各記録ヘッド18のノズル形成面53およびダミーヘッド23の先端面を露出させた状態で、キャリッジ本体12の内部に収容され、キャリッジ本体12に対するヘッドユニット17の位置や傾きなどの姿勢が調整された後、ヘッドユニット固定ネジ22によりネジ留めされて固定される。
このように、サブキャリッジ26に取り付けられる記録ヘッド18の数が、本来の取り付け可能個数(最大取り付け可能個数)よりも少ない構成において、サブキャリッジ26におけるヘッド列設方向の中央部の第3ヘッド取付部41cにダミーヘッド23を取り付けることで、当該ダミーヘッド23がヘッド挿通開口28の中央を跨ぐ状態で渡された梁として機能し、枠体状のサブキャリッジ26が補強される。これにより、サブキャリッジ26に取り付けられる記録ヘッド18の数が最大取り付け可能個数よりも少ない構成においても、サブキャリッジ26の剛性が低下することが防止される。その結果、ヘッドユニット17と記録紙等の記録媒体とを相対移動させながら画像等の記録を行う記録動作(印刷動作)において記録紙等の記録媒体が記録ヘッド18に接触すること等によってサブキャリッジ26に外力が作用した際の当該サブキャリッジ26の変形が抑制され、各記録ヘッド18の相対位置のずれや姿勢の傾きが防止される。したがって、最大取り付け可能個数の範囲内においてサブキャリッジ26に取り付ける記録ヘッド18の個数を仕様変更等により増減する場合であれば、サブキャリッジ26を再設計することなく共通化することができる。
また、サブキャリッジ26にダミーヘッド23および各記録ヘッド18が取り付けられた状態では、上述したように、各記録ヘッド18のノズル形成面53とダミーヘッド23の先端面65とが同一面上に位置するので、記録動作においてノズル形成面53よりも突出したダミーヘッド23の部分に記録媒体が接触したり、或いは、先端面65がノズル形成面53よりも後退して生じた空間部に記録媒体が巻き込まれて紙ジャムが発生したりすることが防止される。
さらに、サブキャリッジ26におけるヘッド列設方向の中央部の第3ヘッド取付部41cにダミーヘッド23を取り付けることにより、ダミーヘッド23を間に挟んで各記録ヘッド18が対称に配置される。これにより、ダミーヘッド23の重量が記録ヘッド18の重量と異なる場合においても、サブキャリッジ26のヘッド列設方向における重量の配分を、当該方向の中央部から両側に対称にすることができる。その結果、ヘッドユニット17を記録媒体に対して往復移動させながら記録動作を行う場合に、ヘッドユニット17の姿勢を安定させることが可能となる。
また、ダミーヘッド23がサブキャリッジ26に対して着脱可能であるため、例えば、サブキャリッジ26に取り付けられた記録ヘッド18の交換作業時又は修理作業時にダミーヘッド23をサブキャリッジ26から一時的に取り外すことで、記録ヘッド18の着脱作業が容易となり、メンテナンスの作業性が向上する。また、最大取り付け可能個数の範囲内においてサブキャリッジ26に取り付ける記録ヘッド18の個数を仕様変更等により増減する場合に容易に対応することが可能となる。
なお、本発明は、上記した各実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて種々の変形が可能である。
図12は、本発明の第2の実施形態の構成を説明する模式図であり、(a)は記録ヘッド18及びダミーヘッド23が取り付けられた状態のサブキャリッジ26の断面図、(b)は記録ヘッド18及びダミーヘッド23が取り付けられた状態のサブキャリッジ26の下面図である。図12(b)に示すように、本実施形態のサブキャリッジ26には、合計7つのヘッド取付部41a〜41gが設けられている。即ち、当該サブキャリッジ26は、合計7つの記録ヘッド18を取り付けることが可能に設計されている。本実施形態においては、このサブキャリッジ26の4箇所のヘッド取付部41b,41c,41e,41fにそれぞれ記録ヘッド18a〜18dが取り付けられ、余った3つのヘッド取付部41a,41d,41gにそれぞれダミーヘッド23a〜23cが取り付けられる。即ち、本実施形態におけるサブキャリッジ26には、ヘッド列設方向中央部と、ヘッド列設方向の両端部の3箇所にダミーヘッド23がそれぞれ取り付けられ、各ダミーヘッド23によりサブキャリッジ26が補強される。
また、本実施形態において、各ダミーヘッド23a〜23cの後端部(先端面とは反対側の上面側の部分)が、ヘッド列設方向に沿って配設された連結部70によって互いに連結されている。これにより、サブキャリッジ26の剛性をさらに高めることができる。特に、この連結部70によって、ヘッド列設方向、即ち、主走査方向に対応する方向の剛性が高まるので、記録動作において記録紙等が記録ヘッド18に接触すること等によってサブキャリッジ26に対して主走査方向の外力が作用した際の当該サブキャリッジ26の変形がより効果的に抑制される。その結果、各記録ヘッド18の相対位置のずれや姿勢の傾きがより確実に防止される。そして、本実施形態においても上記第1実施形態と同様に、サブキャリッジ26にダミーヘッド23および各記録ヘッド18が取り付けられた状態では各記録ヘッド18のノズル形成面53と各ダミーヘッド23の先端面65とが同一面上に位置する。本実施形態の構成では、ヘッド列設方向両端部に取り付けられたダミーヘッド23a及び23cが、それぞれヘッド列設方向の中央部側に隣接する記録ヘッド18a及び18dの側面を保護するので、記録動作中に記録紙等が記録ヘッド18に接触することがより確実に防止される。
図13は、ダミーヘッド23の変形例を説明する斜視図であり、先端面側から見た状態を示している。この変形例におけるダミーヘッド23は、少なくとも先端面65の全面に吸液材72が設けられている点に特徴を有している。この吸液材72は、スポンジなどのインクを吸収可能な素材から構成され、雰囲気中に漂うインクミストを吸収する。これにより、吸引ノズル66から吸引ポンプによってミストを吸引する上記第1実施形態の構成と比較して、より簡単且つより低コストでダミーヘッド23にミスト吸引機能を付与することができる。なお、ダミーヘッド23の先端面65は、吸液材72の厚み分だけ、ダミーヘッド23の後端面側に後退している。これにより、サブキャリッジ26に取り付けた状態で、ダミーヘッド23の吸液材72の表面が、各記録ヘッド18のノズル形成面53と同一面上に位置する。また、吸液材72に吸収されたインクは、上記のキャッピング部によってダミーヘッド23の先端面がキャッピングされた状態で吸引ポンプを作動させることで排液タンク側に排出させることができる。
なお、ヘッド固定部材としてのサブキャリッジ26の形状は、上記各実施形態で例示したように上面が開口した箱体状のものには限られない。少なくとも複数の記録ヘッド18が取り付けられるベース部26aを有し、各記録ヘッド18の収容に関連する開口部が開設された四方の辺部から成る枠体状のヘッド固定部材であれば、本発明を適用することができる。
また、サブキャリッジ26に取り付けられる記録ヘッド18の構成や個数についても上記実施形態で例示したものには限られない。
さらに、上記各実施形態では、記録媒体に対して記録ヘッド18を往復移動させながらインクの噴射を行う構成を例示したが、これには限られない。例えば、記録ヘッド18の位置を固定した状態で、当該記録ヘッド18に対して記録媒体を移動させながらインクの噴射を行う構成を採用することもできる。
そして、以上では、液体噴射装置の一種であるインクジェット式プリンター1を例に挙げて説明したが、本発明は、複数の液体噴射ヘッドが取り付けられるヘッド固定部材を有する液体噴射ヘッドユニットを搭載した他の液体噴射装置にも適用することができる。例えば、液晶ディスプレイ等のカラーフィルターを製造するディスプレイ製造装置,有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイやFED(面発光ディスプレイ)等の電極を形成する電極製造装置,バイオチップ(生物化学素子)を製造するチップ製造装置,ごく少量の試料溶液を正確な量供給するマイクロピペットにも適用することができる。
1…プリンター,3…キャリッジ,12…キャリッジ本体,13…キャリッジカバー,17…ヘッドユニット,18…記録ヘッド,22…ヘッドユニット固定ネジ,23…ダミーヘッド,24…流路部材,26…サブキャリッジ,27…止着ネジ,28…ヘッド挿通開口,29…止着穴,41…ヘッド取付部,42…ヘッドネジ穴,43…ダミーヘッドネジ穴,51…ノズル,52…ヘッドケース,53…ノズル形成面,56…ノズル列,57…ダミーヘッドフランジ部,58…ダミーヘッド本体,65…先端面,66…吸引ノズル,67…吸引流路,68…排液チューブ,70…連結部,72…吸液材

