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JP2012019264A - 通信システムおよび通信装置 - Google Patents

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JP2012019264A
JP2012019264A JP2010153793A JP2010153793A JP2012019264A JP 2012019264 A JP2012019264 A JP 2012019264A JP 2010153793 A JP2010153793 A JP 2010153793A JP 2010153793 A JP2010153793 A JP 2010153793A JP 2012019264 A JP2012019264 A JP 2012019264A
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Akihiko Tsuchiya
明彦 土屋
Mao Niibe
真央 新部
Masahiko Mizutani
昌彦 水谷
Yusuke Yajima
祐輔 矢島
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Abstract

【課題】従来の光受信器を用いて、OLTとONUとの通信距離が特定の範囲以上に分散するPONを構成する場合に、OLTと遠隔ONUとで通信するために必要な光強度を持つ信号を近傍ONUが受信した際に、光強度が大きすぎてONU受信器の故障につながるという点が問題となる。
【解決手段】ONUにて下り信号の光強度を測定し、光受信器へ光信号が入力される手前に可変ATTを備え、光強度を減衰させる。これによりOLTから各ONUまでの経路距離に応じて変化する下り信号の光強度をONUの光受信器入力前に適切な光強度となるように調節することができる。また、ONUから上り信号を発光する場合には、下り光信号を受信する際の減衰量設定を参照して光送信器から発光する光信号を可変ATTにて減衰させ、OLTに届く経路距離に応じて適切な光強度となるようにONUで調整する。
【選択図】図1

Description

本発明は、通信システムおよび通信装置に係り、特に通信装置が光伝送回線の一部を共有する通信システムおよび通信装置に関する。
PON(Passive Optical Network)は、加入者収容装置(以下、OLT;Optical Line Terminalと称する)と加入者装置(以下、ONU;Optical Network Unitと称する)との間で、光信号を光ファイバと光スプリッタを用いて分岐および多重することによって送受信するシステムである。ITU−T(International Telecommunication Union Telecommunication Standardization Sector)勧告G.984.3(非特許文献1)にて規定されるG−PON(Gigabit-PON)は、上り下りで異なる波長を使い、局に置かれる収容局(OLT)と各ユーザに置かれるONU間の通信は、各ONUに対して信号通信時間を割り当てるTDM(Time Division Multiplexing)方式で信号の通信を行なう方式である。G−PONのフィールドへの導入は、2006年頃から開始され、主に北米、EUを中心にアクセス網への導入が進められている。
一般家庭の加入者(通信網ユーザ)がインターネットへアクセスし、情報収集や社会生活のための通信を行なう機会が増えるにつれ、通信網の整備、とりわけ、加入者を通信網へ接続するアクセス網提供サービスの充実が求められてきている。すなわち、通信網を提供するキャリアは、アクセス回線のユーザ数増加に伴い、局毎の収容ユーザ数を増やすための追加投資を迫られている。ユーザ数を増やすための方法としては、アクセス網に用いるPONそのものを追加導入すること、すなわちOLTを追加する方法、およびPONシステム毎の収容ユーザ数、すなわち収容ONU数を拡張する方法が考えられる。ここで、PONは、帯域制御等複雑なシステムの制御および収容するONUの管理を全てOLTが実施する構成が一般的である。したがって、OLTは、ONUよりも遥かに高価である。また光ファイバを新たに敷設するためのコストは、キャリアにとって大きな支出を生む。以上から、OLTあたりの収容ONU数を拡大することが望ましい解決方法となる。
そこで通信距離を延長する方法が一つの具体策として考えられている。PON区間の通信距離が伸びることにより、他のOLTに収容していたONUを1つの同じOLTに集約することも可能となる。また1つのOLTに収容可能なONUの距離的な分散範囲が広がると、ONUの配置に対する自由度が広がる。この結果、通信キャリアにとっても、地域に合わせた効率的なファイバ敷設が可能である。
現在のデバイス技術を用いると、G−PONにおける実用可能な構成は通信区間が最大20km、分岐数(OLTと接続できるONU数)が最大で64とされている。通信距離の上限を決定する要因には、分岐数の設定値や、OLT/ONUの受光デバイスにおける実現可能なダイナミックレンジの制限などがある。
特許文献1は、光終端装置(ONU)に接続されたビデオ光受信器の前段に可変光アッテネータを設け、ビデオ光受信器の入力が適切なパワーとなるように制御装置で可変光アッテネータの光減衰量を制御する技術を開示している。
特開2007−053647号公報
ITU−T Recommendation G.984.3 ITU−T Recommendation G.984.6
PON区間を延長する方法として、OLTの下り信号送信用光レーザに光増幅器を適用して光パワーを増大させる方法およびPON区間にReach Extender(RE)と呼ばれる光増幅器(光信号中継装置)を備えることで通信距離を延長する方法がある(非特許文献2)。
