JP2012030439A - サーマルヘッドおよびこれを備えるサーマルプリンタ - Google Patents
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Abstract
【課題】 耐摩耗層の剥離の発生を低減することができるサーマルヘッドおよびこれを備えるサーマルプリンタを提供する。
【解決手段】 本発明のサーマルヘッドXは、基板7と、基板7上に対になって形成された電極配線17c,19と、対になって形成された電極配線17c,19の双方に接続された電気抵抗体9と、電極配線17c,19および電気抵抗体9上に形成された保護層25とを備え、保護層25は、電極配線17c,19および電気抵抗体9上に形成され、Siを主成分として構成された電気絶縁層25Aと、電気絶縁層25A上に形成され、Ta2O5からなる耐摩耗層25Bと、電気絶縁層25Aと耐摩耗層25Bとの間に介在し、SiONからなる第1密着層25Cとを有することを特徴とする。
【選択図】 図3
【解決手段】 本発明のサーマルヘッドXは、基板7と、基板7上に対になって形成された電極配線17c,19と、対になって形成された電極配線17c,19の双方に接続された電気抵抗体9と、電極配線17c,19および電気抵抗体9上に形成された保護層25とを備え、保護層25は、電極配線17c,19および電気抵抗体9上に形成され、Siを主成分として構成された電気絶縁層25Aと、電気絶縁層25A上に形成され、Ta2O5からなる耐摩耗層25Bと、電気絶縁層25Aと耐摩耗層25Bとの間に介在し、SiONからなる第1密着層25Cとを有することを特徴とする。
【選択図】 図3
Description
本発明は、サーマルヘッドおよびこれを備えるサーマルプリンタに関する。
従来、ファクシミリやビデオプリンタ等の印画デバイスとして、種々のサーマルヘッドが提案されている。例えば、特許文献1に記載のサーマルヘッドは、基板と、基板上に形成された抵抗体層と、抵抗体層上に対になって形成された電極配線(導体層)と、抵抗体層および電極配線上に形成された保護層とを備えている。特許文献1には、例えば、抵抗体層および電極配線上にSiNからなる耐酸化層を形成するとともに、この耐酸化層上にTa2O5からなる耐摩耗層を形成し、この耐酸化層および耐摩耗層によって保護層を構成することが記載されている。
特許文献1に記載のサーマルヘッドでは、SiNからなる耐酸化層上にTa2O5からなる耐摩耗層が形成されている。そのため、この耐酸化層と耐摩耗層との熱膨張率の差に起因して、耐摩耗層が耐酸化層から剥離し易いという問題があった。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、耐摩耗層の剥離の発生を低減することができるサーマルヘッドおよびこれを備えるサーマルプリンタを提供することを目的とする。
本発明の一実施形態に係るサーマルヘッドは、基板と、該基板上に対になって形成された電極配線と、該対になって形成された電極配線の双方に接続された電気抵抗体と、前記電極配線および前記電気抵抗体上に形成された保護層とを備え、前記保護層は、前記電極配線および前記電気抵抗体上に形成され、Siを主成分として構成された電気絶縁層と、前記電気絶縁層上に形成され、Ta2O5からなる耐摩耗層と、前記電気絶縁層と前記耐摩耗層との間に介在し、SiONからなる第1密着層とを有することを特徴とする。
本発明の一実施形態に係る上記サーマルヘッドは、前記第1密着層と前記耐摩耗層との間に介在し、SiONとTa2O5との混合物からなる第2密着層をさらに有していてもよい。
また、本発明の一実施形態に係る上記サーマルヘッドにおいて、前記電気絶縁層は、SiN、SiONまたはSiAlONからなっていてもよい。
本発明の一実施形態に係るサーマルプリンタは、本発明の一実施形態に係る上記サーマルヘッドと、前記複数の発熱部上に記録媒体を搬送する搬送機構と、前記複数の発熱部上に記録媒体を押圧するプラテンローラとを備えることを特徴とする。
本発明によれば、耐摩耗層の剥離の発生を低減することが可能なサーマルヘッドおよび
これを備えるサーマルプリンタを提供することができる。
これを備えるサーマルプリンタを提供することができる。
以下、本発明のサーマルヘッドの一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。図1および図2に示すように、本実施形態のサーマルヘッドXは、放熱体1と、放熱体1上に配置されたヘッド基体3と、ヘッド基体3に接続されたフレキシブルプリント配線板5(以下、FPC5という)とを備えている。なお、図1では、FPC5の図示を省略し、FPC5が配置される領域を二点鎖線で示す。
放熱体1は、板状に形成されており、平面視で長方形状を有している。この放熱体1は、例えば、銅またはアルミニウム等の金属材料で形成されており、後述するようにヘッド基体3の発熱部9で発生した熱のうち、印画に寄与しない熱の一部を放熱する機能を有している。また、放熱体1の上面には、両面テープや接着剤等(不図示)によってヘッド基体3が接着されている。