Claims (3)

  1. 着弾対象に対して液体を噴射するノズルが開設されたノズル形成面を有する液体噴射ヘッドと、
    前記液体噴射ヘッドが取り付けられるヘッド取付部を複数有し、当該液体噴射ヘッドが挿通される開口部が形成されたヘッド固定部材と、
    前記ヘッド取付部に取り付けられた液体噴射ヘッドを前記着弾対象から保護する保護部材と、
    を備え、
    前記保護部材は、前記液体噴射ヘッドのノズル形成面に対応する先端面を有し、当該先端面が前記液体噴射ヘッドのノズル形成面と同一面上に揃えられた状態で、前記ヘッド固定部材におけるヘッド列設方向の中央部のヘッド取付部に前記開口部を跨ぐ状態で取り付けられたことを特徴とする液体噴射ヘッドユニット。
  2. 前記保護部材は、前記中央部のヘッド取付部に対して着脱可能であることを特徴とする請求項1に記載の液体噴射ヘッドユニット。
  3. 着弾対象に対して液体を噴射するノズルが開設されたノズル形成面を有する液体噴射ヘッドと、前記液体噴射ヘッドが取り付けられるヘッド取付部を複数有し、当該ヘッド取付部に取り付けられる液体噴射ヘッドが挿通される開口部が形成されたヘッド固定部材と、前記ヘッド取付部に取り付けられた液体噴射ヘッドを前記着弾対象から保護する保護部材と、を備えた液体噴射ヘッドユニットを搭載し、
    当該液体噴射ヘッドユニットと前記着弾対象とをヘッド列設方向に相対移動させつつ前記ノズルから液体を噴射させて前記着弾対象に着弾させる液体噴射装置であって、
    前記保護部材は、前記液体噴射ヘッドのノズル形成面に対応する先端面を有し、当該先端面が前記液体噴射ヘッドのノズル形成面と同一面上に揃えられた状態で、前記ヘッド固定部材におけるヘッド列設方向の中央部のヘッド取付部に前記開口部を跨ぐ状態で取り付けられたことを特徴とする液体噴射装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019188659A (ja) * 2018-04-23 2019-10-31 セイコーエプソン株式会社 印刷装置、制御装置、および印刷方法

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