光増幅器を導入することで、従来のPONよりも通信距離が延長され、遠隔地に存在する加入者ONUも同じOLTに収容することができる。この結果、ONUの収容数が増加し、収容効率も向上する。また、OLTとONUの通信距離が延長され、ONUとONU間の分布範囲が広がる。この結果、距離に制限されて配置を余儀なくされていたOLTも減らすことができる。すなわち、局舎に設置されるOLT数の削減にもつながる。
しかし、その一方でONU分布の拡大により、OLTからONUへ送出される下り信号の強度が、OLTに対する最近接ONUと最遠隔ONUとで大きく異なる現象が生じる。この結果、受光デバイスの受光感度の許容範囲を超過し、最近端のONUの受光デバイスの破壊につながる可能性がある。
スプリッタによる分岐箇所が1ヶ所の場合、ONUが受信する信号強度は、ファイバの距離差分だけの損失となり光強度差分はそれほど大きく無い。ところが、複数段のスプリッタで構成されるPONの場合、光信号が個々のONUへ到達するまでの間に通過するスプリッタ数によってONUが受信する下り信号の光強度は大きく異なる。
つまり、ONU分布を拡大するには、ONUの光受信デバイスに対し、従来のPON向けONUの光受信デバイスよりも広いダイナミックレンジが必要となる。しかし、光受信デバイスのダイナミックレンジを短期間で大幅に拡大することは技術的に困難である。また、一般的に高コスト化につながる。そのため、ダイナミックレンジの広い光受信デバイスを全てのONUに搭載することは、開発/導入コストの観点から実現性が低いと考えられる。さらに、PON導入コストを低減するという観点から、一般的には全てのONUが同一の性能を備えることが求められる。
本発明は、光増幅中継装置を挟まずにOLTとONU間での通信距離の延長を提供しつつ、同一性能のONUを用いて、ONUの分散範囲を拡張するための手段を提供する。また、従来のPONに具備される機能を大きく変更することなく、一つ一つの性能が等しいONUで受光強度超過等による光受信器の故障を防ぐ仕組みを提供する。
上記課題を解決するために、本発明の光通信システムは、以下のような構成とする。実施例では、効果を明確に示すために具体的な数値を用いて説明を行なうが、本発明を実施するにあたり、これらの数値に対する制限を与える必要性を示すものではない。本発明の本質はこれらの数値例により何らの影響も受けない。
OLTからONUへの下り信号の発光強度は、多段接続したスプリッタによる最大損失とファイバ長による最大距離損失(64分岐×2、60km)を合計した損失を考慮しても、ONUの最小受光条件(光強度、S/N比など)を満足できるものとする。またOLTの光モジュールは、下り信号を送信する際に、常にこの送信光強度で発光する構成とする。同様にONUからOLTへの上り信号の発光強度についても、スプリッタ損失と光ファイバ伝送損失合計した最大損失を考慮しても、OLTの最小受光感度を満足できるものとする。ONUにおいて、このような送信光強度を実現できる光モジュールを備える。またOLTと同様に、上り信号の発光強度が常に上記の条件を十分満たすことのできる発光デバイスを用いる構成とする。
OLTからONUへの下り信号の発光強度は、最遠端のONUに合わせた最大強度で発光する。このため、最近端のONUは受光感度の許容範囲を超過し、受光デバイスの破壊につながる。これを防ぐためにONUにVOA(Variable Optical Attenuator)等の可変ATT(Attenuator)を主信号用のO/E変換部(Optical/Electrical変換部)前に搭載し、光強度の減衰機能を持つ。VOA(可変ATT)の設定に関しては、より正確な受信光強度の測定が必要なため下り信号はTap−PD(Tap-Photo Diode)を用いて主信号用と測定用とに分岐する構成とする。これにより受信光強度に従った下りVOA設定値を決定し、主信号用のO/E変換部に入る前に減衰させ受光デバイスの破壊を防ぐ。
ONUからOLTへの上り信号の発光強度も、最近端ONUから最大強度で発光するとOLTの受光感度の許容範囲を超過する恐れがある。これを防ぐためにONUのE/O変換(Electrical/Optical変換部)後にVOAを搭載し、上り信号の発光強度を減衰させる。
下り受信光強度の設定が完了した後に、設定情報に基づき、上り信号を対向OLTが受信した際に同等の受光強度となるように上りのVOAの設定を行なう。すなわち、上り信号に関しては、ONUにおいて通信光強度の調整を行なう構成とする。
上述の課題は、複数の加入者装置に接続された支線ファイバと、この支線ファイバに接続されたスプリッタと、このスプリッタと加入者収容装置とを接続する幹線ファイバと、加入者収容装置とからなる通信システムにおいて、加入者収容装置は、下り光信号を増幅する第1の光増幅器を備え、加入者装置は、第1の光増幅器によって増幅され、幹線ファイバとスプリッタと支線ファイバとによって減衰された光信号について、減衰または通過させる第1の可変光減衰器を備える通信システムにより、解決できる。
また、光ファイバに接続され、この光ファイバからの下り光信号を受信するO/E変換処理部と、このO/E変換処理部と光ファイバとの間に設けた第1の可変光減衰器と、下り光信号の強度を測定する光強度測定部と、この光強度測定部が測定した下り光信号強度に基づいて第1の可変光減衰器が下り光信号に与える減衰量を制御する制御部とからなる通信装置により、解決できる。
本発明の光通信システム(PON)により、OLTとONU間の通信距離が延長され、ONUとONU間の分散距離の延長も可能となった。