ヘッド基体3は、平面視で長方形状の基板7と、基板7上に設けられ、基板7の長手方向に沿って配列された複数(図示例では24個)の発熱部9と、発熱部9の配列方向に沿って基板7上に並べて配置された複数(図示例では3個)の駆動IC11とを備えている。
基板7は、アルミナセラミックス等の電気絶縁性材料や単結晶シリコン等の半導体材料等によって形成されている。
基板7の上面には、蓄熱層13が形成されている。この蓄熱層13は、基板7の上面全体に形成された下地部13aと、複数の発熱部9の配列方向に沿って帯状に延び、断面が略半楕円形状の隆起部13bとを有している。この隆起部13bは、印画する記録媒体を、発熱部9上に形成された後述する保護層25に良好に押し当てるように作用する。
また、蓄熱層13は、例えば、熱伝導性の低いガラスで形成されており、発熱部9で発生する熱の一部を一時的に蓄積することで、発熱部9の温度を上昇させるのに要する時間を短くし、サーマルヘッドXの熱応答特性を高めるように作用する。この蓄熱層13は、例えば、ガラス粉末に適当な有機溶剤を混合して得た所定のガラスペーストを従来周知のスクリーン印刷等によって基板7の上面に塗布し、これを高温で焼成することで形成される。
図2に示すように、蓄熱層13の上面には、電気抵抗層15が設けられている。この電気抵抗層15は、蓄熱層13と、後述する共通電極配線17、個別電極配線19およびIC−FPC接続配線21との間に介在し、図1に示すように、平面視において、これらの
共通電極配線17、個別電極配線19およびIC−FPC接続配線21と同形状の領域(以下、介在領域という)と、共通電極配線17と個別電極配線19との間から露出した複数(図示例では24箇所)の領域(以下、露出領域という)とを有している。なお、図1では、この電気抵抗層15の介在領域は、共通電極配線17、個別電極配線19およびIC−FPC接続配線21で隠れている。
共通電極配線17、個別電極配線19およびIC−FPC接続配線21と同形状の領域(以下、介在領域という)と、共通電極配線17と個別電極配線19との間から露出した複数(図示例では24箇所)の領域(以下、露出領域という)とを有している。なお、図1では、この電気抵抗層15の介在領域は、共通電極配線17、個別電極配線19およびIC−FPC接続配線21で隠れている。
電気抵抗層15の各露出領域は、上記の発熱部9を形成している。そして、この複数の露出領域(発熱部9)が、図1に示すように、蓄熱層13の隆起部13b上に列状に配置されている。複数の発熱部9は、説明の便宜上、図1で簡略化して記載しているが、例えば、600dpi〜2400dpi(dot per inch)等の密度で配置される。なお、本実施形態では、発熱部9が、本発明における電気抵抗体に相当する。
電気抵抗層15は、例えば、TaN系、TaSiO系、TaSiNO系、TiSiO系、TiSiCO系またはNbSiO系等の電気抵抗の比較的高い材料によって形成されている。そのため、後述する共通電極配線17と個別電極配線19との間に電圧が印加され、発熱部9に電流が供給されたときに、ジュール発熱によって発熱部9が発熱する。
図1および図2に示すように、電気抵抗層15の上面(より詳細には、上記の介在領域の上面)には、共通電極配線17、複数の個別電極配線19および複数のIC−FPC接続配線21が設けられている。これらの共通電極配線17、個別電極配線19およびIC−FPC接続配線21は、導電性を有する材料で形成されており、例えば、アルミニウム、金、銀および銅のうちのいずれか一種の金属またはこれらの合金によって形成されている。
共通電極配線17は、複数の発熱部9とFPC5とを接続するためのものである。図1に示すように、この共通電極配線17は、基板7の一方の長辺(図示例では左側の長辺)に沿って延びる主配線部17aと、基板7の一方および他方の短辺のそれぞれに沿って延び、一端部(図示例では左側の端部)が主配線部17aに接続された2つの副配線部17bと、主配線部17aから各発熱部9に向かって個別に延び、先端部(図示例では右側の端部)が各発熱部9に接続された複数(図示例では24個)のリード部17cとを有している。そして、この共通電極配線17は、副配線部17bの他端部(図1では右側の端部)がFPC5に接続されることにより、FPC5と各発熱部9との間を電気的に接続している。
複数の個別電極配線19は、各発熱部9と駆動IC11とを接続するためのものである。図1および図2に示すように、各個別電極配線19は、一端部(図示例では左側の端部)が発熱部9に接続され、他端部(図示例では右側の端部)が駆動IC11の配置領域に配置されるように、各発熱部9から駆動IC11の配置領域に向かって個別に帯状に延びている。そして、各個別電極配線19の他端部が駆動IC11に接続されることにより、各発熱部9と駆動IC11との間が電気的に接続されている。より詳細には、個別電極配線19は、複数の発熱部9を複数(図示例では3つ)の群に分け、各群の発熱部9を、各群に対応して設けられた駆動IC11に電気的に接続している。