拡張されたPONシステムを説明する網構成のブロック図である。 OLTの構成を説明するブロック図である。 ONUの構成を説明するブロック図である。 ONUの光測定部/制御部のブロック図である。 ONUの起動処理を説明するフローチャートである。 ONU起動後の通常運用処理を説明するフローチャートである。 制御回路の処理を説明するフローチャートである。 光強度測定結果を説明する図である。 減衰量判定部の処理を説明するフローチャートである。 減衰量判定テーブルを説明する図である。 LINK Down発生時の処理を説明するフローチャートである。 各ONUの下り受信光強度を説明する光強度図である。 各ONUの上り送信光強度を説明する光強度図である。
以下、本発明の実施の形態について実施例を用い図面を参照しながら詳細に説明する。なお、実質同一部位には同じ参照番号を振り、説明は繰り返さない。また、以下の実施例では、ITU−T勧告G984.3(非特許文献1)で規定されたGPONの構成およびその動作に基づいて説明する。しかし、PONの構成および動作はGPONに限らない。
図1を参照して、本実施例のPONシステムを説明する。図1において、PONシステム40は、OLT10と、複数のONU20と、OLT10とONU20とを接続する光ファイバ70、75と、スプリッタ30、31とから構成される。OLT10は、アクセス網90を介して更に上位の通信網と情報の送受信を行なう。OLT10は、情報をさらにONUへ転送することにより、情報信号を送受信する装置である。なお、PSTN/インターネット90は、IPルータやイーサネット(Ethernet(登録商標))スイッチなどで構成されるパケット通信網を用いることが多い。しかし、PSTNまたはインターネット以外の通信網であっても構わない。
加入者収容装置OLT10は、PON制御部1000と、光アンプ100を備える。光アンプ100は、PON区間距離を60kmに延長するため用いる。
PONは、光スプリッタ30、幹線ファイバ70、支線ファイバ75A〜75Dを介して、32台ないし64台のONU20が接続可能である。
GPONを代表例とする従来のPONでは、PONシステム毎に含まれる加入者装置ONUの通信距離分散範囲に制約があった。すなわち、OLT10まで最も近い位置に設置されるONU20と、最も遠い位置に設置されるONU20との距離差は、20km以内とされてきた。
これに対して、本実施例のPONシステムのOLTとONUの最大距離差は、60kmである。しかし、ONUは、距離差0〜20kmの80A、20〜40kmの80B、40〜60kmの80Cの分散範囲に区分されている。これは、OLTとONUに搭載される光デバイスの発光強度範囲と受光感度範囲により、区分されたものである。
本実施例では、第1の特徴としてPON40を構成するOLT10と各ONUの距離差、つまりPON区間距離80を60km以内に接続する形態とした。つまり、ONUは、0〜60kmの範囲に自由に配置できる。区間80AにあるONUを、ONU20−1A〜ONU20−3A、区間80BにあるONUを、ONU20−1B〜ONU20−2B、区間80CにあるONUを、ONU20−1C〜ONU20−3Cとする。また、スプリッタ30の下には第2のスプリッタ31A、31B、31Cが配置されている。第2のスプリッタ31A、31B、31Cは、光信号を再度分岐する。OLT10から最も近い位置に設置される最近端ONUは、ONU20−1Aである。最も遠い位置に設置される最遠端ONUは、ONU20−2Cである。ここでは、一つのOLT10に対して既存PONの規定である20kmを超える範囲に分散配置されたONU群(近距離ONU群20A、中距離ONU群20B、遠距離ONU群20C)全てが収容される。
ONU20は、ユーザの家庭、企業のサイトに設置される。ONU20は、LANまたは相当のネットワークである加入者網50−1Bに接続される。加入者網50−1Bには、IP電話、既存の電話サービスを提供する電話端末またはPC/携帯端末等の情報端末が接続される。
OLTとONU20−1Bとの間について、以下フレームの流れを説明する。PONで使用される光信号の波長は、上りλupと下りλdownとそれぞれ異なる波長を使用する。OLT10からONU20−1Bへ向け発信される下り信号は、光アンプ等で構成される強度制御部100で増幅され、スプリッタ30およびスプリッタ31Aで分岐されて、光アクセス網を構成するONU20−1Bに到達する。OLT10からの下り信号は、PON区間80の通信に用いるフレーム(以下、下り基本フレームと称する)を用いて送出される。この下り基本フレームには、図示しないGEM(G-PON Encapsulation Method)フレームと呼ばれるフレームが収容される。GEMフレームは、ヘッダとペイロードから構成され、各ヘッダには、個々のGEMフレームの宛先となるONU20を識別するための識別子(以下、Port−IDとも称することがある)が挿入されている。各ONU20は、GEMフレームのヘッダを抽出し、当該フレームの宛先Port−IDが自分自身を指すものであった場合に当該フレームの処理を行なう。各ONU20は、他のONU宛てのフレームであった場合、当該フレームを廃棄する。
各ONU20からOLT10へ向かう上り通信について、全てのONU20は、同じ波長λupの光信号を用いる。上り信号は、下り信号と同様にONU毎のヘッダとペイロードから構成される可変長のフレームを用いる。各上りフレームは、GEMフレームを含む。OLT10は、個々のGEMフレームを含む上り信号が衝突/干渉しないように、送信タイミングを管理している。OLT10によって管理された送信タイミングに基づき、ONU20は、上り信号を送出する。個々の上り信号は、集線光ファイバ75A〜75D、幹線光ファイバ70上でそれぞれ時間分割多重されOLT10に到達する。