なお、本実施形態では、上記のように共通電極配線17のリード部17cと個別電極配線19とが発熱部9に接続されており、このリード部17cと個別電極配線19とが対向して配置されている。本実施形態では、このようにして、発熱部9(電気抵抗体)に接続される電極配線が対になって形成されている。つまり、本実施形態では、リード部17cと個別電極配線19とによって、本発明における対になって形成された電極配線を構成している。
複数のIC−FPC接続配線21は、駆動IC11とFPC5とを接続するためのものである。図1および図2に示すように、各IC−FPC接続配線21は、一端部(図示例では左側の端部)が駆動IC11の配置領域に配置され、他端部(図示例では右側の端部)が基板7の他方の長辺(図示例では右側の長辺)の近傍に配置されるように、帯状に延びている。そして、この複数のIC−FPC接続配線21は、一端部が駆動IC11に接続されるとともに、他端部がFPC5に接続されることにより、駆動IC11とFPC5との間を電気的に接続している。
より詳細には、各駆動IC11に接続された複数のIC−FPC接続配線21は、異なる機能を有する複数の配線で構成されている。具体的には、この複数のIC−FPC接続配線21は、例えば、駆動IC11を動作させるための電源電流を供給するためのIC電源配線と、駆動IC11およびこの駆動IC11に接続された個別電極配線19をグランド電位(例えば0V〜1V)に保持するためのグランド電極配線と、後述する駆動IC11内のスイッチング素子のオン・オフ状態を制御するように駆動IC11を動作させるための電気信号を供給するためのIC制御配線とで構成されている。
駆動IC11は、図1および図2に示すように、複数の発熱部9の各群に対応して配置されているとともに、個別電極配線19の他端部(図示例では右側の端部)とIC−FPC接続配線21の一端部(図示例では左側の端部)とに接続されている。この駆動IC11は、各発熱部9の通電状態を制御するためのものであり、内部に複数のスイッチング素子を有しており、各スイッチング素子がオン状態のときに通電状態となり、各スイッチング素子がオフ状態のときに不通電状態となる公知のものを用いることができる。
各駆動IC11は、各駆動IC11に接続された各個別電極配線19に対応するように、内部に複数のスイッチング素子(不図示)が設けられている。そして、図2に示すように、各駆動IC11は、各スイッチング素子(不図示)に接続された一方(図示例では左側)の接続端子11a(以下、第1接続端子11aという)が個別電極配線19に接続されており、この各スイッチング素子に接続されている他方(図示例では右側)の接続端子11b(以下、第2接続端子11b)がIC−FPC接続配線21の上記のグランド電極配線に接続されている。これにより、駆動IC11の各スイッチング素子がオン状態のときに、各スイッチング素子に接続された個別電極配線19とIC−FPC接続配線21のグランド電極配線とが電気的に接続される。
上記の電気抵抗層15、共通電極配線17、個別電極配線19およびIC−FPC接続配線21は、例えば、各々を構成する材料層を蓄熱層13上に、例えばスパッタリング法等の従来周知の薄膜成形技術によって順次積層した後、この積層体を従来周知のフォトエッチング等を用いて所定のパターンに加工することにより形成される。なお、共通電極配線17、個別電極配線19およびIC−FPC接続配線21は、同じ工程によって同時に形成することができる。
図1および図2に示すように、基板7の上面に形成された蓄熱層13上には、発熱部9、共通電極配線17の一部および個別電極配線19の一部を被覆する保護層25が形成されている。なお、図1では、説明の便宜上、保護層25の形成領域を一点鎖線で示し、これらの図示を省略している。図示例では、この保護層25は、蓄熱層13の上面の左側の領域を覆うように設けられている。これにより、発熱部9、共通電極配線17の主配線部17a、副配線部17bの一部(左側の領域)、リード部17cおよび個別電極配線19上に、第1保護膜25が形成されている。なお、本実施形態では、保護層25が、本発明における保護層に相当する。
保護層25は、発熱部9、共通電極配線17および個別電極配線19の被覆した領域を
、大気中に含まれている水分等の付着による腐食や、印画する記録媒体との接触による摩耗から保護するためのものである。
、大気中に含まれている水分等の付着による腐食や、印画する記録媒体との接触による摩耗から保護するためのものである。
より詳細には、保護層25は、図3に示すように、発熱部9、共通電極配線17および個別電極配線19上に形成された電気絶縁層25Aと、電気絶縁層25A上に形成された第1密着層25Bと、第1密着層25B上に形成された耐摩耗層25Cとを備えている。