具体的には、(1)レンジング過程でOLT10から各ONUまでの距離を測定した上で信号の遅延量を調整し、(2)OLT10の指示で、各ONUに送信待ちのデータ量を申告させ、(3)DBA(Dynamic Bandwidth Assignment;ONUに対し、上り信号用の通信帯域(タイムスロット)を動的に割当てる機能。動的帯域割当とも称する)機能により、申告に基づいて各ONUの上り信号送信タイミングと送出可能な上り通信データ量を指示する。(4)各ONUは、OLT10から指示されたタイミングで上り通信データを送信すると、これらの信号が集線光ファイバ上で時間分割多重されOLT10に到達する。(5)OLT10は、各ONUに指示したタイミングを知っているので、多重化された信号から各ONUの信号を識別して受信フレームの処理を実施する。
上記の上り通信を行なうためのシステム動作を説明する。先ずPON40を立上げる際にOLT10は、個々のONU立ち上げ時のレンジング過程において、ONU20までの往復遅延時間(RTD:Round Trip Delay)を個々に測定する。OLT10は、測定結果に基づき等価遅延(EqD:Equalization Delay)の値を決定する。EqDは、OLT10のレンジング管理DBに記憶される。このレンジングは、ITU−T勧告G.984.3(非特許文献1)で規定されたレンジング方法を用いれば良い。なお、EqDは、既存のPONのEqDと同様に、OLT10に対する個々のONU20からの応答時間がシステム内で同一となるよう設定する。
OLT10のレンジング管理DBには、EqD情報とPON区間80のRTDを保持しておく。これはOLT10が各ONU20に対して帯域割当てを行なった後、該当するONU20からの上り信号を受信する際に、ONU20からの上り信号を正しく受信できるようにするためである。
図2を参照して、OLTの構成を説明する。図2において、OLT10は、n台のインタフェース(IF)1100と、下りフレーム処理部1210と、E/O1310と、WDM1500と、O/E1320と、上りフレーム処理部1410と、PON制御部1000とから構成される。下りフレーム処理部1210は、下り経路情報データベース(DB)1211を保持する。上りフレーム処理部1410は、上り経路情報データベース1411を保持する。E/01310は、光増幅器100を含んで構成される。PON制御部1000は、ONU管理部1060を含んで構成される。ONU管理部1060は、レンジング/DBA情報DBを保持する。
下り信号について、アクセス網90は、SNI(Service Network Interface)と呼ばれるIF1100−1〜1100−nに入力する。なお、アクセス網90には、パケット網が多く用いられる。IF1100には、10/100Mbit/sまたは1Gbit/sのイーサネットインタフェースが用いられる。しかし、この構成に限定されるものではない。受信信号(以下信号をデータもしくはパケットと称することもある)は、下りフレーム処理部1210に転送される。下りフレーム処理部1210は、パケットのヘッダ情報を解析する。具体的には、下りフレーム処理部1210は、パケットのヘッダに含まれる宛先情報、送信元情報、経路情報を含むフロー識別情報に基づいて、当該受信パケットを転送すべき先のONU20を決定する。この宛先情報の決定と供に、必要に応じて、下りフレーム処理部1210は、当該受信パケットのヘッダ情報の変換または付与を行なう。なお、下りフレーム処理部1210には、上記宛先決定、ヘッダ情報の変換および付与を含む処理を決定するための下り経路情報DB1211を備える。下りフレーム処理部1210は、受信パケットのヘッダ情報として含まれる一つまたは複数のパラメータをトリガとしてDB1211を参照することで上記処理を行なう。
下りフレーム処理部1210は、更に、下りフレーム処理部1210内部で決定されたヘッダ処理内容に従い、当該受信パケットをPON区間80伝送用のフレームフォーマットに変更するフレーム生成機能も備える。イーサネットの受信パケットをGPONのPON区間80に送信する場合の具体的な処理は、次のようになる。(1)イーサネットパケットのヘッダ情報を抽出する。(2)ヘッダ情報をトリガとして下りフレーム処理部1210内の下り経路情報DB1211を検索する。これにより、受信パケットに対するVLANタグ処理(変換、削除、透過、付与など)およびその転送先を決定する。(3)更に、フレーム生成機能にて該当する転送先ONUに設定したPort‐IDを含むGEMヘッダを生成する。(4)当該GEMヘッダを受信パケットに付与して、イーサネットパケットをGEMフレームとしてカプセリングする。
イーサネットパケットをカプセリングしたGEMフレームについて、E/O処理部1310は、下りフレーム処理部1210から読み出す。E/O処理部1310は、読みだしたGEMフレームの電気信号を光信号に変換する。E/O処理部1310は、波長多重分離器(WDM)1500と集線光ファイバ70を介して、ONU20へ送信する。このとき、E/O処理部1310に具備された強増幅器100は、光信号を増幅して、最大光強度で送信する。光増幅器100は、多段接続したスプリッタによる最大損失とファイバ長による最大距離損失(64分岐×2段、60km)を足してもONUの最小受光を満足できるような送信光強度とする。
OLT10に備えたPON制御部1000は、各ONU20の設定・管理等の制御他、上下双方向の信号伝送制御も含めたPON40全体の制御を行なう部分である。PON制御部1000のレンジング/DBA情報DB1061に保持される情報には個々のONU20に対するEqD設定値を含む。これはOLT10から各ONU20の伝送距離(遅延時間)に相当する情報であり、レンジング/DBA情報DB1061に記憶され、PON運用中のDBA処理に利用される。各ONU20へ送る下り信号のデータ量(帯域)および送信タイミング(フレーム上の位置情報や時刻・タイミング)を算出し、レンジング/DBA情報DB1061に記憶する。
各ONU20からの上り受信信号について、集線光ファイバ70と波長多重分離器(WDM)1500を介してO/E処理部1320は、光信号から電気信号に変換する。上りフレーム処理部1410は、GEMフレームを分解し、ヘッダ情報とペイロードを分離する。分離したペイロードには、イーサネットフレームが含まれる。上りフレーム処理部1410は、これらのフレームを抽出する。上りフレーム処理部1410は、イーサネットフレームのヘッダ情報に基づきイーサネットフレーム化(パケット化)して、アクセス網90へ転送する。
図3を参照して、ONUの構成を説明する。図3において、ONU20は、WDM2500と、VOA2330と、O/E230と、下りフレーム処理部2210と、複数のIF2100と、上りフレーム処理部2410と、E/O2320と、VOA2340と、PON制御部2000と、光測定部/制御部300とから構成される。下りフレーム処理部2210は、下り経路情報DB2211を保持する。上りフレーム処理部2410は、上り経路情報DB2411を保持する。E/O2320は、光増幅器100を含む。PON制御部200は、上り送信制御部2070と、ONU制御部2060とからなる。上り送信制御部2070は、DBA情報DB2071と、EdQ情報DB2072とを保持する。
ONU20が収容する端末からPON(ONU)への上り信号は、ユーザ網からUNI(User Network Interface)と呼ばれるIF2100−1〜2100−nに入力される。なお、加入者網(ユーザ網)50−1BもLAN、パケット網が用いられることが多い。IF2100には、10/100Mbit/sまたは1Gbit/sのイーサネットインタフェースが用いられることが多い。しかし、この構成に限定されるものではない。
PON制御部2000は、上り送信制御部2070およびONU制御部2060を含む。ONU制御部2060は、OLT10からの指示に従い、ONU20を立上げる場合のパラメータ設定、通信状態管理に用いる機能ブロックである。ONU制御部2060は、受信フレームの解析、装置の保守管理情報の管理、OLT10への通信(返信)要否を判定する。すなわち、ONU制御部2060は、ONU20での下り信号および上り信号を処理する。
ONU20の下り信号受信に関して、光測定部/制御部3000は、光受信強度を測定する。VOA2330は、可変ATTである。VOA2330は、受信信号に減衰を与える。減衰した光強度の受信光信号について、O/E処理部2310は、電気信号に変換する。
ONU20の上り信号送信に関しては、E/O処理部2320に具備された光増幅器100は、最大光強度で送信する。これは、OLT10の光増幅器100と同様の理由である。光増幅は、ファイバ長による距離損失と多段接続したスプリッタによる最大損失(60km、64分岐×2)を足してもOLTの最小受光を満足できるような送信光強度とする。仮にこのONUがOLT10に対して近端に配置されたONU20−1Aだとすると、OLT10への上りの送信光が、OLT10の光受信器の受光感度の許容範囲を超過する。よって光測定部/制御部3000は、下りの光受信強度からフィードバックした値をVOA2340に設定し、上りの光信号強度を減衰させる。光測定部/制御部3000の内部構成とVOA2330設定手順に関しては、図4を参照して、次に説明する。
図4を参照して、ONUの光測定部/制御部3000の詳細を説明する。図4において、光測定部/制御部3000は、Monitor PD3020と、AMP(Amplifier)3030と、BPF(Band Pass Filter)3040と、I/V変換レンジアンプ3050と、ADC(Analog to Digital Converter)3090と、内部クロック源3070と、クロック分配器3080と、制御回路3100と、メモリ3110と、減衰量判定部3120と、下りVOA制御部3130と、上りVOA制御部3140とから構成される。メモリ3110は、光強度測定結果3111を保持する。減衰量判定部3120は、減衰量判定テーブル3121を保持する。
光測定部/制御部3000は、OLT10からの下りの光信号の強度を測定し、下り受信光調整用VOA2330を制御する。また、下りの光信号の強度に基づき、上り送信光調整用VOA2340を調整し、制御する。
具体的な動作を以下に述べる。OLT10からONU20へ向け発信される下り信号は、光ファイバ70および分岐のための各スプリッタ30、31A〜31Cで分岐され、支線ファイバ75A〜75D、71A〜71Dを介してONU20へ到達する。WDMフィルタ2500通過後の下り光信号について、Tap−PD(Tap-Photo Diode)3010は、主信号用と測定用とに分岐する。分岐された下り光信号は、Monitor PD3020と下り受信光調整用VOA2330に到達する。ここでは、Tap−PDでの分岐後の光強度比を、10:1としている。Monitor PD3020は、受光された光を、電気に変換する。AMP3030は、電気信号を増幅する。さらにBPF3040は、増幅電気信号のノイズ成分を除去する。I/V変換レンジアンプ3050は、電流値を電圧値に変換する。内部クロック源3070からの内部クロックについて、クロック分配器3080は、ADC3090と制御回路3100に分配する。ADC3090は、入力されたクロック速度に基づきサンプリングを開始し、電圧値をデジタル化する。制御回路3100は、デジタル値を取り込み、メモリ3110に書き込む。起動直後の強度バラツキを考え、制御回路3100は、ある一定時間の値を取りだし、平均値を算出する。制御回路3100は、算出した平均値を減衰量判定部3130に送る。減衰量判定部3130は、平均値から判定テーブル3121に基づき下りVOA制御部3130と上りVOA制御部3140に設定値を渡す。