電気絶縁層25Aは、Siを主成分として構成されており、電気絶縁性を有している。電気絶縁層は、図3に示すように共通電極配線17および個別電極配線19の双方に接触しているが、このように電気絶縁性を有していることにより、共通電極配線17と個別電極配線19との短絡を防止している。この電気絶縁層25Aは、例えば、SiN、SiONまたはSiAlON等で形成することができる。電気絶縁層25Aの厚さは、例えば、2μm〜12μmとされている。
保護層25の最上層に位置する耐摩耗層25Cは、Ta2O5で形成されている。耐摩耗層25Cの厚さは、例えば、1μm〜5μmとされている。
第1密着層25Bは、電気絶縁層25Aと耐摩耗層25Cとの間に介在しており、SiONで形成されている。第1密着層25Bの厚さは、例えば、0.1μm〜0.5μmとされている。
上記の電気絶縁層25A、第1密着層25Bおよび耐摩耗層25Cを有する保護層25は、例えば、次のようにして形成することができる。
まず、発熱部9、共通電極配線17および個別電極配線19上に電気絶縁層25Aを形成する。具体的には、Siを主成分とする焼結体等をスパッタリングターゲットとしてスパッタリングを行い、Siを主成分として構成された電気絶縁層25Aを形成する。このとき、電気絶縁層25AをSiNで形成する場合は、例えば、SiNの焼結体をスパッタリングターゲットとすることができる。また、電気絶縁層25AをSiONで形成する場合は、例えば、SiNとSiO2とが50:50の混合比で混合された焼結体をスパッタリングターゲットとすることができる。また、電気絶縁層25Aをサイアロンで形成する場合は、一般式Si6−ZALZOZN8−Zで例えばZ=1のSi5ALON7の焼結体をスパッタリングターゲットとすることができる。
次に、電気絶縁層25A上に第1密着層25Bを形成する。具体的には、例えば、SiNとSiO2とが50:50の混合比で混合された焼結体をスパッタリングターゲットとしてスパッタリングを行い、SiONからなる第1密着層25Bを形成する。
次に、第1密着層25B上に耐摩耗層25Cを形成する。具体的には、例えば、Ta2O5の焼結体をスパッタリングターゲットとしてスパッタリングを行い、Ta2O5からなる耐摩耗層25Cを形成する。
以上のようにして、電気絶縁層25A、第1密着層25Bおよび耐摩耗層25Cを有する保護層25を形成することができる。なお、各層を形成する際に行うスパッタリングは、例えば、公知の高周波スパッタリングやバイアススパッタリングを適宜用いることができる。
また、図1および図2に示すように、基板7の上面に形成された蓄熱層13上には、共通電極配線17、個別電極配線19およびIC−FPC接続配線21を部分的に被覆する被覆層27が設けられている。なお、図1では、説明の便宜上、被覆層27の形成領域を
一点鎖線で示し、これらの図示を省略している。図示例では、この被覆層27は、蓄熱層13の上面の保護層25よりも右側の領域を部分的に覆うように設けられている。被覆層27は、共通電極配線17、個別電極配線19およびIC−FPC接続配線21の被覆した領域を、大気との接触による酸化や、大気中に含まれている水分等の付着による腐食から保護するためのものである。なお、被覆層27は、共通電極配線17および個別電極配線19の保護をより確実にするため、図2に示すように保護層25の端部に重なるようにして形成されている。被覆層27は、例えば、エポキシ樹脂やポリイミド樹脂等の樹脂材料で形成することができる。また、この被覆層27は、例えば、スクリーン印刷法等の厚膜成形技術を用いて形成することができる。
一点鎖線で示し、これらの図示を省略している。図示例では、この被覆層27は、蓄熱層13の上面の保護層25よりも右側の領域を部分的に覆うように設けられている。被覆層27は、共通電極配線17、個別電極配線19およびIC−FPC接続配線21の被覆した領域を、大気との接触による酸化や、大気中に含まれている水分等の付着による腐食から保護するためのものである。なお、被覆層27は、共通電極配線17および個別電極配線19の保護をより確実にするため、図2に示すように保護層25の端部に重なるようにして形成されている。被覆層27は、例えば、エポキシ樹脂やポリイミド樹脂等の樹脂材料で形成することができる。また、この被覆層27は、例えば、スクリーン印刷法等の厚膜成形技術を用いて形成することができる。
なお、図1および図2に示すように、後述するFPC5を接続する共通電極配線17の副配線部17bおよびIC−FPC接続配線21の端部は、被覆層27から露出しており、後述するようにFPC5が接続されるようになっている。
また、被覆層27には、駆動IC11を接続する個別電極配線19およびIC−FPC接続配線21の端部を露出させるための開口部27a(図2参照)が形成されており、この開口部27aを介してこれらの配線が駆動IC11に接続されている。また、駆動IC11は、個別電極配線19およびIC−FPC接続配線21に接続された状態で、駆動IC11自体の保護、および駆動IC11とこれらの配線との接続部の保護のため、エポキシ樹脂やシリコーン樹脂等の樹脂からなる被覆部材29によって被覆されることで封止されている。