以上の動作により光受信器の受光感度の許容範囲を超過しないように光強度を調整された光信号が、O/E処理部2310に入力される。また、起動直後のONU20に対して高強度の光信号が入力されないように、電源オフ時には下り受信光調整用VOA2330による減衰量は最大とし遮断状態から起動する仕組みとする。同様に上り送信光調整用VOA2340による減衰量も最大とし遮断状態から起動する仕組みとする。これは、ONU20からOLT10への送信光信号が、OLT10の光受信器の受光感度の許容範囲を超過しないようにするためと誤発光を防ぐためである。
図5を参照して、ONUの起動処理を説明する。図5において、このフローは、ONU20の電源投入により、開始される。まず、ONU20は、下りVOAおよび上りVOAに最大設定し、閉塞(Shutdown)状態とする(S11)。ONU20は、制御回路を起動する(S12)。ONU20は、受信光強度測定開始コマンドを発行する(S13)。ONU20は、VOA設定テーブル検索開始コマンドを発行する(S14)。ONU20は、O/E部で下りVOA通過で減衰した下り光信号を受信する(S16)。ONU20は、下り信号と同期がとれたか、Psync状態(同期確立状態)か確認する(S17)。同期がとれたとき(YES)、ONU20は、PLOAM(Physical Layer Operations, Administrations and Maintenance) Messageを受信したか判定する(S18)。YESのとき、ONU20は、Serial Number Requestを受信する(S19)。
ONU20は、Serial Number Responseを送信する(S21)。ONU20は、Serial Number Responseを光信号に変換する(S22)。ONU20は、上りVOAで減衰させた光信号を送出する(S23)。以上によって、ONU20は、ONU通常運用状態へ遷移する。
図6を参照して、ONU起動後の通常運用処理を説明する。図6において、ONU20の制御回路3100は、定期的に受信光強度測定開始コマンドを発行する(S31)。ONU20の制御回路3100は、VOA設定テーブル検索開始コマンドを発行して(S32)、ステップ31に戻る。
すなわち、制御回路3100は、動的に下りVOA、上りVOAの設定をする。これはOLTの送信光に対しONUは常に追従する仕組みとしている。このOLTの光送信強度の変化に対する追従機能は、OLTの瞬光等の異常事態時の過大なエネルギーの光信号を受信することに起因するデバイス故障等が発生しないようにするためのガード機能として重要である。また、工事等によるファイバ敷設状況の変化、天候等によるファイバ等の物理的環境変化に対応することも機能の目的の一つである。
図7を参照して、受信光強度測定開始コマンドの発行処理を説明する。図7において、制御回路3100は、所定量だけ下りVOAの減衰量を減らし、ADC3090から内部クロックに同期してI/V変換レンジアンプ3050の電圧値を取得しデジタル化した値を取り込む(S131)。OLTからの下り信号は、Tap−PDにより10:1に減衰しているため、Monitor PD3020に入力される光強度は、実際のONU受信端の光強度と異なる。制御回路3100は、実測値に近づけるために補正を行なう(S132)。制御回路3100は、補正した値が測定範囲内か判断する(S133)。範囲外の場合(NO)、制御回路3100は、ステップ131に戻る。ステップ133測定範囲内の場合(YES)、制御回路3100は、メモリ残量の確認を行ない、書き込み番号を決定する(S136)。制御回路3100は、サンプリング番号と補正値をメモリ3110に書き込む。制御回路3100は、受信光強度測定開始コマンドの発行を確認する(S137)。YESのとき、制御回路3100は、ステップ131に戻る。ステップ137でNOのとき、制御回路3100は、リターンする。
図8を参照して、受信光強度測定コマンド発行により得られた結果であるメモリ3110にある光強度測定結果3111を説明する。図8において、光強度測定結果3111は、メモリの物理的なアドレス番地401と、シーケンス番号402と、光強度403とから構成されている。内部メモリの物理的なアドレス領域401は、有限のため0〜Nまでのアドレス値がある。制御回路3100は、先に示した図7のメモリ残量の確認(ステップ134)にてテーブルの書き込み有無を判断する。メモリの空きがある場合、制御回路3100は、サンプリング番号と同時に測定した光強度結果を書き込む。メモリの空き領域が無い場合、つまりN番地まで書き込みが完了していた場合、制御回路3100は、先頭アドレス0からサンプリング番号と光強度を上書きで書き込みする。図8では、N番地のメモリまで書き込み後、先頭に戻り書き込みを開始し、メモリアドレス1番地にて最新の情報を保持している状態を示したものである。本テーブルの測定値を用いた減衰量判定部の動作を、図9で説明する。
図9を参照して、光測定部/制御部3000の減衰量判定部3120の処理を説明する。制御回路3100よりVOA設定テーブル検索開始コマンドが発行されると、減衰量判定部3120は、図8の光強度測定結果テーブル3111よりサンプリング番号の老番からX個の測定結果を読み出す(S141)。減衰量判定部3120は、読み出したX個の値から平均値を算出する(S142)。次に、減衰量判定部3120は、減衰量判定テーブルの検索により平均値から該当する最も近い値を検索する(S143)。減衰量判定テーブルは、後述する。減衰量判定テーブルの検索値に最も近い値が無い場合(NO)、減衰量判定部3120は、ステップ141に戻る。減衰量判定部3120は、検索にヒットとき(ステップ143:YES)、下り、上りVOA設定値を取得する(S144)。減衰量判定部3120は、VOAの設定を開始し、下りVOA制御部3130と上りVOA制御部3140に設定値を送り、下り受信光調整用VOA2330と上り受信光調整用VOA2340を調整する(S146)。減衰量判定部3120は、検索開始コマンドの発行を確認する(S147)。YESのとき、減衰量判定部3120は、ステップ141に戻る。ステップ147でNOのとき、減衰量判定部3120は、リターンする。