FPC5は、図1および図2に示すように、基板7の長手方向に沿って延びており、上記のように共通電極配線17の副配線部17bおよび各IC−FPC接続配線21に接続されている。このFPC5は、絶縁性の樹脂層の内部に複数のプリント配線が配線された周知のものであり、各プリント配線がコネクタ31を介して図示しない外部の電源装置および制御装置等に電気的に接続されるようになっている。このようなプリント配線は、一般に、例えば、銅箔等の金属箔、薄膜成形技術によって形成された導電性薄膜、または厚膜印刷技術によって形成された導電性厚膜によって形成されている。また、金属箔や導電性薄膜等によって形成されるプリント配線は、例えば、これらをフォトエッチング等により部分的にエッチングすることによってパターニングされている。
より詳細には、図1および図2に示すように、FPC5は、絶縁性の樹脂層5aの内部に形成された各プリント配線5bがヘッド基体3側の端部で露出し、導電性接合材料、例えば、半田材料、または電気絶縁性の樹脂中に導電性粒子が混入された異方性導電材料(ACF)等からなる接合材32(図2参照)によって、共通電極配線17の副配線部17bの端部および各IC−FPC接続配線21の端部に接続されている。
そして、FPC5の各プリント配線5bがコネクタ31を介して図示しない外部の電源装置および制御装置等に電気的に接続されると、共通電極配線17は、正電位(例えば20V〜24V)に保持された電源装置のプラス側端子に電気的に接続され、個別電極配線19は、駆動IC11およびIC−FPC接続配線21のグランド電極配線を介して、グランド電位(例えば0V〜1V)に保持された電源装置のマイナス側端子に電気的に接続されるようになっている。そのため、駆動IC11のスイッチング素子がオン状態のとき、発熱部9に電流が供給され、発熱部9が発熱するようになっている。
また、同様に、FPC5の各プリント配線5bがコネクタ31を介して図示しない外部の電源装置および制御装置等に電気的に接続されると、IC−FPC接続配線21の上記のIC電源配線は、共通電極配線17と同様、正電位に保持された電源装置のプラス側端子に電気的に接続されるようになっている。これにより、駆動IC11が接続されたIC
−FPC接続配線21のIC電源配線とグランド電極配線との電位差によって、駆動IC11に駆動IC11を動作させるための電源電流が供給される。また、IC−FPC接続配線21の上記のIC制御配線は、駆動IC11の制御を行う外部の制御装置に電気的に接続される。これにより、制御装置から送信された電気信号が駆動IC11に供給されるようになっている。この電気信号によって、駆動IC11内の各スイッチング素子のオン・オフ状態を制御するように駆動IC11を動作させることで、各発熱部9を選択的に発熱させることができる。
−FPC接続配線21のIC電源配線とグランド電極配線との電位差によって、駆動IC11に駆動IC11を動作させるための電源電流が供給される。また、IC−FPC接続配線21の上記のIC制御配線は、駆動IC11の制御を行う外部の制御装置に電気的に接続される。これにより、制御装置から送信された電気信号が駆動IC11に供給されるようになっている。この電気信号によって、駆動IC11内の各スイッチング素子のオン・オフ状態を制御するように駆動IC11を動作させることで、各発熱部9を選択的に発熱させることができる。
FPC5と放熱体1との間には、フェノール樹脂、ポリイミド樹脂またはガラスエポキシ樹脂等の樹脂からなる補強板33が設けられている。この補強板33は、FPC5の下面に両面テープや接着剤等(不図示)によって接着されることにより、FPC5を補強するように作用している。また、この補強板33が放熱体1の上面に両面テープや接着剤等(不図示)によって接着されることにより、FPC5が放熱体1上に固定されている。
次に、本発明のサーマルプリンタの一実施形態について、図4を参照しつつ説明する。図4は、本実施形態のサーマルプリンタZの概略構成図である。
図4に示すように、本実施形態のサーマルプリンタZは、上述のサーマルヘッドX、搬送機構40、プラテンローラ50、電源装置60および制御装置70を備えている。サーマルヘッドXは、サーマルプリンタZの筐体(不図示)に設けられた取付部材80の取付面80aに取り付けられている。なお、このサーマルヘッドXは、発熱部9の配列方向が、後述する記録媒体Pの搬送方向Sに直交する方向(主走査方向)(図4の紙面に直交する方向)に沿うようにして、取付部材80に取り付けられている。
搬送機構40は、感熱紙、インクが転写される受像紙等の記録媒体Pを図4の矢印S方向に搬送して、サーマルヘッドXの複数の発熱部9上(より詳細には、保護層25上)に搬送するためのものであり、搬送ローラ43,45,47,49を有している。搬送ローラ43,45,47,49は、例えば、ステンレス等の金属からなる円柱状の軸体43a,45a,47a,49aを、ブタジエンゴム等からなる弾性部材43b,45b,47b,49bにより被覆して構成することができる。なお、図示しないが、記録媒体Pがインクが転写される受像紙等の場合は、記録媒体PとサーマルヘッドXの発熱部9との間に、記録媒体Pとともにインクフィルムを搬送するようになっている。
プラテンローラ50は、記録媒体PをサーマルヘッドXの発熱部9上に押圧するためのものであり、記録媒体Pの搬送方向Sに直交する方向に沿って延びるように配置され、記録媒体Pを発熱部9上に押圧した状態で回転可能となるように両端部が支持されている。プラテンローラ50は、例えば、ステンレス等の金属からなる円柱状の軸体50aを、ブタジエンゴム等からなる弾性部材50bにより被覆して構成することができる。
電源装置60は、上記のようにサーマルヘッドXの発熱部9を発熱させるための電流および駆動IC11を動作させるための電流を供給するためのものである。制御装置70は、上記のようにサーマルヘッドXの発熱部9を選択的に発熱させるために、駆動IC11の動作を制御する制御信号を駆動IC11に供給するためのものである。
本実施形態のサーマルプリンタZは、図4に示すように、プラテンローラ50によって記録媒体をサーマルヘッドXの発熱部9上に押圧しつつ、搬送機構40によって記録媒体Pを発熱部9上に搬送しながら、電源装置60および制御装置70によって発熱部9を選択的に発熱させることで、記録媒体Pに所定の印画を行うことができる。なお、記録媒体Pが受像紙等の場合は、記録媒体Pとともに搬送されるインクフィルム(不図示)のインクを記録媒体Pに熱転写することによって、記録媒体Pへの印画を行うことができる。
本実施形態のサーマルヘッドXによれば、印画時に記録媒体と接触する耐摩耗層25Cが、Ta2O5で形成されている。Ta2O5はビッカース硬さでHv=800〜1000程度の硬度を有しているため、耐摩耗層25CをこのTa2O5で形成することにより、耐摩耗特性を高くすることができる。
さらに、本実施形態では、耐摩耗層25Cを形成するTa2O5の有する次の特性によって、サーマルヘッドXでの印画時に、耐摩耗特性を向上させつつ、紙等の記録媒体が耐摩耗層25Cに引っ掛かりながら搬送される現象(いわゆるスティッキング)の発生を低減することができる。
つまり、例えば本実施形態のサーマルヘッドXでは、スティッキングが発生する要因の一つとして、耐摩耗層25C上に紙粉等の異物が焦げ付くことで、この焦げ付いた異物と記録媒体との間に大きな抵抗力が生じることが挙げられる。これに対し、耐摩耗層25CがTaを主とする材料層で形成されている場合は、耐摩耗層25Cの表面が適度に摩耗することに伴って、この耐摩耗層25Cの表面に焦げ付いた異物が、耐摩耗層25Cから離脱する。そのため、この焦げ付いた異物に起因するスティッキングの発生を低減することができる。そして、これに加え、本実施形態では、耐摩耗層25Cが、純Taではなく、Taの酸化物であるTa2O5によって形成されている。これにより、耐摩耗層25Cが純Taで形成されている場合に比べて、耐摩耗層25Cが化学的に安定した層となっているため、耐摩耗特性を向上させることができる。したがって、本実施形態では、サーマルヘッドXでの印画時の耐摩耗特性を向上させつつ、スティッキングの発生を低減することができる。
さらに、本実施形態のサーマルヘッドXによれば、電気絶縁層25Aと耐摩耗層25Cとの間に、SiONからなる第1密着層25Bが介在している。そのため、この第1密着層25Bが、電気絶縁層25Aと耐摩耗層25Cとの間に介在しない場合に比べて、電気絶縁層25A上への耐摩耗層25Cの密着性を向上させることができ、耐摩耗層25Cの剥離の発生を低減することができる。
つまり、第1密着層25Bが電気絶縁層25Aと耐摩耗層25Cとの間に介在しない場合は、Siを主成分として構成された電気絶縁層25AとTa2O5からなる耐摩耗層25Cとの間で、電気絶縁層25Aを構成するSi(シリコン)原子と、耐摩耗層25Cを構成するO(酸素)原子とが主として結合する。このときのSi原子とO原子との結合エネルギーは、約108kcal/molである。
これに対し、第1密着層25Bが電気絶縁層25Aと耐摩耗層25Cとの間に介在する場合は、Siを主成分として構成された電気絶縁層25AとSiONからなる第1密着層25Bとの間で、電気絶縁層25Aを構成するSi原子と、第1密着層25Bを構成するSi原子とが主として結合する。このときのSi原子同士の結合エネルギーは、約117kcal/molである。一方、SiONからなる第1密着層25BとTa2O5からなる耐摩耗層25Cとの間で、第1密着層25Bを構成するO原子と、耐摩耗層25Cを構成するO原子とが主として結合する。このときのO原子同士の結合エネルギーは、約119kcal/molである。