図10を参照して、減衰量判定テーブルを説明する。図10において、減衰量判定テーブルは、OLTからONUへの下りの受光強度の平均値411と、下りVOA設定値412と、上りVOA設定値413とから構成されている。つまり、あるONUの下り信号受光強度の平均値に対応して設定すべき下りVOA値、上りVOA値の設定一覧を示したものである。図10において、最小値P(AVG.X)は、最遠端にあるONUが受光する光強度である。OLTの送信光強度から、64分岐カップラによる損失と60kmファイバ長による損失を引いた分が、ONUの受光強度であり最小値となる。その際に、設定すべき下りVOA値が大きい場合、ONUのO/E処理部2310の最小受光条件(感度/光強度)を満足することができない。そこで、設定すべきVOA値は最小値が正しい状態である。同様に上りVOA設定値の値が大きい場合にはOLTのO/E処理部1320の最小受光条件(感度/光強度)を満足することができないため、上りVOA設定値も最小値が正しい状態である。
P(AVG.Z)は、最近端のONUが受光する光強度を示しており、カップラによる分岐が無い状態で、OLTとONUが1:1で接続され、さらに極端に短いファイバ長で接続された場合である。その際に、設定すべき下りVOA値は、ONUのO/E処理部2310の受光可能な最大強度を超えないように最大値が設定される。同様に上りVOA設定値の値もOLTのO/E処理部1320の受光可能な最大強度を超えないように、上りVOA設定値には最大値が設定される。
OLTからの距離414は、減衰量判定テーブルが持つ直接的な値では無い。ここでは、OLTからONUまでの各受光平均強度との距離関係をイメージし易いように記載している。また、欄外に記載した大小関係は、受光平均強度を示す値である。最遠端ONUが受光する光強度をX最小とし、最近端ONUが受光する光強度Zを最大とした大小関係を示している。
図11を参照して、LINK Down発生時のONU20の処理を説明する。図11において、ONU通常運用中に、LINK DOWNが発生する(S41)。ONU20は、下りVOA2330/上りVOA2340を最大設定とする(S42)。これは、ファイバ増設、カップラの分岐接続工事等によりONUへの下り信号の受信強度が急激に変化することで、ONU20のO/E処理部2310のデバイス故障等を発生しないようにするためのガード機能である。遠端に配置されていたONUについて、急にOLTに近い位置に配置するような移設工事等が行なわれた場合である。ONU20は、下りVOA2330/上りVOA2340を最大設定とすることでO/E処理部2310への入力を閉塞状態とする。同様に上り側も閉塞状態とすることでOLTのO/E処理部1320のデバイス故障等を発生しないようにするためのガード機能でもある。再度、ONU20は、受信光強度測定開始コマンド発行(S43)、VOA設定テーブル検索開始コマンド発行(S44)により、下りVOA2330、上りVOA2340に適切な設定が行なわれ、通常シーケンスに戻り(S46)、ONU通常運用となる。なお、ステップ46は、図5のステップ16からステップ23である。具体的な処理については、それぞれ図7、図9および図5にて説明済であり、本図での詳細な説明は割愛する。
図12を参照して、ONUの下り受信光強度を説明する。図12において、横軸は、OLTから各ONUの距離である。ここでは、近端ONU20−1A、中間ONU20−2B、遠端ONU20−2Cを配置した。各ONUの分散範囲は、0〜60km以内である。図12の縦軸は、ONU20の受信下り信号の光強度である。図12中の機能ブロック図は、図4のONUの下り光受信ブロックの一部を抜粋したものである。前述した光測定部/制御部3000によりMonitor PD3020による受光強度測定が行なわれ、適切な設定値が下りVOA2330に設定され減衰した光がO/E処理部2310に入力される。
縦軸のPDO(Power Downstream OLT)は、OLTが発出する下り光信号の光強度を表しており、最も強い光強度となる。PDA、PDB、PDCは、各ONU20が受信するMonitor PD3020の受信強度である。実際には、Tap−PDを挟んで10:1に分岐しているため、補正した実測値という方が正しい。ここでは、ONU20の受信端での補正した実測値をグラフ化したものである。PDOとPDAの差分A、PDOとPDBの差分B、PDOとPDCの差分Cは、OLTからの距離によるファイバ損失分とカップラ等の分岐による損失分を合計したものである。差分A、B、Cは、光信号の減衰量である。
近端ONU20−1Aは、OLT10からの下り信号をそのまま受信すると、ONU20ー1Aに備える受光素子の受光可能強度を超過する。このため、光測定部/制御部3000は、適切な設定値を下りVOA2330に設定する。下りVOA2330への設定を反映した際のATTによる減衰量は、AAである。O/E処理部2310に入力される光強度は、VOA通過後の光強度となる。
一方、遠端ONU20−2Cは、逆にATTによる減衰を含めてしまうと最小受光条件(感度/光強度)を満足できない。このためVOAは、受信光信号に減衰を与えない。通過後1213と同値となる。
各ONU20のVOA通過後の光強度は、全て同じ強度になっている。これは、各ONU20のO/E処理部2310のダイナミックレンジを小さく済むように調整した結果である。VOA2330の設定により、O/E処理部への入力光を調整することができる。このため、ダイナミックレンジの広い高価なPDを使用する必要性は無く、より安価品への置換も可能である。