そのため、本実施形態のように第1密着層25Bが電気絶縁層25Aと耐摩耗層25Cとの間に介在する場合の方が、介在しない場合に比べて、各層間の結合エネルギーを向上させることができるため、電気絶縁層25A上への耐摩耗層25Cの密着性を向上させることができる。その結果、耐摩耗層25Cの剥離の発生を低減することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
図1〜図3に示す上記実施形態のサーマルヘッドXでは、第1密着層25B上に耐摩耗層25Cが接するように形成されているが、これに限定されるものではなく、例えば、図5に示すように、第1密着層25Bと耐摩耗層25Cとの間に、SiONとTa2O5との混合物からなる第2密着層25Dを介在させてもよい。こうすることで、図3に示すように第1密着層25B上に耐摩耗層25Cが直接的に形成される場合に比べて、第1密着層25Bと耐摩耗層25Cとの間に生じる熱応力が緩和される。
つまり、SiONからなる第1密着層25BとTa2O5からなる耐摩耗層25Cとの間に、SiONとTa2O5との混合物からなる第2密着層25Dを介在させることにより、第1密着層25Bと第2密着層25Dとの熱膨張率の差が、第1密着層25Bと耐摩耗層25Cとの熱膨張率の差よりも小さくなる。また、第2密着層25Dと耐摩耗層25Cとの熱膨張率の差も、第1密着層25Bと耐摩耗層25Cとの熱膨張率の差よりも小さくなる。そのため、第1密着層25Bと耐摩耗層25Cとの間に第2密着層25Dが介在する場合は、第2密着層25Dが介在しない場合に比べて、各層間に生じる熱応力が緩和される。
その結果、図5に示すように第1密着層25Bと耐摩耗層25Cとの間に、SiONとTa2O5との混合物からなる第2密着層25Dを介在させることにより、第1密着層25Bと耐摩耗層25Cとの熱膨張率の差に起因する耐摩耗層25Cの剥離の発生を低減することができる。
なお、このように第1密着層25Bと耐摩耗層25Cとの間に第2密着層25Dを介在させた場合は、第1密着層25Bおよび第2密着層25Dを構成するSiON同士がこれらの層間で結合し、耐摩耗層25Cおよび第2密着層25Dを構成するTa2O5同士がこれらの層間で結合するため、各層間の密着性は確保されている。
また、このように第1密着層25Bと耐摩耗層25Cとの間に第2密着層25Dを介在させる場合、保護層25は、例えば、次のようにして形成することができる。
まず、発熱部9、共通電極配線17および個別電極配線19上に、Siを主成分として構成された電気絶縁層25Aを形成する。この電気絶縁層25Aの形成方法は、図1〜図3に示す上記実施形態のサーマルヘッドXで説明したのと同様である。
次に、電気絶縁層25A上に第1密着層25Bを形成する。具体的には、例えば、SiNとSiO2とが50:50の混合比で混合された焼結体をスパッタリングターゲットとしてスパッタリングを行い、SiONからなる第1密着層25Bを形成する。
続いて、第1密着層25B上に第2密着層25Dを形成する。具体的には、例えば、上記の第1密着層25Bを形成するSiONのスパッタリングを継続しつつ、Ta2O5の焼結体をスパッタリングターゲットとしてスパッタリングを行う。これにより、SiONとTa2O5との混合物からなる第2密着層25Dが形成される。
続いて、第2密着層25D上に耐摩耗層25Cを形成する。具体的には、例えば、上記の第2密着層25Dの形成工程で継続して行っていたSiONのスパッタリングを停止し、Ta2O5の焼結体をスパッタリングターゲットとするスパッタリングのみを継続して行い、Ta2O5からなる耐摩耗層25Cを形成する。
以上のようにして、電気絶縁層25A、第1密着層25B、第2密着層25Dおよび耐摩耗層25Cを有する保護層25を形成することができる。なお、各層を形成する際に行うスパッタリングは、例えば、公知の高周波スパッタリングやバイアススパッタリングを適宜用いることができる。
また、図1〜図3に示すサーマルヘッドXでは、蓄熱層13に隆起部13bが形成され、この隆起部13b上に電気抵抗層15が形成されているが、これに限定されるものではない。例えば、蓄熱層13に隆起部13bを形成せず、電気抵抗層15の発熱部9を、蓄熱層13の下地部13b上に配置してもよい。または、蓄熱層13を形成せず、基板7上に電気抵抗層15を配置してもよい。
また、図1〜図3に示すサーマルヘッドXでは、電気抵抗層15上に共通電極配線17および個別電極配線19が形成されているが、共通電極配線17および個別電極配線19の双方が発熱部9(電気抵抗体)に接続されている限り、これに限定されるものではない。例えば、図6に示すように、蓄熱層13上に共通電極配線17および個別電極配線19を形成し、この共通電極配線17および個別電極配線19が形成された蓄熱層13上に電気抵抗層15を形成することにより、発熱部9を構成してもよい。または、図7に示すように、蓄熱層13上に共通電極配線17および個別電極配線19を形成し、この共通電極配線17と個別電極配線19との間の領域のみに電気抵抗層15を形成することにより、発熱部9を構成してもよい。
X サーマルヘッド
1 放熱体
3 ヘッド基体
5 フレキシブルプリント配線板
7 基板
9 発熱部(電気抵抗体)
11 駆動IC
17 共通電極配線
17a 主配線部
17b 副配線部
17c リード部(電極配線)
19 個別電極配線(電極配線)
21 IC−FPC接続配線
25 保護層
25A 電気絶縁層
25B 耐摩耗層
25C 第1密着層
25D 第2密着層
27 被覆層
1 放熱体
3 ヘッド基体
5 フレキシブルプリント配線板
7 基板
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11 駆動IC
17 共通電極配線
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25 保護層
25A 電気絶縁層
25B 耐摩耗層
25C 第1密着層
25D 第2密着層
27 被覆層
Claims (4)
- 基板と、
該基板上に対になって形成された電極配線と、
該対になって形成された電極配線の双方に接続された電気抵抗体と、
前記電極配線および前記電気抵抗体上に形成された保護層と
を備え、
前記保護層は、
前記電極配線および前記電気抵抗体上に形成され、Siを主成分として構成された電気絶縁層と、
前記電気絶縁層上に形成され、Ta2O5からなる耐摩耗層と、
前記電気絶縁層と前記耐摩耗層との間に介在し、SiONからなる第1密着層と
を有することを特徴とするサーマルヘッド。 - 前記第1密着層と前記耐摩耗層との間に介在し、SiONとTa2O5との混合物からなる第2密着層をさらに有することを特徴とする請求項1に記載のサーマルヘッド。
- 前記電気絶縁層は、SiN、SiONまたはSiAlONからなることを特徴とする請求項1または2に記載のサーマルヘッド。
- 請求項1から3のいずれかに記載のサーマルヘッドと、前記複数の発熱部上に記録媒体を搬送する搬送機構と、前記複数の発熱部上に記録媒体を押圧するプラテンローラとを備えることを特徴とするサーマルプリンタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2010170742A JP2012030439A (ja) | 2010-07-29 | 2010-07-29 | サーマルヘッドおよびこれを備えるサーマルプリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2010170742A JP2012030439A (ja) | 2010-07-29 | 2010-07-29 | サーマルヘッドおよびこれを備えるサーマルプリンタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2012030439A true JP2012030439A (ja) | 2012-02-16 |
Family
ID=45844473
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2010170742A Pending JP2012030439A (ja) | 2010-07-29 | 2010-07-29 | サーマルヘッドおよびこれを備えるサーマルプリンタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2012030439A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102615994A (zh) * | 2012-03-26 | 2012-08-01 | 深圳市雄帝科技股份有限公司 | 用于防伪的无介质数码图文打印方法 |
| CN104512121A (zh) * | 2014-12-31 | 2015-04-15 | 山东华菱电子股份有限公司 | 一种自动去除积碳的热敏打印头及制作方法 |
| CN104527231A (zh) * | 2014-12-31 | 2015-04-22 | 山东华菱电子股份有限公司 | 自动去除积碳的热敏打印头及制作方法 |
| US9411280B2 (en) | 2013-04-19 | 2016-08-09 | Ricoh Company, Ltd. | Fixing device and image forming apparatus incorporating same |
| USD905650S1 (en) * | 2018-08-29 | 2020-12-22 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Television receiver |
-
2010
- 2010-07-29 JP JP2010170742A patent/JP2012030439A/ja active Pending
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