図13を参照して、ONUの上り送信光強度とOLTの受信強度を説明する。図13において、横軸は、各ONU20からOLT10への距離である。ここでは、近端ONU20−1A、中間ONU20−1B、遠端ONU20−2Cを、配置している。各ONU20の分散範囲は、0〜60km以内とする。縦軸は、ONUからの下り信号の光強度である。
図中の機能ブロック図は、ONU20の送信ブロックの一部を抜粋したものである。E/O処理部2320は、OLT10への上り信号を発光する。VOA2340は、前述した光測定部/制御部3000により適切な設定値とされている。VOA2340は、上り信号について、通過または減衰する。
縦軸のPUC(Power Upstream ONU-C)は、ONU20のE/O処理部2320を抜けた直後の光強度である。VOA2340を通過前なので、最大強度で発光している。各ONU20とも部品バラツキ程度の同程度の光強度となる。PUC、PUB、PUAは、VOA2340通過後の光強度である。また、PUAとPUOの差分A、PUBとPUOの差分B、PUCとPUOの差分Cは、ONU20からOLT10へのファイバ長に距離損失分とカップラ等の分岐による損失分を合計した減衰量となる。図13の差分A,B、Cは、図12の差分A,B、Cと原理的に等価である。
近端ONU20−1Aの場合、ONU20−1AからのE/O処理部2320直後の上り信号1212をそのままOLT10が受信するとOLT10のPDの受光強度の最大値を超過する可能性がある。そこで、光測定部/制御部3000により適切な設定値が上りVOA2340に設定される。VOA通過による減衰量は、AAAとなる。実際にOLT10への上りの光信号の強度は、VOA通過後となる。
一方、遠端ONU20−2Cでは、逆にATTによる減衰があるとOLTの最小受光条件(感度/光強度)を満足できない。このためONU20−2CのE/O処理部2320を抜けた直後の光強度とVOA通過後の光強度とは同じ値となる。すなわち、VOA2340は、減衰を与えない。
結果的に、OLT10に届く各ONU20から上り信号の光強度は、全て同じ強度となっている。これはOLTのO/E処理部のダイナミックレンジを小さくできるよう調整した結果である。ONU20の上りVOA2340の設定により、ONU20からの上り発光信号は調整することができる。このため、ダイナミックレンジの広い高価なPDをOLT10に使用する必要性は無く、より安価品への置換も可能である。
10…OLT、20…ONU、30…スプリッタ、40…PONシステム、50…、70…幹線光ファイバ、75…支線光ファイバ、80…PON区間、90…PSTN/インターネット、100…光アンプ、230…O/E、300…光測定部/制御部、1000…PON制御部、1100…インタフェース(IF)、1210…下りフレーム処理部、1310…E/O、1320…O/E、1410…上りフレーム処理部、1500…WDM、2000…PON制御部、2100…インタフェース(IF)、2210…下りフレーム処理部、2320…E/O、2330…VOA(下り)、2340…VOA(上り)、2410…上りフレーム処理部、2500…WDM、3000…光測定部/制御部、3020…Monitor PD、3030…AMP(Amplifier)、3040…BPF(Band Pass Filter)、3050…I/V変換レンジアンプ、3090…ADC(Analog to Digital Converter)、3070…内部クロック源、3080…クロック分配器、3100…制御回路、3110…メモリ、3120…減衰量判定部、3130…下りVOA制御部、3140…上りVOA制御部。

Claims (6)

  1. 複数の加入者装置に接続された支線ファイバと、この支線ファイバに接続されたスプリッタと、このスプリッタと加入者収容装置とを接続する幹線ファイバと、前記加入者収容装置とからなる通信システムにおいて、
    前記加入者収容装置は、下り光信号を増幅する第1の光増幅器を備え、
    前記加入者装置は、前記第1の光増幅器によって増幅され、前記幹線ファイバと前記スプリッタと前記支線ファイバとによって減衰された光信号について、減衰または通過させる第1の可変光減衰器を備えることを特徴とする通信システム。
  2. 請求項1に記載の通信システムであって、
    前記第1の光増幅器は、複数の前記加入者装置に含まれる最遠端の加入者装置の受光条件を満たすように前記下り光信号を増幅することを特徴とする通信システム。
  3. 請求項1に記載の通信システムであって、
    前記加入者装置は、さらに、上り光信号を増幅する第2の光増幅器と、前記第1の光増幅器によって増幅された光信号を減衰または通過させる第2の可変光減衰器とを備えることを特徴とする通信システム。
  4. 光ファイバに接続され、この光ファイバからの下り光信号を受信するO/E変換処理部と、このO/E変換処理部と前記光ファイバとの間に設けた第1の可変光減衰器と、前記下り光信号の強度を測定する光強度測定部と、この光強度測定部が測定した下り光信号強度に基づいて前記第1の可変光減衰器が前記下り光信号に与える減衰量を制御する制御部とからなることを特徴とする通信装置。
  5. 請求項4に記載の通信装置であって、
    さらに前記光ファイバに上り光信号を送出するE/O変換処理部と、このE/O変換処理部の出力光を増幅する光増幅器と、この光増幅器によって増幅された光信号を減衰または通過させる第2の可変光減衰器とを備えることを特徴とする通信装置。
  6. 請求項5に記載の通信装置であって、
    前記制御部は、前記光強度測定部が測定した下り光信号強度に基づいて前記第2の可変光減衰器が前記増幅された光信号に与える減衰量を制御することを特徴とする通信装置。
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